JP2016027604A - 表面処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速処理が可能であり、スループットを向上することのできる表面処理装置を提供する。
【解決手段】 表面処理装置は、電子ビームを照射して試料20の表面処理を行う装置である。表面処理装置は、電子ビームを発生させる電子源10(電子ビームのビーム形状を制御するレンズ系を含む)と、電子ビームが照射される試料20が設置されるステージ30と、電子ビームの照射位置を確認する光学顕微鏡110を備える。試料20に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子ビームを照射して試料の表面処理を行う表面処理装置に関し、特に、大電流の電子ビームを用いた表面処理技術に関する。
従来から、半導体製造の分野では、電子ビームを照射して試料の表面処理を行う表面処理装置が用いられている。例えば、電子ビームを用いて半導体チップのパターンを露光する電子ビーム露光装置が用いられている(特許文献1参照)。また近年では、大面積の荷電粒子を照射して、チップ面積全体を転写する露光装置も提案されている(特許文献2参照)。
特開平5−47643号公報 特開2002−270499号公報
しかしながら、従来の露光装置では、試料に照射される電子ビームの電流量が小さく、せいぜい1nA程度であった。そのため、試料の表面処理を高速で行うことが難しく、スループットの向上が望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、高速処理が可能であり、スループットを向上することのできる表面処理装置を提供することを目的とする。
本発明の表面処理装置は、電子ビームを照射して試料の表面処理を行う表面処理装置であって、電子ビームを発生させる電子源と、電子ビームのビーム形状を制御するレンズ系と、電子ビームが照射される試料が設置されるステージと、電子ビームの照射位置を確認する光学顕微鏡と、を備え、試料に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されている。
この構成により、電子ビームを試料に照射して試料の表面処理を行うことができる。この場合、試料に照射される電子ビームの電流量が10nA〜100Aに設定されるので、従来に比べて高速処理が可能になり、スループットが大幅に向上する。
本発明の表面処理装置は、電子ビームを照射して試料の表面処理を行う表面処理装置であって、電子ビームを発生させる複数の電子源と、複数の電子源からの電子ビームのビーム形状をそれぞれ制御する複数のレンズ系と、電子ビームが照射される試料が設置されるステージと、電子ビームの照射位置を確認する光学顕微鏡と、を備え、試料に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されている。
この構成により、電子ビームを試料に照射して試料の表面処理を行うことができる。この場合、複数の電子源と複数のレンズ系を用いることにより、小型の電子源(安価な電子源)を用いて大面積の電子ビームを発生させることができる。また、試料に照射される電子ビームの電流量が10nA〜100Aに設定されるので、従来に比べて高速処理が可能になり、スループットが大幅に向上する。
本発明の表面処理装置は、電子ビームを照射して試料の表面処理を行う表面処理装置であって、所定の波長の光を発生させる光源と、光源からの光の照射により電子ビームを発生する光電カソードと、電子ビームが照射される試料が設置されるステージと、電子ビームの照射位置を確認する光学顕微鏡と、を備え、試料に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されている。
この構成により、電子ビームを試料に照射して試料の表面処理を行うことができる。この場合、光電カソードを用いることにより、大面積の電子ビームを発生させることが可能である。また、試料に照射される電子ビームの電流量が10nA〜100Aに設定されるので、従来に比べて高速処理が可能になり、スループットが大幅に向上する。
また、本発明の表面処理装置では、試料の形状は、円形であり、電子ビームの照射領域の形状は、扇形であり、表面処理装置は、試料の全面に電子ビームを照射できるようにステージを回転移動させるステージ制御部を備えてもよい。
この構成により、円形の試料に扇形の電子ビームが照射される。この場合、ステージを回転移動させることにより、試料の全面に電子ビームを照射することができる。
また、本発明の表面処理装置では、試料の形状は、矩形であり、電子ビームの照射領域の形状は、試料より小サイズの矩形であり、表面処理装置は、試料の全面に電子ビームを照射できるようにステージを並進移動させるステージ制御部を備えてもよい。
この構成により、矩形の試料に矩形(試料より小サイズの矩形)の電子ビームが照射される。この場合、ステージを並進移動させることにより、試料の全面に電子ビームを照射することができる。
また、本発明の表面処理装置では、電子源は、ステージより下側に配置され、試料は、表面処理がなされる面を下向きにしてステージに設置され、電子ビームは、試料に下側から照射されてもよい。
この構成により、表面処理がなされる面を下向きにして試料がステージに設置され、電子ビームが下側から試料に照射される。これにより、表面処理がなされる面に異物やパーティクルなどが重力で落ちて付着するのを低減することができる。
本発明によれば、大電流の電子ビームを用いて表面処理を行うことにより、高速処理が可能であり、スループットを向上することができる。
本発明の第1の実施の形態における表面処理装置の全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表面処理装置の主要部の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における表面処理装置の主要部の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における表面処理装置の主要部の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における表面処理装置の主要部の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における表面処理装置の動作の説明図である。 本発明の第5の実施の形態における表面処理装置の主要部の構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態における表面処理装置の動作の説明図である。 本発明の第6の実施の形態における表面処理装置の主要部の構成を示す図である。 本発明の第7の実施の形態における表面処理装置の主要部の構成を示す図である。 本発明の第7の実施の形態におけるパーティクルキャッチャーの構成を示す図である。 本発明の第7の実施の形態における表面処理装置の動作(サンプル搬送およびビーム照射)の流れを示すフロー図である。 本発明の第7の実施の形態における表面処理装置の動作(真空排気)の流れを示すフロー図である。 本発明の第8の実施の形態における表面処理装置の動作の説明図である。 本発明の第8の実施の形態における表面処理装置の動作の説明図である。 本発明の第9の実施の形態における表面処理装置の主要部の構成を示す図である。 本発明の第9の実施の形態におけるビーム調整治具(プレート)と矩形アパーチャ(カバー)の構成を示す図である。 本発明の第9の実施の形態における表面処理装置の動作の流れを示すフロー図である。 本発明の第9の実施の形態における表面処理装置の変形例の構成を示す図である。 本発明の第9の実施の形態におけるビームの偏向量に対するカバーの吸収電流の変化を示す図である。 本発明の第9の実施の形態におけるプレートの2Dスキャン像(電子像)の説明図である。 本発明の第9の実施の形態におけるカバーとプレートのずれの説明図であるう。
以下、本発明の実施の形態の表面処理装置について、図面を用いて説明する。表面処理装置は、電子ビームを照射して試料の表面処理を行う装置である。以下では、例えば、膜や母材など(ウェハ、マスク、レジスト、酸化膜、導電膜、クオーツなど)の表面処理を行う表面処理装置の場合を例示する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の表面処理装置の構成を、図面を参照して説明する。ここでは、まず装置の全体構成を説明し、つぎに装置の主要部について説明する。
図1は、本実施の形態の表面処理装置の全体構成を示す図である。図1に示すように、表面処理装置は、電子線コラム系100と、光学顕微鏡110と、SEM式検査装置120と、メインチャンバ160と、トランスファーチャンバ161と、ロードロック162と、ミニエンバイロメント180と、ロードポート190を備えている。光学顕微鏡110は、試料の位置合わせなどに用いることができる。また、SEM120は、レビュー観察などに用いることができる。
ミニエンバイロメント180には、大気中の搬送ロボット、試料アライメント装置、クリーンエアー供給機構等が設けられる。トランスファーチャンバ161には、真空中の搬送ロボットが設けられる。常に真空状態のトランスファーチャンバ161にロボットが配置されるので、圧力変動によるパーティクル等の発生を最小限に抑制することが可能である。
メインチャンバ160には、x方向、y方向及びθ(回転)方向に移動するステージ30が設けられ、ステージ30の上に静電チャックが設置されている。静電チャックには試料そのものが設置される。または、試料は、パレットや冶具に設置された状態で静電チャックに保持される。
メインチャンバ160は、真空制御系150により、チャンバ内を真空状態が保たれるように制御される。また、メインチャンバ160、トランスファーチャンバ161及びロードロック162は、除振台170上に載置され、床からの振動が伝達されないように構成されている。
また、メインチャンバ160には、電子光学系100が設置されている。この電子コラム100は、1次光学系及び2次光学系の電子コラム系と、試料からの2次放出電子またはミラー電子等を検出する検出器70を備えている。1次光学系は、電子銃および1次系レンズを含む。2次光学系は、コンデンサレンズ、E×B、トランスファーレンズ、NA調整アパーチャ、プロジェクションレンズを含む。検出器70は、2次光学系に含まれる。検出器70からの信号は、画像処理装置90に送られて処理される。
画像処理装置90では、オンタイムの信号処理及びオフタイムの信号処理の両方が可能である。オンタイムの信号処理は、検査を行っている間に行われる。オフタイムの信号処理を行う場合、画像のみが取得され、後で信号処理が行われる。画像処理装置90で処理されたデータは、ハードディスクやメモリなどの記録媒体に保存される。また、必要に応じて、コンソールのモニタにデータを表示することが可能である。このような信号処理を行うため、システムソフト140が備えられている。また、電子コラム系に電源を供給すべく、電子光学系制御電源130が備えられている。
試料は、ロードポート190より、ミニエンバイロメント180中に搬送され、その中でアライメント作業がおこなわれる。試料は、大気中の搬送ロボットにより、ロードロック162に搬送される。ロードロック162は、大気から真空状態へと、真空ポンプにより排気される。圧力が、一定値(1Pa程度)以下になると、トランスファーチャンバ161に配置された真空中の搬送ロボットにより、ロードロック162からメインチャンバ160に、試料20が搬送される。そして、ステージ30上の静電チャック機構上に試料20が設置される。
図2は、本実施の形態の表面処理装置の主要部(電子光学系とメインチャンバとを含む主要部)の構成を示す図である。図2に示すように、表面処理装置は、電子ビームを発生させる電子源10を備えている。電子源10には、電子ビームのビーム形状を制御するレンズ系が設けられている。また、表面処理装置は、電子ビームが照射される試料20が設置されるステージ30を備えている。さらに、表面処理装置は、電子ビームの照射位置を確認するための光学顕微鏡110を備えている。
試料20に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されている。電子源10としては、LaB6カソード、ホローカソード、タングステンフィラメントなどが使用可能である。電子源10には、0〜−5000Vの電圧が印加され、試料20には、0〜−2000Vの電圧が印加される。そして、ランディングエナジーLEは、0〜5000eVに設定される。
この場合、ステージ30を移動させて、電子ビームの照射領域を制御することができる。電子ビームの照射位置は、光学顕微鏡110を用いて確認することができる。また、ステージ移動制御とブランキングビーム制御(ドーズ制御)を組み合わせることにより、電子ビームの照射領域を制御することができる。
このような本実施の形態の表面処理装置によれば、電子ビームを照射して試料20の表面処理を行うことができる。この場合、試料20に照射される電子ビームの電流量が10nA〜100Aに設定されるので、従来に比べて高速処理が可能になり、スループットが大幅に向上する。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態の表面処理装置の構成を、図面を参照して説明する。なお、表面処理装置の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図3は、本実施の形態の表面処理装置の主要部(電子光学系とメインチャンバとを含む主要部)の構成を示す図である。図3に示すように、表面処理装置は、電子ビームを発生させる複数の電子源10を備えている。複数の電子源10の各々には、それぞれの電子ビームのビーム形状を制御するレンズ系が設けられている。また、表面処理装置は、電子ビームが照射される試料20が設置されるステージ30を備えている。さらに、表面処理装置は、電子ビームの照射位置を確認するための光学顕微鏡110を備えている。
試料20に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されている。電子源10としては、LaB6カソード、ホローカソード、タングステンフィラメントなどが使用可能である。電子源10には、0〜−5000Vの電圧が印加され、試料20には、0〜−2000Vの電圧が印加される。ランディングエナジーLEは、0〜5000eVに設定される。
この場合、ステージ30を移動させて、電子ビームの照射領域を制御することができる。電子ビームの照射位置は、光学顕微鏡110を用いて確認することができる。また、ステージ移動制御とブランキングビーム制御(ドーズ制御)を組み合わせることにより、電子ビームの照射領域を制御することができる。
このような本実施の形態の表面処理装置によれば、電子ビームを照射して試料20の表面処理を行うことができる。この場合、複数の電子源10を束ねて一つの電子源として使用することができる。このように、複数の電子源10(複数のレンズ系を含む)を用いることにより、小型の電子源(安価な電子源)を用いて大面積の電子ビームを発生させることができる。また、試料20に照射される電子ビームの電流量が10nA〜100Aに設定されるので、従来に比べて高速処理が可能になり、スループットが大幅に向上する。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態の表面処理装置の構成を、図面を参照して説明する。なお、表面処理装置の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図4は、本実施の形態の表面処理装置の主要部(電子光学系とメインチャンバとを含む主要部)の構成を示す図である。図4に示すように、表面処理装置は、所定の波長の光を発生させる光源40と、光源からの光の照射により電子ビームを発生する光電カソード41を備えている。また、表面処理装置は、電子ビームが照射される試料20が設置されるステージ30を備えている。さらに、表面処理装置は、電子ビームの照射位置を確認するための光学顕微鏡110を備えている。なお、光学顕微鏡110は、メインチャンバ160に設けられてもよく、また、ロードロック162に設けられてもよい。
光源40は、メインチャンバ160の外に設置することができる。この場合、光源40からの光は、メインチャンバ160に設けた透過窓42を通して光電カソード41に達するように構成することができる。透過窓42としては、合成石英、クオーツ、FOP(ファイバオプティクプレート)などを用いることができる。光電カソード41からの放射電子量や、電子ビームの方向性および均等性は、引出し電極43によって制御することができる。
試料20に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されている。光源40としては、DUVランプ、DUVレーザー、X線レーザー、UVレーザー、UVランプ、LED、LDなどが使用可能である。光電カソード41には、0〜−5000Vの電圧が印加され、試料20には、0〜−2000Vの電圧が印加される。ランディングエナジーLEは、0〜5000eVに設定される。
この場合、ステージ30を移動させて、電子ビームの照射領域を制御することができる。電子ビームの照射位置は、光学顕微鏡110を用いて確認することができる。また、ステージ移動制御と光源オン/オフ制御(ドーズ制御)を組み合わせることにより、電子ビームの照射領域を制御することができる。
このような本実施の形態の表面処理装置によれば、電子ビームを照射して試料20の表面処理を行うことができる。この場合、光電カソード41を用いることにより、大面積の電子ビームを発生させることが可能である。また、試料20に照射される電子ビームの電流量が10nA〜100Aに設定されるので、従来に比べて高速処理が可能になり、スループットが大幅に向上する。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態の表面処理装置の構成を、図面を参照して説明する。なお、表面処理装置の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図5は、本実施の形態の表面処理装置の主要部(電子光学系とメインチャンバとを含む主要部)の構成を示す図である。図5に示すように、表面処理装置は、所定の波長の光を発生させる光源40と、光源からの光の照射により電子ビームを発生する光電カソード41を備えている。また、表面処理装置は、電子ビームが照射される試料20が設置されるステージ30を備えている。さらに、表面処理装置は、電子ビームの照射位置を確認するための光学顕微鏡110を備えている。なお、光学顕微鏡110は、メインチャンバ160に設けられてもよく、また、ロードロック162に設けられてもよい。
光源40は、メインチャンバ160の外に設置することができる。この場合、光源40からの光は、メインチャンバ160に設けた透過窓42を通して光電カソード41に達するように構成することができる。透過窓42としては、合成石英、クオーツ、FOP(ファイバオプティクプレート)などを用いることができる。
光電カソード41からの放射電子量や、電子ビームの方向性および均等性は、引出し電極43によって制御することができる。引出し電極43を設けることにより、電子の拡散を抑えて、余分な領域に照射される電子を低減することができ、引出し効果により電子発生効率を高めることができる。なお、引出し電極43は、必ずしも設けなくてもよい。引出し電極43を設けない場合には、電子ビームが広がる(電子が広い領域に照射される)ことになるものの、コストを低減することができる。
試料20に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されている。光源40としては、DUVランプ、DUVレーザー、X線レーザー、UVレーザー、UVランプ、LED、LDなどが使用可能である。光電カソード41には、0〜−5000Vの電圧が印加され、試料20には、0〜−2000Vの電圧が印加される。ランディングエナジーLEは、0〜5000eVに設定される。
本実施の形態では、試料20の形状は、円形であり、電子ビームの照射領域の形状は、その円形(試料20の形状)の一部を構成する扇形である(図6参照)。したがって、第3の実施の形態と比べると、光源40や光電カソード41などの電子源の構成は小さくて済む。この場合、表面処理装置は、試料20の全面に電子ビームを照射できるようにステージ30を回転移動させるステージ制御部50を備えている。
この場合、ステージ制御部50の制御により、ステージ30を回転移動させて、電子ビームの照射領域を制御することができる。例えば、図6に示すように、電子ビームの照射領域の形状(図において斜線で図示)が、試料20の形状(円形)の一部を構成する扇形である場合、ステージ30を回転移動させることにより、試料20の全面に均一に電子ビームを照射することができる。
なお、電子ビームの照射位置は、光学顕微鏡110を用いて確認することができる。また、ステージ移動制御と光源オン/オフ制御(ドーズ制御)を組み合わせることにより、電子ビームの照射領域を制御することができる。
このような本実施の形態の表面処理装置によっても、電子ビームを照射して試料20の表面処理を行うことができる。この場合、円形の試料20に扇形の電子ビームが照射される。この場合、ステージ30を回転移動させることにより、試料20の全面に電子ビームを均一に照射することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態の表面処理装置の構成を、図面を参照して説明する。なお、表面処理装置の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図7は、本実施の形態の表面処理装置の主要部(電子光学系とメインチャンバとを含む主要部)の構成を示す図である。図7に示すように、表面処理装置は、所定の波長の光を発生させる光源40と、光源からの光の照射により電子ビームを発生する光電カソード41を備えている。また、表面処理装置は、電子ビームが照射される試料20が設置されるステージ30を備えている。さらに、表面処理装置は、電子ビームの照射位置を確認するための光学顕微鏡110を備えている。なお、光学顕微鏡110は、メインチャンバ160に設けられてもよく、また、ロードロック162に設けられてもよい。
光源40は、メインチャンバ160の外に設置することができる。この場合、光源40からの光は、メインチャンバ160に設けた透過窓42を通して光電カソード41に達するように構成することができる。透過窓42としては、合成石英、クオーツ、FOP(ファイバオプティクプレート)などを用いることができる。
光電カソード41からの放射電子量や、電子ビームの方向性および均等性は、引出し電極43によって制御することができる。引出し電極43を設けることにより、電子の拡散を抑えて、余分な領域に照射される電子を低減することができ、引出し効果により電子発生効率を高めることができる。なお、引出し電極43は、必ずしも設けなくてもよい。引出し電極43を設けない場合には、電子ビームが広がる(電子が広い領域に照射される)ことになるものの、コストを低減することができる。
試料20に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されている。光源40としては、DUVランプ、DUVレーザー、X線レーザー、UVレーザー、UVランプ、LED、LDなどが使用可能である。光電カソード41には、0〜−5000Vの電圧が印加され、試料20には、0〜−2000Vの電圧が印加される。ランディングエナジーLEは、0〜5000eVに設定される。
本実施の形態では、試料20の形状は、矩形であり、電子ビームの照射領域の形状は、試料20より小サイズの矩形である(図8参照)。したがって、第3の実施の形態と比べると、光源40や光電カソード41などの電子源の構成は小さくて済む。この場合、表面処理装置は、試料20の全面に電子ビームを照射できるようにステージ30を回転移動させるステージ制御部50を備えている。
この場合、ステージ制御部50の制御により、ステージ30を併進移動させて、電子ビームの照射領域を制御することができる。例えば、図8に示すように、電子ビームの照射領域の形状(図において斜線で図示)が、試料20の形状(矩形)より小サイズの矩形である場合、ステージ30を併進移動させることにより、試料20の全面に均一に電子ビームを照射することができる。
なお、電子ビームの照射位置は、光学顕微鏡110を用いて確認することができる。また、ステージ移動制御と光源オン/オフ制御(ドーズ制御)を組み合わせることにより、電子ビームの照射領域を制御することができる。例えば、試料20のうち特定の部分領域だけに電子ビームを照射する制御(スポット照射制御)を行うことも可能である。
このような本実施の形態の表面処理装置によっても、電子ビームを照射して試料20の表面処理を行うことができる。この場合、矩形の試料20に矩形(試料20より小サイズの矩形)の電子ビームが照射される。この場合、ステージ30を並進移動させることにより、試料20の全面に電子ビームを均一に照射することができる。また、試料20のうち特定の部分領域だけに電子ビームを照射する制御(スポット照射制御)を行うことも可能である。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態の表面処理装置の構成を、図面を参照して説明する。なお、表面処理装置の全体構成については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図9は、本実施の形態の表面処理装置の主要部(電子光学系とメインチャンバとを含む主要部)の構成を示す図である。図9に示すように、表面処理装置は、電子ビームを発生させる電子源10を備えている。電子源10には、電子ビームのビーム形状を制御するレンズ系が設けられている。また、表面処理装置は、電子ビームが照射される試料20が設置されるステージ30を備えている。さらに、表面処理装置は、電子ビームの照射位置を確認するための光学顕微鏡110を備えている。
試料20に照射される電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されている。電子源10としては、LaB6カソード、ホローカソード、タングステンフィラメントなどが使用可能である。電子源10には、0〜−5000Vの電圧が印加され、試料20には、0〜−2000Vの電圧が印加される。そして、ランディングエナジーLEは、0〜5000eVに設定される。
この場合、ステージ30を移動させて、電子ビームの照射領域を制御することができる。電子ビームの照射位置は、光学顕微鏡110を用いて確認することができる。また、ステージ移動制御とブランキングビーム制御(ドーズ制御)を組み合わせることにより、電子ビームの照射領域を制御することができる。
そして、本実施の形態では、電子源10は、ステージ30より下側(鉛直方向で下側)に配置され、試料20は、表面処理がなされる面を下向き(鉛直方向で下向き)にしてステージ30に設置される。したがって、図9に示すように、電子ビームは、試料20に対して下側から照射される。
このような本実施の形態の表面処理装置によっても、電子ビームを照射して試料20の表面処理を行うことができる。この場合、表面処理がなされる面を下向きにして試料20がステージ30に設置され、電子ビームが下側から試料20に照射される。これにより、表面処理がなされる面に異物やパーティクルなどが重力で落ちて付着するのを低減することができる。
なお、ここでは、第1の実施の形態の構成を上下逆にして、電子ビームが試料20に下側から照射される構成としたが、他の実施の形態(第2〜第5の実施の形態)の構成を上下逆にして、電子ビームが試料20に下側から照射される構成としてもよい。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態の表面処理装置の構成を、図面を参照して説明する。なお、表面処理装置の全体構成については、第2の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図10は、本実施の形態の表面処理装置の主要部の構成を示す図である。図10に示すように、表面処理装置のコラム内には、電子ビームを発生させるカソード等の電子ビーム源10と、電子ビームを偏向させる偏向器200と、ゲートバルブ210と、パーティクルキャッチャー220が備えられている。また、表面処理装置のメインチャンバ内には、ステージ30を覆うカバー230(矩形アパーチャ)と、カバー230とステージとの間に出し入れ可能に設けられるプレート240(ビーム調整器)と、ステージ30を昇降させるリフト機構250が備えられている。
また、表面処理装置には、2つのターボポンプ(コラム用のターボポンプ260、メインチャンバ用のターボポンプ270)と、1つのドライポンプ280が設けられている。さらに、メインチャンバとトランスファーチャンバとの間には、試料(サンプル)を搬送するとき等に用いられる搬送用ゲートバルブ290が設けられている。
この場合、表面処理装置の全体の動作制御は、全体制御部300により行われており、電子ビームの照射や偏向などの制御は、ビーム制御部310により行われている。また、真空ポンプ(ターボポンプ260、270、ドライポンプ280)やリフト機構250などの制御は、周辺制御部320により行われており、バルブの開閉制御(空気圧制御)は、ブロックマニホールド330により行われている。
図11は、本実施の形態のパーティクルキャッチャー220の構成を示す図である。図11に示すように、パーティクルキャッチャー220は、ベース部材220Aと、ベース部材220Aの上に設けられる吸着材220Bとで構成されている。吸着材220Bは、例えばSiO2ゲルなどで構成されており、コラム内を浮遊するパーティクルを吸着する機能を備えている。パーティクルキャッチャー220を設けることにより、コラム内を浮遊するパーティクルがステージ上の試料(サンプル)の表面に落ちるのを防ぐことができる。
パーティクルキャッチャー220は、開閉可能(出し入れ可能)とされている。ここでは、パーティクルキャッチャー220が引き出されている(ステージ上に配置されている)状態を、パーティクルキャッチャー220が閉じた状態といい、パーティクルキャッチャー220が引き入れられている(ステージ上から撤去されている)状態を、パーティクルキャッチャー220が開いた状態という。
図12は、本実施の形態の表面処理装置において、ある試料(サンプル)へのビーム照射が終了した後、次の試料を搬送してビーム照射をするときの処理の流れを示すフロー図である。図12に示すように、まず、表面処理が完了した試料へのビーム照射を停止し(S1)、パーティクルキャッチャー220を閉じた状態にする(S2)。これにより、試料の上にパーティクルが落ちるのを防ぐことができる。そして、ゲートバルブ210を閉じるとともに(S3)、リフト機構250でステージを下降させる(S4)。
つぎに、搬送用ゲートバルブ290を開けて(S5)、次の試料(サンプル)を搬送し(S6)、搬送用ゲートバルブ290を閉じる(S7)。そして、真空ポンプを起動を起動した後(S8)、リフト機構250でステージを上昇させる(S9)。なお、ステージを上昇させる処理は、試料表面が印加ピン340(図16および図19参照)に接触すると終了する。試料表面が印加ピン340に接触した状態では、試料表面の電位はGNDとなる。そして真空排気が完了すると、ゲートバルブ210を開け(S10)、パーティクルキャッチャー220を開けて(S11)、試料へのビーム照射を開始する(S12)。
図13は、本実施の形態の表面処理装置において、真空排気の処理の流れを示すフロー図である。図13に示すように、真空排気をする場合には、まずドライポンプ280を作動させる(S20)。そして、パーティクルキャッチャー220を閉じて(S21)、ゲートバルブ210を閉じ(S22)、その後、パーティクルキャッチャー220を開いて(S23)、ターボポンプ270を起動させる(S24)。このように、ターボポンプ270を起動させる前にパーティクルキャッチャー220を開いておくことにより、パーティクルキャッチャー220に吸着されていたパーティクルが(真空排気時の気流などの影響をうけてパーティクルキャッチャー220から離れて)試料の上に落ちるのを防ぐことができる。
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態の表面処理装置の構成を、図面を参照して説明する。なお、表面処理装置の全体構成については、第7の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施の形態の表面処理装置では、電子ビームをXY方向(ステージ平面上の2次元方向)に偏向させることにより試料表面に均一に電子ビームを照射する制御が行われる。図14および図15は、電子ビームをXY方向に偏向させる制御の説明図である。より具体的には、図14は、偏向させた電子ビームの座標(X座標とY座標)の時間変化を示す図であり、図15は、電子ビームをXY方向に偏向させる様子を示す平面図(試料を電子ビーム源側から見た平面図)である。
図14および図15の例では、時間t0からt1にかけて、電子ビームは、まずX座標が大きくなる方向(X座標のプラス方向。図15における右方向)に偏向され(X1、X2、X3、X4)、その後、X座標が小さくなる方向(マイナス方向。図15における左方向)に偏向される(X4、X5、X6、X7)。このとき、電子ビームのY座標はY1のまま一定である。そして、X座標がX8(=X1)になると、Y座標が大きくなる方向(Y座標のプラス方向。図15における下方向)に偏向され、電子ビームのY座標がY2になる。
同様に、時間t1からt2にかけて、電子ビームは、まずX座標が大きくなる方向(X座標のプラス方向。図15における右方向)に偏向され(X1、X2、X3、X4)、その後、X座標が小さくなる方向(マイナス方向。図15における左方向)に偏向される(X4、X5、X6、X7)。このとき、電子ビームのY座標はY2のまま一定である。そして、X座標がX8(=X1)になると、Y座標が大きくなる方向(Y座標のプラス方向。図15における下方向)に偏向され、電子ビームのY座標がY3になる。
また、時間t2からt3にかけて、電子ビームは、まずX座標が大きくなる方向(X座標のプラス方向。図15における右方向)に偏向され(X1、X2、X3、X4)、その後、X座標が小さくなる方向(マイナス方向。図15における左方向)に偏向される(X4、X5、X6、X7)。このとき、電子ビームのY座標はY3のまま一定である。そして、X座標がX8(=X1)になると、Y座標が大きくなる方向(Y座標のプラス方向。図15における下方向)に偏向され、電子ビームのY座標がY4になる。
そして、時間t3からt4にかけて、電子ビームは、まずX座標が大きくなる方向(X座標のプラス方向。図15における右方向)に偏向され(X1、X2、X3、X4)、その後、X座標が小さくなる方向(マイナス方向。図15における左方向)に偏向される(X4、X5、X6、X7)。このとき、電子ビームのY座標はY4のまま一定である。そして、X座標がX8(=X1)になると、今度は、Y座標が小さくなる方向(Y座標のマイナス方向。図15における上方向)に偏向され、電子ビームのY座標がY5になる。
同様に、時間t4からt5にかけて、電子ビームは、まずX座標が大きくなる方向(X座標のプラス方向。図15における右方向)に偏向され(X1、X2、X3、X4)、その後、X座標が小さくなる方向(マイナス方向。図15における左方向)に偏向される(X4、X5、X6、X7)。このとき、電子ビームのY座標はY5のまま一定である。そして、X座標がX8(=X1)になると、Y座標が小さくなる方向(Y座標のマイナス方向。図15における上方向)に偏向され、電子ビームのY座標がY6になる。
また、時間t5からt6にかけて、電子ビームは、まずX座標が大きくなる方向(X座標のプラス方向。図15における右方向)に偏向され(X1、X2、X3、X4)、その後、X座標が小さくなる方向(マイナス方向。図15における左方向)に偏向される(X4、X5、X6、X7)。このとき、電子ビームのY座標はY6のまま一定である。そして、X座標がX8(=X1)になると、Y座標が小さくなる方向(Y座標のマイナス方向。図15における上方向)に偏向され、電子ビームのY座標がY7になる。
そして、時間t6からt7にかけて、電子ビームは、まずX座標が大きくなる方向(X座標のプラス方向。図15における右方向)に偏向され(X1、X2、X3、X4)、その後、X座標が小さくなる方向(マイナス方向。図15における左方向)に偏向される(X4、X5、X6、X7)。このとき、電子ビームのY座標はY6のまま一定である。そして、X座標がX8(=X1)になると、Y座標が小さくなる方向(Y座標のマイナス方向。図15における上方向)に偏向され、電子ビームのY座標がY1になる。
このようにして、時間t0からt7にかけて電子ビームをXY方向に偏向させる制御が行われる。この場合、X座標とY座標のそれぞれについて、座標値が大きくなる方向のときの電子ビームの照射位置と座標値が小さくなるときの電子ビームの照射位置とが異なる位置になるように、電子ビームを偏向させている。すなわち、電子ビームを偏向させてXY方向に往復させるときに、往路(座標値が大きくなるとき)と復路(座標値が小さくなるとき)とで異なる位置に電子ビームを照射している。これにより、試料表面に均一に電子ビームを照射することができる。
なお、図14および図15の例では、X座標の大小関係は「X1<X7<X2<X6<X3<X5<X4」であり、また、Y座標の大小関係は「Y1<Y7<Y2<Y6<Y3<Y5<Y4」である。また、図14および図15では、時間t0からt4における電子ビームの照射位置が丸印で図示され、時間t4からt7における電子ビームの照射位置が四角印で図示されている。この例で、電子ビームの照射位置(XY座標)は離散値であるが、本発明の範囲はこれに限定されない。
(第9の実施の形態)
本発明の第9の実施の形態の表面処理装置の構成を、図面を参照して説明する。なお、表面処理装置の全体構成については、第7の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図16は、本実施の形態の表面処理装置の主要部の構成を示す図である。図16に示すように、この表面処理装置は、吸収電極350を備えている。吸収電極350は、この電極まで到達した電子ビーム量(この電極によって吸収された電子ビーム量)を、電流値として測定するための電極である。すなわち、この表面処理装置は、吸収電極350によって吸収された電子ビーム量を測定できるように構成されている。また、この表面処理装置は、プレート240(ビーム調整器)によって吸収された電子ビーム量も測定できるように構成されている。
図17は、本実施の形態におけるプレート240とカバー230の構成を示す図である。図17に示すように、プレート240は、複数のビーム穴240A(小ビーム穴)を備えており、そのうち1つのビーム穴240Aは、プレート240の中央に設けられている。このビーム穴240Aを用いて、偏向値の設定(偏向値テーブルの作成)をすることができる。また、このプレート240には、全ビームを遮ることなく通すことができるビーム穴240B(大ビーム穴)が設けられている。このビーム穴240Bを用いて全ビーム量を測定することができる。なお、図17の例では、ビーム穴240Aが9個の場合を図示したが、本発明の範囲はこれに限定されず、ビーム穴240Aの数は9個以外(例えば5個)であってもよい。また、ビーム穴240Bは、設けられていなくてもよい。
図17に示すように、カバー230は全体として矩形であり、中央に矩形の穴部が設けられている。カバー230は、矩形のリング形状をしているともいえる。カバー230の中央の穴部のサイズは、試料(サンプル)のサイズより小さく設定されている。吸収電極350のサイズは、試料のサイズとほぼ同じである。したがって、カバー230の中央の穴部のサイズは、吸収電極350のサイズより小さく設定されている(図16参照)。また、カバー230の中央の穴部のサイズは、プレート240のサイズより小さく設定されている(図16参照)。
本実施の形態の表面処理装置では、偏向値の設定(偏向値テーブルの作成)をすることができる。図18は、その動作の流れを示すフロー図である。この表面処理装置では、まず、図16に示すようにプレート240をメカ中心に移動する(S30)。つぎに、電子ビームの照射位置を偏向させて、プレート240の中央のビーム穴240Aの位置に調整する(S31)。この状態から、レンズパワーの調整と電子ビームのXY偏向を行うことによって、プレート240の中央のビーム穴240Aを通過する電子ビームのプロファイル(吸収電極350の吸収電流のプロファイル)を取得する(S32)。このとき、吸収電流のプロファイルの半値幅が所定の目標値になるという条件を満たすように、レンズパワーを調整する。その後、電子ビームのXY偏向を調整して、すべてのビーム穴240Aの偏向量を求める(S33)。具体的には、すべてのビーム穴240Aについて、吸収電極350の吸収電流が最大値となる偏向量(ビーム穴240Aの位置に対応する)を求める。そして、このようにして求めた電子ビームの偏向量(XY偏向量)とビーム穴240Aの位置(XY座標)とに基づいて、偏向値テーブルを作成する(S34)。偏向値テーブルでは、電子ビームの偏向量(XY偏向量)とビーム穴240Aの位置(XY座標)が対応づけられている。
また、本実施の形態の表面処理装置では、プレート240のビーム穴240Bを用いて、全ビーム量を測定することができる。例えば、プレート240のビーム穴240Bに全ビームを通過させた状態で、電子ビームの吸収電流(吸収電極350の吸収電流)を測定することにより、全ビーム量を測定することができる。また、プレート240にビーム穴240Bが設けられていない場合には、プレート240に全ビームを照射させた状態で、プレート240の吸収電流を測定することにより、全ビーム量を測定することができる。
図19は、本実施の形態の表面処理装置の変形例の構成を示す図である。図19に示すように、この変形例では、カバー230の内周の縁部がテーパ形状とされている。テーパ形状の角度は、60度以下が好ましく、図19の例では、約45度に設定されている。そして、この変形例では、カバー230によって吸収された電子ビーム量(吸収電流)も測定できるように構成されている。
この表面処理装置では、カバー230の吸収電流を利用して電子ビームの形状を測定することができる。長時間(例えば1000時間以上)表面処理装置を連続使用していると、種々の要因によって電子ビームの形状が変化してしまうこともあり得る。この表面処理装置によれば、電子ビームの形状を測定することができるので、電子ビームの形状を定期的に管理することが可能になる。
具体的には、図20に示すように、電子ビームをXY方向に偏向させて、カバー230の内周の縁部における吸収電流量の変化を測定する。そして、例えば、カバー230の吸収電流の電流値が半値(最大値の半分)となる偏向量(例えば、図20のAまたはB)を測定し、その偏向量と基準値(偏向量の基準値)とのずれが所定範囲内(例えば5%以内)におさまっているかを判定する。偏向量と基準値とのずれが所定範囲内におさまっていれば「異常なし」、おさまっていなければ「異常あり」と判定する。
また、例えば、カバー230の吸収電流の電流値が最大値から最小値となる偏向量の幅Δ(例えば、図20のΔAまたはΔB)を測定し、その幅と基準値(偏向量の幅の基準値)とのずれが所定範囲内(例えば±10%以内)におさまっているかを判定する。偏向量と基準値とのずれが所定範囲内におさまっていれば「異常なし」、おさまっていなければ「異常あり」と判定する。このようにして、電子ビームの形状を測定して、電子ビームの形状を定期的に管理することが可能になる。
また、本実施の形態の表面処理装置では、プレート240の2Dスキャン像(電子像)を撮影することができる。図21は、プレート240の2Dスキャン像(電子像)の一例である。図21に示すように、プレート240の2Dスキャン像は、プレート240の吸収電流から取得することもでき、また、吸収電極350の吸収電流から取得することもできる。このように、プレート240の2Dスキャン像(電子像)を撮影することにより、例えば、プレート240のビーム穴240A、Bの位置や形状を二次元イメージで把握することができる。
さらに、図22に示すように、カバー230の吸収電流から、カバー230の2Dスキャン像(電子像)を取得することもできる。この場合、カバー230の位置や形状を二次元イメージで把握することができる。さらに、このカバー230の2Dスキャン像と上記のプレート240の2Dスキャン像を比較することにより、カバー230とプレート240のXY方向のずれを把握することもできる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上のように、本発明にかかる表面処理装置は、高速処理が可能であり、スループットを向上することができるという効果を有し、膜や母材等の表面処理に用いられ、有用である。
10 電子源
20 試料
30 ステージ
40 光源
41 光電カソード
42 透過窓
43 引出し電極
50 ステージ制御部
70 検出器
90 画像処理装置
100 電子光学系
110 光学顕微鏡
120 SEM式検査装置
130 電子光学系制御電源
140 システムソフト
150 真空制御系
160 メインチャンバ
161 トランスファーチャンバ
162 ロードロック
170 除振台
180 ミニエンバイロメント
190 ロードポート
200 偏向器
210 ゲートバルブ
220 パーティクルキャッチャー
220A ベース部材
220B 吸着材
230 カバー
240 プレート
240A ビーム穴(小ビーム穴)
240B ビーム穴(大ビーム穴)
250 リフト機構
260 ターボポンプ(コラム用)
270 ターボポンプ(メインチャンバ用)
280 ドライポンプ
290 搬送用ゲートバルブ
300 全体制御部
310 ビーム制御部
320 周辺制御部
330 ブロックマニホールド
340 印加ピン
350 吸収電極

Claims (6)

  1. 電子ビームを照射して試料の表面処理を行う表面処理装置であって、
    前記電子ビームを発生させる電子源と、
    前記電子ビームのビーム形状を制御するレンズ系と、
    前記電子ビームが照射される前記試料が設置されるステージと、
    前記電子ビームの照射位置を確認する光学顕微鏡と、
    を備え、
    前記試料に照射される前記電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されることを特徴とする表面処理装置。
  2. 電子ビームを照射して試料の表面処理を行う表面処理装置であって、
    前記電子ビームを発生させる複数の電子源と、
    前記複数の電子源からの電子ビームのビーム形状をそれぞれ制御する複数のレンズ系と、
    前記電子ビームが照射される前記試料が設置されるステージと、
    前記電子ビームの照射位置を確認する光学顕微鏡と、
    を備え、
    前記試料に照射される前記電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されることを特徴とする表面処理装置。
  3. 電子ビームを照射して試料の表面処理を行う表面処理装置であって、
    所定の波長の光を発生させる光源と、
    前記光源からの光の照射により電子ビームを発生する光電カソードと、
    前記電子ビームが照射される前記試料が設置されるステージと、
    前記電子ビームの照射位置を確認する光学顕微鏡と、
    を備え、
    前記試料に照射される前記電子ビームの電流量は、10nA〜100Aに設定されることを特徴とする表面処理装置。
  4. 前記試料の形状は、円形であり、
    前記電子ビームの照射領域の形状は、扇形であり、
    前記表面処理装置は、
    前記試料の全面に前記電子ビームを照射できるように前記ステージを回転移動させるステージ制御部を備える、請求項1〜3のいずれかに記載の表面処理装置。
  5. 前記試料の形状は、矩形であり、
    前記電子ビームの照射領域の形状は、前記試料より小サイズの矩形であり、
    前記表面処理装置は、
    前記試料の全面に前記電子ビームを照射できるように前記ステージを並進移動させるステージ制御部を備える、請求項1〜3のいずれかに記載の表面処理装置。
  6. 前記電子源は、前記ステージより下側に配置され、
    前記試料は、前記表面処理がなされる面を下向きにして前記ステージに設置され、
    前記電子ビームは、前記試料に下側から照射される、請求項1〜5のいずれかに記載の表面処理装置。
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