JPH03106376A - ガス遮断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガス漏れ、あるいは、ガスの異常利用時に自
動的にガス供給路を遮断し、都市ガス・プロパンガス等
による爆発事故，中毒事故等の発生を未然に防止するガ
ス遮断装置に関する。

従来の技術 ３　・−７ 従来のこの種のガス遮断装置は、第４図に示すように、
ガス供給ライン中に設けられたガスメータの通過ガス量
に応じて信号を発する流量測定手段１と、前記流量測定
手段からの信号で前記ガスメータ通過ガス量を演算する
演算部２、前記演算部で算出されたガス量の変化から個
別ガス流量を算出し予め複数に分割されたガス流量区分
のどこに属するかを判定する区分判定部３、前記複数に
分割されたガス流量区分に対応して連続して使用可能な
許容時間を設定する使用時間設定変更部４、前記区分判
定部にて算出された個別ガス流量が流れ始めてからの連
続使用時間を計時し前記使用時間が予め設定きれている
使用可能な許容時間を越えたとき遮断判定をする使用時
間判定部６、ガス漏れ警報器からの信号の有無を判定す
る警報器入力判定部６、前記使用時間判定部あるいは前
記警報器入力判定部からの信号で遮断信号を出力する遮
断信号出力部７とよりなる制御部８と、前記制御部から
の信号に応じてガス通路を遮断する遮断手段９とから構
成されている。１０はガス漏れを検知すると所定の信号
を出力するガス漏れ警報器である。また、１１ぱ外部か
ら連続して使用可能な許容時間を設定する使用時間設定
器である。

ここで、遮断条件である連続して使用可能な許容時間は
、所定のガス燃焼量、すなわち、ガス流量を有するガス
器具が連続して使われる時間の統計データから、所定の
ガス流量範囲毎に設定された連続して使用出来る時間で
、区分判定部からのデータに基づき使用判定部にて前記
設定時間を超過したとき遮断動作をさせるべく作動信号
を送り、ガス器具の消し忘れ等のときも安全を確保する
ための条件である。

第３図では、横軸にガス流量、縦軸に連続使用許容時間
をとジ、所定ガス流量範囲毎にグループ分けしたガス流
量領域（’＋２＊・・・・・・６）に対応した連続使用
許容時間が示されている。同図のＬ１は第１の連続使用
許容時間、Ｌ２は第２の連続使用許容時間を表わしてい
る。すなわち、所定の大きさ（例えば、６畳間）の部屋
に、換気率に所定値を適用した場合のガス漏れ量（例え
ば、１５　・ ｄ／ｈ）から、相応する時間領域を定めている。

Ｌ２の方は、上述したような自然換気率等を考えたとき
、大きなガス事故に連ながらない範囲でのガス漏れ許容
範囲を示している。１た、Ｌ１は、特殊なガス器具（例
えば、緩加熱型給湯機等）利用時に連続して使う時間が
長くなる場合の許容領域を示している。ところが、Ｌ１
ではガス漏れ量が多くなる危険性があるので、実際には
ガス漏れ警報器と連動して使用される。それ故、従来の
ガス遮断装置では、ガス漏れ警報器が設置され、制御部
に接続されている事を確認して、Ｌ１の許容時間を設定
していた。

第２図は、ガス供給系を通過するガス流量から、どのガ
ス流量範囲の値が流れ、連続して何分使用されたかを検
出する考え方を示している。横軸は経過時間、縦軸はガ
ス流量を表す。すなわち、流量測定手段１、及び演算部
２にてガスメータを通過する各時刻での総ガス流量が検
出される。時間軸において、ｔ＝七〇でガス流量Ｑ１　
が検出され、そのＱ１に対する連続使用時間の計時が開
始される。１＝１１では、ガス流量がＱ３となう，区分
判定部３によって、０２＝０３−０１だけ増加した事が
判定され、この０２に対しても連続使用時間が計時され
る。ｊ＝ｔ２にて、ガス流量はＱ１となシ、Ｑ２の連続
使用時間は、ｔ１　〜ｔ２のＴ２であったと判定される
。１た、ｔ２以降もＱ１に対する計時は連続して実施さ
れ、１＝１３にて終了したことが判定され、連続使用時
間は七〇〜ｔ３のＴ１であったと判定される。すなわち
、上述のように各ガス流量に対する使用時間が計時され
、その値が、第３図で示した許容値を越えるとガス遮断
操作をするのである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構或では、ガス漏れ警報器
が設置され、その信号が制御部と連動して作動する構戒
になっているとき、ガス遮断装置の設置工事者等が、使
用時間設定器を用いて許容時間の設′定を行っていた。

ところが、利用途中で警報器が取りはずされたシした場
合など、わざわざ許容時間を変更する手間が必要であっ
たジ、また時として面倒な時間変更操作をしないことが
あった。

本発明は、かかる従来の課題を解消するもので、ガス漏
れ警報器の接続・未接続を判別する機能を有し、自動的
に遮断条件を設定変更する、よう安全なガス遮断装置を
提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のガス遮断装置は、ガ
ス供給ライン中に設けられたガスメータの通過ガス量に
応じて信号を発する流量測定手段と、前記流量測定手段
からの信号で前記ガスメータ通過ガス量を演算する演算
部、前記演算部で算出されたガス量の変化から個別ガス
流量を算出し予め複数に分割されたガス流量区分のどこ
に属するかを判定する区分判定部、前記複数に分割され
たガス流量区分に対応して連続して使用可能な許容時間
を設定する使用時間設定変更部、前記区分判定部にて算
出された個別ガス流量が流れ始めてからの連続使用時間
を計時し前記使用時間が予め設定されている使用可能な
許容時間を越えたとき遮断判定をする使用時間判定部、
ガス漏れ警報器からの信号の有無を判定する警報器入力
判定部、前記使用時間判定部あるいは前記警報器入力判
定部からの信号で遮断信号を出力する遮断信号出力部、
前記ガス漏れ警報器が接続されているか否かを識別し前
記使用時間設定変更部に信号を送る警報器接続識別部と
よりなる制御部と、前記制御部からの遮断信号に応じて
ガス通路を遮断する遮断手段という構戒を備えたもので
ある。

作　　用 本発明は上記した構成によって、ガス漏れ警報器が接続
されているか否かを警報器接続識別部によって判定し、
その判定信号を使用時間設定変更部に伝達し、警報器の
接続有無に対応した連続して使用可能な許容時間を自動
的に設定変更するのである。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。第１図は、本発明のガス遮断装置の機能ブロック図で
ある。同図にかいて、第４図と同９　・＼ 一番号のブロックは同一機能を有する構戒要素である。

１２は使用時間設定変更部であう、警報器接続識別部１
３からの信号に応じて、連続して使用可能な許容時間デ
ータを使用時間判定部６に設定する。１４は前記使用時
間設定変更部、及び警報器接続識別部を有する制御部で
ある。

上記構或において、ガス漏れ警報器１ｏが接続されてい
るか否かが、警報器接続識別部１３によって判定され、
接続の有無に応じて連続使用時間が設定変更される。ま
た、警報器入力判定部６は、ガス漏れ発生時に前記ガス
漏れ警報器１０からの信号を受けて、遮断動作をさせる
べく遮断信号出力部７に信号を送る。

ところで、警報器接続識別部１３は、ガス漏れ警報器１
０を構戒する回路要素（例えば、ラインの逆接続防止用
整流素子等）を利用した接続判定や、あるいは、警報器
からのパルス信号、１たは、有電圧信号を利用した接続
判定等、諸々の手段によって識別可能である。さらに、
接続の有無のみではなく、商用電源を用いる警報器にあ
っては停１０・＼一，・ 電時に警報器が作用しない内容をも判定出来る構或にす
ることも可能である。

このように本発明のガス遮断装置では、警報器接続の自
動識別によう、ガス利用上の利便性を保持すると共に、
警報器でのガス漏れ検知機能が担保されている場合には
、警報器の接続を確認した上で遮断条件を所定値に設定
するので、安全の確実性が向上する。

會た、本発明の別の実施例としては第３図に前述した如
く、使用時間設定変更部１２ぱガス流量区分に対応した
第１の連続使用許容時間と、第１の時間ようも短い第２
の連続使用許容時間を有し、前記警報器接続識別部よジ
の信号に応じて警報器が接続されている場合には第１の
連続使用許容時間を、また、未接続の場合には第２の連
続使用許容時間を設定変更する構戒となっている。すな
わち、ガス漏れ警報器が連動して作用する制御部であっ
て、警報器の接続が夾施されている場合には、特に緩加
熱型給湯機等の利用家庭用の連続使用許容時間Ｌ１を適
用させようとするものである。

１１　・ 発明の効果 以上のように・本発明のガス遮断装置によれば次の効果
が得られる。

（１〉　　特殊なガス燃焼器具（例えば、緩加熱型給湯
機等）を利用する場合には、ガス漏れ事故の最低レベル
として設定した連続使用許容時間以上に、連続使用する
のが通常の使い方であることもあう、そのガス漏れ許容
値担保のためにガス漏れ警報器の設置と、その作動がガ
ス遮断装置と連動してしることが要求される。それ故、
ガス漏れ警報器の接続が自動識別され、所定の連続使用
許容時間が自動設定されるので、器具利用上の利便性が
保たれると共に、安全性も確保される。さらに、利用途
中で警報器が取９はずされたジした場合など、連続使用
許容時間の再設定をする手間が省けると共に、確実に設
定変更されるので、ガス利用が異常と判断された場合に
は遮断手段が作動しガス供給を停止するので、ガス中毒
やガス爆発などの危険状態を未然に防止することが出来
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるガス遮断装置の機能
ブロック図、第２図はガス流量の変化を示す特性図、第
３図はガス流量と連続使用許容時間の関係を示す特性図
、第４図は従来のガス遮断装置の機能ブロック図である
。 １・・・・・・流量測定手段、２・・・・・・演算部、
３・・・・・・区分判定部、６・・・・・・使用時間判
定部、６・・・・・・警報器入力判定部、７・・・・・
・遮断信号出力部、９・・・・・・遮断手段、１２・・
・・・・使用時間設定変更部、１３・・・・・・警報器
接続識別部、１４・・・・・・制御部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ガス供給ライン中に設けられたガスメータの通過
   ガス量に応じて信号を発する流量測定手段と、前記流量
   測定手段からの信号で前記ガスメータ通過ガス量を演算
   する演算部、前記演算部で算出されたガス量の変化から
   個別ガス流量を算出し予め複数に分割されたガス流量区
   分のどこに属するかを判定する区分判定部、前記複数に
   分割されたガス流量区分に対応して連続して使用可能な
   許容時間を設定する使用時間設定変更部、前記区分判定
   部にて算出された個別ガス流量が流れ始めてからの連続
   使用時間を計時し前記使用時間が予め設定されている使
   用可能な許容時間を越えたとき遮断判定をする使用時間
   判定部、ガス漏れ警報器からの信号の有無を判定する警
   報器入力判定部、前記使用時間判定部あるいは前記警報
   器入力判定部からの信号で遮断信号を出力する遮断信号
   出力部、前記ガス漏れ警報器が接続されているか否かを
   識別し前記使用時間設定変更部に信号を送る警報器接続
   識別部とよりなる制御部と、前記制御部からの遮断信号
   に応じてガス通路を遮断する遮断手段とを備えたガス遮
   断装置。
2. （２）前記使用時間設定変更部はガス流量区分に対応し
   た第１の連続使用許容時間と、第１の時間よりも短い第
   ２の連続使用許容時間を有し、前記警報器接続識別部よ
   りの信号に応じて警報器が接続されている場合には第１
   の連続使用許容時間を、また、未接続の場合には第２の
   連続使用許容時間を設定変更することを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のガス遮断装置。