JP2003193966A - 可変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結合構造 - Google Patents
可変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結合構造Info
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- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
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- F04B27/1054—Actuating elements
- F04B27/1072—Pivot mechanisms
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動軸の回転力がロータと斜板アセンブリに
ほぼ均等に分散して伝達できるように結合構造を変更
し、駆動部の摩擦を減らしながら使用寿命を延ばすよう
にした可変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブ
リとの結合構造を提供する。 【解決手段】 ロータの一側に傾斜角調節可能にヒンジ
結合される斜板アセンブリを駆動軸の回転力で回転さ
せ、シリンダボア内でピストンの往復動を可能にした可
変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結
合構造において、前記斜板アセンブリは、前記駆動軸が
貫通する駆動軸貫通孔及び外周に複数のピン孔が設けら
れたボスを含むハブと；前記ボスの外周面に結合される
とともに、前記ピストンが設けられる斜板プレートと；
から構成され、前記駆動軸には、前記ボスのピン孔に対
応し、相互に連通し且つ交差する複数の長孔が軸方向に
貫設されており、前記ピン孔とこれらに対応する長孔と
を貫通する多数の結合ピンが、前記斜板アセンブリと駆
動軸とを結合させることを特徴とする。
ほぼ均等に分散して伝達できるように結合構造を変更
し、駆動部の摩擦を減らしながら使用寿命を延ばすよう
にした可変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブ
リとの結合構造を提供する。 【解決手段】 ロータの一側に傾斜角調節可能にヒンジ
結合される斜板アセンブリを駆動軸の回転力で回転さ
せ、シリンダボア内でピストンの往復動を可能にした可
変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結
合構造において、前記斜板アセンブリは、前記駆動軸が
貫通する駆動軸貫通孔及び外周に複数のピン孔が設けら
れたボスを含むハブと；前記ボスの外周面に結合される
とともに、前記ピストンが設けられる斜板プレートと；
から構成され、前記駆動軸には、前記ボスのピン孔に対
応し、相互に連通し且つ交差する複数の長孔が軸方向に
貫設されており、前記ピン孔とこれらに対応する長孔と
を貫通する多数の結合ピンが、前記斜板アセンブリと駆
動軸とを結合させることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は可変容量型斜板式圧
縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結合構造に関する。
縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車用空気調和機を構成する圧縮機
は、自動車のプーリーを経て伝逹されるエンジンの動力
を、電子クラッチの断続作用により選択的に受け取り、
蒸発器で熱交換された冷媒を吸い込んだ後、ピストンの
直線往復動により圧縮して凝縮器に吐出する装置であ
る。可変容量型斜板式圧縮機の従来技術の一例として、
２００２年４月１７日に公開された韓国公開特許公報第
２００２−２８６１９号（特許文献１）がある。
は、自動車のプーリーを経て伝逹されるエンジンの動力
を、電子クラッチの断続作用により選択的に受け取り、
蒸発器で熱交換された冷媒を吸い込んだ後、ピストンの
直線往復動により圧縮して凝縮器に吐出する装置であ
る。可変容量型斜板式圧縮機の従来技術の一例として、
２００２年４月１７日に公開された韓国公開特許公報第
２００２−２８６１９号（特許文献１）がある。
【０００３】図１及び図２に示すように、斜板アセンブ
リ１０はハブ１１と斜板プレート１５とからなる。ハブ
１１のボス１２に、駆動軸２０を貫通させる駆動軸貫通
孔１３が形成される。駆動軸貫通孔１３は角をなす第１
垂直部１６と第１水平部１４を持つ略四角形状の内面を
呈している。ボス１２には駆動軸貫通孔１３と直交する
単一のピン孔１２ａが形成されている。斜板プレート１
５にはハブ１１の外周面に結合される結合孔１５ａが形
成されており、その縁部には図１に示すようにピストン
４０が結合されている。
リ１０はハブ１１と斜板プレート１５とからなる。ハブ
１１のボス１２に、駆動軸２０を貫通させる駆動軸貫通
孔１３が形成される。駆動軸貫通孔１３は角をなす第１
垂直部１６と第１水平部１４を持つ略四角形状の内面を
呈している。ボス１２には駆動軸貫通孔１３と直交する
単一のピン孔１２ａが形成されている。斜板プレート１
５にはハブ１１の外周面に結合される結合孔１５ａが形
成されており、その縁部には図１に示すようにピストン
４０が結合されている。
【０００４】一方、ボス１２の駆動軸貫通孔１３内を貫
通する駆動軸２０の外面は、駆動軸貫通孔１３の内面と
ほぼ同一の形状である、角をなす第２垂直部２１及び第
２水平部２２からなる。駆動軸２０の第２垂直部２２に
は、単一の長孔２３が、軸方向に沿って形成されてい
て、ここには、ボス１２に形成されたピン孔１２ａに挿
入された結合ピン３０がスライド自在に貫通している。
通する駆動軸２０の外面は、駆動軸貫通孔１３の内面と
ほぼ同一の形状である、角をなす第２垂直部２１及び第
２水平部２２からなる。駆動軸２０の第２垂直部２２に
は、単一の長孔２３が、軸方向に沿って形成されてい
て、ここには、ボス１２に形成されたピン孔１２ａに挿
入された結合ピン３０がスライド自在に貫通している。
【０００５】前記のように駆動軸２０と斜板アセンブリ
１０とが結合された従来の構成によれば、斜板アセンブ
リ１０の傾斜角が増す過程で、ハブ１１が結合ピン３０
により駆動軸２０に支持されているので、斜板アセンブ
リ１０の回転中心部は駆動軸２０に沿って移動する。駆
動軸２０にはその長手方向へ長孔２３が形成され、長孔
２３にはハブ１１のボス１２に支持された結合ピン３０
が貫通しているので、斜板アセンブリ１０の傾斜角が大
きくなるに従って、結合ピン３０が長孔２３に沿って移
動する。従って、ハブ１１も駆動軸２０に沿って回動し
ながら移動する。
１０とが結合された従来の構成によれば、斜板アセンブ
リ１０の傾斜角が増す過程で、ハブ１１が結合ピン３０
により駆動軸２０に支持されているので、斜板アセンブ
リ１０の回転中心部は駆動軸２０に沿って移動する。駆
動軸２０にはその長手方向へ長孔２３が形成され、長孔
２３にはハブ１１のボス１２に支持された結合ピン３０
が貫通しているので、斜板アセンブリ１０の傾斜角が大
きくなるに従って、結合ピン３０が長孔２３に沿って移
動する。従って、ハブ１１も駆動軸２０に沿って回動し
ながら移動する。
【０００６】従来技術では、駆動軸２０の回転トルクを
斜板アセンブリ１０のハブ１１に伝逹する際に、駆動軸
貫通孔１３の内面形状を略四角断面形状にするととも
に、駆動軸２０の外面形状を駆動軸貫通孔１３の内面形
状に対応する略四角断面形状にすることで、単一の結合
ピン３０に作用する曲げモーメントを最小化し、駆動軸
２０に対する斜板アセンブリ１０の傾斜角の変位を大き
く取れるようにするとともに、斜板アセンブリ１０の様
々な傾斜位置で駆動軸２０を安定的に支持するようにし
ていた。しかし、従来技術は次のような問題点があっ
た。すなわち、この従来技術では、第一に、前記駆動軸
貫通孔１３の内面と駆動軸２０の外面を別途の工程で四
角形状に加工する必要があり、また、斜板アセンブリの
傾斜角に合わせて精緻に加工しなければならないという
問題点があった。
斜板アセンブリ１０のハブ１１に伝逹する際に、駆動軸
貫通孔１３の内面形状を略四角断面形状にするととも
に、駆動軸２０の外面形状を駆動軸貫通孔１３の内面形
状に対応する略四角断面形状にすることで、単一の結合
ピン３０に作用する曲げモーメントを最小化し、駆動軸
２０に対する斜板アセンブリ１０の傾斜角の変位を大き
く取れるようにするとともに、斜板アセンブリ１０の様
々な傾斜位置で駆動軸２０を安定的に支持するようにし
ていた。しかし、従来技術は次のような問題点があっ
た。すなわち、この従来技術では、第一に、前記駆動軸
貫通孔１３の内面と駆動軸２０の外面を別途の工程で四
角形状に加工する必要があり、また、斜板アセンブリの
傾斜角に合わせて精緻に加工しなければならないという
問題点があった。
【０００７】第二に、駆動軸２０の第２垂直部２１と、
ハブ１１の第１垂直部１６との摩擦接触が多く、斜板ア
センブリ１０の傾斜角の変化が円滑に行われないという
問題点があった。
ハブ１１の第１垂直部１６との摩擦接触が多く、斜板ア
センブリ１０の傾斜角の変化が円滑に行われないという
問題点があった。
【０００８】第三に、圧縮機駆動中に、ピストン４０に
よる圧縮荷重により、斜板アセンブリ１０の斜板プレー
ト１５のねじれがたびたび生じると言う問題があった。
このような問題を根本的に解決しない限り、より安定し
た斜板アセンブリの傾斜可変作動ができない状況であっ
た。
よる圧縮荷重により、斜板アセンブリ１０の斜板プレー
ト１５のねじれがたびたび生じると言う問題があった。
このような問題を根本的に解決しない限り、より安定し
た斜板アセンブリの傾斜可変作動ができない状況であっ
た。
【０００９】一方、可変容量型斜板式圧縮機に係る従来
技術の他の例として、１９９４年１１月１日に公開され
た特開平６−３０７３３３号公報（特許文献２）と、１
９９６年１月１６日に公開された特開平８−１４１５７
号公報（特許文献３）とが知られている。
技術の他の例として、１９９４年１１月１日に公開され
た特開平６−３０７３３３号公報（特許文献２）と、１
９９６年１月１６日に公開された特開平８−１４１５７
号公報（特許文献３）とが知られている。
【００１０】前述した従来技術の他の例は、図示しては
いないが、駆動軸に単一の結合ピンが挿入される単一の
長孔を形成し、結合ピンの移動を可能にした構造であ
る。しかし、このような従来技術も前述した第二の問題
点を抱えていた。
いないが、駆動軸に単一の結合ピンが挿入される単一の
長孔を形成し、結合ピンの移動を可能にした構造であ
る。しかし、このような従来技術も前述した第二の問題
点を抱えていた。
【特許文献１】 韓国公開特許第２００２−２８６１
９号公報
９号公報
【特許文献２】 特開平６−３０７３３３号公報
【特許文献３】 特開平８−１４１５７号公報
【特許文献４】 特開平１１−１２５１７６号公報
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点を解決するためのもので、その目的は、駆動
軸の回転力がロータと斜板アセンブリにほぼ均等に分散
して伝えられるような結合構造に変更し、駆動部の摩擦
力を防止しながら使用寿命を延ばすようにした可変容量
型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結合構造
を提供することにある。
術の問題点を解決するためのもので、その目的は、駆動
軸の回転力がロータと斜板アセンブリにほぼ均等に分散
して伝えられるような結合構造に変更し、駆動部の摩擦
力を防止しながら使用寿命を延ばすようにした可変容量
型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結合構造
を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ロータの一側に傾斜角調節可能にヒン
ジ結合される斜板アセンブリを駆動軸の回転力で回転さ
せ、シリンダボア内でピストンの往復動を可能にした可
変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結
合構造において、前記斜板アセンブリが、前記駆動軸が
貫通する駆動軸貫通孔及び外周に複数のピン孔が設けら
れたボスを含むハブと；前記ボスの外周面に結合される
とともに、前記ピストンが設けられる斜板プレートと；
から構成され、前記駆動軸には、前記ボスのピン孔に対
応し、相互に連通し且つ交差する複数の長孔が軸方向に
貫設されており、前記ピン孔とこれらに対応する長孔と
を貫通する多数の結合ピンが、前記斜板アセンブリと駆
動軸とを結合させている。
に、本発明では、ロータの一側に傾斜角調節可能にヒン
ジ結合される斜板アセンブリを駆動軸の回転力で回転さ
せ、シリンダボア内でピストンの往復動を可能にした可
変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結
合構造において、前記斜板アセンブリが、前記駆動軸が
貫通する駆動軸貫通孔及び外周に複数のピン孔が設けら
れたボスを含むハブと；前記ボスの外周面に結合される
とともに、前記ピストンが設けられる斜板プレートと；
から構成され、前記駆動軸には、前記ボスのピン孔に対
応し、相互に連通し且つ交差する複数の長孔が軸方向に
貫設されており、前記ピン孔とこれらに対応する長孔と
を貫通する多数の結合ピンが、前記斜板アセンブリと駆
動軸とを結合させている。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可変容量型斜板式
圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結合構造に係る好
適な実施例を添付図を参照して詳細に説明する。図３は
本発明の可変容量型斜板式圧縮機の内部構成を示す断面
図であり、図４は図３に示す駆動軸と斜板アセンブリと
の結合関係を示す分離斜視図であり、図５は図４に示す
駆動軸と斜板アセンブリとの組立状態を示す斜視図であ
り、図６は図４に示す駆動軸に結合ピンが嵌挿された状
態を示す斜視図である。
圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結合構造に係る好
適な実施例を添付図を参照して詳細に説明する。図３は
本発明の可変容量型斜板式圧縮機の内部構成を示す断面
図であり、図４は図３に示す駆動軸と斜板アセンブリと
の結合関係を示す分離斜視図であり、図５は図４に示す
駆動軸と斜板アセンブリとの組立状態を示す斜視図であ
り、図６は図４に示す駆動軸に結合ピンが嵌挿された状
態を示す斜視図である。
【００１４】本発明は駆動軸と斜板アセンブリとの結合
構造に関するものであるが、これについて詳細に説明す
る前に、まず本発明が適用される圧縮機の全体構造を説
明する。図示したように、本発明の構造はシリンダーブ
ロック１００と、前方ハウジング２００と、後方ハウジ
ング３００と、ピストン４００と、駆動軸５００と、ロ
ータ６００と、斜板アセンブリ７００と、バルブユニッ
ト８００と、コントロールバルブ９００とを含んでい
る。
構造に関するものであるが、これについて詳細に説明す
る前に、まず本発明が適用される圧縮機の全体構造を説
明する。図示したように、本発明の構造はシリンダーブ
ロック１００と、前方ハウジング２００と、後方ハウジ
ング３００と、ピストン４００と、駆動軸５００と、ロ
ータ６００と、斜板アセンブリ７００と、バルブユニッ
ト８００と、コントロールバルブ９００とを含んでい
る。
【００１５】シリンダーブロック１００は、センターボ
ア１１０と、このセンターボア１１０の周辺に放射状に
等間隔に前後貫通形成された多数のシリンダボア１２０
とを具備している。前方ハウジング２００と後方ハウジ
ング３００とはシリンダーブロック１００の前後方端部
にそれぞれ配置され、これら部品は長いボルト２１０に
より一つに結合される。ピストン４００は個々のシリン
ダボア１２０内にスライド可能に配置され、ボディ部４
１０とブリッジ部４２０とを有する。
ア１１０と、このセンターボア１１０の周辺に放射状に
等間隔に前後貫通形成された多数のシリンダボア１２０
とを具備している。前方ハウジング２００と後方ハウジ
ング３００とはシリンダーブロック１００の前後方端部
にそれぞれ配置され、これら部品は長いボルト２１０に
より一つに結合される。ピストン４００は個々のシリン
ダボア１２０内にスライド可能に配置され、ボディ部４
１０とブリッジ部４２０とを有する。
【００１６】駆動軸５００は、前方ハウジング２００の
前方壁面中央を回動可能に貫通し、前方ハウジング２０
０の内部のクランク室２２０を経てシリンダーブロック
１００の中央に設置され、後端部が回動可能に支持され
るようになっている。シリンダーブロック１００と前方
ハウジング２００とから形成される内部空間は機密状態
の空間でクランク室２００として使われる。ロータ６０
０はクランク室２２０内の前方に、即ち駆動軸５００の
まわりに設置され、駆動軸５００と一体に回転する。
前方壁面中央を回動可能に貫通し、前方ハウジング２０
０の内部のクランク室２２０を経てシリンダーブロック
１００の中央に設置され、後端部が回動可能に支持され
るようになっている。シリンダーブロック１００と前方
ハウジング２００とから形成される内部空間は機密状態
の空間でクランク室２００として使われる。ロータ６０
０はクランク室２２０内の前方に、即ち駆動軸５００の
まわりに設置され、駆動軸５００と一体に回転する。
【００１７】斜板アセンブリ７００はクランク室２２０
内部中央に、即ち駆動軸５００のまわりに傾斜調節可能
に設置される。更に詳しくは、斜板アセンブリ７００と
ロータ６００とはヒンジ機構によって連結され、一体に
回転する。即ち、支持アーム６１０はロータ６００の一
側面から軸に沿って外方に突出し、アーム７０１は斜板
アセンブリ７００の一表面からロータ６００の支持アー
ム６１０へ突出する。前記支持アーム６１０とアーム７
０１とはピン７２０によって連結される。
内部中央に、即ち駆動軸５００のまわりに傾斜調節可能
に設置される。更に詳しくは、斜板アセンブリ７００と
ロータ６００とはヒンジ機構によって連結され、一体に
回転する。即ち、支持アーム６１０はロータ６００の一
側面から軸に沿って外方に突出し、アーム７０１は斜板
アセンブリ７００の一表面からロータ６００の支持アー
ム６１０へ突出する。前記支持アーム６１０とアーム７
０１とはピン７２０によって連結される。
【００１８】また、斜板アセンブリ７００の外周一部は
ピストン４００のブリッジ部４２０に回転可能に挿入さ
れる。前記の如く斜板アセンブリ７００がロータ６００
とピストン４００のブリッジ部４２０とに連結されるこ
とにより、駆動軸５００により回転するロータ６００と
一緒に回転するとともに、クランク室２２０内の圧力に
応じてピン７２０を中心に前後回転し、これにより斜板
アセンブリ７００の傾斜調節が可能になる。
ピストン４００のブリッジ部４２０に回転可能に挿入さ
れる。前記の如く斜板アセンブリ７００がロータ６００
とピストン４００のブリッジ部４２０とに連結されるこ
とにより、駆動軸５００により回転するロータ６００と
一緒に回転するとともに、クランク室２２０内の圧力に
応じてピン７２０を中心に前後回転し、これにより斜板
アセンブリ７００の傾斜調節が可能になる。
【００１９】一方、バルブユニット８００はシリンダー
ブロック１００と後方ハウジング３００との間に設置さ
れ、冷媒の吸入及び吐出を制御する。以上、本発明が適
用される圧縮機の全体構造を説明した。
ブロック１００と後方ハウジング３００との間に設置さ
れ、冷媒の吸入及び吐出を制御する。以上、本発明が適
用される圧縮機の全体構造を説明した。
【００２０】以下、本発明の要旨である駆動軸と斜板ア
センブリとの結合構造について詳細に説明する。斜板ア
センブリ７００はハブ７１０と斜板プレート７３０とか
ら構成される。ハブ７１０は、駆動軸５００が通過する
駆動軸貫通孔７１１と、外周に複数のピン孔７２１、７
２２、７２３が形成されたボス７４０とを含む。
センブリとの結合構造について詳細に説明する。斜板ア
センブリ７００はハブ７１０と斜板プレート７３０とか
ら構成される。ハブ７１０は、駆動軸５００が通過する
駆動軸貫通孔７１１と、外周に複数のピン孔７２１、７
２２、７２３が形成されたボス７４０とを含む。
【００２１】斜板プレート７３０の中央には、斜板プレ
ート７３０とボス７４０の外周面との結合のための結合
孔７３１が形成され、斜板プレート７３０の縁部には、
図３に示すようにピストン４００が設置される。ここ
で、斜板プレート７３０とボス７４０とは、その結合孔
７３１とボス７４０の外周面との間で、螺合または締ま
りばめにより固定結合する。
ート７３０とボス７４０の外周面との結合のための結合
孔７３１が形成され、斜板プレート７３０の縁部には、
図３に示すようにピストン４００が設置される。ここ
で、斜板プレート７３０とボス７４０とは、その結合孔
７３１とボス７４０の外周面との間で、螺合または締ま
りばめにより固定結合する。
【００２２】駆動軸５００には、ボス７４０のピン孔７
２１、７２２、７２３に対応する複数の長孔５１０、５
１１が軸方向に貫設されており、長孔５１０、５１１は
相互に連通し、且つ交差する。斜板アセンブリ７００の
ハブ７１０と駆動軸５００とは、ピン孔７２１、７２
２、７２３とこれらに対応する長孔５１０、５１１とを
貫通する多数の結合ピン７６０、７６１、７６２によっ
て結合される。
２１、７２２、７２３に対応する複数の長孔５１０、５
１１が軸方向に貫設されており、長孔５１０、５１１は
相互に連通し、且つ交差する。斜板アセンブリ７００の
ハブ７１０と駆動軸５００とは、ピン孔７２１、７２
２、７２３とこれらに対応する長孔５１０、５１１とを
貫通する多数の結合ピン７６０、７６１、７６２によっ
て結合される。
【００２３】ここで、結合ピン７６０が単一個結合され
るように、長孔５１０、５１１のうちの一つに対応する
ピン孔７２１は一つ形成され、一方、結合ピン７６１、
７６２が複数個結合されるように、長孔５１０、５１１
のうちの他の一つに対応するピン孔７２２、７２３は間
隔をおいて少なくとも２つ以上形成されることが好まし
い。
るように、長孔５１０、５１１のうちの一つに対応する
ピン孔７２１は一つ形成され、一方、結合ピン７６１、
７６２が複数個結合されるように、長孔５１０、５１１
のうちの他の一つに対応するピン孔７２２、７２３は間
隔をおいて少なくとも２つ以上形成されることが好まし
い。
【００２４】一方、長孔５１０、５１１は駆動軸５００
に２つ形成され、相互に連通し、且つ直交する。駆動軸
５００を軸方向と直角方向に切断すると、略「＋」字形
状になる。そして、複数個の結合ピン７６１、７６２の
間に単一の結合ピン７６０が位値する。斜板プレート７
３０の結合孔７３１の内面は、ピン孔７２１、７２２、
７２３からの結合ピン７６０、７６１、７６２の離脱を
防止するために、ピン孔７２１、７２２、７２３をカバ
ーするようになっている。
に２つ形成され、相互に連通し、且つ直交する。駆動軸
５００を軸方向と直角方向に切断すると、略「＋」字形
状になる。そして、複数個の結合ピン７６１、７６２の
間に単一の結合ピン７６０が位値する。斜板プレート７
３０の結合孔７３１の内面は、ピン孔７２１、７２２、
７２３からの結合ピン７６０、７６１、７６２の離脱を
防止するために、ピン孔７２１、７２２、７２３をカバ
ーするようになっている。
【００２５】前記のような駆動軸と斜板アセンブリとの
結合構造を持つ本発明の作用を説明すると次の通りであ
る。まず、駆動軸５００が回転すると、この駆動軸５０
０の回転力は下記のような経路を経て伝逹され、斜板プ
レート７３０が回転し、ピストン４００がシリンダボア
１２０内で往復動される。第１伝逹経路は、駆動軸５０
０に単一の結合ピン７６０及び複数の結合ピン７６１、
７６２によって結合されているボス７４０を経て斜板プ
レート７３０へ伝逹される経路である。
結合構造を持つ本発明の作用を説明すると次の通りであ
る。まず、駆動軸５００が回転すると、この駆動軸５０
０の回転力は下記のような経路を経て伝逹され、斜板プ
レート７３０が回転し、ピストン４００がシリンダボア
１２０内で往復動される。第１伝逹経路は、駆動軸５０
０に単一の結合ピン７６０及び複数の結合ピン７６１、
７６２によって結合されているボス７４０を経て斜板プ
レート７３０へ伝逹される経路である。
【００２６】次に、第２伝逹経路はロータ６００を経由
し、傾斜角変位可能に設置されたハブ７１０のボス７４
０を経て斜板プレート７３０へ伝逹される経路である。
本発明の、複数の結合ピン７６１、７６２がさらに追加
された構成は、駆動軸５００の回転力が二つの伝逹経路
に分岐するので、従来技術に比べると、駆動軸５００の
回転力が集中的にロータ６００のみに加えられる副作用
を根本的に遮断し、駆動軸５００とハブ７１０との摩擦
抵抗が少なくて傾斜角の変化が円滑に実現される。
し、傾斜角変位可能に設置されたハブ７１０のボス７４
０を経て斜板プレート７３０へ伝逹される経路である。
本発明の、複数の結合ピン７６１、７６２がさらに追加
された構成は、駆動軸５００の回転力が二つの伝逹経路
に分岐するので、従来技術に比べると、駆動軸５００の
回転力が集中的にロータ６００のみに加えられる副作用
を根本的に遮断し、駆動軸５００とハブ７１０との摩擦
抵抗が少なくて傾斜角の変化が円滑に実現される。
【００２７】一方、斜板アセンブリ７００の傾斜角を可
変にする構造は従来と異なり、単一の結合ピン７６０が
挿入される長孔５１０と相互に直交するとともに連通す
る別途の垂直長孔５１１を、駆動軸５００に形成する。
変にする構造は従来と異なり、単一の結合ピン７６０が
挿入される長孔５１０と相互に直交するとともに連通す
る別途の垂直長孔５１１を、駆動軸５００に形成する。
【００２８】そして、垂直長孔５１１内に複数の結合ピ
ン７６１、７６２を挿入し、斜板アセンブリ７００の傾
斜角が変る時、垂直長孔５１１内において複数の結合ピ
ン７６１、７６２が傾いた状態で位置移動すると、圧縮
機の駆動中ピストン４００による圧縮荷重により、斜板
アセンブリ７００の斜板プレート７３０のねじれを根本
的に遮断し、より安定的な斜板アセンブリの傾斜可変作
動が可能である。
ン７６１、７６２を挿入し、斜板アセンブリ７００の傾
斜角が変る時、垂直長孔５１１内において複数の結合ピ
ン７６１、７６２が傾いた状態で位置移動すると、圧縮
機の駆動中ピストン４００による圧縮荷重により、斜板
アセンブリ７００の斜板プレート７３０のねじれを根本
的に遮断し、より安定的な斜板アセンブリの傾斜可変作
動が可能である。
【００２９】
【発明の効果】以上詳述したように、駆動軸５００に垂
直長孔５１１を形成し、また垂直長孔５１１に複数の結
合ピン７６１、７６２を嵌挿した本発明の構成は、従来
ボスの駆動軸貫通孔の内面と、これに対応する駆動軸の
外面とを四角断面形状にする必要がないので、コストを
低減するのみならず、加工精度を向上させることができ
る。
直長孔５１１を形成し、また垂直長孔５１１に複数の結
合ピン７６１、７６２を嵌挿した本発明の構成は、従来
ボスの駆動軸貫通孔の内面と、これに対応する駆動軸の
外面とを四角断面形状にする必要がないので、コストを
低減するのみならず、加工精度を向上させることができ
る。
【図１】従来技術に係る可変容量型斜板式圧縮機の断面
図である。
図である。
【図２】図１に示す駆動軸と斜板アセンブリとの結合関
係を示す分離斜視図である。
係を示す分離斜視図である。
【図３】本発明に係る可変容量型斜板式圧縮機の内部構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【図４】図３に示す駆動軸と斜板アセンブリとの結合関
係を示す分離斜視図である。
係を示す分離斜視図である。
【図５】図４に示す駆動軸と斜板アセンブリとの組立状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図６】図４に示す駆動軸に結合ピンが嵌挿された状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
１２０ シリンダボア
４００ ピストン
５００ 駆動軸
５１０、５１１ 長孔
６００ ロータ
７１０ ハブ
７２１、７２２、７２３ ピン孔
７３０ 斜板プレート
７４０ ボス
７６０、７６１、７６２ 結合ピン
Claims (5)
- 【請求項１】 ロータの一側に傾斜角調節可能にヒンジ
結合される斜板アセンブリを駆動軸の回転力で回転さ
せ、シリンダボア内でピストンの往復動を可能にした可
変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結
合構造において、 前記斜板アセンブリは、前記駆動軸が貫通する駆動軸貫
通孔及び外周に複数個のピン孔が設けられたボスを含む
ハブと；前記ボスの外周面に結合されるとともに、前記
ピストンが設けられる斜板プレートと；から構成され、 前記駆動軸には、前記ボスのピン孔に対応し、相互に連
通し且つ交差する複数の長孔が軸方向に貫設されてお
り、 前記ピン孔とこれらに対応する長孔とを貫通する多数の
結合ピンが、前記斜板アセンブリと駆動軸とを結合させ
ることを特徴とする可変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と
斜板アセンブリとの結合構造。 - 【請求項２】 前記結合ピンが単一個結合されるよう
に、前記長孔のうちの一つに対応する前記ピン孔が一つ
形成され、 前記結合ピンが複数個結合されるように、前記長孔のう
ちの他の一つに対応する前記ピン孔は間隔をおいて少な
くとも２つ以上形成されることを特徴とする請求項１記
載の可変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリ
との結合構造。 - 【請求項３】 前記複数個の結合ピンの間に前記単一の
結合ピンが位置することを特徴とする請求項２記載の可
変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結
合構造。 - 【請求項４】 前記長孔は前記駆動軸に２つ形成され、
相互に連通し、且つ直交することを特徴とする請求項２
記載の可変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブ
リとの結合構造。 - 【請求項５】 前記結合ピンの前記ピン孔からの離脱を
防止するために、前記斜板プレート７３０は前記ピン孔
をカバーするようになっていることを特徴とする請求項
１記載の可変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセン
ブリとの結合構造。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
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| KR1020010078485A KR100759423B1 (ko) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 용량가변형 사판식 압축기 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003193966A true JP2003193966A (ja) | 2003-07-09 |
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ID=19716924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002361261A Pending JP2003193966A (ja) | 2001-12-12 | 2002-12-12 | 可変容量型斜板式圧縮機の駆動軸と斜板アセンブリとの結合構造 |
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| Country | Link |
|---|---|
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| EP (1) | EP1319834B1 (ja) |
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| KR (1) | KR100759423B1 (ja) |
| DE (1) | DE60202933D1 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005047697A1 (ja) * | 2003-11-14 | 2005-05-26 | Valeo Thermal Systems Japan Corporation | 斜板式圧縮機 |
| WO2007116936A1 (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-18 | Calsonic Kansei Corporation | 可変容量圧縮機 |
| KR100922123B1 (ko) | 2007-03-06 | 2009-10-16 | 학교법인 두원학원 | 사판식 압축기에서의 구동축과 사판의 연결구조 |
| KR101160626B1 (ko) | 2010-10-05 | 2012-06-28 | 한국델파이주식회사 | 요동조립체 |
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|---|---|---|---|---|
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| KR101104275B1 (ko) * | 2005-08-19 | 2012-01-12 | 한라공조주식회사 | 가변용량형 사판식 압축기 |
| KR100856778B1 (ko) * | 2006-04-26 | 2008-09-05 | 엘지전자 주식회사 | 분리형 컨넥팅 로드 및 그를 구비한 압축기 |
| US7455009B2 (en) * | 2006-06-09 | 2008-11-25 | Visteon Global Technologies, Inc. | Hinge for a variable displacement compressor |
| CN102937075A (zh) * | 2012-11-07 | 2013-02-20 | 苏州新豪轴承有限公司 | 一种汽车空调压缩装置 |
| JP2016102434A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 株式会社豊田自動織機 | 可変容量型斜板式圧縮機 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3026518B2 (ja) * | 1991-07-03 | 2000-03-27 | サンデン株式会社 | 容量可変型揺動板式圧縮機 |
| JP3277600B2 (ja) | 1993-04-21 | 2002-04-22 | 株式会社豊田自動織機 | 容量可変型斜板式圧縮機 |
| JPH0814157A (ja) | 1994-06-27 | 1996-01-16 | Sanden Corp | 可変容量斜板式圧縮機 |
| DE19523282A1 (de) * | 1995-06-27 | 1997-01-02 | Bosch Gmbh Robert | Kolbenpumpe |
| JPH10176655A (ja) * | 1996-12-13 | 1998-06-30 | Zexel Corp | 可変容量型斜板式圧縮機 |
| JPH11125176A (ja) | 1997-10-21 | 1999-05-11 | Calsonic Corp | 斜板式可変容量圧縮機 |
| KR100282042B1 (ko) * | 1998-11-10 | 2001-02-15 | 토마스 데주어 | 가변용량 사판식 압축기 |
-
2001
- 2001-12-12 KR KR1020010078485A patent/KR100759423B1/ko active IP Right Grant
-
2002
- 2002-12-11 US US10/316,813 patent/US6782798B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-12-12 DE DE60202933T patent/DE60202933D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-12-12 EP EP02027795A patent/EP1319834B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-12-12 JP JP2002361261A patent/JP2003193966A/ja active Pending
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| WO2005047697A1 (ja) * | 2003-11-14 | 2005-05-26 | Valeo Thermal Systems Japan Corporation | 斜板式圧縮機 |
| JP2005146968A (ja) * | 2003-11-14 | 2005-06-09 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 斜板式圧縮機 |
| WO2007116936A1 (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-18 | Calsonic Kansei Corporation | 可変容量圧縮機 |
| CN101421515B (zh) * | 2006-04-07 | 2011-08-03 | 康奈可关精株式会社 | 可变容量压缩机 |
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| US6782798B2 (en) | 2004-08-31 |
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|
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060704 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070109 |