JPH0568680A - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
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Abstract
1回のキー/ボタン操作でルーチン検査を実行すること
ができるX線CT装置を提供することを目的とするもの
である。 【構成】 被検体に関する少なくとも1つの撮影モード
と撮影部位を選択する選択手段,被検体の少なくとも1
つの撮影モードと撮影部位に基づいて前記ルーチン検査
の流れをプログラミングする手段,プログラミングした
前記ルーチン検査の流れを格納する第1格納手段,プロ
グラミングした前記ルーチン検査の流れを該第1格納手
段から読出し、プログラミングしたルーチン検査の諸機
能を逐次的に実行する手段,プログラミングした前記ル
ーチン検査の実行を中断し、その機能を切り換える手段
とを備え、1回のボタン操作で必要なルーチン検査が実
行でき、かつ任意に中断及び切り換えができるようにし
た。
Description
に従って所望のルーチン検査(決められた順序に従って
定常的に行われる検査)を行うX線CT装置に関する。
able anatomical selection プログラマブル解剖検査モ
ード選択)機能が装備されている。PAS機能とは、被
検体の撮影目的と撮影部位に従って曝射条件を前もって
プログラミングし、キーボードあるいはパネルの関連操
作ボタン(キー)を操作してプログラミングした操作条
件を格納器に格納できる機能を意味する。このPAS機
能を装備している従来のCT装置においては、1回のキ
ー操作で設定できる曝射条件は1つだけである故、ルー
チン検査を行うに際して様々なキー操作を繰り返さなけ
ればならないという問題がある。また、このキー操作に
よって設定できる曝射条件は医学データ収集に関する曝
射条件だけに限られるという問題がある。
においては、次のX線CTプロセスを実行する。第1段
階(手順)として、曝射条件をPASにセットした後第
2段階で曝射準備を整える。続いて第3段階において曝
射を開始し、被検体のCT像を収集する。続いて第4段
階においてCT像を光ディスク(不図示)へ移して格納
した後、第5段階においてマルチフォーマットカメラ
(不図示)でCT像を写真撮影する。前述のごとく、各
段階において一連のルーチン検査を遂行するためにオペ
レータによる手動操作を必要とする。さらに、前記のも
のに似た検査を繰り返す場合にこの手動操作(キー/ボ
タン操作)をさらに必要とする。
線CT装置において1回のボタン/キー操作で設定する
ことができる曝射条件はただ1つだけである故、ルーチ
ン検査を行うためにはオペレータが大量のキー操作を実
行しなければならないと言う問題がある。さらに、像の
収集に関する曝射条件だけしか設定することができない
と言う問題がある。言い換えれば、オペレータはX線C
Tルーチン検査を行いつつ厄介な大量のキー/ボタン操
作を行うことを強いられることになる。
だ1回のキー/ボタン操作でルーチン検査を実行するこ
とができるX線CT装置を提供することを目的とするも
のである。
に本発明は、予め設定した検査計画に従って所望のルー
チン検査を行う装置において,被検体に関する少なくと
も1つの撮影モードと撮影部位を選択する選択手段,被
検体の少なくとも1つの撮影モードと撮影部位に基づい
て前記ルーチン検査の流れをプログラミングする手段,
プログラミングした前記ルーチン検査の流れを格納する
第1格納手段,プログラミングした前記ルーチン検査の
流れを該第1格納手段から読出し、プログラミングした
ルーチン検査の諸機能を逐次的に実行する手段,プログ
ラミングした前記ルーチン検査の実行を中断し、その機
能を切り換える手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
憶した後、必要に応じて1回の操作でプログラムを取出
して前記ルーチン検査を順次実行させる。これによって
1回のボタン操作で必要なルーチン検査が実行でき、か
つ任意に中断及び切り換えができるので、オペレータに
対して余分な入力操作を強いることは少なくなる。また
単なる収集に関するものに限らずルーチン検査という大
きな流れに着目して、CT装置を動作させることができ
るようになる。
いて詳述することとする。
らびにタッチセンサー付きディスプレイ画面3がある。
また入力手段として起動スイッチ3Aと中断スイッチ3
Bがある。モニター4とマルチフォーマットカメラ5を
使用する。対話式制御器6が前記の全コンポーネント1
乃至5に接続されている。データ格納手段としてメモリ
8,フロッピーディスク9,光ディスク10ならびに磁
気ディスク11を使用する。さらに、曝射制御器12に
よってガントリ/寝台制御器15とX線制御器16を制
御する。ガントリ/寝台制御器15はガントリ15A
と、被検体(詳細不図示)を載せる寝台15Bを制御
し、X線制御器16はX線管16Aを制御し、ガントリ
/寝台制御器15と連動してX線管16Aから曝射する
X線を制御する。かくのごとく曝射制御器12によって
所望のX線曝射制御が行われる(これについては後述す
ることとする)。スピーカ14と音声制御器13が曝射
制御器12に接続されている。図2に示すX線CT装置
100の包括制御システムとしてシステム制御器7があ
る。さらに、システム制御器7に接続されているオンラ
インデータ伝送器20が検査計画(プログラミングした
検査の流れ)を他のCT装置(詳細不図示)へ送る。
00の方法実行プロセスの概要は次のとおりである。
イ画面3の選択した位置に触れれば対話式制御器6が当
該位置を認識し、当該位置データが該対話式制御器6か
らシステム制御器7へ送られる。システム制御器7は当
該位置情報に対応するルーチン検査の流れ、データを磁
気ディスク11から読出し、メモリ8へ送る。
ーチン検査から逐次的に機能を読出し、システム制御器
7へ送る。曝射制御器12がシステム制御器7から送ら
れてくる各種機能を解釈し、また必要な命令(処理情
報)をX線制御器16,ガントリ/寝台制御器15なら
びに音声制御器13へ送る。関連制御器13,15,1
6がこの命令を受け、実行する。命令に従って制御が実
行されるのに応じて曝射制御器12が起動命令を関連制
御器へ送る。安全確保上、命令は次の順序に従って送ら
れる。
器12→各制御器13,15,16このようにして検査
方法の最終機能が実行されるまで読出しプロセスが繰り
返される。
について説明する。被検体18のスライス位置頭部18
Aの関係を図2に示す。
検査における各プロセス段階の一覧を図3に示す。
体の撮影目的と撮影部位に適応するように各種機能を組
み合わせて行う。前述のごとく、大部分の機能は各々独
立して実行する故、従来X線CT装置においては各機能
を検査目的に合わせて実行しなけらばならない。
のX線CT装置の第1検査は、以下の単純な操作プロセ
スを実行するだけでよい。
は、モニター4,キーボード2,マウス1,撮影目的に
合った適切なルーチン検査などを入力手段として用いて
対話式検査プロセスを実行し、撮影部位、すなわち被検
体18の頭部18Aの像を生成し、外部格納媒体、すな
わち磁気ディスク11に格納する。このルーチン検査
は、図3に示すごとく1つの流れとして一連の機能と、
各機能に対して設定されている一連の条件とで構成され
ている。本例においてはルーチン検査50の機能はX線
CT装置100によって実行する検査における1つの操
作(実行)に対応しているが、CT装置の性能によって
はそうならない場合もあり得る。たとえば、曝射1つだ
けの曝射に対応しておらず、互いに区別される場合もあ
る(たとえば単一曝射と連続曝射)。
図3に示す数十の方法を前もって撮影目的ならびに撮影
部位に適応するように設定しておかなければならない。
一般的には、X線CT検査に関しては特定検査を含めて
30乃至50種類のルーチン検査を設定しておかなけれ
ばならないといわれている。数十の相異なるルーチン検
査を設定しておきさえすればあとは医師の指示に従って
適切なルーチン検査を選択するだけでよい。
100においては、図1に示すタッチセンサー付きディ
スプレイ画面3を用いてルーチン検査を簡単に選択する
ことができる。ルーチン検査の選択に関して、診断部位
とは無関係に頻繁に使うプログラムを第1画面に配置
し、診断部位が別のプログラムを第2画面に配置する
(図4参照)。
示“頭部”にタッチすればタッチセンサーが働き、ディ
スプレイ3に画面2がディスプレイされる。次に指示
“戻る”にタッチすれば画面1が再びディスプレイされ
る。
検査を簡単に利用できるように、あるいはまたルーチン
検査のタイトルを簡単に記憶できるようにルーチン検査
の表示位置の変更や名称の変更も可能である。図3に示
すルーチン検査50の使用頻度はさほど高くはない故に
この方法50は“頭部”グループ内に配置されている。
0)の様々なメリットは図5の比較リストを参照するこ
とによってよりよく理解することができる。
来CT装置の各機能の項目が本発明のCT装置のそれと
同じであってもオペレータは従来CT装置においては後
続段階における操作を考慮しなければならない。これに
対して、本発明のX線CT装置においては前もって選択
したルーチン検査に従って所望検査を自動的に実行する
ことができる。
の設定)に戻り、曝射条件の項目について詳述すること
とする。ステップ14において設定すべき複数の曝射条
件を図6に示す。
中断し、前もって設定した曝射条件(図6参照)を変更
することが可能である。
に示す装置において、キーボード2の“中断”スイッチ
3Bを押せば中断インストラクションが対話式制御器
6,曝射制御器12ならびにシステム制御器7を経て関
連制御器12,13,15,16へ送られ、それに応じ
て実行中のプロセスが中断される。システム制御器7は
自動的に中断命令を受け、対話方式で別のルーチン検査
を生成する。ルーチン検査を一時的に変更する場合はメ
モリ8に格納されているこのルーチン検査の項目を書き
込み直す。ルーチン検査を全面的に変更する場合は磁気
ディスク11に格納されているこのルーチン検査の項目
を書き込み直す。続いて起動スイッチ3Aを押せばルー
チン検査が再開される。
ク11に前もって格納してあるルーチン検査を広範囲に
活用することができる。一例として、優れたルーチン検
査を設定できるならばこの方法を図1に示すオンライン
データ伝送器20を介して他のX線CT装置においても
同じように使用することができる。
を格納し、使用する。しかしX線CT装置を用いる検査
においては、複数の条件(X線管電流,スライス幅,ス
ライスピッチなど)を互いに組み合わせて効率ならびに
画質を向上させ、またX線被曝量を低減する。したがっ
て従来CT装置においては各曝射ごとにこの条件を変更
しなければならない。
X線CT装置においては複数の曝射の各種条件を前もっ
て格納しておき、使用することができる。
は、曝射ステップ14を開始すればシステム制御器7が
1種類の曝射条件を曝射制御器12へ送る。この曝射条
件は図6に示す項目から選択する。この曝射条件に応じ
て曝射制御器12が曝射条件を関連制御器13,15,
16へ送り、それに応じて各制御器13,15,16が
関連インストラクションを実行する。続いて図6に示す
全条件が遂行され終わるまで前記の一連のプロセスが繰
り返される。
にも前記の本発明の第2実施例としてのX線CT装置の
ものに似ている利点があり、一度にすべての曝射条件が
曝射制御部12へ送られ、逐次的に処理される。本発明
の第1実施例としてのX線CT装置にはさらに、複数の
曝射条件を前もって格納しておき、使用することができ
る故に厄介な曝射を行わなくてすみ、また曝射条件の変
更を間違える恐れがないという利点がある。
示す。
は、X線造影剤を用いない単純X線検査と組み合わせて
行うが、それは単純X線検査と造影剤を用いるX線検査
とによって被検体の同じ検査部を比較することによって
疾患部を検出することができるからである。したがっ
て、造影剤を用いるX線検査を造影剤を用いない単純X
線検査のものと同じ曝射条件で、被検体の同じ検査部位
に対して行うことができる。図6を参照しつつ前述した
ごとく、前記造影剤を用いるX線検査を行うためには大
量の曝射条件(X線管電流,スライス幅,スライスピッ
チ,曝射反復回数など)を設定しなければならない。
用いるX線検査を極めて簡単に行うことができる。その
プロセスは次のとおりである(図8参照)。
行された曝射条件がメモリ8の曝射条件設定表に書き込
まれる。前記曝射条件に従って曝射が行われた後この曝
射条件のデータが曝射制御部12からメモリ8の造影剤
設定表82へ送られ、該表82に書き込まれる。したが
って、曝射を中断し、曝射条件を変更しても必要な曝射
条件を維持することができる。
を所有している故に以下の利点が確保される。
したごとく、曝射中に被検体が動いた場合は曝射をやり
直すというのがごく普通である。これと同時に造影剤を
用いるX線検査を行うときに動いた被検体の同じ検査部
位(位置)を数回曝射する。この複数回曝射によって生
体が望ましくないX線被曝を受けることになる。しかし
これに対して同じ検査部位を予め設定した時間間隔で数
回曝射する可能性がある。
造影剤を用いるX線検査に対しては図7に示す造影剤設
定機能2,3が必然的に必要になる。第3検査方法に従
ってこの機能を自動的に設定し、実行することができ
る。
おいては曝射方向はほぼ不変である。たとえば、胴部の
検査中に患者の頭部から脚部まで基本X線検査を行う。
しかし造影剤を用いるX線検査中は、患者に注入するX
線造影剤の流通方向が重要な条件である故に曝射方向は
必ずしも1つの方向に限定しない。したがって図7に示
す造影剤設定機能は前記曝射方向設定条件を満すことが
できる。第3検査方法に従ってこの曝射方向設定プロセ
スを自動的に実行することができる。
なルーチン検査の流れをプログラム化し、それに基づい
て実行、中断、切換えを行えるようにしたので、1回の
ボタン操作で各種の検査を実行することができるように
なる。
のブロックダイヤグラムである。
報の図解である。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 予め設定した検査計画に従って所望のル
ーチン検査を行う装置において、被検体に関する少なく
とも1つの撮影モードと撮影部位を選択する選択手段、
被検体の少なくとも1つの撮影モードと撮影部位に基づ
いて前記ルーチン検査の流れをプログラミングする手
段、プログラミングした前記ルーチン検査の流れを格納
する第1格納手段、プログラミングした前記ルーチン検
査の流れを該第1格納手段から読出し、プログラミング
したルーチン検査の諸機能を逐次的に実行する手段、プ
ログラミングした前記ルーチン検査の実行を中断し、そ
の機能を切り換える手段とを備えているX線CT装置。 - 【請求項2】 プログラミングした前記ルーチン検査の
前記切換えを一時的又は恒久的に行う請求項1記載のX
線CT装置。 - 【請求項3】 プログラミングした前記ルーチン検査の
流れを一時的に格納する第2格納手段、プログラミング
した前記ルーチン検査の流れを前記第1格納手段と外部
CT装置との間で送受するデータ伝送手段とを備えてい
る請求項1記載のX線CT装置。 - 【請求項4】 読出し/実行手段がプログラミングした
ルーチン検査の諸機能を実行している時に被検体の撮影
部位を写真撮影するマルチフォーマットカメラを備えて
いる請求項1記載のX線CT装置。 - 【請求項5】 プログラミング手段がルーチン検査の流
れをプログラミングしている時に対話式CT操作を制御
する対話式制御器を備えている請求項1記載のX線CT
装置。 - 【請求項6】 複数のX線曝射条件を設定する手段と、
被検体の各スライス部位に従って該複数のX線曝射条件
を選択する手段と、選択したX線曝射条件に応じてCT
操作の実行を制御する制御手段とを備えているX線CT
装置。 - 【請求項7】 被検体の複数のスライス位置を設定する
手段と、該複数のスライス位置を逐次的に曝射し、複数
の断層写真像を生成する手段と、該逐次曝射手段の動作
後X線造影剤を被検体内に注入する手段と、X線造影剤
を被検体内に注入した後同じ複数のスライス位置を逐次
的に曝射する手段を有するX線CT装置。
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- 1991-04-24 JP JP12204391A patent/JP3499248B2/ja not_active Expired - Lifetime
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