JP2003215622A - 液晶表示パネルおよびその製造方法 - Google Patents

液晶表示パネルおよびその製造方法

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JP2003215622A
JP2003215622A JP2002012731A JP2002012731A JP2003215622A JP 2003215622 A JP2003215622 A JP 2003215622A JP 2002012731 A JP2002012731 A JP 2002012731A JP 2002012731 A JP2002012731 A JP 2002012731A JP 2003215622 A JP2003215622 A JP 2003215622A
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liquid crystal
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display panel
crystal display
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Tsutomu Tsunetsugu
力 恒次
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネルの一対の基板を貼り合わせた
時に、導電材の径を安定化させる。 【解決手段】 一対の基板3,4の対向する電極を電気
的に導通させる導電材5をいずれか一方の基板に塗布
し、一対の基板3,4を液晶封止用のシール材により貼
り合わせる液晶表示パネルの製造方法であって、いずれ
か一方の基板に液晶封止用のシール材によりシールパタ
ーン1を形成する際に、導電材5の周辺の少なくとも一
部にシール材でせき止め用のシールパターン2を形成
し、両基板3,4を貼り合わせた時に導電材5をせき止
め用のシールパターン2でせき止める。これにより、導
電材5が周辺のシールパターン2の内部に収まり、導電
材5がつぶれた時に一定の形状で形成されるようにな
り、液晶表示パネルとして完成した後も、導電材5間の
抵抗値のばらつきを極めて小さく抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示パネル
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルにおいては、狭額縁設計
が主流であり、従来の表示パネルでは、対向電極ガラス
基板の一部と共通電極ガラス基板の金属電極を導電材に
より電気的に導通させる材料を形成する工程において、
ディスペンサで導電材を塗布し、対向電極ガラス基板に
液晶封止のためのシール材と、ギャップ形成のための、
周辺のダミーシールのみを形成した状態で貼り合わせを
行い、加熱処理等により、両基板を固定する。その際に
導電材の形状は、歪な形状となり、一定の導電材間の抵
抗値を得ることは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の対
向電極ガラス基板に液晶封止用シール材と、ギャップ形
成のための、周辺ダミーシールのみを形成した状態で貼
り合わせた場合においては、一方の電極ガラス基板の金
属電極に導電材をディスペンサ等で塗布したままで貼り
合わせると、導電材の形状は、歪な形状となる。そのた
め、液晶表示パネルの表示品位上、パネル内の上下基板
導通抵抗に、ぱらつきを生じ、尾引きによる不均一な表
示状態を引き起こし、不具合を生じる可能性が高いとい
う課題が誘発される。
【0004】したがって、この発明の目的は、液晶表示
パネルの一対の基板を貼り合わせた時に、導電材の径を
安定化させる液晶表示パネルおよびその製造方法を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明の請求項1記載の液晶表示パネルは、電極を
有する一対の基板が対面した状態で設けられたセルに液
晶を封入した液晶表示パネルであって、前記一対の基板
の電極を電気的に導通させる導電材の周辺の少なくとも
一部に、前記導電材をせき止めるシールパターンを形成
した。
【0006】このように、一対の基板の電極を電気的に
導通させる導電材の周辺の少なくとも一部に、導電材を
せき止めるシールパターンを形成したので、基板を貼り
合わせた際に、導電材が周辺のシールパターンの内部に
収まり、導電材のはみ出しを防ぐことができる。このた
め、表示パネルの導電材の仕上がり寸法は安定し、導電
材間の抵抗値のばらつきを極めて小さく抑えることがで
きる。
【0007】この発明の請求項2記載の液晶表示パネル
の製造方法は、一対の基板の対向する電極を電気的に導
通させる導電材をいずれか一方の基板に塗布し、前記一
対の基板を液晶封止用のシール材により貼り合わせる液
晶表示パネルの製造方法であって、いずれか一方の基板
に前記液晶封止用のシール材によりシールパターンを形
成する際に、前記導電材の周辺の少なくとも一部に前記
シール材でせき止め用のシールパターンを形成し、前記
両基板を貼り合わせた時に前記導電材を前記せき止め用
のシールパターンでせき止める。
【0008】このように、いずれか一方の基板に液晶封
止用のシール材によりシールパターンを形成する際に、
導電材の周辺の少なくとも一部にシール材でせき止め用
のシールパターンを形成し、両基板を貼り合わせた時に
導電材をせき止め用のシールパターンでせき止めるの
で、導電材が周辺のシールパターンの内部に収まり、導
電材のはみ出しを防ぐことができる。このため、導電材
がつぶれた時に一定の形状で形成されるようになり、液
晶表示パネルとして完成した後も、導電材間の抵抗値の
ばらつきを極めて小さく抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1〜図
3に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態の
液晶表示パネルの平面図、図2はこの発明の実施の形態
において貼り合わせ前の共通電極ガラス基板に導電材を
塗布した状態を示す概略平面図である。なお、シール材
等の形成状態を概念的にわかりやすくするため、実際の
寸法とは異ならして図示している。
【0010】図1に示すように、電極を有する一対の基
板3,4が対面した状態で設けられたセルに液晶を封入
した液晶表示パネルであって、一対の基板3,4の電極
を電気的に導通させる導電材5の周辺の少なくとも一部
に、導電材5をせき止めるシールパターン2を形成し
た。なお、図1は共通電極ガラス基板3の膜面より見た
図(対向電極ガラス基板4の裏面より見た図)で、図2
は共通電極ガラス基板3の膜面より見た図である。
【0011】この液晶表示パネルの製造方法は、パネル
を作製する際に、対向電極ガラス基板4の一部と共通電
極ガラス基板3の金属電極を導電材5により電気的に導
通させる工程において、対向電極ガラス基板4もしく
は、共通電極ガラス基板3に導電材5を塗布し両基板を
貼り合わせた時に、その導電材の周辺の位置に、あらか
じめシールパターンをスクリーン印刷等により形成して
おく。
【0012】この場合、図1および図2に示すように、
対向電極ガラス基板4に、液晶封止用のシール材によ
り、シールパターン1を形成する際に、共通電極ガラス
基板3の導電材5を塗布した位置と対向電極ガラス基板
4を貼り合わせた時に、導電材5の周辺の少なくとも一
部に、シール材でシールパターン2をスクリーン印刷等
の工法により、貼り合わせ前にあらかじめ形成してお
き、貼り合わせた際に、導電材5が周辺のシールパター
ン2の中心の空洞部に収まり、シール材でせき止められ
る。これにより、導電材5がつぶれた時に一定の形状
で、形成されるようになり、液晶パネルとして完成した
後も、導電材5間の抵抗値のばらつきを極めて小さくで
きる。
【0013】ここで、従来の対向電極ガラス基板に液晶
封止用のシールパターンのみを形成した液晶表示パネル
(従来例)と、本実施の形態の対向電極ガラス基板4
に、導電材5を塗布した共通電極ガラス基板3と貼り合
わせた時に、導電材5と同位置となる座標に、シールパ
ターン2で導電材5の周辺の少なくとも一部にせき止め
壁を形成した液晶表示パネル(実施例)の導電材間の抵
抗値を測定した結果を表1に示す。尚、測定箇所は図3
に示した〜の4箇所である。
【0014】
【表1】
【0015】表1にも示されるように、実施例では従来
例に比較して表示パネルの導電材5間の抵抗値を著しく
小さくし、高品位な液晶表示パネルを提供することが可
能となる。
【0016】以上のようにこの実施の形態によれば、い
ずれか一方の基板に液晶封止用のシール材によりシール
パターンを形成する際に、導電材の周辺の少なくとも一
部にシール材でせき止め用のシールパターンを形成し、
両基板を貼り合わせた時に導電材をせき止め用のシール
パターンでせき止めるので、導電材が周辺のシールパタ
ーンの内部に収まり、導電材のはみ出しを防ぐことがで
きる。このため、導電材がつぶれた時に一定の形状で形
成されるようになり、液晶表示パネルとして完成した後
も、導電材間の抵抗値のばらつきを極めて小さく抑える
ことができる。
【0017】また、せき止めシールパターンを形成する
基板は、導電材を形成した基板と対向する基板でも良い
し、導電材を形成した基板と同一の基板でも、何らの問
題も生じ得ない。また、導電材をせき止めるシールパタ
ーンの形状は、円状が理想であるが、その他の四角、三
角形状でも何らの問題も生じ得ない。また、円状パター
ンのように全くの閉鎖形状では、シール材の硬化の際に
シールが破壊されることも予測されるが、部分的にルー
プを途切れさせることもすでに実験にて検証を実施して
おり、問題の無いことを確認済みである。
【0018】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の液晶表示パネ
ルによれば、一対の基板の電極を電気的に導通させる導
電材の周辺の少なくとも一部に、導電材をせき止めるシ
ールパターンを形成したので、基板を貼り合わせた際
に、導電材が周辺のシールパターンの内部に収まり、導
電材のはみ出しを防ぐことができる。このため、表示パ
ネルの導電材の仕上がり寸法は安定し、導電材間の抵抗
値のばらつきを極めて小さくなり、表示パネルの性能は
向上し、尾引き(クロストーク)の少ない高品位な液晶
表示パネルとなる。
【0019】この発明の請求項2記載の液晶表示パネル
の製造方法によれば、いずれか一方の基板に液晶封止用
のシール材によりシールパターンを形成する際に、導電
材の周辺の少なくとも一部にシール材でせき止め用のシ
ールパターンを形成し、両基板を貼り合わせた時に導電
材をせき止め用のシールパターンでせき止めるので、導
電材が周辺のシールパターンの内部に収まり、導電材の
はみ出しを防ぐことができる。このため、導電材がつぶ
れた時に一定の形状で形成されるようになり、液晶表示
パネルとして完成した後も、導電材間の抵抗値のばらつ
きを極めて小さくなり、表示パネルの性能は向上し、尾
引き(クロストーク)の少ない高品位な液晶表示パネル
の製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の液晶表示パネルの平面
【図2】この発明の実施の形態において貼り合わせ前の
共通電極ガラス基板に導電材を塗布した状態を示す概略
平面図
【図3】この発明の実施の形態において液晶表示パネル
の導電材間抵抗値の測定箇所を示すための概略平面図
【符号の説明】
1 液晶封止用シールパターン 2 せき止め用シールパターン 3 共通電極ガラス基板(カラーフィルタ基板) 4 対向電極ガラス基板 5 導電材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を有する一対の基板が対面した状態
    で設けられたセルに液晶を封入した液晶表示パネルであ
    って、前記一対の基板の電極を電気的に導通させる導電
    材の周辺の少なくとも一部に、前記導電材をせき止める
    シールパターンを形成したことを特徴とする液晶表示パ
    ネル。
  2. 【請求項2】 一対の基板の対向する電極を電気的に導
    通させる導電材をいずれか一方の基板に塗布し、前記一
    対の基板を液晶封止用のシール材により貼り合わせる液
    晶表示パネルの製造方法であって、いずれか一方の基板
    に前記液晶封止用のシール材によりシールパターンを形
    成する際に、前記導電材の周辺の少なくとも一部に前記
    シール材でせき止め用のシールパターンを形成し、前記
    両基板を貼り合わせた時に前記導電材を前記せき止め用
    のシールパターンでせき止めることを特徴とする液晶表
    示パネルの製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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