JP2001357929A - メモリカード用ソケットおよびその組立方法 - Google Patents

メモリカード用ソケットおよびその組立方法

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JP2001357929A
JP2001357929A JP2000180460A JP2000180460A JP2001357929A JP 2001357929 A JP2001357929 A JP 2001357929A JP 2000180460 A JP2000180460 A JP 2000180460A JP 2000180460 A JP2000180460 A JP 2000180460A JP 2001357929 A JP2001357929 A JP 2001357929A
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memory card
piece
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cam
arm
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Katsutomo Sasaki
克友 佐々木
Shuji Kato
修治 加藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリカードの挿抜が容易で且つメモリカード
の厚さ方向に沿った幅を小さくできるメモリカード用ソ
ケットおよびその組立方法を提供する。 【解決手段】SDメモリカードやマルチメディアカード
などのメモリカードを挿抜可能なスロット部を有するボ
ディ1の一方のアーム12にハート形状のカム20が設
けられている。ガイドベース片17のガイド壁17cと
可動板9の脚片93との間にはJ字状のロックピン7が
保持されている。ロックピン7は、軸部72が可動板9
の連結片95に形成された係止溝95aに係合して抜け
止めされて可動板9と共動することにより他端部に設け
たロック部71がボディ1の後部の側面に突設されたカ
ム20の外周に沿って移動する。スロット部にメモリカ
ードを挿入すると、メモリカードが可動板9の当接片9
9に当接して可動板9が移動しロック部71がカム20
の凹部に係合してメモリカードが位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリカード用ソ
ケットおよびその組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代の半導体メモリカードとし
て、マルチメディアカード(以下、MMCと略称する)
やSDメモリカードなどが注目されている。ここに、S
Dメモリカードは、小型、高速書き換え可能、大容量と
いう特徴の他に、著作権保護機能が付加されているとい
う特徴を有している。
【0003】ところで、MMCとSDメモリカードと
は、矩形板状に形成されており、表面の縦横の寸法は同
一で、縦32mm×横24mmとなっているが、厚さ寸
法はSDメモリカードの方がMMCよりも0.7mmほ
ど厚くなっている。すなわち、MMC110とSDメモ
リカード100とは、それぞれ図27と図28と示すよ
うに外周形状が略同じで縦横寸法(図27(a)の上下
方向を縦方向、図27(a)の左右方向を横方向とす
る)が同一の矩形板状に形成されており、図27に示す
MMC110では厚さ寸法が1.4mm(図27(c)
参照)となっているのに対して、図28に示すSDメモ
リカード100では厚さ寸法が2.1mm(図28
(c)参照)となっている。また、MMC110および
SDメモリカード100の各先端部(図27(a)およ
び図28(a)における各上部)の一端部には先端縁か
ら側縁に向かって後退する切欠部120が設けられてい
る。
【0004】また、SDメモリカード100は、裏面
(図28(b)における下面)の外周形状の横寸法が表
面(図28(b)における上面)の外周形状の横寸法よ
りも小さく、且つ、縦方向に沿った表面側の一側縁の一
部に書き込み防止スイッチ102を書き込み防止位置と
書き込み可能位置との間で移動可能とするガイド溝10
1が形成されている。図28(a)では書き込み防止ス
イッチ102が書き込み防止位置にある例を示してある
が、書き込み防止スイッチ102を図28(a)の上向
きにスライドさせることにより、書き込み防止スイッチ
102を書き込み可能位置に移動させることができる。
逆に、書き込み可能位置にある書き込み防止スイッチ1
02を図28(a)における下向きにスライドさせるこ
とにより、書き込み防止スイッチ102を書き込み防止
位置に戻すことができる。要するに、書き込み防止スイ
ッチ102は、ガイド溝101内で、図28(a)にお
ける矢印Iの方向にスライド自在となっている。なお、
SDメモリカード100の縦方向に沿った表面側の他側
縁には、縦方向に沿った中間部に切欠凹部103が形成
されている。
【0005】また、図示していないがMMC110の先
端部の裏面には左右方向に7個の接続端子が配列されて
おり、SDメモリカード100の先端部の裏面には左右
方向に9個の接続端子が配列されている。ここに、SD
メモリカード100は、MMC110の7個の接続端子
の配置と同じ位置に配置された7個の接続端子に2個の
接続端子が追加されている。
【0006】ところで、メモリカード用ソケットとして
は、図29ないし図31に示すようなものが提案されて
いる。このメモリカード用ソケットは、コイルスプリン
グよりなる復帰ばね8’,8’により図29における下
向きに付勢されボディ1’にスライド自在に保持された
可動板9’と、可動板9’と共動して先端部がハート形
状のカム20’の外周に沿って移動しメモリカード13
0の挿入時に先端部がカム20’の凹部に係合するロッ
クピン7’とを備えており、ロックピン7’の先端部が
カム20’の凹部に係合することによってメモリカード
130の位置決めされるようになっている。また、メモ
リカード130を抜く場合には、メモリカード130を
挿入方向に押すことによりロックピン7’の先端部がカ
ム20’の凹部から脱してメモリカード130を挿入す
る前の位置に戻るようになっている。要するに、このメ
モリカード用ソケットでは、メモリカード130を押す
ことによりメモリカード130の着脱ができるので、メ
モリカード130の挿抜が容易である。
【0007】ここにおいて、カム20’は、ボディ1’
の厚み方向においてメモリカードが挿入される部位に重
なる位置に配設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のメモリカード用ソケットでは、メモリカード130
の厚さとカム20’の厚さとを加算した厚さによりボデ
ィ1’の厚さが規定されてしまうので、ボディ1’の薄
型化が難しいという不具合があった。
【0009】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、メモリカードの挿抜が容易で且つメ
モリカードの厚さ方向に沿った幅を小さくできるメモリ
カード用ソケットおよびその組立方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、メモリカードの両側部を案内す
る一対のアームが形成されたスロット部を有するボディ
と、前記スロット部の中に配列されメモリカードの一面
に並設された接続端子に接触可能な複数本のコンタクト
と、ボディの一方のアームにスライド自在に保持されメ
モリカードの挿入操作によりメモリカードの挿入方向へ
移動する可動板と、前記一方のアームに配設され可動板
をメモリカードの抜脱方向へ付勢する復帰ばねと、前記
一方のアームの外側面に形成されハート形状の外周形状
を有するカムと、基端部が可動板に支持され可動板と共
動してロック部がカムの外周に沿って移動しカムの凹部
に係脱するロックピンとを備え、ロックピンは、メモリ
カードが挿入されたときにロック部がカムの凹部に係合
し、ロック部がカムの凹部に係合した状態でメモリカー
ドが挿入方向へ押されたときにロック部のカムの凹部へ
の係合が解除されることを特徴とするものであり、ロッ
クピンは、メモリカードが挿入されたときにロック部が
カムの凹部に係合し、ロック部がカムの凹部に係合した
状態でメモリカードが挿入方向へ押されたときにロック
部のカムの凹部への係合が解除されるから、メモリカー
ドの挿抜が容易であり、しかも、ロックピンのロック部
が前記一方のアームの外側面に形成されたハート形状の
カムの外周に沿って移動するから、メモリカードの厚さ
方向に沿ったボディの幅を小さくすることができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記一方のアームには、前記復帰ばねが収納される
収納凹部が形成され、前記可動板は、メモリカードの抜
脱方向への復帰ばねの飛び出しを防止するばね受け片が
連続一体に延設されているので、ばねを受ける部材を別
途に用意する場合に比べて部品点数を削減することがで
き、低コスト化を図ることができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項2記載のメモリ
カード用ソケットの組立方法であって、前記一方のアー
ムの先端側に形成された収納凹部に前記復帰ばねである
コイルスプリングをメモリカードの挿抜方向に沿って載
置し、且つ、前記ロックピンを前記一方のアームの仮保
持位置に位置決めした状態で、断面コ字状に形成した前
記可動板の両脚片に沿って設けた連結片の先端縁に臨ん
で開放された係止溝にロックピンの軸部が係止され、且
つ、前記可動板の中央片と前記ばね受け片と前記収納凹
部の内壁との間に復帰ばねが仮保持されるように、前記
可動板の一方の脚片の先端縁から延設された保持片をメ
モリカードの挿抜方向に沿って前記一方のアームに形成
されたスライド溝の幅広部に挿入することにより前記可
動板を前記一方のアームに組み込んだ後、前記可動板の
他方の脚片の先端部に設けられ前記一方の脚片側に曲成
された係止爪が前記一方のアームに設けられたロック爪
を乗り越える位置まで前記可動板をメモリカードの挿入
方向にスライドさせ、前記保持片を前記スライド溝にお
いて幅広部よりも幅の狭い幅狭部に重複させることを特
徴とし、可動板を前記一方のアームに組み込んだ後に、
復帰ばねを保持しつつ可動板をスライドさせることによ
り、可動板を前記一方のアームに保持させることができ
るとともにロックピンのロック部をハート形のカムの外
周形状に沿って移動させる際の初期位置に配置すること
ができ、組立作業が容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本実施形態のメモリカード
用ソケットについて図1ないし図16を参照しながら説
明する。なお、本実施形態のメモリカード用ソケット
は、主として上述のSDメモリカード100(図28参
照)が挿抜されるSDメモリカード用ソケットである
が、SDメモリカード100に限らず、上述のMMC1
10(図27参照)も挿抜可能でありMMC110にも
対応できるようになっている。以下、SDメモリカード
100とMMC110とを特に区別する必要がない場合
にはメモリカードと称す。
【0014】本実施形態のメモリカード用ソケットは、
全体としてコ字状に形成された合成樹脂製のボディ1を
有している。ボディ1は、長細の中央片11と、中央片
11の長手方向の両端部からそれぞれ連続一体に突設さ
れたアーム12,13とを備えている。両アーム12,
13はメモリカードの両側部を案内する機能を有してい
る。以下では、両アーム12,13の長手方向を前後方
向とし(図1(a)における下方向を前方とし)、図3
における上下方向を用いて上下方向を規定する。なお、
図1(a)における上下方向を挿抜方向、図1(a)に
おける上方向を挿入方向、図1(a)における下方向を
抜脱方向とする。
【0015】ボディ1は、中央片11の上端縁および下
端縁それぞれから前方に向かって案内壁11a,11b
が連続一体に突設されており、案内壁11aの前端縁か
らは、メモリカードの浮きあがりを防止するための半円
状の押え壁11eが連続一体に突設されている。ここに
おいて、両案内壁11a,11b間の寸法は、SDメモ
リカード100の厚さ寸法よりもやや大きな寸法に設定
されている。
【0016】ボディ1は、中央片11と両アーム12,
13と両案内壁11a,11bとで構成されるスロット
部に前方からメモリカードが挿入されるようになってい
る。ここにおいて、中央片11の下端縁から前方へ突設
した案内壁11bは、上端縁から前方へ突設した案内壁
11aよりも突出寸法が大きく両アーム12,13の半
分程度の突出寸法に設定されており、スロット部に挿入
されるメモリカードの裏面に並設された接続端子(いわ
ゆる接続ピン)に接続される弾性を有する導電性金属の
帯板よりなる複数個(本実施形態では、9個)のコンタ
クト2を離隔して保持する機能を有している。すなわ
ち、案内壁11bの前部の上面には、各コンタクト2が
導入される複数個の導入溝11d(図1(a)および図
21(a)参照)が左右方向に並んで形成されており、
各コンタクト2は案内壁11bの上面における隣り合う
導入溝11d間の部位により離間されている。各コンタ
クト2は、導入溝11dから後方斜め上方に突出し先端
部がへ字状に曲成された弾接片2a(図4および図5参
照)が突設されており、弾接片2aがメモリカードの裏
面に並設された接続端子に弾接するようになっている。
ここにおいて、案内壁11bの後部において各導入溝1
1dの前後方向に沿った部位それぞれには、各弾接片2
aが撓む空間を確保するためのスリット11cがそれぞ
れ貫設されている。各スリット11cは各導入溝11d
に連続して設けられている。要するに、本実施形態のメ
モリカード用ソケットは、スロット部の中にメモリカー
ドの接続端子へ接触可能な複数個のコンタクト2が配列
されている。
【0017】また、各コンタクト2は、プリント配線板
よりなる回路基板(図示せず)へ表面実装する際に回路
基板に形成された導電パターンに接続するための端子片
2bが上記導入溝11dに導入された部位の前端縁から
前方へ連続一体に延設されている。ここにおいて、各端
子片2bは、コンタクト2よりも幅狭に形成され、中間
部に段差部を有し先端部の下面が案内壁11bの下面を
含む平面よりも下側に位置している。ボディ1の下面に
は左右2個所において、位置決め突起14,14が下方
へ突設され、さらに中央片11の後面にはボディ1を回
路基板に固定するためのL字状の保持金具6(図1
(a)、図2および図14参照)が配設ており、回路基
板に設けた一対の位置決め穴に位置決め突起14,14
を挿入することにより回路基板に対してボディ1を位置
決めし、保持金具6の固定片61により回路基板へ固定
した状態で端子片2bを回路基板の導電パターンに半田
接続することができる。要するに、メモリカードの裏面
に並設された接続端子と回路基板に形成された導電パタ
ーンとはコンタクト2を介して電気的に接続される。こ
こに、保持金具6は、図14に示すように、上述の固定
片61と、ボディ1の下面に形成された圧入スリット1
8(図25参照)に圧入される圧入片62とで構成さ
れ、圧入片62にはダボ62aが突設されている。ま
た、端子片2bはコンタクト2よりも幅が細いので、隣
り合う端子片2bの間は比較的大きな距離を確保するこ
とができ、クロストークや半田接続時の不具合の発生を
抑制することができる。
【0018】なお、上述のように、SDメモリカード1
00は、9つの接続端子を有するが、MMC110は7
つの接続端子しか有していないものであるから、MMC
110がスロット部に挿入された場合には、9つのコン
タクト2のうち左右両端に位置するコンタクト2は未使
用の状態となる。
【0019】また、一方のアーム12の上縁および下縁
からはそれぞれ内方へガイド片12a,12bが連続一
体に突設されている。ここにおいて、両ガイド片12
a,12b間の寸法は、MMC110の厚さ寸法よりも
大きく且つSDメモリカード100の厚さ寸法よりも小
さな寸法に設定されており、ガイド片12bの前端部に
は前端縁に近づくほどガイド片12aの下面を含む平面
との距離を広げるように傾斜した誘導面12cが形成さ
れている。また、ガイド片12bの厚さ寸法は案内壁1
1bの厚さ寸法よりも大きく設定されており、ガイド片
12bの上面は案内壁11bの上面を含む平面よりも上
側に位置している。
【0020】他方のアーム13は、案内壁11bと同じ
厚さであって案内壁11bと上面および下面がそれぞれ
揃い前後方向に沿って形成されたベース片13eと、ベ
ース片13eの上面に前後方向に沿って連続一体に突設
されたガイド片13bと、ガイド片13bから立設され
た立壁13fと、立壁13fの上縁からアームのガイド
片12aに近づく向きへ連続一体に突設されたガイド片
13aとを備えており、ガイド片13bの前端部には前
端縁に近づくほどガイド片13aの下面を含む平面との
距離を広げるように傾斜した誘導面13cが形成されて
いる。ここで、ガイド片13aとガイド片12aとは上
面および下面の両方ともそれぞれ同一平面上に揃ってい
る。また、ガイド片13bの上面とガイド片12bとの
上面は同一平面上に揃い、ベース片13eの下面とガイ
ド片12bの下面は同一平面に揃っている。
【0021】ところで、上述の説明から分かるように、
本実施形態のメモリカード用ソケットのソケット部にお
いて挿入されるメモリカードがMMC110の場合に
は、一方のアーム12に設けられた一対のガイド片12
a,12bの間にMMC110の一側部が挿入され、他
方のアーム13に設けられた一対のガイド片13a,1
3bの間にMMC110の他側部が挿入されることにな
り、ソケット部に挿入されるメモリカードがSDメモリ
カード100の場合には、一方のアーム12に設けられ
た一対のガイド片12a,12bの間にSDメモリカー
ド100の表面側のMMC110と同じ厚さの部分の一
側部が挿入され、他方のアーム13に設けられた一対の
ガイド片13a,13bの間にSDメモリカード100
の表面側のMMC110と同じ厚さの部分の他側部が挿
入される。
【0022】上述の他方のアーム13は、金属製の可動
板9をスライド自在に保持するためのガイドベース片1
7がガイド片13bに平行して設けてある。ガイドベー
ス片17は、ベース片13eの長手方向の両端部でそれ
ぞれ外方に連続一体に延設された連結片15,15およ
びベース片13eの長手方向の中間部で外方に延設され
たブリッジ片16それぞれに支持される形でガイド片1
3bに連結されている。すなわち、ガイドベース片17
の下面は、連結片15,15およびブリッジ片16の下
面を含む平面よりも上側にずれている。ここにおいて、
各連結片15,15とブリッジ片17との間の部位は表
裏に貫通するスリット27a,27bとなっている。各
スリット27a,27bは前端側に相対的に幅が広い幅
広部が形成され、幅広部の後側に相対的に幅が狭い幅狭
部が連続して形成されている。また、ガイドベース片1
7の上面には、前後方向における中間部にガイドベース
片17の前後を仕切る仕切壁23が突設されており、ガ
イドベース片17の前部の両側縁からそれぞれ上方に向
かってガイド壁17a,17bが突設され、仕切壁23
の前面には、ガイド壁17a,17b間に収納されるコ
イルスプリングよりなる復帰ばね8(図16参照)が嵌
め込まれる円柱状のばね座25が前方へ突設されてい
る。ここに、ガイド壁17a.17bと仕切壁23とガ
イドベース片17とで囲まれる空間が収納凹部を構成し
ている。また、ガイドベース片17は、後部の左半分か
ら上方に向かってガイド壁17cが突設され、ガイドベ
ース片17の後部の右半分の上面には長手方向に沿った
レール溝17dが形成されている。
【0023】上述の可動板9は、図7ないし図13に示
すように、全体形状としては下向きに開放された断面コ
字状であって、中央片91の両側縁からそれぞれ下方に
突設された両脚片92,93の各先端部から互いに近づ
く向きに突出する保持片92a,93aが延設されてい
る。ここに、保持片92aは上記スリット27aを通し
て保持片93aとともにガイドベース片17を保持す
る。また、脚片92の後部の下端縁からは上記スリット
27bを通してガイドベース片17に係合する保持片9
2bが延設されている。
【0024】また、可動板9の内側の脚片92は前後方
向に沿った中間部が切り欠いてあり、中央片91の中間
部の側縁からは外方へ横片96が連続一体に突設され、
横片96の後端縁には、スロット部に挿入されたメモリ
カードの浮き上がりを防止するための押え片97が斜め
後方へ連続一体に延設されている。さらに、脚片92の
後部からは、脚片92の後方まで延長され下面がアーム
13のガイド片13bの上面に摺接する連絡片98が延
出してあり、連絡片98の先端部にはメモリカードがス
ロット部へ挿入された際にメモリカードの先端部に設け
られた切欠部120(図27および図28参照)が当接
する当接片99が形成されている。
【0025】また、可動板9の中央片91の前端縁から
は先端部が前記仕切壁23に対向しばね性を有する逆L
字状のばね受け片91aが突設されており、上述の復帰
ばね8によってばね受け片91aが前方へ付勢された状
態で、可動板9がアーム13の前部に保持されている。
ここに、上記ガイドベース片17の前部の下面における
一側部には前後方向に沿って切欠部17e(図2参照)
が形成され、切欠部17eの前端部側に可動片9の前方
への移動範囲を規制するためのロック爪19が突設され
ており、可動板9の脚片93に設けたばね性を有する帯
板状の規制片94の先端部の係止爪94aがロック爪1
9に当接することにより、アーム13からの可動板9の
抜け止めがなされる。
【0026】可動板9の後部には中央片91と脚片92
とに亘って開口されたL字状の開口部90が形成されて
おり、開口部90の内側縁のうち前後方向に沿った部位
からは、先端部がガイドベース片17のレール溝17d
に収納される逆L字状の連結片95が連続一体に延設さ
れている。この連結片95には先端縁に臨んで開放され
た係止溝95aが形成されている。
【0027】ガイドベース片17のガイド壁17cと可
動板9の脚片93との間にはJ字状のロックピン7(図
15参照)が保持されている。ロックピン7は、一端部
に設けた軸部72が可動板9の連結片95に形成された
係止溝95aに係合して抜け止めされて可動板9と共動
することにより他端部に設けたロック部71がボディ1
の後部の側面に突設されたハート形状のカム20の外周
に沿って移動する。すなわち、スロット部にメモリガー
ドが挿入されていない状態ではロック部71は図17
(a)に示す初期位置にあり、メモリカードが挿入され
るとロック部71が図17(b)に示すようにカム20
の外周に沿って図17(b)中の矢印の向きに移動し、
ロック部71が図17(c)に示すようにカム20の凹
部に係合して可動板9の移動が規制されることでメモリ
カードが位置決めされた状態で保持される。スロット部
へのメモリカードの挿入が完了した状態ではロック部7
1は図17(c)に示すようにカム20の凹部に係合し
ており、メモリカードを抜くときにはメモリカードを前
方から押す(挿入方向へ押す)ことにより、ロック部7
1が図17(d)に示すようにカム20の凹部を脱し、
カム20の外周に沿って図17(d)中の矢印の向きに
移動しメモリカードを挿入する前の初期位置に戻る。こ
こにおいて、ロック部71がカム20の外周に沿って移
動するのを補助するためにボディ1の後部の側面にはハ
ートカム20の近傍に誘導突起21,22,28(図1
7参照)が突設されている。
【0028】ところで、本実施形態のメモリカード用ソ
ケットにおいては、一方のアーム12の中間部は、前後
方向における他の部位よりも他方のアーム13との間の
距離が大きくなるように、左右方向において上記他の部
位と段差を有している。アーム12には、それぞれ導電
性金属の帯板よりなる可動片4と固定片5とが前後方向
に沿って配設されており、固定片5の先端部の外面(図
2における右面)と可動片4の先端部の内面(図2にお
ける左面)とがアーム12の中間部で左右方向において
重なるように固定片5の先端部が曲成されている。ここ
において、固定片5は、図2に示すように、アーム12
の後部の下面において前後方向に沿って形成された2つ
の保持溝24c,24dに一部を圧入することによって
アーム12に保持され、可動片4は、アーム12の前部
の下面において前後方向に沿って形成された2つの保持
溝24a,24bに一部を圧入するよってアーム12に
保持されている。ここに、可動片4の先端部とアーム1
2の内面との間は離間している。さらに、固定片5およ
び可動片4それぞれの基端部の下端縁からは回路基板に
設けた導電パターンに接続するための接続片51,41
が側方へ連続一体に延設されている。
【0029】可動片4は、アーム12における下側に位
置する第1の接触ばね片42と、アーム12における上
側に位置する第2の接触ばね片43とが先端縁に臨んで
開放されたスリットにより分けられた二股状の形状に形
成されている。また、各接触ばね片42,43の各先端
部の近傍にはそれぞれ他方のアーム13に向かって突出
するU字状の検知片42a,43aが曲成されている。
ここにおいて、第1の接触ばね片42に曲成された第1
の検知片42aと第2の接触ばね片43に曲成された第
2の検知片43aとでは、第1の検知片42aの方が第
2の検知片43aよりも左右方向における突出寸法が大
きくなっている。第2の検知片43aは、SDメモリカ
ード100が所定位置まで挿入されたときに書き込み防
止位置に対応した位置に設けてあり、第2の検知片43
aの突出寸法は、図19に示すように書き込み防止スイ
ッチ102が書き込み防止位置にあるSDメモリカード
100が所定位置まで挿入されたときに書き込み防止ス
イッチ102に弾接して第2の接触ばね片42の先端部
が固定片5の先端部から離れ、且つ、図20に示すよう
に書き込み防止スイッチ102が書き込み可能位置にあ
るSDメモリカード100が挿入されたときにガイド溝
101の底面に当接しないように設定されている。一
方、第1の検知片42aの突出寸法は、図19および図
20に示すように、SDメモリカード100が挿入され
た時にSDメモリカード100の裏面側の一側縁に弾接
して第1の接触ばね片41の先端部が固定片5の先端部
から離れるように設定されている。
【0030】しかして、書き込み防止スイッチ102を
書き込み防止位置にしたSDメモリカード100をスロ
ット部に所定位置まで挿入すると、図19に示すよう
に、SDメモリカード100の裏面側に並設された各接
続端子(図示せず)が各コンタクト2の弾接片2aに弾
接する。この際、第1の接触ばね片42の検知片42a
がSDメモリカード100の裏面側の一側縁に弾接して
SDメモリカード100により押圧され、第1の接触ば
ね片42が撓んで第1の接触ばね片42の先端部が固定
片5の先端部から離れ、且つ、第2の接触ばね片43の
検知片43aがSDメモリカード100の書き込み防止
スイッチ102に弾接して押圧され、第2の接触ばね片
43が撓んで第2の接触ばね片43の先端部が固定片5
の先端部から離れるので、結局、可動片4と固定片5と
が離れた状態(電気的に非導通状態)になる。
【0031】これに対して、書き込み防止スイッチ10
2を書き込み可能位置にしたSDメモリカード100を
スロット部に所定位置まで挿入すると、図20に示すよ
うに、SDメモリカード100の裏面側に並設された各
接続端子(図示せず)が各コンタクト2の弾接片2aに
弾接する。この際、第1の接触ばね片42の検知片42
aがSDメモリカード100の裏面側の一側縁に弾接し
てSDメモリカード100により押圧され第1の接触ば
ね片42が撓んで第1の接触ばね片42の先端部が固定
片5の先端部から離れるが、第2の接触ばね片43の検
知片43aはSDメモリカード100には当たらず第2
の接触ばね片43の先端部が固定片5の先端部に弾接し
た状態に維持されるので、結局、可動片4と固定片5と
は接触した状態(電気的に導通した状態)になる。
【0032】また、MMC110をスロット部に所定位
置まで挿入すると、図18に示すように、MMC110
の裏面に並設された7個の接続端子(図示せず)が9つ
のコンタクト2のうちの7つのコンタクト2の弾接片2
aに弾接する。この際、第2の接触ばね片43の検知片
43aがMMC110の一側縁により押圧されることに
なり、第2の接触ばね片43aが撓んで第2の接触ばね
片43の先端部が固定片5の先端部から離れるが、第1
の接触ばね片42の検知片42aには何も当たらず第1
の接触ばね片42の先端部が固定片5の先端部に弾接し
た状態に維持されるので、結局、可動片4と固定片5と
は接触した状態(電気的に導通した状態)になる。ここ
において、可動片4と固定片5とで検知スイッチ要素を
構成している。
【0033】上述のように、書き込み防止スイッチ10
2が書き込み可能位置にあるSDメモリカード100若
しくはMMC110がスロット部に所定位置まで挿入さ
れると、検知スイッチ要素が導通状態になり、書き込み
防止スイッチ102が書き込み防止位置にあるSDメモ
リカード100がスロット部に所定位置まで挿入される
と、検知スイッチ要素が非導通状態になる。したがっ
て、書き込み防止スイッチ102が書き込み防止位置に
あるSDメモリカード100が挿入されたことを検知ス
イッチ要素により検知することができ、第1の接触ばね
片42と第2の接触ばね片43とは可動片4の先端部を
二股状にすることで形成されているので、ばね性を持た
せる部材を可動片4の1部材のみにすることができ、2
つの接触ばね板を別々に用意する必要がなく、低コスト
化を図ることができる。
【0034】また、固定片5および可動片4それぞれに
は、回路基板へ表面実装する際に回路基板の表面に設け
た導電パターンに接続するための接続片51,41が連
続一体に延設されているので、部品点数を削減すること
ができるとともに、実装面積の省スペース化を図ること
ができる。
【0035】次に、ボディ1への復帰ばね8、ロックピ
ン7、可動板9の組立方法について図21ないし図25
を参照しながら説明する。
【0036】まず、図21に示す上述のボディ1を用意
し、図22に示すようにアーム13のガイドベース片1
7とガイド壁17a,17bと仕切壁23とで囲まれた
空間よりなる収納凹部に復帰ばね8を前後方向に沿って
載置するとともにロックピン7をアーム13の仮保持位
置に位置決めする。ここにおいて、ロックピン7のロッ
ク部71は、ガイド壁17cの後端部から外方へ延設さ
れた仕切壁17fと、仕切壁17fの下端部から後方に
突設された誘導突起28とで形成される仮保持用凹部に
仮保持され、ロックピン7の軸部72はレール溝17d
の周部に載置される。ここにおいて、ロック部71は、
ボディ1の上方から仕切壁17fと誘導突起22との間
に形成される隙間を通して挿入され上記仮保持用凹部に
載置される。
【0037】その後、図23に示すように、可動板9を
ボディ1のアーム13上方に位置させ、図23中の矢印
Kの向きへ可動板9を移動させ、可動板9の脚片92の
先端縁から内方に延設された保持爪92a,92bをス
ライド溝27a,27bの幅広部に挿入することによ
り、図24に示すように、連結片95の係止溝95aに
ロックピン7の軸部72が係止され、且つ、可動板9の
中央片91とばね受け片91aと収納凹部の内壁との間
に復帰ばね8が仮保持される。続いて、可動板9をメモ
リカードの挿入方向(図25中の矢印Kの向き)にスラ
イドさせる。この際には、図26に示すように可動板9
の係止爪94aがアーム13に設けられたロック爪19
を乗り越える位置までスライドさせ、保持片92a,9
2bをスライド溝27a,27bの幅狭部に重複させ
る。ここに、係止爪94aがロック爪19に当接してい
る状態において、ロックピン7のロック部71は上記初
期位置に配置されている。
【0038】しかして、上述の組立方法によれば、可動
板9をアーム13に組み込んだ後に、復帰ばね8を保持
しつつ可動板9をスライドさせることにより、可動板9
をアーム13に保持させることができるとともにロック
ピン7のロック部71をハート形のカム20の外周形状
に沿って移動させる際の初期位置に配置することがで
き、組立作業が容易になる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記目的を達成する
ために、メモリカードの両側部を案内する一対のアーム
が形成されたスロット部を有するボディと、前記スロッ
ト部の中に配列されメモリカードの一面に並設された接
続端子に接触可能な複数本のコンタクトと、ボディの一
方のアームにスライド自在に保持されメモリカードの挿
入操作によりメモリカードの挿入方向へ移動する可動板
と、前記一方のアームに配設され可動板をメモリカード
の抜脱方向へ付勢する復帰ばねと、前記一方のアームの
外側面に形成されハート形状の外周形状を有するカム
と、基端部が可動板に支持され可動板と共動してロック
部がカムの外周に沿って移動しカムの凹部に係脱するロ
ックピンとを備え、ロックピンは、メモリカードが挿入
されたときにロック部がカムの凹部に係合し、ロック部
がカムの凹部に係合した状態でメモリカードが挿入方向
へ押されたときにロック部のカムの凹部への係合が解除
されるものであり、ロックピンは、メモリカードが挿入
されたときにロック部がカムの凹部に係合し、ロック部
がカムの凹部に係合した状態でメモリカードが挿入方向
へ押されたときにロック部のカムの凹部への係合が解除
されるから、メモリカードの挿抜が容易であり、しか
も、ロックピンのロック部が前記一方のアームの外側面
に形成されたハート形状のカムの外周に沿って移動する
から、メモリカードの厚さ方向に沿ったボディの幅を小
さくすることができるという効果がある。
【0040】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記一方のアームには、前記復帰ばねが収納される
収納凹部が形成され、前記可動板は、メモリカードの抜
脱方向への復帰ばねの飛び出しを防止するばね受け片が
連続一体に延設されているので、ばねを受ける部材を別
途に用意する場合に比べて部品点数を削減することがで
き、低コスト化を図ることができるという効果がある。
【0041】請求項3の発明は、請求項2記載のメモリ
カード用ソケットの組立方法であって、前記一方のアー
ムの先端側に形成された収納凹部に前記復帰ばねである
コイルスプリングをメモリカードの挿抜方向に沿って載
置し、且つ、前記ロックピンを前記一方のアームの仮保
持位置に位置決めした状態で、断面コ字状に形成した前
記可動板の両脚片に沿って設けた連結片の先端縁に臨ん
で開放された係止溝にロックピンの軸部が係止され、且
つ、前記可動板の中央片と前記ばね受け片と前記収納凹
部の内壁との間に復帰ばねが仮保持されるように、前記
可動板の一方の脚片の先端縁から延設された保持片をメ
モリカードの挿抜方向に沿って前記一方のアームに形成
されたスライド溝の幅広部に挿入することにより前記可
動板を前記一方のアームに組み込んだ後、前記可動板の
他方の脚片の先端部に設けられ前記一方の脚片側に曲成
された係止爪が前記一方のアームに設けられたロック爪
を乗り越える位置まで前記可動板をメモリカードの挿入
方向にスライドさせ、前記保持片を前記スライド溝にお
いて幅広部よりも幅の狭い幅狭部に重複させるので、可
動板を前記一方のアームに組み込んだ後に、復帰ばねを
保持しつつ可動板をスライドさせることにより、可動板
を前記一方のアームに保持させることができるとともに
ロックピンの先端部をハート形のカムの外周形状に沿っ
て移動させる際の初期位置に配置することができ、組立
作業が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示し、(a)は平面図、(b)は右
側面図である。
【図2】同上の下面図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】図1(a)のA−A’断面図である。
【図5】図1(a)のB−B’断面図である。
【図6】図1(a)のC−C’断面図である。
【図7】同上のおける可動板の平面図である。
【図8】同上における可動板の正面図である。
【図9】同上における可動板の下面図である。
【図10】同上における可動板の右側面図である。
【図11】同上における可動板の左側面図である。
【図12】同上における可動板の背面図である。
【図13】図7のA−A’断面図である。
【図14】同上における保持金具を示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図15】同上におけるロックピンを示し、(a)は側
面図、(b)は下面図、(c)は背面図である。
【図16】同上における復帰ばねを示し、(a)は平面
図、(b)は正面図である。
【図17】同上の動作説明図である。
【図18】同上においてMMCを挿入した状態の下面図
である。
【図19】同上において書き込み防止スイッチが書き込
み防止位置にあるSDメモリカードを挿入した状態の下
面図である。
【図20】同上において書き込み防止スイッチが書き込
み可能位置にあるSDメモリカードを挿入した状態の下
面図である。
【図21】同上の組立方法の説明図である。
【図22】同上の組立方法の説明図である。
【図23】同上の組立方法の説明図である。
【図24】同上の組立方法の説明図である。
【図25】同上の組立方法の説明図である。
【図26】同上の組立方法の説明図である。
【図27】マルチメディアカードを示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図28】SDメモリカードを示し、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図29】従来のメモリカード用ソケットの平面図であ
る。
【図30】同上の下面図である。
【図31】同上の正面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 コンタクト 2a 弾接片 7 ロックピン 9 可動板 12 アーム 13 アーム 17 ガイドベース片 17c ガイド壁 20 カム 71 ロック部 72 軸部 92 脚片 93 脚片 95 連結片 95a 係止溝 99 当接片
フロントページの続き Fターム(参考) 5B058 CA04 CA13 KA12 KA24 YA20 5E021 FA05 FA11 FB18 FC31 FC40 HB05 HC13 HC31 5E051 BA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリカードの両側部を案内する一対の
    アームが形成されたスロット部を有するボディと、前記
    スロット部の中に配列されメモリカードの一面に並設さ
    れた接続端子に接触可能な複数本のコンタクトと、ボデ
    ィの一方のアームにスライド自在に保持されメモリカー
    ドの挿入操作によりメモリカードの挿入方向へ移動する
    可動板と、前記一方のアームに配設され可動板をメモリ
    カードの抜脱方向へ付勢する復帰ばねと、前記一方のア
    ームの外側面に形成されハート形状の外周形状を有する
    カムと、基端部が可動板に支持され可動板と共動してロ
    ック部がカムの外周に沿って移動しカムの凹部に係脱す
    るロックピンとを備え、ロックピンは、メモリカードが
    挿入されたときにロック部がカムの凹部に係合し、ロッ
    ク部がカムの凹部に係合した状態でメモリカードが挿入
    方向へ押されたときにロック部のカムの凹部への係合が
    解除されることを特徴とするメモリカード用ソケット。
  2. 【請求項2】 前記一方のアームには、前記復帰ばねが
    収納される収納凹部が形成され、前記可動板は、メモリ
    カードの抜脱方向への復帰ばねの飛び出しを防止するば
    ね受け片が連続一体に延設されてなることを特徴とする
    請求項1記載のメモリカード用ソケット。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のメモリカード用ソケット
    の組立方法であって、前記一方のアームの先端側に形成
    された収納凹部に前記復帰ばねであるコイルスプリング
    をメモリカードの挿抜方向に沿って載置し、且つ、前記
    ロックピンを前記一方のアームの仮保持位置に位置決め
    した状態で、断面コ字状に形成した前記可動板の両脚片
    に沿って設けた連結片の先端縁に臨んで開放された係止
    溝にロックピンの軸部が係止され、且つ、前記可動板の
    中央片と前記ばね受け片と前記収納凹部の内壁との間に
    復帰ばねが仮保持されるように、前記可動板の一方の脚
    片の先端縁から延設された保持片をメモリカードの挿抜
    方向に沿って前記一方のアームに形成されたスライド溝
    の幅広部に挿入することにより前記可動板を前記一方の
    アームに組み込んだ後、前記可動板の他方の脚片の先端
    部に設けられ前記一方の脚片側に曲成された係止爪が前
    記一方のアームに設けられたロック爪を乗り越える位置
    まで前記可動板をメモリカードの挿入方向にスライドさ
    せ、前記保持片を前記スライド溝において幅広部よりも
    幅の狭い幅狭部に重複させることを特徴とするメモリカ
    ード用ソケットの組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004059798A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-15 Matsushita Electric Works, Ltd. メモリカード用コネクタ
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