JP2015092316A - ガス警報器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを上昇させることなく、容易に通常監視モードと点検モードとの切り換えを可能とすることで、点検作業の労苦を低減するガス警報器を提供する。
【解決手段】本検知ガスを検知する通常監視モードによる検知と点検ガスを検知する点検モードによる検知とを行うように制御する制御回路部12を備え、この制御回路部12は、警報停止スイッチ14の所定の操作により、通常監視モードから点検モードに遷移させ、その後、所定時間経過した場合に、通常監視モードに遷移するようなガス警報器10とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス検知機能の点検が容易に行えるガス警報器に関する。
一般に、ガス警報器の使用開始直後や一定時間使用後に、ガス警報器が正常に作動するか否かの点検が行われる。ガス販売会社の作業員は、ガス警報器を家庭に設置する際に点検を行う。また、一定時間使用後の点検作業では、点検作業員がガス警報器の設置現場に出向いて点検を行う。
この点検は、ガス警報器のガスセンサに実際の検知対象となる本検知ガス(以下、単に本検知ガスという。)を吹き付けたり、また、点検用に準備した点検ガス(以下、単に点検ガスという。)を吹き付けたりして、警報音を発するか否かを調べる。警報音を発した場合、ガス警報器はガスに対する感度を保持しており、機能は正常であると判断される。
ここで本検知ガス、および、点検ガスとは以下のようなガスである。
ガス警報器の本検知ガスは、都市ガスである燃料ガス(主成分はメタンガス)と、燃料ガスの不完全燃焼時に発生する一酸化炭素(CO)ガスである。燃料ガスと一酸化炭素ガスとは性質が異なっているために、それぞれに対応する2種類のガス検知素子が通常用いられている。
なお、本明細書では説明の簡略化のため本検知ガスとしてメタンのみを検知するものとして以下説明する。
また、ガス警報器の点検ガスは、都市ガスのコンロを引火させ、この燃焼されたガスを用いる。このような都市ガス用の点検ガスは、メタン・水素・一酸化炭素(CO)である。また、ガスライターを引火させ、この燃焼されたガスを用いる。このような都市ガス用の点検ガスは、ブタン・水素・一酸化炭素(CO)である。
なお、本明細書では説明の簡略化のため点検ガスとしてメタン・水素・一酸化炭素(CO)を検知するものとして以下説明する。
このような点検機能を有するガス警報器の先行技術として、例えば、特許文献1(特開2008−269533号公報)に記載のものが知られている。この先行技術では、電源投入直後から4分間を点検モードとするものである。点検モード中は、ガス検知における前回との比率が第2の閾値を超えたときに警報する。
また、点検機能を有するガス警報器の他の先行技術として、例えば、特許文献2(特開2004−38660号公報)に記載のものが知られている。この先行技術では、本検知でメタンガスを検知するが、点検検知で水素ガスを検知する。そこで、一度のパルス通電におけるガスの検知に際し、本検知ガスとは別の点検ガスに対する点検検知を、本検知ガスに対する本検知のタイミングと異なるタイミングで行う点検検知手段としている。
特開2008−269533号公報 特開2004−38660号公報
引用文献1の商用電源を用いるガス警報器では、電源投入後に点検を行うものであるため、設置後にガスを吹き付けて点検するためには、一度、電源をオフした後、再度電源投入する必要があった。しかしながら、ガス警報器の電源プラグは、ガス警報器から離れていることが多く、また、冷蔵庫の後ろのコンセントを使用しているなど、電源コードの抜き差しがし難い状況であった。
また、引用文献2では、電池駆動のガス警報器では、本検知と点検とを切り替えるスイッチが設けられており、切替は容易であるが、年に何度も使用しない構成はコスト増大要因である。スイッチのオンオフの監視のためスイッチに通電させるなど無用な電力消費の問題もあり、このようなスイッチを削除したいという事情もあった。
そこで、本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストを上昇させることなく、容易に通常監視モードと点検モードとの切り換えを可能とすることで、点検作業の労苦を低減するガス警報器を提供することにある。
本発明のガス警報器は、
点検ガスまたは本検知ガスが検知される温度とするヒータと、ヒータにより加温された状態で点検ガスまたは本検知ガスに感応してセンサ抵抗値が変化するガス感知部と、を有するガスセンサと、
警報を出力する警報部と、
警報出力を停止するための警報停止スイッチと、
前記ヒータ、前記ガス感知部、前記警報部および前記警報停止スイッチが接続され、本検知ガスを検知する通常監視モードによる検知と点検ガスを検知する点検モードによる検知とを行うように制御する制御回路部と、
を備え、前記制御回路部は、
前記警報停止スイッチの所定の操作により、通常監視モードから点検モードに遷移させ、その後、所定の点検時間が経過した場合に、通常監視モードに遷移することを特徴とするガス警報器とした。
また、本発明の請求項2に係る発明は、
前記警報スイッチの所定の操作は、予め設定された時間より長い時間連続して押下する操作であることを特徴とする請求項1に記載のガス警報器とした。
また、本発明の請求項3に係る発明は、
前記制御回路部は前記ヒータに対して所定周期で繰り返すパルス通電を行って本検知および点検を行うものであり、
本検知ガスを検知する通常監視モード時の前記制御回路部は、
前記ガス感知部が本検知ガス検知温度となるように本検知ヒータ駆動時間にわたり前記ヒータを駆動する本検知ヒータ駆動手段と、
本検知ヒータ駆動の開始から本検知ヒータ駆動時間経過後に前記ガス感知部の本検知センサ抵抗値を得る本検知センサ抵抗値取得手段と、
本検知センサ抵抗値が本検知警報レベルよりも低い場合に本検知ガスが感知されたものと判定する本検知ガス検知手段と、
を所定の本検知ヒータ駆動周期で繰り返して機能し、
点検ガスを検知する点検モード時の前記制御回路部は、
前記ガス感知部が点検ガス検知温度となるように点検ヒータ駆動時間にわたり前記ヒータを駆動する点検ヒータ駆動手段と、
点検ヒータ駆動の開始から点検ヒータ駆動時間後に前記ガス感知部の点検センサ抵抗値を得る点検センサ抵抗値取得手段と、
点検センサ抵抗値が点検警報レベルよりも低い場合に点検ガスが感知されたものと判定する点検ガス検知手段と、
を所定の点検ヒータ駆動周期で繰り返して機能するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス警報器とした。
また、本発明の請求項4に係る発明は、
前記点検モード時の点検ヒータ駆動時間は、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間よりも短いことを特徴とする請求項3に記載のガス警報器とした。
また、本発明の請求項5に係る発明は、
前記点検モード時の点検ヒータ駆動時間は、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間よりも長いことを特徴とする請求項3に記載のガス警報器とした。
また、本発明の請求項6に係る発明は、
前記点検モード時の点検警報レベルは、通常監視モード時の本検知警報レベルよりも低いことを特徴とする請求項3〜請求項5の何れか一項に記載のガス警報器とした。
また、本発明の請求項7に係る発明は、
前記制御回路部は前記ヒータに対して所定周期で繰り返すパルス通電を行って本検知および点検を行うものであり、
本検知ガスを検知する通常監視モード時の前記制御回路部は、
前記ガス感知部が本検知ガス検知温度となるように本検知ヒータ駆動時間にわたり前記ヒータを駆動する本検知ヒータ駆動手段と、
本検知ヒータ駆動の開始から本検知ヒータ駆動時間経過後に前記ガス感知部の本検知センサ抵抗値を得る本検知センサ抵抗値取得手段と、
本検知センサ抵抗値が本検知警報レベルよりも低い場合に本検知ガスが感知されたものと判定する本検知ガス検知手段と、
を所定の本検知ヒータ駆動周期で繰り返して機能し、
点検ガスを検知する点検モード時の前記制御回路部は、
前記ガス感知部が点検ガス検知温度となるように点検ヒータ駆動時間にわたり前記ヒータを駆動する点検ヒータ駆動手段と、
点検ヒータ駆動の開始から、所定の点検待機時間経過後に前記ガス感知部の第1点検センサ抵抗値を得る第1点検センサ抵抗値取得手段と、
第1点検センサ抵抗値が第1点検警報レベルよりも低い場合に第1点検ガスが感知されたものと判定する第1点検ガス検知手段と、
点検ヒータ駆動の開始から点検ヒータ駆動時間後に前記ガス感知部の第2点検センサ抵抗値を得る第2点検センサ抵抗値取得手段と、
第2点検センサ抵抗値が第2点検警報レベルよりも低い場合に第2点検ガスが感知されたものと判定する第2点検ガス検知手段と、
を所定の点検ヒータ駆動周期で繰り返して機能するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス警報器とした。
また、本発明の請求項8に係る発明は、
前記点検モード時の点検ヒータ駆動時間は、前記通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間よりも長いことを特徴とする請求項7に記載のガス警報器とした。
また、本発明の請求項9に係る発明は、
前記点検モード時の第1点検警報レベルおよび第2点検警報レベルは、通常監視モード時の本検知警報レベルよりも低いことを特徴とする請求項7または請求項8に記載のガス警報器とした。
また、本発明の請求項10に係る発明は、
前記点検モード時のヒータ駆動の点検ヒータ駆動周期は、前記通常監視モード時のヒータ駆動の本検知ヒータ駆動周期よりも短いことを特徴とする請求項3〜請求項9の何れか一項に記載のガス警報器とした。
また、本発明の請求項11に係る発明は、
前記点検モード時の警報開始から警報までの遅延時間は、通常監視モード時の警報開始から警報までの遅延時間よりも短いことを特徴とする請求項3〜請求項10の何れか一項に記載のガス警報器とした。
本発明によれば、コストを上昇させることなく、容易に通常監視モードと点検モードとの切り換えを可能とすることで、点検作業の労苦を低減するガス警報器を提供することができる。
ガス警報器の構成図である。 センサ抵抗値−ガス濃度の関係図である。 制御回路部の通常監視モードのフローチャート図である。 制御回路部の点検モードのフローチャート図である。 ヒータ駆動の説明図であり、図5(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図5(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。 他のヒータ駆動の説明図であり、図6(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図6(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。 他のヒータ駆動の説明図であり、図7(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図7(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。 他のヒータ駆動の説明図であり、図8(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図8(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。 他のヒータ駆動の説明図であり、図9(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図9(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。 他のヒータ駆動の説明図であり、図10(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図10(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。 制御回路部の他の点検モードのフローチャート図である。 他のヒータ駆動の説明図であり、図12(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図12(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。 他のヒータ駆動の説明図であり、図13(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図13(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。 他のヒータ駆動の説明図であり、図14(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図14(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。 他のヒータ駆動の説明図であり、図15(a)は通常監視モードのヒータ駆動の説明図、図15(b)は点検モードのヒータ駆動の説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1はガス警報器の構成図である。このガス警報器10は、ガス器具やガス配管から漏れた都市ガスなどの可燃性ガスを検知して警報を発するガス漏れ用の警報器である。このガス警報器は、その電源としてAC100Vを採用したものでも良いし、また、電池を採用したものでも良い。
このようなガス警報器10は、ガスセンサ11、制御回路部12、警報部13、警報停止スイッチ14、電源部15、電源回路部16、定電圧回路部17等を有し、更に負荷抵抗R、シャント抵抗R2、トランジスタスイッチSW1、トランジスタスイッチSW2等から成る図示の回路を有している。なお、以下、トランジスタスイッチSW1,トランジスタスイッチSW2は、省略して、スイッチSW1、スイッチSW2と記すものとする。
続いてガスセンサの特性について説明する。図2は、センサ抵抗値−ガス濃度の関係図である。ガスは一酸化炭素(CO)、水素(H)、メタンについて、それぞれ、そのガス濃度の変化に応じたセンサ抵抗値の変化を示す。一酸化炭素(CO)、水素(H)については、それぞれ一点鎖線で示す。一方、メタンに関しては、実線で示している。
図上一点鎖線で示すように、一酸化炭素(CO)、水素(H)に関しては、ガス濃度が増加してもセンサ抵抗値は殆ど変化しない。一方、メタンに関しては、ガス濃度が大きくなっていくとセンサ抵抗値は小さくなる。
そして、ガスセンサ11は、ガス濃度を検知するためのセンサ抵抗11aと、これを加熱するためのヒータ抵抗11bと、を備える。センサ抵抗11aは、本発明のガス感知部であり、また、ヒータ抵抗11bは、本発明のヒータである。
センサ抵抗11aは、上記のように周囲のメタンガス等の濃度に応じた抵抗値となるものであり、所定の駆動周期で行うガス漏れ検知処理の際には、ヒータ抵抗11bを例えば400℃等に加熱して、この状態でセンサ抵抗11aのセンサ抵抗値(抵抗値に相当する電圧値等)を測定することになる。なお、本検知ガスは、基本的に都市ガス(メタンガス)である。他のガスであってもよいが、本検知ガスの種類に応じたガスセンサを用いることになる。
電源部15は、本例ではAC100ボルトの電源を供給し、電源回路部16で3.3(V)の定電圧にされて、図1に示す回路全体に電力を供給する。すなわち、電源部15からの電力は、ガスセンサ11内のヒータ抵抗11bとセンサ抵抗11a、負荷抵抗R、シャント抵抗R2、スイッチSW1、SW2等からなるガス検知手段であるセンサ系回路に供給する。また、制御回路部12にも電源部15・電源回路部16から電力供給している。なお、電源部15を電池とし、電源回路部16で3.3(V)の定電圧にするような構成を採用しても良い。
ここで、上記センサ系回路は、センサ抵抗11aと負荷抵抗RとスイッチSW2とが直列に接続された回路(第一の直列回路)と、スイッチSW1と定電圧回路部17とヒータ抵抗11bとシャント抵抗R2とが直列に接続された回路(第二の直列回路)から成る。これら各直列回路に対して上記3.3(V)の電圧が印加される。
第一の直列回路に関しては、スイッチSW2がONのときには、3.3(V)がセンサ抵抗11aの抵抗値と負荷抵抗Rの抵抗値とに応じて分圧された電圧V1が、制御回路部12の図示の入力端子AD3に入力されることになる。負荷抵抗Rの抵抗値は任意でよいが固定であり、センサ抵抗11aの抵抗値が変化すると、電圧値V1が変化することになる。つまり、電圧値V1はセンサ抵抗11aの抵抗値を示すものである。
なお、上記の通り、センサ抵抗11aの抵抗値は、周囲のメタンガスの濃度に応じて変化するが、後述するように、ヒータ抵抗11bの駆動時の温度等によっても変化する。この抵抗値変化に応じて、入力端子AD3の入力電圧値が変化することになる。詳しくは後述する。
また、第二の直列回路に関しては、スイッチSW1がONの状態で、上記定電圧回路部17によって任意の電圧が、ヒータ抵抗11b等に印加されることになる。なお、制御回路部12の出力端子OUT2から上記定電圧回路部17に制御信号が出力されて、上記定電圧回路部17の出力電圧が任意に制御される。定電圧回路部17の出力電圧が変化することで、ヒータ抵抗11bの駆動時の温度が変化する。従来では、ヒータ抵抗11bの駆動時温度が400℃程度になるように、定電圧回路部17の出力電圧が制御されていた。本手法では、定電圧回路部17の出力電圧を低くすることで、ヒータ抵抗11bの駆動時温度が通常よりも低くなるように(例えば250℃程度で)ヒータ駆動制御することができる。本検知時に低温にする駆動パターンを採用しても良い。
制御回路部12は、ガス警報器10全体の動作を制御するマイコン(CPU等)であり、不図示の内蔵メモリに予め記憶されているプログラムを実行することにより、後述するような通常監視モードや点検モードのガス検知処理を行う。
制御回路部12は、出力端子OUT1、OUT2、OUT3,入力端子AD1,AD2,AD3等を有している。出力端子OUT1はスイッチSW1のベースに接続しており、出力端子OUT1からの出力信号によってスイッチSW1をON/OFF制御する。出力端子OUT3はスイッチSW2のベースに接続しており、出力端子OUT3からの出力信号によってスイッチSW2をON/OFF制御する。なお、出力端子OUT2については既に説明してある。
また、入力端子AD3についても既に説明してある。入力端子AD1には定電圧回路部17の出力電圧が入力され、入力端子AD2にはヒータ抵抗11b−シャント抵抗R2間の電圧が入力される。つまり、入力端子AD1、AD2に入力される電圧の差が、ヒータ抵抗11bに印加される電圧を意味することになる。上記のように定電圧回路部17の出力電圧を制御することで、ヒータ抵抗11bに印加される電圧が制御されることになり、以ってヒータ抵抗11bの駆動時の温度が制御される。
なお、これら入力端子AD1,AD2,AD3は、入力端子だけでなく、入力端子に入力されるアナログ信号(電圧値V1等)をディジタル値に変換する機能(ADコンバータ)も含まれているものとする。よって、制御回路部12は、例えば、入力端子AD3を介して、電圧値V1のディジタル値を取得することになる。
また、特に説明しないが、制御回路部12は、既存の機能により、上記取得した電圧値V1を、センサ抵抗11aの抵抗値に換算することや、メタンガス濃度に換算すること等が、行えるものである。
警報部13は、警報音出力部13a、警報表示部13b、外部警報出力部13cを備える。警報音出力部13aは、警報音等の音を発する部分であり、例えばスピーカやブザーなどで構成される。警報音出力部13aは、制御回路部12からの制御に基づいて、音声メッセージや電子音でガス漏れ状態を報知する。警報表示部13bは、LED(発光ダイオード)等で構成されており、警報時にはLEDを点滅や点灯させて警報状態をLEDで表示させてガス漏れ状態を報知する。外部警報出力部13cは、警報時にはガスメータや集中監視盤等の外部機器へ警報信号の出力を行う。
警報停止スイッチ14は、警報が発せられた時に押下すると、制御回路部12が入力信号を受信し、警報部13の警報出力を停止するように制御する。なお、後述するが、この警報停止スイッチ14の長押しにより点検モードに移行する。この点検モードについては後述する。
制御回路部12は、センサ駆動時には、出力端子OUT1、OUT3からの出力によってスイッチSW1およびスイッチSW2をオンすることで、ガスセンサ11(そのヒータ抵抗11b、センサ抵抗11a)、負荷抵抗R等からなる上記センサ系回路に電力供給させて動作させる。
制御回路部12は、基本的には通常監視モードでガス漏れ検知の為の定期的な動作を繰り返し実行している。すなわち、本検知ヒータ駆動時間T1、本検知ヒータ駆動周期T2でガスセンサ11のヒータを駆動することで、一定周期T2毎のガス検知を行う。一例を挙げると、図5(a)で示すような本検知ヒータ駆動時間T1=100ms(ミリ秒)、本検知ヒータ駆動周期T2=45秒でガスセンサ11を駆動する、というものである。具体的には制御回路部12の内部タイマ(不図示)による制御に基づいて本検知ヒータ駆動周期T2=45秒毎に以下の動作を実行する。
上記本検知ヒータ駆動周期T2=45秒によるセンサ駆動タイミングになる毎に、制御回路部12は、出力端子OUT1、OUT3からの出力によってスイッチSW1とスイッチSW2をオンすることで、上記第一の直列回路と第二の直列回路とに所定の電圧を印加する。ヒータ抵抗11bは定電圧回路部17の出力電圧を制御することで例えば400℃等に加熱させる。制御回路部12は、上記センサ駆動タイミングから100ms経過したときに(つまり、本検知ヒータ駆動時間T1の最後に)、AD3端子からガスセンサ出力電圧V1を読み込む。勿論、その直後にセンサ駆動は終了する。
このように制御回路部12は、入力端子AD3を介してガスセンサ11のセンサ出力(電圧値V1;センサ抵抗11aの抵抗値に相当)を検知し、例えばセンサ出力が所定のガス濃度(警報基準濃度)に対応する閾値を超えたか否かを判定することにより、ガス漏れ検知を行う。なお、制御回路部12は、出力電圧V1をガス濃度やセンサ抵抗値に換算してそれに応じた閾値と比較する処理を行なっても良い。
続いて、このように構成されたガス警報器10の制御回路部12による本検知や点検について説明する。まず、通常監視モードの本検知について説明する。前提として、ガスセンサ11付近では本検知ガス(メタンガス)が充満する雰囲気であるものとする。
ガス警報器10では本検知ガスを検知するにあたりガスセンサ11のヒータ温度を400℃程度にしなければならず大きな電力が必要となっている。例えば、電池駆動の場合、電池交換することなく、ガス警報器10の有効期限である5年間を連続して電池で駆動できるようにするには、省電力でセンサ駆動を行うことが課題となっている。この為、後述するが通常監視時ではセンサの本検知ヒータ駆動周期をある程度長く設定している。
制御回路部12は、本検知ガスを検知する一連の処理を行うこととなる。
制御回路部12は、ガス感知部が本検知ガス検知温度となるように本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)にわたりヒータを駆動する本検知ヒータ駆動手段として機能する(図3のステップS11)。詳しくは、制御回路部12は、図5(a)で示すようにヒータ抵抗11bに電流を流す駆動を開始してヒータ抵抗11bの温度を上昇させる。
続いて制御回路部12は、本検知ヒータ駆動の開始から本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)経過後にガス感知部の本検知センサ抵抗値を得る本検知センサ抵抗値取得手段として機能する(図3のステップS12)。詳しくは、制御回路部12は、駆動開始から本検知ヒータ駆動時間T1である100ms経過したとき(図5(a)の黒丸のタイミング)にセンサ抵抗11aから本検知センサ抵抗値を得る。そして、制御回路部12は、図5(a)で示すようにヒータ抵抗11bに電流を流す駆動を停止して本検知ヒータを停止する(図3のステップS13)
続いて制御回路部12は、本検知センサ抵抗値が本検知警報レベルよりも低い場合に本検知ガスが感知されたものと判定する本検知ガス検知手段として機能する(図3のステップS14)。
本検知ガスが感知された場合には、制御回路部12は警報部13を駆動して警報させることとなる。警報部13は、本検知ガス(メタンガス)の検知を警報する。また、図示しないが、警報音出力部13aとしてブザーを採用し連続・断続してブザーを発音させても良い。また、警報表示部13bとしてLEDを採用してLEDを点灯・点滅させても良い。この際、警報停止スイッチ14を押下すると、制御回路部12は警報出力を停止するように制御する。
このような本検知は常時行われるものであり、ステップS11まで戻って同様の駆動を行う。そして、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)経過後に上記のステップS11〜S14を行う。これにより、通常監視モードでは、図5(a)で示すように、常時パルス駆動される。
このようにして、通常監視モードで本検知ガスを検知できる。
続いて、点検モードの点検検知について説明する。まず、点検モードへ遷移させるための警報停止スイッチ14の長押しについて説明する。警報停止スイッチ14は、通常監視モードにおける警報発令時での押下は警報停止のための機能のみ有するが、通常監視モードにおける通常時(警報が発令されていない時)での押下は点検モードへ遷移させる機能を有する。
制御回路部12は、警報停止スイッチ14が予め設定された時間より連続して長い時間押下されたと判断したとき、通常監視モードから点検モードへと遷移する。この予め設定された時間について説明する。所定の長さの第1の時間では正常点検モードに遷移し、さらに第1の時間よりも長い第2の時間ではガス吹きつけ点検モードに遷移する。
警報停止スイッチ14の押下時間が1秒未満では動作しない。誤って警報停止スイッチ14が短時間押されたような場合には点検モードに移行しないようにする。
警報停止スイッチ14の押下時間が1秒以上5秒未満では正常点検モードに移行する。ガス警報器10が正常に動作しているか確認する。例えば、「正常です」と発報する。
警報停止スイッチ14の押下時間が5秒以上10秒未満では警報音デモンストレーションモードに移行する。ガス警報器10の警報音を出力する。例えば、「ピッピッピッピッ、ガスがもれていませんか」と発報する。
警報停止スイッチ14の押下時間が10秒以上ではガス吹きつけ点検モードに移行する。ガスの吹きつけによるガス警報器10の動作点検を行う。このように警報停止スイッチ14を利用することで、これらの点検モードへ容易に遷移することができる。以下、特に重要なガス吹きつけ点検モードを単に点検モードという。
さて、点検作業員は、点検モードへ遷移させるため、警報停止スイッチ14の長押しを行う。制御回路部12は、警報停止スイッチ14が予め設定された時間を超えて連続して長い時間押下されたと判断したとき、通常監視モードから点検モードへと遷移する。続いて、点検作業員は、点検ガスを注入し、ガスセンサ11の周辺に充満させる。ここで点検ガスとは水素ガス、一酸化炭素ガス、メタンガスやその混合ガスである。
制御回路部12は、点検ガスを検知する一連の処理を行うこととなる。
制御回路部12は、ガス感知部が点検ガス検知温度となるように点検ヒータ駆動時間T3(100ms)にわたりヒータを駆動する点検ヒータ駆動手段として機能する(図4のステップS21)。詳しくは、制御回路部12は、図5(b)で示すようにヒータ抵抗11bに電流を流す駆動を開始してヒータ抵抗11bの温度を上昇させる。
続いて制御回路部12は、点検ヒータ駆動の開始から点検ヒータ駆動時間T3(100ms)経過後にガス感知部の点検センサ抵抗値を得る点検センサ抵抗値取得手段として機能する(図4のステップS22)。詳しくは、制御回路部12は、駆動開始から点検ヒータ駆動時間T3である100ms経過したとき(図5(b)の黒丸のタイミング)にセンサ抵抗11aから点検センサ抵抗値を得る。そして、制御回路部12は、図5(b)で示すようにヒータ抵抗11bに電流を流す駆動を停止して本検知ヒータを停止する(図4のステップS23)
続いて制御回路部12は、点検センサ抵抗値が点検警報レベルよりも低い場合に点検ガスが感知されたものと判定する点検ガス検知手段として機能する(図4のステップS24)。
制御回路部12は警報部13を駆動して警報させることとなる。なお、点検ではガスセンサ11が有する図示しない触媒層が燃焼除去するはずの一酸化炭素(CO)、水素(H)が検知された場合にはガス警報器10に異常があると判定され、逆にメタンが検知できないときにもガス警報器10に異常があると判定される。どのガスが検知されたかは点検センサ抵抗値で判定できる。警報部13は、点検ガスの検知を警報する。また、図示しないが、警報音出力部13aとしてブザーを採用し連続・断続してブザーを発音させても良い。また、警報表示部13bとしてLEDを採用してLEDを点灯・点滅させても良い。そして、警報が発せられたならば正常に動作することが確認される。この際、警報停止スイッチ14を押下すると、制御回路部12は警報部13に警報出力を停止させる制御を行う。
このような点検は点検時間(例えば3分間)が経過するまで行われるものであり、点検時間を経過していなければステップS21まで戻って同様の駆動を行い(図4のステップS25)、点検ヒータ駆動周期T4(45s)経過後に上記のステップS21〜ステップS24を繰り返し行うことになる。そして点検時間が経過した場合は点検モードを終了し、通常監視モードに戻る。このような点検モードでは、図5(b)で示すように、所定の点検時間の間パルス駆動される。
このようにして、点検モードで点検ガスを検知できる。
なお、図3の本検知ヒータ駆動(ステップ11)と図4の点検ヒータ駆動(ステップ21)は、同じ駆動としても良いし、また、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(100ms)、点検ヒータ駆動周期T4(45s)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1・点検ヒータ駆動時間T3を90msとし、本検知ヒータ駆動周期T2・点検ヒータ駆動周期T4を50sとする)であっても良い。また、図3の本検知ガス検知(ステップ14)と図4の点検ガス検知(ステップ24)は、同じ警報レベルとしても良いし、後の実施例に示すように異なる警報レベルとしても良い。
以上本形態のガス警報器10について説明した。本形態では、警報停止スイッチ14を長押しすることで、通常監視モードから点検モードへ遷移できるようにしたので、点検が容易になる。
また、ガスもれなどの警報中に警報停止スイッチが操作された場合は、本機能は動作せず、警報停止機能が動作するようにしたので、本来の警報停止スイッチ14の機能も当然に果たしうる。
また、既存の警報停止スイッチ14と共用することによって、部品の追加などがいらない。
続いて第2形態について説明する。この第2形態では、第1形態のガス警報器10の構成をそのまま用い、通常監視モードのガス検知は同様に行うものであるが、点検モードの点検ガス検知を改良している。詳しくは、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間T1と、点検モード時の点検ヒータ駆動時間T3と、を異ならせたものである。すなわち、図6(a),(b)でも示すように、点検モード時の点検ヒータ駆動時間T3は、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間T1よりも短いこととする。例えば、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間T1を100msとするのに対し、点検モード時の点検ヒータ駆動時間T3を30〜40msとしている。この点検では特に水素ガス、一酸化炭素ガスの検知に適したものであり、水素ガス、一酸化炭素ガスの検知は30〜40msで充分であることが本発明者によって知見された。これにより電力消費が少なくなる。
なお、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(30〜40ms)、点検ヒータ駆動周期T4(45s)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1を90msとし、点検ヒータ駆動時間T3を20msとし、本検知ヒータ駆動周期T2・点検ヒータ駆動周期T4を50sとする)であっても良い。点検ヒータ駆動時間T3<本検知ヒータ駆動時間T1を満たすことを条件に、実情に応じて最適な値を選択すれば良い。
このようなガス警報器10としてもよい。
続いて第3形態について説明する。この第3形態でも、第1形態のガス警報器10の構成をそのまま用い、通常監視モードのガス検知は同様に行うものであるが、点検モードのガス検知を改良している。詳しくは、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間T1と、点検モード時の点検ヒータ駆動時間T3と、を異ならせたものである。すなわち、図7(a),(b)でも示すように、点検モード時の点検ヒータ駆動時間T3は、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間T1よりも長いこととする。例えば、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間T1を100msとするのに対し、点検モード時の点検ヒータ駆動時間T3を200msとしている。この点検では特にメタンガスの検知に最適であることが本発明者によって知見された。
なお、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(200ms)、点検ヒータ駆動周期T4(45s)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1を90msとし、点検ヒータ駆動時間T3を250msとし、本検知ヒータ駆動周期T2・点検ヒータ駆動周期T4を50sとする)であっても良い。点検ヒータ駆動時間T3>本検知ヒータ駆動時間T1を満たすことを条件に、実情に応じて最適な値を選択すれば良い。
このようなガス警報器10としてもよい。
続いて第4形態について説明する。この第4形態では、先に説明した第1,第2,第3形態のガス警報器10に対し、さらに点検モード時の点検警報レベルが、通常監視モード時の本検知警報レベルよりも低くなるようにしたものである。例えば、図2で示すように、通常監視モード時のメタンの本検知警報レベルが3000ppmであるのに対し、点検モード時のメタンの点検警報レベルが2000ppmであるものとしている。このようにするとセンサ抵抗値の低下が少なくても検知することとなり、迅速かつ確実な検知が可能となる。また、水素ガス、一酸化炭素ガスも同様に確実に検知される。
このようなガス警報器10としてもよい。
続いて第5形態について説明する。この第5形態では、先に説明した第1,第2,第3,第4形態のガス警報器10に対し、さらに通常監視モード時のヒータ駆動の本検知ヒータ駆動周期T2と、点検モード時のヒータ駆動の点検ヒータ駆動周期T4と、を異ならせたものである。すなわち、図8(a),(b)のように第1形態に適用したもの、図9(a),(b)のように第2形態に適用したもの、図10(a),(b)のように第3形態に適用したもの、でも示すように、点検モード時のヒータ駆動の点検ヒータ駆動周期T4は、通常監視モード時のヒータ駆動の本検知ヒータ駆動周期T2よりも短いこととする。これらは、例えば、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動周期T2を45sとするのに対し、点検モード時の点検ヒータ駆動周期T4を10sとしている。この点検では特に点検ガスの検知が短時間に繰り返し行われることで迅速かつ確実に検知される。
また、図8(a),(b)のように、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(100ms)、点検ヒータ駆動周期T4(10s)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1・点検ヒータ駆動時間T3を90msとし、本検知ヒータ駆動周期T2を50sとし、点検ヒータ駆動周期T4を8sとする)であっても良い。本検知ヒータ駆動周期T2>点検ヒータ駆動周期T4を満たすことを条件に、実情に応じて最適な値を選択すれば良い。
また、図9(a),(b)のように、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(30〜40ms)、点検ヒータ駆動周期T4(10s)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1を90msとし、点検ヒータ駆動時間T3を20msとし、本検知ヒータ駆動周期T2を50sとし、点検ヒータ駆動周期T4を8sとする)であっても良い。本検知ヒータ駆動時間T1>点検ヒータ駆動時間T3、および、本検知ヒータ駆動周期T2>点検ヒータ駆動周期T4を満たすことを条件に、実情に応じて最適な値を選択すれば良い。
また、図10(a),(b)のように、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(200ms)、点検ヒータ駆動周期T4(10s)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1を90msとし、点検ヒータ駆動時間T3を250msとし、本検知ヒータ駆動周期T2を50sとし、点検ヒータ駆動周期T4を8sとする)であっても良い。本検知ヒータ駆動時間T1<点検ヒータ駆動時間T3、および、本検知ヒータ駆動周期T2>点検ヒータ駆動周期T4を満たすことを条件に、実情に応じて最適な値を選択すれば良い。
さらに先に説明した第4形態に加えて適用しても良い。
このようなガス警報器10としてもよい。
続いて第6形態について説明する。この第6形態では、先に説明した第1,第2,第3,第4,第5形態のガス警報器10に対し、さらに点検モード時の警報開始から警報までの遅延時間が、通常監視モード時の警報開始から警報までの遅延時間よりも短いようにしたものである。ガス検知されてから所定の遅延時間経過するまで待機し、遅延時間経過後でもガス検知されている場合にはガスを検知したと判断する。通常監視モード時の警報開始から警報までの遅延時間は長いため、繰り返し何度も検知されたときに初めて警報を検知するが、一回の検知程度では誤りであるとして誤警報を少なくしている。その一方で、点検では点検モード時の警報開始から警報までの遅延時間を短くしたため、検知後直ちに警報を発することになり、点検が早く終了する。なお、遅延時間の変更に代えてガス検知の繰り返し回数の変更としても良い。例えば、通常点検モードではガス検知が10回連続して本検知ガスが検知されたと判断するが、点検モードではガス検知が3回連続して点検ガスが検知されたと判断するようにしても良い。また、遅延時間をゼロとし即時警報としても良い。このような計数も遅延時間の変更に含める。このようなガス警報器10としてもよい。
続いて、第7形態について説明する。この第7形態では、先に説明した第1形態のガス警報器10の構成をそのまま用い、通常監視モードのガス検知を同じとするものであるが、点検モードのガス検知を改良している。詳しくは、点検モード時で1の点検ヒータ駆動時間内で2回にわたりガス検知するようにしている。
まず、点検モードへ遷移させるため、警報停止スイッチ14の長押しを行う。制御回路部12は、警報停止スイッチ14が予め設定された時間を超えて連続して長い時間押下されたと判断したとき、通常監視モードから点検モードへと遷移する。続いて、点検作業員は、点検ガスを注入し、ガスセンサ11の周辺に充満させる。点検ガスは水素ガス、一酸化炭素ガス、メタンガスやその混合ガスである。
制御回路部12は、点検ガスを検知する一連の処理を行うこととなる。
制御回路部12は、ガス感知部が点検ガス検知温度となるように点検ヒータ駆動時間T3(100ms)にわたりヒータを駆動する点検ヒータ駆動手段として機能する(図11のステップS31)。詳しくは、制御回路部12は、図12(b)で示すようにヒータ抵抗11bに電流を流す駆動を開始してヒータ抵抗11bの温度を上昇させる。
続いて制御回路部12は、点検ヒータ駆動の開始から、所定の点検待機時間T5(30〜40ms)経過後にガス感知部の第1点検センサ抵抗値を得る第1点検センサ抵抗値取得手段として機能する(図11のステップS32)。詳しくは、制御回路部12は、駆動開始から点検待機時間T5である30〜40ms経過したとき(図12(b)の白抜き黒丸のタイミング)にセンサ抵抗11aから第1点検センサ抵抗値を得る。
続いて制御回路部12は、第1点検センサ抵抗値が第1点検警報レベルよりも低い場合に第1点検ガスが感知されたものと判定する第1点検ガス検知手段として機能する(図11のステップS33)。例えば、水素や一酸化炭素が検知される場合が想定される。
続いて制御回路部12は、点検ヒータ駆動の開始から点検ヒータ駆動時間T3(100ms)経過後にガス感知部の第2点検センサ抵抗値を得る第2点検センサ抵抗値取得手段として機能する(図11のステップS34)。詳しくは、制御回路部12は、駆動開始から点検ヒータ駆動時間T3である100ms経過したとき(図12(b)の黒丸のタイミング)にセンサ抵抗11aから点検センサ抵抗値を得る。そして、制御回路部12は、図12(b)で示すようにヒータ抵抗11bに電流を流す駆動を停止して点検ヒータを停止する(図11のステップS35)。
続いて制御回路部12は、第2点検センサ抵抗値が第2点検警報レベルよりも低い場合に第2点検ガスが感知されたものと判定する第2点検ガス検知手段として機能する(図11のステップS36)。
制御回路部12は警報部13を駆動して警報させることとなる。警報部13は、第1,第2点検ガスのどちらか、または、両方を検知したことを警報する。また、図示しないが、警報音出力部13aとしてブザーを採用し連続・断続してブザーを発音させても良い。また、警報表示部13bとしてLEDを採用してLEDを点灯・点滅させても良い。そして、警報が発せられたならば正常に動作することが確認される。この際、警報停止スイッチ14を押下すると、制御回路部12は警報出力を停止するように警報部13を制御する。
このような点検は点検時間(例えば3分間)が経過するまで行われるものであり、点検時間を経過していなければステップS31まで戻って同様の駆動を行い(図11のステップS37)、点検ヒータ駆動周期T4(45s)経過後に上記のステップS31〜ステップS36を繰り返し行うことになる。そして点検時間が経過した場合は点検モードを終了し、通常監視モードに戻る。
このようにして、点検モードで点検ガスを検知できる。
以上本形態のガス警報器10について説明した。本形態では、警報停止スイッチ14を長押しすることで、通常監視モードから点検モードへ遷移できるようにしたので、点検が容易になる。
また、ガスもれなどの警報中に警報停止スイッチ14が操作された場合は、本機能は動作せず、警報停止機能が動作するようにしたので、本来の警報停止スイッチ14の機能を果たしうる。
また、既存の警報停止スイッチ14と共用することによって、部品の追加などがいらない。
また、ガス別(たとえば水素・一酸化炭素とメタンガス)にそれぞれを検知しやすくして、検知能力を高めている。
なお、図3の本検知ヒータ駆動(ステップ11)と図11の点検ヒータ駆動(ステップ31)は、同じ駆動としても良いし、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(100ms)、点検ヒータ駆動周期T4(45s)、点検待機時間T5(30〜40ms)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1・点検ヒータ駆動時間T3を90msとし、本検知ヒータ駆動周期T2・点検ヒータ駆動周期T4を50s、点検待機時間T5を20msとする)であっても良い。また、図3の本検知ガス検知(ステップ14)と図11の第1点検ガス検知(ステップ33)および第2点検ガス検知(ステップ36)は、同じ警報レベルとしても良いし、後の実施例に示すように異なる警報レベルとしても良い。
続いて第8形態について説明する。この第8形態では、第7形態のガス警報器10の構成をそのまま用いてガス検知をするものであって、通常監視モードは同じであるが、点検モードのガス検知をさらに改良したものである。詳しくは、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間T1と、点検モード時の点検ヒータ駆動時間T3と、を異ならせたものである。すなわち、図13(a),(b)でも示すように、点検モード時の点検ヒータ駆動時間T3は、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間T1よりも長いこととする。例えば、本検知モード時の本検知ヒータ駆動時間T1を100msとするのに対し、点検待機時間T5は30〜40msで同じであるが、点検ヒータ駆動時間T3を200msとしている。この点検では特にメタンガスの検知に最適であることが本発明者によって知見された。
なお、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(200ms)、点検ヒータ駆動周期T4(45s)、点検待機時間T5(30〜40ms)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1を90msとし、点検ヒータ駆動時間T3を250msとし、本検知ヒータ駆動周期T2・点検ヒータ駆動周期T4を50sとし、点検待機時間T5を20msとする)であっても良い。点検ヒータ駆動時間T3>本検知ヒータ駆動時間T1を満たすことを条件に、実情に応じて最適な値を選択すれば良い。
このようなガス警報器10としてもよい。
続いて第9形態について説明する。この第9形態では、先に説明した第7,第8形態のガス警報器10に対し、さらに点検モード時の第1,第2点検警報レベルが、通常監視モード時の本検知警報レベルよりも低くなるようにしたものである。例えば、第1点検警報レベルについて、図2で示すように、通常監視モード時のメタンガスの本検知警報レベルが3000ppmであるのに対し、点検モード時のメタンガスの点検警報レベルが2000ppmであるものとしている。また、第2点検警報レベルを下げることで、水素ガス、一酸化炭素ガスも同様に確実に検知される。このようにするとセンサ抵抗値の低下が少なくても検知することとなり、迅速かつ確実な検知が可能となる。このようなガス警報器10としてもよい。
続いて第10形態について説明する。この第10形態では、先に説明した第7,第8,第9形態のガス警報器10に対し、さらに通常監視モード時のヒータ駆動の本検知ヒータ駆動周期T2と、点検モード時のヒータ駆動の点検ヒータ駆動周期T4と、を異ならせたものである。すなわち、図14(a),(b)のように第7形態に適用したもの、図15(a),(b)のように第8形態に適用したもの、でも示すように、点検モード時の点検ヒータ駆動周期T4は、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動周期T2よりも短いこととする。例えば、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動周期T2を45sとするのに対し、点検モード時の点検ヒータ駆動周期T4を10sとしている。この点検では特に点検ガスの検知が短時間に繰り返し行われることで迅速かつ確実に検知される。さらに先に説明した第9形態に加えて適用しても良い。
また、図14(a),(b)のように、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(100ms)、点検ヒータ駆動周期T4(10s)、点検待機時間T5(30〜40ms)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1・点検ヒータ駆動時間T3を90msとし、本検知ヒータ駆動周期T2を50sとし、点検ヒータ駆動周期T4を8sとし、点検待機時間T5を25msとする)であっても良い。本検知ヒータ駆動周期T2>点検ヒータ駆動周期T4を満たすことを条件に、実情に応じて最適な値を選択すれば良い。
また、図15(a),(b)のように、本検知ヒータ駆動時間T1(100ms)、本検知ヒータ駆動周期T2(45s)、点検ヒータ駆動時間T3(200ms)、点検ヒータ駆動周期T4(10s)、点検待機時間T5(30〜40ms)の値はこれ以外の値(例えば本検知ヒータ駆動時間T1を90msとし、点検ヒータ駆動時間T3を250msとし、本検知ヒータ駆動周期T2を50sとし、点検ヒータ駆動周期T4を8sとし、点検待機時間T5を25msとする)であっても良い。本検知ヒータ駆動時間T1<点検ヒータ駆動時間T3、および、本検知ヒータ駆動周期T2>点検ヒータ駆動周期T4を満たすことを条件に、実情に応じて最適な値を選択すれば良い。
このようなガス警報器10としてもよい。
続いて第11形態について説明する。この第11形態では、先に説明した第7,第8,第9,第10形態のガス警報器10に対し、さらに点検モード時の警報開始から警報までの遅延時間が、通常監視モード時の警報開始から警報までの遅延時間よりも短いようにしたものである。ガス検知されてから所定の遅延時間経過するまで待機し、遅延時間経過後でもガス検知されている場合にはガスを検知したと判断する。通常監視モード時の警報開始から警報までの遅延時間は長いため、繰り返し何度も検知されたときに初めて警報を検知するが、一回の検知程度では誤りであるとして誤警報を少なくしている。その一方で、点検では点検モード時の警報開始から警報までの遅延時間を短くしたため、検知後直ちに警報を発することになり、点検が早く終了する。なお、遅延時間の変更に代えてガス検知の繰り返し回数の変更としても良い。例えば、通常点検モードではガス検知が10回連続して本検知ガスが検知されたと判断するが、点検モードではガス検知が3回連続して点検ガスが検知されたと判断するようにしても良い。また、遅延時間をゼロとし即時警報としても良い。このような計数も遅延時間の変更に含める。このようなガス警報器10としてもよい。
以上本発明のガス警報器について説明した。なお、LPガスではLPガスのコンロやガスライターを引火させ、この燃焼されたガスを用いる。このようなLPガス用の点検ガスは、ブタン・水素・一酸化炭素(CO)となる。
本記載は混合ガスでの点検についての説明であるが、単独ガス警報器の場合は、メタンガス、COガス、ブタン等の1つの点検ガスの時でもこのようなガス警報器10としても良い。
また、本記載はガスに対して抵抗値が低くなる半導体式ガスセンサについての説明であるが、接触燃焼式ガスセンサなど、抵抗値が上昇するガスセンサもあり、「抵抗値が低い」は「センサ感度が低い」と読み替え、このようなガス警報器10としても良い。
このような本発明では、点検を簡単に行えるようにしてガス警報器10の修理や交換が行われることで、警報レベルのガス漏れがあってもこれを検知できないという事態が生じることを回避できる。
10:ガス警報器
11:ガスセンサ
11a:センサ抵抗
11b:ヒータ抵抗
12:制御回路部
13:警報部
13a:警報音出力部
13b:警報表示部
13c:外部警報出力部
14:警報停止スイッチ
15:電池部
16:電源部
17:電源回路部
R:負荷抵抗
R2:シャント抵抗
SW1:トランジスタスイッチ
SW2:トランジスタスイッチ

Claims (11)

  1. 点検ガスまたは本検知ガスが検知される温度とするヒータと、ヒータにより加温された状態で点検ガスまたは本検知ガスに感応してセンサ抵抗値が変化するガス感知部と、を有するガスセンサと、
    警報を出力する警報部と、
    警報出力を停止するための警報停止スイッチと、
    前記ヒータ、前記ガス感知部、前記警報部および前記警報停止スイッチが接続され、本検知ガスを検知する通常監視モードによる検知と点検ガスを検知する点検モードによる検知とを行うように制御する制御回路部と、
    を備え、前記制御回路部は、
    前記警報停止スイッチの所定の操作により、通常監視モードから点検モードに遷移させ、その後、所定の点検時間が経過した場合に、通常監視モードに遷移することを特徴とするガス警報器。
  2. 前記警報スイッチの所定の操作は、予め設定された時間より長い時間連続して押下する操作であることを特徴とする請求項1に記載のガス警報器。
  3. 前記制御回路部は前記ヒータに対して所定周期で繰り返すパルス通電を行って本検知および点検を行うものであり、
    本検知ガスを検知する通常監視モード時の前記制御回路部は、
    前記ガス感知部が本検知ガス検知温度となるように本検知ヒータ駆動時間にわたり前記ヒータを駆動する本検知ヒータ駆動手段と、
    本検知ヒータ駆動の開始から本検知ヒータ駆動時間経過後に前記ガス感知部の本検知センサ抵抗値を得る本検知センサ抵抗値取得手段と、
    本検知センサ抵抗値が本検知警報レベルよりも低い場合に本検知ガスが感知されたものと判定する本検知ガス検知手段と、
    を所定の本検知ヒータ駆動周期で繰り返して機能し、
    点検ガスを検知する点検モード時の前記制御回路部は、
    前記ガス感知部が点検ガス検知温度となるように点検ヒータ駆動時間にわたり前記ヒータを駆動する点検ヒータ駆動手段と、
    点検ヒータ駆動の開始から点検ヒータ駆動時間後に前記ガス感知部の点検センサ抵抗値を得る点検センサ抵抗値取得手段と、
    点検センサ抵抗値が点検警報レベルよりも低い場合に点検ガスが感知されたものと判定する点検ガス検知手段と、
    を所定の点検ヒータ駆動周期で繰り返して機能するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス警報器。
  4. 前記点検モード時の点検ヒータ駆動時間は、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間よりも短いことを特徴とする請求項3に記載のガス警報器。
  5. 前記点検モード時の点検ヒータ駆動時間は、通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間よりも長いことを特徴とする請求項3に記載のガス警報器。
  6. 前記点検モード時の点検警報レベルは、通常監視モード時の本検知警報レベルよりも低いことを特徴とする請求項3〜請求項5の何れか一項に記載のガス警報器。
  7. 前記制御回路部は前記ヒータに対して所定周期で繰り返すパルス通電を行って本検知および点検を行うものであり、
    本検知ガスを検知する通常監視モード時の前記制御回路部は、
    前記ガス感知部が本検知ガス検知温度となるように本検知ヒータ駆動時間にわたり前記ヒータを駆動する本検知ヒータ駆動手段と、
    本検知ヒータ駆動の開始から本検知ヒータ駆動時間経過後に前記ガス感知部の本検知センサ抵抗値を得る本検知センサ抵抗値取得手段と、
    本検知センサ抵抗値が本検知警報レベルよりも低い場合に本検知ガスが感知されたものと判定する本検知ガス検知手段と、
    を所定の本検知ヒータ駆動周期で繰り返して機能し、
    点検ガスを検知する点検モード時の前記制御回路部は、
    前記ガス感知部が点検ガス検知温度となるように点検ヒータ駆動時間にわたり前記ヒータを駆動する点検ヒータ駆動手段と、
    点検ヒータ駆動の開始から、所定の点検待機時間経過後に前記ガス感知部の第1点検センサ抵抗値を得る第1点検センサ抵抗値取得手段と、
    第1点検センサ抵抗値が第1点検警報レベルよりも低い場合に第1点検ガスが感知されたものと判定する第1点検ガス検知手段と、
    点検ヒータ駆動の開始から点検ヒータ駆動時間後に前記ガス感知部の第2点検センサ抵抗値を得る第2点検センサ抵抗値取得手段と、
    第2点検センサ抵抗値が第2点検警報レベルよりも低い場合に第2点検ガスが感知されたものと判定する第2点検ガス検知手段と、
    を所定の点検ヒータ駆動周期で繰り返して機能するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス警報器。
  8. 前記点検モード時の点検ヒータ駆動時間は、前記通常監視モード時の本検知ヒータ駆動時間よりも長いことを特徴とする請求項7に記載のガス警報器。
  9. 前記点検モード時の第1点検警報レベルおよび第2点検警報レベルは、通常監視モード時の本検知警報レベルよりも低いことを特徴とする請求項7または請求項8に記載のガス警報器。
  10. 前記点検モード時のヒータ駆動の点検ヒータ駆動周期は、前記通常監視モード時のヒータ駆動の本検知ヒータ駆動周期よりも短いことを特徴とする請求項3〜請求項9の何れか一項に記載のガス警報器。
  11. 前記点検モード時の警報開始から警報までの遅延時間は、通常監視モード時の警報開始から警報までの遅延時間よりも短いことを特徴とする請求項3〜請求項10の何れか一項に記載のガス警報器。
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