JP2003189687A - 電動機の可変速制御装置 - Google Patents
電動機の可変速制御装置Info
- Publication number
- JP2003189687A JP2003189687A JP2001382481A JP2001382481A JP2003189687A JP 2003189687 A JP2003189687 A JP 2003189687A JP 2001382481 A JP2001382481 A JP 2001382481A JP 2001382481 A JP2001382481 A JP 2001382481A JP 2003189687 A JP2003189687 A JP 2003189687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- electric motor
- variable speed
- control device
- speed control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
ク応答を調整可能とし、機械共振による破損や騒音発生
を未然に防止する。 【解決手段】電動機を電力変換器により可変速駆動する
装置であって、電動機の電流の大きさを制限する電流制
限手段を備えた電動機の可変速制御装置に関する。電流
制限部30が、電動機11に流れる電流を回転座標変換
し、電動機に印加する端子電圧ベクトル方向の電流成分
と、この成分に直交する電流成分とに分離する3/2相
変換器12及び座標変換器13と、端子電圧ベクトル方
向の電流成分を入力量とした関数によって電動機の電流
制限値を変化させる電流制限値演算部31〜34と、を
備える。
Description
電圧と出力周波数とをほぼ比例させて制御する、いわゆ
るV/f一定制御で電動機を運転するようにした可変速
制御装置に関するものである。
せて制御する、いわゆるV/f一定制御で電動機を運転
する場合の制御ブロック図である。以下ではV/f一定
制御について説明するが、V/f一定制御は広く公知で
あるので、簡単な説明にとどめる。また、電動機として
は、誘導電動機、同期電動機などがあるが、ここでは誘
導電動機を例にとり説明する。
わち電力変換器の出力電圧の周波数にほぼ比例する。そ
のとき、磁束を一定に保つため、周波数にほぼ比例して
電圧の振幅を調整する。すなわち、電圧Vと周波数fと
の比がほぼ一定となるように制御する。具体的な制御方
法を、図11に沿って簡単に説明する。
実現した例である。周波数設定器1は、電動機11の目
標周波数となる第1の周波数指令値f1を出力する。加
減速演算器2は、f1の変化率を制限して第2の周波数
指令f2を演算する。f/V変換器4は、f2からγ−
δ座標軸における電圧指令vγ、vδを演算する。ここ
で、γ−δ座標軸はf2で回転する回転座標軸であり、
δ軸を電動機11に印加する端子電圧ベクトルの方向、
δ軸から90°遅れた方向をγ軸と定義する。
を流した場合に発生する磁束方向をα軸とし、このα軸
に対して90°進んだ方向にとった座標軸をβ軸とする
静止座標軸をα−β座標軸とすると、α−β座標軸とγ
−δ座標軸との関係は図12に示す通りとなる。なお、
γ−δ座標軸の定義からvγ=0となり、両座標軸間の
位相をθとする。
圧指令vδと、f2を積分器16により積分して求めた
位相θとから三相電圧指令vu,vv,vwを演算す
る。これらの三相電圧指令vu,vv,vwをPWM演
算回路7によりキャリアと比較して電力変換器9のスイ
ッチング素子に対するゲート信号に変換し、このゲート
信号を用いて電力変換器9を制御することにより、電動
機11の端子電圧を制御する。なお、8は電動機11の
駆動に必要な電力を電力変換器9に供給する三相交流電
源である。
クは、磁束ベクトルとそれに直交する電流ベクトルとの
積によって表される。このため、磁束を一定とすれば、
トルク応答は電流応答に依存する。機械系の時定数が電
気系の時定数より十分大きければ、ステップ電圧に対す
るV/f一定制御の電流応答は数式1で表され、電気時
定数{L/(R1+R2)}によって決まる。
圧、L:漏れインダクタンス、R1:1次巻線抵抗、R
2:2次巻線抵抗である。
の電流応答、換言すればトルク応答が決まってしまうた
め、V/f一定制御では制御応答を自由に調節すること
ができないという欠点がある。上述のようにV/f一定
制御の場合、そのトルク応答は電動機固有の定数に依存
するため、調整不可能である。従って、仮にトルク応答
が機械系の共振周波数と一致すると機械共振を引き起こ
し、機械を破損する恐れがある。また、破損しないまで
も、騒音が発生する恐れがある。
合でも電動機のトルク応答を調整可能とし、機械共振に
よる破損や騒音発生を未然に防止するようにした電動機
の可変速制御装置を提供しようとするものである。
め、請求項1記載の発明は、電動機を電力変換器により
可変速駆動する装置であって、電動機の電流の大きさを
制限する電流制限手段を備えた電動機の可変速制御装置
において、前記電流制限手段は、電動機に流れる電流を
回転座標変換し、電動機に印加する端子電圧ベクトル方
向の電流成分と、この成分に直交する電流成分とに分離
する手段と、前記端子電圧ベクトル方向の電流成分を入
力量とした関数によって電動機の電流制限値を変化させ
る手段と、を備えたものである。
器により可変速駆動する装置であって、電動機の電流の
大きさを制限する電流制限手段を備えた電動機の可変速
制御装置において、前記電流制限手段は、電動機に流れ
る電流を回転座標変換し、鎖交磁束ベクトル方向の電流
成分と、この成分に直交してトルクに比例する電流成分
とに分離する手段と、前記トルクに比例する電流成分を
入力量とした関数によって電動機の電流制限値を変化さ
せる手段と、を備えたものである。
器により可変速駆動する装置であって、電動機の電流の
大きさを制限する電流制限手段を備えた電動機の可変速
制御装置において、前記電流制限手段は、電動機の出力
トルク推定値を演算するトルク推定手段と、前記トルク
推定値を入力量とした関数によって電動機の電流制限値
を変化させる手段と、を備えたものである。
れか1項に記載した電動機の可変速制御装置において、
電動機の電流検出値が電流制限値を越えないように、V
/f一定制御される電力変換器の周波数指令値を補正す
る手段を備えたものである。
れか1項に記載した電動機の可変速制御装置において、
電流制限値の関数が、前記入力量の単位時間当たりの変
化幅を所定値以下に制限する関数であることを特徴とす
る。
れか1項に記載した電動機の可変速制御装置において、
電流制限値の関数が、前記入力量をローパスフィルタに
より処理した出力値にオフセット量を重畳する関数であ
ることを特徴とする。
れか1項に記載した電動機の可変速制御装置において、
電流制限値の関数が、前記入力量をローパスフィルタに
より処理した出力値に正負のオフセット量を重畳する関
数であり、正のオフセット量を重畳した値を電動機駆動
用の電流制限値として用い、かつ、負のオフセット量を
重畳した値を電動機制動用の電流制限値として用いるも
のである。
は、V/f一定制御を行う図11の制御ブロック図に電
流制限手段(破線で示す電流制限部30)を付加した本
発明の基本構成図である。なお、図11と同一の構成要
素には同一の参照符号を付してある。
出器10、3/2相変換器12、座標変換器13、加算
器3C、比例積分調節器15から構成されており、比例
積分調節器15の出力としての周波数指令補正値△f
が、加算器3Aにより加減速演算器2の出力としての第
2の周波数指令値f2に加算され、その加算結果f3が
最終的な周波数指令値としてf/V変換器4に入力され
る構成となっている。
れるU相及びW相の電流iu,iwを検出する。3/2
相変換器12は、電流検出値iu,iwから、数式2に
従ってα−β座標軸における電流成分iα,iβを演算
する。
から、数式3に従ってγ−δ座標軸における電流成分i
γ,iδを演算する。
値iδlimとδ軸電流iδとの偏差(iδlim−i
δ)を演算する。比例積分調節器15は、偏差(iδ
lim−iδ)が負のとき、つまりiδがiδlimを
越えた場合は数式4に従って周波数指令補正値Δfを演
算して出力し、iδがiδlimに一致するように、加
算器3Aにより第2の周波数指令値f2を補正して周波
数指令値f3を得る。
ン、Ti:積分時定数である。
流が流れたら、電流制限値とフィードバックした電流検
出値とを用いて電流調節器を組むことで電力変換器の出
力周波数すなわち出力電圧を調整し、電流検出値を電流
制限値に制御するような制限動作が行われる。ここで、
電流制限値iδlimを所望の電流応答が得られるよう
な可変値とすれば、トルクに比例したδ軸電流の応答を
調節できるため、V/f一定制御でもトルク応答が調整
可能となる。
−iδ)が正となったとき、つまり電流制限完了後の速
度復帰時には、比例積分調節器15は、数式4に従って
Δfを負の値から零に戻し、通常運転に復帰させる。
電流制限値iδlim(または後述するM−T座標系に
おける電流制限値iTlim)を変化させるための手段
は、以下の各実施形態における電流制限値演算部31〜
34によって具体化される。
態を説明する。図2は、本発明の第1実施形態を示す制
御ブロック図であり、請求項1,4,5に記載した発明
の実施形態に相当する。なお、図1と同一の構成要素に
は同一の参照符号を付してある。
からのδ軸電流iδが入力される傾き制限器14と、そ
の出力が加えられる制限回路19とから構成されてお
り、制限回路19の出力を電流制限値iδlimとして
加算器3Cに与える。傾き制限器14は、iδの単位時
間当たりの変化幅(傾き)を所定の変化幅(傾き制限
値)以下に制限する。制限回路19は、傾き制限器14
の出力を電流制限値の最大値Ilim max以下にな
るように制限し、δ軸電流制限値iδl imとして出力
する。
数指令補正値Δfが演算されるまでの動作を示す波形図
であり、電動機11に駆動の負荷が印加された場合のも
のである。図3に示すように、時刻t1で負荷が印加さ
れてiδの単位時間当たりの変化幅が傾き制限値以上と
なり、この状態が時刻t2まで続いたとする。このt1
〜t2の期間は、iδの変化幅が傾き制限値によって一
定に制限される。
から出力される電流制限値iδli mは、図のように傾
き制限値に等しい増加率で徐々に増加する。このとき、
t1〜t2の期間中の比例積分調節器15の入力(iδ
lim−iδ)は負の値となり、その出力値Δfは、比
例積分演算によって図のように第2の周波数指令値f 2
を下げる方向の負の値となる。
器の出力周波数に垂下特性を持たせ、これによって最終
的にiδを制御することができる。このiδはトルクに
関係した電流であるため、iδの応答により電動機のト
ルク応答を調節することができる。従って、図3に参考
的に記載した従来技術のトルク応答のようにトルクの急
激な変化を生じることがなく、機械を破損したり騒音が
発生するおそれもない。
びトルクの応答は、傾き制限器14の傾き制限値並びに
制限回路19の電流制限値の最大値Ilimmaxを調
節することにより調整可能である。また、正負の傾き制
限値をそれぞれ設定すれば、駆動負荷だけでなく制動負
荷に対する電動機の電流、トルク応答も調整可能にな
る。
て説明する。この実施形態は、請求項1,4,6に記載
した発明の実施形態に相当する。この実施形態の電流制
限値演算部32は、δ軸電流iδが入力されるローパス
フィルタ17と、その出力iδlpfをオフセット量I
offset1と加算する加算器3Dとから構成されて
おり、加算器3Dによる加算結果iδlim1が電流制
限値として加算器3Cに入力されている。前記ローパス
フィルタ17は、iδを次の数式5に従ってフィルタ処
理し、iδlpfを出力する。
ルタのゲイン、T:ローパスフィルタの時定数である。
調節器15により周波数指令補正値Δf1が演算される
までの動作を示す波形図である。この場合も、電動機1
1に駆動の負荷が印加された状態を想定している。負荷
が印加された後、時刻t1でiδが電流制限値iδ
lim1を越え、時刻t2までその状態が続いたとす
る。なお、iδlim1はオフセット量Ioff
set1を有している。この場合、t1〜t2の期間で
は、偏差(iδlim1−iδ)は負の値あるいは零と
なる。このとき、比例積分調節器15の出力値Δf1は
偏差(iδlim1−iδ)を比例積分演算して、図の
ように第2の周波数指令値f2を下げる方向の負の値と
なる。
答はローパスフィルタ17のゲインk、時定数T及びオ
フセット量Ioffset1から決定される。所望の応
答時定数をT0とすれば、数式6、数式7に従って上記
ゲインk及び時定数Tを調整すればよい。ただし、これ
らの数式において、Ilimmaxは電流制限値の最大
値である。
にトルクの急激な変化を生じることがなく、機械を破損
したり騒音が発生するおそれもない。
る。この実施形態は、請求項1,4,7に記載した発明
の実施形態に相当する。前述した第2実施形態では、第
1実施形態のように傾き制限値を設定する場合と比べ
て、制動負荷に対する電流、トルク応答を調整すること
がができない。この点に着目し、本実施形態では、δ軸
電流制限値及び比例積分調節器をそれぞれ2つ設けるこ
とにより、制動時の負荷に対してもトルク応答の調整を
可能にしている。
り、電流制限値演算部33では、図4に示した電流制限
値演算部32内の構成に加えて、ローパスフィルタ17
の出力iδlpf及びオフセット量Ioffset2が
図示の符号で加えられる加算器3Fを備えている。そし
て、この加算器3Fから出力されるiδlim2が電流
制限値として加算器3Eに入力され、iδlim2とi
δとの偏差が比例積分調節器15Bに入力されている。
また、比例積分調節器15Bから出力される周波数指令
補正値Δf2が加算器3Gにより比例積分調節器15A
からの周波数指令補正値Δf1と加算され、その加算結
果が最終的な周波数指令補正値Δfとして加算器3Aに
より第2の周波数指令値f2に加算されるようになって
いる。
D,3C、比例積分調節器15Aは図4の第2実施形態
と同様に電動機11に駆動の負荷が印加されたときに機
能する。一方、加算器3F,3E、比例積分調節器15
Bは電動機11に制動の負荷が印加されたときに機能す
るものである。
のみ説明する。図7は、比例積分調節器15Bにより周
波数指令補正値Δf2が演算されるまでの動作を示す波
形図であり、電動機11に制動の負荷が印加されたとき
のものである。
方向に越え、時刻t2までその状態が続くとする。この
場合、t1〜t2の期間では偏差(iδlim2−i
δ)は正の値あるいは零となる。このとき、比例積分調
節器15Bの出力Δf2は偏差(iδlim2−iδ)
を比例積分演算して、図のように第2の周波数指令値f
2を上げる方向の正の値となる。この結果、制動負荷に
対しても電流、トルクの応答を制御することができる。
また、これらの応答は、第2実施形態と同様にローパス
フィルタ17のゲインk、時定数T及びオフセット量I
offset2を調節することにより、調整可能であ
る。
この実施形態は、請求項2,4,5に記載した発明の実
施形態に相当する。図8は、この実施形態の制御ブロッ
ク図である。上述した第1〜第3実施形態ではγ−δ座
標軸によって制御系を構成していたが、本実施形態では
M−T座標系によって構成する。
周波数指令値f2で回転する回転座標軸であり、M軸を
鎖交磁束ベクトルの方向、M軸から90°進んだ方向を
T軸と定義する。図8において、f/V変換器4は、補
正後の第2の周波数指令値f2(すなわちf3)に従っ
て電動機11の真のM−T軸と制御装置の制御軸とが一
致するように電圧指令演算を行い、電圧指令のM軸成分
vM及びT軸成分vTを出力する。極座標変換器5は、
図9における振幅V及び位相φを数式8、数式9により
演算する。このように、本実施形態では前述した各実施
形態と異なり、制御系をM−T軸に合わせているので、
トルク応答を高精度に制御することができる。
制限値演算部31において、トルク成分であるT軸電流
iTを傾き制限器14と制限回路19により処理した出
力値iTlimとする。傾き制限器14は、iTの単位
時間当たりの変化幅(傾き)を所定の変化幅以下に制限
する。制限回路19は、傾き制限器14の出力が電流制
限値の最大値Ilimmax以下となるように制限し、
T軸電流制限値iTl imを出力する。周波数指令補正
値Δfが演算されるまでの動作は、第1実施形態と電流
制限値の演算方法が異なるが、その他は同様であるため
説明を省略する。また、上述したように制御系をM−T
座標系で構成する着想を、第2実施形態または第3実施
形態における電流制限値演算部に適用することも可能で
ある。
この実施形態は、請求項3,4,5に記載した発明の実
施形態に相当する。図10は本実施形態の制御ブロック
図であり、以下では主として図8と異なる部分を説明す
る。
座標変換器13から出力されたT軸電流iT及びM軸電
流iMはトルク推定器18に入力されると共に、このト
ルク推定器18には、f/V変換器4の出力である電圧
指令値vM,vTも入力されている。トルク推定器18
はこれらの入力を用いてトルク推定値Testを演算
し、このトルク推定値Testは傾き制限器14、制限
回路19を経ることでT軸電流制限値iTlimとして
出力される。
値Δfが演算されるまでの動作は、第1実施形態と電流
制限値の演算方法が異なるが、その他は同様であるため
説明を省略する。また、上述したように制御系をM−T
座標系で構成し、電動機のトルク推定値に基づいて電流
を制限する着想を、第2実施形態または第3実施形態に
おける電流制限値演算部に適用することも可能である。
本実施形態によれば、電動機11のトルクを推定するこ
とにより、第1〜第5の実施形態に比べて一層高精度に
トルク応答を制御することができる。
定制御でもトルク応答を調整することができ、機械共振
による負荷の破損や騒音問題を解決することが可能であ
る。また、ハードウェアの制約から演算周期を速くでき
ず、比例積分調節器の比例ゲインを適切に設定できない
場合に、電流がオーバーシュートして電力変換器の過電
流保護機能が働くことがあるが、本発明ではδ軸電流ま
たはT軸電流の調節系を動作させることによって電流が
過大になるのを未然に防止することができる。
ある。
算されるまでの動作を示す波形図である。
ある。
算されるまでの動作を示す波形図である。
ある。
算されるまでの動作を示す波形図である。
ある。
る。
である。
ク図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】電動機を電力変換器により可変速駆動する
装置であって、電動機の電流の大きさを制限する電流制
限手段を備えた電動機の可変速制御装置において、 前記電流制限手段は、 電動機に流れる電流を回転座標変換し、電動機に印加す
る端子電圧ベクトル方向の電流成分と、この成分に直交
する電流成分とに分離する手段と、 前記端子電圧ベクトル方向の電流成分を入力量とした関
数によって電動機の電流制限値を変化させる手段と、 を備えたことを特徴とする電動機の可変速制御装置。 - 【請求項2】電動機を電力変換器により可変速駆動する
装置であって、電動機の電流の大きさを制限する電流制
限手段を備えた電動機の可変速制御装置において、 前記電流制限手段は、 電動機に流れる電流を回転座標変換し、鎖交磁束ベクト
ル方向の電流成分と、この成分に直交してトルクに比例
する電流成分とに分離する手段と、 前記トルクに比例する電流成分を入力量とした関数によ
って電動機の電流制限値を変化させる手段と、 を備えたことを特徴とする電動機の可変速制御装置。 - 【請求項3】電動機を電力変換器により可変速駆動する
装置であって、電動機の電流の大きさを制限する電流制
限手段を備えた電動機の可変速制御装置において、 前記電流制限手段は、 電動機の出力トルク推定値を演算するトルク推定手段
と、 前記トルク推定値を入力量とした関数によって電動機の
電流制限値を変化させる手段と、 を備えたことを特徴とする電動機の可変速制御装置。 - 【請求項4】請求項1〜3の何れか1項に記載した電動
機の可変速制御装置において、 電動機の電流検出値が電流制限値を越えないように、V
/f一定制御される電力変換器の周波数指令値を補正す
る手段を備えたことを特徴とする電動機の可変速制御装
置。 - 【請求項5】請求項1〜4の何れか1項に記載した電動
機の可変速制御装置において、 電流制限値の関数が、 前記入力量の単位時間当たりの変化幅を所定値以下に制
限する関数であることを特徴とする電動機の可変速制御
装置。 - 【請求項6】請求項1〜4の何れか1項に記載した電動
機の可変速制御装置において、 電流制限値の関数が、 前記入力量をローパスフィルタにより処理した出力値に
オフセット量を重畳する関数であることを特徴とする電
動機の可変速制御装置。 - 【請求項7】請求項1〜4の何れか1項に記載した電動
機の可変速制御装置において、 電流制限値の関数が、 前記入力量をローパスフィルタにより処理した出力値に
正負のオフセット量を重畳する関数であり、 正のオフセット量を重畳した値を電動機駆動用の電流制
限値として用い、かつ、負のオフセット量を重畳した値
を電動機制動用の電流制限値として用いることを特徴と
した電動機の可変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001382481A JP4051601B2 (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 電動機の可変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001382481A JP4051601B2 (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 電動機の可変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003189687A true JP2003189687A (ja) | 2003-07-04 |
JP4051601B2 JP4051601B2 (ja) | 2008-02-27 |
Family
ID=27592811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001382481A Expired - Fee Related JP4051601B2 (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 電動機の可変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4051601B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097183A1 (ja) * | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | 電動機制御装置 |
CN103701385A (zh) * | 2013-12-17 | 2014-04-02 | 中冶南方(武汉)自动化有限公司 | 感应电机v/f开环控制振荡的抑制方法 |
JP2016195522A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-17 | 富士電機株式会社 | 永久磁石形同期電動機の制御装置 |
JP2018108019A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | インバータ制御方法 |
-
2001
- 2001-12-17 JP JP2001382481A patent/JP4051601B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097183A1 (ja) * | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | 電動機制御装置 |
US7977901B2 (en) | 2006-02-24 | 2011-07-12 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Electromechanical machine control system |
CN103701385A (zh) * | 2013-12-17 | 2014-04-02 | 中冶南方(武汉)自动化有限公司 | 感应电机v/f开环控制振荡的抑制方法 |
CN103701385B (zh) * | 2013-12-17 | 2016-06-08 | 中冶南方(武汉)自动化有限公司 | 感应电机v/f开环控制振荡的抑制方法 |
JP2016195522A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-17 | 富士電機株式会社 | 永久磁石形同期電動機の制御装置 |
JP2018108019A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | インバータ制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4051601B2 (ja) | 2008-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI654827B (zh) | 換流器控制裝置及馬達驅動系統 | |
JP5281339B2 (ja) | 同期電動機の駆動システム、及びこれに用いる制御装置 | |
JPH1127999A (ja) | 誘導電動機の誘導起電力推定方法、速度推定方法、軸ずれ補正方法及び誘導電動機制御装置 | |
WO2016121237A1 (ja) | インバータ制御装置及びモータ駆動システム | |
JP2000175492A (ja) | 誘導電動機の制御装置 | |
US6850033B1 (en) | System and method for clamp current regulation of induction machines | |
JPH11299297A (ja) | 永久磁石同期電動機の制御装置 | |
JPH02254987A (ja) | 誘導電動機の制御方式及びその装置 | |
EP1326325A2 (en) | Method of extending the operating speed range of a rotor flux based MRAS speed observer in a three phase AC induction motor | |
JP2010246318A (ja) | 誘導電動機の制御装置 | |
JP2018057170A (ja) | 交流電動機の制御装置 | |
JP5648310B2 (ja) | 同期モータの制御装置、及び同期モータの制御方法 | |
JP4051601B2 (ja) | 電動機の可変速制御装置 | |
WO2007063766A1 (ja) | 電動機の制御装置 | |
JP5012813B2 (ja) | 交流電動機の制御装置 | |
WO2019082441A1 (ja) | 電力変換装置およびその制御方法 | |
JP2009284598A (ja) | 交流電動機の制御装置 | |
JP6391096B2 (ja) | 交流電動機の電流制御装置 | |
JP5007546B2 (ja) | 永久磁石同期電動機の駆動装置 | |
JP2008167630A (ja) | 電力変換器の制御装置 | |
JP2008109719A (ja) | 電力変換器の制御装置 | |
JP6465477B2 (ja) | モータ制御装置、モータ制御方法及びプログラム | |
JP4771035B2 (ja) | 永久磁石同期機の制御装置 | |
EP1659684A1 (en) | Controller of rotating machine | |
WO2021117279A1 (ja) | 電力変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041014 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |