JP2003206238A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】口臭抑制効果に優れ、胃粘膜障害治療効果の高
い医薬または医薬組成物を提供する。 【解決手段】(a)健胃剤と、(b)ヒスタミンH
容体拮抗剤およびプロトンポンプ阻害剤の少なくとも1
種とを含有することを特徴とする医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒスタミンH受容
体拮抗剤またはプロトンポンプ阻害剤を用いた医薬組成
物に関する。また、ヒスタミンH受容体拮抗剤または
プロトンポンプ阻害剤を用いた医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒスタミンH受容体拮抗剤やプロトン
ポンプ阻害剤は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、消化性潰瘍、
急性ストレス潰瘍、出血性胃炎、逆流性食道炎、急性胃
炎、慢性胃炎、胃粘膜病変、ストレス性潰瘍、胃痛、胸
焼け、胃もたれ、むかつきなどの治療に用いられる治療
効果の高い薬物である。
【0003】そして、これらのヒスタミンH受容体拮
抗剤やプロトンポンプ阻害剤を用いた医薬または医薬組
成物においては、より優れた治療効果を得るための方法
が開発されてきた。例えば、臨床の場において、ヒスタ
ミンH受容体拮抗剤やプロトンポンプ阻害剤を投与後
に、安中散、平胃散、小柴胡湯を投与すると、安中散で
はヘリコバクター・ピロリ菌が除菌され治療効果が高ま
るとの報告がある(1996年6月開催第47回日本東洋医学
学術総会)。また、特開平05-246848号には、ヒスタミ
ンH受容体拮抗剤、制酸剤、粘膜防御因子強化剤とを
含有する医薬組成物が、三者の相乗作用によって胃炎な
どの胃疾患に対して優れた効果を有するとの記載があ
る。
【0004】他方、ヒスタミンH受容体拮抗剤には苦
味があるため、口にあわない製剤が患者のコンプライア
ンス(服薬遵守)に影響し、患者が服用を怠る原因にな
りえ、確実な治療効果を得るための弊害になるという問
題があった。そこで、特開平6-219939号、特開平8-9990
4号、特開平10-53538号等の公開公報には、ヒスタミン
受容体拮抗剤の苦味隠蔽方法が示されている。
【0005】このように、ヒスタミンH受容体拮抗剤
やプロトンポンプ阻害剤を用いた医薬または医薬組成物
については、さらに有効な治療効果を得るための方法や
苦味を隠蔽してコンプライアンスを改善する方法等が報
告されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】胃腸になんらかの障害
があったり、胃腸機能が低下している患者では、不快な
口臭が発生する場合が多いけれども、ヒスタミンH
容体拮抗剤やプロトンポンプ阻害剤を用いた医薬または
医薬組成物を服用しても、口臭発生が抑制されないとい
う問題がある。さらに、ヒスタミンH受容体拮抗剤や
プロトンポンプ阻害剤を用いた医薬または医薬組成物を
服用した場合には、服用前より口臭が気になる患者が多
いという問題もある。このような口臭の発生により、患
者のコンプライアンスが低下すると患者が服用時間をず
らしたり、正確な回数の服用を行わなくなり、薬物の確
実な治療効果を得ることができないという弊害も起こ
る。しかしながら、ヒスタミンH受容体拮抗剤やプロ
トンポンプ阻害剤の服用における口臭を抑制する方法に
ついてはいまだ報告がない。本発明は、ヒスタミンH
受容体拮抗剤、プロトンポンプ阻害剤またはこれらの塩
を単独で服用した場合よりも口臭を強力に抑制すること
ができ、ひいては患者のコンプライアンスを改善すこと
ができる医薬組成物または医薬を提供することを目的と
するものである。さらには、ヒスタミンH受容体拮抗
剤またはプロトンポンプ阻害剤の単独投与よりもすぐれ
た治療効果を有する医薬や医薬組成物を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ヒスタミンH
容体拮抗剤またはプロトンポンプ阻害剤と健胃剤を併用
することで口臭を強力に抑制し、また、胃粘膜損傷治癒
効果に優れた医薬組成物または医薬としうることを見い
だした。本発明はかかる知見に基づいて開発されたもの
である。
【0008】すなわち、本発明は下記(1)〜(7)に
掲げる医薬組成物である: (1)(i)健胃剤と、(ii)ヒスタミンH受容体
拮抗剤およびプロトンポンプ阻害剤の少なくとも1種と
を含有することを特徴とする医薬組成物、(2)さらに
粘膜修復剤及び制酸剤を含有する(1)に記載の医薬組
成物、(3)健胃剤がアニス実、アロエ、茴香、鬱金、
烏薬、延命草、黄ごん、黄柏、黄連、加工大蒜、ガジュ
ツ、かっ香、キナ、ホミカ、ショウキョウ、カラムス
根、乾薑、枳殻、只実、桂皮、ゲンチアナ、コウジン、
厚朴、呉茱萸、胡椒、コロンボ、コンズランゴ、山椒、
山奈、紫蘇子、縮砂、生姜、ショウズク、青皮、石菖
根、センタウリウム草、センブリ、蒼朮、蘇葉、大茴
香、大黄、竹節人参、丁字、陳皮、唐辛子、トウヒ、ニ
ガキ、ニクズク、人参、薄荷、ヒハツ、白朮、ホップ、
ホミカエキス、睡菜葉、木香、益知、竜胆、良姜、クジ
ン、ゴバイシ、サンザシ、ヨウバイヒ、赤芽柏、アセン
ヤク、ウバイ、ケツメイシ、ゲンノショウコ、メントー
ル、グルタミン酸塩酸塩、塩化カルニチン、塩化ベタネ
コールおよびマレイン酸トリメプチンの少なくとも1種
である(1)又は(2)に記載の医薬組成物、(4)
(i)アニス実、アロエ、茴香、鬱金、烏薬、延命草、
黄ごん、黄柏、黄連、加工大蒜、ガジュツ、かっ香、キ
ナ、ホミカ、ショウキョウ、カラムス根、乾薑、枳殻、
只実、桂皮、ゲンチアナ、コウジン、厚朴、呉茱萸、胡
椒、コロンボ、コンズランゴ、山椒、山奈、紫蘇子、縮
砂、生姜、ショウズク、青皮、石菖根、センタウリウム
草、センブリ、蒼朮、蘇葉、大茴香、大黄、竹節人参、
丁字、陳皮、唐辛子、トウヒ、ニガキ、ニクズク、人
参、薄荷、ヒハツ、白朮、ホップ、ホミカエキス、睡菜
葉、木香、益知、竜胆、良姜、クジン、ゴバイシ、サン
ザシ、ヨウバイヒ、赤芽柏、アセンヤク、ウバイ、ケツ
メイシ、ゲンノショウコ、メントール、グルタミン酸塩
酸塩、塩化カルニチン、塩化ベタネコールおよびマレイ
ン酸トリメプチンの少なくとも1種と、(ii)ヒスタミ
ンH受容体拮抗剤およびプロトンポンプ阻害剤の少な
くとも1種と、(iii)粘膜修復剤及び制酸剤、とを含
有することを特徴とする医薬組成物、(5)胃腸薬であ
る(1)から(4)のいずれかに記載の医薬組成物、
(6)ヒスタミンH受容体拮抗剤がシメチジン、ラニ
チジン、ファモチジン、ロキサチジン、ニザチジンおよ
びその薬学的に許容される塩の少なくとも1種である
(1)から(5)のいずれかに記載の医薬組成物、
(7)プロトンポンプ阻害剤がランソプラゾール、オメ
プラゾール、パントプラゾール、ラベプラゾール、レミ
ノプラゾール、エソメプラゾールおよびその薬学的に許
容される塩の少なくとも1種である(1)から(6)の
いずれかに記載の医薬組成物、(8)粘膜修復剤がグリ
チルリチン酸又はその塩、甘草又はその抽出物、ショ糖
硫酸エステルアルミニウム塩(スクラルファート)、ア
ズレンスルホン酸ナトリウム、アルジオキサ、アルジオ
キサ・メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ソファルコ
ンおよびL−グルタミンの少なくとも1種である(1)
から(7)のいずれかに記載の医薬組成物、(9)制酸
剤が乾燥水酸化アルミニウムゲル、ケイ酸アルミン酸マ
グネシウム、ヒドロタルサイト、水酸化マグネシウム、
乾燥水酸化アルミニウムゲル、ゲル炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸マグネシウム、沈降炭酸マグネシウム、メタケ
イ酸アルミン酸マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウ
ムアミノアセテートおよびロートエキスの少なくとも1
種である(1)から(8)のいずれかに記載の医薬組成
物、また本発明は、(10)〜(11)に記載する医薬
である:(10)(i)健胃作用を有する成分と、(i
i)ヒスタミンH2受容体拮抗剤およびプロトンポンプ
阻害剤の少なくとも1種とを組み合わせてなる医薬、
(11)さらに、粘膜修復剤および制酸剤を組み合わせ
てなる(10)に記載の医薬。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の健胃剤としては、たとえ
ばアニス実、アロエ、茴香、鬱金、烏薬、延命草、黄ご
ん、黄柏、黄連、加工大蒜、ガジュツ、かっ香、キナ、
ホミカ、ショウキョウ、カラムス根、乾薑、枳殻、只
実、桂皮、ゲンチアナ、コウジン、厚朴、呉茱萸、胡
椒、コロンボ、コンズランゴ、山椒、山奈、紫蘇子、縮
砂、生姜、ショウズク、青皮、石菖根、センタウリウム
草、センブリ、蒼朮、蘇葉、大茴香、大黄、竹節人参、
丁字、陳皮、唐辛子、トウヒ、動物胆、ニガキ、ニクズ
ク、人参、薄荷、ヒハツ、白朮、ホップ、ホミカエキ
ス、睡菜葉、木香、益知、竜胆、良姜、クジン、ゴバイ
シ、サンザシ、ヨウバイヒ、赤芽柏、アセンヤク、ウバ
イ、ケツメイシ、ゲンノショウコ等の生薬;カルニチ
ン、ネオスチグミン、ベタネコール、カルプロニウム、
トラゾリン等の副交感神経興奮剤;メトクロプラミド、
ドンペリドン、スルピリド等の抗ドパミン薬;トリメブ
チン、メントール、グルタミン酸などを例示することが
できる。なかでも、好ましくはアニス実、アロエ、茴
香、鬱金、烏薬、延命草、黄ごん、黄柏、黄連、加工大
蒜、かっ香、カラムス根、乾薑、枳殻、只実、桂皮、ゲ
ンチアナ、コウジン、厚朴、呉茱萸、胡椒、コロンボ、
コンズランゴ、山椒、山奈、紫蘇子、縮砂、生姜、ショ
ウズク、青皮、石菖根、センタウリウム草、センブリ、
蒼朮、蘇葉、大茴香、大黄、竹節人参、丁字、陳皮、唐
辛子、トウヒ、動物胆、ニガキ、ニクズク、人参、薄
荷、ヒハツ、白朮、ホップ、ホミカエキス、睡菜葉、木
香、益知、竜胆、良姜、メントール、グルタミン酸、カ
ルニチン、ベタネコールまたはトリメプチンであり、よ
り好ましくはグルタミン酸塩酸塩、塩化カルニチン、塩
化ベタネコール、マレイン酸トリメプチン、桂皮、唐辛
子、人参、木香、生姜、茴香、メントール、只実、黄ご
ん、黄柏、黄連、アロエ、人参、陳皮である。
【0010】なお、健胃剤は1種単独で用いられてもよ
いし、また2種以上を任意に組み合わせて使用すること
もできる。健胃剤の形態や性状は特に制限されるもので
はなく、例えば生薬の場合であれば、慣用されている方
法(医薬品原料規格などの公定書に記載されている。)
に従って加工した、乾燥した生薬を粉末状にした生薬
末;乾燥エキス、エキス末、軟エキス、流エキス、チン
キなどの任意の形態にした抽出成分;精油等の形態で用
いることができ、生薬以外の健胃剤であれば、塩、光学
異性体、水和物等の任意の形態で用いることができる。
これらは商業的に市販されているものを用いることもで
きるし、慣用されている方法によって加工して得ること
もできる。前記健胃剤の使用量は、例えば成人1 日量
で、生薬の場合、生薬末換算で0.01 〜10g 、好
ましくは0.1 〜5g程度になるように使用してもよ
く、生薬以外の健胃剤の場合、化合物の種類によって一
概にはいえないが、通常、成人1日量で、0.001〜
3g、好ましくは、0.1〜2g程度で使用してもよ
い。
【0011】本発明のヒスタミンH2 受容体拮抗剤は、
例えばシメチジン、ファモチジン、ラニチジン、ロキサ
チジン、ニザチジンまたはそれらの製薬的に許容される
塩(例えば、塩酸ラニチジン、塩酸ロキサチジンアセテ
ート等)が例示でき、これらを一種以上用いることがで
きる。なかでも好ましいのは、シメチジンとファモチジ
ンである。使用量は、治療に通常用いられる範囲、例え
ば成人1 日量で1 〜800mgで使用できる。具体的
には、シメチジンでは、好ましくは10 〜800m
g、より好ましくは40 〜400mg である。ファモ
チジンでは、好ましくは1 〜40mg 、より好ましくは
5 〜20mg 、ラニチジンでは、塩酸ラニチジンとして
好ましくは5 〜300mg、より好ましくは30 〜1
50mg、ロキサチジンでは、塩酸ロキサチジンアセテ
ートとして、好ましくは5 〜150mg 、より好まし
くは25 〜75mgである。
【0012】本発明のプロトンポンプ阻害剤は、例えば
ランソプラゾール、オメプラゾール、パントプラゾー
ル、ラベプラゾール、レミノプラゾール、エソメプラゾ
ールまたはこれらの薬学的に許容される塩等が挙げら
れ、これらを一種以上用いることができる。なかでも好
ましくは、ランソプラゾールあるいはオメプラゾールで
ある。使用量は、通常治療で用いられる範囲、例えば成
人1 回当り0.01 〜100mg用される。具体的に
は、ランソプラゾールでは、好ましくは0.01 〜30
mg、より好ましくは0.1 〜10mg 、オメプラゾ
ールでは、好ましくは0.01 〜20mmg、より好ま
しくは0.1 〜5mgである。
【0013】本発明の医薬または医薬組成物では、粘膜
修復剤及び制酸剤をあわせて用いることにより、さらに
口臭抑制効果または胃粘膜損傷治癒効果が高められる。
かかる粘膜修復剤としては、例えば、アズレンスルホン
酸ナトリウム、アルジオキサ、アルジオキサ・メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム、グリチルリチン酸またはそ
の塩、甘草またはその抽出物、L−グルタミン、銅クロ
ロフィリンカリウム、銅クロロフィリンナトリウム、塩
酸ヒスチジン、メチルメチオニンスルホニウムクロライ
ド、赤芽柏、延胡索、ショ糖硫酸エステルアルミニウム
塩(スクラルファート)、塩酸セトラキサート、ソファ
ルコン、オルノプロスチル、スルピリド、塩酸セトラキ
サート、ゲファルナート、テプレノン、プラウノトー
ル、アセグルタミドアルミニウム、メチルメチオニンス
ルフォニウムクロリド、ソファルコンなどを例示するこ
とができる。好ましくはアズレンスルホン酸ナトリウ
ム、アルジオキサ、アルジオキサ・メタケイ酸アルミン
酸マグネシウム、L−グルタミン、銅クロロフィリンカ
リウム、銅クロロフィリンナトリウム、メチルメチオニ
ンスルホニウムクロライド、甘草又はその抽出物、ショ
糖硫酸エステルアルミニウム塩(スクラルファート)、
ソファルコン、塩酸セトラキサートであり、より好まし
くはグリチルリチン酸またはその塩、甘草又はその抽出
物、ショ糖硫酸エステルアルミニウム塩(スクラルファ
ート)、アズレンスルホン酸ナトリウム、アルジオキ
サ、アルジオキサ・メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、ソファルコン、L−グルタミンである。これらの各
成分は1種単独で用いられてもよいし、また2種以上を
任意に組み合わせて使用することもできる。
【0014】粘膜修復剤の使用量は、ヒスタミンH2受
容体拮抗剤またはプロトンポンプ阻害剤1重量部に対し
て、粘膜修復剤を好ましくは、0.1〜50重量部、よ
り好ましくは、0.5〜30重量部となるように使用で
きる。例えば成人1 日用量として、グリチルリチン酸
またはその塩や甘草又はその抽出物では、グリチルリチ
ン酸として10 〜600mg 、好ましくは10 〜3
00mg、ショ糖硫酸エステルアルミニウム塩(スクラ
ルファート)は10 〜3600mg 、好ましくは30
0 〜1000mg、アズレンスルホン酸ナトリウム
は、0.1〜50mg好ましくは0.1〜10mg、ア
ルジオキサは、1 〜400mg 、好ましくは30 〜1
00mg、、アルジオキサ・メタケイ酸アルミン酸マグネ
シウムは10 〜3000mgましくは100 〜100
0mgソファルコンは1〜1000mg、好ましくは1
0〜700mg、L−グルタミンは10〜4000m
g、好ましくは10〜2000mg程度で使用できる。
【0015】制酸薬としては、例えば、乾燥水酸化アル
ミニウムゲル、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、メタケ
イ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ヒ
ドロタルサイト、水酸化アルミナマグネシウム、水酸化
アルミニウムゲル、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナト
リウム共沈生成物、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシ
ウム混合乾燥ゲル、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシ
ウム・炭酸カルシウム共沈生成物、アミノ酢酸ジヒドロ
キシアルミニウム、ジヒドロキシアルミニウムアミノア
セテート、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸
化マグネシウムおよびケイ酸マグネシウム、無水リン酸
水素カルシウム、リン酸水素カルシウム、沈降炭酸カル
シウム、乳酸カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸水素
ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、ア
ミノ酢酸、ポリアミノメチレン樹脂、ロートエキス、胃
ムチン、烏賊骨、石決明、牡蠣等を例示することができ
る。好ましくはケイ酸アルミン酸マグネシウム、ヒドロ
タルサイト、水酸化マグネシウム、乾燥水酸化アルミニ
ウムゲル、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、沈
降炭酸カルシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、ロー
トエキス、水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミニウ
ム・炭酸水素ナトリウム共沈生成物である。尚、これら
の各成分は1種単独で用いられてもよいし、また2種以
上を任意に組み合わせて使用することもできる。
【0016】制酸剤の使用量は、ヒスタミンH2受容体
拮抗剤またはプロトンポンプ阻害剤1重量部に対して
0.1〜50重量部、より好ましくは、0.5〜20重
量部となるように使用できる。制酸剤の1日用量として
は、通常1 日最大分量が好ましくは1 〜20g 程
度、1 日最小有効量は0.01 〜0.5g程度 であ
る。
【0017】本発明の医薬または医薬組成物は、粘膜保
護薬、消化薬、吸着薬、収斂薬及び鎮痛鎮痙薬の少なく
とも1種をさらに併用することによって、さらに口臭抑
制効果、胃粘膜損傷治癒効果が総合的に優れる有用な胃
腸薬とすることができる。
【0018】粘膜保護薬は、胃粘膜に付着して胃粘膜を
刺激から保護して炎症を緩和したり組織を修復する薬物
をいい、かかる粘膜保護薬としては、アラビアゴム、ト
ラガント、バレイショデンプン、カッコン、デキストリ
ン等を例示することができる。これらの各成分は1種単
独で用いられてもよいし、また2種以上を任意に組み合
わせて使用することもできる。
【0019】消化薬は、澱粉消化酵素、蛋白消化酵素、
脂肪消化酵素、繊維素消化酵素、ウルソデオキシコール
酸、オキシコーラン酸塩酸塩、コール酸、胆汁末、胆汁
エキス、デヒドロコール酸、動物胆などを例示すること
ができる。好ましくは澱粉消化酵素、蛋白消化酵素、脂
肪消化酵素、又はウルソデオキシコール酸である。尚、
酵素としては、例えばジアスターゼ、パンクレアチン、
ペプシン、プチアリン、β−ガラクトシダーゼ、アミラ
ーゼ、トリプシン、パパイン、プロテアーゼ、リパー
ゼ、セルラーゼ、パンクレアチンなどが挙げられ、動物
由来、植物由来、さらには微生物由来のものが適宜使用
できる。尚これらの各成分は1種単独で用いられてもよ
いし、また2種以上を任意に組み合わせて使用すること
もでき、併用する場合の使用量としては、例えば、非酵
素消化薬であるウルコデスオキシコール酸であれば0.
001〜0.6g/日の範囲で用いることができる。
【0020】吸着薬は、胃内の毒物、ガス、細菌および
胃液等の、胃粘膜を刺激する原因となるものを吸着除去
することによって、胃を保護するか又は胃障害を防止し
改善する薬物をいい、具体的にはケイ酸アルミニウム
(天然・合成)やケイ酸マグネシウム(タルク)等のケ
イ酸塩、胃内又は胃内壁に付着したガス気泡を吸着して
ガスを除去するジメチルポリシロキサン、胃液の酸を直
接吸着し排出する陰イオン交換樹脂、カオリン、ペクチ
ン、薬用炭等を例示することができる。好ましくはジメ
チルポリシロキサンである。これらの各成分は1種単独
で用いられてもよいし、また2種以上を任意に組み合わ
せて併用でき、併用する場合の使用量としては、例え
ば、ジメチルポリシロキサンであれば0.01〜0.5g
/日の範囲で用いることができる。
【0021】収斂薬は、胃粘膜表面に作用して蛋白質を
結合沈殿させて不溶性の被膜を形成することによって収
斂作用を呈し、胃の炎症の拡大を阻止する薬物をいい、
かかる薬物成分としては、次サリチル酸ビスマス、次炭
酸ビスマス、次硝酸ビスマスおよび次没食子酸ビスマス
等のビスマスの塩基性塩類;タンニン酸、タンニン酸ア
ルブミン、並びにタンニン酸を含む種々の生薬(アセン
ヤク、ゲンノウショウコ等)を挙げることができる。こ
れらの各成分は1種単独で用いられてもよいし、また2
種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
【0022】鎮痛鎮痙剤は、塩酸パパベリン、アミノ安
息香酸エチル、臭化水素酸スコポラミン、臭化メチルス
コポラミン、延胡索、甘草、厚朴、芍薬、臭化チメピジ
ウム、塩酸オキシフェンサイクリミン、塩酸ジサイクロ
ミン、塩酸メチキセン、臭化メチルアトロピン、臭化メ
チル−l−ヒヨスチアミン、臭化メチルベナクチジウ
ム、ベラドンナエキス、ロートエキス、ヨウ化ジフェニ
ルピペリジノメチルジオキソラン、ロート根総アルカノ
イドクエン酸塩等を例示することができる。好ましくは
臭化メチルスコポラミン、臭化チメピジウム、臭化メチ
ルアトロピンである。これらの各成分は1種単独で用い
られてもよいし、また2種以上を任意に組み合わせて使
用することもできる。
【0023】これら粘膜保護薬、消化薬、吸着薬または
鎮痛鎮痙薬の各成分を1種単独で併用してもよいし、ま
た2種以上を任意に組み合わせて併用することもでき
る。本発明の効果が高められることから、吸着薬または
粘膜保護薬の併用が好ましい。
【0024】本発明の組成物は、上記成分に加えて、他
成分として通常当業界で使用される充填剤、増量剤、結
合剤、補形剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤、
徐放化剤などの希釈剤や賦形剤を配合することもでき
る。その他、製剤の剤型などに応じて溶解補助剤、緩衝
剤、保存剤、可溶化剤、等張化剤、乳化剤、懸濁化剤、
分散剤、増粘剤、ゲル剤、硬化剤、吸収剤、粘着剤、弾
性剤、可塑剤、吸着剤、香料、着色剤、矯味剤、抗酸化
剤、保存剤、保湿剤、遮光剤、光沢剤、帯電防止剤、コ
ーティング剤などを用いることもできる。具体的には、
賦形剤として、ショ糖、炭酸カルシウム、乳糖、コーン
スターチ、マンニトール、D−ソルビトール、結晶セル
ロース、エリスリトール、白糖など;結合剤としてヒド
ロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、メチル
セルロース、α化デンプンなど;崩壊剤として、カルメ
ロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピ
ルセルロース、架橋化ポリビニルピロリドンなど;滑沢
剤としてステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カル
シウム、タルクなど;香料としては、l−メントール、
バニリン、レモン油、ケイヒ油、ハッカ油などのフレー
バーや芳香油を例示することができる。
【0025】さらに本発明の組成物は、本発明の効果を
妨げないことを限度として、必要により他の生理活性成
分や薬理活性成分を配合することもできる。かかる成分
としては、具体的に鎮痛薬、抗炎症薬、整腸薬、止しゃ
薬、便秘薬または抗生物質などを例示することができ
る。
【0026】また、必要に応じて、ビタミン類を配合す
ることができる。かかるビタミン類としては、ビタミン
C類、ビタミンB1類、ビタミンB6類、ビタミンB12
類、ビタミンB2類、ビタミンD類、ビタミンE類、ビ
タミンA類等が例示でき、具体的にはチアミン、ジセチ
アミン、ビスチアミン、チアミンジスルフィド、ベンフ
ォチアミン、プロスルチアミン、フルスルチアミン、ビ
スベンチアミン、シコチアミン、オクトチアミン、アリ
チアミン、チアミンプロピルジスルフィド、チアミンテ
トラヒドロフルフリルジスルフィド、チアミンジセチル
硫酸エステル、塩酸ヒドロキソコバラミン、コハク酸d
-α-トコフェロール、コハク酸dl-α-トコフェロー
ル、コハク酸dl-α-トコフェロールカルシウム、ビス
ブチアミン、ビスイブチアミン、チアミンモノホスフェ
イトジスルフィド、チアミンピロリン酸、シコチアミ
ン、ピリドキシン、ピリドキサール、メコパラミン、シ
アノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、メチルコバラ
ミン、アスコルビン酸、アスコルビン酸カルシウム、ア
スコルビン酸ナトリウム、酢酸レチノール、パルミチン
酸レチノール、ビタミンA油、肝油、強肝油、エルゴカ
ルシフェロール、コレカルシフェロール、酢酸d−α−
トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、d−
α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール、フラ
ビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、リボフラビ
ン、リン酸リボフラビンナトリウム、酪酸リボフラビ
ン、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール、ビオチ
ン、ニコチン酸類(ニコチン酸、ニコチン酸アミド、イ
ノシトールヘキサニコチネートなど)、パントテン酸類
(パンテノール、パントテン酸またはその塩等)が挙げ
られる。これらのビタミン類の投与量は特に制限されな
いが、一日投与量に換算した場合を例に挙げると、ビタ
ミンA類では25〜5000I.U.(適宜ビタミンAとし
て換算)、ビタミンB1類では0.1〜300mg(分
子構造により、適宜、硝酸チアミン、チアミンジスルフ
ィド、塩酸チアミン又はフルスルチアミンとして換
算)、ビタミンB12類では0.1〜2000μg(適宜
ヒドロキソコバラミンとして換算)、ビタミンC類では
5〜5000mg(アスコルビン酸として換算)、ビタ
ミンE類では1〜1000mg(適宜コハク酸dl-α-ト
コフェロールとして換算)、ニコチン酸類では1〜50
0mgを例示することができる。
【0027】また必要に応じて、アミノエチルスルホン
酸、カフェイン類、γ−オリザノール、カフェイン、無
水カフェイン、L−システイン、L−塩酸システイン、
グルクロラクトン、グルクロン酸アミド、アスパラギン
酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム、コンドロイ
チン硫酸ナトリウム、グリセロリン酸カルシウム、グル
コン酸カルシウム、オロチン酸、無機塩類などを配合す
ることができる。
【0028】本発明の医薬または医薬組成物は、通常、
経口投与され、経口投与可能な種々の剤型に調製するこ
とが好ましい。具体的には錠剤、咀嚼剤(チュアブル
剤)、丸剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、カプセル剤、トロ
ーチ剤等の固形製剤;水溶液剤、油性液剤、懸濁剤、乳
剤、シロップ剤、エリキシル剤などの液体製剤の剤型を
挙げることができる。なお、錠剤はコーティング錠、2
重錠などの多層錠の形態を有していても良い。
【0029】これらの剤型への製剤化は、その製剤形態
に応じて、慣用の方法により行うことができ、各種の形
態の製剤を調製することができる(「製剤の単位操作と
機械」(株)廣川書店より平成1年11月10日発行)。
【0030】本発明の医薬組成物の1回投与あたりの用
量または本発明の医薬の投与形態もしくは方法は、年
齢、体重、性別、改善すべき症状やその程度などに応じ
て適宜調整することができるが、通常は本発明の組成物
または医薬に使用される薬物が通常投与される用量を考
慮して用いられる。
【0031】本発明の医薬または医薬組成物は、胃炎や
胃潰瘍、胃のむかつき等の胃腸症状の改善に優れている
から、かかる効果に応じたあらゆる用途に用いることが
できるが、特に胃腸薬としての利用が有用である。
【0032】本発明の医薬または医薬組成物は、健胃剤
をヒスタミンH受容体拮抗剤またはプロトンポンプ阻
害剤とともに用いることによって、口臭が強力に抑制さ
れ、胃粘膜損傷治癒効果が高まるという知見に基づくも
のである。従って、本発明では、(a)健胃剤と(b)
ヒスタミンH受容体拮抗剤またはプロトンポンプ阻害
剤の少なくとも1種とを含有する医薬組成物、a)健胃
剤と(b)ヒスタミンH受容体拮抗剤またはプロトン
ポンプ阻害剤の少なくとも1種を組み合わせてなる医薬
が提供される。本発明の医薬または医薬組成物は、
(a)健胃剤と(b)ヒスタミンH受容体拮抗剤また
はプロトンポンプ阻害剤の少なくとも1種を含有する医
薬組成物として投与してもよいし、組み合わせてなる医
薬として(a)健胃剤と(b)ヒスタミンH受容体拮
抗剤またはプロトンポンプ阻害剤の少なくとも1種を各
別の製剤として調整したものを同時に投与したり、時間
をおいて投与してもよい。粘膜修復剤および制酸剤をと
もに用いる場合にも同様であり、(a)健胃剤、(b)
ヒスタミンH受容体拮抗剤またはプロトンポンプ阻害
剤の少なくとも1種、粘膜修復剤および制酸剤を含有す
る医薬組成物を用いてもよく、組み合わせてなる医薬と
して、(a)健胃剤と制酸剤の配合剤及び(b)と粘膜
修復剤の配合剤との組み合わせ、(a)と粘膜修復剤の
配合剤及び(b)と制酸剤の配合剤との組み合わせ、
(a)健胃剤を含有する製剤及び(b)と粘膜修復剤と
制酸剤の配合剤との組み合わせ、(a)健胃剤と粘膜修
復剤と制酸剤の配合剤及び(b)を含有する製剤との組
み合わせ等、製剤を組み合わせて同時に投与したり時間
をおいて投与してもよい。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明は当該実施例に何ら限定されるもので
はない。
【0034】<実施例>処方例1 錠剤(成人1日服用量9錠中) ケイヒ乾燥エキス末 435mg ニンジン乾燥エキス末 300mg シメチジン 300mg アルジオキサ 150mg ロートエキス 5mg ケイ酸アルミン酸マグネシウム 200mg L−グルタミン 405mg L−ヒドロキシプロピルセルロース 500mg 結晶セルロース 215mg 乳糖 710mg 甘味料(ステビア) 20mg ステアリン酸マグネシウム 60mg 合 計 3300mg 日本薬局方製剤総則、錠剤の項に準じて上記処方の錠剤
を製造した。処方例2 錠剤(成人1日服用量9錠中) 塩化カルニチン 300mg ファモチジン 15mg L−グルタミン 300mg アズレンスルホン酸ナトリウム 2mg ウルソデスオキシコール酸 15mg 脂肪分解酵素(リパーゼAP6) 45mg 炭酸水素ナトリウム 600mg 炭酸マグネシウム 60mg 乾燥水酸化アルミニウムゲル 180mg ヒドロキシプロピルセルロース 900mg ステビア 10mg 香料 4mg 結晶セルロース 979mg 乳糖 1000mg ステアリン酸マグネシウム 90mg 合 計 4500 mg 日本薬局方製剤総則、錠剤の項に準じて上記処方の錠剤
を製造した。処方例3 錠剤(成人1日服用量9錠中) l−メントール 2mg レモン油 3mg シメチジン 300mg アルジオキサ・メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 3
00mg ケイ酸アルミン酸マグネシウム 700mg 水酸化マグネシウム 500mg ジメチルポリシロキサン 120mg ラクツロース 660mg β−カロチン 1mg リボフラビン 1mg D−マンニトール 581mg ヒドロキシプロピルセルロース 375mg 結晶セルロース 342mg アスパルテーム 1mg ステアリン酸マグネシウム 14.5mg 合 計 3900mg 日本薬局方製剤総則、錠剤の項に準じて上記処方の錠剤
を製造した。処方例4 顆粒剤(成人1 日服用量3包中) オウレン乾燥エキス末 500mg オウバク乾燥エキス末 500mg l−メントール 15mg シメチジン 240mg アルジオキサ 300mg ジヒドロキシアルミニウムアセテート 780mg 結晶セルロース 1000mg 乳糖 1015mg マンニトール 500mg ヒ ドロキシプロピルセルロース 150mg 合 計 5000mg 日本薬局方製剤総則、顆粒剤の項に準じて上記処方の顆
粒剤を製造した。処方例4 顆粒剤(成人1 日服用量3包中) ニンジン末 1000mg カンゾウ乾燥エキス末 300mg チンピ乾燥エキス末 500mg シメチジン 300mg スクラルファート 1500mg 合成ヒドロタルサイト 700mg ステビア 15mg 結晶セルロース 900mg デンプン 302mg マンニトール 285mg ヒドロキシプロピルセルロース 198mg 合 計 6000mg 日本薬局方製剤総則、顆粒剤の項に準じて上記処方の顆
粒剤を製造した。処方例5 錠剤(成人1 日服用量9錠中) 塩化カルニチン 150mg キジツ乾燥エキス末 500mg オウレン乾燥エキス末 500mg ソファルコン 150mg ファモチジン 20mg アズレンスルホン酸ナトリウム 6mg 沈降炭酸カルシウム 300mg ニコチン酸アミド 5mg 結晶セルロース 800mg デ ンプン 940mg 乳糖 497mg ヒドロキシプロピルセルロース 120mg ステアリン酸マグネシウム 12mg 合計 4000mg 日本薬局方製剤総則、錠剤の項に準じて上記処方の錠剤
を製造した。処方例6 顆粒剤(成人1 日服用量3包中) ケイヒ乾燥エキス末 500 mg カンゾウ乾燥エキス末 490 mg ランソプラゾール 15mg 合 成ヒドロタルサイト 700mg スクラルファート 1000mg マレイン酸トリメプチン 300mg ビタミンB1 25mg 結晶セルロース 1000mg デンプン 455mg ヒドロキシプロピルセルロース 1500mg ステアリン酸マグネシウム 15mg 合 計 6000mg 日本薬局方製剤総則、顆粒剤の項に準じて上記処方の顆
粒剤を製造した。処方例7 顆粒剤(成人1 日服用量3包中) ケイヒ乾燥エキス末 1000mg メントール 20mg ランソプラゾール15mg ソファルコン 150mg 炭酸水素ナトリウム 1800mg スクラルファート 1000mg 結晶セルロース 1200mg 乳糖 635mg ヒドロキシプロピルセルロース 180mg 合 計 6000mg 日本薬局方製剤総則、顆粒剤の項に準じて上記処方の顆
粒剤を製造した。処方例8 顆粒剤(成人1 日服用量3包中) アロエ末 150mg オウゴン乾燥エキス末 500mg 塩化カルニチン 100mg l−メントール 20mg シメチジン 300mg 水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈生成物
500mg アルジオキサ 300mg カンゾウ乾燥エキス末 500mg 次炭酸ビスマス 500mg 乳糖 600mg 結晶セルロース 1000mg デンプン 1380mg ヒドロキシプロピルセルロース 150mg 合 計 6000mg 日本薬局方製剤総則、顆粒剤の項に準じて上記処方の顆
粒剤を製造した。
【0035】<試験例>口臭抑制試験 実施例及び比較例の調整 ファモチジンと、ウイキョウ乾燥エキス末、塩化カルニ
チン、ケイヒ乾燥エキス末またはメントール(健胃
剤)、およびアルジオキサ(粘膜修復剤)、合成ヒドロ
タルサイト(制酸剤)を用いて錠剤を調製した。具体的
には、上記成分にヒドロキシプロピルセルロース、結晶
セルロースおよび乳糖、ステアリン酸マグネシウム、白
糖をそれぞれ表1の記載の割合で添加して、常法に従っ
て打錠し、比較例1及び実施例1〜4の錠剤を得た。同
様にファモチジン6mgの代わりにランゾプラゾール1
5mgとし、結晶セルロース400mgを391mgと
した以外はすべて同じ処方、同じ方法により、比較例2
及び実施例5〜8を得た。
【0036】
【表1】
【0037】試験方法 代表的ヒスタミンH受容体拮抗剤であるファモチジン
若しくはランソプラゾール、および、ウイキョウ乾燥エ
キス末、塩化カルニチン、ケイヒ乾燥エキス末若しくは
メントール(健胃剤)の口臭抑制効果を胃痛を感じるボ
ランティアの被験者30名によって試験した。被験者
は、試験第一日目の昼食直後に比較例1または比較例
2、実施例1〜8のいずれかの製剤を服用し、昼食3時
間後に50mlの水で洗口した後、洗口直後に容量2L
のポリエチレン袋((株)大洋社製ポリエチレン袋<厚
さ0.04m/m、巾230m/m、長さ320m/m>)に呼気を回収し
た。試験第二日目も昼食直後に比較例1または比較例
2、実施例1〜8のいずれかの製剤を服用し、昼食3時
間後に、同様にして呼気を収集した。回収した呼気は、
袋から注射筒を用いて60mLのガスを分取し、ニオイセン
サー(COSMOS社製 XP-329)を用いて呼気中のニオイレ
ベルを測定した。第1日目と、実施例または比較例を服
用した各試験日のニオイレベルの変化量の平均値を算出
し、表2及び表3に示す。
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】試験の結果からわかるように、比較例の製
剤(比較例1または2)では、食後3時間経過後の呼気
のニオイレベルが高値を示すが、本発明の製剤(実施例
1〜8)では、第1日目および第2日目ともにニオイレ
ベルが低値に抑制されている。本発明の製剤では、口臭
の発生が抑制されておりファモチジンまたはオメプラゾ
ール単独服用に比較して口臭の抑制効果が高いことが認
められた。
【0041】このような結果から、ヒスタミンH受容
体拮抗剤またはプロトンポンプ阻害剤といった胃炎や胃
潰瘍に有用な薬物に健胃剤をともに含有した本発明の医
薬組成物によれば、ニオイレベルが有意に抑制され、口
臭を強力に抑制できることが判明した。また、かかる効
果は、ヒスタミンH受容体拮抗剤またはプロトンポン
プ阻害剤と健胃剤とを含有する医薬組成物のみならず、
これらを同時に投与、あるいは時間をおいて投与した場
合にも同様である。
【0042】胃粘膜損傷試験 実施例及び比較例の調整と試験方法 24時間絶食したウイスター系雄性ラット(体重140
〜180g)に、表4に記載した投与量となるように比
較例3または4及び実施例9〜11の製剤を強制的に経
口投与した。さらに、1時間後に200mg/5ml/kg投
与量で、アスピリン溶液(0.15N塩酸、1%カルボ
キシメチルセルロースナトリウム水溶液)を強制経口投
与した。アスピリン経口投与3時間後に胃を摘出し、大
弯に沿って縦切した後進展し、中性緩衝1%ホルマリン
にて固定した。粘膜に発生した損傷部分を画像解析して
面積を測定した。試験は、1群を5匹として、群毎の面
積平均値を表4に示す。なお、表4に示した各薬物の投
与量は、ラット体重あたりの各薬物の投与量を示し、投
与液量としては5ml(0.5%メチルセルロース水溶
液)/kgとなるように投与し試験を行った。
【0043】
【表4】
【0044】試験の結果から、シメチジン、粘膜修復剤
および制酸剤の投与によってアスピリンによる胃粘膜の
潰瘍面積が減少しているが、さらにケイヒ乾燥エキス
末、オウレン乾燥エキス末またはl−メントールをとも
に配合した製剤では、胃粘膜潰瘍面積の減少がより顕著
に認められた。ケイヒ乾燥エキス末、オウレン乾燥エキ
ス末、l−メントールには、胃粘膜障害治療効果がない
か、またはあったとしても弱い効果しかないにもかかわ
らず、シメチジンと組み合わせることによって、顕著に
胃粘膜障害治療効果が増強されていることが示された。
【0045】
【発明の効果】本発明では、ヒスタミンH受容体拮抗
剤またはプロトンポンプ阻害剤とともに健胃剤を用いる
ことによって、口臭を強力に抑制することができる。し
たがって、コンプライアンスに悪影響を与えない医薬ま
たは医薬組成物を提供することができる。また、ヒスタ
ミンH受容体拮抗剤またはプロトンポンプ阻害剤とと
もに健胃剤を用いた医薬または医薬組成物は、胃粘膜障
害を抑制する効果が増強され、治療効果の高い医薬また
は医薬組成物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4164 A61K 31/4164 31/4166 31/4166 31/426 31/426 31/4439 31/4439 31/7024 31/7024 33/06 33/06 33/10 33/10 35/78 35/78 C F J K N V A61P 1/04 A61P 1/04 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA03 AA20 AA25 BA44 CA13 CA59 MA02 MA35 MA41 MA52 NA05 NA14 ZA662 ZA692 4C086 AA01 AA02 BC38 BC39 BC82 DA50 EA03 GA07 GA08 HA06 HA16 HA18 MA02 MA03 MA04 MA35 MA41 MA52 NA05 NA14 ZA66 ZA69 4C088 AB12 AB32 AB40 AB60 AB62 AB86 AC01 BA06 BA08 CA03 MA02 MA06 MA08 MA09 NA05 NA14 ZA66 ZA69 4C206 AA01 AA02 DA30 FA59 MA02 MA03 MA55 MA61 MA72 ZA66 ZA69

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)健胃剤と、(b)ヒスタミンH
    容体拮抗剤およびプロトンポンプ阻害剤の少なくとも1
    種とを含有することを特徴とする医薬組成物。
  2. 【請求項2】さらに、粘膜修復剤及び制酸剤を含有する
    請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】健胃剤がアニス実、アロエ、茴香、鬱金、
    烏薬、延命草、黄ごん、黄柏、黄連、加工大蒜、ガジュ
    ツ、かっ香、キナ、ホミカ、ショウキョウ、カラムス
    根、乾薑、枳殻、只実、桂皮、ゲンチアナ、コウジン、
    厚朴、呉茱萸、胡椒、コロンボ、コンズランゴ、山椒、
    山奈、紫蘇子、縮砂、生姜、ショウズク、青皮、石菖
    根、センタウリウム草、センブリ、蒼朮、蘇葉、大茴
    香、大黄、竹節人参、丁字、陳皮、唐辛子、トウヒ、ニ
    ガキ、ニクズク、人参、薄荷、ヒハツ、白朮、ホップ、
    ホミカエキス、睡菜葉、木香、益知、竜胆、良姜、クジ
    ン、ゴバイシ、サンザシ、ヨウバイヒ、赤芽柏、アセン
    ヤク、ウバイ、ケツメイシ、ゲンノショウコ、メントー
    ル、グルタミン酸塩酸塩、塩化カルニチン、塩化ベタネ
    コールおよびマレイン酸トリメプチンの少なくとも1種
    である請求項1または2に記載の医薬組成物。
  4. 【請求項4】(a)アニス実、アロエ、茴香、鬱金、烏
    薬、延命草、黄ごん、黄柏、黄連、加工大蒜、ガジュ
    ツ、かっ香、キナ、ホミカ、ショウキョウ、カラムス
    根、乾薑、枳殻、只実、桂皮、ゲンチアナ、コウジン、
    厚朴、呉茱萸、胡椒、コロンボ、コンズランゴ、山椒、
    山奈、紫蘇子、縮砂、生姜、ショウズク、青皮、石菖
    根、センタウリウム草、センブリ、蒼朮、蘇葉、大茴
    香、大黄、竹節人参、丁字、陳皮、唐辛子、トウヒ、ニ
    ガキ、ニクズク、人参、薄荷、ヒハツ、白朮、ホップ、
    ホミカエキス、睡菜葉、木香、益知、竜胆、良姜、クジ
    ン、ゴバイシ、サンザシ、ヨウバイヒ、赤芽柏、アセン
    ヤク、ウバイ、ケツメイシ、ゲンノショウコ、メントー
    ル、グルタミン酸塩酸塩、塩化カルニチン、塩化ベタネ
    コールおよびマレイン酸トリメプチンの少なくとも1種
    と、(b)ヒスタミンH受容体拮抗剤およびプロトン
    ポンプ阻害剤の少なくとも1種と、(c)粘膜修復剤及
    び制酸剤、とを含有することを特徴とする医薬組成物。
  5. 【請求項5】胃腸薬である請求項1乃至4のいずれかに
    記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】ヒスタミンH受容体拮抗剤がシメチジ
    ン、ラニチジン、ファモチジン、ロキサチジン、ニザチ
    ジンおよびその薬学的に許容される塩の少なくとも1種
    である請求項1乃至5のいずれかに記載の医薬組成物。
  7. 【請求項7】プロトンポンプ阻害剤がランソプラゾー
    ル、オメプラゾール、パントプラゾール、ラベプラゾー
    ル、レミノプラゾール、エソメプラゾールおよびその薬
    学的に許容される塩の少なくとも1種である請求項1乃
    至6のいずれかに記載の医薬組成物。
  8. 【請求項8】粘膜修復剤がグリチルリチン酸又はその
    塩、甘草又はその抽出物、ショ糖硫酸エステルアルミニ
    ウム塩(スクラルファート)、アズレンスルホン酸ナト
    リウム、アルジオキサ、アルジオキサ・メタケイ酸アル
    ミン酸マグネシウム、ソファルコンおよびL−グルタミ
    ンの少なくとも1種である請求項1乃至7のいずれかに
    記載の医薬組成物。
  9. 【請求項9】制酸剤が乾燥水酸化アルミニウムゲル、ケ
    イ酸アルミン酸マグネシウム、ヒドロタルサイト、水酸
    化マグネシウム、乾燥水酸化アルミニウムゲル、ゲル炭
    酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、沈降炭酸マグネ
    シウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ジヒドロ
    キシアルミニウムアミノアセテートおよびロートエキス
    の少なくとも1種である請求項1乃至8のいずれかに記
    載の医薬組成物。
  10. 【請求項10】(a)健胃作用を有する成分と、(b)
    ヒスタミンH2受容体拮抗剤およびプロトンポンプ阻害
    剤の少なくとも1種とを組み合わせてなる医薬。
  11. 【請求項11】さらに、粘膜修復剤及び制酸剤を組み合
    わせてなる請求項10に記載の医薬。
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