JP2001178714A - X線ctシステム及びその制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

X線ctシステム及びその制御方法及び記憶媒体

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JP2001178714A
JP2001178714A JP37116899A JP37116899A JP2001178714A JP 2001178714 A JP2001178714 A JP 2001178714A JP 37116899 A JP37116899 A JP 37116899A JP 37116899 A JP37116899 A JP 37116899A JP 2001178714 A JP2001178714 A JP 2001178714A
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power
ray
power supply
control signal
power control
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JP37116899A
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English (en)
Inventor
Seiki Watanabe
誠記 渡辺
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線CTシステムの使用態様に応じて無駄な
電力消費を低減させ、さらに、消費電力を押さえつつ、
電源投入時から動作可能状態になるまでの立ち上げ時間
を大幅に短縮することが可能なX線CTシステム及びそ
の制御方法及び記憶媒体を提供すること。 【解決手段】 X線CT装置1、CPU19、外部記憶
装置30、CT画像形成装置31、画像再構成演算装置
32等は各々前段に配されたスイッチ回路(33〜3
7)を介して電源供給を受ける。使用者の使用モードの
設定に基づく値が電源制御レジスタ38にセットされ、
電源制御装置18は電源制御レジスタ38にセットされ
た値に従って各スイッチ回路のON/OFFを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線照射によって
患者の断層画像を得るX線CT(computerized tomogra
py )システム及びその制御方法及び記憶媒体に関し、
特にその電源供給手段の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】X線照射によって患者の断層画像を得る
X線CTシステムの使用態様としては、一般に、スキャ
ン操作業務を行う技師等の使用者がスキャン操作を複数
の被検者に対してまとめて行い、その後、医師が操作コ
ンソールを使用してCT画像の画像診断等を行うことが
多い。
【0003】従来、安全な医療業務の遂行上、複雑な操
作は極力排除するという配慮等から、1つの主電源スイ
ッチのみでX線CTシステム全体の電源を管理するよう
になっていたため、例えば医師が画像診断のみを行って
いる間でも、画像診断に関与しない装置に常に電力が供
給されていた。
【0004】一方、従来のX線CTシステムは、主電源
を入れてから動作可能状態になるまで、数分程度待たな
ければならなかったため、翌朝すぐに使用する場合に備
えて、使用しない夜間も電源を入れた状態にしておくこ
とが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のX線CT
システムにあっては、その使用態様に関与しない装置に
まで常に電力が供給されており、無駄に電力を消費する
ものであった。また、X線CTシステムの寿命の観点か
らも好ましくないという問題がある。
【0006】一方、休憩時間等、X線CTシステムを使
用しない時にこまめに電源を落とすようにしようとして
も、上述したようにX線CTシステムの主電源を入れて
から動作可能状態になるまである程度の時間を要するた
め、すぐに使用することができないという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、X線CTシステムの使用態様に応じて無駄な電力
消費を低減させることが可能なX線CTシステム及びそ
の制御方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】本発明はまた、消費電力を押さえつつ、電
源投入時から動作可能状態になるまでの立ち上げ時間を
大幅に短縮することが可能なX線CTシステム及びその
制御方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のX線CTシステムは、被検体にX線を照射す
ることで、当該被検体を透過したX線を検出することを
多方向から行い、前記被検体のX線断層像を再構成する
X線CTシステムであって、前記X線CTシステムを構
成する各構成要素への電源の供給及び遮断を切り換える
電源制御手段を備え、該電源制御手段は、使用者により
設定された電源制御モードを判定する判定手段と、該判
定手段により判定された電源制御モードに応じて、前記
各構成要素毎に電源の供給及び遮断を切り換える電源供
給切り換え手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施形態1
について詳細に説明する。
【0011】図1は、本実施形態のX線CTシステムの
システム構成を示す図である。
【0012】図1に示すように、本実施形態のX線CT
システムは、X線を照射してその検出データを取得する
X線CT本体1と、X線CT本体1に対して各種制御指
示命令を発したり、X線CT本体1から転送されてきた
データに基づいて画像再構成処理を行い、表示する操作
コンソール2と、主として前記転送されたデータを所定
の記憶媒体に記憶する外部記憶装置30と、CT画像を
フィルム上に画像形成して出力するCT画像形成装置3
1と、画像再構成演算を高速に行うための画像再構成演
算装置32とから構成されている。
【0013】X線CT本体1において、15は装置全体
の制御をつかさどるメインコントローラであって、16
は操作コンソール2とのアクセス制御を行うI/Oコン
トローラである。3はテーブル12上に横たえた被検体
(被検者)を搬送するための空洞部を有するガントリで
あり、内部には、X線管4、X線の照射範囲を画定する
スリットを有するコリメータ6が設けられている。X線
管4が発生するX線発生量はX線コントローラ5によっ
て制御され、コリメータ6のスリットの開閉制御はコリ
メータコントローラ7によって行われるが、これらX線
コントローラ5及びコリメータコントローラ7はメイン
コントローラ15からの指示に従うことになる。
【0014】また、被検体を透過したX線を検出する検
出部8及び検出部8より得られたデータを収集するデー
タ収集部9も備える。データ収集部9もまた、メインコ
ントローラ15の制御指令に基づいてデータ収集処理が
行われる。収集されたデータはメインコントローラ1
5、I/Oコントローラ16を介して操作コンソール2
に送られ、これを介して画像再構成演算装置32におい
てX線断層画像の再構成処理が行われることになる。
【0015】さらに、X線管4及びコリメータ6と、検
出部8は空洞部分を挟んで対向する位置に設けられ、そ
の関係が維持された状態で空洞部のまわりを回動するよ
うになっている。この回動は、回転モータ10によって
行われるが、その駆動制御はモータコントローラ11に
よってなされる。また、被検体を乗せるテーブル12
は、被検体の体軸方向(図面に垂直な方向)へ可動とさ
れており、その駆動はテーブルモータコントローラ14
の制御下にあるテーブルモータ13によって行われる。
メインコントローラ15は、モータコントローラ11及
びテーブルモータコントローラ14への各種制御信号の
出力も行う。このようにメインコントローラ15は、操
作コンソール2からの指示制御信号(コマンド)に従っ
て、上記X線コントローラ5、コリメータコントローラ
7、モータコントローラ11、テーブルモータコントロ
ーラ14への上記のような各種制御指令信号の出力及び
その指令信号のタイミングをとるとともに、データ収集
部9で得られた情報を操作コンソール2に転送する処理
を行う。
【0016】操作コンソール2を構成する各デバイス
は、バスによって接続される。
【0017】電源制御装置18は、電源17から電力供
給を受けて、各デバイスへの電源の供給を制御する。C
PU19は、中央演算処理装置としてのマイクロプロセ
ッサであり、X線CTシステム全体の処理をつかさど
る。
【0018】RAM20は、CPU19の主メモリとし
てプログラムを格納するとともに、CPU19による制
御実行時、ワークデータエリアとして使用される各種デ
ータの一時記憶領域を備える読み出し書き込み可能なメ
モリである。ROM21は、CPU19が各種制御を行
うためのデータやブートプログラム等の不変命令シーケ
ンスを格納する読み出し専用のメモリである。
【0019】ハードディスク25は、各種データを記憶
したり、図示のようにRAM20にダウンロードされて
実行されるオペレーティングシステム(OS)、X線C
Tシステム制御プログラム、電源制御プログラム等を格
納する記憶媒体であって、ディスクコントローラ26に
接続されている。ディスクコントローラ26は、ハード
ディスク25のアクセス制御を行う。
【0020】各種設定情報やCT画像を表示するモニタ
24は、表示すべきデータを記憶するビデオRAM23
を介して、ビデオRAM23のアクセス制御を行うビデ
オコントローラ22に接続されている。
【0021】また、各種のデータやコマンド等を入力す
る入力装置としてのキーボード27、マウス28も接続
されている。
【0022】I/Oコントローラ29は、上記外部記憶
装置30、CT画像形成装置31のアクセスを制御す
る。
【0023】なお、操作コンソール2としては、汎用的
なワークステーションを使用することができる。また、
外部記憶装置30に使用する記憶媒体としてはハードデ
ィスクのほか、フロッピーディスク、磁気テープ、M
O、ICメモリカード、DVD−RAM等が考えられ
る。
【0024】図2は、電源制御装置18が、関係するデ
バイスに対する電源制御を行うためのハードウェア構成
を示す図である。本実施形態に関係しないデバイスの図
示は省略している。
【0025】図2において、電源線Vcには、電源制御
装置18、CPU19、RAM20、ハードディスク2
5、X線CT本体1、外部記憶装置30、CT画像形成
装置31、画像再構成演算装置32が接続されており、
CPU19、X線CT本体1、外部記憶装置30、CT
画像形成装置31、画像再構成演算装置32の各前段に
スイッチ回路33〜37が設けられている。
【0026】電源制御装置18は、電源制御レジスタ3
8を備え、このレジスタにセットされた値に基づいて各
スイッチ回路33〜37のON/OFFの切り替えを行
い各デバイスへの電源供給を制御する。
【0027】各スイッチ回路33〜37は、手動でON
/OFFの切り替えをすることもできるが、後述するよ
うに、電源制御プログラムが使用者の設定に基づいて電
源制御レジスタ38の内容をセットし、セットされた値
に基づいて各スイッチ回路のON/OFFを制御するこ
とが可能である。
【0028】図5は、電源制御レジスタ38の各ビット
とスイッチ回路との対応関係の一例を示す図である。図
5は、電源制御レジスタ38に5ビット2進値“101
10”がセットされていることを示している。図示のよ
うに、最上位のビット位置であるb4のセット値はスイ
ッチ回路33の制御内容に、ビット位置b3のセット値
はスイッチ回路34の制御内容に、ビット位置b2のセ
ット値はスイッチ回路35の制御内容に、ビット位置b
1のセット値はスイッチ回路36の制御内容に、ビット
位置b0のセット値はスイッチ回路37の制御内容に各
々対応づけられている。そして、セット値が“1”であ
れば対応するスイッチ回路をONにし、セット値が
“0”であれば対応するスイッチ回路をOFFにする。
【0029】CPU19の前段に設けられたスイッチ回
路33は、いわばメインスイッチであり、X線CTシス
テムの起動は、このスイッチ回路33を手動でONにす
ることによって行うことになる。スイッチ回路33を手
動でONにすると、イニシャルプログラムローディング
機能によって、ハードディスク25に格納されているオ
ペレーティングシステム、X線CTシステム制御プログ
ラム、電源制御プログラムがRAM20に読み込まれて
オペレーティングシステムが起動するとともに、電源制
御レジスタ38に5ビットの2進値“11111”をデ
フォルト値としてセットする。上述したように、電源制
御レジスタ38にセットされた値が“11111”であ
れば、X線CT本体1、外部記憶装置30、CT画像形
成装置31、画像再構成演算装置32の各前段のスイッ
チ34、35、36、37がONにされる。したがっ
て、スイッチ回路33を手動でONすると、他のデバイ
スも全てONとなりシステム全体に電源が供給され、X
線CTシステムが使用可能状態となる。
【0030】この状態において、使用者が電源制御プロ
グラムの起動を指示すると、ハードディスク25に格納
された電源制御プログラムがRAM20に再度読み込ま
れてプログラム動作が開始する。この電源制御プログラ
ムは、使用者の使用内容に応じて必要のないデバイスの
電源供給を遮断することが容易にできるように、使用者
の使用内容に適合する各種の電源制御モードを設け、設
定された電源制御モードに対応して各デバイスの電源供
給を制御するものである。
【0031】なお、この電源制御プログラムは、操作コ
ンソール2を操作することができる状態にあって、か
つ、X線CT本体1等の他の装置は処理待機状態あるい
は電源供給が遮断されている状態であれば、使用者が任
意に起動することができる。
【0032】本実施形態における電源制御モードとして
は、「スキャンモード」、「画像診断モード」、「フィ
ルム印刷モード」、「アーカイブモード」、「休止モー
ド」、「全停止モード」の6種類が用意されているもの
とする。
【0033】ここで、「スキャンモード」は、患者に対
してスキャン操作を行うときに指定するモードである。
スキャン操作時は、X線CT本体1で得られたデータが
操作コンソール2に転送され、データの補正や画像再構
成処理等が行われ、その結果がハードディスク25ある
いは外部記憶装置30に記憶される。更に、必要に応じ
て医師がCT画像をモニタ24に表示したり、CT画像
形成装置31からフィルム出力をして画像診断を行う。
したがって、スキャンモードではX線CTシステムの全
ての装置に電源を供給して動作可能状態にしておく必要
がある。
【0034】「画像診断モード」は、スキャン操作を終
えて医師がCT画像をモニタに表示したり、CT画像形
成装置31からフィルム出力をして、画像診断を行うと
きに指定するモードである。このときは、診断に都合の
よい画像を得るために画像再構成処理の各種パラメータ
を変更して再度画像再構成処理(「Retro.Rec
on」)等が行われることがあるが、X線CT本体1は
使用されないので、X線CT本体1への電源供給は必要
ない。
【0035】「フィルム印刷モード」は、CT画像デー
タを専らCT画像形成装置31からフィルム出力のみを
行うときに指定するモードである。このときは、X線C
T本体1及び画像再構成演算装置32への電源供給が必
要なくなる。
【0036】「アーカイブモード」は、ハードディスク
25や外部記憶装置30にデータ圧縮処理して格納され
ているCT画像データに対して、専ら展開処理(アーカ
イブ)のみを行うときに指定するモードである。このと
きは、X線CT本体1、CT画像形成装置31、画像再
構成演算装置32への電源供給は必要ない。
【0037】「休止モード」は、X線CTシステムを使
用しない夜間や、休憩時間等に指定するモードであり、
例えばX線CT本体1のように、いったん電源を落とし
てしまうと再度立ち上げるのに比較的長時間かかる装置
への電源は供給しておき、他の装置への電源供給は遮断
するものである。この休止モードによれば、X線CTシ
ステムの消費電力を抑えつつ朝の始業時あるいは休憩時
間終了時等にX線CTシステムをすばやく立ち上げて動
作可能状態にすることが可能となる。
【0038】「全停止モード」は、X線CTシステムを
構成する全ての装置への電力供給を遮断するときに指定
するモードである。
【0039】図3は、電源制御プログラムの処理内容を
示すフローチャートである。
【0040】電源制御プログラムを起動すると、使用者
の使用内容に応じた最適な電源制御を行うための電源制
御モードを設定するために、モニタ24に電源制御モー
ド設定画面を表示する(ステップS1)。電源制御モー
ド設定画面の表示の一例を図4に示す。図4には、6種
類の電源制御モードが表示され、各モードごとにラジオ
ボタン41〜46が備わっている。使用者は、マウス2
8を操作してポインタ49を所望のラジオボタンに合わ
せてクリックすることにより電源制御モードを指定す
る。図4の例では、スキャンモード41が選択されてい
る。電源制御モードを指定した後に「OK」ボタン47
をクリックすれば指定された電源制御モードに確定して
電源制御モード設定画面の表示がクローズされる。な
お、「CANCEL」ボタン48をクリックすれば電源
制御モードは確定せずに電源制御モード設定画面の表示
がクローズされる。
【0041】再び図3に戻り、ステップS2において前
記電源制御モードが設定されたかどうかを判定する。
「CANCEL」ボタン48がクリックされてモード設
定がキャンセルされたのであれば、この電源制御プログ
ラムを終了する。
【0042】電源制御モードが設定されたのであれば、
まず、そのモードがスキャンモードであるか判定する
(ステップS3)。スキャンモードであれば、電源制御
レジスタ38に“11111”をセットする(ステップ
S4)。スキャンモードでなければ、設定されたモード
が画像診断モードであるか否かを判断する(ステップS
5)。画像診断モードであれば、電源制御レジスタ38
に“10111”をセットする(ステップS6)。画像
診断モードでなければ、設定されたモードがフィルム印
刷モードであるか否かを判断する(ステップS7)。フ
ィルム印刷モードであれば、電源制御レジスタ38に
“10110”をセットする(ステップS8)。フィル
ム印刷モードでなければ、設定されたモードがアーカイ
ブモードであるか否かを判断する(ステップS9)。ア
ーカイブモードであれば、電源制御レジスタ38に“1
0100”をセットする(ステップS10)。アーカイ
ブモードでなければ、設定されたモードが休止モードで
あるか否かを判断する(ステップS11)。休止モード
であれば、電源制御レジスタ38に“01000”をセ
ットする(ステップS12)。休止モードでなければ、
設定されたモードは全停止モードであると判断して、電
源制御レジスタ38に“00000”をセットする(ス
テップS13)。
【0043】このように各電源制御モードに基づいて電
源制御レジスタ38には所定の5ビット2進値がセット
される。そして、電源制御装置18は、電源制御レジス
タ38にセットされた5ビット2進値の各ビットの値に
従って、あらかじめ各ビットに対応づけられたスイッチ
回路のON/OFFの切替えを行い(ステップS1
4)、電源制御プログラムを終了する。
【0044】なお、休止モード及び全停止モードにおい
ては、スイッチ回路33がOFFとなり電源制御装置1
8を除く操作コンソール2の各デバイスに電源供給が遮
断されることになるため、電源をOFFにする順序とし
てはスイッチ回路33が最後にOFFされることにな
る。
【0045】[実施形態2]上述した実施形態1では、電
源制御レジスタ38の各ビットが特定のスイッチ回路に
対応づけられて各スイッチ回路のON/OFF制御を行
うものであり、制御されるスイッチ回路が5つあった。
そのため、この処理のためには電源制御レジスタ38に
は5ビットの領域を確保する必要があった。しかし、電
源制御モードは6種類であり、6通りの組み合わせを表
現するには3ビットあればよい。そこで、本実施形態
は、電源制御レジスタ38に3ビットの領域だけを確保
し、セットされた3ビット2進値に対応する各スイッチ
回路のON/OFF制御を表す電源制御テーブルを用意
して、その電源制御テーブルに基づいて各スイッチ回路
を制御するようにしたものである。
【0046】図8は、電源制御テーブルの内容の一例を
示す図である。この電源制御テーブルを参照すれば、電
源制御レジスタ38にセットされた値に応じて、各スイ
ッチ回路の制御をどのようにすべきかを決定することが
できる。すなわち、電源制御レジスタ38にセットされ
た3ビット2進値が、“000”であれば、スイッチ回
路33〜37は全てONとなる。電源制御レジスタ38
にセットされた3ビット2進値が、“001”であれ
ば、スイッチ回路34のみがOFFとなり、その他のス
イッチ回路33、35、36、37はONになる。電源
制御レジスタ38にセットされた3ビット2進値が、
“010”であれば、スイッチ回路33、35、36は
ONになり、スイッチ回路34、37はOFFになる。
電源制御レジスタ38にセットされた3ビット2進値
が、“011”であれば、スイッチ回路33、35はO
Nになり、スイッチ回路34、36、37はOFFにな
る。電源制御レジスタ38にセットされた3ビット2進
値が、“100”であれば、スイッチ回路34のみがO
Nになり、その他のスイッチ回路33、35、36、3
7はOFFになる。電源制御レジスタ38にセットされ
た3ビット2進値が、“101”であれば、全てのスイ
ッチ回路33〜37がOFFになる。
【0047】図6は、電源制御装置18が、関係するデ
バイスに対する電源制御を行うためのハードウェア構成
を示す図であり、図2とほぼ同じ構成であるが、電源制
御装置18が、電源制御レジスタ38にセットされた値
に対応する各スイッチの制御を示す電源制御テーブル3
9を備える点で相違する。
【0048】図7は、本実施形態における電源制御プロ
グラムの処理内容を示すフローチャートである。図2の
フローチャートと同じ処理ステップには同じステップ番
号を付してある。なお、本実施形態においては、スイッ
チ回路33を手動でONにすると、電源制御レジスタ3
8には3ビットの2進値“000”がデフォルト値とし
てセットされるものとする。
【0049】電源制御プログラムを起動すると、使用者
の使用内容に応じた最適な電源制御を行うための電源制
御モードを設定するために、モニタ24に電源制御モー
ド設定画面が表示が表示され、使用者は電源制御モード
を設定する(ステップS1)。ステップS2では前記電
源制御モードが設定されたかどうかを判定する。モード
設定がキャンセルされたのであれば、この電源制御プロ
グラムを終了する。
【0050】電源制御モードが設定されたのであれば、
まず、そのモードがスキャンモードであるか判定する
(ステップS3)。スキャンモードであれば、電源制御
レジスタ38に“000”をセットする(ステップS1
5)。スキャンモードでなければ、設定されたモードが
画像診断モードであるか否かを判断する(ステップS
5)。画像診断モードであれば、電源制御レジスタ38
に“001”をセットする(ステップS16)。画像診
断モードでなければ、設定されたモードがフィルム印刷
モードであるか否かを判断する(ステップS7)。フィ
ルム印刷モードであれば、電源制御レジスタ38に“0
10”をセットする(ステップS17)。フィルム印刷
モードでなければ、設定されたモードがアーカイブモー
ドであるか否かを判断する(ステップS9)。アーカイ
ブモードであれば、電源制御レジスタ38に“011”
をセットする(ステップS18)。アーカイブモードで
なければ、設定されたモードが休止モードであるか否か
を判断する(ステップS11)。休止モードであれば、
電源制御レジスタ38に“100”をセットする(ステ
ップS19)。休止モードでなければ、設定されたモー
ドは全停止モードであると判断して、電源制御レジスタ
38に“101”をセットする(ステップS20)。
【0051】このように各電源制御モードに基づいて電
源制御レジスタ38には所定の3ビット2進値がセット
される。そして、電源制御装置18は、電源制御テーブ
ル39を参照して電源制御レジスタ38のセット値に対
応するスイッチ制御を行い(ステップS21)、電源制
御プログラムを終了する。
【0052】以上説明したような電源制御装置18、電
源制御プログラムによって、簡単な設定操作でX線CT
システムの電力消費を低く抑えることが可能になる。ま
た、電源制御モードを指定すると、電源制御レジスタ3
8にそのモードに対応する値がセットされ、その各ビッ
トに対応づけられたスイッチの制御が自動的に一斉に行
われるので各スイッチの操作を手動で行うときに比べ安
全性が確保される。
【0053】なお、上記した実施形態では、各装置の電
源供給は、電源制御レジスタ38及び電源制御テーブル
39を用いて各スイッチのON/OFFによって制御す
る場合について説明したが、例えばリレー回路を組み合
わせて電源制御動作を制御するようにしてもよい。
【0054】また、上記実施形態では、電源制御モード
が6種類として説明したが、もちろんこれに限られるも
のではない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な設定操作で、X線CTシステムの使用態様に応じ
て無駄な電力消費を低減させることが可能なX線CTシ
ステム及びその制御方法及び記憶媒体を提供することが
できる。
【0056】また、本発明によれば、消費電力を抑えつ
つ、電源投入時から動作可能状態になるまでの立ち上げ
時間を大幅に短縮することが可能なX線CTシステム及
びその制御方法及び記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるX線CTシステムのシステム
構成を示す図である。
【図2】実施形態1における、電源制御装置18が、関
係するデバイスに対する電源制御を行うためのハードウ
ェア構成を示す図である。
【図3】実施形態1における電源制御プログラムの処理
内容を示すフローチャートである。
【図4】電源制御モード設定画面の一例を示す図であ
る。
【図5】電源制御レジスタ38の各ビットとスイッチ回
路との対応関係の一例を示す図である。
【図6】実施形態2における、電源制御装置18が、関
係するデバイスに対する電源制御を行うためのハードウ
ェア構成を示す図である。
【図7】実施形態2における電源制御プログラムの処理
内容を示すフローチャートである。
【図8】電源制御テーブル39の内容の一例を示す図で
ある。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体にX線を照射することで、当該被
    検体を透過したX線を検出することを多方向から行い、
    前記被検体のX線断層像を再構成するX線CTシステム
    であって、 前記X線CTシステムを構成する各構成要素への電源の
    供給及び遮断を切り換える電源制御手段を備え、 該電源制御手段は、 電源制御モードを判定する判定手段と、 該判定手段により判定された電源制御モードに応じて、
    前記各構成要素毎に電源の供給及び遮断を切り換える電
    源供給切り換え手段と、 を備えることを特徴とするX線CTシステム。
  2. 【請求項2】 前記電源供給切り換え手段は、 前記各構成要素毎に設けられ、それぞれが制御信号に応
    じて電源供給のオン/オフの切り換えを行う電源供給ス
    イッチ群と、 前記各電源供給スイッチに対して制御信号を出力する制
    御信号出力手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載のX線CTシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 電源を供給する構成要素と電源を遮断す
    る構成要素とのパターン情報を、電源制御モード毎に記
    憶する記憶手段を備え、 前記電源供給切り換え手段は、 電源制御モードに応じたパターン情報を前記記憶手段よ
    り読み出し、当該読み出したパターン情報に基づいて各
    構成要素に対する電源の供給及び遮断を行うことを特徴
    とする請求項1又は2に記載のX線CTシステム。
  4. 【請求項4】 前記電源供給切り換え手段は、 前記各構成要素毎に設けられ、それぞれが制御信号に応
    じて電源供給のオン/オフの切り換えを行う電源供給ス
    イッチ群と、 前記記憶手段から読み出されたパターン情報がセットさ
    れた場合、当該パターン情報に応じて前記各電源供給ス
    イッチに対して制御信号を出力する制御信号出力手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項3に記載のX線CTシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記電源制御モードの設定入力の画面を
    表示する表示手段を備え、当該電源制御モードを設定す
    る電源制御モード設定手段を備えることを特徴とする請
    求項1から4に記載のX線CTシステム。
  6. 【請求項6】 被検体にX線を照射することで、当該被
    検体を透過したX線を検出することを多方向から行い、
    前記被検体のX線断層像を再構成するX線CTシステム
    の制御方法であって、 前記X線CTシステムを構成する各構成要素への電源の
    供給及び遮断を切り換える電源制御工程を備え、 該電源制御工程は、 電源制御モードを判定する判定工程と、 該判定工程により判定された電源制御モードに応じて、
    前記各構成要素毎に電源の供給及び遮断を切り換える電
    源供給切り換え工程と、 を備えることを特徴とするX線CTシステムの制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記電源供給切り換え工程は、 前記各構成要素毎に設けられ、それぞれが制御信号に応
    じて電源供給のオン/オフの切り換えを行う電源供給ス
    イッチ群の各電源供給スイッチに対して制御信号を出力
    する制御信号出力工程を備えることを特徴とする請求項
    6に記載のX線CTシステムの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記電源供給切り換え工程は、 電源を供給する構成要素と電源を遮断する構成要素との
    パターン情報を、電源制御モード毎に記憶する記憶手段
    から、電源制御モードに応じたパターン情報を読み出
    し、当該読み出したパターン情報に基づいて各構成要素
    に対する電源の供給及び遮断を行うことを特徴とする請
    求項6又は7に記載のX線CTシステムの制御方法。
  9. 【請求項9】 前記電源供給切り換え工程は、 前記記憶手段から読み出されたパターン情報がセットさ
    れた場合、 前記各構成要素毎に設けられ、それぞれが制御信号に応
    じて電源供給のオン/オフの切り換えを行う電源供給ス
    イッチ群の各電源供給スイッチに対して、当該パターン
    情報に応じて制御信号を出力する制御信号出力工程を備
    えることを特徴とする請求項8に記載のX線CTシステ
    ムの制御方法。
  10. 【請求項10】 前記電源制御モードの設定入力の画面
    を表示し、前記電源制御モードを設定する電源制御モー
    ド設定工程を備えることを特徴とする請求項6から9に
    記載のX線CTシステムの制御方法。
  11. 【請求項11】 被検体にX線を照射することで、当該
    被検体を透過したX線を検出することを多方向から行
    い、前記被検体のX線断層像を再構成するX線CTシス
    テム用の制御プログラムコードを格納した記憶媒体であ
    って、 前記X線CTシステムを構成する各構成要素への電源の
    供給及び遮断を切り換える電源制御工程のプログラムコ
    ードを備え、 該電源制御工程のプログラムコードは、 電源制御モードを判定する判定工程のプログラムコード
    と、 該判定工程により判定された電源制御モードに応じて、
    前記各構成要素毎に電源の供給及び遮断を切り換える電
    源供給切り換え工程のプログラムコードと、 を有することを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記電源供給切り換え工程のプログラ
    ムコードは、 前記各構成要素毎に設けられ、それぞれが制御信号に応
    じて電源供給のオン/オフの切り換えを行う電源供給ス
    イッチ群の各電源供給スイッチに対して制御信号を出力
    する制御信号出力工程のプログラムコードを有すること
    を特徴とする請求項11に記載の記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記電源供給切り換え工程のプログラ
    ムコードは、 電源を供給する構成要素と電源を遮断する構成要素との
    パターン情報を、電源制御モード毎に記憶する記憶手段
    から、電源制御モードに応じたパターン情報を読み出
    し、当該読み出したパターン情報に基づいて各構成要素
    に対する電源の供給及び遮断を行うプログラムコードを
    有することを特徴とする請求項11又は12に記載の記
    憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記電源供給切り換え工程のプログラ
    ムコードは、 前記記憶手段から読み出されたパターン情報がセットさ
    れた場合、 前記各構成要素毎に設けられ、それぞれが制御信号に応
    じて電源供給のオン/オフの切り換えを行う電源供給ス
    イッチ群の各電源供給スイッチに対して、当該パターン
    情報に応じて制御信号を出力する制御信号出力工程のプ
    ログラムコードを有することを特徴とする請求項13に
    記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記X線CTシステム用の制御プログ
    ラムコードを格納した記憶媒体は更に、 前記電源制御モードの設定入力画面を表示し、前記電源
    制御モードを設定する電源制御モード設定工程のプログ
    ラムコードを有することを特徴とする請求項11から1
    4に記載の記憶媒体。
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