JPH10254117A - 画像ロール検査装置 - Google Patents

画像ロール検査装置

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JPH10254117A
JPH10254117A JP5944097A JP5944097A JPH10254117A JP H10254117 A JPH10254117 A JP H10254117A JP 5944097 A JP5944097 A JP 5944097A JP 5944097 A JP5944097 A JP 5944097A JP H10254117 A JPH10254117 A JP H10254117A
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JP
Japan
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image
paper
roll
winding
winding shaft
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JP5944097A
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English (en)
Inventor
Koichiro Manabe
鉱一郎 真鍋
Takashi Sawai
隆 沢井
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Fujicolor Service Co Ltd
Original Assignee
Fujicolor Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査効率を高めると共に、不良品の始末が煩
雑になることもない画像ロール検査装置を得る。 【解決手段】 画像ロールを巻出軸30にセットし、画
像ロールのペーパーを摺動面54に掛け渡して、始端を
巻取軸32に固着する。巻取軸32を正転させて、摺動
面54上を通過するペーパーの画像を目視にて検査す
る。画像が不良品である場合は、ペーパーを手等で切断
し、その先端をNG巻取軸34に固着する。NG巻取軸
34を回転させて、不良品の画像をNG巻取軸34に巻
き取る。以降の画像も不良品であれば、巻取軸32の回
転速度を速くして検査効率を高めることができる。画像
が良品であれば、ペーパーを切断して、良品の画像を巻
取軸32で巻き取る。不良品の画像が一連のペーパーか
ら分離され、NG巻取軸34にロール状に巻き取られ
る。このため、不良品の画像の始末が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像ロール検査装
置に関し、さらに詳しくは、ペーパーがロール状に巻か
れた画像ロールに所定間隔で形成された複数の画像を検
査する画像ロール検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真の処理工程においては、図8に示す
ように、ペーパー114がロール状に巻かれた画像ロー
ル112に、所定間隔で複数の写真を焼き付けられる。
【0003】図9には、この画像ロール112のペーパ
ー114に焼き付けられた写真を検査する画像ロール検
査装置110が示されている。巻出軸130に画像ロー
ル112をセットし、ペーパー114を巻取軸132で
巻き取りながら、保持板152上を走行する画像ロール
112の写真を目視により全数検査する。この検査で、
色調不良、ピント不良、汚れ等によって出荷基準を満た
さない不良品にはタブを張ったりペンでマークを付けた
りして、不良品であることが分かるようにする。
【0004】巻取軸132で巻き取られた検査済の画像
ロール112は、一枚ごとにカットされて出荷される。
その際、不良品は、タブやマークによって良品と区別さ
れるので、不良品を出荷してしまうことはない。
【0005】しかし、この画像ロール検査装置110で
は、良品と不良品とを同じ巻取軸132で巻き取ってし
まうため、巻き取られた画像ロールから不良品を抜き出
さなければならず、効率が悪い。
【0006】また、近年、同一の写真、文字及びキャラ
クター等を焼き付けた画像を複数枚形成して画像ユニッ
トとし、これと葉書とを貼り合わせ、いわゆる写真葉書
として使用することがある。
【0007】しかし、この画像ロールでは、良品、不良
品の別に関係なく葉書と貼り合わせられるので、不良品
と共に葉書も廃棄することとなり、無駄が生じている。
【0008】このような無駄を防止すべく、1件の画像
ユニットの始端の画像が不良品であった場合には、この
画像ユニットの全ての画像が不良品であると考えて、画
像ユニットごと、貼り合わせ前に抜き取ることが考えら
れるが、このような抜き取り作業は、手作業で行うか、
又は不良品の画像が形成された画像ユニットを垂れ流し
て行っているため、作業効率が悪い。また、抜き取った
不良品は一枚ごとにカットされていないのでかさばり、
廃棄処分等の後処理がやりずらい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、検査効率を高めると共に、不良品の始末が煩雑
になることもない画像ロール検査装置を得ることを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、ペーパーがロール状に巻かれた画像ロールに所定間
隔で形成された複数の画像を検査する画像ロール検査装
置であって、前記ペーパーが巻き出し可能となるように
前記画像ロールがセットされる巻出手段と、前記巻出手
段にセットされた前記画像ロールの前記ペーパーを巻き
取る第1の巻取手段と、前記巻出手段にセットされた前
記画像ロールの前記ペーパーのうち特定画像が形成され
た部分を巻き取る第2の巻取手段と、を有することを特
徴とする。
【0011】巻出手段に画像ロールをセットして、画像
ロールの始端を第1の巻取手段に巻き付け、巻出手段か
ら巻取手段へペーパーが移動する間に、ペーパー上の画
像を目視により検査する。
【0012】一枚ごとに異なる画像が形成された画像ロ
ールの画像を検査する場合には、検査によって特定画像
(例えば不良品)を発見すると、まず、第1の巻取手段
を停止し、この特定画像の始端の部分でペーパーを切断
して第2の巻取手段に巻き付ける。次の画像も特定画像
であれば、そのまま第2の巻取手段で巻き取りを続け
る。次の画像が通常画像(例えば良品)であれば、第2
の巻取手段を停止する。これによって、特定画像が形成
されたペーパーが第2の巻取手段に巻き取られてロール
状となり、後処理が容易になる。特定画像のペーパーが
通常画像のペーパーと分けて巻き取られるので、特定画
像のペーパーを後工程で分離する必要もない。
【0013】一方、複数の同一画像が連続して形成され
て画像ユニットが構成された画像ロールの画像を検査す
る場合には、画像ユニットの始端の画像が特定画像であ
れば、第1の巻取手段を停止し、この特定画像の始端の
部分でペーパーを切断して、この始端の部分を第2の巻
取手段に巻き付ける。次に、第2の巻取手段でペーパー
を高速で巻き取り、次に画像ユニットの始端で停止させ
る。そして、次の画像ユニットの始端の画像も特定画像
であれば、引き続き第2の巻取手段で巻き取る。これに
よって、特定画像が形成されたペーパーがロール状に巻
き取られるので、後処理が容易になる。特定画像のペー
パーを後工程で通常画像のペーパーと分離する必要もな
い。
【0014】請求項2に記載の発明では、前記巻出手段
から前記第1の巻取手段への前記ペーパーの走行路上に
設けられ、前記画像ロールの前記ペーパーのうち特定画
像が形成された部分が切断されて抜き取られた状態で、
前記第1の巻取手段に巻き取られた部分の終端と、前記
巻出手段から巻き出された部分の始端とを重ね合わせて
保持する保持部を有することを特徴とする。
【0015】第1の巻取手段で巻き取ったペーパーを特
定画像の始端部分で切断して、この特定画像が形成され
たペーパーを第2の巻取手段で巻き取る。さらに、第2
の巻取手段で巻き取ったペーパーを特定画像の終端部分
で切断する。この状態で、第1の巻取手段に巻き取られ
た部分の終端と、巻出手段から巻き出された部分の始端
とを保持部で保持できるので、これらを容易に接合する
ことができる。接合により、通常画像が形成された一連
のペーパーが第1の巻取手段で巻き取られる。
【0016】請求項3に記載の発明では、前記巻出手段
から前記第1の巻取手段への前記ペーパーの走行路上に
形成され、前記保持部に保持されたペーパーを切断する
ためのカッターを案内する案内溝を有することを特徴と
する。
【0017】第1の巻取手段に巻き取られた部分の終端
と、巻出手段から巻き出された部分の始端とを重ね合わ
せ、カッターでこの重ね合わせ部分を切断する際にカッ
ターを案内溝に挿入して切断するので、常に一定の切断
面を形成できる。
【0018】請求項4に記載の発明では、複数の同一画
像が連続して形成された画像ユニットごとにソートマー
クが付けられた画像ロールに用いられ、前記巻出手段か
ら前記第1の巻取手段への前記ペーパーの走行路上に設
けられ、前記ソートマークを検出する検出手段と、前記
検出手段からの信号に基づいて前記第1の巻取手段又は
前記第2の巻取手段を停止させる制御手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0019】画像ユニットごとに形成されたソートマー
クを検出部で検出し、この検出部からの信号によって制
御手段が第1の巻取手段又は第2の巻取手段の回転を停
止させる。これにより、巻出手段から第1の巻取手段又
は第2の巻取手段へのペーパーの巻き取りが画像ユニッ
トごとに停止するので、画像ユニットの画像の検査が容
易になる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、本発明の一実
施の形態に係る画像ロール検査装置10が示されてい
る。また、図4には、この画像ロール検査装置10によ
って検査されるペーパー14の一部が示されており、図
5には、ペーパー14を芯筒16の周りに巻いて構成し
た画像ロール12が示されている。
【0021】ペーパー14には、写真と葉書とを張り合
わせたいわゆる写真葉書用に、同一の画像が所定の間隔
で複数枚焼き付けられて、画像ユニット18を構成して
いる。ペーパー14の巻出方向(図4及び図5矢印B方
向)下流側には、別の画像が所定の枚数焼き付けられ
て、新たな画像ユニット18が構成されている。
【0022】画像ユニット18の境界には、ペーパー1
4の上側にソートマーク20が付けられて、この部分が
画像ユニット18の境界であることを表示している。ま
た、画像一枚ごとに、ペーパー14の下側にカットマー
ク22が付けられており、検査後に画像と写真とを貼り
合わせてカットする際の貼り合わせ位置及びカット位置
を表示している。
【0023】なお、画像ロール12に複数の画像ユニッ
トを構成するには、図6に示すプリンター90が使用さ
れる。このプリンター90の上部には、画像が焼き付け
られていない画像ロール12からペーパー14を所定長
さだけ巻き出し、この長さを一単位として焼付け部94
に配置するペーパー送り部92が設けられている。ま
た、プリンター90の上下方向略中間部には、写真のネ
ガロール94から、所望のネガを送りだして保持部95
に保持するネガ送り部98が設けられている。ネガ送り
部98のさらに下方に設けられた光源99からの光が、
保持部95に保持されたネガに照射され、さらにこの光
が、焼付け部94に配置されたペーパー14に照射され
て、ペーパー14に潜像が形成される。画像ロール12
のみを所定の長さだけ巻き取って次の潜像をペーパー1
4に形成する。この作業を所望の回数行って1件の画像
ユニットが構成されると、ネガを新たなものにし、画像
ロール12からペーパー14を所定長さだけ巻き出し
て、次の画像ユニットを構成する。このようにして画像
ロール12に形成された潜像が、図示しない現像機で現
像される。
【0024】画像ロール12の画像を検査する画像ロー
ル検査装置10は、図1に示すように、略三角柱の箱状
に形成された本体24を有している。本体24の表面2
6は操作面とされ、この表面26側でオペレータが画像
ロール検査装置10を操作し、あるいは画像ロール12
の画像を検査する。
【0025】本体24の裏面28からは、互いに所定の
間隔をあけて、巻出軸30、巻取軸32、NG巻取軸3
4が裏面28から直角に突出している。本体24内には
モータ等の駆動手段(図示省略)が取り付けられてお
り、この駆動手段によって巻取軸32及びNG巻取軸3
4が、それぞれ独立に回転する。また、巻取軸32及び
NG巻取軸34は、表面26の下方に設けられた操作パ
ネル36のスイッチ38、40、42をオペレータが操
作することで、正転、逆転又は回転停止でき、さらに、
ダイヤルツマミ44を回して、回転速度の調整ができ
る。さらに、本体にはフットスイッチ82が設けられて
おり、オペレータがこのフットスイッチ82を踏んでい
る時は、NG巻取軸34の回転を止めた状態で、巻出軸
30及び巻取軸32を正転あるいは逆転させることがで
きる。
【0026】また、巻出軸30、巻取軸32及びNG巻
取軸34のそれぞれには、巻出軸30、巻取軸32及び
NG巻取軸34と一体で回転する円形の支持板46、4
8、50が取り付けられている。巻出軸30が画像ロー
ル12の芯筒内に配置して、巻出軸30の支持板46に
画像ロール12を置き、画像ロール12のペーパー14
の始端を、後述する摺動面54上を通過させて、巻取軸
32又はNG巻取軸34に配置した芯筒(図示省略)に
固着する。この状態で巻取軸32又はNG巻取軸34を
回転させると、ペーパー14が画像ロール12から巻き
出されて、巻取軸32又はNG巻取軸34に巻き取られ
ていく。巻き取られたペーパー14は、支持板48又は
支持板50によって幅方向に揃えられ、画像ロール12
と同様のロール状とされる。
【0027】裏面28の上端には、長方形状の保持板5
2が、本体24の幅方向(図1矢印A方向及びその反対
方向)が長手方向とされ、表面26と略平行に取り付け
られている。保持板52の、表面26側の面は摺動面5
4とされ、この摺動面54の上端及び下端に、保持板5
2の長手方向に沿って長尺状の金属製のガイド板56が
貼着されている。巻出軸30から巻き出されたペーパー
14は、ガイド板56の間を通ることで幅方向に位置決
めされ、摺動面54に接触して矢印A方向に走行する。
このペーパー14の画像を、表面26側でオペレーター
が目視により検査できる。また、ガイド板56は長手方
向略中央で分断されており、後述する案内溝76にカッ
ターナイフ78(図3(F)参照)を差し入れる際に邪
魔にならないようになっている。
【0028】本体24の裏面28からは、保持板52の
長手方向両側の位置に、案内ローラ58、60が立設さ
れている。巻出軸30から巻き出されたペーパー14は
案内ローラ58に巻きかけられて摺動面54に案内さ
れ、さらに、摺動面54から案内ローラ60に巻きかけ
られて、巻取軸32又はNG巻取軸34に巻き取られ
る。このため、ペーパー14の屈曲が防止され、ペーパ
ー14は摺動面54に沿って滑らかに摺動する。
【0029】摺動面54の長手方向略中央には、2枚の
押え板62、64が所定間隔をあけて配置されている。
押え板62、64の下端は、ヒンジ66によって保持板
52の下側のガイド板56にそれぞれ回動可能に取り付
けられている。押え板62、64の自由端側には磁石6
8が取り付けられており、押え板62、64を保持板5
2側に回動させると、磁石68が上側のガイド板56に
吸着されて固定される。この状態で、保持板52と押え
板62、64との間に、ペーパー14を挟んで保持する
保持部74が構成される。
【0030】また、摺動面54には、位置合わせマーク
70、72が付けられている。押え板60側の位置合わ
せマーク70と、押え板62側の位置合わせマーク72
との間隔は、ペーパー14のカットマーク22の間隔と
等しくなっており、後述するように、保持部74でペー
パー14を接合する際に、保持部分の前後のカットマー
ク22を位置合わせマーク70、72に合わせると、こ
の部分のカットマーク22の間隔が、他の部分(切断さ
れていない部分)のカットマーク22の間隔と等しくな
る。
【0031】摺動面54には、押え板62と押え板64
の略中間に位置する部分に、斜めの案内溝76が形成さ
れている。後述するように、摺動面54上でカッターナ
イフ78(図3(F)参照)を使用してペーパー14を
カットする際に、この案内溝76にカッターナイフ78
の刃先が直線状に案内されて、ペーパー14を直線状に
カットできる。案内溝76の上部は上方に向かって略三
角形状に幅が広げられており、カッターナイフを案内溝
76に差し入れやすくなっている。
【0032】上下のガイド板56には、案内ローラ58
側の端部側に、ソートマークセンサー80が取り付けら
れたセンサープレート78が掛け渡されて固定されてい
る。このソートマークセンサー80をペーパー14のソ
ートマーク20が通過すると、ソートマークセンサー8
0からの信号が本体24内の制御装置(図示省略)に伝
えられ、制御装置が巻取軸32又はNG巻取軸34を停
止させる。
【0033】次に本実施の形態に係る画像ロール検査装
置10を使用して画像ロール12の画像を検査する方向
及び、画像ロール検査装置10の作用を説明する。
【0034】図3(A)に示すように、検査前の画像ロ
ール12を巻出軸30にセットし、画像ロール12のペ
ーパー14を案内ローラ58、摺動面54及び案内ロー
ラ60の順に掛け渡して、その始端を巻取軸32に粘着
テープ等で固着する。このとき、NG巻取軸34には、
以前の検査で巻き取ったペーパーが残っていてもよい
が、全く残っていなくてもよい。
【0035】次に、オペレーターが操作パネル36のス
イッチ38(図1参照)を入れて、巻取軸32を正転さ
せる。ペーパー14が巻取軸32に巻き取られ、摺動面
54(図1参照)上を通過するので、画像を目視にて検
査することができる。
【0036】画像ロール12には、同一の画像が複数焼
き付けられた複数の画像ユニット18(図4参照)が構
成されている。このため、例えば、1件の画像ユニット
18の始端の画像が良品であれば、この画像ユニット1
8の他の画像も良品であると考えられ、画像が全て異な
る場合のように、一枚一枚の画像を全て入念に検査する
必要はない。従って、ソートマークセンサー80が次の
画像ユニット18との境界のソートマーク20を検出す
るまで、オペレーターがダイヤルツマミ44を回して巻
取軸32の回転速度を速くしても、確実に全数検査で
き、検査効率を高めることができる。
【0037】ソートマークセンサー80が次の画像ユニ
ット18との境界のソートマーク20を検出すると、制
御手段が巻取軸32の回転を一時的に止めるので、摺動
面54上に位置した画像ユニット18の始端の画像を入
念に検査することができる。
【0038】ここで、画像ユニット18の始端の画像が
不良品であった場合には、画像ユニット18の始端の画
像の部分でペーパー14を手等で切断し、図3(B)に
示すように、この始端をNG巻取軸34に固着する。こ
こで、操作パネル36のスイッチ40を操作してNG巻
取軸34を回転させると、ペーパー14のうち、不良品
の画像が形成された画像ユニット18を構成している部
分がNG巻取軸34に巻き取られていく。このとき、例
えば不良品が色調不良や文字違い等のような場合には、
画像ユニット18を構成する他の画像も不良品であり検
査する必要はない。従って、ソートマークセンサー80
がさらに次の画像ユニット18のソートマーク20を検
出するまで、巻取軸32の回転速度を速くして検査効率
を高めることができる。
【0039】ソートマークセンサー80が次の画像ユニ
ット18のソートマーク20を検出すると、制御手段が
NG巻取軸34の回転を停止させる。オペレーターは、
次の画像ユニット18の始端の画像を検査し、不良品で
あれば引き続いてNG巻取軸34での巻き取りを続け
る。良品であれば、図3(C)に示すように、不良品の
画像が形成された画像ユニット18の終端の画像の部分
で、ペーパー14を手等で切断する。これによって、不
良品の画像が形成された画像ユニット18が、その始端
の画像の一部及びその終端の画像の一部を残して、一連
のペーパー14から分離され、NG巻取軸34に巻き取
られていることになる。さらにNG巻取軸34を若干回
転させ、NG巻取軸34に巻き取られたペーパー14の
後端を摺動面54から退避させて、摺動面54上を、後
に続くペーパー14が摺動できるようにする。
【0040】次に、図3(D)に示すように、巻出軸3
0を正転させて巻出軸30から巻き出されたペーパー1
4の始端を保持部74に位置させる。さらに、巻取軸3
2を逆転させて、巻取軸32に巻き取られたペーパー1
4の終端を保持部74に位置させる。そして、図3
(E)に示すように、これらを保持部74で重ね合わせ
る。このとき、押え板62、64に付けられた位置合わ
せマーク70に、巻出軸30から巻き出されたペーパー
14の始端のカットマーク22をあわせ、位置合わせマ
ーク72に、巻取軸32に巻き取られたペーパー14の
終端のカットマーク22をそれぞれ合わせる。
【0041】図3(F)に示すように、押え板62、6
4を回動させて磁石68をガイド板56(いずれも図1
参照)に吸着させる。これによって、固定されたガイド
板56と保持板52の摺動面54との間にペーパー14
が挟まれて保持される。さらに、重ね合わさったペーパ
ー14をカッターナイフ78で切断し、切断片を取り除
く。このとき、カッターナイフ78が案内溝76に入り
込んで案内されるので、容易にペーパー14を直線状に
切断することができると共に、常に一定の切断面を形成
できる。
【0042】さらに、図3(G)に示すように、この切
断部分を粘着テープ84で接合する。ペーパー14の切
断端部同士が接触した状態で接合され、重ね合わさった
部分がなくなるので、この接合部分の近傍が他の部分よ
り厚肉になってしまうことがない。
【0043】また、位置合わせマーク70、72に、ペ
ーパー14のカットマーク22がそれぞれ合わせられて
いるので、接合されたペーパー14は、この保持部分の
カットマーク22の間隔が、他の部分のカットマーク2
2の間隔と等しくなる。このため、後工程でペーパー1
4の画像に葉書を貼り合わせる際に、貼り合わせ作業が
やりやすくなる。特に、貼り合わせ作業を機械で行う場
合には、この機械に予め設定されている貼り合わせピッ
チを変更する必要がなくなる。
【0044】次に、図3(H)に示すように、押え板6
2、64を回動させて摺動面54から離し、巻取軸32
を回転させると、良品の画像が巻取軸32に巻き取られ
ていく。以後は、図3(A)に示す工程に戻って、同様
の作業を繰り返す。
【0045】このように、本実施の形態に係る画像ロー
ル検査装置10では、巻取軸32の他にNG巻取軸34
を設けて、このNG巻取軸34に不良品の画像を巻き取
るので、不良品が良品から分離され、後工程で分離する
手間がなくなる。また、良品は巻取軸32に、不良品は
NG巻取軸34にそれぞれロール状とされて巻き取られ
るので、運搬や後の処理が容易になる。
【0046】なお、画像ロール12のペーパー14に
は、同一の画像が複数形成された画像ユニット18が構
成されている必要はなく、図7に示すように、それぞれ
異なる画像が所定間隔で形成されたペーパー84が巻か
れて、画像ロール12が構成されていてもよい。この場
合でも、画像ロール12を巻出軸30にセットしてペー
パー84の始端を巻取軸32の芯筒に巻き付け、巻取軸
32を回転させて、摺動面54上を移動する画像を検査
できる。
【0047】この場合、良品は巻取軸32に巻き取る
が、検査で不良品を発見すると、巻取軸32の回転を止
め、不良品の始端部分でペーパー14を切断して、NG
巻取軸34に巻き付ける。そして、さらに次の画像も不
良品であれば、NG巻取軸34で巻き取り続ける。良品
であれば、NG巻取軸34の回転を止め、不良品の後端
で再びペーパー14を切断して、巻取軸32に巻き取ら
れたペーパー14の後端と、巻出軸30から巻きだされ
たペーパー14の始端とを接合する。そして、再び巻取
軸32を回転させ、良品の画像のペーパー14を巻取軸
32に巻き取る。これにより、良品の画像は巻取軸32
に、不良品の画像はNG巻取軸34に、それぞれロール
状に巻き取られる。
【0048】また、画像ロール検査装置10の本体の形
状も上記したものに限られず、例えば、裏面28が垂直
になるような形状でもよい。この場合には、保持板52
が水平になっていても、垂直になっていても、巻出軸3
0、巻取軸32及びNG巻取軸34が水平となるので、
画像ロールの着脱が容易になる。 また、上記説明にお
いては、通常画像として良品の画像を、特定画像として
不良品の画像をそれぞれ例として用いたが、通常画像及
び特定画像はこれらに限られず、例えば、何らかの特定
の条件を設定し、この条件を満たしているか否かによっ
て通常画像と特定画像とを区別してもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、検査効率
が高まり、不良品の始末が煩雑にもならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像ロール検査装
置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る画像ロール検査装
置の斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る画像ロール検査装
置を使用して画像ロールの画像を検査する一連の工程の
説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る画像ロール検査装
置で検査される画像が形成されたペーパーの斜視図であ
る。
【図5】本発明の一実施の形態に係る画像ロール検査装
置で検査される画像が形成されたペーパーの正面図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態に係る画像ロール検査装
置で検査される画像が形成された画像ロールの斜視図で
ある。
【図7】本発明の一実施の形態に係る画像ロール検査装
置で検査される画像が形成されたペーパーの正面図であ
る。
【図8】従来の画像ロール検査装置で検査される画像が
形成された画像ロールの斜視図である。
【図9】従来の画像ロール検査装置の斜視図である。
【符号の説明】
10 画像ロール検査装置 12 画像ロール 14 ペーパー 20 ソートマーク 30 巻出軸(巻出手段) 32 巻取軸(第1の巻取手段) 34 NG板巻取軸(第2の巻取手段) 52 保持板(保持部) 62 押え板(保持部) 64 押え板(保持部) 76 案内溝 80 ソートマークセンサー(検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーパーがロール状に巻かれた画像ロー
    ルに所定間隔で形成された複数の画像を検査する画像ロ
    ール検査装置であって、 前記ペーパーが巻き出し可能となるように前記画像ロー
    ルがセットされる巻出手段と、 前記巻出手段にセットされた前記画像ロールの前記ペー
    パーを巻き取る第1の巻取手段と、 前記巻出手段にセットされた前記画像ロールの前記ペー
    パーのうち特定画像が形成された部分を巻き取る第2の
    巻取手段と、 を有することを特徴とする画像ロール検査装置。
  2. 【請求項2】 前記巻出手段から前記第1の巻取手段へ
    の前記ペーパーの走行路上に設けられ、前記画像ロール
    の前記ペーパーのうち特定画像が形成された部分が切断
    されて抜き取られた状態で、前記第1の巻取手段に巻き
    取られた部分の終端と、前記巻出手段から巻き出された
    部分の始端とを重ね合わせて保持する保持部を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像ロール検査装置。
  3. 【請求項3】 前記巻出手段から前記第1の巻取手段へ
    の前記ペーパーの走行路上に形成され、前記保持部に保
    持されたペーパーを切断するためのカッターを案内する
    案内溝を有することを特徴とする請求項2に記載の画像
    ロール検査装置。
  4. 【請求項4】 複数の同一画像が連続して形成された画
    像ユニットごとにソートマークが付けられた画像ロール
    に用いられ、 前記巻出手段から前記第1の巻取手段への前記ペーパー
    の走行路上に設けられ、前記ソートマークを検出する検
    出手段と、 前記検出手段からの信号に基づいて前記第1の巻取手段
    又は前記第2の巻取手段を停止させる制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか
    に記載の画像ロール検査装置。
JP5944097A 1997-03-13 1997-03-13 画像ロール検査装置 Pending JPH10254117A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001272811A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Canon Inc 画像形成方法
JP2011136787A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Tatsuo Ozaki ロールの巻足し装置

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