JP2001142950A - 環境負荷低減支援のための情報流通モール - Google Patents

環境負荷低減支援のための情報流通モール

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JP2001142950A
JP2001142950A JP32111599A JP32111599A JP2001142950A JP 2001142950 A JP2001142950 A JP 2001142950A JP 32111599 A JP32111599 A JP 32111599A JP 32111599 A JP32111599 A JP 32111599A JP 2001142950 A JP2001142950 A JP 2001142950A
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Mitsunobu Toyoshima
光伸 豊島
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Toyo Engineering Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B17/00Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
    • B29B2017/0089Recycling systems, wherein the flow of products between producers, sellers and consumers includes at least a recycling step, e.g. the products being fed back to the sellers or to the producers for recycling purposes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境負荷低減情報を整理して,企業の人的経
済的負担を軽減可能な電子モールを提供する。 【解決手段】 本電子モールサービスは,複数の会員ク
ライアント20を電子モールサーバ10を介して仲介す
るものである。会員クライアント20は,排出業者クラ
イアント22,収集運搬業者クライアント24,処分業
者クライアント26,情報提供業者クラインと28など
から構成される。電子モールサーバは,環境負荷に関す
るデータ情報を備えており,一の会員クライアントから
提示された支援依頼情報と他の会員クライアントから提
示された支援可能情報とをマッチングさせることによ
り,環境負荷低減情報の流通の効率化を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複数の会員クライ
アントを電子モールサーバを介して仲介する電子モール
システムに係り,特に,環境負荷低減支援のための情報
流通モールの構築に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,地球環境保全に対する関心が高ま
っており,企業側にも自己の産業活動に起因する環境へ
の負荷を最小限にするために継続的な努力を行うこと
が,社会的責務として求められている。そのための環境
作りとして,例えば,国際標準化機構(ISO)におい
て,環境保全に関するISO14000シリーズが規格
化されたり,あるいは,日本において,平成2年より各
種産業廃棄物の処理に関する情報の収集および管理を行
うためのマニフェスト制度が設けられたりしている。
【0003】かかる環境保全の流れのなかで,企業,特
に,その産業活動において必然的に産業廃棄物を排出す
る製造業にとっては,価格競争力確保や企業支持率確保
といった企業活動と環境負荷低減要求とを両立させるこ
とが著しく困難となっている。すなわち,単に産業廃棄
物と言っても,その種類は,燃え殻,汚泥,廃油,各種
くず類などの,いわゆる一般産業廃棄物から,特殊な処
理が必要な特別管理産業廃棄物,あるいは再利用可能な
再生資源などまで,多岐に及んでおり,それらの産業廃
棄物の運搬技術や処理技術,さらには関連する法規制な
ども,産業廃棄物の種類に応じて異なり,また相互に非
常に複雑に絡み合っている。そのため,これらの産業廃
棄物処理などを含む環境保全のために企業側が負担すべ
き人的経済的な費用は増加しつづけている。特に,マニ
フェスト制度の導入により,産業廃棄物処理に関する情
報の登録および都道府県・政令市への報告が義務付けら
れて以来,これらの環境負荷低減作業に要する人的経済
的な費用をどのように合理化していくかは,企業規模の
大小を問わず,企業活動にとって深刻な問題となってい
る。
【0004】また一方で,最近のインターネットの急速
な普及に伴い,環境負荷低減に関する各種情報もネット
ワーク上で盛んに流通するようになってきている。しか
しながら,ネットワーク上で流通している情報は無秩序
で玉石混交であり,その中から自社にとって有益な情報
のみをピックアップするためには,大きな労力と多くの
経験が必要となるのが現実である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,従来の製造
業及びその支援業を取り巻く上記問題点に鑑みてなされ
たものであり,企業の環境負荷低減努力に関する情報を
整備可能な,新規かつ改良された電子モールシステムを
提供することを目的としている。
【0006】さらに本発明の別の目的は,電子モールを
介して会員クライアント間における環境負荷低減に関す
る支援依頼情報と支援可能情報との結び付けを迅速かつ
容易に行うことにより,会員企業の環境負荷低減作業に
要する労力および費用を節減することが可能な,新規か
つ改良された電子モールシステムを提供することを目的
としている。
【0007】さらに本発明の別の目的は,会員企業の絞
込みを行うことにより,高品質な環境負荷低減に関する
情報流通を実現し,環境負荷低減作業の効率を上昇させ
ることが可能な,新規かつ改良された電子モールシステ
ムを提供することを目的としている。
【0008】さらに本発明の別の目的は,電子マニフェ
ストサービスにも柔軟に対応可能であり,より効率的な
環境負荷低減作業を実現することが可能な,新規かつ改
良された電子モールシステムを提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の一つの態様によれば,複数の会員クライア
ントを電子モールサーバを介して仲介する電子モールシ
ステムにおいて,電子モールサーバは,環境負荷に関す
るデータ情報を備えており,一の会員クライアントから
提示された支援依頼情報と他の会員クライアントから提
示された支援可能情報とをマッチングさせることを特徴
とする,環境負荷低減支援のための情報流通モールが提
供される。
【0010】そして,電子モールサーバは,新たに提示
された支援依頼情報と予め登録された支援可能情報との
マッチングを行うように構成しても良いし,あるいは,
新たに提示された支援依頼情報を会員クライアントに配
布し,それに応答された支援可能情報と支援依頼情報と
のマッチングを行うように構成しても良い。そして,こ
れらのマッチング結果は,支援回答情報として支援依頼
情報を提示した会員クライアントおよび/または支援可
能情報を提示した会員クライアントに報告されるように
構成することが好ましい。
【0011】また,会員クライアントは,排出業者クラ
イアントと,収集運搬業者クライアントと,処分業者ク
ライアント,技術情報提供業者クライアントの少なくと
も一つとを含むことが好ましく,さらには,ISO14
000認証取得法人および/または電子マニフェスト制
度利用法人に属するものであることが好ましい。なお,
技術,法律,技術情報提供業者クライアントに関する会
員クライアントに関しては,ISO14000認証取得
法人や電子マニフェスト制度利用法人に限定されないこ
とは言うまでもない。
【0012】環境負荷に関する情報には,各種情報を含
ませることが可能であるが,例えば,産業廃棄物に関す
る情報および/または環境負荷低減技術に関する情報,
あるいは,各種公害に関する情報および/または廃棄物
等の環境関連法規制度に関する情報,あるいはセミナー
情報および/または書籍情報などを含ませることができ
る。
【0013】さらに,電子モールサーバに,電子マニフ
ェストサービス実行/連携機能を付加すれば,より効率
的に環境負荷低減作業を達成することができる。なお,
ここに云う電子マニフェストサービス実行/連携機能に
は,本電子モールサーバ自体が電子マニフェストサービ
スの提供者となる電子マニフェストサービス実行機能に
加えて,既存または新設の他の電子マニフェストサービ
スとの連携機能も含まれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる環境負荷低減支援のための情報流通モー
ルの好適な実施形態について詳細に説明する。なお,以
下の説明および添付図面において,実質的に同一の機能
および構成を有する要素については,同一の符号を付す
ることにより重複説明を省略することにする。
【0015】図1は,本発明の一実施形態における環境
負荷低減支援のための情報流通モールの概略的な構成図
である。図1に示すように,環境負荷低減支援のための
情報流通モールは,電子モールサーバ10と,後述する
複数の業態に分類される複数の会員クライアント20
(22,24,26,28)と,行政機関クライアント
30と,これらのハードウェアを相互に結ぶ有線または
無線通信網40とから主に構成されている。
【0016】電子モールサーバ10は,図2に示すよう
に,入出力装置12を介して通信網40と接続された情
報処理部14と各種情報が格納される記憶部16を備え
ている。電子モールサーバ10は,いわゆるウェッブサ
ーバとして機能し,後述するように,会員クライアント
からの各種紹介に応じて,情報処理部14が記憶部16
に記憶された各種情報を加工し,会員クライアントに配
布することが可能である。
【0017】記憶部16には,会員クラインを介して登
録された,各会員企業に関する企業概要情報,環境報告
書,支援依頼情報,支援可能情報,支援回答情報,環境
負荷低減技術に関する情報,産業廃棄物に関する情報,
各種公害に関する情報,廃棄物等の環境関連法規に関す
る情報などが格納される。これらの情報は適宜更新さ
れ,情報処理部14からの要求に応じて引き出されて必
要な処理が行われる。なお,ここに挙げた情報群は,例
示に過ぎず,本発明にかかる環境負荷軽減支援のための
電子モールの応用において各種情報群を適宜選択して格
納することが可能であることは言うまでもない。また,
上記情報群の格納方法,引出し方法については,情報処
理分野において採用可能な各種技術を適用することが可
能であるが,その詳細については省略する。
【0018】企業概要情報には,企業名,代表者名,資
本金,業務内容,リンク先などの会員企業が入会する際
に登録することが義務付けられる登録情報が含まれる。
環境報告書には,会員企業の産業活動において派生する
環境負荷,例えば排出される産業廃棄物の種類や量に関
する情報が含まれる。支援依頼情報には,会員企業が電
子モールを介して収集したい支援情報,他の会員企業に
依頼したい支援情報,例えば産業廃棄物の輸送,処理,
有価物としての取引に関する情報が含まれる。支援可能
情報には,会員企業が引き受け可能な支援情報,例えば
産業廃棄物の輸送,処理,有価物としての取引に関する
情報が含まれる。支援回答情報には,電子モールにおい
てマッチングされた支援依頼情報と支援可能情報との関
連付けに関する情報が含まれる。環境負荷低減技術に関
する情報には,会員企業が有する省エネ技術,公害防止
技術,産業廃棄物の輸送処理技術などに関する情報が含
まれる。産業廃棄物に関する情報には,産業廃棄物の種
類に関する情報,例えば後述する電子マニフェスト制度
に準じた分類に関する情報,およびその分類に応じた輸
送,処理に関する情報が含まれる。各種公害に関する情
報には,産業廃棄物の種類に応じて問題となる公害に関
する情報が含まれる。さらに産業廃棄物等の関連法規に
関する情報には,各種産業廃棄物の処理基準などに関す
る情報の他,電子マニフェスト制度に関する情報などが
含まれる。
【0019】会員クライアント20は,産業活動におい
て各種産業廃棄物を排出する事業体である排出業者に所
属する排出業者クライアント22と,排出業者から排出
された産業廃棄物の輸送を担当する収集運搬業者に所属
する収集運搬業者クライアント24と,収集運搬業者に
より輸送された産業廃棄物をその種類に応じた処理方法
で処理する処分業者に所属する処分業者クライアント2
6と,各産業廃棄物の運搬や処理に関する専門技術を有
する技術情報提供業者に所属する技術情報提供クライア
ント28が含まれる。なお,上記例は会員クライアント
20の一例であって,会員クライアントの業種について
も上記例に限定されず各種業種を含むことが可能である
ことはいうまでもない。また,各会員クライアント20
は,例えば入出力装置と情報処理装置と記憶装置と通信
装置とを備えたコンピュータ端末などから構成される。
【0020】なお,本実施の形態にかかる環境負荷軽減
支援のための情報流通モールの一つの特徴として,会員
クライアント20を所有することが可能な会員企業に対
して所定の条件が課され,会員資格による絞込みが図ら
れている点が挙げられる。会員資格としては,例えば,
ISO14000認証取得法人,電子マニフェスト制度
利用法人,環境負荷低減技術を保有する法人に限定する
ことが可能である。これらの企業は,一般的に環境に関
する情報の整理,開示に抵抗感がなく,またこれらの企
業が集合し情報流通を図ることで,より高品質の環境負
荷低減サービスを実現することが可能である。
【0021】さらに,本実施の形態にかかる環境負荷軽
減支援のための情報流通モールには,都道府県や政令市
などの関係行政機関に所属する行政機関クライアント3
0を接続することが可能である。かかる構成により,本
実施の形態にかかる情報流通モールを電子マニフェスト
対応型にした場合であっても,関係行政機関との情報の
流通,例えばマニフェスト情報の登録や報告などの業務
を円滑に行うことが可能となる。
【0022】次に,本実施の形態にかかる環境負荷軽減
支援のための情報流通モールの運営動作について説明す
る。
【0023】(1)会員登録 まず,本情報流通モールの利用を欲する企業は会員登録
を行う必要がある。本情報流通モールに入会可能な会員
資格としては,例えば,ISO14000認証取得法人
または団体,電子マニフェスト制度利用法人または団
体,環境負荷低減技術を保有する法人,団体または個人
に限定することが可能である。会員登録は,企業に関す
る基本的な情報に加えて,その企業が本情報流通モール
において担う業態の種類を電子モールサーバに登録する
ことにより行われる。本システムにおいては,会員企業
は,産業廃棄物を排出する排出業者,産業廃棄物を輸送
する収集運搬業者,産業廃棄物を処分する処分業者,産
業廃棄物などの環境負荷低減技術を有する技術情報提供
業者に分類され登録される。また,会員登録にあたって
は,各業態に応じた環境報告の提出が求められる。この
環境報告には,例えば排出業者であれば,どのような産
業廃棄物がどの程度排出される可能性があるかなどの情
報を報告する。また,収集運搬業者であれば,どの産業
廃棄物であれば輸送可能であるかなどの情報を報告す
る。また,処分業者であれば,どの産業廃棄物であれば
処分可能であるかなどの情報を報告する。さらに,技術
情報提供業者であれば,どの産業廃棄物に関する輸送処
分技術を提供可能であるかなどの情報を報告する。な
お,所定の条件を満たせば,一の会員クライアントが複
数の分類にまたがって登録される場合があることは言う
までもない。
【0024】なお本電子モールサーバを有料モールとし
て構成する場合には,使用量の有無にかかわらず一定の
会費を徴収する固定費制,あるいは使用量に応じた従量
費制などを採用することが可能であり,さらに支払方法
に関しても,プリペイド制を活用したり,電子マネーサ
ービスを利用したり各種既存のまたは新設の徴収サービ
スを利用することが可能である。
【0025】(2)支援依頼情報の発信 実際の運用にあたっては,会員クライアントからまず支
援依頼情報が発信される。なお,支援依頼情報は,排出
業者クライアントから発信されることが多いと思われる
が,収集運搬業者クライアントや処分業者クライアント
が技術情報提供業者クライアントに対して必要な技術の
提供を受けるために発信する場合もあることは言うまで
もない。
【0026】(3)支援依頼情報と支援可能情報とのマ
ッチング 支援依頼情報が発信されると,電子モールサーバは,そ
の支援依頼情報にマッチングする支援可能情報を登録情
報の中から抽出する。また電子モールサーバは,一の会
員クライアントから発信された支援依頼情報を他の会員
クライアントに配布し,他の会員クライアントから新た
に支援可能情報を収集することも可能である。電子モー
ルサーバが抽出したマッチング結果は,支援依頼情報を
発信した会員クライアントおよび/または支援可能情報
を発信した会員クライアントに報告される。
【0027】支援依頼情報と支援可能情報とのマッチン
グ結果の利用にはさまざまな形態を採用し得る。例え
ば,所定の条件に合致するマッチング結果を単に抽出し
報告することが可能である。あるいは,抽出されたマッ
チング結果を所定の基準,例えば費用,処理時間,処理
レベルなどに応じて順位付けを行い報告することも可能
である。あるいは,抽出されたマッチング結果に応じ
て,入札を行い最適なマッチングを求めることも可能で
ある。
【0028】次に図3を参照しながら,ある排出業者ク
ライアントからある特殊産業廃棄物の処理に関する支援
依頼情報が発信された場合を例に挙げて具体的に説明す
る。ある排出業者クライアントからある特殊産業廃棄物
の処理に関する支援依頼情報が発信されると(S1
0),まずその特殊産業廃棄物を輸送処分可能な支援可
能情報が電子モールサーバに登録されているかどうかが
調査される(S12)。条件に合致する支援可能情報が
存在している場合には,該当する収集運搬業者クライア
ントおよび処分業者クライアントがノミネートされる
(S14)。そのノミネート結果は,関係する会員クラ
イアントに報告され(S16),会員クライアント同士
の話し合い,あるいは入札方式その他の方法により,最
終的なマッチングが決定される(S18)。これに対し
て,その特殊産業廃棄物を輸送処分可能な支援可能情報
が電子モールサーバに予め登録されていない場合には,
その支援依頼情報が会員クライアントに配布される(S
20)。あるいは,関連する他のサイトに情報を取りに
行く(S21)。そして,他の会員クライアントからそ
の支援依頼情報に合致する支援可能情報の応答があった
場合には(S22),先ほどと同様に,該当するクライ
アントがノミネートされ(S16),その中から最終的
なマッチングが決定される(S18)。しかし,支援依
頼情報に対する支援可能情報の応答がなかった場合に
は,その旨が支援依頼情報を発信した会員クライアント
に報告される(S24)。
【0029】なお,収集運搬業者クライアントおよび処
分業者クライアントが,その特殊産業廃棄物を処理する
技術を持っていない場合には,新たな支援依頼情報を発
信し,技術情報提供クライアントから,その支援依頼情
報に対する技術支援を支援可能情報として受け,その情
報を利用して,その特殊産業廃棄物を処理するように構
成することもできる。
【0030】(4)電子マニフェストシステムへの展開 以上のようにして,支援依頼情報を発信した排出業者ク
ライアントと,それに対応する支援可能情報を発信した
収集運搬業者クライアントおよび処分業者クライアント
のマッチングが成立すると,必要に応じて,そのマッチ
ング結果は,図4に示すような,電子マニフェストシス
テムへ展開される。なお,本実施の形態にかかる電子モ
ールサーバは,電子マニフェストサービスに対応可能な
機能を有しているものとする。
【0031】次に,本実施の形態にかかる電子モールシ
ステムを電子マニフェストサービスに適用した場合につ
いて説明する。まず,排出事業者クライアントは収集運
搬業者に委託廃棄物を引き渡した後に,それに関連する
マニフェスト情報を電子モールサーバに報告し,電子モ
ールサーバは,電子マニフェスト制度で要求されている
所定の登録業務を実行する。さらに,収集運搬業者クラ
イアントは,排出事業者から委託された委託廃棄物の種
類および行き先を電子モールサーバに報告し,さらに運
搬作業が終了した場合には,運搬終了報告を電子モール
サーバに行い,電子モールサーバは電子マニフェスト制
度で要求されている所定の登録業務を実行する。さらに
処分業者クライアントは,収集運搬業者から受け取った
産業廃棄物の処理が完了した場合に,処分終了報告を電
子モールサーバに行い,電子モールサーバは電子マニフ
ェスト制度で要求されている所定の登録業務を実行す
る。また,電子モールサーバは,収集運搬業者クライア
ントまたは処分業者クライアントから,運搬終了報告ま
たは処分終了報告を排出業者クライアントに運搬または
処分が終了した旨を自動通知する。さらに電子モールサ
ーバは,都道府県や政令市などの関係行政機関に,必要
なマニフェスト情報を報告する。
【0032】以上添付図面を参照しながら,本発明の実
施の一形態にかかる環境負荷低減支援のための情報流通
モールの好適な実施形態について説明したが,本発明は
かかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の
範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変
更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,そ
れらについても当然に本発明の技術的範囲に属するもの
と了解される。
【0033】例えば,本発明にかかる環境負荷低減資源
のための情報流通モールは,さまざまに拡張可能であ
る。例えば,さまざまなサイトやモール,例えばインタ
ーネット調達企業のサイトや,生産力向上に関連するサ
ービスを提供するモールや,環境負荷低減投資へのファ
イナンスサービスを提供するモールなどへリンクを展開
し,情報流通モールとしての利便性を高めることが可能
である。また,グリーン調達宣言企業へ会員クライアン
トの紹介情報を送信して,会員企業のビジネスチャンス
を拡大するようにモール構成することが可能である。あ
るいは,情報流通モールに,日本のみならず海外の公害
情報,廃棄物等の環境関連法規およびその解説や対応を
掲載して,会員企業を支援するように構成することが可
能である。
【0034】さらに,上記例では,電子マニフェスト制
度を利用して産業廃棄物の処分過程を迅速かつ効率的に
実施する場合について説明したが,支援依頼情報または
支援可能情報として,産業廃棄物を有価物として積極的
に活用する情報を流通させたり,あるいは産業廃棄物の
発生量自体を軽減する情報を流通させたり,あるいは,
より的確な省エネ技術情報や省資源技術情報を流通させ
たりするために,本発明にかかる環境負荷低減資源のた
めの情報流通モールを活用することも可能である。
【0035】さらにまた,本発明にかかる情報流通モー
ルには,会員クライアントに対するアンケートを実施し
たり,また環境負荷低減に関するシミュレーションを行
ったりする問診,診察,診断,指導などのコンサルティ
ングサービスを半自動的に実施する機能を付加すること
が可能であることは言うまでもない。さらに,各種既存
のまたは新設の関連サイトへのリンク機能を付加した
り,あるいは,会員クライアントに対するリモートメン
テナンス機能を付加することも可能であることは言うま
でもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように,本発明にかかる環
境負荷低減支援のための情報流通モールによれば,企業
の環境負荷低減技術に関する情報を整備し,環境負荷低
減に関する支援依頼情報と支援可能情報との結び付けを
迅速かつ容易に行うことにより,会員企業の環境負荷低
減作業に要する労力および費用を節減することが可能で
ある。さらにまた,本発明にかかる環境負荷低減支援の
ための情報流通モールによれば,会員企業の絞込みを行
うことにより,高品質な環境負荷低減に関する情報流通
を実現し,環境負荷低減作業の効率を上昇させることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる環境負荷低減支
援のための情報流通モールの基本的な構成を示す構成図
である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかる環境負荷低減支
援のための情報流通モールの電子モールサーバの基本的
な構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の一形態にかかる環境負荷低減支
援のための情報流通モールの運用の一例を示す流れ図で
ある。
【図4】本発明の実施の一形態にかかる環境負荷低減支
援のための情報流通モールに適応可能な電子マニフェス
トシステムの概略を示す説明図である。
【符号の説明】
10 電子モールサーバ 20 会員クライアント 22 排出業者クライアント 24 収集運搬業者クライアント 26 処分業者クライアント 28 情報提供業者クライアント 30 行政機関クライアント 40 通信網

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の会員クライアントを電子モールサ
    ーバを介して仲介する電子モールシステムにおいて,前
    記電子モールサーバは,環境負荷に関するデータ情報を
    備えており,前記一の会員クライアントから提示された
    支援依頼情報と前記他の会員クライアントから提示され
    た支援可能情報とをマッチングさせることを特徴とす
    る,環境負荷低減支援のための情報流通モール。
  2. 【請求項2】 前記電子モールサーバは,新たに提示さ
    れた支援依頼情報と予め登録された支援可能情報とのマ
    ッチングを行うことを特徴とする,請求項1に記載の環
    境負荷低減支援のための情報流通モール。
  3. 【請求項3】 前記電子モールサーバは,新たに提示さ
    れた支援依頼情報を会員クライアントに配布し,それに
    応答された支援可能情報と前記支援依頼情報とのマッチ
    ングを行うことを特徴とする,請求項1に記載の環境負
    荷低減支援のための情報流通モール。
  4. 【請求項4】 マッチング結果は,支援回答情報として
    前記支援依頼情報を提示した会員クライアントおよび前
    記支援可能情報を提示した会員クライアントの少なくと
    も一方に報告されることを特徴とする,請求項1,2ま
    たは3のいずれかに記載の環境負荷低減支援のための情
    報流通モール。
  5. 【請求項5】 前記会員クライアントは,排出業者クラ
    イアントと,収集運搬業者クライアントと,処分業者ク
    ライアント,技術情報提供業者クライアントの少なくと
    も一つを含むことを特徴とする,請求項1,2,3また
    は4のいずれかに記載の環境負荷低減支援のための情報
    流通モール。
  6. 【請求項6】 前記会員クライアントは,ISO140
    00認証取得法人および電子マニフェスト制度利用法人
    の少なくとも一方に属するものであることを特徴とす
    る,請求項1,2,3,4または5のいずれかに記載の
    環境負荷低減支援のための情報流通モール。
  7. 【請求項7】 前記環境負荷に関する情報には,産業廃
    棄物に関する情報および環境負荷低減技術に関する情報
    の少なくとも一方が含まれることを特徴とする,請求項
    1,2,3,4,5または6のいずれかに記載の環境負
    荷低減支援のための情報流通モール。
  8. 【請求項8】 前記環境負荷に関する情報には,各種公
    害に関する情報および廃棄物等の環境関連法規制度に関
    する情報,セミナー情報,書籍情報の少なくとも一方が
    含まれることを特徴とする,請求項1,2,3,4,
    5,6または7のいずれかに記載の環境負荷低減支援の
    ための情報流通モール。
  9. 【請求項9】 前記電子モールサーバは,さらに電子マ
    ニフェストサービス実行/連携機能を有していることを
    特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7または
    8のいずれかに記載の環境負荷低減支援のための情報流
    通モール。
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