JP2001240189A - 充填設備における容器の搬送方法およびロータリー式容器洗浄設備 - Google Patents

充填設備における容器の搬送方法およびロータリー式容器洗浄設備

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JP2001240189A
JP2001240189A JP2000050366A JP2000050366A JP2001240189A JP 2001240189 A JP2001240189 A JP 2001240189A JP 2000050366 A JP2000050366 A JP 2000050366A JP 2000050366 A JP2000050366 A JP 2000050366A JP 2001240189 A JP2001240189 A JP 2001240189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄装置の旋回テーブルの周回経路における洗
浄区間を延長して高速化に対応する。 【解決手段】第1旋回テーブル5Aの容器入口に容器反
転装置12Aを配置して容器を反転姿勢で供給するとと
もに、仕上げ旋回テーブル5Cの容器出口に容器反転装
置12Bを配置し、反転姿勢の容器を受取って反転し容
器を正立姿勢にする。旋回テーブルの周回経路の全長を
洗浄区間に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の洗浄、容器
への液の充填、容器のキャッピングを連続して行う充填
設備における容器の搬送方法およびロータリー式容器洗
浄設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロータリー式充填設備は、入口ス
ターホイールから順次供給される容器を旋回テーブルの
外周部に一定間隔毎に配置された容器保持部に保持し、
容器を180度反転した後、反転姿勢の容器内にノズル
から洗浄液を噴射し、所定時間容器内面を洗浄液に浸
し、さらに容器から洗浄液を排出した後、容器を正転さ
せて出口スターホイールに排出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
容器への液充填速度の高速化が要請されており、これに
伴って洗浄の高速化が必要となる。しかし、容器内に洗
浄液・リンス液を浸す一定時間は必要不可欠であるた
め、高速化のためには、洗浄設備の周回経路を長く設計
する必要があり、洗浄設備全体が大型化してしまうとい
う問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、高速洗浄
が可能な充填設備における容器の搬送方法およびロータ
リー式容器洗浄設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の充填設備における容器の搬送方法は、
容器の洗浄、容器への液の充填、容器のキャッピングを
連続して行う充填設備の容器洗浄部で、少なくとも入口
側の旋回テーブルに容器を保持して旋回移動中に容器の
薬液洗浄を行い、出口側の旋回テーブルに容器を保持し
て旋回移動中に容器の仕上げ洗浄を行うに際して、容器
洗浄部の入口で容器を反転して入口側の旋回テーブルに
供給し、容器を反転姿勢で洗浄を行うとともに旋回テー
ブル間で容器を反転姿勢のままで受渡しし、出口側の旋
回テーブルから容器を反転姿勢で排出した後、容器を反
転して正立させるものである。
【0006】上記構成によれば、洗浄部の入口から出口
まで容器を反転姿勢のまま保持して洗浄と旋回テーブル
間での受渡しをおこなうので、容器内への汚染物の浸入
を防止することができ、また旋回テーブルの周回経路に
おける洗浄区間を十分に確保することができ、高速洗浄
に対応することができる。
【0007】また請求項2記載の充填設備における容器
の搬送方法は、上記方法において、容器の洗浄、容器へ
の液の充填、容器のキャッピングを、清浄空気が上方か
ら下方に流送されるクリーンルーム内で行うものであ
る。
【0008】上記構成によれば、クリーンルーム内での
清浄空気の流れが、反転姿勢の容器の口部に向うことが
ないので、より効果的な洗浄を行うことができる。さら
に請求項3記載のロータリー式容器洗浄設備は、単数ま
たは複数の旋回テーブルの外周部に一定間隔毎に配設さ
れた容器保持部で、反転姿勢に保持された容器内に洗浄
液を噴射して容器を洗浄する容器洗浄装置と、この容器
洗浄装置の旋回テーブルの容器入口で正立姿勢の容器を
180度反転して前記容器保持部に容器を受渡す入口側
容器反転装置と、旋回テーブルの容器出口で容器保持部
から反転姿勢の容器を受け取って180度反転し正立姿
勢にする出口側容器反転装置とを具備したものである。
【0009】上記構成によれば、容器入口で入口側容器
反転装置により容器を反転して反転姿勢の容器を旋回テ
ーブルの容器保持部に供給し、さらに容器出口で容器保
持部から出口側容器反転装置に反転姿勢のまま容器を受
け取り反転して正立姿勢にするので、容器保持部の周回
経路で容器の反転に要する動作が不要となり、旋回経路
上で容器入口から反転姿勢の容器に対してすぐに洗浄を
開始できるとともに、容器出口の直前まで洗浄作業(液
の排出、乾燥も含む)を行うことができる。したがっ
て、旋回テーブルの周回経路を有効に利用して周回経路
に多くの容器を保持して洗浄することができ、洗浄装置
を大形化せずに高速充填に対応することができる。また
容器入口から容器出口まで反転姿勢で容器が保持される
ので、無菌充填に最適となる。
【0010】また請求項4記載のロータリー式容器洗浄
設備は、上記構成の容器反転装置の回転テーブルに、容
器反転保持部を所定ピッチで配設し、これら容器反転保
持部に、旋回テーブルに設けられた密閉状駆動ボックス
から伝動筒を介して支持された密閉状のギヤボックス
と、これらギヤボックスに容器を把持して容器を反転可
能な把持アームとをそれぞれ設け、前記ギヤボックス内
に設けられた開閉駆動手段により、伝動筒内の中間軸を
介してアーム開閉機構を駆動し把持アームで容器を保持
するとともに、ギヤボックス内に設けられた反転駆動手
段により、伝動筒内の中間軸を介してアーム反転機構を
駆動し把持アームに把持された容器を反転するように構
成したものである。
【0011】上記構成によれば、容器反転保持部で駆動
ボックス内の開閉駆動手段および反転駆動手段から伝動
筒内の中間軸を介してギヤボックスのアーム開閉機構お
よびアーム反転機構を作動し開閉把持アームを開閉およ
び反転するように構成したので、全体をコンパクトに構
成できる。また駆動構造部材を駆動ボックスと伝動筒と
ギヤボックス内に収納することができるので、クリーン
ルーム内での無菌充填設備に最適な構造となる。
【0012】また請求項5記載のロータリー式容器洗浄
設備は、上記構成において、清浄空気が上方から下方に
流送されるクリーンルーム内に、容器洗浄装置と入口側
容器反転装置と出口側容器反転装置とを配置したもので
ある。
【0013】上記構成によれば、クリーンルーム内での
清浄空気の流れが、反転姿勢の容器の口部に向うことが
ないので、より効果的な洗浄を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係るロータリー
式容器充填設備の実施の形態を図1〜図8に基づいて説
明する。
【0015】この充填設備は、清浄空気が上方から下方
に流送されるアセプティック(無菌)充填室(クリーン
ルーム)に配設されるもので、図7,図8に示すよう
に、容器Bの入口側から出口側に容器洗浄設備(容器洗
浄部)1、容器Bへの液の充填を行う充填機2、容器B
のキャッピングキャッピング装置3とが配置され、キャ
ッピング装置3に並設してキャップ滅菌装置4が設けら
れている。
【0016】前記容器洗浄設備1は、たとえば中間送り
装置である中間ホイール6を介して第1旋回テーブル
(入口側の旋回テーブル)5A,第2旋回テーブル5
A,5Bを直列に接続した薬液洗浄装置7と、1台の仕
上げ旋回テーブル(出口側の旋回テーブル)5Cを配置
した仕上げ洗浄装置8からなり、薬液洗浄装置7と仕上
げ洗浄装置8のそれぞれの旋回テーブル5A,5B,5
Cは接続送り装置である接続ホイール9を介してそれぞ
れ接続されている。そして、図示しない回転駆動装置に
より垂直軸心周りに回転駆動される各旋回テーブル5A
〜5Cには、それぞれ一定ピッチで容器保持部11が配
設され、この容器保持部11で反転姿勢で保持された容
器B内に洗浄液を噴射して容器Bを洗浄するように構成
されている。
【0017】そして、第1旋回テーブル5Aの容器入口
には、容器Bを180度反転して反転姿勢の容器Bを容
器保持部11に供給する入口側容器反転装置12Aが配
置され、また仕上げ旋回テーブル5Cの容器出口に、容
器保持部11から反転姿勢の容器Bを受け取って180
度反転させ正立姿勢にする出口側容器反転装置12Bが
設けられている。
【0018】前記入口側と出口側の容器反転装置12
A,12Bは同一構造であるため、入口側容器反転装置
(以下単に容器反転装置という)12Aのみを説明して
出口側容器反転装置12Bの説明は省略する。
【0019】容器反転装置12Aは、図1に示すよう
に、基台21に貫設されたボス部22に、回転スリーブ
23を介して主軸24が立設固定されている。前記主軸
24の上部には、回転スリーブ23の上端部に連結され
た回転テーブル25が配置され、この回転テーブル25
上に密閉状の駆動ボックス26が配置されて主軸24に
軸受を介して回転自在に支持されている。また回転スリ
ーブ23の下端部には、図示しない駆動ギヤが噛合され
る受動ギヤ27が取付けられており、図示しない回転駆
動装置により、洗浄設備1の容器保持部11と後述する
容器反転保持部31とが同期する周速度で回転駆動され
る。
【0020】前記回転テーブル25には、前記旋回テー
ブル5A〜5Cの容器保持部11と同一のピッチで容器
反転保持部31が設けられている。この容器反転保持部
31は、前記駆動ボックス26からそれぞれ半径方向に
突出された伝動筒32と、この伝動筒32に設けられた
ギヤボックス33と、ギヤボックス33に容器Bを把持
開放自在でかつ反転自在に設けられた把持アーム34と
を具備している。
【0021】図2〜図4に示すように、このギヤボック
ス33には、把持アーム34を開閉するアーム開閉機構
35と、把持アーム34,34を180゜回転して容器
Bを反転するアーム反転機構36とが内蔵されている。
また駆動ボックス26には、伝動筒32内の中間外軸
(中間軸)37を介してアーム開閉機構35を駆動しネ
ック把持アーム34により容器Bを保持する開閉駆動手
段28と、伝動筒32内で中間外軸37の中空部に同一
軸心状に配置された中間内軸(中間軸)38を介してア
ーム反転機構36を駆動しネック把持アーム34に把持
された容器Bを反転する反転駆動手段29とが内蔵され
ている。
【0022】図2,図3に示すように、駆動ボックス2
6に設けられた反転駆動手段29は、主軸24に固定部
材41を介して固定されたカム部材42に周方向に形成
されたカム溝43と、駆動ボックス26内に昇降ガイド
44を介して昇降自在に配置された昇降ラック45と、
前記カム溝43に移動自在に嵌合されて昇降ラック45
を昇降移動させる反転用カムホロワ46と、前記中間内
軸38の内端部に取付けられて昇降ラック45に噛み合
う反転用ピニオン47とで構成されている。
【0023】またギヤボックス33に設けられたアーム
反転機構36は、中間内軸38の外端部に取付けられた
駆動ベベルギヤ48と、把持アーム34の基端部に(主
軸に対する)接線方向の水平軸49を介して固定されて
駆動ベベルギヤ48と噛合する受動ベベルギヤ50とで
構成されている。
【0024】したがって、回転テーブル25の所定位置
で、カム溝43により反転用カムホロワ46を介して昇
降ラック45を昇降移動させ、昇降ラック45に噛合す
る反転用ピニオン47を介して中間内軸38を回転させ
る。そして駆動ベベルギヤ48と受動部ベベルギヤ50
により水平軸49を中心に把持アーム34を矢印C方向
180°回転駆動して、把持アーム34に把持された容
器Bを図1左の正立姿勢から図1右の反転姿勢に、また
は逆に反転姿勢から正立姿勢に変更することができる。
【0025】駆動ボックス26内の開閉駆動手段28
は、主軸24に固定部材41を介して固定されたカム板
51と、前記中間外軸37の内端部に揺動アーム52を
介して設けられてカム板51に係合する開閉用カムホロ
ワ53で構成されている。また、ギヤボックス33内の
アーム開閉機構35は、中間外軸37の外端部に取付け
られたリング状カム54と、ギヤボックス33の上部お
よび下部にそれぞれ出退自在に貫設された受動ピン55
と、この受動ピン55を後退方向に付勢する拘束用ばね
56とで構成されている。したがって、回転テーブル2
5の所定位置で、カム板51により開閉用カムホロワ5
3および揺動アーム52を介して中間外軸37を所定角
度回動させ、リング状カム54の作用により受動ピン5
5を出退することができる。
【0026】図3,図4に示すように、前記把持アーム
34は、ギヤボックス33に回転接線方向に沿う水平軸
49を介して回動自在に支持された反転アーム部61
と、反転アーム部61のブラケットにそれぞれテーブル
半径方向の支軸62,62を介して開閉自在に支持され
た一対の開閉アーム部63,63とで構成されている。
そして反転アーム部61には、受動ピン55により駆動
される中間ピン64が反転半径方向に出退自在に貫設さ
れ、この中間ピン64は閉動用ばね65により後退方向
に付勢されている。また中間ピン64の先端部には、一
対の開閉ロッド66aを有する開閉ブロック66が取付
けられ、開閉アーム部63の基端部に開閉ロッド66a
がそれぞれ係合する受動凹部63a,63aが形成され
ている。したがって、受動ピン55により中間ピン64
が出退されることにより、開閉ブロック66の開閉ロッ
ド66aが押引きされ受動凹部63aを介して開閉アー
ム部63を開閉することができ、上下に設けられた受動
ピン55により、容器Bの正立姿勢位置と反転姿勢位置
で把持アーム34を開閉することができる。なお、リン
グ状カム54は、この容器Bの反転移動時に把持アーム
34が開放されないように形成されている。
【0027】前記薬液洗浄装置7および仕上げ洗浄装置
8において、第1,第2旋回テーブル5A,5Bと仕上
げ用の旋回テーブル5Cもほぼ同一構成であるため、薬
液洗浄装置7の第1旋回テーブル5Aを説明して、他は
省略する。
【0028】図5,図6,図8に示すように、第1旋回
テーブル(以下旋回テーブルという)5Aの外周部に一
定ピッチで配置された容器保持部11に、反転姿勢の容
器Bを着脱自在に保持する容器保持装置70と、洗浄ノ
ズル装置71がそれぞれ配置されている。
【0029】容器保持装置70は、旋回テーブル5Aの
天板5aに形成された貫通孔にアーム支持筒73を介し
て開放軸72が回転自在に立設配置され、アーム支持筒
73の上端部にアーム支持台74に設けられ、このアー
ム支持台74に左右一対の保持アーム75,75がそれ
ぞれ開閉自在に配置されている。これら保持アーム7
5,75は、図6に示すように、基端側に形成された貫
通孔に支持ピン77が回動自在に嵌合され、中間部に形
成された円弧状ガイド穴にガイドピン76がスライド自
在に嵌合されて開閉動が案内されるとともに開閉動作限
が規制され、支持ピン77を中心に所定範囲で回動自在
に配設されている。そして先端部内面に容器Bのネック
部nを把持する把持凹部78が形成されている。また、
両保持アーム75には、ガイドピン76の配置位置の内
面側に、開放軸72の上部に楕円形または長円形に形成
された開閉カム部(駆動部)72aを挟み込む追従部7
5aが形成され、さらに先端側で上面から突設された掛
止ピン79aの間に、保持アーム75をそれぞれ閉動方
向に付勢して開閉カム部72aを追従部75aに押し付
ける拘束兼用の閉動付勢ばね79が連結されている。
【0030】また前記開放軸72は、図5に示すよう
に、旋回テーブル5Aの貫通孔5bから垂下され、その
下端部に開放レバー81を介して開放カムホロワ82が
取付けられている。そしてこの開放カムホロワ82は、
容器出口の近傍から容器入口の近傍にわたって配設され
た開放カム体83に当接し、開放レバー81を介して開
放軸72を図6に示す矢印方向に所定角度開動させ、開
閉カム部72aおよび追従部75aの作用により左右の
保持アーム75を仮想線で示す位置まで開いて容器Bの
ネック部nを開放することができる。
【0031】また洗浄ノズル装置71は、旋回テーブル
5Aとその天板5aにガイドスリーブ91を介して昇降
自在に配置された昇降ロッド92と、この昇降ロッド9
1の上端部に設けられたノズル本体93と、昇降ロッド
92を介してノズル本体93を昇降駆動する昇降カム機
構94とで構成されている。前記ノズル本体93には、
軸心位置の洗浄液ノズル95と、この洗浄液ノズル95
に同一軸心状に外嵌された滅菌エアノズル96とが上向
きに設けられている。また昇降カム機構94は、昇降ロ
ッド92の下端部に設けられた昇降ローラ97が、固定
側に配置されたカム部材98のカム溝99に移動自在に
嵌合されて構成される。上記構成により、容器入口で反
転状態の容器Bを容器保持装置70に受け取った後、洗
浄液ノズル95と滅菌エアノズル96とが容器Bの口部
から挿入されて所定時間薬液およびエアが容器B内に噴
射されて洗浄滅菌される。
【0032】上記構成において、搬入コンベヤ装置など
により搬入された容器Bに、容器反転装置12Aの容器
反転保持部31が接近され、開閉駆動手段28の作用に
よりアーム開閉機構35を介して容器反転保持部31の
把持アーム34が閉動されて容器Bのネック部が把持さ
れて容器反転装置12Aに受け渡される。そして回転テ
ーブル25が回転移動中に、反転駆動手段29の作用に
よりアーム反転機構36を介して把持アームが水平軸4
9を中心に180°旋回されて容器Bが反転される。こ
の反転状態で容器Bが薬液洗浄装置7の第1旋回テーブ
ル5A容器入口に搬送され、容器保持部11の容器保持
装置70にネック部が把持されるとともに、開閉駆動手
段28の作用により把持アーム34が閉動されて容器B
が入口側容器反転装置12Aから薬液洗浄装置7に供給
される。この後、反転姿勢の容器Bは、第1旋回テーブ
ル5Aの容器保持部11から中間ホイール6を介して第
2旋回テーブル5Bに移送されて洗浄され、さらに複数
の中間ホイール6を介して仕上げ洗浄装置8の旋回テー
ブル5Cに搬送されて仕上げ洗浄される。さらに、仕上
げ旋回テーブル5Cの容器出口で出口側容器反転装置1
2Bに容器Bを排出し、出口側容器反転装置12Bによ
り反転姿勢の容器Bが正立姿勢に復帰される。そして接
続ホイール9から充填機2に送られて容器B内に液が充
填され、さらにキャッピング装置3に送られてキャップ
(蓋)が装着される。
【0033】上記実施の形態によれば、容器入口で容器
反転装置12Aにより反転された容器Bを薬液洗浄装置
7の容器保持部11に受け取るので、受取り直後から洗
浄作業を開始することができ、また容器出口でも容器B
を反転姿勢のまま排出するので、排出直前まで洗浄作業
を実施することができる。したがって、一定時間洗浄液
に浸すことが要求される洗浄作業において、占有床面積
をさほど大きくすることなく、旋回テーブル5A〜5C
上の周回経路を最大限利用して、周回経路で多くの容器
Bを洗浄しつつ旋回移動させ、洗浄作業時間を十分に確
保することができるので、容器Bの洗浄充填作業の高速
化に対応することができる。また、第1旋回テーブル5
Aの入口から仕上げ用旋回テーブル5Cの出口まで、容
器Bが反転状態で保持されるため、上方から下方に流れ
るクリーンルーム内の清浄空気に同伴された汚染物が容
器Bの口部から容器内に流入するのが未然に防止され、
効果的に無菌洗浄を実施することができる。
【0034】また洗浄装置7,8の旋回テーブル5A〜
5Cに、容器Bの反転機構が不要となる分、容器保持部
11を簡易化することができ、クリーンルームにおける
アセプティック充填に適した構造、すなわち駆動部材や
駆動部分を露出させない構造についての設計の自由度が
大きくなる。
【0035】さらに、反転装置12A,12Bでは、駆
動ボックスから突出した伝動筒にギヤボックスを介して
把持アームを設け、駆動ボックス内の開閉駆動手段およ
び反転駆動手段を設け、ギヤボックスに伝動筒内の中間
軸を介して駆動されるアーム開閉機構およびアーム反転
機構を設けたので、全体をコンパクトに構成でき、クリ
ーンルーム内での無菌充填設備に最適な構造とすること
ができる。
【0036】なお、容器洗浄設備1において、入口側と
出口側容器反転装置12A,12Bの間に、複数(図で
は3つ)の旋回テーブル5A〜5Bを配置したが、1つ
であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、洗浄部の入口から出口まで容器を反転姿勢の
まま保持して洗浄と旋回テーブル間での受渡しをおこな
うので、容器内への汚染物の浸入を防止することがで
き、また旋回テーブルの周回経路における洗浄区間を十
分に確保することができ、高速洗浄に対応することがで
きる。
【0038】また請求項2記載の発明によれば、クリー
ンルーム内での清浄空気の流れが、反転姿勢の容器の口
部に向うことがないので、より効果的な洗浄を行うこと
ができる。
【0039】さらに請求項3記載発明によれば、容器入
口で入口側容器反転装置により容器を反転して反転姿勢
の容器を旋回テーブルの容器保持部に供給し、さらに容
器出口で容器保持部から出口側容器反転装置に反転姿勢
のまま容器を受け取り反転して正立姿勢にするので、容
器保持部の周回経路で容器の反転に要する動作が不要と
なり、旋回経路上で容器入口から反転姿勢の容器に対し
てすぐに洗浄を開始できるとともに、容器出口の直前ま
で洗浄作業(液の排出、乾燥も含む)を行うことができ
る。したがって、旋回テーブルの周回経路を有効に利用
して周回経路に多くの容器を保持して洗浄することがで
き、洗浄装置を大形化せずに高速充填に対応することが
できる。また容器入口から容器出口まで反転姿勢で容器
が保持されるので、無菌充填に最適となる。
【0040】また請求項4記載の発明によれば、容器反
転保持部で駆動ボックス内の開閉駆動手段および反転駆
動手段から伝動筒内の中間軸を介してギヤボックスのア
ーム開閉機構およびアーム反転機構を作動し開閉把持ア
ームを開閉および反転するように構成したので、全体を
コンパクトに構成できる。また駆動構造部材を駆動ボッ
クスと伝動筒とギヤボックス内に収納することができる
ので、クリーンルーム内での無菌充填設備に最適な構造
となる。
【0041】また請求項5記載の発明によれば、クリー
ンルーム内での清浄空気の流れが、反転姿勢の容器の口
部に向うことがないので、より効果的な洗浄を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器洗浄設備の容器反転装置の実
施の形態を示す側面断面図である。
【図2】同容器反転装置の要部拡大図である。
【図3】図2に示すI−I断面図である。
【図4】同容器反転装置の把持アームを示す部分拡大図
である。
【図5】同容器洗浄装置の容器保持部を示す拡大断面図
である。
【図6】図5に示すII−II断面図である。
【図7】同容器洗浄設備の有する充填設備の概略平面図
である。
【図8】同容器洗浄設備を示す概略側面断面図である。
【符号の説明】
B 容器 n ネック部 1 容器洗浄設備 2 充填機 5A〜5C 旋回テーブル 7 薬液洗浄装置 8 仕上げ洗浄装置 11 容器保持部 12A,12B 容器反転装置 26 駆動ボックス 28 開閉駆動手段 29 反転駆動手段 31 容器反転保持部 32 伝動筒 33 ギヤボックス 34 把持アーム 35 アーム開閉機構 36 アーム反転機構 70 容器保持装置 71 洗浄ノズル装置
フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA23 AB13 AB25 AB27 AB29 AB42 BB22 BB32 BB62 CB15 CC01 CD00 CD33 3E079 AB01 FF03 GG01 3F072 AA07 GE02 GG03 GG16 HA04 HA05 HA09 JA03 KC01 KC09 KC11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の洗浄、容器への液の充填、容器のキ
    ャッピングを連続して行う充填設備の容器洗浄部で、少
    なくとも入口側の旋回テーブルに容器を保持して旋回移
    動中に容器の薬液洗浄を行い、出口側の旋回テーブルに
    容器を保持して旋回移動中に容器の仕上げ洗浄を行うに
    際して、 容器洗浄部の入口で容器を反転して入口側の旋回テーブ
    ルに供給し、容器を反転姿勢で洗浄を行うとともに旋回
    テーブル間で容器を反転姿勢のままで受渡しし、出口側
    の旋回テーブルから容器を反転姿勢で排出した後、容器
    を反転して正立させることを特徴とする充填設備におけ
    る容器の搬送方法。
  2. 【請求項2】容器の洗浄、容器への液の充填、容器のキ
    ャッピングを、清浄空気が上方から下方に流送されるク
    リーンルーム内で行うことを特徴とする請求項1記載の
    充填設備における容器の搬送方法。
  3. 【請求項3】単数または複数の旋回テーブルの外周部に
    一定間隔毎に配設された容器保持部で、反転姿勢に保持
    された容器内に洗浄液を噴射して容器を洗浄する容器洗
    浄装置と、 この容器洗浄装置の旋回テーブルの容器入口で正立姿勢
    の容器を180度反転して前記容器保持部に容器を受渡
    す入口側容器反転装置と、 旋回テーブルの容器出口で容器保持部から反転姿勢の容
    器を受け取って180度反転し正立姿勢にする出口側容
    器反転装置とを具備したことを特徴とするロータリー式
    容器洗浄設備。
  4. 【請求項4】容器反転装置の回転テーブルに、容器反転
    保持部を所定ピッチで配設し、 これら容器反転保持部に、旋回テーブルに設けられた密
    閉状駆動ボックスから伝動筒を介して支持された密閉状
    のギヤボックスと、これらギヤボックスに容器を把持し
    て容器を反転可能な把持アームとをそれぞれ設け、 前記ギヤボックス内に設けられた開閉駆動手段により、
    伝動筒内の中間軸を介してアーム開閉機構を駆動し把持
    アームで容器を保持するとともに、ギヤボックス内に設
    けられた反転駆動手段により、伝動筒内の中間軸を介し
    てアーム反転機構を駆動し把持アームに把持された容器
    を反転するように構成したことを特徴とする請求項3記
    載のロータリー式容器洗浄設備。
  5. 【請求項5】清浄空気が上方から下方に流送されるクリ
    ーンルーム内に、容器洗浄装置と入口側容器反転装置と
    出口側容器反転装置とを配置したことを特徴とする請求
    項3または4に記載のロータリー式容器洗浄設備。
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