JP2003215822A - 電荷輸送層用塗工液及びそれを用いた電子写真感光体 - Google Patents

電荷輸送層用塗工液及びそれを用いた電子写真感光体

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JP2003215822A
JP2003215822A JP2002010010A JP2002010010A JP2003215822A JP 2003215822 A JP2003215822 A JP 2003215822A JP 2002010010 A JP2002010010 A JP 2002010010A JP 2002010010 A JP2002010010 A JP 2002010010A JP 2003215822 A JP2003215822 A JP 2003215822A
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resin
charge transport
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JP2002010010A
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Tetsuya Fujii
徹也 藤井
Tomoko Takai
朋子 高井
Yasuo Katsuya
康夫 勝谷
Seiji Miyaoka
清二 宮岡
Susumu Kaneko
進 金子
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Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定性の優れた、特に結着樹脂の分子量変化
の少ない電荷輸送層用塗液を用い、クラックの発生しに
くい電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 電荷輸送物質、結着樹脂、溶剤及び水溶
液中の酸解離定数pKaが4.0以下の酸成分を含有
し、酸成分の含有量が結着樹脂100重量部に対して
0.0001〜0.05重量部である電荷輸送層用塗工
液、及び、導電性支持体上に電荷発生層及び電荷輸送層
が積層された電子写真感光体において、電荷発生層が電
荷発生物質として金属元素を有する化合物を含み、電荷
輸送層が、電荷輸送物質、結着樹脂及び水溶液中の酸解
離定数pKaが4.0以下の酸成分を含有し、電荷輸送
層中の酸成分の含有量が結着樹脂100重量部に対して
0.0001〜0.05重量部である電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カールソン法によ
る電子写真装置(プリンター、複写機等)に搭載される
電子写真感光体と、その電荷輸送層を形成するための電
荷輸送層用塗工液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カールソン法による電子写真装置
(プリンター、複写機等)に搭載される電子写真感光体
にはセレン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カドミウム、
アモルファスシリコン等の無機光導電物質が主に用いら
れてきた。しかし、近年では、安全性、製造コスト等の
点で優れている有機光導電物質が主流になっている。中
でも電荷発生と電荷輸送の機能を分離した積層型電子写
真感光体は、機能を分離したことによる増感作用や材料
選択性の高さから、現在大量に生産されている。この種
の積層型電子写真感光体は、一般には、導電性支持体上
に、顔料、染料などの電荷発生物質からなる電荷発生
層、ヒドラゾン、ピラゾリンなど電荷輸送物質を含有す
る電荷輸送層を順に形成したもので、電子供与性である
電荷輸送物質の性質上、正孔移動型となり、感光体表面
に負帯電したとき感度を有する。電荷発生物質は、無金
属の顔料、染料等も適用されているが、高感度化、電気
特性の安定性、電荷移動物質とのマッチング性等の性能
向上の点から、含金属化合物が多く使用されるようにな
ってきている。ところが、金属を含有した化合物は、電
荷発生層中や電荷輸送層中の結着樹脂、特に主鎖にエス
テル結合を有する結着樹脂のエステル部分を切断し易
く、低分子量化させる傾向がある。特にハロゲン元素と
結合した金属元素を含む化合物が存在するとその傾向は
強くなり、時間と共に塗工液粘度が低下していく。例え
ば、導電性支持体上に含金属化合物を含有する電荷発生
層を形成し、次いで浸漬塗工法などにより電荷輸送層用
塗工液を塗布すると、電荷発生層上に塗布された電荷輸
送層用塗工液はもちろんのこと、浸漬槽中に残る電荷輸
送層用塗工液も含金属化合物の影響を受け、時間と共に
塗工液粘度が低下していく。このような劣化したバイン
ダを電荷輸送層に使用した場合、感光体表面にクラック
が発生しやすくなるため、安定性の高い電荷輸送層用塗
工液とそれを使用した電子写真感光体が求められてい
る。
【0003】また、カールソンプロセスに基づく電子写
真装置においては、感光体表面に均一帯電を図るために
一般にコロナ放電を利用して帯電を行っているが、コロ
ナ放電は一般に4〜8kV以上の高電圧をワイヤ印加す
る必要があり、この為前記コロナ放電によってオゾンや
その放電生成物である窒素酸化物やアンモニウム塩が発
生し、これらが感光体表面に吸着して画像流れが生じ易
くなる。そして前記画像流れは、高湿度環境下において
著しい。かかる欠点を解消するために、感光体ドラム上
に導電性ローラを接触させ、該導電性ローラに直流電圧
を印加して暗所で感光体ドラムの接触帯電を行うように
構成したローラ帯電方式を用いる技術が主流となってい
る。一方、帯電ローラには、感光体と均一ニップをと
り、ムラのない帯電性を得るに低硬度が要求され、この
ような物性を得る方法として、ゴム、エラストマー、樹
脂などの高分子材をマトリックスとし、この中にカーボ
ンブラック、金属紛などの導電粒子及び発泡剤を分散さ
せ、半導電性の発泡弾性体を得て低分子量液状ゴム、界
面活性剤などを添加し、さらには可塑剤を含ませて弾性
体を得ている。このため、帯電ローラから移行する可塑
剤が、感光体表面に吸着され、より一層、クラック発生
を助長するため、安定性の高い電荷輸送層用塗工液とそ
れを使用した電子写真感光体が特に求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、安定性の優
れた、特に結着樹脂の分子量変化の少ない電荷輸送層用
塗液を用い、クラックの発生しにくい電子写真感光体を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電荷輸送物
質、結着樹脂、溶剤及び水溶液中の酸解離定数pKaが
4.0以下の酸成分を含有し、該酸成分の含有量が該結
着樹脂100重量部に対して0.0001〜0.05重
量部であることを特徴とする電荷輸送層用塗工液に関す
る。また、本発明は、導電性支持体上に電荷発生層及び
電荷輸送層が積層された電子写真感光体において、電荷
発生層が電荷発生物質として金属元素を有する化合物を
含み、電荷輸送層が、電荷輸送物質、結着樹脂及び水溶
液中の酸解離定数pKaが4.0以下の酸成分を含有
し、電荷輸送層中の該酸成分の含有量が該結着樹脂10
0重量部に対して0.0001〜0.05重量部である
ことを特徴とする電子写真感光体に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
図1は、本発明に係る電子写真感光体の一実施形態を示
す部分断面図である。図1に示す電子写真感光体は、導
電性支持体1、導電性支持体1の上に塗布された下引き
層2、下引き層2の上に塗布された電荷発生層3、及
び、電荷発生層3の上に塗布された電荷輸送層4から構
成されている。
【0007】導電性支持体としては、十分な導電性を有
する材料が適当である。例えば、アルミニウム、チタ
ン、銅、ニッケル、亜鉛、クロム等の金属又はこれらの
合金のドラム、シート、ベルト等を用いることができ
る。その他、プラスチック、ガラス、紙等の絶縁物上に
アルミニウム、銅、金、銀、白金、パラジウム等の金属
や酸化錫、酸化インジウム等の金属酸化物を蒸着した
り、カーボンブラックや金属粉を結着樹脂に分散して塗
布することによって導電処理したドラム、シート、ベル
ト等を用いることができる。
【0008】また、導電性支持体から電荷発生層に電荷
が注入されるのを防止するとともに、電荷発生層の導電
性支持体への密着性を向上させるために、下引き層を設
けてもよい。下引き層としては、ポリアミド、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、
ポリアクリル酸、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ
エステル、ポリエチレン、エポキシ樹脂等の公知の樹脂
の皮膜を用いることができる。また、これらの樹脂に金
属や金属酸化物の導電性又は半導電性微粒子を分散させ
た樹脂皮膜、あるいはアルマイトのような陽極酸化皮膜
によっても形成することができる。下引き層の膜厚とし
ては、0.01〜20μmが好ましく、より好ましくは
0.05〜5μmが適当である。
【0009】本発明に使用する電荷発生物質としては、
可視光を吸収してフリー電荷を発生するもので、金属元
素を含む化合物が高感度化、電気特性の安定性、電荷移
動物質とのマッチング性等の点から特に好ましい。電荷
発生物質として使用できる物質として、例えば、無定形
セレン、三方晶系セレン、セレン−砒素合金、セレン−
テルル合金、硫化カドミウム、セレン化カドミウム、硫
セレン化カドミウム、硫化水銀、酸化鉛、硫化鉛、アモ
ルファスシリコン等の無機物質、或いはビスアゾ系色
素、ポリアゾ系色素、トリアリールメタン系色素、チア
ジン系色素、オキサジン系色素、キサンテン系色素、シ
アニン系色素、スチリル系色素、ピリリウム系色素、キ
ナクリドン系色素、インジゴ系色素、ペリレン系色素、
多環キノン系色素、ビスベンズイミダゾール系色素、イ
ンダンスロン系色素、スクアリリウム系色素、アントラ
キノン系色素及びフタロシアニン系色素等の無金属及び
金属元素を含有する有機物質が挙げられる。
【0010】本発明においては、上記のような各種の電
荷発生物質のうち、金属元素を含有する化合物のみを1
種又は2種以上を用いてもよいし、金属元素を含有する
化合物の1種又は2種以上と、金属元素を含有しない化
合物1種以上とを併用してもよい。金属元素を含有する
化合物としては、中心金属の異なる2種以上の含金属フ
タロシアニンからなる含金属フタロシアニン組成物が好
ましい。このような含金属フタロシアニン組成物として
は、チタニルフタロシアニンを含み、CuKαのX線回
折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2度)
の17.9度、24.0度、26.2度及び27.2度
に主な回折ピークを有する含金属フタロシアニン組成物
が挙げられ、特に、チタニルフタロシアニン及びインジ
ュウムフタロシアニンを含み、CuKαのX線回折スペ
クトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2度)の1
7.9度、24.0度、26.2度及び27.2度に主
な回折ピークを有するものが好ましい。また、他の含金
属フタロシアニン組成物としては、例えば、チタニルフ
タロシアニン及びインジュウムフタロシアニンを含み、
CuKαのX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角
(2θ±0.2度)の7.5度、24.2度及び27.
3度に主な回折ピークを有するものが挙げられる。
【0011】電荷発生層の形成方法としては、(1)電
荷発生層を前記の電荷発生物質のみを用いて均一層を形
成する場合には、導電性支持体(下引き層がある場合に
は下引き層)の上に真空蒸着法などにより形成し、
(2)電荷発生層を電荷発生物質と他の成分とを用いて
形成する場合は、電荷発生物質、結着樹脂及び必要に応
じて使用される可塑剤、硬化触媒、流動性付与剤、ピン
ホール制御剤などの添加剤を、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラ
ン、トルエン、酢酸エチル、塩化メチレン、トルエン、
キシレン、セロソルブ、1,1,2−トリクロロエタ
ン、メタノール、イソプロピルアルコール、イソブチル
アルコール、n−ブチルアルコール、1,2−ジクロロ
エタン、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、ジオキサ
ン等の溶剤に均一に溶解又は分散させた後、導電性支持
体(下引き層がある場合には下引き層)の上に浸漬塗工
法、スプレー塗工法、ロール塗工法、アプリケータ塗工
法、ワイヤバー塗工法などの塗工法を用いて塗布し、乾
燥して形成することができる。
【0012】電荷発生層用の結着樹脂としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、シリコーン
樹脂、ポリアミド樹脂、プリウレタン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリメタ
クリレート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリブタジ
エン樹脂、ポリイソプレン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、ポリクロロプレン樹脂、ポリアクリロ
ニトリル樹脂、エチルセルロース樹脂、ニトロセルロー
ス樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、
アルキッド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ホルマー
ル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂等の付加重合
型樹脂、重付加型樹脂、重縮合型樹脂、並びにこれらの
樹脂の繰り返し単位のうち2種以上を含む共重合樹脂、
例えば、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体樹脂、ポリエス
テルカーボネート樹脂等の絶縁性樹脂、更に、ポリ−N
−ビニルカルバゾール等の高分子有機半導体が挙げられ
る。また、熱及び/又は光硬化性樹脂も使用できる。い
ずれにしても電気絶縁性樹脂又は半導体樹脂で通常の状
態で被膜を形成しうる樹脂であれば特に制限はない。中
でも、主鎖にエステル結合を持たない樹脂を用いること
が好ましい。
【0013】上記の(2)の場合、電荷発生層中の結着
樹脂は、電荷発生物質100重量部に対して5〜200
重量部とすることが好ましく、更に好ましくは、10〜
100重量部である。5重量部未満では、電荷発生層の
皮膜が不均一となりやすく画質が劣る傾向がある。20
0重量部を超えると、感度が低下し、残留電位が高くな
る傾向がある。
【0014】可塑剤としては、ハロゲン化パラフィン、
ジメチルナフタリン、ジブチルフタレート等が挙げられ
る。流動性付与剤としては、モダフロー(モンサントケ
ミカル社製商品名)、アクロナール4F(バスフ社製商
品名)等が挙げられる。ピンホール制御剤としては、ベ
ンゾイン、ジメチルフタレート等が挙げられる。これら
は、適宜選択して使用され、その量も適宜決定されれば
よいが、通常、各々、電荷発生物質100重量部に対し
て5重量部以下で使用することが好ましい。
【0015】電荷発生層の厚さは通常0.01〜0.2
μm、好ましくは0.1〜0.8μmである。この厚さ
が0.01μm未満であると、電荷発生層を均一に形成
することが困難になりやすく、2.0μmを超えると、
電子写真特性が低下する傾向がある。また、電荷発生層
に感光体の電気特性を調節することを目的に本発明の酸
成分を添加してもよいが、本発明の目的とする効果は得
られにくい。
【0016】電荷輸送層は、電荷輸送物質、結着樹脂及
び結着樹脂100重量部に対して水溶液中の酸解離定数
pKa(25℃におけるpKa)が4.0以下の酸成分
0.0001〜0.05重量部を含有する。電荷輸送物
質としては、高分子化合物では、ポリ−N−ビニルカル
バゾール、ハロゲン化ポリ−N−ビニルカルバゾール、
ポリビニルピレン、ポリビニルインドロキノキサリン、
ポリビニルベンゾチオフエン、ポリビニルアントラセ
ン、ポリビニルアクリジン、ポリビニルピラゾリン等が
挙げられ、低分子化合物では4,4′−ビス(m−トリ
ル−2−ナフチルアミノ)ビフェニル、フルオレノン、
フルオレン、2,7−ジニトロ−9−フルオレノン、4
H−インデノ(1,2,6)チオフエン−4−オン、
3,7−ジニトロ−ジベンゾチオフエン−5−オキサイ
ド、1−ブロムピレン、2−フェニルピレン、カルバゾ
ール、N−エチルカルバゾール、3−フェニルカルバゾ
ール、3−(N−メチル−N−フェニルヒドラゾン)メ
チル−9−エチルカルバゾール、2−フェニルインドー
ル、2−フェニルナフタレン、オキサジアゾール、2,
5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4
−オキサジアゾール、1−フェニル−3−(4−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノスチリ
ル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、p−(ジメチルアミノ)−スチルベ
ン、2−(4−ジプロピルアミノフェニル)−4−(4
−ジメチルアミノフェニル)−5−(2−クロロフェニ
ル)−1,3−オキサゾール、2−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)−4−(4−ジメチルアミノフェニル)−
5−(2−フルオロフェニル)−1,3−オキサゾー
ル、2−(4−ジエチルアミノフェニル)−4−(4−
ジメチルアミノフェニル)−5−(2−フルオロフェニ
ル)−1,3−オキサゾール、2−(4−ジプロピルア
ミノフェニル)−4−(4−ジメチルアミノフェニル)
−5−(2−フルオロフェニル)−1,3−オキサゾー
ル、イミダゾール、クリセン、テトラフェン、アクリデ
ン、トリフェニルアミン、ベンジジン、これらの誘導体
等があり、これら公知の電荷輸送材料を1種又は2種以
上組み合わせて用いることができる。
【0017】電荷輸送層において使用し得る結着樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリメタクリル樹脂、ポリ
スチレン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリメ
タクリル酸メチル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイ
ン酸共重合体樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニ
ルカルバゾール、ポリビニルピラゾリン、ポリビニルピ
レン、フェノール樹脂、アルキッド樹脂等が挙げられ
る。また、熱及び/又は光によって架橋される熱硬化型
樹脂及び光硬化型樹脂も使用できる。いずれにしても絶
縁性で通常の状態で被膜を形成しうる樹脂、熱及び/又
は光によって硬化し、被膜を形成する樹脂であれば特に
制限はない。これらの樹脂は、単独又は混合して用いら
れる。また、これらの樹脂に、通常用いられる各種添加
剤、例えば、紫外線吸収剤や酸化防止剤等を適宜添加す
ることができる。
【0018】電荷輸送層中の結着樹脂の量は、電荷輸送
物質100重量部に対して、電子写真特性が低下しない
ように450重量部以下の使用が望ましく、好ましくは
5〜450重量部であり、より好ましくは30〜300
重量部である。特に、低分子電荷輸送物質に対しては、
皮膜特性の関係上、低分子電荷輸送物質100重量部に
対して50重量部以上使用することが好ましい。
【0019】本発明で使用されるpKaが4.0以下の
酸成分としては有機、無機いずれでもよいが、電荷輸送
層用塗工液に溶解する必要がある。解離段が複数ある場
合、その1段目のpKaが4.0以下である必要があ
り、使用される酸の具体的な例としては例えばアスコル
ビン酸、アスパラギン酸、メタニル酸、スルファニル
酸、アミノ安息香酸、2−アミノエチルスルホン酸、安
息香酸、イソニコチン酸、2−インドールカルボン酸、
オキサロ酢酸、ギ酸、クエン酸、グリオキシル酸、グリ
コール酸、2−グリセリンリン酸、グルタミン酸、クロ
ロ酢酸、クロロプロピオン酸、コハク酸、サリチル酸、
シュウ酸、酒石酸、チオグリコール酸、無水トリメリッ
ト酸、ニコチン酸、ニトロ安息香酸、ニトロ酢酸、乳
酸、ピクリン酸、ピコリン酸、フマル酸、フルオロ酢
酸、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、マレイン酸、マロン酸、マンデル
酸、メルカプト酢酸、ヨード安息香酸、ヨード酢酸、リ
ンゴ酸、塩酸、ブロム酸、アミド硫酸、ホスフィン酸、
ホスホン酸、2リン酸、トリポリリン酸、硫酸や、その
他の芳香族カルボン酸、飽和或いは不飽和の脂肪族カル
ボン酸、含硫黄有機酸、含リン有機酸等が挙げられるが
これらに限定されるものではない。
【0020】本発明で使用されるpKaが4.0以下の
酸成分として、特に好ましいpKaの範囲は、0以上
2.0未満である。pKaが4.0より高い場合、pK
aの増加に伴い本発明の効果が期待できない。また、p
Kaが0より小さい場合、設備を劣化させやすい傾向が
ある。
【0021】本発明で使用されるpKaが4.0以下の
酸成分の含有量は、電荷輸送層中の結着樹脂100重量
部に対して0.0001〜0.05重量部で必要であ
り、特に好ましい範囲は0.001〜0.02重量部で
ある。酸成分が、電荷輸送層中の結着樹脂100重量部
に対して0.0001重量部未満の場合、本発明の効果
が期待できず、また、0.05重量部を超えると、電子
写真感光体とした場合の電荷保持率が著しく低下し、実
用に適さない。
【0022】電荷輸送層は、電荷輸送物質、結着樹脂及
び結着樹脂100重量部に対して水溶液中の酸解離定数
pKaが4.0以下の酸成分0.0001〜0.05重
量部を溶剤に均一に溶解して得られる本発明の電荷輸送
層用塗工液を用いて形成することができる。
【0023】電荷輸送層用塗工液には、必要に応じて可
塑剤、流動性付与剤、ピンホール抑制剤等の添加剤を加
えることができる。可塑剤としては、ハロゲン化パラフ
ィン、ジメチルナフタリン、ジブチルフタレート等が挙
げられ、流動性付与剤としては、モダフロー(モンサン
トケミカル社製)、アクロナール4F(バスフ社製)等
が挙げられ、ピンホール抑制剤としては、ベンゾイン、
ジメチルフタレート等が挙げられる。これらは適宜選択
して使用され、その量も適宜決定されればよいが、通
常、各々、電荷発生物質100重量部に対して5重量部
以下で使用することが好ましい。
【0024】電荷輸送層用塗工液の調製に用いられる塗
工液の溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、シクロヘキサン、トルエン、ジクロルエタン、塩化
メチレン、モノクロルベンゼン等が使用できる。これら
の溶剤も単独又は混合して使用できる。溶剤の量は、所
望の膜厚を得るために適宜選択するため、特に好ましい
範囲はないが、一般的に固形分100重量部に対して1
00〜1500重量部の範囲で用いられる。
【0025】電荷輸送層を電荷輸送層用塗工液により形
成する方法としては、スピンコート法、浸漬法、ロール
塗布法、アプリケータ塗布法、ワイヤバー塗布法等の公
知の方法が採用できる。塗布された電荷発生層又は電荷
輸送層は、熱風、赤外線などによる加熱又は真空下に保
持して乾燥させる。電荷輸送層の膜厚は5〜40μm、
好ましくは15〜30μm程度が適当である。本発明の
電子写真感光体は、耐磨耗性の点から、表面にシラノー
ル化合物やシラン以外の金属水酸化物(例えばアルミニ
ウム、チタン、ジルコニウムの各アルコキシドの加水分
解物)コロイド、架橋重合微粒子、含フッ素重合体等か
らなる保護層を有していてもよい。
【0026】本発明の電子写真感光体は、カールソン法
による電子写真装置(プリンター、複写機等)に搭載さ
れ、特に、帯電ローラを使用する電子写真プロセスに好
適に用いられる。
【0027】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれによって制限されるものではない。 製造例1 (フタロシアニン組成物(I)の作製)チタニルフタロ
シアニン36g及び塩化インジウムフタロシアニン12
gからなるフタロシアニン混合物48gを、硫酸2.4
リットルに溶解し、室温で30分間撹拌した後、これを
氷水で冷却したイオン交換水48リットルに、50分間
かけて滴下し、再沈させた。さらに、冷却下で30分間
撹拌した後、ろ過により沈殿物を分離した。1回目の洗
浄として、沈殿物に洗浄水として、イオン交換水4リッ
トルを加え、撹拌し、次いで、ろ過により沈殿物を回収
した。同様の洗浄操作を、さらに、4回続けて行い、5
回目の操作で、ろ過した洗浄水(すなわち洗浄後の洗浄
水)のpH及び伝導率を測定した(23℃)。洗浄水の
pHは3.4であり、伝導率は65.0μS/cmであ
った。なお、pHの測定には、横河電機社製モデルPH
51を使用し、伝導率の測定は、柴田科学器械工業社製
モデルSC−17Aを使用した。この後、メタノール4
リットルで3回洗浄した後、60℃で4時間真空加熱乾
燥し、得られた沈殿物を乾燥した。得られた乾燥物のX
線回折スペクトルを測定した結果、ブラッグ角(2θ±
0.2度)の27.2度に明瞭なピークを示していた。
なお、X線回折スペクトルは、理学電機(株)製RAD
−IIIAを使用して測定した。次いで、この乾燥物1
0gに、イオン交換水700g、トルエン250g及び
1mmφジルコニアビーズ1kgを加え、60〜70℃
で5時間粉砕及び加熱攪拌し、冷却後、ろ過、遠心分離
を行い、溶剤を除去後、メタノールで充分洗浄して、6
0℃で4時間真空加熱乾燥し、フタロシアニン組成物
(I)の結晶を得た。得られたフタロシアニン組成物
(I)の結晶のX線回折スペクトルを測定した結果、ブ
ラッグ角(2θ±0.2度)の17.9度、24.0
度、26.2度及び27.2度に主な回折ピークを示し
ていた。なお、このX線回折スペクトルを図2に示し
た。
【0028】製造例2 (フタロシアニン組成物(II)の作製)製造例1と同
様にして得た乾燥物2gに、イオン交換水140g及び
トルエン50gを加え、60〜70℃で5時間加熱攪拌
し、遠心分離を行い、上澄み液を除去後、メタノールで
充分洗浄して、60℃で4時間真空加熱乾燥し、フタロ
シアニン組成物(II)の結晶を得た。得られたフタロ
シアニン組成物(II)の結晶のX線回折スペクトルを
測定した結果、ブラッグ角(2θ±0.2度)の7.5
度、24.2度及び27.3度に主な回折ピークを示し
ていた。なお、このX線回折スペクトルを図3に示し
た。
【0029】実施例1 〔下引き層の形成〕アルコール可溶ポリアミド樹脂(日
本リルサン(株)製:M1276)26.6重量部、メ
ラミン樹脂(日立化成工業(株)製:ML2000、固
形分50重量%)52.3重量部及び無水トリメリット
酸(和光純薬工業(株)製)2.8重量部を、エタノー
ル620重量部と1,1,2−トリクロロエタン930
重量部に溶解して塗工液を作製した。得られた床液を、
浸漬塗工法により、円筒型アルミニウム支持体上に塗布
し、140℃で30分間乾燥して、厚さが0.3μmの
下引き層を形成した。 〔電荷発生層の形成〕製造例1で得られたフタロシアニ
ン組成物(I)11重量部、ポリビニルブチラール樹脂
(積水化学(株)製:エスレックBL−S)13重量
部、2−エトキシエタノール250重量部及びテトラヒ
ドロフラン250重量部を配合し、ボールミルで12時
間分散した。このようにして得られた電荷発生層用塗工
液を、上記アルミニウム支持体の下引き層上に浸漬法に
より塗布し、120℃で1時間乾燥して厚さ0.2μm
の電荷発生層を形成した。 〔電荷輸送層の形成〕次に、下記構造式(1)で表され
る電荷輸送物質61重量部、ポリカーボネート樹脂(三
菱瓦斯化学社製:ユーピロンS−3000)113重量
部及びシュウ酸0.005重量部を塩化メチレン824
重量部に溶解して得られた電荷輸送層用塗工液を上記の
電荷発生層上に浸漬法により塗工し、120℃で1時間
乾燥して厚さ18μmの電荷輸送層を形成し、電子写真
感光体を得た。
【0030】
【化1】
【0031】実施例2 フタロシアニン組成物を製造例2で得られたフタロシア
ニン組成物(II)に変えた以外は、実施例1と同様に
感光体を作製した。
【0032】実施例3 下引き層として円筒型アルミニウム支持体表面に膜厚7
μmアルマイト層を形成した以外は、実施例1と同様に
感光体を作製した。アルマイト層の形成は、20℃硫酸
水溶液中において、円筒型アルミニウム支持体表面に1
A/dm(D.C.)、16Vの条件で定電流電解処
理を5分行なうことにより行なった。
【0033】実施例4〜11 実施例1と同様の製造方法で表1に示す条件で感光体を
作製した。なお、表中の配合量は全て重量部で示し、表
中の組成記号は A1:シュウ酸(pKa:1.04) A2:無水トリメリット酸(pKa:2.49) A3:リンゴ酸(pKa:3.24) A4:塩酸 (pKa:−8) を示す。
【0034】比較例1 電荷輸送層用塗工液にシュウ酸を添加しない以外は、実
施例1と同様に感光体を作製した。
【0035】比較例2 フタロシアニン組成物(II)を10重量部とした以外
は、比較例1と同様に感光体を作製した。
【0036】比較例3〜8 比較例1と同様の製造方法で表2に示す条件で感光体を
作製した。なお、表中の配合量は全て重量部で示し、表
中の組成記号は B1:シュウ酸(pKa:1.04) B2:無水トリメリット酸(pKa:2.49) B3:ヘプタン酸(pKa:4.66) B4:酢酸(pKa:4.56) を示す。
【0037】得られた電子写真感光体の静電特性は、電
子写真特性評価装置PDT−2000(QEA社製)に
より測定した。静電特性は、帯電電位が約−600Vに
なるよう帯電ローラー印可電圧を調節し、5秒後の電荷
保持率DDR5(%)、波長780nmの単色光で露光
した時の半減露光量E1/2(mJ/m2)及び光量20m
J/m2の光を照射した後の残留電位Vr(−V)を求
めた。クラックの評価は、ヒューレットパッカード社製
レーザービームプリンターLJ−4MPlusに感光体
及び帯電ローラをセッティングし黒ベタ印刷をし、さら
に、24℃ 60%RH下で2週間保管したときの感光
体表面を目視で確認し、さらに黒ベタ印刷をし、 ◎:感光体、印刷物共に全く変化無し ○:感光体表面は薄っすらと白濁しているが、印刷物に
変化無し △:感光体表面は微小なクラックが見られるが、印刷物
に変化無し ×:感光体表面は微小なクラックが見られ、印刷物に薄
い跡が見られる ××:感光体表面、印刷物共に容易にクラック発生の痕
跡が確認できる とした。
【0038】粘度の測定は、ガードナーチューブに電荷
輸送塗液を取り、25℃下での粘度を測定した。電子写
真感光体の作製の際に浸漬塗工に使用した各電荷輸送層
用塗工液を、褐色ガラス瓶に取り、密栓して24℃ 6
0%RH下で2週間放置して保管した。その後、保管後
の電荷輸送層用塗工液を用いた以外は上記の実施例及び
比較例と同様にして、電荷輸送層用塗工液の粘度の測
定、電子写真感光体の製造及び電子写真感光体の静電特
性及びクラックの評価を行なった。実施例1〜9及び比
較例1〜8における評価結果を表3に示す。実施例1〜
9の電荷輸送塗液は安定性に優れ、特に分子量変化の少
ない塗液で、さらにそれを用いた感光体は、比較例1〜
4及び6〜8の感光体と比較して、明らかにクラックが
発生しにくく、改善できることを示している。比較例5
は、酸成分の量が多すぎ、保管により粘度低下がなく感
光体表面にクラックは発生していないものの、電荷保持
率が著しく低下していることがわかる。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】本発明に係る電荷輸送層用塗工は、安定
性の優れ、特に結着樹脂の分子量変化の少ない塗工液で
あり、これを用いて電荷輸送層を形成することにより、
クラックの発生しにくい電子写真感光体を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真感光体の一実施形態を示
す部分断面図である。
【図2】製造例1において得られたフタロシアニン組成
物(I)のCuKαのX線回折スペクトルである。
【図3】製造例2において得られたフタロシアニン組成
物(II)のCuKαのX線回折スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝谷 康夫 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎事業所内 (72)発明者 宮岡 清二 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎事業所内 (72)発明者 金子 進 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎事業所内 Fターム(参考) 2H068 AA14 AA19 AA35 BA04 BA12 BA39 FC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷輸送物質、結着樹脂、溶剤及び水溶
    液中の酸解離定数pKaが4.0以下の酸成分を含有
    し、該酸成分の含有量が該結着樹脂100重量部に対し
    て0.0001〜0.05重量部であることを特徴とす
    る電荷輸送層用塗工液。
  2. 【請求項2】 導電性支持体上に電荷発生層及び電荷輸
    送層が積層された電子写真感光体において、電荷発生層
    が電荷発生物質として金属元素を有する化合物を含み、
    電荷輸送層が、電荷輸送物質、結着樹脂及び水溶液中の
    酸解離定数pKaが4.0以下の酸成分を含有し、電荷
    輸送層中の該酸成分の含有量が該結着樹脂100重量部
    に対して0.0001〜0.05重量部であることを特
    徴とする電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 電荷発生物質が含金属フタロシアニン組
    成物であることを特徴とする請求項2記載の電子写真感
    光体。
  4. 【請求項4】 含金属フタロシアニン組成物がチタニル
    フタロシアニンを含み、CuKαのX線回折スペクトル
    において、ブラッグ角(2θ±0.2度)の17.9
    度、24.0度、26.2度及び27.2度に主な回折
    ピークを有するものである請求項2又は3記載の電子写
    真感光体。
  5. 【請求項5】 含金属フタロシアニン組成物がチタニル
    フタロシアニン及びインジュウムフタロシアニンを含
    み、CuKαのX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ
    角(2θ±0.2度)の17.9度、24.0度、2
    6.2度及び27.2度に主な回折ピークを有するもの
    である請求項2又は3記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 帯電ローラを使用する電子写真プロセス
    に用いられることを特徴とする請求項2〜5いずれかに
    記載の電子写真感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013178513A (ja) * 2012-02-10 2013-09-09 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置
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CN112987518A (zh) * 2019-12-17 2021-06-18 富士胶片商业创新有限公司 电子照相感光体、处理盒以及图像形成装置

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