JP3466652B2 - 画像診断装置 - Google Patents

画像診断装置

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JP3466652B2
JP3466652B2 JP06641193A JP6641193A JP3466652B2 JP 3466652 B2 JP3466652 B2 JP 3466652B2 JP 06641193 A JP06641193 A JP 06641193A JP 6641193 A JP6641193 A JP 6641193A JP 3466652 B2 JP3466652 B2 JP 3466652B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療分野における画像診
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院で患者をX線CT装置やMRI(核
磁気共鳴)CT装置等の画像診断装置で検査する場合、
検査部位や検査項目によって画像診断装置の撮像条件
(例えば、X線条件)、画像再構成条件、スキャン制御
モード,例えば、スキャン(走査)ー画像表示ースキャ
ンー・・と繰返す動作(S&Vモード)やスキャンース
キャンー・・とスキャンを連続する動作(S&Sモー
ド)、等が異なっているが、これらは現時点で数十のパ
ターンにパターン化されている。
【0003】なお、スキャン制御モードは通常スキャン
と画像表示スキャンとスキャン或いはスキャンとスキャ
ンの間に適当な時間間隔(インターバル)を置き、ま
た、患者に対する指示(例えば、音声や表示による指
示)を前後に行うよう設定されている(図3(A),図
4(A)参照)。
【0004】通常、患者に対し検査Xを行う場合にはオ
ペレータが画像診断装置の操作パネル上のキーボード或
いはマウス等のポインティングデバイスにより指示入力
を行い画像診断装置の撮像条件及び画像の再構成条件等
の設定及び患者の検査準備が整え、次に、オペレータは
当該検査に要する撮像枚数をセットする。
【0005】そして、オペレータの上記指示及び設定に
より画像処理装置は図4(A)に示すような検査X用の
パターンx(スキャン計画テーブルに対するパターン設
定)を記憶装置から選び出して作業用メモリーにセット
する(いずれも図示せず)。スキャンが開始されると画
像診断装置はパターンxに従ってスキャン制御を行い設
定された枚数分の撮像を行うためのスキャンを行う。
【0006】この通常に進行する検査の場合(検査がパ
ターンに従って滞りなく進行する場合をいう)の撮像時
間は、肺野をスキャンする場合を例にとると、S&Vモ
ードでは1回当り10秒程度、S&Sモードでは3〜4
秒、音声指示時間3〜5秒、インターバルとして(余裕
を見込んで)20秒〜30程度を必要とする(図3
(A),図4(A)参照)。
【0007】しかし、検査を上述した通常の場合のよう
に進行させ難い事態が発生する場合(例えば、検査中の
患者の容態が悪化したような場合)があり、このような
場合には検査を中止するか、或いは検査時間を短縮して
検査を完了させる必要がある。
【0008】このような場合、最悪の事態では検査の中
止を要するが、それに至らない程度の場合は必要枚数の
撮像をできるだけ短い時間で終了させることが望ましい
とされる。
【0009】従来技術では、一旦検査を中断して、撮像
枚数及び検査X用に設定していたスキャンモードをクリ
ア(CLEAR)した後、図5に示す検査時間短縮スキャンモ
ード選択/調整部10で、予め装置に設定されている数
パターンの検査時間短縮スキャン計画(図4に示すよう
なテーブル形式で画像診断装置の記憶装置に登録されて
いる場合が多い)のうち、検査時間短縮スキャン計画の
パターン中適当と思われる検査時間短縮スキャンモード
のパターンyを選択(例えば、操作パネル上の選択スイ
ッチの選択、或いはマウスによる画面上のメニューの選
択)し、更に、検査Xの検査時間短縮スキャンモードと
なるようパターンyを調整しパターンy’とした後、ス
キャン制御部13によりスキャンの制御を行っていた。
【0010】また、スキャン制御部13は与えられた検
査時間短縮スキャン計画(パターンy’)により寝台制
御部14及びX線制御部15を制御してスキャンの再開
及び実行を行っていた(図3(A),図4(A)参
照)。
【0011】図4はスキャン計画テーブルの例であり、
図(A)ではパターンxによる通常に進行している検査
が中断事由の発生によりパターンxの2ステップ(2枚
分撮像した)終了時に検査を中断させ場合を示してい
る。
【0012】図4(B)は中断させた検査をできるだけ
短い時間で完了させるため、従来の方法により調整した
検査時間短縮スキャンモードy’で新たに検査時間短縮
スキャンモードを開始した場合のスキャン計画テーブル
を示している。
【0013】なお、検査枚数を減らせばスキャン時間は
短縮できるが、検査を中止せざるを得ない程の緊急事態
ではない場合は、’検査’という目的上、検査枚数を減
らすことより短い時間で必要枚数を全て撮る方が望まし
いとされている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスキャン制
御方式は、 (a) 検査の中断 (b) 検査時間短縮スキャン計画のパターン選択及び
設定 (c) 設定された検査時間短縮スキャン計画のパター
ンを検査X用のパターンに調整 (d) 検査枚数の設定 (e) スキャン制御開始指示 (f) ハード条件の調整 のステップを要するが、上記(a)〜(f)のステップ
は全て操作パネル上のスイッチ等の操作による指示等オ
ペレータの介入が必要であり、図3(B)に示すように
ステップ(a)の中断からステップ(e)によるスキャ
ンのリスタート(RE-START) まで時間を要する。
【0015】また、スキャンのリスタート後もスキャン
計画の変更にともなう他の撮像条件のリセット(例え
ば、再スキャノ(図3(B))等を必要とする等、繁雑
な手続きを要するという問題点があった。
【0016】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、X線CT装置やMRI装置等の画像診
断装置において、必要に応じてスキャン時間を短縮する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は、被検者に対して第1のスキャ
ン条件及び第1のシーケンスによりスキャンを行う画像
診断装置において、検査時間の短縮を指示する指示手段
と、この検査時間の短縮の指示に従って、前記第1のス
キャン条件及び第1のシーケンスが、連続スキャンか否
か、前記被検者に対する動作指示パラメータがあるか否
か、スキャンインターバルが最小時間か否かの少なくと
もいずれかを判定する判定手段と、この判定手段の判定
結果に基づいて、前記第1のスキャン条件及び前記第1
のスキャン条件の検査時間を短縮した第2のスキャン条
件及び第2のシーケンスを生成する生成手段と、この生
成手段によって生成された第2のスキャン条件及び前記
第2のシーケンスに従って、前記被検体へのスキャンを
実行する制御手段とを具備したことを特徴とするもので
ある
【0018】また、例えば以下のステップ(1)乃至
(4)を実行することで必要に応じてスキャン時間の短
縮化を図ることができる。
【0019】(1) 第1のスキャン条件を構成するス
キャンモードパラメータが連続スキャンモードに対応し
ていない場合にスキャンモードパラメータを連続スキャ
ンモードに対応させる。
【0020】(2) 第1のスキャン条件を構成する被
検者に対する動作指示パラメータが有意の場合に当該動
作指示パラメータを有意でないように変更する。
【0021】(3) 第1のスキャン条件を構成するス
キャン間隔を規定するインターバルを示すインターバル
パラメータの値が最小値でない場合、当該インターバル
の値を最小値に変更する。
【0022】(4) 画像診断装置を構成する構成部分
のうちスキャン実行を規定する構成部分の定格条件が上
記ステップ(3)により変更されたインターバルパラメ
ータの値と適合しない場合、該インターバルパラメータ
の値を前記構成部分の定格条件に適合させる。
【0023】
【作用】本発明によれば、検査時間の短縮の指示に従っ
て、第1のスキャン条件及び第1のシーケンスが、連続
スキャンか否か、被検者に対する動作指示パラメータが
あるか否か、スキャンインターバルが最小時間か否かの
少なくともいずれかを判定し、判定結果に基づいて、第
1のスキャン条件及び第1のスキャン条件の検査時間を
短縮した第2のスキャン条件及び第2のシーケンスを生
成する。例えば、第1のシーケンスが連続スキャンモー
ドではない場合、連続スキャンモードの第2のシーケン
スを生成する。そして生成された第2のスキャン条件及
び第2のシーケンスに従って、被検体へのスキャンを実
行する。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【実施例】図1は本発明に基づく画像診断装置をX線C
T装置に適用した場合の一実施例のブロック図であり、
図2は図1のブロック図中の最短スキャン条件生成部1
2の動作例を示すフローチャートである。
【0031】図1において、11は検査時間短縮スキャ
ンモード指示部、12は最短スキャン条件生成部、13
はスキャン制御部、14は寝台制御部、15はX線制御
部である。
【0032】X線CT装置により患者を検査し断層像を
得る処理の進行中、緊急事態(例えば、患者の容態の悪
化など)が発生した場合で、検査を中止するほどでもな
い場合にはできるだけ短時間で必要数の画像データを収
集・再構成して処理を終了させ、患者をX線CT装置か
ら解放する必要がある。
【0033】このため、医師の指示によりオペレータが
操作パネルの選択スイッチ(例えば、スイッチ5を検査
時間短縮スキャンモードとしておく)で検査時間短縮ス
キャンモードの選択を指示すると、検査時間短縮スキャ
ンモード指示部11からスキャン制御部13にその時点
での通常検査の中断を指示し、同時に最短スキャン条件
生成部12に対し当該検査条件における最短スキャン条
件(スキャン計画)の生成を指示する。
【0034】中断指示を得たスキャン制御部13は寝台
制御部14及びX線制御部15を制御してスキャンを中
断する。この場合、中断時に撮像枚数はクリアされず、
中断時までの完了撮像枚数は撮像済みカウンタにセット
される。また、患者の位置(寝台位置)は中断時点での
位置が保持されている。
【0035】これにより、オペレータは操作パネル上の
所定のスイッチの1タッチ操作(ON動作)だけでスキ
ャンの中断及び検査時間短縮スキャンモードの選択を指
示できる。
【0036】最短スキャン条件生成部12は後述するよ
うに(図2参照)最短スキャン条件を自動的に生成す
る。そして、スキャン制御部13は最短スキャン条件生
成部12による最短スキャン条件の生成完了後、最短ス
キャン条件の生成終了通知により、生成された最短スキ
ャン条件を基に寝台制御部14及びX線制御部15等を
制御してスキャンの再開及び実行を行う(図3(C),
図4(C)参照)。この場合、撮像済み枚数Nはリセッ
トされず、(N+1)枚目からの撮像が再開される。
【0037】なお、上述の場合スキャン制御部13は最
短スキャン条件生成部12による最短スキャン条件の生
成完了後、最短スキャン条件の生成終了通知により、最
短スキャン条件により寝台制御部14及びX線制御部1
5を制御してスキャンの再開及び実行を行うが、これに
限らず、例えば、最短スキャン条件生成部12による最
短スキャン条件の生成完了後、その変更後の条件をモニ
ター上に表示しオペレータによる操作パネル上の選択ス
イッチ又はキーボードからの確認情報の入力を得てから
スキャン制御部13が最短スキャン条件生成部12によ
る最短スキャン条件により寝台制御部14及びX線制御
部15を制御してスキャンの再開及び実行を行うように
してもよい。
【0038】また、上記において検査時間短縮スキャン
モードの選択,最短スキャン条件の確認情報の入力はマ
ウス等によりモニター上のメニュー乃至アイコン等(図
示せず)を選択して入力するようにすることもできる。
【0039】以下、図2によりX線CT装置を例とする
検査時間短縮スキャンモード条件生成部11の動作を述
べる。
【0040】上述したようにオペレータが操作パネルの
選択スイッチで検査時間短縮スキャンモードの選択を指
示すると、検査時間短縮スキャンモード指示部11から
スキャン制御部13にその時点での通常検査の中断を指
示し、同時に最短スキャン条件生成部12に対し当該検
査条件における最短スキャン条件の生成を指示する。こ
の場合、中断時に撮像枚数はクリアされず、中断時まで
の完了撮像枚数は撮像済みカウンタにセットされる。そ
して最短スキャン条件生成部12は下記ステップにより
当該検査条件における最短スキャン条件を生成する。
【0041】[ステップ1] スキャンモードがS&S
モード(連続スキャンモード)か否かを判定する。患者
に対し検査Xを行う場合に検査X用のパターンxがセッ
トされているので、パターンxのスキャン計画テーブル
(図4(A)参照)をチェックし、スキャンが中断した
時点のスキャン済み回数(撮像済み数Nに等しい)+1
回目のスキャン動作(モード)がS&Sモードか否かを
調べる。
【0042】S&Sモードでない場合はステップ32を
実行し、S&Sモードの場合はステップ3を実行する。
S&Sモードの場合は、スキャン、スキャン,・・と繰
返すためスキャンモードの中では最短時間(スキャン1
回当り3〜4秒+インターバル)で撮像を行うことがで
きる。
【0043】[ステップ2] スキャンモードをすべて
S&Sに変更する。例えば、スキャンモードがS&Vモ
ードの場合は、スキャン,画像表示、スキャン,画が像
表示、スキャン,・・と繰返されるので、画像表示及び
画像の確認に必要な時間がかかり、「スキャン,画像表
示」の1サイクルで10秒程度+インターバルを要す
る。そこで最も時間の短いS&Sモードに検査X用のパ
ターンxのすべてのスキャンモードを変更する。
【0044】[ステップ3] 音声等の患者に対する指
示があるか否かを判定する。検査X用のパターンxのス
キャン計画テーブルの指示欄をチェックし指示があるか
(例えば、音声あり)否か(例えば、音声なし)を判定
し、指示がある場合はステップ4を実行し、指示がない
場合はステップ5を実行する。
【0045】[ステップ4] その指示を行わないよう
に指示内容を全てOFFにする。X線CT装置で寝台上
に横たわっている患者に対しては、スキャン制御のパラ
メータ(スキャン計画テーブルの各段毎の制御動作内容
(スキャンモード,音声の有無等、インターバル)の値
をいう)により定められた、吸気(呼吸),吐気(呼
吸)等の患者動作を音声或いは表示等で患者に対して指
示する。
【0046】例えば、音声表示では3〜5秒を要するの
で、緊急時は音声或いは表示による指示を行わないよう
に”なし”フラグを検査X用のパターンxのすべての指
示欄にセットする。
【0047】[ステップ5] スキャンインターバルが
最短かどうかを判定する。スキャンインターバルが最短
でない場合はステップ6を実行し、最短の場合はステッ
プ7を実行する。
【0048】[ステップ6] スキャンインターバルを
最短にする。前述したようにスキャンとスキャンの間に
は指示(例えば、音声指示)に対する患者の行動時間兼
スキャン停止ー開始動作の繰返しにともなう物理的な所
要時間(例えば、X線管球の熱容量を所定量に保つため
の時間、寝台の停止ー移動にともなう機械的な許容誤差
修正時間等)の調整時間としてインターバルが設けられ
ている。通常インターバルは余裕を持たせて設定されて
いる(20〜30秒)ので、緊急時にはハード条件をク
リアする最小時間としてもよい。
【0049】[ステップ7] 現在のハード条件が最短
スキャン条件に適合するか否かをチェックする。適合し
ない場合はステップ8を実行する。ハード条件としては
短時間定格電圧、管球の熱容量等がある。
【0050】[ステップ8] ハード条件に適合するよ
うにインターバルを変更・調整する。例えば、X線管へ
の熱負荷を最小化するようにインターバルを変更する。
【0051】[ステップ9] 最短スキャン条件の生成
終了通知。最短スキャン条件生成部12は上記ステップ
1〜7(または、ステップ1〜8)により最短スキャン
条件を生成し、所要枚数(撮像必要枚数ー撮像済枚数)
について最短スキャン条件の生成が完了した時、スキャ
ン制御部13に最短スキャン条件の生成終了を知らせ
る。
【0052】図3は、検査の流れを示す説明図であり、
図3(A)では通常の検査の流れとしての、患者の寝台
による検査機構への搬入31、スキャノ32、とスキャ
ン制御部13によるスキャン制御が示され、スキャン制
御部13によるスキャン制御として、スキャン計画テー
ブルにセットされたスキャンモードによるスキャン36
と音声等の指示及びインターバルからなる所定時間37
の組を撮像枚数分繰返して必要な検査を終了する検査が
通常に進行する場合を示す。
【0053】図3(B)は検査の通常の進行途中で緊急
時が発生した場合の、従来の方法による、時間短縮スキ
ャンの流れを含む検査全体の流れの説明図であり、中断
後オペレータの操作により最短スキャンモードと撮像枚
数をセットし、スキャノを繰返してから最短スキャンモ
ードによるスキャン制御を実行する。
【0054】図3(B)で明らかなように、スキャンモ
ードの所要時間39及び指示及びインターバルの所要時
間40は図3(A)の場合より短くなるが、オペレータ
の操作に要する時間が不定であり、また、スキャノの再
実行時間を要する。
【0055】図3(C)は検査の通常の進行途中で緊急
時が発生した場合の本発明のスキャン制御方法による時
間短縮スキャンの流れを含む検査全体の流れの説明図で
あり、最短スキャン条件の設定を自動的に行うためスキ
ャン制御部13によるスキャン制御の中断から新しい条
件の下でのスキャンの再開までの間隔41が短く、スキ
ャンモードの所要時間42及び指示及びインターバルの
所要時間43も図3(B)の場合より短くなる。
【0056】また、従来のように設定値をクリアしない
のでスキャノの再実行時間が不要であり、撮像済枚数の
次の撮像のためのスキャン再開がスムースに行われる。
【0057】更に、寝台が中断時の位置から引続いて駆
動制御できるため中断前の位置に設定するための機械的
な移動時間がかからない。
【0058】更にまた、ハード条件(最小条件)を保つ
ためのスキャンインターバルを自動的に保つためハード
条件との整合性が保たれる。
【0059】図4は腹部を検査する場合のスキャン計画
テーブルの例であり、図4(A)は通常に進行していた
検査が2回めの撮像終了後中断した場合を示す。
【0060】図4(B)は、従来の方法により新たにセ
ットされた時間短縮スキャン計画テーブルを示す。
【0061】図4(C)は本発明のスキャン制御方法に
より、中断前の条件及び中断後の新たな短縮スキャン条
件に基づくスキャン計画テーブルを示す。
【0062】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、必
要に応じて短時間にスキャンを終了させることができ
る。これにより、例えば緊急時においても容易に対応す
ることができる。
【0064】
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく画像診断装置をX線CT装置に
適用した場合の一実施例のブロック図である。
【図2】図1のブロック図中の最短スキャン条件生成部
の動作例を示すフローチャートである。
【図3】検査の流れを示す説明図である。
【図4】腹部を検査する場合のスキャン計画テーブルの
例である。
【図5】画像診断装置の検査時間短縮スキャン制御方法
の従来例である。
【符号の説明】
11 時間短縮スキャンモード指示部(時間短縮指示
手段) 12 最短スキャン条件生成部(短縮スキャン条件生
成手段) 13 スキャン制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/00 - 6/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者に対して第1のスキャン条件及び
    第1のシーケンスによりスキャンを行う画像診断装置に
    おいて、 検査時間の短縮を指示する指示手段と、 この検査時間の短縮の指示に従って、前記第1のスキャ
    ン条件及び第1のシーケンスが、連続スキャンか否か、
    前記被検者に対する動作指示パラメータがあるか否か、
    スキャンインターバルが最小時間か否かの少なくともい
    ずれかを判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果に基づいて、前記第1のスキャ
    ン条件及び前記第1のスキャン条件の検査時間を短縮し
    た第2のスキャン条件及び第2のシーケンスを生成する
    生成手段と、 この生成手段によって生成された第2のスキャン条件及
    び前記第2のシーケンスに従って、前記被検体へのスキ
    ャンを実行する制御手段とを具備したことを特徴とする
    画像診断装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段により生成された前記第2
    のスキャン条件及び前記第2のシーケンスを表示する表
    示手段と、 前記表示手段に表示された前記第2のスキャン条件及び
    前記第2のシーケンスを確認した旨の情報を入力するた
    めの入力手段とを更に備え、 前記制御手段は、前記確認情報に従って、前記第2のス
    キャン条件及び前記第2のシーケンスで前記被検体をス
    キャンすることを特徴とする請求項1記載の画像診断装
    置。
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