JP2003212393A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2003212393A
JP2003212393A JP2002012394A JP2002012394A JP2003212393A JP 2003212393 A JP2003212393 A JP 2003212393A JP 2002012394 A JP2002012394 A JP 2002012394A JP 2002012394 A JP2002012394 A JP 2002012394A JP 2003212393 A JP2003212393 A JP 2003212393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿搬送路内を搬送する原稿に斜行が生じた
時に、原稿搬送路のガイド面の長さを変化させる手段を
用いて、斜行を調整出来るようにする。 【解決手段】 下ガイド板12aと上ガイド板12とを
対向させて配置した原稿搬送路11において、上ガイド
板12に設けたスリットからリブ部材15を出没可能に
設け、前記リブ部材15を上ガイド板の内面に突出させ
る量を調節する。前記リブ部材15は所定の位置に配置
している支持軸16を軸支部14に支持させ、フランジ
部材16aをネジ調整部14aに、ネジ14bにより締
め付け、または緩めることで突出量を調整して、原稿が
摺動するガイド面の長さを変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート原稿を搬送
しながら画像読取を行う装置に関し、特に、原稿搬送路
内を搬送するシート原稿の斜行をガイド部材により修正
して給紙する手段を設けた給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やファクシミリ装置等の
画像形成装置においては、装置本体の上部に電子写真方
式を用いた画像記録部の上部に、画像読取装置を配置し
て、前記画像読取装置で読み取った画像情報に基づい
て、記録部で記録紙に印字を行う。前記画像読取装置に
おいては、一般に、FBS(フラットベッドスキャナ)
とADF(自動原稿送り装置)とを組み合わせて設けて
おり、前記FBSにおいては、大サイズのプラテンの上
にセットした本の頁をそのまま読み取ることや、シート
原稿を読み取ることができるように構成している。ま
た、前記ADFにおいては、FBS機能で使用する走査
装置を固定位置に停止させておき、シート原稿を搬送し
ながら読み取るように構成しており、原稿トレイと排出
トレイとを上下に配置して、両トレイの間を横向きの略
U字状の原稿搬送路で接続し、原稿トレイにセットした
多数枚の原稿を原稿さばき部で1枚ずつ分離しながら読
取部に向けて搬送しながら、走査装置により読み取りを
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記湾曲し
た原稿搬送路内で、搬送される原稿に斜行状態が発生す
ることや、原稿を原稿トレイに斜めの状態でセットした
ままで、給紙することがある。そして、前記シート原稿
が斜行を生じたままで走査部に向けて搬送されると、そ
の斜行したまま読み取られた原稿の読み取り画像情報
は、当然斜めに画像が形成されたものとなるので、その
読み取った画像情報に基づいて形成される記録画像も斜
行したものとなる。また、前記原稿に斜行が生じたまま
で原稿搬送路を搬送すると、原稿搬送路のガイド板の間
や、ADFに対応させて原稿を案内するガイド部材の隙
間に、斜めの原稿の角部が入り込んだりして、搬送が良
好に行われないという問題が発生する。前記シート原稿
に斜行が生じる原因としては、ピックアップローラと原
稿さばき装置のセパレートローラとによる送りが、送ら
れるシート原稿の巾方向の中心に対して作用されないこ
と、または、原稿さばき装置でのリタードローラとセパ
レートローラのニップ作用が原稿の巾方向に均一に付与
されない場合等が想定される。その他に、湾曲している
原稿搬送路で、原稿が摺動するガイド板の長さが、原稿
の移動方向で異なる場合等も大きな影響を与えている。
【0004】本発明は、前述したような原稿の斜行の問
題を、原稿搬送路内に配置する補助ガイド部材を出没さ
せることにより、原稿の巾方向の両側での原稿の移動距
離を斜行に対応させて補正する装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、読取位置へシ
ート原稿を送り原稿の読取を行う給紙装置に関する。本
発明の請求項1の発明は、前記読取位置より上流側の原
稿搬送路の湾曲部に、原稿をガイドする面の長さを調整
する調整手段を設けたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、前記調整手段は、原稿
搬送路の湾曲部に原稿が摺動する上ガイド板の内面に突
出量を調整可能に配置したリブ部材であることを特徴と
する。
【0007】請求項3の発明は、前記調整手段として、
原稿搬送路の湾曲部の原稿が摺動するガイド板面に出没
自在に配置される複数のリブ部材と、前記複数のリブ部
材の背面に位置し、原稿搬送路の中央部を支点として揺
動可能に設けられる押圧手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0008】前述したように、原稿搬送路の湾曲部に設
けた調整手段により、原稿のガイド面の長さを適宜調整
することで、原稿の斜行を容易に解消することができ、
読み取った原稿の画像品質を良好に維持できる。また、
前記斜行解消のために、原稿搬送路のガイド板に対して
リブ部材を追加して設け、前記リブ部材の突出量の調節
を行うことにより、容易に対応が可能である。そして、
前記原稿搬送路で、原稿が摺動するガイド面の長さをリ
ブ部材により変更して、斜行が生じない状態で読取り部
に向けて原稿を搬送することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明の装置の構成を説明する。図1に示すADF1は、原
稿トレイ2と排出トレイ3の間を横向きの略U字状の原
稿搬送路を介して接続しており、前記原稿搬送路内を搬
送されるシート原稿は、ADF機能に対応させて設けて
いる小プラテン28の部分で画像の読み取りが行われ
て、排出トレイ3に向けて排出される。前記原稿トレイ
2から原稿を給紙し、原稿搬送路内で搬送する給紙装置
5は、アーム6aにより上下動可能なピックアップロー
ラ6と、原稿さばき装置7、搬送ローラ装置10を原稿
の移動方向に沿って順次配置しており、小プラテン28
に対応させる読取部では、大径ローラ20と2つのプレ
スローラ21、22を配置している。
【0010】前述したように構成した原稿搬送装置にお
いて、給紙装置5では、原稿トレイ2からピックアップ
ローラ6によりシートものの原稿を取り出して、原稿さ
ばき装置7によりさばき作用を付与し、1枚ずつ分離し
た原稿を下流部に向けて搬送する。前記原稿さばき装置
7は、原稿を搬送する方向に駆動されるフィードローラ
8と、戻し方向に駆動されるリタードローラ9とを対向
させて設け、原稿が2枚以上重なった状態で原稿さばき
装置に入り込んだ時に、上の1枚のみを下流部に向けて
送るようにする。前記原稿さばき装置7の下流部には、
搬送ローラ装置10が配置され、走査部ローラ装置とし
て配置される大径ローラ20により搬送部に向けて給紙
する。なお、前記ADF1の上部には装置フレーム全体
を覆うカバー4を設けており、上部フレームを開くこと
により原稿搬送路を開放可能にすることは、従来の装置
の場合と同様に構成される。前記横向きの略U字状の原
稿搬送路11は、原稿の両面を案内する外側ガイド板1
2と、内側ガイド板12aとを所定の間隔で配置し、搬
送ローラ装置10と大径ローラ20との間に湾曲部を設
けて、前記湾曲部に対して調整部13を設けており、原
稿が原稿搬送路11の湾曲部を通る際に、原稿の斜行を
前記調整部13により修正する手段として作用させる。
【0011】前記小プラテン28に対向させる位置に設
け、走査部ローラ装置として用いる大径ローラ20は、
原稿を一定の速度で搬送しながら、小プラテン28の下
部に位置させた走査装置により読み取りさせるようにし
ている。前記走査部では、一定の速度で駆動される前記
大径ローラ20により、原稿を一定の速度で搬送しなが
ら読み取りを行うようにする。前記走査部では、小プラ
テン28の上下流方向の両側部分にプレスローラ21、
22を配置しており、原稿を2つのプレスローラ21、
22により大径ローラ20に押圧させた状態で走査部を
通過させ、画像の読み取り情報に原稿の移動のノイズが
生じないようにする。そして、前記走査部を通過した原
稿は、排出路24を通って排出ローラ装置25により、
プラテンカバーの上に設けた排出トレイ3に排出され
る。
【0012】前述したように構成したADF1は、図2
に示すような画像読取装置に組み合わせて構成すること
ができる。図2に示す画像読取装置30は、ブックもの
の原稿の読み取りを行うFBS機能と、ADF機能とを
組み合わせて構成しているもので、FBS機能に対応さ
せたプラテンガラス27と、ADF機能に対応させた小
プラテン28とを、画像読取装置30の本体フレームの
上部に配置しており、前記画像読取装置機能としては、
フレームの内部に移動可能な走査装置31を設けてい
る。前記走査装置31は、従来の一般的な画像読取装置
の場合と同様に、プラテンガラス27の下面に沿って移
動させて画像の読み取りを行うために、2つのキャリッ
ジ32、34を設けており、前記キャリッジを装置の一
端部に配置した駆動プーリ37、37aを用いて、ワイ
ヤ38、38a等の駆動伝達手段を用いて一定の速度で
駆動する。
【0013】前記走査装置31において、プラテンガラ
ス27の全面に沿って定速で移動するフルレートキャリ
ッジ32には、ランプ33と1つのミラーm1とを設け
ており、前記キャリッジ32の半分の速度で同じ方向に
移動されるハーフレートキャリッジ34には、2つのミ
ラーm2、m3を設けている。そして、前記ランプ33
により原稿の画像面を照射して、その反射光を3つのミ
ラーm1〜m3により反射して、レンズ35によりCC
D36に集光し、光信号を電気信号に変換した画像情報
を、画像読取装置の画像信号処理手段にその信号の伝達
を行う。前記画像読取装置に伝達される前記画像信号
は、複写機の記録部において、感光体に対する画像書込
み信号として用いることの他に、ファクシミリ機能を設
けた画像形成装置の場合には、電話回線を通して他のフ
ァクシミリ装置に向けて送信することも可能である。
【0014】また、前記ADF1により原稿の画像の読
み取りを行う場合には、走査装置31の2つのキャリッ
ジ32、34を図の左側に移動させて位置決めし、AD
F1の原稿搬送路11を通る原稿の画像を、小プラテン
28の部分で読み取り、その画像情報はFBSの場合と
同様にCCD36から出力される。なお、前記ADF機
能を用いる場合には、原稿トレイ2に原稿をセットし
て、画像読取装置の動作開始ボタンを押すことで、走査
装置をADFに対応させて作動させ得ることは、従来の
装置の場合と同様に行うことができる。さらに、この実
施例では、画像読取装置30の上部に設けるプラテンカ
バー29の上面は、排出トレイとして構成されていて、
ADF機能を用いて読み取った原稿の取扱いを容易に行
い得るようにしている。
【0015】前述したように構成してなるADF1の給
紙装置5において、原稿トレイ2からピックアップロー
ラ6により取出され、原稿さばき装置7によりさばき作
用が行われる原稿は、前記各ローラ装置により搬送され
る際に、または原稿搬送路のガイド板に摺動しながら搬
送される際に、斜行が生じることがある。そこで、前記
原稿に斜行が生じた場合に、その斜行を解消して走査部
に向けて搬送出来るようにするために、前記原稿搬送路
11の湾曲部に対応させて、調整部13を配置してい
る。前記調整部13に設けるリブ部材15……は、上ガ
イド板12に設けたスリットを介して、原稿搬送方向と
直交方向(主走査方向)に複数配置されており、前記ス
リットから原稿搬送路11内に出没させるように設け
る。そして、前記リブ部材15……の各々を、上ガイド
板から原稿搬送路に向けて突出させる量を調整すること
により、原稿搬送路11内を通過する原稿が、前記リブ
部材を加えた上ガイド板12に摺動する長さを、その原
稿の巾方向の両側で異なるように設定し、原稿搬送路1
1内で搬送中に原稿の斜行を解消出来るようにする。
【0016】図3、4に示す例においては、リブ部材1
5……を上ガイド板12に対して所定の間隔で個別に支
持させて設け、前記リブ部材15……を上ガイド板12
に設けるスリット(図示を省略)から、原稿搬送路11
に向けて突出させるように設ける。前記リブ部材15に
は、原稿搬送方向の上流側端部に上下方向にネジ孔を設
けたフランジ部材16aを設け、所定の位置に軸部材1
6を設けている。前記軸部材16とフランジ部材16a
とを設けたリブ部材15を支持するために、上ガイド板
12には軸支部14とネジ調整部14aとを設け、リブ
部材15の軸部材16を軸支部14に支持させ、端部の
フランジ部材16aをネジ調整部14aに位置させ、ネ
ジ14bによりリブ部材15の内側案内面が、原稿搬送
路内に突出する量(リブ部材の上ガイド板内面から突出
する高さ)を調整する。
【0017】前記リブ部材15……を原稿搬送路11の
巾方向に対して、所定の間隔をおいて複数配置する場合
に、原稿に生じている斜行の状態に応じて、各リブ部材
15……の突出量を調整することで、原稿の斜行を修正
することが可能になる。例えば、原稿に斜行が生じてい
ることが目視により検知されると、その原稿の遅れ側に
対しては、調整部13に対して原稿のガイド部材に対す
る摺動距離(リブ部材による案内距離)を短くし、原稿
の進み側では摺動距離を長くするような処理を行う。前
記原稿をガイドする距離の調節のために、ネジ14bを
上下動させてリブ部材15を軸支部14を介して揺動さ
せ、リブ部材15の内面の円弧状のガイド面を上ガイド
板12の内面に対して出没させるようにする。
【0018】つまり、前記原稿のガイドに対する摺動距
離の調節に際して、原稿搬送路11に突出させるリブ部
材15を外側に移動させて、上ガイド板12に近付ける
ことにより、原稿を摺動させる外側のガイド面が長くな
る。これに対して、リブ部材15を原稿搬送路内に向け
て大きく突出させると、原稿が摺動するガイド面が短く
設定されることになる。したがって、原稿搬送路の巾方
向に複数配置したリブ部材15……に対して、原稿搬送
路の一方の側ではネジを締め付けてリブ部材15の突出
量を短くし、他方の側ではネジ14bを緩めてリブ部材
15の突出量を長くする調整を行うことで、原稿搬送路
の上流部または湾曲部11aで発生する原稿の斜行を容
易に調節することが可能になる。
【0019】図5、6に示す例は、原稿搬送路の調整部
に設けるリブ部材15……を、1つのリブ押え部材18
を用いて調整出来るように構成する場合を示している。
前記複数のリブ部材15……を1つのユニットとして構
成する場合に、1つの支軸17を介して複数のリブ部材
15……を串刺し状に支持して、前記支軸17を上ガイ
ド板12または装置フレームに軸支させている。また、
前記複数のリブ部材15……の背後にリブ押え部材18
を配置し、前記リブ押え部材18の長さ方向の中央部
(原稿搬送路の巾方向の中央部)を支点18aとして、
装置フレームに支持させて設け、前記支点18aを中心
にして揺動させ得るように設ける。
【0020】前記リブ部材15の突出量の調整のため
に、図6に示すように、リブ押え部材18を支軸17側
に移動させること、または支軸17から離れる方向に移
動させるようにすることで、支軸17を中心にして、各
リブ部材15の原稿搬送路に突出する量が変化すること
になる。そして、前記リブ押え部材18を揺動させて、
各リブ部材15……の突出量を調整してから、その両端
部に設けた端部固定部19の長孔19aに図示を省略す
るネジを装着して固定することで、調整部13における
原稿の摺動距離を、原稿搬送路の両側で異なる値に設定
する。
【0021】前記図5に示すリブ部材15の出没の例に
おいて、リブ押え部材18を移動させた時の原稿搬送路
のガイド面の状態を、図7の(a)〜(c)にしたがっ
て説明する。なお、前記図5、6に示すリブ部材15の
例においては、原稿がリブ部材15の重量に対抗して、
ガイド面を押し上げる状態で摺動する場合も想定される
が、その場合には、リブ部材15が非常に軽いものとし
て構成される必要がある。これに対して、前記リブ部材
15を上方、つまり、支軸17に対して時計方向に揺動
させるバネ17aを設ける場合には、搬送される原稿に
余分な斜行を生じるような力が作用せずに、原稿に対す
るリブ部材15……により案内作用を良好に行い得るこ
とになる。
【0022】前記図7(a)に示すように、リブ部材1
5を上ガイド板12の内面から少しだけ突出させた状態
では、原稿のガイド面の長さが大きくされるもので、同
図(c)では、リブ部材15を大きく突出させているの
で、原稿が摺動するガイド面が短く設定される。また、
同図(b)の例では、中程度の摺動長さに設定されるの
で、原稿搬送路内を搬送されて走査部で読み取りが行わ
れる原稿の斜行の状態に応じて、原稿搬送路11の巾方
向の左右で、原稿のガイド面の長さを調整して、原稿に
生じた斜行を解消させるようにする。なお、前記リブ押
え部材18を用いて、複数のリブ部材15……を一括し
て調整する場合には、前記リブ押え部材18を支点18
aを中心にして揺動させれば、斜行の調整は簡単に行い
得るものとなるが、前記図3、4に示すようなリブ部材
を用いた場合には、各リブ部材に対してネジの締め付け
調整を行う必要がある。前記図4に示すような調節手段
を用いる場合には、例えば、リブ部材の数が少ない場合
等には、比較的簡単な構成で対処出来るものとなる。
【0023】前記リブ部材15……を原稿搬送路11の
湾曲部11aに配置する例において、リブ部材を構成す
る材料は、プラスチックや金属等の板状のものを用いる
ことが可能であり、そのリブ部材15のガイド面の曲率
等は、湾曲部11aの曲率に対応させて形成すれば良
い。また、前記複数のリブ部材を用いることに代えて、
図8(a)の背面図と同図(b)の側面図に示すよう
に、複数のガイド部材を一括した状態に構成して、1枚
の湾曲板として構成した補助ガイド板40を用い、調整
部13aを形成することも可能である。前記補助ガイド
板40は、巾方向の中央部に支持部41を設けて装置フ
レームの所定の位置に保持させ、前記支持部41を中心
にして矢印方向に揺動可能に設けている。
【0024】前記図8に示す例では、前記補助ガイド板
40を、原稿搬送方向上流側に設けた支持部41を中心
に揺動させることにより、補助ガイド板40の一方の端
部が下ガイド板12aに近接し、他方の端部が下ガイド
板から離間されるように揺動させる。そして、前記湾曲
路11aを通過する原稿が、その移動方向左右で、ガイ
ド面に摺動する距離(長さ)を異ならせるようにして、
斜行を解消するように調節する。また、前記支持部を原
稿搬送方向に平行な軸で支持するものとして構成する場
合には、前記補助ガイド板40の揺動の作用を容易に調
節出来ることにもなる。さらに、前記1枚の湾曲板部材
として補助ガイド板40を構成する場合にも、その揺動
位置の調整を行った後で、補助ガイド板40の支持部ま
たは、本体の一部を固定手段で保持させるようにすれ
ば、搬送される原稿の斜行を解消した状態を維持させる
ことが可能となる。そして、前記調整部により原稿の斜
行を調整を、画像形成装置の出荷時に行っておけば、ユ
ーザーには調整が終了した製品を届けることができ、A
DFを使用している途中で原稿に斜行が発生した場合に
も、前記調整部での斜行調整を行うことで、その斜行の
解消を容易に行うことが可能になる。
【0025】
【発明の効果】本発明の装置は、前述したように構成し
ているものであるから、原稿搬送路の湾曲部に設けた調
整手段により、原稿のガイド面の長さを適宜調整するこ
とで、原稿の斜行を容易に解消することができ、読み取
った原稿の画像品質を良好に維持できる。また、前記斜
行解消のために、原稿搬送路のガイド板に対してリブ部
材を追加して設け、前記リブ部材の突出量の調節を行う
ことにより、容易に対応が可能である。そして、前記原
稿搬送路で、原稿が摺動するガイド面の長さをリブ部材
により変更して、斜行が生じない状態で読取り部に向け
て原稿を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ADFの構成を示す説明図である。
【図2】 画像読取装置の構成の説明図である。
【図3】 リブ部材の説明図である。
【図4】 リブ部材を上ガイド板に取り付けた状態の説
明図である。
【図5】 複数のリブ部材を一括して設ける例の説明図
である。
【図6】 図5に示す1つのリブ部材の例である。
【図7】 (a)〜(c)は、リブ部材の突出量の状態
の説明図である。
【図8】 補助ガイド板を用いる例の説明図で、(a)
は背面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 ADF、 2 原稿トレイ、 3 排出トレ
イ、5 給紙装置、 6 ピックアップローラ、
7 原稿さばき装置、8 フィードローラ、 9
リタードローラ、10 搬送ローラ装置、 11
原稿搬送路、 12 上ガイド板、12a 下ガ
イド板、 13 調整部、 14 軸支部、15
リブ部材、 16・17 支軸、 18 リブ押
え部材、19 端部固定部、 27 プラテンガラ
ス、 28 小プラテン、29 プラテンカバー、
30 画像読取装置、 31 走査装置、32
フルレートキャリッジ、 33 ランプ、34
ハーフレートキャリッジ、 35 レンズ、36
CCD、 37 プーリ、 38 ワイヤ、40
補助ガイド板、 41 軸支部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H076 AA04 AA07 BA17 BA24 BA41 BA47 3F101 FA00 FB01 FC05 FD01 FD02 FE02 FE06 LA02 LA05 LB02 3F102 AA03 AB01 BA11 BB02 DA14 5C062 AA02 AA05 AB17 AB32 AD06 BA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取位置へシート原稿を送り原稿の読取
    を行う給紙装置において、 前記読取位置より上流側の原稿搬送路の湾曲部に、原稿
    をガイドする面の長さを調整する調整手段を設けたこと
    を特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、原稿搬送路の湾曲部に
    原稿が摺動する上ガイド板の内面に突出量を調整可能に
    配置したリブ部材であることを特徴とする請求項1に記
    載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記調整手段として、原稿搬送路の湾曲
    部の原稿が摺動するガイド板面に出没自在に配置される
    複数のリブ部材と、 前記複数のリブ部材の背面に位置し、原稿搬送路の中央
    部を支点として揺動可能に設けられる押圧手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
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