JP2003209149A - 検査装置を内蔵する半導体製造装置および該製造装置を用いるデバイス製造方法 - Google Patents

検査装置を内蔵する半導体製造装置および該製造装置を用いるデバイス製造方法

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JP2003209149A
JP2003209149A JP2002319687A JP2002319687A JP2003209149A JP 2003209149 A JP2003209149 A JP 2003209149A JP 2002319687 A JP2002319687 A JP 2002319687A JP 2002319687 A JP2002319687 A JP 2002319687A JP 2003209149 A JP2003209149 A JP 2003209149A
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electron
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JP2002319687A
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Mamoru Nakasuji
護 中筋
Toru Satake
徹 佐竹
Shinji Nomichi
伸治 野路
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェーハ等の試料のための化学的機械研磨装置
等の半導体製造装置と検査装置とにおける試料ロード手
段および試料アンロード手段の共有化により、各装置間
の試料輸送手段を省き、設置面積を減少させ、総費用を
低減させ、試料汚染の確率を低くする。 【解決手段】ウェーハ等の試料のための化学的機械研磨
装置100に、検査装置25を内臓させる。研磨装置1
00はさらに、ロードユニット21、化学的機械研磨ユ
ニット22、洗浄ユニット23、乾燥ユニット24およ
びアンロードユニット26を備える。化学的機械研磨装
置100は、前工程107から試料を受け取り、研磨装
置100内の上記各ユニットによって各処理を行い、処
理済みの試料を次工程109へと送る。各ユニット間の
移動に試料ロード手段および試料アンローダ手段ならび
に輸送手段は必要としない。ステンシルマスクに裏側か
ら面状のビームを照射し、透過ビームを写像投影し、T
DI検出器で検出するので多数の画素を同時に画像化で
きるので高スループットで検査ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェーハ等の試料
をリソグラフィー、成膜(CVD、スパッタ、メッ
キ)、酸化、不純物ドープ、エッチング、平坦化、洗
浄、乾燥等の半導体プロセス処理を行うとともに、これ
らの処理後のウェーハ等の試料における高密度パターン
の形状観察や欠陥検査を高精度・高信頼性で行う装置、
及び該装置を用いてデバイス製造プロセス途中のパター
ン検査を行う半導体デバイス製造方法に関するものであ
る。
【0002】本発明はさらに、半導体デバイス製造用の
マスクの欠陥検査を行なう装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、各々の半導体製造装置と、形状観
察装置又は欠陥検査装置とは、別々の独立した装置(ス
タンドアロン装置)として製作され、ラインの中でも別
々に配置されていた。このために、一つの半導体プロセ
ス処理が済んだウェーハ等の試料はカセットに入れて、
何らかの輸送手段により一つの半導体製造装置から直接
に、又は洗浄・乾燥装置を経て、検査装置へと運ぶ必要
があった。
【0004】また、ステンシルマスクを高精度で検査す
るのに電子線を用いる場合は、細い電子線でマスクの裏
側から電子線を走査させ、透過電子を検出して検査を行
なうようにしていた。
【0005】
【発明が解決すべき課題】上記のように各装置を配置構
成した場合、各装置間に試料輸送手段が必要となり、ま
た、各装置ごとに試料をカセットに対して出し入れする
ローダ手段およびアンローダ手段が必要となる。このた
め、装置設置面積を多く必要とし、装置の総合費用も多
くなり、またウェーハ等の試料の汚染の確率も多いとい
う問題があった。
【0006】また、上記マスクの検査では細い電子線を
用いるので、スループットが著しく小さくなるという問
題があった。本発明は、上記問題を解決するためのもの
で、各装置間の輸送手段を省き、各装置のローダ手段お
よびアンローダ手段を共有化することによって、装置設
置面積を減少させ、装置の総費用を低減し,更に試料汚
染の確率を低減させ、プロセスの歩留まりを向上させる
ことのできる半導体製造装置を提供し、さらには、高ス
ループットでステンシルマスクの欠陥検査を行なう装置
および方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本願の請求項1に記載の発明は、ウェーハ等の試料
のための半導体製造装置において、欠陥検査装置を内蔵
することを特徴とする。
【0008】この発明によれば、半導体製造装置の中に
欠陥検査装置を内蔵するため、ロード部により取り入れ
られたウェーハ等の試料は、一つの製造工程が終了した
後、前記装置内で欠陥検査装置へと移動され、欠陥検査
装置で検査後、アンロード部から取り出される。したが
って、ロード部とアンロード部とは、これまでそれぞれ
の装置の数だけの組数が必要であったが、本発明によれ
ばこれを一組にすることができる。また、半導体製造装
置と欠陥検査装置の間のウェーハ等の試料輸送装置も省
略することができる。したがって、装置の設置床面積を
減少でき、また、装置の総費用を低減し、更にウェーハ
等の試料の汚染の確率を低減させ、プロセスの歩留まり
を向上できる。
【0009】本願の請求項2に記載の発明は請求項1記
載の半導体製造装置において、欠陥検査装置がエネルギ
ー線を用いた欠陥検査装置であり、前記半導体製造装置
と一体となっていることを特徴とした。
【0010】本願の請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または2記載の半導体製造装置において、該装置
の構成をCMP(化学的機械研磨)部、洗浄部、乾燥
部、前記検査装置を有する検査部、ならびに、ロード部
およびアンロード部を備えて構成されるものとし、さら
に検査部がCMP部、乾燥部、アンロード部のいずれか
一つ又はいずれか二つあるいは三つに近接して設置され
ていることを特徴とした。
【0011】この発明によれば、装置全体の設置面積が
縮小化でき、また、平坦化処理、洗浄、乾燥、検査の4
機能を1台の装置で行うことが可能になり、さらに、主
要素部分を近接化したために、より効率を高めることが
でき、更に設置床面積を減少できた。
【0012】本願の請求項4に記載の発明によれば、請
求項1または2記載の半導体製造装置において、該装置
の構成をメッキ部、洗浄部、乾燥部、前記欠陥検査装置
を有する検査部ならびにロード部およびアンロード部を
備えて構成されるものとし、さらに検査部が、メッキ
部、乾燥部およびアンロード部のいずれか一つ又はいず
れか二つあるいは三つに近接して設置されていることを
特徴とした。この発明によれば、メッキ装置においても
前記CMPの場合と同様の効果が得られる。
【0013】本願の請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれか記載の半導体製造装置において、欠
陥検査装置が電子線検査装置であり、前記半導体製造装
置には洗浄装置及び乾燥装置が組み込まれていることを
特徴とする。
【0014】この発明によれば、ウェーハ等の試料は欠
陥検査装置において、より高分解能の検査が可能にな
り、ビアや配線等の断線や導通不良等の電気的欠陥の検
査が可能となる。また、洗浄装置及び乾燥装置を内部に
組み込むことにより、従来は独立したスタンドアロン装
置として設置されていた洗浄・乾燥装置に伴うロード部
およびアンロード部の省略や、試料輸送装置の省略がで
きるので、装置の設置床面積を減少でき、また、装置の
総費用を低減し,更にウェーハ等の試料の汚染の確率を
低減させ、プロセスの歩留まりを向上させることができ
る。
【0015】上記欠陥検査装置は、エネルギー線を用い
た欠陥検査装置とすることができ、該欠陥検査装置は、
上記半導体製造装置と一体とすることができる。エネル
ギー粒子線またはエネルギー線という概念は、電子線、
X線、X線レーザ、紫外線、紫外線レーザ、光電子およ
び光を含む。また、かかるエネルギー粒子線またはエネ
ルギー線を利用した欠陥検査装置は、少なくとも、エネ
ルギー粒子照射部と、エネルギー粒子検出部と、情報処
理部と、X−Yステージと、資料載置台とを備えてい
る。
【0016】本願の請求項6に記載の発明によれば、請
求項5記載の半導体製造装置において、電子線欠陥検査
装置は差動排気システムを備えていることを特徴とし
た。この発明によれば、電子線装置の試料ステージの周
りの空間を真空排気する必要が無くなり、またそのステ
ージ空間前後のロードロック機構を省略して、ウェーハ
等の試料を搬送することが可能になる。
【0017】本願の請求項7記載の発明によれば、請求
項6記載の半導体製造装置において、試料表面の電子線
照射領域を前記差動排気システムにより減圧することを
特徴とした。
【0018】この発明によれば、試料表面の電子線照射
領域だけを排気することにより、より効率の良い排気シ
ステムを構成できる。本願の請求項8記載の発明によれ
ば、請求項5ないし7のいずれか記載の半導体製造装置
において、欠陥検査装置は走査型電子顕微鏡(SEM)
方式の電子線欠陥検査装置であることを特徴とした。
【0019】また、本願の請求項9記載の発明は、請求
項8記載の半導体製造装置において、前記電子線欠陥検
査装置に用いる一次電子線が複数の電子線で構成され、
試料からの二次電子はE×Bフィルタ(ウィーンフィル
タ)により一次電子線の光軸から分離され、複数の電子
線検出器で検出されるようになされていることを特徴と
した。
【0020】本願の請求項10記載の発明は、請求項5
ないし7のいずれか記載の半導体製造装置において、前
記欠陥検査装置は写像投影型電子顕微鏡方式の電子線欠
陥検査装置であることを特徴とした。
【0021】また本願の請求項11の発明は、請求項1
0記載の半導体製造装置において前記電子線欠陥検査装
置に用いられる一次電子線が複数の電子線で構成され、
該複数の電子線は走査しながら試料に照射され、試料か
らの二次電子はE×Bフィルタ(ウィーンフィルタ)に
より一次電子線の光軸から分離されて2次元又はライン
イメージセンサで検出されるようになされていることを
特徴とした。
【0022】この発明により、電子線量及び2次電子光
学系の分解能を向上させることができ、従ってスループ
ットを向上させることができる。本願の請求項12記載
の発明によれば、LaB6電子銃から放出された電子線
を整形して試料に照射し、試料から出てきた電子線を写
像投影型電子顕微鏡方式の光学系で画像形成する欠陥検
査装置であって、ロード・アンロード用のロードロック
室を備え、前記LaB6電子銃が空間電荷制限条件で動
作するようになされていることを特徴とする電子線装置
が提供される。
【0023】本願の請求項13記載の発明は、請求項1
2記載の電子線装置において、前記試料から出てくる電
子線が反射電子又は透過電子であることを特徴とした。
本願の請求項14記載の発明は、請求項12記載の電子
線装置において、写像投影された試料像を蛍光板で光学
像に変換し、該光学像をFOPまたはレンズ系によって
TDI検出器に結像させる方式であることを特徴とし
た。
【0024】本願の請求項15記載の発明は、請求項1
2記載の電子線装置において、写像投影された試料像
を、電子線に感度を有するTDI検出器に結像させる方
式であることを特徴とした。
【0025】本願の請求項16記載の発明は、請求項1
2記載の電子線装置において、前記試料が静電チャック
で試料台に固定され、該試料台の位置を計測するための
レーザ干渉計が設けられ、前記試料が前記ロードロック
室でも静電チャックで固定されるようになされているこ
とを特徴とした。
【0026】本願の請求項17の発明は、半導体デバイ
ス製造方法において、請求項1ないし16のいずれか1
項記載の欠陥検査装置を用いてプロセス途中のウェーハ
を検査することを特徴とした。
【0027】この発明により、プロセスの歩留まりを大
きく向上させることができる。本願の請求項18記載の
発明は、デバイス製造方法であって、一つのプロセス終
了後のウェーハ又はマスクの欠陥検査欠陥解析を行な
い、その結果をプロセス工程にフィードバックさせるこ
とを特徴とした。
【0028】
【発明の実施の形態】第1図は本発明の半導体製造装置
の例である、検査装置を内蔵する化学的機械研磨(CM
P:Chemical Mechanical Polish)装置100の構成を
説明する図である。主な構成要素は、ロードユニット2
1を備えるロード部1、CMPユニット22を備えるC
MP部2、洗浄ユニット23を備える洗浄部3、乾燥ユ
ニット24を備える乾燥部4、検査ユニット25を備え
る検査部5、アンロードユニット26を備えるアンロー
ド部6であり、これらが機能的に配置され、一体化され
た装置となっている。即ち、図1は各部が機能的に配置
された本発明の1例を示している。また、図には示され
ていないが要所要所にはウェーハ等の試料のための搬送
機構や、位置合わせ機構等が設けられている。ロード部
1およびアンロード部6には、図示されていないが、ミ
ニエンバイロメント機構(清浄化装置によりクリーン化
した空気または窒素等のガスをダウンフローで循環させ
てウェーハ等の試料の汚染を防ぐ機構)が備えられてい
る。試料搬送機構等には試料を固定する為に通常必要と
される、真空チャック機構、静電チャック機構、あるい
はメカニカルな試料固定機構が備えられているが、図か
らは省略している。前記ロード部1およびアンロード部
6は、独立して設ける必要は無く、一室、一基の搬送装
置で済ませることもできる。一般に、前記ロード部1、
アンロード部6および制御パネル(図示されていない)
を図1のように一方向からアクセス(操作)できるよう
に配置し、スルー・ザ・ウォール方式(試料出し入れ機
構及び制御部だけを、よりクリーン度の高い部屋に設置
し、一方、発塵しやすい装置本体をよりクリーン度の低
い場所に設置して両者の空間の境界を壁で仕切り、クリ
ーン度の高い部屋の負荷を低減させる方式)とすること
が望ましい。
【0029】図2は本発明の工程例を示す。ウェーハ等
の試料は、通常、カセットに入った状態で、前工程10
7より試料輸送工程108により運ばれ、ロード部1に
てカセットから取り出されてCMP部2に挿入され(試
料ロード工程101)、CMP部2で平坦化処理が行わ
れ(CMP工程102)、次に洗浄部3での洗浄工程1
03、乾燥部4での乾燥工程104を経て検査部5へと
移動される。検査部5では形状検査や欠陥検査が行われ
(検査工程105)、アンロード部6を経てカセット内
へ移動され(試料アンロード工程106)、その後、試
料輸送工程108により、カセットごと次の処理工程1
09、例えば露光工程等へ送られる。
【0030】図2の工程において、検査工程105が不
要な試料については、Aラインのように検査工程105
を通さずに、洗浄・乾燥処理後は直接アンロード工程1
06に送られる。また、同様にBラインのようにCMP
工程102、洗浄工程103および乾燥工程104をパ
スすることも可能である。
【0031】従来のウェーハ処理工程(図3に示す)で
は、CMP平坦化処理、洗浄・乾燥処理および検査処理
が、それぞれ別個独立の(スタンドアロン)CMP装置
11、洗浄・乾燥装置12、検査装置13(図3に示
す)により行われていた。これらそれぞれの装置にロー
ド部1およびアンロード部6が備えられるので、かかる
従来の配置構成では合計3組のロード部およびアンロー
ド部を備えていたことになる。また、試料を輸送する装
置108も各装置間に備えられる。
【0032】従来のウェーハ処理工程を図4に示す。ウ
ェーハ等の試料は、通常カセットに入った状態で、前工
程107から試料輸送工程108により運ばれ、ロード
部1を経てCMP部2に挿入され(試料ロード工程10
1)、CMP部2で平坦化処理が行われ(CMP工程1
02)、試料アンロード工程106、試料輸送工程10
8、試料ロード工程101を経、その後洗浄工程10
3、乾燥工程104の後、試料アンロード工程106、
試料輸送工程108を経て検査装置13へと輸送される
(ラインC)。試料は、ロード部1を経て(ロード工程
101)、検査部13で形状検査や欠陥検査が行われる
(検査工程105)。その後、試料は、検査装置13の
アンロード部6を経てを経てカセット内へ輸送され(試
料アンロード工程106)、その後、試料輸送工程10
8によりカセットごと次の処理工程109、例えば露光
工程等へ送られる(ラインD)。通常、検査処理は時間
が多くかかるため、CMP・洗浄・乾燥処理後の全ての
ウェーハを検査するわけではなく、抜き取りで検査を行
う。即ち図4のEで示すラインを通る。
【0033】図2と図4を比較すると明らかなように、
従来の方法に比べて本発明では、工程の数を2/3に減
少でき、その分、時間を10%短縮でき、また装置の設
置面積を20%縮小できた。また装置の製造コストを1
5%下げることが出来た。
【0034】以上、本発明の半導体製造装置の一例とし
て、欠陥検査装置を内蔵したCMP装置について述べて
きたが、他の装置であるリソグラフィー、成膜(CV
D、スパッタ、メッキ)、酸化、不純物ドープ、エッチ
ング等の処理を行う他の半導体製造装置についても同様
に欠陥検査装置を内蔵した構成にすることができる。
【0035】図5は本発明の第二の実施形態である半導
体製造装置に含まれるところの、差動排気機構を備えた
電子線方式欠陥検査装置の説明図である。図では主な構
成要素である電子線欠陥検査装置鏡筒51、差動排気部
52、ガードリング54、移動ステージ55、のみを示
しており、その他の制御系、電源系、排気系等は省略し
ている。試料となるウェーハ53は移動ステージ55の
上に固定され、周囲をガードリング54で囲われてい
る。ガードリング54はウェーハ53と同じ高さ(厚
さ)になっており、差動排気部52の先端とウェーハ5
3およびガードリング54との間の微少隙間57が、ス
テージ移動中にも変わらないように考慮されている。移
動ステージ55上の、ガードリング54およびウェーハ
53に占められる場所以外の場所も、ウェーハと同じ高
さになっている。ウェーハの搭載/除去は、ステージ5
5上のウェーハ交換位置56の中心が検査装置の中心に
一致する位置で行われる。ウェーハの除去の方法は、移
動ステージ55の上下動ピン3本によりウェーハを持ち
上げ、その下にサイドから搬送ロボットのハンドを差込
み、更に持ち上げてウェーハをキャッチし、搬送すると
いう手順で行われる。ウェーハ搭載の場合は除去の場合
と逆の手順で行なわれる。
【0036】図6は図5の差動排気部52の説明図であ
る。差動排気部52の差動排気ボディ(52−3)に
は、同心円状に排気口I(52−1)及び排気口II
(52−2)が設けられており、排気口Iは広帯域のタ
ーボ分子ポンプで排気され、排気口IIはドライポンプ
で排気される。図では示されていないが、電子線202
の出口(二次電子入口)はφ1mm、長さ1mmの穴形
状となっており、コンダクタンスを小さくしている。微
少隙間57はステージ55の高さを制御することによ
り、通常0.5mm以下(望ましくは0.1mm以下)
に保たれる。本差動排気部に排気速度1000リットル
/minのドライポンプ及び、排気速度1000リット
ル/sのターボ分子ポンプを接続して排気した結果、電
子線照射部で10-3Paオーダー、鏡筒内部の電子線出
口近傍で10-4Paオーダーの圧力が得られた。
【0037】図7は第三の実施例を説明する図である。
電子線欠陥検査装置として写像投影型電子ビーム検査装
置を用いた例である。本図では差動排気部は省略してい
る。電子銃201から放出された一次電子線202は矩
形開口で整形され、2段のレンズ203、204でE×
Bフィルタ205の偏向中心面に0.5mm×0.12
5mm角に結像される。E×Bフィルタ205はウィー
ンフィルターとも呼ばれ、電極206および磁石207
を有し、電界と磁界を直交させた構造を有し、一次電子
線202を35度に曲げて試料方向(試料に垂直な方
向)に向け、一方、試料からの二次電子線を直進させる
機能を持つ。E×Bフィルタ205で偏向された一次電
子線202はレンズ208、209で2/5に縮小さ
れ、試料210に投影される。試料210から放出され
た、パターン画像の情報を持った二次電子211は、レ
ンズ209、208で拡大された後、E×Bフィルタ2
05を直進し、レンズ212、213で拡大され、MC
P(マイクロチャンネルプレート)215で1万倍に増
感されて、蛍光部216により光に変換され、リレー光
学系217を経てTDI−CCD218で試料のスキャ
ン速度に同期された電気信号となり、画像表示部219
で連続した画像として取得される。さらにこの画像は、
オンタイムで複数のセル画像との比較および、複数のダ
イ画像との比較を行うことにより、試料表面(例えばウ
ェーハ等)の欠陥を検出する。さらに、検出された欠陥
の形状等の特徴、位置座標および数を記録し、CRT上
などに出力する。一方、試料基板として、酸化膜や窒化
膜といった表面構造の違いや、異なる工程後ごとにそれ
ぞれの試料基板に対して適当な条件を選定し、その条件
に従って電子線を照射して、最適な照射条件で照射を行
った後、電子線による画像を取得し、欠陥を検出する。
【0038】図8は本発明に係る装置の第四の実施形態
の構成を概略的に示す図である。電子銃1から放出され
た4本の一次電子線302(302A、302B、30
2C、302D)は開口絞り303で整形され、2段の
レンズ304、305で、E×Bフィルタ307の偏向
中心面に、10μm×12μmの楕円状に結像され、図
の紙面に垂直な方向に沿って、偏向器306によりラス
タースキャンされ、全体として1mm×0.25mmの
矩形領域を均一にカバーするように照射される。E×B
フィルタ307で偏向された4本の一次電子線302
は、NA絞り308でクロスオーバーを結び、レンズ3
09で1/5に縮小され、試料(ウェーハ)310に、
200μm×50μmをカバーし且つ試料にほぼ垂直に
なるように照射・投影される。試料310から放出され
たパターン画像(試料像311)の情報を持った4本の
2次電子線312はレンズ309、313、314で拡
大され、磁気レンズ315で試料連続移動方向とTDI
−CCD319の積算段数方向との角度補正が行われ、
MCP316上に全体として4本の二次電子線312が
合成された矩形画像(拡大投影像318)として結像す
る。この拡大投影像318は、MCP316で1万倍程
度に増感されて、蛍光部317により光に変換され、T
DI−CCD319で試料の連続移動速度に同期された
電気信号となり、画像表示部(図示されていない)で連
続した画像として取得され、CRT上などに出力あるい
はメモリー装置に記憶する。この像から、更にセル比較
またはダイ比較等により欠陥を検出し、その位置座標、
大きさ、あるいは種類などを判別して記憶、表示、出力
を行う。
【0039】本実施例の一次電子線照射方法を図9によ
り示す。一次電子線302は4本の電子線302A,3
02B、302C、302Dによって構成され、それぞ
れのビームは10μm×12μmの楕円状をしている。
それらの電子線はそれぞれが200μm×12.5μm
の矩形領域をラスタースキャンし、それらが重なり合わ
ないように足し合わせて全体として200μm×50μ
mの矩形領域を照射する。本実施例では一次電子線の照
射むらが±3%程度、照射電流は1本の電子線当たり2
50μAで試料表面で全体として、4本の電子ビームで
1.0μAを得ることができた。電子線の本数を増やす
ことにより、更に電流を増加でき、高スループットを得
ることができる。
【0040】図中には示していないが、本装置には、レ
ンズの他に、制限視野絞り、電子線の軸調整のための4
極またはそれ以上の極数を有する偏向器(アライナ
ー)、非点収差補正器(スティグメータ)、さらにビー
ム形状を整形する複数の4重極レンズ(4極子レンズ)
など、電子線の照明、結像に必要なユニットを備えてい
る。
【0041】電子線照射部は試料表面をできるだけ均一
に、かつ照射むらを少なくして、矩形または楕円状に電
子線で照射する必要があり、また、スループットをあげ
るためにはより大きな電流で照射領域を電子線照射する
必要がある。従来の電子線照射系は、照射むらが大きく
±10%程度であり、また、電子線照射電流は照射領域
において500nA程度であった。また、走査型電子線
顕微鏡(SEM)方式に比べて、広い画像観察領域を一
括して電子線照射するためにチャージアップによる結像
障害が生じやすいという問題があったが、本方式のよう
に複数の電子ビームを走査して試料に照射する方法によ
り、照射むらを1/3程度に低減出来た。照射電流は試
料表面で全体として、4本の電子ビームの場合で、約2
倍以上の電流値を得ることができた。電子線の本数を増
やすことにより、例えば16本程度には容易に増やすこ
とが可能であり、更に高電流化でき、従って、高いスル
ープットを得ることができる。また、比較的細いビーム
をラスタースキャンすることにより、試料表面のチャー
ジが逃げやすくなるために一括照射の場合に比べてチャ
ージアップを1/10以下に低減できた。
【0042】以上、実施例として写像投影方式の電子線
欠陥検査装置の例を示したが、走査型電子顕微鏡方式
(SEM方式)等の欠陥検査装置を使用することも可能
である。
【0043】図10は本発明の第5の実施の形態の写像
投影光学系を用いた欠陥検査装置を示す。この実施の形
態では、反射電子を用いている。電子銃601から画像
表示部619までの構成部品はすべて図7のものと同様
であり、したがって、図7において符号201ないし2
19を付された構成部品は、図10においてはそれぞれ
符号601ないし619を付されている。図10の実施
の形態が図7の実施の形態と異なるのは電子線の軌道の
みで、2次電子の軌道620は、点線で示したように、
試料610から大きい放出角で放出されて対物レンズ6
09の作る加速電界で軸方向に加速されるため、小さい
ビーム束となり対物レンズ609に入射する。一方、反
射電子621は、放出された方向にほぼ直進するため、
ビームを制限する開口622のアパーチャ径を大きくし
て十分なS/N比の信号を得られるようにした。反射電
子は、ビームのエネルギー幅△Vが2次電子に比べて小
さいので、開口622の径が多少大きくても収差を十分
小さくできる。
【0044】図11は本発明の第6の実施の形態の写像
投影光学系を用いた、ステンシルマスクの欠陥検査装置
の電子光学系を示したものである。LaB6電子銃71
1から放出された電子はコンデンサレンズ715で集束
され、長方形の開口719を一様な強度で照明する。成
形開口719の像は照射レンズ721でステンシルマス
ク800に結像される。電子銃711とコンデンサレン
ズ715とで作られたクロスオーバ像は照射レンズ72
1で対物レンズ731の主面733に結像される。ステ
ンシルマスク800でパターン化された通過電子は対物
レンズ731と拡大レンズ735とで拡大されMCP7
11に結像される。MCP711で各画素の電子は増倍
され、蛍光板755にステンシルマスクの拡大像を作
る。ここで透過電子の透過率を1.0に近づければMC
Pで増幅しなくても蛍光板を直接光らせて必要な信号を
得ることができる。蛍光板775からの光は真空窓77
7から外部へ取り出され、縮小レンズ779で1/2に
縮小されTDI検出器781に結像される。また、蛍光
板からの光をレンズ系ではなく、FOPでTDI検出器
に導いてもよい。この時さらに、蛍光体はFOPの片面
に塗布しても良く、FOPは真空窓を兼ねてもよい。さ
らに、電子線に感度を有するTDI検出器を用いれば、
蛍光板、FOP等を使わなくてすみ、電子光学系の拡大
率も1に近づけられる。この像は電気信号に変換された
のち画像処理回路に入力され、それがパターンデータが
収納されているデータストレージからのパターンデータ
と比較され、欠陥表示装置に欠陥データが出力される。
【0045】ステンシルマスク800は、一軸方向に連
続移動中に電子線を照射され、それによって画像取得が
行なわれる。次に本発明に係わる半導体デバイスの製造
方法の実施の形態の例を説明する。
【0046】図12は、本発明の半導体デバイスの製造
方法の一例を示すフローチャートである。この例の製造
工程は以下の各主工程を含む。 ウェーハを製造するウェーハ製造工程(又はウェーハ
を準備するウェーハ準備工程)400 露光に使用するマスクを製作するマスク製造工程(又
はマスクを準備するマスク準備工程)401 ウェーハに必要な加工処理を行うウェーハプロセッシ
ング工程402 ウェーハ上に形成されたチップを1個ずつ切り出し、
動作可能にならしめるチップ組立工程403 できたチップを検査するチップ検査工程404 なお、それぞれの工程はさらにいくつかのサブ工程から
なっている。これらの主工程の中で、半導体のデバイス
の性能に決定的な影響を及ぼす主工程がウェーハプロセ
ッシング工程である。この工程では、設計された回路パ
ターンをウェーハ上に順次積層し、メモリやMPUとし
て動作するチップを多数形成する。このウェーハプロセ
ッシング工程は以下の各工程を含む。 絶縁層となる誘電体薄膜や配線部、あるいは電極部を
形成する金属薄膜等を形成する薄膜形成工程(CVDや
スパッタリング等を用いる) この薄膜層やウェーハ基板を酸化する酸化工程 薄膜層やウェーハ基板等を選択的に加工するためのマ
スク(レチクル)を用いてレジストのパターンを形成す
るリソグラフィー工程 レジストパターンに従って薄膜層や基板を加工するエ
ッチング工程(例えばドライエッチング技術を用いる) イオン・不純物注入拡散工程 レジスト剥離工程 さらに加工されたウェーハを検査する検査工程 なお、ウェーハプロセッシング工程は必要な層数だけ繰
り返し行い、設計通り動作する半導体デバイスを製造す
る。
【0047】図13は、図12のウェーハプロセッシン
グ工程の中核をなすリソグラフィー工程を示すフローチ
ャートである。このリソグラフィー工程は以下の工程を
含む。 前段の工程で回路パターンが形成されたウェーハ上に
レジストをコートするレジスト塗布工程500 レジストを露光する露光工程501 露光されたレジストを現像してレジストのパターンを
得る現像工程502 現像されたレジストパターンを安定化させるためのア
ニール工程503 以上の半導体デバイス製造工程、ウェーハプロセッシン
グ工程、リソグラフィー工程については、周知のもので
あり、これ以上の説明を要しないであろう。
【0048】上記の検査工程に本発明に係る欠陥検査
方法、欠陥検査装置を用いると、微細なパターンを有す
る半導体デバイスでも、スループットよく検査ができる
ので、全数検査が可能となり、製品の歩留まり向上、欠
陥製品の出荷防止が可能となる。
【0049】図14は本発明の装置を用いたプロセスの
方法の実施例である。前工程から流れてきたウェーハは
ロットウェーハとパイロットウェーハに分けられる。ま
ずパイロットウェーハに対してプロセス処理が行なわ
れ、その後、欠陥検査・欠陥解析が実施される。その結
果、問題があれば、プロセス条件を変更して再度プロセ
ス処理が行なわれる。問題が無くなれば、そのプロセス
条件でロットウェーハが処理され、次工程に流される。
【0050】すなわち、処理が行なわれたウェーハの欠
陥検査を行ない、その結果をプロセスにフィードバック
して、より良いプロセス条件を決めればよいのである。
【0051】
【発明の効果】本発明はCMP装置等の半導体製造装置
に欠陥検査装置を組み込み一体型の装置を構成すること
により、ロード、アンロード、ウェーハ輸送工程を2/
3にすることが出来、その分CMP処理及び検査時間を
10%短縮でき、また装置の設置面積を20%縮小出来
た。また装置の製造コストを15%下げることができ
る。
【0052】また、本発明のステンシルマスクの欠陥検
査装置では、同時に2000画素の画像を取得できるの
で、一画素当たりの信号取得時間を100倍に増してS
/N比を向上させても従来装置より20倍の高スループ
ット化が可能である。さらに、反射電子信号を用いると
表面の帯電の影響を小さくできるので、2次電子を用い
るより、高スループット化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する構成図である。
【図2】図2は本発明の工程例を示す図である。
【図3】図3従来方式の説明図である。
【図4】図4は従来方式の工程例を示す図である。
【図5】図5は第二の実施形態を示す図である。
【図6】図6は差動排気部の説明図である。
【図7】図7は第三の実施形態を示す図である。
【図8】図8は第四の実施形態を示す図である。
【図9】図9は図8の電子線照射方法を示す図である。
【図10】図10は反射電子を用いる写像投影方式の電
子顕微鏡の光学系の概略図である。
【図11】図11は透過電子を用いた写像投影方式の電
子顕微鏡を用いたステンシルマスクの欠陥検査装置の概
略図である。
【図12】図12はデバイス製造プロセスのフローチャ
ートである。
【図13】図13はリングラフィ工程のフローチャート
である。
【図14】図14は本発明の装置を用いたプロセスの方
法の実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ロード部、2 CMP部、3 洗浄部、 4 乾燥
部、 5 検査部、6アンロード部、21 ロードユニ
ット、22 CMPユニット、 23 洗浄ユニット、
24 乾燥ユニット、25 検査ユニット、26 アン
ロードユニット、100 化学的機械研磨装置、101
試料ロード工程、102 CMP工程、103 洗浄
工程、104 乾燥工程、105 検査工程、106
試料アンロード工程、107 前工程、108 試料輸
送工程、109 次工程、621反射電子軌道、601
LaB6電子銃、602 一次ビーム光軸、603コ
ンデンサレンズ、604 照射レンズ、605 E×B
分離器、606 電磁偏向器、607 静電偏向器、6
08 投影レンズ、609 対物レンズ、610 試
料、611 光軸、612 拡大レンズ、613 拡大
レンズ、615MCP、616 蛍光部、 617
窓、618 縮小光学レンズ、619 TDI、620
2次電子軌道、711 LaB6電子銃、715 コ
ンデンサレンズ、721 照射レンズ、719 成形開
口、731 対物レンズ、735拡大投影レンズ、73
7 第1拡大像、771 MCP、775 蛍光部、7
79 縮小レンズ、781 TDI検出器、711a
LaB6カソード、711b ウェーネルト、711c
アノード、713 成形開口、717 成形偏向器、
727 検出器、725 偏向器、723 NA開口、
710 照射光学系、50 ステージ、B1,B2,B
5 物点、α 開口半角、731a 第1対物レンズ、
731b 第2対物レンズ、733 NA開口、735
a、735b第1及び第2拡大レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野路 伸治 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 2H095 BD02 BD14 BD15 4M106 AA01 BA02 CA38 DB30

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハ又はマスクのための半導体製造
    装置であって、欠陥検査装置を内蔵することを特徴とす
    る半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記欠陥検査装置がエネルギー線を用い
    た欠陥検査装置であり、該欠陥検査装置が前記半導体製
    造装置と一体となっていることを特徴とする請求項1記
    載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体製造装置が、CMP(化学的
    機械研磨)部、洗浄部、乾燥部、前記欠陥検査装置を有
    する検査部、ならびに、ロード部およびアンロード部を
    備えて構成されており、前記検査部が、前記CMP部、
    前記乾燥部、および前記アンロード部のいずれか一つ又
    はいずれか二つあるいは三つに近接して設置されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体製造装
    置。
  4. 【請求項4】 前記半導体製造装置が、メッキ部、洗浄
    部、乾燥部、前記欠陥検査装置を有する検査部、ならび
    に、ロード部およびアンロード部を備えて構成されてお
    り、前記検査部が、前記メッキ部、前記乾燥部および前
    記アンロード部のいずれか一つ又はいずれか二つあるい
    は三つに近接して設置されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 前記欠陥検査装置が電子線欠陥検査装置
    であり、前記半導体製造装置には洗浄装置及び乾燥装置
    が組み込まれていることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか記載の半導体製造装置。
  6. 【請求項6】 前記電子線欠陥検査装置が差動排気シス
    テムを備えていることを特徴とする請求項5記載の半導
    体製造装置。
  7. 【請求項7】 試料表面の電子線照射領域を前記差動排
    気システムにより減圧するようになされていることを特
    徴とする請求項6記載の半導体製造装置。
  8. 【請求項8】 前記欠陥検査装置が走査型電子顕微鏡
    (SEM)方式の電子線欠陥検査装置であることを特徴
    とする請求項5乃至7のいずれか記載の半導体製造装
    置。
  9. 【請求項9】 前記電子線欠陥検査装置に用いられる一
    次電子線が複数の電子線で構成されており、試料からの
    二次電子は、E×Bフィルタ(ウィーンフィルタ)によ
    り一次電子線の光軸から分離されて複数の電子線検出器
    で検出されるようになされていることを特徴とする請求
    項8記載の半導体製造装置。
  10. 【請求項10】 前記欠陥検査装置が写像投影型電子顕
    微鏡方式の電子線欠陥検査装置であることを特徴とする
    請求項5乃至7のいずれか記載の半導体製造装置。
  11. 【請求項11】 前記電子線欠陥検査装置に用いられる
    一次電子線が複数の電子線で構成されており、該複数の
    電子線は走査しながら試料に照射され、試料からの二次
    電子は、E×Bフィルタ(ウィーンフィルタ)により一
    次電子線の光軸から分離されて二次元又はラインイメー
    ジセンサで検出されるようになされていることを特徴と
    する請求項10記載の半導体製造装置。
  12. 【請求項12】 LaB6電子銃から放出された電子線
    を整形して試料に照射し、該試料から出てきた電子線を
    写像投影型電子顕微鏡方式の光学系で画像形成する欠陥
    検査装置である電子線装置であって、ロード・アンロー
    ド用のロードロック室を備えており、前記LaB6電子
    銃が空間電荷制限条件で動作するようになされているこ
    とを特徴とする電子線装置。
  13. 【請求項13】 前記試料から出てくる電子線が反射電
    子又は透過電子であることを特徴とする請求項12記載
    の電子線装置。
  14. 【請求項14】 写像投影された試料像を蛍光板で光学
    像に変換し、該光学像をFOPまたはレンズ系によって
    TDI検出器に結像させる方式であることを特徴とする
    請求項12記載の電子線装置。
  15. 【請求項15】 写像投影された試料像を、電子線に感
    度を有するTDI検出器に結像させる方式であることを
    特徴とする請求項12記載の電子線装置。
  16. 【請求項16】 前記試料が静電チャックで試料台に固
    定されるようになされており、該試料台の位置を計測す
    るためのレーザ干渉計が設けられており、前記試料は前
    記ロードロック室でも静電チャックで固定されるように
    なされていることを特徴とする請求項12記載の電子線
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし16のいずれか1項記
    載の欠陥検査装置を用いてプロセス途中のウェーハを検
    査することを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  18. 【請求項18】 一つのプロセス終了後のウェーハ又は
    マスクの欠陥検査および欠陥解析を行ない、その結果を
    プロセス工程にフィードバックさせることを特徴とする
    デバイス製造方法。
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