JPH06339063A - 振れ補正撮影装置 - Google Patents

振れ補正撮影装置

Info

Publication number
JPH06339063A
JPH06339063A JP5129386A JP12938693A JPH06339063A JP H06339063 A JPH06339063 A JP H06339063A JP 5129386 A JP5129386 A JP 5129386A JP 12938693 A JP12938693 A JP 12938693A JP H06339063 A JPH06339063 A JP H06339063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
shake
state
characteristic
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5129386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3513181B2 (ja
Inventor
Seiya Ota
盛也 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP12938693A priority Critical patent/JP3513181B2/ja
Publication of JPH06339063A publication Critical patent/JPH06339063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3513181B2 publication Critical patent/JP3513181B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 静止しているときには画像を安定することが
でき、装置のメカニズム構成や回路構成、センサーの特
性等に起因する誤動作が防止され、精度、信頼性を向上
した振れ補正撮影装置を提供することにある。 【構成】 機器の振動を検出する検出手段と、前記振動
による画像の動きを補正する補正手段と、前記検出手段
の出力に基づいて前記補正手段を制御し、前記画像の動
きを補正すべき方向に前記補正手段を駆動する第1の制
御手段と、前記検出手段の出力から前記機器の静止状態
を判定する撮影状態判定手段と、前記撮影状態判定手段
の出力に基づいて前記第1の制御手段の特性を制御し、
前記機器が静止状態であることが判定された場合には、
前記第1の制御手段の特性を静止撮影状態にあわせた特
性にする第2の制御手段とを備えた振れ補正撮影装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等にもちいて好
適な揺れ補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりカメラ等の振れ補正撮影装置の
分野では、露出設定、焦点調節等あらゆる点で自動化、
多機能化が図られ、良好な撮影が容易に行えるようにな
っている。
【0003】しかしながら実際に撮影画像の品位を著し
く低下させているのはカメラ振れであることが多く、近
年ではこのカメラぶれを補正する振れ補正撮影装置が種
々提案され、注目を集めているところである。
【0004】図21に従来の振れ補正撮影装置の構成の
一例を示す。
【0005】同図において、1は例えば振動ジャイロ等
の角速度センサからなる角速度検出器であり、カメラ等
の振れ補正撮影装置に取り付けられている。2は角速度
検出器1から出力される速度信号の直流成分を遮断して
交流成分すなわち振動成分のみを通過させるDCカット
フィルタである。このDCカットフィルタは、任意の帯
域で信号を遮断するハイパスフィルタ(以下HPFと示
す)を用いても良い。3はDCカットフィルタより出力
された角速度信号を適当な感度に増幅するアンプであ
る。
【0006】4はアンプ3より出力された角速度信号を
デジタル信号に変換するA/D変換器、5はA/D変換
器4の出力を積分して角変位信号を出力する積分器、6
は積分器回路5より出力された角速度信号の積分信号す
なわち角変位信号からパンニング・チルティングの判定
を行うパン・チルト判定回路、7はパン・チルト判定回
路の出力をアナログ信号あるいはPWM等のパルス出力
に変換して出力するD/A変換器である。そしてA/D
変換器4、積分器5、パン・チルト判定回路6、D/A
変換器7は、例えばマイクロコンピュータ(以下マイコ
ンと称す)COM1によって構成される。8はマイコン
より出力された変位信号に基づいて、後段の画像補正手
段を振れを抑制するように駆動する駆動回路、9は画像
補正手段で、例えば光学的光軸を変位させて振れを相殺
する光学的補正手段、あるいは画像を記憶したメモリよ
り電子的に画像の読みだし位置をシフトして振れを相殺
する電子的補正手段が用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の振れ補正撮影装置によると、以下に示すような問題
点がある。
【0008】すなわち装置内の他のメカニズム(ビデオ
レコーダやフォーカスレンズ,ズームレンズ駆動用のモ
ータ等)の振動をセンサーが感知したり、電気的なノイ
ズによる誤信号、センサーの特性等により、実際には静
止しているにも関わらず上記のような要因により光学的
もしくは電気的補正手段を動作してしまうことにより勝
手に画像が動いてしまうことがあり、振れ補正撮影装置
として信頼性に欠け極めて重大な問題となつていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明における振れ補正撮影装置によれば、機
器の振動を検出する検出手段と、前記振動による画像の
動きを補正する補正手段と、前記検出手段の出力に基づ
いて前記補正手段を制御し、前記画像の動きを補正すべ
き方向に前記補正手段を駆動する第1の制御手段と、前
記検出手段の出力から前記機器の静止状態を判定する撮
影状態判定手段と、前記撮影状態判定手段の出力に基づ
いて前記第1の制御手段の特性を制御し、前記機器が静
止状態であることが判定された場合には、前記第1の制
御手段の特性を静止撮影状態にあわせた特性にする第2
の制御手段とを備える。
【0010】
【作用】これによって、静止しているときには画像を安
定することができ、振れ補正撮影装置のメカニズム構成
や回路構成、センサーの特性等に起因する誤動作が防止
され、精度、信頼性の向上に極めて有効である。
【0011】
【実施例】以下、本発明を各図を参照しながらその各実
施例について詳細に説明する。
【0012】《第1の実施例》図1は本発明における振
れ補正撮影装置の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【0013】同図において、上述の図21に示す先行例
と同一構成部分については同一の符号を付し、詳細な説
明は省略する。
【0014】同図において、カメラなどの振れ補正撮影
装置に取り付けられた振動ジャイロ等の角速度センサか
らなる角速度検出手段1, 角速度検出手段1から出力さ
れる速度信号の直流成分を遮断するDCカットフィルタ
(あるいはHPF)、角速度信号を所定の感度に増幅す
るアンプ3、駆動回路8、画像補正手段9については上
述の図21に示す先行例と同一構成のものを用いること
ができるものであり、本発明において異なるのは、装置
全体の制御を行うマイクロコンピュータCOM2の内部
構成である。
【0015】なお本実施例においては、画像補正手段9
としてたとえば後述の可変頂角プリズム(VAP)ある
いは画像をメモリ上でシフトすることによつてぶれを補
正するメモリ制御方式が用いられている。
【0016】マイコンCOM2内の構成を見ると、A/
D変換器4はアンプ3より出力された角速度信号をデジ
タル信号に変換し、ハイパスフイルタHPF10は任意
の帯域で可変し得る機能を有し、積分回路5はHPF1
0によって抽出された所定の周波数成分の信号を積分し
てその周波数成分における角変位信号を求め、位相及び
利得補正回路11は積分回路5より出力された積分信号
出力すなわち角変位信号の位相及び利得を補正し、撮影
状態判定回路12は角速度信号及び角変位信号からパン
・チルト等の撮影状態の判定を行いHPF10及び位相
及び利得補正回路11の特性を撮影状態に応じて制御
し、静止判定手段13は撮影状態が静止かどうかの判定
を行い、D/A変換器7は位相及び利得補正回路11の
出力信号をアナログ信号あるいはPWM等のパルス出力
に変換して出力する。
【0017】撮影状態判定手段におけるパン/チルト判
定回路の具体的動作は、A/D変換器4より出力された
角速度信号の振動の有無及び積分回路5より出力された
角変位信号を入力し、角速度が一定で、角速度信号を積
分した角変位信号が単調増加を示す場合に、パンニング
あるいはチルテイングであると判定し、このようなとき
には、HPF10の低域カツトオフ周波数を高くなる方
へと変移させ、低域の周波数に対して振れ補正系が応答
しないように特性を変更するものである。
【0018】パンニング/チルテイングが検出された場
合には、VAPを序々に移動範囲中心へとセンタタリン
グする。この間も角速度信号及び角変位信号の検出は行
われており、パンニング/チルテイングが終了した場合
には、再び低域のカツトオフ周波数を低下して振れ補正
範囲を拡張する動作が行われる。
【0019】ここでマイコンCOM2より出力される制
御信号に応じて画像の振れを実際に補正する駆動回路
8,画像補正手段9について、例を上げて説明すると、
例えば図4,6,10に示すようなものが挙げられる。
【0020】図8は、可変頂角プリズム(以下VAP:
Varriable angle prisumと称す)306を用いるととも
に駆動系にはボイス・コイルを使用し、角変位をエンコ
ーダ検出して駆動系にフイードバツクして駆動量を制御
するような閉ループを構成する制御系としたものであ
る。
【0021】まず、VAPについて詳しく述べると、図
8に示すように、可変頂角プリズム306は、対向した
2枚の透明平行板340a、340bの間に透明な高屈
折率(屈折率n)の弾性体または不活性液体342を狭
持した形で充填するとともにその外周を樹脂フィルム等
の封止材341にて弾力的に封止し、透明平行板340
a、340bを揺動可能とした構造のものであり、透明
平行板340a、340bを揺動することにより、光軸
を変位させ、振れを補正するものである。
【0022】図9は、図8の可変頂角プリズム306の
一方の透明平行板340aを揺動軸301(311)の
回りに角度σだけ回動させたときの入射光束344の通
過状態を示した図であり、同図に示すように、光軸34
3に沿って入射してきた光束344は楔形プリズムと同
じ原理により、角度φ=(n−1)σだけ偏向されて出
射する。即ち、光軸343は角度φだけ偏心(偏向)さ
れる。
【0023】図4の説明に戻ると、以上説明したVAP
306は保持枠307を介して301,311を軸とし
て回動し得るよう、鏡筒302に固定されている。
【0024】313はヨーク、315はマグネツト、3
12はコイルであり、コイル312に電流を流すことに
より311を中心としてVAPの頂角を可変し得る、ボ
イスコイル型のアクチユエータが構成されている。31
0はVAPの変位検出用のスリツトであり、回転軸31
1と同軸に保持枠307すなわちVAP306とともに
回動してその位置を変位する。308はスリツト310
の位置を検出する発光ダイオード、309はPSD(Po
sition Sensing Detector )であり、発光ダイオード3
08とともにスリツト310の変位を検出することによ
り、VAP頂角の角変位を検出するエンコーダを構成し
ている。
【0025】そしてVAP306によって入射角度が変
えられた光束は撮影レンズユニツト303によつてCC
D等の撮像素子304の撮像面上に結像される。
【0026】なお305は保持枠307の軸301及び
311からなる回転軸と直交するもう片方の回転軸中心
を示している。
【0027】次にVAPを駆動制御する制御回路の基本
的な構成及び動作について図5のブロツク図を用いて説
明する。
【0028】同図において、306はVAP、322は
アンプ、323はアクチユエータを駆動するドライバ
ー、324は上述したVAP306駆動用のボイス・コ
イル型アクチユエータ、326はVAPの頂角変位を検
出するエンコーダ、325はマイクロコンピユータCO
M2から出力される振れ補正用の制御信号320と角変
位エンコーダ326の出力信号とを逆極性で加算する加
算器であり、マイクロコンピユータCOM2から出力さ
れる振れ補正用の制御信号320と角変位エンコーダ3
26の出力信号とが等しくなるように制御系が動作する
ので、結果として制御信号320がエンコーダ326の
出力と一致するようにVAP306が駆動されることに
より、マイクロコンピユータCOM2の指示された位置
にVAPが制御されるものである。
【0029】図6は他の画像補正手段の例を示すもので
あり、前述のVAPをボイス・コイル型アクチユエータ
でなく、ステツピングモータを使用して駆動するよう構
成したものである。
【0030】これは、回転軸301を回動中心として、
ステツピングモータ401により、保持枠307を介し
て、VAPを駆動する構成となっている。すなわち鏡筒
302に取り付けられた支持枠403にその回転軸にリ
ードスクリユー401aを配されたステツピングモータ
401を取り付けるとともに、前記支持枠403のガイ
ド軸405によつて光軸方向に移動可能に案内されるキ
ヤリア404を前記リードスクリユー401aに常時噛
合させ、且つキヤリア404を支持枠307に固定され
た連結杆407と回動軸406をもつて回動自在に連結
することにより、ステツプモータ401を回転してキヤ
リア404を光軸方向に移動し、連結杆407を介して
保持枠を回動軸301,311を中心に回動させ、VA
Pを駆動するものである。また402はVAPの基準位
置を検出するリセツトセンサである。なお、これと同様
のVAP駆動機構が、軸305についても設けられてい
るが、それについては説明を省略する。
【0031】そして、図6のシステムを駆動制御するた
めの回路構成は図7に示すブロツク図のようになつてい
る。
【0032】図7において、マイクロコンピユータCO
M2より出力される制御信号320を、駆動演算回路4
10において駆動演算してVAPの駆動信号に変換し、
ドライバー・IC411に出力してする。そしてドライ
バー・ICによりステツピング・モータ401を駆動
し、VAPの頂角を変化させるものである。
【0033】また図10は画像振れ補正手段の第3の例
を示すものであり、メモリに画像情報を記憶し、メモリ
からの画像の切り出し範囲を記憶されている画像より小
さめに設定するとともに、画像の動きを相殺する方向に
メモリからの画像切り出し位置をシフトすることによつ
て振れを補正し、さらに切り出した画像信号を拡大処理
して画面サイズを補正してから出力するように構成され
たメモリ制御方式の画像振れ補正手段を示すものであ
る。この方式はVAP等の光学的補正機構を用いること
なく電子的に振れ補正を行うことができるところに特徴
がある。
【0034】同図において、100はズームレンズ、1
01は光学像を電気信号に変換する撮像素子(CCDイ
メージセンサ等)、102はA/D変換器、103は、
マイコンCOM2より入力される制御信号(振れ信号)
110に基づいて撮像信号中の振れ成分を低減するよう
に、フイールドメモリ106より所定の画像情報の切り
出し位置をシフトして画像の振れを補正する振れ補正処
理及びフイールドメモリ106より読み出した画像に拡
大処理を行つて所謂電子ズームを行い、通常の画面サイ
ズに変換する画角補正処理手段を構成する画像処理回路
であり、マイクロコンピユータによつて実現される。
【0035】104はフイールドメモリより読み出した
画像を通常の画角に補正するための電子ズームを行う
際、ズーム情報により2つ以上の隣接する画素の画像情
報から一つの画素信号を補間する補間処理手段である。
この補間方法については、周知の手段を用いればよく、
たとえば隣接画素間の平均値で画素間を補間するように
すればよい。また105はD/A変換器、107はズー
ムレンズ100のズーム倍率比を検出するエンコーダで
ある。
【0036】次に動作を説明すると、ズームレンズ10
0を通過した光学像は、撮像素子101により電気信号
に変換され撮像信号として出力される。その撮像信号を
A/D変換器102でデジタル信号に変換し、103の
メモリ制御部を介して1フィールド分の画像情報をメモ
リ106に書き込む。ここで、マイコンCOM2より入
力される振れ信号とエンコーダ107からのズーム情報
により、フイールドメモリ106からの画像信号の切り
出し位置すなわち読みだす範囲及びその読み出し位置を
決定する。
【0037】次に、フイールドメモリ106から読みだ
した信号を、切り出しサイズに応じて出力画像の走査幅
すなわち画角を元の大きさに変換するために、通常の一
画素の出力期間に何画素出力するかを求め、画素情報の
無い画素について補間処理を補間処理回路104にて行
う。そして、この信号をD/A変換器105によつてア
ナログ信号に変換して出力する。
【0038】以上、振れを補正するための画像補正手段
について、その具体例について説明した。
【0039】次に、図1に示す本実施例におけるマイコ
ンCOM2の処理動作について、図2のフローチャート
により説明する。同図において、制御をスタートする
と、ステツプS201において、DCカツトフイルタ
2,アンプ3を介して直流分を除去されるとともに所定
のレベルに増幅された角速度検出手段1からの角速度信
号が、A/D変換器4によつてデジタル信号に変換され
てマイコンCOM2へと取り込まれる。
【0040】続いてステップS202において、角速度
信号及びHPF10によつて角速度信号中から抽出した
所定の高域成分を積分回路5によつて積分して得た角変
位信号により、パンニング/チルテイング及び撮影状態
の判断を行う。
【0041】ステップS203では、その判定結果に応
じて、上述したようにHPF10の特性を設定するため
の係数を予めマイコンCOM2内に用意されている図示
しないテーブルから読み出す。すなわちHPF10をデ
ジタルフイルタによつて構成すれば、その係数を記憶し
たテーブルより所定の係数を読み出して設定することに
より、HPF10の特性を自由に可変することができ
る。これらのパンニング/チルテイング及び撮影状態に
応じた係数は経験上求められたものである。
【0042】ステップS204では、前記特性設定用の
係数によりHPF10の演算を行つてその特性を設定
し、ステップS205では、HPF10の出力した信号
を積分回路5によつて積分演算し、角変位信号(振れ信
号)に変換する。
【0043】ステップS206では、位相及び利得補正
回路11の補正係数を予めマイコンCOM2内に用意さ
れている図示しないテーブルから読み出す。
【0044】位相及び利得補正回路11は、振れ補正系
の位相遅れによる振れ補正特性の劣化を補償するための
もので、位相進み要素を持ち、後述するように、例えば
デジタルフイルタで構成されており、このデジタルフイ
ルタこの補正係数を読み出して、その振れ周波数に対応
した位相及び利得補正特性を設定するものである。
【0045】ステップS207では、ステップS206
で得られた係数で補正演算を行い、ステップS208に
おいて得られた演算結果すなわち補正が施された角変位
信号を、D/A変換器7によりアナログ信号に変換し、
あるいはPWM等のパルス出力としてマイコンCOM2
より出力する。
【0046】なお、HPF10,積分回路5,位相及び
利得補正回路11は、デジタルフイルタ等を使用してい
るので、サンプリング時間が比較的高くなければならな
い(例えば1kHz程度)が、パンニング/チルテイン
グ及び撮影状態の判断を行う判定回路12、周波数検出
手段13は比較的遅い周期(例えば100Hz)の処理
でよい。つまり、状況に応じての変更が可能である。
【0047】ここで本実施例における静止判定手段13
の動作の一例について図10に示すフローチャートを用
いて説明する。
【0048】S1001において振れを検出する角速度
出力及び角変位出力を読み込み、S1002においてセ
ンサー出力があるレベルよりも小さければ静止状態と判
定し、S1003においてカウンターの動作を開始して
その内容をインクリメントさせ、S1004においてあ
るカウンター値に達していたら、S1005において光
学的あるいは電子的補正手段を制御する制御手段の制御
特性を静止状態時の特性に切り換える。
【0049】例えば静止判定時にHPF10のカットオ
フ周波数を高周波特性に切り換えることにより低周波の
信号成分をカットしたり、位相及び利得補正回路11の
位相を進め、利得を下げ、系の周波数特性を高い側にシ
フトすることにより、補正手段の制御特性を低域側に応
答しないように可変したり、防振範囲を狭くしたりする
ことで、装置内の他のメカニズムの振動や電気的なノイ
ズ、あるいはセンサーの特性等によるゆらぎ等に対して
応答しないように系の設定を変更する。
【0050】すなわち装置内における他のメカニズム、
例えばビデオレコーダメカニズム,ズームレンズ,フオ
ーカスレンズの駆動系のノイズを問題とする場合には、
その振動周波数帯域を予め知ることができるので、その
周波数帯域を防振範囲外となるようにHPF10のカッ
トオフ周波数を切り換えるとともに、位相及び利得補正
回路11の位相及び利得を変更することによつて系の安
定性を確保することができる。
【0051】これによつて光学的あるいは電子的補正手
段を、実際の振れを相殺する本来の動作とは異なる要因
によつて動作させてしまい、実際には振れ補正撮影装置
が静止しているにもかかわらず画像を動かしてしまうと
いった誤動作を大幅に抑制することができ、誤動作のな
い安定で高精度の振れ補正撮影装置を実現することがで
きる。
【0052】《第2の実施例》図11に本発明における
振れ補正撮影装置の第2の実施例を示す。
【0053】本実施例は、前記第1の実施例に示したも
のと発明の意図する内容は同一のものであり、回路構成
の異なる具体例を示したものであり、図1の構成と同一
部分の箇所は同一符号を付し説明を省略する。
【0054】図1における第1の実施例と異なる点は、
位相補正、利得補正のための特性を変更する手段(それ
ぞれHPFの時定数設定用の抵抗値及び可変利得アンプ
の利得設定用の抵抗値)の変更を行うのにそれぞれアナ
ログスイッチ28、27を用い、角速度センサ1からア
ンプ3の出力に配された抵抗R10と、積分器5の出力側
に配されたOPアンプ26のフイードバツクループに挿
入された抵抗R9 をON・OFFするデューティ比をP
WM発生回路29によってPWM制御することにより、
回路に流れる電流量を制御し、実質的に抵抗値を可変す
るのと同様の機能を得るように構成している点である。
【0055】そしてこれによつて静止判定時に抵抗R10
によるHPF10のカットオフ周波数を高周波特性に切
り換えることにより低周波の信号成分をカットしたり、
OPアンプ26による位相及び利得補正回路11の位相
を進めるとともに利得を下げ、補正手段の制御特性を低
域側に応答しないように可変したり、防振範囲を狭くし
たりすることで、装置内の他のメカニズムの振動や電気
的なノイズ、あるいはセンサーの特性等によるゆらぎ等
に対して応答しないように系の設定を変更する。
【0056】従って系自体は図1の第1の実施例と同様
であり、静止判定を行った場合はアナログスイッチ28
の操作により位相特性を可変し、またアナログスイッチ
27の操作により可変利得アンプの利得を可変すること
により、静止時の制御を行うものである。
【0057】尚、上述の構成において、撮影状態判定手
段の出力に応じてPWM発生回路29を制御し、アナロ
グスイツチ27,28をON・OF制御しているが、こ
の制御自体は、アナログスイツチ27,28をON・O
Fにより電流量を制御しているので結果的に回路の抵抗
値を可変しているのと等価である。
【0058】このPWM制御の内部の信号処理自体は本
発明の要旨とするものではないのでその説明は省略する
が、本出願人が先に出願した特願平4−243485号
において詳細に述べられている。
【0059】《第3の実施例》図12に本発明における
第3の実施例を示す。
【0060】本実施例における発明は、図1に示す第1
の実施例のブロツク図において、静止判定手段13によ
って静止判定を行う際に、撮影状態判定手段に振幅判定
手段14及び時間計測手段15を具備させることによ
り、前記第1及び第2の実施例で述べた静止判定をより
具体的かつ実用的に示したものである。
【0061】本実施例の内容を図13のフローチヤート
に示す。S1301において振れを検出する角速度出力
及び角変位出力を読み込み、S1302において振幅が
あるレベルよりも小さければ静止レベルと判定し、S1
303においてタイマーをスタートさせ、S1304に
おいてある所定の時間が経過していたら、S1305へ
と進んでVAPを用いた光学的あるいはメモリを用いた
電子的補正手段を制御する制御手段の制御特性を静止状
態時の特性に切り換える。
【0062】振幅測定手段14は例えば静止時と判定す
る際の信号の振れる幅にあるスレシヨルドレベルを設け
そのレベル以内の振幅であるかどうかを判定し、レベル
以内であれば静止レベルと判定する手段である。
【0063】時間測定手段は上記の振幅判定手段が静止
レベル判定を出力してから撮影状態判定手段に静止判定
を出力して特性の切り換え命令を出力するまでの時間を
測定する手段である。例えば振幅判定手段14でのスレ
シヨルドレベルが撮影装置を机や地面、三脚等に固定す
るときだけなく手持ちで撮影している場合においてもそ
のレベルに入ってしまうようなときに、ある所定の時間
経過によって静止判定の出力をすることで手持ち時との
撮影状態の判別ができるようになる。
【0064】静止状態時の特性としては、例えば静止判
定時にHPF10のカットオフ周波数を高周波特性に切
り換えることにより低周波の信号成分をカットしたり、
位相及び利得補正回路11の位相を進め、かつ利得を下
げ、系の周波数帯域を高い側にシフトすることにより補
正手段の制御特性を低域側に応答しないように可変した
り、防振範囲を狭くしたりすることで、装置内の他のメ
カニズムの振動や電気的なノイズ、あるいはセンサーの
特性等によるゆらぎ等に対して応答しないように系の設
定を変更する。
【0065】これによつて光学的あるいは電子的補正手
段を、実際の振れを相殺する本来の動作とは異なる要因
によつて動作させてしまい、実際には振れ補正撮影装置
が静止しているにもかかわらず画像を動かしてしまうと
いった誤動作を大幅に抑制することができ、誤動作のな
い安定で高精度の振れ補正撮影装置を実現することがで
きる。
【0066】《第4の実施例》図14に本発明における
第4の実施例を示す。
【0067】本実施例における発明は、ぶれ周波数を検
出する周波数判定手段16の出力に基づいて静止判定を
行うものである。
【0068】ここで本実施例における周波数判定手段1
6の手法及び動作の一例について、図15に示すフロー
チャートを用いて説明する。尚、この処理は一定時間毎
に1回の割合で繰り返し行われるものとする。
【0069】ステップS1501では、周波数検出時間
Tの読みだし(ロード)を、ステップS1502で時計
機能用カウンタtの読みだしすなわちカウンタのカウン
ト動作を開始し、ステツプS1503で周波数検出時間
Tと時計カウンタtとの比較を行い、時計カウンタのカ
ウント値tが所定時間Tに達したか否かの判定を行い、
時計カウンタtがTに到達していれば、ステツプS15
19へ、達していなければステツプS1504へと移行
する。
【0070】ステップS1504においては、時計カウ
ンタに「1」を加算する。したがつてこの「1」カウン
トアツプは図15のフローチヤートに示す処理を1回実
行する際の処理時間と一致している。
【0071】ステップS1505では角速度信号の増加
が前回までに起きているかを確認するための増加フラグ
1をロードする。この増加フラグは、前回までに増加が
生じているときには「H」がセツトされ、過去に増加が
生じていなければ「L」がセツトされている。
【0072】ステップS1506では、角速度信号の増
加が前回までに起きているか否かをフラグ1により判断
し、フラグ1=「H」であれば、増加が過去に生じてい
ると判定してステップS1507へ進み、フラグ1=
「L」であれば、増加が過去生じていないと判定してス
テップS1512へと進む。
【0073】ステップS1506において、角速度信号
の増加が前回までに起きていた場合には、ステップS1
507において、減少が前回までに起きているかを確認
するための、減少フラグ2をロードする。減少フラグ2
は、前回までに減少が起きている場合には「H」がセツ
トされ、過去に減少が生じていない場合には「L」がセ
ツトされている。
【0074】ステツプS1508では、減少が前回まで
に起きているか否かをフラグ2により判断し、フラグ2
=「H」すなわち減少が過去生じている場合にはステッ
プS1509へ、フラグ2=「L」すなわち減少が過去
生じていなければステップS1512へと移行する。
【0075】ステップS1509では、振れ(振動)の
回数をカウントする振れ回数カウンタN1をロードし、
ステップS1510で、振れ回数カウンタN1に「1」
を加算した後、ステツプS1511へと移行して増加フ
ラグ1,減少フラグ2をリセットして処理を終了する。
【0076】一方、ステツプS1506で増加フラグ1
が「H」でないと判定された場合及びステツプS150
8で減少フラグ1が「H」でないと判定された場合、す
なわち過去に増加も減少も生じていない場合には、ステ
ツプS1512へと移行して1サンプリング前(前回の
処理)での角速度データω-1をロードし、続いてステッ
プS1513へと進み、角速度検出手段1で検出された
今回の角速度データωのロードを行う。
【0077】ステップS1514においては、1サンプ
リング期間内における角速度データの増加あるいは減少
が生じたと判断する変化分のしきい値レベルaをロード
する。このしきい値レベルaとサンプリング時間によ
り、周波数と振幅に応じた値に設定することができる。
【0078】ステップS1515では、1サンプリング
期間内での角速度データの変化量の絶対値をしきい値レ
ベルaと比較し、それに達していなければステップS1
524へと移行して処理を終了し、達していれば(変化
量の絶対値がしきい値レベルa以上であれば)ステップ
S1516へと進み、1サンプリング期間での角速度の
変化量が正(増加)であるか負(減少)であるかを判定
し、正であればステップS1517へと進んで増加フラ
グ1を「H」にセットし、正でなければ(減少であれ
ば)ステップS1518の処理へと移行して減少フラグ
2を「H」にセットしてからステツプS1524へと移
行して処理を終了する。
【0079】ところで、上述のステツプS1503にお
いて、時計カウンタtのカウント値が周波数検出時間T
に達していた場合には、ステツプS1519へと移行
し、振れ回数カウンタN1をロードし、ステツプS15
20において、振れ回数N1を検出時間Tで除算し、単
位時間(一秒間)のブレ回数(ブレ周波数F)を求め
る。
【0080】続いてステップS1521で振れ回数カウ
ンタN1をクリアし、ステップS1522で時計カウン
タtをクリアし、ステツプS1523で振れ周波数Fを
所定の記憶領域にストアを行い、ステツプS1504へ
と移行する。以後の動作は上述の通りである。
【0081】このようにして得られた周波数に対して撮
影状態判定手段12は補正手段の制御特性を位相及び利
得の補正を行うことにより可変することができる。
【0082】本実施例の内容を図16のフローチヤート
に示す。同図においてS1601において周波数を読み
込み、S1602において周波数の判定を行い、nHz
以上のときは静止判定を行わず、nHz未満のときはS
1603において静止判定を行うものである。
【0083】このように、周波数判定手段16の出力に
基づいて静止判定を行うことにより、机や地面、三脚な
ど撮影装置が固定されるなどして静止状態にある場合は
その撮影装置の振れ周波数は0に等しいか極めて低いの
に対し、手持ちで撮影を行うようなときはある周波数を
持っていることがほとんどであるため、静止状態の判別
がより確実に行える。
【0084】《第5の実施例》図17は本発明における
第5の実施例を示したものである。
【0085】本実施例は、図1の第1の実施例の構成に
おいて、光軸に対し直交する平面上に、例えば水平(以
下YAW)方向の振れを検出するセンサーと、垂直(以
下PITCH)方向の振れを検出するセンサーとをそれ
ぞれ配置したものである。
【0086】それらのセンサ及びその信号処理系は基本
的に独立で動作し、それぞれのセンサ及び信号処理系が
そのぶれ検出方向と同じ方向に補正手段を制御する場合
における静止状態判定とそのときの制御について以下に
説明する。
【0087】例えば図18はそれらのセンサーの信号処
理系の具体的な処理過程を示したものである。
【0088】同図において制御が開始されると、まずY
AW方向について見ると、S1801の処理によつてY
AW側センサーより出力されたぶれ信号の振幅を、S1
802の処理で所定のスレシヨルドレベルと比較するこ
とによつて判定し、その振幅が所定のスレシヨルドレベ
ル以下ならば静止と判定してS1803の処理でタイマ
ーをスタートする。そしてS1804で静止状態のまま
n時間経過したなら、PITCH側のぶれ補正制御系を
静止状態における制御特性となるようにシフトするもの
である。
【0089】またPITCH方向について見ると、S1
811の処理によつてPITCH側のセンサーより出力
されたぶれ信号の振幅を、S1812の処理で所定のス
レシヨルドレベルと比較することによつて判定し、その
振幅が所定のスレシヨルドレベル以下ならば静止と判定
してS1813の処理でタイマーをスタートする。そし
てS1814の処理で静止状態のままn時間経過したな
ら、YAW側のぶれ補正制御系を静止状態における制御
特性となるようにシフトするものである。
【0090】あるいはこれに限らず、YAW,PITC
H両方のセンサーの出力が同時に静止判定をした場合に
はじめて両方のぶれ補正系に対してを静止時の特性の制
御を行ったり、YAWはYAW側をPITCHはPIT
CH側をそれぞれ独立に制御を行うようにしてもよい。
【0091】《第6の実施例》図19は本発明における
第6の実施例を示したものである。
【0092】本実施例における発明は、振れ補正撮影装
置に書換可能な記憶手段17を設けることにより静止判
定における振幅判定手段14のスレシヨルドレベル及び
時間測定手段15の所定の経過時間を書換可能な記憶手
段17にあらかじめ記憶させておき、更に外部からの何
らかの操作によってそのスレシヨルドレベルあるいは所
定の経過時間(しきい値)を可変させることが可能なも
のである。
【0093】このときの外部からの操作手段は例えばシ
リアル通信、パラレル通信、ポートの操作等いかなる操
作でも構わない。
【0094】このようにスレシヨルドレベルを書き換え
られることで静止判定の判定条件を可変とすることがで
き、センサーやメカニズムのばらつきや振れ補正系の設
定、装置の環境等、種々の条件に対して容易に且つ適応
的な対応を行うことができ、静止判定機能をより実用的
かつ確実に動作させることができる。
【0095】《第7の実施例》図20は本発明における
第7の実施例を示したものである。
【0096】本実施例における発明は、振れ補正撮影装
置に書換可能な記憶手段17を設けることにより静止判
定における周波数判定手段16のスレシヨルドレベルを
書換可能な記憶手段17にあらかじめ記憶させておき、
更に外部からの何らかの操作によってそのスレシヨルド
レベルを変更することができるようにしたものである。
【0097】このときの外部からの操作手段は例えばシ
リアル通信、パラレル通信、ポートの操作等いかなる操
作でも構わない。
【0098】例えば、スレシヨルドレベルが書き換えら
れることにより、周波数検知特性が変わり、具体的には
スレシヨルドレベルを広げると小振幅の周波数は拾わな
くなり、又、スレシヨルドレベルを狭めると小振幅でも
周波数を拾うことで比較的静止に近い状態でも何らかの
周波数を持ちやすくなり、周波数検知手段の出力による
静止判定条件が変わる。すなわちあらゆる撮影環境に対
応することができるとともに、手持ち撮影、三脚撮影、
乗り物上での撮影等の判別及び最適振れ補正制御、静止
特性の最適化が可能となる。
【0099】従って、静止判定機能をより実用的かつ確
実に行う際、周波数判定手段16のスレシヨルドレベル
を書換可能な記憶手段17に記憶できることは極めて効
果的である。
【0100】
【発明の効果】以上述べたように、本発明における振れ
補正撮影装置によれば、静止状態を判定して、その制御
系を静止状態に合わせた特性に変更するようにしている
ので、撮影装置が静止しているときには、常に画像を安
定にすることができ、振れ補正撮影装置のメカニズムや
回路の振動や、センサーの特性等に起因する振れ補正手
段の誤動作を確実に防止することができ、振れ補正装置
の精度、信頼性の向上に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における振れ補正撮影装置の第1の実施
例を示すブロツク図である。
【図2】本発明における振れ補正撮影装置の第1の実施
例の動作を説明するためのフローチヤートである。
【図3】可変頂角プリズムを用いた光学的振れ補正手段
を備えたレンズユニツトの構成を示す図である。
【図4】可変頂角プリズムの駆動系のブロツク図であ
る。
【図5】可変頂角プリズムを用いた光学的振れ補正手段
を備えたレンズユニツトの別の例を示す図である。
【図6】図5に示す光学的振れ補正手段を駆動する駆動
系のブロツク図である。
【図7】可変頂角プリズムの構成及び動作を説明するた
めの図である。
【図8】可変頂角プリズムの構成及び動作を説明するた
めの図である。
【図9】画像処理による電子式振れ補正手段の構成を示
すブロツク図である。
【図10】本発明における振れ補正撮影装置の第1の実
施例の動作を説明するためのフローチヤートである。
【図11】本発明における振れ補正撮影装置の第2の実
施例を示すブロツク図である。
【図12】本発明における振れ補正撮影装置の第3の実
施例を示すブロツク図である。
【図13】本発明における振れ補正撮影装置の第3の実
施例の動作を説明するためのフローチヤートである。
【図14】本発明における振れ補正撮影装置の第4の実
施例を示すブロツク図である。
【図15】本発明における振れ補正撮影装置の第4の実
施例の動作を説明するためのフローチヤートである。
【図16】本発明における振れ補正撮影装置の第4の実
施例の動作を説明するためのフローチヤートである。
【図17】本発明における振れ補正撮影装置の第5の実
施例を示すブロツク図である。
【図18】本発明における振れ補正撮影装置の第5の実
施例の処理の経過を説明するための図である。
【図19】本発明における振れ補正撮影装置の第6の実
施例を示すブロツク図である。
【図20】本発明における振れ補正撮影装置の第7の実
施例を示すブロツク図である。
【図21】本願出願前における振れ補正撮影装置の一例
を示すブロツク図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の振動を検出する検出手段と、 前記振動による画像の動きを補正する補正手段と、 前記検出手段の出力に基づいて前記補正手段を制御し、
    前記画像の動きを補正すべき方向に前記補正手段を駆動
    する第1の制御手段と、 前記検出手段の出力から前記機器の静止状態を判定する
    撮影状態判定手段と、 前記撮影状態判定手段の出力に基づいて前記第1の制御
    手段の特性を制御し、前記機器が静止状態であることが
    判定された場合には、前記第1の制御手段の特性を静止
    撮影状態にあわせた特性にする第2の制御手段と、を備
    えたことを特徴とする振れ補正撮影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の制御手段
    は位相特性を補正する位相補正手段を有し、前記位相補
    正手段は前記撮影状態判定手段の出力に応じて位相補正
    量を決定するように構成されていることを特徴とする振
    れ補正撮影装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第2の制御手段
    は利得特性を補正する利得補正手段を有し、前記利得補
    正手段は前記撮影状態判定手段の出力に応じて利得補正
    量を決定するように構成されていることを特徴とする振
    れ補正撮影装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記撮影状態判定手
    段は振幅を検知する振幅検知手段を有し、前記振幅検知
    手段の出力に基づいて静止状態の判定を行うことを特徴
    とする振れ補正撮影装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記撮影状態判定手
    段は周波数を判定する周波数判定手段を有し、前記周波
    数判定手段の出力に基づいて静止状態の判定を行うこと
    を特徴とする振れ補正撮影装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記撮影状態判定手
    段は時間計測手段を有し、静止状態が検出されてから前
    記時間計測手段における所定の時間の経過によって静止
    判定を行うことを特徴とする振れ補正撮影装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、前記振れ撮像装置は
    書換可能な記憶手段を具備し、前記振幅判定手段の振幅
    判定レベルを記憶装置に記憶させ、更に前記振幅判定レ
    ベルが前記記憶手段において書換可能なことを特徴とす
    る振れ補正撮影装置。
  8. 【請求項8】 請求項5において、前記振れ撮像装置は
    書換可能な記憶手段を具備し、前記周波数判定手段の周
    波数判定レベルを記憶装置に記憶させ、更に前記周波数
    判定レベルが前記記憶手段において書換可能なことを特
    徴とする振れ補正撮影装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記振れ撮像装置は
    書換可能な記憶手段を具備し、前記時間計測手段の所定
    の経過時間を記憶装置に記憶させ、更に前記所定の経過
    時間が前記記憶手段において書換可能なことを特徴とす
    る振れ補正撮影装置。
  10. 【請求項10】 機器の振動をそれぞれ互いに異なる第
    1及び第2の方向について検出する第1及び第2の検出
    手段と、 前記振動による画像の動きを補正する補正手段と、 前記第1及び第2の検出手段の出力に基づいて前記補正
    手段を制御し、前記画像の動きを補正すべき方向に前記
    補正手段を駆動する第1の制御手段と、 前記第1及び第2の検出手段の出力から前記第1及び第
    2の方向それぞれについて撮影状態を判定する撮影状態
    判定手段と、 前記撮影状態判定手段の出力に基づいて前記第1の制御
    手段の特性を前記第1及び第2の方向についてそれぞれ
    制御可能な第2の制御手段とを備え、 前記第2の制御手段は前記撮影状態判定手段によつて前
    記第1または第2の方向における前記機器の撮影状態が
    静止状態であると判定されたときに前記第1の制御手段
    の前記第1及び第2の方向の少なくとも一方における特
    性を静止状態撮影にあわせた特性にする事を特徴とする
    振れ補正撮影装置。
JP12938693A 1993-05-31 1993-05-31 振れ補正装置 Expired - Lifetime JP3513181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12938693A JP3513181B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 振れ補正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12938693A JP3513181B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 振れ補正装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06339063A true JPH06339063A (ja) 1994-12-06
JP3513181B2 JP3513181B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=15008300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12938693A Expired - Lifetime JP3513181B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 振れ補正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3513181B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003215652A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Nikon Corp ブレ補正装置
JP2007067914A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2007221704A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Canon Inc 撮像装置
KR100988716B1 (ko) * 2007-09-27 2010-10-18 산요 세미컨덕터 컴퍼니 리미티드 방진 제어 회로 및 촬상 장치
JP2010273395A (ja) * 2010-09-09 2010-12-02 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
US8451337B2 (en) 2007-08-09 2013-05-28 Sanyo Semiconductor Co., Ltd. Image stabilization control circuit
JP2015118147A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003215652A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Nikon Corp ブレ補正装置
JP2007067914A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP4579797B2 (ja) * 2005-08-31 2010-11-10 キヤノン株式会社 振れ補正装置、その制御方法、撮像装置、及び制御プログラム、並びに記録媒体
JP2007221704A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Canon Inc 撮像装置
JP4612900B2 (ja) * 2006-02-20 2011-01-12 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
US8451337B2 (en) 2007-08-09 2013-05-28 Sanyo Semiconductor Co., Ltd. Image stabilization control circuit
KR100988716B1 (ko) * 2007-09-27 2010-10-18 산요 세미컨덕터 컴퍼니 리미티드 방진 제어 회로 및 촬상 장치
US8068139B2 (en) 2007-09-27 2011-11-29 Semiconductor Components Industries, Llc Image stabilization control circuit
JP2010273395A (ja) * 2010-09-09 2010-12-02 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2015118147A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3513181B2 (ja) 2004-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6208377B1 (en) Image-shake correcting device for detecting vibration frequency and for changing vibration characteristics
US6233009B1 (en) Image-shake correcting device for detecting vibration frequency and for changing vibration characteristics
US8045045B2 (en) Image pickup apparatus, control method for the same, and program for implementing the control method
US7672578B2 (en) Image capturing apparatus
JP4875971B2 (ja) 撮影装置及びその調整方法
JP2004354878A (ja) 撮像装置
JP3513181B2 (ja) 振れ補正装置
US20020118966A1 (en) Zoom and focus control system in an optical system
JP3278212B2 (ja) 振れ補正装置
JPH0368916A (ja) カメラの画像動揺補正装置
JPH0723277A (ja) 振れ補正装置
JP3614617B2 (ja) 画像動き補正装置
JP3853158B2 (ja) 撮像装置の像ぶれ補正方法および装置
JPH11146260A (ja) 振れ補正装置、振れ補正方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JPH0667255A (ja) 防振カメラ
JPH07287268A (ja) 撮像装置
JP4046707B2 (ja) 撮像装置における像ぶれ補正装置
JPH07325330A (ja) 振れ補正装置
JPH07230107A (ja) 振れ補正装置
JP3513185B2 (ja) 振れ補正装置
JP3155790B2 (ja) 像ぶれ補正装置
JP2007311974A (ja) 振れ補正装置、撮像装置および振れ検出装置
JPH0337633A (ja) 像ぶれ防止措置
JP2003130647A (ja) 電子機器
JPH07294979A (ja) 振れ補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term