JP2003210447A - 医用x線診断装置 - Google Patents

医用x線診断装置

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JP2003210447A
JP2003210447A JP2002013263A JP2002013263A JP2003210447A JP 2003210447 A JP2003210447 A JP 2003210447A JP 2002013263 A JP2002013263 A JP 2002013263A JP 2002013263 A JP2002013263 A JP 2002013263A JP 2003210447 A JP2003210447 A JP 2003210447A
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auto
positioning
positioning data
medical
operator
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JP2002013263A
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Yoshio Hashimoto
美穂 橋本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートポジショニング機能における設定操作
や位置決め操作を簡略化することで、操作者及び被検者
の負担を軽減すると共に、その設定画面において使用頻
度や症例毎の表示も可能とすることで、操作者の操作性
を向上させ、且つ、開発へのフィードバックも可能と
し、さらには、操作者の技術向上をも図ることのできる
医用X線診断装置を提供する。 【解決手段】 “オートポジショニング機能”に関する
設定画面20において、当該装置に記憶されるオートポ
ジショニングデータの絞込み・選択・使用・編集・登録
等を行うことを可能とする。オートポジショニングデー
タはリスト20aとして表示され、その詳細内容も表示
される。具体的には、装置情報、被検者体格、使用頻度
(使用回数)、症例等が表示される。また、このリスト
20aの表示方法は、番号順、使用頻度、症例順等から
所望のものを選択することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用X線診断装置
に関するものであって、特に、予め記憶された所定のポ
ジショニングデータに基づいて、X線管及び検出器を保
持する保持装置と天板を支持する寝台にそれぞれ設けら
れた駆動手段の駆動制御を行うことで、前記X線管及び
検出器と前記天板を自動的に所定の位置及び角度に位置
決めする、所謂、“オートポジショニング機能”を備え
る医用X線診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】X線透視撮影台や循環器X線検査装置等
の、所謂、医用X線診断装置は、今や検査分野において
欠かせないものとなっているが、近年においては、検査
分野のみならず治療分野にも用いられるようになってい
きている。
【0003】この医用X線診断装置を用いて行われる治
療としては、例えば、IVR(Interventio
nal Radiology)と称されるものがある。
このIVRとは、被検者に対して様々な角度からX線を
曝射して、これにより得られるX線透視画像を参照しな
がら、先端に様々な器具を取り付けたカテーテルを被検
者の血管や臓器等に押し進めて、その疾患部に対して治
療を行うというものである。このIVRは、従来におい
ては、開腹手術をせざるを得なかった治療に対しても、
被検者に与える苦痛を少なくして、且つ、安価に治療を
実施することができるという大きなメリットを持ってい
ることから、近年、急速に普及するに至っている。
【0004】ところで、この医用X線診断装置には、こ
のIVR等の治療や各種検査を効率良く実施するために
“オートポジショニング機能”と称される機能が備えら
れている。
【0005】例えば、IVRを実施する際、被検者の心
臓に疾患部がある場合には、大腿動脈からカテーテルを
挿入して、その進み具合をモニタに映し出されるX線透
視画像から確認しつつ、これを押し進めていくことにな
るのだが、特に、心臓や腹部等においては血管の分岐が
多くなることからカテーテルを選択的に進めていくこと
になる。
【0006】しかしながら、血管の分岐は、所謂、三次
元的構造を成しており、一方向からの透視だけではその
血管構造を把握しにくいため、他方向からの透視も行い
つつカテーテルを押し進めていくことになる。従って、
術者は、カテーテルを選択的に押し進める操作と、X線
管及び検出器を保持する保持装置や被検者を載置する天
板を支持する寝台等の駆動操作を同時に行うこととな
り、非常に煩わしい状況となる。
【0007】そこで、このような操作を効率良く行うた
めに、この“オートポジショニング機能”と称される機
能が備えられることになった。即ち、この“オートポジ
ショニング機能”とは、予め、X線管及び検出器の位置
及び角度、被検者を載置する天板の位置、X線管から曝
射されるX線のX線条件等を、これに対応する番号、即
ち、オートポジショニング番号と関連付けて設定してお
くことで、検査時には、術者が、このオートポジショニ
ング番号を入力する操作とX線曝射を行う操作だけで、
自動的にこれらを所定の位置及び角度、条件等に設定す
ることができるようにしたものである。
【0008】特に、検査分野における心臓検査等におい
ては、術式によって、どの位置のどの角度からどのよう
なX線条件で撮影を行うのかが決められているので、そ
の術式に応じて、X線管及び検出器の位置及び角度、天
板の位置、X線管から曝射するX線のX線条件等を、予
めオートポジショニング番号と関連付けて設定しておく
ことで、検査時には、術者は先の煩わしい操作を行わな
くとも、このオートポジショニング番号を入力する操作
とX線曝射を行う操作だけで、自動的にこれらを所定の
条件に設定することができるので、検査時間が短縮さ
れ、術者や被検者の負担を軽減することが可能になっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この
“オートポジショニング機能”を使用するためには、予
め所定の条件を設定しておく操作が必要となり、しか
も、実際に行われる検査や治療の種類は数十種類と非常
に多いことから、その各々に対して設定を行っていくこ
とは、非常に困難な作業であった。
【0010】また、設定された条件は、画面上におい
て、そのオートポジショニング番号のみが表示されるこ
とになっているため、例えば、このオートポジショニン
グ番号が使用目的や実施部位毎に区分されて表示されて
いようとも、どの番号が最適なものなのか、また、使用
頻度が高いものなのか等は、操作者個人の経験や感覚等
に頼らざるを得なかった。また、具体的にどの位置或い
はどの角度が最適なものなのか、また、使用頻度が高い
ものなのか等も、操作者個人の経験や感覚等に頼らざる
を得なかった。さらには、複数の操作者が一台の装置を
使用する場合であっても、他の操作者が過去に行った同
様の操作を検索して、これを使用するといったこともで
きなかった。
【0011】また、前述したように、オートポジショニ
ング番号の表示は、精々、使用目的や実施部位による区
分表示ができるだけで、例えば、使用頻度や症例毎にこ
れを表示しようとしても不可能であった。従って、操作
者は、それが操作し易い表示方法でなくとも、使用目的
又は実施部位による区分表示の内、何れか一つを選択し
て、これを用いなければならなかった。
【0012】また、例えば心臓検査等の検査において
は、規則的な流れに沿って複数のポジション(位置及び
角度)から透視又は撮影が行われることになるのだが、
このような場合には、一旦、位置決め操作を行って、所
定のポジションにおいて透視又は撮影を行った後、再
度、位置決め操作を行って、次のポジションにおいて透
視又は撮影を行うといった一連の操作を繰り返さなけれ
ばならなかった。
【0013】本発明は、上記課題を鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、オートポジショニン
グ機能における設定操作や位置決め操作を簡略化するこ
とで、検査及び治療時間を短縮して操作者及び被検者の
負担を軽減すると共に、その設定画面において各オート
ポジショニングデータの使用頻度や症例毎の表示も可能
とすることで、操作者の操作性を向上させ、且つ、開発
へのフィードバックも可能とし、さらには、当該医用X
線診断装置を他の操作者と共有する場合には、その使用
状況、即ち、使用頻度を確認できることから、操作者の
技術向上をも図ることのできる医用X線診断装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、被検者に対してX線を曝射
するX線管及び前記被検者より透過したX線を検出する
検出器を保持する保持手段を有し、この保持手段の前記
被検者に対する相対位置が所定のポジショニングデータ
に基づいて駆動制御されて位置決めされる制御部を備え
る医療用X線診断装置において、前記制御部は、入力さ
れる所定の条件に基づいて絞り込まれたポジショニング
データに基づいて前記保持手段の前記被検者に対する相
対位置を決定するよう位置決め制御することを特徴とす
る。
【0015】上記課題を解決するために、請求項2記載
の発明は、請求項1記載の医療用X線診断装置であっ
て、前記制御部は、前記絞り込まれたポジショニングデ
ータの一覧表示を行って、さらに、その一覧表示された
ポジショニングデータの中から選択されたポジショニン
グデータに基づいて、前記保持手段の前記被検者に対す
る相対位置を決定するよう位置決め制御することを特徴
とする。
【0016】上記課題を解決するために、請求項3記載
の発明は、請求項1記載の医療用X線診断装置であっ
て、前記所定の条件は、当該医療用X線診断装置の用途
及び/又は被検者の関心部位であることを特徴とする。
【0017】上記課題を解決するために、請求項4記載
の発明は、請求項1記載の医療用X線診断装置であっ
て、前記制御部は、さらに、前記所定の条件として、被
検者の体格に基づいて、前記ポジショニングデータの絞
込みを行うことを特徴とする。
【0018】上記課題を解決するために、請求項5記載
の発明は、請求項1記載の医療用X線診断装置であっ
て、前記ポジショニングデータは、一つのポジションに
関するデータ、又は、一連の複数のポジションに関する
データであることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る医用X線診断
装置の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0020】[医用X線診断装置の概略構成]図1に、
本実施形態における医用X線診断装置の全体構成図を示
す。同図に示すように、当該医用X線診断装置は、主
に、被検者Pに対してX線を曝射するX線管1と、前記
X線管1より曝射され前記被検者Pを透過してくるX線
を検出する検出器2と、前記X線管1及び検出器2を保
持し、さらに、これらの位置を3次元的に移動させる駆
動部3aを具備するX線管類保持装置3と、前記被検者
Pを載置する天板4を支持し、該天板4を水平方向及び
垂直方向に往復移動させる駆動部5aを具備する寝台5
と、その他、X線画像を表示するモニタ6、前記X線管
1及び検出器2と前記天板4の現在位置等を表示する表
示パネル7、前記X線管類保持装置3及び前記寝台5に
それぞれ具備される駆動部3a及び駆動部5aに関する
駆動制御を行う制御部9等を含み構成されている。さら
に、前記寝台5には、前記X線管1及び検出器2と前記
天板4をそれぞれ所定の位置に移動させる操作を行う操
作部8が設けられている。尚、前記表示パネル7は、設
けられない場合があり、このような場合には、前記モニ
タ6に、前記X線管1及び検出器2と前記天板4の現在
位置等が表示されることになる。
【0021】前記操作部8は、図2に示すように、各種
のスイッチ及びレバー等を備え、例えば、前記X線管1
及び検出器2と前記天板4をそれぞれ所定の位置に移動
させるための操作を行ったり、前記X線管1によるX線
曝射を開始/停止させる操作を行ったりすること等が可
能に構成されている。当該操作部8には、さらに、先に
述べた“オートポジショニング機能”に関する設定を行
うための操作ボタン(セレクトボタン8a、確定ボタン
8b)と、この“オートポジショニング機能”を使用す
る際に“オートポジショニング番号”を入力するための
番号ボタン8cが設けられており、術者が、当該操作部
8において、“オートポジショニング機能”に関する所
定の設定操作と、“オートポジショニング番号”の入力
操作を行うことができるように構成されている。
【0022】尚、当該操作部8において、この“オート
ポジショニング機能”に関する所定の設定操作を行う際
には、前記モニタ6にそのための設定画面(後に説明す
るオートポジショニングデータ入力画面及びオートポジ
ショニングデータ設定画面)が表示されることになり、
術者は、この設定画面を参照しながら当該操作部8にお
いて、その設定操作を行うことになる。また、先に述べ
た操作ボタン(セレクトボタン8a、確定ボタン8b)
は、新たに設けなくとも、既に備えられている各種のス
イッチ及びレバー等にその役割を割り振って、これを使
用することにしても良い。また、当該操作部8に、更に
タッチパネルを設けて、これを用いて“オートポジショ
ニング機能”に関する設定操作を行うことにすれば、当
該操作部8には、新たに操作ボタン(セレクトボタン8
a、確定ボタン8b)を設ける必要もなくなる。
【0023】前記制御部9は、前述したように、前記操
作部8における操作者のマニュアル操作に基づいて、前
記X線管類保持装置3及び前記寝台5にそれぞれ具備さ
れる駆動部3a及び駆動部5aに関する駆動制御を行う
他、前記操作部8及び前記モニタ6において行われる前
記“オートポジショニング機能”の設定に関する制御
や、これにより登録されるオートポジショニングデータ
に基づく前記駆動部3a及び駆動部5aに関する駆動制
御等も行う。尚、その具体的な内容については、以下に
説明する通りである。
【0024】[オートポジショニングデータの入力操
作]以下、前記モニタ6及び前記操作部8を用いて行わ
れる“オートポジショニング機能”に関する設定操作、
即ち、オートポジショニングデータの入力操作につい
て、前記制御部9による制御の流れに沿って、図3及び
図4を参照しながら説明する。但し、以下に記載するオ
ートポジショニングデータとは、所謂、“ルーチンオー
トポジショニングデータ”をも含むものとする。
【0025】操作者が、当該医用X線診断装置の電源を
立ち上げて、例えば前記操作部8においてトリガボタン
8d(図2参照)を押下する等して、“オートポジショ
ニング機能”を使用する旨の入力を行うと、前記制御部
9は、前記モニタ6の画面において、図3に示すような
“オートポジショニング機能”に関する入力操作を行う
ための入力画面、即ち、オートポジショニングデータ入
力画面10の表示を行う。同図に示すように、当該オー
トポジショニングデータ入力画面10は、用途の選択を
行う用途選択部10aと、部位の選択を行う部位選択部
10bから構成されており、操作者は、前記操作部8の
操作ボタン(セレクトボタン8a、確定ボタン8b)を
用いて、まず、前記用途選択部10aにおいて用途を選
択する。具体的には、まず「検査」又は「治療」を選択
し、次に「オートポジショニング」又は「ルーチンオー
トポジショニング」を選択する。そして、前記部位選択
部10bにおいて部位を選択する。具体的には、「心
臓」、「腹部」、「頭部」、「下肢」等を選択する。
【0026】尚、此処にいう「オートポジショニング」
とは、登録された所定のポジションが一つのみであっ
て、その所定のポジションにのみ自動的に位置決めを行
うことを指す。また、此処にいう「ルーチンオートポジ
ショニング」とは、登録された所定のポジションが複数
あって、これら所定のポジションに、順次、自動的に位
置決めを行っていくことを指す。
【0027】以下、操作者が、前記オートポジショニン
グデータ入力画面10において「検査」、「ルーチンオ
ートポジショニング」、「心臓」を選択した場合を例に
採り、説明を続ける。
【0028】操作者が、前記オートポジショニングデー
タ入力画面10において全ての選択を行うと、前記制御
部9は、前記モニタ6の画面において、図4に示すよう
な“オートポジショニング機能”に関する設定操作を行
うための設定画面、即ち、オートポジショニングデータ
設定画面20の表示を行う。同図に示すように、当該オ
ートポジショニングデータ設定画面20には、前記制御
部9が、自身に備えるデータベースに記憶される全ての
オートポジショニングデータの中から、先のオートポジ
ショニングデータ入力画面10において入力された入力
内容に該当するもののみを呼び出した結果、即ち、該当
するオートポジショニングデータが、リスト20aとな
って表示される。尚、この時のリスト20aの表示方
法、即ち、オートポジショニングデータの表示順番は、
そのオートポジショニング番号に基づくものとする。
【0029】このリスト20aの具体的な項目は、各オ
ートポジショニングデータの、オートポジショニング番
号、一連のオートポジショニング番号(「ルーチンオー
トポジショニング」を選択した場合にのみ表示)、装置
条件、被検者の体格、使用回数、被検者の症例(「治
療」を選択した場合にのみ表示)等から構成されてい
る。因みに、先の装置条件とは、前記X線管1から曝射
されるX線のX線条件(管電流、管電圧)、前記検出器
2における視野サイズ、前記X線管類保持装置3の駆動
速度、前記天板4の移動範囲(ストローク)等のことで
ある。
【0030】また、当該オートポジショニングデータ設
定画面20には、このリスト20aの表示方法を選択す
るための表示方法選択部20bが設けられており、リス
ト20aにおいて表示されるオートポジショニングデー
タを「番号順」、「使用頻度順」、「症例順」等によっ
て入れ替え表示することができるようになっている。即
ち、操作者が、前記操作部8の操作ボタン(セレクトボ
タン8a、確定ボタン8b)を用いて、これらの何れか
を選択すると、前記制御部9が、リスト20aに表示さ
れるオートポジショニングデータを選択された項目に基
づいて並び替えるようになっている。尚、「番号順」の
番号とは、各オートポジショニングデータのオートポジ
ショニング番号のことを指し、また、「使用頻度順」の
使用頻度とは、各オートポジショニングデータの使用回
数のことである。さらに、「症例順」とは、先のオート
ポジショニングデータ入力画面10において、「治療」
を選択した場合にのみ表示されるものであって、例え
ば、○○疾患、××狭窄といったように、オートポジシ
ョニングデータを治療回数が多い症例順に表示するもの
である。因みに、図4においては、「番号順」を選択し
た場合が示されている。
【0031】さらに、当該オートポジショニングデータ
設定画面20には、被検者の体格分類を選択するための
体格分類選択部20cが設けられており、リスト20a
に表示されるオートポジショニングデータを被検者の体
格、即ち、被検者の身長及び体重によって、さらに絞り
込むことができるようになっている。具体的には、被検
者の身長(背)を低、中、高に分類して、また、被検者
の体重を軽、中、重に分類して、操作者がこれらの選択
を行うことで、さらなる絞り込み表示を行う。即ち、操
作者が、前記操作部8の操作ボタン(セレクトボタン8
a、確定ボタン8b)を用いて、被検者の身長及び体重
に関して、これら何れかを選択すると、前記制御部9
が、リスト20aに表示されたオートポジショニングデ
ータの中からこれに該当するもののみを選別してこれを
表示する。
【0032】操作者は、このように被検者の体格分類の
選択を行ってリスト20aに表示されるオートポジショ
ニングデータのさらなる絞込みを行った後、“オートポ
ジショニング機能”を使用するべく、所望のオートポジ
ショニングデータのオートポジショニング番号を選択す
る。
【0033】尚、以上に述べた被検者の体格分類の選択
は、操作者による手入力とする他、例えば、図5に示す
ように、前記寝台5に超音波装置、或いは、赤外線装置
(天板4に載置される被検者の身長、体厚を検出する装
置)等の身長検出手段5bと荷重センサ等の体重検出手
段5cを設けることで、これら検出手段からの検出結果
に基づいて、前記制御部9が自動的に行うことにしても
良い。
【0034】操作者が、所望のオートポジショニングデ
ータのオートポジショニング番号を選択すると、前記制
御部9は、これを受けて、前記X線管類保持装置3及び
前記寝台5にそれぞれ具備される駆動部3a及び駆動部
5aに関する駆動制御を行って、自動的に、前記X線管
1及び検出器2と前記天板4を当該オートポジショニン
グデータの第一のポジション、即ち、最初のオートポジ
ショニング番号に設定される位置及び角度に位置決めす
る。因みに、当該オートポジショニングデータが、“ル
ーチンオートポジショニングデータ”でなく、“オート
ポジショニングデータ”である場合には、当然、第一の
ポジションではなく、当該オートポジショニングデータ
に設定される位置及び角度にこれらを位置決めすること
になる。
【0035】そして、操作者が、この第一のポジション
において、X線の曝射を行って透視や撮影を行った後、
トリガボタン8d(図2参照)を押下すると、前記制御
部9は、前記モニタ6において、図6に示すような、次
の第二のポジションにこれらの位置決めを行うか、或い
は、任意のポジションにこれらの位置決めを行うかを選
択する選択画面30を表示する。この選択画面30の選
択肢である「はい」、「いいえ」は、何れか一方がデフ
ォルトとして設定されており、特に選択がなされなかっ
た場合には、デフォルトとして設定されたものが選択さ
れたものとみなされ、操作が続行されるものとする。
尚、どちらがデフォルトとなっているのかを示す方法と
しては、例えば、デフォルトとして設定されている方を
点滅させる等の方法がある。また、デフォルトの設定
は、ユーザ毎に可能とする。さらに、この選択画面30
は、前記オートポジショニングデータ設定画面20に重
ねて表示することにしても良い。
【0036】ここで、操作者が、次の第二のポジション
に位置決めを行うと選択した場合、即ち、「はい」を選
択した場合には、前記制御部9は、これを受けて、当該
選択画面30の表示削除を行った後、前記X線管類保持
装置3及び前記寝台5にそれぞれ具備される駆動部3a
及び駆動部5aに関する駆動制御を行って、自動的に、
前記X線管1及び検出器2と前記天板4を第二のポジシ
ョンに位置決めする。尚、前記トリガボタン8dは、従
来の医用X線診断装置の撮影開始ボタンを準用して用い
ることとする。
【0037】また、ここで、操作者が、自身のマニュア
ル操作によって任意のポジションにこれら(前記X線管
1及び検出器2と前記天板4)の位置決めを行うと選択
した場合、即ち、「いいえ」を選択した場合には、前記
制御部9は、これを受けて、この選択画面30の表示削
除を行った後、前記操作部8において、前記X線管類保
持装置3及び前記寝台5のマニュアル操作を行うことを
可能とする。そして、操作者は、前記操作部8において
所定の操作を行うことで、これらの駆動操作を行って、
前記X線管1及び検出器2と前記天板4を所望の位置及
び角度に位置決めすることになる。
【0038】このように、操作者がマニュアル操作によ
って任意のポジションに位置決めを行った場合には、X
線の曝射を行って透視や撮影が行われた後に、操作者が
トリガボタン8dを押下すると、前記制御部9が、前記
モニタ6において、図7に示すような、この任意のポジ
ションに関するオートポジショニングデータを登録する
か否かを選択する登録選択画面40の表示を行うことに
なる。この登録選択画面40の選択肢である「はい」、
「いいえ」、「術終了後判断」は、何れか一つがデフォ
ルトとして設定されており、特に選択がなされなかった
場合には、デフォルトとして設定されたものが選択され
たものとみなされ、操作が続行されるものとする。尚、
どれがデフォルトとなっているのかを示す方法として
は、例えば、デフォルトとして設定されているものを点
滅させる等の方法がある。また、デフォルトの設定は、
ユーザ毎に可能とする。さらに、この登録選択画面40
は、前記オートポジショニングデータ設定画面20に重
ねて表示することにしても良い。
【0039】ここで、操作者がオートポジショニングデ
ータを登録すると選択した場合には、この任意のポジシ
ョンに関するオートポジショニングデータの登録が行わ
れる。具体的には、前記制御部9が、これを受けて、当
該登録選択画面40の表示削除を行った後、この任意の
ポジションに新たなオートポジショニング番号を割り振
って、これを自身のデータベースに記憶して、前記オー
トポジショニングデータ設定画面20においては、第二
のポジションの番号を消去して、替わりにこの新たな番
号を挿入する。また、ここで、操作者がオートポジショ
ニングデータを登録しないと選択した場合には、この任
意のポジションに関するオートポジショニングデータの
登録が行われることなく、次の操作へ移行する。さら
に、ここで、操作者がオートポジショニングデータを登
録するか否かを術終了後に判断すると選択した場合に
は、この任意のポジションに関するオートポジショニン
グデータが一時的にメモリに記憶された後、その登録が
行われることなく、次の操作へ移行する。具体的には、
前記制御部9が、これを受けて、当該登録選択画面40
の表示削除を行った後、この任意のポジションに関する
ポジショニングデータを自身のメモリに一時的に記憶す
る。
【0040】そして、操作者が、再びトリガボタン8d
を押下すると、前記制御部9は、前記モニタ6におい
て、再び、図6に示すような、次の第三のポジションに
これらの位置決めを行うか、或いは、任意のポジション
にこれらの位置決めを行うかを選択する前記選択画面3
0を表示する。
【0041】これ以降、以上に説明した工程が透視や撮
影が行われる度に繰返し行われることになる。
【0042】透視や撮影が進み、オートポジショニング
データにおいて次のポジションに関するデータがなくな
ると、前記制御部9は、前記モニタ6において、図8に
示すような、オートポジショニング機能を終了するか否
かを問うオートポジショニング機能終了選択画面50の
表示を行う。このオートポジショニング機能終了選択画
面50の選択肢である「はい」、「いいえ」は、何れか
一方がデフォルトとして設定されており、特に選択がな
されなかった場合には、デフォルトとして設定されたも
のが選択されたものとみなされ、操作が続行されるもの
とする。尚、どちらがデフォルトとなっているのかを示
す方法としては、例えば、デフォルトとして設定されて
いる方を点滅させる等の方法がある。また、デフォルト
の設定は、ユーザ毎に可能とする。さらに、このオート
ポジショニング機能終了選択画面50は、前記オートポ
ジショニングデータ設定画面20に重ねて表示すること
にしても良い。
【0043】ここで、操作者が「いいえ」を選択した場
合には、前記制御部9は、これを受けて、このオートポ
ジショニング機能終了選択画面50の表示削除を行った
後、前記操作部8において、前記X線管類保持装置3及
び前記寝台5のマニュアル操作を行うことを可能とす
る。そして、操作者は、前記操作部8において所定の操
作を行うことで、これらの駆動操作を行って、前記X線
管1及び検出器2と前記天板4を所望の位置及び角度に
位置決めすることになる。
【0044】前述したように、このように操作者がマニ
ュアル操作によって任意のポジションに位置決めを行っ
た場合には、X線の曝射を行って透視や撮影が行われた
後に、操作者がトリガボタン8dを押下すると、前記制
御部9が、前記モニタ6において、図7に示すような、
この任意のポジションに関するオートポジショニングデ
ータを登録するか否かを選択する登録選択画面40の表
示を行うことになる。
【0045】ここで、操作者がオートポジショニングデ
ータを登録すると選択した場合には、この任意のポジシ
ョンに関するオートポジショニングデータの登録が行わ
れる。具体的には、前記制御部9が、これを受けて、当
該登録選択画面40の表示削除を行った後、この任意の
ポジションに新たなオートポジショニング番号を割り振
って、これを自身のデータベースに記憶して、前記オー
トポジショニングデータ設定画面20においては、一連
のオートポジショニング番号の後に、この新たな番号を
追加する。そして、前記モニタ6において、再び、前記
オートポジショニング機能終了選択画面50の表示を行
う。また、ここで、操作者がオートポジショニングデー
タを登録しないと選択した場合には、この任意のポジシ
ョンに関するオートポジショニングデータの登録が行わ
れることなく、再び、前記オートポジショニング機能終
了選択画面50の表示が行われる。さらに、ここで、操
作者がオートポジショニングデータを登録するか否かを
術終了後に判断すると選択した場合には、この任意のポ
ジションに関するオートポジショニングデータが一時的
にメモリに記憶された後、その登録が行われることな
く、再び、前記オートポジショニング機能終了選択画面
50の表示が行われる。具体的には、前記制御部9が、
これを受けて、当該登録選択画面40の表示削除を行っ
た後、この任意のポジションに関するポジショニングデ
ータを自身のメモリに一時的に記憶する。そして、前記
モニタ6において、再び、前記オートポジショニング機
能終了選択画面50の表示を行う。
【0046】これ以降、以上に説明した工程が、操作者
が前記オートポジショニング機能終了選択画面50にお
いて「はい」を選択するまで繰返し行われることにな
る。
【0047】操作者が、前記オートポジショニング機能
終了選択画面50において「はい」を選択すると、前記
制御部9は、前記モニタ6において、図9に示すよう
な、これまでの一連のルーチンオートポジショニングデ
ータ(先の一時的にメモリに記憶されたオートポジショ
ニングデータも含む)を登録するか否かを問うオートポ
ジショニング登録選択画面60の表示を行う。このオー
トポジショニング登録選択画面60の選択肢である「は
い」、「いいえ」は、何れか一方がデフォルトとして設
定されており、特に選択がなされなかった場合には、デ
フォルトとして設定されたものが選択されたものとみな
され、操作が続行されるものとする。尚、どちらがデフ
ォルトとなっているのかを示す方法としては、例えば、
デフォルトとして設定されているものを点滅させる等の
方法がある。また、デフォルトの設定は、ユーザ毎に可
能とする。さらに、このオートポジショニング登録選択
画面60は、前記オートポジショニングデータ設定画面
20に重ねて表示することにしても良い。
【0048】ここで、ルーチンオートポジショニングデ
ータを登録すると選択した場合には、この一連のルーチ
ンオートポジショニングデータ(先の一時的にメモリに
記憶されたオートポジショニングデータも含む)の登録
が行われる。具体的には、前記制御部9が、これを受け
て、当該オートポジショニング登録選択画面60の表示
削除を行った後、この一連のルーチンオートポジショニ
ングデータに新たなオートポジショニング番号を割り振
って、これを自身のデータベースに記憶して、また、前
記オートポジショニングデータ設定画面20において
は、この一連のルーチンオートポジショニングデータに
関するオートポジショニング番号を消去して、替わりに
この新たな番号を挿入し、さらに、その使用回数を1回
とする。
【0049】また、検査ではなく治療を行った場合に
は、操作者は前記リスト20aの「症例」項目において
今回の治療に関する症例の入力操作を行い、前記制御部
9がこれを併せて記憶する。
【0050】以下、以上に説明したオートポジショニン
グデータの入力操作について、前記制御部9による制御
の流れに沿って、図10に示すフローチャートを参照し
ながら簡単に説明する。
【0051】操作者が、当該医用X線診断装置の電源を
立ち上げて、前記操作部8において“オートポジショニ
ング機能”を使用する旨の入力を行うと、前記制御部9
は、これを判断して(S01、Yes)、前記モニタ6
の画面において、図3に示すような“オートポジショニ
ング機能”に関する入力操作を行うための入力画面、即
ち、オートポジショニングデータ入力画面10の表示を
行う(S02)。
【0052】次に、操作者が、このオートポジショニン
グデータ入力画面10において全ての選択を行うと、前
記制御部9は、これを判断して(S03)、前記モニタ
6の画面において、図4に示すような“オートポジショ
ニング機能”に関する設定操作を行うための設定画面、
即ち、オートポジショニングデータ設定画面20の表示
を行う(S04)。当該オートポジショニングデータ設
定画面20には、前記制御部9が、自身に備えるデータ
ベースに記憶される全てのオートポジショニングデータ
の中から、先のオートポジショニングデータ入力画面1
0において入力された入力内容に該当するもののみを呼
び出した結果、即ち、該当するオートポジショニングデ
ータがリスト20aとなって表示される。尚、当該オー
トポジショニングデータ設定画面20には、このリスト
20aの表示方法を選択するための表示方法選択部20
bが設けられており、リスト20aにおいて表示される
オートポジショニングデータを「番号順」、「使用頻度
順」、「症例順」等によって入れ替え表示することがで
きるようになっている。また、当該オートポジショニン
グデータ設定画面20には、被検者の体格分類を選択す
るための体格分類選択部20cが設けられており、リス
ト20aに表示されるオートポジショニングデータを被
検者の体格、即ち、被検者の身長及び体重によって、さ
らに絞り込むことができるようになっている。
【0053】そして、操作者が、この被検者の体格分類
の選択を行って、リスト20aに表示されるオートポジ
ショニングデータのさらなる絞込みを行った後、“オー
トポジショニング機能”を使用するべく、所望のオート
ポジショニングデータのオートポジショニング番号を選
択すると(S05)、前記制御部9は、これを受けて、
前記X線管類保持装置3及び前記寝台5にそれぞれ具備
される駆動部3a及び駆動部5aに関する駆動制御を行
って、自動的に、このオートポジショニングデータの第
一のポジション、即ち、最初のオートポジショニング番
号に設定される位置に前記X線管1及び検出器2と前記
天板4を位置決めする(S06)。因みに、当該オート
ポジショニングデータが、“ルーチンオートポジショニ
ングデータ”でなく、“オートポジショニングデータ”
である場合には、当然、第一のポジションではなく、当
該オートポジショニングデータに設定される位置にこれ
らを位置決めすることになる。
【0054】そして、操作者が、この第一のポジション
において、X線の曝射を行って透視や撮影を行った後、
トリガボタン8dを押下すると、前記制御部9は、これ
を判断して(S07)、次のオートポジショニングデー
タがある場合には(S08、Yes)、前記モニタ6に
おいて、図6に示すような、次の第二のポジションにこ
れらの位置決めを行うか、或いは、任意のポジションに
これらの位置決めを行うかを選択する選択画面30を表
示する(S09)。
【0055】ここで、操作者が、次の第二のポジション
に位置決めを行うと選択した場合、即ち、「はい」を選
択した場合には(S10、Yes)、前記制御部9は、
これを受けて、当該選択画面30の表示削除を行った
後、前記X線管類保持装置3及び前記寝台5にそれぞれ
具備される駆動部3a及び駆動部5aに関する駆動制御
を行って、自動的に、前記X線管1及び検出器2と前記
天板4を第二のポジションに位置決めする(S06)。
そして、これ以降は、先のS07に戻ることになる。
【0056】また、ここで、操作者が、自身のマニュア
ル操作によって任意のポジションにこれら(前記X線管
1及び検出器2と前記天板4)の位置決めを行うと選択
した場合、即ち、「いいえ」を選択した場合には(S1
0、No)、前記制御部9は、これを受けて、この選択
画面30の表示削除を行った後、前記操作部8において
前記X線管類保持装置3及び前記寝台5のマニュアル操
作を行うことを可能とする(S11)。そして、操作者
は、前記操作部8において所定の操作を行うことで、こ
れらを駆動操作して、前記X線管1及び検出器2と前記
天板4を所望の位置に位置決めすることになる。
【0057】このように、操作者がマニュアル操作によ
って任意のポジションに位置決めを行った場合には、X
線の曝射を行って透視や撮影が行われた後に、操作者が
トリガボタン8dを押下すると(S12)、前記制御部
9がこれを判断して、前記モニタ6において、図7に示
すような、この任意のポジションに関するオートポジシ
ョニングデータを登録するか否かを選択する登録選択画
面40の表示を行うことになる(S13)。
【0058】ここで、操作者がオートポジショニングデ
ータを登録すると選択した場合には(S14、Ye
s)、この任意のポジションに関するオートポジショニ
ングデータの登録が行われる(S15)。また、ここ
で、操作者がオートポジショニングデータを登録しない
と選択した場合には、この任意のポジションに関するオ
ートポジショニングデータの登録が行われることなく、
操作が続行される(S07へ)。さらに、ここで、操作
者がオートポジショニングデータを登録するか否かを術
終了後に判断すると選択した場合には、この任意のポジ
ションに関するオートポジショニングデータが一時的に
メモリに記憶された後、その登録が行われることなく操
作が続行される(S07へ)。
【0059】そして、操作者が、再びトリガボタン8d
を押下すると、前記制御部9はこれを判断して(S0
7)、次のオートポジショニングデータがある場合には
(S08、Yes)、前記モニタ6において、図6に示
すような、次の第三のポジションにこれらの位置決めを
行うか、或いは、任意のポジションにこれらの位置決め
を行うかを選択する選択画面30を表示する(S0
9)。
【0060】これ以降、以上に説明した工程が、透視や
撮影が行われる度に繰返し行われることになる。
【0061】そして、先のS08において、次のオート
ポジショニングデータがなくなった場合には、(S0
8、No)前記制御部9は、前記モニタ6において、図
8に示すような、オートポジショニング機能を終了する
か否かを問うオートポジショニング機能終了選択画面5
0の表示を行う(S16)。
【0062】ここで、操作者が「いいえ」を選択した場
合には、前記制御部9は、これを判断して(S17、N
o)、このオートポジショニング機能終了選択画面50
の表示削除を行った後、前記操作部8においてマニュア
ル操作を行うことを可能とする(S11)。そして、操
作者は、前記操作部8において所定の操作を行うこと
で、これらを所望の位置に位置決めすることになる。
尚、これ以降は、S12に戻ることになる。
【0063】また、ここで、操作者が、前記オートポジ
ショニング機能終了選択画面50において「はい」を選
択した場合には、前記制御部9は、これを判断して(S
17、Yes)、このオートポジショニング機能終了選
択画面50の表示削除を行った後、前記モニタ6におい
て、図9に示すような、これまでの一連のルーチンオー
トポジショニングデータ(先の一時的にメモリに登録さ
れたオートポジショニングデータを含む)を登録するか
否かを問うオートポジショニング登録選択画面60の表
示を行う(S18)。
【0064】ここで、操作者が、ルーチンオートポジシ
ョニングデータを登録すると選択した場合には(S1
9、Yes)、前記制御部9は、これを判断して、この
一連のルーチンオートポジショニングデータ(先の一時
的にメモリに登録されたオートポジショニングデータを
含む)の登録を行った後(S20)、処理を終了する。
また、ここで、操作者が、ルーチンオートポジショニン
グデータを登録しないと選択した場合には(S19、N
o)、前記制御部9は、これを判断して、この一連のル
ーチンオートポジショニングデータの登録を行うことな
く処理を終了する。
【0065】また、先のS01において、操作者が“オ
ートポジショニング機能”を使用する旨の入力を行わな
ければ、前記制御部9は、これを判断して(S01、N
o)、通常のマニュアル操作に切り換えることになる
(S15)。
【0066】以上に説明したように、本実施形態におけ
る医用X線診断装置によれば、当該医用X線診断装置に
記憶されるオートポジショニングデータを、まず、用途
及び部位によって絞り込んだ後、さらに、被検者の体格
によって絞込み、これらの中から所望のものを選択して
使用することができるので、オートポジショニングデー
タを選択する際の手間を省くことができ、操作者及び被
検者の負担を軽減するができると共に、オートポジショ
ニングデータを選択する際の選択ミスを防ぐことができ
る。
【0067】また、被検者の体格、即ち、被検者の身長
及び体重を、寝台に設けた検出手段によって自動的に検
出して、さらには、その検出結果に基づいてオートポジ
ショニングデータを自動的に絞り込むこともできるの
で、オートポジショニングデータを選択する際の手間を
より省くことができ、操作者及び被検者の負担をより軽
減するができる。
【0068】さらに、オートポジショニングデータを一
覧表示する際の表示方法を、操作者が任意に選択するこ
とができるので、操作者が認識し易い表示方法を選択す
ることで、当該医用X線診断装置の操作性を向上させる
ことができる。
【0069】さらに、オートポジショニングデータを表
示する表示方法として、使用頻度順、又は、症例数順に
これを表示することもできるので、これらに関する情報
を開発へフィードバックすることができると共に、他の
操作者の使用状況等も確認することができることから、
操作者の技術向上を図ることもできる。
【0070】さらに、一つのポジションに関するデー
タ、即ち、“オートポジショニングデータ”のみなら
ず、一連の複数のポジションに関するデータ、即ち、
“ルーチンオートポジショニングデータ”に関しても絞
込みを行って、所望のものを選択して、これを使用する
ことができる。
【0071】さらに、“ルーチンオートポジショニング
データ”に関して、そのデータ内容の編集及び登録を行
って、これを使用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る医
用X線診断装置によれば、当該医用X線診断装置に記憶
されるオートポジショニングデータを、まず、用途及び
部位によって絞り込んだ後、さらに、被検者の体格によ
って絞込み、これらの中から所望のものを選択して使用
することができるので、オートポジショニングデータを
選択する際の手間を省くことができ、操作者及び被検者
の負担を軽減するができると共に、オートポジショニン
グデータを選択する際の選択ミスを防ぐことができる。
【0073】また、被検者の体格、即ち、被検者の身長
及び体重を、寝台に設けた検出手段によって自動的に検
出して、さらには、その検出結果に基づいてオートポジ
ショニングデータを自動的に絞り込むことで、オートポ
ジショニングデータを選択する際の手間をより省くこと
ができ、操作者及び被検者の負担をより軽減するができ
る。
【0074】また、オートポジショニングデータを一覧
表示する際の表示方法を、操作者が任意に選択すること
ができるようにすることで、操作者が認識し易い表示方
法を選択することができ、当該医用X線診断装置の操作
性を向上させることができる。
【0075】また、オートポジショニングデータを表示
する際の表示方法として、使用頻度順、又は、症例数順
にこれを表示することで、これらに関する情報を開発へ
フィードバックすることができると共に、他の操作者の
使用状況等も確認することができることから、操作者の
技術向上を図ることもできる。
【0076】また、本発明に係る医用X線診断装置によ
れば、一つのポジションに関するデータ、即ち、“オー
トポジショニングデータ”のみならず、一連の複数のポ
ジションに関するデータ、即ち、“ルーチンオートポジ
ショニングデータ”に関しても絞込みを行って、所望の
ものを選択して、これを使用することができる。
【0077】さらに、“ルーチンオートポジショニング
データ”に関して、そのデータ内容の編集及び登録を行
って、これを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医用X線診断装置の一実施形態に
おける全体構成図である。
【図2】図1に示す医用X線診断装置の操作部の全体構
成を示す図である。
【図3】図1に示す医用X線診断装置のモニタに表示さ
れるオートポジショニングデータ入力画面を示す図であ
る。
【図4】図1に示す医用X線診断装置のモニタに表示さ
れるオートポジショニングデータ設定画面を示す図であ
る。
【図5】図1に示す医用X線診断装置の寝台に身長検出
手段及び体重検出手段が備えられた状態を示す図であ
る。
【図6】図1に示す医用X線診断装置のモニタに表示さ
れる選択画面を示す図である。
【図7】図1に示す医用X線診断装置のモニタに表示さ
れる登録選択画面を示す図である。
【図8】図1に示す医用X線診断装置のモニタに表示さ
れるオートポジショニング機能終了選択画面を示す図で
ある。
【図9】図1に示す医用X線診断装置のモニタに表示さ
れるオートポジショニング登録選択画面を示す図であ
る。
【図10】図1に示す医用X線診断装置の制御部におけ
るオートポジショニングデータの入力操作に関する処理
の流れついて説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…X線管 2…検出器 3…X線管類保持装置 3a…駆動部 4…天板 5…寝台 5a…駆動部 5b…身長検出手段 5c…体重検出手段 6…モニタ 7…表示パネル 8…操作部 8a…セレクトボタン 8b…確定ボタン 8c…番号ボタン 9…制御部 10…オートポジショニングデータ入力画面 10a…用途選択部 10b…部位選択部 20…オートポジショニングデータ設定画面 20a…リスト 20b…表示方法選択部 20c…体格分類選択部 30…選択画面 40…登録選択画面 50…オートポジショニング機能終了選択画面 60…オートポジショニング登録選択画面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者に対してX線を曝射するX線管及
    び前記被検者より透過したX線を検出する検出器を保持
    する保持手段を有し、この保持手段の前記被検者に対す
    る相対位置が所定のポジショニングデータに基づいて駆
    動制御されて位置決めされる制御部を備える医療用X線
    診断装置において、 前記制御部は、入力される所定の条件に基づいて絞り込
    まれたポジショニングデータに基づいて前記保持手段の
    前記被検者に対する相対位置を決定するよう位置決め制
    御することを特徴とする医療用X線診断装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記絞り込まれたポジシ
    ョニングデータの一覧表示を行って、さらに、その一覧
    表示されたポジショニングデータの中から選択されたポ
    ジショニングデータに基づいて、前記保持手段の前記被
    検者に対する相対位置を決定するよう位置決め制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の医療用X線診断装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の条件は、当該医療用X線診断
    装置の用途及び/又は被検者の関心部位であることを特
    徴とする請求項1記載の医療用X線診断装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、さらに、前記所定の条件
    として、被検者の体格に基づいて、前記ポジショニング
    データの絞込みを行うことを特徴とする請求項1記載の
    医療用X線診断装置。
  5. 【請求項5】 前記ポジショニングデータは、一つのポ
    ジションに関するデータ、又は、一連の複数のポジショ
    ンに関するデータであることを特徴とする請求項1記載
    の医療用X線診断装置。
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