JPH102554A - ガス遮断装置 - Google Patents

ガス遮断装置

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Publication number
JPH102554A
JPH102554A JP15515096A JP15515096A JPH102554A JP H102554 A JPH102554 A JP H102554A JP 15515096 A JP15515096 A JP 15515096A JP 15515096 A JP15515096 A JP 15515096A JP H102554 A JPH102554 A JP H102554A
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JP
Japan
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abnormal
appliance
gas
flow rate
registered
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Application number
JP15515096A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ueki
浩一 植木
Junichi Saito
潤一 斉藤
Kaoru Onishi
薫 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15515096A priority Critical patent/JPH102554A/ja
Publication of JPH102554A publication Critical patent/JPH102554A/ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一酸化炭素等の未燃ガスが排出される異常器
具を特定し、警告する。 【解決手段】 未燃ガス検出手段12で一酸化炭素ガス
を排出する複数のガス器具の異常燃焼状態を低濃度で検
出すると、器具登録手段11に登録された使用中のガス
器具全てを異常器具として異常器具登録手段17に登録
すると共に、その登録積算回数をカウントし、所定回数
以上に達した器具を異常器具と特定し、警告表示する。
これによって修理交換等の警告を需要家、ガス事業者に
警告することができ安全性を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同時に複数のガス
器具が使用される一般家庭において開放型燃焼器具にガ
ス漏れや異常燃焼などの異常があった場合、異常ガス器
具を特定するガス遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のガス遮断装置は、例えば特
公平1−37627号公報に示されるように図7に示す
ような構成になっていた。
【0003】図7において、1は制御部で、給電制御部
2と記憶部3と遮断判定部4とからなる。5はスイッチ
回路で、給電制御部2によりオン・オフする。6は異常
センサで、例えば一酸化炭素ガス(COガス)を検出す
る未燃ガス検知手段である。
【0004】遮断判定部4は、異常センサ6からの信号
と予め記憶部3にある遮断判定条件とが一致すると遮断
出力をドライバ部7に対し行う。8は遮断弁で、ドライ
バ部7からの信号を受けると作動しガスの供給を停止す
る。
【0005】通常、制御部1からスイッチ回路5を介し
異常センサ6に給電される。異常センサ6で地震や一酸
化炭素ガスを検知すると遮断判定部4に信号を出力す
る。記憶部3で予め記憶している遮断条件と一致すると
ドライバー部7に出力し遮断弁8を作動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、異常センサ6の検知レベルでは、異常検知
してからガスを遮断する迄に大量の未燃ガスが排出さ
れ、ガス器具のある部屋の一酸化炭素ガスの濃度がかな
り高くなるという課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、異常
センサ6が異常を検知してガスを遮断する検知レベルよ
り低濃度で、即ち、微量の一酸化炭素が排出された程度
の小規模の異常状態で、異常燃焼器具を特定し表示及び
通報するガス遮断装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のガス遮断装置は、ガス流量を検出する流量検
出手段と、前記流量検出手段で検出した流量信号より流
量を求める流量演算手段と、求めた流量値により使用ガ
ス器具として登録する器具登録手段と、異常燃焼状態を
検出する未燃ガス検出手段と、前記未燃ガス検出手段よ
り出力される信号が第1レベルの警告信号か否かを判定
する第1の判定手段と。前記未燃ガス検出手段より出力
される信号が第2レベルの警告信号か否かを判定する第
2の判定手段と、第1の警告信号が出力されると、前記
器具登録手段の登録値を記憶する異常器具登録手段と、
異常燃焼器具として登録された回数を積算する登録回数
積算手段と、登録回数が所定の回数に達したか否かを判
定する異常判定手段と、異常流量もしくは第2の警告信
号が出力されると異常と判定し遮断信号を出力する遮断
判定手段と、ガスの供給を遮断する遮断手段と、遮断し
た場合もしくは前記異常判定手段が所定登録回数に達し
たと判定した器具を表示する表示手段とからなるガス遮
断装置であり、同時に複数のガス器具を使用する一般家
庭において、ガス漏れやガス器具の異常燃焼による未燃
ガス発生による危険を防止するため、流量検出手段で異
常流量を検出した場合、もしくは未燃ガス検出手段で未
燃ガスが人体に影響をおよぼす可能性のある濃度を検出
し、第2レベルの警告信号を出力したとき遮断判定手段
が異常と判定し遮断手段に出力してガスの供給を遮断
し、同時に表示する。
【0009】さらに、一歩進めて、ガス器具の異常燃焼
状態を人体に影響を与えない低濃度レベルの未燃ガスを
未燃ガス検出装置で検出して信号を出力し、第1の判定
手段で第1レベルの警告信号と判定して出力する。前記
第1レベルの警告信号の出力により異常器具登録手段
は、流量検出手段で流量を検出し使用ガス器具として器
具登録手段に登録された全てのガス器具の登録値を記憶
する。登録回数積算手段は使用されている全てのガス器
具について異常器具として登録された回数を積算し、登
録回数が所定回数に達すると異常判定手段が異常器具と
判定し、表示手段により前記異常器具の表示を行う。従
って人体に影響を与えない低濃度の未燃ガスを検出し複
数のガス器具の中から異常器具を特定して表示し、修
理、交換など適切な処置を行うよう警告するので、軽度
の異状の段階でメンテナンスが可能となり安全性を維持
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】前記課題を解決するため本発明の
請求項1記載の発明は、ガス流量を検出する流量検出手
段と、前記流量検出手段で検出した流量信号より流量を
求める流量演算手段と、求めた流量値により使用ガス器
具として登録する器具登録手段と、異常燃焼状態を検出
する未燃ガス検出手段と、前記未燃ガス検出手段より出
力される信号が第1レベルの警告信号か否かを判定する
第1の判定手段と、前記未燃ガス検出手段より出力され
る信号が第2レベルの警告信号か否かを判定する第2の
判定手段と、第1の警告信号が出力されると前記器具登
録手段の登録値を記憶する異常器具登録手段と、異常燃
焼器具として登録された回数を積算する登録回数積算手
段と、登録回数が所定の回数に達したか否かを判定する
異常判定手段と、異常流量もしくは第2の警告信号が出
力されると異常と判定し遮断信号を出力する遮断判定手
段と、ガスの供給を遮断する遮断手段と、遮断した場合
もしくは前記異常判定手段が所定登録回数に達したと判
定した器具を表示する表示手段とからなるガス遮断装置
である。
【0011】また、本発明の請求項2記載の発明は、第
1の警告信号が出力されると起動し、所定期間経過する
と異常器具登録手段の登録内容および登録回数積算手段
により積算された登録回数をクリアする異常判定タイマ
手段を有することを特徴とする請求項1記載のガス遮断
装置である。
【0012】また、本発明の請求項3記載の発明は、第
1の警告信号が出力されると前記第1の警告信号が出力
されている時間を計測する警告タイマ手段と、第1の警
告信号が出力されると起動し所定期間経過すると異常器
具登録手段の登録内容および登録回数積算手段により積
算された登録回数をクリアする異常判定タイマ手段と、
前記警告タイマ手段により第1の警告信号が所定時間出
力されていることを判定すると遮断信号を遮断手段に出
力する警告時間判定手段と、遮断した場合もしくは前記
異常判定手段が前記登録回数積算手段に異常器具として
登録された回数が所定回数に達し異常と判定した器具を
表示する表示手段と、センタに通報する通信手段を有す
ることを特徴とする請求項1または2記載のガス遮断装
置である。
【0013】また、本発明の請求項4記載の発明は、ガ
ス流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段で
検出した流量信号より流量を求める流量演算手段と、使
用中の全てのガス器具の使用時間を計測する使用時間計
測手段と、求めた流量値と使用時間計測値より使用ガス
器具として登録する器具登録手段と、異常燃焼器具とし
て登録された回数を積算する登録回数積算手段と、前記
登録された回数が所定の回数に達し、かつ同数の器具が
複数存在した場合、長時間使用された器具を異常と判定
する使用時間長判定手段を有することを特徴とする請求
項1または2記載のガス遮断装置である。
【0014】また、本発明の請求項5記載の発明は、ガ
ス流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段で
検出した流量信号より流量を求める流量演算手段と、使
用中の全てのガス器具の使用時間を計測する使用時間計
測手段と、求めた流量値と使用時間計測値より使用ガス
器具として登録する器具登録手段と、異常燃焼器具とし
て登録された回数を積算する登録回数積算手段と、異常
器具登録手段に登録されると起動する監視タイマ手段
と、監視タイマ作動期間中に前記異常器具登録手段に登
録された回数が所定回数以上に達した器具を判定する監
視回数判定手段と、前記登録された回数が所定回数以上
に達した器具が所定数以上存在した場合、長時間使用し
た器具から順に所定数を異常器具と判定する異常器具判
定手段と、前記登録された回数が所定回数以上に達した
器具が所定数以下の場合は、前記登録された回数が所定
回数以上の登録器具を異常と判定する異常判定手段を有
することを特徴とする請求項1または2記載のガス遮断
装置である。
【0015】また、本発明の請求項6記載の発明は、第
1の警告信号および第2の警告信号が出力されると器具
登録手段の登録値を記憶する異常器具登録手段を有する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
ガス遮断装置である。
【0016】本発明は以上のように構成されており以下
その作用について説明する。本発明の請求項1記載の発
明により同時に複数のガス器具を使用する一般家庭にお
いて、ガス漏れやガス器具の異常燃焼による未燃ガス発
生による危険を防止するため、流量検出手段で異常流量
を検出した場合、もしくは未燃ガス検出手段で未燃ガス
が人体に影響をおよぼす可能性のある濃度を検出し、第
2の判定手段が第2レベルの警告信号を出力したとき、
遮断判定手段が異常と判定し、遮断手段に出力してガス
の供給を遮断し、同時に表示をする。さらに一歩進め
て、ガス器具の異常燃焼状態を人体に影響を与えない低
濃度レベルの未燃ガスを未燃ガス検出装置で検出して信
号を出力し、第1の判定手段で第1のレベル警告信号と
判定して出力する。前記第1レベルの警告信号の出力に
より、異常器具登録手段は流量検出手段で流量を検出し
使用ガス器具として器具登録手段に登録された全てのガ
ス器具の登録値を記憶する。登録回数積算手段は、使用
されている全てのガス器具について異常燃焼器具として
登録された回数を積算し、登録回数が所定の回数に達す
ると異常判定手段が異常器具と判定し表示手段により前
記異常器具の表示が行なわれるものであり、従って人体
に影響を与えない低濃度の未燃ガスを検出し、複数のガ
ス器具の中から異常器具を特定して表示し、修理交換な
ど適切な処理を行うよう警告するので、軽度の異常の段
階でメンテナンスが可能となり安全性を維持することが
できる。
【0017】また、請求項2記載の発明によれば、複数
のガス器具を使用中未燃ガス検出手段により信号が出力
されると第1の判定手段で第1の警告信号と判定し出力
する。
【0018】前記第1の警告信号の出力により異常器具
登録手段に器具登録手段に登録された現在使用中の全て
のガス器具の登録値を記憶させる。同時に異常判定タイ
マ手段が作動していない場合、異常判定タイマ手段を起
動させる。異常器具登録手段に何らかの異常器具が登録
されると、登録回数積算手段で前記異常器具の過去から
の異常が登録された回数を積算するが、異常判定手段は
異常判定タイマ手段が作動している所定期間内に前記異
常器具の登録回数が所定の回数に達したかどうかを判定
する。異常判定タイマ手段が作動している所定期間内に
異常登録回数が所定回数に達していると異常判定手段は
異常器具と判断し表示手段により前記異常器具を表示す
る。異常判定タイマ手段が作動している所定期間内に、
過去からの異常登録の積算回数が所定回数に達していな
ければ異常器具登録手段の記憶する前記器具登録手段の
登録値および登録回数積算手段により積算された積算回
数をクリアする。
【0019】その後第1の警告信号が出力されれば再ス
タートする。所定期間内でほとんど異常登録回数が増加
しない場合、ガス器具使用中の誤動作、例えばタバコの
煙等の原因による誤動作の場合が多く、前述のように請
求項1記載の発明の作用、効果に加え、誤動作によるト
ラブルを廃除することができる。
【0020】また、請求項3記載の発明によれば、複数
のガス器具を使用中、未燃ガス検出手段により信号が出
力されると第1の判定手段で第1の警告信号と判断し出
力する。前記第1の警告信号の出力により、異常器具登
録手段に器具登録手段に登録された現在使用中の全ての
ガス器具の登録値を記憶させる。同時に異常判定タイマ
手段か作動していない場合、異常判定タイマ手段を起動
させるとともに、第1の警告信号が出力されている時間
を計測タイマ手段で測定する。
【0021】第1の警告信号により、異常器具登録手段
に何らかの異常器具が登録されると、登録回数積算手段
で前記異常器具の過去からの異常登録された回数を積算
するが、異常判定手段では異常判定タイマが作動してい
る所定期間内に前記異常器具の登録回数が所定回数値に
達したかどうかを判定する。
【0022】一方、計測タイマ手段で測定の結果所定時
間連続して第1の警告信号が出力され続けていれば、警
告時間判定手段で異常と判定し遮断手段へ出力し、ガス
の供給を停止する。更に、遮断手段でガスの供給を停止
したこと、および異常判定手段で異常判定タイマ手段の
作動中の登録回数積算の結果を判定し異常があれば表示
手段で表示するとともに通信手段により電話回線を利用
しセンタに異常通報する。従って請求項1または2記載
の発明の作用効果に加え、第1の警告信号の段階の低濃
度の未燃ガスを排気する軽度の異常を対象にガスの供給
を遮断して安全を図るとともに、異常器具を特定して表
示するとともに、自動的にセンターに通報することによ
り迅速にメンテナンスすることができる。
【0023】請求項4の発明によれば、複数の使用中の
ガス器具について流量検出手段と流量検出手段と流量演
算手段で決めた流量値と使用時間計測手段で計測した使
用時間を器具登録手段で登録する。使用中のガス器具が
異常燃焼すると未燃ガス検出手段より信号が出力され第
1の警告信号と判定し出力する。前記第1の警告信号に
より異常器具登録手段は前記器具登録手段により登録さ
れた登録値を記憶する。
【0024】前記異常器具登録手段に異常器具が登録さ
れると登録回数積算手段は異常器具の過去からの異常登
録された回数を積算する。異常登録回数が所定の回数に
達した場合は異常判定手段が異常と判定し表示手段で表
示する。前記異常登録された回数が所定回数に達し、か
つ同数の器具が複数存在した場合は、使用時間長判定手
段が前記異常器具登録手段が記憶する使用時間の長い器
具を異常器具として優先的に表示手段に表示する。異常
器具のうち、燃焼量の大きい器具が異常燃焼を起こした
場合は、第1の警告信号を出力してから短時間で第2の
警告信号を出力し遮断手段によりガスの供給が遮断され
るが、少しづつ未燃ガスを排出する異常器具は一般に特
定しにくい。そこで前述の如く異常登録回数が所定の回
数に達したものの中から使用時間の長い機器を優先して
表示するので請求項1または2の作用効果に加えて、修
理や交換の必要性の高い異常器具を特定しやすく、修理
や交換等の素早い対応が可能となり、安全性を維持する
ことができる。
【0025】また、請求項5の発明によれば、複数の使
用中のガス器具について、流量検出手段と流量演算手段
で求めた流量と使用時間計測手段で計測した使用時間を
器具登録手段で登録する。使用中のガス器具が異常燃焼
すると未燃ガス検出手段より信号が出力され第1の警告
信号と判定して出力する。前記第1の信号の出力により
異常器具登録手段は前記器具登録手段により登録された
登録値を記憶する。前記異常器具登録手段に何らかの異
常器具が登録されると監視タイマ手段が起動する。また
登録回数積算手段は前記異常器具の過去からの異常登録
回数を積算する。監視回数判定手段は監視タイマ手段が
作動する所定期間内に前記登録回数積算手段で積算され
た異常登録の回数が所定の回数以上に達したものを抽出
する。抽出された器具数が所定数以上存在した場合は異
常器具判定手段で、異常器具登録手段が記憶する登録値
より使用時間が長いものから順に所定数を、異常と判定
し表示手段で表示する。前記抽出された器具数が所定数
以下の場合は、異常判定手段で異常登録回数が所定の回
数以上に達したものを異常と判定して表示手段で表示す
る。異常器具のうち燃焼量の大きい器具は第1の信号を
出力してから短時間で第2の警告信号を出力し遮断手段
によりガスの供給が遮断されるが少しづつ未燃ガスを排
出する異常器具は一般的に特定しにくい。そこで前述の
如く登録回数が所定の回数に達したものが多く存在する
場合は器具の使用時間の長いものから順に所定数に絞っ
て表示することにより、請求項1または2記載の発明の
作用、効果に加えて異常器具の特定がしやすく、修理や
交換を素早く行なうことで安全性を維持することができ
る。
【0026】また、請求項6記載の発明によれば、複数
のガス器具を使用中、流量検出手段と流量演算手段で求
めた流量により使用器具として器具登録手段により登録
する。ガス器具が異常燃焼すると未燃ガス検出手段によ
り信号が出力される。第1の判定手段により第1の警告
信号と判定し出力する。前記第1の警告信号の出力によ
り異常器具登録手段は前記器具登録手段により登録され
た登録値を記憶する。
【0027】また同時に異常器具が登録される。また、
一酸化炭素ガス濃度が上昇し未燃ガス検出手段より出力
される信号を第2の判定手段が第2の警告信号と判定し
出力すると、遮断手段を作動させガスの供給を遮断す
る。同時に異常器具登録手段に異常器具として登録す
る。異常器具登録手段で何らかの異常器具が登録される
と登録回数積算手段が前記異常器具の過去からの登録さ
れた回数を積算し、異常判定手段は前記登録された積算
回数が所定回数値に達したかどうかを判定する。
【0028】前記積算回数が所定の回数に達したら異常
器具として特定し表示手段により異常器具として表示す
る。ガス器具が異常燃焼して、第2の警告信号の出力に
より遮断手段が作動してガスの供給が遮断されてもガス
器具は必ずしも完全な異常燃焼状態や故障に至らず、修
理されずに再使用される場合があり、急いで異常器具を
特定する必要があり、第1の警告信号とともに第2の警
告信号による異常器具を異常器具登録手段に登録するこ
とにより正確に異常器具を特定することができ、修理や
交換を素早く行うことにより安全性を維持することがで
きる。
【0029】以下、本発明の実施例について図面に基づ
き説明する。なお、従来例および各実施例において同一
符号のものは同一構造を有するので説明を一部省略す
る。
【0030】(実施例1)図1は本発明の実施例1のガ
ス遮断装置の制御ブロック図である。図1おいて、9は
流量検出手段で、ガス流量を電気信号に変換し、例えば
パルス信号として検出する。10は流量演算手段で、流
量検出手段9で求めた流量信号より流量を求める。11
は器具登録手段で、流量演算手段9で求めた流量値によ
り使用ガス器具として登録する。
【0031】12は未燃ガス検出手段で、使用器具が異
常燃焼した時に排出する未燃ガス、例えば一酸化炭素ガ
スを検出するセンサで構成され、検出した未燃ガスの濃
度が低く、換気を促すレベルの場合第1の警告信号を出
力し、更に未燃ガスの濃度が上昇し人体に異常を与える
恐れのあるレベルになると第2の警告信号を出力する。
【0032】13は第1の判定手段で、未燃ガス検出手
段12から第1の警告信号を検出すると判定信号を出
す。14は第2の判定手段で、未燃ガス検出手段12に
より第2の警告信号が検出すると判定信号を出力する。
【0033】15は遮断判定手段で、第2の警告信号が
出力されたのを判定した時、また流量演算手段10で求
めた流量が異常流量値だった場合遮断手段8に遮断信号
を出力する。16は表示手段で、遮断信号が出力される
と、遮断内容を表示する。
【0034】17は異常器具登録手段で、第1の判定手
段13より第1の警告信号が出力されたと判定した時、
器具登録手段に登録された器具の流量を登録する。18
は登録回数積算手段で、異常器具登録手段17に登録さ
れた器具の過去からの登録回数を積算する。
【0035】登録回数積算手段18は流量演算手段10
で求める流量をもとに最小流量から、最大流量までをN
個のゾーン区分され、異常器具登録手段17に登録され
ると積算される分割テーブル部(図示していない)と、
異常器具登録手段17に登録された異常器具の流量がど
のゾーンに属するかを判定するテーブル判定部(図示し
ていない)とからなる。第1の警告信号が出力された
時、異常器具の登録値は異常器具登録手段17に登録さ
れると登録回数積算手段18のテーブル判定部で判定さ
れ、分割テーブル部で積算される。
【0036】次に前記構成の動作作用を説明する。同時
に複数のガス器具を使用し、その中の小型湯沸かし器等
の開放燃焼型ガス器具が異常燃焼状態となった場合、未
燃ガスが発生し一酸化炭素ガスが生成される。換気され
ずに器具を使用している部屋の一酸化炭素ガス濃度が上
昇してくると、未燃ガス検出手段12が検出し信号を出
力する。第1の判定手段13は前記信号が第1のレベル
の信号か否かを判定し第1の警告信号を出力する。
【0037】第1の警告信号が出力されると異常器具登
録手段17は器具使用中の異常と判定し、器具登録手段
11に登録された全ての器具を異常器具としてその流量
値を登録記憶する。但し、器具を使用していない時(流
量無し)、未燃ガス検出手段12により信号が出力され
た場合は、器具以外の原因によるもの判断し特に対応し
ない。
【0038】登録回数積算手段18では区分分割された
テーブル(図示していない)に該当する器具があると回
数をカウントし積算する。登録回数積算手段18の全区
分の積算値を異常判定手段19で判定し、異常器具とし
て登録された積算回数が所定回数に達した区分の器具が
有れば、異常と判定し表示手段16で表示する。
【0039】表示手段16は、LCD素子等で異常有り
通知の表示、もしくは流量区分のコード表示等で行う。
更に、一酸化炭素ガス濃度が上昇し、第2の警告レベル
に達し第2の判定手段14が第2の警告信号を出力する
と、遮断判定手段15が遮断信号を出力し遮断手段8を
作動させガスの供給を遮断する。
【0040】このように複数のガス器具を使用中、異常
器具を人体に影響を与えない低レベルの一酸化炭素ガス
等の未燃ガスを検出し、異常燃焼器具の登録回数の積算
値で特定し、表示警告を行うことによって修理や交換を
促すことにより安全性を維持することができる。
【0041】(実施例2)図2は本発明の実施例2のガ
ス遮断装置の制御ブロック図である。実施例2において
実施例1と異なる点は図2において異常判定タイマ手段
20を設けたことである。
【0042】異常判定タイマ手段20は、ガス器具使用
中、未燃ガス検出手段12および第1の判定手段13に
より第1の警告信号が出力されたのを検出すると起動さ
れ、所定期間経過すると異常器具登録手段17の登録内
容、および登録回数積算手段18により積算された異常
器具の積算回数値をクリアする。
【0043】次に前記構成の動作作用を説明する。複数
のガス器具を使用中、ガス器具の異常燃焼により一酸化
炭素ガスが発生すると未燃ガス検出手段12が検出し信
号を出力する。第1の判定手段13は前記信号が第1の
レベルの信号か否かを判定し、第1の警告信号が出力さ
れる。第1の警告信号が出力されると異常器具登録手段
17は器具使用中の異常と判定し、器具登録手段11に
登録された全ての器具を異常器具としてその流量を登録
する。同時に異常判定タイマ手段20を作動させる。
【0044】但し、ガス器具を使用していない時に未燃
ガス検出手段12および第1の判定手段13より第1の
警告信号が出力された場合は、ガス器具以外の原因によ
る一酸化炭素ガスと判定し、異常判定タイマ20は作動
しない。異常器具登録手段17で何らかの異常器具が登
録されると、登録回数積算手段18で前記異常器具の過
去からの登録された回数を積算するが、異常判定手段1
9は異常判定タイマ手段20が作動している所定期間内
に前記異常器具が登録された回数が所定回数値に達した
かどうかを判定する。
【0045】異常判定タイマ手段20が作動している所
定期間内に前記異常器具が登録された回数が、所定回数
に達していれば異常判定手段19は異常と判定し表示手
段16により表示する。異常判定タイマ手段20の作動
している所定期間内に、前記異常器具の過去からの登録
された積算回数が所定値に達していなければ異常器具登
録手段17に登録された内容および登録回数積算手段1
8で積算された積算回数をクリアする。その後第1の警
告信号が出力されたら再スタートする。
【0046】このようにして、所定期間内でほとんど登
録回数が増加しない場合、ガス器具使用中の誤動作、例
えばタバコの煙、自動車等の排気ガス等の原因よる誤動
作の場合が多く、前記異常判定タイマ20の機能を加え
ることにより誤動作を識別することが可能となる。
【0047】(実施例3)図3は、本発明の実施例3の
ガス遮断装置の制御ブロック図である。図3において、
21は警告タイマ手段で、未燃ガス検出手段12および
第1の判定手段13より第1の警告信号が出力されると
起動され、第1の警告信号が連続出力時間を計測する。
22は時間判定手段で、第1の警告信号の出力時間が所
定時間に達したかどうかを判定し、所定時間に達すると
遮断信号を遮断手段8に出力する。23は通信手段で、
センタ24に電話回線25等を利用し報知する。
【0048】次に前記構成の動作作用を説明する。複数
のガス器具を使用中、ガス器具の異常燃焼による一酸化
炭素ガスを未燃ガス検出手段12が検出に出力する。第
1の判定手段13で第1の警告信号か否かを判定し、第
1の警告信号が出力する。前記第1の警告信号の出力に
より異常器具登録手段17は器具使用中の異常と判定し
現在使用中のガス器具の器具登録手段11の登録内容は
記憶登録し、異常判定タイマ20が作動していない場
合、異常判定タイマ20を起動させる。また、同時に、
第1の警告信号が出力されている時間を警告タイマ手段
21で計測し、時間判定手段22で第1の警告信号の出
力が所定時間継続したかどうかを判定する。
【0049】第1の警告信号により、異常器具登録手段
17に何らかの異常器具が登録されると、登録回数積算
手段18で前記異常器具の過去からの登録された回数を
積算するが、異常判定手段19では異常判定タイマ20
が作動している所定期間内に所定回数に達した場合異常
判定手段19で異常と判定し表示手段16で表示すると
ともに通信手段23によりセンター24に通報する。
【0050】同時に、前記警告タイマ手段21で第1の
警告信号の出力時間を計測し、時間判定手段22で所定
時間連続して出力されたことを判定すると、異常と判定
し遮断手段8を作動し、ガスの供給を遮断する。更に、
通信手段23により電話回線25を利用しセンタ24に
異常通報する。
【0051】このようにして一酸化炭素ガス等の未燃ガ
ス排出により異常燃焼状態を検出した時、異常燃焼器具
を特定するために異常器具を登録するが、その間第1の
警告信号が一定時間継続した場合、器具を使用している
部屋の一酸化炭素濃度が上昇する。しかし人間の出入り
があると第2の警告レベルまで上昇せず、ガスの供給は
遮断されない。
【0052】従ってこの間の未燃ガスの濃度は最悪のケ
ースでは第2の警告信号レベルに近づく可能性があるの
で第1の警告信号が一定時間経過すると即座にガスの供
給を遮断するとともに、通信手段23でセンタ24に電
話回線25により自動的に通報できセンタで異常に気づ
き直ちに修理、交換等の対応がとられ、安全性を維持す
ることができる。
【0053】(実施例4)図4は本発明の実施例4のガ
ス遮断装置の制御ブロック図である。図4において、2
6は使用時間計測手段で、ガス器具が使用開始されたの
を流量検出手段9で検出すると、その使用時間を計測す
る。ここで登録回数積算手段18は流量演算手段10で
求める流量をもとに最小流量から、最大流量までをN個
のゾーンに区分され、異常器具登録手段17に登録され
た異常器具は流量値が該当する区分ゾーンに登録され積
算カウントされるとともに、使用時間計測手段26で計
測した使用時間値が観測値として登録され、かつ積算さ
れる分割データ部(図示していない)と、異常器具登録
手段17で登録された器具の流量がどのゾーンに属する
かを判定するテーブル判定部(図示していない)とから
構成されている。
【0054】登録回数積算部においては、第1の警告信
号が出力された時、器具登録値が異常器具登録手段17
に登録されると、テーブル判定部で判定され、分割デー
タ部で積算される。27は使用時間長判定手段で、異常
器具の積算登録回数が同数の場合、登録された時間値で
判定する。同数でない時は異常判定手段19で判定し、
登録積算回数が所定回数以上の異常器具の表示信号を表
示手段16に出力する。
【0055】次に前記構成の動作作用を説明する。ガス
器具の使用開始を流量検出手段9で検出した後、使用器
具を器具登録手段11に登録するとともに使用時間を使
用時間計測手段26で計測する。複数のガス器具を使用
中でガス器具の異常燃焼により一酸化炭素ガスが発生す
ると未燃ガス検出手段12により検出し信号を出力す
る。第1の判定手段13は前記信号が第1レベルの警告
信号か否かを判定し、第1の警告信号を出力する。前記
第1の信号が出力されると、異常器具登録手段17は器
具使用中の異常と判定し器具登録手段11に登録した全
ての器具を異常器具としてその流量を登録する。
【0056】この時使用中のガス器具は停止した時点で
その使用時間を登録する。更に、異常器具登録手段17
で何らかの異常器具が登録されたら登録回数積算手段1
8で前記異常器具の過去からの登録された回数を積算
し、異常判定手段19で所定回数値に達したかどうかを
判定する。
【0057】この時、登録された積算回数がいずれも所
定回数に達し、かつ同じ回数の器具が複数あれば、使用
時間長判定手段27で使用時間の長い器具を異常として
優先して表示手段16で表示する。同数の器具がない場
合、使用時間長判定手段27では判定しない。異常燃焼
器具で燃焼量の大きい器具の場合、一酸化炭素ガスは、
濃度レベルがすぐに第1の警告信号レベルから、第2の
警告信号レベルに上昇するので速やかに遮断手段8でガ
スの供給を遮断できる。
【0058】しかし、少しづつ未燃ガスが排出されるタ
イプの異常燃焼器具の場合、一般的に発見しにくい。そ
こで登録回数が所定回数以上で多く、使用時間の長い機
器を優先して表示するので一般的に発見しにくい、異常
器具を特定することができ修理や交換等の素早い対応を
することができる。
【0059】このようにして異常燃焼器具の特定する際
に、異常燃焼器具として登録される所定の回数に達し、
かつ回数が同じ器具が複数存在する場合、一酸化炭素ガ
ス等の未燃ガスが徐々に排出され第2の警告信号レベル
に至る使用時間の長い器具を重視し、優先して表示し報
知することにより修理や交換などの適切な処置を素早く
とることで安全性を維持することができる。
【0060】(実施例5)図5は本発明の実施例5のガ
ス遮断装置の制御ブロック図である。図5において、2
8は監視タイマ手段で、異常器具登録手段17に異常な
器具が登録されたら起動する。29は監視回数判定手段
で、監視タイマ手段28が作動している所定期間内に登
録回数積算手段18に登録された器具で登録された積算
回数が所定回数以上の器具を抽出する。
【0061】30は異常器具判定手段で、抽出された器
具数が所定数以上存在した場合、使用時間の長い器具か
ら順次異常と判定する。監視回数判定手段29で抽出さ
れた器具が所定数以下の器具数しか登録されていなかっ
た場合、異常判定手段19で登録された器具の積算回数
で判定する。
【0062】次に前記構成の動作作用を説明する。複数
のガス器具を保有している需要者宅において、ガス器具
を使用開始後、流量検出手段9と流量演算手段10で求
めた流量と、使用時間計測手段26で計測した使用時間
とを器具登録手段11に登録する。ガス器具が異常燃焼
し、一酸化炭素ガス等の未燃ガスが発生すると、未燃ガ
ス検出手段12が検出し信号を出力する。第1の判定手
段13は前記信号が第1レベルの警告信号か否かを判定
し、第1の警告信号を出力する。
【0063】前記第1の警告信号が出力されると、異常
器具登録手段17は器具使用中の異常と判断し器具登録
手段11に登録した内容、すなわち、現在使用中のガス
器具の流量と使用時間を登録する。(該当する流量区分
に登録する)異常器具登録手段17に異常器具が登録さ
れると同時に、監視タイマ手段28が起動される。さら
に異常器具登録手段17で何らかの異常器具が登録され
ると登録回数積算手段18で前記異常器具の過去から登
録された回数を積算する。
【0064】そして監視回数判定手段29で所定回数以
上の登録器具が何台有るか判定する。台数が少なく所定
数以下の、例えば1〜2台の場合、異常判定手段19で
登録回数が所定回数値に達したかどうかを判定する。所
定登録回数以上ならば、その器具を異常と判定して表示
手段16に表示する。
【0065】監視回数判定手段で所定回数以上の器具が
所定数以上有ると判定した場合、異常器具判定手段30
で複数登録された器具の中で使用時間の長い器具から順
に異常と判定し、表示手段16で表示する。
【0066】異常燃焼器具で燃焼量の大きい器具は、す
ぐ第1の警告レベルから、第2の警告レベルに進むので
遮断手段8でガスの供給を速やかに遮断することができ
るが、少しづつ未燃ガスが排出され、かつ多数の器具が
有ると判別しにくく、特定しにくい。
【0067】そこで積算回数が所定回数に達し登録され
た器具台数が多い場合、積算回数の差だけでは判別しに
いが、使用時間の長さも対象として判定することで異常
機器を特定し表示するので、異常器具を特定しやすく修
理や交換等の素早い対応をとることにより安全性の維持
することができる。
【0068】(実施例6)図6は本発明は実施例6のガ
ス遮断装置の制御ブロック図である。図6において、1
4は第2の判定手段で、未燃ガス検出手段12で第2の
警告レベルの一酸化炭素ガス濃度を検出されたかどうか
を判定し、第2の警告レベルと判定した場合、遮断手段
8にガス供給停止信号を出力すると共に、異常器具登録
手段17に使用異常器具として登録する。
【0069】次に前記構成の動作作用を説明する。需要
家でガス器具を使用開始されたのを流量検出手段9で検
出した後、器具登録手段20に使用器具の流量を登録す
る。異常燃焼器具から排出された一酸化炭素ガス等の未
燃ガスを、未燃ガス検出手段12により検出し信号を出
力する。第1の判定手段13が前記出力が第1レベルの
警告信号か否かを判定し第1の警告信号を出力する。前
記第1の警告信号が出力されると異常器具登録手段17
に現在使用中のガス器具の流量を登録する。
【0070】一方一酸化炭素ガス濃度が上昇し未燃ガス
検出手段12が検出し出力した信号を第2の判定手段1
4で第2の警告信号か否かを判定し第2の警告信号を出
力する。第2の警告信号の出力により遮断判定手段15
は遮断手段8を作動させガスの供給を遮断する。同時に
異常器具登録手段17に登録する。異常器具登録手段1
7で何らかの異常器具が登録されると登録回数積算手段
18で前記異常器具の過去からの登録された回数を積算
し、異常判定手段19で所定回数値に達したかどうかを
判定する。積算回数が所定回数に達した器具があれば異
常判定手段19で異常と判断し表示手段16に異常器具
として表示する。
【0071】このように器具が異常燃焼して第2の警告
信号を出力して遮断手段8が作動する状態になってもガ
ス器具は必ずしも完全な異常燃焼状態や故障に至らず、
修理されずに再使用される場合があり、急いで異常器具
を特定する必要があり、第1の警告信号とともに第2の
警告信号による異常器具を異常器具を異常器具登録手段
17に登録することにより異常器具をより正確に特定す
ることができ、修理や交換を素早く行うことにより安全
性を維持することができる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
記載の発明によれば、未燃ガス検出手段で人体に影響を
与えない微量の一酸化炭素ガスにより異常燃焼状態を検
出し、使用中のガス器具全てを異常器具として登録し、
第1の警告信号を出力し、かつガス器具を使用する度に
その頻度を積算し所定回数以上になった器具を異常と特
定し、警告表示をすることにより、修理交換の必要性を
需要家、ガス事業者に警告することができ、軽微な異常
燃焼の段階でガス器具を修理交換することができる。
【0073】また、請求項2記載の発明のように、未燃
ガス検出手段で人体に影響を与えない微量の一酸化炭素
ガス等により異常燃焼状態を検出し、異常器具かどうか
の判定をするために登録するが、所定期間内でほとんど
登録回数が増加しない場合、異常器具登録手段に登録さ
れた内容、登録回数積算手段で積算された登録回数をク
リアすることにより、異常器具と偶然ガス器具を使用し
た時の誤動作、例えばタバコの煙、自動車の排気ガス等
の原因による誤動作の場合とを区別することにより異常
器具の検出の信頼性を向上することができる。
【0074】また、請求項3記載の発明のように、一酸
化炭素ガス等の未燃ガス排出により異常燃焼状態を検出
し、異常燃焼器具を特定するために異常器具を登録する
が、この間、異常燃焼状態継続がした場合、器具を使用
している部屋の一酸化炭素濃度が上昇する。しかし人間
の出入り等による一定の換気があると一酸化炭素濃度は
第2の警告レベルまで上昇せず従ってガスの遮断が動作
しない。このような第1の警告レベルと第2の警告レベ
ルの間の一酸化炭素ガス濃度に対処するため第1の警告
信号が一定時間継続すると即座に遮断手段によりガスの
供給を停止するとともに、通信手段により自動的にセン
タに通報され直ちに修理、交換等の適切な対応が図ら
れ、安全性を維持することができる。
【0075】また、請求項4記載の発明のように、異常
器具の特定する際に、異常器具として登録された積算回
数が所定回数に達し、かつ回数が同じである器具が複数
存在する場合、一酸化炭素ガス等の未燃ガスが徐々に排
出され異常状態に至るまで使用時間の長い器具を重視
し、優先して表示し報知するので修理や交換等の素早い
対応が図れ、安全性を維持することができる。
【0076】また請求項5記載の発明のように、異常器
具で燃焼量の大きい器具は、すぐ第1の警告レベルか
ら、第2の警告レベルに進むのでガスの供給を速やかに
遮断することができるが、少しづつ未燃ガスが排出さ
れ、かつ多数の器具が有ると判別しにくく、特に積算回
数が所定の回数に達し登録された器具台数が多い場合、
積算回数の差だけでは判別しにくいが、使用時間の長さ
も対象として判定することで異常機器を特定し表示する
ので、修理や交換を素早く行ない安全性を維持すること
ができる。
【0077】また、請求項6記載の発明のように、ガス
器具が異常燃焼してガス遮断装置が作動する状況になっ
ても器具が完全な異常燃焼状態や故障に至らず、修理さ
れずに再使用される可能性があり、急いで異常器具を特
定する必要があり、第1の警告信号とともに、第2の警
告信号による異常器具も異常器具登録手段に登録するこ
とにより異常器具をより正確に特定することができ、修
理や交換等を素早く行うことにより安全性を維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるガス遮断装置の制御
ブロック図
【図2】本発明の実施例2におけるガス遮断装置の制御
ブロック図
【図3】本発明の実施例3におけるガス遮断装置の制御
ブロック図
【図4】本発明の実施例4におけるガス遮断装置の制御
ブロック図
【図5】本発明の実施例5におけるガス遮断装置の制御
ブロック図
【図6】本発明の実施例6におけるガス遮断装置の制御
ブロック図
【図7】従来のガス遮断装置の制御ブロック図
【符号の説明】
8 遮断手段 9 流量検出手段 10 流量演算手段 11 器具登録手段 12 未燃ガス検出手段 13 第1の判定手段 14 第2の判定手段 15 遮断判定手段 16 表示手段 17 異常器具登録手段 18 登録回数積算手段 19 異常判定手段 20 異常判定タイマ手段 21 警告タイマ検出手段 22 時間判定手段 23 通信手段 24 センタ 25 電話回線 26 使用時間計測手段 27 使用時間長判定手段 28 監視タイマ手段 29 監視回数判定手段 30 異常器具判定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス流量を検出する流量検出手段と、前記
    流量検出手段で検出した流出信号より流量を求める流量
    演算手段と、求めた流量値により使用ガス器具として登
    録する器具登録手段と、異常燃焼状態を検出する未燃ガ
    ス検出手段と、前記未燃ガス検出手段より出力される信
    号が第1レベルの警告信号か否かを判定する第1の判定
    手段と、前記未燃ガス検出手段より出力される信号が第
    2レベルの警告信号か否かを判定する第2の判定手段
    と、第1の警告信号が出力されると前記器具登録手段の
    登録値を記憶する異常器具登録手段と、異常燃焼器具と
    して登録された回数を積算する登録回数積算手段と、登
    録回数が所定の回数に達したか否かを判定する異常判定
    手段と、異常流量もしくは第2の警告信号が出力される
    と異常と判定し遮断信号を出力する遮断判定手段と、ガ
    スの供給を遮断する遮断手段と、遮断した場合もしくは
    前記異常判定手段が所定登録回数に達したと判定した器
    具を表示する表示手段とからなるガス遮断装置。
  2. 【請求項2】第1の警告信号が出力されると起動し、所
    定期間経過すると異常器具登録手段の登録内容および登
    録回数積算手段により積算された登録回数をクリアする
    異常判定タイマ手段を有する請求項1記載のガス遮断装
    置。
  3. 【請求項3】第1の警告信号が出力されると前記第1の
    警告信号が出力されている時間を計測する警告タイマ手
    段と、前記第1の警告信号が出力されると起動し、所定
    期間経過すると異常器具登録手段の登録内容および登録
    回数積算手段により積算された登録回数をクリアする異
    常判定タイマ手段と、前記警告タイマ手段により前記第
    1の警告信号が所定時間出力されていることを判定する
    と遮断信号を遮断手段に出力する警告時間判定手段と、
    遮断した場合もしくは前記異常判定手段が前記登録回数
    積算手段に異常器具として登録された回数が所定回数に
    達し異常と判断した器具を表示する表示手段と、センタ
    ーに通報する通信手段を有する請求項1または2記載の
    ガス遮断装置。
  4. 【請求項4】ガス流量を検出する流量検出手段と、前記
    流量検出手段で検出した流量信号より流量を求める流量
    演算手段と、使用中の全てのガス器具の使用時間を計測
    する使用時間計測手段と、求めた流量値と使用時間計測
    値より使用ガス器具として登録する器具登録手段と、異
    常燃焼器具として登録された回数を積算する登録回数積
    算手段と、前記登録された回数が所定の回数に達し、か
    つ同数の器具が複数存在した場合、長時間使用された器
    具を異常と判定する使用時間長判定手段を有する請求項
    1または2記載のガス遮断装置。
  5. 【請求項5】ガス流量を検出する流量検出手段と、前記
    流量検出手段で検出した流量信号より流量を求める流量
    演算手段と、使用中の全てのガス器具の使用時間を計測
    する使用時間計測手段と、求めた流量値と使用時間計測
    値より使用ガス器具として登録する器具登録手段と、異
    常燃焼器具として登録された回数を積算する登録回数積
    算手段と、異常器具登録手段に登録されると起動する監
    視タイマ手段と、前記監視タイマの作動期間中に前記異
    常器具登録手段に登録された回数が所定回数以上に達し
    た器具を判定する監視回数判定手段と、前記登録された
    回数が所定回数以上に達した器具が所定数以上存在した
    場合、長時間使用した器具から順に所定数を異常器具と
    判定する異常器具判定手段と、前記登録された回数が所
    定回数以上に達した器具が所定数以下の場合は、前記登
    録された回数が所定回数以上の登録器具を異常と判定す
    る異常判定手段を有する請求項1または2記載のガス遮
    断装置。
  6. 【請求項6】第1の警告信号および第2の警告信号が出
    力されると器具登録手段の登録値を記憶する異常器具登
    録手段を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のガ
    ス遮断装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113115A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス監視装置
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