JP2003205556A - 化学カイロ用収納袋とその製造方法並びにこの製造方法を実施するためのシール型、製造装置並びに発熱体 - Google Patents

化学カイロ用収納袋とその製造方法並びにこの製造方法を実施するためのシール型、製造装置並びに発熱体

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JP2003205556A
JP2003205556A JP2002005327A JP2002005327A JP2003205556A JP 2003205556 A JP2003205556 A JP 2003205556A JP 2002005327 A JP2002005327 A JP 2002005327A JP 2002005327 A JP2002005327 A JP 2002005327A JP 2003205556 A JP2003205556 A JP 2003205556A
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sealing
warmer
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JP2002005327A
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Kaoru Usui
薫 臼井
Makoto Kurihara
誠 栗原
Yoshikazu Sakamaki
由和 酒巻
Michio Aida
道雄 相田
Masato Nakamura
正人 中村
Hisao Kimura
久雄 木村
Hisahiro Momo
寿浩 百々
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Original Assignee
Mycoal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シール部においてシール切れがなく、製造の
際にシール部のすべりが生じない収納袋とその製造方法
並びにこの製造方法を実施するためのシール型、製造装
置並びに発熱体を提供する。 【解決手段】 化学カイロ用収納袋8のシール部3、
4、6の内側に仮着部7を連接したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学カイロ用収納
袋に関し、更に、詳しくは、空気と反応して発熱する発
熱剤、活性炭、食塩等の酸化助剤、保水剤等からなる発
熱組成物を収納して発熱体に構成するための通気性収納
袋、前記通気性収納袋に発熱組成物を収納した発熱体を
封入するための非通気性収納袋、前記発熱体を収納した
非通気性収納袋をまとめて収納するためのまとめ収納袋
とその製造方法、並びにこの製造方法を実施するための
シール型、製造装置、並びに発熱体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】空気と反応して発熱する発熱剤の代表例
である鉄粉、水、保水剤及び酸化助剤等からなる発熱組
成物は、点火を必要とせず空気と接触するだけで簡便に
発熱するため、該発熱組成物を通気性袋に収納した発熱
体が広く普及している。前記発熱体組成物を収容する袋
材は、通気性を備えた材料、例えば、不織布にポリエチ
レンを積層した袋材に針穴を開けたものや、不織布に微
細気孔を有するフィルムを積層した材料によって構成さ
れている。また、前記発熱体は、通常、非通気性の収納
袋に発熱しないように気密状態で収納され販売されてい
る。また、前記発熱体は、販売時の取扱いを簡便にする
ために複数個まとめて収納袋に収納され販売されてい
る。
【0003】前記通気性を有するフィルムを用いた袋材
で製造した発熱体は、通気性を調整する部分の層(穿孔
したポリエチレン層や微細気孔を有するフィルム層)が
薄いため、ヒートシールや圧着シール等の何れのシール
方法の場合もエッジ切れを起こしやすいという欠点があ
り、その結果、発熱不良や収納袋の膨張、内容物の漏れ
を生じるという問題があった。また、収納袋をシールす
るため用いるシール型、特に、ヒートシールバーのシー
ル面全面を無地にした場合、収納袋のシール部に空気だ
まりが発生し、ピンホールや、皺の発生等が起こる。ま
た、高速生産をするためにシールする圧力を上げるとエ
ッジ切れが起こり、更には、ヒートシールバーを備えた
回転シールロール上では収納袋がすべりやすく、収納袋
の前送りが不完全となって製造工程に支障が生じてい
た。また、シールロールのシール面の断面形状を互いに
かみ合うように凹凸状に形成して押圧した場合、凹凸部
が鋭利なためにかみ合った際に、フィルムにミシン目状
の切れ目が生じてしまい、すぐに切れてしまうことがあ
った。また、シール面の凹凸部のかみ合わせを厳密に制
御する必要があるため、製造装置のコストがかかるもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の問題
を解決するために、シール面端部を無地にして、その外
側を模様状にしてシール加工する方法も提案されている
が、シール面端部が切れやすいという欠点を完全になく
すことができないものであった。また、無地のシール面
が存在するために、収納袋のシール部に空気等が残り、
ピンホールが生じたり、シール部境界域が凹凸状等にシ
ールされたりするため、外観不良並びにシール不良が生
じてしまうものであった。また、シールロールの一方の
ロールを弾性材料(テフロン(登録商標)、ナイロンな
どの合成樹脂や硬質ゴム)で形成してピンホールが生じ
ないようにすることも考えられるが、弾性材料が圧接面
の方向に変形し、収納袋のシール部に皺が発生しやすく
なり、外観不良が生じてしまうという不都合を有するも
のであった。そこで、本発明では、収納袋のシール面に
おいてシール切れがなく、製造時に収納袋のシール部に
よってすべりが生じない収納袋とその製造方法並びにこ
の製造方法を実施するためのシール型、製造装置並びに
発熱体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、本発明の化学カイロ用収納袋は、請求項1に記載の
通り、化学カイロ用収納袋のシール部の内側に仮着部を
連接したことを特徴とする。また、請求項2に記載の化
学カイロ用収納袋は、請求項1に記載の化学カイロ用収
納袋において、前記化学カイロ用収納袋のシール部外表
面に、断面形状が凹凸状の模様を設けたことを特徴とす
る。また、請求項3に記載の化学カイロ用収納袋は、請
求項1又は2に記載の化学カイロ用収納袋において、前
記シール部内において、前記シール部の外周側と内周側
にそれぞれ別の模様を設けたことを特徴とする。また、
請求項4に記載の化学カイロ用収納袋は、請求項1乃至
3の何れかに記載の化学カイロ用収納袋において、前記
シール部の模様の一部又は全部が重複模様として形成さ
れたものであることを特徴とする。また、請求項5に記
載の化学カイロ用収納袋は、請求項1乃至4の何れかに
記載の化学カイロ用収納袋において、前記シール部は、
ヒートシール性樹脂、粘着剤又はヒートシール性樹脂及
び粘着剤との混合物の何れかのシールによって形成され
たものであることを特徴とする。また、請求項6に記載
の化学カイロ用収納袋は、請求項1乃至5の何れかに記
載の化学カイロ用収納袋において、前記シール部に開封
用ノッチを設けたことを特徴とする。また、請求項7に
記載の化学カイロ用収納袋は、請求項6に記載の化学カ
イロ用収納袋において、前記開封用ノッチの近傍に、或
いは、該開封用ノッチを囲繞するようにノッチ用目印を
設けたことを特徴とする。また、請求項8に記載の化学
カイロ用収納袋は、請求項1乃至7の何れかに記載の化
学カイロ用収納袋において、前記化学カイロ用収納袋
は、少なくとも一部が通気性を有する包材によって構成
されることを特徴とする。また、請求項9に記載の発熱
体は、請求項8に記載の化学カイロ用収納袋に、少なく
とも空気と反応して発熱する発熱剤を含む発熱組成物が
収納されていることを特徴とする。また、請求項10に
記載の化学カイロ用収納袋は、請求項1乃至7の何れか
に記載の化学カイロ用収納袋において、前記化学カイロ
用収納袋は、非通気性のシートによって構成されること
を特徴とする。また、請求項11に記載の化学カイロ用
収納袋の製造方法は、シール面の端部にアールを設けた
シール型によってシールすることを特徴とする。また、
請求項12に記載の化学カイロ用収納袋の製造方法は、
請求項11に記載の化学カイロ用収納袋の製造方法にお
いて、前記シール面の断面形状は凹凸形状に形成されて
いることを特徴とする。また、請求項13に記載の化学
カイロ用収納袋の製造方法は、請求項12に記載の化学
カイロ用収納袋の製造方法において、前記模様を構成す
る凹凸形状の角部にアールを設けたことを特徴とする。
また、請求項14に記載の化学カイロ用収納袋の製造方
法は、請求項12又は13に記載の化学カイロ用収納袋
の製造方法において、前記シール型のシール面におい
て、前記シール面の外周側と内周側にそれぞれ別の模様
を設けたことを特徴とする。また、請求項15に記載の
化学カイロ用収納袋の製造方法は、請求項12乃至14
の何れかに記載の化学カイロ用収納袋の製造方法におい
て、前記化学カイロ用収納袋の前記シール型によって、
シール部の模様を下地模様と上模様の複数回に分けて設
け、これら模様の少なくとも一部が重複するようにして
設けたことを特徴とする。また、請求項16に記載の化
学カイロ用収納袋の製造方法は、請求項11乃至15の
何れかに記載の化学カイロ用収納袋の製造方法におい
て、前記化学カイロ用収納袋のシール部の方向に応じて
複数に分けてシールすることを特徴とする。また、請求
項17に記載の化学カイロ用収納袋の製造方法は、請求
項11乃至16の何れかに記載の化学カイロ用収納袋の
製造方法において、前記収納袋の内部側から外部側へ空
気を抜く排気用溝を残してシールし、その後、前記排気
用溝をシールすることを特徴とする。また、請求項18
に記載の化学カイロ用収納袋の製造方法は、請求項11
乃至17の何れかに記載の化学カイロ用収納袋の製造方
法において、前記収納袋は、少なくとも空気と反応して
発熱する発熱剤を含む発熱組成物を封入して発熱体を構
成するための収納袋であることを特徴とする。また、請
求項19に記載の化学カイロ用収納袋の製造方法は、請
求項11乃至18の何れかに記載の化学カイロ用収納袋
の製造方法において、前記化学カイロ用収納袋の前記シ
ール部の外周側に、切り込み部材を用いて開封用ノッチ
を形成するようにしたことを特徴とする。また、請求項
20に記載の化学カイロ用収納袋の製造方法は、請求項
19に記載の化学カイロ用収納袋の製造方法において、
前記開封用ノッチの近傍に、或いは該開封用ノッチを、
囲繞するように、押し込み部材を用いてノッチ用目印を
形成するようにしたことを特徴とする。また、請求項2
1に記載の化学カイロ用収納袋の製造方法は、請求項1
1乃至20の何れかに記載の化学カイロ用収納袋の製造
方法において、前記収納袋は、発熱体を収納するための
非通気性収納袋又は前記発熱体を収納した前記非通気性
収納袋を収納するためのまとめ収納袋であることを特徴
とする。また、請求項22に記載のシール型は、シール
面端部にアールを設けたことを特徴とする。また、請求
項23に記載のシール型は、請求項22に記載の化学カ
イロ用収納袋のシール型において、前記シール面の断面
形状は凹凸形状に形成されていることを特徴とする。ま
た、請求項24に記載のシール型は、請求項23に記載
の化学カイロ用収納袋のシール型において、前記模様を
構成する凹凸形状の角部にアールを設けたことを特徴と
する。また、請求項25に記載のシール型は、請求項2
2乃至24の何れかに記載の化学カイロ用収納袋のシー
ル型において、前記シール型のシール部内において、前
記シール部の外周側と内周側にそれぞれ別の模様を設け
たことを特徴とする。また、請求項26に記載のシール
型は、請求項22乃至25の何れかに記載の化学カイロ
用収納袋のシール型において、前記シール型のシール部
に、シール時に空気を外部側へ逃がすための排気用溝を
設けたことを特徴をする。また、請求項27に記載のシ
ール型は、請求項22乃至26の何れかに記載の化学カ
イロ用収納袋のシール型において、前記収納袋は、少な
くとも空気と反応して発熱する発熱剤を含む発熱組成物
を封入するための通気性収納袋であることを特徴とす
る。また、請求項28に記載のシール型は、請求項22
乃至26の何れかに記載の化学カイロ用収納袋のシール
型において、前記収納袋は、発熱体を収納する非通気性
収納袋又は前記発熱体を収納した前記非通気性収納袋を
収納するためのまとめ収納袋であることを特徴とする。
また、請求項29に記載の化学カイロ用収納袋の製造装
置は、請求項22乃至28の何れかに記載のシール型を
備えることを特徴とする。また、請求項30に記載の化
学カイロ用収納袋の製造装置は、請求項29に記載の化
学カイロ用収納袋の製造装置において、前記製造装置に
は、ノッチ形成部材及び/又はノッチ用目印部材及び/
又は裁断部材が設けられていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の収納袋は、例えば、シー
ル層を有するフィルムから構成される1枚のシートを、
シール層の面が当接するように折り重ねるか、2枚のシ
ートを重ね合わせ、周端部をシール型を用いて、加熱、
圧着又は加熱・圧着等によりシールして形成することが
できる。収納袋の形状、種類若しくは材料、シール型又
はシール方法については以下に説明するものを選択する
ことができる。
【0007】収納袋の形状としては、収納機能があれば
特に制限はないが、立方体、直方体、円筒状、角柱状、
球状、円錐状、四面体状又はこれらに類以する形状が一
例として挙げられる。また、発熱体を収納するための非
通気性の収納袋とする場合も、発熱体を密封できれば特
に制限はない。
【0008】本発明の収納袋に、発熱組成物を収容する
場合には、収納袋の全体、片面又は一部を通気性包材で
構成するようにする。また、発熱体を収容する場合又は
このように収容された発熱体をまとめて収容する場合に
は、非通気性包材で構成するようにする。通気性包材と
しては、例えば、不織布、多孔質フィルム、不織布と多
孔質フィルムの積層シート、不繊布とプラスチックフィ
ルムとの積層シート、不繊布上に溶融樹脂を積層し穿孔
したシート、穿孔したプラスチックフィルム等が挙げら
れる。また、耐水紙等の難通気性包材等であってもよ
い。前記多孔質フィルムとしては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリウレタン又はそれらを柔軟に改質した
プラスチック類及びゴム類等からなる微細気孔を有する
熱可塑性のものが一例として挙げられ、それらを単独で
用いてもよく、また、補強のためにそれらに不織布等を
積層してもよい。更に、また、以下に説明する非通気性
包材に機械的に穿孔したもの等を単独で用いてもよく、
また、補強のために不織布等を積層してもよい。非通気
性包材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニリデン、塩化ビニル、ポリエステル等のプ
ラスチックフィルムやプラスチックフィルムにSiO
等の無機酸化物を蒸着したものやそれらを用いた積層物
等が挙げられる。また、前記包材の厚みは、収納袋とし
ての強度に問題が生じなければ、特に制限はないが、通
常は、10μm〜500μm、好ましくは、20μm〜
300μm、より好ましくは、20μm〜200μm、
更に、好ましくは、30μm〜100μmである。
【0009】前記包材を重ね合わせる等してシールする
材料としては、ヒートシールによりシールする場合に
は、ヒートシール性樹脂、圧着シールによりシールする
場合には、粘着シール性樹脂等が一例として挙げられ
る。
【0010】ヒートシールの場合は、シール材の構成樹
脂が包材の構成樹脂より相対的に融点が低くなるように
構成する。従って、シール材としては、低融点でシール
性があればいかなるものでもよいが、例えば、低密度ポ
リエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDP
E)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、ポリプロ
ピレン、プロピレン・エチレン共重合体、エチレン−1
−ブテンランダム共重合体(EBM)、アイオノマー樹
脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタア
クリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体又は
その加水分解物、エチレン−メタアクリル酸メチル共重
合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、
ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マ
レイン酸、フマール酸、イタコン酸等の不飽和カルボン
酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂等が一例として
挙げられる。尚、触媒を使用して重合した樹脂として、
チーグラー触媒や、メタロセン触媒を使用して重合した
樹脂等が有用である。
【0011】圧着シールの場合は、粘着シール樹脂をシ
ール材として使用し、包材は圧着時にやぶれない程度に
十分な強度を有するものであればよい。粘着シール材と
しては、重なった包材を圧着できるものであればよく、
エマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型等いかなるも
のでもよく、例えば、酢酸ビニル系粘着剤、ポリビニル
アルコール系粘着剤、ポリビニルアセタール系粘着剤、
塩化ビニル系粘着剤、アクリル系粘着剤、ポリアミド系
粘着剤、ポリエチレン系粘着剤、セルロース系粘着剤、
クロロプレン(ネオプレン)系粘着剤、ニトリルゴム系粘
着剤、ポリサルファイド系粘着剤、ブチルゴム系粘着
剤、シリコーンゴム系粘着剤、スチレンエラストマー系
粘着剤(例えば、SIS、SBS、SEBS(SBSの
水素添加タイプ)、SIPS(SISの水素添加タイプ
等))等が挙げられるが、これらの中でも、特に、常温
でも圧着することができるホットメルト系粘着剤が好ま
しい。尚、粘着シール材の軟化点は60℃以上が好まし
く、スチレンエラストマー系粘着剤(例えば、SIS、
SBS、SEBS(SBSの水素添加タイプ)、SIP
S(SISの水素添加タイプ)等)や、ポリオレフィン
系粘着剤(例えば、APAO(アモルファスポリアルフ
ァオレフィン:エチレン・プロピレン・アルファオレフ
ィン(炭素原子数が4〜10等)等))が一例として挙
げられる。 前記粘着シール材は、圧着前及び/又は圧着時に、加温
して圧着しやすくしてもよい。
【0012】前記シール材は、包材に塗布したり、溶融
積層したり、同樹脂からなるフィルム等をラミネートす
る等の方法で用いられる。ラミネートする方法として
は、ドライラミネート法、ウェットラミネート法(エマ
ルジョン)、押し出しラミネート法、共押し出しラミネ
ート法、塗布法、ホットメルトガン法、グラビア等の印
刷法、コーティング法等が一例として挙げられる。尚、
通気性包材のシール材は、通気性を確保する必要がある
ので、全面に塗布する場合は、前記シール材を構成する
樹脂を網目又は散点状等にして塗布する必要がある。ま
た、通気性包材又は非通気性包材を問わず、シール部の
みにシール材を設けるようにすることもできる。シール
材の厚みは、好ましくは、1〜500μm、より好まし
くは、5〜100μm、更に、好ましくは、5〜50μ
mである。コート法では1〜100μm、ラミネートフ
ィルムでは15〜500μmの厚さが好ましい。シール
部の幅は、シール性を高めるためには広ければ広いほど
よいが、通常0.5〜30mm、好ましくは、0.5〜
20mm、より好ましくは、3〜15mm、更に、好ま
しくは、5〜10mmである。
【0013】シールする方式としては、例えば、側面シ
ール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、
封筒貼りシール型、合掌貼りシール型(ピローシール
型)、ひだ付きシール型、平底シール型、角底シール
型、ガゼット型、テトラパック型、スタンドパウチ型等
が挙げることができる。また、シールする方法として
は、発熱組成物の状態により、充填シール法(主に、粉
体状発熱組成物や半捏状発熱組成物向け)、積層シール
法(主に、余剰水による発熱制御型発熱組成物や半捏状
発熱組成物向け)等が挙げられる。尚、本発明の収納袋
には、例えば、ワンピースタイプ、ツーピースタイプ等
の出入口、或いは、開閉用ジッパー等を任意に取り付け
ることができる。
【0014】シール型としては、ヒートシールをする場
合は、ヒートシールバーやヒートシールロール、粘着シ
ールをする場合は、圧着シールバーやシールロールが主
として使用される。また、シール型のシール面の一部乃
至全面には、断面形状が凹凸状の模様を設けるようにし
てもよい。また、前記凹凸状の模様における凹と凹間又
は凸と凸間の距離であるピッチは、シールができればい
かなる長さでもよいが、通常は0.3〜2.0mm、好
ましくは0.4〜1.5mm、より好ましくは0.5〜
1.0mm、更に、好ましくは0.6〜0.8mmとす
る。また、凹凸模様の高さは、シール部に支障が生じな
い高さであれば限定されるものではないが、通常は、
0.1mm〜0.3mmとする。また、よりシール切れ
を起こさないようにするには、凹凸の角部にアールを設
けることが好ましく、この場合の曲率半径としては、例
えば、0.1〜0.2mmとすることが一例として挙げ
られる。また、一度シールを行ったシール部の上に重ね
てシールするようにすればシール部の貼着強度を増すこ
とができる。この場合、シール面の断面凹凸形状の模様
が重複するように、下地模様の上に同種又は異種の模様
を設けるか、或いは、同じ箇所を複数回シールする。
【0015】また、収納袋を開封しやすくするためにシ
ール部に開封用ノッチを設けるのが好ましい。開封用ノ
ッチを設ける位置としては、シール部であれば特に制限
はないが、シール部の最外周に及ぶものであってもよ
い。また、開封用ノッチの近傍、或いは、該開封用ノッ
チを囲繞するようにノッチ用目印を設けるようにしても
よい。ノッチ用目印は、例えば、シール部において開封
用ノッチの近傍を押圧することによってシール部を白色
等に変色させるもの等して設けるようにしてもよく、そ
の形状や大きさは、ノッチを見やすくするものであれば
特に限定されるものではない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、本発明が実施例によって限定されるものでは
ない。本実施例では、発熱組成物を収納するため包材と
して、通気性の被覆材1及び非通気性の基材2とも、幅
9.5cm、長さ26cmの同じ大きさのものを使用し
た。被覆材1は、図1(a)にその断面を示すように、
不織布1A、通気性粘着シール材1B及び多孔質ポリエ
チレンフィルム1Cを積層して構成される。また、基材
2は、同図(b)に示すように、シール材2A、非通気
性フィルム2B及び貼着材2Cから構成される。尚、貼
着材2Cは、肩や腰等人体の一部に貼着自在とするため
のもので、離型紙2Dが添着されている。尚、該貼着材
2Cは前記粘着シール材等が使用できる。前記被覆材1
の多孔質フィルム1C側の面と基材2のシール材2A側
の面が当接するように被覆材1と基材2を重ね合わせ
て、図2(a)に示すように、長手方向に沿って両端部
をシールしてシール部3、3を形成する。そして、重ね
合わされた被覆材1と基材2の長手方向の中間部を、同
図(b)に示すように長手方向に対して垂直方向にシー
ルしてシール部4を形成する。このようにして、重ね合
わされた被覆材1と基材2の長手方向のそれぞれの端部
には、開口部5、5が形成されることになる。それぞれ
の開口部5から収納袋8の中へ鉄粉6.0g、食塩6.
0g、水14.0g、活性炭6.0g及び保水剤8.0
gを配合した発熱組成物9を充填し、前記開口部5、5
をシールしてシール部6、6を形成して発熱組成物9を
封入し、前記中間部のシール部4の中央で長手方向に対
して垂直方向に裁断することにより、図3及び図4に示
す発熱体100を2つ作製することができる。上記シー
ル部3、4、6はシール型によって行うものであるが、
本実施例では図5に示すシールバー10を使用した。シ
ールバー10には、幅14mmの斜格子状のシール面1
1が設けられており、その断面形状はピッチ0.6mm
の凹凸形状に形成されている。このように、収納袋8の
シール部の断面形状が凹凸状となっているので、収納袋
8をすべらせることなく確実に搬送することができる。
また、シール面端部12には、曲率半径0.3mmのア
ールRが設けられている。このアールRにより、シール
時に収納袋8のシール部3、4、6においてシール切れ
を起こしたり、皺がよるといったことをなくすことがで
きるので、外観上優れた収納袋8とすることができる。
更に、このアールRによって、シールバー10の余熱や
押圧によってシール面端縁からはみ出したシール材が被
覆材1と基材2をシール部よりも弱く付着させる仮着部
7が収納袋8のシール部3、4、6の内周に連接するよ
うにして形成されることになる。この仮着部7によっ
て、発熱組成物9が収納袋8のシール端縁から直接漏れ
出すことを防ぐことができる。
【0017】尚、本実施例の発熱組成物9の組成は、発
熱体としての所望の発熱性能が得られれば、必ずしも前
記組成に限定されるものでなく、必要に応じて保水剤、
高分子吸水剤等を添加してもよい。また、本実施例で
は、シール型として回転式のシールバー10を使用した
が、図6に示すような棒状のシールバー13を使用して
もよい。このシールバー13にも、前記シールバー同様
に幅14mmのシール面14には斜交格子状模様を設
け、断面形状をピッチ0.6mmの凹凸状に形成し、シ
ール面端部15に曲率半径1mmのアールRを設けるよ
うにすれば、前記と同様の効果が得られる。また、本実
施例のシールバー10では、シール面全体に断面形状が
凹凸状の斜格子状の模様を設けるようにしているが、例
えば、シール面の内周側を無模様にし、外周側だけに断
面形状が凹凸状の模様を設けるようにしてもよい。
【0018】本実施例では、発熱組成物9が空気中の酸
素と反応して発熱するようにするために通気性材料から
なる被覆材1及び非通気性材料からなる基材2を包材と
して用い、通気性の収納袋8に構成するようにしてい
る。しかし、本発明の収納袋は発熱組成物9を収納する
ものに限られず、図8に示すように、収納袋18を非通
気性の包材16によって構成して発熱体100を収納す
る非通気性の収納袋とすることもできる。この場合、包
材16としては、図7(a)にその一例を示すように、
メタロセン触媒にて重合した低密度ポリエチレン樹脂層
16A及び非通気性高密度ポリエチレンフィルム16B
を積層したシート、或いは、図7(b)にその一例を示
すように、PEやEVA等のシール材からなるシール材
17A、塩化ビニリデン17B及びポリプロピレンフィ
ルム17Cを積層したシートを使用することができる。
また、図示していないが、PEやEVA等のシール材か
らなるシール層、ポリオレフィン層及び金属酸化物を蒸
着したポリエステルフィルムを積層した積層フィルムを
使用してもよい。また、製造した収納袋18には、図8
に示すように商品名等を印字した印字面19を設けるよ
うにしてもよい。また、収納袋18内の発熱体100を
取り出す際に開封し易くするために、図9(a)又は
(b)に示すように、シール部20に、開封用ノッチ2
1を設けることが好ましい。開封用ノッチ21は、例え
ば、図9(a)に示すように、シール部内に設けるもの
であっても、或いは、同図(b)に示すようにノッチ2
1がシール部20の外縁にまで及ぶようにして設けるも
のであってもよい。好ましくは、同図(a)に示すよう
に、シール部20内にノッチ21を設けるようにすれ
ば、収納袋18を搬送する際にノッチ21から切り込み
が広がり収納袋18が不用意に開封されることがない。
シール部20内に開封用ノッチ21を設ける場合には、
開封用ノッチ21がシール部20の模様によって見つけ
にくいので、ノッチ用目印21Aを開封用ノッチの近傍
に設けることが好ましい。このノッチ用目印21Aは、
例えば、図10に示すような開封用ノッチ21を形成す
る切り込み刃22を囲繞するように設けた押し込み刃2
3によってシール部20を押圧して白色化させて形成す
る。尚、ノッチ用目印21Aは必ずしも開封用ノッチ2
1を囲繞するものだけに限られず、開封用ノッチ21に
隣接するようにして形成してもよい。この場合、ノッチ
形成部材としては、図22にその断面を示すように、押
し込み刃23を切り込み刃22に平行に隣接配置したも
のを使用することができる。
【0019】発熱組成物9を収納する収納袋8及びこの
収納袋8を収納する非通気性の収納袋18の作成例につ
いては上記説明した通りであるが、図11及び図12に
示すように発熱体100を非通気性の収納袋18に収納
したものを複数まとめて収納するまとめ収納袋26も同
様にシールバーによってシールすることができる。図示
するものでは、非通気性包材24を筒状に形成し、両端
部をシールしてシール部25を形成することによって収
納袋26としたものである。このシール部25にも、前
記シールバー13によって、断面形状が凹凸状の斜交格
子状の模様が設けられている。また、このまとめ収納袋
26にも商品名等を印字した印字面19を設けることが
できる。
【0020】次に、本発明のシール型の実施例について
説明する。本実施例では、シール型27には、図13及
び図14に示すように、幅14mmのシール面29には
シール面全体に断面形状が高さ0.14mmの凹凸状の
多数の細線状の模様が設けられ、シール面端部30に
は、曲率半径1mmのアールRが設けられている。ま
た、前記模様を構成する凹凸形状の角部29Aにも、図
15に拡大して示すように、曲率半径0.1〜0.15
mmのアールrが設けられている。このシール型27に
よって、図2に示したように2つの収納袋をシールする
には、包材としてポリエチレンからなる低温溶解性シー
ル層付きフィルムを発熱組成物の充填スペース28及び
シール面29を覆うようにして敷き、その上から充填ス
ペース28に発熱組成物を充填し、更に、その上から包
材としてポリエチレンからなる低温熔解性シール層付き
フィルムを被せ、図示していないがシール型27と同形
状のシール型をそのシール面がシール型27のシール面
29とかみ合うように当接させて収納袋をシールする。
本実施例のシール型27には、シール面端部30とシー
ル面29の断面形状の凹凸部の模様の角部29Aにアー
ルR、rを設けているので、収納袋のシール部に破損や
ピンホールが生じたりすることない。更に、シール型2
7のシール面29には断面形状が凹凸状となるように、
多数の細線状模様のシール面29としているので、シー
ル型27によって押圧された際に、溶融したポリエチレ
ン樹脂の余剰分が、細線状の溝に沿って分散し、収納袋
のシール部全体を一様に極めて強固にすることができ
る。
【0021】また、本実施例では平板状のシール型を用
いたが、図16に示すようにロール状のシール型31、
32を用いてもよい。図16において、シール型31、
32の幅14mmのシール面33には、シール面33全
体に、断面形状が高さ0.14mmの凹凸状の模様が、
他方のシール型のシール面33にかみ合うようにして設
けられている。このシール面33の模様を構成する凹凸
形状の角部33Aには、図17に示すように、曲率半径
0.15mmのアールrが設けられ、また、シール面端
部34には曲率半径0.3mmのアールRが設けられて
いる。
【0022】また、図16及び図17では、互いのシー
ル面の凹凸形状がかみ合うように形成したシール型を示
したが、図18及び図19に示すように、一方のシール
型35のシール面35Aに圧接する他方のシール型36
のシール面36Aを弾性部材37で構成するようにして
もよい。この場合、弾性部材37とシール型36との隙
間を埋める囲い板38を設けるようにすれば、弾性部材
37にシール面39が圧接しても、シールロールの接線
方向に弾性部材37が変形することを抑えることができ
るので、シール面39と弾性部材37の適度なかみ合い
を確保できる。これによって、収納袋のシール部に皺が
生じるのを抑えることができる。尚、本実施例のシール
面35Aの端部にアールRを設け、シール面には断面形
状が凹凸状となる斜格子状の模様を設け、その角部35
Bにも曲率半径0.1〜0.15mmのアールrを設け
るようにしてもよい。
【0023】次に、本発明の収納袋の製造装置の実施例
について説明する。本実施例の製造装置は、長尺の包材
と発熱組成物を連続して供給してシールすることによ
り、矩形状の発熱体を長手方向に連接するようにして形
成し、連接された発熱体の連接部を裁断することによっ
て複数の矩形状の発熱体を連続して得るようにしたもの
である。この製造装置は、図20に示すように、シート
状の基材40及び被覆材41を搬送するガイド42、4
2、1組の回転シールロール43、43、1組のノッチ
形成ロール44、44及び1組の裁断ロール45、45
により構成されている。回転シールロール43には、発
熱組成物が充填できるように略箱状の凹部46が設けら
れており、前記凹部46の周部には、幅14mmのシー
ル面47が設けられている。前記シール面47の断面形
状は凹凸状に形成されており、シール面47端部には、
曲率半径1mmのアールRが設けられている。また、ノ
ッチ形成ロール44には、切り込み刃22を囲繞するよ
うに押し込み刃23が設けられている。裁断ロール45
には、ロールの軸方向にカッター45Aが設けられてい
る。尚、本実施例では、ノッチ形成部材として、図10
及び図21に示すように、切り込み刃22を囲繞するよ
うにして設けた押し込み刃23を使用している。収納袋
の包材としての基材40及び被覆材41は、重ね合わさ
れ回転シールロール43によって先端側がまず該ロール
43、43の軸方向にシールされ、次に、長手方向に沿
ってシールされると共に発熱組成物供給手段48から発
熱組成物が供給され、更に、後端側が回転シールロール
43の軸方向にシールされて発熱組成物を封入すること
となる。次に、開封用ノッチ形成ロール44により、シ
ール部に開封用ノッチが形成される。そして、軸方向の
シール部中央で裁断ロール45により裁断され、発熱体
8が得られることとなる。このように、本実施例の回転
シールロール43のシール面47の端部にはアールRが
設けられているので、収納袋のシール部においてエッジ
切れや皺が生じることがなく、シール部の外観に優れた
収納袋を連続的に製造することができる。
【0024】尚、本実施例では、低温溶融性フィルムを
シール材として使用し、回転シールロール43によって
重ね合わされた基材40及び被覆材41を両面から加熱
し、内側に位置する低温溶融性フィルムを溶融し、押圧
して接着されるようにしたものであるが、低温溶融性シ
ール層に代えて粘着シール材からなる粘着層を設けてシ
ールすることも可能である。
【0025】また、本実施例の製造装置では、シート状
の基材40と被覆材41を重ね合わせて発熱体8を作製
するようにしたが、一枚のシートをシール材側を内側と
して2つ折りにして、対向する開放端部をシールして開
口部を有する袋状に形成し、前記開口部から発熱組成物
を充填し、その後、開口部をシールするようにして三方
をシールした収納袋として製造するようにしてもよい。
【0026】また、本実施例では、軸方向にカッター4
5Aを有する裁断ロール45を用いて収納袋8のシール
部3を裁断しているが、収納袋8の周部の形状に合わせ
たカッターを有するカットロールを用いれば、一度の裁
断で収納袋8を切り取ることもできる。また、別のカッ
ト装置として、パンチカット装置(ギロチン式カッタ
ー)やシアリング型カット装置を使用することもでき
る。パンチカット装置50を使用する例としては、図2
3に示すように、シート状の基材40とシート状の被覆
材41をエアシリンダー装置51で駆動されるパンチカ
ッター52とダイス53の間を通過するように配置し、
所望のタイミングでエアシリンダー装置51を作動さ
せ、パンチカッター52をダイス53の方へ移動させ、
収納袋を裁断する。
【0027】次に、本発明の収納袋の製造装置の他の実
施例について説明する。図24に示すように、本実施例
の収納袋の製造装置は、2組の回転シールロール59、
60、包材シート61を搬送するガイド62及び発熱組
成物供給手段63を備えている。回転シールロール59
の回転方向には、包材シート61の搬送方向に沿ってそ
の端部をシールするように幅14mmの斜格子状模様の
シール面64が設けられ、シール面の断面形状は凹凸状
に形成されている。また、回転シールロール60には、
発熱組成物充填のための略箱状の充填スペース65が設
けられており、前記充てんスペースの周部においてロー
ルの軸方向に幅14mmのシール面66が設けられてお
り、同じく断面形状が凹凸状に形成されている。尚、前
記各シール面64、66のシール面端部には、曲率半径
0.3mmのアールRが設けられている。本実施例に用
いられる包材シート61は、ポリエチレンフィルムに不
織布を粘着シール材を介してラミネートしたものに、ポ
リエチレンフィルム側を内側にして2つ折りし、片側の
面に穿孔を設けたものから構成され、ガイド62を囲む
ようにして搬送される。送られた包材シート61は、回
転シールロール59によって、長手方向に沿って開放端
部をシールされ、次いで、回転シールロール60によっ
て、ロールの軸方向にシールされ、前記シールされた開
放端部とともに袋部を形成するものである。この形成の
際、発熱組成物供給手段63から発熱組成物を前記袋部
に充填する。そして、発熱組成物の充填が完了すると回
転シールロール60が前記袋部の残りの開放端部を軸方
向にシールして発熱組成物を封入する。そして、軸方向
のシール部67の中央で発熱組成物を封入した包材シー
ト61を裁断して発熱体を得る。
【0028】尚、本実施例では、2組のシールロール、
即ち、回転シールロール59と回転シールロール60を
用いて、包材シート61の長手方向と回転シールロール
60の軸方向とに分けてシールするようにしている。こ
れらの回転シールロール59、60に代えて、図25に
その断面を示すように、1組の回転シールロール68に
よってシールするようにしてもよい。このシールロール
68の表面には、発熱組成物等を充填するための略箱形
の充填スペース69が回転シールロール68の回転方向
に3つ等間隔で設けられている。充填スペース69の周
部には、シール面70として、幅14mm、高さ0.1
4mmの断面形状が凹凸状の模様が形成されており、こ
れら凹凸部の角部には曲率半径0.1〜0.15mmの
アールrが設けられている。また、シール面70の端部
にも、曲率半径1mmのアールRが設けられている。本
装置においても、2つ折りされた包材シート61は、回
転シールロール68によって軸方向にシールがなされ、
次に、包材シート61の長手方向に沿ってシールされる
とともに発熱組成物が充填スペース69に充填され、最
後に、回転して回転シールロール68の軸方向にシール
がなされ、発熱組成物を封入する。
【0029】尚、図24及び図25に示す装置では、包
材シート61を上側から下側へと送るものについて説明
したが、包材シート61の送り方向は、必ずしも上下方
向に限定されず、図26に示すように、横方向に包材シ
ート61を送るようにしてもよい。尚、図中71は、発
熱組成物を示す。
【0030】また、上記実施例においては、収納袋の四
辺においてシールを一度だけ施すようにしたものである
が、図27に示すように2組のシールロールを使って、
図28に示すように下地模様72に上模様73を重ねて
設けるようにしてもよい。このようにして重複してシー
ルすることにより、シールの強度を高めることができ
る。尚、図29に示すように所望の強度を必要とするシ
ール部73だけを、重ねてシールするようにしてもよ
い。また、この場合に、下地となるシール部の幅よりも
上のシール部の幅を狭める等シール幅を変更するように
してもよい。
【0031】また、2組のシールロールを用いてシール
する場合、縦方向のみシールするシールロールと、横方
向のみシールするシールロールを組み合わせて用いるこ
とができる。また、1組目のシールロールには、収納袋
の内側の空気を外側へ逃がす空気排出溝形成部を設け
て、空気排出溝74以外をシールし、2組目のシールロ
ールによって前記空気排出溝74をシールするようにす
れば図30(a)に示すように、1回目のシールにより
形成された空気排出溝74を2回目のシールにより形成
されるシール部75で閉鎖されることになり、収納袋の
中の空気抜け性を向上させることができる。尚、空気排
出溝74を形成する箇所は特に限定されるものでなく、
例えば、同図(b)に示すように収納袋の長手方向のシ
ール部に設けるようにしてもよい。
【0032】また、収納袋の形状は、上記矩形状のもの
に限定されず、図31に示すように、円形状の収納袋7
6であってもよい。尚、円形状の収納袋76の場合、周
部の50%以上をシール部77とし、このシール部77
に断面形状が凹凸状の斜格子状模様を設ければ、残りを
無地シール部78としても、製造過程で収納袋のすべり
が生じにくくなるので有効である。尚、図8、図9、図
11、図30及び図31に示した収納袋のシール部に
は、断面形状が凹凸状の斜格子状の模様を設けるように
したが、断面形状が凹凸状であれば特にこの模様に限定
されるものではなく、例えば、図32に示したように
(a)直交格子状、(b)平行縦線状、(c)平行横線
状、(d)千鳥状、(e)斜交格子状、(f)破断斜線
状、(g)斜め積みレンガ状、(h)散点状等、その模
様は任意に選択できる。
【0033】次に、本発明のより具体的な実施例を比較
例を用いて説明する。 (実施例1)幅9.5cm、長さ13cmの長方形状の
多孔質フィルムに不織布を積層したブレスロン(日東電
工製)を被覆材として、また、粘着剤層、高密度ポリエ
チレンフィルム、シール層を積層して構成される粘着剤
付非通気性フィルムを基材として各1枚用意して、これ
らの間に鉄粉30g、活性炭3g、食塩3g、保水剤4
g及び水14gからなる発熱組成物を挟み込み、断面形
状が凹凸状の格子状模様を有する幅10mmのシール面
を備えると共に、シール面端部に曲率半径0.3mmの
アールを設けたシールバーによって四辺をシールして発
熱体を作成した。
【0034】(比較例1)シールバーのシール面端部を
直角に形成し、幅10mmのシール面を収納部側のシー
ル端面から幅2mmを無地シール面として、残りのシー
ル面を断面形状が凹凸状の斜格子状模様を有するシール
面とした以外は、前記実施例1と同様にして発熱体を作
成した。
【0035】(比較例2)シールバーのシール面端部を
直角に形成し、シール面全面を無地とした以外は、前記
実施例1と同様にして発熱体を作成した。
【0036】(比較例3)シールバーのシール面端部を
直角に形成した以外は、前記実施例1と同様にして発熱
体を作成した。
【0037】実施例1及び比較例1乃至3の発熱体は、
表1の通りであった。
【表1】
【0038】上記表からわかるように、比較例1乃至3
の発熱体では、シール部においてエッジ切れが見られ発
熱組成物のもれが多く見られた。更に、得られた発熱体
のシール端部は直線状でなかった。これに対し、実施例
の発熱体では、収納袋のエッジ切れもなく発熱体の性能
にも問題はなく、本発明の有用性が確認された。
【0039】(実施例2)酸化珪素を蒸着した厚さ50
μm、幅9.5cm、長さ13cmの長方形状のポリエ
ステルフィルムにメタロセン触媒を用いて重合したポリ
エチレン樹脂層を積層したヒートシール性非通気性包材
を2枚用意し、それらの包材の間に発熱体を挟み込み、
その周部をシールバーによってシールし、発熱体を封入
して発熱体を収納するための収納袋を形成した。本実施
例ではシールバーとして、幅10mmのシール面全面に
断面形状が凹凸状の斜格子状模様が設けられ、シール面
端部に曲率半径2mmのアールが設けられているものを
使用した。そして、収納袋のシール部に、図21に示し
た切り込み刃22と押し込み刃23を有するノッチ形成
部材を用いて、図9に示したように開封用ノッチを設け
るとともに開封用ノッチを囲繞するようにノッチ用目印
を設けた。
【0040】(実施例3)前記発熱体の収納袋のシール
部に、図9(b)に示したように開封用ノッチを設けた
以外は、前記実施例2と同様にして発熱体を作成した。
実施例2、実施例3の発熱体は、共に収納袋のエッジ切
れもなく発熱体の性能には問題がなかった。また、上記
実施例2と実施例3の開封用ノッチを目視により観察し
たところ、実施例2の開封用ノッチは、シール部に開封
用ノッチがあるにもかかわらず、ノッチ用目印が白色化
してノッチ模様の存在場所がはっきり認識できた。
【0041】
【発明の効果】このように本発明によれば、収納袋のシ
ール面においてシール切れがなく、製造時に収納袋のシ
ール部によってすべりが生じない収納袋とその製造方法
並びにこの製造方法を実施するためのシール型、製造装
置並びに発熱体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の一実施例に使用される収納袋
の被覆材の断面図である。(b)同実施例に使用される
収納袋の基材の断面図である。
【図2】 (a)乃至(c)は、本発明の一実施例であ
る収納袋のシール方法を示す説明図である。
【図3】 本発明の一実施例である発熱体の斜視図であ
る。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 本発明の一実施例であるシール型の斜視図で
ある。
【図6】 本発明の他の実施例であるシール型の斜視図
である。
【図7】 (a)本発明の一実施例に使用されるメタロ
セン触媒で重合した低密度ポリエチレン樹脂を有する非
通気性フィルム及び(b)塩化ビニリデンを有する非通
気性フィルムの断面図である。
【図8】 本発明の一実施例である発熱体を収納する収
納袋の平面図である。
【図9】 (a)及び(b)本発明の一実施例である開
封用ノッチ付き収納袋の平面図である。
【図10】 本発明の一実施例であるノッチ部材として
の切り込み刃と押し込み刃の斜視図である。
【図11】 本発明の一実施例であるまとめ収納袋の斜
視図である。
【図12】 図11におけるXII−XII線断面図で
ある。
【図13】 本発明の一実施例であるシール面の断面形
状が凹凸状になるように形成したシール型の断面図であ
る。
【図14】 図13の一部拡大断面図である。
【図15】 図14の一部拡大断面図である。
【図16】 本発明の他の実施例であるシール型として
2個の金属シールロールに設けた例を示す説明図であ
る。
【図17】 図16の一部拡大断面図である。
【図18】 本発明の一実施例であるシール型として金
属シールロールと囲い板に囲まれた、弾性材からなる平
面受け部を持つシールロールからなるシールシールロー
ルの一例を示す断面図である。
【図19】 図18の一部拡大断面図である。
【図20】 本発明の一実施例である収納袋の製造装置
の斜視図である。
【図21】 図10におけるXXII−XXII線断面
図である。
【図22】 本発明の一実施例であるノッチ部材として
の切り込み刃と片側押し込み刃の断面図である。
【図23】 本発明の実施例におけるパンチカット装置
を示す断面図である。
【図24】 本発明の他の実施例である収納袋の製造装
置の斜視図である。
【図25】 本発明の他の実施例である収納袋の製造装
置の一部断面図である。
【図26】 本発明の他の実施例である収納袋の製造装
置の断面図である。
【図27】 本発明の他の実施例である収納袋の製造装
置の断面図である。
【図28】 本発明の一実施例である収納袋のシール部
の平面図である。
【図29】 本発明の一実施例である収納袋のシール部
の平面図である。
【図30】 (a),(b)共に、本発明の一実施例で
あるシール部の外表面に断面形状が凹凸状の模様を設け
た空気抜き溝を設けた模様状シール部の平面図である。
【図31】 本発明の一実施例である円形状発熱体の1
部に模様状シールをした平面図である。
【図32】 本発明の実施例において使用されるシール
部の模様の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 被覆材 1A 不織布 1B 通気性粘着シール材 1C 多孔質ポリエチレンフィルム 2 基材 2A シール材 2B 非通気性フィルム 2C 貼着材 2D 離型紙 3 シール部 4 シール部 5 開口部 6 シール部 7 仮着部 8 収納袋 9 発熱組成物 10 シールバー 11 シールバーのシール面 12 シールバーのシール面端部 13 シールバー 14 シールバーのシール面 15 シールバーのシール面端部 16 非通気性包材 16A メタロセン触媒にて重合した低密度ポリエチレ
ン樹脂層 16B 非通気性高密度ポリエチレンフィルム 17 非通気性包材 17A PEやEVA等からなるシール材 17B 塩化ビニリデン 17C ポリプロピレンフィルム 18 発熱体を収納する収納袋 19 印字面 20 シール部 21 開封用ノッチ 21A ノッチ用目印 22 切り込み刃(切り込み部材) 23 押し込み刃(押し込み部材) 24 非通気性包材 25 シール部 26 まとめ収納袋 27 シール型 28 発熱組成物の充填スペース 29 シール面 29A 断面形状が凹凸状の模様の角部 30 シール面端部 31 シール型 32 シール型 33 シール面 33A 断面形状が凹凸状の模様の角部 34 シール面端部 35 シール型 35A シール面 35B 凹凸状の模様の角部 36 シール型 36A シール面 37 弾性部材 38 囲い板 39 シール面 40 シート状の基材 41 シート状の被覆材 42 ガイド 43 回転シールロール 44 ノッチ形成ロール 45 裁断ロール 45A カッター 46 凹部 47 シール面 48 発熱組成物供給手段 50 パンチカット装置 51 エアシリンダー装置 52 パンチカッター 53 ダイス 59 回転シールロール 60 回転シールロール 61 包材シート 62 ガイド 63 発熱組成物供給供給手段 64 シール面 65 充填スペース 66 シール面 67 シール部 68 回転シールロール 68A 回転シールロール 68B 回転シールロール 69 充填スペース 70 シール面 71 発熱組成物 72 下地模様シール部 73 上模様シール部 74 空気排出溝 75 シール部 76 円形状の収納袋 77 凹凸状の模様シール部 78 無地シール部 100 発熱体 R シールバーのシール面端部のアール r シールバーの凹凸状模様のアール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 75/18 B65D 75/18 75/62 75/62 A // B65D 33/00 33/00 C 33/01 33/01 33/16 33/16 (72)発明者 酒巻 由和 栃木県栃木市皆川城内町388番地 マイコ ール株式会社内 (72)発明者 相田 道雄 栃木県栃木市皆川城内町388番地 マイコ ール株式会社内 (72)発明者 中村 正人 栃木県栃木市皆川城内町388番地 マイコ ール株式会社内 (72)発明者 木村 久雄 栃木県栃木市皆川城内町388番地 マイコ ール株式会社内 (72)発明者 百々 寿浩 栃木県栃木市皆川城内町388番地 マイコ ール株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA01 AA11 AB03 AD03 AD06 AD22 BA24 BA35 BA38 BA46 BA54 BA60 BB03 BC17 EA05 EA18 FA06 HD07 HE01 HE03 HN01 HN06 HP01 3E067 AA05 AA12 AB99 AC03 AC14 BA21C BA31B BB14B BB14C BB15B BB16B BB24B BC04B CA03 CA04 CA24 EA07 EA09 EA11 EA40 EB07 EE02 FB07 FC01 GB03 3E075 AA07 BA42 BB14 CA02 DA14 DA32 DA42 DB02 DB03 DB14 DD04 DD12 DD33 DD42 DD43 DE25 FA04 FA06 GA02 GA04 4C099 AA01 CA11 CA12 GA03 JA04 LA01 LA04 LA06

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学カイロ用収納袋のシール部の内側に
    仮着部を連接したことを特徴とする化学カイロ用収納
    袋。
  2. 【請求項2】 前記化学カイロ用収納袋のシール部外表
    面に、断面形状が凹凸状の模様を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の化学カイロ用収納袋。
  3. 【請求項3】 前記シール部内において、前記シール部
    の外周側と内周側にそれぞれ別の模様を設けたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の化学カイロ用収納袋。
  4. 【請求項4】 前記シール部の模様の一部又は全部が重
    複模様として形成されたものであることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の化学カイロ用収納袋。
  5. 【請求項5】 前記シール部は、ヒートシール性樹脂、
    粘着剤又はヒートシール性樹脂及び粘着剤との混合物の
    何れかのシールによって形成されたものであることを特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の化学カイロ用
    収納袋。
  6. 【請求項6】 前記シール部に開封用ノッチを設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の化学カ
    イロ用収納袋。
  7. 【請求項7】 前記開封用ノッチの近傍に、或いは、該
    開封用ノッチを囲繞するようにノッチ用目印を設けたこ
    とを特徴とする請求項6に記載の化学カイロ用収納袋。
  8. 【請求項8】 前記化学カイロ用収納袋は、少なくとも
    一部が通気性を有する包材によって構成されることを特
    徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の化学カイロ用
    収納袋。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の化学カイロ用収納袋
    に、少なくとも空気と反応して発熱する発熱剤を含む発
    熱組成物が収納されていることを特徴とする発熱体。
  10. 【請求項10】 前記化学カイロ用収納袋は、非通気性
    のシートによって構成されることを特徴とする請求項1
    乃至7の何れかに記載の化学カイロ用収納袋。
  11. 【請求項11】 シール面の端部にアールを設けたシー
    ル型によってシールすることを特徴とする化学カイロ用
    収納袋の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記シール面の断面形状は凹凸形状に
    形成されていることを特徴とする請求項11に記載の化
    学カイロ用収納袋の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記模様を構成する凹凸形状の角部に
    アールを設けたことを特徴とする請求項12に記載の化
    学カイロ用収納袋の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記シール型のシール面において、前
    記シール面の外周側と内周側にそれぞれ別の模様を設け
    たことを特徴とする請求項12又は13に記載の化学カ
    イロ用収納袋の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記シール型によって、前記化学カイ
    ロ用収納袋のシール部の模様を下地模様と上模様の複数
    回に分けて設け、これら模様の少なくとも一部が重複す
    るようにしたことを特徴とする請求項12乃至14の何
    れかに記載の化学カイロ用収納袋の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記化学カイロ用収納袋のシール部の
    方向に応じて複数に分けてシールすることを特徴とする
    請求項11乃至15の何れかに記載の化学カイロ用収納
    袋の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項11乃至16の何れかに記載の
    化学カイロ用収納袋の製造方法において、前記収納袋の
    内部側から外部側へ空気を抜く排気用溝を残してシール
    し、その後、前記排気用溝をシールすることを特徴とす
    る化学カイロ用収納袋の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記収納袋は、少なくとも空気と反応
    して発熱する発熱剤を含む発熱組成物を封入して発熱体
    を構成するための収納袋であることを特徴とする請求項
    11乃至17の何れかに記載の化学カイロ用収納袋の製
    造方法。
  19. 【請求項19】 前記化学カイロ用収納袋のシール部の
    外周側に、切り込み部材を用いて開封用ノッチを形成す
    るようにしたことを特徴とする請求項11乃至18の何
    れかに記載の化学カイロ用収納袋の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記開封用ノッチの近傍に、或いは、
    該開封用ノッチを囲繞するように、押し込み部材を用い
    てノッチ用目印を形成するようにしたことを特徴とする
    請求項19に記載の化学カイロ用収納袋の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記収納袋は、発熱体を収納するため
    の非通気性収納袋又は前記発熱体を収納した前記非通気
    性収納袋を収納するためのまとめ収納袋であることを特
    徴とする請求項11乃至20の何れかに記載の化学カイ
    ロ用収納袋の製造方法。
  22. 【請求項22】 シール面端部にアールを設けたことを
    特徴とする化学カイロ用収納袋のシール型。
  23. 【請求項23】 前記シール面の断面形状は凹凸形状に
    形成されていることを特徴とする請求項22に記載の化
    学カイロ用収納袋のシール型。
  24. 【請求項24】 前記模様を構成する凹凸形状の角部に
    アールを設けたことを特徴とする請求項23に記載の化
    学カイロ用収納袋のシール型。
  25. 【請求項25】 前記シール型のシール部内において、
    前記シール部の外周側と内周側にそれぞれ別の模様を設
    けたことを特徴とする請求項22乃至24の何れかに記
    載の化学カイロ用収納袋のシール型。
  26. 【請求項26】 前記シール型のシール部に、シール時
    に空気を外部側へ逃がすための排気用溝を設けたことを
    特徴をする請求項22乃至25の何れかに記載の化学カ
    イロ用収納袋のシール型。
  27. 【請求項27】 前記収納袋は、少なくとも空気と反応
    して発熱する発熱剤を含む発熱組成物を封入するための
    通気性収納袋であることを特徴とする請求項22乃至2
    6の何れかに記載の化学カイロ用収納袋のシール型。
  28. 【請求項28】 前記収納袋は、発熱体を収納する非通
    気性収納袋又は前記発熱体を収納した前記非通気性収納
    袋を収納するためのまとめ収納袋であることを特徴とす
    る請求項22乃至26の何れかに記載の化学カイロ用収
    納袋のシール型。
  29. 【請求項29】 請求項22乃至28の何れかに記載の
    シール型を備えることを特徴とする化学カイロ用収納袋
    の製造装置。
  30. 【請求項30】 前記製造装置には、ノッチ形成部材及
    び/又はノッチ用目印部材及び/又は裁断部材が設けら
    れていることを特徴とする請求項29に記載の化学カイ
    ロ用収納袋の製造装置。
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