JP2003191549A - カッター装置 - Google Patents
カッター装置Info
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Abstract
刃3の往復動位置を調節可能とし、回転移動刃3の移動
距離のうち切断動作をともなわない無駄な動きの部分を
極力少なくして高速切断を可能としたカッター装置を提
供すること。 【解決手段】 各種プリンターに装填するラベルやタグ
など用紙Pの幅に応じて回転移動刃3による切断が完了
する位置(その停止位置)を決めること、およびセンサ
ー4、5に対する回転移動刃3(被検出プレート)の位
置を用紙Pの幅に合わせることができるようにすること
に着目したもので、回転移動刃3の移動キャリッジ6に
取り付けるとともにセンサー4、5により検出される被
検出プレート7と、被検出プレート7に対して用紙Pの
幅方向にその突出長さを調節可能な長さ調節プレート2
1と、を有することを特徴とする。
Description
るもので、とくに各種プリンターに装填されて印刷を施
される帯状のラベルやタグなどの用紙を所定の長さに切
断するためのカッター装置に関するものである。
図6にもとづき概説する。図5は、カッター装置1の概
略正面図であって、カッター装置1は、固定刃2と、回
転移動刃3と、第1のセンサー4および第2のセンサー
5と、を有する。カッター装置1は、たとえば、各種プ
リンター(図示せず)に装填されて印刷を施される帯状
のラベルやタグなどの用紙Pを所定の長さに切断するた
めのものである。用紙Pは、その用途に応じて各種の幅
を有する。
てあり、用紙Pの最大幅を切断することができるだけの
横方向長さを有している。回転移動刃3は、用紙Pの幅
方向すなわち、この固定刃2に沿って移動することによ
り、固定刃2との間に移送されてくる用紙Pを切断する
もので、移動キャリッジ6に回転可能にこれを取り付け
てある。移動キャリッジ6には、回転移動は3の左右移
動方向に均等に突出するように被検出プレート7を取り
付けてある。なお、たとえば、図5中左側の第1のセン
サー4側を回転移動刃3の停止位置としてあり、用紙P
の幅が異なる場合には、この停止位置側を基準として、
より幅の小さい用紙Pを図中左側に寄せて案内するよう
になっている。
は、用紙Pの最大幅より外側にこれらを配置し、回転移
動刃3の往復動にともなって移動する被検出プレート7
を検出可能としてある。
ターのプリンター制御回路8の概略ブロック図であっ
て、プリンター制御回路8は、CPU9と、ROM10
と、RAM11と、I/Oポート12と、バス13と、
を有する。ただし、プリンターの印刷機能自体に必要な
部品ブロックについては図示を省略してある。I/Oポ
ート12に、カッター制御回路14およびセンサー制御
回路15を接続してある。
ンター制御回路8において、回転移動刃3が移動キャリ
ッジ6および被検出プレート7とともに図5中左から右
方向に移動(往動)して用紙Pを切断し、第2のセンサ
ー5が被検出プレート7を検出して停止する。用紙Pの
つぎの先端部が固定刃2の下方部を所定ピッチだけ移送
されたのち、回転移動刃3が移動キャリッジ6および被
検出プレート7とともに右から左方向に復動し、用紙P
におけるつぎの切断位置を切断し、第1のセンサー4が
被検出プレート7を検出して停止する。この往復切断動
作を繰り返す。
て、回転移動刃3が常に最大幅の長さを往復動するの
で、より幅の小さな用紙Pに対しては、回転移動刃3の
移動距離のうち切断動作をともなわない無駄な動きの部
分があることになり、高速切断を行うことができないと
いう問題がある。とくに、カッター装置1を装備したプ
リンターなどにおいては、時間あたりの用紙Pの印刷、
移送および切断までの処理枚数のうち、カッター装置1
における切断処理のための動作時間が大きな割合を占め
ている。かくして、カッター装置1の高速化が作業時間
の短縮につながるため、当該高速化のための簡単な構成
が要請されていた。
開平6−238596号、特開平10−29193号、
および特開2000−317884号などがある。
諸問題にかんがみなされたもので、用紙の幅に応じて回
転移動刃を所定距離だけ駆動し、高速切断を可能とした
カッター装置を提供することを課題とする。
応じて回転移動刃の往復動位置を調節可能としたカッタ
ー装置を提供することを課題とする。
質的な切断処理時間を短縮可能としたカッター装置を提
供することを課題とする。
ち切断動作をともなわない無駄な動きの部分を極力少な
くしたカッター装置を提供することを課題とする。
プリンターに装填するラベルやタグなど用紙の幅に応じ
て回転移動刃による切断が完了する位置(その停止位
置)を決めること、およびセンサーに対する回転移動刃
(被検出プレート)の位置を用紙の幅に合わせることが
できるようにすることに着目したもので、第一の発明
は、用紙の幅方向に設けた固定刃と、この固定刃に沿っ
て移動することにより上記用紙を切断する回転移動刃
と、この回転移動刃の位置を検出するセンサーと、を有
するカッター装置であって、上記回転移動刃の移動キャ
リッジに取り付けるとともに上記センサーにより検出さ
れる被検出プレートと、この被検出プレートに対して上
記用紙の幅方向にその突出長さを調節可能な長さ調節プ
レートと、を有することを特徴とするカッター装置であ
る。
側に配置した第1のセンサーおよび第2のセンサーであ
ることができる。
ッジの移動方向の片側にのみこれを設けることができ
る。
ッジの移動方向に沿ってその一対を設けることができ
る。
に応じた調節マークを設けてあることができる。
刃と、この固定刃に沿って移動することにより上記用紙
を切断する回転移動刃と、この回転移動刃の位置を検出
する第1のセンサーおよび第2のセンサーと、を有する
カッター装置であって、上記回転移動刃の移動キャリッ
ジに取り付けるとともに上記第1のセンサーおよび上記
第2のセンサーにより検出される被検出プレートと、上
記第1のセンサーおよび上記第2のセンサーの間に位置
してこの被検出プレートを検出可能な第3のセンサー
と、を設けたことを特徴とするカッター装置である。
サーおよび上記第2のセンサーの組み合わせと、上記第
1のセンサーおよび上記第3のセンサーの組み合わせ
と、を切り替えて用いることができる。
と第二の発明における第3のセンサーとは、これを適宜
組み合わせて用いることもできる。
種プリンターに装填するラベルやタグなど用紙の幅に応
じて回転移動刃による切断が完了する位置を決めるよう
にしたので、回転移動刃の移動距離のうち切断動作をと
もなわない無駄な動きの部分を極力少なくし、切断動作
の高速化を可能とした。
の被検出プレートに長さ調節プレートを取り付けて、そ
の長さを調節可能としたので、用紙の幅に応じてこの長
さ調節プレートを被検出プレートからの突出長さを決め
ることにより、第1のセンサーおよび第2のセンサーな
どのセンサーが検出するタイミングを短縮することがで
き、高速切断を実現することができる。
サーおよび第2のセンサーの間に位置して被検出プレー
トを検出可能な第3のセンサーを設けたので、幅の短い
用紙の場合には、この第3のセンサーが被検出プレート
を検出し、回転移動刃の移動距離のうち切断動作をとも
なわない無駄な動きの部分を極力少なくすることができ
る。
(第一の発明)によるカッター装置20を図1および図
2にもとづき説明する。ただし、図5および図6と同様
の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略す
る。図1は、カッター装置20の概略正面図であって、
カッター装置20は、既述の固定刃2、回転移動刃3、
第1のセンサー4、第2のセンサー5、移動キャリッジ
6および被検出プレート7を有するとともに、被検出プ
レート7に取り付けた長さ調節プレート21を有する。
面図であって、長さ調節プレート21は用紙Pの幅方向
の長窓22を有し、被検出プレート7の貫通孔23を通
したボルト24をナット25で締めることにより、被検
出プレート7に対する長さ調節プレート21の用紙Pの
幅方向における突出長さを調節可能としてある。
マーク26を設けておくことにより、用紙Pの幅に応じ
て、ボルト24およびナット25による長さ調節プレー
ト21の固定位置の目安とすることができ、長さ調節プ
レート21の用紙Pの幅方向における突出長さを調節す
る操作を容易に行うことができる。
て、用紙Pの幅に応じて長さ調節プレート21の被検出
プレート7に対する突出長さを調節することにより、第
1のセンサー4および第2のセンサー5の間における回
転移動刃3の実質切断動作に対応する往復動距離の無駄
を省くことができる。たとえば、用紙Pの幅が狭い場合
に、被検出プレート7から長さ調節プレート21をより
長く延ばすことにより、回転移動刃3の図1中右方向へ
の移動時に、第2のセンサー5が従来より早く長さ調節
プレート21を検出することになり、回転移動刃3によ
る用紙Pの切断処理時間すなわち移動時間を短縮するこ
とができる。
調節機構は、上述の長窓22など以外にも任意の構成を
採用することができる。
調節プレート21は、移動キャリッジ6の移動方向の片
側にのみこれを設けた場合を説明したが、用紙Pの基準
位置を第1のセンサー4および第2のセンサー5の中心
に設定するような構成の場合には、一対の長さ調節プレ
ート21を移動キャリッジ6の移動方向に沿って被検出
プレート7の両側(第1のセンサー4側および第2のセ
ンサー5側)に設けることができる。この場合には、第
1のセンサー4側および第2のセンサー5側においてと
もに、回転移動刃3の無駄な移動距離を短縮して高速切
断を可能とする。
の発明)によるカッター装置30の概略正面図であっ
て、カッター装置30においては、第1のセンサー4と
第2のセンサー5との間の任意の位置に第3のセンサー
31を設けている。この第3のセンサーの設定位置は、
装填される用紙Pの幅の種類に応じて実質切断時間を最
小にするようにこれを決定する。
動方向に対して直角方向に延びる補助プレート32を取
り付けてある。
ー5および第3のセンサー31の平面位置関係を示す概
略平面図であって、第3のセンサー31は、回転移動刃
3の第2のセンサー5方向への移動には障害にならない
位置であって補助プレート32を検出可能な位置にこれ
を配置してある。
て、用紙Pの幅が第1のセンサー4と第3のセンサー3
1との間より長い場合には、第1のセンサー4および第
2のセンサー5の組を検出センサーとして利用する。用
紙Pの幅がより小さい場合には、第1のセンサー4と第
3のセンサー31との対をセンサーとして用いれば、用
紙Pの幅に応じて回転移動刃3がその間を往復動し、幅
に応じた最適速度で切断処理を行うことができる。
置20における長さ調節プレート21、および第2の実
施の形態によるカッター装置30における第3のセンサ
ー31を組み合わせることにより、さらに調節段階を増
やして、よりきめ細かな回転移動刃3の移動距離の調節
を可能とすることができる。
レートに長さ調節プレートを設けること、あるいは第3
のセンサーを設けることなどにより、用紙の幅に応じて
回転移動刃の無駄な移動時間を省略し、高速切断処理を
実現することができる。
るカッター装置20の概略正面図である。
る。
るカッター装置30の概略正面図である。
び第3のセンサー31の平面位置関係を示す概略平面図
である。
リンター制御回路8の概略ブロック図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 用紙の幅方向に設けた固定刃と、 この固定刃に沿って移動することにより前記用紙を切断
する回転移動刃と、 この回転移動刃の位置を検出するセンサーと、を有する
カッター装置であって、 前記回転移動刃の移動キャリッジに取り付けるとともに
前記センサーにより検出される被検出プレートと、 この被検出プレートに対して前記用紙の幅方向にその突
出長さを調節可能な長さ調節プレートと、 を有することを特徴とするカッター装置。 - 【請求項2】 前記センサーは、前記用紙の最大幅よ
り外側に配置した第1のセンサーおよび第2のセンサー
であることを特徴とする請求項1記載のカッター装置。 - 【請求項3】 前記長さ調節プレートは、前記移動キ
ャリッジの移動方向の片側にのみこれを設けたことを特
徴とする請求項1記載のカッター装置。 - 【請求項4】 前記長さ調節プレートは、前記移動キ
ャリッジの移動方向に沿ってその一対を設けたことを特
徴とする請求項1記載のカッター装置。 - 【請求項5】 前記長さ調節プレートには、前記用紙
の幅に応じた調節マークを設けてあることを特徴とする
請求項1記載のカッター装置。 - 【請求項6】 用紙の幅方向に設けた固定刃と、 この固定刃に沿って移動することにより前記用紙を切断
する回転移動刃と、 この回転移動刃の位置を検出する第1のセンサーおよび
第2のセンサーと、を有するカッター装置であって、 前記回転移動刃の移動キャリッジに取り付けるとともに
前記第1のセンサーおよび前記第2のセンサーにより検
出される被検出プレートと、 前記第1のセンサーおよび前記第2のセンサーの間に位
置してこの被検出プレートを検出可能な第3のセンサー
と、を設けたことを特徴とするカッター装置。 - 【請求項7】 前記用紙の幅に対応して、前記第1の
センサーおよび前記第2のセンサーの組み合わせと、前
記第1のセンサーおよび前記第3のセンサーの組み合わ
せと、を切り替えて用いることを特徴とする請求項6記
載のカッター装置。
Priority Applications (1)
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JP2001393483A JP3962251B2 (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | カッター装置 |
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JP3962251B2 JP3962251B2 (ja) | 2007-08-22 |
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2001
- 2001-12-26 JP JP2001393483A patent/JP3962251B2/ja not_active Expired - Fee Related
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