JP2003192241A - 両面機能を有する画像形成装置 - Google Patents

両面機能を有する画像形成装置

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JP2003192241A
JP2003192241A JP2001397893A JP2001397893A JP2003192241A JP 2003192241 A JP2003192241 A JP 2003192241A JP 2001397893 A JP2001397893 A JP 2001397893A JP 2001397893 A JP2001397893 A JP 2001397893A JP 2003192241 A JP2003192241 A JP 2003192241A
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満 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面機能を有し通常使用する排紙トレイの他
に第2の排紙トレイを有しながら、コンパクトな装置を
提供する。 【解決手段】 感光体4より上部でかつスキャナユニッ
ト17よりも下部に排紙トレイ10を有し、定着ローラ
6の下流に分岐爪8、正逆転可能なスイッチバックロー
ラ11、転写紙の後端を検知する反転センサ12、スイ
ッチバックした転写紙を転写ローラ5に再給紙する経
路、及びスイッチバックローラ11の下流でかつ排紙ト
レイ10よりも上部に設けた第2の排紙トレイ18を有
する両面プリント可能な画像形成装置であって、両面プ
リント時には片面プリントした転写紙をスイッチバック
ローラ11で搬送し、転写紙の一部を第2の排紙トレイ
18上に出して、転写紙の後端を検知したらスイッチバ
ックローラ11を逆転させ再給紙して両面プリントを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面プリント機能
をもつ複写機、デジタル複合機などの画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平9−297440号公報では、定
着ユニットの下流に分岐手段を設け、機械右側に設けた
両面装置にてスイッチバックして両面プリントを得る構
成が提案されている(この特許自身の内容はそのジャム
処理に関する内容である)。この構成では機械全体の幅
が両面機能がない場合に比べてかなり大きくなってしま
う。更に、近年、複写機にプリンタ機能やFAX機能が
複合化されてきており、転写紙を別の排紙トレイに分け
て排出する要求が高くなっているが、この場合には、プ
リントした転写紙は定着後に排紙トレイ部に排出される
ようになっている。従って、このような構成で、転写紙
を別の排紙トレイに仕分けるためには、排出部の下流に
分岐手段を設ける必要があり、その分の幅を確保するた
めに幅寸法が大きなものになってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複写機や、プリンタ機
能やFAX機能をもつ複合機も小型化が要求され、デス
クトップ設置を考慮すると機械幅は600mm程度以
下、高さは500mm程度以下の大きさにする必要があ
る(また、デスクトップでなくコンソール型としても、
給紙容量の確保のために給紙トレイの段数を増やすため
には、両面機構や排紙スペースを極力小さくする必要が
ある)。両面装置や手差し給紙装置や転写紙の排紙スペ
ース、仕分けのための第2の排紙スペースも含めて前記
の大きさ以下にすることは従来の構成では難しい。
【0004】本発明は、両面機能を有し通常使用する排
紙トレイの他に第2の排紙トレイを有しながら、コンパ
クトな装置を得ることを目的とする。
【0005】また、本発明は、第2の排紙トレイが満載
になることによって、両面プリント時に紙詰まりが発生
することを防ぐことを目的とする。
【0006】また、本発明は、ユーザが、第2の排紙ト
レイ上の転写紙ではなく両面プリント中の転写紙を誤っ
て取り出すことを防ぐことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
給紙手段から給紙された転写紙に転写部の像担持体で転
写し定着装置で定着した後、像担持体より上部でかつス
キャナユニットよりも下部に設けられた排紙トレイに排
出する画像形成装置において、定着装置の下流に搬送分
岐手段、正逆転可能なスイッチバックローラ、転写紙の
後端を検知する手段、スイッチバックした転写紙を転写
部に再給紙する経路、及び前記スイッチバックローラの
下流でかつ前記排紙トレイよりも上部に設けた第2の排
紙トレイを有する両面プリント可能な画像形成装置であ
って、両面プリント時には片面プリントした転写紙を前
記スイッチバックローラで搬送し、転写紙の一部を第2
の排紙トレイ上に出して、転写紙の後端を検知したらス
イッチバックローラを逆転させて再給紙し両面プリント
を行うようにした画像形成装置を最も主要な特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において前記第2の排紙トレイに満載を検知する手段
を設け、満載を検知した場合には両面プリントを禁止す
ることを主要な特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、前記第2の排紙ト
レイに転写紙の有無を検知する手段と、機械本体に転写
紙の有無を表示する手段を設けた請求項1記載の画像形
成装置において、両面プリント動作中は転写紙の有無の
表示を行わないようにした画像形成装置を主要な特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1に示す全体構成図に基づいて、
全体の転写紙の流れを説明する。給紙トレイ26の転写
紙は給紙手段である給紙コロ1とフリクションパッド2
により1枚ずつレジストローラ3へと送られ、レジスト
ローラ3で像担持体である感光体4上の画像と同期を取
って転写ローラ5へと送られる。転写ローラ5部で転写
紙に画像が転写され、転写紙は上方の定着装置である定
着ローラ6へと送られ、熱と加圧により、画像が定着さ
れる。7は加圧ローラである。
【0011】次に、そのまま排出する場合には、搬送分
岐手段である分岐爪8が作動せずに(破線状態)、転写
紙は分岐爪8の下を通って排紙ローラ9へと送られ、排
紙トレイ10上へ排出される。一方、FAXの出力等の
排出を通常の排出と分ける設定になっている場合には
(設定が可能)、分岐爪8が図示しないDCソレノイド
により作動して(実線状態)、転写紙はスイッチバック
ローラ11へと送られ、第2の排紙トレイ18へと排紙
される。
【0012】また、両面プリントの場合には、分岐爪8
が図示しないDCソレノイドにより実線状態に作動し、
転写紙をスイッチバックローラ11へと送る。スイッチ
バックローラ11から送り出された転写紙は、第2の排
紙トレイ18の上を搬送され、反転センサ12により転
写紙の後端を検出したら、スイッチバックローラ11が
逆転を開始し、転写紙をスイッチバックして両面ユニッ
トへと送る。紙の腰により、転写紙は逆流せずに搬送ロ
ーラ13、14、15を有する両面ユニットに進入して
いくことができる。搬送ローラ13、14、15は図示
しないステッピングモータによりが回転するようになっ
ており、転写紙は搬送ローラ13、14、15により下
方に送られ、再びレジストローラ3から転写部の感光体
4へと送られ、裏面のプリントを行い、以降は、前述と
同様の動作で排出される。
【0013】第2の排紙トレイ18には、該排紙トレイ
18上の転写紙の有無を検知するために、ペーパ検知セ
ンサ19が設けられている。このセンサ19は一般的な
反射型フォトセンサであり、転写紙からの反射光で紙の
有無を判断することができる。なお、反射型のセンサで
はなく、フィラー+透過型センサの組み合わせで紙の検
知を行うようにしてもよい。このセンサ19で第2の排
紙トレイ18上の紙を検知した場合には、本体に設けた
転写紙の有無を表示する手段により表示を行う。この表
示手段としては、図4に示すようにマシンを操作する人
にわかるような発光部材41(LED等)が設けられて
いる。別の実施例としては、操作パネル42に設けた液
晶ディスプレイに" 第2トレイにペーパーがあります"
というような表示でも良い。ただし、両面プリント動作
中にはこの表示を行わないようにしている。なぜなら、
両面プリント中にスイッチバック中の転写紙をユーザー
が誤って取り出すことを防ぐためである。
【0014】また、第2の排紙トレイ18の上には、転
写紙の満載を検知するために、満載検知フィラー20と
透過型の満載検知センサ21が設けられている。この満
載検知センサ21が第2の排紙トレイ18上の転写紙の
満載を検知した場合には、両面プリントを禁止するよう
になっている。これは、スイッチバック中に満載になっ
た転写紙による紙詰まりを防ぐためである。図2につい
て、満載検知手段を説明する。満載検知フィラー20は
通常は破線で示す位置にあり、満載検知フィラー20の
他方はセンサ21から外れている。転写紙が満載状態に
なると、転写紙によって満載検知フィラー20は実線で
示す位置に押し上げられて、満載検知センサ21に掛か
る。これによって、満載を検知している。尚、本発明に
用いる電装、ソフトは一般的なものを用いることがで
き、その説明は省略する。
【0015】また、図3で示す斜線部A、B、Cが支点
Xを中心に開閉できるようになっており、紙詰まり等が
発生したときに処理が可能になっている。A、B、Cを
解放したあと、斜線部Bは支点Yを中心に斜線部Aから
解放でき両面ユニット内に転写紙がある場合は処理でき
るようになっている。斜線部Cは手差し給紙部であり、
支点Zを中心に斜線部Aから開閉する事により手差しト
レイとなる。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、通常の排紙トレ
イの上部に第2の排紙トレイを設けて、定着後に分岐手
段、正逆転可能なスイッチバックローラを設け、両面プ
リント時には片面プリントした転写紙を前記スイッチバ
ックローラで搬送し、転写紙の一部を第2の排紙トレイ
上に出して、再給紙し両面プリントする構成としたの
で、両面機能を有し通常使用する排紙トレイの他に第2
の排紙トレイを有しながら、コンパクトな装置を得るこ
とができる。
【0017】請求項2記載の発明は、第2の排紙トレイ
に満載を検知する手段を設け、満載を検知した場合には
両面プリントを禁止するため、満載による紙詰まりを防
ぐことができる。
【0018】請求項3記載の発明は、第2の排紙トレイ
に転写紙の有無を検知する手段を設け、両面プリント動
作中は転写紙の有無の表示を行わないので、ユーザが誤
ってスイッチバック中の転写紙を取り出す不具合を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形態の一例を示す全体概略図である。
【図2】第2の排紙トレイの満載検知手段の説明図であ
る。
【図3】紙詰まり等が発生したときの開閉を示す説明図
である。
【図4】転写紙の有無を表示する表示手段の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 給紙コロ 2 フリクションパッド 3 レジストローラ 4 感光体 5 転写ローラ 6 定着ローラ 7 加圧ローラ 8 分岐爪 9 排紙ローラ 10 排紙トレイ 11 スイッチバックローラ 12 反転センサ 13、14、15 搬送ローラ 17 スキャナユニット 18 第2の排紙トレイ 19 ペーパ検知センサ 20 満載検知フィラー 21 満載検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 518 G03G 15/00 518 530 530 Fターム(参考) 2H072 AA09 AA16 AA17 AA24 AA28 AA32 CA01 CB01 JA02 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA05 BB02 BD03 CC04 DA06 DA09 DC09 DC12 EB24 3F049 AA10 DA12 EA17 EA28 LA03 LA05 LA07 LB03 3F053 BA03 BA27 LA02 LB03 3F100 AA02 CA06 CA12 CA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙手段から給紙された転写紙に転写部
    の像担持体で転写し定着装置で定着した後、像担持体よ
    り上部でかつスキャナユニットよりも下部に設けられた
    排紙トレイに排出する画像形成装置において、定着装置
    の下流に搬送分岐手段、正逆転可能なスイッチバックロ
    ーラ、転写紙の後端を検知する手段、スイッチバックし
    た転写紙を転写部に再給紙する経路、及び前記スイッチ
    バックローラの下流でかつ前記排紙トレイよりも上部に
    設けた第2の排紙トレイを有する両面プリント可能な画
    像形成装置であって、 両面プリント時には片面プリントした転写紙を前記スイ
    ッチバックローラで搬送し、転写紙の一部を第2の排紙
    トレイ上に出して、転写紙の後端を検知したらスイッチ
    バックローラを逆転させて再給紙し両面プリントを行う
    ようにしたことを特徴とする両面機能を有する画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の排紙トレイに満載を検知する
    手段を設け、満載を検知した場合には両面プリントを禁
    止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の両面
    機能を有する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の排紙トレイに転写紙の有無を
    検知する手段と、機械本体に転写紙の有無を表示する手
    段を設けた請求項1記載の画像形成装置において、両面
    プリント動作中は転写紙の有無の表示を行わないように
    したことを特徴とする両面機能を有する画像形成装置。
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JP2013041188A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、報知方法及び報知プログラム

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