JP2003201008A - ワークの搬送装置およびトランスファ装置 - Google Patents
ワークの搬送装置およびトランスファ装置Info
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Abstract
に加えて、搬送距離の異なる設計変更にも容易に対応で
きるワーク搬送装置を、コスト的に安価なものにして提
供する。 【解決手段】 ワーク搬送装置2であって、ワーク搬送
用アーム16を支持する支軸17の昇降ガイド15を立
設し、ワーク搬送用アーム16を往復揺動させる駆動用
アーム19を、ワーク搬送用アーム16の中間部に枢着
し、駆動用アーム19の揺動手段20を、それのアーム
揺動軸21の軸芯Pを支軸17の昇降軸芯上Qに臨ませ
る状態で、昇降ガイド15の下部側に配設する一方、搬
送解除状態に切り換え可能なワーク搬送手段22を、ワ
ーク搬送用アーム16の下部側に枢支連結し、更に、こ
のワーク搬送手段22をスライド支持経路Rに沿わせて
平行移動させるための姿勢維持手段28を備えている。
Description
と、このワークの搬送装置の複数を工作機械間に備えた
トランスファ装置とに関する。
うに、例えば工作物(以下、ワークと言う。)Wを分割
して加工する工程に合わせて、複数の工作機械41を配
置すると共に、この工作機械41の加工ステーションS
1〜S3間にワークWの搬送装置42を配設して、ワー
クWを順次、下流側の工作機械41の加工ステーション
S2,S3に搬送し、ワークWに一連の加工を施すよう
にしたものがある。
搬送装置42として、図9に示すように、固定部材43
と、この固定部材43に対して昇降可能に設けられた昇
降部材44と、この昇降部材44を昇降させる昇降装置
45と、前後の加工ステーション間のほゞ半分の長さの
スライド部材46と、このスライド部材46を加工ステ
ーション間で往復移動させるスライド装置47と、スラ
イド部材46と同方向に移動するワーク保持部材48と
を備えたものが知られている。
に対して左右方向に移動可能に支持されており、かつ、
このスライド部材46の下部に備えたラック49に噛み
合うピニオン50の回動に伴って往復移動する。
ロケット51,51が回動可能に支持されており、この
スプロケット51,51には、両端が昇降部材44に固
定されたチェーン52が架け渡されている。
固定されていて、スライド部材46の移動に伴って、ワ
ーク保持部材48がスライド部材46上をスライド部材
46と同方向に等距離等速度で移動するように構成され
ている。
3間のスライド装置47および昇降装置45は次のよう
に制御される。即ち、図9(A)に示すように、ワーク
保持部材48が加工ステーションS2,S3間の中心に
位置し、かつ、昇降部材44が下降している状態におい
て、図9(B)に示すように、スライド部材46をワー
ク搬送方向とは逆方向に移動させて、ワーク保持部材4
8を加工ステーションS1のワーク保持部に位置合わせ
をする。
44を上昇させて、ワーク保持部材48へのワークWの
受け渡しを行わせた後に、図9(D)に示すように、ス
ライド部材46をワーク搬送方向に移動させ、ワーク保
持部材48を加工ステーションS2のワーク保持部に位
置合わせをする。
Wの受け渡しを完了した時点で、図9(E)に示すよう
に、昇降部材44を下降させると共に、この状態でスラ
イド部材46をワーク搬送方向とは逆方向に移動させ
て、ワーク保持部材48が図9(A)に示す初期位置に
戻った時点でスライド部材46の移動を停止させるので
あり、爾後は、上記のサイクルを繰り返し行わせるもの
であって、この他に配置されたワーク搬送装置42につ
いても同様の制御が行われることは言うまでもない。
にかゝるワーク搬送装置42においては、図9(C),
(D)に示すワークWの受け渡しに際して、スライド部
材46が昇降部材44から片持ち状に大きくオーバーハ
ングすることから、ワークWの重量に応じて、更には、
オーバーハングの量に応じて、スライド部材46そのも
のと、スライド部材46の保持構造とを強固なものに構
成する必要があり、加えて、昇降装置45についても、
これを強力なものにする必要があって、イニシャルコス
トが非常に高く付く点で問題があった。
ョンS1〜S3間に設置する上で、広いスペースを必要
としたのであり、更には、スライド部材46がオーバー
ハングする際には、このスライド部材46の先端側ほど
上下に撓んで、垂れ下がり気味になることから、加工ス
テーションS1〜S3へのワークWの受け渡しが不安定
になり易い点でも問題があり、この他にも、搬送距離の
異なるワーク搬送装置42を構成するためには、スライ
ド装置47の全体を構造変更する必要があった。
を解消すべくしてなされたもので、例えばトランスファ
ライン等に備えるワークの搬送装置として、ワークをス
ライド可能に支持するスライド支持手段に沿わせて、ワ
ークをスライド支持経路の上流側から下流側に搬送する
ように構成しており、具体的には、ワークのスライド支
持経路の中間部位に、ワーク搬送用アームの上部側を回
動自在に支持する支軸の昇降ガイドを立設すると共に、
ワーク搬送用アームを支軸まわりで往復揺動させる駆動
用アームを、ワーク搬送用アームの中間部に枢着し、か
つ、この駆動用アームの揺動手段を、それのアーム揺動
軸の軸芯を支軸の昇降軸芯上に臨ませる状態で、昇降ガ
イドの下部側に配設する一方、搬送解除状態に切り換え
可能なワーク搬送手段を、ワーク搬送用アームの下部側
に枢支連結し、更に、このワーク搬送手段をスライド支
持経路に沿わせて平行移動させるための姿勢維持手段を
備えてなる点に特徴がある(請求項1)。
送解除状態とし、かつ、ワーク搬送用アームに対する駆
動用アームの枢着軸を、それの軸芯を支軸の昇降軸芯上
に臨ませた状態をホームポジションとして、駆動用アー
ムを揺動させると、支軸まわりでのワーク搬送用アーム
の揺動を伴って、このワーク搬送用アームの支軸が昇降
ガイドに沿って下降すると共に、姿勢維持手段を備えて
いることから、ワーク搬送用アームの下部側に備えたワ
ーク搬送手段は、スライド支持経路に沿って平行移動す
るようになる。
用アームの枢着軸を、ワーク搬送用アーム上部側の支軸
と下部側のワーク搬送手段の連結軸のそれぞれの軸芯間
の等分位置に配置し、かつ、この枢着軸と揺動手段のア
ーム揺動軸との軸芯間の寸法と上記の軸芯間の等分の寸
法とをほゞ一致させれば(請求項2)、ワーク搬送手段
は、スライド支持経路に沿って、この経路とほゞ平行の
軌跡を描くように平行移動する。
された凹入部やワークの搬送方向下流側などに係止する
部材を係止解除可能に備えたもの(請求項3)を選択す
ることができる。
を下流側に搬送するに際して、先ずはワーク搬送手段を
ワークの上方部位に位置合わせするように、上記のホー
ムポジションにある駆動用アームをスライド支持経路の
上流側に揺動させ、次いでワーク搬送手段を搬送状態に
切り換え、この後に、ワーク搬送手段ひいてはワークを
スライド支持手段の下流側に搬送させるように、駆動用
アームをスライド支持経路の下流側に揺動させるのであ
る。
状態に切り換えて、元のホームポジションに戻すよう
に、駆動用アームをスライド支持経路の上流側に揺動さ
せるのであり、爾後は、上記のサイクルを繰り返すこと
で、スライド支持手段の上流側に供給されるワークを、
順次、スライド支持経路の下流側に搬送することができ
る。
ば、ワークをスライド可能に支持させた状態で、スライ
ド支持手段に沿わせて例えば係止搬送させることから、
従来のスライド部材をオーバーハングさせる構成に比較
して、構成的に撓みを伴うことが一切ないことから、加
工ステーションへのワークの受け渡しを安定的に行わせ
得るのであり、更には、スライド支持手段を強固な構造
物に構成にする必要性がないことから、ワーク搬送装置
のイニシャルコストを大幅に低減させることが可能とな
る。
設計変更によって、後は駆動用アームの揺動角度を小さ
くする制御の形態をとることで、搬送距離を短くしたワ
ーク搬送装置を得ることができるのであり、即ち、構成
部材の大半を規格化する状態で、搬送距離の異なるワー
ク搬送装置を構成することができるのであって、これに
よっても大幅なコスト低減が可能となる。
を回動自在に支持する支軸を回動不能に設ける一方、ワ
ーク搬送用アームに対するワーク搬送手段の枢支連結軸
を、ワーク搬送用アームに対して回動可能に設け、か
つ、支軸に固定の部材とワーク搬送手段側の回動部材と
をリンク部材として、これらのリンク部材にわたって二
本の平行リンク部材を連結して、姿勢維持手段を平行四
連のリンク機構から構成することができ(請求項4)、
この際、二本の平行リンク部材の一本をワーク搬送用ア
ームによって兼用させることも可能である。
軸とにスプロケットホイールを固着すると共に、これら
のスプロケットホイールにエンドレスのチェーンを巻き
掛けて、姿勢維持手段を構成することも可能である(請
求項5)。
イド支持経路の途中に、スライド支持手段によって支持
されたワークに異なる加工を施す複数の工作機械を配置
し、この工作機械の加工ステーション間に、上記の構成
にかゝるワーク搬送装置を配設することで、ワークを順
次、下流側の工作機械の加工ステーションに搬送するト
ランスファ装置が構成される(請求項6)。
極端には複数の工作機械を互いに接合させた状態であっ
ても、その工作機械の加工ステーションにわたってワー
クを搬送させることが可能であることから、トランスフ
ァ装置全体の設置スペースを狭くすることができるので
あり、更には、ワーク搬送装置のワーク搬送距離を自由
に設定できることから、加工ラインの設計の自由度も高
くなる利点がある。
に基づいて説明する。図1はトランスファ装置を示し、
このトランスファ装置は、ワーク各部の加工工程に合わ
せて、複数の工作機械(この実施の形態では、工作機械
1を第1〜第3の3台としている。)1を配置すると共
に、この工作機械1の加工ステーションS1〜S3間に
ワーク搬送装置2を配設し、かつ、ワーク搬送方向の上
流側に、例えばプッシャー式のワーク供給手段3を設け
ると共に、ワーク搬送方向の下流側に、例えば人手によ
ってワークWを移載させるためのストッカー4を備え
て、ワークWを順次、下流側の工作機械1の加工ステー
ションS2,S3に搬送し、ワークWに一連の加工を施
すように構成されている。
て、図中の11はワークWをスライド可能に支持するた
めのスライド支持手段であって、脚体12に備えたベー
ス13上にレール14を配置してなり、レール14に代
えて、例えばローラコンベアやベルトコンベアなどの構
成に変更が可能である。
Wのスライド支持経路の中間部位に立設された昇降ガイ
ドであって、ワーク搬送用アーム16の上部側を回動自
在に支持する支軸17を固着したブラケット18が昇降
可能に設けられている。
枢着された駆動用アームであって、このアーム19を往
復揺動させるための揺動手段20が昇降ガイド15の下
部側に配置されている。
ドモーターからなるもので、それの出力軸をアーム揺動
軸21として、これに駆動用アーム19を固着すると共
に、このアーム揺動軸21の軸芯Pを、昇降ガイド15
に沿って昇降する支軸17の昇降軸芯上に臨ませる状態
で、昇降ガイド15の下部側に配設している。
送用アーム16の下部側に回動可能に備えた連結軸23
に設けられており、かつ、搬送解除状態に切り換え可能
に構成されている。
軸23に、この連結軸23と一体に回動する部材24を
連設すると共に、この回動部材24に、ロッド軸芯を上
下方向に向けてシリンダ25を取り付け、かつ、シリン
ダロッドに、シリンダ25の伸長に伴って下降する昇降
部材26を連設すると共に、更に、この昇降部材26
に、ワークWに形成された係止用の孔(一例であるが、
この実施の形態では、ワークWがエンジンケースであっ
て、シャーシに対するケース固定用の孔を係止用の孔と
している。)aに係入するピン状係止部材27を設けて
なる。
イド支持手段11によってスライド可能に支持されてい
るワークWの係止用孔aに係止部材27を係止させ、か
つ、後述するように、ワーク搬送手段22を平行に移動
させることで、ワークWは、スライド支持経路に沿って
搬送されるのであり、そして、シリンダ25を収縮させ
れば、ワーク搬送手段22は、搬送解除状態に切り換え
られるのである。
スライド支持経路に沿わせて平行移動させるための姿勢
維持手段であって、この実施の形態では、ブラケット1
8に固着された回動不能の支軸17に固定部材29aを
設け、ワーク搬送用アーム16の下部側に回動可能に備
えた連結軸23には回動部材29bを固着し、これらを
リンク部材29a,29bにして、これらのリンク部材
29a,29bにわたって二本の平行リンク部材30,
30を枢支連結し、もって、平行四連のリンク機構によ
って姿勢維持手段28を構成している。
1と連結軸23、及び、ワーク搬送用アーム16に対す
る駆動用アーム19の枢着軸31のそれぞれの軸芯P
1,P,P2,P3を、スライド支持経路に対して直交
する水平方向に向けて互いに平行に配置し、かつ、枢着
軸31を、支軸17と連結軸23のそれぞれの軸芯P
1,P2間の等分位置に配置すると共に、この枢着軸3
1とアーム揺動軸21との軸芯P3,P間の寸法を、上
記の軸芯P1,P2間の等分の寸法にほゞ一致させてい
る。
うに、ワーク搬送手段22を搬送解除状態とし、かつ、
ワーク搬送用アーム16に対する駆動用アーム19の枢
着軸31を、それの軸芯P3を支軸17の昇降軸芯上に
臨ませた状態をホームポジションPPとして、駆動用ア
ーム19を揺動させると、ワーク搬送用アーム16が支
軸17まわりで揺動すると共に、このワーク搬送用アー
ム16の支軸17が昇降ガイド15に沿って下降するよ
うになる。
軸23のそれぞれの軸芯P1,P2間の等分位置に枢着
軸31を配置し、かつ、この枢着軸31とアーム揺動軸
21との軸芯P3,P間の寸法を、上記の軸芯P1,P
2間の等分の寸法にほゞ一致させていることから、支軸
17の下降を伴ってのワーク搬送用アーム16の揺動に
よって、ワーク搬送手段22を保持する連結軸23は、
スライド支持経路に沿って、この経路とほゞ平行の軌跡
を描いて移動するようになる。
姿勢を維持させるための手段28を連設させていること
から、上記のワーク搬送手段22は、スライド支持経路
に沿って平行移動するようになる。
ークWの加工は、ワーク搬送装置2がホームポジション
PPにある状態で行われる。そして、スライド支持手段
11の上流側にワークWが供給されたものとして、以下
にワーク搬送装置2によるワークWの搬送動作について
説明する。
ホームポジションPPにある駆動用アーム19をスライ
ド支持経路の上流側に揺動させて、ワーク搬送手段22
をワークWの上方部位に位置合わせさせる。
2,3を参照して、ワーク搬送手段22のシリンダ25
を伸長させて、昇降部材26に備えた係止部材27をワ
ークWの係止用孔aに係止させ、ワーク搬送手段22を
ワーク係止の搬送可能状態に切り換えるのである。
用アーム19をスライド支持経路の下流側に揺動させ
て、ワーク搬送手段22ひいてはワークWをスライド支
持手段11の下流側に搬送させるのであり、そして、図
6(B)に示すように、ワーク搬送手段22のシリンダ
25を収縮させて、ワーク搬送手段22を搬送解除状態
に切り換え、かつ、駆動用アーム19をスライド支持経
路の上流側に揺動させて、ワーク搬送装置2を、図5
(A)に示す元のホームポジションPPに戻すのであ
る。
に、ワーク搬送装置2を例えばプログラム制御させるの
であり、第2及び第3のワーク搬送装置2についても同
様の制御が行わせるのであって、これによってワークW
は順次、第2及び第3のワーク搬送装置2を経て、最終
的には人手によってストッカー4に取り出されるのであ
る。
れば、従来のように、装置構成部材をオーバーハングさ
せることがないので、加工ステーションS1〜S3への
ワークWの受け渡しが安定的に行われるようになり、ま
た、全体を強固な構造物に構成にする必要がないことか
ら、ワーク搬送装置2のイニシャルコストを大幅に低減
させることが可能となる。
持経路を短くして、駆動用アーム19の揺動角度を小さ
くする制御の形態をとるだけで、ワーク搬送装置2を搬
送距離の短かなものに構成変更することができる。これ
は即ち、構成部材の大半を規格化できることであって、
要望に応じての異なる搬送距離のワーク搬送装置を、コ
スト的に安価に提供できることに繋がることでもある。
装置の全体については、極端には複数の工作機械1を互
いに接合させた状態であっても、その工作機械1の加工
ステーションS1,S2及びS2,S3にわたってワー
クWを搬送させることが可能であることから、トランス
ファ装置全体の設置スペースを狭くすることが可能とな
り、更には、上記したように、ワーク搬送装置2のワー
ク搬送距離を自由に設定できることから、加工ラインの
設計の自由度も高くなる利点がある。
て、これを平行四連のリンク機構から構成しているが、
この際、二本の平行リンク部材30,30の一本をワー
ク搬送用アーム16によって兼用させることも可能であ
り、この他にも、図7に示すように、姿勢維持手段28
として、回動不能の支軸17と回動可能な連結軸23と
にスプロケットホイール35,35を固定すると共に、
これらのスプロケットホイール35,35にわたってエ
ンドレスのチェーン36を巻き掛けても、ワーク搬送手
段22を平行移動させることができる。
連結軸23のそれぞれの軸芯P1,P2間の等分位置に
枢着軸31を配置し、かつ、この枢着軸31とアーム揺
動軸21との軸芯P3,P間の寸法を、上記の軸芯P
1,P2間の等分の寸法にほゞ一致させて、ワーク搬送
手段22を、スライド支持経路に沿わせてほゞ平行に移
動させるように構成しているが、上記の寸法設定に限ら
れるものではない。
芯P1,P3間の寸法を、枢着軸31と連結軸23との
軸芯P3,P2間の寸法よりもやゝ長くした場合は、連
結軸23は、やゝ上方に膨らみ勝手となる円弧状の軌跡
を描き、アーム揺動軸21と枢着軸31との軸芯P,P
3間の寸法を、上記の軸芯P1,P2間の等分の寸法よ
りもやゝ長くした場合は、連結軸23は、やゝ下方に膨
らみ勝手となる円弧状の軌跡を描くように移動する。
変位に拘らず、係止部材27を係止用孔aに係止させ得
るように、或いは、係止部材27をワークWの搬送方向
下流側に係止させ得るように、ワーク搬送手段22を構
成しておけば、ワークWをスライド支持経路に沿わせて
移動させることができるのであって、このことから、上
記の寸法設定に限られることはないのである。
ークの受け渡しを安定的に行わせ得ることに加えて、搬
送距離の異なる設計変更にも容易に対応できるワーク搬
送装置を、コスト的に安価なものにして提供することが
できる。
ースが狭くて済む上に、加工ラインの設計の自由度を高
めることを可能としたトランスファ装置も、これをコス
ト的に安価なものにして提供することができるのであ
る。
ク搬送装置のワーク搬送手段をワークの搬送可能状態に
切り換えるまでの動作説明図である。
ーク搬送手段のホームポジションへの戻し説明図であ
る。
ある。
作説明図である。
イド、16…ワーク搬送用アーム、17…支軸、19…
駆動用アーム、20…揺動手段、21…アーム揺動軸、
22…ワーク搬送手段、23…連結軸、24…回動部
材、27…係止部材、28…姿勢維持手段、30…リン
ク部材、31…枢着軸、35…スプロケットホイール、
36…エンドレスチェーン、P〜P3…軸芯、S1〜S
3…加工ステーション、W…ワーク。
Claims (6)
- 【請求項1】 ワークをスライド可能に支持するスライ
ド支持手段に沿わせて、ワークをスライド支持経路の上
流側から下流側に搬送するためのワークの搬送装置であ
って、ワークのスライド支持経路の中間部位に、ワーク
搬送用アームの上部側を回動自在に支持する支軸の昇降
ガイドを立設すると共に、ワーク搬送用アームを支軸ま
わりで往復揺動させる駆動用アームを、ワーク搬送用ア
ームの中間部に枢着し、かつ、この駆動用アームの揺動
手段を、それのアーム揺動軸の軸芯を支軸の昇降軸芯上
に臨ませる状態で、昇降ガイドの下部側に配設する一
方、搬送解除状態に切り換え可能なワーク搬送手段を、
ワーク搬送用アームの下部側に枢支連結し、更に、この
ワーク搬送手段をスライド支持経路に沿わせて平行移動
させるための姿勢維持手段を備えてなることを特徴とす
るワークの搬送装置。 - 【請求項2】 ワーク搬送用アームに対する駆動用アー
ムの枢着軸を、ワーク搬送用アーム上部側の支軸と下部
側のワーク搬送手段の連結軸のそれぞれの軸芯間の等分
位置に配置し、かつ、この枢着軸と揺動手段のアーム揺
動軸との軸芯間の寸法と上記の軸芯間の等分の寸法とを
ほゞ一致させてなる請求項1に記載されたワークの搬送
装置。 - 【請求項3】 ワーク搬送手段が、ワークに係止する部
材を係止解除可能に備えてなる請求項1または2に記載
されたワークの搬送装置。 - 【請求項4】 姿勢維持手段を構成するに、ワーク搬送
用アームを回動自在に支持する支軸を回動不能に設ける
一方、ワーク搬送用アームに対するワーク搬送手段の枢
支連結軸を、ワーク搬送用アームに対して回動可能に設
け、かつ、支軸に固定の部材とワーク搬送手段側の回動
部材とをリンク部材として、これらのリンク部材にわた
って二本の平行リンク部材を連結してなる請求項1〜3
のいずれかに記載されたワークの搬送装置。 - 【請求項5】 姿勢維持手段を構成するに、ワーク搬送
用アームを回動自在に支持する支軸を回動不能に設ける
一方、ワーク搬送用アームに対するワーク搬送手段の枢
支連結軸を、ワーク搬送用アームに対して回動可能に設
け、かつ、支軸と連結軸とにスプロケットホイールを固
着すると共に、これらのスプロケットホイールにエンド
レスのチェーンを巻き掛けてなる請求項1〜3のいずれ
かに記載されたワークの搬送装置。 - 【請求項6】 ワークをスライド可能に支持するスライ
ド支持手段に沿わせてスライド支持経路の途中に、スラ
イド支持手段によって支持されたワークに異なる加工を
施す複数の工作機械を配置し、この工作機械の加工ステ
ーション間に、請求項1〜5のいずれかに記載されたワ
ークの搬送装置を配設して、ワークを順次、下流側の工
作機械の加工ステーションに搬送するように構成してな
ることを特徴とするトランスファ装置。
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---|---|---|---|
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JP2006272523A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Shinmei Ind Co Ltd | ワーク搬送装置 |
KR100862987B1 (ko) * | 2008-01-28 | 2008-10-13 | 주식회사 디엠에스 | 기판 반송장치 |
JP2021049590A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-04-01 | コマツNtc株式会社 | ワイヤソー及びワイヤソーのワークの搬入出方法 |
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JP7372098B2 (ja) | 2019-09-20 | 2023-10-31 | コマツNtc株式会社 | ワイヤソー及びワイヤソーのワークの搬入出方法 |
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