JPH10161278A - 写真用ロールフイルムの製造方法及び装置 - Google Patents

写真用ロールフイルムの製造方法及び装置

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JPH10161278A
JPH10161278A JP32161596A JP32161596A JPH10161278A JP H10161278 A JPH10161278 A JP H10161278A JP 32161596 A JP32161596 A JP 32161596A JP 32161596 A JP32161596 A JP 32161596A JP H10161278 A JPH10161278 A JP H10161278A
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JP
Japan
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adhesive tape
strip
film
light
photo film
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Application number
JP32161596A
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English (en)
Inventor
Masami Saso
政美 佐宗
Teruyoshi Makino
輝義 牧野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フイルムストリップの先端に高精度に接
着テープを貼付する。 【解決手段】 接着テープ6が供給される供給台33
に、エアー吹出し穴42とレール部材40とを設け、接
着テープ6の供給台33への貼り付きによる斜め貼りや
ジャミングを防止する。また、供給台33に組み込んだ
反射型光学センサー44で吸着ヘッド34に吸着された
接着テープ6の歪みを検出し、吸着ヘッド34に組み込
んだ反射型光学センサー(図示せず)で写真フイルムス
トリップ4の先端部4aに貼り付けられた接着テープ6
の歪みを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真用ロールフイ
ルムの製造方法及び装置に関し、更に詳しくは、写真フ
イルムストリップの端部に接着テープを貼付する工程に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真用ロールフイルムには、一般に12
0タイプ,220タイプと呼ばれる種類がある。120
タイプの写真用ロールフイルムは、スプールと、このス
プールに巻き付けられる写真フイルムストリップと、こ
の写真フイルムストリップの裏紙として一緒にスプール
に巻き付けられる遮光紙ストリップと、写真フイルムス
トリップの先端部を遮光紙ストリップの裏面に固定する
接着テープと、スプールに巻き付けられた写真フイルム
ストリップと遮光紙ストリップとの巻緩みを防止するた
めに遮光紙ストリップの外周に巻き付けられる開封シー
ルと、撮影後に別のスプールに巻き付けられた写真フイ
ルムストリップと遮光紙ストリップとの巻緩み防止に使
用される封印シールとから構成されている。
【0003】220タイプの写真用ロールフイルムは、
上記120タイプとほぼ同様の構成となっているが、裏
紙を廃止し、写真フイルムストリップの先端部と後端部
とに遮光紙ストリップと同じ材質で作られたリーダーと
トレーラーとを接着テープで取り付け、スプールに巻き
付けられる写真フイルムストリップを長くして撮影枚数
を増やしている。
【0004】また、120タイプと220タイプとの区
別や、ISO感度,カラーネガあるいはカラーリバーサ
ル,白黒等のフイルム種等の情報をバーコード化して接
着テープに印刷しておき、カメラに写真用ロールフイル
ムを装填して使用する際に、接着テープのバーコードを
カメラ側のバーコードリーダーで読み取って利用すると
いう提案がなされている。これによれば、従来は手動操
作によって行われていたフイルム感度や撮影枚数のセッ
ト、圧板の切り換え等の各種設定を自動化することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように接着テー
プのバーコードをカメラ等のバーコードリーダーで読み
取る場合に、接着テープが歪んで貼り付けられていると
バーコードが誤って読み取られてしまうことがある。こ
のように接着テープのバーコードが誤って読み取られる
と、カメラは各種設定が行えなかったり、実際の写真用
ロールフイルムとは異なる仕様に合わせて設定してしま
うという問題がある。
【0006】また、接着テープが歪んで貼付されている
と、写真フイルムストリップと遮光紙ストリップとがカ
メラ側のスプールに巻き取られる際にスプールのフラン
ジに乗り上げてしまったり、接着テープによる写真フイ
ルムストリップと遮光紙ストリップとの接合が剥がれて
しまうという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、写真フイルムストリップへの接着テープの貼付け
精度を向上させた写真用ロールフイルムの製造方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の写真用ロールフイルムの製造方法
は、長尺写真フイルムを写真フイルムストリップに切断
するフイルム切断工程と、この写真フイルムストリップ
を遮光紙ストリップとともにスプールに巻き付ける巻付
け工程との間に、離型紙から接着テープを剥離して供給
位置に供給する供給工程と、供給位置にある接着テープ
を吸着ヘッドで吸着する吸着工程と、吸着ヘッドを写真
フイルムストリップの搬送路上まで移動させて写真フイ
ルムストリップの先端部に接着テープを貼り付けるテー
プ貼付工程とを設けたものである。
【0009】また、請求項2記載の写真用ロールフイル
ムの製造方法は、長尺写真フイルムを写真フイルムスト
リップに切断するフイルム切断工程と、この写真フイル
ムストリップを遮光紙ストリップとともにスプールに巻
き付ける巻付け工程との間に、離型紙から接着テープを
剥離して、接着テープの接着面にエアーを吹き付けて貼
り付かないように保持する供給台上に供給する供給工程
と、供給台上に接着テープが供給されたことを検出して
から吸着ヘッドで接着テープを吸着するとともに、吸着
した接着テープの歪みを検出する吸着工程と、吸着ヘッ
ドを写真フイルムストリップの搬送路上まで移動させて
写真フイルムストリップの先端部に接着テープを貼り付
けるとともに、貼り付けられた接着テープの歪みを検出
するテープ貼付工程とを設けたものである。
【0010】更に、請求項3記載の写真用ロールフイル
ムの製造方法は、上記製造方法に使用される接着テープ
の離型紙に対する剥離力を70g/25mm以下とした
ものである。
【0011】また、請求項4記載の写真用ロールフイル
ムの製造装置は、フイルム切断手段と巻付け手段との間
に、離型紙から剥離された接着テープが供給される供給
台と、この供給台の上面に設けられ、接着テープの接着
面に向けてエアーを吹き付けて接着テープが供給台に貼
り付かないようにする複数のエアー吹出し穴と、供給台
の上面の四隅にそれぞれ設けられ、接着テープの四隅を
検出する複数の光学センサーと、供給台上の供給位置に
供給された接着テープを吸着するとともに、写真フイル
ムストリップの先端部に貼付する吸着ヘッドと、供給台
上の接着テープを吸着する吸着位置と、写真フイルムス
トリップの先端部に接着テープを貼り付ける貼付位置と
の間で吸着ヘッドを移動させるヘッド移動手段と、吸着
ヘッドの吸着面の四隅にそれぞれ設けられ、写真フイル
ムストリップに接着された接着テープの四隅を検出する
複数の光学センサーとを設けたものである。
【0012】更に、請求項5記載の写真用ロールフイル
ムの製造装置は、供給台の上面に、接着テープの供給方
向に沿って接着テープの接着面にライン状に接触するレ
ール部材を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図2及び図3は、本発明の製造方
法及び装置により製造される120タイプの写真用ロー
ルフイルム2を示すものである。写真用ロールフイルム
2は、プラスチックで成形されたスプール3と、長尺の
写真フイルムが規定長さに切断された写真フイルムスト
リップ4と、この写真フイルムストリップ4のバック面
側全体に裏紙として配置される遮光紙ストリップ5と、
接着テープ6,開封シール7,封印シール8とから構成
されている。
【0014】スプール3は、円柱形状の軸部10の両端
に円板形状のフランジ11が設けられたもので、この軸
部10に写真フイルムストリップ4及び遮光紙ストリッ
プ5が巻き付けられる。フランジ11の端面には、カメ
ラ等のキー軸に係合されるチャッキング溝12が形成さ
れている。また、軸部10には、細長いスリット13が
軸方向に沿って形成されている。スリット13の一方の
内壁面には、略T字型の係止爪14が一体に形成されて
おり、他方の内壁面には係止爪14を中心に配置された
一対の押さえリブ15が一体に形成されている。
【0015】遮光紙ストリップ5の先端部5aと後端部
5bとは、スプール3のスリット13に挿入しやすくす
るために斜めにカットされてから幅狭にされている。後
端部5bは写真用ロールフイルム2の製造段階でスリッ
ト13に挿入され、先端部5aはカメラに装填される際
にカメラ内のスプール3のスリット13に挿入される。
【0016】遮光紙ストリップ5の先端部5aには、ス
プール3のスリット13内の係止爪14が挿入される係
止孔17が形成されており、スプール3に遮光紙ストリ
ップ5を係止できるようになっている。これにより、カ
メラへの写真用ロールフイルム2の装填を容易にするこ
とができる。リブ15は、係止孔17が係止爪14から
外れないように遮光紙ストリップ5を押さえる。
【0017】接着テープ6は、遮光紙ストリップ5の先
端部5aから規定の距離をおいて配置された写真フイル
ムストリップ4の先端部4aを遮光紙ストリップ5の裏
面に固定するために用いられる。この接着テープ6に
は、フイルムタイプ,フイルムサイズ,フイルム種等の
フイルム情報を表すバーコード19が印刷されている。
このバーコード19は、例えばカメラ等に組み込まれた
バーコードリーダーで読み取られ、カメラでの各種設定
の切り換えや制御に用いられる。
【0018】開封シール7は、未使用時に遮光紙ストリ
ップ5の外周に巻き付けられて遮光紙ストリップ5と写
真フイルムストリップ4とが巻き緩むのを防止する。こ
の開封シール7は、斜線で示す部分が遮光紙ストリップ
5の先端部5a側の表面に貼着されてから、スプール3
の軸部10に巻き付けられた遮光紙ストリップ5の外周
に巻き付けられる。
【0019】封印シール8は、撮影後にカメラ側のスプ
ール3に巻き付けられた写真フイルムストリップ4と遮
光紙ストリップ5との巻緩みを防止するために、遮光紙
ストリップ5の外周に巻き付けられる。この封印シール
8は、製造時に斜線で示す一端のみが遮光紙ストリップ
5の後端部5b側の表面に貼付され、遮光紙ストリップ
5と一緒にスプール3に巻き付けられる。
【0020】図4は、上記写真用ロールフイルム2を製
造する製造装置の構成を示す概略図である。この製造装
置は、写真フイルムストリップ4を供給するフイルム供
給経路と、遮光紙ストリップ5を供給する遮光紙供給経
路と、スプール3を供給するスプール供給経路とからな
る。
【0021】フイルム供給経路の端部には、フイルム供
給部21が配置されている。このフイルム供給部21
は、ロール状に巻かれた長尺写真フイルム22と、この
長尺写真フイルム22を一定長さずつ引き出す定尺引出
し部23と、サイズ,感度,フイルム種,ロットNO.
等の各種フイルム情報を長尺写真フイルム22にサイド
プリントするサイドプリンタ24とから構成されてい
る。
【0022】フイルム供給部21から供給された長尺写
真フイルム22は、フイルム搬送路26に搬送される。
このフイルム搬送路26とフイルム供給部21との間に
は、フイルム切断工程及びフイルム切断部であるフイル
ムカッター27が配置されている。このフイルムカッタ
ー27は、フイルム搬送路26に向けて搬送される長尺
写真フイルム22を一定長さごとに切断し、写真フイル
ムストリップ4に成形する。
【0023】フイルム搬送路26の下流側には、接着テ
ープ6を供給する供給工程と、供給された接着テープ6
を吸着する吸着工程と、写真フイルムストリップ4の先
端部4aに接着テープ6を貼付するテープ貼付工程から
なるテープ貼付部29が配置されている。
【0024】図1及び図5並びに図6は、テープ貼付部
29の構成を示すものであり、フイルム搬送路26の側
方に近接して配置されている。このテープ貼付部29
は、長尺の離型紙31からバーコード19が印刷された
接着テープ6を剥離するエッジ部材32と、このエッジ
部材32で剥離された接着テープ6が供給される供給台
33と、この供給台33上に供給された接着テープ6を
吸着し、写真フイルムストリップ4の先端部4aに貼付
する吸着ヘッド34と、この吸着ヘッド34を移動させ
るヘッド移動手段であるエアーシリンダ35及び一軸ロ
ボット36と、フイルム搬送路26中に配置され写真フ
イルムストリップ4の先端部4aが載置される貼付台3
7と、これらを制御するコンピュータ38とから構成さ
れている。
【0025】接着テープ6は、長尺の離型紙31に連続
して貼り付けられており、この離型紙31がロール状に
巻かれて元巻きロール(図示せず)としてテープ貼付部
29に供給される。本実施形態では、予めバーコード1
9が印刷された接着テープ6の元巻きロールをテープ貼
付部29に供給するようにしているが、テープ貼付部2
9に白紙の接着テープ6が貼り付けられた元巻きロール
を供給し、離型紙31から接着テープ6を剥がす前にバ
ーコード19を印刷するようにすることもできる。
【0026】テープ貼付部29にセットされた元巻きロ
ールから引き出された離型紙31は、接着テープ6が貼
り付けられた面が上向きにされた状態で楔形のエッジ部
材32に掛けられ、このエッジ部材32を挟んで配置さ
れた巻取り用の巻軸(図示せず)に係止される。そし
て、巻取り用の巻軸がコンピュータ38に制御されたモ
ータによって巻取り方向に回転されると、離型紙31は
図中の矢印方向に移動される。
【0027】離型紙31が矢印方向に移動すると、離型
紙31の裏面がエッジ部材32によって擦られ、エッジ
部材32の先端で離型紙31が鋭角に折り曲げられる。
これにより、接着テープ6が離型紙31から剥離され
る。また、接着テープ6は離型紙31から剥がされる際
に、離型紙31の移動によってエッジ部材32の前方に
向かって送り出される。
【0028】エッジ部材32に対面する位置には、離型
紙31から剥離された接着テープ6が供給される供給台
33が配置されている。この供給台33はブロック形状
をしており、上面には接着テープ6の供給方向に沿って
接着テープ6の接着面にライン状に接触するレール部材
40が取り付けられている。このレール部材40の上面
40aは、離型紙31から供給された接着テープ6を受
け取りやすくするために、エッジ部材32に向かって上
面が傾斜されている。また、レール部材40は、接着テ
ープ6の接着面が貼り付きにくいような表面処理が施さ
れている。
【0029】また、供給台33の上面には、複数個のエ
アー吹出し穴42が設けられている。このエアー吹出し
穴42からは接着テープ6の接着面に向かってエアーが
吹き出され、レール部材40に接着テープ6が貼り付か
ないようにするとともに、レール部材40上での接着テ
ープ6の移動を行いやすくしている。なお、図示してい
ないが、供給台33のエアー吹出し穴42は、例えばパ
イプを介してエアーブロアに接続されている。
【0030】また、供給台33の上面の四隅には、離型
紙31の移動によって送り込まれた接着テープ6の四隅
と、吸着ヘッド34に吸着された接着テープ6の四隅と
を検出する反射型光電センサー44が組み込まれてい
る。これらの反射型光電センサー44の検出信号は、コ
ンピュータ38に入力される。
【0031】供給台33の上方には、ブロック形状の吸
着ヘッド34が配置されている。この吸着ヘッド34の
下面である吸着面34aには、図示しないが複数のエア
ー吸引穴が設けられており、供給台33上に供給された
接着テープ6をエアー吸引によって吸着して保持する。
なお、図示していないが吸着ヘッド34のエアー吸引穴
は、例えば弾性パイプを介してエアーブロア45に接続
されており、このエアーブロア45はコンピュータ38
によって制御される。
【0032】また、吸着ヘッド34は、エアーシリンダ
35に保持されており、このエアーシリンダ35は一軸
ロボット36に取り付けられている。一軸ロボット36
は、吸着ヘッド34が供給台33の上方に配置される吸
着位置と、吸着ヘッド34が貼付台37の上方に配置さ
れる貼付位置との間でエアーシリンダ35を移動させ
る。エアーシリンダ35は、吸着位置にある際にプラン
ジャー35aを下方に突出させて吸着ヘッド34を供給
台33に近づけ、供給台33上の接着テープ6を吸着し
やすくする。また、エアーシリンダ35が貼付位置にあ
る際にもプランジャー35aを下方に突出させ、吸着し
た接着テープ6を貼付台37上の写真フイルムストリッ
プ4の先端部4aに貼り付ける。これらのエアーシリン
ダ35及び一軸ロボット36は、コンピュータ38によ
って制御される。
【0033】また、吸着ヘッド34の吸着面には、四隅
に反射型光電センサー46が組み込まれている。これら
の反射型光電センサー46は、写真フイルムストリップ
4の先端部4aに接着テープ6を貼付した後に、貼付さ
れた接着テープ6の四隅を検出する。これらの反射型光
電センサー46の検出信号は、コンピュータ38に入力
される。
【0034】先端部4aに接着テープ6が貼り付けられ
た写真フイルムストリップ4は、フイルム搬送路26中
に配置されている搬送ローラ対48によって、スプール
供給経路に向けて搬送される。
【0035】遮光紙供給経路の端部には、遮光紙供給部
50が配置されている。この遮光紙供給部50は、ロー
ル状に巻かれた長尺遮光紙51と、この長尺遮光紙51
を一定長さずつ引き出す定尺引出し部52と、遮光紙ス
トリップ5に成形された際に先端部5aと後端部5bと
になる部分に、トリミングと係止孔17の穿孔とを行う
ダイセット53とから構成されている。長尺遮光紙51
は、遮光紙ストリップ5が連続して印刷されたもので、
製造時にスプール3に係止される後端側5bを先頭にし
て搬送される。
【0036】遮光紙供給部50から長尺遮光紙51が送
り込まれる遮光紙搬送路55の下流側には、長尺遮光紙
51の表面の所定の位置に封印シール8を貼付するシー
ル貼付部56が配置されている。このシール貼付部56
は、封印シール8の貼付された離型紙がロール状に巻か
れた元巻きロールから離型紙を引き出し、この離型紙か
ら封印シール8を剥がして遮光紙ストリップ5の表面の
所定位置に貼り付ける。
【0037】また、シール貼付部56の下流側には、長
尺遮光紙51をスプール供給経路に向けて搬送する搬送
ローラ対58と、長尺遮光紙51を所定の位置で切断し
て遮光紙ストリップ5に成形する遮光紙カッター59と
が設けられている。
【0038】フイルム供給経路と遮光紙供給経路とは途
中で合流して、スプール供給経路に向かう。スプール供
給経路は、スプールターレット61,スプール供給部6
2,スプール位置決め機63,フイルム巻込み機64,
遮光紙折込み機65,シール巻付け機66,検査機6
7,集積搬送路68から構成されている。
【0039】スプールターレット61は、軸70に回転
自在に取り付けられており、図中時計方向に45度ずつ
間欠回転される。このスプールターレット61には、8
個のスプールホルダ71が設けられている。各スプール
ホルダ71が停止する位置は、スプール3に対して各種
作業が行われる第1ステーションST1〜第7ステーシ
ョンST7となっている。
【0040】第1ステーションST1は、別のラインで
製造され搬送されてきたスプール3をスプール供給部6
2から受け取ってスプールホルダ71にセットする。第
2ステーションST2は、スプール位置決め機63によ
ってスプール3のスリット13の向きを位置決めする。
【0041】第3ステージST3は、スプール3に写真
フイルムストリップ4と遮光紙ストリップ5とを巻き付
ける巻付け工程及び巻付け手段となっている。この第3
ステージST3では、第2ステージST2で位置決めさ
れたスプール3のスリット13に搬送ローラ対59で搬
送されてきた長尺遮光紙51の先端(後端部5b)が挿
入される。長尺遮光紙51の先端がスリット13に挿入
されると、長尺遮光紙51は遮光紙カッター58によっ
て切断されて遮光紙ストリップ5となる。この状態で、
フイルム巻込み機64がスプール3を巻込み方向に数回
転分回転させ、遮光紙ストリップ5の後端部5bをスプ
ール3に巻き付ける。
【0042】遮光紙ストリップ5がスプール3に僅かに
巻き付けられると、フイルム供給ラインから写真フイル
ムストリップ4が搬送ローラ対48によって搬送されて
きて、遮光紙ストリップ5の裏面に重ね合わされる。フ
イルム巻込み機64は更にスプール3を巻込み方向に回
転させ、遮光紙ストリップ5と写真フイルムストリップ
4とをスプール3に巻き付ける。この際の巻込み圧力に
よって、写真フイルムストリップ4の先端部4aに接着
された接着テープ6が遮光紙ストリップ5の裏面に貼り
付き、写真フイルムストリップ4が遮光紙ストリップ5
に固定される。
【0043】第3ステージST3で写真フイルムストリ
ップ4と遮光紙ストリップ5とが巻き付けられたスプー
ル3は、遮光紙ストリップ5が巻緩まないように押さえ
られたままスプールターレット61の回転によって次の
第4ステージST4に搬送される。第4ステージST4
では、遮光紙折込み機65によって遮光紙ストリップ5
の先端部5aが内側に折り込まれる。第5ステージST
5では、シール巻付け機66によって遮光紙ストリップ
5の外周に開封シール7が巻き付けられる。
【0044】第6ステージST6では、検査機67によ
って写真用ロールフイルム2の巻径が検査される。この
巻径の検査で不合格となった写真用ロールフイルム2
は、スプールホルダ71から取り出されて装置外に排出
される。第7ステージST7では、良品であると判断さ
れた写真用ロールフイルム2をスプールホルダ71から
取り出し、包装装置等に搬送する集積搬送路68に送り
込む。
【0045】次に、上記の実施形態の作用について説明
する。フイルム供給部21にセットされた長尺写真フイ
ルム22は、定尺引出し部23によって一定長さが引き
出されてフイルムカッター27に向けて搬送される。こ
の搬送途中にサイドプリンタ24によって、長尺写真フ
イルム22の撮影範囲外にフイルム情報がサイドプリン
トされる。フイルムカッター27に搬送された長尺写真
フイルム22は、規定長さで切断されて写真フイルムス
トリップ4となり、フイルム搬送路26内のテープ貼付
部29に送り込まれる。
【0046】テープ貼付部29では、図7に示すフロー
チャートにしたがって写真フイルムストリップ4の先端
部4aに接着テープ6が貼り付けられる。写真フイルム
ストリップ4は、搬送ローラ対48によってテープ貼付
部29に送り込まれ、先端部4aが貼付台37上に載置
された状態で停止される。
【0047】写真フイルムストリップ4が供給される
と、供給台33用のエアーブロアが作動して供給台33
のエアー吹出し穴42から上方に向けてエアーを吹き出
す。また、エアーブロアの作動とともに、コンピュータ
38がモータを制御して離型紙31を巻き取るための巻
取り用の巻軸を回転させる。これにより、図1及び5中
において、離型紙31が矢印方向に移動されてエッジ部
材32で鋭角に折り曲げられることにより、接着テープ
6が離型紙から31から剥離される。また、離型紙31
の移動によって、接着テープ6は供給台33のレール部
材40上に向けて搬送される。
【0048】供給台33上に送り込まれた接着テープ6
は、エアー吹出し穴42からの接着面へのエアーの吹き
付けによって浮き上がるとともに、レール部材40によ
る接着面への接触面積が少ないことや、レール部材40
が接着テープ6の接着面が貼り付きにくいように表面処
理されていることから、レール部材40に貼り付くこと
なく供給台33上に搬送される。
【0049】接着テープ6が供給台33の所定位置に搬
送されると、供給台33の反射型光学センサー44が接
着テープ6の四隅を検出する。この検出信号はコンピュ
ータ38に入力される。コンピュータ38は、吸着ヘッ
ド34用のエアーブロア45を作動させるとともに、エ
アーシリンダ35を作動させてプランジャー35aを下
方に突出させる。
【0050】これにより、図5中に2点鎖線で示すよう
に、吸着ヘッド34は供給台33に接近し、レール部材
40上の接着テープ6を吸着する。接着テープ6を吸着
した吸着ヘッド34は、エアーシリンダ35によって再
び上方に移動される。供給台33の反射型光学センサー
44は、吸着ヘッド34に吸着されている接着テープ6
の四隅を検出し、この検出信号をコンピュータ38に入
力する。コンピュータ38は、各反射型光学センサー4
4が接着テープ6の四隅を検出できた場合に、接着テー
プ6が正しい姿勢で吸着ヘッド34に吸着されていると
判断する。
【0051】また、4個の反射型光学センサー44のう
ちの一つでも検出信号がコンピュータ38に入力されな
った場合には、コンピュータ38は、接着テープ6が吸
着ヘッド34に歪んだ状態で吸着されていると判断し、
製造装置を停止させるとともにオペレータに警告を発す
る。この警告としては、例えば製造装置の状況を表示す
るモニターへの表示や、ランプの点滅、ブザー等によっ
て行われる。オペレータは、警告にしたがって吸着ヘッ
ド34から歪んだ状態で吸着されている接着テープを取
り出す等のエラー処理を行い、再度製造装置を稼働させ
る。
【0052】コンピュータ38が接着テープ6が正しい
姿勢で吸着ヘッド34に吸着されていると判断した場合
には、一軸ロボット36を作動させてエアーシリンダ3
5を貼付台37の上方に移動させ、エアーシリンダ35
のプランジャー35aを下方に突出させる。これによ
り、図6中に2点鎖線で示すように、吸着ヘッド34が
吸着面34aで保持した接着テープ6を写真フイルムス
トリップ4の先端部4に貼り付ける。また、この際にコ
ンピュータ38はエアーブロア45を停止して吸着ヘッ
ド34によるエアー吸引を停止する。
【0053】次にコンピュータ38は、エアーシリンダ
35を作動させてプランジャー35aを引き込み、吸着
ヘッド34を貼付台37の上方に移動させる。この際に
吸着ヘッド34はエアー吸引を停止しているので、接着
テープ6は写真フイルムストリップ4の先端部4aに貼
付されたままとなる。
【0054】吸着ヘッド34が上方に移動すると、吸着
ヘッド34の吸着面34aに組み込まれた4個の反射型
光学センサー46が写真フイルムストリップ4の先端部
4aに貼り付けられた接着テープ6の四隅を検出し、こ
の検出信号をコンピュータ38に入力する。コンピュー
タ38は、各反射型光学センサー46が接着テープ6の
四隅を検出できた場合に、接着テープ6が正しい姿勢で
写真フイルムストリップ4に貼り付けられていると判断
し、一軸ロボット36を作動させて吸着ヘッド34を供
給台33上に移動させて次の接着テープ6を吸着させる
とともに、接着テープ6が貼り付けられた写真フイルム
ストリップ4を搬送ローラ対48の回転によってスプー
ル供給経路に向けて搬送させる。
【0055】また、4個の反射型光学センサー46のう
ちの一つでも検出信号がコンピュータ38に入力されな
った場合には、コンピュータ38は、接着テープ6が写
真フイルムストリップ4に歪んだ状態で貼り付けられて
いると判断し、製造装置を停止させるとともに、上述警
告と同様の警告をオペレータに発する。オペレータは、
警告にしたがって歪んだ状態で吸着されている接着テー
プが貼り付けられている差真フイルムストリップ4を取
り出す等のエラー処理を行い、再度製造装置を稼働させ
る。
【0056】上記フイルム供給経路での各部の作動と同
時に、遮光紙供給経路でも各部が作動される。遮光紙供
給部50にセットされた長尺遮光紙51は、定尺引出し
部52によって一定長さが引き出されてトリミング部5
3に搬送される。トリミング部53では、長尺遮光紙5
1の遮光紙ストリップ5の先端部5a,5bになる部分
にトリミングし、更に係止孔17の穿孔を行う。
【0057】トリミング部53でトリミングが施された
長尺遮光紙51は、遮光紙搬送路55内のシール貼付部
56に送り込まれる。このシール貼付部56では、遮光
紙ストリップ5の表面の所定位置に封印シール8が貼り
付けられる。封印シール8が貼り付けられた長尺遮光紙
51は、搬送ローラ対58によってスプール供給経路に
向けて搬送される。
【0058】また同様に、フイルム供給経路,遮光紙供
給経路での作動と同時に、スプール供給経路でも各部が
作動を開始されている。スプールターレット61の外周
の第1ステーションST1では、別のラインで製造され
搬送されてきたスプール3がスプール供給部62からス
プールホルダ71にセットされる。スプール3がスプー
ルホルダ71にセットされたスプールターレット61
は、図4中において時計方向に間欠回転し、スプール3
がセットされたスプールホルダ71を第2ステーション
ST2に停止させる。この第2ステーションST2で
は、スプール位置決め機63によってスプール3のスリ
ット13の向きが位置決めされる。
【0059】スプールターレット61の間欠回転によっ
て位置決めされたスプール3が第3ステージST3に搬
送されると、この第3ステージST3に向けて搬送ロー
ラ対59によって長尺遮光紙51が搬送され、長尺遮光
紙51の先端(後端部5b)がスプール3のスリット1
3に挿入される。長尺遮光紙51の先端がスリット13
に挿入されると、長尺遮光紙51は遮光紙カッター58
によって切断されて遮光紙ストリップ5となる。この状
態で、フイルム巻込み機64がスプール3を巻込み方向
に数回転分回転させ、遮光紙ストリップ5の後端部5b
をスプール3に巻き付ける。
【0060】遮光紙ストリップ5がスプール3に僅かに
巻き付けられると、フイルム供給ラインから写真フイル
ムストリップ4が搬送ローラ対48によって搬送されて
きて、遮光紙ストリップ5の裏面に重ね合わされる。フ
イルム巻込み機64は更にスプール3を巻込み方向に回
転させ、遮光紙ストリップ5と写真フイルムストリップ
4とをスプール3に巻き付ける。この際の巻込み圧力に
よって、写真フイルムストリップ4の先端部4aに接着
された接着テープ6が遮光紙ストリップ5の裏面に貼り
付き、写真フイルムストリップ4が遮光紙ストリップ5
に固定される。
【0061】第3ステージST3で写真フイルムストリ
ップ4と遮光紙ストリップ5とが巻き付けられたスプー
ル3は、遮光紙ストリップ5が巻緩まないように押さえ
られたままスプールターレット61の回転によって次の
第4ステージST4に搬送される。第4ステージST4
では、遮光紙折込み機65によって遮光紙ストリップ5
の先端部5aが内側に折り込まれる。第5ステージST
5では、シール巻付け機66によって遮光紙ストリップ
5の外周に開封シール7が巻き付けられる。
【0062】第6ステージST6では、検査機67によ
って写真用ロールフイルム2の巻径が検査される。この
巻径の検査で不合格となった写真用ロールフイルム2
は、スプールホルダ71から取り出されて装置外に排出
される。
【0063】以上のような各部の動作によって写真用ロ
ールフイルム2が製造され、良品であると判断された写
真用ロールフイルム2は、第7ステージST7でスプー
ルホルダ71から取り出されて集積搬送路68に送り込
まれ、包装装置等に向けて搬送される。
【0064】また、上記実施形態では、離型紙31に一
枚ずつ貼り付けられたラベルタイプの接着テープ6を用
いたが、図8に示すように、長尺接着テープ75を用い
ることもできる。この長尺接着テープ75を用いる場合
には、供給台76の近傍に長尺接着テープ75を規定長
さの接着テープ6に切断するテープカッター77を設け
ればよい。
【0065】本実施実施形態でもテープカッター77で
切断された接着テープ6をエアー吹出し穴79からエア
ーを吹き出す供給台76に供給し、この供給台76上か
ら吸着ヘッド80で吸着する。そして、供給台76の反
射型光学センサー81で接着テープ6の歪みを確認し、
問題がなければ一軸ロボット82とエアーシリンダ83
とを用いて写真フイルムストリップ4の先端部4aに貼
り付ける。そして、貼り付けた接着テープ6の歪みを吸
着ヘッド80の反射型光学センサーで確認すれば、同様
に高精度に接着テープ6の貼り付けを行うことができ
る。
【0066】
【実施例】上記接着テープ6の離型紙31からの剥離力
は、写真フイルムストリップ4への斜め貼りや接着テー
プ6の供給のジャミングを防止するために、70g/2
5mm以下が適当であり、より好ましくは30〜50g
/25mmが適している。また、離型紙31からの接着
テープ6の剥離角度であるエッジ部材32の角度θは、
20°〜50°、好ましくは25°〜35°が適してい
る。
【0067】更に、供給台33のレール部材40の上面
40aの角度θ1は、0°〜15°、好ましくは3°〜
8°となっており、実験の結果この角度では接着テープ
6がレール部材40に貼り付きにくくなる。また、レー
ル部材40の表面処理としては、テフロンコーティング
等が適している。
【0068】なお、上記の実施の形態では120タイプ
の写真用ロールフイルムを製造する製造装置について説
明したが、本発明は220タイプの写真用ロールフイル
ムの製造装置にも用いることができる。また、写真用ロ
ールフイルムの接着テープを例に説明したが、各種製品
のラベル貼り付けに用いることもできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真用ロ
ールフイルムの製造方法及び装置は、フイルム切断工程
と巻付け工程との間で、写真フイルムストリップに接着
テープを貼り付けるようにし、更に吸着ヘッドで接着テ
ープを吸着する際と写真フイルムストリップに貼り付け
る際とに接着テープの歪みを検出するようにしたので、
高精度に接着テープを写真フイルムストリップに貼り付
けることができる。
【0070】また、接着テープの離型紙に対する剥離力
が70g/25mm以下としたので、離型紙から接着テ
ープを適正に剥離することができ、接着テープの斜め貼
りや、接着テープ供給のジャミングを防止することがで
き、製造効率を向上させることができる。
【0071】更に、供給台の上面から接着テープの接着
面に向けてエアーを吹き付けるとともに、供給台の上面
に接着テープの供給方向に沿って接着面にライン状に接
触するレール部材を設けたので、接着テープが供給台に
貼り付くことによる斜め貼りや、ジャミングを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープ貼付部の構成を示す外観斜視図である。
【図2】写真用ロールフイルムの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】写真用ロールフイルムの構成を示す分解斜視図
である。
【図4】写真用ロールフイルムの製造装置の構成を示す
概略図である。
【図5】テープ貼付部の接着テープ供給状態を示す側面
図である。
【図6】テープ貼付部の接着テープ貼付状態を示す側面
図である。
【図7】テープ貼付部の動作順序を示すフローチャート
である。
【図8】本発明の別の実施形態のテープ貼付部の構成を
示す外観斜視図である。
【符号の説明】
2 写真用ロールフイルム 3 スプール 4 写真フイルムストリップ 5 遮光紙ストリップ 6 接着テープ 19 バーコード 22 長尺写真フイルム 29 テープ貼付部 31 離型紙 32 エッジ部材 33 供給台 34 吸着ヘッド 35 エアーシリンダ 36 一軸ロボット 37 貼付台 38 コンピュータ 40 レール部材 42 エアー吹出し穴 44,46 反射型光学センサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺写真フイルムを規定長さの写真フイ
    ルムストリップに切断し、この写真フイルムストリップ
    の少なくとも先端部に遮光紙ストリップを接着テープで
    固定して、写真フイルムストリップの後端部から遮光紙
    ストリップとともにスプールに巻き付ける写真用ロール
    フイルムの製造方法において、 前記長尺写真フイルムを写真フイルムストリップに切断
    するフイルム切断工程と、この写真フイルムストリップ
    を遮光紙ストリップとともにスプールに巻き付ける巻付
    け工程との間に、離型紙から接着テープを剥離して供給
    位置に供給する供給工程と、供給位置にある接着テープ
    を吸着ヘッドで吸着する吸着工程と、吸着ヘッドを写真
    フイルムストリップの搬送路上まで移動させて写真フイ
    ルムストリップの先端部に接着テープを貼り付けるテー
    プ貼付工程とを設けたことを特徴とする写真用ロールフ
    イルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 長尺写真フイルムを規定長さの写真フイ
    ルムストリップに切断し、この写真フイルムストリップ
    の少なくとも先端部に遮光紙ストリップを接着テープで
    固定して、写真フイルムストリップの後端側から遮光紙
    ストリップとともにスプールに巻き付ける写真用ロール
    フイルムの製造方法において、 前記長尺写真フイルムを写真フイルムストリップに切断
    するフイルム切断工程と、この写真フイルムストリップ
    を遮光紙ストリップとともにスプールに巻き付ける巻付
    け工程との間に、離型紙から接着テープを剥離して、接
    着テープの接着面にエアーを吹き付けて貼り付かないよ
    うにする供給台上に供給する供給工程と、供給台上に接
    着テープが供給されたことを検出してから吸着ヘッドで
    接着テープを吸着するとともに、吸着した接着テープの
    歪みを検出する吸着工程と、吸着ヘッドを写真フイルム
    ストリップの搬送路上まで移動させて写真フイルムスト
    リップの先端に接着テープを貼り付けるとともに、貼り
    付けられた接着テープの歪みを検出するテープ貼付工程
    とを設けたことを特徴とする写真用ロールフイルムの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記接着テープは、離型紙に対する剥離
    力が70g/25mm以下であることを特徴とする請求
    項1または2記載の写真用ロールフイルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 長尺写真フイルムを規定長さの写真フイ
    ルムストリップに切断するフイルム切断手段と、この写
    真フイルムストリップの少なくとも先端部に遮光紙スト
    リップを接着テープで固定して、写真フイルムストリッ
    プの後端側から遮光紙ストリップとともにスプールに巻
    き付ける巻付け手段とを備えた写真用ロールフイルムの
    製造装置において、 前記フイルム切断手段と巻付け手段との間に、離型紙か
    ら剥離された接着テープが供給される供給台と、この供
    給台の上面に設けられ、接着テープの接着面に向けてエ
    アーを吹き付けて接着テープが供給台に貼り付かないよ
    うにする複数のエアー吹出し穴と、供給台の上面の四隅
    にそれぞれ設けられ、接着テープの四隅を検出する複数
    の光学センサーと、供給台上の供給位置に供給された接
    着テープを吸着するとともに写真フイルムストリップの
    先端部に貼付する吸着ヘッドと、供給台上の接着テープ
    を吸着する吸着位置と、写真フイルムストリップの先端
    部に接着テープを貼り付ける貼付位置との間で吸着ヘッ
    ドを移動させるヘッド移動手段と、吸着ヘッドの吸着面
    の四隅にそれぞれ設けられ、写真フイルムストリップに
    貼り付けられた接着テープの四隅を検出する複数の光学
    センサーとを設けたことを特徴とする写真用ロールフイ
    ルムの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記供給台の上面には、接着テープの供
    給方向に沿って接着テープの接着面にライン状に接触す
    るレール部材が設けられていることを特徴とする請求項
    の写真用ロールフイルムの製造装置。
JP32161596A 1996-12-02 1996-12-02 写真用ロールフイルムの製造方法及び装置 Pending JPH10161278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6372065B1 (en) * 1999-03-02 2002-04-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Apparatus and method for producing photographic roll film

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6372065B1 (en) * 1999-03-02 2002-04-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Apparatus and method for producing photographic roll film

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