JP2003217582A - リチウムイオン二次電池の正極活物質およびその製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池の正極活物質およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LiMgxCo(1-x)2(但し0≦x<0.
1)を正極活物質とし、その粒子形状の改良をはかり、
正極板中での活物質の高充填化と集電性を向上させて、
高容量で放電特性の優れた非水電解液二次電池を提供す
ること。 【解決手段】 一般式 LiMgxCo(1-x)2(但し
0≦x<0.1)で表されるリチウムとコバルトを主体
とした複合酸化物であって、SEM観察による粒径が1
μm以下である小結晶の一次粒子が多数集合して形成さ
れる粒径が2以上3μm以下の二次粒子が、主体をなす
粒径8以上10μm以下の二次粒子の表面に存在してお
り、それらの二次粒子は一次粒子の一部を共有すること
により互いに結合しているリチウムイオン二次電池の正
極活物質を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムとコバル
トを主体とした複合酸化物を正極活物質として用いたリ
チウムイオン二次電池に関し、特にその正極活物質の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、民生用電子機器のポータブル化、
コードレス化が急激に進んでいる。これにつれて、これ
ら電子機器の駆動用電源を担う小型、軽量で高エネルギ
ー密度を有する電池への要望が高まっている。このよう
な観点から非水系二次電池、とりわけリチウムイオン二
次電池は高電圧、高エネルギー密度を有する電池とし
て、ノートパソコン、携帯電話、AV機器などに主に使
用されている。このリチウムイオン二次電池の負極には
リチウムを吸蔵・放出可能な炭素材料が、正極には層状
の結晶構造を有するリチウムと遷移金属であるコバルト
との複合酸化物であるLiCoO2が代表的に使用され
ている。昨今では電子機器の高性能化により消費電力が
増大し、電源としてのリチウムイオン二次電池にはさら
なる高エネルギー密度化が求められている。その手段の
ひとつとしてLiCoO2よりも可逆容量が大きいLi
NiO2やLiNiO2のNiの一部に他の金属元素を置
換させた正極活物質材料を使用することが検討されてい
る。しかしながら、これらの材料は高温環境下での熱安
定性やサイクル寿命特性、低温放電特性に課題があり、
電池での実用化は一部の限定用途にとどまっている。
【0003】一方、LiCoO2においてもエネルギー
密度を高める検討が行なわれている。例えば、特開平1
1−273678号公報に開示されているように粒子の
粒径や形状を制御して粉体の流動性や充填性を向上させ
ることで、極板中の正極活物質をより高密度に充填する
ことが可能となり、この極板を用いて電池の容量を高く
することが提案されている。
【0004】上記公報の方法で合成される正極活物質の
粉体は流動性が高いため極板とした時の活物質の充填が
均一にできる。しかしながら、この粉体でも導電材や結
着剤と混合して実際の電極とすると、その充填密度は充
分に高くはない。なぜなら活物質粒子と活物質粒子の隙
間の空間が大きく、この空間には極板を構成するための
導電材や結着剤が占めているからである。また、この空
間を活物質で埋めるために導電材や結着剤の量を減らし
て、極板をより大きな力で加圧プレスして活物質を変形
あるいは粉砕させて高密度に充填する場合には、活物質
相互間の電子伝導性低下による電池特性の低下や、活物
質の粉砕により電解液との反応性が高くなるために、高
温でのガス発生増大や、安全性が低下するなどの課題が
あった。また近年リチウムイオン二次電池に対しては更
なる安全性の向上が求められており、LiCoO2の安
全性を高めるために、LiCoO2のCoをMgなど様
々な元素で置換することが検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】LiCoO2のCoを
Mgで置換したLiMgxCo(1-x)2は(以下、Mg
置換LiCoO2と称する)、Co34とLi2CO3
MgCO3の粉末を混合して焼成することで得られる。
しかしながら、この方法では原料粉末の混合には粉末の
大きさによる制限があり、CoとMgを均一に置換反応
することが難しく、CoとMgの組成のズレやMgO等
の不純物が残存するという問題がある。
【0006】一方、原子レベルで均一に置換する方法と
しては共沈法が優れていることが知られている。共沈法
で合成したMgxCo(1-x)OH2共晶を加熱処理して得
られるMg3xCo(3-3x)4を原料として、リチウム塩
と混合し、焼成することでCoとMgが均一に置換した
Mg置換LiCoO2を得ることが出来る。しかしなが
らこの方法では、MgxCo(1-x)OH2共晶の見かけか
さ比重が低いために、得られるMg置換LiCoO2
見かけかさ比重も低く、この材料を用いて電極を作製し
た場合には、極板中の活物質の充填密度が低いためにエ
ネルギー密度の高い極板が得られなかった。さらには、
このような見かけかさ比重が低い材料で電極を構成した
場合には、粒子相互の接触面積が少なくなるために、粒
子相互間の電子伝導性が低下して、電池の放電特性やサ
イクル寿命特性が低下するという課題があった。
【0007】本発明の目的は、LiCoO2及びMg置
換LiCoO2の粒子形状を改良し、極板中の活物質充
填密度が高くて高容量の正極、かつ電子伝導性に関して
も良好な正極とし、この正極を用いて、高エネルギー密
度で電気特性に優れたリチウムイオン二次電池を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の主題はリチウム
イオン二次電池の正極活物質として、一般式 LiMg
xCo(1-x)2(但し0≦x<0.1)で表されるリチ
ウムとコバルトを主体とした複合酸化物で、SEM観察
による粒径が1μm以下である小結晶の一次粒子が多数
集合して形成される粒径2以上3μm以下の二次粒子
が、主体をなす粒径8以上10μm以下の二次粒子の表
面に存在し、これらの二次粒子が一次粒子の一部を共有
することで互いに結合したものを用いたことである。
【0009】この正極活物質は二次粒子相互間で一次粒
子の一部を共有しており、この共有部分が粒子相互間で
の電子の導電経路となることで集電性が向上するため
に、その結果、極板中での活物質の利用率を高めること
ができる。また粒径が大きい二次粒子相互間の空間をそ
の周りに部分的に結合している、粒径が小さい二次粒子
が占めることができるため、極板中での活物質の充填密
度を高めることができる。
【0010】また本発明の正極活物質製造方法では、一
次焼成で得られた平均粒径が2以上3μm以下の小粒径
の生成物Aと、それよりも大粒径の平均粒径が8以上1
0μm以下の生成物Bとの2種類の粉体を混合してから
二次焼成を行い、小粒径の生成物Aと大粒径の生成物B
との粒子間の一部分を焼結させて結合させている。上記
のような粒子形状とすることで、導電材と結着剤を混合
して極板を構成した場合、粉体の分散状態が均一である
いう利点がある。すなわち、互いに結合していない小粒
径と大粒径だけを混合した場合には均一に混合させるこ
とが出来るが、そこに導電材や結着剤および分散溶媒を
添加して極板を製造する場合には、小粒径と大粒径で
は、結着剤や分散溶媒との親和力に差があるために、分
散状態は不均一になってしまうが、小粒径と大粒径の一
部分を結合させた形状とすることで分散状態を均一にす
ることが出来る。
【0011】またこの製造方法とすることで、粒径が8
以上10μmの二次粒子の表面に、粒径2以上3μm以
下の二次粒子がそれらの一次粒子の一部を共有状態で結
合した正極活物質が主体として出来ており、粒径が2以
上3μm以下の二次粒子が単独で存在している割合は少
ないことがSEM観察から観察される。このような粒子
形状となる理由は以下のことが考えられる。小粒径の二
次粒子と大粒径の二次粒子で焼結性が異なることと、さ
らには、小粒径の二次粒子と大粒径の二次粒子の混合比
率を最適化したことが挙げられる。さらに詳細に述べる
と、小粒径の二次粒子を単独で用いて900℃で焼成を
行なった場合には、焼結による粒子間の凝集が起こり、
得られた活物質の粒径は不揃いでその粒径は大きくな
る。一方、大粒径の二次粒子の場合には粒子間の凝集は
起こらずその粒径はほとんど変化しない。このように小
粒径と大粒径で焼結に差異があるのはそれぞれの比表面
積の差によるものと考えられる。すなわち、小粒径の二
次粒子は比表面積が大きいために、粒子間の接触面積が
大きくなるために焼結により凝集すると考えられる。従
って、大粒径の二次粒子間がつくる隙間に小粒径の二次
粒子が入るような粒径の比率とし、さらにその混合比率
を最適化することで、大粒径の二次粒子と小粒径の二次
粒子が焼結により一部結合した粒子形状とすることがで
きると考えられる。また、小粒径の二次粒子を介在して
大粒径どうしが焼結する場合があるが、容易に粉砕する
ことが可能である。また、本発明ではコバルト源とリチ
ウム源を混合して600℃で反応させる工程を小粒径と
大粒径で分けているが、これはリチウム源を均一に反応
させる点でも重要である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、上記の一般
式 LiMgxCo(1-x)2(但し0≦x<0.1)で
表されるコバルト酸リチウムからなる正極活物質におい
て、SEM観察による粒径が1μm以下である小結晶の
一次粒子が多数集合して形成した粒径2以上3μm以下
の二次粒子を、粒径8以上10μm以下の二次粒子の表
面に一次粒子の一部を共有することで結合していること
を特徴とする。
【0013】この正極活物質の製造方法の詳細を以下に
述べる。
【0014】コバルト源として平均粒径D50が2以上3
μm以下のMg3xCo(3-3x)4(0≦x<0.1)
を、リチウム源としてLi2CO3またはLiOHのいず
れかを用い、Coに対するLiの混合比率がモル比で
0.98以上1.02以下の範囲内の混合物を600℃
から650℃の温度で5時間以上焼成して得られた平均
粒径D50が2以上3μm以下の生成物Aと、前記同様に
コバルト源として平均粒径D50が8以上10μm以下の
Mg3xCo(3-3x)4(0≦x<0.1)を、リチウム
源としてLi2CO3もしくはLiOHのいずれかを用
い、Coに対するLiの混合比率がモル比で0.98以
上1.02以下の範囲内の混合物を600℃から650
℃の温度で5時間以上焼成して得られた平均粒径D50
8以上10μm以下の生成物Bとを、生成物Aと生成物
Bの重量比が1:9から4:6の範囲から選ばれる重量
比で混合した後に、900℃から950℃の温度範囲で
10時間から15時間焼成することで本発明の正極活物
質を得ることができる。
【0015】本発明の正極活物質に、導電材として天然
黒鉛、人造黒鉛、カーボンブラックおよびアセチレンブ
ラックなどの炭素材料と、結着剤としてポリフッ化ビニ
リデン、ポリテトラフルオロエチレンなどを加えて、N
−2メチルピロリドンなどの分散媒を用いてペースト化
した後に、アルミニウム等の金属箔上に塗布することで
正極板を構成することができる。本発明の正極活物質を
使用して作製した正極板の模式図を図1に示す。芯材1
の両面に、正極活物質2、3と結着剤および導電材から
構成された合剤層が形成されており、活物質は図1に示
されるように充填されている(図中で結着剤及び導電材
は図示していない)。
【0016】図1から明らかなように、本発明による正
極活物質を用いると、粒径が大きい粒子相互の隙間に粒
径が小さい粒子が均一に入り込んで充填されるために、
極板中の活物質の充填密度が高まり、さらには、粒子間
の接触点も多いことが分かる。
【0017】負極としては、リチウムを挿入・脱離でき
る炭素材料や人造黒鉛、天然黒鉛等を用いることができ
る。また電解液としては六フッ化リン酸リチウム(Li
PF 6)などのリチウム塩を電解質塩とし、エチレンカ
ーボネートやプロピレンカーボネート等の環状エステル
とジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチ
ルエチルカーボネート等の鎖状エステルとの混合溶媒に
溶解したものを用いることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0019】(例1)LiMgxCo(1-x)2の合成 Coと置換するMgの置換量とCoに対するLiの混合
比率を変えてLiMg xCo(1-x)2の合成を行った。
原料として一般式Mg3xCo(3-3x)4(式中0≦x<
0.1)で表されるMg含有コバルト酸化物と、Li2
CO3で表される炭酸リチウムを用いた。Mg3xCo
(3-3x)4はCoSO4とMgSO4溶液を用いて共沈法
により、MgxCo1-x(OH)2を作製した後に400
℃で加熱処理することで得たものを用いた。Mg含有コ
バルト酸化物の粒径は平均粒径D50で8μmとし、Mg
の置換量はxの値で0、0.05、0.10、0.15
の4種類のもの用いた。これら4種類のMg含有コバル
ト酸化物に対して炭酸リチウムを混合し、その混合比は
CoとMgの合計モル数に対してLiのモル数の比率L
i/(Co+Mg)比がそれぞれ0.95、0.98、
1.02、1.05となるようにした。これらの混合物
を空気雰囲気中650℃で10時間焼成した後に、再
度、粉砕と混合を行ない、その後、空気雰囲気中900
℃で10時間焼成した。この焼成後の生成物16種類を
それぞれ本発明の正極活物質A1,A2,A3,・・
・,A16とする。
【0020】次に本実施例で得られた正極活物質を用い
て正極板を作製した。合成した正極活物質と導電材とし
てアセチレンブラック、結着剤としてポリフッ化ビニリ
デンを重量比で100:3:4の割合で混合しN−2メ
チルピロリドンを加えてペースト状にして厚さ15μm
のアルミ箔の両面に塗布し、乾燥後、圧延して幅40m
m、長さ400mm、厚み125μmの正極板を得た。
正極板にはリード取り付け部分などの合剤無塗工部分が
設けてあり、合剤塗工部分の長さは片面塗工に換算して
630mmとした。塗工後極板の圧延はロールプレス機
を用いて線圧1t/cmの条件で活物質密度が3.5g
/ccになるように3から5回プレスした。活物質密度
とは(合剤中に含まれる活物質重量)/(極板合剤部分
の幾何体積)の値である。
【0021】次いで、得られた正極板の極板強度の評価
を行なった。極板の圧延方向に対して垂直な線(ただし
極板の面内)で180°に折り曲げて、この時の合剤層
の剥がれや極板の破断が起こらないか否かを確認した。
充填性が低い活物質で極板を構成した場合には、合剤層
の柔軟性がなくなり、また圧延時の極板の延びも大きく
なる。その結果、極板の折り曲げ時に合剤の剥がれや極
板の破断といった問題がおこる。
【0022】極板の強度試験で破断が生じなかった正極
に関して電池特性の評価を行った。電池の作製法につい
て以下に詳細に述べる。正極板と対をなす負極板には、
人造黒鉛粉末98重量%に対し結着剤としてスチレンブ
タジエンゴム2重量%を混合し、これらをカルボキシメ
チルセルロース水溶液に懸濁させてペースト状にし、こ
のペーストを厚さ10μmの銅箔の両面に塗布し、乾燥
後、圧延して幅42.5mm、長さ370mm、厚み1
46μmとしたものを用いた。負極板にはリード取り付
け部分などの合剤無塗工部分が設けてあり、合剤塗工部
分の長さは片面塗工に換算して650mmとした。
【0023】正極板と負極板をポリエチレン微多孔膜か
らなるセパレータを介して平板状の巻芯で巻回し、角型
のアルミニウム製の電池ケース(厚さ5.3mm、幅3
0.0mm、高さ48.0mm)に収納した。電解液に
は、エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネート
の体積比1:2の混合溶媒に、LiPF6を1.0モル
/リットルの濃度になるように溶解したものを使用し
た。電解液を極板群に注入し、0.1Aで1時間の充電
処理をした後に、密閉封口して試験電池を作製した。
【0024】電池の初期容量は20℃の環境下で測定し
た。充電条件は4.2Vの定電圧充電で、電流上限値を
0.70A、電流値が0.05Aに達した時を充電終止
とした。放電条件は定電流放電で、電流値を0.14
A、電圧が3.0Vに達した時を放電終止とした。この
条件で充放電したときの3サイクル目の放電容量を電池
の初期容量とした。
【0025】(例1)で合成した正極活物質を用いた極
板の強度評価および電池の初期容量を(表1)に示す。
(表1)の極板強度試験結果で×は極板が破断したも
の、△は合剤層の表面の一部にひびが認められたものを
意味する。
【0026】極板強度をみると、Mgの置換量xが0.
15となると極板の強度が著しく低下した。これは、M
gを置換することで見かけかさ比重が小さくなり、充填
性が低下したからである。また、Li/(Co+Mg)
の比率が0.95の場合と1.05の場合で極板強度が
著しく低下した。Liの比率が大きくなる方向で結晶粒
子の成長が促進されて二次粒子の表面が平滑になる。L
i/(Co+Mg)比率が0.95の場合には表面の平
滑性も悪いが、さらに結晶成長が十分でないので、粒子
内部の空隙が増えて見かけかさ比重が低下するため充填
性が悪くなると考えられる。またLi/(Co+Mg)
比率が1.05の場合については、結晶粒子の成長が著
しく二次粒子の焼結により凝集して充填性が低下したも
のと考えられる。
【0027】これらの結果から、Mgの置換量xは0.
10以下が良く、またLi/(Co+Mg)の比率は
0.98以上1.02以下が良いことが分かる。
【0028】また、電池の初期容量は、Mgの置換量x
が増えると低下する方向であることが分かる。これは、
Mgで置換すると可逆容量が低下するからである。Mg
の置換量に関しては、電池の熱的な安定性に問題がなけ
れば少ない方が電池容量の点から好ましい。
【0029】
【表1】
【0030】(例2)LiMg0.05Co0.952の合成 本発明による正極活物質は以下に述べる方法で合成し
た。(例1)と同様の方法でMg0.15Co2.854を作
製し、その平均粒径D50が1、2、3、4、6、8、1
0、12μmの8種類のMg0.15Co2.854を用意し
た。これら8種類のMg含有コバルト酸化物のそれぞれ
に対して炭酸リチウムを混合し、その混合比はCoとM
gの合計モル数に対してLiのモル数の比率Li/(C
o+Mg)比が1.00となるようにした。これらの混
合物を空気雰囲気中650℃で10時間焼成(一次焼成
工程)して、平均粒径D50が1、2、3、4、6、8、
10、12μmの8種類の生成物を用意した。これら8
種類の生成物で、平均粒径が1から4μmのものを小粒
径生成物、6から12μmのものを大粒径生成物とし
た。小粒径生成物と大粒径生成物の粒径の組み合わせで
16種類の混合物を作製し、その混合比は(小粒径の生
成物の重量):(大粒径の生成物の重量)=2:8とし
た。これら16種類の混合物を空気雰囲気中900℃で
10時間焼成(二次焼成工程)して、本発明の正極活物
質B1,B2,・・・,B16を得た。また、比較のた
めに粒径が3μmの小粒径生成物と8μm大粒径生成物
をそれぞれ別々に二次焼成した後に混合した混合物B1
7を得た。
【0031】極板強度及び電池の作製と容量の評価は
(例1)と同様の方法で行なった。次いで、(例2)で
作製した電池については、高率放電試験と保存試験を行
った。以下その方法を述べる。
【0032】高率放電試験は満充電の電池を用いて20
℃の環境下で行なった。放電条件は定電流放電で、電流
値を1.40Aとし電圧が3.0Vに達した時を放電終
止として、このときの放電容量と初期容量との比を百分
率で表して放電容量維持率とした。
【0033】保存試験は、放電特性評価後の電池を4.
2Vの定電圧充電で、電流上限値を0.70A、電流値
が0.05Aに達したときを充電終止とした時の充電後
の電池厚みと、その後電池を60℃の環境下で20日間
保存し60℃の状態で電池厚みを測定し、保存前後での
電池厚みの差を電池膨れ量として評価した。
【0034】(例2)で合成した正極活物質での極板強
度および電池特性の評価結果を(表2)に示す。(表
2)の、極板強度試験結果で×は極板が破断したもの、
△は合剤層の表面の一部にひびが認められたものを意味
し、保存試験および放電容量維持率で、本発明を用いな
い場合と比較して向上したものを○、同等もしくは低下
したものを×とした。
【0035】
【表2】
【0036】極板強度をみると、粒径が2,3,4μm
の小粒径生成物と粒径が8μm以上の大粒径生成物から
得た正極活物質で極板強度が良好なことが分かる。これ
は、粒径の比率に関係していると考えられる。すなわ
ち、粒子を球形と仮定した場合の最密充填を考えると、
(小粒径の平均粒径)/(大粒径の平均粒径)の比率で
0.414以下が良いと考えられ、実際にこの比が0.
5以下のものでは活物質の充填性が良好で、極板の破断
や合剤層の割れが発生しない。小粒径生成物の粒径が1
μmの場合には極板強度が低下しているが、これは、大
粒径生成物との粒径が違いすぎるために最密充填が起こ
りにくく充填性が低下しているからと考えられる。
【0037】保存試験の結果を見ると、小粒径生成物の
粒径が小さい場合には保存試験で電池の膨れ量が大きく
なるという問題がある。これは、小粒径生成物の比表面
積が大きく活性であるために電解液を酸化分解してCO
2ガスの発生が多くなるからである。
【0038】高率放電特性の結果を見ると、小粒径生成
物の粒径が4μm以上の場合には、活物質の充填性が高
く極板強度は良好であるが、粒径が大きいため放電特性
が低下している。
【0039】また、比較の混合物B17と比べると、本
発明の正極活物質では初期容量が大きく高率放電特性も
優れていることが分かる。その理由としては、本発明の
正極活物質は、二次粒子相互間で一次粒子の一部を共有
しており、この共有部分が粒子相互間での電子の導電経
路となることで集電性が向上しているからである。ま
た、極板中での活物質の分散が均一であることも集電性
の向上に寄与している。
【0040】以上の結果をあわせてみると、一般式 L
iMgxCo(1-x)2(但し0≦x<0.1)で表され
るリチウムとコバルトを主体とした複合酸化物であっ
て、SEM観察による粒径が1μm以下である小結晶の
一次粒子が多数集合して形成される粒径が2以上3μm
以下の二次粒子が、主体をなす粒径8以上10μm以下
の二次粒子の表面に存在しており、それらの二次粒子は
一次粒子の一部を共有することにより互いに結合してい
る正極活物質とすることで、活物質を高密度に充填た極
板においても極板強度が強く、かつ、電池の放電特性も
良好なリチウムイオン二次電池が提供できることが分か
る。
【0041】なお本実施例ではLiMg0.05Co1.95
2を用いた場合について示したがMgを含まないLiC
oO2を用いた場合についても全く同様の結果が得られ
た。
【0042】また平均粒径D50が2以上3μm以下の生
成物Aと平均粒径D50が8以上10μm以下の生成物B
の混合比については、活物質の充填性を考えると生成物
A:生成物Bの重量比で1:9から4:6の範囲で同様
の効果が得られる。より好ましくは2:8から3:7の
範囲である。
【0043】
【発明の効果】本発明による正極活物質を用いること
で、正極板中での活物質の高充填化と集電性の向上がは
かれ、その結果として高容量で放電特性の優れた非水電
解液二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるリチウムイオン二次
電池正極の構造模式図
【符号の説明】
1 芯材 2 粉末A 3 粉末B
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大河内 正也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高辻 秀保 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4G048 AA05 AB01 AC06 AE05 5H029 AJ02 AJ03 AK03 AL06 AL07 AM03 AM05 AM07 CJ02 CJ08 EJ04 EJ12 HJ02 HJ05 HJ14 5H050 AA02 AA08 BA17 CA08 CB07 CB08 EA10 EA24 GA02 GA10 HA02 HA05 HA14 HA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 LiMgxCo(1-x)2(但し
    0≦x<0.1)で表されるリチウムとコバルトを主体
    とした複合酸化物であって、SEM観察による粒径が1
    μm以下である小結晶の一次粒子が多数集合して形成さ
    れる粒径が2以上3μm以下の二次粒子が、主体をなす
    粒径8以上10μm以下の二次粒子の表面に存在してお
    り、それらの二次粒子は一次粒子の一部を共有すること
    により互いに結合しているリチウムイオン二次電池の正
    極活物質。
  2. 【請求項2】 コバルト源として平均粒径D50が2以上
    3μm以下のMg3xCo(3-3x)4(0≦x<0.1)
    を、リチウム源としてLi2CO3またはLiOHのいず
    れかを用い、Coに対するLiの混合比率がモル比で
    0.98以上1.02以下の範囲内の混合物を600℃
    から650℃の温度で5時間以上焼成して得られた平均
    粒径D50が2以上3μm以下の生成物Aと、前記同様に
    コバルト源として平均粒径D50が8以上10μm以下の
    Mg3xCo(3-3x)4(0≦x<0.1)を、リチウム
    源としてLi2CO3もしくはLiOHのいずれかを用
    い、Coに対するLiの混合比率がモル比で0.98以
    上1.02以下の範囲内の混合物を600℃から650
    ℃の温度で5時間以上焼成して得られた平均粒径D50
    8以上10μm以下の生成物Bとを、生成物Aと生成物
    Bの重量比が1:9から4:6の範囲から選ばれる重量
    比で混合した後に、900℃から950℃の温度範囲で
    10時間から15時間焼成することを特徴とするリチウ
    ムイオン二次電池の正極活物質の製造方法。
  3. 【請求項3】 リチウムイオンを可逆的に挿入・脱離出
    来る負極、リチウム塩を溶解した非水電解液を備え、正
    極には請求項1に記載の活物質を用いたリチウムイオン
    二次電池。
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