JP2003212304A - バーコードを使用した廃棄物処理情報システム - Google Patents

バーコードを使用した廃棄物処理情報システム

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JP2003212304A
JP2003212304A JP2002009215A JP2002009215A JP2003212304A JP 2003212304 A JP2003212304 A JP 2003212304A JP 2002009215 A JP2002009215 A JP 2002009215A JP 2002009215 A JP2002009215 A JP 2002009215A JP 2003212304 A JP2003212304 A JP 2003212304A
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Mitsuaki Ogawa
光昭 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間処理業者および最終処分業者の最終処分
終了の報告・通知業務を合理化できる廃棄物処理情報シ
ステムの提供。 【解決手段】 中間処理前マニフェスト伝票と中間処理
後マニフェスト伝票とをバーコード・リーダーを使用し
て紐付け(関連付け)を行う廃棄物処理情報システム。
最終処分時に中間処理後マニフェスト伝票(又は、その
伝票に対応した廃棄物の封入容器等)のバーコードを読
み取ることにより、上記紐付けを行った中間処理前マニ
フェスト伝票情報に、最終処分終了の報告をシステムで
通知する。中間処理前マニフェスト伝票に対応する廃棄
物が、複数の中間処理後マニフェスト伝票に分かれた場
合において、紐付けられた複数の中間処理後マニフェス
ト伝票のうち、最後に最終処分終了した中間処理後マニ
フェスト伝票(又は、その伝票に対応した廃棄物の封入
容器等)のバーコードを読み取った時に、最終処分終了
報告をシステムで通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の属する技術分野】本発明は特別管理産業廃棄物
の回収から運搬、処理までの過程を追跡、記録する通信
衛星を使用した廃棄物処理情報システムに関し、詳細に
は、廃棄物を封入した容器または積載した運搬車にバー
コードを付して特別管理産業廃棄物の収集から廃棄処理
までを容器または運搬車ごとに個別管理するようにした
収集廃棄処理情報システム(SCMSシステム)に関す
る。
【0002】本発明においてSCMSシステム(SCM
SはSatellite Communication Systemの略)とは図1に
概略を示すように、特別管理産業廃棄物処理の流れを、
衛星通信を使い情報の収集を行うことにより、排出事業
者・収集運搬業者・中間処理事業者間の廃棄物処理の管
理を可能とし、収集した情報から必要な情報を速やかに
作成し提供することを目的とするシステムをいう。本発
明の説明では、特別管理産業廃棄物を封入した容器また
は積載した運搬車に付したバーコード、又はマニフェス
ト伝票に印刷されたバーコードを例に挙げて説明する
が、本発明は他のあらゆる廃棄物明細伝票類にも適用で
きることは言うまでもない。又、本発明は、PCBを使
用した部品、煤塵、感染性一般廃棄物等の特別管理一般
廃棄物、及び、廃油、廃酸、廃アルカリ、感染性産業廃
棄物、特定有害産業廃棄物等の特別管理産業廃棄物の、
特別管理廃棄物を対象とするが、以下、本発明を説明す
るに際しては、特別管理廃棄物として主として医療機関
から排出される感染性廃棄物を例に挙げて説明するが、
本発明は上記の特別管理廃棄物に対して全く同様に適用
できることは言うまでもない。
【0003】
【従来の技術】本発明者らはすでに、グローバルポジシ
ョニングシステム(以下、GPSと称す)を利用した収
集廃棄処理情報システム(以後、Satellite Communicat
ion Management Systemを略し「SCMS」と略称す
る。)、及び、SCMSを発展させた一般廃棄物の指定
外焼却処理施設(地域外公共焼却場)搬入防止および監
視システムのSCMSII、さらに、SCMS、SCMS
IIにおける通信方式を改良したSCMSIIIを開発し提
供している。
【0004】ところで、SCMSとは、廃棄物処理の流
れを、衛星通信を使い情報の収集を行うことにより、排
出事業者・収集運搬業者・中間処理業者間の廃棄物処理
の管理を可能とし、収集した情報から必要な情報を速や
かに作成し提供することを目的とするシステムをいい、
廃棄物処理の流れを衛星通信を使い情報の収集を行うこ
とにより、排出事業者、収集運搬業者、中間処理業者間
の廃棄物処理の管理を可能とし、収集した情報から必要
な方法を速やかに作成し提供する廃棄物運搬車輌の作業
・運行管理システムである。
【0005】すなわち、バーコードラベルおよび通信衛
星の端末に入力された該バーコードを含む関係情報に基
づき必要事項が記入される積荷明細伝票を組み合わせて
用いることを特徴とする通信衛星を使用した廃棄物運搬
車輌の作業・運行管理システムであり、簡潔には、バー
コードラベルおよび通信衛星の端末に入力された該バー
コードを含む関係情報に基づき必要事項が記入される積
荷明細伝票を組み合わせることを特徴とする通信衛星を
使用した特別管理廃棄物運搬車輌の作業・運行管理シス
テムである。
【0006】上記システムは、廃棄物処理の流れを衛星
通信を使い情報の収集を行うことにより、排出事業者、
収集運搬業者、中間処理業者間の廃棄物処理の管理を可
能とし、収集した情報から必要な情報を速やかに作成し
提供する廃棄物処理情報システムであって、バーコード
ラベルおよび通信衛星の端末に入力された該バーコード
を含む関係情報に基づき必要事項が記入される積荷明細
伝票を組み合わせて用いることを特徴とする通信衛星を
使用した廃棄物処理情報システムである。簡潔には、バ
ーコードラベルおよび通信衛星の端末に入力された該バ
ーコードを含む関係情報に基づき必要事項が記入される
積荷明細伝票を組み合わせることを特徴とする通信衛星
を使用した特別管理廃棄物処理情報システムである。
【0007】上記システムは、特別管理廃棄物(爆発
性、毒性、感染性など人の健康、生活環境に被害を生じ
るおそれがある一般廃棄物または産業廃棄物のみなら
ず、大量に発生しその投棄が環境汚染に多大の影響のあ
る一般廃棄物または産業廃棄物を含めた意味で用いてい
る。)の収集・管理のために開発したものであるが、本
発明においては、情報の収集をバーコードの読み取りに
変えて、廃棄物の収集運搬車両の動態についての情報に
より行うものである。もちろん両者の情報収集を併用あ
るいは一方を補助的に併用することも可能である。
【0008】また、SCMSIIは、上記SCMSをさら
に発展させたものであり、情報の収集を上記SCMSの
バーコードの読み取りに変えて、廃棄物の収集廃棄物運
搬車輌の動態についての情報により行うものである。要
するに許可を得た収集廃棄物運搬車輌に当システムの衛
星通信用の車載端末を導入して今まで通りに業務を行う
ことにより実施が可能である。
【0009】すなわち、廃棄物の収集廃棄物運搬車輌の
動態についての情報は、例えば、廃棄物を積み込む時に
積み込み装置を起動するが、この起動をセンサーで関知
して通信衛星を介してSCMS管理センターにこの情報
を送信できるような機能、焼却処理施設に搬入時に廃棄
物を排出するためにダンプする作業又は排出板動作をセ
ンサーで関知し、この情報を通信衛星を介してSCMS
管理センターへ送信できるような機能を、従来型の廃棄
物の収集廃棄物運搬車輌に付加して収集することができ
る。
【0010】SCMS及びSCMSIIの管理は、衛星シ
ステムとSCMS管理センターで自動的に行うものであ
り、収集車両が何時どこで収集したか、それを何時どこ
に下ろしたのかを衛星通信システムを使用してデータを
取得してコンピューターでこれらのデータを予めセット
した管理情報や条件に合致しているのかを自動的にマッ
チング作業を行い「産業廃棄物の投棄場所」や「廃棄物
の越境問題」や「産業廃棄物の混入」を監視することで
不法投棄を防止しようとするものである。
【0011】ところで、上記SCMS及びSCMSIIで
は廃棄物運搬車輌と産業廃棄物の最終処分場搬入管理シ
ステムとSCMS管理センターとの間の情報交換は衛星
通信システムで行っていたが、衛星通信は交信料が高額
であり利用者の経済的負担が大きい欠点があった。他
方、近時、衛星通信に比較して通信単価の低廉なDopa
通信(NTT−Docomoの提供するパケット通信)が提
供されたが、廃棄物運搬車輌が交信不可能地域に位置す
ると、SCMS管理センターと交信ができないことがあ
るそこで、本発明者らは、廃棄物運搬車輌とSCMS管
理センターとの交信にDopa通信と衛星通信とを併用
し、廃棄物運搬車輌とSCMS管理センターとの交信
を、Dopa通信の通信不能地域では衛星通信で行い、Do
pa通信の通信可能地域ではDopa通信で行うシステム
(SCMSIII)を提供した。
【0012】そして、上記 の廃棄物処理情報システム
は、マニフェスト伝票単位に特別管理産業廃棄物処理の
管理を実施し、排出事業者・収集運搬業者・中間処理事
業者間(又は、中間処理事業者・収集運搬業者・最終処
分業者間)での不法投棄等の問題を解決している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来システム
においては、排出事業者が最終処分までの確認を行うた
めには、最終処分業者が中間処理後の廃棄物を最終処分
したことを中間処理業者に報告(中間処理後マニフェス
ト伝票の最終処分終了報告)して、その最終処分終了報
告を受けた中間処理業者が、中間処理前マニフェスト伝
票に記載、又は、廃棄物処理情報システムに送信しなけ
れば、最終処分終了報告を排出事業者に通知できないと
いう問題があった。そこで、この発明の課題は、中間処
理業者および最終処分業者の最終処分終了の報告・通知
業務を合理化できる廃棄物処理情報システムを提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、中間処理施設において中間処理前マニフェストの伝
票番号をバーコード・リーダーで読み込む。次に、中間
処理後マニフェストの伝票番号をバーコード・リーダー
で読み込み、中間処理前と中間処理後のマニフェスト情
報の紐付け(関連付け)を行い、このマニフェストの紐
付け情報をマニフェスト管理システムに送信する。最終
処分施設における最終処分時に中間処理後マニフェスト
の伝票番号(又は、その伝票に対応した廃棄物の封入容
器)のバーコードを読み込み、最終処分情報を廃棄物処
理情報システムに送信する。廃棄物処理情報システム
は、中間処理施設から送信されたマニフェストの紐付け
情報と、最終処分施設から送信された最終処分情報か
ら、中間処理業者および最終処分業者の最終処分終了の
報告・通知業務を実施する。
【0015】すなわち、本発明は、中間処理前マニフェ
スト伝票と中間処理後マニフェスト伝票とをバーコード
・リーダーを使用して紐付け(関連付け)を行うことを
特徴とする廃棄物処理情報システムを要旨としている。
【0016】最終処分時に中間処理後マニフェスト伝票
(又は、その伝票に対応した廃棄物の封入容器等)のバ
ーコードを読み取ることにより、上記の紐付けを行った
中間処理前マニフェスト伝票情報に、最終処分終了の報
告をシステムで通知することを特徴としており、その場
合、本発明は、中間処理前マニフェスト伝票と中間処理
後マニフェスト伝票とをバーコード・リーダーを使用し
て紐付け(関連付け)を行い、最終処分時に中間処理後
マニフェスト伝票(又は、その伝票に対応した廃棄物の
封入容器等)のバーコードを読み取ることにより、上記
の紐付けを行った中間処理前マニフェスト伝票情報に、
最終処分終了の報告をシステムで通知することを特徴と
する廃棄物処理情報システムを要旨としている。
【0017】また、本発明は、中間処理前マニフェスト
伝票に対応する廃棄物が、複数の中間処理後マニフェス
ト伝票に分かれた場合において、紐付けられた複数の中
間処理後マニフェスト伝票のうち、最後に最終処分終了
した中間処理後マニフェスト伝票(又は、その伝票に対
応した廃棄物の封入容器等)のバーコードを読み取った
時に、最終処分終了報告をシステムで通知することを特
徴とする廃棄物処理情報システムを要旨としている。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の廃棄物処理情報システム
では、中間処理施設または収集運搬業者にバーコード・
リーダーと廃棄物処理情報システムへの送信機能を持つ
端末装置を設置し、中間処理前と中間処理後のマニフェ
スト伝票の紐付け情報の生成・送信をするとともに、廃
棄物処理情報システムのセンタにマニフェスト伝票の紐
付け情報の管理機能を設ける。また、最終処分施設また
は収集運搬業者にバーコード・リーダーと廃棄物処理情
報システムへの送信機能を持つ端末装置を設置し、最終
処分時に中間処理後マニフェストの伝票番号(又は、そ
の伝票に対応した廃棄物の封入容器)のバーコードを読
み込み、最終処分日等の最終処分情報を廃棄物処理情報
システムのセンタに送信する。廃棄物処理情報システム
のセンタでは、マニフェスト伝票の紐付け情報と最終処
分情報を管理・チェックし、最終処分業者からの最終処
分終了の報告を中間処理業者および排出事業者に対し通
知するシステム機能を設ける。
【0019】以下図面に示す実施例にもとづいて、本発
明の実施の形態を説明するが、細部の構成は実施例に限
定されるものではない。また、本発明の廃棄物運搬車両
の運行管理システムはSCMS及びSCMSを発展させ
たSCMSIIを応用するので、まず、それらの概略を説
明する。
【0020】《SCMS》SCMSにおける排出事業所
は、 1.管理する発生源別のコードを設定する(排出事業所
から注文を受け管理部所ごとにバーコードを作成し納品
する。) 2.発生源にバーコードを配布する。感染性廃棄物を対
象としていることが明確なようにそれを表示するマーク
をバーコードと並べて表示するラベ ルとする。 3.容器ごとにバーコードラベルを発生源で貼付。 4.容器に感染性廃棄物が満杯になった時点で保管庫に
院内移動を行い保管する。
【0021】SCMSにおける収集・運搬業者は、 1.定期収集 2.収集時にバーコードリーダーにて容器ごとに読み込
み。 3.容器ごとに重量の計量 4.通信衛星の端末に2、3の情報を入力(ハンディー
ターミナル) 5.マニフェスト伝票の受取 6.出発時から入庫時の間の走行情報を自動で通信衛星
を通じて記録。位置情報、走行経路の記録、運転日報の
自動作成等のオムニトラックスの運行管理システムを運
用できる。 7.管理センターから収集・運搬と搬入の不適合の連絡
があった場合は排出事業所又は自社で確認し原因を解明
する。
【0022】SCMSにおける中間処理業者は、 1.収集・運搬業者の搬入時に搬入された感染性廃棄物
を固体別にバーコードリーダーにて読み込み。 2.工場内に中間処理を行うまで一時保管する。 3.保管された感染性廃棄物を中間処理を行う時点で再
度バーコードを読み取り処理日時の情報をシステムに送
信する。 4.管理センターから不適合の連絡があった場合は、収
集・運搬業者又は自社で確認し、データの修正を行う。 5.車両運行管理データを関係者に提供する。
【0023】管理センター〔衛星システム導入会社、図
中、SCMS管理センター、(株)ニスコム等で表示〕
の、収集・運搬業者および中間処理業者の上記業務に伴
い、 1.収集・運搬業者が収集した時点のデータを通信衛星
から受信する。 2.中間処理業者から搬入、中間処理済みのデータを取
り込む。 3.収集、搬入、処理のデータのチェックを行い、不適
合があれば、プリントアウトし、関係業者に連絡の上確
認を行うよう指示をする。 4.3の確認ができない場合は管轄の行政又は排出事業
所に連絡し、関係者によって原因を明確にする。
【0024】さらに、本発明の廃棄物処理情報管理シス
テムは、管理センターと最終処理業者との間にも、管理
センターと中間処理業者との間と同様に処理情報に関す
るデータの授受を行うべく構成されており、管理センタ
ーは、中間処理業者から送られてくる処理情報と最終処
理業者から送られてくる処理情報とを紐付けして、排出
事業所から排出された廃棄物の最終処分情報を解析して
排出事業所に報告を行う。
【0025】上記システムを構築するに必要とする設備
機器は、 1.車載設備(収集・運搬車両1台当たり) ・車載通信装置およびGPS測位システム ・ハンディーターミナルおよびバーコードリーダー 2.センター設備−管理会社用 ・FMS用サーバ ・運行管理汎用ソフトウエア(FMS) ・専用ターミナルPC(クライアント端末PC) ・FEP配信制御ルーチン ・インターフェイスおよび通信ソフト ・データ入力画面カスタマイズ ・産業廃棄物の最終処分場搬入管理システム変更地上系
通信設備(横浜ネットワークセンターとの通信) 3.中間処理工場設備 ・通信装置およびGPS測位システム ・ハンディーターミナルおよびバーコードリーダー ・専用ターミナル(工場搬入時用、中間処理時用各1
台、合計2台)
【0026】携帯端末機能仕様SCMSの中の、廃棄物
の収集・管理を行う車載機器の内、携帯端末の機能仕様
について説明する。車載機器の構成を図「*」に示す。
携帯端末以外は常時車両に搭載されており、各機能は以
下のとおりである。 1.GPS即位システム:GPS衛星から信号を受信
し、車両の位置情報を衛星通信装置に送信する。 2.衛星通信アンテナ:通信衛星と送受信する。 3.衛星通信制御装置:通信衛星との双方向通信を制御
する。 4.車載表示端末:携帯端末からの情報と車両からの運
行情報を表示し、かつ衛星通信制御装置に送信する。ま
た、指令局(オフィス)からの送信情報を表示する。 5.携帯端末通信装置:携帯端末からの情報を車載表示
端末に送信する。 6.携帯端末(BHT、バーコードハンディターミナ
ル):廃棄物の各種情報(収集、搬入、処理等)を収集
し、携帯端末通信装置に転送する。携帯端末の機能概要
を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1の各機能について、SCMSについて
詳述する特開平10−95506号公報に記載のとおり
であり、また、車載表示端末(REGIO:レギオ)機
能仕様、メッセージ配信装置仕様、プロトコルについて
も、SCMSについて詳述する特開平10−95506
号公報に記載のとおりであり、省略する。
【0029】《SCMSII》SCMSIIは、上記「産業
廃棄物電子マニフェスト情報管理システム(SCM
S)」を活用する、SCMSIIについて説明する。情報
の収集をバーコードの読み取りに変えて、廃棄物の収集
運搬車両の動態についての情報により行うものである。
要するに許可を得た収集運搬車両に当システムの衛星通
信用の車載端末を導入して今まで通りに業務を行うこと
により実施が可能である。すなわち、廃棄物の収集運搬
車両の動態についての情報は、例えば、廃棄物を積み込
む時に積み込み装置を起動するが、この起動をセンサー
で感知して通信衛星を介してSCMSのシステム・ネッ
トワークセンターにこの情報を送信できるような機能、
焼却処理施設に搬入時に廃棄物を排出するためにダンプ
する作業をセンサーで感知し、この情報を通信衛星を介
してシステム・ネットワークセンターへ送信できるよう
な機能を、従来型の廃棄物の収集運搬車両に付加して収
集することができる。
【0030】管理は、通信衛星システムとネットワーク
センター〔スコム管理センター(例えば、株式会社ニス
コム)〕で自動的に行うものである。収集車両が何時ど
こで収集したか、それを何時どこに下ろしたのかを衛星
通信システム(SCMSII)を使用してデータを取得し
てコンピューターでこれらのデータを予めセットした管
理情報や条件に合致しているのかを自動的にマッチング
作業を行い「ごみの越境問題」や「産業廃棄物の混入」
を監視することで不法投棄を防止しようとするものであ
る。
【0031】
【実施例】本願発明の詳細を実施例で説明する。本願発
明はこれら実施例によって何ら限定されるものではな
い。
【0032】実施例1 第1図において、排出事業者は排出事業所において産業
廃棄物の種類ごと、行先(処分施設)ごとにマニフェス
トを交付する。又、SCMSシステムが排出事業者に対
し配布する産業廃棄物の種類を明確にするバーコードラ
ベル(以降ハザードマークという)を各部署毎の廃棄物
の封入容器又は運搬車に貼付する。収集運搬業者は、特
別管理産業廃棄物を排出事業所で収集する時に、マニフ
ェストの伝票番号のバーコードと、廃棄物の封入容器毎
のハザードマークをバーコード・リーダーで読み取ると
ともに、荷姿、数量等の情報を入力し、SCMSシステ
ムに送信する。収集運搬業者は、中間処理工場への持ち
込み時にマニフェスト伝票とハザードマークの読み取り
を行うことにより、廃棄物の適正処理(運搬)の情報を
SCMSシステムに送信する。
【0033】中間処理業者は中間処理前の処分受託者と
中間処理後の処分委託者(排出事業者)の立場があり、
両方の立場でのマニフェスト運用業務を行う。中間処理
工場では、搬入された廃棄物の中間処理時にハザードマ
ークの読み取りと中間処理終了日時を入力し、中間処理
の適正処理情報をSCMSシステムに送信する。又、中
間処理後の廃棄物に対し処分委託者(排出事業者)の立
場で、新しいマニフェストを交付するとともに、廃棄物
の封入容器毎にハザードマークを貼付する。ここで、中
間処理業者は、排出事業者が最終処分までの廃棄物の処
理終了を確認する仕組みとして、中間処理前マニフェス
トと中間処理後マニフェストの伝票番号をバーコード・
リーダーで読み取り、SCMSシステムに送信する。S
CMSシステムのセンタでは、このマニフェスト伝票の
紐付け(関連付け)情報を登録・管理する。
【0034】中間処理工場からの廃棄物搬出時には、排
出事業所の収集時と同様にマニフェストの伝票番号のバ
ーコードと、廃棄物の封入容器毎のハザードマークをバ
ーコード・リーダーで読み取るとともに、荷姿、数量等
の情報を入力し、SCMSシステムに送信する。最終処
分工場では、最終処理時にマニフェストの伝票番号また
はハザードマークを読み取り、最終処分終了の通知をS
CMSシステムに送信する。最終処分終了の通知を受信
したSCMSシステムのセンタでは、この最終処分終了
情報と中間処理業者からのマニフェスト伝票の紐付け
(関連付け)情報とをチェックして、中間処理業者およ
び排出事業者への最終処分終了の報告・通知処理を実行
する。
【0035】実施例2 中間処理工場においては、中間処理前のマニフェストに
対応する廃棄物が、中間処理後に複数の行先(処分施
設)に搬出される場合には、それぞれの行先毎にマニフ
ェストが発行される。このように、中間処理前と中間処
理後のマニフェストが一対一に対応していない場合に
は、中間処理業者は、中間処理前マニフェストに対し、
複数の中間処理後マニフェストの伝票番号をバーコード
・リーダーで順次読み取り、マニフェスト伝票の紐付け
(関連付け)をしてSCMSシステムに送信する。
【0036】また、複数の排出事業者から搬入された廃
棄物(複数の中間処理前マニフェスト)が、中間処理
後、同一の行先(処分施設)に搬出される時には、一つ
の中間処理後のマニフェストに廃棄物がまとめられる場
合にも、それぞれの中間処理前のマニフェストに中間処
理後のマニフェストの紐付け作業を実施し、SCMSシ
ステムのセンタでマニフェスト伝票の紐付け(関連付
け)情報を登録・管理する。中間処理後の廃棄物が、複
数の行先(処分施設)に搬出されて最終処分される場合
は、SCMSシステムのセンタは、各最終処分工場から
送信される最終処分情報から、マニフェストの伝票番号
またはハザードマークとマニフェスト伝票の紐付け(関
連付け)情報をチェックして、全ての中間処理後のマニ
フェストが最終処分終了となった時、中間処理業者およ
び排出事業者への最終処分終了の報告・通知処理を実行
する。
【0037】
【発明の効果】中間処理時のマニフェストの紐付け情報
と最終処分時のマニフェストの伝票番号またはハザード
マークをバーコード・リーダーで読み込み、SCMSシ
ステムのセンタに送信するだけで、最終処分業者の最終
処分終了報告、中間処理事業者の最終処分確認と最終処
分終了報告の通知、排出事業者の最終処分までの確認等
が、正確に把握・管理できるとともに各事業者の報告・
通知業務を簡素化が図れる。又、排出業者から最終処分
までをマニフェスト伝票のみならず廃棄物の封入容器毎
のハザードマークで情報を管理できるので、産業廃棄物
の排出から最終処分までの全区間において、廃棄物の収
集・運搬・処理の確認・監視ができ、不法投棄等の防止
にも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における衛星通信管理フロー図である。
【図2】収集運搬業者により収集作業の業務フロー図で
ある。
【図3】中間処理作業の業務フロー図である。
【図4】処理情報管理業務のフロー図である。
【図5】中間処理作業終了後の業務フロー図である。
【図6】最終処分場における業務フロー図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間処理前マニフェスト伝票と中間処理
    後マニフェスト伝票とをバーコード・リーダーを使用し
    て紐付け(関連付け)を行うことを特徴とする廃棄物処
    理情報システム。
  2. 【請求項2】 最終処分時に中間処理後マニフェスト伝
    票(又は、その伝票に対応した廃棄物の封入容器等)の
    バーコードを読み取ることにより、請求項1で紐付けを
    行った中間処理前マニフェスト伝票情報に、最終処分終
    了の報告をシステムで通知することを特徴とする廃棄物
    処理情報システム。
  3. 【請求項3】 中間処理前マニフェスト伝票に対応する
    廃棄物が、複数の中間処理後マニフェスト伝票に分かれ
    た場合において、紐付けられた複数の中間処理後マニフ
    ェスト伝票のうち、最後に最終処分終了した中間処理後
    マニフェスト伝票(又は、その伝票に対応した廃棄物の
    封入容器等)のバーコードを読み取った時に、最終処分
    終了報告をシステムで通知することを特徴とする廃棄物
    処理情報システム。
JP2002009215A 2002-01-17 2002-01-17 バーコードを使用した廃棄物処理情報システム Withdrawn JP2003212304A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006263976A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Takayanagi:Kk バーコード付マニフェストとこれを用いた産業廃棄物処理情報管理システム
KR100746990B1 (ko) 2003-10-08 2007-08-08 한국원자력연구원 휴대용 방사성 폐기물 조회 시스템 및 방법
JP2014043337A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Kajima Corp 処理廃棄物のマニフェスト管理方法および管理システム
CN110065746A (zh) * 2019-04-11 2019-07-30 水行物联网科技(上海)有限公司 一种基于物联网的航运垃圾分类系统

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