JP2003201274A - フルオロアルキルエステル化合物及びその合成法 - Google Patents

フルオロアルキルエステル化合物及びその合成法

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JP2003201274A
JP2003201274A JP2001400445A JP2001400445A JP2003201274A JP 2003201274 A JP2003201274 A JP 2003201274A JP 2001400445 A JP2001400445 A JP 2001400445A JP 2001400445 A JP2001400445 A JP 2001400445A JP 2003201274 A JP2003201274 A JP 2003201274A
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fluoroalkyl
ester compound
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Shintaro Takeda
新太郎 武田
Hiroyuki Kagawa
博之 香川
Kotaro Araya
康太郎 荒谷
Sadao Miki
定雄 三木
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規フルオロアルキルエステル化合物を合成
し、新たな液晶材料・機能性材料を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される構造のフル
オロアルキルエステル化合物及びその合成法。 【化1】 (但し、Rfは飽和結合又は、不飽和結合を有するフッ
素化された炭素鎖であり、Rは、飽和若しくは、不飽和
炭化水素鎖であり、X及びYは、それぞれ炭素原子、水
素原子、酸素原子、窒素原子、ハロゲン原子から選択さ
れる原子から構成される置換基である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なフルオロア
ルキルエステル化合物とその合成法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医薬、農薬等のバイオケミカル分
野や、撥水撥油剤や液晶材料などの機能性材料としてフ
ッ素化合物を利用することが盛んである。とくに最近、
液晶材料を用いた表示装置である液晶ディスプレイ(L
CD)が、ノート型パソコン(PC)を中心に広く普及
している。さらに、近年ではデスクトップ型PC用モニ
タや液晶TVなどブラウン管の代替用途として市場を拡
大している。このLCDの市場拡大に伴い、液晶材料の
需要も拡大している。一方で、LCDの高機能化、例え
ば低電圧化や高速応答化は、液晶材料の開発によるとこ
ろが大きく、用途に応じて様々な機能を有する液晶化合
物の開発が求められている。
【0003】LCDの低駆動電圧化は、LCDの低消費
電力化のための重要な技術課題である。「液晶の最新技
術」(松本正一・角田市良共著・工業調査会、1983
年)の31頁から40頁に記載されているように、液晶
材料の誘電率異方性を大きくすることでLCDの低駆動
電圧化が可能である。一方、「液晶の化学」(日本化学
会編・化学同人、1994年)の40頁から41頁に
は、液晶材料の誘電率異方性と双極子モーメントの関係
に理論的説明がなされている。これによると、液晶化合
物の双極子モーメントの増大に伴い、誘電率異方性が増
大することが示されている。すなわち液晶化合物の双極
子モーメントを大きくすることで、高誘電率異方性化、
前述したようなLCDの低駆動電圧化を図ることができ
る。
【0004】「液晶便覧」(液晶便覧編集委員会編・丸
善、2000年)の312頁から321頁に記載される
ように、現在、LCDに用いられる液晶材料の分子構造
は、おおよそ棒状の構造に模することができる。この棒
状の構造において長軸方向の末端にフッ素原子やトリフ
ルオロメトキシ基、シアノ基など分極率の大きな置換基
を結合することによって、液晶材料の双極子モーメント
を大きく、すなわち誘電率異方性を大きくすることがで
きる。
【0005】また、エステル結合中のカルボニル基とエ
ーテル結合基の分子構造内の位置によって、液晶分子の
双極子モーメントを制御することができる。たとえば、
下に示す構造1および構造2に示す化合物において、双
極子モーメントを分子軌道計算パッケージMOPAC93(A
M1)で計算した結果、構造1では、2.8デバイ、構
造2では、5.3デバイ、構造3では、1.3デバイで
あった。このことから、誘電率異方性は、構造2に示す
化合物が最も大きく、次いで、構造1、構造3の順に小
さくなると予想できる。実際に構造1の化合物の誘電率
異方性は9.4で、構造2では17.5であり、前述し
た双極子モーメントの大小関係との対応がとれている
(D.A.Dunmur,A.Fukuda,G.R.
Luckhurst;Physical Proper
ties of Liquid Crystals:N
ematics;INSPEC Publicatio
n,pp526−554)。このことから、構造3の化
合物は、構造2に比べて誘電率異方性が小さいと予想で
きる。すなわち、エステル結合の違いによって、構造2
の化合物を用いた方が、構造3の化合物に比べて低駆動
電圧化できることを示している。
【0006】
【化8】
【0007】
【化9】
【0008】
【化10】
【0009】また、長軸方向にパーフルオロアルキル基
を結合することにより、液晶材料の特性を変えることが
でき、新たな機能や特性を付加できる。例えばJour
nal De Physique II(1995年)の
第5巻の979頁から1001頁に記載されているよう
に、アルキル基をフルオロアルキル基に置き換えること
により、新たにスメクチック相を発現することができ
る。あるいは、Journal of Chemica
l Society,Commun.(1992年)の
1748頁に記載されるようなフルオロアルキルシアノ
フェニルエステル化合物において同様にスメクチック相
を発現する。このフルオロアルキルシアノフェニルエス
テル化合物は、いずれも構造3に相当する構造であり、
誘電率異方性がより大きく、更により低駆動電圧化が可
能な構造2に相当するフルオロアルキルシアノフェニル
エステル化合物は存在しない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、これ
まで知られているフルオロアルキルシアノフェニルエス
テル化合物のエステル結合の構造は、上記の構造3に相
当する。もし構造2に相当するエステル結合であれば、
誘電率異方性がより大きくでき、スメクチック液晶材料
としての用途だけでなく、ネマチック液晶材料に添加し
て誘電率異方性を増大するといった用途が期待できる。
しかしながら、そのような構造の化合物は、前述したよ
うに存在しておらず、またその合成法は知られていなか
った。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め鋭意検討した結果、本発明者らは下記化11で表され
る新規フルオロアルキルエステル化合物を発明するに至
った。
【0012】
【化11】 (但し、Rfは飽和結合又は不飽和結合を有するフッ素
化された炭素鎖である。Rは、飽和又は不飽和炭化水素
鎖である。また、X及びYは、それぞれ炭素原子、水素
原子、酸素原子、窒素原子、ハロゲン原子から選択され
る原子から構成される置換基である。) また、請求項2に記載されるように、化11で表される
フルオロアルキルエステル化合物は、より具体化して、
下記の化12で表される。
【0013】
【化12】 (但し、n+m≧3、n>1、m>1である。また、X
及びYは、それぞれ炭素原子、水素原子、酸素原子、窒
素原子、ハロゲン原子から選択される原子から構成され
る置換基である。)
【0014】さらに、上記化12で表されるフルオロア
ルキルエステル化合物は、より具体化して、請求項3に
記載されるように表される。ここで、Xはフッ素原子で
あり、また、Yは、フェニル基、シクロヘキシル基、ジ
オキサニル基、ピリミジニル基の中から選択される一個
若しくは複数個によって構成される置換基であることを
特徴とする。但し、Yに結合する置換基は、水素原子、
シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アルキル基、アル
ケニル基、アルコキシル基、アルケニルオキシ基、フル
オロアルキル基、フルオロアルコキシル基、ヒドロキシ
ル基、カルボキシル基から選択される1個以上の置換基
で置換されていて良い。また、請求項3に記載されるフ
ルオロアルキルエステル化合物は、より具体化して、請
求項4に記載されるように下記の化13で表される。
【0015】
【化13】 (但し、n+m≧3、n>1、m>1である。また、Z
は、水素原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アルケニル基、アルコキシル基、アルケニル
オキシ基、フルオロアルキル基、フルオロアルコキシル
基、ヒドロキシル基、カルボキシル基のうちから選択さ
れる少なくとも1個以上の置換基であって、これらの置
換基であれば、複数種類が結合していても良い。)
【0016】さらに、請求項5に記載されるように、上
記化12で表されるフルオロアルキルエステル化合物
は、より具体化され、Xは、一個又は複数個のフェニル
基、シクロヘキシル基、ジオキサニル基、ピリミジニル
基、アルキル基、アルケニル基より選択される置換基及
び、ハロゲン原子から構成され、Yは一個又は複数個の
フェニル基、シクロヘキシル基、ジオキサニル基、ピリ
ミジニル基、アルキル基、アルケニル基より選択される
置換基から構成されることを特徴とする。(但し、フェ
ニル基、シクロヘキシル基、ジオキサニル基、ピリミジ
ニル基上の水素原子は、無置換であるか、又はシアノ
基、ニトロ基、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル
基、アルコキシル基、アルケニルオキシ基、フルオロア
ルキル基、フルオロアルコキシル基、ヒドロキシル基、
カルボキシル基から選択される少なくとも1個以上の置
換基で置換されていて良い。)
【0017】さらに、本発明にかかるフルオロアルキル
エステル化合物の合成法は、下記化14で表されるヨウ
化フルオロアルキル化合物、及び、下記化15で表され
るアルケニルカルボン酸を用いて、フルオロアルキルカ
ルボン酸を合成し、得られたフルオロアルキルカルボン
酸とアルコールにより、請求項1に記載される一般式
(1)で表されるフルオロアルキルエステル化合物を得
ることを特徴とする。
【0018】
【化14】
【0019】
【化15】 (但し、m=0またはm=1である。更に、n≧0であ
り、Rfは飽和結合または不飽和結合を有するフッ素化
された炭素鎖であり、R及びR’はそれぞれ飽和または
不飽和の炭化水素鎖である。更に、Xは、炭素原子、水
素原子、酸素原子、窒素原子、ハロゲン原子から選択さ
れる原子から構成される置換基である。)
【0020】この合成法の利点は、フルオロアルキル基
とエステル結合基の間の炭素鎖長を、上記化15に示す
化合物によって制御できることにある。化15に示す化
合物の炭素鎖長は、例えば、パラジウム触媒を用いるH
eck反応を用いることにより長くすることが可能であ
る。つまり、原料のフルオロアルキルカルボン酸が市販
されていなくても、化15の炭素鎖長を制御することに
よって自ら合成が可能となるという利点がある。
【0021】図1に、本発明にかかるフルオロアルキル
エステル化合物の合成法の要点を示す。まず、アルケン
酸(a)にパーフルオロアルキルイオダイドをテトラキ
ストリフェニルホスフィンパラジウム触媒下、作用さ
せ、(b)を生成する。さらに、この(b)を水素化リ
チウムアルミニウム等の還元剤を作用させ、アルコール
(c)を生成する。つぎに、アルコール(c)から、カ
ルボン酸(d)を得るために三酸化クロムを用いて酸化
反応を行う。さらに、カルボン酸(d)に塩化チオニル
や五酸化リン等のハロゲン化剤を作用させることによ
り、酸塩化物(e)を作製する。得られる酸塩化物
(e)とアルコールとを反応させた後、カラムクロマト
グラフィーにより精製することにより、化学式(f)で
表されるフルオロアルキルエステル化合物を得ることが
できる。
【0022】この本発明にかかる合成法によって、以下
に示す化16から化46に例示するような化合物の合成
法が可能である。ただし、請求項1から請求項5に記載
される構造に該当する化合物であれば、以下に例示する
構造に限定されるものではない。
【0023】化16から化46に示される式中におい
て、Xは、炭素原子、水素原子、酸素原子、窒素原子、
ハロゲン原子から選択される原子から構成される置換基
であり、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルコキ
シル基、アルケニルオキシ基、フルオロアルキル基、フ
ルオロアルコキシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、あるいは、複数個からなるフェニル基、シクロヘキ
シル基、ジオキサニル基、ピリミジニル基である。ま
た、Rは、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、
アルケニルオキシ基から選択される。またR’は、飽和
または不飽和の炭素鎖である。さらに、Zとは、シアノ
基、ニトロ基、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル
基、アルコキシル基、アルケニルオキシ基、フルオロア
ルキル基、フルオロアルコキシル基、ヒドロキシル基、
カルボキシル基のうちから選択される置換基のいずれか
であって、記載される置換基であれば、複数種類が結合
していても良く、又、Zは水素原子であっても良い。ま
た、n+m≧3、n>1、m>1である。
【0024】
【化16】
【0025】
【化17】
【0026】
【化18】
【0027】
【化19】
【0028】
【化20】
【0029】
【化21】
【0030】
【化22】
【0031】
【化23】
【0032】
【化24】
【0033】
【化25】
【0034】
【化26】
【0035】
【化27】
【0036】
【化28】
【0037】
【化29】
【0038】
【化30】
【0039】
【化31】
【0040】
【化32】
【0041】
【化33】
【0042】
【化34】
【0043】
【化35】
【0044】
【化36】
【0045】
【化37】
【0046】
【化38】
【0047】
【化39】
【0048】
【化40】
【0049】
【化41】
【0050】
【化42】
【0051】
【化43】
【0052】
【化44】
【0053】
【化45】
【0054】
【化46】
【0055】さらに前記した化16から化46の化合物
中のベンゼン環をシクロヘキサン環に置き換えたような
下記化47、化48に示す構造の化合物も、本発明にお
ける合成法により得ることができる。ここで、Zとは、
シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アルキル基、アル
ケニル基、アルコキシル基、アルケニルオキシ基、フル
オロアルキル基、フルオロアルコキシル基、ヒドロキシ
ル基、カルボキシル基のうちから選択される置換基のい
ずれかであって、これら置換基であれば、複数種類が結
合していても良く、又、Zは水素原子であっても良い。
【0056】
【化47】
【0057】
【化48】
【0058】さらに、本発明にかかる合成法では下記化
49から化66に例示されるような、シクロヘキサン
環、ベンゼン環が複数個結合するフルオロアルキルエス
テル化合物を得ることができる。これらのシクロヘキサ
ン環および、ベンゼン環は、シアノ基、ニトロ基、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルコキシル
基、アルケニルオキシ基、フルオロアルキル基、フルオ
ロアルコキシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基に
代表される置換基が1個以上結合していてもよい。
【0059】
【化49】
【0060】
【化50】
【0061】
【化51】
【0062】
【化52】
【0063】
【化53】
【0064】
【化54】
【0065】
【化55】
【0066】
【化56】
【0067】
【化57】
【0068】
【化58】
【0069】
【化59】
【0070】
【化60】
【0071】
【化61】
【0072】
【化62】
【0073】
【化63】
【0074】
【化64】
【0075】
【化65】
【0076】
【化66】
【0077】請求項7に記載されるように、本発明のフ
ルオロアルキルエステル化合物は下記化67で表される
構造の物を含む。
【0078】
【化67】 (但し、Xは、炭素原子、水素原子、酸素原子、窒素原
子、ハロゲン原子から選択される原子から構成される置
換基である。Rf、は直鎖のフルオロアルキル基であ
る。n≧0、m≧0である。また、A1、Bは、それぞ
れフェニル基、シクロヘキシル基、ジオキサニル基、ピ
リミジニル基から選択され、それらに結合する水素原子
は、無置換であるか、又はシアノ基、ニトロ基、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルケニル基、アルコキシル基、
アルケニルオキシ基、フルオロアルキル基、フルオロア
ルコキシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基から選
択される少なくとも1個以上の置換基によって置換され
る。A2は、−CH2−、−CH=CH−、−C≡C
−、−CF=CF−から選択され、特に、n≧1のとき
は、これらに加えて−COO−、−OCO−からも選択
される。) さらに、本発明のフルオロアルキルエステル化合物は、
下記化68で表される物を含む。
【0079】
【化68】 (但し、m≧1であり、Zは、シアノ基、ニトロ基、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルコキシル
基、アルケニルオキシ基、フルオロアルキル基、フルオ
ロアルコキシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基の
うちから選択される置換基のいずれか1個以上であっ
て、記載される置換基であれば、複数種類の置換基で良
く、又、Zは水素原子、すなわち無置換であっても良
い)
【0080】これら化67、化68で表される化合物
は、請求項6に記載のフルオロアルキルエステル化合物
の合成法ではなく、図2に示す合成方法に従うのが好適
である。この合成法は、Fluorine in Or
ganic Chemistry(JOHN WILE
Y & SONS)の209頁から211頁、あるい
は、Chemistry of Fluorine C
ompounds(Pergamon Press)の
210頁に記載される方法である。
【0081】上記化67で表される構造の化合物の具体
例としては、以下例示する化69から化82のような構
造がある。しかし、請求項に記載される範囲内の構造で
あれば、以下に例示される構造に限定されるものではな
い。式中において、n≧1であり、Xは炭素原子、水素
原子、酸素原子、窒素原子、ハロゲン原子から選択され
る原子から構成される置換基であり、たとえば、アルキ
ル基、アルケニル基、アルコキシル基、アルケニルオキ
シ基、フルオロアルキル基、フルオロアルコキシル基、
ヒドロキシル基、カルボキシル基、あるいは、複数個か
らなるフェニル基、シクロヘキシル基、ジオキサニル
基、ピリミジニル基である。下記構造において、ベンゼ
ン環および、シクロヘキサン環は、シアノ基、ニトロ
基、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルコ
キシル基、アルケニルオキシ基、フルオロアルキル基、
フルオロアルコキシル基、ヒドロキシル基、カルボキシ
ル基のうちから選択される置換基のいずれかもしくは、
それらの複数種類が結合しても良い。
【0082】
【化69】
【0083】
【化70】
【0084】
【化71】
【0085】
【化72】
【0086】
【化73】
【0087】
【化74】
【0088】
【化75】
【0089】
【化76】
【0090】
【化77】
【0091】
【化78】
【0092】
【化79】
【0093】
【化80】
【0094】
【化81】
【0095】
【化82】
【0096】上記化68で表される構造の化合物の具体
例としては、以下記載する化83から化93のような構
造が例示される。しかし、請求項に記載される範囲内の
構造であれば、以下に例示される構造に限定されるもの
ではない。式中において、Rは、アルキル基、アルコキ
シ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基から選択され
る。またR’は、飽和または不飽和の炭素鎖である。
【0097】
【化83】
【0098】
【化84】
【0099】
【化85】
【0100】
【化86】
【0101】
【化87】
【0102】
【化88】
【0103】
【化89】
【0104】
【化90】
【0105】
【化91】
【0106】
【化92】
【0107】
【化93】
【0108】
【発明の実施の形態】本発明のフルオロアルキルエステ
ル化合物の製造方法について以下詳細に説明する。 (実施例1)8,8,9,9,9−pentafluo
ro−nonanoicacid 4−cyano−p
henyl esterの合成 下記化94で表される化合物を合成した。図3に合成法
の反応式を示した。
【0109】
【化94】
【0110】アルゴン置換したフラスコ中に乾燥ヘキサ
ンを入れ、0℃まで冷却し、テトラキストリフェニルフ
ォスフィンパラジウム1.04gを加え、撹拌しながら
6−ヘプテン酸(a)2.56gを加えた。さらに、ペ
ンタフルオロエチルイオダイド5.00gを加え、撹拌
した。溶液が溶解し均一になったところで、温度を室温
まで上げ、室温を保ったまま、5時間撹拌した。不溶物
をろ過し、濃縮して得た残瑳をカラムクロマトグラフィ
ー(充填材はシリカゲル、展開溶媒は酢酸エチル:塩化
メチレン=1:10を用いた)により精製して(b)を
得た。
【0111】得られた(b)4.9gを乾燥エーテル3
0ml中に溶解させ、水素化リチウムアルミニウム0.
98gを徐々に加え3時間撹拌した。撹拌後、反応物は
酢酸エチルを用いて抽出した。反応物の溶解した酢酸エ
チルを硫酸カルシウムで乾燥後、濃縮、乾固し、(c)
を得た。乾固して得た前述の(c)2.57gと三酸化
クロム1.2gをアセトンに加え室温で2時間撹拌し
た。ろ過、濃縮した後、水、エーテルで抽出した。抽出
した溶液は、硫酸ナトリウムで乾燥したのち、濃縮、真
空乾燥し、(d)を得た。
【0112】得られた(d)1.52gを塩化チオニル
0.9ml中に加え、撹拌した。未反応の塩化チオニル
と(d)を、減圧し除去し、(e)を得た。この(e)
にパラシアノフェノール1.28gを加え、100℃で
2時間、撹拌した。この後、カラムクロマトグラフィー
(充填材はシリカゲル、展開溶媒はクロロホルムを用い
た)により精製し、上記化94で表される化合物1.1
gを得た。
【0113】図5に、この化合物の赤外吸収スペクトル
の測定結果を示した。また、元素分析の結果は以下の通
りであった。 測定値(%) C:54.0 H:4.8 N:4.1 計算値(%) C:55.0 H:4.6 N:4.0 また、図6に、化合物の1H−NMRの測定結果を示し
た。溶媒にはCDCl3を用いた。
【0114】δppm;7.67−7.70(d,2
H),7.23−7.25(d,2H),2.57−
2.65(t,2H),1.93−2.11(m,2
H),1.72−1.79(m,2H),1.59−
1.65(m,2H)1.42−1.47(m,4H)
【0115】(比較例)実施例1で合成した化合物とエ
ステル結合の構造が異なる下記化95に示す化合物の双
極子モーメントを分子軌道計算パッケージMOPAC9
3(AM1)により求めた。この結果、化95に示す化
合物の双極子モーメントは、0.74デバイであった。
一方、実施例1で合成した上記化94に示す化合物の双
極子モーメントを求めたところ、2.33デバイであっ
た。前述したように液晶化合物の双極子モーメントの増
大によって、誘電率異方性が増大することが示されてお
り、本発明における化合物では、誘電率異方性が向上さ
れている。
【0116】
【化95】
【0117】(実施例2)6,6,7,7,8,8,
9,9,9−nonafluoro−nonanoic
acid 4−cyano−phenyl este
rの合成 実施例1の6−ヘプテン酸とペンタフルオロエチルイオ
ダイドをそれぞれ、4−ペンテン酸とパーフルオロブチ
ルイオダイドに代え、実施例1と同様の操作を行い、下
記化96に示す化合物を得た。図7に、この化合物の赤
外吸収スペクトルの測定結果を、図8に、1H−NMR
の測定結果を示した。
【0118】
【化96】
【0119】(実施例3)2H,2H,3H,3H−t
ridecafluoro−nonanoic aci
d 4−cyano−phenyl esterの合成 実施例1の6−ヘプテン酸とペンタフルオロエチルイオ
ダイドをそれぞれ、アクリル酸とパーフルオロヘキシル
イオダイドに代え、実施例1と同様の操作を行い下記化
97に示す化合物を得た。図9に、この化合物の赤外吸
収スペクトルの測定結果を、図10に、1H−NMRの
測定結果を示した。この化合物の示差熱分析を行った結
果、スメクチック相を発現することが判った。このとき
の相転移温度を示す。
【0120】 C → S 33.3℃ S → I 40.4℃ (Cは結晶状態、Sはスメクチック相、Iは等方相であ
ることを表す)
【0121】
【化97】
【0122】(実施例4)6F,6F,7F,7F,7
F−pentaflioro−heptanoic a
cid 3−nitro−phenyl esterの
合成 実施例1と同様の方法により、化98の構造の化合物を
得た。
【0123】
【化98】
【0124】この化合物の元素分析の結果は、次の通り
であった。 測定値(%) C:44.0 H:3.0 N:4.0 計算値(%) C:43.7 H:3.4 N:3.9 (実施例5)5F,5F,6F,6F,7F,7F,7
F−heptafluoro−heptanoic a
cid 4−(4−propyl−phenyl)−c
yclohexyl esterの合成 実施例1と同様の方法により、化99の構造の化合物を
得た。
【0125】
【化99】
【0126】この化合物の元素分析の結果は、次の通り
であった。 測定値(%) C:55.0 H:5.1 計算値(%) C:55.2 H:4.9 (実施例6)6,6,7,8,8,−Pentaflu
oro−oct−7−enoic acid pent
yl esterの合成 実施例1と同様の方法により、下記化100の構造の化
合物を得た。
【0127】
【化100】
【0128】この化合物の元素分析の結果は、次の通り
であった。 測定値(%) C:51.5 H:6.4 計算値(%) C:51.7 H:6.3
【0129】(実施例7)4−(4,4,5,5,6,
6,7,7−Octafluoro−7−iodo−h
eptanoyloxy)−cyclohexanec
arboxylic acidの合成 実施例1と同様の方法により、化101の構造の化合物
を得た。
【0130】
【化101】
【0131】この化合物の元素分析の結果は、次の通り
であった。 測定値(%) C:31.8 H:3.0 計算値(%) C:32.0 H:2.9
【0132】(実施例8)perfluoro−pen
tanoic acid 4−cyano−pheny
l esterの合成 下記化102で表される化合物を例に挙げて、以下に詳
細な合成法を示す。図4に、合成法を表す反応式を示
す。
【0133】
【化102】
【0134】パーフルオロペンタン酸塩化物(f)2.
0gと、パラシアノフェノール0.85gをDMSO1
00mlに加え撹拌した。これに、濃硫酸0.4mlを
ゆっくり滴下し、還流加熱を1時間行った。反応後、ヘ
キサンで抽出を行い、抽出液を濃縮乾固した。得られる
固形物を、ヘキサンを用いて再結晶して、上記化102
で表される化合物を得た。
【0135】この化合物の元素分析の結果は、次の通り
であった。 測定値(%) C:34.8 H:1.0 N:2.4 計算値(%) C:35.0 H:0.8 N:2.7
【0136】(実施例9)perfluoro−pen
tanoic acid 4−phenethyl−p
henyl esterの合成 実施例8と同様の操作により下記化103の化合物を得
た。
【0137】
【化103】
【0138】この化合物の元素分析の結果は次の通りで
あった。 測定値(%) C:51.0 H:3.4 計算値(%) C:51.3 H:3.2
【0139】(実施例10)perfluorohex
anoic acid 2−cyclohexyl−e
thyl esterの合成 実施例8と同様の操作により下記化104に示す化合物
を得た。
【0140】
【化104】
【0141】この化合物の元素分析の結果は次の通りで
あった。 測定値(%) C:35.5 H:1.0 計算値(%) C:35.8 H:1.2
【0142】(実施例11)perfluoro−bu
tanoic acid 3−nitro−pheny
l esterの合成 実施例8と同様の操作により化105に示す化合物を得
た。
【0143】
【化105】
【0144】この化合物の元素分析の結果は次の通りで
あった。 測定値(%) C:35.5 H:1.0 N:4.2 計算値(%) C:35.8 H:1.2 N:4.2
【0145】(実施例12)2,2,3,3−tetr
afluoro−succinicacid (3−f
luoro−benzyl) esterの合成 実施例8と同様の操作により下記化106に示す化合物
を得た。
【0146】
【化106】
【0147】この化合物の元素分析の結果は次の通りで
あった。 測定値(%) C:44.0 H:2.5 計算値(%) C:44.3 H:2.4
【0148】
【発明の効果】上記のように、本発明により、新規なフ
ルオロアルキルエステル化合物の合成法と新規なフルオ
ロアルキルエステル化合物を得ることができた。本発明
の新規なフルオロアルキルエステル化合物は、新たな液
晶材料・機能性材料として用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフルオロアルキルエステル化合物の合
成方法を表す図
【図2】本発明のフルオロアルキルエステル化合物の合
成方法を表す図
【図3】化94で表される構造の化合物の合成方法を表
す図
【図4】化102で表される構造の化合物の合成方法を
表す図
【図5】実施例1の化94で表される構造の化合物の赤
外吸収スペクトルを表す図
【図6】実施例1の化94で表される構造の化合物の1
H−NMRを表す図
【図7】実施例2の化96で表される構造の化合物の赤
外吸収スペクトルを表す図
【図8】実施例2の化96で表される構造の化合物の1
H−NMRを表す図
【図9】実施例3の化97で表される構造の化合物の赤
外吸収スペクトルを表す図
【図10】実施例3の化97で表される構造の化合物の
1H−NMRを表す図
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 69/65 C07C 69/65 201/12 201/12 205/43 205/43 253/30 253/30 (72)発明者 荒谷 康太郎 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 三木 定雄 京都府京都市左京区上高野山ノ橋町20−1 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB64 AC48 BJ20 BJ50 BM10 BM71 BS10 BS20 KA06 QN30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される構造のフル
    オロアルキルエステル化合物。 【化1】 (但し、Rfは飽和結合又は不飽和結合を有するフッ素
    化された炭素鎖である。Rは、飽和又は不飽和炭化水素
    鎖である。また、X及びYは、それぞれ炭素原子、水素
    原子、酸素原子、窒素原子、ハロゲン原子から選択され
    る原子から構成される置換基である。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)で表されることを特徴
    とする請求項1に記載のフルオロアルキルエステル化合
    物。 【化2】 (但し、n+m≧3、n>1、m>1である。また、X
    及びYは、それぞれ炭素原子、水素原子、酸素原子、窒
    素原子、ハロゲン原子から選択される原子から構成され
    る置換基である。)
  3. 【請求項3】 Xはフッ素原子であり、また、Yは、フ
    ェニル基、シクロヘキシル基、ジオキサニル基、ピリミ
    ジニル基の中から選択される一個若しくは複数個によっ
    て構成される置換基であることを特徴とする請求項2に
    記載のフルオロアルキルエステル化合物。(但し、Yに
    結合する置換基は、水素原子、シアノ基、ニトロ基、ハ
    ロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルコキシル
    基、アルケニルオキシ基、フルオロアルキル基、フルオ
    ロアルコキシル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基か
    ら選択される1個以上の置換基である。)
  4. 【請求項4】 下記一般式(3)で表されることを特徴
    とする請求項3に記載のフルオロアルキルエステル化合
    物。 【化3】 (但し、n+m≧3、n>1、m>1である。また、Z
    は、水素原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、ア
    ルキル基、アルケニル基、アルコキシル基、アルケニル
    オキシ基、フルオロアルキル基、フルオロアルコキシル
    基、ヒドロキシル基、カルボキシル基のうちから選択さ
    れる少なくとも1個以上の置換基である。)
  5. 【請求項5】 Xは、一個又は複数個のフェニル基、シ
    クロヘキシル基、ジオキサニル基、ピリミジニル基、ア
    ルキル基、アルケニル基より選択される置換基及び、ハ
    ロゲン原子から構成され、Yは一個又は複数個のフェニ
    ル基、シクロヘキシル基、ジオキサニル基、ピリミジニ
    ル基、アルキル基、アルケニル基より選択される置換基
    から構成されることを特徴とする請求項2に記載のフル
    オロアルキルエステル化合物。(但し、フェニル基、シ
    クロヘキシル基、ジオキサニル基、ピリミジニル基上の
    水素原子は、無置換であるか、又はシアノ基、ニトロ
    基、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルコ
    キシル基、アルケニルオキシ基、フルオロアルキル基、
    フルオロアルコキシル基、ヒドロキシル基、カルボキシ
    ル基から選択される少なくとも1個以上の置換基で置換
    される。)
  6. 【請求項6】 下記一般式(4)で表されるヨウ化フル
    オロアルキル化合物、及び、下記一般式(5)で表され
    るアルケニルカルボン酸を用いて、フルオロアルキルカ
    ルボン酸を合成し、得られたフルオロアルキルカルボン
    酸とアルコールにより、請求項1ないし5に記載のフル
    オロアルキルエステル化合物を得ることを特徴とするフ
    ルオロアルキルエステル化合物の合成法。 【化4】 【化5】 (但し、m=0またはm=1である。更に、n≧0であ
    り、Rfは飽和結合または不飽和結合を有するフッ素化
    された炭素鎖であり、R及びR’はそれぞれ飽和または
    不飽和の炭化水素鎖である。更に、Xは、炭素原子、水
    素原子、酸素原子、窒素原子、ハロゲン原子から選択さ
    れる原子から構成される置換基である。)
  7. 【請求項7】 下記一般式(6)で表されることを特徴
    とする請求項1に記載のフルオロアルキルエステル化合
    物。 【化6】 (但し、Xは、炭素原子、水素原子、酸素原子、窒素原
    子、ハロゲン原子から選択される原子から構成される置
    換基である。Rf、は直鎖のフルオロアルキル基であ
    る。n≧0、m≧0である。また、A1、Bは、フェニ
    ル基、シクロヘキシル基、ジオキサニル基、ピリミジニ
    ル基から選択され、それらに結合する水素原子は、無置
    換であるか、又はシアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、
    アルキル基、アルケニル基、アルコキシル基、アルケニ
    ルオキシ基、フルオロアルキル基、フルオロアルコキシ
    ル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基から選択される
    少なくとも1個以上の置換基によって置換される。A2
    は、−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、−CF
    =CF−から選択され、特に、n≧1のときは、これら
    に加えて−COO−、−OCO−からも選択される。)
  8. 【請求項8】 下記一般式(7)で表されることを特徴
    とする請求項1に記載のフルオロアルキルエステル化合
    物。 【化7】 (但し、m≧1であり、Zは、水素原子、又はシアノ
    基、ニトロ基、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル
    基、アルコキシル基、アルケニルオキシ基、フルオロア
    ルキル基、フルオロアルコキシル基、ヒドロキシル基、
    カルボキシル基から選択される少なくとも1個以上の置
    換基である。)
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