JP2003195458A - フイルムスクロールの作成装置 - Google Patents

フイルムスクロールの作成装置

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JP2003195458A JP2001399826A JP2001399826A JP2003195458A JP 2003195458 A JP2003195458 A JP 2003195458A JP 2001399826 A JP2001399826 A JP 2001399826A JP 2001399826 A JP2001399826 A JP 2001399826A JP 2003195458 A JP2003195458 A JP 2003195458A
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/26Holders for containing light sensitive material and adapted to be inserted within the camera

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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な工程および構成で、スプールをフイルム
挿入角度位置に沿って正確に位置合わせし、フイルムス
クロールを効率的に作成することを可能にする。 【解決手段】作成装置10は、スプール16の係止口2
0aを所定の角度範囲内の姿勢に設定する係止口姿勢設
定ステーションST2を備える。フイルム挿入ステーシ
ョンST3には、スプール16を長尺フイルムFの挿入
前に位相決めすることにより、係止口20aをフイルム
挿入角度位置に沿って位置合わせを行う係止口位相合わ
せ機構92が設けられ、位相決めされた前記スプール1
6の係止口20aに前記長尺フイルムFが挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプールにフイル
ムが巻き取られたフイルムスクロールを自動的に作成す
るためのフイルムスクロールの作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、写真感光用フイルムを加工して
包装する際には、フイルムの加工、加工された定寸フイ
ルムのスプールへの巻き取り、巻き取られた定寸フイル
ムのパトローネへの組み込み、および定寸フイルム入り
パトローネのケースへの装填等の種々の処理が行われて
いる。
【0003】ここで、スプールに定寸フイルムを巻き込
んでフイルムスクロールを作成する場合、間欠回転する
インデックステーブル上に複数のステーションを設け、
各ステーションで所望の作業を分担して行う方法や装置
が採用されている。この種の技術として、例えば、特許
第2777668号公報に開示されているフイルムのス
クロール作成方法および装置が知られている。
【0004】上記の従来技術では、図16に示すよう
に、矢印方向に間欠回転可能なターンテーブル1に、複
数個、例えば、6個のスプールチャック2が等間隔に配
設されている。ターンテーブル1は、スプール3をスプ
ールチャック2に供給する第1ステーション(I)と、
このスプール3を回転させて爪4を前記スプール3に係
合させることにより、スリット5のオリエンテーション
(以下、位相決めという)を行う第2ステーション(I
I)と、挿入ガイド6の案内作用下に、前記スプール3
の前記スリット5にフイルムF0の先端を挿入する第3
ステーション(III)と、前記スプール3に前記フイル
ムF0を巻き取ってスクロール7を作成する第4ステー
ション(IV)と、前記スクロール7の有無等の検査を行
う第5ステーション(V)と、前記スクロール7を回収
する第6ステーション(VI)とが設けられている。
【0005】そこで、ターンテーブル1が矢印方向に間
欠移動することにより、スプールチャック2が第1〜第
6ステーション(I)〜(VI)に順次移動されて、各作
業が前記第1〜第6ステーション(I)〜(VI)で分業
して行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この場合、上記の従来
技術では、第2ステーション(II)でスプール3のスリ
ット5を位相決めする作業が行われており、第3ステー
ション(III)では、このスリット5の位相決めを行う
ことなく、フイルムF0が前記スリット5に挿入されて
いる。
【0007】しかしながら、スプール3のスリット5が
第2ステーション(II)で位相決めされた後、ターンテ
ーブル1が、例えば、矢印方向に60°回転して前記ス
プール3を第3ステーション(III)に配置している。
このため、ターンテーブル1の急激な加減速等によって
スプール3に外力が作用し、前記スプール3に位置変動
が惹起して回転方向の位置(スリット5の位相)にずれ
が発生するおそれがある。
【0008】すなわち、スプール3は、スプールチャッ
ク2に対して摩擦力を介して保持されているだけであ
り、特に、ターンテーブル1が高速回転する際には、前
記スプール3を移動不能に固定することは困難なものと
なる。従って、第3ステーション(III)では、スプー
ル3に位相ずれが惹起され易く、スリット5にフイルム
F0を安定して挿入することができず、さらに、このス
リット5の位相が、例えば、±1°以上ずれていると、
前記フイルムF0の挿入が不可能となってしまう。これ
により、上記の従来技術では、フイルムF0の巻き取り
作業を連続して確実に遂行することができず、スクロー
ル7の作成作業全体の効率化が低下するという問題が指
摘されている。
【0009】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単な構成で、スプールをフイルム挿入角度位置に
沿って正確に位置合わせすることができ、所望のフイル
ムスクロールを効率的に作成することが可能なフイルム
スクロールの作成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフイルムス
クロールの作成装置では、複数のスプールチャックを間
欠移動可能に配置し、前記スプールチャックを、前記ス
プールチャックにスプールを装着するスプール装着ステ
ーション、前記スプールにフイルムの先端を挿入して係
止するフイルム挿入ステーション、前記フイルムを前記
スプールに巻き取るフイルム巻き取りステーション、お
よび該スプールに該フイルムが巻き取られたフイルムス
クロールを前記スプールチャックから取り出すフイルム
スクロール取り出しステーションに順次移動させ、前記
フイルムスクロールを作成する。
【0011】その際、フイルム挿入ステーションの前工
程で、スプールの係止口が前記フイルム挿入ステーショ
ンでの配置姿勢に対応し、前記スプールを位相決めする
手段によって確実にその作用を奏することができるよう
に、すなわち、該スプールが回動させられて最終位置に
設定させられるように、所定の角度範囲内の姿勢に設定
されている。このため、スプールがフイルム挿入ステー
ションに移動された際に、前記スプールのフイルム挿入
用係止口が、フイルム挿入角度位置から一方向に対し所
定のフイルム挿入阻止用角度範囲内に偏って配置され
る。例えば、前記係止口のフイルム挿入側は、フイルム
挿入角度位置から下方向に向かって3°〜45°、より
好ましくは、5゜〜30゜の範囲内に偏って配置され
る。
【0012】次いで、フイルム挿入ステーションでは、
フイルムの挿入前にスプールの位相決めが行われること
により、前記スプールの係止口がフイルム挿入角度位置
に沿って位置合わせされる。
【0013】このように、フイルム挿入ステーションに
おいて、スプールの係止口の位相決めが行われるため、
前工程で位相決めがなされたスプールを前記フイルム挿
入ステーションに移動させてフイルムの挿入を行う場合
のように、移動時の位相ずれによる影響を受けることが
ない。従って、フイルム挿入ステーションでは、スプー
ルがフイルム挿入角度位置に沿って正確に位置合わせさ
れるため、前記フイルムの挿入作業が確実に遂行され
る。これにより、フイルムスクロールの作成作業が効率
的かつ連続的に行われる。
【0014】しかも、フイルム挿入ステーションの前工
程で、スプールの係止口が所定の角度範囲内の姿勢に設
定された後、前記フイルム挿入ステーションで前記係止
部の位相決めが行われる。このため、スプールの位相決
め作業が効率的かつ確実に遂行され、サイクルタイムが
長くなることを有効に阻止することができる。
【0015】また、フイルム挿入ステーションでは、第
1および第2ガイド部材でスプールを挟持することによ
り、係止口をフイルム挿入角度位置に沿って位置合わせ
するとともに、前記第1および第2ガイド部材から前記
係止口に連続して連なるフイルム案内用通路が形成され
る。従って、スプールと第1および第2ガイド部材との
間に隙間が発生することがなく、特にカールの大きなフ
イルムであっても、前記スプールの係止口にフイルム先
端を確実に挿入させることが可能になり、フイルムの挿
入安定性が有効に向上する。
【0016】ここで、第1ガイド部材をスプール側に移
動させた後、第2ガイド部材を鉛直姿勢から水平姿勢に
姿勢変換させることにより、前記第1および第2ガイド
部材で前記スプールを回転させて係止口をフイルム挿入
角度位置に沿って位置合わせするとともに、前記フイル
ム案内用通路を形成する。これにより、簡単な工程およ
び構成で、スプールの位相決め作業とフイルム案内用通
路の形成作業とが、効率的に遂行される。
【0017】さらに、係止口位相合わせ機構は、第1ガ
イド部材をスプール側に水平移動させて前記第1ガイド
部材の先端部を前記スプールに当接させるための第1駆
動部と、第2ガイド部材を鉛直姿勢から水平姿勢に姿勢
変換させて前記第2ガイド部材の先端部を前記スプール
に当接させるための第2駆動部とを備える。このため、
第1および第2ガイド部材を介して、係止口をフイルム
挿入角度位置に沿って容易かつ確実に位置合わせするこ
とができる。
【0018】さらにまた、第1および第2ガイド部材の
先端部には、互いに対向して第1および第2段差部が形
成され、前記第1および第2段差部間でスプールが挟持
される。従って、第1および第2ガイド部材から係止口
に連続して連なるフイルム案内用通路を確実に形成する
ことが可能になる。
【0019】その際、第1および第2段差部の厚さは、
係止口を形成する一対の壁部の厚さと同等以上に設定さ
れることにより、第1および第2ガイド部材間に設けら
れる間隔が前記係止口の開口幅寸法よりも小さく選定さ
れている。これにより、フイルム先端が第1および第2
ガイド部材からスプールの係止口に受け渡される際、前
記係止口を形成する一対の壁部に引っ掛かることがな
く、フイルムの挿入作業が円滑かつ確実に遂行される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るフイルムスクロールの作成装置10により製造さ
れるフイルムスクロール12の分解説明図であり、図2
は、前記作成装置10を組み込むフイルム加工包装シス
テム14の概略構成側面図であり、図3は、前記フイル
ム加工包装システム14の要部概略側面図である。
【0021】図1に示すように、フイルムスクロール1
2は、スプール16と、このスプール16に巻き付けら
れる定寸フイルム18とを備える。スプール16は、巻
軸20と一対のフランジ22とを一体的に設けており、
この巻軸20には、定寸フイルム18の先端部18aを
挿入する係止口20aが設けられるとともに、この係止
口20a内に2個の爪20bが形成されている。爪20
bには、定寸フイルム18の先端部18aに設けられた
孔部18bが係止される。巻軸20の一端部側には、ス
プール16の位置決めを行うための段部20cが設けら
れている。
【0022】図2に示すように、フイルム加工包装シス
テム14は、長尺な写真感光用フイルムF(以下、長尺
フイルムFという)が巻回されたフイルムロール24を
保持し、このフイルムロール24を巻き戻す送り出し部
30を備える。送り出し部30の下流側には、フイルム
ロール24の終端と新たなフイルムロール24の先端と
を接合する接合部32と、前記フイルムロール24から
巻き戻される長尺フイルムFの両側にパーフォレーショ
ン18c(図1参照)を形成する穿孔部34と、前記長
尺フイルムFの片側または両側にサイドプリントを潜像
として記録するサイドプリント部36とが配置される。
【0023】サイドプリント部36は、第1プリント部
38と、第2プリント部40とを備え、この第1プリン
ト部38は、長尺フイルムFの片側または両側にフイル
ムの品種に応じて帯状のサイドプリントを潜像として記
録する一方、前記第2プリント部40は、フイルムサイ
ズに応じてDXバーコード、コマ番号数字、コマ番号バ
ーコード、商品名等を潜像として記録する。
【0024】サイドプリント部36の下流側には、長尺
フイルムFを予め設定された長さ毎に切断する切断機構
42側に送り出す第1移送機構44と、前記切断機構4
2の下流側に配設され、前記切断機構42により切断さ
れて得られた定寸フイルム18の後端部18dをフイル
ム挿入ステーションST3(後述する)に配置されてい
るスプール16側に送り出す第2移送機構46と、前記
スプール16の近傍に設けられ、前記長尺フイルムF
(または定寸フイルム18)の先端部18aを該スプー
ル16に挿入するためのインサート機構48とが配設さ
れる。
【0025】図3に示すように、第1移送機構44は、
長尺フイルムFの両側に形成されたパーフォレーション
18cに挿入されて、この長尺フイルムFを矢印A方向
に定尺フィードを行うスプロケット50を備える。この
スプロケット50は、図示しないサーボモータを介して
矢印方向に回転駆動される。切断機構42は、互いに上
下方向に対向して配置される固定刃54と可動刃56と
を備える。
【0026】第2移送機構46は、長尺フイルムFまた
は定寸フイルム18(以下、単に長尺フイルムFともい
う)を挟持して搬送するニップローラ60と、このニッ
プローラ60とインサート機構48の間に配設される開
閉自在なフイルムガイド62とを備える。ニップローラ
60は、サーボモータ64を介して回転駆動される駆動
ローラ66と、この駆動ローラ66に摺接自在な従動ロ
ーラ68とを備える。
【0027】図4〜図6に示すように、インサート機構
48は、基台70に装着されたサーボモータ等のインサ
ートモータ72を介し、互いに同期して回転駆動される
それぞれ一対の第1および第2インサートローラ74、
76と、前記第1および第2インサートローラ74、7
6に摺接自在なそれぞれ一対の第1および第2ピンチロ
ーラ78、80と、開閉自在なインサート前ガイド82
とを備える。
【0028】第1および第2インサートローラ74、7
6は、インサートモータ72に連結されるベルト・プー
リ手段84を介して回転駆動される。インサート前ガイ
ド82は、支軸86a、86bを支点に揺動自在なガイ
ド板88a、88bを備え、このガイド板88a、88
bには、それぞれ第1および第2ピンチローラ78、8
0が回転自在に支持される。支軸86a、86bには、
駆動リンク90a、90bが連結されており、前記駆動
リンク90a、90bが上下方向に移動することによっ
て前記支軸86a、86bが回転駆動される。
【0029】基台70には、スプール16を長尺フイル
ムFの挿入前に位相決めを行い、前記スプール16の係
止口20aをフイルム挿入角度位置Bに位置合わせを行
う係止口位相合わせ機構92が装着される。図7および
図8に示すように、係止口位相合わせ機構92は、スプ
ール16を挟持して係止口20aをフイルム挿入角度位
置Bに位置合わせする上インサートガイド(第1ガイド
部材)94および下インサートガイド(第2ガイド部
材)96を備える。上インサートガイド94は、第1駆
動部98を介して水平移動するとともに、下インサート
ガイド96は、第2駆動部100を介して鉛直姿勢から
水平姿勢に姿勢変換可能である。
【0030】第1駆動部98は、基台70上に矢印C方
向に向かって互いに平行に固定される一対のリニアガイ
ド102を備え、このリニアガイド102上にスライド
ベース104が進退自在に載置される。スライドベース
104には柱体106が固着されており、この柱体10
6は、揺動カム108の揺動先端部に形成された開口部
110に挿入される。揺動カム108は、軸112に回
動自在に配設されるとともに、前記軸112側に駆動リ
ンク114が設けられる。スライドベース104の前進
方向(矢印C1方向)先端部には、取り付け台116が
鉛直下方向に向かって固着されており、この取り付け台
116の下端部には、上インサートガイド94が固着さ
れる。
【0031】第2駆動部100は、水平方向に向かって
配置される固定軸118を備え、この固定軸118の外
周には、可動筒体120が回動可能に装着される。可動
筒体120の外周には、アーム122を介して下インサ
ートガイド96が固着されるとともに、外方に突出して
設けられているリンク片124には、駆動リンク126
が連結される。
【0032】上インサートガイド94および下インサー
トガイド96には、互いに対向して湾曲ガイド面94
a、96aが設けられる。湾曲ガイド面94aは凹状に
形成されるとともに、湾曲ガイド面96aは凸状に形成
されている。湾曲ガイド面94a、96a間で長尺フイ
ルムFを強制的に湾曲形状に支持することにより、前記
長尺フイルムFが不要に変形することを阻止している。
【0033】上インサートガイド94および下インサー
トガイド96の先端部には、互いに対向して第1および
第2段差部94b、96bが形成される。第1および第
2段差部94b、96b間でスプール16の巻軸20を
挟持することにより、前記スプール16の位相決めを行
う。
【0034】図8に示すように、第1および第2段差部
94b、96bの厚さは、スプール16の係止口20a
を形成する一対の壁部20dの厚さと同等以上に設定さ
れる。これにより、上インサートガイド94と下インサ
ートガイド96との間に設けられる間隙部128の開口
寸法L1は、係止口20aの開口幅寸法L2よりも小さ
く設定される。具体的には、上インサートガイド94お
よび下インサートガイド96の湾曲ガイド面94a、9
6aと壁部20dの端面との間隔Δtは、例えば、0〜
1.0mmの範囲内に設定されている。上インサートガ
イド94および下インサートガイド96によりスプール
16が挟持された状態で、前記上インサートガイド94
および前記下インサートガイド96から係止口20aに
連続して連なるフイルム案内用の通路129が形成され
る。
【0035】図3に示すように、フイルムガイド62の
下方側には、不良フイルムを自動的に排出するための排
出口部材130が紙面に直交する方向に移動自在に配設
されている。
【0036】作成装置10は、矢印X方向に間欠回転さ
れる主軸140に固着されたターンテーブル142を備
え、このターンテーブル142には、等角度間隔離間し
て、例えば、6箇所にスプールチャック144が設けら
れる。ターンテーブル142には、時計方向(矢印X方
向)に向かってスプール装着ステーションST1、係止
口姿勢設定ステーションST2、フイルム挿入ステーシ
ョンST3、プレワインドステーションST4、ワイン
ドステーションST5、およびフイルムスクロール取り
出しステーションST6が設けられている。
【0037】図9に示すように、ターンテーブル142
は、一対の回転板142a、142bを備える。一方の
回転板142aにスプールチャック144を構成する固
定チャック146が装着されるとともに、他方の回転板
142bに可動チャック148が図示しないばね等によ
って矢印方向に進退自在に配設される。スプール受け渡
し位置では、昇降自在な支持アーム150を介してスプ
ール16が一つのスプールチャック144を構成する固
定チャック146と可動チャック148の間に搬入され
る。
【0038】図10に示すように、係止口姿勢設定ステ
ーションST2には、スプール16がフイルム挿入ステ
ーションST3に配置された際に、前記スプール16の
係止口20aが、フイルム挿入角度位置Bから一方向に
所定のフイルム挿入阻止用角度範囲内に偏って配置され
るように、前記係止口20aを所定の角度範囲内の姿勢
に設定する係止口姿勢設定機構152を備える。
【0039】係止口姿勢設定機構152は爪部材154
を備え、前記爪部材154は、揺動アーム156の先端
側にスプリング158を介して傾動可能に装着される。
揺動アーム156は、揺動軸160を支点に揺動すると
ともに、前記揺動アーム156に駆動リンク162が連
結されている。係止口姿勢設定ステーションST2にお
いて、爪部材154に係合されてスプール16の姿勢設
定が行われる際、前記スプール16の係止口20aのフ
イルム挿入側は、ターンテーブル142の中心線Oに対
して下方向に向かってα゜(3°〜45°、より好まし
くは、5゜〜30゜)の角度範囲内に偏って配置されて
いる。
【0040】爪部材154は、揺動リンク162を介し
てスプール16の搬送に干渉しない位置(図10中、二
点鎖線参照)と、係止口姿勢設定ステーションST2に
配置された前記スプール16の段部20cに係合して前
記スプール16の姿勢設定を行う位置(図10中、実線
参照)とに配置される。係止口姿勢設定ステーションS
T2には、スプールチャック144に保持されているス
プール16を所定のトルクで回転させるための図示しな
い回転駆動部が配置されている。
【0041】係止口姿勢設定ステーションST2の上流
側近傍には、図11に示すように、スプール16がこの
係止口姿勢設定ステーションST2に搬入されたことを
検出するためのスプール有無検出機構164が設けられ
る。スプール有無検出機構164は、固定軸166を支
点に揺動自在な検出部材168を備え、前記検出部材1
68の下端側に湾曲する検出面170が形成される。検
出部材168の揺動側先端部に検出子172が一体的に
設けられている。検出面170にスプール16が接触し
て検出部材168が鉛直上方向に揺動する際、検出子1
72が、例えば、フォトセンサ174間に配置されて前
記スプール16の有無が検出される。
【0042】図10に示すように、フイルム挿入ステー
ションST3に対応して、インサート検出機構176が
設けられる。インサート検出機構176は、駆動リンク
162と同期して駆動される駆動リンク178を介して
昇降可能なリンク部材180に装着される。インサート
検出機構176は、下端位置に配置された際に、スプー
ル16のフイルム挿入側とは反対側に位置して係止口2
0aに対向する検出板182を備える。
【0043】この検出板182は、支点183により揺
動自在に支持されるとともに、前記検出板182の上端
側にドグ部184が装着される。このドグ部184は、
検出板182に長尺フイルムFの先端が当接する際に、
例えば、フォトセンサ186を駆動し、前記長尺フイル
ムFがスプール16の係止口20aにインサートされた
ことを検出する。
【0044】図3に示すように、プレワインドステーシ
ョンST4およびワインドステーションST5では、そ
れぞれ図示しないサーボモータの作用下に一のスプール
チャック144を構成する可動チャック148に回転力
が伝達自在である。
【0045】フイルムスクロール取り出しステーション
ST6では、スプール16に定寸フイルム18が巻回さ
れたフイルムスクロール12を、スプールチャック14
4から受け取って次段の工程に送るためのトランスファ
190が配置されている。
【0046】このように構成されるフイルム加工包装シ
ステム14の動作について、第1の実施形態に係るフイ
ルムスクロールの作成装置10との関連で以下に説明す
る。
【0047】まず、図9に示すように、スプール装着ス
テーションST1では、スプール16が支持アーム15
0に支持されてターンテーブル142のスプールチャッ
ク144に送り込まれる。スプールチャック144で
は、可動チャック148が図示しないばね等により固定
チャック146側に変位されることにより、この可動チ
ャック148とこの固定チャック146とでスプール1
6の両端部が把持される(図12A参照)。
【0048】次に、主軸140が、矢印X方向に間欠回
転され、スプール16を把持しているスプールチャック
144が係止口姿勢設定ステーションST2に至る(図
12B参照)。その際、図10に示すように、爪部材1
54は、スプール16の搬送路上から退避する位置に配
置されている(二点鎖線参照)。そして、スプール16
がスプール有無検出機構164を構成する検出部材16
8に当接し、フォトセンサ174により前記スプール1
6の存在が確認された後(図11参照)、駆動リンク1
62が駆動される。
【0049】このため、駆動リンク162に連結する揺
動アーム156が、揺動軸160を支点にして鉛直下方
向に揺動し、爪部材154が係止口姿勢設定ステーショ
ンST2に配置されているスプール16側に揺動する。
この係止口姿勢設定ステーションST2では、スプール
16が図示しない回転駆動部を介して回転しており、こ
のスプール16の巻軸20に形成されている段部20c
に爪部材154が係合して前記スプール16の回転が停
止される。
【0050】これにより、スプール16は、フイルム挿
入ステーションST3で位相決めが良好に行い得るよう
に、フイルム挿入阻止用角度範囲内に対応してα゜の角
度範囲内の姿勢に設定される。その後、ターンテーブル
142は、主軸140と一体的にさらに所定の角度(略
60°)だけ矢印X方向に回転し、スプール16がフイ
ルム挿入ステーションST3に配置される。
【0051】一方、図2に示すように、送り出し部30
の駆動作用下に、フイルムロール24が矢印方向に回転
することにより、長尺フイルムFが繰り出される。この
長尺フイルムFは、接合部32を通って穿孔部34に搬
送され、前記長尺フイルムFの両側にパーフォレーショ
ン18cが形成される(図1参照)。
【0052】穿孔処理された長尺フイルムFは、サイド
プリント部36に搬送され、この長尺フイルムFの片側
または両側には、第1プリント部38を介してフイルム
品種に応じた帯状のサイドプリントが潜像として記録さ
れる。サイドプリントされた長尺フイルムFは、フリー
ループが設けられた後に第2プリント部40を介してフ
イルムサイズに応じたDXバーコード、コマ番号数字、
コマ番号バーコードおよび商品名等が潜像として記録さ
れる。
【0053】次いで、図3に示すように、第1移送機構
44を構成するサーボモータ(図示せず)と、第2移送
機構46を構成するサーボモータ64と、インサート機
構48を構成するインサートモータ72とが同期して駆
動される。このため、長尺フイルムFは、その両側に設
けられているパーフォレーション18cにスプロケット
50が係合し、このスプロケット50の回転作用下に矢
印A方向に搬送される。そして、長尺フイルムFの先端
部は、切断機構42間を通って第2移送機構46を構成
するニップローラ60間に挿入される。
【0054】ニップローラ60では、駆動ローラ66が
回転駆動されており、長尺フイルムFは、この駆動ロー
ラ66と従動ローラ68に挟持されて矢印A方向に搬送
されるとともに、フイルムガイド62に両端側が支持さ
れる。長尺フイルムFの先端は、フイルムガイド62か
らインサート機構48を構成する第1インサートローラ
74と第1ピンチローラ78との間に挿入される(図1
3A参照)。さらに、長尺フイルムFの先端は、ガイド
板88a、88bの案内作用下に、第2インサートロー
ラ76と第2ピンチローラ80との間に挿入されるとと
もに(図13B参照)、係止口位相合わせ機構92が駆
動される。
【0055】図14Aに示すように、フイルム挿入ステ
ーションST3では、スプール16が、係止口20aの
フイルム先端側がフイルム挿入角度位置Bから下方向に
向かってα゜(3°〜45°、より好ましくは、5°〜
30゜)のフイルム挿入阻止用角度範囲内に偏って配置
されている。
【0056】そこで、まず、図7に示すように、第1駆
動部98を構成する駆動リンク114が駆動され、揺動
カム108が軸112を支点に矢印D方向に揺動する。
このため、揺動カム108の開口部110に挿入されて
いる柱体106を介して、スライドベース104がリニ
アガイド102に沿って矢印C方向に移動する。このス
ライドベース104には、取り付け台116を介して上
インサートガイド94が固着されており、この上インサ
ートガイド94が矢印A方向に移動する(図14A中、
二点鎖線参照)。従って、上インサートガイド94の先
端部に設けられている第1段差部94bが、スプール1
6の巻軸20の一方の壁部20dに近接する。
【0057】次いで、図7に示すように、第2駆動部1
00を構成する駆動リンク126が駆動され、リンク片
124を介して可動筒体120が回転する。このため、
可動筒体120にアーム122を介して装着されている
下インサートガイド96は、鉛直姿勢から水平姿勢に姿
勢変換し、先端部に設けられている第2段差部96bが
スプール16の他方の壁部20dに当接する。これによ
り、図14Bに示すように、上インサートガイド94お
よび下インサートガイド96によりスプール16の巻軸
20が挟持され、前記スプール16の係止口20aがフ
イルム挿入角度位置Bに一致するように位置合わせが行
われる。
【0058】その際、上インサートガイド94および下
インサートガイド96から係止口20aに連続して連な
る通路129が形成されている(図8参照)。従って、
インサート機構48を介して矢印A方向に送り出される
長尺フイルムFの先端部18aは、通路129を介して
スプール16の係止口20aに挿入され、この先端部1
8aに設けられた孔部18bに爪20bが係止される。
【0059】ここで、長尺フイルムFの先端がインサー
ト機構48側に送り出されると、フイルムガイド62が
開放される。このため、フイルムガイド62による長尺
フイルムFの案内作用が解除される(図13B参照)。
【0060】インサート機構48に送り込まれた長尺フ
イルムFの先端は、ターンテーブル142上のスプール
16の係止口20aに挿入され、前記スプール16の反
対側から導出される(図12C参照)。その際、図10
に示すように、インサート検出機構176がスプール1
6のフイルム導出側に配置されており、前記スプール1
6の係止口20aを貫通して外部に導出された長尺フイ
ルムFの先端部18aが、前記インサート検出機構17
6を構成する検出板182を押圧する。このため、検出
板182には、上端側をフォトセンサ186側に揺動さ
せ、ドグ部184により前記フォトセンサ186が駆動
されて長尺フイルムFの挿入が検出される。
【0061】この検出信号に基づいて、駆動リンク90
a、90bが駆動され、支軸86a、86bが回転す
る。このため、図6に示すように、ガイド板88a、8
8bは、互いに離間する方向(開方向)に揺動して長尺
フイルムFのガイド機能が解除される。ここで、ガイド
板88a、88bに装着されている第1および第2ピン
チローラ78、80がガイド板88a、88bと一体的
に揺動するとともに、インサートモータ72の駆動が停
止される(図13C参照)。
【0062】長尺フイルムFは、スプロケット50およ
びニップローラ60の駆動作用下に、予め設定された長
さだけ切断位置から矢印A方向に送り出され、スプール
16とこのニップローラ60との間でループが形成され
る。長尺フイルムFが設定長さだけ送り出されると、ス
プロケット50およびニップローラ60の駆動が停止さ
れる一方、切断機構42が駆動(ON)される。これに
より、可動刃56が下降してこの可動刃56と固定刃5
4とで長尺フイルムFが切断(トリミング)される(図
13D参照)。
【0063】切断機構42により所定の長さに切断され
た定寸フイルム18は、ニップローラ60が駆動される
ことによって後端部18dが矢印A方向に搬送される。
従って、定寸フイルム18は、後端部18dがニップロ
ーラ60から離脱し、先端部18aのみがスプール16
に挿入して支持される(図12D参照)。
【0064】そして、ターンテーブル142が矢印X方
向に所定角度だけ回転した後、プレワインドステーショ
ンST4に至ると、サーボモータ(図示せず)が駆動さ
れてスプールチャック144が回転駆動される。このた
め、図12Eに示すように、スプールチャック144に
保持されているスプール16が矢印H方向に回転し、こ
のスプール16に先端部18aが係止されている定寸フ
イルム18が、前記スプール16に所定の長さまでプレ
ワインドされる。
【0065】次いで、ターンテーブル142が矢印X方
向に所定の角度だけ回転してワインドステーションST
5に配置された後、プレワインドされたスプール16を
把持しているスプールチャック144が、サーボモータ
(図示せず)の駆動作用下に矢印H方向に回転される。
これにより、スプール16に定寸フイルム18がワイン
ドされて、フイルムスクロール12が得られる(図12
F参照)。このフイルムスクロール12は、フイルムス
クロール取り出しステーションST6に移送された後、
トランスファ190を介して取り出され、次段の工程に
送られる。
【0066】このように、第1の実施形態では、スプー
ル16が係止口姿勢設定ステーションST2に配置され
ると、係止口姿勢設定機構152を介して前記スプール
16の係止口20aが、α゜の角度範囲内で姿勢を設定
される。この角度範囲は、ターンテーブル142の中心
線Oに対して係止口20aのフイルム挿入側が下方向
に、例えば、5°〜30°だけ傾斜する範囲内で設定さ
れている。このため、ターンテーブル142が矢印X方
向に回転し、スプール16をフイルム挿入ステーション
ST3に配置した際、前記スプール16の係止口20a
がフイルム挿入阻止用角度範囲(例えば、5°〜30
°)内に偏って配置される。
【0067】次に、フイルム挿入ステーションST3で
は、長尺フイルムFの挿入前に、係止口位相合わせ機構
92の作用下に、スプール16の係止口20aがフイル
ム挿入角度位置Bに沿って位置合わせされる。
【0068】従って、フイルム挿入ステーションST3
においてスプール16の係止口20aの位相決めが行わ
れるため、例えば、前工程で位相決めがなされた前記ス
プール16を、前記フイルム挿入ステーションST3に
移動させて、長尺フイルムFの挿入を行う場合のよう
に、ターンテーブル142の回転に伴う該スプール16
の位相ずれが発生することはない。
【0069】これにより、第1の実施形態では、フイル
ム挿入ステーションST3において、スプール16がフ
イルム挿入角度位置Bに沿って正確に位置合わせが行わ
れ、長尺フイルムFの挿入作業を確実に遂行することが
でき、フイルムスクロール12の作成作業が効率的かつ
連続的に行われるという効果が得られる。
【0070】しかも、フイルム挿入ステーションST3
の前工程に、係止口姿勢設定ステーションST2が設け
られており、フイルム挿入ステーションST3での位相
決めが迅速に行われるように、スプール16の係止口2
0aが所定の角度範囲内の姿勢に設定されている。この
ため、フイルム挿入ステーションST3におけるスプー
ル16の位相決め作業が、効率的かつ確実に遂行され、
サイクルタイムが長くなることを有効に阻止することが
できる。
【0071】さらに、係止口位相合わせ機構92は、水
平方向に進退可能な上インサートガイド94と、鉛直姿
勢と水平姿勢とに姿勢変換可能な下インサートガイド9
6とを備えている。そして、上インサートガイド94の
第1段差部94bと、下インサートガイド96の第2段
差部96bとで、スプール16の巻軸20を挟持するこ
とにより、係止口20aをフイルム挿入角度位置Bに沿
って位置合わせしている。従って、簡単な工程および構
成で、フイルム挿入ステーションST3におけるスプー
ル16の位相決め作業が高精度に遂行可能となる。
【0072】その際、上インサートガイド94および下
インサートガイド96と係止口20aとには、連続して
連なるフイルム案内用の通路129が形成されている。
これにより、スプール16と上インサートガイド94お
よび下インサートガイド96との間に隙間が発生するこ
とがなく、特に、カールの大きな長尺フイルムFであっ
ても、前記スプール16の係止口20aに前記長尺フイ
ルムFの先端部18aを確実に挿入することが可能にな
る。このため、長尺フイルムFの挿入安定性が有効に向
上するという利点が得られる。
【0073】ここで、第1および第2段差部94b、9
6bは、係止口20aを形成する一対の壁部20dの厚
さと同等以上の厚さに設定されている。従って、図8に
示すように、第1および第2湾曲ガイド面94a、96
a間に設けられる間隙部128の開口寸法L1が、係止
口20aの開口幅寸法L2よりも小さくなる。これによ
り、長尺フイルムFの先端部18aが第1および第2湾
曲ガイド面94a、96aから係止口20aに受け渡さ
れる際、前記先端部18aが壁部20dに引っ掛かるこ
とがなく、前記長尺フイルムFの挿入作業が円滑かつ確
実に遂行可能になる。
【0074】図15は、本発明の第2の実施形態に係る
フイルムスクロールの作成装置200を組み込むフイル
ム加工包装システム202の要部概略側面図である。な
お、第1の実施形態に係る作成装置10と同一の構成要
素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略
する。
【0075】作成装置200は、第1および第2ターン
テーブル204、206を備え、この第1ターンテーブ
ル204には、スプール16の位置決め検査を行うスプ
ール検査ステーションST2′が設けられる。このスプ
ール検査ステーションST2′は、例えば、フォトセン
サ(図示せず)を有しており、スプール16の係止口2
0aを検出することによってこのスプール16の位置検
出作業を行う。
【0076】第2ターンテーブル206には、等角度間
隔離間して、例えば、4箇所にスプールチャック144
aが設けられる。第2ターンテーブル206には、時計
方向に向かってスプール受け入れステーションST1
a、係止口姿勢設定ステーションST2aおよびスプー
ル装着ステーションST1が設けられている。
【0077】スプール受け入れステーションST1aに
は、スプール供給部208が設けられ、このスプール供
給部208を介してスプール16がスプールチャック1
44aに一つずつ供給される。係止口姿勢設定ステーシ
ョンST2aは、第1の実施形態に係る作成装置10を
構成する係止口姿勢設定ステーションST2と同様に構
成されている。
【0078】このように構成される作成装置200で
は、スプール受け入れステーションST1aで、スプー
ル供給部208からスプールチャック144aにスプー
ル16が供給された後、第2ターンテーブル206が、
矢印Y方向に略90゜回転する。これにより、スプール
チャック144aに保持されているスプール16は、係
止口姿勢設定ステーションST2aに配置される。この
係止口姿勢設定ステーションST2aでは、スプール1
6の係止口20aが、フイルム挿入ステーションST3
での配置角度に応じて所定の角度範囲内の姿勢に設定さ
れる。
【0079】次いで、第2ターンテーブル206が略9
0゜回転し、姿勢設定終了後のスプール16がスプール
装着ステーションST1に配置される。スプール16
は、第2ターンテーブル206のスプールチャック14
4aから第1ターンテーブル204のスプールチャック
144に受け渡された後、前記第1ターンテーブル20
4が、矢印X方向に略60゜だけ回転する。このため、
スプール16を保持しているスプールチャック144が
スプール検査ステーションST2′に配置される。
【0080】このスプール検査ステーションST2′で
は、スプール16が所定の姿勢に位置決めされているか
否かの検査等が行われ、この検査によって良品と判定さ
れたスプール16は、フイルム挿入ステーションST3
に配置される。このフイルム挿入ステーションST3で
は、上記の第1の実施形態と同様に、スプール16の位
相決めが行われた後、前記スプール16の係止口20a
に長尺フイルムFが挿入される。
【0081】これにより、第2の実施形態では、フイル
ム挿入ステーションST3でスプール16の位相決めが
行われるため、前記スプール16の係止口20aに長尺
フイルムFを確実かつ円滑に挿入することができる。し
かも、第2ターンテーブル206に設けられている係止
口姿勢設定ステーションST2aで、予め、スプール1
6の姿勢が設定されており、フイルムスクロール12の
作成工程全体のサイクルタイムを短尺化することが可能
になる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0082】また、本発明では、複数のスプールチャッ
ク144を間欠移動可能に配置し、前記スプールチャッ
ク144を、前記スプールチャック144にスプール1
6を装着するスプール装着ステーションST1、前記ス
プール16にフイルム(長尺フイルムFまたは定寸フイ
ルム18)の先端を挿入して係止するフイルム挿入ステ
ーションST3、前記フイルムを前記スプール16に巻
き取るフイルム巻き取りステーション(プレワインドス
テーションST4およびワインドステーションST
5)、および該スプール16に該フイルムが巻き取られ
たフイルムスクロール12を前記スプールチャック14
4から取り出すフイルムスクロール取り出しステーショ
ンST6に順次移動させ、前記フイルムスクロール12
を作成するフイルムスクロールの作成方法であって、前
記フイルム挿入ステーションST3の前工程で、前記ス
プール16のフイルム挿入用係止口20aを、前記フイ
ルム挿入ステーションST3での配置姿勢に対応して所
定の角度範囲内の姿勢に設定する工程と、前記姿勢に設
定された前記スプール16を、前記フイルム挿入ステー
ションST3に移動させることにより、前記係止口20
aをフイルム挿入角度位置Bから一方向に対し所定のフ
イルム挿入阻止用角度範囲内に偏って配置させる工程
と、前記フイルム挿入ステーションST3に配置された
前記スプール16を、前記フイルムの挿入前に位相決め
することにより、前記係止口20aを前記フイルム挿入
角度位置Bに沿って位置合わせする工程とを有する。
【0083】さらに、フイルム挿入ステーションST3
では、係止口20aのフイルム挿入側が、フイルム挿入
角度位置Bから下方向に向かって3°〜45°、より好
ましくは、5°〜30°の範囲内に偏って配置される。
【0084】さらにまた、フイルム挿入ステーションS
T3では、第1および第2ガイド部材である上インサー
トガイド94および下インサートガイド96でスプール
16を挟持することにより、係止口20aをフイルム挿
入角度位置Bに位置合わせするとともに、前記上インサ
ートガイド94および前記下インサートガイド96から
前記係止口20aに連続して連なるフイルム案内用の通
路129が形成される。
【0085】また、上インサートガイド94をスプール
16側に移動させた後、下インサートガイド96を鉛直
姿勢から水平姿勢に姿勢変換させることにより、前記上
インサートガイド94および前記下インサートガイド9
6で前記スプール16を回転させて係止口20aをフイ
ルム挿入角度位置Bに位置合わせするとともに、フイル
ム案内用通路129を形成する。
【0086】
【発明の効果】本発明に係るフイルムスクロールの作成
装置では、フイルム挿入ステーションにおいて、スプー
ルのフイルム挿入用係止口の位相決めが行われた後、こ
の係止口にフイルムの挿入が行われるため、前工程で位
相決めがなされたスプールを前記フイルム挿入ステーシ
ョンに移動させて前記フイルムの挿入を行う場合のよう
に、移動時の位相ずれが問題となることがない。これに
より、フイルム挿入ステーションでは、スプールがフイ
ルム挿入角度位置に沿って正確に位置合わせされるた
め、前記フイルムの挿入作業が確実に遂行されてフイル
ムスクロールの作成作業が効率的かつ連続的に行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るフイルムスクロ
ールの作成装置により製造されるフイルムスクロールの
分解説明図である。
【図2】前記作成装置を組み込むフイルム加工包装シス
テムの概略構成側面図である。
【図3】前記フイルム加工包装システムの要部概略側面
図である。
【図4】前記フイルム加工包装システムを構成するイン
サート機構の斜視説明図である。
【図5】前記インサート機構の側面説明図である。
【図6】前記インサート機構の正面説明図である。
【図7】前記インサート機構に装着される係止口位相合
わせ機構の斜視説明図である。
【図8】前記係止口位相合わせ機構の要部断面説明図で
ある。
【図9】スプール装着ステーションの一部断面説明図で
ある。
【図10】係止口姿勢設定機構およびインサート検出機
構の概略構成説明図である。
【図11】スプール有無検出機構の概略構成説明図であ
る。
【図12】図12A〜図12Fは、前記スプールに長尺
フイルムを巻き込む際の動作説明図である。
【図13】図13A〜図13Dは、前記長尺フイルムを
前記スプールに挿入する際の動作説明図である。
【図14】図14Aおよび図14Bは、前記係止口位相
合わせ機構の動作説明図である。
【図15】本発明の第2の実施形態に係るフイルムスク
ロールの作成装置を組み込むフイルム加工包装システム
の概略構成側面図である。
【図16】従来技術に係るフイルムのスクロール作成装
置の概略説明図である。
【符号の説明】
10、200…作成装置 12…フイルム
スクロール 14…フイルム加工包装システム 16…スプール 18…定寸フイルム 18a…先端部 18b…孔部 20…巻軸 20a…係止口 20b…爪 20c…段部 20d…壁部 30…送り出し部 32…接合部 36…サイドプリント部 42…切断機構 44、46…移送機構 48…インサー
ト機構 74、76…インサートローラ 78、80…ピ
ンチローラ 82…インサート前ガイド 92…係止口位
相合わせ機構 94…上インサートガイド 94a、96a
…湾曲ガイド面 94b、96b…段差部 96…下インサ
ートガイド 98、100…駆動部 128…間隙部 129…通路 142…ターン
テーブル 144、144a…スプールチャック 152…係止口
姿勢設定機構 154…爪部材 164…スプー
ル有無検出機構 176…インサート検出機構 204、206
…ターンテーブル 208…スプール供給部 F…長尺フイル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 G03C 3/00 555Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールチャックにスプールを装着するス
    プール装着ステーションと、前記スプールにフイルムの
    先端を挿入して係止するフイルム挿入ステーションと、
    前記フイルムを前記スプールに巻き取るフイルム巻き取
    りステーションと、該スプールに該フイルムが巻き取ら
    れたフイルムスクロールを前記スプールチャックから取
    り出すフイルムスクロール取り出しステーションと、複
    数の前記スプールチャックを配置して前記各ステーショ
    ン間に間欠移動可能な移送機構とを備えるフイルムスク
    ロールの作成装置であって、 前記移送機構による前記スプールチャックの間欠移動範
    囲内、または、前記スプール装着ステーションの前工程
    に設けられ、前記スプールが前記フイルム挿入ステーシ
    ョンに配置された際に、前記スプールのフイルム挿入用
    係止口が、フイルム挿入角度位置から一方向に対し所定
    のフイルム挿入阻止用角度範囲内に偏って配置されるよ
    うに、前記係止口を所定の角度範囲内の姿勢に設定する
    係止口姿勢設定ステーションを備えるとともに、 前記フイルム挿入ステーションには、前記スプールを前
    記フイルムの挿入前に位相決めすることにより、前記係
    止口を前記フイルム挿入角度位置に沿って位置合わせす
    るための係止口位相合わせ機構が設けられることを特徴
    とするフイルムスクロールの作成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の作成装置において、前記係
    止口位相合わせ機構は、前記スプールを挟持して前記係
    止口を前記フイルム挿入角度位置に沿って位置合わせす
    る第1および第2ガイド部材を備えるとともに、 前記第1および第2ガイド部材から前記係止口に連続し
    て連なるフイルム案内用通路が形成されることを特徴と
    するフイルムスクロールの作成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の作成装置において、前記係
    止口位相合わせ機構は、前記第1ガイド部材を前記スプ
    ール側に水平移動させて該第1ガイド部材の先端部を前
    記スプールに近接させるための第1駆動部と、 前記第2ガイド部材を鉛直姿勢から水平姿勢に姿勢変換
    させて前記第2ガイド部材の先端部を前記スプールに当
    接させることにより、前記第1および第2ガイド部材に
    より前記係止口を前記フイルム挿入角度位置に沿って位
    置合わせするための第2駆動部と、 を備えることを特徴とするフイルムスクロールの作成装
    置。
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