JP2003215652A - ブレ補正装置 - Google Patents

ブレ補正装置

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JP2003215652A JP2002016971A JP2002016971A JP2003215652A JP 2003215652 A JP2003215652 A JP 2003215652A JP 2002016971 A JP2002016971 A JP 2002016971A JP 2002016971 A JP2002016971 A JP 2002016971A JP 2003215652 A JP2003215652 A JP 2003215652A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような状況であっても、簡単な操作によ
って撮影者が意図するような動作を行うことができ、優
れた撮影結果が得られるブレ補正装置を提供する。 【解決手段】 角速度センサ10の出力、基準値演算部
52により演算した基準値、異常触れ検出部40により
判定した振れの状態判定結果(通常振れ状態,異常振れ
状態の種別1,異常振れ状態の種別2)、モードスイッ
チ160の状態、全押しスイッチSW2のON/OFF
により分類される各種状況において、それぞれの状況に
適した駆動信号の演算を行う。これにより、通常の使用
においては、なんら特別な操作をすることなく、撮影者
が意図するような動作を行うことができる。また、乗り
物に乗るような特殊な状況では、モードスイッチ160
を切り替えるだけで、確実に優れた撮影結果を得ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手振れ等による振
動を検出する振れ検出装置を内蔵した双眼鏡等の光学装
置やカメラ等の撮影装置などのブレ補正装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】双眼鏡等の光学装置やカメラ等の撮影装
置に加えられる振動の主な振動源には、使用者の手振れ
がある。従来、この手振れによる像の振動、像ブレを補
正するための手段として、ブレ補正装置が提案されてい
る。
【0003】以下に、図7を参照して従来のブレ補正装
置の動作について説明する。図7は、振れ検出装置を含
んだ従来のブレ補正装置の基本的な構成を示すブロック
図である。角速度センサ10は、ブレ補正装置に加えら
れた振れを検出するセンサであり、通常コリオリ力を検
出する圧電振動式角速度センサを用いる。角速度センサ
10の出力は、基準値演算部52へ送信される。基準値
演算部52は、角速度センサ10の出力より振れの基準
値を演算する部分である。角速度センサ10から出力さ
れた振れ信号は、前記基準値を差し引かれたのち、積分
部54へ送信される。積分部54は、角速度の単位で表
されている振れ信号を時間積分し、ブレ補正装置の振れ
角度に変換する部分である。
【0004】目標駆動位置演算部56は、積分部54に
よって求めた振れ角度の情報に、レンズの焦点距離等の
情報を加味して、ブレ補正レンズ80の目標駆動位置情
報を演算する部分である。駆動信号演算部58は、この
目標駆動位置情報に応じてブレ補正レンズ80を駆動す
るために、目標駆動位置情報と現在のブレ補正レンズ8
0の位置情報との差を演算し、コイル73へ駆動電流を
流す。
【0005】駆動部70は、ブレ補正レンズ80を駆動
するための部分であり、駆動力を発生するアクチュエー
タ部分と、ブレ補正レンズ80の位置を検出する位置検
出センサ部分とを有している。駆動部70のアクチュエ
ータ部分は、ヨーク71、マグネット72、コイル73
から構成されている。コイル73は、ヨーク71とマグ
ネット72により形成される磁気回路内に置かれてお
り、コイル73に電流を流すと、フレミングの左手の法
則により、コイル73に力が発生する。コイル73は、
ブレ補正レンズ80を収めている鏡筒82に取り付けら
れている。ブレ補正レンズ80及び鏡筒82は、光軸I
に直交する方向に移動できるような構造となっているた
め、コイル73の移動によってブレ補正レンズ80を光
軸Iに直交する方向に駆動させることが可能となる。
【0006】駆動部70の位置検出センサ部分は、ブレ
補正レンズ80の動きをモニタする部分であり、赤外線
発光ダイオード(以下、IRED)74、スリット76
aを有するスリット板76、PSD(Position
Sensitive Device)77を備えてい
る。
【0007】IRED74が発光した光は、まずスリッ
ト76aを通過することにより、光線の幅を絞られ、P
SD77へ到達する。PSD77は、その受光面上の光
の位置に応じた信号を出力する。スリット板76は、鏡
筒82に取り付けられているため、ブレ補正レンズ80
の動きがスリット76aの動きとなり、PSD77の受
光面上の光の動きとなる。従って、PSD77の受光面
上の光の位置がブレ補正レンズ80の位置と等価とな
る。PSD77により出力された信号は、位置信号78
としてフィードバックされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなブレ補正装
置は、使用者の意図しない手振れによる像ブレを補正す
るのには有効であり、例えば、普通にじっと構えて撮影
する場合に有効である。しかし、カメラの使用状況は、
じっと構えて撮影する場合に限らない。例えば、撮影者
によっては、流し撮りをすることが多かったりすること
もあれば、ヘリコプターなど乗り物に乗った状態で撮影
することが多かったりすることもある。また、AFカメ
ラで撮影する場合には、AFで主要被写体にピントを合
わせてからAFロックで構図を変更するケースは多数考
えられる。このように、カメラの使用状況は広く、それ
らの状況でも有効に使用できるブレ補正システムが望ま
れている。
【0009】上述のような様々な状況において、ブレ補
正装置に要望されることは、以下のような点である。 (要望1)いかなる状況においても、撮影結果(写真)
の画質が、ブレ補正を行わない場合よりも優れているこ
と。 (要望2)ファインダ像を観察していて不快感がないこ
と。すなわち、じっと構えているときや乗り物からの撮
影では、ブレ補正が効いている(像が止まって見える)
ことが確認でき、流し撮りでは、被写体を追従しやすい
こと。このような要望に対処するため、例えば、特開平
05−142614号公報,特開平07−261234
号公報,特開平10−213832号公報,特開200
0−039640号公報等に撮影者の意図した振れと意
図しない振れを区別したり、振れを種別(普通に構えて
いる、流し撮りをしている、乗り物などに乗っている
等)する手法が提案されている。しかし、これら従来の
ブレ補正装置では、必ずしも撮影者の意図するように動
作するとは限らなかった。例えば、乗り物に乗っている
場合に比較的大きな振動が加わり、これを流し撮りであ
ると誤って判定してしまうような場合があった。
【0010】一方、様々な条件に対処し、撮影者の意図
するように動作させるために、撮影者がスイッチを切り
替えることによりブレ補正のモードを変更するというブ
レ補正装置がある。このブレ補正装置では、流し撮りを
しない場合とする場合とでスイッチを切り替えるように
しており、流し撮りをしない場合は、流し撮りの自動検
出を行わないようになっていた。しかし、このようなス
イッチ設定では、以下のような問題点があった。
【0011】普通に構えて撮影する場合でも構図を決め
たりするために流し撮りのような操作(構図の変更)を
することが多い。しかし、通常の撮影では、流し撮り自
動検出を行うスイッチ設定とはしないので、構図の変更
を行うと像の動きが不自然になったり、構図が決まって
から像が安定するまで時間がかかったりするという問題
があった。また、最悪の場合は、撮影結果に悪影響を及
ぼしてしまう(像がブレてしまう)おそれがあった。さ
らに、このような問題を解決するために、構図を変更し
ている間と構図が決まってからとでスイッチを切り替え
るというのでは、操作が煩雑で実用的ではない。
【0012】本発明の課題は、どのような状況であって
も、簡単な操作によって撮影者が意図するような動作を
行うことができ、優れた撮影結果が得られるブレ補正装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、振れを検出し、振れ検出信号
を出力する振動検出部(10)と、前記振れ検出信号の
基準値を演算する基準値演算部(52)と、前記振れ検
出信号及び/又は前記基準値から、前記振動検出部を含
む装置の振動状態がどのような状態にあるのかを、少な
くとも3状態以上に判別する振動状態判別部(40)
と、前記装置の振動による像ブレを補正するブレ補正光
学系(80)と、前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部
(70)と、前記振れ検出信号と前記基準値とから駆動
信号を算出し、算出結果を駆動信号として出力すること
により前記駆動部を駆動する駆動信号算出部(58)
と、前記振動状態判別部の判別結果に応じて前記駆動信
号算出部の算出方法を制御する駆動信号算出制御部(5
3)と、を備えるブレ補正装置である。
【0014】請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ
補正装置において、前記振動状態判別部(40)は、振
動状態を通常振れ状態,第1の異常振れ状態,第2の異
常振れ状態の3状態のいずれであるかを判別すること、
を特徴とするブレ補正装置である。
【0015】請求項3の発明は、請求項2に記載のブレ
補正装置において、前記振動状態判別部(40)は、撮
影者の意図しない振れが所定以上含まれている場合に第
1の異常振れ状態と判別し、撮影者の意図する振れが支
配的である場合に第2の異常振れ状態と判別すること、
を特徴とするブレ補正装置である。
【0016】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記駆動信号算出制御部(53)の制御状態を切り替える
モードスイッチ(160)を備え、前記駆動信号算出制
御部は、前記モードスイッチの設定状態に応じて駆動信
号の算出方法を変更する制御を行うこと、を特徴とする
ブレ補正装置である。
【0017】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記駆動信号算出制御部(53)は、撮影露光中であるか
否かにより、駆動信号の算出方法を変更する制御を行う
こと、を特徴とするブレ補正装置である。
【0018】請求項6の発明は、請求項2から請求項5
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記駆動信号算出制御部(53)は、前記振動状態判別部
(40)が通常振れ状態と判別した場合には、前記モー
ドスイッチ(160)の設定状態及び撮影露光中である
か否かによらず、前記ブレ補正光学系(80)を駆動し
てブレ補正動作を行うように前記駆動信号の算出を実行
させる制御を行うこと、を特徴とするブレ補正装置であ
る。
【0019】請求項7の発明は、請求項2から請求項6
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記モードスイッチ(160)は、前記振動状態判別部
(40)の判別結果に応じて自動的に前記駆動信号算出
制御部(53)の制御を変更する第1のモードと、前記
振動状態判別部の判別結果及び撮影露光中であるか否か
によらず前記ブレ補正光学系(80)を駆動してブレ補
正動作を行うように前記駆動信号算出制御部を制御する
第2のモードとを選択可能であること、を特徴とするブ
レ補正装置である。
【0020】請求項8の発明は、請求項7に記載のブレ
補正装置において、前記駆動信号算出制御部(53)
は、前記振動状態判別部(40)が第1の異常振れ状態
と判別し、かつ、前記モードスイッチが第1のモードと
なっているときであって、撮影露光準備中はブレ補正動
作を行わず、撮影露光中はブレ補正動作を行うように制
御を行うこと、を特徴とするブレ補正装置である。
【0021】請求項9の発明は、請求項7又は請求項8
に記載のブレ補正装置において、前記駆動信号算出制御
部(53)は、前記振動状態判別部(40)が第2の異
常振れ状態と判別し、かつ、前記モードスイッチ(16
0)が第1のモードとなっている場合には、撮影露光中
であるか否かによらず、前記ブレ補正光学系(80)の
駆動を停止してブレ補正動作を行わないように前記駆動
信号の算出を実行させる制御を行うこと、を特徴とする
ブレ補正装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、本
発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。図1
は、本発明の第1実施形態における振れ検出装置及びブ
レ補正光学機器の概要を説明するためのブロック図であ
る。本実施形態では、銀塩フィルムを使用するブレ補正
カメラを例に挙げて説明する。
【0023】(ブレ補正カメラの概要)半押しスイッチ
SW1は、図示しないレリーズボタンの半押し動作に連
動してONとなるスイッチである。この半押しスイッチ
SW1がONとなることにより、図示しない測光部によ
る測光演算、図示しないオートフォーカス駆動部による
オートフォーカス駆動など一連の撮影準備動作を開始す
る。また、半押しタイマー100がOFFであった場合
には、この半押しスイッチSW1のONに同期して半押
しタイマー100がONとなる。
【0024】全押しスイッチSW2は、不図示のレリー
ズボタンを更に押し込む全押し動作に連動してONとな
るスイッチである。このスイッチがONとなることによ
り、ミラー130のアップ動作、図示しないシャッタ機
構によるシャッタの開閉、ミラー130のダウン動作、
給送モータ150によるフィルム140の巻き上げなど
の一連の撮影動作が行われる。
【0025】半押しタイマー100は、半押しスイッチ
SW1がONとなったと同時にONとなり、半押しスイ
ッチSW1がONの間は、ONのままであり、また、半
押しスイッチSW1がOFFとなってからも、一定時間
は、ONのままとなっているタイマーである。この半押
しタイマー100は、ONと同時にカウントを開始し、
ONの間は、カウントを継続する。
【0026】電源供給部110は、カメラの各部に電源
を供給する部分であり、カメラの半押タイマー100が
ONの間、角速度センサ10を始め、カメラシステム内
で電源が必要とされるところに電源を供給し続ける。ま
た、半押しタイマー100がOFFのとき、電源供給部
110は、角速度センサ10等への電源の供給を停止す
る。従って、カメラの半押しタイマー100がONの間
に限り、角速度センサ10によるカメラの振動検出が可
能となる。
【0027】角速度センサ10は、カメラに加えられた
振動を角速度値で検出するセンサであり、角速度センサ
10にかかるコリオリ力を利用して角速度を検出し、検
出結果を電圧信号として出力する振動検出部である。角
速度センサ10aは、図中X軸方向の角度ブレを検出す
るセンサであり、角速度センサ10bは、図中Y軸方向
の角度ブレを検出するセンサである。このように、角速
度センサ10a,10bを互いに異なる軸方向に配置す
ることにより、カメラの振動を2次元で検出することが
可能となる。角速度センサ10により出力された電圧信
号は、増幅部20に送信される。なお、角速度センサ1
0は、電源供給部110より電源が供給されている間の
み、角速度の検出が可能となる。
【0028】増幅部20は、角速度センサ10の出力を
増幅する増幅部である。一般的に角速度センサ10から
の出力は、小さいため、そのままA/D変換器30によ
ってデジタル化してマイコン90内で処理しようとして
も、角速度値の分解能が低すぎ(1ビットあたりの角速
度値が大きすぎ)て正確な振動検出をすることができ
ず、ブレ補正の精度を上げることができない。そこで、
A/D変換器30に入力する前に角速度信号を増幅して
おく。そうすると、マイコン90内での角速度値の分解
能を上げる(1ビットあたりの角速度値を小さくする)
ことができ、ブレ補正の精度を上げることができる。増
幅部20は、角速度センサ10a,10bにそれぞれ対
応して増幅部20a,20bの2つが設けられている。
また、増幅部20には、信号の増幅をするだけではな
く、センサ出力に含まれる高周波ノイズを低減させるこ
とを目的とした、ローパスフィルタを付加してもよい。
増幅部20により増幅した角速度信号(以下、振れ検出
信号)は、A/D変換器30へ送信される。
【0029】A/D変換器30は、アナログ信号をデジ
タル信号に変換する変換器である。本実施形態では、A
/D変換器30a,30bと、A/D変換器30c,3
0dとが設けられている。A/D変換器30a,30b
は、増幅部20から送られてきたアナログの振れ検出信
号を、デジタル信号に変換する変換器である。振れ検出
信号をデジタル信号に変換することで、マイコン90内
での演算処理が可能となる。ここで変換された振れ検出
信号は、駆動信号演算部50a,50bと異常振れ検出
部40a,40bに入力される。A/D変換器30c,
30dは、駆動部70から送られてきたブレ補正レンズ
位置情報(アナログ信号)をデジタル信号に変換する変
換器である。変換されたブレ補正レンズ位置情報は、駆
動信号演算部50a,50bに送信される。
【0030】なお、本実施形態では、A/D変換器30
は、マイコン90に内蔵されているものを使用すること
を前提にしているが、この例に限らず、マイコン90と
は、別体のA/D変換器を用いても良い。また、本実施
形態では、増幅部20a,20bに対応するようにA/
D変換器30a,30bの2つのA/D変換器を設けて
いるが、A/D変換器を1つにして変換動作を時間的に
振り分けるようにしてもよい。例えば、増幅部20aの
信号を変換した後、増幅部20bの信号を変換し、その
後増幅部20a,増幅部20b,増幅部20a...と
変換を繰り返すようにしてもよい。これは、A/D変換
器30c,30dについても同様である。
【0031】異常振れ検出部40は、A/D変換器30
から送られてきた振れ検出信号や、駆動信号演算部50
で演算された基準値等から、カメラの振れの状態を検出
する部分である。振れの状態は、通常の使用(構図の変
更などは一切行われず、かつ、乗り物などで使用してい
ない)での振動(以下、通常振れ)と、流し撮りが行わ
れたり乗り物で使用されたりしたときの振動(以下、異
常振れ状態)とに分け、異常振れ検出部40は、そのう
ちのどちらの状態にあるかを検出する。さらに、異常振
れ検出部40は、異常振れ状態が検出されたときは、異
常振れの種別を種別1(第1の異常振れ状態)、種別2
(第2の異常振れ状態)に分ける。これらを簡単にまと
めると以下のようになる。
【0032】(1)通常振れ状態 撮影者の意図しない振れによってのみ振動している場合
に、通常振れ状態と判断する。この場合、撮影者は、足
場の安定したところにいると推定される。 (2)異常振れ状態 (2−1)種別1 比較的緩い流し撮りの状態、すなわち、撮影者の意図し
ない振れと意図する振れが混在する振動の場合に、異常
振れ状態の種別1であると判断する。また、乗り物での
使用状態、すなわち、撮影者の意図しない振れによって
のみ振動しているが、足場が安定していないため通常の
使用よりも振幅が大きい振動の場合にも、種別1と判断
する。 (2−2)種別2 速い流し撮りなど、撮影者の意図する振れが支配的な状
況には、異常振れ状態の種別2であると判断する。異常
振れ検出部40によるこれらの検出結果は、駆動信号演
算部50に送信され、駆動信号演算部50は、その結果
に応じて演算方法を変更する。
【0033】駆動信号演算部50は、A/D変換器30
から送信されてきた振れ検出信号とブレ補正レンズ位置
情報から、ブレ補正レンズ80を駆動するための駆動信
号を演算し、駆動信号を出力する演算部である。まず、
未加工の振れ検出信号から基準値を演算し、その基準値
を未加工の振れ検出信号値から減算して振れ検出信号を
算出する。振れ検出信号が算出されたら、駆動信号演算
部50は、モードスイッチ160、全押しスイッチSW
2の状態、異常振れ検出部40の検出結果に応じて振れ
検出信号を変更する。なお、駆動信号演算部50が振れ
検出信号に対して行う変更に関する処理動作は、後に説
明する。
【0034】上記変更後の振れ検出信号を積分すること
により、角速度信号を角変位信号へと変換し、これにレ
ンズの焦点距離などの諸条件を加味してブレ補正レンズ
80の目標駆動位置を演算する。最後に、この目標駆動
位置情報と駆動部70から送られてくるブレ補正レンズ
80の位置情報から駆動信号を演算する。
【0035】なお、本実施形態では、駆動信号演算部5
0a,50bの2つの駆動信号演算部が設けられてい
る。しかし、これを1つにして駆動信号演算動作を時間
的に振り分けるようにしてもよい。例えば、X軸方向の
信号の駆動信号を演算した後、Y軸方向の信号を駆動信
号を演算し、その後X,Y,X,Y...と交互に駆動
信号を演算するようにしてもよい。駆動信号演算部50
の内部構成の詳細については、図2において別途説明を
する。
【0036】D/A変換器60は、駆動信号算部50で
演算された駆動信号(デジタル信号)をアナログ信号に
変換するためのD/A変換器である。変換されたアナロ
グ信号は、駆動部70に送信される。なお、本実施形態
では、D/A変換器60は、マイコン90に内蔵されて
いるものを使用することを前提にしているが、これに限
らず、マイコン90とは、別体のD/A変換器を用いて
もよい。また、本実施形態では、D/A変換器60a,
60bの2つD/A変換器が設けられているが、D/A
変換器を1つにして、変換動作を時間的に振り分けるよ
うにしてもよい。例えば、X軸方向の信号を変換した
後、Y軸方向の信号を変換し、その後X,Y,X,
Y...と変換するようにしてもよい。
【0037】駆動部70は、D/A変換器60から送信
されてきた駆動信号(アナログ信号)を基に、ブレ補正
レンズ80を駆動する駆動部である。駆動部70は、ブ
レ補正レンズ80を駆動するためのアクチュエータや、
ブレ補正レンズ80の位置を検出する位置検出センサ等
を有している。位置検出センサの出力は、A/D変換器
30を経由して駆動信号演算部50に送信される。ブレ
補正レンズ80を2次元方向で駆動する必要があるた
め、この駆動部70は、駆動部70a,70bの2つ設
ける必要がある。
【0038】ブレ補正レンズ80は、撮影装置のレンズ
鏡筒170に内蔵された図示しない結像光学系の一部で
あり、光軸Iと略直交する平面内を動くことができる単
レンズ又は複数枚のレンズより構成されるブレ補正光学
系である。ブレ補正レンズ80は、駆動部70によって
光軸Iと略直交する方向に駆動され、結像光学系の光軸
Iを偏向させる。
【0039】写真等の像のブレは、手振れ等のカメラに
加えられる振動により、露光中に結像面(フィルム14
0の面)の像が動いてしまうことにより発生する。しか
し、図1に示すようなブレ補正カメラにおいては、角速
度センサ10などの振動検出センサが内蔵されており、
その振動検出センサにより、カメラに加えられた振動を
検出することができる。そして、カメラに加えられた振
動が検出されれば、その振動による結像面の像の動きを
知ることができるので、結像面上の像の動きが止まるよ
うにブレ補正レンズ80を動かすことによって、結像面
上の像の動き、すなわちブレを補正することができる。
【0040】マイコン90は、A/D変換器30、異常
振れ検出部40、駆動信号演算部50、D/A変換器6
0等が組み込まれているマイコンである。ここで説明し
た動作のほかに、図示しないオートフォーカス駆動など
の制御も、このマイコン90が行うようにしてもよい。
【0041】ミラー駆動モータ120は、電源供給部1
10から電源の供給を受け、必要に応じてミラー130
のアップ、ダウン動作を行うモータである。なお、本実
施形態では、ミラー駆動モータ120は、電磁的アクチ
ュエータであるモータを使用する例を示したが、これに
限らず、例えば、バネのような機械的な手段を利用して
もよい。
【0042】ミラー130は、図示しない結像光学系の
光を偏向して、図示しないペンタプリズム及びファイン
ダに送るミラーである。露光動作時は、このミラーがア
ップし、結像光学系からの光は、フィルム140の面に
到達する。
【0043】フィルム140は、結像光学系が結像する
映像を記録するフィルムである。なお、本実施形態で
は、銀塩カメラであることを前提としているが、これに
限らずCCDやC−MOSセンサのようなエリアセンサ
を用いてもよい。
【0044】給送モータ150は、露光終了後に、フィ
ルム140の駒送りをするモータである。なお、撮像媒
体にフィルム140ではなく、CCDなどのエリアセン
サが用いられる場合には、このモータ自体は不必要とな
る。
【0045】モードスイッチ160は、撮影者が使用用
途(撮影状態)に合わせてブレ補正動作のモードを切り
替えるスイッチである。本実施形態では、モード1(第
1のモード),モード2(第2のモード)を選択できる
ようになっている。モードスイッチ160により選択設
定するモード1,2の想定する用途を以下に示す。モー
ド1:略静止した撮影、構図の変更、流し撮りなどを含
む通常の使用時を想定し、乗り物などに乗らず、足場が
安定した状態であることにより、撮影者の動作以外に起
因する振れが生じない状態での撮影。モード2:乗り物
に乗った状態での撮影。足場が安定しない状態。モード
スイッチ160で設定された内容は、駆動信号演算部5
0に送信される。
【0046】カメラボディ170は、撮影部を有し、レ
ンズ鏡筒160を交換可能な一眼レフカメラのカメラ本
体である。なお、本実施形態では、一眼レフカメラであ
る例を示したが、これに限らず、例えば、コンパクトカ
メラのような、レンズ非交換式でもよい。
【0047】図2は、駆動信号演算部50及び異常振れ
検出部40の内部構成を示す図である。なお、これ以降
に説明する内容は、X方向Y方向ともに共通の内容であ
るため、特に方向に関しては明記せず、まとめて説明を
行う。駆動信号演算部50は、基準値演算部52,振れ
検出信号処理部53,積分演算部54,駆動信号算出部
58を有している。
【0048】基準値演算部52は、A/D変換器30
(30a,30b)より送信されてきた未加工の振れ検
出信号から、駆動信号演算のための基準値を演算する演
算部である。通常、静止状態での基準値は、角速度セン
サ10が完全に静止している状態での出力(以下、ゼロ
出力)値とすればよい。しかし、このゼロ出力値は、ド
リフトや温度などの環境条件で変動してしまうため、基
準値を固定値とすると、ブレ補正の精度が低下したり、
不自然な挙動をしてしまうことがある。従って、実際に
使用されている状態、つまり撮影者の手振れの信号から
基準値を演算し、ゼロ出力を求めることが望ましく、本
実施形態でも、基準値を振れ検出信号から演算する基準
値演算部52を設けている。基準値演算部52は、通常
振れ状態と異常振れ状態とで、基準値の演算式を変更す
る。その一例を以下に示す。
【0049】
【数1】
【0050】ここで、ωは、振れ検出信号であり、ω0
は、振れの基準値である。また、これらの変数に付いて
いるサフィックスtは、経過時間を表す変数であり、本
実施形態では、サンプリングの回数によって表すことと
しており、整数値である。これらの式は、いずれも振れ
検出信号の移動平均を表すものであるが、通常振れ状態
と異常振れ状態とで平均に使用するデータの数が異なっ
ている。
【0051】通常振れ状態の基準値は、角速度センサの
ゼロ出力値に近い値であることが望ましい。角速度セン
サ10のゼロ出力信号の周波数は、人間の手振れの周波
数に比べるとはるかに低い。よって、基準値は、振れ検
出信号の低周波成分を抽出すればよい。そこで、振れ検
出信号、すなわち手振れの移動平均を演算して手振れ検
出信号の基準値を演算している。そして、なるべく低い
周波数成分のみを抽出するため、移動平均に使用するデ
ータの数K0を多くしている。
【0052】異常振れ状態では、通常振れ状態よりも振
れ検出信号が大きく変動する。例えば、構図の変更など
では、撮影者が意図してカメラを振るため、通常振れ状
態よりも振れ量が大きくなる。異常振れ状態における構
図変更などは、撮影者の意図する振れが含まれるため、
それまでも補正してしまうのは好ましくない。そこで、
異常振れ状態では、ブレ補正を抑制させるために振れ検
出信号に対する基準値の応答を速くする。ここでは、異
常振れ状態の基準値演算における移動平均に使用するデ
ータの数K1を通常振れ状態のK0よりも少なくしてい
る。こうすることで、基準値の応答を速くすることがで
き、通常振れ状態の時と比較してブレ補正動作を抑制す
ることができるため、その結果として撮影が意図したと
おりに構図を決めることが可能となる。
【0053】基準値演算部52で演算された基準値は、
駆動信号演算部50へ送信される。なお、基準値の演算
は上記のような移動平均に限らず、FIRフィルタやI
IRフィルタ等のローパスフィルタを用いてもよい。こ
の場合には、通常振れ状態の遮断周波数は、異常振れ状
態の遮断周波数よりも低く設定するとよい。
【0054】振れ検出信号処理部53は、角速度センサ
10の出力である未加工の振れ検出信号から基準値を減
算した振れ検出信号を処理(変更)する部分である。以
下に、駆動信号演算部50の振れ検出信号処理部53が
振れ検出信号に対して行う変更に関する処理について説
明する。 (1)異常振れ検出部40が通常振れ状態であると判断
した場合には、振れ検出信号処理部53は、モードスイ
ッチ160やスイッチSW2の状態によらず、演算した
振れ検出信号の変更を行わない。
【0055】(2)異常振れ検出部40が異常振れ状態
であると判断した場合 (2−1)異常振れ検出部40が異常振れ状態であると
判断し、かつ、モードスイッチ160がモード1である
場合であって、全押しスイッチSW2がOFFとなって
いるときには、振れ検出信号処理部53は、振れ検出信
号を0とする。振れ検出信号が0となると、カメラが完
全に静止している場合のブレ補正動作を行うこととなる
ので、ブレ補正レンズ80が停止する。これは、半押し
中の構図変更や流し撮りの際にファインダ像に不自然な
動きが現れないようにするためである。
【0056】また、異常振れ検出部40が異常振れ状態
であると判断し、さらに、モードスイッチ160がモー
ド1であり、全押しスイッチSW2がONとなっている
場合であって、異常振れの種別が種別1の場合は、振れ
検出信号の変更はしない。そうすると、ブレ補正レンズ
80が駆動されてブレ補正が実行される。これは、信号
に含まれる撮影者の意図しない成分のみ補正するためで
ある。
【0057】さらに、異常振れ検出部40が異常振れ状
態であると判断し、さらに、モードスイッチ160がモ
ード1であり、全押しスイッチSW2がONとなってい
る場合であって、異常振れの種別が種別2の場合は、振
れ検出信号を0とする。これは、撮影者の意図する振れ
を補正してしまって撮影結果が悪化してしまうことを防
ぐためである。
【0058】(2−2)異常振れ検出部40が異常振れ
状態であると判断し、かつ、モードスイッチ160がモ
ード2である場合には、演算した振れ検出信号の変更は
行わない。これは、モードスイッチ160や全押しスイ
ッチSW2の状態にはよらない。前述したようにモード
2は、乗り物に乗った状態での撮影を想定しており、振
れ検出信号には、撮影者の意図する振れは、殆ど含まれ
ないことを想定していることから、ブレ補正を実行する
ようにしている。
【0059】積分演算部54は、振れ検出信号(角速
度)を積分して振れ角度情報に変換し、さらにブレ補正
レンズの目標駆動位置を演算する演算部である。積分演
算部54が行う演算の一例を以下に示す。
【0060】
【数2】
【0061】式(3)中の各記号は、θ(t):目標駆
動位置,ω(t):振れ検出信号,ω0 (t):基準
値,t:時間(整数値)であり、Cは、レンズの焦点距
離等の条件によって決まる定数である。
【0062】駆動信号算出部58は、積分演算部54で
演算した目標駆動位置と、駆動部70からA/D変換器
30(30c,30d)を経由して送信されてきたブレ
補正レンズ80の位置とによって、ブレ補正レンズ80
を駆動するための信号を算出する部分である。駆動信号
算出部58で行う演算は、目標駆動位置とブレ補正レン
ズの位置との偏差を求め、偏差に比例する項、偏差の積
分に比例する項、偏差の微分に比例する項を加算して駆
動信号を演算するPID制御が一般的である。なお、駆
動信号の演算方法は、PID制御に限らず、他の方法で
も良い。
【0063】異常振れ検出部40は、異常振れ開始検出
部41,異常振れ種別判定部42,異常振れ終了検出部
43を有している。異常振れ開始検出部41は、異常振
れの開始を検出する部分である。異常振れ開始検出部4
1は、A/D変換器30から送られてきた角速度センサ
10の出力である未加工の振れ検出信号と、基準値演算
部52から送られてきた基準値とを利用して異常振れの
開始を検出する。異常振れ開始検出部41は、振れの状
態が通常振れの時にのみ動作し、異常振れの時は動作し
ない。また、異常振れ開始検出部41は、異常振れの開
始を検出したら基準値演算部52にその情報を送信し、
基準値演算部52は、基準値の演算方法を変更する。本
実施形態では、式(1)により演算していた基準値を式
(2)により演算するように切り替える。さらに、異常
振れ開始検出部41は、異常振れ種別判定部42、振れ
検出信号処理部53にも異常振れ開始情報を送る。
【0064】異常振れ種別判定部42は、異常振れの種
別を種別1(第1の異常振れ状態)、種別2(第2の異
常振れ状態)に分ける部分である。具体的には、未加工
の振れ検出信号に高い周波数成分が含まれていれば種別
1とし、低い周波数成分のみであれば種別2とする。異
常振れ種別判定部42は、異常振れの開始が検出されて
から、異常振れの終了が検出されるまでの間は動作し、
通常振れの場合は動作しないようになっている。異常振
れ種別判定部42による異常振れ種別の判定結果は、振
れ検出信号処理部53へ送信される。
【0065】異常振れ終了検出部43は、A/D変換器
30から送られてきた角速度センサ10の出力である未
加工の振れ検出信号と、基準値演算部52より送られて
きた基準値を利用して異常振れの終了を検出する部分で
ある。異常振れ終了検出部43は、異常振れ状態に動作
し、通常振れ状態では動作しない。また、異常振れ終了
検出部43は、異常振れの終了を検出したら基準値演算
部52にその情報を送信し、基準値演算部52は、基準
値の演算方法を変更する。本実施形態では、式(2)に
より演算していた基準値を式(1)により演算するよう
に切り替える。さらに、異常振れ終了検出部43は、異
常振れ種別判定部42、振れ検出信号処理部53にも異
常振れ終了情報を送る。
【0066】(ブレ補正カメラの動作)次に、本実施形
態におけるブレ補正カメラの動作を説明する。図3は、
本実施形態における振れ検出装置を内蔵したカメラシス
テム全体の流れを示すフローチャートである。
【0067】ステップ(以下、Sとする)10では、半
押しスイッチSW1がONとなっているか否かを判定す
る。ONならばS20へ進み、OFFならばS190に
進む。
【0068】S20では、カウンタTsw1をリセット
し、カウント値を0とする(Tsw1=0とする)。カ
ウンタTsw1は、半押しスイッチSW1がOFFにな
ってからの経過時間を計測するカウンタであり、カウン
ト値は、整数である。このカウンタTsw1は、半押し
スイッチがONの間は、0のままで、半押しスイッチS
W1がOFFで、かつ半押しタイマー100がONの間
のみ動作する。S30では、半押しタイマー100がO
FFであるか否かを判定する。OFFであればS40へ
進み、ONであればS220へ進む。
【0069】S40では、カウンタtをリセットし、カ
ウント値を0とする(t=0とする)。カウンタtは、
半押しタイマー100がONとなっている時間を計測す
るカウンタである。このカウンタtは、整数値カウンタ
であり、半押しタイマー100がONとなったと同時に
カウント動作を開始し、半押しタイマー100がONの
間は、カウント動作を続ける。
【0070】S50では、構図変更検出部40の検出結
果を通常振れ状態にセットする。S60では、半押しタ
イマー100をONにする。S70では、角速度センサ
10をONとし、振動の検出を開始する。この他、A/
D変換器30による変換動作もここで開始される。
【0071】S80では、S50で通常振れにセットさ
れたので、通常振れ用の基準値の演算を開始する。本実
施形態では、式(1)により基準値を演算する。S90
では、S50で通常振れにセットされたので、異常振れ
開始検出部41は、異常振れの開始を検出するための演
算を開始する。S100では、駆動信号演算部50が駆
動信号の演算を開始する。S110では、駆動信号演算
部50から得た駆動信号に基づき、駆動部70がブレ補
正レンズ80の駆動を開始する。S120では、全押し
スイッチSW2がONであるか否かを判定する。全押し
スイッチSW2がOFFの場合は、S160に進む。全
押しスイッチSW2がONの場合は、S130に進む。
【0072】S130では、角速度センサ10の出力、
基準値、振れの状態判定結果、モードスイッチ160の
状態からそれぞれの状況に適した駆動信号の演算を行う
(駆動信号演算2)。S140では、S130で演算し
た駆動信号に基づいてブレ補正レンズ80を駆動する。
S150では、ミラー130のアップ、不図示のシャッ
タの開閉、ミラー130のダウン、給送モータ150の
駆動などの撮影動作を行う。
【0073】S160では、角速度センサ10の出力、
基準値、振れの状態判定結果、モードスイッチ160の
状態からそれぞれの状況に適した駆動信号の演算を行う
(駆動信号演算1)。なお、このS160及び上述のS
130における駆動信号演算1及び駆動信号演算2は、
先に説明した駆動信号演算部50の振れ検出信号処理部
53が振れ検出信号に対して行う変更により演算の結果
が変化する演算であり、別途図4及び図5に示すフロー
チャートにおいて説明する。S170では、S160で
演算した駆動信号に基づいてブレ補正レンズ80を駆動
する。S180では、半押しタイマー100のカウンタ
tを1つ進める(t=t+1の演算を行う)。
【0074】S190では、半押しタイマー100がO
Nであるか否かを判定する。半押しタイマー100がO
NならばS200へ進み、半押しタイマー100がOF
FならばS10へ戻り、半押しスイッチSW1の検出を
続行する。S200では、このステップに進んだ時点で
は、カメラは半押しスイッチSW1がOFFで半押しタ
イマー100がONの状態になっているので、この状態
が継続している時間を計測するため、カウンタTsw1
を1つ進める(Tsw1=Tsw1+1の演算を行
う)。
【0075】S210では、カウンタTsw1の値がし
きい値T_SW1よりも小さいか否かを判定する。ここ
で、しきい値T_SW1は、カウンタTsw1の上限を
決めるための定数で、半押しスイッチSW1がOFFと
なってから半押しタイマー100がOFFとなるまでの
時間を決めるものである。カウンタTsw1がしきい値
に満たない場合、すなわち肯定判定の場合は、半押しタ
イマー100は、OFFとせず、S220に進む。一
方、カウンタTsw1がこのしきい値と等しくなった場
合、すなわちこのステップで否定判定となった場合は、
S290に進み、半押しタイマー100をOFFにする
処理(S320)、及び、半押しタイマー100のOF
Fに伴う処理(S300,S310)を行う。
【0076】S220では、角速度センサ10は、ON
の状態を継続し、振れの検出を継続して行う。また、A
/D変換器30による変換動作も継続する。S230で
は、異常振れ検出部40による検出結果をモニタする。
検出結果が通常振れ状態であればS240に進み、異常
振れ状態であればS260に進む。S240では、基準
値演算部52が通常振れ状態の基準値を演算する。本実
施形態では、式(1)により基準値を演算する。
【0077】S250では、異常振れ開始検出部41が
異常振れの開始を検出する演算を行う。ここで異常振れ
の開始が検出されたら、検出結果を通常振れ状態から異
常振れ状態に設定を変更する。S260では、基準値演
算部52が異常振れ状態の基準値を演算する。本実施形
態では、式(2)により基準値を演算する。S270で
は、異常振れ種別判定部42が、異常振れの種別を判定
する演算を行う。S280では、異常振れ終了検出部4
3が異常振れの終了を検出する演算を行う。ここで異常
振れの終了が検出されたら、検出結果を異常振れ状態か
ら通常振れ状態に設定を変更する。
【0078】S290では、異常振れ開始検出部41又
は異常振れ終了検出部43が行っている異常振れの開始
又は終了を検出するための演算を停止する。S300で
は、基準値演算部52が行う基準値の演算を停止する。
S310では、角速度センサ10への電源の供給を停止
し、角速度センサをOFFとする。S320では、半押
しタイマー100をOFFにしてS10に戻り、半押し
スイッチSW1の状態検出を行う。
【0079】図4は、半押しON時における駆動信号演
算1(図3におけるS160)の流れを示すフローチャ
ートである。S161では、異常振れ検出部40が検出
した振れの状態検出結果をモニタする。通常振れ状態の
場合はS164へ進み、異常振れ状態の場合はS162
へ進む。S162では、モードスイッチ160の設定を
モニタする。モード1の場合はS163へ進み、モード
2の場合はS164へ進む。S163では、振れ検出信
号処理部53は、振れ検出信号を0とする。これによ
り、その後の積分結果は、ホールド(一定値に固定)さ
れることになり、ブレ補正レンズ80は、見かけ上停止
する。S164では、積分演算部54が振れ検出信号を
積分し、角度情報に変換する。S165では、駆動信号
算出部58が角度情報にレンズの焦点距離情報、レンズ
位置情報を加味してブレ補正レンズの駆動信号を算出す
る。
【0080】図5は、全押しON時における駆動信号演
算2(図3におけるS130)の流れを示すフローチャ
ートである。S131では、異常振れ検出部40が検出
した振れの状態検出結果をモニタする。通常振れ状態の
場合はS135へ進み、異常振れ状態の場合はS132
へ進む。S132では、モードスイッチ160の設定を
モニタする。モード1の場合はS133へ進み、モード
2の場合はS135へ進む。S133では、異常振れ種
別判定部42による異常振れ種別の判定結果をモニタす
る。種別1の場合は135へ進み、種別2の場合はS1
34へ進む。S134では、振れ検出信号処理部53
は、振れ検出信号を0とする。これにより、その後の積
分結果は、ホールド(一定値に固定)されることにな
り、ブレ補正レンズ80は、見かけ上停止する。S13
5では、積分演算部54が振れ検出信号を積分し、角度
情報に変換する。S136では、駆動信号算出部58が
角度情報にレンズの焦点距離情報、レンズ位置情報を加
味してブレ補正レンズの駆動信号を算出する。
【0081】図6は、図4及び図5に示した動作によ
り、場合分けされる駆動信号演算1,2をまとめた表で
ある。半押し中、かつ、モード1の場合は、撮影者の意
図が少しでも入っていればブレ補正を停止する。したが
って、通常の使用や流し撮り、構図変更に向いた設定と
なる。半押し中、かつ、モード2の場合は、常にブレ補
正を動作させた状態なので、大きく揺れる乗り物での使
用に向いた設定となる。このように、用途に応じてモー
ドスイッチ160を切り替えることにより、あらゆる状
況でファインダ像の見えが自然で不快感を与えないよう
にすることができる。
【0082】また、露光中(全押し中)、かつ、モード
1の場合であって、異常振れの種別が種別1のときは、
撮影者の意図しない振れが含まれるので、それを補正す
ることにより撮影結果が向上できる。同様に、露光中
(全押し中)、かつ、モード1の場合であって、異常振
れの種別が種別2のときは、撮影者の意図する振れが支
配的なので、ブレ補正を停止し、撮影結果に悪影響を及
ぼすことを防止できる。
【0083】さらに、露光中(全押し中)、かつ、モー
ド2の場合は、基本的に撮影者の意図しない振れのみ含
まれることを前提としているので、常にブレ補正を実行
し、撮影結果を向上させることができる。
【0084】本実施形態によれば、異常振れ検出部40
によって振動状態を分類し、振れの種別の判定も行い、
モードスイッチ160との組み合わせにより、どのよう
な状況にあっても、最適な条件で撮影することができ
る。また、一般的な撮影者は、乗り物からの撮影をする
ことは希なので、常にモード1に設定しておけば、あら
ゆる状況に対処することができると同時に、モードスイ
ッチ160をこまめに切り替えなければならないという
煩わしさから解放され、快適にブレ補正システムを使用
することができる。
【0085】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。例えば、各実施形
態において、銀塩フィルムを使用するブレ補正カメラに
本発明を適用した例を示したが、これに限らず、例え
ば、CCD等を用いて電気的に映像を記録するいわゆる
デジタルカメラでもよいし、ビデオカメラその他の光学
機器でもよい。
【0086】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、振動検出部を含む装置の振動状態がどの
ような状態にあるのかを、少なくとも3状態以上に判別
する振動状態判別部と、振動状態判別部の判別結果に応
じて駆動信号算出部の算出方法を制御する駆動信号算出
制御部とを備えるので、振動の状態に合わせて最適な制
御を行うことができる。
【0087】請求項2の発明によれば、振動状態判別部
は、振動状態を通常振れ状態,第1の異常振れ状態,第
2の異常振れ状態の3状態のいずれであるかを判別する
ので、振動の状態に合わせて最適な制御を行うことがで
きる。
【0088】請求項3の発明によれば、振動状態判別部
は、撮影者の意図しない振れが所定以上含まれている場
合に第1の異常振れ状態と判別し、撮影者の意図する振
れが支配的である場合に第2の異常振れ状態と判別する
ので、撮影者の意図に合った制御を行うことができる。
【0089】請求項4の発明によれば、駆動信号算出制
御部は、モードスイッチの設定状態に応じて駆動信号の
算出方法を変更する制御を行うので、撮影者の意図する
制御を確実に行うことができる。
【0090】請求項5の発明によれば、駆動信号算出制
御部は、撮影露光中であるか否かにより、駆動信号の算
出方法を変更する制御を行うので、撮影者がファインダ
等で観察する像により不快感を覚えることなく、ブレ補
正動作を行うことができる。
【0091】請求項6の発明によれば、駆動信号算出制
御部は、振動状態判別部が通常振れ状態と判別した場合
には、モードスイッチの設定状態及び撮影露光中である
か否かによらず、ブレ補正光学系を駆動してブレ補正動
作を行うように駆動信号の算出を実行させる制御を行う
ので、ブレ補正が必要な通常振れ状態において、確実に
ブレ補正動作を行うことができる。
【0092】請求項7の発明によれば、モードスイッチ
は、振動状態判別部の判別結果に応じて自動的に駆動信
号算出制御部の制御を変更する第1のモードと、振動状
態判別部の判別結果及び撮影露光中であるか否かによら
ずブレ補正光学系を駆動してブレ補正動作を行うように
駆動信号算出制御部を制御する第2のモードとを選択可
能であるので、通常は特別な操作をすることなく最適な
動作を行い、必要なときに撮影者の意図により確実にブ
レ補正動作を行うことができる。
【0093】請求項8の発明によれば、駆動信号算出制
御部は、振動状態判別部が第1の異常振れ状態と判別
し、かつ、モードスイッチが第1のモードとなっている
ときであって、撮影露光準備中はブレ補正動作を行わ
ず、撮影露光中はブレ補正動作を行うように制御を行う
ので、撮影者がファインダ等で観察する像により不快感
を覚えることなく、ブレ補正動作を行うことができる。
【0094】請求項9の発明によれば、駆動信号算出制
御部は、振動状態判別部が第2の異常振れ状態と判別
し、かつ、モードスイッチが第1のモードとなっている
場合には、撮影露光中であるか否かによらず、ブレ補正
光学系の駆動を停止してブレ補正動作を行わないように
駆動信号の算出を実行させる制御を行うので、撮影者が
意図する流し撮り等を補正することなく、被写体の追従
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における振れ検出装置及
びブレ補正光学機器の概要を説明するためのブロック図
である。
【図2】駆動信号演算部50及び異常振れ検出部40の
内部構成を示す図である。
【図3】本実施形態における振れ検出装置を内蔵したカ
メラシステム全体の流れを示すフローチャートである。
【図4】半押しON時における駆動信号演算1の流れを
示すフローチャートである。
【図5】全押しON時における駆動信号演算2の流れを
示すフローチャートである。
【図6】図4及び図5に示した動作により、場合分けさ
れる駆動信号演算1,2をまとめた表である。
【図7】振れ検出装置を含んだ従来のブレ補正装置の基
本的な構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10a,10b 角速度センサ 40 異常振れ検出部 41 異常振れ開始検出部 42 異常振れ種別判定部 43 異常振れ終了検出部 50 駆動信号演算部 52 基準値演算部 53 振れ検出信号処理部 54 積分演算部 58 駆動信号算出部 70a,70b 駆動部 80 ブレ補正レンズ 160 モードスイッチ 170 レンズ鏡筒 180 カメラボディ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振れを検出し、振れ検出信号を出力する
    振動検出部と、 前記振れ検出信号の基準値を演算する基準値演算部と、 前記振れ検出信号及び/又は前記基準値から、前記振動
    検出部を含む装置の振動状態がどのような状態にあるの
    かを、少なくとも3状態以上に判別する振動状態判別部
    と、前記装置の振動による像ブレを補正するブレ補正光
    学系と、前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記振れ検出信号と前記基準値とから駆動信号を算出
    し、算出結果を駆動信号として出力することにより前記
    駆動部を駆動する駆動信号算出部と、 前記振動状態判別部の判別結果に応じて前記駆動信号算
    出部の算出方法を制御する駆動信号算出制御部と、 を備えるブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記振動状態判別部は、振動状態を通常振れ状態,第1
    の異常振れ状態,第2の異常振れ状態の3状態のいずれ
    であるかを判別すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記振動状態判別部は、撮影者の意図しない振れが所定
    以上含まれている場合に第1の異常振れ状態と判別し、 撮影者の意図する振れが支配的である場合に第2の異常
    振れ状態と判別すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記駆動信号算出制御部の制御状態を切り替えるモード
    スイッチを備え、 前記駆動信号算出制御部は、前記モードスイッチの設定
    状態に応じて駆動信号の算出方法を変更する制御を行う
    こと、 を特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記駆動信号算出制御部は、撮影露光中であるか否かに
    より、駆動信号の算出方法を変更する制御を行うこと、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記駆動信号算出制御部は、前記振動状態判別部が通常
    振れ状態と判別した場合には、前記モードスイッチの設
    定状態及び撮影露光中であるか否かによらず、前記ブレ
    補正光学系を駆動してブレ補正動作を行うように前記駆
    動信号の算出を実行させる制御を行うこと、 を特徴とするブレ補正装置。
  7. 【請求項7】 請求項2から請求項6までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記モードスイッチは、前記振動状態判別部の判別結果
    に応じて自動的に前記駆動信号算出制御部の制御を変更
    する第1のモードと、前記振動状態判別部の判別結果及
    び撮影露光中であるか否かによらず前記ブレ補正光学系
    を駆動してブレ補正動作を行うように前記駆動信号算出
    制御部を制御する第2のモードとを選択可能であるこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記駆動信号算出制御部は、前記振動状態判別部が第1
    の異常振れ状態と判別し、かつ、前記モードスイッチが
    第1のモードとなっているときであって、撮影露光準備
    中はブレ補正動作を行わず、撮影露光中はブレ補正動作
    を行うように制御を行うこと、 を特徴とするブレ補正装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載のブレ補正
    装置において、 前記駆動信号算出制御部は、前記振動状態判別部が第2
    の異常振れ状態と判別し、かつ、前記モードスイッチが
    第1のモードとなっている場合には、撮影露光中である
    か否かによらず、前記ブレ補正光学系の駆動を停止して
    ブレ補正動作を行わないように前記駆動信号の算出を実
    行させる制御を行うこと、 を特徴とするブレ補正装置。
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