JP4986843B2 - 電子部品用パッケージ、その蓋体、その蓋体用の蓋材及びその蓋材の製造方法 - Google Patents

電子部品用パッケージ、その蓋体、その蓋体用の蓋材及びその蓋材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品を収納するケースの開口部が蓋体によって封止された電子部品用パッケージ、その蓋体およびその素材となる蓋材に関する。
半導体素子、圧電振動子などの種々の電子部品を収納するパッケージは、特開2000−3973号公報(特許文献1)に開示されているように、電子部品を収納するための凹部が上面に開口するように形成されたケースと、前記凹部を密閉すべく前記ケースの開口部を塞ぐようにケースの開口外周部にろう接された蓋体とを備えている。
前記ケースは、アルミナや窒化アルミニウムなどのセラミックスを主材として形成されている。一方、前記蓋体は、Fe−29%Ni−17%Co合金(商品名:コバール)などの低熱膨張金属で形成された基材層と、前記基材層の一方の表面に積層された、金属ろう材によって形成されたろう材層とを備えている。前記金属ろう材としては、主として銀を主成分とする銀ろう合金が用いられる。
前記ケースの開口部に前記蓋体をろう接する手段としては、特許文献1に開示されているように、シーム溶接が適用される場合がある。シーム溶接は、真空中で実施する必要が無く、比較的簡単な設備で、効率良くろう接を行うことができる。ろう接の他の手段として、ケースに重ね合わせた蓋体の外周部にその背面(外面)から電子ビームを照射して、ろう材層を溶融させて接合する電子ビーム溶接も適用することができる。
近年、電子部品の低背化、小型化に伴って、そのパッケージもより一層の低背化、小型化が望まれている。このため、蓋体の厚さが薄くなり、またケース自体も小型化され、これに伴ってセラミックスで形成されたケースの電子部品収容用凹部の周りの壁部も薄肉化されている。
このような状況の下で、蓋体をケースにろう接すると、銀ろう合金の融点が780℃程度と比較的高温であるため、特許文献1に記載された電子部品用パッケージでは、ケースを形成するセラミックスと蓋体の基材層を形成する低熱膨張金属との熱膨張率差により、ろう材の冷却過程でケースの壁部に大きな熱応力が発生し、この応力によりクラックが発生し、気密性が低下するという問題がある。このような問題は、シーム溶接の場合に限らず、電子ビーム溶接などの局部加熱による溶接においても同様である。
そこで、特開2003−209197号公報(特許文献2)に記載されているように、電子部品用パッケージの蓋体あるいはその素材となる蓋材として、低熱膨張金属によって形成された基材層と、この基材層の一方の表面に積層され、耐力が110N/mm2 以下の純Cuによって形成された中間金属層と、この中間金属層に積層され、銀を主成分とする銀ろう合金によって形成されたろう材層とを備えたものが提案されている。
特開2000−3973号公報 特開2003−209197号公報
最近、電子部品の精度の向上がより一層求められており、本発明者の知見によると、蓋体をケースにろう接する前に、蓋体を150〜300℃程度の温度で3〜60分程度加熱する脱ガス処理を行うことが有効であることが分かった。このような脱ガス処理が有効な理由は以下の通りである。蓋体のろう接の際に、加熱された蓋体から蓋体に付着したガス成分(主に水分)が水蒸気等のガスとなって放散し、このガスがケース内に電子部品と共に封入されると、電子部品の寿命が短くなったり、発振周波数が変動するという問題が生じる。蓋体をケースにろう接する前に、前記脱ガス処理を施すことによりこのような問題を防止することができる。
ところが、前記特許文献2に記載した純Cuで形成された中間金属層を備えた蓋体を用いた場合、以下の問題がある。すなわち、脱ガス処理の際の加熱により、基材層に対して熱膨張率の大きい純Cuで形成された中間金属層の熱膨張が基材層に拘束され、これによって生じた圧縮応力により中間金属層が塑性変形を起こす。その後、蓋体が冷却されると、中間金属層は塑性変形によって元の長さよりも縮んだ状態となっているため、熱収縮した基材層に引っ張られて、蓋体は中間金属層側が凹んだアーチ状に変形する。このような変形が生じた蓋体をケースにろう接すると、ろう接作業が難しく、ろう接不良、気密性不良を起こし易くなる。
本発明はかかる問題に鑑みなされたもので、主として水分を加熱除去するための脱ガス処理を施しても変形が生じ難く、しかもセラミックスケースにろう接する際、ケース壁部に生じる熱応力を軽減してクラックの発生を防止することができる電子部品用パッケージの蓋体、その素材となる蓋材およびその蓋材の製造方法を提供すること、さらに前記蓋体によって封止された、気密性に優れた電子部品用パッケージを提供することを目的とする。
本発明による蓋材は、電子部品を収納するための収納スペースが表面に開口するように形成されたケースの開口外周部に溶着される電子部品用パッケージの蓋体用の蓋材であって、30〜300℃における熱膨張率が4.0×10 -6 〜5.5×10 -6 /℃である低熱膨張金属によって形成された基材層と、この基材層の一方の表面に積層され、Agを0.05〜10mass%含有するCu−Ag合金によって形成された中間金属層と、この中間金属層に積層され、銀を主成分とする銀ろう合金によって形成されたろう材層を備える。以下、成分の単位を単に「%」と表示する。
この蓋材によると、中間金属層は、Agを0.05〜10%含有するCu−Ag合金によって形成されているので、蓋材から製作した蓋体をケースの開口外周部にろう接する前に脱ガス処理を施しても、この処理によって前記中間金属層が塑性変形し難く、脱ガス処理後に蓋体に反りが生じ難い。また、前記合金は熱伝導性に優れるため、蓋体のろう接の際に、シーム溶接や電子ビーム溶接などのごく短時間の局部加熱(蓋体周縁部への加熱)によっても、基材層にて発生したジュール熱あるいは基材層に付与された熱を中間金属層を介してろう材層に速やかに伝達することができ、蓋体に反りが生じ難いことと相まって、蓋体をケースの開口外周部に容易かつ確実にろう接することができる。しかも、前記Cu−Ag合金はその耐力が100N/mm2 以下であるため、蓋体をケースの開口外周部にろう接する際、ケースと基材層との熱膨張率の差に起因してケースの壁部に大きな熱応力が生じても、中間金属層が容易に塑性変形するため、その熱応力を軽減することができ、引いてはケースの壁部に生じる割れを防止することができる。なお、前記中間金属層をNi0.5〜6.0%含有するCu−Ni合金によって形成することにより、前記所定のCu−Ag合金によって形成した場合と同様の効果を期待することができる。
また、前記蓋材において、前記中間金属層はその厚さを10〜200μm (10μm 以上、200μm 以下)とすることが好ましく、10μm 以上、100μm 未満とすることがより好ましい。10μm 未満では、塑性変形量を十分取ることができないため、ケースに発生する熱応力を軽減する効果が過少となる。一方、200μm を超えると、中間金属層自体の熱変形が無視できないようになり、ケースに発生する熱応力を軽減することができないようになる。
また、前記蓋材において、基材層の他方の表面に純ニッケルあるいはニッケルを主成分とするニッケル合金(これらの合金をまとめて「ニッケル基合金」という場合がある。)で形成されたニッケル基金属層を接合することができる。これによって、基材層の外表面の耐食性を向上させることができ、引いては蓋材、蓋材から加工した蓋体、さらにはこれによって封止された電子部品用パッケージの汚損を防止することができる。また、ニッケル基金属層は基材層と中間金属層との熱膨張率の相違によって発生する反りを軽減する効果も有する。
本発明による蓋材の製造方法は、電子部品を収納するための収納スペースが表面に開口するように形成されたケースの開口外周部に溶着される蓋体用の蓋材の製造方法であって、30〜300℃における熱膨張率が4.0×10 -6 〜5.5×10 -6 /℃である低熱膨張金属によって形成された基材層の一方の表面にAgを0.05〜10%含有するCu−Ag合金によって形成された中間金属層が積層された中間金属層積層体を準備する準備工程と、前記中間金属層積層体の中間金属層に銀を主成分とする銀ろう合金によって形成されたろう材層を圧接してろう材層圧接体を得る圧接工程と、前記ろう材層圧接体に拡散焼鈍を施して前記中間金属層とろう材層とが互いに拡散接合された蓋材を製造する拡散焼鈍工程とを有する。
この製造方法によって、前記基材層に中間金属層とろう材層とが積層した蓋材を容易に製造することができ、圧接の際の圧下率を調節するだけで、中間金属層の厚さを容易に制御することができる。
この製造方法の圧接工程において、ろう材層圧接体の中間金属層の平均厚さを好ましくは10〜200μm 、より好ましくは10μm 以上、100μm 未満とするのがよい。また、準備工程において、前記中間金属層積層体の基材層の他方の表面に純ニッケルあるいはニッケルを主成分とするニッケル合金で形成されたニッケル基金属層を積層形成することが好ましい。
本発明による電子部品用パッケージは、電子部品を収納するための収納スペースが表面に開口するように形成されたケースと、このケースの開口部を覆うようにその開口外周部に溶着された蓋体とを備える。前記蓋体は前記蓋材から、例えば打ち抜き加工によって、加工されたものである。
この電子部品用パッケージによると、蓋体のケースへのろう接の前に脱ガス処理を行っても蓋体に反りが生じ難く、またろう接に際し、基材層にて発生したジュール熱あるいは基材層に付与された熱を熱伝導性に優れた中間金属層を介してろう材層側に速やかに伝達して、ろう材の溶融を速やかに行いつつ、前記ケースにかかる熱応力を抑制して蓋体とケースとをろう接することができる。このため、蓋体のろう付け性に優れ、またケースの割れや接合不良を防止することができ、優れた気密性を得ることができる。
上記のとおり、本発明の蓋材によれば、中間金属層を所定のCu−Ag合金で形成したので、蓋材から製作した蓋体をケースの開口外周部にろう接する前に脱ガス処理を施しても、蓋体に反りが生じ難い。また、前記合金は熱伝導性に優れるため、蓋体のろう接の際に、基材層に生じた、あるいは付与された熱を中間金属層を介してろう材層に速やかに伝達することができ、蓋体に反りが生じ難いことと相まって、蓋体をケースの開口外周部に容易かつ確実にろう接することができる。しかも、前記合金はその耐力が100N/mm2 以下であるため、蓋体のろう付けの際に、蓋体がケースに対して熱膨張しても、中間金属層が塑性変形してケースの壁部に発生する熱応力を緩和することができ、引いては前記壁部に生じる割れを防止することができる。このため、気密性に優れた電子部品用パッケージを得ることができる。また、本発明の蓋材の製造方法によれば、前記蓋材を容易に製造することができる。
図1は本発明の実施形態にかかる蓋材の基本構造を示す部分断面模式図である。 図2は本発明の実施形態にかかる電子部品用パッケージの基本構造を示す断面模式図である。
符号の説明
1 蓋材
2 基材層
3 中間金属層
4 ろう材層
5 ニッケル基金属層
21 蓋体
31 ケース
32 ケース本体
まず、本発明の実施形態にかかる蓋材の基本構造を図1を参照して説明する。この蓋材1は、基材層2の一方の表面(図例では上面)にニッケル基金属層5が、他方の表面(図例では下面)に中間金属層3がそれぞれ圧接かつ拡散接合され、また前記中間金属層3の表面にろう材層4が圧接かつ拡散接合されている。
前記基材層2は、純鉄(純Fe)の耐力(200N/mm2 )以上の耐力を有し、熱膨張率が鉄より小さい低熱膨張金属によって形成されている。前記低熱膨張金属は30〜300℃における熱膨張率が4.0×10 -6 〜5.5×10-6/℃であるものが好ましい。このような好ましい低熱膨張金属としては、例えば、Fe−42%Ni合金などのニッケル(Ni)を36〜50%含有したFe−Ni合金、またコバール(商品名)などのNiを20〜30%、コバルト(Co)を1〜20%含有したFe−Ni−Co合金が好適である。
前記ニッケル基金属層5は蓋材1の外表面の耐食性を向上させるものであり、純ニッケルや、Niを50wt%以上含有するCu−Ni合金などのNiを主成分としたニッケル合金によって形成される。前記ニッケル基金属は前記基材層2との圧接性、拡散接合性も良好である。もっとも、このニッケル基金属層5は必要により形成すればよく、必ずしも必要とするものではない。
前記中間金属層3は、Agを0.05〜10%含有し、残部Cu及び不純物からなるCu−Ag合金で形成されている。Ag量が0.05%未満では、Ag量が過少であり、脱ガス処理の際の加熱により、材質が軟化し過ぎる。このため、基材層2により中間金属層3の熱膨張が拘束されて圧縮の塑性変形が生じ、冷却後の反りを十分に抑制することができない。一方、Ag量が10%を超えると、Agは高価な材料であるので材料コストが高くなり過ぎ、経済性を損なう。このため、Cu−Ag合金を用いる場合、Ag量の下限を0.05%、好ましくは0.15%とし、その上限を10%、好ましくは5.0%、より好ましくは2.0%とする。前記Cu−Ag合金、典型的には残部がCu及び不純物で形成されるが、上記合金の特性を害しない範囲であれば、ZrやSn等の元素の微量添加は許容される。また、前記中間金属層3のろう付けの際のケース壁部の熱応力軽減効果は、同層を形成する金属材(焼鈍材)の耐力(0.2%耐力)によって左右され、110N/mm2 以下、好ましくは100N/mm2 以下とすることが知られているが、前記Cu−Ag合金、その焼鈍材の耐力は45N/mm2 以上、100N/mm2 以下であり、反りに対する抵抗性のみならず、熱応力軽減作用にも優れる。
前記ろう材層4は、銀(Ag)を主成分とする銀ろう合金で形成される。主成分であるAgの含有量は70〜90%とすることが好ましい。前記銀ろう合金の融点は、700〜900℃程度のものが好ましい。具体的な銀ろう合金として、85%Ag−Cu合金(融点780℃)等のAg−Cu合金、その他、融点が前記融点範囲内のAg−Cu−Zn合金、Ag−Cu−Ni合金を挙げることができる。電子部品用パッケージは400℃程度以下の温度で基板にはんだ付けされるため、一旦溶着したろう材層がその温度にて軟化、劣化しないことが必要である。Agの含有量が70〜90%の銀ろう合金は、かかる温度条件を満足し、また強度および耐食性も良好であるので好ましい。
一方、銀ろう合金は後述するように、前記中間金属層とろう材層との拡散接合の際にその界面にボイドが生成し易い傾向がある。また、その融点が高いことから、蓋材1から加工した蓋体をケースの開口外周部にろう接する際に、蓋体のろう接部を高温に加熱する必要があり、基材層2の熱変形によりケースに熱応力が発生するという問題があるが、この問題は前記基材層2とろう材層4との間に前記中間金属層3を介在させることによって解消される。
前記各層の平均厚さは、ケースの開口部の大きさにもよるが、基材層2は30〜200μm 程度、好ましくは50〜100μm 程度とされる。中間金属層3は10〜200μm 程度、好ましくは10μm 程度以上、100μm 程度未満、より好ましくは15〜60μm 程度とされる。中間金属層が10μm 程度未満では熱応力を軽減する作用が不足し、一方200μm 程度を超えると層厚が厚すぎて、中間金属層自体の熱変形が無視できないようになり、却って熱応力の軽減作用が劣化するようになる。さらに、ろう付けの際、基材層2の膨張により発生した熱応力に対して中間金属層3の塑性変形量を十分に確保することができるように、基材層2の厚さtbに対する中間金属層3の厚さtmの比tm/tbを0.25〜0.6程度とすることが好ましい。また、ろう材層4は5〜50μm 程度でよく、ニッケル基金属層5は3〜50μm 程度でよい。さらに、電子部品用パッケージの低背化の観点から、蓋材の全体の厚さは50〜150μm 程度とし、この場合、基材層と中間金属層との合計厚さは35〜135μm 程度とすることが好ましい。
次に前記蓋材の製造方法について説明する。
前記蓋材1は、以下の工程により製造される。基材層2の素材である基材シートの一方の表面にニッケル基金属層5の素材であるニッケル基金属シートを、他方の表面に中間金属層3の素材である銅合金シートを重ね合わせる。この重ね合わせた重合体を一対のロールに通して圧下率70〜80%程度で圧下し、これによって各々のシートを圧下すると共に圧接し、基材層の両面にニッケル基金属層および中間金属層が圧接された中間金属層積層体を得る。前記中間金属層積層体には、必要に応じてさらに950〜1050℃程度の温度で中間焼鈍を施すことができる。この中間焼鈍により、隣接する層同士を拡散接合し、その接合力を向上させると共に各層を軟化させることができる。蓋材1にニッケル基金属層5を形成しない場合には、前記ニッケル基金属シートが不要なことは勿論である。以上のようにして前記中間金属層積層体を準備する工程を準備工程と呼ぶ。
次に、前記中間金属層積層体の中間金属層の表面にろう材層4の素材であるろう材シートを重ね合わせる。この重ね合わせた重合体を再び一対のロールに通して圧下し、これによって中間金属層の表面にろう材層が圧接されたろう材層圧接体を得る。この工程を圧接工程と呼ぶ。
さらに、前記ろう材層圧接体は拡散焼鈍が施され、中間金属層とろう材層との間に可及的にボイドを介在させることなく、両層が拡散接合された蓋材1を得る。この工程を拡散接合工程と呼ぶ。前記蓋材1は、必要に応じてさらに仕上圧延が施されて、その板厚が調整されてもよい。仕上圧延後の各層の層厚は、圧延の圧下率をRとしたとき、ほぼ元の層厚の(1−R)倍に減厚される。
前記中間金属層とろう材層との間にボイドを発生させないように両層を接合させるには、前記圧接工程において、前記ろう材層圧接体を得るための圧下率を50〜80%程度とし、また前記拡散焼鈍工程において、その拡散焼鈍温度を380〜590℃程度とすればよい。拡散焼鈍時間は好ましくは2分以上、より好ましくは3分以上とすればよい。焼鈍時間の上限は特に定めないが、生産性を考慮すると10分以下、好ましくは5分以下とするのがよい。
次に、電子部品用パッケージの実施形態を図2を参照しながら説明する。このパッケージのケース31の封止に用いられた蓋体21は、前記蓋材1をプレスにて所定寸法に打ち抜き加工したものである。図において、前記蓋体21を構成する各部については蓋材1と同様であるので、同符号を付し、説明を省略する。
このパッケージは、電子部品Pを収納するための収納スペース(凹部)33が上面に開口するように形成されたケース31と、このケース31の開口外周部にろう接によって溶着された蓋体21とを備えている。前記ケース31は、前記収納スペース33が上面に開口し、アルミナや窒化ケイ素などのセラミックスにて形成された、絶縁性を有するケース本体32を備え、このケース本体32の開口外周部にろう材との溶着を促進する溶着促進層37が一体的に形成されている。前記溶着促進層37は、ケース本体32と一体的に焼成されたタングステン(W)やモリブデン(Mo)等の高融点金属からなるメタライズ層34を有し、その上にニッケル層35、必要に応じてさらに金層36が形成されている。
前記蓋体21をケース31の開口外周部に溶着するには、まずケース31の開口部を塞ぐようにケース31の上に、そのろう材層4がケース31の開口外周部に当接するように蓋体21を載置し、真空あるいは不活性ガス中にて、前記ろう材層4を溶融させ、蓋体21をケース31の開口外周部に溶着する。前記ろう材層4の溶融は、シーム溶接、電子ビーム溶接などを用いて、局部加熱によって行うことが好ましい。前記シーム溶接は、蓋体21の対向する2辺の端部に沿って一対の電極ローラを転動させながら通電し、主に基材層2のローラの接触部近傍にて局部的にジュール熱を発生させ、これを中間金属層3を介してろう材層4に伝導させ、このろう材層4を溶融し、溶融したろう材によって、蓋体21をケース31にろう接する方法である。なお、前記ろう材層4を形成する銀ろう合金の融点が比較的高温であるため、電子部品Pを収納したケース31および蓋体21の全体を炉中にて加熱し、ろう材層4を溶融させることは、ケース31に収納された電子部品Pの特性を劣化させるおそれがある。このため、かかる加熱方法は避けるべきである。
以下、本発明を実施例に基づいてより具体的に説明するが、本発明は上記実施形態や以下の実施例により限定的に解釈されるものではない。
図1に示す4層構造の蓋材の試料が下記の要領により製作された。基材層2の素材として幅20mm、厚さ2.5mmのFe−29%Ni−17%Co合金(商品名コバール)からなる基材シートを、またニッケル基金属層5の素材として幅20mm、厚さ0.23mmの純Niからなるニッケルシートを、また中間金属層3の素材として幅20mm、厚さ1.36mmの表1に示す純銅(無酸素銅)あるいは銅合金(以下、両者をまとめて単に「銅材」という場合がある。)からなる銅材シートを準備し、基材シートの一方の表面にニッケルシートを、他方の表面に銅材シートを重ね合わせ、圧下率60%にて冷間でロール圧下し、隣接する素材同士が圧接された厚さ1mmの3層圧接体を得た。さらに、この圧接体に対して、800〜1000℃で1〜3分間程度保持する拡散焼鈍を施し、3層積層体を得た。
この3層積層体の銅材層にろう材層4の素材として幅20mm、厚さ0.13mmの85%Ag−15%Cu(融点780℃)からなるろう材シートを重ね合わせ、圧下率60%以上で冷間でロール圧下し、3層積層体の銅材層にろう材層が圧接された4層圧接体を得た。この4層圧接体に対して、500〜600℃、3分間程度保持する拡散焼鈍を施し、その後仕上げ圧延を行い厚さ85μm の4層積層体からなる蓋材を得た。
このようにして製作された各蓋材から、幅10mm、長さ50mmの試験片を採取し、定盤上で平坦にした後、脱ガス条件で採用される最大レベルの加熱温度(300℃)で30分間加熱し、冷却後、弓形に反った試験片を再び定盤に載せ、定盤表面からの反りの最大高さ(反り量)を非接触レーザー変位計によって測定した。その結果を表1に示す。
また、各蓋材の中間金属層を形成する銅材と同成分の銅材シートを準備し、前記蓋材と同様の製造条件で圧下、焼鈍した銅材板を製造し、これからJISZ2201に定める試験片を採取し、JISZ2241に定める方法で引張試験を行い、蓋材の中間金属層の耐力(0.2%の永久伸びを起こすときの応力)を測定した。その結果を表1に併せて示す。
また、各蓋材の中間金属層を形成する銅材と同成分の厚さ1mmの銅材シートを準備し、直径10mmの試験片を採取し、レーザーフラッシュ法により熱伝導率を測定した。使用した測定機は、アルバック理工株式会社製、TC−7000である。その結果を表1に併せて示す。なお、ろう材が中間金属層の上を均一に濡れ広がるには、実用上、100W/m・K以上の熱伝導率が必要である。
Figure 0004986843
表1より、中間金属層を純銅で形成した蓋材では、反り量が12mmと非常に大きかったが、銅合金で形成したものでは、Ni量が0.5%以上、Ag量が0.05%以上の試料で反り量がかなり減少しており、合金元素量が多いほど反り量の減少が認められた。しかし、Ni量が12%では耐力が110N/mm2 超となり、熱応力の緩和には不適当である。もっとも、Niが6.0%を超えると熱伝導率が100W/m・K未満となっており、ろう付け性が劣化する。参考例の試料No. 2−4、発明例の試料No. 7及び8では、反り量が大きく低下しており、また中間金属層の耐力も100N/mm2 未満で、熱伝導率も実用レベルであり、蓋材として好適な性質を兼備している。

Claims (8)

  1. 電子部品を収納するための収納スペースが表面に開口するように形成されたケースの開口外周部に溶着される電子部品用パッケージの蓋体用の蓋材であって、
    30〜300℃における熱膨張率が4.0×10 -6 〜5.5×10 -6 /℃である低熱膨張金属によって形成された基材層と、この基材層の一方の表面に積層され、Agを0.05〜10mass%含有するCu−Ag合金によって形成された中間金属層と、この中間金属層に積層され、銀を主成分とする銀ろう合金によって形成されたろう材層を有する、蓋材。
  2. 前記中間金属層の平均厚さが10μm 以上、200μm 以下である請求項1に記載した蓋材。
  3. 前記基材層の他方の表面に純ニッケルあるいはニッケルを主成分とするニッケル合金によって形成されたニッケル基金属層が接合された請求項1又は2に記載した蓋材。
  4. 電子部品を収納するための収納スペースが表面に開口するように形成されたケースの開口外周部に溶着される電子部品用パッケージの蓋体用の蓋材の製造方法であって、
    30〜300℃における熱膨張率が4.0×10 -6 〜5.5×10 -6 /℃である低熱膨張金属によって形成された基材層の一方の表面にAgを0.05〜10mass%含有するCu−Ag合金によって形成された中間金属層が積層された中間金属層積層体を準備する準備工程と、
    前記中間金属層積層体の中間金属層に銀を主成分とする銀ろう合金によって形成されたろう材層を圧接してろう材層圧接体を得る圧接工程と、
    前記ろう材層圧接体に拡散焼鈍を施して前記中間金属層とろう材層とが互いに拡散接合された蓋材を製造する拡散焼鈍工程とを有する、蓋材の製造方法。
  5. 請求項に記載した蓋材の製造方法であって、前記圧接工程において、前記ろう材層圧接体の中間金属層の平均厚さを10μm 以上、200μm 以下とする、蓋材の製造方法。
  6. 請求項4又は5に記載した蓋材の製造方法であって、前記準備工程において、中間金属層積層体の基材層の他方の表面に純ニッケルあるいはニッケルを主成分とするニッケル合金からなるニッケル基金属によって形成されたニッケル基金属層を積層する、蓋材の製造方法。
  7. 電子部品を収納するための収納スペースが表面に開口するように形成されたケースの開口外周部に溶着される電子部品用パッケージの蓋体であって、
    請求項1からのいずれか1項に記載した蓋材から前記ケースの開口部を覆う大きさに加工された、電子部品用パッケージの蓋体。
  8. 電子部品を収納するための収納スペースが表面に開口するように形成されたケースと、このケースの開口部を覆うようにその開口外周部に溶着された蓋体とを備え、前記蓋体は請求項1からのいずれか1項に記載した蓋材から加工された、電子部品用パッケージ。
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