JP2003217713A - メモリカード用コネクタ装置及びその製造方法 - Google Patents

メモリカード用コネクタ装置及びその製造方法

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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0013Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
    • G06K7/0021Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers for reading/sensing record carriers having surface contacts

Abstract

(57)【要約】 【課題】薄型化と機械的強度の確保とが両立し、変形等
によってメモリカードの挿抜に支障を来すことがないメ
モリカード用コネクタ装置を提供するにある。 【解決手段】コネクタ本体は金属板製のベースシェル1
と、ベースシェル1上に被着する金属板製のカバーシェ
ル2とで構成される。コネクタ本体内には、メモリカー
ドのI/O接触面に対応するコンタクト10及びメモリ
カードの位置やライトプロテクト状態を検知するスイッ
チ片30a,30b、31a,31bとを樹脂製基体7
に両側方向に並行するように保持させ、コンタクト10
やスイッチ片30a,30b,31a、31bの接触側
先端を上記メモリカード挿入口方向に向けて配置される
コンタクトブロック4と、メモリカード挿入口からのメ
モリカードの挿抜操作に伴ってメモリカードとともに前
後移動するスライダー5とを収納し、スライダー5を両
側後部より付勢用コイルばね13で前方に付勢してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SDメモリカード
のようなメモリカードを挿抜自在に接続するためのコネ
クタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SDメモリカードのようなメモリカード
を接続する従来のコネクタ装置としては、図24に示す
ように金属製のカバーシェル1000と、樹脂成形品の
ベース1001と、スライダー1002と、このスライ
ダー1002を前方へ付勢するコイルばね1003と、
コンタクト1004…と、ライトプロテクト検出用のス
イッチ片1005a、1005bと、スライダー100
2の側面に設けたハートカム溝部1007に一端の軸部
を係入するピン1006等で構成され、ベース1001
の両側側壁の前端に嵌め込む係止部材1008によっ
て、ベース1001上に被着するカバーシェル100の
前部両側を固定することで、コネクタ本体を形成するも
のが提供されている。
【0003】この従来例装置では、コンタクト1004
…をベース1001の後壁に圧入することで保持させ、
またベース1001の一方の側壁にスイッチ片1005
a,1005bを圧入保持させている。またベース10
01の他方の側壁の内面に沿って移動自在に配置される
スライダー1002はメモリカード(図示せず)の挿入
時には挿入されるメモリカードによって押されることで
コイルばね1003の付勢に抗して後方移動し、コンタ
クト1004…がメモリカードのI/O接触面に接する
所定位置で挿入力が解除されるとコイルばね1003の
付勢と、ハートカム溝部1007に対するピン1006
の軸部の係合とでスライダー1002の移動位置がロッ
クされるようなっている。
【0004】そして挿着されたメモリカードが取り外さ
れるときには、一旦メモリカードが挿入方向に押される
ことで、ハートカム溝部1007とピン1006の軸部
との係合状態を解除され、その後メモリカードの押す力
が解除されるとコイルばね1003の付勢力でスライダ
ー1002が前方へ移動してメモリカードを押し出すよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のような
コネクタ装置では、比較的大きな平面で且つ実装スペー
スを小さくすることが要求されるため、ベース1001
の形状が複雑化し、またカバーシェル1000を極薄い
金属板で製作している。そのため組み立て後や、カード
メモリの挿着時にそりによる変形が生じやすく、その結
果メモリカードの挿抜に支障を来すと言う問題があっ
た。
【0006】またコンタクト1004…の平坦度も出し
にくいため、メモリカードの挿着時に接触不良が発生し
たり、基板への半田付け時に半田付け不良が発生しやす
という問題があった。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは薄型化と機械的強度の確
保とが両立し、変形等によってメモリカードの挿抜に支
障を来すことがないメモリカード用コネクタ装置を提供
するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、金属板製のベースシェルと、
該ベースシェル上に被着する金属板製のカバーシェルと
で形成され、前部にメモリカード挿入口を開口した箱状
のコネクタ本体と、メモリカードのI/O接触面に対応
するコンタクトを樹脂製基体に両側方向に並行するよう
に保持させ、上記コネクタ本体の後部内に上記コンタク
トを上記メモリカード挿入口方向に向けて配置されるコ
ンタクトブロックと、該コンタクトブロックと上記メモ
リカード挿入口との間の上記コネクタ本体内に前後方向
に移動自在に配置され、上記メモリカード挿入口からの
メモリカードの挿抜操作に伴ってメモリカードとともに
前後移動するスライダーとから成ることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記スライダーは移動方向に直交する中央片と、
該中央片の前面両側より前方へ突出した両側の脚片とを
有し、該両側脚片間にメモリカードが挿入される合成樹
脂成形品からなり、後部両側に付勢用コイルばねによる
前方方向への付勢力を受けることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記スライダーの両側脚片の前端部内側面を該両
側脚片間の距離が前方に向けて拡がるように形成した傾
斜面とし、上記コネクタ本体のカード挿入口側にはメモ
リカードの非挿着状態で上記付勢用コイルばねの付勢力
により前方移動した上記スライダーの両側脚片の上記傾
斜面に当接して両側脚片に対して拡開する方向の力を付
与する傾斜面部位を設けていることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明では、請求項2又は3の発
明において、上記コネクタ本体の両側後端に一端が一体
に連設されて他端が上記メモリカード挿入口の方向に向
くように、上記コネクタ本体の両側内面に並行配置さ
れ、該他端を上記付勢用コイルばねの一端部内に挿入し
て上記付勢用コイルばねを保持するばね座用突片を備
え、上記コンタクトブロックの基体の両側面には上記付
勢用コイルばねの一端部を側方から嵌める凹欠を設けて
いることを特徴とする。
【0012】請求項5の発明では、請求項2又は3の発
明において、上記付勢用コイルばねは、一端部を上記コ
ネクタ本体の後部面から外部に臨ませてコネクタ本体内
の両側に夫々配置され、上記外部に露出した付勢用コイ
ルばねの一端部から付勢用コイルばねの内部に一端が挿
入され、他端が上記コネクタ本体に固持されるばね座用
突片を備え、上記コンタクトブロックの基体の両側面に
は、上記付勢用コイルばねを上記コネクタ本体の後部面
からコネクタ本体内に挿入するための凹欠を設けている
ことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、上記ばね座用突片に、上記付勢用コイルばねへの
挿入時に上記コネクタ本体の後部面に対向する仮止め用
突起を一体に設けると共に、該仮止め用突起を圧入させ
る溝をコネクタ本体の後部面に形成し、上記ばね座用突
片の後瑞部が、付勢用コイルばねへの挿入時に付勢用コ
イルばねに当接するより前に、上記仮止め用突起の先端
が上記コネクタ本体の後部面の溝に圧入されるように、
上記仮止め用突起の長さを設定したことを特徴とする。
【0014】請求項7の発明では、請求項1乃至6の何
れかの発明において、上記コンタクトブロックは上記基
体に上記コンタクトをインサート成形により一体保持さ
せていることを特徴とする。
【0015】請求項8の発明では、請求項1乃至7の何
れかの発明において、上記コンタクトブロックは上記基
体に上記コンタクト以外にメモリカードの位置やライト
プロテクト状態を検知するスイッチ片を保持しているこ
とを特徴とする。
【0016】請求項9の発明では、請求項1乃至8の何
れか記載の発明において、上記コンタクトブロックは上
記基体の後面側に上記コンタクト及び上記スイッチ片の
半田付け端子部を突出させるとともに上記カバーシェル
側に上記半田付け端子部を折り曲げて上記カバーシェル
側に上記半田付け端子部の先端の半田付け部位を配置し
ていることを特徴とする。
【0017】請求項10の発明では、請求項1乃至9の
何れか記載の発明において、上記コンタクトブロックの
上記基体の後面側に突出させる上記コンタクト及び上記
スイッチ片の半田付け端子部が、上記基体の後面より突
出させた各種実装形式に対応可能な長さの導電部材を実
装形式に対応させてその長さと曲げ形状とを切断加工と
曲げ加工とで設定されたものであることを特徴とする。
【0018】請求項11の発明では、請求項1乃至10
の何れかの発明において、上記コンタクトブロックに保
持されている上記コンタクト中、挿着されるメモリカー
ドのI/O接触面に最初に接するコンタクトの先端より
上記メモリカード挿入口側の上記コネクタ本体内に、挿
入方向の面が正規側で挿着されるメモリカードに対して
メモリカードの片側隅に形成した傾斜カット部により衝
合が回避され、且つ挿入方向の面が非正規側の場合に挿
入側のメモリカード前面に衝合して移動を規制する逆挿
入防止用の突片を設け、上記メモリカード挿入口には表
裏方向が正規方向で挿入されるメモリカードの裏面の両
側に前後方向の全長に亘るように形成された下向き段部
が通過し、表裏方向が非正規方向のメモリカードに対し
て衝合する突片を設けていることを特徴とする。
【0019】請求項12の発明では、請求項1乃至11
の何れかの発明において、上記スライダーに一端が固定
され、上記スライダーの一方の脚片の外側から該脚片の
内側方向に他端を臨ませるように弾発するストッパ片を
備えるとともに、上記脚片側のストッパ片側面に当接す
る突片を上記コネクタ本体から突設し、上記ストッパ片
の形状が、メモリカードの挿入による上記スライダーの
後方移動位置が所定位置に至るまで上記突片の当接で上
記ストッパ片の他端が上記脚片の内側面より上記スライ
ダー内に突出しないように規制され、上記スライダーの
後方移動位置が所定位置に至ると上記突片による規制が
解除されて上記他端が上記脚片の内側面より上記スライ
ダー内へ突出し、上記脚片に対応するメモリカード側面
に設けた凹部に係入してメモリカードをロックする形状
に形成されていることを特徴とする。
【0020】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、上記ベースシェルの片側の側片の内側方向に上
記スライダーの前後方向の移動を規制するピンの一端を
支持する支持手段を設け、該支持手段に対向する上記ス
ライダーの脚片に、上記スライダーを上記ベースシェル
上に配置する際に上記支持手段を逃がすための切り欠き
を設けたことを特徴とする。
【0021】請求項14の発明は、請求項1乃至13の
何れかの発明において、上記コネクタ本体の絶縁を必要
とする面側に絶縁テープを貼着して成ることを特徴とす
る。
【0022】請求項15の発明は、金属板製のベースシ
ェルと、該ベースシェル上に被着する金属板製のカバー
シェルと、メモリカードのI/O接触面に対応するコン
タクトを樹脂製基体に両側方向に並行するように保持さ
せたコンタクトブロックと、メモリカードの挿抜操作に
伴ってメモリカードとともに前後移動するスライダー
と、上記スライダーの付勢用コイルばねと、上記付勢用
コイルばねのばね座用突片とからなるメモリカード用コ
ネクタ装置の製造方法であって、上記ベースシェルの上
面後部に上記コンタクトブロックを、上記コンタクトを
メモリカードの挿入口方向に向けた状態で配置し、該コ
ンタクトブロックの前方側の上記ベースシェル上に上記
スライダーを載置し、上記カバーシェルを上記ベースシ
ェル上に被せて、前部にメモリカード挿入口を開口した
箱状のコネクタ本体を形成し、該コネクタ本体の後部か
ら、上記コンタクトブロックの両側に設けられた凹欠に
上記付勢用コイルばねを挿入して付勢用コイルばねをコ
ネクタ本体内の両側に夫々配置し、コネクタ本体の後部
面から外部に臨んだ上記各付勢用コイルばねの後端から
上記ばね座用突片の一端を挿入し、ばね座用突片の他端
を上記コネクタ本体に固持させることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態1乃至3に
より説明する。
【0024】(実施形態1)図1、図2はSDメモリカ
ードのようなメモリカードMCに対応した本実施形態の
全体の分解斜視図及び全体斜視図を示しており、本実施
形態のコネクタ装置は、図示するように厚さが極薄いス
テンレス金属板を打ち抜き且つ曲げ加工することにより
形成されたベースシェル1と、このベースシェル1と同
様に厚さが極薄いステンレス金属板を打ち抜き且つ曲げ
加工することにより形成され、ベースシェル1上に被着
することで扁平で前部にメモリカード挿入口42を開口
した箱状のコネクタ本体3をベースシェル1とで構成す
るカバーシェル2と、コネクタ本体3の後部内に装着さ
れるコンタクトブロック4と、コンタクトブロック4の
前方側のコネクタ本体3内に前後方向に移動自在に配置
されるコ字型の樹脂成形品からなるスライダー5とを主
要な構成要素としたものである。
【0025】ベースシェル1は図3に示すように両側に
上面(コネクタ本体3の内側に対応)側方向に折り曲げ
て形成した側片6a,6bを設けたもので、前後端が開
放されている。そして後端にはコンタクトブロック4の
樹脂製基体7に上下方向に貫通させた圧入孔8(図4参
照)に下方から圧入してコンタクトブロック4を後部上
面に固定するための突出片9を所定間隔で両側方向に4
つ折り曲げ形成している。
【0026】また後端よりやや前方位置にはコンタクト
ブロック4に固持される後述する各コンタクト10…及
びスイッチ片30a,30b、31a、31bを逃がす
ための孔11…を形成してある。
【0027】また各側片6a,6bの後端には各側片6
a,6bの内側面に並行するように設けられるばね座用
突片12,12の後端が一体連設されている。
【0028】これらのばね座用突片12はスライダー5
の付勢用コイルばね13の座屈を防止するために、付勢
用コイルばね13の一端部内に挿入される。図5はベー
スシェール1の側片6b側で、ばね座用突片12を折り
曲げ形成する前の展開状態のベースシェル1の形成用金
属板の一部を示す。
【0029】ところで側片6aの上記ばね座用突片12
の先端位置よりやや前方位置には内側方向に、上記スラ
イダーの前後方向の移動を規制するピン16の一端を支
持する支持手段たるL字状片14を切り起こしにより形
成してある。詳しくは、このL字状片14はその立片1
4aに軸孔14bを形成し、この軸孔14bに後述する
スライダー5の片側の脚片5cの前側の外側面に形成し
たハートカム溝部15に一端の軸部16bを移動自在に
係入させるピン16の他端の軸部16aを回動自在に軸
支するようになっている。
【0030】ピン16は立片14aに並行するスライダ
−5の脚片5cの側面に形成した凹み部内に配置され、
上述のように軸部16bを上記ハートカム溝部15に係
入する。
【0031】更にベースシェル1の側片6aの前部には
上記ピン16の側面を側片6aに並行するスライダー5
の上記脚片5c側に押圧する押圧ばね片17を切り起こ
し形成してある。
【0032】またベースシェル1の前端(メモリカード
挿入口42側)には両側縁が前方に広がるように拡開形
成した凹欠を形成し、この凹欠の傾斜辺となる両側縁に
沿って上方に向けて逆入れ防止用の突片18を切り起こ
しにより形成している。
【0033】この突片18,18間がメモリカードMC
のメモリカード挿入口42に対応し、各突片18の上部
内側縁部には段部18aを形成し、この両側の突片1
8,18の段部18a,18aより上側の内側縁間の寸
法をメモリカードMCの両側の最大幅の寸法よりやや大
きく設定し、またベースシェル1の上面と段部18aの
上向き面との間の寸法を、ベースシェル1の上面に裏面
側を乗せた状態のメモリカードMCの裏面両側縁に前後
方向の全長に亘って形成している下向き段部19の下向
き面の高さ寸法よりやや小さい寸法に設定し、且つこの
上向き段部18aより下側の内側縁間の寸法をメモリカ
ードMCの下向き段部19より下方の両側幅の寸法より
やや大きく設定してある。
【0034】これによりメモリカードMCの裏面側をベ
ースシェル1の上面側に載せる状態ではメモリカードM
Cの下向き段部19が突片18の段部18a上を通過す
ることができて上記メモリカード挿入口42からのメモ
リカードMCの挿入を可能とし、逆にメモリカードMC
の表面をベースシェル1の上面側に向けた場合にはメモ
リカードMCのベースシェル1側となった両側部が両側
の突片18,18の内側縁間を通過できず、メモリカー
ドMCの表裏方向の間違いによる誤挿入を防止するよう
なっている。
【0035】また図4(b)に示すコンタクトブロック
4に右端のコンタクト10,つまり挿着されるメモリカ
ードMCのI/O接触面に最初に接触するコンタクト1
0に対応する図3(b)の右端の孔11の前側(メモリ
カード挿入口42側)の内側縁には切り起こしによって
ストッパ片26を形成している。つまりメモリカードM
Cの前後方向が正規の方向でメモリカード挿入口42に
挿入される場合には、メモリカードMCの裏面に設けた
I/O接触面(図示せず)へ誘い込む溝(図示せず)の
開口を介してコンタクト10…は接触位置へ移動するこ
とができるが、前後方向を逆にした非正規の方向でメモ
リカードMCが挿入されようとした場合には挿入方向の
前面部にストッパ片26が衝合してそれ以上の移動を規
制し、コンタクトブロック4のコンタクト10…の先部
がメモリカードMCに挿入側の前面に当たって破損され
るのを防ぐようになっている。
【0036】一方カバーシェル2は図6に示すように両
側に折り曲げによって下向きの側片20,20を一体に
設け、また後端には所定間隔で3つの下向きの突出片2
1を折り曲げ形成している。これらの突出片21はベー
スシェル1上にカバーシェル2を被着する際に、ベース
シェル1の上面後端部に配置するコンタクトブロック4
の基体7上面に開口するように貫通させている圧入孔2
2に圧入してコンタクトブロック4を固定するためのも
のである。
【0037】またこのカバーシェル2の前部側にはコネ
クタ本体3内に挿入されるメモリカードMCの表面に印
した[SD]マークが視認できる窓孔23を打ち抜き形
成するとともに、この窓孔23の両側には並行するよう
にスリット24を打ち抜き形成し、このスリット24と
窓孔23の間の部位25の中央部をカバーシェル2の下
面よりも下方へ突出させてその突出先端で上記コネクタ
本体3内に挿入されるメモリカードMCの表面に弾性接
触させてメモリカードMCを押さえる部位としている。
【0038】コンタクトブロック4は、図4に示すよう
にメモリカードMCの後部裏面に複数(SDメモリでは
9つ)並行形成しているI/O接触面に夫々対応接触す
るコンタクト10…と、メモリカードMCの位置検出用
の一対のスイッチ片30a,30bと、メモリカードM
CのライトプロテクトスイッチSWの位置検出用の一対
のスイッチ片31a,31bとを樹脂製の基体7にイン
サート成形によって一体保持させており、基体7の前面
(メモリカード挿入口42)側にはコンタクト10…及
びスイッチ片30a,30b,31a、31bの接触側
を突出させ、後面側には回路基板等に夫々を半田付けす
るための半田付け端子部32…を突出させている。そし
て基体7は前側上部に段部を設け、この段部に一端が開
口するように上記圧入孔8…を上下方向に貫通させ、ま
た基体7の後側上面に一端が開口するように圧入孔22
…を基体7の後部に上下方向に貫通させている。また基
体7の両側面にはベースシェル1の後部両側に設けたば
ね座用突片12,12を挿入する付勢用コイルばね1
3,13の一端側部を嵌めてガイドする凹欠47を設け
てある。ここで一側面側の凹欠47を基体7の下部側
に、他側面側の凹欠47は基体の上部側に夫々設けてい
る。
【0039】スライダー5は、図7、図8に示すように
合成樹脂成形品によりコ字型に形成されたものであっ
て、中央片5aの両端前部より前方へ脚片5b、5cを
一体突出されてコ字型に形成されものであり、中央片5
aの下面側には、スライダー5の後方移動時にスイッチ
片30a,30b、31c,31bやコンタクト10…
の先部を前方へ突出させるための凹溝33…を対応形成
してある。
【0040】両側脚片5b、5cはメモリカードMCの
左右側部のガイドとして機能するもので、夫々の前端内
側面を図7に示すように脚片5b、5cの内側面間の距
離が外向けに拡開するように傾斜面34,34としてあ
る。
【0041】また一方の脚片5bには上部後端から中央
方向に外側部と上部と後端部とが開口した断面略U型の
細溝35aを形成し、他方の脚片5cには下部後端より
中央方向に外側部と下部と後端部とが開口した断面略U
型の細溝35bを形成してある。
【0042】これらの細溝35a、35bには上述した
付勢用コイルばね13の他端部が収納されて、細溝35
a、35bの前端内面が付勢用コイルばね13の弾発力
を受ける面となっている。ここで両脚片5b、5cが均
等に付勢用コイルばね13,13の弾発力を前方方向に
受けることで、スライダー5はコネクタ本体3内をスム
ーズに前後方向に摺動できることになる。
【0043】また両脚片5b、5aの内側面の下部には
前端から後方に向けてメモリカードMCの両側の下向き
段部19を載置摺動するための受けガイド50a、50
bを一体に形成してある。
【0044】更に一方の脚片5cの前部側の外側面には
ハートカム溝部15を形成してある。このハートカム溝
部15は図9に示すようにハートカム15aとガイド溝
15bとから構成され、ピン16の軸部16bをガイド
溝15bに係入し、スライダー5の前後移動に伴い、ガ
イド溝15bとガイド溝15bの底面に形成した凹凸面
15cとでピン16bの軸部16bのガイド溝15b内
の相対的な移動をガイドするようなっている。
【0045】また中央片5aと脚片5cとで囲まれた入
り隅にはメモリカードMCの挿入側の前部の一角に形成
した傾斜カット部27が衝合する傾斜面5dを前面に形
成した張出部5eを設けている。この張出部5eには脚
片5cの外側面に一端が開口し、また張出部5eの上面
に開口したスリット溝36を傾斜面5dに並行するよう
に形成している。このスリット溝36はメモリカードM
Cの一側面に形成したロック用凹部37に一端を係止さ
せる金属製の弾性を有するロック片38の他端を係入固
定するためのものである。
【0046】ロック片38は他端を上記のスリット溝3
6に圧入してスライダー5に取り付けられ、一端をハー
トカム溝部15後方の脚片5c上部に形成した凹欠部3
9を介して脚片5cの内側面側へ臨ませるようになって
いる。
【0047】而して本実施形態のコネクタ装置を組み立
てるに当たっては、ベースシェル1の両側片6a,6b
の後端より側片6a、6bに夫々内側で並行するように
折り曲げ形成したばね座用突片12,12を付勢用コイ
ルばね13,13の一端部内に挿入させることで、付勢
用コイルばね13、13をベースシェル1の後部両側内
に配する。
【0048】次いでベースシェル1の上面後部にコンタ
クトブロック4を載置する。このときベースシェル1の
後端に突出させている突出片9…をコンタクトブロック
4の圧入孔8…に下方から圧入してコンタクトブロック
4をベースシェル1上に固定する。またこの際基体7の
両側面に形成した凹欠47,47内に付勢用コイルばね
13,13の後端側部を夫々収納する。次にこのように
配置されたコンタクトブロック4の前方側のベースシェ
ル1上にスライダー5を載置する。この際付勢用コイル
ばね13,13の前部をスライダー5の両脚片5b、5
cの後部側面に形成している細溝35a、35bに嵌め
る。そしてピン16の一端の軸部16aをベースシェル
1の側片6aから切り起こしているL字状片14の立片
14aの軸孔14bに挿入して軸支させるとともに、ピ
ン16をスライダー5の脚片5cと、ベースシェル1の
側片6aの内側との間に配置し、更にピン16の他端の
軸部16bを脚片5cの前部外側面に形成しているハー
トカム溝部15に係入する。ピン16はこのときベース
シェル1の側片6aに設けている押圧ばね片17により
脚片5c方向に付勢される。
【0049】ここでスライダー5は付勢用コイルばね1
3,13により付勢されて前方(メモリカード挿入口4
2側)へ押し動かされて両脚片5b、5cの前端部に形
成した傾斜面34、34がベースシェル1の前端に設け
た突片18,18の裏面の傾斜面部に衝合してスライダ
ー5のそれ以上の前方への移動が規制される。この状態
ではピン16の一端がガイド溝15bの後端へ移動
(図9参照)している。
【0050】尚スライダー5には上述のようにロック片
38を取り付ける。
【0051】このようにしてベースシェル1上にコンタ
クトブロック4,スライダー5を配置するとともに、付
勢用コイルばね13,13、ピン16,ロック片38を
装着した後、カバーシェル2を上方からベースシェル1
に被せる。この際カバーシェル2の後端に形成した突出
片21…をコンタクトブロック4の基体7の圧入孔22
に上方から圧入するとともに、両側片20,20をベー
スシェル1の両側片6a,6bの外側面に沿うように垂
下させる。このときカバーシェル2の両側片20,20
に切り起こしによって形成された弾性係止片40…の上
向き先部が、ベースシェル1の両側片6a,6bに対応
するように設けた係止孔41…に係止されることにな
る。これにより両シェル1,2が互いに結合されて扁平
で前部にメモリカードMCの挿入口42を開口した箱状
のコネクタ本体3が形成されるとともに同時にコネクタ
装置が完成することになる。
【0052】ここで本実施形態のコネクタ装置は、各コ
ンタクト10…及びスイッチ片30a,30b、31
a,31bの半田付け端子部32…の下面と、ベースシ
ェル1の後、前後両側下面に突出させた載置用突部60
…の下面と、脚片5bの前端と突片18との間の前縁及
び脚片5cの前端と突片18との間より前方に突出させ
た半田付け片61,61の下面とを低くしたSMD型の
コネクタ装置を構成している。また、金属製のコネクタ
本体3をアースすることで静電気や外部ノイズに強いも
のとなる。
【0053】図10はメモリカードMCを挿着しない状
態のコネクタ装置を示しており、この状態では、付勢用
コイルばね13,3の弾発力を受けてスライダー5がメ
モリカード挿入口42方向に移動した状態にある。この
状態ではロック片38はカバーシェル2に切り起こしよ
り下方に向けて突出形成した突片44が基部付近の側面
に当たって、一端がスライダー5の脚片5cの内側面よ
り内部へ突出しないように規制されている状態にある。
【0054】次にメモリカードMCをコネクタ装置へ挿
着する場合の各部の動作について説明する。
【0055】まずメモリカードMCを前後方向及び表裏
方向を正規な方向に向けてコネクタ本体3のメモリカー
ド挿入口42から挿入すると、メモリカードMCの下面
両側部の下向き段部19,19がベースシェル1の前端
に形成している突片18の段部18a上を図10(b)
に示すように通過してメモリカードMCの先部がコネク
タ本体3内のスライダー5の両脚片5b、5c間に挿入
され、受けガイド50a、50b上に下向き段部19,
19が乗ることになる。更にメモリカードMCをコネク
タ本体3内に挿入すると、やがてメモリカードMCの先
部の片側に形成した傾斜カット部27がスライダー5の
張出部5eの傾斜面5dに衝合してスライダー5を後方
へ押すことになる。また更にスライダー5に加わる付勢
用コイルばね13、13の弾発力に抗して更にメモリカ
ードMCを押し入れると、メモリカードMCの移動に共
動してスライダー5が後退することになる。このスライ
ダー5の後退によりピン16の軸部16bはハートカム
溝部15のガイド溝15bの底部の凹凸面15cによっ
てガイドされながらハートカム15aの上側のガイド溝
15bへ移動(図9参照)することになる。そしてメ
モリカードMCをライダー15の中央片15aの後面が
コンタクトブロック4の基体7の前面に当たる位置に近
い位置まで押し込むと、ピン16の軸部16bがガイド
溝15bの先端に当たる位置(図9参照)至ることに
なり、それ以上の押し込みができなくなる。この位置で
メモリカードMCに加えていた押し込み力を解除する
と、付勢用コイルばね13の弾発力によりスライダー5
がメモリカードMCと共に前方へ戻りかけるが、ピン1
6の軸部16bがガイド溝15bに案内されながら移動
してハートカム15aの凹部15dに嵌り込むことにな
る。従ってこれ以上のスライダー5の前方移動が規制さ
れ、メモリカードMCはその位置でコネクタ本体3内に
留まることになる。
【0056】さて上記メモリカードMCは押し込みによ
ってその先部が所定位置へ移動すると、スライダー5の
中央片5aの下面の凹溝33…より前方へ突出せる各コ
ンタクト10…の先部がメモリカードMCの裏面に形成
した対応するI/O接触面にコンタクト10…の長さに
応じて順次接触することになる。またスライダー5の中
央片5aの凹溝33を介して前方へ突出せるスイッチ片
30aの先部がメモリカードMCの傾斜カット部27に
よって押されて他方のスイッチ片30bに接触するとス
イッチオンとなる。このスイッチ信号を利用して外部の
検出回路(図示せず)によりメモリカードMCが正規位
置に挿着されたことを検出することができる。
【0057】またスイッチ片31a,31b側に対応す
るメモリカードMCの一側面にはライトプロテクトのス
イッチSWの摘み45が露出する凹部46を設けてお
り、スイッチSWの摘み45の凹部46内の移動位置に
より、スイッチ片31bの先部が摘み45に乗り上げる
か凹部46内に落ち込むことで下方に位置するスイッチ
片31aの先部から離れるか接触することになり、この
スイッチ信号でメモリカードMCがライトプロテクト状
態にあるか否かを検出できるようになっている。
【0058】上述のスライダー5の移動は上記のハート
カム15aの凹部15dにピン16の軸部16bが嵌り
込むことで規制されるが、メモリカードMCはそのまま
ではコネクタ本体3内より脱落する恐れがある。そこで
本実施形態では、スライダー5が所定位置へ移動する
と、このスライダー5とともに移動するロック片38の
中間部位に形成した突出部38aがカバーシェル2側に
突出させた突片44を越えると、突片44による規制が
なくなり、ロック片38が撓んでその一端が脚片5cの
内側面方へ凹欠部39を介して突出し、その一端がメモ
リカードMCの一側部に形成したロック用凹部37に係
入してメモリカードMCをロックする。この状態が図1
1に示す状態である。
【0059】ここで、メモリカードMCをロックするタ
イミングや位置はロック片38の形状によって設定変更
することができるため、電子機器に本発明コネクタ装置
を採用して組み込むユーザーの希望する仕様に簡単に変
更することができる。
【0060】以上のように挿着されたメモリカードMC
をコネクタ装置より取り出すときには、まずコネクタ本
体3のメモリカード挿入口42より露出するメモリカー
ドMCの後部を挿入方向に押してスライダー5とともに
メモリカードMCを挿入方向へ移動させる。この移動に
よってピン16の軸部16bがハートカム15aの凹部
15dから離脱するとともにガイド溝15bにガイドさ
れて凹部15dより下方のガイド溝15b内へ移動す
る。そしてメモリカードMCの押し込み力を解除する
と、スライダー5は付勢用コイルばね13,13の弾発
力により前方へ移動することなる。この移動によりカバ
ーシェル2の突片44がロック片38の突出部38aを
越えてロック片38の基部側へ移動し、ロック片38の
一端を脚片5cの凹部内へ戻してメモリカードMCのロ
ックを解除する。
【0061】同時にピン16の軸部16bはガイド溝1
5bにガイドされながらハートカム15aの下方のガイ
ド溝15内(図9参照)を介して移動する。スライダ
ー5は付勢用コイルばね13,13の弾発力によりメモ
リカード挿入口42側へ移動して図10に示す状態に復
帰することになり、メモリカードMCの後部がコネクタ
本体3のメモリカード挿入口42から外部へ大きく露出
し、メモリカードMCをコネクタ本体3から取り出すこ
とができることになる。
【0062】ところで樹脂成形品のスライダー5の両脚
片5a、5bは、成形時や、加熱、更にはメモリ挿抜時
の弾性付勢よって内側方向へ変形し、メモリカードMD
の未挿入時における、両脚片5b、5cの先端間の寸法
として、メモリカードMDが当たらないように挿入可能
とする寸法を確保できない恐れがある。そのため本実施
形態では、メモリカードMDの未挿入時にはスライダー
5の両脚片5b,5cの前端部の傾斜面34,34がベ
ースシェル1の前端両側に突出させている突片18,1
8の裏側の傾斜面に当接して両脚片5b、5cを外方向
に広げるような力を受けるような構成としている。従っ
て脚片5b、5cの上記の内側方向への変形が防止され
てメモリカードMDが当たらないような寸法を確保で
き、その結果メモリカードMDの挿抜がスムーズに行え
るのである。
【0063】またスライダー5を付勢する付勢用コイル
ばね13は極めて外径が小さく、しかも外径に比べて両
端間の寸法が長いため座屈し易いが、本実施形態では、
ばね座用突片12を付勢用コイルばね13の透孔内へ挿
入させることとコンタクトブロック4の基体7の両側面
の凹欠47に付勢用コイルばね13の一端側部を嵌めて
ガイドさせることにより、スライダー5の移動時やロッ
ク時等に荷重がかかっても付勢用コイルばね13,13
が座屈するのを防止するようになっている。
【0064】さて上述したコネクタ装置はSMD構造で
あるが、ベースシェル1に切り起こしによるDIPやス
タンドオフ用脚片70…を下方向に突出させるができる
ようにするとともに、図12(a)(b)に示すように
半田付け片61…を直線形状とするとともに長くしてD
IP型に対応させたり、或いは先端の半田付け部位まで
の足片を長くしyrスタンドオフ型に対応させても良
く、従ってこの半田付け片部位の打ち抜き、折り曲げの
金型を変更するだけでSMD、DIP、スタンドオフの
夫々に対応するベースシェル1が製作できる。
【0065】この場合コンタクトブロック4側のコンタ
クト10…及びスイッチ片30a、30b、31a、3
1bの半付け端子部32を、SMD、DIP、スタンド
オフ型に対応させて形成するためにインサート成形時に
おいては夫々に対応して形成することができるだけの寸
法の導電材料を用いてインサート成形し、インサート成
形後の最終の曲げ加工と切断加工時に用いる分断型の変
更で夫々の型に対応するようにする。これにより使用す
る部材が共通化できて、夫々の部材の在庫管理が容易と
なる上に、インサート成形の金型設備の削減が図れる。
【0066】ところでコンタクト装置を基板等に実装す
る場合に基板の回路パターンに対して絶縁を必要とする
場合や、他の部品との絶縁を必要とする場合には、絶縁
テープ80を必要とするコネクタ本体3の面に貼着する
と良い。
【0067】尚、細溝35aの前端内面には、図23に
示すように、付勢用コイルばね13の一端を係止させ、
付勢用コイルばね13が細溝35aにうまく収納される
ように、突起5gを設けてもよい。
【0068】また、図18に示すように、スライダー5
の脚片5cに、スライダー5をベースシェル1上に配置
する際にL字状片14を逃がすための、切り欠き5fを
設けてもよい。
【0069】(実施形態2)上記実施形態1の場合ベー
スシェル1を実装基板側に配置することを前提としてい
るが、本実施形態は、カバーシェル2を実装基板側に配
置する構造(以下リバース型という)としたものであ
る。
【0070】本実施形態のリバース型の場合、図13に
示すようにベースカバー1にはカバーシェル2が被着さ
れた状態でコネクタ本体3の高さ分だけ長くし、図14
に示すカバーシェル2の表面側に至るように半田付け片
61…を形成することでSMD型を構成でき、上記のD
IP、スタンドオフ型の半田付け片61の長さを、図1
5(a)(b)に示すようにコネクタ本体3の高さ分だ
け長くすることで、またDIP、スタンドオフに対応さ
せることができる。尚図14中62はカバーシェル2に
設けた半田付け端子である。
【0071】またコンタクトブロック4のコンタクト1
0…、スイッチ片30a、30b、31a、31bの半
田付け端子部32を形成する部位の長さをコネクタ本体
3の高さ分だけ長くして、カバーシェル2側へ折り曲げ
て形成することで夫々のリバース型におけるSMD、D
IP、スタンドオフの夫々の実装形式に対応させること
ができbる。
【0072】図16はリバース型のSMD用のコンタク
トブロック4を示し、図17はリバース型のコンタクト
装置の一部省略した側面を示す。
【0073】尚図13〜図17に示す構成要素で実施形
態1の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付して説
明は省略する。
【0074】(実施形態3)本実施形態における基本構
成は実施形態1と共通するために共通する部分について
は同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴
となる部分についてのみ詳細に説明する。
【0075】則ち本実施形態は、詳しくは後述するよう
に、ばね座用突片をコネクタ本体3とは別部材で形成
し、コネクタ本体3を組み立てた後に、コンタクトブロ
ック4の基体7の両側面に設けられた凹欠47から付勢
用コイルばね13を、一端部がコネクタ本体3の後部面
から外部に臨むように挿入し、該外部に露出した付勢用
コイルばねの一端部から付勢用コイルばねの内部にばね
座用突片の一端を挿入し、ばね座用突片の他端とコネク
タ本体とを嵌合して組み立てる点に特徴がある。
【0076】図19に、本実施形態のばね座用突片10
0を示す。このばね座用突片100は、付勢用コイルば
ね13の内部に挿入される座屈防止針101と、図20
に示すように、コネクタ本体3を形成するベースシェル
1の側片6a及び6bに設けられた角孔切り欠き110
a,110a及び110b,110bと嵌合されコネク
タ本体3に固持される凸部102,102と、付勢用コ
イルばね13へ挿入される際にコネクタ本体3の後部面
と対向する仮止め用突起103とからなる。
【0077】仮止め用突起103の後瑞103bから先
端103aまでの長さ100Lは、ばね座用突片100
を付勢用コイルばね13へ挿入した際に、ばね座用突片
の後瑞部100aが付勢用コイルばね13の一端部に当
接するより前に、仮止め用突起の先端103aがコネク
タ本体3の後部面に形成された、後述する溝200に圧
入されるように設定されている。
【0078】凸部102,102は、仮止め用突起10
3の後部に切り起こしによって形成されている。
【0079】図20に、本実施形態のベースシェル1を
示す。このベースシェル1は、図3の実施形態1のベー
スシェル1と比較して、付勢用コイルばね13を保持し
ていたばね座用突片12がなくなり、両側片6a,6b
に本実施形態のばね座用突片100の凸部102,10
2と嵌合するための、角孔切り欠き110a,110a
及び110b,110bが新たに設けられている。ま
た、ベースシェル1の側片6aから6bまでの長さは、
コンタクトブロック4を載置した際に、コンタクトブロ
ック4と両側片6a,6bとの間に溝200が形成され
るように、少しコンタクトブロック4の横幅より長く形
成されている。
【0080】図18に、本実施形態のスライダー5を示
す。このスライダー5には、脚片5cにベースシェル1
のL字状片14を逃がすための、切り欠き5fが設けら
れている。
【0081】次に、上述したばね座用突片100及びベ
ースシェル1を用いたコネクタ装置の製造方法を、図2
1及び22を用いて説明する。
【0082】まず、ベースシェル1の上面後部にコンタ
クトブロック4を、各コンタクト10をメモリカード挿
入口42方向に向けた状態で載置する。この時、ベース
シェル1の後瑞に突出させている突出片9…をコンタク
トブロック4の圧入孔8…に下方から圧入してコンタク
トブロック4をベースシェル1上に固定する。次に、ピ
ン16の一端の軸部16aをベースシェル1の側片6a
から切り起こしているL字状片14の立片14aの軸孔
14bに挿入して軸支させる。
【0083】次に、スライダー5の張出部5eに設けら
れたスリット溝36にロック片38を取り付け、スライ
ダー5をコンタクトブロック4の前方側のベースシェル
1上に載置する。この際、スライダーの脚片5cに設け
られた切り欠き5fからL字状片14及びピン16を逃
がすようにして載置し、同時に、ピン16の他端の軸部
16bをスライダー5の脚片5cの前部外側面に形成し
ているハートカム溝部15に係入し、ピン16を、スラ
イダー5の脚片5cとベースシェル1の側片6aとの内
側の間に配置させる。これにより、ピン16は、ベース
シェル1の側片6aに設けている押圧ばね片17により
脚片5c方向に付勢された状態となる。
【0084】次に、カバーシェル2を上方からベースシ
ェル1に被せる。この際、カバーシェル2の後瑞に形成
した突出片21…をコンタクトブロック4の基体7の圧
入孔22に上方から圧入すると共に、両側片20,20
をベースシェル1の両側片6a,6bの外側面に沿うよ
うにして垂下させる。これにより、カバーシェル2の両
側片20,20に切り起こしによって形成された弾性係
止片40…の上向き先部が、ベースシェル1の両側片6
a,6bに対応するように設けた係止孔41・・・に係止
され、ベースシェル1とカバーシェル2とが結合され
る。
【0085】以上で、扁平で前部にメモリカード挿入口
42を開口した箱状のコネクタ本体3が形成される。
【0086】次に、図22に示すように、コネクタ本体
3の後部から、コンタクトブロック4の基体7の両側面
に形成した凹欠47,47に向けて、付勢用コイルばね
13,13を挿入する。これにより、付勢用コイルばね
13は、一端部をコネクタ本体3の後部面から外部に臨
ませてコネクタ本体内の両側に夫々配置された状態とな
る(外部に露出した付勢用コイルばね13の長さを13
Lとする)。
【0087】次に、ばね座用突片100の一端部である
座屈防止針101,101を、外部に露出した付勢用コ
イルばね13の一端部から付勢用コイルばね13の内部
に挿入していく。この時、前述したように、ばね座用突
片100の仮止め用突起103の長さ100Lは、外部
に露出した付勢用コイルばね13の長さ13Lより、少
し長めに設定されているので、ばね座用突片の後瑞部1
00aが付勢用コイルばね13の一端部に当接してばね
を撓ませるより前に、仮止め用突起の先端103aが、
コネクタ本体3の後部面にベースシェル1の側片6a,
6bとコンタクトブロック4とによって形成された溝2
00に圧入されていく。これにより、付勢用コイルばね
13の復元力に逆らってばね座用突片100の挿入を行
っても、ばね座用突片100が回転し挿入の位置がずれ
ることがなくなり、簡単に挿入を行うことができる。
【0088】ばね座用突片100の仮止め用突起103
を溝200に圧入していき、ばね座用突片100の凸部
102,102が、ベースシェル1の側片6a又は6b
に設けられた角孔切り欠き110a,110a又は11
0b,110bと嵌合されると、ばね座用突片100が
コネクタ本体3に固持され、コネクタ装置が完成する。
凸部102,102及び角孔切り欠き110a,110
a及び110b,110bを設けたことにより、ばね座
用突片100を挿入するだけで容易にばね座用突片10
0とコネクタ本体3とを固定できる。
【0089】かかるコネクタ装置においては、コネクタ
本体3を組み立てた後に、付勢用コイルばね13をコネ
クタ本体内に挿入することから、スライダー5を付勢用
コイルばね13の復元力に逆らって取り付ける必要がな
くなり、スライダー5の取り付けが容易となる。また付
勢用コイルばね13もコネクタ本体3に挿入するだけで
良いので、付勢用コイルばね13が極細形状であっても
容易に挿入できる。
【0090】また、ベースシェル1の構造が簡単にな
り、材料歩留まりも良くなる。
【0091】また、図23でスライダー5の細溝35a
に設けていた突起5gが不要となり、スライダー5の金
型構造も簡単になる。
【0092】尚上記実施形態1,2,3はSDメモリを
対象としたものであるが、他の種類のメモリカードに対
しても、本発明における技術は適用できるものあるか
ら、特にSDメモリに限定されるものではない。
【0093】
【発明の効果】請求項1の発明は、金属板製のベースシ
ェルと、該ベースシェル上に被着する金属板製のカバー
シェルとで形成され、前部にメモリカード挿入口を開口
した箱状のコネクタ本体と、メモリカードのI/O接触
面に対応するコンタクトを樹脂製基体に両側方向に並行
するように保持させ、上記コネクタ本体の後部内に上記
コンタクトを上記メモリカード挿入口方向に向けて配置
されるコンタクトブロックと、該コンタクトブロックと
上記メモリカード挿入口との間の上記コネクタ本体内に
前後方向に移動自在に配置され、上記メモリカード挿入
口からのメモリカードの挿抜操作に伴ってメモリカード
とともに前後移動するスライダーとからなるので、薄型
化を図っても金属製のコネクタ本体により機械的な強度
を確保することができ、また金属製のコネクタ本体であ
るためメモリカードの挿抜の繰り返しにも変形や摩耗が
殆どなく、しかも金属製であるためアースが取れ、静電
気や外部ノイズに強いメモリカード用コネクタ装置を提
供できるという効果がある。
【0094】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記スライダーは移動方向に直交する中央片と、該
中央片の前面両側より前方へ突出した両側の脚片とを有
し、該両側脚片間にメモリカードが挿入される合成樹脂
成形品からなり、後部両側に付勢用コイルばねによる前
方方向への付勢力を受けるので、メモリカードの挿抜時
の左右の荷重バランスが良くなって、メモリカードの挿
抜がスムーズになり、従ってスライダーの摩耗等も少な
く、挿抜寿命が延び、しかも挿抜時のクリック感触も良
くなり、またカードメモリの挿入時の摺動抵抗も軽減で
きるためメモリカード挿入時の挿入力も小さくてすみ、
メモリカードのI/O接触面等の摩耗も少なくなり、ま
た片側だけの付勢時に起きるメモリカードの所謂こじり
が無くなって、復帰不良も発生しないという効果があ
る。
【0095】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記スライダーの両側脚片の前端部内側面を該両側
脚片間の距離が前方に向けて拡がるように形成した傾斜
面とし、上記コネクタ本体のカード挿入口側にはメモリ
カードの非挿着状態で上記付勢用コイルばねの付勢力に
より前方移動した上記スライダーの両側脚片の上記傾斜
面に当接して両側脚片に対して拡開する方向の力を付与
する傾斜面部位を設けているので、樹脂製のスライダー
の両側脚片の内側変形があっても、スライダーの両側脚
片を拡開させる力を与えることにより、両側脚片間の寸
法をメモリカードの挿入ができる寸法に確保することが
でき、その結果メモリカードの挿抜をスムーズに行える
という効果がある。
【0096】請求項4の発明は、請求項2又は3の発明
において、上記コネクタ本体の両側後端に一端が一体に
連設されて他端が上記メモリカード挿入口の方向に向く
ように、上記コネクタ本体の両側内面に並行配置され、
該他端を上記付勢用コイルばねの一端部内に挿入して上
記付勢用コイルばねを保持するばね座用突片を備え、上
記コンタクトブロックの基体の両側面には上記付勢用コ
イルばねの一端部を側方から嵌める凹欠を設けているの
で、スライダーの摺動時やロック時などに荷重がかかる
ときでも付勢用コイルばねの座屈を防止できるという効
果がある。
【0097】請求項5の発明は、請求項2又は3の発明
において、上記付勢用コイルばねは、一端部を上記コネ
クタ本体の後部面から外部に臨ませてコネクタ本体内の
両側に夫々配置され、上記外部に露出した付勢用コイル
ばねの一端部から付勢用コイルばねの内部に一端が挿入
され、他端が上記コネクタ本体に固持されるばね座用突
片を備え、上記コンタクトブロックの基体の両側面に
は、上記付勢用コイルばねを上記コネクタ本体の後部面
からコネクタ本体内に挿入するための凹欠を設けている
ので、上記構成により、上記ばね座用突片がコネクタ本
体とは別部材で形成され、コネクタ本体を組み立てた後
に上記付勢用コイルばねをコネクタ本体に挿入すれば良
いので、スライダーや付勢用コイルばねの取り付けが容
易となり組立て性が向上し、また、コネクタ本体にばね
座用突片を備える必要がないので、コネクタ本体の構造
が簡単になるという効果がある。
【0098】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、上記ばね座用突片に、上記付勢用コイルばねへの挿
入時に上記コネクタ本体の後部面に対向する仮止め用突
起を一体に設けると共に、該仮止め用突起を圧入させる
溝をコネクタ本体の後部面に形成し、上記ばね座用突片
の後瑞部が、付勢用コイルばねへの挿入時に該付勢用コ
イルばねに当接するより前に、上記仮止め用突起の先端
が上記コネクタ本体の後部面の溝に圧入されるように、
上記仮止め用突起の長さを設定したので、上記ばね座用
突片とコネクタ本体とを挿入する際に、上記ばね座用突
片の後瑞部が付勢用コイルばねに当接してばねが撓む前
に、上記仮止め用突起の先端が上記コネクタ本体の後部
面の溝に圧入されるので、付勢用コイルばねの復元力に
逆らって上記ばね座用突片の挿入を行っても、ばね座用
突片が回転して挿入の位置がずれることがなくなり、組
立て性が向上するという効果がある。
【0099】請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れ
かの発明において、上記コンタクトブロックは上記基体
に上記コンタクトをインサート成形により一体保持させ
ているので、部品点数や組み立て工数の削減ができ、ま
たコンタクトの位置精度を確保し易く、コンタクトの平
坦度の確保が容易となるという効果がある。
【0100】請求項8の発明では、請求項1乃至7の何
れかの発明において、上記コンタクトブロックは上記基
体に上記コンタクト以外にメモリカードの位置やライト
プロテクト状態を検知するスイッチ片を保持しているの
で、メモリカードの位置やライトプロテクト状態を検知
するスイッチ片もコンタクトブロックで一つの部材とし
て扱え、請求項5の発明の効果をスイッチ片についても
得られるという効果がある。
【0101】請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れ
か記載の発明において、上記コンタクトブロックは上記
基体の後面側に上記コンタクト及び上記スイッチ片の半
田付け端子部を突出させるとともにカバー側となるシェ
ル側に上記半田付け端子部を折り曲げて当該シェル側に
上記半田付け端子部の先端の半田付け部位を配置してい
るので、カバー側を実装側とするリバース配置に対応さ
せることができ、しかも半田付け端子の加工で対応する
ことができるため、加工前の部品をベース側を実装側と
する通常の装置と共通化することができて、部品在庫が
容易となる上に、インサート成形の金型設備の削減でき
るという効果がある。
【0102】請求項10の発明は、請求項1乃至9の何
れか記載の発明において、上記コンタクトブロックの上
記基体の後面側に突出させる上記コンタクト及び上記ス
イッチ片の半田付け端子部が、上記基体の後面より突出
させた各種実装形式に対応可能な長さの導電部材を実装
形式に対応させてその長さと曲げ形状とを切断加工と曲
げ加工とで設定されたものであるので、スタンドオフ、
DIP型、SMD型などの実装形式や上記のリバース配
置に容易に対応させることができ、しかも半田付け端子
の加工で対応することができるため、加工前の部品をベ
ース側を実装側とする通常の装置と共通化することがで
きて、部品在庫が容易となる上に、インサート成形の金
型設備の削減できるという効果がある。
【0103】請求項11の発明は、請求項1乃至10の
何れかの発明において、上記コンタクトブロックに保持
されている上記コンタクト中、挿着されるメモリカード
のI/O接触面に最初に接するコンタクトの先端より上
記メモリカード挿入口側の上記コネクタ本体内に、挿入
方向の面が正規側で挿着されるメモリカードに対してメ
モリカードの片側隅に形成した傾斜カット部により衝合
が回避され、且つ挿入方向の面が非正規側の場合に挿入
側のメモリカード前面に衝合して移動を規制する逆挿入
防止用の突片を設け、上記メモリカード挿入口には表裏
方向が正規方向で挿入されるメモリカードの裏面の両側
に前後方向の全長に亘るように形成された下向き段部が
通過し、表裏方向が非正規方向のメモリカードに対して
衝合する突片を設けているので、メモリカードの表裏方
向の間違いや前後方向の間違いによる誤挿入を防ぐこと
ができ、特に前後方向の間違いによる誤挿入によって起
きるコンタクトの破損も防げるという効果がある。
【0104】請求項12の発明は、請求項1乃至11の
何れかの発明において、上記スライダーに一端が固定さ
れ、上記スライダーの一方の脚片の外側から該脚片の内
側方向に他端を臨ませるように弾発するストッパ片を備
えるとともに、上記脚片側のストッパ片側面に当接する
突片を上記コネクタ本体から突設し、上記ストッパ片の
形状が、メモリカードの挿入による上記スライダーの後
方移動位置が所定位置に至るまで上記突片の当接で上記
ストッパ片の他端が上記脚片の内側面より上記スライダ
ー内に突出しないように規制され、上記スライダーの後
方移動位置が所定位置に至ると上記突片による規制が解
除されて上記他端が上記脚片の内側面より上記スライダ
ー内へ突出し、上記脚片に対応するメモリカード側面に
設けた凹部に係入してメモリカードをロックする形状に
形成されているので、ロック片の形状を変更することに
よって使用するユーザーが希望するタイミングや位置で
ロック動作を対応させることが容易にできるという効果
がある。
【0105】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、上記ベースシェルの片側の側片の内側方向に上
記スライダーの前後方向の移動を規制するピンの一端を
軸支する支持部を設け、該支持部に対向する上記スライ
ダーの脚片に、上記スライダーを上記ベースシェル上に
配置する際に上記支持部を逃がすための切り欠きを設け
たので、上記スライダーをベースシェル上に配置する際
に、上記切り欠きから上記支持部を逃がして配置すれば
よいので、スライダーの配置が容易になり、また配置の
際にスライダーに傷をつけたり変形させたりすることを
防止できるという効果がある。
【0106】請求項14の発明は、請求項1乃至13の
何れかの発明において、上記コネクタ本体の絶縁を必要
とする面側に絶縁テープを貼着して成るので、実装時に
他の部品や基板との間の絶縁が必要な場合に、絶縁を必
要とするコネクタ本体の面に絶縁テープを貼るだけで対
応することができ、また必要のない場合にも容易に対応
することができるという効果がある。
【0107】請求項15の発明は、金属板製のベースシ
ェルと、該ベースシェル上に被着する金属板製のカバー
シェルと、メモリカードのI/O接触面に対応するコン
タクトを樹脂製基体に両側方向に並行するように保持さ
せたコンタクトブロックと、メモリカードの挿抜操作に
伴ってメモリカードとともに前後移動するスライダー
と、上記スライダーの付勢用コイルばねと、上記付勢用
コイルばねのばね座用突片とからなるメモリカード用コ
ネクタ装置の製造方法であって、上記ベースシェルの上
面後部に上記コンタクトブロックを、上記コンタクトを
メモリカードの挿入口方向に向けた状態で配置し、該コ
ンタクトブロックの前方側の上記ベースシェル上に上記
スライダーを載置し、上記カバーシェルを上記ベースシ
ェル上に被せて、前部にメモリカード挿入口を開口した
箱状のコネクタ本体を形成し、該コネクタ本体の後部か
ら、上記コンタクトブロックの両側に設けられた凹欠に
上記付勢用コイルばねを挿入して付勢用コイルばねをコ
ネクタ本体内の両側に夫々配置し、コネクタ本体の後部
面から外部に臨んだ上記各付勢用コイルばねの後端から
ばね座用突片の一端を挿入し、上記付勢用コイルばねの
後瑞から露出したばね座用突片の他端を上記コネクタ本
体に固持させるので、スライダーや付勢用コイルばねの
取り付けが簡単で、容易に組立ができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の分解斜視図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】(a)は同上のベースシェルの背面図である。
(b)は同上のベースシェルの上面図である。(c)は
同上のベースシェルの正面図である。(d)は同上のベ
ースシェルの一側面図である。
【図4】(a)は同上のコンタクトブロックの背面図で
ある。(b)は同上の上面図である。(c)は同上の一
側断面図である。(d)は同上の正面図である。(e)
は同上の所定位置の側断面図である。(f)は同上の他
側断面図である。
【図5】同上のベースシェルの一部省略せる展開図であ
る。
【図6】(a)は同上のカバーシェルの背面図である。
(b)は同上のカバーシェルの上面図である。(c)は
同上のカバーシェルの正面図である。(d)は同上のカ
バーシェルの一側面図である。
【図7】(a)は同上のスライダーの一側面面図であ
る。(b)は同上のスライダーの上面図である。(c)
は同上のスライダーの他側面図である。(d)は同上の
スライダーの正面図である。
【図8】(a)は同上の図7(b)におけるA−A断面
図である。(b)は同上の図7(b)におけるB−B断
面図である。(c)は同上の図7(b)におけるC−C
断面図である。
【図9】同上のハートカム溝部の構成説明図である。
【図10】(a)同上におけるメモリカードの挿着前の
状態を示す一側部側の透視図である。 (b)同上におけるメモリカードの挿着前の状態を示す
上面からの透視図である。 (c)同上におけるメモリカードの挿着前の状態を示す
他側部側の透視図である。 (d)同上におけるメモリカードの挿着前の状態を示す
一部省略せる正面図である。
【図11】(a)同上におけるメモリカードの挿着状態
を示す一側部側の透視図である。 (b)同上におけるメモリカードの挿着状態を示す上面
からの透視図である。 (c)同上におけるメモリカードの挿着状態を示す他側
部側の透視図である。
【図12】(a)は同上のスタンドオフ用のベースシェ
ルの要部の一部省略せる上面図である。(b)は同上の
スタンドオフ用のベースシェルの要部の一部省略せる正
面図である。
【図13】(a)は本発明の実施形態2のベースシェル
の背面図である。(b)は同上のベースシェルの上面図
である。(c)は同上のベースシェルの正面図である。
(d)は同上のベースシェルの一側面図である。
【図14】(a)は同上のカバーシェルの背面図であ
る。(b)は同上のカバーシェルの上面図である。
(c)は同上のカバーシェルの一側面図である。
【図15】(a)は同上のスタンドオフ用のベースシェ
ルの要部の一部省略せる上面図である。(b)は同上の
スタンドオフ用のベースシェルの要部の一部省略せる正
面図である。
【図16】(a)は同上のコンタクトブロックの背面図
である。(b)は同上の上面図である。(c)は同上の
一側断面図である。(d)は同上の正面図である。
(e)は同上の所定位置の側断面図である。(f)は同
上の他側断面図である。
【図17】同上の一部省略せる一側面図である。
【図18】(a)は同上の別の形態スライダーの一側面
面図である。(b)は同上のスライダーの上面図であ
る。(c)は同上のスライダーの他側面図である。
(d)は同上のスライダーの正面図である。
【図19】(a)は本発明の実施形態3のばね座用突片
の背面図である。(b)は同上の正面図である。(c)
は同上の一側面図である。
【図20】(a)は同上のベースシェルの背面図であ
る。(b)は同上のベースシェルの上面図である。
(c)は同上のベースシェルの左側面図である。(d)
は同上のベースシェルの右側面図である。(e)は同上
のベースシェルの正面図である。
【図21】同上の分解斜視図である。
【図22】(a)は同上の製造方法を説明する一斜視図
である。(b)は同上の製造方法を説明する一斜視図で
ある。(c)は同上の製造方法を説明する一斜視図であ
る。
【図23】(a)は実施形態1の別の形態スライダーの
一側面面図である。(b)は同上のスライダーの上面図
である。(c)は同上のスライダーの他側面図である。
(d)は同上のスライダーの正面図である。
【図24】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ベースシェル 2 カバーシェル 4 コンタクトブロック 5 スライダー 10 コンタクト 13 付勢用コイルばね 30a,30b、31a,31b スイッチ片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B058 CA02 CA03 CA04 CA13 CA14 CA28 KA12 KA24 5E021 FA05 FB18 FC32 HB16 HC36 KA09 MA19 5E023 AA04 AA21 BB19 DD19 EE06 GG02 HH17 5E051 BA06 BB04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板製のベースシェルと、該ベースシ
    ェル上に被着する金属板製のカバーシェルとで形成さ
    れ、前部にメモリカード挿入口を開口した箱状のコネク
    タ本体と、 メモリカードのI/O接触面に対応するコンタクトを樹
    脂製基体に両側方向に並行するように保持させ、上記コ
    ネクタ本体の後部内に上記コンタクトを上記メモリカー
    ド挿入口方向に向けて配置されるコンタクトブロック
    と、 該コンタクトブロックと上記メモリカード挿入口との間
    の上記コネクタ本体内に前後方向に移動自在に配置さ
    れ、上記メモリカード挿入口からのメモリカードの挿抜
    操作に伴ってメモリカードとともに前後移動するスライ
    ダーとから成ることを特徴とするメモリカード用コネク
    タ装置。
  2. 【請求項2】 上記スライダーは移動方向に直交する中
    央片と、該中央片の前面両側より前方へ突出した両側の
    脚片とを有し、該両側脚片間にメモリカードが挿入され
    る合成樹脂成形品からなり、後部両側に付勢用コイルば
    ねによる前方方向への付勢力を受けることを特徴とする
    請求項1記載のメモリカード用コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 上記スライダーの両側脚片の前端部内側
    面を該両側脚片間の距離が前方に向けて拡がるように形
    成した傾斜面とし、上記コネクタ本体のカード挿入口側
    にはメモリカードの非挿着状態で上記付勢用コイルばね
    の付勢力により前方移動した上記スライダーの両側脚片
    の上記傾斜面に当接して両側脚片に対して拡開する方向
    の力を付与する傾斜面部位を設けていることを特徴とす
    る請求項2記載のメモリカード用コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 上記コネクタ本体の両側後端に一端が一
    体に連設されて他端が上記メモリカード挿入口の方向に
    向くように、上記コネクタ本体の両側内面に並行配置さ
    れ、該他端を上記付勢用コイルばねの一端部内に挿入し
    て上記付勢用コイルばねを保持するばね座用突片を備
    え、上記コンタクトブロックの基体の両側面には上記付
    勢用コイルばねの一端部を側方から嵌める凹欠を設けて
    いることを特徴とする請求項2又は3記載のメモリカー
    ド用コネクタ装置。
  5. 【請求項5】 上記付勢用コイルばねは、一端部を上記
    コネクタ本体の後部面から外部に臨ませてコネクタ本体
    内の両側に夫々配置され、上記外部に露出した付勢用コ
    イルばねの一端部から付勢用コイルばねの内部に一端が
    挿入され、他端が上記コネクタ本体に固持されるばね座
    用突片を備え、上記コンタクトブロックの基体の両側面
    には、上記付勢用コイルばねを上記コネクタ本体の後部
    面からコネクタ本体内に挿入するための凹欠を設けてい
    ることを特徴とする請求項2又は3記載のメモリカード
    用コネクタ装置。
  6. 【請求項6】 上記ばね座用突片に、上記付勢用コイル
    ばねへの挿入時に上記コネクタ本体の後部面に対向する
    仮止め用突起を一体に設けると共に、該仮止め用突起を
    圧入させる溝をコネクタ本体の後部面に形成し、上記ば
    ね座用突片の後瑞部が、付勢用コイルばねへの挿入時に
    付勢用コイルばねに当接するより前に、上記仮止め用突
    起の先端が上記コネクタ本体の後部面の溝に圧入される
    ように、上記仮止め用突起の長さを設定したことを特徴
    とする請求項5記載のメモリカード用コネクタ装置。
  7. 【請求項7】 上記コンタクトブロックは上記基体に上
    記コンタクトをインサート成形により一体保持させてい
    ることを特徴とする請求項1乃至6の何れか記載のメモ
    リカード用コネクタ装置。
  8. 【請求項8】 上記コンタクトブロックは上記基体に上
    記コンタクト以外にメモリカードの位置やライトプロテ
    クト状態を検知するスイッチ片を保持していることを特
    徴とする請求項1乃至7の何れか記載のメモリカード用
    コネクタ装置。
  9. 【請求項9】 上記コンタクトブロックは上記基体の後
    面側に上記コンタクト及び上記スイッチ片の半田付け端
    子部を突出させるとともに上記カバーシェル側に上記半
    田付け端子部を折り曲げて上記カバーシェル側に上記半
    田付け端子部の先端の半田付け部位を配置していること
    を特徴とする請求項1乃至8の何れか記載のメモリカー
    ド用コネクタ装置。
  10. 【請求項10】 上記コンタクトブロックの上記基体の
    後面側に突出させる上記コンタクト及び上記スイッチ片
    の半田付け端子部が、上記基体の後面より突出させた各
    種実装形式に対応可能な長さの導電部材を実装形式に対
    応させてその長さと曲げ形状とを切断加工と曲げ加工と
    で設定されたものであることを特徴とする請求項1乃至
    9の何れか記載のメモリカード用コネクタ装置。
  11. 【請求項11】 上記コンタクトブロックに保持されて
    いる上記コンタクト中、挿着されるメモリカードのI/
    O接触面に最初に接するコンタクトの先端より上記メモ
    リカード挿入口側の上記コネクタ本体内に、挿入方向の
    面が正規側で挿着されるメモリカードに対してメモリカ
    ードの片側隅に形成した傾斜カット部により衝合が回避
    され、且つ挿入方向の面が非正規側の場合に挿入側のメ
    モリカード前面に衝合して移動を規制する逆挿入防止用
    の突片を設け、上記メモリカード挿入口には表裏方向が
    正規方向で挿入されるメモリカードの裏面の両側に前後
    方向の全長に亘るように形成された下向き段部が通過
    し、表裏方向が非正規方向のメモリカードに対して衝合
    する突片を設けていることを特徴とする請求項1乃至1
    0の何れか記載のメモリカード用コネクタ装置。
  12. 【請求項12】 上記スライダーに一端が固定され、上
    記スライダーの一方の脚片の外側から該脚片の内側方向
    に他端を臨ませるように弾発するストッパ片を備えると
    ともに、上記脚片側のストッパ片側面に当接する突片を
    上記コネクタ本体から突設し、上記ストッパ片の形状
    が、メモリカードの挿入による上記スライダーの後方移
    動位置が所定位置に至るまで上記突片の当接で上記スト
    ッパ片の他端が上記脚片の内側面より上記スライダー内
    に突出しないように規制され、上記スライダーの後方移
    動位置が所定位置に至ると上記突片による規制が解除さ
    れて上記他端が上記脚片の内側面より上記スライダー内
    へ突出し、上記脚片に対応するメモリカード側面に設け
    た凹部に係入してメモリカードをロックする形状に形成
    されていることを特徴とする請求項1乃至11の何れか
    記載のメモリカード用コネクタ装置。
  13. 【請求項13】 上記ベースシェルの片側の側片の内側
    方向に上記スライダーの前後方向の移動を規制するピン
    の一端を支持する支持手段を設け、該支持手段に対向す
    る上記スライダーの脚片に、上記スライダーを上記ベー
    スシェル上に配置する際に上記支持手段を逃がすための
    切り欠きを設けたことを特徴とする請求項12記載のメ
    モリカード用コネクタ装置。
  14. 【請求項14】 上記コネクタ本体の絶縁を必要とする
    面側に絶縁テープを貼着して成ることを特徴とする請求
    項1乃至13の何れか記載のメモリカード用コネクタ装
    置。
  15. 【請求項15】 金属板製のベースシェルと、該ベース
    シェル上に被着する金属板製のカバーシェルと、メモリ
    カードのI/O接触面に対応するコンタクトを樹脂製基
    体に両側方向に並行するように保持させたコンタクトブ
    ロックと、メモリカードの挿抜操作に伴ってメモリカー
    ドとともに前後移動するスライダーと、上記スライダー
    の付勢用コイルばねと、上記付勢用コイルばねのばね座
    用突片とからなるメモリカード用コネクタ装置の製造方
    法であって、上記ベースシェルの上面後部に上記コンタ
    クトブロックを、上記コンタクトをメモリカードの挿入
    口方向に向けた状態で配置し、該コンタクトブロックの
    前方側の上記ベースシェル上に上記スライダーを載置
    し、上記カバーシェルを上記ベースシェル上に被せて、
    前部にメモリカード挿入口を開口した箱状のコネクタ本
    体を形成し、該コネクタ本体の後部から、上記コンタク
    トブロックの両側に設けられた凹欠に上記付勢用コイル
    ばねを挿入して付勢用コイルばねをコネクタ本体内の両
    側に夫々配置し、コネクタ本体の後部面から外部に臨ん
    だ上記各付勢用コイルばねの後端から上記ばね座用突片
    の一端を挿入し、ばね座用突片の他端を上記コネクタ本
    体に固持させることを特徴とするメモリカード用コネク
    タ装置の製造方法。
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