JP2001242104A - 荷電粒子ビーム顕微鏡、欠陥検査装置及び半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム顕微鏡、欠陥検査装置及び半導体デバイスの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【目的】照明視野のアスペクト比及び照明視野サイズを
連続的に変化させることが可能な荷電粒子ビーム顕微
鏡、欠陥検査装置及び半導体デバイスの製造方法を提供
する。 【解決手段】荷電粒子源からの1次ビームを、多極子レ
ンズを有する一次光学系、ウィーンフィルター(E×
B)を介して試料面(物体面)に照明する照明光学系
と、該照明された試料面(物体面)から発生する電子を
像面へ結像する写像投影光学系(二次光学系)とを備え
た荷電粒子ビーム顕微鏡であって、前記一次光学系の多
極子レンズが、少なくとも四段配置されていることを特
徴とする荷電粒子ビーム顕微鏡。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子ビームを
用いた観察装置、半導体基板の欠陥検査装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイスの検査等、物体表
面の微小物の観察には、主として走査型電子顕微鏡(S
EM)が用いられてきた。しかしながら、SEMは電子
ビーム観察面上の一点に照射し、照射点から発生する2
次電子、反射電子や後方散乱電子を検出し、照射点を走
査することにより画像を形成するものであり、観察に多
大に時間がかかるという問題を有していた。これを解決
する装置として、電子線を観察面に面状に照射し、その
結果反射する電子及び後方散乱電子を加速して収束さ
せ、電子光学系によりその像を拡大投影して撮像面に結
像させ、電子強度分布を光強度分布変換し、光写像光学
系を介して観察する装置が、特開平10−197462
号公報、特開平11−64256号公報に記載されてい
る。このうち、特開平10−197462号公報に記載
される装置においては、試料ステージを一方向に移動さ
せながら撮像を行い、前記撮像面から得られてた二次元
画像をTDIアレイCCDで検出することにより、高速
・高感度でパターンの検査を行うようになっている。
【0003】また、特開平11−64256号公報に記
載される装置においては、ウィーンフィルター(E×
B)を用いることにより、斜め方向から発生させた一次
電子ビームにより試料を垂直照明(落射照明)し、か
つ、試料から発生する2次電子、反射電子等を、結像系
(二次光学系)によって垂直上方に設けられた撮像面に
結像させることができるようになっている。すなわち、
E×Bをビームスプリッターとして使用している。
【0004】前述の特開平11−64256号公報に記
載されるようなE×Bを用いた装置においては、照明用
荷電粒子線を試料面に垂直に入射させ、かつ試料面の観
察を垂直方向から行うことができるという特徴を有して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムにおいて、前記E×Bは結像系(二次光学
系)に対して収差が少なくなるように設計されるので、
照明系(一次光学系)に対しては大きな収差を持つこと
が避けられず、その中でも特に非点収差が大きい。
【0006】一般に、一次光学系は、E×Bの後に設け
られている開口絞り(NA)の中心位置に電子銃のクロ
スオーバー像を結像し、その後の光学系は、開口絞りの
位置に結像された像を光源とするケーラー照明を構成す
るように設計されている。
【0007】しかしながら、一次光学系が荷電粒子源を
開口絞りの位置に結像しようとしても、前記E×Bの非
点収差のため結像特性が変更され、物体面で所定の照明
視野、照度強度が得られないという問題点があった。
【0008】また、二次光学系の倍率を変化させた場合
の照明サイズと、検出器として2次元CCD及びTDI
CCDを切り換えて使用する際の各CCDのアスペクト
比に対応した照明視野のアスペクト比とを適切にするこ
とができなかった。
【0009】即ち、照明視野のアスペクト比を変化させ
ることができても、三重四極子では、照明視野サイズ
は、所定の飛び々の値のみに設定できるだけであり、照
明視野サイズに無駄が生じ、照明効率が適切ではなかっ
た。
【0010】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
てなされたものであり、照明視野のアスペクト比及び照
明視野サイズを連続的に変化させることが可能な荷電粒
子ビーム顕微鏡、欠陥検査装置及び半導体デバイスの製
造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第一の手段は、荷電粒子源からの1次ビームを、多極
子レンズを有する一次光学系、ウィーンフィルターを介
して試料面(物体面)に照明する照明光学系と、該照明
された試料面(物体面)から発生する電子を像面へ結像
する写像投影光学系(二次光学系)とを備えた荷電粒子
ビーム顕微鏡であって、前記一次光学系の多極子レンズ
が、少なくとも四段配置されていることを特徴とする荷
電粒子ビーム顕微鏡(請求項1)である。
【0012】四重四極子レンズの各四極子レンズの印加
電圧を制御し、Xfocus、YfocusをE×Bの非点収差にあ
わせつつ、X倍率、Y倍率を変化させれば所望のアスペ
クト比の所望の照明サイズが得られる。
【0013】前記課題を解決するための第二の手段は、
請求項1記載の荷電粒子ビーム顕微鏡を有してなること
を特徴とする欠陥検査装置(請求項2)である。
【0014】前記課題を解決するための第三の手段は、
請求項2記載の欠陥検査装置により中間製品又は完成品
の検査を行う工程を有してなることを特徴とする半導体
デバイスの製造方法(請求項3)である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の例を図
面を用いて説明する。
【0016】図1は、実施形態の一例である電子ビーム
顕微鏡を使用した欠陥検査装置の例を示す全体構成図で
ある。
【0017】欠陥検査装置は、一次コラム20、二次コ
ラム30およびチャンバー40を有している。
【0018】一次コラム20の内部には、電子銃21が
設けられており、電子銃21から照射される電子ビーム
(一次ビーム)50の経路に沿って、視野絞りFS1、四
重四極子レンズ22〜25よりなる一次光学系が配置され
る。
【0019】また、チャンバー40の内部には、XY方
向に沿って移動可能なステージ41が設置され、ステー
ジ41上には試料11が載置される。
【0020】一方、二次コラム30の内部には、試料1
1から発生する二次ビーム60の経路に沿って、カソー
ドレンズCL、開口絞りAS、電磁プリズムとしてのウ
ィーンフィルター(E×B(イー・クロス・ビー))3
1、レンズ32、33,視野絞りFS2、および検出器
42が配置される。このとき、カソードレンズCLから
検出器42までの間に配置される要素が二次光学系を構
成している。一方、検出器42は電子を光に変換し、リ
レー光学系55を通り、第二の検出器56からの出力
は、コントロールユニット43に入力され、コントロー
ルユニット43の出力は、CPU45に入力される。
【0021】CPU45の制御信号は、一次光学系のレ
ンズの電圧制御を行う一次コラム制御ユニット46、二
次光学系33中の各レンズのレンズ電圧制御を行うと共
に、E×Bに印加する電磁界制御を行う二次コラム制御
ユニット47およびステージ駆動機構44に入力され
る。
【0022】また、ステージ駆動機構44は、ステージ
の位置情報をCPU45に伝達する。さらに、一次コラ
ム20、二次コラム30、チャンバー40は、真空排気
系(不図示)につながれている。これより、一次コラム
20、二次コラム30、チャンバー40の内部は、真空
排気系のターボポンプにより排気されて、真空状態が維
持される。
【0023】電子銃21からの電子ビーム(一次ビーム
50)は、一次光学系によるレンズ作用を受けて収束
し、E×B31へ向かう。26、27は偏向器である。
【0024】一次光学系22〜25を通過した一次ビーム5
0は、E×B31の偏向作用によりその軌道が曲げられ
る。E×B31は、磁界と電界とを直交させ、電界を
E、磁界をB、荷電粒子の速度をvとした場合、E=v
Bのウィーン条件を満たす方向に移動する荷電粒子のみ
を直進させ、ウィーン条件を満たさない方向へ移動する
荷電粒子の軌道を曲げるものである。図2に示すよう
に、磁界をかける磁極31(B)と電界をかける電極3
1(E)を90°ずらして配置すると、一次ビーム50
に対しては、磁界による力FBと電界による力FEとが
同一方向に発生し、ビーム軌道は曲げられる。一方、二
次ビーム60に対しては、力FBと力FEとが逆方向に
働いて、互いに相殺されるので二次ビーム60はそのま
ま直進する。この構成自体は電子ビームをその加速電圧
により偏向させるウィーンフィルタと同じであるが、本
実施形態では電磁プリズム(ビームスプリッタ)として
機能させている。
【0025】E×B31を通過した一次ビームは開口絞
りASに達し、この開口絞りASの位置で、電子銃のク
ロスオーバーの像を形成する。開口絞りASを通過した
一次ビームは、カソードレンズCLによるレンズ作用を
受けて、試料11上に達し、ケーラー照明条件が満たさ
れた状態で試料11を照明する。
【0026】二次光学系について説明する。図1におい
て、一次ビームが照射された試料11からは、二次ビー
ム60として、試料11の表面形状、試料11の材質分
布、電位の変化などに応じた分布の2次電子および反射
電子が発生する。
【0027】この二次ビームは、カソードレンズCLに
よるレンズ作用を受けて、カソードレンズの焦点位置に
配置される開口絞りASを通過し、E×B31に達す
る。前述したように、E×B31によって形成される互
いに直交した磁界Bと電界Eとは、試料11からの二次
ビームがウィーン条件を満たすように設定される。これ
により、開口絞りASを通過した二次ビームは、このE
×B31により偏向されずに複数の電子レンズ32、3
3へ向かう。なお、本実施形態では、一次ビームの軌道
を曲げて、二次ビームを直進させるものを用いたが、そ
れに限定されず、一次ビームの軌道を直進させ、二次ビ
ームの軌道を曲げる電磁プリズムを用いても良い。
【0028】二次光学系34の中には、視野絞りFS2
が設けられており、この視野絞りFS2は、カソードレ
ンズCL及び電子レンズ32の一部に関して試料11と
共役となっている。この視野絞りFS2を介した二次ビ
ーム60は、さらに複数の電子レンズ32を経て検出器
42へ到達する。35〜38は偏向器である。
【0029】このとき、検出器42の検出面には、二次
光学系により拡大された試料11の像が形成される。な
お、二次光学系中の電子レンズとしては、円形の電子レ
ンズや四重極や八重極など種々のものを用いることがで
きる。また、前記2次電子は、初期エネルギーが数eVと
小さいため、前記ステージ41、前記試料11に電圧を
印可し、前記CL第1電極との電位差により、該2次電
子を加速することができる。一次ビームは減速される。
【0030】検出器42は、電子を増幅するMCPと、
電子を光に変換する蛍光板と、真空系と外部とを隔てる
真空窓から構成され、MCP表面に結像した2次電子の
像を二次元の光の像に変換する。この二次元光学像は、
光学像を伝達させるためのレンズやその他の光学素子か
らなるリレー光学系55を通り、第2の検出器56(二
次元CCD等)で電気信号に変換されて、コントロール
ユニット43に入力される。
【0031】コントロールユニット43は、撮像素子5
6から試料の画像信号を読み出し、CPU45に伝達す
る。
【0032】CPU45は、画像信号からテンプレート
マッチング等によってパターンの欠陥検査を実施する。
【0033】また、ステージ駆動機構44によりXY方
向に移動可能となっているステージ41の位置は、CP
U45により読み取られる。そして、CPU45は、ス
テージ駆動機構44に駆動制御信号を出力し、ステージ
41を駆動させ、順次画像の検出、検査を行う。
【0034】なお、コントロールユニット43が読み出
した試料11の画像信号をそのままディスプレイ48に
表示すれば、電子ビームに基づいて試料を観察するため
の観察装置となる。
【0035】一般的に、E×Bは、電極方向に凸のパワー
をもち、磁極方向には収差の影響のパワーが発生する。
もちろん、高次の収差があり、レンズの作用だけではな
い。しかし、支配的なのは、レンズ作用で、トーリック
・レンズのように働く。レンズ作用に加えて非点収差が
あると考えてもよい。
【0036】図1に示す実施形態において、照明光学系
(一次光学系)に四重四極子レンズ22〜25を用いて
いるので、この四重四極子レンズ22〜25の各四極子
レンズの印加電圧を変更することにより、特にスティグ
メータ等を用いることなしに、E×B31の電極方向、
磁極方向の結像位置を前記E×B31のパワー及び非点
収差に合わせることができる。よって、電子銃のクロス
オーバーを前記開口絞りAS上に結像し、カソードレン
ズ(CL)を介して試料をケーラー照明することができ
る。
【0037】また、照明光学系(一次光学系)に四重四
極子レンズ22〜25を用いているので、 照明視野の
アスペクト比及び照明視野サイズを連続的に変化させる
ことができる。その理由は次の通りである。
【0038】二次光学系の倍率を変化させると、最適な
照明視野サイズが変わる。
【0039】また、ケーラー照明では、図3に示すよう
に開き角θを変化させれば、照明視野が変化する。即
ち、開き角θを変化させるためには、一次光学系の倍率
を変化させればよい。
【0040】従って、二次光学系の倍率変化に対応し
て、一次光学系の倍率変化を行えばよい。
【0041】四極子レンズは、図4に示すように相対す
る電極に同一の電圧を、隣合う電極に極性が逆で絶対値
が同一の電圧を印加することによってレンズ作用を持た
せている。四極子レンズは、X方向、Y方向のレンズパ
ワーが異なるため、1つの四極子レンズは、1つのパタ
メータしかもたない。
【0042】照明視野のアスペクト比及び視野サイズ
は、Xfocus、Yfocus、X倍率、Y倍率の4つのパラメ
ータによって決定される。
【0043】前記4つのパラメータを所望の値にするた
めに、各パラメータに対応して制御可能な四極子レンズ
を少なくとも4段備えることが必要となる。
【0044】前記四重四極子レンズの各四極子レンズの
印加電圧を制御し、Xfocus、Yfocusを前記E×Bの非点
収差にあわせつつ、X倍率、Y倍率を変化させれば所望
のアスペクト比の所望の照明サイズが得られる。
【0045】また、視野絞りFS1が円又は楕円のとき
は、円形ビーム、楕円ビーム、FS1が正方形、または長
方形のときは矩形ビーム、長方形ビームでウエハ11を照
明できる。
【0046】また、四重四極子レンズのかわりに四段以
上の四極子、又は四段以上の八極子等の多極子でも良
い。
【0047】さらに、荷電粒子ビームはイオンビームで
も良い。また、検査装置でなく、半導体露光装置や、す
べての荷電粒子源からのビームにより試料面(物体面)
を照明し、像面へ結像する荷電粒子ビーム写像投影光学
系に適用できる。
【0048】次に、本発明にかかる欠陥検査装置を用い
て検査を行う工程を備える半導体チップ(所定の回路パ
ターンを有するデバイス)を製造する方法について説明
する。
【0049】図5は、半導体デバイズの製造工程を示す
概略工程図である。まず、シリコンウエハを用意し、シ
リコンウエハ上にシリコン酸化膜を形成する(成膜工
程)。
【0050】シリコン酸化膜の形成方法としては、直接
シリコンウエハを酸化する熱酸化法、CVD法、スパッ
タ法等の周知技術が用いられる。
【0051】なお、成膜工程で成膜する薄膜は後述する
それぞれ基本パターンによって異なり、アルミニウム等
の導電膜、シリコン酸化膜等の絶縁膜、タングステン等
の高融点金属膜等である。
【0052】次に、シリコン酸化膜が形成されたシリコ
ンウエハ上にレジストを塗布し(感光基板)、投影露光
装置のウエハステージに設置するとともに、マスクをマ
スクステージに設置する。
【0053】照明光学系から射出した光はマスクに入射
し、投影結像光学系を介して、感光基板上にマスクに形
成されたパターンの像を結像する(リソグラフィー工
程)。
【0054】次に、所定のパターンが転写されたレジス
トを現像し、エッチング用マスクを形成する。エッチン
グ用マスクに形成された開口に合わせてシリコン酸化膜
をエッチングした後、エッチング用マスクを除去する
(エッチング工程)。
【0055】また、シリコンウエハ中に不純物層を形成
する場合があり、まず前述したリソグラフィー工程で不
純物を導入する部分を開口したレジストパターンを形成
し、このレジストパターンをマスクとしてイオン注入法
によって下地に不純物(例えばB、P、As)を導入す
る(ドーピング工程)。
【0056】このような方法(成膜工程、リソグラフィ
ー工程、エッチング工程、ドーピング工程)を繰り返し
て、各基本パターン(例えば、MOSトランジスタの場
合、素子分離領域(活性領域)を規定するパターン、ゲ
ート電極のパターン、ソース/ドレイン領域を規定する
パターン、素子間の電気的接続を行う配線の接続口(コ
ンタクトホール)を形成するためのパターン、素子間の
電気的接続のための配線パターン等)をウエハ上に順次
積み重ねて半導体素子、集積回路を製造する。
【0057】成膜工程、リソグラフィー工程、エッチン
グ工程、ドーピング工程の一連の工程後、実施形態にか
かる欠陥検査装置を用いて欠陥検査を行う。
【0058】欠陥検査により不良品と判断された場合
は、廃棄され、良品と判断された場合は、成膜工程、リ
ソグラフィー工程、エッチング工程、ドーピング工程を
経て次層パターンを形成する。
【0059】このようにして一連の各層のパターン形成
後、実施形態にかかる欠陥検査装置を用いて検査を行
う。
【0060】シリコンウエハ上の素子を電気的に接続す
る配線を形成する(メタライズ工程)。
【0061】シリコンウエハを個々のチップ(ダイス)
に分割することを目的としてダイシングライン(チップ
とチップの間の隙間)に切り込みをいれる(ダイシング
工程)。
【0062】最後に、半導体チップをパッケージに封入
する(アセンブリ工程)。
【0063】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明にかかる荷電
粒子ビーム顕微鏡及び欠陥検査装置によれば、1次光学
系(照明光学系)に対する電磁プリズム(E×B)の収差
の影響をほぼ取り除くとともに、照明視野のアスペクト
比及び照明サイズを連続的に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を荷電粒子ビーム写像投影光学系に適用
した図である。
【図2】電磁プリズム(E×B)の作用を表す図である。
【図3】ケーラー照明時の電子線の開き角と、照明視野
との関係を表す図である。
【図4】四極子レンズへの印加電圧を示す図である。
【図5】半導体デバイズの製造工程を示す概略工程図で
ある。
【符号の説明】
11・・・試料(ウエハ) 20・・・一次コラム 21・・・電子銃 22〜25・・・1次光学系(四重四極子レンズ) 26、27、35、36、37、38・・・偏向器 30・・・二次コラム 31・・・電磁プリズム(E×B) 32、33・・・二次光学系のレンズ 40・・・チャンバー 41・・・ステージ 42・・・検出器 43・・・コントロールユニット 44・・・ステージ駆動機構 45・・・CPU 46・・・一次コラム制御ユニット 47・・・二次コラム制御ユニット 48・・・ディスプレイ 50・・・電子ビーム(一次ビーム) 55・・・リレー光学系 56・・・第2の検出器 60・・・二次ビーム FS1、FS2・・・視野絞り AS・・・開口絞り CL・・・カソードレンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷電粒子源からの1次ビームを、多極子レ
    ンズを有する一次光学系、ウィーンフィルター(E×
    B)を介して試料面(物体面)に照明する照明光学系
    と、該照明された試料面(物体面)から発生する電子を
    像面へ結像する写像投影光学系(二次光学系)とを備え
    た荷電粒子ビーム顕微鏡であって、 前記一次光学系の多極子レンズが、少なくとも四段配置
    されていることを特徴とする荷電粒子ビーム顕微鏡。
  2. 【請求項2】請求項1記載の荷電粒子ビーム顕微鏡を有
    してなることを特徴とする欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の欠陥検査装置により中間製
    品又は完成品の検査を行う工程を有してなることを特徴
    とする半導体デバイスの製造方法。
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