JP2003190145A - X線ctシステムおよびその制御方法 - Google Patents

X線ctシステムおよびその制御方法

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JP2003190145A
JP2003190145A JP2001390466A JP2001390466A JP2003190145A JP 2003190145 A JP2003190145 A JP 2003190145A JP 2001390466 A JP2001390466 A JP 2001390466A JP 2001390466 A JP2001390466 A JP 2001390466A JP 2003190145 A JP2003190145 A JP 2003190145A
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JP2001390466A
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Koichi Nakano
孝一 仲野
Junko Sekiguchi
淳子 関口
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャン処理中にリアルタイムで最新の断層
像を表示している途中であっても種々の画像再構成条件
を変更することができ、もって検査効率を高めること。 【解決手段】 スキャン処理中に、あらかじめ設定した
条件に従い画像再構成処理を行なって表示し(S9,S
10)、その表示画面に付与されているアノテーション
の数値をマウスを用いて変更することで再構成条件を再
設定し、画像を更新表示する(S11,S12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線照射によって
被検体の断層像を得るX線CT(Computerized Tomogra
phy)システムに関する。
【0002】
【従来の技術】X線CTシステムは、患者(被検体)に
複数方向からX線を照射するスキャンを行い、患者を透
過した各方向からのX線より得られる投影データに基づ
いて画像再構成処理を行うことによって、診断部位の断
層像を提供するものである。
【0003】X線CTシステムでは従来より、スキャン
処理中に収集した投影データを基にリアルタイムで断層
像を再構成し、常に最新の断層像を表示させることが可
能である。
【0004】オペレータは、スキャン実行に先立ち、ス
キャンの条件や画像再構成処理の条件を設定する必要が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線CTシステ
ムでは、スキャン処理中に収集した投影データを基に順
次断層像を再構成し最新の断層像を表示させている途中
で、再構成処理の条件を変更し、その後の再構成処理に
反映させることができなかった。したがって、条件を変
更した再構成画像を見たい場合には、スキャン終了を待
ってその後に条件を変更し、再度、画像再構成処理およ
び表示を行うという手順を踏む必要があり、検査効率が
悪いという問題があった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、スキャン処理中にリアルタイムで最新の断層
像を表示している途中であっても種々の画像再構成条件
を変更することができ、もって検査効率を高めることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、例えば本発明のX線CTシステムは、以下の構成を
備える。すなわち、被検体に複数方向からX線を照射し
て投影データを収集するスキャンを行い、被検体の断層
像を生成するX線CTシステムであって、前記断層像の
再構成条件を設定する設定手段と、前記設定手段で設定
された条件に従い前記断層像の再構成処理を行う再構成
手段と、再構成された各断層像を順次表示する表示手段
と、を備え、前記設定手段は、前記スキャン実行前およ
び実行中に再構成条件の設定が可能であることを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施形態に
ついて詳細に説明する。
【0009】図1は、実施形態におけるX線CTシステ
ムの構成を示す図である。図示の如く、本システムは、
被検体へのX線照射と被検体を透過したX線を検出する
ためのスキャナ装置100と、スキャナ装置100に対
して各種動作設定を行うとともに、スキャナ装置100
から出力されてきたデータに基づいてX線断層像を再構
成し、出力(表示)する操作コンソール200により構
成されている。
【0010】スキャナ装置100は、その全体の制御を
司るメインコントローラ1をはじめ以下の構成を備え
る。
【0011】2aおよび2bは操作コンソール200と
の通信を行うためのインタフェース、3はテーブル11
上に横たえた被検体(患者)を図面に垂直な方向(以
下、この方向をz軸といい、一般に患者の体軸の方向に
一致する)に搬送するための空洞部を有するガントリで
あり、その内部には、X線発生源であるX線管4(X線
管コントローラ5により駆動が制御される)、X線の照
射範囲を制限するための開口を有するアパーチャ6、ア
パーチャ6のz軸方向の開口幅を調整するための開口制
御モータ7(開口制御モータドライバ8により駆動が制
御される)が設けられている。
【0012】また、ガントリ3には、アパーチャ6およ
び空洞部を経由してきたX線管4からのX線を検出する
ための複数の(例えば1,000個)の検出チャネルを有す
るX線検出部14、および、X線検出部14の各検出チ
ャネルの出力を投影データとして収集するデータ収集部
15も備える。X線管4およびアパーチャ6とX線検出
部14とは、互いに空洞部を挟んで、すなわち、被検体
を挟んで、対向する位置に設けられ、その関係が維持さ
れた状態で空洞部の周りを回転するように構成されてい
る。この回転は、回転モータドライバ10からの駆動信
号により駆動される回転モータ9によって行われる。ま
た、被検体を乗せるテーブル11は、z軸方向への搬送
がなされるが、その駆動は、テーブルモータドライバ1
3からの駆動信号により駆動されるテーブルモータ12
によって行われる。
【0013】メインコントローラ1は、インタフェース
2aを介して受信した各種コマンドの解析を行い、それ
に基づいて上記のX線管コントローラ5、開口制御モー
タドライバ8、回転モータドライバ10、テーブルモー
タドライバ13、およびデータ収集部15に対し、各種
制御信号を出力することになる。
【0014】データ収集部15で収集されたデータは、
インタフェース2bを介して操作コンソール200に送
出される。
【0015】一方、操作コンソール200は、いわゆる
ワークステーションであり、図示するように、装置全体
の制御を司るCPU51、ブートプログラム等を記憶し
ているROM52、主記憶装置として機能するRAM5
3をはじめ、以下の構成を備える。
【0016】HDD54は、ハードディスク装置であっ
て、ここにOSのほか、スキャナ装置100に各種指示
を与えたり、スキャナ装置100より受信したデータに
基づいてX線断層像を再構成し、表示するための画像処
理プログラムが格納されている。また、VRAM55は
表示しようとするイメージデータを展開するメモリであ
り、ここにイメージデータ等を展開することでCRT5
6に表示させることができる。57および58は、各種
設定を行うためのキーボードおよびマウスである。ま
た、59および60はスキャナ装置100と通信を行う
ためのインタフェースであり、それぞれスキャナ装置1
00のインタフェース2aおよび2bに接続される。
【0017】本実施形態におけるX線CTシステムの構
成は概ね上記のとおりである。かかる構成のX線CTシ
ステムにおいて、投影データの収集は次のように行われ
る。
【0018】まず、被検体をガントリ3の空洞部に位置
させた状態でz軸方向の位置を固定し、X線管4からの
X線ビームを被検体に照射し(X線の投影)、その透過
X線をX線検出部14で検出する。そして、この透過X
線の検出を、X線管4とX線検出部14を被検体の周囲
を回転させながら(すなわち、投影角度(ビュー角度)
を変化させながら)複数N(例えば、N=1,000)のビュー
方向で、360度分行う。検出された各透過X線は、デー
タ収集部15でディジタル値に変換されて投影データと
してインタフェース2bを介して操作コンソール200
に転送される。これら一連の工程を1つの単位として1
スキャンとよぶ。そして、順次z軸方向にスキャン位置
を所定量移動して、次のスキャンを行っていく。このよ
うなスキャン方式はアキシャルスキャン方式とよばれる
が、投影角度の変化に同期してテーブル11を所定速度
で移動させることでスキャン位置を移動させながら(X
線管4とX線検出部14とが被検体の周囲をらせん状に
周回することになる)投影データを収集する、ヘリカル
スキャン方式であってもよい。操作コンソール200
は、転送された投影データに基づいてX線断層画像を再
構成し、CRT56に表示出力する。
【0019】さて、上記のX線CTシステムでは、スキ
ャン処理中に、スキャナ装置100から操作コンソール
200に順次転送されてくる投影データをリアルタイム
に断層像を再構成し、常に最新の断層像をCRT56に
表示させることが可能である。かかる機能をオートビュ
ー機能とよぶことにする。
【0020】ところで、上記のX線CTシステムでは、
断層像としていわゆるアキシャル像にくわえ、いわゆる
サジタル像およびコロナル像を再構成し表示することも
可能である。
【0021】サジタル像およびコロナル像はそれぞれ、
アキシャル像と互いに直交する断層像であるから、スキ
ャン開始位置から終了位置までのすべての投影データの
収集を終えない限り完全に再構成することができない。
そのため、従来のX線CTシステムにおいては、サジタ
ル像およびコロナル像はオートビュー機能の適用外とさ
れていた。
【0022】しかしながら、オートビュー機能によるア
キシャル像の表示に同期して、それまでに得られている
投影データから最新のサジタル像およびコロナル像を再
構成して表示することは、病巣部のz軸方向の位置およ
び/または進展の度合いの確認、他の臓器との位置関係
の把握等のすばやい判断を可能にし、検査効率の向上に
資すると考えられる。
【0023】そこで、実施形態では、オートビュー機能
によるアキシャル像の表示に同期して、それまでに得ら
れている投影データから最新のサジタル像およびコロナ
ル像を再構成して表示する。くわえて、オートビュー機
能による断層像の表示中に、診断目的等に応じて、その
途中で種々の画像再構成条件を変更可能とすることで、
さらに検査効率を高めることを可能にする。
【0024】以下、実施形態におけるオートビュー機能
を実現する操作コンソール200の処理について、図2
のフローチャートに沿って、適宜他の図面を用いながら
説明する。
【0025】図2は、実施形態におけるオートビュー機
能を実現する操作コンソール200の処理の概要を示す
フローチャートである。このフローチャートに対応する
プログラムは、操作コンソール200のハードディスク
54に格納されている画像処理プログラムに含まれ、電
源投入後、RAM53にロードされてCPU51により
実行されるものである。
【0026】まず、スカウトスキャンの計画を立てる
(ステップS1)。スカウトスキャンとは、X線管4を
所定位置に固定したまま(すなわち、ガントリ3を回転
させずに一定の投影角度に固定したまま)、被検体を載
置したテーブル11を徐々に搬送しながらX線を連続的
に照射して得た投影データ(透視像データ)より、1枚
の被検体透視像を得るものである。これにより得られた
被検体透視像をスカウト像とよぶ。このスカウト像は後
述するように、アキシャル像のスライス位置、サジタル
/コロナル像の断面位置を決めるのに用いられる。
【0027】ここでは、図3に示すように、X線管4を
被検体の真上にあたる投影角度0度に位置させての第1
のスカウトスキャンと、X線管4を被検体の真横にあた
る投影角度90度に位置させての第2のスカウトスキャ
ンを行い、図4に示すように、2種類のスカウト像を得
る。図4の(a)、(b)はそれぞれ、第1のスカウト
スキャンによって得られたスカウト像、第2のスカウト
スキャンによって得られたスカウト像の例を示してい
る。
【0028】電源投入後、CRT56には、図5に示す
ような初期画面が現れる。スカウトスキャンの計画およ
び実行は、「スカウトスキャン」ボタン21をマウス5
8でクリックすることでイメージエリア23に表示され
る、図6に示すようなスカウトスキャンの設定画面を用
いて行うことができる。
【0029】図6のスカウトスキャン設定画面では、所
定の基準位置に対するスカウトスキャンの開始位置、終
了位置、X線管4に与える管電圧および管電流、そし
て、投影角度を設定できるようになっている。上記した
2種類のスカウト像を得るためには、まず、投影角度設
定欄31に、投影角度0°を示す「0」を入力した後、
スカウトスキャン実行のスタートボタン32をクリック
して、第1のスカウトスキャンを実行させる。続いて、
同様に、投影角度設定欄31に、投影角度90°を示す
「90」を入力した後、スタートボタン32をクリック
して、第2のスカウトスキャンを実行させることにな
る。もちろん、逆に、第2のスカウトスキャンを先に行
うようにしてもよいし、この他、第1および第2のスカ
ウトスキャンを自動的に連続して行わせるモードを設け
てもかまわない。
【0030】スキャナ装置100は、スカウトスキャン
の実行指令を受けて、上記した計画内容に従いスカウト
スキャンを実施する。操作コンソール20は、スキャナ
装置100より転送されてくる透視像データを受信し、
RAM53に格納する(ステップS2)。
【0031】次に、スキャン計画の一環として、ステッ
プS3、S4、およびS5でそれぞれ、アキシャル像の
再構成条件の設定、コロナル像の再構成条件の設定、そ
して、サジタル像の再構成条件の設定を行う(ステップ
S3、S4、S5の順序はオペレータが任意に変更でき
る。)。
【0032】図5の「スキャン」ボタン22をクリック
すると、イメージエリア23に図7のようなスキャン計
画画面が表示される。
【0033】ステップS3のアキシャル像の再構成条件
の設定は、図7に示すように、選択欄40における項目
「アキシャル」のラジオボタン41をマウス58でチェ
ックすることで可能となる。ラジオボタン41をチェッ
クすると、スカウト像表示エリア44に第2のスカウト
スキャンによって得られたスカウト像が表示される。さ
らに、そのスカウト像の上にスライス位置を示す線が重
畳表示される。
【0034】スライス位置およびスライス厚は、マウス
58を用いて任意の線をドラッグ操作することで変更が
可能である。この他、所定の操作によってスライスの追
加/削除等を行うことができる。
【0035】ステップS4のコロナル像の再構成条件の
設定は、図8に示すように、選択欄40における項目
「コロナル」のラジオボタン42をマウス58でチェッ
クすることで可能となる。ラジオボタン42をチェック
すると、スカウト像表示エリア44には第2のスカウト
スキャンによって得られたスカウト像が表示される。そ
して、そのスカウト像の上にコロナル断面位置を示す線
が重畳表示される。断面位置および厚みの変更等はステ
ップS3のアキシャル像の再構成条件の設定における操
作と同様の操作で行うことが可能である。
【0036】ステップS5のサジタル像の再構成条件の
設定は、図9に示すように、選択欄40における項目
「サジタル」のラジオボタン43をマウス58でチェッ
クすることで可能となる。ラジオボタン43をチェック
すると、スカウト像表示エリア44には第1のスカウト
スキャンによって得られたスカウト像が表示される。そ
して、そのスカウト像の上にサジタル断面位置を示す線
が重畳表示される。断面位置および厚みの変更等はステ
ップS3のアキシャル像の再構成条件の設定における操
作と同様の操作で行うことが可能である。
【0037】なお、この他にスキャン計画として例えば
入力欄45においてX線管4に与える管電圧、管電流が
設定可能である。以上のステップS3〜S5で設定され
た条件はRAM53に記憶される。
【0038】そして、ステップS6では、スキャン開始
指示がなされたか否かをマウス58によって「スキャン
スタート」ボタン46がクリックされたか否かに基づき
判断する。スキャン開始指示がなされると、RAM53
に記憶された条件に従いスキャンを行うようスキャナ装
置100に指令を送信する。
【0039】続くステップS7では、そのスキャンによ
るスキャナ装置100からの投影データを受信し、ステ
ップS8で、受信データが終了したか否かを監視してい
る。受信データが終了した時点で本処理を終了すること
になる。
【0040】ステップS9では、オートビュー機能を実
現すべく、受信した投影データを用いて、例えばフィル
タードバックプロジェクション法によりリアルタイムに
アキシャル像を再構成する。くわえて、これまでに得ら
れている投影データから最新のサジタル像およびコロナ
ル像も再構成する。そして、ステップS10で、再構成
された最新のアキシャル像、サジタル像およびコロナル
像をCRT56、具体的には、図5のイメージエリア2
3に表示する。
【0041】図10および図11は、ステップS10で
イメージエリア23に表示される各像の表示態様の一例
を示す図である。
【0042】図示のように、イメージエリア23は、第
1、第2、第3、第4フレーム71、72、73、74
の、4つのフレームに分割される。例えば、第1フレー
ム71には、第1のスカウトスキャンによって得られた
スカウト像が表示され、第2フレーム72には、アキシ
ャル像が表示される。ここで、第1のフレーム71にお
けるスカウト像に、第2フレーム72に表示されている
アキシャル像のスライス位置を示す線75を重畳表示す
ることが好ましい。くわえて、スキャン開始位置を示す
線76aおよびスキャン終了位置を示す線76bも重畳
表示することがより好ましい。これにより、スキャンの
進行状況を容易に把握することができる。
【0043】そして、第3フレーム73には、これまで
に得られている投影データから再構成されたサジタル像
が表示され、第4フレーム74には、同様に再構成され
たコロナル像が表示される。図10の場合、スキャン開
始位置76aからスライス位置75までの範囲におけ
る、未完成のサジタル像およびコロナル像がそれぞれ第
3フレーム73および第4フレーム74に表示されてい
る。
【0044】図11は、スキャンが終了し、スライス位
置75がスキャン終了位置76aまで来た状態を示して
いる。この状態で、図示のように完成されたサジタル像
およびコロナル像が表示されることになる。
【0045】また、第2フレーム72におけるアキシャ
ル像に、第3フレーム73に表示されるサジタル像の断
面位置を示す線77および、第4フレーム74に表示さ
れるコロナル像の断面位置を示す線78を重畳表示する
ことが好ましい。
【0046】さて、実施形態によれば、このスキャン処
理中におけるオートビュー機能による断層像の表示中
に、所定の画像再構成条件を変更し、以後、変更後の条
件に従い各像の再構成を行わせることが可能である。し
たがって、ステップS11で画像再構成条件の変更があ
ったかどうかを判断し、変更がなければそのままステッ
プS7に戻るが、変更された場合にはステップS12に
進み、変更後の画像再構成条件で表示を更新した後に、
ステップS7に戻って処理を繰り返すことになる。以
下、画像再構成条件の変更操作例を説明する。
【0047】図10、図11において、例えば第2、第
3、第4のフレームにはそれぞれ、アノテーション表示
領域81、82、83が確保されており、所定種類のア
ノテーションが表示される。図12は表示されるアノテ
ーションの一例を示している。同図において、THは対
応する像の厚み、wはウィンドウ幅、Lはウィンドウレ
ベルを示している。もちろん、この他の情報をアノテー
ションとして表示させることも可能である。
【0048】そして、例えば、オペレータは変更したい
条件に対応するアノテーションの数値にマウス58のマ
ウスポインタを位置させ、上方向にドラッグするとその
数値を大きくすることができ、逆に下方向にドラッグす
るとその数値を小さくすることができる。
【0049】また、図10、図11の第2フレーム72
に表示されているサジタル像の断面位置を示す線77お
よび、コロナル像の断面位置を示す線78をそれぞれ、
マウス58でドラッグすることで断面位置を変更するこ
ともできる。
【0050】なお、図5の「スキャン」ボタン22をク
リックして図7に示したようなスキャン計画画面に切り
替え、ステップS3〜S5における設定処理を行うこと
で画像再構成条件を変更してもよい。ただし、上記のよ
うなアノテーションの数値や断面位置を示す線を直接変
更するほうが画面表示をスキャン計画画面に切り替える
必要がない点で有利である。
【0051】かかる画像再構成条件の変更がなされしだ
い、ステップS12では、現時点で得られている投影デ
ータに対し、変更後の条件に従い画像再構成処理を再実
行し、画面表示を更新する。
【0052】以上説明した実施形態によれば、オートビ
ュー機能による断層像の表示中に、スキャン処理の途中
であっても簡単な操作で画像再構成条件を変更すること
ができる。よって、オペレータは診断目的に応じて最適
な断層像を即座に得ることが可能になり、これにより検
査効率を高めることができる。
【0053】なお、上述の実施形態では、図10に示し
たように、スカウト像、アキシャル像、ならびにサジタ
ル像およびコロナル像を並列的に表示するようにした
が、本発明はこれに限定されるものではない。表示する
画像は、例えば、フレームを分割することなくアキシャ
ル像だけを表示するものであってよいし、図10におい
て、スカウト像を表示するかわりに、アキシャル面に対
して傾斜した断面の像、いわゆるオブリーク像を表示す
るようにしてもよい。これらの表示態様はオペレータが
任意に選択できる機能を有していてもよいであろう。
【0054】なお、実施形態におけるX線CTシステム
の制御のほとんどは操作コンソール200において行っ
た。操作コンソール200の構成自体は、汎用の情報処
理装置(ワークステーションやパーソナルコンピュータ
等)で実現できるものであるので、上述のとおり、ソフ
トウェアを同装置にインストールし、それでもって実現
することが可能である。
【0055】したがって、本発明の機能処理をコンピュ
ータで実現するための、コンピュータにインストールさ
れるプログラムコード自体も本発明を実現するものであ
る。つまり、本発明の特許請求の範囲には、本発明の機
能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も
含まれる。
【0056】プログラムを供給するための記憶媒体とし
ては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、光デ
ィスク(CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD等)、光磁気ディス
ク、磁気テープ、メモリカード等がある。
【0057】その他、プログラムの供給方法としては、
インターネットを介して本発明のプログラムをファイル
転送によって取得する態様も含まれる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スキャン処理中にリアルタイムで最新の断層像を表示し
ている途中であっても種々の画像再構成条件を変更する
ことができ、もって検査効率を高めることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるX線CTシステムの構成を示
す図である。
【図2】実施形態におけるオートビュー機能を実現する
操作コンソールの処理の概要を示すフローチャートであ
る。
【図3】実施形態におけるスカウトスキャンの処理を説
明するための図である。
【図4】実施形態における被検体透視像の一例を示す図
である。
【図5】実施形態におけるCRTに表示される初期画面
の一例を示す図である。
【図6】実施形態におけるスカウトスキャン設定画面の
一例を示す図である。
【図7】実施形態におけるスキャン計画画面の一例を示
す図である。
【図8】実施形態におけるスキャン計画画面の一例を示
す図である。
【図9】実施形態におけるスキャン計画画面の一例を示
す図である。
【図10】実施形態における断層像の表示態様の一例を
示す図である。
【図11】実施形態における断層像の表示態様の一例を
示す図である。
【図12】実施形態における断層像に付与されるアノテ
ーションの一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲野 孝一 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 関口 淳子 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA17 CA18 EE01 FA04 FA13 FA42 FB04 FF46 FG05 FG16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に複数方向からX線を照射して投
    影データを収集するスキャンを行い、被検体の断層像を
    生成するX線CTシステムであって、 前記断層像の再構成条件を設定する設定手段と、 前記設定手段で設定された条件に従い前記断層像の再構
    成処理を行う再構成手段と、 再構成された各断層像を順次表示する表示手段と、 を備え、 前記設定手段は、前記スキャン実行前および実行中に再
    構成条件の設定が可能であることを特徴とするX線CT
    システム。
  2. 【請求項2】 前記再構成手段は、 スキャン処理中に、各スライス位置毎にアキシャル像を
    再構成する第1の再構成手段と、 当該スキャン実行中において収集済みの投影データに基
    づき、サジタル像および/またはコロナル像を再構成す
    る第2の再構成手段と、を備え、 前記表示手段は、前記第1および第2の再構成手段によ
    り再構成された最新の各像を更新表示することを特徴と
    する請求項1に記載のX線CTシステム。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記アキシャル像に、
    前記サジタル像および/または前記コロナル像を示す線
    を重畳表示することを特徴とする請求項2に記載のX線
    CTシステム。
  4. 【請求項4】 被検体に複数方向からX線を照射して投
    影データを収集するスキャンを行い、被検体の断層像を
    生成するX線CTシステムの制御方法であって、 前記スキャン実行前に、あらかじめ前記断層像の再構成
    条件を設定する設定ステップと、 設定された条件に従い前記断層像の再構成処理を行う再
    構成ステップと、 再構成された各断層像を順次表示する表示ステップと、 前記スキャン実行中に、前記断層像の再構成条件の設定
    を変更する変更ステップと、 を有することを特徴とするX線CTシステムの制御方
    法。
  5. 【請求項5】 X線を複数方向から被検体に照射して投
    影データを収集するスキャンを行うスキャナ装置に接続
    され、当該スキャナ装置に対してスキャンに係る情報の
    出力および当該スキャナ装置から転送されてきた投影デ
    ータに基づいて被検体の断層像を生成する、X線CTシ
    ステムにおける操作コンソールであって、 前記断層像の再構成条件を設定する設定手段と、 前記設定手段で設定された条件に従い前記断層像の再構
    成処理を行う再構成手段と、 再構成された各断層像を順次表示する表示手段と、 を備え、 前記設定手段は、前記スキャン実行前および実行中に再
    構成条件の設定が可能であることを特徴とする操作コン
    ソール。
  6. 【請求項6】 前記再構成手段は、 スキャン処理中に、各スライス位置毎にアキシャル像を
    再構成する第1の再構成手段と、 当該スキャン実行中において収集済みの投影データに基
    づき、サジタル像および/またはコロナル像を再構成す
    る第2の再構成手段と、を備え、 前記表示手段は、前記第1および第2の再構成手段によ
    り再構成された最新の各像を更新表示することを特徴と
    する請求項5に記載の操作コンソール。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記アキシャル像に、
    前記サジタル像および/または前記コロナル像を示す線
    を重畳表示することを特徴とする請求項6に記載の操作
    コンソール。
  8. 【請求項8】 X線を複数方向から被検体に照射して投
    影データを収集するスキャンを行うスキャナ装置に接続
    され、当該スキャナ装置に対してスキャンに係る情報の
    出力および当該スキャナ装置から転送されてきた投影デ
    ータに基づいて被検体の断層像を生成する、X線CTシ
    ステムにおける操作コンソールの制御方法であって、 前記スキャン実行前に、あらかじめ前記断層像の再構成
    条件を設定する設定ステップと、 設定された条件に従い前記断層像の再構成処理を行う再
    構成ステップと、 再構成された各断層像を順次表示する表示ステップと、 前記スキャン実行中に、前記断層像の再構成条件の設定
    を変更する変更ステップと、 を有することを特徴とする操作コンソールの制御方法。
  9. 【請求項9】 X線を複数方向から被検体に照射して投
    影データを収集するスキャンを行うスキャナ装置に接続
    され、当該スキャナ装置に対してスキャンに係る情報の
    出力および当該スキャナ装置から転送されてきた投影デ
    ータに基づいて被検体の断層像を生成する、X線CTシ
    ステムにおける操作コンソールを制御するためのプログ
    ラムであって、 前記スキャン実行前に、あらかじめ前記断層像の再構成
    条件を設定する設定ステップと、 設定された条件に従い前記断層像の再構成処理を行う再
    構成ステップと、 再構成された各断層像を順次表示する表示ステップと、 前記スキャン実行中に、前記断層像の再構成条件の設定
    を変更する変更ステップと、 を実行させるプログラム。
  10. 【請求項10】 X線を複数方向から被検体に照射して
    投影データを収集するスキャンを行うスキャナ装置に接
    続され、当該スキャナ装置に対してスキャンに係る情報
    の出力および当該スキャナ装置から転送されてきた投影
    データに基づいて被検体の断層像を生成する、X線CT
    システムにおける操作コンソールを制御するためのプロ
    グラムを格納した記憶媒体であって、 前記スキャン実行前に、あらかじめ前記断層像の再構成
    条件を設定する設定ステップと、 設定された条件に従い前記断層像の再構成処理を行う再
    構成ステップと、 再構成された各断層像を順次表示する表示ステップと、 前記スキャン実行中に、前記断層像の再構成条件の設定
    を変更する変更ステップと、 を実行させるプログラムを格納した記憶媒体。
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