JP2000255853A - テープ貼付用搬送装置及びテープ貼付用搬送方法 - Google Patents

テープ貼付用搬送装置及びテープ貼付用搬送方法

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JP2000255853A
JP2000255853A JP11054456A JP5445699A JP2000255853A JP 2000255853 A JP2000255853 A JP 2000255853A JP 11054456 A JP11054456 A JP 11054456A JP 5445699 A JP5445699 A JP 5445699A JP 2000255853 A JP2000255853 A JP 2000255853A
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film
transport
photographic film
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tape
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Seiji Tabuchi
政治 田淵
Yukio Seto
幸男 瀬戸
Taro Yamamoto
太朗 山本
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つ以上のサイズに関する写真ロールフイルム
を簡単に切り換えて製造することができる写真ロールフ
イルムの製造処理を実現させる。 【解決手段】第1〜第3の搬送ローラ対340a〜34
0cを設置し、第3の副制御部330において以下のよ
うに制御を行う。テープ貼付部332において接着テー
プが貼付される写真フイルムストリップがフルサイズで
ある場合に、第1の搬送ローラ対340aと第3の搬送
ローラ対340cを順次選択して、前記第1及び第3の
搬送ローラ対340a及び340cのうち、いずれか1
つの搬送ローラ対で写真フイルムストリップを搬送する
ように制御し、写真フイルムストリップがハーフサイズ
である場合に、第1〜第3の搬送ローラ対340a〜3
40cを順次選択して、前記第1〜第3の搬送ローラ対
340a〜340cのうち、いずれか1つの搬送ローラ
対で写真フイルムストリップを搬送するように制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともサイズ
の異なる2種類の写真ロールフイルムを作製することが
できる写真ロールフイルムの製造装置及び製造方法を実
現させるためのテープ貼付用搬送装置及びテープ貼付用
搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、写真ロールフイルムには、12
0タイプと220タイプと呼ばれる種類がある。120
タイプの写真ロールフイルムは、スプールと、このスプ
ールに巻き付けられる写真フイルムストリップと、この
写真フイルムストリップの裏紙として一緒にスプールに
巻き付けられる遮光紙ストリップと、写真フイルムスト
リップの製品上の先端(製造時には後端)を遮光紙スト
リップに固定する接着テープと、スプールに巻き付けら
れた写真フイルムストリップと遮光紙ストリップとの巻
き緩みを防止するために遮光紙ストリップの外周に巻き
付けられる開封シールと、撮影後に別のスプールに巻き
付けられた写真フイルムストリップと遮光紙ストリップ
との巻き緩み防止に使用される封印シールとから構成さ
れている。
【0003】前記120タイプの写真ロールフイルムに
用いられる写真フイルムストリップの長さは、6cm×
6cmフォーマットでは12枚、ブローニーサイズの6
cm×9cmフォーマットでは8枚、ハーフサイズの6
cm×4.5cmフォーマットでは16枚の撮影を行う
ことができる長さとなっている。
【0004】また、通常の120タイプの写真ロールフ
イルムと同じ構成で写真フイルムストリップと遮光紙ス
トリップとの長さを半分程度とし、ハーフサイズの6c
m×4.5cmフォーマットで8枚の撮影を行えるよう
にしたハーフサイズ版の写真ロールフイルムも存在す
る。
【0005】220タイプの写真ロールフイルムは、上
記の120タイプとほぼ同様の構成となっているが、裏
紙を廃止し、写真フイルムストリップの先端と後端とに
遮光紙ストリップと同じ材質で作られたリーダとトレー
ラとを取り付け、スプールに巻き付けられる写真フイル
ムストリップを長くして撮影枚数を増やしている。
【0006】そして、前記遮光紙ストリップ、開封シー
ル、封印シールには、スプールに巻き込まれている写真
フイルムストリップについてのフイルム情報が予め印刷
されている。
【0007】このフイルム情報は、写真ロールフイルム
が120タイプと220タイプのいずれであるのかと、
写真フイルムストリップの長さがフルサイズかあるいは
ハーフサイズかを示すフイルムサイズと、ISO感度
と、写真フイルムストリップがカラーあるいは白黒か、
カラーである場合にはネガとリバーサルのいずれである
のかを示すフイルム種と、現像処理方法を示す処理ナン
バーとなっている。
【0008】写真フイルムストリップには、前記フイル
ム情報と、ロットナンバーや加工順等の製造情報を表す
シリアルナンバーとが写真ロールフイルムの製造時にサ
イドプリントされる。また、開封シールにも写真ロール
フイルムの製造時にシリアルナンバーが印字される。
【0009】また、前記フイルム情報と共に、120タ
イプと220タイプとの区別をコード化して接着テープ
に印刷しておき、カメラに写真ロールフイルムを装填し
て使用する際に、接着テープのバーコードをカメラ側の
バーコードリーダで読み取って利用するという提案がな
されている。これによれば、従来は、手動操作によって
行われていたフイルム感度や撮影枚数のセット、圧板の
切換え等の各種設定を自動化することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造装置においては、1つのサイズ、例えばフルサイズ
に関する写真ロールフイルムを製造する構成を採用して
いる。そのため、2つ以上のサイズに関する写真ロール
フイルムを製造する場合は、サイズ毎に製造装置を設置
しなければならず、製造設備の大型化、設置スペースの
拡大化を招き、製造コストの低廉化に限界が生じるおそ
れがある。
【0011】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、2つ以上のサイズに関する写真ロールフ
イルムを簡単に切り換えて製造することができ、製造設
備の小型化、設置スペースの縮小化並びに製造コストの
低廉化を図ることができる写真ロールフイルムの製造装
置及び製造方法を実現させることができるテープ貼付用
搬送装置及びテープ貼付用搬送方法を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、フイルムロー
ルから送り出された写真フイルムに対して接着テープ等
のテープ部材を貼付するための搬送装置であって、前記
テープ貼付を行うテープ貼付部の後段の搬送路にフイル
ムサイズの種類に応じて複数の搬送ローラ対を設置し、
前記複数の搬送ローラ対のうち、前記フイルムサイズに
応じて予め設定された複数の搬送ローラ対を順次選択し
て、順次選択される複数の搬送ローラ対のうち、いずれ
か1つの搬送ローラ対で前記写真フイルムを搬送するよ
うに制御する制御手段を設けて構成する。
【0013】これにより、まず、制御手段によって前記
複数の搬送ローラ対のうち、前記フイルムサイズに応じ
て予め設定された複数の搬送ローラ対が順次選択される
ことになる。このとき、複数の搬送ローラ対で写真フイ
ルムが搬送されるのではなく、1つの搬送ローラ対で写
真フイルムが搬送されることなる。
【0014】例えば、写真フイルムの先端部がテープ貼
付部を通過した段階で、テープ貼付部に最も近い搬送ロ
ーラ対によって写真フイルムが搬送され、該写真フイル
ムの先端部が該写真フイルムのフイルムサイズに応じた
搬送ローラ対に達した段階でテープ貼付部での写真フイ
ルムに対するテープ貼付が行われる。その後、写真フイ
ルムは、テープ貼付部に最も近い搬送ローラ対ではな
く、前記写真フイルムのフイルムサイズに応じた搬送ロ
ーラ対によって後段の処理工程に搬送される。
【0015】このように、本発明に係るテープ貼付用搬
送装置においては、2つ以上のサイズに関する写真ロー
ルフイルムを簡単に切り換えて製造することができ、製
造設備の小型化、設置スペースの縮小化並びに製造コス
トの低廉化を図ることができる写真ロールフイルムの製
造装置及び製造方法を実現させることができる。
【0016】前記構成において、前記写真フイルムのフ
ルサイズとハーフサイズに対応させる場合は、第1〜第
3の搬送ローラ対を設置し、テープ貼付される前記写真
フイルムがフルサイズである場合、前記制御手段によっ
て、該写真フイルムの搬送状態に応じて、前記テープ貼
付部に最も近い第1の搬送ローラ対と前記テープ貼付部
から最も遠い第3の搬送ローラ対が順次選択され、前記
第1及び第3の搬送ローラ対のうち、いずれか1つの搬
送ローラ対で前記写真フイルムが搬送される。
【0017】即ち、写真フイルムがフルサイズである場
合は、制御手段によって第1の搬送ローラ対と第3の搬
送ローラ対が順次選択される。この場合、写真フイルム
の先端部がテープ貼付部を通過した段階で、第1の搬送
ローラ対によってフルサイズの写真フイルムが搬送さ
れ、該写真フイルムの先端部が第3の搬送ローラに達し
た段階でテープ貼付部での写真フイルムに対するテープ
貼付が行われ、その後、写真フイルムは、第3の搬送ロ
ーラ対によって後段の処理工程に搬送される。
【0018】テープ貼付される前記写真フイルムがハー
フサイズである場合は、制御手段によって、該写真フイ
ルムの搬送状態に応じて、第1〜第3の搬送ローラ対が
順次選択され、前記第1〜第3の搬送ローラ対のうち、
いずれか1つの搬送ローラ対で前記写真フイルムが搬送
される。
【0019】即ち、写真フイルムがハーフサイズである
場合は、制御手段によって、第1〜第3の搬送ローラ対
が順次選択される。この場合、写真フイルムの先端部が
テープ貼付部を通過した段階で、第1の搬送ローラ対に
よってフルサイズの写真フイルムが搬送され、該写真フ
イルムの先端部が第2の搬送ローラに達した段階でテー
プ貼付部での写真フイルムに対するテープ貼付が行われ
る。その後、前記写真フイルムは、第2の搬送ローラ対
によって搬送され、該写真フイルムの先端部が第3の搬
送ローラ対に達した段階で今度は第3の搬送ローラ対に
よって後段の処理工程に搬送される。
【0020】また、前記構成において、前記第3の搬送
ローラ対の近傍に、前記フイルムサイズに拘わらず前記
写真フイルムの先端を検出して一旦搬送停止を促す信号
を出力する第1のセンサを設置し、前記第2の搬送ロー
ラ対の近傍に、ハーフサイズの写真フイルムの先端を検
出して一旦搬送停止を促す信号を出力する第2のセンサ
を設置し、前記テープ貼付部において、フルサイズの写
真フイルムに対しては、前記第1のセンサからの前記信
号の出力に基づいて、ハーフサイズの写真フイルムに対
しては、前記第2のセンサからの前記信号の出力に基づ
いて前記写真フイルムに前記テープ部材を貼付するよう
にしてもよい。
【0021】これにより、フルサイズの写真フイルムと
ハーフサイズの写真フイルムに対して確実にテープ部材
を貼付することができ、品質の向上を図ることができ
る。
【0022】次に、本発明は、フイルムロールから送り
出された写真フイルムに対して接着テープ等のテープ部
材を貼付するためのテープ貼付用搬送方法において、前
記テープ貼付を行うテープ貼付部の後段の搬送路にフイ
ルムサイズの種類に応じて設定された複数の搬送ローラ
対を使用し、前記複数の搬送ローラ対のうち、前記フイ
ルムサイズに応じて予め設定された複数の搬送ローラ対
を順次選択して、順次選択される複数の搬送ローラ対の
うち、いずれか1つの搬送ローラ対で前記写真フイルム
を搬送するように制御することを特徴とする。
【0023】これにより、2つ以上のサイズに関する写
真ロールフイルムを簡単に切り換えて製造することがで
き、製造設備の小型化、設置スペースの縮小化並びに製
造コストの低廉化を図ることができる写真ロールフイル
ムの製造装置及び製造方法を実現させることができる。
【0024】そして、前記方法において、前記写真フイ
ルムのフルサイズとハーフサイズに対応して設置された
第1〜第3の搬送ローラ対を使用し、テープ貼付される
前記写真フイルムがフルサイズである場合に、該写真フ
イルムの搬送状態に応じて、前記テープ貼付部に最も近
い第1の搬送ローラ対と前記テープ貼付部から最も遠い
第3の搬送ローラ対を順次選択して、前記第1及び第3
の搬送ローラ対のうち、いずれか1つの搬送ローラ対で
前記写真フイルムを搬送するように制御し、テープ貼付
される前記写真フイルムがハーフサイズである場合、該
写真フイルムの搬送状態に応じて、第1〜第3の搬送ロ
ーラ対を順次選択して、前記第1〜第3の搬送ローラ対
のうち、いずれか1つの搬送ローラ対で前記写真フイル
ムを搬送するように制御するようにしてもよい。
【0025】また、前記第3の搬送ローラ対の近傍に設
置され、前記フイルムサイズに拘わらず前記写真フイル
ムの先端を検出して一旦搬送停止を促す信号を出力する
第1のセンサと、前記第2の搬送ローラ対の近傍に設置
され、ハーフサイズの写真フイルムの先端を検出して一
旦搬送停止を促す信号を出力する第2のセンサとを使用
し、フルサイズの写真フイルムに対しては、前記第1の
センサからの前記信号の出力に基づいて、ハーフサイズ
の写真フイルムに対しては、前記第2のセンサからの前
記信号の出力に基づいて、前記写真フイルムに前記テー
プ部材を貼付するようにしてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテープ貼付用
搬送装置及びテープ貼付用搬送方法の実施の形態例(以
下、単に実施の形態に係る搬送装置と記す)を図面を参
照しながら説明する。
【0027】まず、本実施の形態に係る搬送装置を説明
する前に、本発明に係るテープ貼付用搬送装置が適用さ
れる写真ロールフイルムの製造装置を図1〜図16を参
照しながら説明する。
【0028】この写真ロールフイルムの製造装置は、例
えば120タイプの写真ロールフイルム10(図1参
照)におけるフルサイズとハーフサイズを製造する場合
に対応した構成を有する。
【0029】120タイプの写真ロールフイルム10
は、図1に示すように、フルサイズ及びハーフサイズと
も円柱形状の軸部12の両端に円板形状のフランジ14
が設けられたスプール16と、このスプール16の軸部
12に巻き付けられる帯状の写真フイルムである写真フ
イルムストリップ18(図2参照)と、この写真フイル
ムストリップ18の背面全体に裏紙として配置される遮
光紙ストリップ20とから構成されている。
【0030】スプール16は、フランジ14の端面にカ
メラのキー軸に係合されるチャッキング溝22が形成さ
れている。また、図3に示すように、軸部12には細長
いスリット24が軸方向に沿って形成されており、該ス
リット24の一方の内壁面24aには、略T字型の係止
爪26が一体に形成されており、他方の内壁面24bに
は係止爪26を中心として一対の押さえリブ28が一体
に形成されている。
【0031】図3に示すように、遮光紙ストリップ20
は帯形状をしており、両端に、製造時にスプール16に
係止される後端部20bと、カメラへの装填時にカメラ
のスプール16に係止される先端部20aとが形成され
ている。
【0032】これら後端部20b及び先端部20aは、
スプール16のスリット24に挿入しやすいように、斜
めにカットされてから幅狭にされている。先端部20a
には、円形の係止孔30が形成されている。
【0033】そして、図4に示すように、遮光紙ストリ
ップ20の先端部20aがスプール16のスリット24
内に挿入されると、係止孔30に係止爪26が係合し、
押さえリブ28は係止孔30と係止爪26とが外れる方
向に遮光紙ストリップ20が移動しないように遮光紙ス
トリップ20を押さえている。
【0034】写真フイルムストリップ18は、遮光紙ス
トリップ20の先端から規定の距離をおいて、先端のみ
が接着テープ32によって遮光紙ストリップ20の裏面
側に固定されている。この接着テープ32には、写真フ
イルムストリップ18のサイズ、感度、フイルム種を表
すバーコード34が印刷されている。このバーコード3
4は、例えばカメラ等に組み込まれたバーコードリーダ
で読み取られ、カメラでの各種設定の切り換えや制御に
用いられる。
【0035】また、遮光紙ストリップ20の表面の先端
側には、未使用時に遮光紙ストリップ20の外側に巻か
れて遮光紙ストリップ20が巻き緩むのを防止する開封
シール36が貼着され、後端側には撮影終了後に遮光紙
ストリップ20の外側に巻かれて遮光紙ストリップ20
が巻き緩むのを防止する封印シール38が貼着されてい
る。これら開封シール36及び封印シール38は、図3
中、斜線で示す部分のみが遮光紙ストリップ20に貼着
されている。
【0036】開封シール36は、斜線で示す部分が遮光
紙ストリップ20の先端部20a側の表面に貼着されて
から、スプール16の軸部12に巻き付けられた遮光紙
ストリップ20の外周に巻き付けられる。この開封シー
ル36には、図5に示すように、フイルム情報を示す製
品名40が予め印刷されている。また、製品名40の近
傍には、写真フイルムストリップ18にサイドプリント
されたのと同じシリアルナンバー42が印刷される。
【0037】封印シール38は、製造時には、斜線で示
す一端のみが遮光紙ストリップ20の後端部20b側の
表面に貼付され、遮光紙ストリップ20と一緒にスプー
ル16に巻き付けられる。そして、写真フイルムストリ
ップ18と遮光紙ストリップ20とがカメラ側のスプー
ル16に巻き付けられた際に外部に露呈されて、写真フ
イルムストリップ18と遮光紙ストリップ20との巻き
緩み防止に使用される。この封印シール38には、図6
に示すように、フイルム情報を示す製品名44と、処理
ナンバー46とが予め印刷されている。
【0038】また、図5及び図6に示すように、遮光紙
ストリップ20の先端部20aと後端部20bには、そ
れぞれ写真ロールフイルム10の仕様を示すフイルム情
報50、52、54及び56が予め印刷されている。
【0039】フイルム情報50は、写真ロールフイルム
10のタイプとフイルム種とを示すもので、例えば「C
H120」は、120タイプで、内部に巻き込んでいる
写真フイルムストリップ18がカラーネガであることを
表す。
【0040】フイルム情報52は、写真ロールフイルム
10のサイズを示すもので、例えば「6×6cm12E
XP」は、巻き込んでいる写真フイルムストリップ18
が6cm×6cmフォーマットの撮影を12コマ行える
こと、即ち、この写真フイルムストリップ18がフルサ
イズのものであることを表している。
【0041】フイルム情報54は、写真フイルムストリ
ップ18の感度を示すもので、例えば「ISO400/
21°」は、ISO感度が400であることを表してい
る。フイルム情報56は、巻き込んでいる写真フイルム
ストリップ18の処理方法を示す処理番号となってい
る。
【0042】そして、この写真ロールフイルムの製造装
置100は、図7に示すように、写真フイルムストリッ
プ18の供給を行うフイルム供給部102と、遮光紙ス
トリップ20の供給を行う遮光紙供給部104と、前記
写真フイルムストリップ18と前記遮光紙ストリップ2
0をスプール16に巻き込む巻込み部106と、前記写
真フイルムストリップ18を前記巻込み部106に搬送
する搬送ライン108とを有して構成されている。各供
給部102、104及び巻込み部106には、搬送路に
沿って写真フイルムストリップ18、遮光紙ストリップ
20及びスプール16に対して加工や各種作業を行うた
めの各種装置が配置されている。
【0043】フイルム供給部102は、図8に示すよう
に、それぞれ長尺写真フイルム110が駆動モータ11
2(図9参照)の回転軸114にロール状に巻かれた2
つのフイルムロール(第1及び第2のフイルムロール1
16A及び116B)が配置されている。これらの第1
及び第2のフイルムロール116A及び116Bは、そ
れぞれ幅広のフイルムベースをロール状にした原反ロー
ルに所定の乳剤を塗布して製造されたマスターロール
を、写真フイルムストリップ18の幅に裁断してロール
状に巻いたものである。
【0044】第1及び第2のフイルムロール116A及
び116Bの各近傍には、各フイルムロール116A及
び116Bから送り出された長尺写真フイルム110が
それぞれ掛けられるダンサーローラ部118が配置され
ている。
【0045】ダンサーローラ部118は、例えばプラス
チックや金属にて構成され、かつ、鉛直方向にスリット
120が形成された案内部122と、図10に示すよう
に、該案内部122の内部において、その上部及び下部
に設けられたローラ124及び126と、これらローラ
124及び126間に張設されたベルト128と、該ベ
ルト128のうち、スリット120に近接する部分に設
けられ、かつ、案内部122の外側において前記スリッ
ト120に沿って上下方向に移動自在とされたダンサー
ローラ130と、前記案内部122の外側において、ダ
ンサーローラ130を通じて搬送された写真フイルムス
トリップ18を後述する切換え装置142に導くローラ
131と、前記ベルト128のうち、ダンサーローラ1
30が設けられた部分と反対側の部分に設けられたおも
り132とを有して構成されている。おもり132は、
ダンサーローラ130の自重による急激な落下と、長尺
写真フイルム110の搬送に伴う急激な上昇を防ぐため
に設けられている。
【0046】また、前記ローラ131にはその回転数に
応じたパルスを有する電気信号Scに変換するロータリ
ーエンコーダ140が接続されている。
【0047】図9に示すように、前記フイルムロール1
16A及び116Bが巻かれている回転軸114には、
該回転軸114の回転数に応じたパルス数を有する電気
信号Saに変換して出力するロータリーエンコーダ13
4が設けられている。また、図10に示すように、ダン
サーローラ部118における案内部122内に設置され
た上部のローラ124には、その回転数に応じて電圧レ
ベルが変化する電気信号Sbに変換して出力するポテン
ショメータ136が接続されている。
【0048】また、図9に示すように、各フイルムロー
ル116A及び116Bと各ダンサーローラ部118と
の間には、それぞれフイルムロール116A及び116
Bから送り出された長尺写真フイルム110をダンサー
ローラ130に掛けるためのローラ138が設置され、
該ローラ138にはその回転数に応じたパルスを有する
電気信号Scに変換するロータリーエンコーダ140が
接続されている。
【0049】図8に示すように、各ダンサーローラ部1
18の上方には、第1及び第2のフイルムロール116
A及び116Bのうち、いずれかのフイルムロール11
6A又は116Bを選択的に切り換える切換え装置14
2が設置され、該切換え装置142の上方には、パスロ
ーラ144と、該パスローラ144を介して搬送された
長尺写真フイルム110をエアーの吸引によって密着さ
せながら搬送するサクションドラム146と、該サクシ
ョンドラム146から搬送された長尺写真フイルム11
0を下流側に配置されたフイルムカッタ148に向けて
搬送する搬送ベルト150が設置されている。
【0050】サクションドラム146は、駆動モータ1
60(図11参照)によって回転されると共に、周面に
多数のエアー吸引孔が設けられており、長尺写真フイル
ム110をエアーの吸引によって密着させながらスリッ
プを生じさせないようにして搬送する。
【0051】そして、前記ダンサーローラ部118にお
けるダンサーローラ130は、自然状態では、自重によ
って常時スリット120の下部に位置しているが、長尺
写真フイルム110が掛けられて該長尺写真フイルム1
10の搬送動作に伴う上方への付勢によってスリット1
20の上部に移動する。
【0052】長尺写真フイルム110に対する切断に伴
って長尺写真フイルム110の搬送が一時停止されたと
きは、前記搬送による付勢力がなくなるため、ダンサー
ローラ130は、その自重とおもり132によって、前
記フイルムロール116A又は116Bによる長尺写真
フイルム110の送り出しスピードに合わせて下方にゆ
っくりと移動する。この場合、ダンサーローラ130に
パウダーブレーキやヒステリシスクラッチ等でテンショ
ンを与えると一層好ましい。テンションは、常時与えて
も、任意の時間与えてもよい。
【0053】従って、ダンサーローラ130のストロー
ク長は、最低でも、前記長尺写真フイルム110の搬送
停止時間において、フイルムロール116A又は116
Bから送り出されてくる長尺写真フイルム110の長さ
を吸収できる程度の長さを有する。
【0054】切換え装置142は、ダンサーローラ部1
18から搬送された長尺写真フイルム110を上方の搬
送路に沿わせるための2つのローラ170及び172が
回転自在に取り付けられ、かつ、支軸174を中心に回
転自在とされた切換え板176と、該切換え板176を
支軸174を中心に両方向に所定角度ほど回転させる往
復機構178(エアシリンダ)とを有して構成されてい
る。
【0055】図8の例では、切換え板176が左方向に
所定角度ほど回転されて、右側のフイルムロール116
Bから送り出された長尺写真フイルム110が切換え板
142に設けられた右側のローラ170を介して上方に
搬送されている場合を示す。左側のフイルムロール11
6Aからの長尺写真フイルム110を搬送する場合は、
切換え板142が右方向に所定角度ほど回転されること
によって行われる。
【0056】これら駆動モータ112(図9参照)、ダ
ンサーローラ部118、切換え装置142、サクション
ドラム146、搬送ベルト150及びフイルムカッタ1
48は、各種制御回路からなる第1の副制御部180に
よって制御される。第1の副制御部180は、製造装置
100全体を制御する主制御部182によって制御さ
れ、また、適宜得たデータを主制御部182に入力す
る。なお、主制御部182は、写真ロールフイルム10
を構成する各部品のフイルム情報及び製造情報を照合す
る照合手段を兼ねている。
【0057】ここで、この写真ロールフイルムの製造装
置100の特徴であるフイルムロール116A及び11
6Bの回転制御について説明する。
【0058】この回転制御は、図9又は図10に示すよ
うに、第1の副制御部180にハードウェアとしてある
いはソフトウェアとして組み込まれた回転制御手段19
0によって行われる。
【0059】この回転制御手段190は、図9に示すよ
うに、フイルム長検出部192と、回転数計数部194
と、巻径計算部196と、回転数補正部198とを有し
て構成されている。
【0060】前記フイルム長検出部192は、ローラ1
31の回転数を検出するロータリーエンコーダ140か
らの電気信号Scのパルス数に基づいて、送り出された
長尺写真フイルム110の長さを演算し、レジスタ20
0に格納されている所定のフイルム長となった時点で第
1のタイミング信号St1を出力する。レジスタ200
には、主制御部182から送られてきたフイルム長(フ
ルサイズ又はハーフサイズ)が格納されている。
【0061】回転数計数部194は、フイルム長検出部
192からの第1のタイミング信号St1の入力に基づ
いて、駆動モータ112の回転軸114に取り付けられ
たロータリーエンコーダ134からの電気信号Saのパ
ルス数の計数を開始し、次の第1のタイミング信号St
1の入力に基づいて、いままで計数した値(計数値D
c)を後段の巻径計算部196に出力すると同時に、計
数値Dcを0リセットする。即ち、例えば奇数番目の第
1のタイミング信号St1の入力に基づいて前記パルス
の計数を開始し、偶数番目の第1のタイミング信号St
1の入力に基づいて計数値Dcを出力すると同時に0リ
セットする。
【0062】なお、ロータリーエンコーダ134は、回
転数に応じたパルス列が発生する符号板で構成してもよ
いし、駆動モータ112の回転軸114が1回転するた
びに1つのパルスが出力されるように構成してもよい。
【0063】巻径計算部196は、回転数計数部194
からの計数値Dcとレジスタ200に格納されているフ
イルム長に基づいてフイルムロール116A又は116
Bの現在の巻径を計算し、その計算値Ddを後段の回転
数補正部198に出力する。
【0064】回転数補正部198は、巻径計算部196
にて得られた巻径に適した回転数、即ち、規定フイルム
長の写真フイルムを所定時間内に送り出すべき回転数を
割り出し、補正回転数Deとして出力する。
【0065】前記回転数補正部198から出力される補
正回転数Deは、駆動モータ112をフィードバック制
御するモータ制御回路202に供給される。モータ制御
回路202は、供給された補正回転数Deと現在の駆動
モータ112の回転数とを比較しながら、所定時間内に
駆動モータ112の回転数が当該補正回転数Deとなる
ようにモータ駆動回路204に必要な駆動電流を供給す
る。
【0066】このように、前記回転制御手段190によ
れば、フイルムロール116A又は116Bの巻径に応
じた回転数でフイルムロール116A又は116Bを回
転させて長尺写真フイルム110を連続的に送り出すこ
とができ、効率よく長尺写真フイルム110を後段の搬
送系に送り出すことができる。
【0067】また、この回転制御手段190において
は、レジスタ200に今回のフイルムの種類に応じたフ
イルム長が格納され、該フイルム長に基づいて巻径を計
算し、その巻径に応じた補正回転数Deを求めるように
しているため、作製される写真フイルムストリップ18
の種類に応じた最適な回転数でフイルムロール116A
又は116Bから長尺写真フイルム110を送り出すこ
とができる。
【0068】前記回転制御手段190、特にフイルム長
検出部192と回転数計数部194としては、上述のほ
か、図10に示すような構成も採用することができる。
【0069】即ち、長尺写真フイルム110は、フイル
ムカッタ148にて所定長さに切断されるとき、その搬
送が一時停止されるが、その停止期間においても、フイ
ルムロール116A又は116Bから長尺写真フイルム
110が連続的に送り出されることから、ダンサーロー
ラ部118におけるダンサーローラ130は、その自重
によって下方に移動することになる。そのときのダンサ
ーローラ130の移動距離を計測することによって、長
尺写真フイルム110の送り出し長さ(フイルム長)を
検出することができる。この移動距離は、図10に示す
ように、ダンサーローラ部118の上部ローラ124に
接続されているポテンショメータ136からの電気信号
Sbの例えば電圧レベルによって検出することができ
る。
【0070】そこで、フイルム長検出部192は、ポテ
ンショメータ136からの電気信号Sbの電圧レベルが
長尺写真フイルム110の所定長に相当する電圧レベル
に達したときに第2のタイミング信号St2を出力する
ように構成する。
【0071】回転数計数部194は、長尺写真フイルム
110の搬送停止を示す信号(後述する開始信号Ssを
使用することができる)の入力に基づいて、ロータリー
エンコーダ134からの電気信号Saのパルス数の計数
を開始し、次の第2のタイミング信号St2の入力に基
づいて、いままで計数した値(計数値Dc)を後段の巻
径計算部196に出力すると同時に、計数値Dcを0リ
セットするように構成する。
【0072】図10に示す構成を採用しても、フイルム
ロール116A又は116Bの巻径に応じた回転数でフ
イルムロール116A又は116Bを連続的に送り出す
ことができ、効率よく長尺写真フイルム110を後段の
搬送系に送り出すことができる。
【0073】次に、この写真ロールフイルムの製造装置
100の特徴である原点信号生成処理について説明す
る。
【0074】この原点信号生成処理は、フイルム供給部
102に設置された原点信号生成手段210(図11参
照)によって行われる。この原点信号生成手段210
は、図11に示すように、フルサイズのための第1の原
点信号Sg1を生成する第1の原点信号生成手段212
と、ハーフサイズのための第2の原点信号Sg2を生成
する第2の原点信号生成手段214とを有する。
【0075】第1の原点信号生成手段212は、サクシ
ョンドラム146を回転駆動する駆動モータ160の回
転軸220に固定された第1のプーリ222と、該第1
のプーリ222の回転駆動がベルト224によって伝達
される第2のプーリ226と、該第2のプーリ226と
共に回転する第1の円板228とを有して構成されてい
る。
【0076】第2の原点信号生成手段214は、サクシ
ョンドラム146を回転駆動する駆動モータ160の回
転軸220に固定された第3のプーリ230と、該第3
のプーリ230の回転駆動がベルト232によって伝達
される第4のプーリ234と、該第4のプーリ234と
共に回転する第2の円板236とを有して構成されてい
る。
【0077】ここで、第1の原点信号生成手段212に
係る第1及び第2のプーリ222及び226並びに第1
の円板228の各径は、サクションドラム146で長尺
写真フイルム110をフルサイズに相当する長さ+αだ
け回転搬送したときに、第1の円板228が1回転する
ように設定されている。
【0078】同じく、第2の原点信号生成手段214に
係る第3及び第4のプーリ230及び234並びに第2
の円板236の各径は、サクションドラム146で長尺
写真フイルム110をハーフサイズに相当する長さ+α
だけ回転搬送したときに、第2の円板236が1回転す
るように設定されている。
【0079】前記第1及び第2の円板228及び236
には、各円板228及び236の周縁に設置された光セ
ンサ238及び240にて検出可能とされた図示しない
ユニークなマークが付着、あるいは窓が形成されてい
る。
【0080】従って、駆動モータ160によってサクシ
ョンドラム146が一方向に回転駆動されて長尺写真フ
イルム110をフルサイズに相当する長さ+αだけ搬送
したときに第1の円板228が1回転し、前記長尺写真
フイルム110をハーフサイズに相当する長さ+αだけ
搬送したときに、第2の円板236が1回転し、それぞ
れ光センサ238及び240を通して検出信号(原点信
号)Sg1及びSg2が出力される。各光センサ238
及び240からの検出信号Sg1及びSg2は、第1の
副制御部180に第1及び第2の原点信号Sg1及びS
g2として入力される。
【0081】一方、図7に示すように、サクションドラ
ム146の近傍には、該サクションドラム146によっ
て吸着された長尺写真フイルム110の乳剤面に対向し
てプリントヘッド250が設けられている。
【0082】プリントヘッド250は、長尺写真フイル
ム110の搬送方向に対して直交する向きにライン状に
配列された多素子発光部と、多素子発光部からの光を長
尺写真フイルム110のエッジ部分に縮小して結像させ
る光学系とから構成され、第1の副制御部180に含ま
れる制御回路と共にサイドプリント装置252を構成し
ている。
【0083】このサイドプリント装置252は、第1の
副制御部180からの開始信号Ss(図12参照)の入
力に基づいて、同じく第1の副制御部180から入力さ
れたプリントデータDpに従って長尺写真フイルム11
0にサイドプリントを行う。開始信号Ssは、第1の副
制御部180に組み込まれた開始信号生成手段260に
よって生成される。
【0084】この開始信号生成手段260は、図12に
示すように、レジスタ262に格納されているフイルム
サイズ(フルサイズ又はハーフサイズの区別情報)に基
づいて選択信号Sdの属性を変更する選択信号生成部2
64と、入力される第1及び第2の原点信号Sg1及び
Sg2のうち、選択信号Sdの属性に応じた原点信号S
g1又はSg2を選択し、開始信号Ssとして出力する
セレクタ部266とを有して構成されている。
【0085】即ち、この開始信号生成手段260は、入
力される第1及び第2の原点信号Sg1及びSg2のう
ち、今回のフイルムサイズに対応する原点信号Sg1又
はSg2を選択して開始信号Ssとして出力する。
【0086】サイドプリント装置252に入力されるプ
リントデータDpは、例えばオペレータ等によって主制
御部182に入力されるフイルム情報と製造情報である
製造名とシリアルナンバーとが第1の副制御部180に
送出され、該第1の副制御部180によってプリントデ
ータDpに変換されてサイドプリント装置252に入力
される。
【0087】これにより、本実施の形態に係るサイドプ
リント装置252は、サクションドラム146によって
搬送される長尺写真フイルム110のうち、今回のフイ
ルムサイズに応じた部分に前記プリントデータDpに基
づく製造名とシリアルナンバーを正確に、かつ容易にサ
イドプリントすることができる。
【0088】また、前記サクションドラム146の下流
側には、第2の副制御部310によって制御される搬送
ベルト150及びフイルムカッタ148が設置されてい
る。
【0089】サクションドラム146の下流側に配置さ
れた搬送ベルト150は、長尺写真フイルム110を下
流側に配置されたフイルムカッタ148に向けて搬送す
る。このフイルムカッタ148は、可動刃と固定刃から
なり、第1の副制御部180から第2の副制御部310
に開始信号Ssが入力された時点で、切断が開始され、
第2の副制御部310によって制御されながら長尺写真
フイルム110を今回のフイルムサイズ(フルサイズ又
はハーフサイズ)に応じた長さの写真フイルムストリッ
プ18に切断する。
【0090】図11の例では、フイルムカッタ148の
切断タイミングを開始信号Ssの第2の副制御部310
への入力に基づいて電気的に行うようにしたが、その
他、機構的に行うようにしてもよい。この場合、図13
に示すように、サクションドラム146の駆動モータの
回転軸220に入力出力比が1/1の第1の減速機27
0を設置し、この第1の減速機270に入力出力比が1
/1の第2の減速機272を例えばベルト駆動系274
を介して連結する。更に、この第2の減速機272の回
転軸276に第2の円板236と入力出力比が2/1の
第3の減速機278を連結し、該第3の減速機278の
回転軸280に第1の円板228を固定する。
【0091】第1及び第2の円板228及び236に
は、各円板228及び236の周縁に設置された光セン
サ238及び240にて検出可能とされた図示しないユ
ニークなマークが付着、あるいは窓が形成されている。
【0092】これにより、サクションドラム146が1
回転する毎に第2の円板236が1回転し、サクション
ドラム146が2回転する毎に第1の円板228が1回
転することになる。従って、サクションドラム146が
1回転する毎に(ハーフサイズの写真フイルムストリッ
プ18の長さ+α)の長さに対応する長尺写真フイルム
110が送り出されるようになっていれば、第1の円板
228に対応する光センサ238からは、フルサイズに
対応した第1の原点信号Sg1が出力され、第2の円板
236に対応する光センサ240からは、ハーフサイズ
に対応した第2の原点信号Sg2が出力されることにな
る。
【0093】前記駆動モータ160の回転軸220に取
り付けられた第1の減速機270には、また、この第1
の減速機270に入力出力比が1/1の第4の減速機2
82が例えばベルト駆動系284を介して連結され、こ
の第4の減速機282に入力出力比が2/1の第5の減
速機286が例えばベルト駆動系288を介して連結さ
れている。
【0094】第4及び第5の減速機282及び286の
各回転軸には、それぞれローラギア290及び292が
設けられ、これらローラギア290及び292には、フ
イルムカッタ148を有するユニット294(フイルム
カッタユニット)から延在する往復用のアーム296及
び298が1ポジションクラッチ300及び302を介
して選択的に連結されるようになっている。
【0095】つまり、長尺写真フイルム110をフルサ
イズの写真フイルムストリップ18に切断する場合は、
第5の減速機286に連結されたローラギア292と、
フイルムカッタユニット294から延在するアーム29
8とがクラッチ302を介して連結される。これによ
り、サクションドラム146が2回転する毎にフイルム
カッタ148が1往復し、長尺写真フイルム110は、
フルサイズの写真フイルムストリップ18として切断さ
れることになる。
【0096】長尺写真フイルム110をハーフサイズの
写真フイルムストリップ18に切断する場合は、第4の
減速機282に連結されたローラギア290と、フイル
ムカッタユニット294から延在するアーム296とが
クラッチ300を介して連結される。これにより、サク
ションドラム146が1回転する毎にフイルムカッタ1
48が1往復し、長尺写真フイルム110は、ハーフサ
イズの写真フイルムストリップ18として切断されるこ
とになる。
【0097】このように、サクションドラム146、原
点信号生成手段210、第1の副制御部180内の開始
信号生成手段260、搬送ベルト150及びフイルムカ
ッタ148は、フイルムロール116A又は116Bか
ら送り出された長尺写真フイルム110をフイルム情報
に含まれるフイルムサイズ(フルサイズ又はハーフサイ
ズ)に適合した長さに切断するフイルム切断手段として
機能することになる。
【0098】図7に示すように、フイルムカッタ148
の搬送方向の下流側には、第2の副制御部310にて制
御され、切断後の写真フイルムストリップ18を後段の
搬送ライン108に搬送するコンベア装置312が設置
されている。後段の搬送ライン108は、写真フイルム
ストリップ18を一方向に搬送する本線314と該本線
314から枝分かれして、遮光紙ストリップ20の供給
やスプール16の供給等を行う複数の支線316から構
成されている。本線314は複数組の搬送ベルトから構
成され、各支線316は、後述するテープ貼付部332
までの搬送路が搬送ベルトで構成されている。また、各
支線316には、本実施の形態に係るテープ貼付用搬送
装置500が設置されている。
【0099】写真フイルムストリップ18の本線314
から支線316への振り分けは、本線314上に設置さ
れたセレクタ部318を介して行われる。セレクタ部3
18は、順次送られてくる写真フイルムストリップ18
を第2の副制御部310の制御に従って本線314と支
線316とに順番に振り分ける。
【0100】一方、コンベア装置312は、図14Aに
示すように、2つのコンベア(上流側コンベア320と
下流側コンベア322)を有して構成されている。これ
らのコンベア320及び322の長さは、上流側コンベ
ア320の長さが(ハーフサイズの写真フイルムストリ
ップ18の長さ+α)の長さを有し、これら上流側コン
ベア320と下流側コンベア322の合計の長さが(フ
ルサイズの写真フイルムストリップ18の長さ+α)と
同じ長さにされている。
【0101】そして、第2の副制御部310は、今回、
搬送する写真フイルムストリップ18がフルサイズであ
れば、これらコンベア320及び322を同期させて駆
動し、一体化されたコンベアとして回転駆動させる。
【0102】具体的には、コンベア320及び322が
共に高速動作している間に、搬送ベルト150とコンベ
ア装置312によって長尺写真フイルム110が一定の
長さ(この場合、フルサイズに相当する長さ)だけ搬送
されたとき、即ち、第1の副制御部180から第2の副
制御部310に開始信号Ssが入力された時点で、該第
2の副制御部310の制御によって搬送ベルト150と
コンベア装置312による長尺写真フイルム110の搬
送動作が低速となり、次いで、フイルムカッタ148に
よって長尺写真フイルム110の所要箇所が切断され
て、フルサイズの写真フイルムストリップ18とされ
る。
【0103】このとき、写真フイルムストリップ18は
上流側コンベア320から下流側コンベア322にわた
って存在することになる。
【0104】長尺写真フイルム110の切断が終了した
時点で、第2の副制御部310は、コンベア装置312
の各コンベア320及び322を同期駆動してフルサイ
ズの写真フイルムストリップ18を高速搬送する。この
搬送によって、次の長尺写真フイルム110が搬送ベル
ト150を介してこのコンベア装置312に搬送され
る。
【0105】つまり、コンベア装置312の各コンベア
320及び322は、長尺写真フイルム110を切断す
る際は共に低速搬送し、長尺写真フイルム110に対す
る切断が終了してフルサイズの写真フイルムストリップ
18とした時点で、該写真フイルムストリップ18を高
速搬送するように制御される。
【0106】また、第2の副制御部310は、今回、搬
送する写真フイルムストリップ18がハーフサイズであ
れば、下流側コンベア322に対して、常時、写真フイ
ルムストリップ18の高速搬送制御を行い、上流側コン
ベア320に対して、写真フイルムストリップ18の低
速搬送制御と高速搬送制御とを行う。
【0107】具体的には、コンベア320及び322が
共に高速動作している間に、搬送ベルト150と上流側
コンベア320によって長尺写真フイルム110が一定
の長さ(この場合、ハーフサイズに相当する長さ)だけ
高速搬送されたとき、即ち、第1の副制御部180から
第2の副制御部310に開始信号Ssが入力された時点
で、該第2の副制御部310の制御によって搬送ベルト
150は停止し、上流側コンベア320による長尺写真
フイルム110の搬送動作は低速となり、次いで、フイ
ルムカッタ148によって長尺写真フイルム110の所
要箇所が切断されて、ハーフサイズの写真フイルムスト
リップ18とされる。この切断中に、下流側コンベア3
22にあったハーフサイズの写真フイルムストリップ1
8が後段の搬送ライン108に高速搬送される。
【0108】前記切断が終了すると、再び上流側コンベ
ア320と下流側コンベア322が高速搬送駆動され、
これによって、今回切断された写真フイルムストリップ
18が下流側コンベア322に高速搬送され、同時に搬
送ベルト150を介して次の長尺写真フイルム110が
上流側コンベア320に高速搬送される。上述の一連の
動作が繰り返されることで、ハーフサイズの写真フイル
ムストリップ18が順次後段の搬送ライン108に搬送
されることになる。
【0109】ここで、コンベア装置312の構成例とし
て、例えば図14Bに示すように、搬送路長がフルサイ
ズの写真フイルムストリップ18の長さとほぼ同じ長さ
を有する1つのコンベア324で構成した場合(比較
例)、フルサイズの写真フイルムストリップ18を搬送
する上では問題ないが、ハーフサイズの写真フイルムス
トリップ18を搬送する場合、以下に示すような問題が
生ずる。
【0110】即ち、ハーフサイズの写真フイルムストリ
ップ18は、フルサイズの半分の長さを有するため、長
尺写真フイルム110を切断している間に、前回切断し
た写真フイルムストリップ18がコンベア324の下流
部分に存在することになる。従って、コンベア324に
よる搬送を停止して切断を行う場合は、前回切断の写真
フイルムストリップ18の搬送も停止され、その分、単
位時間当たりの処理数(スループット)が低下すること
になり、製造効率の向上を図ることができない。
【0111】これに対して、本実施の形態に係る製造装
置100では、コンベア装置312を上流側コンベア3
20と下流側コンベア322とに2分割して、各コンベ
ア320及び322を個別に制御するようにしたので、
長尺写真フイルム110を切断している間に、前回切断
の写真フイルムストリップ18を高速に後段の搬送ライ
ン108に搬送することができ、その分、スループット
の向上並びに製造効率の向上を図ることができる。
【0112】特に、この実施の形態においては、上流側
コンベア320の下流側ローラ320aが下流側コンベ
ア322の上流側ローラ322aの上部に位置するよう
に構成している。そのため、上流側コンベア320上に
存在していたハーフサイズの写真フイルムストリップ1
8は、スムーズに下流側コンベア322側に搬送される
ことになり、写真フイルムストリップ18の高速搬送を
容易に実現させることができる。
【0113】このように、前記コンベア装置312は、
フイルムサイズに応じて写真フイルムストリップ18の
搬送動作を変更する搬送動作変更手段として機能するこ
とになる。
【0114】そして、この実施の形態に係る製造装置1
00において、各支線316には、第3の副制御部33
0によって制御されるテープ貼付部332が設置されて
いる。
【0115】このテープ貼付部332は、写真フイルム
ストリップ18の搬送方向の後端(製品形態では先端)
に接着テープ32(図2参照)を貼り付ける。第3の副
制御部330は、各種制御回路からなり、製造装置10
0全体を制御する主制御部182によって制御され、ま
た、適宜得たデータを主制御部182に入力する。
【0116】この支線316におけるテープ貼付部33
2の後段には、本実施の形態に係る搬送装置500を構
成する3つの搬送ローラ対340a〜340cが設置さ
れている。これら3つの搬送ローラ対340a〜340
cは、前記第3の副制御部330によって制御されるよ
うになっている。
【0117】第3の搬送ローラ対340cの下流側に
は、写真フイルムストリップ18の先端を検出する第1
の光センサ346が設置され、第2の搬送ローラ対34
0bの下流側には、写真フイルムストリップ18の先端
を検出する第2の光センサ348が設置されている。
【0118】テープ貼付部332から第1の光センサ3
46までの距離は、フルサイズの写真フイルムストリッ
プ18の長さとほぼ同じであり、テープ貼付部332か
ら第2の光センサ348までの距離は、ハーフサイズの
写真フイルムストリップ18の長さとほぼ同じである。
【0119】そして、搬送過程にある写真フイルムスト
リップ18の先端が第1の光センサ346によって検出
された時点でその搬送が停止され、このとき、フルサイ
ズの写真フイルムストリップ18の後端がテープ貼付部
332に位置するようになっている。
【0120】また、搬送過程にある写真フイルムストリ
ップ18の先端が第2の光センサ348によって検出さ
れた時点でその搬送が停止され、このとき、ハーフサイ
ズの写真フイルムストリップ18の後端がテープ貼付部
332に位置するようになっている。
【0121】第1の光センサ346は、常時イネーブル
状態とされているが、第2の光センサ348は、ハーフ
サイズの写真フイルムストリップ18が搬送されるとき
のみイネーブル状態とされる。
【0122】一方、テープ貼付部332は、ロール状に
巻かれた離型紙ロール350から接着テープ32が貼り
付けられた離型紙352を引き出し、この離型紙352
から接着テープ32を剥がして写真フイルムストリップ
18の後端に接着する。
【0123】このテープ貼付部332に供給される接着
テープ32には、予めフイルム情報を表すバーコード3
4が印刷されているが、テープ貼付部332にバーコー
ド印刷用のプリンタを設け、写真ロールフイルム10の
製造中に接着テープ32にバーコード34を印刷するこ
ともできる。
【0124】また、離型紙ロール350の近傍で引き出
された接着テープ32に対面する位置には、接着テープ
32のバーコード34を読み取るバーコードリーダ35
4が配置されている。このバーコードリーダ354は、
読み取ったバーコード34の内容を第3の副制御部33
0に出力する。該第3の副制御部330は、バーコード
34の内容をフイルム情報に変換して主制御部182に
出力する。
【0125】前記3組の搬送ローラ対340a〜340
cは、それぞれ対応する第1〜第3の移動駆動機構35
6a〜356cにより、搬送路に対して接近する方向及
び離反する方向に移動可能とされている。これら3つの
移動駆動機構356a〜356cは、同じく第3の副制
御部330によって制御される。
【0126】そして、フルサイズの写真フイルムストリ
ップ18を搬送する場合は、まず、第2及び第3の移動
駆動機構356b及び356cによって第2及び第3の
搬送ローラ対340b及び340cが搬送路から離反す
る方向に移動され、写真フイルムストリップ18は、第
1の搬送ローラ対340aによって搬送される。
【0127】テープ貼付部332に写真フイルムストリ
ップ18の後端が位置した時点で、第1の光センサ34
6からの検出信号の出力によって、一旦、写真フイルム
ストリップ18の搬送が停止され、テープ貼付部332
を通じて接着テープ32が貼り付けられる。その後、第
1の移動駆動機構356aによって第1の搬送ローラ対
340aが搬送路から離反する方向に移動されると同時
に、第3の移動駆動機構356cによって第3の搬送ロ
ーラ対340cが搬送路に接近する方向に移動され、写
真フイルムストリップ18は、第3の搬送ローラ対34
0cによって搬送される。
【0128】次に、ハーフサイズの写真フイルムストリ
ップ18を搬送する場合は、まず、第2及び第3の移動
駆動機構356b及び356cによって第2及び第3の
搬送ローラ対340b及び340cが搬送路から離反す
る方向に移動され、写真フイルムストリップ18は、第
1の搬送ローラ対340aによって搬送される。
【0129】そして、テープ貼付部332に写真フイル
ムストリップ18の後端が位置した時点で、第2の光セ
ンサ348からの検出信号の出力によって、一旦、写真
フイルムストリップ18の搬送が停止され、テープ貼付
部332を通じて接着テープ32が貼り付けられる。
【0130】その後、第1の移動駆動機構356aによ
って第1の搬送ローラ対340aが搬送路から離反する
方向に移動されると同時に、第2の移動駆動機構356
bによって第2の搬送ローラ対340bが搬送路に接近
する方向に移動され、写真フイルムストリップ18は、
第2の搬送ローラ対340bによって搬送される。
【0131】次いで、第1の光センサ346からの検出
信号の出力により、再び写真フイルムストリップ18の
搬送が停止され、第2の移動駆動機構356bによって
第2の搬送ローラ対340bが搬送路から離反する方向
に移動されると同時に、第3の移動駆動機構356cに
よって第3の搬送ローラ対340cが搬送路に接近する
方向に移動される。所定時間経過後に、写真フイルムス
トリップ18は、第3の搬送ローラ対340cによって
後段に搬送される。
【0132】このように、テープ貼付部332の後段の
搬送系に3つの搬送ローラ対340a〜340cを設置
して、これら3つの搬送ローラ対340a〜340cを
写真フイルムストリップ18の搬送状態に応じて適宜切
り換え、更に第2の搬送ローラ対340bの下流側にハ
ーフサイズの写真フイルムストリップ18を検出する第
2の光センサ348を設置するようにしたので、フルサ
イズの写真フイルムストリップ18のほか、ハーフサイ
ズの写真フイルムストリップ18に対しても接着テープ
32の貼付並びに後段への搬送を容易に行うことができ
る。
【0133】つまり、本実施の形態に係る搬送装置50
0を構成する第1〜第3の搬送ローラ対340a〜34
0c並びに第1及び第2の光センサ346及び348
は、巻込み部106への写真フイルムストリップ18の
搬送において、写真フイルムストリップ18のフイルム
サイズに応じてその搬送タイミングを変更するタイミン
グ変更手段として機能することになる。
【0134】次に、図15に示すように、遮光紙供給部
104には、長尺遮光紙360がロール状に巻かれた遮
光紙ロール362が配置されている。この遮光紙ロール
362は、予め遮光紙ストリップ20が連続して印刷さ
れており、遮光紙ストリップ20の後端部20bを先頭
にして、裏面側が上方を向いている状態で、図15中、
左方に搬送される。
【0135】この搬送路沿いには、搬送ローラ対364
及び366、ダンサーローラ368、CCDカメラ37
0、トリミング部372が配置されている。これらは各
種制御回路からなる第4の副制御部374によって制御
される。第4の副制御部374は、製造装置100全体
を制御する主制御部182によって制御され、また、適
宜得たデータを主制御部182に入力する。
【0136】搬送ローラ対364は、長尺遮光紙360
を挟み込んで回転して遮光紙ロール362から長尺遮光
紙360を引き出すためのもので、第4の副制御部37
4に接続されたモータ376によって回転駆動される。
ダンサーローラ368は、上下方向に移動自在とされて
おり、図示しないが、自重によって下方に向けて引っ張
られている。バネによって下方に引っ張るようにしても
よい。このダンサーローラ368の近傍には、該ダンサ
ーローラ368の下方への移動を検出するセンサ378
が設けられており、このセンサ378の検出信号は、第
4の副制御部374に入力される。
【0137】CCDカメラ370は、長尺遮光紙360
に予め印刷されているフイルム情報を読み取る手段であ
り、長尺遮光紙360の表面に対向して配置されてい
る。このCCDカメラ370は、搬送ローラ対366に
よって搬送される長尺遮光紙360のフイルム情報を撮
像し、この撮像データを文字データに変換し、この文字
データに該当するフイルム情報を主制御部182に入力
する。
【0138】トリミング部372は、長尺遮光紙360
の外形のトリミングを行う手段であり、ダイス部372
aとパンチ部372bとから構成されている。長尺遮光
紙360は、このトリミング部372で遮光紙ストリッ
プ20の先端部20aと後端部20bとに該当する部分
が幅狭にされ、係止孔30が穿孔される。
【0139】トリミング部372の下流側には、第5の
副制御部380に制御されるモータ382によって回転
駆動される2つの搬送ローラ対384及び386と、前
記第5の副制御部380によって制御されるシール貼付
部390とが配置されている。このシール貼付部390
は、長尺遮光紙360に印刷された遮光紙ストリップ2
0の後端部20bの近傍に封印シール38を貼り付け
る。
【0140】第5の副制御部380は、各種制御回路か
らなり、製造装置100全体を制御する主制御部182
によって制御され、また、適宜得たデータを主制御部1
82に入力する。
【0141】シール貼付部390は、帯状の封印シール
38がロール状に巻かれたロール392から封印シール
38を引き出し、該封印シール38を所定の幅に切断し
た後、長尺遮光紙360の表面に熱溶着する。
【0142】また、前記ロール392の近傍で引き出さ
れた封印シール38に対向する位置には、封印シール3
8に予め印刷されているフイルム情報を読み取るCCD
カメラ396が配置されている。このCCDカメラ39
6は、封印シール38に印刷されたフイルム情報である
製品名と処理ナンバーとを撮像し、この撮像データを第
5の副制御部380に入力する。第5の副制御部380
は、入力された撮像データを文字データに変換し、この
文字データに該当するフイルム情報を主制御部182に
入力する。
【0143】シール貼付部390の下流側には、長尺遮
光紙360を遮光紙ストリップ20に切断する遮光紙カ
ッタ398が配置されている。この遮光紙カッタ398
は、可動刃と固定刃とからなり、第5の副制御部380
によって制御される。
【0144】遮光紙カッタ398と後述する巻込み部1
06の第3ステーションST3間の距離は、フルサイズ
に対応する遮光紙ストリップ20の長さとほぼ同じ長さ
にされている。
【0145】シール貼付部390と遮光紙カッタ398
の間には、ハーフサイズに対応した遮光紙ストリップ2
0を作製する場合に、長尺遮光紙360におけるトリミ
ング部分の境界位置を検出する光センサ402が設置さ
れ、該光センサ402にて長尺遮光紙360における前
記トリミング部分の境界位置が検出されたとき、シール
貼付部390に、遮光紙ストリップ20の封印シール3
8を貼付すべき部分がくるように設定されている。この
光センサ402は、ハーフサイズに対応した遮光紙スト
リップ20が搬送されるときのみイネーブル状態とされ
る。
【0146】そして、フルサイズに対応した遮光紙スト
リップ20を作製する場合は、長尺遮光紙360がフル
サイズに対応した所定長ほど搬送した時点、即ち、長尺
遮光紙360の先端が巻込み部106の第3ステーショ
ンST3にかかった時点で、一旦停止され、遮光紙カッ
タ398による切断が行われると同時に、シール貼付部
390において遮光紙ストリップ20に対し封印シール
38が貼付される。遮光紙カッタ398による切断が終
了した時点で、遮光紙ストリップ20は後段のラインに
搬送される。
【0147】ハーフサイズに対応した遮光紙ストリップ
20を作製する場合は、ハーフサイズに対応した遮光紙
ストリップ20が搬送ローラ対386によって後段のラ
インに搬送される。
【0148】また、光センサ402がイネーブル状態と
され、長尺遮光紙360におけるトリミング部分の境界
位置が光センサ402にて検出された時点で、長尺遮光
紙360の搬送が一旦停止され、シール貼付部390に
よって封印シール38が貼付される。その後、再び長尺
遮光紙360の搬送が開始され、ハーフサイズに対応す
る所定長ほど搬送された時点で、一旦停止され、遮光紙
カッタ398による切断(トリミング部分の境界位置に
対する切断)が行われる。
【0149】このように、シール貼付部390と遮光紙
カッタ398の間にハーフサイズに対応する遮光紙スト
リップ(長尺遮光紙におけるトリミング部分の境界)を
検出する光センサ402を設置するようにしたので、フ
ルサイズの遮光紙ストリップ20のほか、ハーフサイズ
の遮光紙ストリップ20に対しても封印シール38の貼
付並びに後段への搬送を容易に行うことができる。
【0150】つまり、前記光センサ402は、巻込み部
106への遮光紙ストリップ20の搬送において、写真
フイルムストリップ18のフイルムサイズに応じてその
搬送タイミングを変更するタイミング変更手段として機
能することになる。
【0151】次に、巻込み部106は、図16に示すよ
うに、第6の副制御部410にて制御されるモータ41
2によって軸414を中心に間欠に回転される円板形状
のスプールターレット416と、このスプールターレッ
ト416の外周に配置された各装置部とから構成されて
いる。第6の副制御部410は、各種制御回路からな
り、製造装置100全体を制御する主制御部182によ
って制御され、また、適宜得たデータを主制御部182
に入力する。
【0152】スプールターレット416は、軸414に
回転自在に取り付けられており、モータ412によっ
て、図16中、時計方向に45°ずつ間欠回転される。
このスプールターレット416には、8個のスプールホ
ルダが設けられている。各スプールホルダが停止する位
置は、スプール16に対して各種作業が行われる第1ス
テーションST1〜第8ステーションST8となってい
る。
【0153】第1ステーションST1は、別のラインで
製造され搬送されてきたスプール16をスプールホルダ
418にセットする。
【0154】第2ステーションST2は、供給されたス
プール16の外観(曲がり、欠け)を検査する外観検査
部420と、該外観検査部420にて良品と判別された
スプール16のスリット24(図3参照)の向きを所定
の位置に位置決めするスプール位置決め部422が設置
されている。
【0155】スプール16の外観検査は、例えば第6ス
テーションST6で行うようにしてもよいが、写真フイ
ルムストリップ18と遮光紙ストリップ20が巻き付け
られる前に検査しておけば、外観不良のスプール16に
写真フイルムストリップ18と遮光紙ストリップ20を
巻き付けてしまうことを回避することができ、写真フイ
ルムストリップ18と遮光紙ストリップ20の無用の損
失を防止することができる。
【0156】第3ステーションST3は、スプール16
に遮光紙ストリップ20と写真フイルムストリップ18
とを巻き込む巻込み機構424が設置されている。第2
ステーションST2で位置決めされたスプール16のス
リット24には、搬送ローラ対386で搬送されてきた
長尺遮光紙360の先端(製品形態での後端部)が挿入
される。
【0157】フルサイズの場合においては、長尺遮光紙
360の先端がスリット24に挿入されると、この状態
で、巻込み機構424は、スプール16を巻込み方向に
数回転分回転させ、フルサイズあるいはハーフサイズの
遮光紙ストリップ20の後端部20bをスプール16に
巻き付ける。
【0158】遮光紙ストリップ20がスプール16に僅
かに巻き付けられると、支線316を通じて搬送されて
きた写真フイルムストリップ18が遮光紙ストリップ2
0の裏面に重ね合わされる。
【0159】巻込み機構424は、更にスプール16を
巻込み方向に回転させ、遮光紙ストリップ20と写真フ
イルムストリップ18とをスプール16に巻き付ける。
また、この際に、写真フイルムストリップ18の後端に
接着された接着テープ32を遮光紙ストリップ20の裏
面に貼付し、写真フイルムストリップ18を遮光紙スト
リップ20に固定する。長尺遮光紙360は遮光紙カッ
タ398によって切断されて遮光紙ストリップ20とな
る。
【0160】第3ステーションST3で写真フイルムス
トリップ18と遮光紙ストリップ20とが巻き付けられ
たスプール16は、遮光紙ストリップ20が巻き緩まな
いように押さえられたままスプールターレット416の
回転によって次の第4ステーションST4に搬送され
る。第4ステーションST4では、折込み部426によ
って遮光紙ストリップ20の先端部20aが内側に折り
込まれる。
【0161】第5ステーションST5には、遮光紙スト
リップ20の外周に開封シール36を巻き付けるシール
巻付け部428が配置されている。このシール巻付け部
428は、帯状の開封シール36がロール状に巻かれた
ロール430から開封シール36を引き出し、該開封シ
ール36を所定の幅に切断した後、遮光紙ストリップ2
0の外周に巻き付ける。
【0162】このシール巻付け部428は、開封シール
36を遮光紙ストリップ20の外周に熱圧着するための
2種類のヒートブロック434A及び434Bが具備さ
れている。各ヒートブロック434A及び434Bは、
スプール16に巻かれた遮光紙ストリップ20の外径に
合わせた半円形の凹部を有する。即ち、フルサイズの遮
光紙ストリップ20は、ハーフサイズの遮光紙ストリッ
プ20よりも長いため、その分、スプール16に巻かれ
た後の外径がハーフサイズよりも大きくなる。従って、
本実施の形態では、フルサイズに対応したヒートブロッ
ク434Aと、ハーフサイズに対応したヒートブロック
434Bを具備し、処理されるフイルムサイズに応じて
交換するようにしている。
【0163】これにより、フイルムサイズに応じて接着
テープ32を確実に貼付することができ、写真フイルム
ストリップ18や遮光紙ストリップ20の巻き緩みを効
果的に防止することができる。
【0164】また、前記ロール430の近傍で、引き出
された開封シール36に対向する位置には、インクジェ
ットプリンタのプリントヘッド436が配置されてい
る。このプリントヘッド436は、開封シール36の搬
送方向に対して直交する向きにライン状に配されたイン
クノズルと、これらのインクノズルからインクを吹き出
させるインク吹出し機構とから構成され、第6の副制御
部410に含まれる制御回路と共に印字部を構成してい
る。なお、インクジェットプリンタの代わりに熱転写プ
リンタを使用するようにしてもよい。
【0165】この印字部は、入力されたプリントデータ
に従って開封シール36にシリアルナンバーを印字す
る。印字部に入力されるプリントデータは、例えばオペ
レータ等によって主制御部182に入力された製造情報
であるシリアルナンバーが第6の副制御部410に送出
され、該第6の副制御部410によってプリントデータ
に変換されて印字部に入力される。
【0166】また、プリントヘッド436の近傍には、
開封シール36に予め印刷されているフイルム情報を読
み取るCCDカメラ438が配置されている。このCC
Dカメラ438は、開封シール36に印刷されたフイル
ム情報である製造名を撮像し、この撮像データを第6の
副制御部410に出力する。この第6の副制御部410
は、入力された撮像データを文字データに変換し、この
文字データに該当するフイルム情報を主制御部182に
入力する。
【0167】第6ステーションST6には、写真ロール
フイルム10のフイルム情報と製造情報の照合結果を検
出する情報検出部440と、該情報検出部440での照
合結果が不一致であった場合に、写真ロールフイルム1
0を装置外に排出する選別機構442とが設けられてい
る。
【0168】第7ステーションST7には、巻径を計測
する巻径計測部444と、良品であると判断された写真
ロールフイルム10を次の集積部446に搬送し、不良
品であると判断された写真ロールフイルム10を装置外
に排出する選別機構448が設けられている。巻径計測
部444は、集積部446に搬送する途中にあってもよ
い。
【0169】また、第8ステーションST8には、第7
ステーションST7の選別機構448で選別できなかっ
た残品(写真ロールフイルム10)を回収するための集
積部450が設けられている。
【0170】次に、本実施の形態に係る製造装置100
の動作について図7、図8、図15及び図16を参照し
ながら説明する。
【0171】まず、オペレータは、製造する写真ロール
フイルム10に使用するフイルムロール116A及び1
16Bをフイルム供給部102にセットし、離型紙ロー
ル350をテープ貼付部332にセットし、遮光紙ロー
ル362を遮光紙供給部104にセットする。同様に、
封印シール38のロール392をシール貼付部390
に、スプール16を巻込み部106に、開封シール36
のロール430をシール巻付け部428にそれぞれセッ
トする。
【0172】また、オペレータは、長尺写真フイルム1
10と開封シール36とにサイドプリント及び印字され
るフイルム情報及び製造情報であるフイルム種、製品名
及びシリアルナンバーとを入力すると共に、主制御部1
82に製造スタートの指示を行う。
【0173】主制御部182は、第1の副制御部180
に対して今回作製する写真ロールフイルム10のフイル
ム種、製品名及びシリアルナンバー等を供給する。第1
の副制御部180は、主制御部182の制御によって、
切換え装置142が動作され、第1及び第2のフイルム
ロール116A及び116Bのうち、いずれかのフイル
ムロール116A又は116Bが選択される。以降の説
明では、便宜的にフイルムロール116Bを選択した場
合について説明する。
【0174】そして、第1の副制御部180によって前
記選択されたフイルムロール116Bの回転軸114が
回転駆動される。この回転軸114の回転によってフイ
ルムロール116Bから長尺写真フイルム110が送り
出され、ダンサーローラ部118を介してサクションド
ラム146及びフイルムカッタ148の方向に搬送され
る。このとき、第1の副制御部180に組み込まれた回
転制御手段190(図9又は図10参照)を通じて、フ
イルムロール116Bの巻径に応じた回転数でフイルム
ロール116Bが回転されて長尺写真フイルム110が
連続的に送り出されることになる。
【0175】サクションドラム146に搬送された長尺
写真フイルム110は、サクションドラム146のエア
ー吸引によってサクションドラム146の周面に密着さ
れ、スリップしないように搬送される。また、主制御部
182に入力されていたフイルム情報と製造情報である
製品名とシリアルナンバーは、第1の副制御部180に
よってプリントデータDpに変換されている。
【0176】プリントヘッド250は、このプリントデ
ータDpに基づいて、サクションドラム146により搬
送される長尺写真フイルム110の端縁に、製品名とシ
リアルナンバーと、コマ番号等をサイドプリントする。
このサイドプリントは、原点信号生成手段210(図1
1又は図13参照)からの第1及び第2の原点信号Sg
1及びSg2に基づく第1の副制御部180からの開始
信号Ssの入力に基づいて行われる。
【0177】サイドプリントが行われた長尺写真フイル
ム110は、搬送ベルト150によってフイルムカッタ
148に向けて搬送される。このフイルムカッタ148
は、第1の副制御部180から第2の副制御部310へ
の開始信号Ssの入力に基づいて、あるいは図13に示
す各減速機による機構的なタイミングによって、フイル
ムサイズに応じた長さに長尺写真フイルム110を切断
し、撮影可能コマ数に応じた所定の長さの写真フイルム
ストリップ18(フルサイズ又はハーフサイズ)にす
る。
【0178】規定の長さに切断された写真フイルムスト
リップ18は、コンベア装置312を介してセレクタ部
318に搬送される。このときコンベア装置312は、
フルサイズの写真フイルムストリップ18を搬送する場
合は、その切断の際に、上流側コンベア320と下流側
コンベア322とが共に低速搬送動作し、長尺写真フイ
ルム110に対する切断が終了してフルサイズの写真フ
イルムストリップ18とされた時点で、該写真フイルム
ストリップ18を上流側コンベア320と下流側コンベ
ア322とで高速搬送するように制御される。
【0179】また、コンベア装置312は、ハーフサイ
ズの写真フイルムストリップ18を搬送する場合、その
切断の際に、上流側コンベア320が低速搬送動作さ
れ、下流側コンベア322は前回切断のハーフサイズの
写真フイルムストリップ18を高速で後段のラインに搬
送する。前記切断処理が終了した時点で上流側コンベア
320及び下流側コンベア322が共に高速搬送制御さ
れ、今回切断の写真フイルムストリップ18が下流側コ
ンベア322に搬送される。
【0180】コンベア装置312によって搬送された写
真フイルムストリップ18は、次のセレクタ部318に
よって本線314と支線316とに振り分けられる。支
線316に送り込まれた写真フイルムストリップ18は
テープ貼付部332に向けて搬送される。
【0181】テープ貼付部332では、離型紙ロール3
50から離型紙352を引き出し、該離型紙352から
接着テープ32を剥離して写真フイルムストリップ18
の搬送方向の後端(製品での先端)に貼付するという処
理を行う。
【0182】また、このテープ貼付部332では、離型
紙ロール350から引き出された接着テープ32に印刷
されているバーコード34をバーコードリーダ354で
読み取る。バーコードリーダ354は、読み取ったバー
コード34の内容を第3の副制御部330に出力し、第
3の副制御部330は、バーコード34の内容をフイル
ム情報に変換して主制御部182に入力する。
【0183】そして、写真フイルムストリップ18がフ
ルサイズの場合は、第1の搬送ローラ対340aによっ
て搬送され、第1の光センサ346によってその上流側
先端が検出された時点で搬送が停止され、この時点で写
真フイルムストリップ18の搬送方向の後端(製品での
先端)に接着テープ32が貼付される。その後、写真フ
イルムストリップ18は、第3の搬送ローラ対340c
によって巻込み部106に向けて搬送される。
【0184】写真フイルムストリップ18がハーフサイ
ズの場合は、まず、第1の搬送ローラ対340aによっ
て搬送され、第2の光センサ348によってその上流側
先端が検出された時点で搬送が停止され、この時点で写
真フイルムストリップ18の搬送方向の後端(製品での
先端)に接着テープ32が貼付される。その後、第2の
搬送ローラ対340bによって搬送され、第1の光セン
サ346によってその上流側先端が検出された時点で搬
送が停止される。その後、写真フイルムストリップ18
は、第3の搬送ローラ対340cによって巻込み部10
6に向けて搬送される。
【0185】また、前記フイルム供給部102の作動と
同時に、遮光紙供給部104も作動されている。第4の
副制御部374は、主制御部182の制御によって、そ
の制御下にあるモータ376で搬送ローラ対364及び
366を回転駆動する。搬送ローラ対364は、長尺遮
光紙360を挟み込んで回転し、長尺遮光紙360を遮
光紙ロール362から引き出す。これにより、ダンサー
ローラ368がばねの付勢によって下方に移動し、ダン
サーローラ368がセンサ378によって検出される。
【0186】センサ378の検出信号は、第4の副制御
部374に入力され、第4の副制御部374はこの検出
信号に基づいて搬送ローラ対366の回転を停止し、搬
送ローラ対366を回転させる。これにより、ダンサー
ローラ368の移動によって留められた一定長さの長尺
遮光紙360は、トリミング部372に向けて搬送され
る。
【0187】長尺遮光紙360は、このトリミング部3
72への搬送途中でCCDカメラ370によってフイル
ム情報50、52、54、56(図5及び図6参照)が
撮像される。CCDカメラ370で撮像された撮像デー
タは第4の副制御部374に入力され、第4の副制御部
374は入力された撮像データを文字データに変換し、
この文字データに該当するフイルム情報を主制御部18
2に入力する。
【0188】トリミング部372では、パンチ部372
bが下降してダイス部372aと共に長尺遮光紙360
を挟み込み、印刷されている遮光紙ストリップ20の先
端部20aと後端部20bとに対応する部分を幅狭にト
リミングし、更に係止孔30を穿孔する。
【0189】トリミング部372でトリミングが行われ
た長尺遮光紙360は、搬送ローラ対384によってシ
ール貼付部390に搬送される。このシール貼付部39
0では、ロール392から封印シール38を引き出し、
所定の幅に切断して長尺遮光紙360の表面に貼付す
る。
【0190】また、このシール貼付部390では、ロー
ル392から引き出された封印シール38に印刷されて
いる製品名と処理ナンバーとをCCDカメラ396で撮
像する。CCDカメラ396は、撮像した撮像データを
第5の副制御部380に出力し、第5の副制御部380
は、入力された撮像データを文字データに変換し、この
文字データに該当するフイルム情報を主制御部182に
入力する。
【0191】そして、遮光紙ストリップ20がフルサイ
ズに対応したタイプの場合は、フルサイズに対応した所
定長だけ搬送された時点で、遮光紙カッタ398によっ
て切断が行われて遮光紙ストリップ20とされると同時
に、遮光紙ストリップ20の表面に封印シール38が貼
付される。
【0192】遮光紙ストリップ20がハーフサイズに対
応したタイプの場合は、まず、遮光紙ストリップ20の
うち、上流側先端のトリミングされた部分が光センサ4
02によって検出された時点で搬送が停止され、この時
点で長尺遮光紙360の表面に封印シール38が貼付さ
れる。その後、再び搬送が開始され、ハーフサイズに対
応した所定長だけ搬送された時点で遮光紙カッタ398
によって切断が行われる。
【0193】更に、前記フイルム供給部102、遮光紙
供給部104の作動と同時に、巻込み部106も作動さ
れている。第6の副制御部410は、主制御部182の
制御下にあるモータ412でスプールターレット416
を軸414を中心に、図16中、時計方向に間欠に回転
させる。
【0194】スプールターレット416の回転により、
空のスプールホルダが第1ステーションST1に停止す
ると、巻込み部106から供給されたスプール16がス
プールホルダにセットされる。スプールターレット41
6の回転により、スプール16が保持されたスプールホ
ルダが第2ステーションST2に停止されると、まず、
外観検査部420によってスプール16の外観(曲が
り、欠け)が検査され、良品と判別されたスプール16
のみがスプール位置決め部422によってスリット24
の向きが位置決めされる。
【0195】スリット24の向きが位置決めされたスプ
ール16が第3ステーションST3に搬送されると、こ
の第3ステーションST3においてスプール16への写
真フイルムストリップ18と遮光紙ストリップ20の巻
込みが行われる。
【0196】具体的には、フルサイズに対応した遮光紙
ストリップの場合は、搬送ローラ対386によって搬送
された長尺遮光紙360の先端(製品形態での後端部)
がスリット24に挿入される。長尺遮光紙360の先端
がスリット24に挿入されると、長尺遮光紙360は、
遮光紙カッタ398によって切断されてフルサイズに対
応した遮光紙ストリップ20となる。この状態で、巻込
み機構424は、スプール16を巻込み方向に数回転分
だけ回転させ、遮光紙ストリップ20の後端部20bを
スプール16に巻き付ける。
【0197】一方、ハーフサイズに対応した遮光紙スト
リップ20の場合は、搬送ローラ対386によって搬送
されたハーフサイズに対応した遮光紙ストリップ20の
先端部20a(製品形態での後端部20b)がスリット
24に挿入される。この状態で、巻込み機構424は、
スプール16を巻込み方向に数回転分だけ回転させ、遮
光紙ストリップ20の後端部20bをスプール16に巻
き付ける。
【0198】遮光紙ストリップ20がスプール16に僅
かに巻き付けられると、支線316から写真フイルムス
トリップ18が第3の搬送ローラ対340cによって搬
送されてきて、遮光紙ストリップ20の裏面に重ね合わ
される。
【0199】この状態で巻込み機構424は更にスプー
ル16を巻込み方向に回転させ、遮光紙ストリップ20
と写真フイルムストリップ18とをスプール16に全て
巻き付ける。また、この際に写真フイルムストリップ1
8の後端に接着された接着テープ32を遮光紙ストリッ
プ20の裏面に貼付し、写真フイルムストリップ18を
遮光紙ストリップ20に固定する。
【0200】第3ステーションST3で写真フイルムス
トリップ18と遮光紙ストリップ20とが巻き付けられ
たスプール16は、遮光紙ストリップ20が巻き緩まな
いように押さえられたまま、スプールターレット416
の回転によって次の第4ステーションST4に搬送され
る。この第4ステーションST4では、折込み部426
によって遮光紙ストリップ20の先端部20aが内側に
折り込まれる。
【0201】第5ステーションST5では、シール巻付
け部428がロール430から開封シール36を引き出
し、所定の幅に切断して、遮光紙ストリップ20の外周
に巻き付ける。
【0202】また、ロール430からシール巻付け部4
28に搬送される途中の開封シール36には、第6の副
制御部410から入力されたプリントデータに基づい
て、プリントヘッド436によってシリアルナンバーの
印字が行われる。このプリントデータは、主制御部18
2に入力された製造情報であるシリアルナンバーが第6
の副制御部410によってプリントデータに変換された
ものである。
【0203】更に、シリアルナンバーの印字と遮光紙ス
トリップ20への巻き付けとの間では、CCDカメラ4
38によって開封シール36のフイルム情報である製品
名が撮像される。CCDカメラ438で撮像された撮像
データは、第6の副制御部410に入力され、該第6の
副制御部410は、入力された撮像データを文字データ
に変換し、この文字データに該当するフイルム情報を主
制御部182に入力する。
【0204】開封シール36が巻き付けられて完成した
写真フイルムストリップ18は、スプールターレット4
16の回転によって第6ステーションST6に搬送され
る。この第6ステーションST6では、巻径計測部44
4によって巻径の太さが計測される。この計測結果は、
第6の副制御部410から主制御部182に入力されて
保存される。巻径計測部444による巻径計測は、第7
ステーションST7で排出された後に行ってもよい。
【0205】また、主制御部182では、予め入力され
たサイドプリント及び印字用のフイルム情報及び製造情
報と、各部で読み取られ適宜入力されたフイルム情報と
の照合を行う。この照合結果は、主制御部182によっ
て保存される。照合結果が不整合であった場合には、主
制御部182は、オペレータに警報を発すると共に、デ
ィスプレイ等に照合結果を表示する。オペレータは、こ
の表示内容を確認し、一旦、製造装置100を停止して
誤って供給した構成部品の交換等を行う。
【0206】第6ステーションST6に搬送された写真
ロールフイルム10は、不良品である場合又はフイルム
情報及び製造情報の照合結果が不整合であった場合のい
ずれか、あるいは両方である場合に、スプールホルダ4
18から取り出され、製造装置100外に排出される。
【0207】また、フイルム情報及び製造情報の照合結
果が一致していると確認された写真ロールフイルム10
は、第7ステーションST7において巻径計測が行わ
れ、巻径が規定値内にある場合、集積部446に送り出
されて、次の包装装置等に搬送される。巻径が規定値外
であれば、スプールホルダ418から取り出され、製造
装置100外に排出される。第8ステーションST8で
は、製品やスプール16の残品を検出する。
【0208】このように、各構成部品の情報に不整合が
あった場合には、警報を発すると共に、誤った構成部品
で製造された写真ロールフイルム10は出荷されること
がないため、製品の信頼性を維持することができる。
【0209】また、この実施の形態に係る製造装置10
0を次のように制御して写真ロールフイルム10を製造
することもできる。
【0210】即ち、長尺写真フイルム110へのサイド
プリント用のフイルム情報及び製造情報と、開封シール
36への印字用の製造情報とを別々に主制御部182に
入力し、該主制御部182でこれらの情報の照合を行
う。これらの情報が一致しなかった場合には、主制御部
182はオペレータに正しい情報の再度の入力を求め
る。
【0211】また、情報が一致した場合には、上述した
実施の形態に係る製造装置100と同様に製造装置10
0を作動させて写真ロールフイルム10の製造を行い、
この製造途中で各構成部品のフイルム情報を読み取る。
そして、同様に主制御部182で入力された情報と読み
取った情報との照合を行う。
【0212】照合結果が不整合であった場合には、主制
御部182はオペレータに警報を発し、ディスプレイ等
に照合結果を表示すると共に、誤った構成部品で製造さ
れた写真ロールフイルム10を第6ステーションST6
で選別機構442を通じて製造装置100外に排出す
る。
【0213】また、フイルム情報及び製造情報の照合結
果が一致していると確認された写真ロールフイルム10
は、第7ステーションST7で集積部446に送り出さ
れ、次の包装装置等に搬送される。
【0214】この実施の形態に係る製造装置100で
は、最初に主制御部182に入力される情報の照合を行
い、これらの一致を確認してから製造を開始するため、
製造中に情報が不整合になる確率を減少させることがで
き、製品の信頼性を維持させることができる。
【0215】このように、本実施の形態に係る製造装置
100においては、フイルムロール116A又は116
Bから送り出された長尺写真フイルム110をフイルム
情報に含まれるフイルムサイズに適合した長さに切断す
るフイルム切断手段(サクションドラム146、原点信
号生成手段210、開始信号生成手段260、搬送ベル
ト150及びフイルムカッタ148)と、フイルムサイ
ズに応じて写真フイルムストリップ18の搬送動作を変
更する搬送動作変更手段(コンベア装置312)と、巻
込み部106への写真フイルムストリップ18の搬送タ
イミングをフイルムサイズに応じて変更するタイミング
変更手段(第1〜第3の搬送ローラ対340〜340c
並びに第1及び第2の光センサ346及び348)と、
巻込み部106への遮光紙ストリップ20の搬送タイミ
ングをフイルムサイズに応じて変更するタイミング変更
手段(光センサ402)とを設けるようにしたので、2
つ以上のサイズに関する写真ロールフイルム10を簡単
に切り換えて製造することができ、製造設備の小型化、
設置スペースの縮小化並びに製造コストの低廉化を図る
ことができる。
【0216】なお、この発明に係るテープ貼付用搬送装
置及びテープ貼付用搬送方法は、上述の実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
【0217】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るテー
プ貼付用搬送装置及びテープ貼付用搬送方法によれば、
2つ以上のサイズに関する写真ロールフイルムを簡単に
切り換えて製造することができ、製造設備の小型化、設
置スペースの縮小化並びに製造コストの低廉化を図るこ
とができる写真ロールフイルムの製造装置及び製造方法
を実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る搬送装置が適用される写真
ロールフイルムの製造装置で作製される写真ロールフイ
ルムを示す斜視図である。
【図2】接着テープと写真フイルムストリップの説明図
である。
【図3】写真ロールフイルムの構成を示す分解斜視図で
ある。
【図4】スプールのスリット内を示す正面図である。
【図5】開封シールと遮光紙ストリップの先端部を示す
説明図である。
【図6】封印シールと遮光紙ストリップの後端部を示す
説明図である。
【図7】写真ロールフイルムの製造装置を示す構成図で
ある。
【図8】写真ロールフイルムの製造装置のフイルム供給
部を示す構成図である。
【図9】回転制御手段の一例を示す構成図である。
【図10】回転制御手段の他の例を示す構成図である。
【図11】原点信号生成手段の一例を示す構成図であ
る。
【図12】開始信号生成手段の一例を示す構成図であ
る。
【図13】原点信号生成手段の他の例を示す構成図であ
る。
【図14】図14Aは写真ロールフイルムの製造装置の
コンベア装置を示す説明図であり、図14Bは比較例に
係るコンベア装置を示す説明図である。
【図15】写真ロールフイルムの製造装置の遮光紙供給
部を示す構成図である。
【図16】写真ロールフイルムの製造装置のスプール供
給部を示す構成図である。
【符号の説明】
10…写真ロールフイルム 18…写真フイ
ルムストリップ 20…遮光紙ストリップ 32…接着テー
プ 36…開封シール 38…封印シー
ル 100…製造装置 102…フイル
ム供給部 104…遮光紙供給部 106…巻込み
部 110…長尺写真フイルム 112…駆動モ
ータ 114…回転軸 116A…第1
のフイルムロール 116B…第2のフイルムロール 118…ダンサ
ーローラ部 146…サクションドラム 148…フイル
ムカッタ 180…第1の副制御部 182…主制御
部 190…回転制御手段 192…フイル
ム長検出部 194…回転数計数部 196…巻径計
算部 198…回転数補正部 210…原点信
号生成手段 212…第1の原点信号生成手段 214…第2の
原点信号生成手段 250…プリントヘッド 252…サイド
プリント部 260…開始信号生成手段 264…選択信
号生成部 266…セレクタ部 310…第2の
副制御部 312…コンベア装置 314…本線 316…支線 318…セレク
タ部 320…上流側コンベア 322…下流側
コンベア 330…第3の副制御部 332…テープ
貼付部 340a〜340c…第1〜第3の搬送ローラ対 346、348…第1及び第2の光センサ 360…長尺遮光紙 374…第4の
副制御部 380…第5の副制御部 386…搬送ロ
ーラ対 390…シール貼付部 398…遮光紙
カッタ 402…光センサ 410…第6の
副制御部 416…スプールターレット 418…スプー
ルホルダ 420…外観検査部 422…スプー
ル位置決め部 424…巻込み機構 426…折込み
部 428…シール巻付け部 434A、43
4B…ヒートブロック 444…巻径計測部 446、450
…集積部 500…搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 太朗 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 3F064 AA04 CC04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムロールから送り出された写真フイ
    ルムに対して接着テープ等のテープ部材を貼付するため
    の搬送装置であって、 前記テープ貼付を行うテープ貼付部の後段の搬送路にフ
    イルムサイズの種類に応じて複数の搬送ローラ対が設置
    され、 前記複数の搬送ローラ対のうち、前記フイルムサイズに
    応じて予め設定された複数の搬送ローラ対を順次選択し
    て、これら順次選択される複数の搬送ローラ対のうち、
    いずれか1つの搬送ローラ対で前記写真フイルムを搬送
    するように制御する制御手段を有することを特徴とする
    テープ貼付用搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のテープ貼付用搬送装置にお
    いて、 前記写真フイルムのフルサイズとハーフサイズに対応し
    て第1〜第3の搬送ローラ対が設置され、 前記制御手段は、 テープ貼付される前記写真フイルムがフルサイズである
    場合、該写真フイルムの搬送状態に応じて、前記テープ
    貼付部に最も近い第1の搬送ローラ対と前記テープ貼付
    部から最も遠い第3の搬送ローラ対を順次選択して、前
    記第1及び第3の搬送ローラ対のうち、いずれか1つの
    搬送ローラ対で前記写真フイルムを搬送するように制御
    し、 テープ貼付される前記写真フイルムがハーフサイズであ
    る場合、該写真フイルムの搬送状態に応じて、第1〜第
    3の搬送ローラ対を順次選択して、前記第1〜第3の搬
    送ローラ対のうち、いずれか1つの搬送ローラ対で前記
    写真フイルムを搬送するように制御することを特徴とす
    るテープ貼付用搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のテープ貼付用搬送装置にお
    いて、 前記第3の搬送ローラ対の近傍に設置され、前記フイル
    ムサイズに拘わらず前記写真フイルムの先端を検出して
    一旦搬送停止を促す信号を出力する第1のセンサと、 前記第2の搬送ローラ対の近傍に設置され、ハーフサイ
    ズの写真フイルムの先端を検出して一旦搬送停止を促す
    信号を出力する第2のセンサとを有し、 前記テープ貼付部は、フルサイズの写真フイルムに対し
    ては、前記第1のセンサからの前記信号の出力に基づい
    て、ハーフサイズの写真フイルムに対しては、前記第2
    のセンサからの前記信号の出力に基づいて前記写真フイ
    ルムに前記テープ部材を貼付することを特徴とするテー
    プ貼付用搬送装置。
  4. 【請求項4】フイルムロールから送り出された写真フイ
    ルムに対して接着テープ等のテープ部材を貼付するため
    のテープ貼付用搬送方法において、 前記テープ貼付を行うテープ貼付部の後段の搬送路にフ
    イルムサイズの種類に応じて設定された複数の搬送ロー
    ラ対を使用し、 前記複数の搬送ローラ対のうち、前記フイルムサイズに
    応じて予め設定された複数の搬送ローラ対を順次選択し
    て、順次選択される複数の搬送ローラ対のうち、いずれ
    か1つの搬送ローラ対で前記写真フイルムを搬送するよ
    うに制御することを特徴とするテープ貼付用搬送方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載のテープ貼付用搬送方法にお
    いて、 前記写真フイルムのフルサイズとハーフサイズに対応し
    て設置された第1〜第3の搬送ローラ対を使用し、 テープ貼付される前記写真フイルムがフルサイズである
    場合に、該写真フイルムの搬送状態に応じて、前記テー
    プ貼付部に最も近い第1の搬送ローラ対と前記テープ貼
    付部から最も遠い第3の搬送ローラ対を順次選択して、
    前記第1及び第3の搬送ローラ対のうち、いずれか1つ
    の搬送ローラ対で前記写真フイルムを搬送するように制
    御し、 テープ貼付される前記写真フイルムがハーフサイズであ
    る場合、該写真フイルムの搬送状態に応じて、第1〜第
    3の搬送ローラ対を順次選択して、前記第1〜第3の搬
    送ローラ対のうち、いずれか1つの搬送ローラ対で前記
    写真フイルムを搬送するように制御することを特徴とす
    るテープ貼付用搬送方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載のテープ貼付用搬送方法にお
    いて、 前記第3の搬送ローラ対の近傍に設置され、前記フイル
    ムサイズに拘わらず前記写真フイルムの先端を検出して
    一旦搬送停止を促す信号を出力する第1のセンサと、 前記第2の搬送ローラ対の近傍に設置され、ハーフサイ
    ズの写真フイルムの先端を検出して一旦搬送停止を促す
    信号を出力する第2のセンサとを使用し、 フルサイズの写真フイルムに対しては、前記第1のセン
    サからの前記信号の出力に基づいて、ハーフサイズの写
    真フイルムに対しては、前記第2のセンサからの前記信
    号の出力に基づいて、前記写真フイルムに前記テープ部
    材を貼付することを特徴とするテープ貼付用搬送方法。
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