JP2003217050A - ガス漏れ警報装置 - Google Patents

ガス漏れ警報装置

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JP2003217050A
JP2003217050A JP2002010782A JP2002010782A JP2003217050A JP 2003217050 A JP2003217050 A JP 2003217050A JP 2002010782 A JP2002010782 A JP 2002010782A JP 2002010782 A JP2002010782 A JP 2002010782A JP 2003217050 A JP2003217050 A JP 2003217050A
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gas
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JP2002010782A
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Hiromasa Takashima
裕正 高島
Kazuo Toyoda
和男 豊田
Hisafumi Ozawa
尚史 小澤
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触燃焼式ガスセンサに点検ガスを噴きかけ
て疑似的に発生させたガス漏れの検知時に、警報発生ま
での時間を短く設定する。 【解決手段】 ガス検出手段1−8のセンサ出力と予め
設定された通常モード時のガス漏れ判定レベルあるいは
点検モード時のガス漏れ判定レベルとを比較し、各モー
ド時におけるガス漏れ判定を行う比較手段1−9、ガス
漏れ判定時に各設定モードに対応して設定された警報遅
延時間後に警報手段1−12に警報信号を出力する警報
信号出力手段1−10、通常モード時と点検モード時で
異なるガス漏れ判定レベルをそれぞれ設定する第1、第
2警報レベル設定手段1−5aと、通常モード時におけ
る警報遅延時間を設定する第1警報遅延時間設定手段1
−6a、警報信号出力手段1−10に対して通常モード
時より短い点検モード時の警報遅延時間を設定する第2
警報遅延時間設定手段1−6bを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はガス漏れ検知の点
検機能を備えたガス漏れ警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ガス漏れ検知の点検機能を備えたガ
ス漏れ警報装置として、図8にその概略構成を示すもの
がある。ガス漏れ検知の対象ガスはLPG、ブタンガス
であり、ガスセンサとして接触燃焼式ガスセンサを用い
ている。この装置の構成としては、商用電源電圧である
AC100Vを12V程度に降圧する電源入力回路1、
この降圧した12Vを直流変換した後にガスセンサSE
を含むブリッジ回路から成るガス検出回路3に印加する
電源回路2、ガス検出回路3からの出力電圧のレベルに
基づいて、ガス漏れ警報を行うか否かの判定を行う警報
判定機能4、警報判定機能4によるガス漏れ警報判定結
果に基づいて図示しないガスメータのガス供給用の弁に
遮断信号を出力する外部出力回路5を備えている。警報
判定機能4はマイコンにより機能する。
【0003】このガス漏れ警報装置は、図9の(a)に
示すように電源を投入すると同時に約30分間の点検モ
ードとなり、この点検モードの開始より約40秒間(初
期遅延時間)は、ガスセンサや回路の動作を安定化させ
るための時間であり、ガスを検知してもガス漏れ警報を
発生しない。
【0004】ガス漏れ警報装置を据え付け時の際に、装
置の点検作業を行う場合は、初期遅延時間の経過を判断
した後に、点検用ガスをガスセンサSEに、例えばスプ
レーにて吹き付けてガス漏れ検知を擬似的に行わせる。
この結果、ガス検出回路3はガス漏れを十分に判定する
ガス濃度に対応したセンサ出力を警報判定機能4に出力
する。
【0005】警報判定機能4は、ガス検出回路3が検知
したガスは一過性のものか否かを判断するために、ガス
濃度に対応したセンサ出力が約15秒(鳴動遅延時間)
間継続して入力されたならば、図示しない警報ブザーを
鳴動させ、更に約34秒(外部出力遅延時間)後に外部
出力回路5を稼働させてガスメータの弁の遮断開始信号
を出力することでガス漏れ警報の点検を行う。即ち、約
50秒間に亘ってガスが検知されたならば、警報に引き
続き外部出力回路5をONしてガスメータの弁の遮断開
始信号を出力する。
【0006】点検ガス吹き付けより時間の経過と共に、
ガス濃度が低下すると、警報判定機能4は警報ブザーの
鳴動を停止すると共に、外部出力回路5の稼働を停止す
る。この動作は点検モードに限らず、通常モードでも一
過性のガス濃度上昇によるガス漏れ警報の誤報を避ける
ために、ガス漏れを検知してから遅延時間を空けて警報
ブザーの鳴動、遮断開始信号出力を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の装
置は、ガス漏れ誤警報防止のためガス漏れ検知から約1
5〜20sec遅延の後にガス漏れ警報を発令し、ガス
漏れ警報から更に約34secの遅延の後にガス供給用
の弁遮断を指示する遮断開始信号を出力する。そのた
め、点検時には約60sec間にわたり点検ガスを連続
的にガスセンサに吹き付ける必要があり、初期遅延時間
(40秒)を含めると点検作業に約2分程の時間を必要
とし点検作業に時間を要するという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、点検作業を極めて早期に行
える機能を有するガス漏れ警報装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るガ
ス漏れ警報装置は図1の基本構成図に示すように、接触
燃焼式ガスセンサを含むガス検出手段1−8のセンサ出
力と予め設定された通常モード時のガス漏れ判定レベ
ル、或いは前記センサ出力と予め設定された点検モード
時のガス漏れ判定レベルとを比較し、前記各モード時に
おけるガス漏れ判定を行う比較手段1−9と、前記比較
手段1−9に対して通常モード時と点検モード時で異な
るガス漏れ判定レベルをそれぞれ設定する第1、第2警
報レベル設定手段1−5a,1−5bと、ガス漏れ判定
時に各設定モードに対応して設定された遅延時間後に警
報手段1−12に警報信号を出力する警報信号出力手段
1−10と、前記警報信号出力後に、各設定モードに対
応して設定された遅延時間後にガスメータ1−13に弁
遮断信号を出力する外部信号入出力手段1−11と、前
記警報信号出力手段1−10に対して通常モード時にお
ける警報遅延時間を設定する第1警報遅延時間設定手段
1−6aと、前記警報信号出力手段1−10に対して通
常モード時より短い点検モード時の警報遅延時間を設定
する第2警報遅延時間設定手段1−6bと、前記外部信
号入出力手段1−11に対して通常モード時における外
部出力遅延時間を設定する第1外部出力遅延時間設定手
段1−7aと、前記外部信号入出力手段1−11に対し
て通常モード時より短い点検モード時の外部出力遅延時
間を設定する第2外部出力遅延時間設定手段1−7b
と、前記各設定手段1−5a,1−5b,1−6a,1
−6b,1−7a,1−7bを前記各設定モードに応じ
て切り換え選択するモード切換手段1−4とを備えたも
のである。
【0010】この発明によれば、装置の点検作業を行う
点検モード時に、接触燃焼式ガスセンサに点検ガスを吹
き付けて疑似的に発生させたガス漏れを判定時に、警報
を発生させるまでの警報遅延時間を、通常モードにおけ
るガス漏れ判定に基づく警報遅延時間より短く設定する
ことで、ガス漏れ判定を早期に検証できる。
【0011】請求項2の発明に係るガス漏れ警報装置
は、電源回路1−1の電源投入を判定する電源投入判定
手段1−2から投入判定信号を計時手段1−3に入力時
に、時間計測を行わせ経過時間により点検モード時と通
常モード時を前記モード切換手段1−4に判定させる。
【0012】この発明によれば、電源投入から一定時間
が経過するまでは点検モードとなり、一定時間が経過後
は通常モードに自動設定され、各モード毎のガス漏れ判
定レベル、警報遅延時間を自動切り換えすることで、各
モードの切り換えを認識することなく、各モードにおけ
るガス漏れ判定レベル、警報遅延時間の切り換えがなさ
れる。
【0013】請求項3の発明に係るガス漏れ警報装置の
外部信号入出力手段1−11は、ガスメータより弁遮断
信号を入力時に警報信号出力手段1−10に送り、ガス
漏れ警報時とは異なる報知形態で警報手段1−12に警
報動作を行わせる。
【0014】この発明によれば、点検モードにおいて
も、警報信号出力手段1−10は外部信号入出力手段1
−11より弁遮断信号を入力時にガス漏れ警報時とは異
なる報知形態で警報手段1−12に警報動作を行わせる
ことで、ガス漏れ判定点検モードにもガス漏れ警報装置
とガスメータとが連動することを確認できる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態 以下、本発明に係るガス漏れ警報装置の実施の形態を、
各添付図面を参照して説明する。図2は本実施の形態に
係るガス漏れ警報装置の概要を示す図である。尚、図
中、図8と同一符号は同一または相当部分を示す。本実
施の形態におけるマイコン回路6は、一過性のガス濃度
レベルの上昇あるいは低下によるガス漏れ警報あるいは
警報解除の誤報を防止するための誤報防止機能6b、ガ
ス漏れ検出通常モードと装置の点検モードにおける警報
遅延時間と外部出力遅延時間とを切り換え設定する警報
判定機能6c、表示回路(ランプ)7を点滅させるスイ
ッチング機能6a、ガス漏れ判定時に設定された警報遅
延時間後に鳴動開始信号を出力する警報遅延機能6e、
鳴動開始信号を入力してブザー回路(警報ブザー)8を
鳴動させるブザー発振機能6f、同じくガス漏れ判定時
に設定された外部出力遅延時間後に外部出力開始信号を
外部出力回路5へ出力する外部出力遅延機能6d、外部
出力回路5を通して図示しないガスメータより入力され
た弁遮断信号、弁復帰信号に基づきスイッチング機能6
aおよびブザー発振機能6fを動作させ、表示回路7お
よびブザー回路8を、ガス漏れ判定時と異なる報知形態
で動作させるメータ信号判別機能6h、電源を投入した
装置の通電初期の鳴動動作を防止する通電時鳴動防止機
能6gを備える。外部出力回路5は外部出力開始信号を
入力してガスメータにガス供給用の弁遮断開始信号を出
力し、且つ、ガスメータより入力された弁遮断信号、弁
復帰信号をメータ信号判別機能6hに出力する。このマ
イコン回路6はマイコン電源回路2aより安定化電圧が
供給される。
【0016】即ち、本実施の形態に係るガス漏れ警報装
置のセンサ出力特性は図3に示す様に、点検用ガスを検
知時には、センサ出力は警報設定レベル(約45mV)
L1に至ってから約8秒程度でピーク値である約80m
Vに至り、その後ガス漏れ判定対象ガスを対象に設定し
た警報解除レベルL1’である40mV程度に4秒程度
で低下する。点検用ガスはガス漏れ検知対象ガスに比べ
て高濃度であるため、センサ出力は警報設定レベルL1
より点検判定レベルL2に数秒で上昇する。
【0017】図4は図3のセンサ出力特性を、通常警報
遅延時間と点検時遅延時間との対比を説明を容易にする
ために書き換えたセンサ出力特性である。通常モードに
おいてはガス漏れを判定するセンサ出力レベルを警報設
定レベルL1とし、点検モードにおいては点検用ガスを
判定する点検判定レベルをL2(>L1)とする。通常
モードにおいてガス検出回路3のセンサ出力レベルが警
報設定レベルL1を超えると、図9の(a)に示すよう
に約15秒遅延して警報ブザーが断続鳴動し、その後3
4秒遅延して外部出力回路5を動作させる。しかし、通
常モードに入る前の点検モードの期間は、ガスセンサに
点検用ガスが吹き付けられ、ガス検出回路3のセンサ出
力レベルが警報設定レベルL1を超えると、図9の
(b)に示すように2秒遅延して警報ブザー8が断続鳴
動し、その後2秒遅延して外部出力回路5を動作させ
る。この結果、電源投入後、ガスセンサの安定動作を保
証する初期遅延時間(40秒)を含めて点検作業を1分
以内に短縮できる。
【0018】次に、本実施の形態に係るマイコン回路6
に係る警報発生処理を図5〜図7のフローチャートに従
って説明する。先ず、装置の電源ONが判定されると
(ステップS1)、警報設定レベルL1、点検判定レベ
ルL2、経過時間を計時するための初期処理として総時
間合計TSUMを0に、時間カウント値Tctを1に設
定する(ステップS3、5)。次に、電源投入後より3
0分経過して点検モードより通常モードに切り替わった
ことを判定するために総時間合計TSUMを計数する
(ステップS7)。総時間合計TSUMの計数処理とし
ては時間計数のサブルーチンに示すように、総時間合計
TSUMを0に、時間カウント値Tctに1を設定し、
ステップS49を演算し、総時間合計TSUMを求め、
次にTctに1を加算する。演算した総時間合計TSU
Mを読み込む(ステップS9)。
【0019】この結果、電源投入当初における総時間合
計TSUMは1秒であり、30分経過していないことが
判定できる(ステップS11)。30分経過していなく
点検モードに入れる状態であることが判定されたなら
ば、図4に示すように判定レベルLを点検判定レベルL
2である例えば60mVに、次に図9の(a)、(c)
に示すように初期遅延時間(40秒)を含めた2秒後の
鳴動遅延時間T1を42秒、鳴動遅延時間T1経過後の
外部出力遅延時間T2を鳴動遅延時間T1(42秒)を
含めた2秒後の44秒に設定する(ステップS13)。
【0020】各遅延時間を設定したならば、時間計数処
理に移り(ステップS17)、初期遅延時間40秒経過
したか判断する。即ち、初期遅延時間は、電源投入直後
のガスセンサの動作を安定させる時間であり、警報ブザ
ー8の鳴動防止が機能している。従って、初期遅延時間
の間は、ガスセンサが点検用ガスに反応してもブザー発
振機能6fは稼働しない。
【0021】40秒経過したならば、ガスセンサの動作
が安定したとして点検モードに入る(ステップS2
1)。この点検モードはガス検出回路3よりセンサ出力
を読み込みセンサ出力が、初期設定した点検判定レベル
L2を越えたか否か判定する(ステップS25,2
7)。ここで、センサ出力が点検判定レベルL2を越え
たことを判定したならばスイッチング機能6aを動作さ
せてランプ7を点滅表示する(ステップS29)。
【0022】ランプ7の点滅時に時間計数処理を行い
(ステップS31)、総時間合計TSUMが鳴動遅延時
間T1を越えたか否か判定する(ステップS33)。総
時間合計TSUMが鳴動遅延時間T1を越えなければス
テップS29に戻る。再度、ランプ7を点滅させながら
時間計数処理を行う。総時間合計TSUMが鳴動遅延時
間T1を越えたことを判定したならば、図9の(b)に
示すようにブザー発振機能を動作させてランプ点滅と共
に、警報ブザー8を断続鳴動させる。
【0023】ランプ7と警報ブザー8とによる警報中
に、再度、時間計数処理を行い(ステップS37)、総
時間合計TSUMが外部出力遅延時間T2を越えたか否
か判定する(ステップS39)。総時間合計TSUMが
外部出力遅延時間T2を越えなければステップS29に
戻る。総時間合計TSUMが外部出力遅延時間T2を越
えたことを判定したならば(ステップS39)、外部出
力遅延機能6dから外部出力回路5へ外部出力信号を出
力してその動作をONさせ(ステップS41)、ガスメ
ータに弁遮断開始信号を出力する。ここで、点検モード
における鳴動遅延時間と外部出力遅延時間を点検時遅延
時間とする。
【0024】弁の遮断に伴いガスメータから遮断信号が
出力されたことをメータ信号判別機能6hが判定したな
らば(ステップS43)、スイッチング機能6a、ブザ
ー発振機能6fによりランプ7を点滅から点灯に、警報
ブザー8を断続鳴動から連続鳴動に切り換える(ステッ
プS45,47)。
【0025】この様に点検モードが開始されたならば、
ステップS23に戻る。ここではガスがガス警報装置よ
り排出され、ガス濃度が規定値以下となり、更に電源投
入から30分経過して点検モードが解除されたか判定す
る(ステップS23)。ガス濃度が規定値以下となると
点検モードによる警報が解除される。しかし、警報が解
除されても電源投入から30分は経過していないため、
点検モード解除とは成らないため、ステップS7から処
理を繰り返す。この処理の過程でセンサ出力が点検判定
レベルL2以上にならない場合は、ステップS7に戻
り、以下、30分の経過時間判定に入る。30分経過を
判定したならば通常モードに切り替わる(ステップS1
1,15)。
【0026】通常モードに入ったならば、総時間合計T
SUMを0、時間カウント値Tctを1、警報設定レベ
ルL1を図4に示すように45mV、鳴動遅延時間T1
を約15秒、鳴動遅延時間T1後の外部出力遅延時間T
2を約34秒に設定する(ステップS53)。設定後、
ガス検出回路3よりセンサ出力レベルを読み込みセンサ
出力レベルが警報設定レベルL1を越えたか否か判定す
る(ステップS55,57)。ここで、センサ出力が警
報設定レベルL1を越えたことを判定したならばスイッ
チング機能6aを動作させてランプ7を点滅表示する
(ステップS59)。
【0027】ランプ7の点滅に伴い時間計数処理を行い
(ステップS61)、総時間合計TSUMが鳴動遅延時
間T1を越えたか否か判定する(ステップS63)。総
時間合計TSUMが鳴動遅延時間T1を越えなければス
テップS59に戻る。再度、ランプ点滅をさせながら時
間計数処理を行う。総時間合計TSUMが鳴動遅延時間
T1を越えたことを判定したならばブザー発振機能6f
を動作させてランプ点滅と共に、警報ブザー8を断続鳴
動させる(ステップS65)。
【0028】ランプ7と警報ブザー8とによる警報中
に、再度、時間計数処理を行い(ステップS67)、総
時間合計TSUMが外部出力遅延時間T2を越えたか否
か判定する(ステップS69)。総時間合計TSUMが
外部出力遅延時間T2を越えなければステップS59に
戻る。総時間合計TSUMが外部出力遅延時間T2を越
えたことを判定したならば(ステップS69)、外部出
力遅延機能6dにより外部出力回路5へ外部出力信号を
出力してその動作をONさせ(ステップS71)、ガス
メータに弁遮断開始信号を出力する。ここで、通常モー
ドにおける鳴動遅延時間と外部出力遅延時間を通常警報
遅延時間とする。
【0029】弁の遮断に伴いガスメータから遮断信号が
出力されたことをメータ信号判別機能6hが判定したな
らば(ステップS73)、スイッチング機能6a、ブザ
ー発振機能6fによりランプ7を点滅から点灯に、警報
ブザー8を断続鳴動から連続鳴動に切り換える(ステッ
プS75,77)。ガスメータの弁を遮断によりガス供
給が停止され、且つ、ガスセンサ付近よりガスが排出さ
れガス濃度が警報解除レベルL1’以下となると通常モ
ードによるガス漏れ警報が解除される。
【0030】以上のように、この発明によれば装置の電
源投入後の30分における点検モード時に、ガスセンサ
の出力が点検判定レベルを越えた場合に鳴動遅延時間
を、通常モード時における約15秒に対して2秒に短縮
し、外部出力遅延時間を、通常モード時おける約34秒
に対して2秒に短縮した。この結果、初期遅延時間の4
0秒を加えても、点検作業結果を1分以内に得ることが
できるため、作業時間を短縮できる。作業時間の短縮に
伴い引火性の高い高濃度の点検ガスの使用を極力控える
ことができ、点検時の安全性を確保できる。
【0031】更に、ガスメータの弁遮断に伴いガスメー
タから遮断信号が出力されたことをメータ信号判別機能
6hが判定したならば、スイッチング機能6a、ブザー
発振機能6fによりランプを点滅から点灯に、警報ブザ
ーを断続鳴動から連続鳴動に切り換えることで、点検作
業においてもガス漏れ警報装置とガスメータが連動して
いることを確認でき、より効率の高い点検作業を行うこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、装置の点検作業を行
う点検モード時に、接触燃焼式ガスセンサに点検ガスを
吹き付けて疑似的に発生させたガス漏れ判定時に、警報
を発生させるまでの時間を、通常モードにおけるガス漏
れ判定に基づく警報遅延時間より短く設定することで、
ガス漏れ判定を早期に検証できるため点検作業を短縮で
きるという効果がある。
【0033】この発明によれば、電源投入から一定時間
が経過するまでは点検モードとなり、一定時間が経過後
は通常モードに自動設定され、各モード毎のガス漏れ判
定レベル、警報発生までの時間も自動切り換えされるた
め、各モードへの移行の確認、各モード時における各設
定事項を切り換えるという作業を省くことができため、
作業性が向上すると云う効果がある。
【0034】この発明によれば、点検モードにおいて
も、警報信号出力手段は外部出力信号入出力手段より弁
遮断信号を入力時にガス漏れ警報時とは異なる報知形態
で警報手段に警報動作を行わせることで、ガス漏れ警報
機とガスメータとがガス漏れ点検モード時にも連動する
ことが確認できるため、安全確認の信頼性が向上すると
云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係るガス漏れ警報装置の基本
構成を示すブロック図である。
【図2】図2は本実施の形態に係るガス漏れ警報装置の
概要を示す図である。
【図3】図3は本実施の形態に係るガス漏れ警報装置の
センサ出力特性を示した図である。
【図4】図4は図3に示すセンサ出力特性を通常警報遅
延時間と点検時遅延時間との対比の説明を容易にするた
めに書き換えたセンサ出力特性を示した図である。
【図5】図5は図2に示すマイコンの処理を説明するフ
ローチャートである。
【図6】図6は図2に示すマイコンによる点検モード時
の処理を説明するフローチャートである。
【図7】図7は図2に示すマイコン2aによる通常モー
ド時の処理と計時動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】図8は従来のガス漏れ警報装置の概要を示す図
である。
【図9】図9は点検モード時における各遅延時間の配分
を示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
1−1 電源回路 1−2 電源投入判定手段 1−3 計時手段 1−4 モード切換手段 1−5a 第1警報レベル設定手段 1−5b 第2警報レベル設定手段 1−6a 第1警報遅延時間設定手段 1−6b 第2警報遅延時間設定手段 1−7a 第1外部出力遅延時間設定手段 1−7b 第2外部出力遅延時間設定手段 1−8 ガス検出手段 1−9 比較手段 1−10 警報信号出力手段 1−11 外部信号入出力手段 1−12 警報手段 1−13 ガスメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 尚史 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 Fターム(参考) 2G060 AA01 AB15 AB18 AE19 AF07 BA03 BB09 HA01 HA08 HC07 HC15 HC18 HC22 HD01 HD02 HD03 HE03 HE10 5C086 AA02 CA04 CB13 DA10 DA20 EA13 EA23 EA45 FA02 FA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触燃焼式ガスセンサを含むガス検出手
    段のセンサ出力と予め設定された通常モード時のガス漏
    れ判定レベル、或いは前記センサ出力と予め設定された
    点検モード時のガス漏れ判定レベルとを比較し、前記各
    モード時におけるガス漏れ判定を行う比較手段と、 前記比較手段に対して通常モード時と点検モード時で異
    なるガス漏れ判定レベルをそれぞれ設定する第1、第2
    警報レベル設定手段と、 ガス漏れ判定時に各設定モードに対応して設定された遅
    延時間後に警報手段に警報信号を出力する警報信号出力
    手段と、 前記警報信号出力後に、各設定モードに対応して設定さ
    れた遅延時間後にガスメータに弁遮断信号を出力する外
    部信号入出力手段と、 前記警報信号出力手段に対して通常モード時における警
    報遅延時間を設定する第1警報遅延時間設定手段と、 前記警報信号出力手段に対して通常モード時より短い点
    検モード時の警報遅延時間を設定する第2警報遅延時間
    設定手段と、 前記外部信号入出力手段に対して通常モード時における
    外部出力遅延時間を設定する第1外部出力遅延時間設定
    手段と、 前記外部信号入出力手段に対して通常モード時より短い
    点検モード時の外部出力遅延時間を設定する第2外部出
    力遅延時間設定手段と、 前記各設定手段を前記各設定モードに応じて切り換え選
    択するモード切換手段と、を備えたことを特徴とするガ
    ス漏れ警報装置。
  2. 【請求項2】 電源回路の電源投入を判定する電源投入
    判定手段から投入判定信号を入力時に、計時手段に時間
    計測を行わせ経過時間により点検モード時と通常モード
    時を前記モード切換手段に判定させることを特徴とする
    請求項1に記載のガス漏れ警報装置。
  3. 【請求項3】 前記外部信号入出力手段は、ガスメータ
    より弁遮断信号入力時に、警報信号出力手段に送り、ガ
    ス漏れ警報時とは異なる報知形態で警報手段に警報動作
    を行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の
    ガス漏れ警報装置。
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