JP2004145737A - 廃棄物管理システムおよび廃棄物管理方法 - Google Patents

廃棄物管理システムおよび廃棄物管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】廃棄物の排出業者が自ら収集運搬業者および処分業者を選定したうえで、廃棄物の不法投棄および不適正処理を防止することが可能な廃棄物管理システムおよび廃棄物管理方法の提供。
【解決手段】収集運搬業者は、排出業者が排出する廃棄物6を受託した際、廃棄物6に付されたバーコード61をモバイル4によって読み取り、管理センタのサーバ1に送信し、サーバ1は、この送信されたバーコード61に基づいて排出業者が排出する廃棄物6に関する情報をDB2に登録するとともに、排出業者によって指定された処理業者に通知し、収集運搬業者が廃棄物6を処理業者へ搬入した際、処理業者は、廃棄物6に付されたバーコード61をPC5によって読み取り、管理センタのサーバ1に送信し、サーバ1は、この送信されたバーコード61に基づいて収集運搬業者が搬入した廃棄物6に関する情報をDB2に登録するとともに、排出業者に通知する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物の排出から最終処理までの管理を行うための廃棄物管理システムおよび廃棄物管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
公害や環境破壊を防止するため、廃棄物を適正に処理することが重要である。従来、廃棄物は、廃棄物の委託から最終処理までをトレース管理するための伝票、いわゆるマニフェスト伝票に従って適正に処理されたかどうか管理される。マニフェスト伝票は、排出業者名、廃棄物の種類やその量、収集運搬業者名、最終処理業者名などが記入されるようになっている。
【0003】
マニフェスト伝票は、通常、複写式の7枚綴りで構成され、排出業者が最初に発行し、この排出業者が一枚を保管して収集運搬業者に渡し、収集運搬業者から最終処理業者へと渡る中で両業者とも必要な伝票を切り離して保管するとともに、作業報告の一環として排出業者に所定の伝票を返却するようにしている。マニフェスト伝票は、廃棄物の不法投棄や不適正な処理が行われるのを未然に防ぐことをねらいとしたものである。
【0004】
しかしながら、マニフェスト伝票を用いて廃棄物の処理がなされたとしても、排出業者からすれば、排出された廃棄物の処理報告はあくまでも結果報告でしかなく、実際に報告通りの処理がなされたかどうかを確認することができない。したがって、実際には処理報告と異なる不法処理がなされていても、排出業者としてはそれを知る手立てがない。
【0005】
そこで、排出業者が、排出した廃棄物が確実に適正処理されたことを自ら確認できるようにするものとして、特許文献1に記載の廃棄物の管理システムが提案されている。
【0006】
特許文献1に記載の管理システムは、排出事業者と収集運搬事業者と処分事業者とをそれぞれ管理センタに登録するとともに、廃棄物の処分に必要な各事業者の情報を予め保存しておき、管理センタに排出事業者からの廃棄物処分の要請があると、保存されている各事業者の情報を参照して収集運搬事業者と処分事業者とを選定するとともに、必要に応じて電話通信網を介して各事業者と通信して通信結果を電子データ化し、作業管理情報としてインターネット上で開示するものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−83037号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に記載の管理システムでは、一旦排出事業者から管理センタに廃棄物処分の要請があった後は、管理センタによって処分事業者および収集運搬事業者が登録メンバー内から自動的に選定され、管理センタが中心となってこれらの選定した処分事業者および収集運搬事業者に指示を与えるものであるため、排出事業者は自らが処分事業者および収集運搬事業者を選定することができない。
【0009】
すなわち、特許文献1に記載の管理システムでは、廃棄物の不法投棄および不適正処理を防止するため、排出事業者は、管理センタによって選定された処分事業者および収集運搬事業者に廃棄物の処理をすべて託さなければならない。排出事業者は、処分事業者および収集運搬事業者を自由に選択できないのである。
【0010】
そこで、本発明においては、廃棄物の排出業者が自ら収集運搬業者および処分業者を選定したうえで、廃棄物の不法投棄および不適正処理を防止することが可能な廃棄物管理システムおよび廃棄物管理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の廃棄物管理システムは、排出業者から収集運搬業者および処理業者までの廃棄物の流れを管理する廃棄物管理システムであって、排出業者が排出する廃棄物に付する電子識別符号と、電子識別符号を読み取る手段を備えた端末と、電子識別符号、排出業者、収集運搬業者および処理業者を管理するデータベースと、前記端末と通信可能な管理センタのサーバとを有し、サーバは、前記端末によって読み取られ、送信された電子識別符号に基づいて、排出業者が排出する廃棄物に関する情報を、データベースに登録するとともに、排出業者によって指定された処理業者に通知する手段と、前記端末によって読み取られ、送信された電子識別符号に基づいて、収集運搬業者が搬入した廃棄物に関する情報を、データベースに登録するとともに、排出業者に通知する手段とを備えたものである。
【0012】
本発明の廃棄物管理方法は、排出業者から収集運搬業者および処理業者までの廃棄物の流れを管理する廃棄物管理方法であって、収集運搬業者が、排出業者が排出する廃棄物を受託した際、廃棄物に付された電子識別符号を端末によって読み取り、管理センタのサーバに送信するステップと、サーバが、廃棄物の受託の際に送信された電子識別符号に基づいて排出業者が排出する廃棄物に関する情報をデータベースに登録するとともに、排出業者によって指定された処理業者に通知するステップと、収集運搬業者が、廃棄物を処理業者へ搬入した際、廃棄物に付された電子識別符号を端末によって読み取り、管理センタのサーバに送信するステップと、サーバが、廃棄物の搬入の際に送信された電子識別符号に基づいて収集運搬業者が搬入した廃棄物に関する情報をデータベースに登録するとともに、排出業者に通知するステップとを含む。
【0013】
排出業者は、データベースに管理される電子識別符号を廃棄物に付し、指定した収集運搬業者に委託する。収集運搬業者は、この廃棄物に付された電子識別符号を端末によって読み取り、管理センタのサーバへ送信するとともに、廃棄物を排出業者によって指定された処理業者のところへ運搬する。管理センタのサーバは、端末から送信された電子識別符号に基づいて、排出業者が排出する廃棄物に関する情報をデータベースに登録するとともに、排出業者によって指定された処理業者に通知する。処理業者は、この管理センタのサーバから通知された情報に基づいて、収集運搬業者が搬入する廃棄物が適正なものであるかどうかを確認することができる。そして、処理業者は、この搬入された廃棄物に付された電子識別符号を端末によって読み取り、管理センタのサーバへ送信する。管理センタのサーバは、端末から送信された電子識別符号に基づいて、収集運搬業者が搬入した廃棄物に関する情報を、データベースに登録するとともに、排出業者に通知する。排出業者は、この通知された情報により廃棄物が適正に処理されたかどうかを確認することができる。
【0014】
ここで、排出業者が排出する廃棄物に関する情報および排出業者が指定する処理業者に関する情報は、予め電子識別符号と関連付けてデータベースに登録しておくことができる。このとき、管理センタのサーバは、収集運搬業者から送信された電子識別符号に基づいて、排出業者が排出する廃棄物に関する情報および排出業者が指定した排出業者に関する情報をデータベースから取得し、これらの取得した情報に基づいて、指定された処理業者に排出業者が排出する廃棄物に関する情報を通知することができる。
【0015】
あるいは、排出業者が排出する廃棄物に関する情報および排出業者が指定する処理業者に関する情報は、収集運搬業者が廃棄物を受託する際に、廃棄物に付された電子識別符号とともに端末から管理センタのサーバへ送信し、管理センタのサーバは、これらの送信された情報に基づいて、指定された処理業者に排出業者が排出する廃棄物に関する情報を通知することができる。
【0016】
また、本発明の廃棄物管理システムは、データベースに管理される排出業者、収集運搬業者および処理業者のそれぞれを識別するための電子識別符号を付した識別カードを有し、前記端末は、廃棄物に付された電子識別符号とともに廃棄物を排出した排出業者の識別カードに付された電子識別符号および収集運搬業者の識別カードに付された電子識別符号を読み取って管理センタのサーバへ送信するもの、および、前記端末は、廃棄物に付された電子識別符号とともに廃棄物を搬入した収集運搬業者の識別カードに付された電子識別符号および前記処理業者の識別カードに付された電子識別符号を読み取って管理センタのサーバへ送信するものであることが望ましい。
【0017】
これにより、排出業者は廃棄物を収集運搬業者に委託する際、データベースに管理される電子識別符号を廃棄物に付するとともに、その排出業者を識別するための電子識別符号が付された識別カードを提示する。収集運搬業者は、廃棄物に付された電子識別符号を端末によって読み取るとともに、排出業者の識別カードに付された電子識別符号および処理業者自身の識別カードに付された電子識別符号を読み取って、管理センタのサーバへ送信し、廃棄物を排出業者によって指定された処理業者のところへ搬送する。管理センタのサーバは、この収集運搬業者の端末から送信された廃棄物の電子識別符号、排出業者の識別カードの電子識別符号および処理業者の識別カードの電子識別符号に基づいて、排出業者が排出する廃棄物に関する情報をデータベースに登録するとともに、排出業者によって指定された処理業者に通知する。処理業者は、この管理センタのサーバから通知された情報に基づいて、収集運搬業者が搬入する廃棄物が適正なものであるかどうかを確認することができる。そして、処理業者は、この搬入された廃棄物に付された電子識別符号を端末によって読み取るとともに、この廃棄物を搬入した収集運搬業者の識別カードに付された電子識別符号および処理業者自身の識別カードに付された電子識別符号を読み取って、管理センタのサーバへ送信する。管理センタのサーバは、この処理業者の端末から送信された廃棄物の電子識別符号、収集運搬業者の識別カードの電子識別符号および処理業者の識別カードの電子識別符号に基づいて、収集運搬業者が搬入した廃棄物に関する情報を、データベースに登録するとともに、排出業者に通知する。このように、廃棄物が排出業者から収集運搬業者、処理業者まで流通する過程において、廃棄物に付された電子識別符号だけでなく、排出業者、収集運搬業者および処理業者のそれぞれの識別カードに付された電子識別符号に基づいてデータベースを管理することにより、正規にデータベースに登録された排出業者、収集運搬業者および処理業者によって適正に廃棄物が処理されたかどうかを確認することができる。
【0018】
さらに、管理センタのサーバは、データベースに登録した廃棄物に関する情報に基づいて排出業者に対する請求処理を行う手段と、データベースに登録した廃棄物に関する情報に基づいて収集運搬業者および処理業者に対する支払処理を行う手段とを備えたものであることが望ましい。
【0019】
これにより、廃棄物の処理に掛かる費用は、一旦、排出業者から管理センタへ支払われ、管理センタのサーバによってデータベースを参照することにより、収集運搬業者および処理業者によってそれぞれ適正な処理がなされたことが確認された後、管理センタから収集運搬業者および処理業者に対して支払われる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態における廃棄物管理システムの概略構成図である。
図1において、本発明の実施の形態における廃棄物管理システムは、管理センタのサーバ1およびデータベース(以下、「DB」と称す。)2と、排出業者の使用する端末としてのパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称す。)3と、収集運搬業者の使用する端末としてのモバイルコンピュータまたは携帯電話(以下、「モバイル」と称す。)4と、処理業者の使用する端末としてのPC5とを有する。サーバ1とPC3,5およびモバイル4とは、通信回線としてのインターネット(図示せず。)を介して通信可能である。
【0021】
なお、図1には、便宜上、排出業者、収集運搬業者および処理業者をそれぞれ一つずつしか示していないが、それぞれ複数の業者が存在するものとする。また、処理業者とは、中間処理業者、最終処理業者、再生業者や積み替え保管業者等を含むものとする。
【0022】
各排出業者、収集運搬業者および処理業者には、それぞれ、各業者を識別するための電子識別符号としてのバーコード31,41,51を付した識別カード30,40,50が発行されている。各識別カード30,40,50のそれぞれのバーコード31,41,51に関する情報は、DB2に登録されている。また、排出業者が排出する廃棄物6には、廃棄物を識別するための電子識別符号としてのバーコード61が付される。この廃棄物6には、従来と同様、マニフェスト伝票62が添付される。
【0023】
モバイル4およびPC5は、それぞれバーコード読み取り装置(以下、「バーコードリーダ」と称す。)42,52を備える。モバイル4およびPC5は、それぞれ管理センタのサーバ1と通信可能であり、各バーコードリーダ42,52によって読み取った情報をこのサーバ1へ送信する手段を備える。また、モバイル4は、廃棄物6に付するバーコード61を発行する手段を備える。
【0024】
DB2には、予め排出業者、収集運搬業者および処理業者に関する情報が、それぞれのバーコード31,41,51に関する情報と関連付けて登録されている。ここで、DB2に登録される排出業者に関する情報とは、排出業者の名称、住所、電話番号、担当者名、廃棄物名や、廃棄物の処理委託先名などである。収集運搬業者に関する情報とは、収集運搬業者の名称、住所、電話番号、担当者名などである。処理業者に関する情報とは、処理業者の名称、住所、電話番号、担当者名や、処理可能な廃棄物の種類および名称などである。
【0025】
上記構成の廃棄物管理システムの運用手順について、以下に説明する。
【0026】
排出業者、収集運搬業者、および、中間処理業者、最終処理業者、再生業者や積み替え保管業者等の処理業者は、予め管理センタに登録し、それぞれバーコード31,41,51が付された識別カード30,40,50を取得する。ここで、管理センタは、各業者の審査を行い、適正に廃棄物の処理を行えることを確認したうえで、DB2へ各業者の情報を登録する。
【0027】
収集運搬業者は、予め収集運搬車7にモバイル4、GPS(Global Positioning System)(図示せず。)、GPSのデータを管理センタのサーバ1へ送信するための機器(図示せず。)等を搭載する。
【0028】
排出業者は、廃棄物6を収集運搬業者7に委託する際、マニフェスト伝票62に必要事項を記載のうえ、このマニフェスト伝票62と、廃棄物6および識別カード30とを収集運搬業者7に渡す。
【0029】
収集運搬業者は、モバイル4によってこの廃棄物6に付するバーコード61を発行し、この発行したバーコード61を受託した廃棄物6に付して、モバイル4のバーコードリーダ42により読み取る。また、収集運搬業者は、モバイル4のバーコードリーダ42によって排出業者の識別カード30のバーコード31および収集運搬業者自身の識別カード40のバーコード41を読み取る。
【0030】
また、収集運搬業者は、この受託した廃棄物6の数量、荷姿や、排出業者によって指定された処理業者等に関する情報をモバイル4に入力する。あるいは、受託した廃棄物6の画像やマニフェスト伝票62の画像をカメラによってモバイル4に入力することもできる。このように、モバイル4に読み取りおよび入力した情報は、収集運搬業者による廃棄物6の受託時にモバイル4から管理センタのサーバ1へ送信する。
【0031】
管理センタのサーバ1は、この収集運搬業者のモバイル4から送信された情報に基づいて、排出業者が排出する廃棄物6に関する情報を、DB2に登録するとともに、排出業者によって指定された処理業者のPC5へ送信することにより、この処理業者へ通知する。一方、収集運搬業者は、収集運搬車7によって廃棄物6を指定された処理業者へと運搬する。このときの運搬経路は、収集運搬車7のGPSからサーバ1へ随時送信され、管理センタによって管理される。管理センタのサーバ1は、この収集運搬車7のGPSの情報および廃棄物6に関する情報を、インターネットを介して排出業者のPC3へ提供する。
【0032】
収集運搬業者が処理業者へ廃棄物6を搬入したとき、処理業者はPC5によって廃棄物6に付されたバーコード61をバーコードリーダ52により読み取り、管理センタのサーバ1へ送信する。このとき、処理業者は、PC5のバーコードリーダ52によって収集運搬業者の識別カード40のバーコード41および処理業者自身の識別カード50のバーコード51を読み取り、管理センタのサーバ1へ送信する。
【0033】
そして、処理業者は、先に管理センタのサーバ1から送信された廃棄物6に関する情報に基づいて、この搬入された廃棄物6の数量、荷姿や排出業者等を確認することができる。ここで、サーバ1から送信された廃棄物6に関する情報と異なる廃棄物が入荷されたり、予定日時までに入荷されなかったりした場合には、不法投棄や不適正処理が行われた可能性があるが、この管理センタのサーバ1から送信された廃棄物6に関する情報に基づいて確認することにより不法投棄や不適正処理を防止することができる。
【0034】
管理センタのサーバ1は、処理業者のPC5から送信された情報に基づいて、収集運搬業者が搬入した廃棄物6に関する情報を、DB2に登録するとともに、排出業者のPC3へ電子メール等を送信することにより廃棄物6が適正に処理された旨を通知する。
【0035】
また、管理センタのサーバ1は、収集運搬業者および処理業者のそれぞれの業務が完了した時点で、DB2に登録した廃棄物6に関する情報に基づいて排出業者に対する請求処理を行うとともに、DB2に登録した廃棄物6に関する情報に基づいて収集運搬業者および処理業者に対する支払処理を行う。
【0036】
これにより、廃棄物6の処理に掛かる費用は、一旦、排出業者から管理センタへ支払われ、管理センタのサーバ1によってDB2を参照することにより、収集運搬業者および処理業者によってそれぞれ適正な処理がなされたことが確認された後、管理センタから収集運搬業者および処理業者に対して支払われることになる。
【0037】
あるいは、廃棄物6の処理に掛かる費用は、排出業者が、管理センタのサーバ1からの電子メールによる通知に基づいて、収集運搬業者および処理業者によってそれぞれ適正な処理がなされたことを確認した後、この排出業者から収集運搬業者および処理業者のそれぞれに直接支払わせることも可能である。
【0038】
したがって、収集運搬業者および処理業者は適正に廃棄物6を処理し、その適正な処理結果を管理センタのサーバ1へ送信しなければ支払いを受けることができないため、さらに廃棄物6の不法投棄および不適正処理を防止することが可能となる。
【0039】
なお、本実施形態においては、収集運搬業者が処理業者へ廃棄物6を搬入した際、処理業者のPC5によって、廃棄物6に付されたバーコード61、収集運搬業者の識別カード40のバーコード41および処理業者の識別カード30のバーコード31の読み取りを行う構成について説明したが、これらのバーコード61,41,31の読み取りは、収集運搬業者のモバイル4で行う構成とすることもできる。
【0040】
あるいは、収集運搬業者の識別カード40を用いることなく、収集運搬業者の収集運搬車7のモバイル4、GPSやその他の手段により収集運搬業者を識別する形態とすることも可能である。また、処理業者についても、識別カード30を用いることなく、PC5やその他の手段により処理業者を識別する形態とすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明により、以下の効果を奏することができる。
【0042】
(1)排出業者が排出する廃棄物に付する電子識別符号と、電子識別符号を読み取る手段を備えた端末と、電子識別符号、排出業者、収集運搬業者および処理業者を管理するデータベースと、前記端末と通信可能な管理センタのサーバとを有し、サーバは、前記端末によって読み取られ、送信された電子識別符号に基づいて、排出業者が排出する廃棄物に関する情報を、データベースに登録するとともに、排出業者によって指定された処理業者の端末に通知する手段と、前記端末によって読み取られ、送信された電子識別符号に基づいて、収集運搬業者が搬入した廃棄物に関する情報を、データベースに登録するとともに、排出業者に通知する手段とを備えたことによって、廃棄物の排出業者は自ら、データベースに管理された者の中から収集運搬業者および処分業者を選定し、その選定した収集運搬業者および処分業者によって適正に廃棄物の処理がなされたかどうかを確認することができる。これにより、廃棄物の不法投棄および不適正処理を防止することが可能となる。
【0043】
(2)管理センタのサーバが、データベースに登録した廃棄物に関する情報に基づいて排出業者に対する請求処理を行う手段と、データベースに登録した廃棄物に関する情報に基づいて収集運搬業者および処理業者に対する支払処理を行う手段とを備えたことによって、廃棄物の処理に掛かる費用が、一旦、排出業者から管理センタへ支払われ、収集運搬業者および処理業者によってそれぞれ適正な処理がなされた後に、管理センタから収集運搬業者および処理業者に対して支払われる。これにより、収集運搬業者および処理業者は適正に廃棄物を処理し、その適正な処理結果を管理センタのサーバへ送信しなければ支払いを受けることができないため、さらに廃棄物の不法投棄および不適正処理を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における廃棄物管理システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1 サーバ
2 データベース(DB)
3,5 パーソナルコンピュータ(PC)
4 モバイルコンピュータまたは携帯電話(モバイル)
6 廃棄物
7 収集運搬車
30,40,50 識別カード
31,41,51,61 バーコード
42,52 バーコードリーダ
62 マニフェスト伝票

Claims (5)

  1. 排出業者から収集運搬業者および処理業者までの廃棄物の流れを管理する廃棄物管理システムであって、
    前記排出業者が排出する廃棄物に付する電子識別符号と、
    前記電子識別符号を読み取る手段を備えた端末と、
    前記電子識別符号、排出業者、収集運搬業者および処理業者を管理するデータベースと、
    前記端末と通信可能な管理センタのサーバとを有し、
    同サーバは、
    前記端末によって読み取られ、送信された電子識別符号に基づいて、前記排出業者が排出する廃棄物に関する情報を、前記データベースに登録するとともに、前記排出業者によって指定された処理業者に通知する手段と、
    前記端末によって読み取られ、送信された電子識別符号に基づいて、前記収集運搬業者が搬入した廃棄物に関する情報を、前記データベースに登録するとともに、前記排出業者に通知する手段とを備えたものである
    廃棄物管理システム。
  2. 前記データベースに管理される排出業者、収集運搬業者および処理業者のそれぞれを識別するための電子識別符号を付した識別カードを有し、
    前記端末は、前記廃棄物に付された電子識別符号とともに前記廃棄物を排出した排出業者の識別カードに付された電子識別符号および前記収集運搬業者の識別カードに付された電子識別符号を読み取って前記管理センタのサーバへ送信するもの、
    および、前記端末は、前記廃棄物に付された電子識別符号とともに前記廃棄物を搬入した収集運搬業者の識別カードに付された電子識別符号および前記処理業者の識別カードに付された電子識別符号を読み取って前記管理センタのサーバへ送信するものである
    請求項1記載の廃棄物管理システム。
  3. 前記サーバは、
    前記データベースに登録した廃棄物に関する情報に基づいて前記排出業者に対する請求処理を行う手段と、
    前記データベースに登録した廃棄物に関する情報に基づいて前記収集運搬業者および処理業者に対する支払処理を行う手段とを備えたものである
    請求項1または2に記載の廃棄物管理システム。
  4. 前記電子識別符号は、バーコード、二次元バーコードまたはICタグのいずれかである請求項1から3のいずれかに記載の廃棄物管理システム。
  5. 排出業者から収集運搬業者および処理業者までの廃棄物の流れを管理する廃棄物管理方法であって、
    前記収集運搬業者が、前記排出業者が排出する廃棄物を受託した際、前記廃棄物に付された電子識別符号を端末によって読み取り、管理センタのサーバに送信するステップと、
    前記サーバが、前記廃棄物の受託の際に送信された電子識別符号に基づいて前記排出業者が排出する廃棄物に関する情報をデータベースに登録するとともに、前記排出業者によって指定された処理業者に通知するステップと、
    前記収集運搬業者が、前記廃棄物を前記処理業者へ搬入した際、前記廃棄物に付された電子識別符号を端末によって読み取り、管理センタのサーバに送信するステップと、
    前記サーバが、前記廃棄物の搬入の際に送信された電子識別符号に基づいて前記収集運搬業者が搬入した廃棄物に関する情報をデータベースに登録するとともに、前記排出業者に通知するステップと
    を含む廃棄物管理方法。
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