JP2003209197A - 電子部品用パッケージ、その蓋体、その蓋体用の蓋材およびその蓋材の製造方法 - Google Patents

電子部品用パッケージ、その蓋体、その蓋体用の蓋材およびその蓋材の製造方法

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JP2003209197A JP2002321949A JP2002321949A JP2003209197A JP 2003209197 A JP2003209197 A JP 2003209197A JP 2002321949 A JP2002321949 A JP 2002321949A JP 2002321949 A JP2002321949 A JP 2002321949A JP 2003209197 A JP2003209197 A JP 2003209197A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品用パッケージのケースに蓋体をろう
接する際に、接合性に優れ、ケースに割れが生じ難く、
またろう接作業性に優れた蓋体、その素材となる蓋材お
よびその蓋材の製造方法並びに電子部品用パッケージを
提供する。 【解決手段】 本発明の蓋材は、低熱膨張金属によって
形成された基材層2と、この基材層2の一方の表面に積
層され、耐力が110N/mm2 以下の低耐力金属によっ
て形成された中間金属層3と、この中間金属層3に積層
され、銀を主成分とする銀ろう合金によって形成された
ろう材層4とを備える。前記中間金属層3とろう材層4
とは互いに圧接かつ拡散接合されており、前記ろう材層
4はその外表面において観察される膨れ部の面積割合が
0.5%以下である。前記低耐力金属としては、無酸素
銅が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子部品を収納す
るケースの開口部が蓋体によって封止された電子部品用
パッケージ、その蓋体およびその素材となる蓋材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子、圧電振動子などの種々の電
子部品を収納するパッケージは、特開2000−397
3号公報(特許文献1)に開示されているように、電子
部品を収納するための凹部が上面に開口するように形成
されたケースと、前記凹部を密閉すべく前記ケースの開
口部を塞ぐようにケースの開口外周部にろう接された蓋
体とを備えている。
【0003】前記ケースは、アルミナや窒化アルミニウ
ムなどのセラミックスを主材として形成されている。一
方、前記蓋体は、Fe−29%Ni−17%Co合金
(商品名:コバール)などの低熱膨張金属で形成された
基材層と、前記基材層の一方の表面に積層された、金属
ろう材によって形成されたろう材層とを備えている。前
記金属ろう材としては、主として銀を主成分とする銀ろ
う合金が用いられる。
【0004】前記ケースの開口部に前記蓋体をろう接す
る手段としては、特許文献1に開示されているように、
シーム溶接が適用される場合がある。シーム溶接は、真
空中で実施する必要が無く、比較的簡単な設備で、効率
良くろう接を行うことができる。ろう接の他の手段とし
て、ケースに重ね合わせた蓋体の外周部にその背面(外
面)から電子ビームを照射して、ろう材層を溶融させて
接合する電子ビーム溶接も適用することができる。
【0005】また、電子部品用パッケージの関連技術と
して、特開平3−283549号公報(特許文献2)に
は、窒化アルミニウム基板とコバール等の低熱膨張金属
で形成されたキャップまたはキャップ取付け用金具との
間に銅箔を介在させて、前記基板と銅箔、銅箔とキャッ
プ等とをろう付けした電子部品用パッケージが開示され
ている。また、特開2000−164746号公報(特
許文献3)には、電子部品用パッケージの蓋体用蓋材と
して、基材層に拡散接合したNi基金属層にろう材層を
圧接し、前記Ni基金属層における最大最小厚さ比を所
定の値に規定したものが開示されている。
【0006】
【特許文献1】特開2000−3973号公報(特許請
求の範囲)
【特許文献2】特開平3−283549号公報(特許請
求の範囲)
【特許文献1】特開2000−164746号公報(特
許請求の範囲)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子部品の低背
化、小型化に伴って、そのパッケージもより一層の低背
化、小型化が望まれている。このため、蓋体の厚さが薄
くなり、またケース自体も小型化され、これに伴ってセ
ラミックスで形成されたケースの電子部品収容用凹部の
周りの壁部も薄肉化されている。このような状況の下
で、蓋体をケースにろう接すると、銀ろう合金の融点が
780℃程度と比較的高温であるため、特許文献1の技
術では、ケースを形成するセラミックスと蓋体の基材層
を形成する低熱膨張金属との熱膨張率差により、ろう材
の冷却過程でケースの壁部に大きな熱応力が発生し、こ
の応力によりクラックが発生し、気密性が低下するとい
う問題がある。このような問題は、シーム溶接の場合に
限らず、電子ビーム溶接においても同様である。
【0008】また、特許文献2に開示された技術では、
銅箔をキャップまたはキャップ取付け金具の変形吸収材
として使用しているが、その好ましい厚さが0.1〜
2.0mmと記載されており、厚い領域ではそれ自体の熱
変形が大きいため、板状の基板の割れ防止には効果があ
るかもしれないが、小型化されたケースの薄肉壁部の割
れ防止には十分な効果が得られない。また、銅泊は基板
およびキャップ等の両側にろう付けすることが記載され
ており、ろう付け作業性が非常に悪く、引いてはパッケ
ージの生産性も低い。
【0009】一方、特許文献3に開示された技術では、
Ni基金属層とろう材とは積層されているが、圧接され
ているだけであり、拡散接合されていないため、ろう材
として銀ろう合金のような、冷間圧接性の良くない硬ろ
うを用いる場合には両層の接合性に問題がある。また、
両層を圧接後に拡散焼鈍するとしても、拡散焼鈍の際に
問題となるボイドの発生について全く開示、示唆されて
いない。
【0010】本発明はかかる問題に鑑みなされたもの
で、電子部品用パッケージのケースに蓋体をろう接する
際に、ケースに生じる熱応力を緩和することができ、引
いてはケースに割れが生じ難く、またろう接作業性に優
れた電子部品用パッケージの蓋体、その素材となる蓋材
およびその蓋材の製造方法を提供すること、さらに前記
蓋体によって封止された、気密性に優れた電子部品用パ
ッケージを提供することを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による蓋材は、電
子部品を収納するための収納スペースが表面に開口する
ように形成されたケースの開口外周部に溶着される蓋体
用の蓋材であって、低熱膨張金属によって形成された基
材層と、この基材層の一方の表面に積層され、耐力が1
10N/mm2 以下、好ましくは100N/mm2 以下の低
耐力金属によって形成された中間金属層と、この中間金
属層に積層され、銀を主成分とする銀ろう合金によって
形成されたろう材層とを備える。前記中間金属層とろう
材層とは互いに圧接かつ拡散接合されており、前記ろう
材層はその外表面において観察される膨れ部の面積割合
が0.5%以下とされる。なお、本発明において、「耐
力」とは0.2%の永久伸びを起こすときの応力を意味
する。
【0012】この蓋材によると、前記基材層に積層され
た中間金属層とろう材層とは圧接かつ拡散接合されてい
るので、ろう接作業に際して、ろう材を別途準備する必
要がないため、ろう接作業性に優れる。また、圧接の際
の圧下率を調節するだけで、中間金属層を容易に薄く形
成することができる。また、前記中間金属層は耐力が1
10N/mm2 以下の低耐力金属によって形成されている
ので、蓋材から製作した蓋体をケースの開口外周部にろ
う接する際、ケースと基材層との熱膨張率の差に起因し
て基材層がケースに対して変形しても、中間金属層が容
易に塑性変形する。このため、基材層の変形に伴ってケ
ースに発生する熱応力を抑制することができ、引いては
ケースの壁部に生じる割れを防止することができる。さ
らに、前記中間金属層とろう材層とは圧接かつ拡散接合
されているにもかかわらず、その間にボイドが実質的に
介在しない。このため、蓋体のろう接の際に、シーム溶
接や電子ビーム溶接などのごく短時間の局部加熱(蓋体
周縁部への加熱)によっても、基材層にて発生したジュ
ール熱あるいは基材層に付与された熱を中間金属層を介
してろう材層に速やかに伝達することができる。従っ
て、ろう材層を確実に溶融させることができ、ろう接に
よる接合性に優れる。かかる効果は、前記中間金属層を
薄く形成しておくことで一層促進される。また、上記の
とおり、前記中間金属層とろう材層との間にはボイドが
実質的に介在しないため、蓋材は打ち抜き加工性に優
れ、小さいサイズの蓋体であっても、寸法精度の高い蓋
体を打ち抜き加工によって容易に製作することができ、
生産性に優れる。
【0013】前記蓋材において、前記低耐力金属として
は、銅含有量が99.9mass%以上の純銅が好ましい。
特に酸素含有量が0.05mass%以下の無酸素銅が好適
である。純銅は熱伝導性が良好であり、また耐力が低
く、塑性変形性に富む。純銅中の不純物が増加すると硬
くなり、熱応力を緩和する効果が減少するので、不純物
は0.1mass%以下に止めることが好ましい。また、酸
素含有量が増加すると熱伝導率が低下し、また中間金属
層とろう材層との拡散焼鈍の際にボイドが発生し易くな
るので、酸素含有量は0.05mass%以下に止めること
が好ましい。
【0014】また、前記蓋材において、前記中間金属層
はその厚さを10〜200μm (10μm 以上、200
μm 以下)とすることが好ましく、10μm 以上、10
0μm 未満とすることがより好ましい。10μm 未満で
は、塑性変形量を十分取ることができないため、基材層
の変形に追随して変形することが難くなり、ケースに発
生する熱応力を軽減する効果が過少となる。一方、20
0μm を超えると、中間金属層自体の熱変形が無視でき
ないようになり、ケースに発生する熱応力を軽減するこ
とができないようになる。
【0015】また、前記蓋材において、基材層の他方の
表面に純ニッケルあるいはニッケルを主成分とするニッ
ケル合金からなるニッケル基金属で形成されたニッケル
基金属層を接合することによって、基材層の外表面の耐
食性を向上させることができ、引いては蓋材、蓋材から
加工した蓋体さらにはこれによって封止された電子部品
用パッケージの汚損を防止することができる。また、ニ
ッケル基金属層は基材層と中間金属層との熱膨張率の相
違によって発生する反りを抑制する効果も有する。
【0016】本発明による蓋材の製造方法は、電子部品
を収納するための収納スペースが表面に開口するように
形成されたケースの開口外周部に溶着される蓋体用の蓋
材の製造方法であって、低熱膨張金属によって形成され
た基材層の一方の表面に耐力が110N/mm2 以下の低
耐力金属によって形成された中間金属層が積層された中
間金属層積層体を準備する準備工程と、前記中間金属層
積層体の中間金属層に銀を主成分とする銀ろう合金によ
って形成されたろう材層を圧接してろう材層圧接体を得
る圧接工程と、前記ろう材層圧接体に拡散焼鈍を施して
前記中間金属層とろう材層とが互いに拡散接合された蓋
材を製造する拡散焼鈍工程とを有する。前記圧接工程に
おいて圧接の際の圧下率は50〜80%(50%以上、
80%以下)とされ、前記焼鈍工程において焼鈍温度は
380〜590℃(380℃以上、590℃以下)とさ
れる。かかる製造方法によって、中間金属層とろう材層
との間にボイドの発生を実質的に無視することができる
レベルにまで低減することができる。
【0017】この製造方法においても、前記中間金属層
を形成する低耐力金属としては、銅含有量が99.9ma
ss%以上の純銅が好ましく、特に酸素含有量が0.05
mass%以下の無酸素銅が好適である。また、ろう材層圧
接体の中間金属層の平均厚さは好ましくは10〜200
μm 、より好ましくは10μm 以上、100μm 未満と
するのがよい。また、前記中間金属層積層体は基材層の
他方の表面に純ニッケルあるいはニッケルを主成分とす
るニッケル合金からなるニッケル基金属で形成されたニ
ッケル基金属層を積層形成しておくことが好ましい。
【0018】本発明による電子部品用パッケージは、電
子部品を収納するための収納スペースが表面に開口する
ように形成されたケースと、このケースの開口部を覆う
ようにその開口外周部に溶着された蓋体とを備える。前
記蓋体は前記蓋材から、例えば打ち抜き加工によって、
加工されたものである。
【0019】この電子部品用パッケージによると、蓋体
のケースへのろう接に際し、前記中間金属層によってろ
う材層の溶融を速やかに行いつつ、前記ケースにかかる
熱応力を抑制して蓋体とケースとをろう接することがで
きる。このため、ケースの割れや接合不良を防止するこ
とができ、優れた気密性を得ることができる。また、蓋
体のケースへのろう接に際し、ろう材を別途準備する必
要がないため、ろう接作業性、生産性に優れる。
【0020】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施形態にかかる
蓋材の基本構造を図1を参照して説明する。この蓋材1
は、基材層2の一方の表面(図例では上面)にニッケル
基金属層5が、他方の表面(図例では下面)に中間金属
層3がそれぞれ圧接かつ拡散接合され、また前記中間金
属層3の表面にろう材層4が圧接かつ拡散接合されてい
る。
【0021】前記基材層2は、純鉄(純Fe)の耐力
(200N/mm2 )以上の耐力を有し、熱膨張率が鉄よ
り小さい低熱膨張金属によって形成されている。前記低
熱膨張金属は30〜300℃における熱膨張率が4.0
〜5.5×10-6/℃であるものが好ましい。このよう
な好ましい低熱膨張金属としては、例えば、Fe−42
mass%Ni合金などのニッケル(Ni)を36〜50ma
ss%含有したFe−Ni合金、またコバール(商品名)
などのNiを20〜30mass%、コバルト(Co)を1
〜20mass%含有したFe−Ni−Co合金が好適であ
る。
【0022】前記ニッケル基金属層5は蓋材1の外表面
の耐食性を向上させるものであり、純ニッケルや、Ni
を50wt%以上含有するCu−Ni合金などのNiを主
成分としたニッケル合金からなるニッケル基金属によっ
て形成される。前記ニッケル基金属は前記基材層2との
圧接性、拡散接合性も良好である。もっとも、このニッ
ケル基金属層3は必要により形成すればよく、必ずしも
必要とするものではない。
【0023】前記中間金属層3は、耐力が110N/mm
2 以下の低耐力金属によって形成される。前記低耐力金
属としては、銅(Cu)含有量が90mass%以上、好ま
しくは95mass%以上のCuを主成分とする銅基合金、
例えばCu−Ni合金が好ましく、Cu含有量が99.
9mass%以上の純銅がより好ましい。Cu含有量が9
9.9%未満になると、不純物の種類にもよるが、総じ
て硬くなり易く、ろう材層4を溶融した後の冷却過程で
基材層2の変形に追随して塑性変形し難くなるためであ
る。さらに前記純銅としては、酸素含有量が0.05ma
ss%以下、好ましくは0.01mass%以下の無酸素銅が
望ましい。酸素含有量が少ないほど軟らかくなり、熱応
力緩和効果が高い。また酸素含有量が少ないほど、中間
金属層とろう材層とを圧接し、拡散接合する際に、酸素
に起因するボイドの発生量を抑制することができる。さ
らに酸素含有量が0.05mass%以下の無酸素銅は安価
に入手することができる。このような理由から純銅とし
ては酸素含有量が0.05mass%以下の無酸素銅が最も
好ましい。前記低耐力金属としては、前記銅基金属に限
らず、純NiやNiを90mass%以上含有するニッケル
基合金を用いることもできる。前記中間金属層3の塑性
変形の容易性は、同層を形成する低耐力金属の耐力によ
って左右され、先に記載したようにCu含有量が多いほ
ど耐力が小さくなり、塑性変形が容易になる。例えば、
耐力は、純銅が69N/mm2 、90mass%Cu−Ni合
金が103N/mm2 、純ニッケルが59N/mm2 であ
る。これに対して、コバールの耐力は、345N/mm2
であり、前記低耐力金属のそれより3倍以上大きい。こ
のように、中間金属層3を形成する低耐力金属は、その
耐力が基材層2を形成する低熱膨張金属の耐力の1/3
以下のものが好ましい。
【0024】前記ろう材層4は、銀(Ag)を主成分と
する銀ろう合金で形成される。主成分であるAgの含有
量は70〜90mass%とすることが好ましい。前記銀ろ
う合金の融点は、700〜900℃程度のものが好まし
い。具体的な銀ろう合金として、85mass%Ag−Cu
合金(銀ろう、融点が780℃)等のAg−Cu合金、
その他、融点が前記融点範囲内のAg−Cu−Zn合
金、Ag−Cu−Ni合金を挙げることができる。電子
部品用パッケージは400℃程度以下の温度で基板には
んだ付けされるため、一旦溶着したろう材層がその温度
にて軟化、劣化しないことが必要である。Agの含有量
が70〜90mass%の銀ろう合金は、かかる温度条件を
満足し、また強度および耐食性も良好であるので好まし
い。一方、銀ろう合金は後述するように、前記中間金属
層とろう材層との拡散接合の際にその界面にボイドが生
成し易い傾向がある。また、その融点が高いことから、
蓋材1から加工した蓋体をケースの開口外周部にろう接
する際に、蓋体のろう接部を高温に加熱する必要があ
り、基材層2の熱変形によりケースに熱応力が発生する
という問題がある。この問題は前記基材層2とろう材層
4との間に前記中間金属層3を介在させることによって
解消される。
【0025】前記ろう材層4は、その外表面において観
察される膨れ部の面積割合が0.5%以下とされる。前
記膨れ部は、前記中間金属層3とろう材層4との接合界
面に生じたボイドに起因する。前記基材層2と中間金属
層3とは圧接性、拡散焼鈍による拡散接合性は良好であ
り、両層の界面にボイドを生じさせることなく容易に拡
散接合することができる。一方、中間金属層3を銅基金
属によって形成した場合、銀ろう合金からなるろう材層
4との接合界面にボイドが非常に発生し易い。その理由
は以下のとおりである。圧接の際に銅基金属によって形
成された中間金属層の表面に生成した酸化被膜が分断さ
れ、拡散焼鈍の際に分断された酸化被膜が酸素を放出
し、また銀ろう合金も酸素や水素を放出する。これらの
ガスが凝集してボイドを発生させる。この中間金属層と
ろう材層との界面に形成されたボイドは、熱伝導不良に
起因する接合不良の原因となる。前記膨れ部の面積率は
このボイド量の指標であり、面積率が0.5%以下であ
れば、ボイド量は十分に少ない量であり、熱伝導不良や
接合不良は実質的に問題とならない。膨れ部の面積率は
小さい程よく、0.3%以下とすることが好ましい。ま
た、ボイド量が0.5%以下であれば、打ち抜き加工性
に優れ、小さいサイズの蓋体であっても、寸法精度の高
い蓋体を打ち抜き加工によって容易かつ多量に製作する
ことができる。
【0026】前記各層の平均厚さは、ケースの開口部の
大きさにもよるが、基材層2は30〜200μm 、好ま
しくは50〜100μm 程度とされる。中間金属層3は
10〜200μm 、好ましくは10μm 以上、100μ
m 未満、より好ましくは15〜60μm とされる。中間
金属層が10μm 未満では熱応力を軽減する作用が不足
し、一方200μm を超えると層厚が厚すぎて、中間金
属層自体の熱変形が無視できないようになり、却って熱
応力の軽減作用が劣化するようになる。さらに、基材層
2の変形に対する中間金属層3の塑性変形量を十分に確
保することができるように、基材層2の厚さtbに対す
る中間金属層3の厚さtmの比tm/tbを0.25〜
0.6程度とすることが好ましい。また、ろう材層4は
5〜50μm 程度でよく、ニッケル基金属層5は3〜5
0μm 程度でよい。さらに、電子部品用パッケージの低
背化の観点から、蓋材の全体の厚さは50〜150μm
とすることが好ましい。
【0027】次に前記蓋材の製造方法について説明す
る。前記蓋材1は、以下の工程により製造される。基材
層2の素材である基材シートの一方の表面にニッケル基
金属層5の素材であるニッケル基金属シートを、他方の
表面に中間金属層3の素材である銅基金属シートを重ね
合わせ、この重ね合わせた重合体を一対のロールに通し
て圧下率70〜80%程度で圧下し、これによって各々
のシートを圧下すると共に圧接し、基材層の両面にニッ
ケル基金属層および中間金属層が圧接された中間金属層
積層体を得る。前記中間金属層積層体には、必要に応じ
てさらに950〜1050℃程度の温度で中間焼鈍を施
すことができる。この中間焼鈍により、隣接する層同士
を拡散接合し、その接合力を向上させると共に各層を軟
化させることができる。蓋材1にニッケル基金属層5を
形成しない場合には、前記ニッケル基金属シートが不要
なことは勿論である。以上のようにして前記中間金属層
積層体を準備する工程を本発明では準備工程と呼ぶ。
【0028】次に、前記中間金属層積層体の中間金属層
の表面にろう材層4の素材であるろう材シートを重ね合
わせ、この重ね合わせた重合体を再び一対のロールに通
して圧下し、これによって中間金属層の表面にろう材層
が圧接されたろう材層圧接体を得る。この工程を圧接工
程と呼ぶ。このろう材層圧接体は拡散焼鈍が施され、中
間金属層とろう材層との間にボイドを介在させることな
く、両層が拡散接合された蓋材1を得る。この工程を拡
散接合工程と呼ぶ。前記蓋材1は、必要に応じてさらに
仕上圧延が施されて、その板厚が調整されてもよい。仕
上圧延後の各層の層厚は、圧延の圧下率をRとしたと
き、ほぼ元の層厚の(1−R)倍に減厚される。
【0029】前記圧接工程および拡散焼鈍工程において
は、中間金属層とろう材層との間にボイドを発生させな
いように両層を接合させることが重要である。本発明者
がボイドの発生を抑制することができる製造条件を調査
したところ、中間金属層をボイドを発生させ易い銅基金
属で形成した場合でも、前記ろう材層圧接体を得るため
の圧下率を50〜80%とし、その拡散接合温度を38
0〜590℃とすればよいことが分かった。すなわち、
圧下率を50%未満、焼鈍温度を380℃未満とすると
圧接および拡散焼鈍の際の接合が不足して接合強度が低
下するようになる。一方、圧下率を80%超、焼鈍温度
を590℃超とすると、ガスの凝集が活発化してボイド
量が急速に増大するようになる。圧下率を低く設定する
場合、焼鈍温度が低い方がボイドは発生し難い。拡散焼
鈍時間は好ましくは2分以上、より好ましくは3分以上
とすればよい。焼鈍時間の上限は特に定めないが、生産
性を考慮すると10分以下、好ましくは5分以下とする
のがよい。
【0030】次に、電子部品用パッケージの実施形態を
図2を参照しながら説明する。このパッケージのケース
31の封止に用いられた蓋体21は、前記蓋材1をプレ
スにて所定寸法に打ち抜き加工したものである。図にお
いて、前記蓋体21を構成する各部については蓋材1と
同様であるので、同符号を付し、説明を省略する。
【0031】このパッケージは、電子部品Pを収納する
ための収納スペース(凹部)33が上面に開口するよう
に形成されたケース31と、このケース31の開口外周
部にろう接によって溶着された蓋体21とを備えてい
る。前記ケース31は、前記収納スペース33が上面に
開口し、アルミナや窒化ケイ素などのセラミックスにて
形成された、絶縁性を有するケース本体32を備え、こ
のケース本体32の開口外周部にろう材との溶着を促進
する溶着促進層37が一体的に形成されている。前記溶
着促進層37は、ケース本体32と一体的に焼成された
タングステン(W)やモリブデン(Mo)等の高融点金
属からなるメタライズ層34を有し、その上にニッケル
層35、必要に応じてさらに金層36が形成されてい
る。
【0032】前記蓋体21をケース31の開口外周部に
溶着するには、まずケース31の開口部を塞ぐようにケ
ース31の上に、そのろう材層4がケース31の開口外
周部に当接するように蓋体21を載置し、真空あるいは
不活性ガス中にて、前記ろう材層4を溶融させ、蓋体2
1をケース31の開口外周部に溶着する。前記ろう材層
4の溶融は、シーム溶接、電子ビーム溶接などにより、
局部加熱によって行うことが好ましい。前記ろう材層4
を形成する銀ろう合金の融点が比較的高温であるため、
電子部品Pを収納したケース31および蓋体21の全体
を炉中にて加熱し、ろう材層4を溶融させることは、ケ
ース31に収納された電子部品Pの特性を劣化させるお
それがあるため、かかる加熱方法は避けるべきである。
前記シーム溶接は、蓋体21の対向する2辺の端部に沿
って一対の電極ローラを転動させながら通電し、主に基
材層2のローラの接触部近傍にて局部的にジュール熱を
発生させ、これを中間金属層3を介してろう材層4に伝
導させ、このろう材層4を溶融し、溶融したろう材によ
って、蓋体21をケース31にろう接する方法である。
【0033】この電子部品用パッケージは、蓋体21の
基材層2とろう材層4との間にボイドを実質的に介在さ
せることなく、中間金属層3が設けられているため、蓋
体21をケース31にろう接する際、前記中間金属層3
によってろう材層4の溶融を速やかに行いつつ、蓋体2
1の基材層2が熱変形しても、中間金属層3が塑性変形
して基材層2の変形を吸収するので、ケース31に無理
な熱応力が作用せず、ケース本体32の割れを防止する
ことができる。このため、ケース31は気密性に優れ、
その中に収納された電子部品Pの寿命を向上させること
ができる。
【0034】以下、本発明を実施例に基づいてより具体
的に説明するが、本発明の範囲は上記実施形態や以下の
実施例により限定的に解釈されるものではない。
【0035】
【実施例】図1に示す4層構造の蓋材の試料が下記の要
領により製作された。基材層2の素材として幅20mm、
厚さ1100μm のFe−29mass%Ni−17mass%
Co合金からなる基材シートを、またニッケル基金属層
5の素材として幅20mm、厚さ100μm の純Niから
なるニッケルシートを、また中間金属層3の素材として
幅20mm、厚さ600μm の無酸素銅(Cu:99.9
5mass%、O:0.0006mass%)からなる銅シート
を準備した。基材シートの一方の表面にニッケルシート
を、他方の表面に銅シートを重ね合わせ、圧下率60%
にて冷間でロール圧下し、隣接する素材同士が圧接され
た銅層積層体を得た。さらに、この銅層積層体は焼鈍炉
にて1000℃、3分間保持して拡散焼鈍が施された。
【0036】この銅層接合体の銅層にろう材層4の素材
として幅20mm、厚さ75μm の85mass%Ag−Cu
(融点780℃)からなるろう材シートを重ね合わせ、
表1に示す44〜80%の種々の圧下率にて冷間でロー
ル圧下し、銅層積層体の銅層にろう材層が圧接されたろ
う材層圧接体を得た。このろう材層圧接体を同表に示す
種々の焼鈍温度にて3分間程度拡散焼鈍を行い、基材層
2の一方の表面にニッケル基金属層5が、他方の表面に
中間金属層3が一体的に接合された4層構造の蓋材1を
得た。すなわち、この実施例では、ニッケル基金属層5
としてニッケル層が、中間金属層3として銅層が形成さ
れた。ろう材層を圧接する際の圧下率に対する各層の最
終平均厚さは下記の通りであった。 圧下率:44% 圧接できなかったため測定せず。 圧下率:50% ニッケル層19μm 、基材層206μm 、銅層113μ
m 、ろう材層38μm 圧下率:55% ニッケル層17μm 、基材層186μm 、銅層101μ
m 、ろう材層34μm 圧下率:60% ニッケル層15μm 、基材層165μm 、銅層90μm
、ろう材層30μm 圧下率:70% ニッケル層11μm 、基材層121μm 、銅層66μm
、ろう材層23μm 圧下率:75% ニッケル層 9μm 、基材層103μm 、銅層56μm
、ろう材層19μm 圧下率:80% ニッケル層7.5μm 、基材層83μm 、銅層45μm
、ろう材層15μm
【0037】得られた各試料の蓋材から2cm×2cmの外
観観察片を採取し、そのろう材層の中央部を光学顕微鏡
にて5倍で観察した。その外観写真を用いて、視野20
mm×20mm(実寸法4mm×4mm)におけるボイドによる
膨れ部の面積を画像解析ソフトにより測定し、膨れ部の
面積率を求めた。なお、画像解析ソフトは、商品名Imag
e-Pro(製造メーカ:MEDIA CYVERNETICS)を使用した。
【0038】また、前記蓋材から幅10mm×長さ100
mmの接合試験片を採取し、その長さ方向の中央を中心と
して試験片の両端が重なり合うように180°折り曲げ
た後、元に戻して屈曲部におけるろう材層の剥離の有無
を観察し、ろう材層の接合性を評価した。以上の調査結
果を表1に併せて記載する。表1のろう材層の接合性に
ついて、ろう材層が銅層から浮き上がらず、剥離しなか
ったものを◎、一部浮き上がりが生じたが屈曲部全体と
しては剥離しなかったものを○、屈曲部が全体的に浮き
上がって剥離したものを×で示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1より、実施例にかかる各試料は、膨れ
部の発生率が0.10%以下であり、ボイドはほとんど
発生していないことがわかる。また、これらの試料につ
いてはろう材層の接合性も良好であり、微小サイズの蓋
体への打ち抜き性にも問題がないことがわかる。一方、
圧下率が44%の試料No. 1はろう材層を圧接すること
ができなかった。また、ろう材層の圧接の際の圧下率が
50%以上であっても、焼鈍温度が350℃と低い試料
No. 2,7,12,18ではろう材層の接合性が不十分
であった。また、圧下率が適切でも、拡散焼鈍温度が6
00℃以上と高過ぎた試料No. 5,6,10,11,1
6,17,22,23,25は、膨れ率が急激に上昇
し、接合強度も低下して180°の屈曲によりろう材層
の剥離が屈曲部全体に認められた。
【0041】次に、図2に示すように、上面に開口した
電子部品の収納スペースを有するアルミナ製のケース本
体32の外周部に、タングステン・メタライズ層34、
ニッケル層35および金層36からなる溶着促進層37
を備えたケース31を準備した。このケース31の平面
寸法は、図3に示すように、A=5mm、B=3mm、C=
0.5mmである。一方、表1の試料No. 14〜16の蓋
材を素材として、さらに0.1mmまで冷間で仕上圧延を
行った後、打ち抜き加工し、前記ケース31の上面を被
覆可能な4.8×2.8mmの蓋体21を得た。仕上圧延
後の蓋材の各層の平均厚さは、ニッケル層が5μm、基
材層が55μm 、銅層が30μm 、ろう材層が10μm
であった。この蓋体21をケース31の上にろう材層4
が前記溶着促進層37に当接するように載置し、ヘリウ
ムガス雰囲気にて同条件でシーム溶接を行い、蓋体をケ
ースに溶着した。
【0042】得られたパッケージを真空容器に入れて密
閉し、真空容器内のガスをイオンポンプで排気し、到達
真空度における排気ガス中のヘリウムガスの有無を調べ
た。その結果、ヘリウムガスは実施例のNo. 14および
15の蓋材を使用したパッケージでは認められなかった
が、比較例のNo. 16の蓋材を使用したものでは認めら
れた。これより、前記実施例の蓋材を使用したパッケー
ジのケース本体には割れは発生しておらず、また蓋体と
ケースとの接合状態は良好であることが確かめられた。
一方、前記比較例の蓋材を使用したパッケージでは、ケ
ース本体に割れが生じていなかったので、気密性が劣化
した原因は蓋体とケースとの接合不良にあるものと推測
された。
【0043】
【発明の効果】本発明の蓋材によれば、中間金属層とろ
う材層とが実質的にボイドを介在させることなく一体的
に接合されているので、ろう接作業の際に、ろう材を別
途準備する必要がないので作業性に優れる。また、この
蓋材から形成した蓋体を電子部品用パッケージのケース
に、シーム溶接や電子ビーム溶接などの局部加熱によっ
てろう接する場合においても、ボイドに起因する熱伝導
不良による接合不良を防止することができ、ろう接によ
る接合性に優れる。また、前記中間金属層により、ろう
接する際に、蓋体が熱変形しても、ケースの壁部に発生
する熱応力を抑制することができ、引いては熱応力によ
って前記壁部に生じる割れを抑制することができる。こ
のため、気密性に優れた電子部品用パッケージを得るこ
とができる。また、本発明の蓋材の製造方法によれば、
前記蓋材を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる蓋材の基本構造を示
す部分断面模式図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる電子部品用パッケー
ジの基本構造を示す断面模式図である。
【図3】実施例における電子部品用パッケージのケース
の平面図である。
【符号の説明】
1 蓋材 2 基材層 3 中間金属層 4 ろう材層 5 ニッケル基金属層 21 蓋体 31 ケース 32 ケース本体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を収納するための収納スペース
    が表面に開口するように形成されたケースの開口外周部
    に溶着される電子部品用パッケージの蓋体用の蓋材であ
    って、 低熱膨張金属によって形成された基材層と、この基材層
    の一方の表面に積層され、耐力が110N/mm2 以下の
    低耐力金属によって形成された中間金属層と、この中間
    金属層に積層され、銀を主成分とする銀ろう合金によっ
    て形成されたろう材層とを備え、 前記中間金属層とろう材層とは互いに圧接かつ拡散接合
    されており、前記ろう材層はその外表面において観察さ
    れる膨れ部の面積割合が0.5%以下である蓋材。
  2. 【請求項2】 前記低耐力金属は、銅含有量が99.9
    mass%以上の純銅である請求項1に記載した蓋材。
  3. 【請求項3】 前記純銅は、酸素含有量が0.05mass
    %以下の無酸素銅である請求項2に記載した蓋材。
  4. 【請求項4】 前記中間金属層の平均厚さが10μm 以
    上、200μm 以下である請求項1に記載した蓋材。
  5. 【請求項5】 前記基材層の他方の表面に純ニッケルあ
    るいはニッケルを主成分とするニッケル合金からなるニ
    ッケル基金属によって形成されたニッケル基金属層が接
    合された請求項1に記載した蓋材。
  6. 【請求項6】 電子部品を収納するための収納スペース
    が表面に開口するように形成されたケースの開口外周部
    に溶着される電子部品用パッケージの蓋体用の蓋材の製
    造方法であって、 低熱膨張金属によって形成された基材層の一方の表面に
    耐力が110N/mm2以下の低耐力金属によって形成さ
    れた中間金属層が積層された中間金属層積層体を準備す
    る準備工程と、 前記中間金属層積層体の中間金属層に銀を主成分とする
    銀ろう合金によって形成されたろう材層を圧接してろう
    材層圧接体を得る圧接工程と、 前記ろう材層圧接体に拡散焼鈍を施して前記中間金属層
    とろう材層とが互いに拡散接合された蓋材を製造する拡
    散焼鈍工程とを有し、 前記圧接工程において圧接の際の圧下率を50%以上、
    80%以下とし、前記焼鈍工程において焼鈍温度を38
    0℃以上、590℃以下とする、蓋材の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記低耐力金属は、銅含有量が99.9
    mass%以上の純銅である請求項6に記載した製造方法。
  8. 【請求項8】 前記純銅は、酸素含有量が0.05mass
    %以下の無酸素銅である請求項7に記載した製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ろう材層圧接体の中間金属層の平均
    厚さが10μm 以上、200μm 以下である請求項6に
    記載した製造方法。
  10. 【請求項10】 前記中間金属層積層体の基材層の他方
    の表面に純ニッケルあるいはニッケルを主成分とするニ
    ッケル合金からなるニッケル基金属によって形成された
    ニッケル基金属層が積層された請求項6に記載した製造
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から5のいずれか1項に記載
    した蓋材から前記ケースの開口部を覆う大きさに加工さ
    れた蓋体である、電子部品用パッケージの蓋体。
  12. 【請求項12】 電子部品を収納するための収納スペー
    スが表面に開口するように形成されたケースと、このケ
    ースの開口部を覆うようにその開口外周部に溶着された
    蓋体とを備え、前記蓋体は請求項1から5のいずれか1
    項に記載した蓋材から加工された、電子部品用パッケー
    ジ。
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