JP2003192095A - 容器反転ホイールおよび容器反転ホイールを備えた容器処理システム - Google Patents
容器反転ホイールおよび容器反転ホイールを備えた容器処理システムInfo
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Abstract
と水切り区間を十分に確保するとともに、リンサ外部に
設けられた容器反転機構の構成を簡素化する。 【解決手段】回転体48の外周に円周方向等間隔で容器
把持手段21を設ける。容器把持手段は、接線方向の軸
54を中心に対称の位置に二つの容器把持部52を備え
ており、この容器把持手段と一体の係合部材64をガイ
ドレール62に係合させて、二つの容器把持部の上下を
反転させる。容器把持手段は、二枚の板ばね56の端部
56aをスプリング58によって引き付けてあり、両板
ばねの端部にそれぞれ把持プレート60が固定されてい
る。スプリングに抗して、これら把持プレート間に容器
4のネック部4cを挿入することにより容器を把持す
る。一方の容器把持部が容器を把持して反転される。次
回には他方の容器把持部が容器を把持して反転される。
Description
ィラ、キャッパ等の各種処理装置内に順次搬入して処理
を行う容器処理システムに係り、特に、容器を回転搬送
する間に、正立した状態の容器を反転させて倒立状態に
し、または、倒立した状態の容器を反転させて正立状態
にする容器反転ホイール、およびこの容器反転ホイール
を備えた容器処理システムに関するものである。
た後、液体を充填してキャッピングを行う飲料製造ライ
ンの従来の構成では、正立状態でリンサ内に供給された
容器をグリッパにより保持し、このグリッパを水平な軸
を中心に回転させて容器を倒立状態にし、その内面側お
よび外面側に洗浄液を噴射して洗浄を行う。そして、こ
の洗浄および洗浄液の水切り工程が終了した後、再びグ
リッパを反転させて容器を正立状態に戻し、このリンサ
から排出して次のフィラに供給するようになっている。
タリ式リンサでは、回転体が一回転する間に、供給され
た容器を反転させて倒立状態にし、洗浄および水切りを
行った後、再び反転させて正立状態に戻すという各工程
を行うようになっている。従って、一回転中の洗浄区間
および水切り区間が限られているので、高速化を図ろう
とすると、充分な洗浄時間および排水時間を確保するた
めに回転体を大型化しなければならないという問題があ
った。
側のリンサでは薬液による容器洗浄を行い、その後、下
流側のリンサでは清水による仕上げ洗浄を行うようにし
た構成のものも広く用いられているが、このような複数
のリンサを接続した場合に、前記従来の構成では、各リ
ンサに反転機構をそれぞれ設けなければならず、装置全
体が大型化してしまうという問題があった。
されているリンサの上流に、容器を反転して倒立させる
反転手段(容器反転装置)を設け、最も下流側のリンサ
とフィラとの間に、容器を再度反転して正立状態に戻す
反転手段を設け、各リンサ内では、倒立した状態のまま
搬送し、洗浄および排水(水切り)を行うようにした
「ロータリ式容器洗浄設備」が提案された(特開200
1−240189号)。
ロータリ式容器洗浄設備は、複数のリンサ内を終始倒立
した状態のまま容器を搬送しているので、充分な洗浄区
間および水切り区間を確保することができ、高速化する
ことが可能であるが、容器反転装置に設けられている容
器反転保持部の構造が極めて複雑であり、コスト高であ
るとともに、装置全体が大型化してしまうという問題が
あった。
れたもので、極めて簡単な構造で、容器を反転させるこ
とができる容器反転ホイール、および容器反転ホイール
を備えた容器処理システムを提供することを目的とする
ものである。
は、回転体と、この回転体の外周に円周方向等間隔で設
けられた複数の容器把持手段と、これら容器把持手段を
前記回転体の接線方向の軸を中心に回転させる回転手段
とを備え、供給された容器を容器把持手段によって把持
して回転搬送させる間に反転させて容器処理装置に引き
渡す容器反転ホイールにおいて、前記容器把持手段は、
前記軸を中心に対称な位置に少なくとも2つの容器把持
部を設けるとともに、一方の容器把持部で容器を把持し
た後、容器把持手段を回転させることにより、前記容器
を反転させて容器処理装置に引き渡し、次回は他方の容
器把持部によって容器を把持して反転させるようにした
ものである。
の位置に設けられた少なくとも2つの容器把持部を有す
る容器把持手段を備えており、一方の容器把持部によっ
て容器を把持して反転させ、容器処理装置に引き渡した
後、次の容器を把持する際に、他方の容器把持部によっ
て把持することができるので、前記容器把持手段を元の
位置に戻す必要がない。
器把持手段を、所定の間隔に保持された一対の支持板
と、これら両支持板を接近する方向に付勢する付勢手段
と、前記各支持板に取付けられ、容器のネック部に当接
する容器把持部とから構成したことを特徴とするもので
ある。
て簡素化することができるので、容器反転ホイールのコ
ンパクト化、低コスト化を図ることができる。
把持手段を回転させる回転手段が、前記回転体の周囲に
配置されたガイドレールと、前記容器把持手段に設けら
れてこのガイドレールに係合する係合部材であることを
特徴とするものである。
機構が簡単な構成で、低コスト、かつコンパクトであ
る。
転ホイールを備えた容器処理システムは、倒立状態の容
器に対して流体を噴射して洗浄もしくは殺菌を行う複数
のリンサと、これらリンサの下流に配置されて容器内に
液体の充填を行うフィラとを備え、その最も上流に配置
されたリンサの上流側と前記フィラの上流側にそれぞれ
前記請求項1に記載の容器反転ホイールを配置したこと
を特徴とするものである。
設ける必要がないので、充分な洗浄区間および水切り区
間を確保することができる。
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る容器反転ホイールを備えた容器処理システムの全体の
配置を簡略化して示す平面図である。この容器処理シス
テムは、無菌チャンバー2内に各容器処理装置が設置さ
れ、無菌チャンバー2内でペットボトル等の容器4(図
2、図3参照)の洗浄、容器4内への液体の充填および
キャッピング等を行うようになっている。
側)から順に、第1薬液リンサ6、第2薬液リンサ8お
よび仕上げリンサ10が配置されている。三台のリンサ
6、8、10の下流側には、フィラ12が設置され、さ
らにその下流側にキャッパ14が配置されている。
態で搬送されてきたペットボトル等の容器4は、無菌チ
ャンバー2の入口2aから無菌チャンバー2内に搬入さ
れ、第1ホイール18を介して第1の容器反転ホイール
20に引き渡される。この第1反転ホイール20は、後
に説明するように容器把持手段21(図2および図3参
照)を備えており、正立した状態で供給されてきた容器
4が、この容器把持手段21によって把持されて反転さ
れ倒立状態になる。なお、図3に示すように、第1ホイ
ール18には円周方向等間隔でグリッパ19が設けられ
ており、このグリッパ19によって容器4のネック部
(この実施の形態ではフランジ部4aより上方の部分4
b)を把持して回転搬送し、前記第1反転ホイール20
の容器把持手段21に引き渡す。
ール22を介して第1薬液リンサ6内に搬入される。第
1薬液リンサ6内では、容器4はグリッパ(図示せず)
によって倒立した状態のまま保持されて回転搬送される
間に、下方のノズルから内部に薬液が噴射されるととも
に、上方のノズルから外面に薬液が噴射されて、内外面
を洗浄される。なお、第1薬液リンサ6、第2薬液リン
サ8、仕上げリンサ10、フィラ12およびキャッパ1
4等の各容器処理装置の構成は、従来周知であるので、
その図示および説明は省略する。
洗浄が行われた容器4は、倒立した状態のまま第1出口
ホイール24によって取り出され、第1中間ホイール2
6を介して、第2入口ホイール28から第2薬液リンサ
8内に搬入される。第2薬液リンサ8内では、第1薬液
リンサ6と同様に、容器4はグリッパにより保持されて
倒立した状態のまま回転搬送される間に、内洗ノズルお
よび外洗ノズルによって内面側および外面側が洗浄され
る。
洗浄が行われた容器4は、倒立した状態のまま第2出口
ホイール30によって取り出され、中間ホイール32お
よび第3入口ホイール34を介して、倒立した状態のま
ま仕上げリンサ10内に搬入される。この仕上げリンサ
10内では、図示しない内洗および外洗ノズルから清水
を噴射することによって容器4の内外面の洗浄が行われ
る。
状態のまま第3出口ホイール36によって取り出され、
第2反転ホイール38に引き渡される。第2反転ホイー
ル38は、前記第1反転ホイール20と同様の容器把持
手段を備えており、容器4はこの容器把持手段によって
把持されて回転搬送される間に再度反転され、正立状態
に戻される。
は、フィラ12の入口ホイール40によってフィラ12
内に搬入される。フィラー12内では、正立した状態で
回転搬送される間に、図示しない充填ノズルから所定量
の液体が充填され、フィラ12の出口ホイールとキャッ
パ14の入口ホイールを兼ねる受け渡しホイール42に
よって、フィラ12から取り出されてキャッパ14内に
搬入される。液体が充填された容器4は、このキャッパ
14内でキャッピングが行われた後、キャッパ出口ホイ
ール44によってキャッパ14から取り出され、搬送コ
ンベヤ46によって無菌チャンバー2から外部に搬出さ
れて次の工程に送られる。
よび第2の容器反転ホイール38の構成について、図2
ないし図3により説明する。これら両反転ホイール2
0、38は同一の構成を有しているので、第1反転ホイ
ール20の構成だけを説明して第2反転ホイール38の
説明は省略する。第1反転ホイール20は、回転体48
(全体の図示は省略する)の外周に前記容器把持手段2
1が複数設けられている。この実施の形態では、回転体
48の外周に円周方向等間隔で、断面コ字状の取付けブ
ロック50が、その開口部50aを半径方向外方に向け
て水平に固定され、これら複数の取付けブロック50
に、それぞれ容器把持手段21が取り付けられている。
この実施の形態では、これら各容器把持手段がそれぞれ
2つの容器把持部52を有している。
ロッド54の両端に中央部が固定された二枚の平行な板
ばね(支持板)56が回転自在に支持されている。前記
取付けブロック50は前述のように、回転体48の外周
に放射方向を向けて固定されており、従って、その開口
部50a間に支持されているロッド54は、前記回転体
48の接線方向を向いている。さらに、両板ばね56間
の、前記ロッド54の両側にはそれぞれスプリング58
が連結されて、両板ばね56の端部56a同士を互いに
接近する方向に常時引き付けている。さらに、二枚の板
ばね56の両端部56a(図2の上方と下方の端部)に
は、それぞれ、互いに向かい合う把持プレート60が取
り付けられており、これら向かい合う一組の把持プレー
ト60によって前記容器把持部52が構成されている。
これら把持プレート60の向かい合う面には、中央に容
器4のネック部(この実施の形態ではフランジ部4aの
下側の部分4c)に当接する円弧状の凹面60aが形成
され、その両側に、外方へ向かって拡大するガイド面6
0bが形成されている。
ート60は二枚の板ばね56の端部56aに固定され、
前記スプリング58によって引き付けられており、容器
4は、ネック部4cが両側の把持プレート60のガイド
面60bを通ってこれら把持プレート60を外側に押し
開きながら円弧状凹面60a間に入り込み、その後スプ
リング58によって両側の把持プレート60が戻ること
により把持される。また、各把持プレート60には、円
弧状凹面60aの両側にガイド面60bが形成されてい
るので、向かい合う円弧状凹面60a間には、どちらの
ガイド面60b側からも出入りできるようになってい
る。つまり、容器4は、図2の右側からも左側からも、
両把持プレート60の間に入り込め、また、出ることが
できるようにるようになっている。前記板ばね56、ス
プリング58および一組の把持プレート60からなる容
器把持部52等によって容器把持手段21が構成されて
おり、この実施の形態の容器把持手段21には、中央の
ロッド54を中心とした対称の位置にそれぞれ容器把持
部52が設けられている。
ガイドレール62に係合するU字状凹部64aが両端部
に形成された係合部材64が固定されている。この係合
部材64は、図3に示すように、両側の板ばね56に対
して傾斜して取り付けられている。一方、第1反転ホイ
ール20の外周部付近には、前記係合部材64のU字状
凹部64aに係合して、回転体48の回転移動ととも
に、2つの容器把持部52の上下を入れ替えるように、
前記ロッド54の軸線O1 を中心に容器把持手段21
を約180度回転させるガイドレール62が配置されて
いる。このガイドレール62は、第1ホイール18から
第1反転ホイール20への容器受け渡し位置A(図1お
よび図4参照)で、第1ホイール18側に位置している
先端62aが前記係合部材64のU字状凹部64aに係
合する。
ホイール22との容器受け渡し位置Bに向かうに従っ
て、ガイドレール62は、次第に第1反転ホイール20
の内側に入るとともにその高さが上昇し、前記第1入口
ホイール22への受け渡し位置Bでは、最も高い位置に
達して、前記2つの容器把持部52の上下が反転するよ
うに、容器把持手段21を前記ロッド54の軸線O1
を中心に回転させるようになっている。さらに、第1入
口ホイール22側から第1ホイール20側の末端部62
bに戻る過程では、前記第1入口ホイール22への受け
渡し位置Bと同じ高さで、同じ半径方向の位置に配置さ
れている。
備えた容器処理システムの作動について説明する。搬送
コンベヤ16によって正立した状態で搬送され、無菌チ
ャンバー2の入口2aから無菌チャンバー2内に導入さ
れた容器4は、第1ホイール18のグリッパ19に保持
されて回転搬送される。この実施の形態では、第1ホイ
ール18のグリッパ19は、容器4のネック部に形成さ
れたフランジ4aの上方の部分4bを保持する。
れた容器4が第1反転ホイール20への受け渡し位置A
に接近すると、第1反転ホイール20のコ字状取付け部
材50に取り付けられている容器把持手段21の、上下
二つの容器把持部52のうち下方に位置している容器把
持部52の両側の把持プレート60間に、フランジ4a
の下方の部分4cが挿入される。なお、二つの容器把持
部52は、第1ホイール18と第1反転ホイール20と
の受け渡し位置Aでは、図3に示すように、鉛直方向の
上下に位置している。
れ、スプリング58によって互いに引き付けられている
ので、第1ホイール18のグリッパ19に保持されてい
る容器4は、両把持プレート60のガイド面60bを押
し広げつつ通過して円弧状凹部60a内に嵌入する。一
方、容器把持手段21と一体の係合部材64は、下向き
のU字状凹部64aがガイドレール62の先端62aに
係合する。なお、この時点では、上向きのU字状凹部6
4aには、ガイドレール62の末端部62bが係合した
状態になっている(図3参照)。
20がともに回転して、前記グリッパ19と容器把持手
段21の容器把持部52とが離れていくと、容器4は第
1ホイール18のグリッパ19から外れて容器把持部5
2側に把持され、第1反転ホイール20の回転体48の
回転により回転搬送される。第1反転ホイール20の回
転に伴って、係合部材64のU字状凹部64aはガイド
レール62の形状に沿って上方へ、かつ半径方向内方へ
移動し、二つの容器把持部52の上下が入れ替わるよう
に容器把持手段21を回転させる(図5参照)。このよ
うに二つの容器把持部52が180度回転して上下が入
れ替わると、一方の容器把持部52に把持されている容
器4は、正立した状態から倒立した状態に反転される。
容器把持部52に把持されている容器4が、第1反転ホ
イール20の回転体48の回転により第1入口ホイール
22への受け渡し部Bに接近すると、第1入口ホイール
22にも第1ホイール18と同様のグリッパ(図示せ
ず)が設けられており、このグリッパに把持される。第
1反転ホイール20と第1入口ホイール22がさらに回
転すると、第1入口ホイール22のグリッパに把持され
ている容器4は、第1反転ホイール20の容器把持部5
2から取り出される。前述のように容器把持部52の両
把持プレート60が固定されている板ばね56は、スプ
リング58によって互いに接近する方向に引き付けられ
ており、前記グリッパが容器4を把持したまま両把持プ
レート60間から引き出すことにより、この容器4は容
器把持部52から取り出される。
転ホイール20への受け渡し位置Aで、下方に位置して
いる容器把持部52が容器4を把持し、その後、ロッド
54(回転体48の接線方向の軸)を中心に容器把持手
段21が180度回転して、容器4を把持している容器
把持部52が上方に移動し、保持していた容器4を第1
入口ホイール22のグリッパに引き渡す。そして、容器
4を第1入口ホイール22に引き渡した上下二つの容器
把持部52は、そのままの状態で再び第1ホイール18
からの容器受け渡し位置Aに戻る。このときには、前回
容器4を把持していた容器把持部52は上方に位置し、
他方の容器把持部52は下方に移動しているので、今回
は、前回と逆の容器把持部52(前回上方に位置してい
た容器把持部52)が下方で容器4を把持する。
態で把持された容器4は、第1薬液リンサ6への受け渡
し部Cで、倒立した状態のまま引き渡される。第1薬液
リンサ6には、容器4が倒立した状態のまま導入される
ので、直ちに内洗ノズルおよび外洗ノズルから洗浄薬液
を噴射して容器4を洗浄する。その後、倒立状態のまま
このリンサ6内を回転搬送されることにより、容器4内
に噴射された薬液が排出され、倒立状態のまま第1出口
ホイール24に引き渡される。このように第1薬液リン
サ6内では、導入時から排出時まで常に倒立状態なの
で、導入直後から洗浄を開始することができ、しかも、
搬出時まで水切りを行うことができる。従って、リンサ
6の回転体を大型化しなくとも必要な洗浄時間および水
切り時間を確保することができる。
ンサ6から取り出された容器4は、第1中間ホイール2
6を介して第2入口ホイール28に引き渡され、この第
2入口ホイール28から第2薬液リンサ8内に導入され
る。この第2薬液リンサ8内でも、導入時から搬出時ま
で容器4は常に倒立状態のまま搬送されており、必要な
洗浄時間および水切り時間を確保して完全な洗浄を行う
ことができる。また、第1薬液リンサ6から第2薬液リ
ンサ8までの間容器4を搬送する各ホイール24、2
6、28でも常に容器4が倒立状態で搬送されているの
で、これら各ホイール24、26、28での搬送区間も
洗浄液の排出区間として利用することができる。
が行われた容器4は、さらに、倒立状態のまま、第2出
口ホイール30、第2中間ホイール32および第3入口
ホイール34を介して仕上げリンサ10内に導入され
る。仕上げリンサ10内でも、前記第1および第2薬液
リンサ6、8と同様に常に倒立状態で搬送されているの
で、回転体を大型化しなくとも充分な洗浄区間および水
切り区間を確保することができる。
容器4は、第3出口ホイール36によって仕上げリンサ
10から倒立状態のまま取り出され、第2反転ホイール
38に引き渡される。第2反転ホイール38は前記第1
反転ホイール20と同様の構成を有しているが、第3出
口ホイール36から引き渡される容器4は倒立した状態
なので、鉛直方向の上下に位置している二つの容器把持
部52のうち上方に位置している容器把持部52に引き
渡される。そして、第2反転ホイール38内を回転搬送
される間に、容器把持手段21が前記ロッド54を中心
に回転して上下の容器把持部52が入れ替わり、上方の
容器把持部52に倒立した状態で把持されていた容器4
は、下方に移動した容器把持部52によって正立した状
態で把持される
戻された容器4は、フィラ入口ホイール40を介してフ
ィラ12内に導入される。フィラ12では、容器4が回
転搬送される間に内部に液体が充填される。
らキャッパ14への受け渡しホイール42によってフィ
ラ12からとりだされてそのままキャッパ14内に導入
される。この容器4は、キャッパ14内でキャッピング
が行われた後、キャッパ出口ホイール44によって取り
出されて搬送コンベヤ46上に排出され、次の工程に送
られる。
1反転ホイール20によって容器4を反転させた後リン
サ6、8、10内に導入し、複数のリンサ6、8、10
およびこれらリンサの入口ホイール22、28、34、
中間ホイール26、32および出口ホイール24、3
0、36等の各ホイール間を倒立させたまま搬送し、一
番下流のリンサ10とフィラ12との間に配置した第2
反転ホイール38で再度反転させて正立状態に戻すよう
にしているので、リンサ6、8、10内に容器4を反転
させる機構を設ける必要がなく、リンサ6、8、10の
構造が簡素化し、しかも、回転体の大型化をすることな
く充分な長さに渡る洗浄区間および水切り区間を確保す
ることができる。また、容器把持手段21に設けられた
容器把持部52の構成が極めて簡単なので、容器処理シ
ステム全体のコンパクト化、低コスト化を図ることがで
きる。
6、8、10を直列に接続し、反転ホイール21によっ
て倒立させた容器4を、倒立した状態のままこれらリン
サ6、8、10内に順次導入して洗浄および水切りを行
うようにしたが、必ずしも複数のリンサを備えた構成に
限るものではなく、リンサの上流側の反転ホイールで容
器を反転させ、リンサの下流側で再度反転させて容器を
正立状態に戻すものであれば良く、特に、容器把持手段
21の容器把持部52が上下対称の位置に二つあり、こ
れら容器把持部52が交互に容器を把持して反転させる
ものであればよい。また、容器把持手段21に設けられ
た容器把持部52の数は、前記実施の形態のように対称
の位置に配置した二つに限るものではなく、例えば、前
記回転体の接線方向の軸に90度毎に4個所設ける等で
あっても良い。また、前記実施の形態では、第1反転ホ
イール20−第1入口ホイール22−リンサ6というレ
イアウトであったが、このような構成に限るものではな
く、第1反転ホイール20が入口ホイールを兼ね、この
第1反転ホイール20から直接リンサ6に受け渡すよう
にしても良いことはいうまでもない。
転ホイールは、回転体と、この回転体の外周に円周方向
等間隔で設けられた複数の容器把持手段と、これら容器
把持手段を前記回転体の接線方向の軸を中心に回転させ
る回転手段とを備え、供給された容器を容器把持手段に
よって把持して回転搬送させる間に反転させて容器処理
装置に引き渡す容器反転ホイールにおいて、前記容器把
持手段は、前記軸を中心に対称な位置に少なくとも2つ
の容器把持部を設けるとともに、一方の容器把持部で容
器を把持した後、容器把持手段を回転させることによ
り、前記容器を反転させて容器処理装置に引き渡し、次
回は他方の容器把持部によって容器を把持して反転させ
るようにしたので、容器把持手段によって容器を反転さ
せて容器処理装置に引き渡した後、次の容器を把持する
際に容器把持手段を元の位置に戻す必要がなく、動作が
短縮され効率的である。
容器把持手段を、所定の間隔に保持された一対の支持板
と、これら両支持板を接近する方向に付勢する付勢手段
と、前記各支持板に取付けられ、容器のネック部に当接
する容器把持部とから構成したことにより、容器把持手
段の構成を極めて簡単にすることができ、容器反転ホイ
ールをコンパクト化し、低コスト化することが出来る。
持手段を回転させる回転手段が、前記回転体の周囲に配
置されたガイドレールと、前記容器把持手段に設けられ
てこのガイドレールに係合する係合部材から構成されて
いるので、極めて構造がシンプルで、容器反転ホイール
をコンパクト化することが出来る。
転ホイールを備えた容器処理システムでは、倒立状態の
容器に対して流体を噴射して洗浄もしくは殺菌を行う複
数のリンサと、これらリンサの下流に配置されて容器内
に液体の充填を行うフィラとを備えており、その最も上
流に配置されたリンサの上流側と前記フィラの上流側に
それぞれ前記容器反転ホイールを配置したことにより、
容器処理装置内には容器を反転させる機構を設ける必要
がないので、容器処理装置の構成が簡素化するととも
に、必要な処理区間を十分に確保することができる。
を備えた容器処理システムの全体の配置を簡略化して示
す平面図である。
持手段の斜視図である。
を説明する平面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 回転体と、この回転体の外周に円周方向
等間隔で設けられた複数の容器把持手段と、これら容器
把持手段を前記回転体の接線方向の軸を中心に回転させ
る回転手段とを備え、供給された容器を容器把持手段に
よって把持して回転搬送させる間に反転させて容器処理
装置に引き渡す容器反転ホイールにおいて、 前記容器把持手段は、前記軸を中心に対称な位置に少な
くとも2つの容器把持部を設けるとともに、一方の容器
把持部で容器を把持した後、容器把持手段を回転させる
ことにより、前記容器を反転させて容器処理装置に引き
渡し、次回は他方の容器把持部によって容器を把持して
反転させることを特徴とする容器反転ホイール。 - 【請求項2】 前記容器把持手段を、所定の間隔に保持
された一対の支持板と、これら両支持板を接近する方向
に付勢する付勢手段と、前記各支持板に取付けられ、容
器のネック部に当接する容器把持部とから構成したこと
を特徴とする請求項1に記載の容器反転ホイール。 - 【請求項3】 前記容器把持手段を回転させる回転手段
は、前記回転体の周囲に配置されたガイドレールと、前
記容器把持手段に設けられてこのガイドレールに係合す
る係合部材であることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の容器反転ホイール。 - 【請求項4】 倒立状態の容器に対して流体を噴射して
洗浄もしくは殺菌を行う複数のリンサと、これらリンサ
の下流に配置されて容器内に液体の充填を行うフィラと
を備え、その最も上流に配置されたリンサの上流側と前
記フィラの上流側にそれぞれ前記容器反転ホイールを配
置したことを特徴とする請求項1に記載の容器反転ホイ
ールを備えた容器処理システム。
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