JP3938987B2 - フイルムの孔位置検査方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フイルムロールから巻き戻された長尺な写真感光用フイルムの孔が切断位置に掛かっているか否かを検出するためのフイルムの孔位置検査方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、写真感光用フイルムを加工して包装する際には、フイルムの加工、加工された定寸フイルムの巻き取り、巻き取られた定寸フイルムのパトローネへの組み込み、および定寸フイルム入りパトローネのケースへの装填等の種々の処理が行われている。
【0003】
この場合、各種処理を行うステーションとして、具体的には、フイルムロールを巻き戻して所定の長さ毎に切断し定寸フイルムを得るフイルム供給部と、スプールに前記定寸フイルムを巻き込んで巻回体を形成するフイルム巻き込み部と、丸め成形された胴板の一端にキャップをかしめて片開パトローネを製造するパトローネ製造部と、前記片開パトローネ内に前記巻回体を挿入した後に該片開パトローネの開口する他端にキャップをかしめて巻き込みパトローネを製造する組立部と、前記巻き込みパトローネをケース内に収容した後に前記ケースの開口端部にケースキャップを装着して包装品を得るケース詰め部とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フイルムロールから巻き戻された長尺な写真感光用フイルムには、予め、あるいは巻き戻し後に、その側部に所定間隔ずつ離間してパーフォレーション(複数の孔)が形成されている。このため、写真感光用フイルムが予め設定された長さだけ切断位置に送り出された後、この写真感光用フイルムを切断する際、パーフォレーションの一つの孔が前記切断位置に掛かってしまうおそれがある。
【0005】
しかしながら、前記切断位置で切断(トリミング)される写真感光用フイルムの端部は、巻き込みパトローネから所定長さだけ外部に突出する、所謂、ベロ部分であり、このベロ部分の先端に孔の一部が存在すると、カメラ内で巻き取る際に支障が生じ、品質(商品価値)が著しく低下して商品として取り扱うことができない。これにより、巻き込みパトローネの不良の発生率が高くなってしまい、特に部品単価の高いパトローネを数多く廃棄しなければならず、不経済であるという問題が指摘されている。
【0006】
本発明は、この種の問題を解決するものであり、フイルムロールから巻き戻される長尺な写真感光用フイルムから定寸フイルムを得る際、この写真感光用フイルムの側部に形成された孔が切断位置に掛かっているか否かを確実かつ容易に検出するとともに、構成を簡素化することが可能なフイルムの孔位置検査方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明に係るフイルムの孔位置検査方法および装置では、写真感光用フイルムが切断位置に停止された状態で、この写真感光用フイルムの一方の長辺側にフイルム長手方向に沿って形成された複数の孔が通過する通路上に、前記フイルム長手方向に沿って所定の距離だけ離間して第1検査光と第2検査光とが個別に照射される。その際、孔の内周には、フイルム長手方向に直交する互いに平行な一対の直線状開口端面が設けられており、第1および第2検査光が孔の前記開口端面間を通過するか否かを個別に検出し、それぞれの検出結果に基づいて前記孔が切断位置に掛かっていないかどうかを判定する。具体的には、第1および第2検査光がそれぞれ孔の開口端面間を通過した際にのみ、または、第1検査光が感光用フイルムに遮蔽されかつ第2検査光が孔の前記開口端面間を通過した際にのみ、複数の孔がいずれも切断位置に掛かっていないと判定する。
【0008】
次いで、いずれかの孔が切断位置に掛かっていると判定された際、写真感光用フイルムが切断されて得られた不良フイルムは、巻き込み工程等の次段の処理に送り出されることがなく、自動的に排出される。
【0009】
従って、写真感光用フイルムの孔が切断位置に掛かっている不良フイルムを確実かつ容易に排出することができ、孔掛かりのない高品質な巻き込みパトローネを効率的に製造することが可能になる。また、フイルムロールから巻き戻された写真感光用フイルムの側部に、所定間隔ずつ離間してパーフォレーションが形成される。このため、フイルムロールから包装品を製造する工程全体を容易に自動化することができる。
【0010】
さらにまた、第1および第2検査光を照射する第1および第2赤外線フォトセンサを備えている。これにより、写真感光用フイルムの露光を回避するとともに、構成の簡素化が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るフイルムの孔位置検査方法を実施するためのフイルム加工包装システム10により包装品12を製造する際の概略斜視説明図であり、図2は、このフイルム加工包装システム10の概略構成平面図であり、図3は、前記フイルム加工包装システム10の概略構成側面図である。
【0012】
フイルム加工包装システム10は、長尺な写真感光用フイルムF(以下、長尺フイルムFという)が巻回されたフイルムロール14を巻き戻して所定の長さに切断することにより定寸フイルム16を供給するフイルム供給部18と、スプール20と前記定寸フイルム16とを互いに位置決めして前記スプール20に該定寸フイルム16を巻き込むフイルム巻き込み部22と、胴板24を丸めるとともに、その一方の端部にキャップ26aをかしめて片開パトローネ28を製造するパトローネ製造部30と、このパトローネ製造部30で製造された前記片開パトローネ28内に前記スプール20に前記定寸フイルム16が巻き込まれた巻回体32を挿入した後、該片開パトローネ28の開口する他方の端部にキャップ26bをかしめて巻き込みパトローネ34を形成する組立部36と、この巻き込みパトローネ34をケース38内に収納し、このケース38の開口端部にケースキャップ40を装着して包装品12を得るケース詰め部42とを備える。フイルム供給部18、フイルム巻き込み部22および組立部36が一体的に暗室44に収容される一方、その他の設備、すなわち、ケース詰め部42等が明室45に収容される。
【0013】
図2に示すように、フイルム供給部18、フイルム巻き込み部22、組立部36およびケース詰め部42は、フイルム加工包装工程(矢印A方向)に沿って直線上に配設されるとともに、パトローネ製造部30から前記組立部36に片開パトローネ28を搬送する直線状の第1搬送路46と、この組立部36から前記ケース詰め部42に巻き込みパトローネ34を搬送する直線状の第2搬送路48とが設けられる。
【0014】
フイルム加工包装工程の下流側には、スプール20をフイルム巻き込み部22に供給するためのスプール供給部50と、キャップ26bを組立部36に供給するためのキャップ供給部52と、ケースキャップ40を前記ケース詰め部42に供給するためのケースキャップ供給部54と、ケース38を前記ケース詰め部42に供給するためのケース供給部56とが集中的に配設されることにより、部品供給部58が一体的に構成される。
【0015】
図2に示すように、パトローネ製造部30には、キャップ26aを供給するためのキャップ供給部59と、胴板24をパレット57に収容した状態で供給するための胴板供給部60とが近接して配設される。
【0016】
部品供給部58に近接して製品集積部である包装品集積部61a〜61cが配置される。包装品集積部61a〜61cとケース詰め部42とが搬送コンベア62を介して連結されるとともに、この搬送コンベア62の途上に半製品集積部64が設けられる。搬送コンベア62に近接して操作盤66が配置されている。
【0017】
図4および図5に示すように、フイルム供給部18は、フイルムロール14を保持してこのフイルムロール14を巻き戻す送り出し部70と、前記フイルムロール14の終端と新たなフイルムロール14の先端とを接合する接合部72と、前記フイルムロール14から巻き戻される長尺フイルムFの両側にパーフォレーション74(図1参照)を形成する穿孔部76と、前記長尺フイルムFの片側または両側にサイドプリントを潜像として記録するサイドプリント部78と、前記長尺フイルムFを所定の長さに切断して定寸フイルム16を形成する切断部80とを備える。
【0018】
接合部72は、図4に示すように、長尺フイルムFの終端を吸着保持する接合台82と、新たな長尺フイルムFの先端を吸着保持する接合準備台84とを備える。接合台82の上方には、両面貼着テープである接合テープ86を所定の長さ毎に送り出す回転自在な断面正方形状の貼り付け台88が設けられ、この貼り付け台88は、シリンダ90を介してテープカッタ92と一体的に昇降自在である。
【0019】
穿孔部76は、固定されたダイブロック93と、このダイブロック93の下方に配置された駆動手段(図示せず)によって昇降自在なパンチブロック94とを備える。パンチブロック94の上流側および下流側には、それぞれサクションチャンバ96、98が設けられ、このサクションチャンバ96の上部側には、パスローラ100およびフィードローラ102が配置されるとともに、前記サクションチャンバ98の上部側には、スプロケットローラ104およびパスローラ106がそれぞれ間欠回転が可能なように配置される。
【0020】
サイドプリント部78は、定速搬送用のパスローラ110に対応して配置される第1プリント部112と、定尺フィード用スプロケット114に対応して配置される第2プリント部116とを備える。第1プリント部112は、長尺フイルムFの片側または両側にフイルムの品種に応じて帯状のサイドプリントを潜像として記録する一方、第2プリント部116は、フイルムのサイズに応じてDXバーコード、コマ番号数字、コマ番号バーコード、商品名等を潜像として記録する。
【0021】
切断部80は、図5に示すように、互いに上下方向に対向して配置される可動刃118と固定刃120とを備え、フイルムのサイズに応じて長尺フイルムFを所定の長さ毎に切断して定寸フイルム16を形成する。切断部80の下流側には、端末送り用ニップローラ122、開閉ガイド124、インサート用ローラ対126、128およびガイド板130、132が配設される。開閉ガイド124は、フイルム搬送路から退避自在であり、その下方側に不良フイルムを排出するための排出口部材136が配設される。
【0022】
切断部80の上流側近傍には、第1の実施形態に係るフイルムの孔位置検査装置140が装着される。図6に示すように、孔位置検査装置140は、フイルム供給部18から矢印B方向に巻き戻される長尺フイルムFの一方の側部に形成されたパーフォレーション74が通過する通路S上に向かって配設され、この通路S上に第1および第2検査光L1、L2を照射する第1および第2検査手段142、144を備える。
【0023】
第1および第2検査手段142、144は、それぞれ赤外線である第1および第2検査光L1、L2を通路S上に照射する第1および第2投光器146、148と、長尺フイルムFを挟んで前記第1および第2投光器146、148に対向する第1および第2受光器150、152とを備える第1および第2赤外線フォトセンサにより構成されている。
【0024】
図7に示すように、第1および第2投光器146、148側には、上側フイルムガイド154および上側スリットプレート156が配設されるとともに、第1および第2受光器150、152側には、下側フイルムガイド158および下側スリットプレート160が配設される。上側フイルムガイド154および下側フイルムガイド158には、第1および第2検査光L1、L2を通過させるための第1および第2孔部154a、158a、154bおよび158bが形成され、上側スリットプレート156および下側スリットプレート160には、第1および第2孔部156a、160a、156bおよび160bが形成される。
【0025】
長尺フイルムFは、厚さが140μmであり、図8に示すように、各部位の寸法が設定されている。具体的には、各パーフォレーション74間の間隔R1は4.75±0.03mm、前記パーフォレーション74の長さR2は1.98±0.02mm、定寸フイルム16の後端(所謂、ベロ)16cの端面162から最初のパーフォレーション74の端面162までの距離Tは1.50±0.60mm、さらに第1および第2検査光L1、L2間の距離R3は4.75n−R2+αmmである。定寸フイルム16の後端16cの端面162から第2検査光L2までの距離R4は4.75n1−T−α/2mmである。nは、第1および第2検査手段142、144の大きさにより設定される整数であり、第1の実施形態では、n=3、α=1.2mmである。n1は、切断部80および第2検査手段144の大きさにより設定される整数である。
【0026】
このように設定されることにより、長尺フイルムFが切断部80に対して正確に配置された状態では、第1検査光L1が一つのパーフォレーション74を通過するように第1投光器146および第1受光器150が配置される一方、第2検査光L2が前記パーフォレーションから三つ離れたパーフォレーション74を通過するように第2投光器148および第2受光器152が配設される(図6参照)。
【0027】
第1および第2検査光L1、L2の光軸径は、φ1.0mm〜φ1.5mmであり、図9に示すように、パーフォレーション74に対してスリット状の検出光として照射される。この検出光は、幅が0.5mmで、長さが5mmに設定されており、検出精度の向上を図っている。
【0028】
第1および第2受光器150、152は、判定手段164にそれぞれのオン/オフ信号を送給する。判定手段164は、第1検査光L1がパーフォレーション74の一つを通過し、かつ第2検査光L2が他のパーフォレーション74を通過した際にのみ、前記パーフォレーション74がいずれも切断位置である端面162に掛かっていないと判定する。図8に示すように、長尺フイルムFの位置が、矢印B方向とは反対方向に対して距離αの範囲内であれば、パーフォレーション74が端面162に掛かることはない。
【0029】
図10に示すように、フイルム巻き込み部22は、矢印方向に回転駆動される主軸170に固着されたターンテーブル172と、このターンテーブル172に等角度間隔離間して、例えば6箇所に設けられるスプールチャック手段174と、このスプールチャック手段174に保持されたスプール20の位置決めを行うスプール位置決め手段176と、前記スプール20に先端16aが挿入された定寸フイルム16を押さえるニップローラ178と、前記定寸フイルム16をプレワインドするプレワインド手段180と、前記プレワインドされた定寸フイルム16を所望の状態に巻回するワインド手段182とを備える。
【0030】
フイルム巻き込み部22の下流側には、第1トランスファ188と第2トランスファ190とが配列される。第1トランスファ188は、スプール20に定寸フイルム16が巻回された巻回体32をスプールチャック手段174から受け取った後に180°旋回する際、この巻回体32を水平姿勢から立位姿勢に姿勢変換させる。この第1トランスファ188は、回転軸192とこの回転軸192により矢印方向に旋回するホルダ194とを備える。
【0031】
第2トランスファ190は、鉛直回転軸196を介して鉛直軸回りに旋回自在な旋回台198を備え、この旋回台198には、昇降自在な複数の把持部材200が配設される。第2トランスファ190は、第1トランスファ188から受け取った巻回体32を、組立部36のインデックステーブル202に載置された片開パトローネ28内に挿入する。インデックステーブル202は、鉛直回転軸206に固着されて割り出し可能に構成されており、各ステーションに片開パトローネ28を位置決め保持するためのチャック208が装着される。
【0032】
図5に示すように、ケース詰め部42は、インデックステーブル210を備え、このインデックステーブル210が鉛直回転軸212に固着されて割り出し自在である。このインデックステーブル210の各割り出し位置には、ケース38を供給するステーション、このケース38内に巻き込みパトローネ34を挿入するステーション、前記巻き込みパトローネ34の有無を検出するステーション、前記ケース38の開放端部にケースキャップ40を挿入するステーション、包装品12を排出するステーション、および不良な包装品12を排出するステーションが設けられている。
【0033】
図2に示すように、フイルム加工包装システム10は、コンピュータ220を組み込む工場内ネットワークにより制御されており、このコンピュータ220が前記フイルム加工包装システム10を複数のブロックに分割してそれぞれ専用のコンピュータにより個別に制御する。
【0034】
このように構成されるフイルム加工包装システム10の動作について、第1の実施形態に係るフイルムの孔位置検査方法との関連で以下に説明する。
【0035】
先ず、図4および図5に示すように、フイルム供給部18では、送り出し部70が駆動されてフイルムロール14が矢印方向に回転し、その巻き戻し先端部が接合部72に搬送される。図4に示すように、接合部72では、接合台82に長尺フイルムFの後端16cが吸着保持されており、送り出し部70から送り出された新たな長尺フイルムFの先端が接合準備台84に吸着保持される。
【0036】
接合テープ86が貼り付け台88の周囲に巻き付けられた後、シリンダ90の駆動作用下に前記貼り付け台88およびテープカッタ92が下降する。これにより、接合台82上の長尺フイルムFの後端に接合テープ86が所定の幅に貼り付けられ、次いで、接合準備台84に吸着されている新たな長尺フイルムFの先端16aに前記接合テープ86を介して長尺フイルムFの後端が一部を重ね合わされて貼り付けられる。
【0037】
上記接合処理が行われた後、長尺フイルムFは、穿孔部76に搬送される。この穿孔部76では、サクションチャンバ96、98が吸引されることにより、長尺フイルムFの上流側がフィードローラ102とパスローラ100との間で吸引されるとともに、この長尺フイルムFの下流側がスプロケットローラ104とパスローラ106との間で吸引される。従って、長尺フイルムFは、スプロケットローラ104とフィードローラ102との間で所定の張力が付与されており、パンチブロック94が昇降することによって、前記パンチブロック94およびダイブロック93の作用下に前記長尺フイルムFの両側にパーフォレーション74が形成される。
【0038】
次に、図示しないインデックス装置を介してフィードローラ102とスプロケットローラ104とが間欠回転される。そして、長尺フイルムFが、所定の送り量で間欠送りされた後、パンチブロック94が昇降することにより、このパンチブロック94とダイブロック93とを介して前記長尺フイルムFの両側にパーフォレーション74が形成される。上記の動作を繰り返すことにより、長尺フイルムFには、一定のピッチでパーフォレーション74が連続して形成されることになる(図1参照)。
【0039】
穿孔処理された長尺フイルムFは、サイドプリント部78に搬送され、この長尺フイルムFの片側または両側には、第1プリント部112を介してフイルム品種に応じた帯状のサイドプリントが潜像として記録される(図4および図5参照)。サイドプリントされた長尺フイルムFは、パスローラ110とスプロケット114との間でフリーループが設けられた後、このスプロケット114に対応して配置された第2プリント部116を介してフイルムのサイズに応じたDXバーコード、コマ番号数字、コマ番号バーコードおよび商品名等が潜像として記録される。
【0040】
サイドプリント部78を通過した長尺フイルムFは、切断部80を介して定寸フイルム16の先端16aの加工が行われた後、この定寸フイルム16の撮影枚数に応じて予め設定された切断長さだけ、図6中、矢印B方向に送り出されて前記長尺フイルムFが停止される。この状態で、孔位置検査装置140を構成する第1および第2検査手段142、144が駆動される。
【0041】
すなわち、第1および第2検査手段142、144を構成する第1および第2投光器146、148から通路S上に第1および第2検査光L1、L2が照射され、この第1検査光L1が一のパーフォレーション74を通って第1受光器150により検出されるとともに、この第2検査光L2が他のパーフォレーション74を通って第2受光器152により検出される。
【0042】
これにより、第1受光器150から判定手段164にオン信号が送られるとともに、第2受光器152から判定手段164にオン信号が送られ、前記判定手段164は、長尺フイルムFのいずれのパーフォレーション74も端面162に掛かっていないと判定する。
【0043】
ここで、パーフォレーション74が所定の切断停止位置に対してずれている場合には、判定手段164には上記とは異なる信号が入力される。これを、図11および表1を参照しながら以下に説明する。
【0044】
【表1】
【0045】
すなわち、図11(c)の孔位置P3に示すように、パーフォレーション74が正規の位置から距離αの範囲内だけずれて設定されていると、この孔位置P3から図11(d)の孔位置P4の範囲内では、第1検査光L1が前記パーフォレーション74を通って第1受光器150に照射されるとともに、第2検査光L2が他のパーフォレーション74を通って第2受光器152に照射される。従って、判定手段164には、第1および第2受光器150、152からオン信号のみが入力され、この判定手段164は、パーフォレーション74の位置がOKである、すなわち、いずれのパーフォレーション74も端面162に掛かっていないと判定する。
【0046】
一方、図11(a)の孔位置P1に示すように、パーフォレーション74が正規の位置から矢印B方向に距離α以上ずれていると、第1および第2検査光L1、L2がパーフォレーション74間に位置して長尺フイルムFに遮蔽される。従って、第1および第2受光器150、152に第1および第2検査光L1、L2が照射されず、判定手段164には、前記第1および第2受光器150、152からオフ信号のみが入力される。
【0047】
上記の状態は、図11(b)の孔位置P2に至るまで維持される。そして、検査位置のパーフォレーション74が孔位置P1〜孔位置P2の範囲内に存在していれば、判定手段164がNGと判定する。さらに、パーフォレーション74が孔位置P2から図11(c)の孔位置P3の範囲内では、第1検査光L1がパーフォレーション74を通って第1受光器150に照射される一方、第2検査光L2が長尺フイルムFに遮蔽される。このため、判定手段164には、第1受光器150からオン信号が入力されるとともに、第2受光器152からオフ信号が入力される。判定手段164は、パーフォレーション74の位置がNGであると判定する。
【0048】
さらに、パーフォレーション74が孔位置P4から矢印C方向(矢印B方向とは逆方向)に大きくずれると(図11(e)の孔位置P5参照)、第1検査光L1が長尺フイルムFに遮蔽される一方、第2検査光L2がパーフォレーション74を通って第2受光器152に照射される。これにより、判定手段164には、第1受光器150からオフ信号が、第2受光器152からオン信号が、それぞれ入力され、前記判定手段164は、パーフォレーション74の位置がNGであると判定する。
【0049】
次いで、切断部80を構成する可動刃118と固定刃120とにより長尺フイルムFが切断され、所定の長さを有する定寸フイルム16が得られる。この切断時には、切り離された定寸フイルム16の後端16cと、次に作成される定寸フイルム16の先端16aとの加工が行われ、さらにこの先端16aにはスプール係止用の孔が形成される。
【0050】
ここで、判定手段164によりいずれかのパーフォレーション74が端面162に掛かっていると判断された不良の定寸フイルム16は、NG信号をシフトしながら後述するように、自動的に排出される。
【0051】
フイルム巻き込み部22では、図5および図10に示すように、スプール20がターンテーブル172のスプールチャック手段174に送り込まれた後、主軸170が矢印方向に間欠回転されることにより、スプール位置決め手段176を介して前記スプール20の位置決めが行われる。ターンテーブル172が矢印方向に回転し、定寸フイルム16の先端16aがスプール20の溝部に挿入されると、前記ターンテーブル172がさらに回転し、プレワインド手段180が駆動されて前記スプール20が回転される。このため、スプール20に先端16aが係止されている定寸フイルム16がこのスプール20に所定の長さまでプレワインドされる。
【0052】
次に、ターンテーブル172が回転し、ワインド手段182が駆動されることにより、スプール20に定寸フイルム16がワインドされ、巻回体32が得られる。
【0053】
巻回体32は、第1トランスファ188を構成するホルダ194に把持された後、このホルダ194が180°旋回される際に水平姿勢から垂直姿勢に90°だけ回転され、この立位姿勢で第2トランスファ190を構成する把持部材200に把持される。この第2トランスファ190では、良好な定寸フイルム16が巻回された巻回体32を受け取ると、旋回台198が鉛直回転軸196と一体的に回転し、把持部材200に把持されている前記巻回体32を立位姿勢のまま組立部36を構成するインデックステーブル202に配置されているチャック208の上方に待機させる。このチャック208には、片開パトローネ28が載置されている。
【0054】
一方、第2トランスファ190は、判定手段164により不良(NG)であると判定された定寸フイルム16が巻回された巻回体32を受け取ると、NG信号に基づいてこの不良の巻回体32を排出シュート(図示せず)から自動的に排出する。
【0055】
良好な巻回体32が挿入された片開パトローネ28は、定寸フイルム16の後端16cの有無が検出された後、キャップ26bが上方開口端に配置され、さらに、前記キャップ26bが前記片開パトローネ28の開口部側に圧入され、かしめられる。
【0056】
片開パトローネ28にキャップ26bがかしめられて巻き込みパトローネ34が得られた後、この巻き込みパトローネ34が第2搬送路48に移載されて暗室44から明室45に送り出され、ケース詰め部42側に移送される。ケース詰め部42では、インデックステーブル210にケース38が送り込まれ、このケース38内に巻き込みパトローネ34が挿入される。次に、巻き込みパトローネ34が挿入されたケース38の開放端部にケースキャップ40が挿入され、包装品12が得られる。この包装品12は、搬送コンベア62に送り出され、包装品集積部61a〜61cに選択的に導入される。
【0057】
この場合、第1の実施形態では、図6に示すように、長尺フイルムFが切断部80側に所定の長さだけ送り出されて切断停止位置に対応して停止された状態で、第1および第2検査手段142、144が駆動され、通路S上に第1および第2検査光L1、L2が照射される。そして、第1検査光L1が一つのパーフォレーション74を通過して第1受光器150に入射され、かつ第2検査光L2が他のパーフォレーション74を通過して第2受光器152に入射される際にのみ、判定手段164を介して前記パーフォレーション74のいずれもが端面162に掛かっていないと判定する。
【0058】
これにより、切断部80を介して定寸フイルム16の後端16cを切断(トリミング)する際には、この後端16cの端面162にパーフォレーション74の一部が掛かっているか否かを確実に検出することができる。従って、不良の定寸フイルム16を組立部36に移送することなく自動排出することにより、良好な定寸フイルム16のみを収容する巻き込みパトローネ34が得られる。この巻き込みパトローネ34は、外部に延在する後端16cに不良が存在することがなく、これにより前記巻き込みパトローネ34の不良の発生率を可及的に低減し得るという効果がある。
【0059】
さらに、第1の実施形態では、第1および第2検査光L1、L2がパーフォレーション74を通って第1および第2受光器150、152に入射されたことを検出した場合にのみ、判定手段164は、パーフォレーション74の位置がOKであると判定している。これにより、塵埃等に起因して第1および第2検査光L1、L2が不透過となった際には、常に、NGと判定されるため、OKであると誤判定することがない。すなわち、不良な定寸フイルム16を巻回収容した包装品12を出荷してしまうおそれがない。
【0060】
また、特に、胴板24から製造される片開パトローネ28は、単品部品として相当に高価である。このため、片開パトローネ28を用いて得られる巻き込みパトローネ34の廃棄個数が大幅に削減され、極めて経済的であるという利点がある。
【0061】
さらに、第1の実施形態では、それぞれフォトセンサで構成される第1および第2検査手段142、144を備え、この第1および第2検査手段142、144で得られるオン/オフ信号に基づいてパーフォレーション74の位置検査を行っている。従って、孔位置検査装置140全体の構成が有効に簡素化かつ小型化されるとともに、前記孔位置検査装置140が安価に得られるという効果がある。
【0062】
次に、本発明の第2の実施形態に係るフイルムの孔位置検査方法について、図12および表2を参照しながら説明する。なお、この第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る孔位置検査装置140が使用される。
【0063】
【表2】
【0064】
第2の実施形態では、第1検査光L1が長尺フイルムFに遮蔽されかつ第2検査光L2がパーフォレーション74を通過した際にのみ、いずれのパーフォレーション74も端面162に掛かっていないと判定する。
【0065】
第2の実施形態では、図12に示すように、第1および第2検査光L1、L2間の距離R3aは4.75n2+Hmmであり、n2=3、H=1.2mmである。
【0066】
このような構成において、先ず、図12(a)の孔位置P10に示すように、パーフォレーション74が正規の位置から距離H以上ずれている場合には、第1および第2検査光L1、L2が長尺フイルムFに遮蔽されて第1および第2受光器150、152に入射されない。このため、判定手段164には、第1および第2受光器150、152からオフ信号のみが入力され、この判定手段164がNGであると判定する。
【0067】
次に、パーフォレーション74が孔位置P10から図12(b)の孔位置P11の範囲内では、第2検査光L2がパーフォレーション74を通って第2受光器152に照射される一方、第1検査光L1が長尺フイルムFに遮蔽される。このため、判定手段164には、第2受光器152からオン信号が入力されるとともに、第1受光器150からオフ信号が入力される。判定手段164は、いずれのパーフォレーション74も端面162に掛かっていない、すなわち、OKであると判定する。
【0068】
さらに、パーフォレーション74が孔位置P11から図12(c)の孔位置P12の範囲内では、第1検査光L1がパーフォレーション74を通って第1受光器150に照射されるとともに、第2検査光L2が他のパーフォレーション74を通って第2受光器152に照射される。従って、判定手段164には、第1および第2受光器150、152からオン信号のみが入力され、この判定手段164がNGであると判定する。
【0069】
そして、パーフォレーション74が孔位置P12から図12(d)の孔位置P13の範囲内では、第2検査光L2が長尺フイルムFに遮蔽される一方、第1検査光L1がパーフォレーション74を通って第1受光器150に照射される。これにより、判定手段164には、第1検査光L1のオン信号と第2検査光L2のオフ信号が入力され、NGであると判定する。
【0070】
このように、第2の実施形態では、第1検査光L1が長尺フイルムFに遮蔽され、かつ第2検査光L2が一つのパーフォレーション74を通過した際にのみ、判定手段164を介して前記パーフォレーション74がいずれも端面162に掛かっていないと判定する。これにより、第1の実施形態と同様の効果が得られることになる。
【0071】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るフイルムの孔位置検査方法および装置では、写真感光用フイルムが切断位置に停止された状態で、第1および第2検査光がこの写真感光用フイルムの側部に照射される。そして、第1および第2検査光がそれぞれ孔を通過するか否かを検出することにより、複数の孔がいずれも切断位置に掛かっていないかどうかが判定される。従って、写真感光用フイルムの切断端部に孔の一部が存在する、所謂、孔掛かりフイルムを収容した包装品が出荷されることを可及的に阻止し、高品質な包装品を効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るフイルムの孔位置検査方法を実施するためのフイルム加工包装システムにより包装品を製造する際の概略斜視説明図である。
【図2】前記フイルム加工包装システムの概略構成平面図である。
【図3】前記フイルム加工包装システムの概略構成側面図である。
【図4】前記フイルム加工包装システムを構成するフイルム供給部の構成側面図である。
【図5】前記フイルム供給部から組立部に至る概略構成図である。
【図6】前記孔位置検査方法を実施するための孔位置検査装置の概略斜視説明図である。
【図7】前記孔位置検査装置の概略断面説明図である。
【図8】前記孔位置検査装置を構成する第1および第2検査手段から照射される第1および第2検査光と定寸フイルムの平面説明図である。
【図9】前記第1および第2検査光とパーフォレーションの平面説明図である。
【図10】前記フイルム加工包装システムを構成するフイルム巻き込み部および組立部の構成説明図である。
【図11】前記孔位置検査方法の説明図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る孔位置検査方法の説明図である。
【符号の説明】
10…フイルム加工包装システム 12…包装品
16…定寸フイルム 18…フイルム供給部
22…フイルム巻き込み部 30…パトローネ製造部
36…組立部 42…ケース詰め部
74…パーフォレーション 80…切断部
140…孔位置検査装置 142、144…検査手段
146、148…投光器 150、152…受光器
162…端面 164…判定手段
Claims (8)
- 長尺な写真感光用フイルムの長辺側にフイルム長手方向に沿って所定間隔ずつ離間して複数の孔が形成されるとともに、前記孔の内周には、前記フイルム長手方向に直交する互いに平行な一対の直線状開口端面が設けられるフイルムの孔位置検査方法であって、
前記写真感光用フイルムが巻回されたフイルムロールを巻き戻す工程と、
前記写真感光用フイルムを予め設定された切断長さだけ送り出して切断位置に停止させる工程と、
前記写真感光用フイルムが前記切断位置に停止された状態で、該写真感光用フイルムの一方の長辺側に前記フイルム長手方向に沿って所定間隔ずつ離間して形成された複数の前記孔が通過する通路上に、前記フイルム長手方向に沿って所定の距離だけ離間して第1検査光と第2検査光とを個別に照射する工程と、
前記第1および第2検査光が前記孔の前記開口端面間を通過するか否かを個別に検出し、前記第1および第2検査光がそれぞれ前記孔の前記開口端面間を通過した際にのみ、複数の孔がいずれも前記切断位置に掛かっていないと判定する工程と、
を有することを特徴とするフイルムの孔位置検査方法。 - 長尺な写真感光用フイルムの長辺側にフイルム長手方向に沿って所定間隔ずつ離間して複数の孔が形成されるとともに、前記孔の内周には、前記フイルム長手方向に直交する互いに平行な一対の直線状開口端面が設けられるフイルムの孔位置検査方法であって、
前記写真感光用フイルムが巻回されたフイルムロールを巻き戻す工程と、
前記写真感光用フイルムを予め設定された切断長さだけ送り出して切断位置に停止させる工程と、
前記写真感光用フイルムが前記切断位置に停止された状態で、該写真感光用フイルムの一方の長辺側に前記フイルム長手方向に沿って所定間隔ずつ離間して形成された複数の前記孔が通過する通路上に、前記フイルム長手方向に沿って所定の距離だけ離間して第1検査光と第2検査光とを個別に照射する工程と、
前記第1および第2検査光が前記孔の前記開口端面間を通過するか否かを個別に検出し、前記第1検査光が前記写真感光用フイルムに遮蔽されかつ前記第2検査光が前記孔の前記開口端面間を通過した際にのみ、複数の孔がいずれも前記切断位置に掛かっていないと判定する工程と、
を有することを特徴とするフイルムの孔位置検査方法。 - 請求項1または2記載の孔位置検査方法において、前記複数の孔のいずれかが前記切断位置に掛かっていると判定された際、前記写真感光用フイルムを切断して得られた不良フイルムを自動的に排出する工程を有することを特徴とするフイルムの孔位置検査方法。
- 請求項1または2記載の孔位置検査方法において、前記フイルムロールから巻き戻された前記写真感光用フイルムの長辺側に、所定間隔ずつ離間して前記孔であるパーフォレーションを形成する工程を有することを特徴とするフイルムの孔位置検査方法。
- 長尺な写真感光用フイルムの長辺側にフイルム長手方向に沿って所定間隔ずつ離間して複数の孔が形成されるとともに、前記孔の内周には、前記フイルム長手方向に直交する互いに平行な一対の直線状開口端面が設けられるフイルムの孔位置検査装置であって、
フイルムロールから巻き戻される前記写真感光用フイルムの一方の長辺側に前記フイルム長手方向に沿って所定間隔ずつ離間して形成された複数の前記孔が通過する通路上に向かって配設され、前記通路上に前記フイルム長手方向に沿って所定の距離だけ離間して第1および第2検査光を個別に照射する第1および第2検査手段と、
前記写真感光用フイルムが切断位置に停止された状態で、前記第1および第2検査光が前記孔の前記開口端面間を通過するか否かを個別に検出し、前記第1および第2検査光がそれぞれ前記孔の前記開口端面間を通過した際にのみ、複数の孔がいずれも前記切断位置に掛かっていないと判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とするフイルムの孔位置検査装置。 - 長尺な写真感光用フイルムの長辺側にフイルム長手方向に沿って所定間隔ずつ離間して複数の孔が形成されるとともに、前記孔の内周には、前記フイルム長手方向に直交する互いに平行な一対の直線状開口端面が設けられるフイルムの孔位置検査装置であって、
フイルムロールから巻き戻される前記写真感光用フイルムの一方の長辺側に前記フイルム長手方向に沿って所定間隔ずつ離間して形成された複数の前記孔が通過する通路上に向かって配設され、前記通路上に前記フイルム長手方向に沿って所定の距離だけ離間して第1および第2検査光を個別に照射する第1および第2検査手段と、
前記写真感光用フイルムが切断位置に停止された状態で、前記第1および第2検査光が前記孔の前記開口端面間を通過するか否かを個別に検出し、前記第1検査光が前記写真感光用フイルムに遮蔽されかつ前記第2検査光が前記孔の前記開口端面間を通過した際にのみ、複数の孔がいずれも前記切断位置に掛かっていないと判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とするフイルムの孔位置検査装置。 - 請求項5または6記載の孔位置検査装置において、前記第1および第2検査手段は、第1および第2赤外線フォトセンサを備えることを特徴とするフイルムの孔位置検査装置。
- 請求項5または6記載の孔位置検査装置において、前記フイルムロールから巻き戻された前記写真感光用フイルムの長辺側に、所定間隔ずつ離間して前記孔であるパーフォレーションを形成する穿孔手段を備えることを特徴とするフイルムの孔位置検査装置。
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