JP2003189536A - 電動機 - Google Patents
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- JP2003189536A JP2003189536A JP2001387156A JP2001387156A JP2003189536A JP 2003189536 A JP2003189536 A JP 2003189536A JP 2001387156 A JP2001387156 A JP 2001387156A JP 2001387156 A JP2001387156 A JP 2001387156A JP 2003189536 A JP2003189536 A JP 2003189536A
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 62
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Landscapes
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リード線の芯線を配線基板の配線パターンに
確実に接触させ、リード線を配線基板に容易に固定でき
るブッシングを備えた電動機を提供する。 【解決手段】 ブッシング1は下面を基板2に当接する
プラスチックで形成され、リード線3が挿通される挿通
孔4をリード線3が引き出される背面側からリード線3
が基板2と接続される前面側に向かうに従って基板2の
面に近づくように設ける。また、ブッシング1の下面両
側より係止爪8を突設し、基板2に係止爪8と対応する
係合孔9を設ける。先端を所定の長さだけ被覆を剥いだ
リード線3を開口孔5より突き当たりまで挿入し、係止
爪8を基板2の係合孔9に差し込む。芯線7は基板2の
配線パターン10と平行となるように強制的に折り曲げ
られ、芯線7の先端と配線パターン10は密着する。こ
の状態で芯線7を配線パターン10に半田付けする。
確実に接触させ、リード線を配線基板に容易に固定でき
るブッシングを備えた電動機を提供する。 【解決手段】 ブッシング1は下面を基板2に当接する
プラスチックで形成され、リード線3が挿通される挿通
孔4をリード線3が引き出される背面側からリード線3
が基板2と接続される前面側に向かうに従って基板2の
面に近づくように設ける。また、ブッシング1の下面両
側より係止爪8を突設し、基板2に係止爪8と対応する
係合孔9を設ける。先端を所定の長さだけ被覆を剥いだ
リード線3を開口孔5より突き当たりまで挿入し、係止
爪8を基板2の係合孔9に差し込む。芯線7は基板2の
配線パターン10と平行となるように強制的に折り曲げ
られ、芯線7の先端と配線パターン10は密着する。こ
の状態で芯線7を配線パターン10に半田付けする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機に係わり、
より詳細には、電動機を駆動するためのリード線の配線
基板への固定に関する。
より詳細には、電動機を駆動するためのリード線の配線
基板への固定に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機は、図5(A)の断面図に
示す構造となっている。また、これに使用されるリード
線のブッシングの取付構造を図5(B)に、ブッシング
の構造を図5(C)に示す。固定子81は、固定子鉄心
の継鉄部の内周に複数の歯部を備えており、この歯部の
両側にスロットを形成して巻線82を巻装する。一方、
回転子83は永久磁石からなり、その中心に回転軸84
を備えている。また回転軸84に向かった歯部の先端面
85と、永久磁石の外周面86とを隙間を隔てて相対向
させ、回転子83の回転軸84を軸受87によって軸支
する。この一方の軸受87を固定したブラケット88a
が固定子81を保持し、他方の軸受87を固定したブラ
ケット88bと嵌合する構造となっている。
示す構造となっている。また、これに使用されるリード
線のブッシングの取付構造を図5(B)に、ブッシング
の構造を図5(C)に示す。固定子81は、固定子鉄心
の継鉄部の内周に複数の歯部を備えており、この歯部の
両側にスロットを形成して巻線82を巻装する。一方、
回転子83は永久磁石からなり、その中心に回転軸84
を備えている。また回転軸84に向かった歯部の先端面
85と、永久磁石の外周面86とを隙間を隔てて相対向
させ、回転子83の回転軸84を軸受87によって軸支
する。この一方の軸受87を固定したブラケット88a
が固定子81を保持し、他方の軸受87を固定したブラ
ケット88bと嵌合する構造となっている。
【0003】ブラケット88a内には、固定子81の巻
線82を配線するための配線基板89が固定子81の一
方の側に配設されており、配線基板89に電源や制御信
号を供給するためのリード線90の芯線90aが配線パ
ターン89aに半田付けされている。このリード線90
は、プラスチックからなる上ブッシング91aと下ブッ
シング91bで挟持されて、ネジ92とナット93によ
り配線基板89に固定される構造となっている。このブ
ッシング91は、図5(C)に示すように3本のリード
線90が収容される断面半円状の溝が上ブッシング91
aと下ブッシング91bにそれぞれ備えられており、リ
ード線90を上下から挟持したときに容易に抜けない構
造となっている。配線基板89が装着されたブラケット
88aには、図5(B)に示すようにブッシング91の
端部をブラケット88a外部に露出させるための切欠き
孔88bが備えられており、配線基板89から引き出さ
れるリード線90をブラケット88a外部に引き出す構
造となっている。
線82を配線するための配線基板89が固定子81の一
方の側に配設されており、配線基板89に電源や制御信
号を供給するためのリード線90の芯線90aが配線パ
ターン89aに半田付けされている。このリード線90
は、プラスチックからなる上ブッシング91aと下ブッ
シング91bで挟持されて、ネジ92とナット93によ
り配線基板89に固定される構造となっている。このブ
ッシング91は、図5(C)に示すように3本のリード
線90が収容される断面半円状の溝が上ブッシング91
aと下ブッシング91bにそれぞれ備えられており、リ
ード線90を上下から挟持したときに容易に抜けない構
造となっている。配線基板89が装着されたブラケット
88aには、図5(B)に示すようにブッシング91の
端部をブラケット88a外部に露出させるための切欠き
孔88bが備えられており、配線基板89から引き出さ
れるリード線90をブラケット88a外部に引き出す構
造となっている。
【0004】しかしながら、リード線90の芯線90a
を配線基板89の配線パターン89aに半田付けを行な
う場合、配線基板89と芯線90aとが平行であり、か
つ、リード線90の被覆の厚みだけ配線パターン89a
から浮いているため、半田付け作業に手間を取られると
ともに、半田付けの品質が一定にならず、作業者の技量
によっては半田付け不良となる場合があった。
を配線基板89の配線パターン89aに半田付けを行な
う場合、配線基板89と芯線90aとが平行であり、か
つ、リード線90の被覆の厚みだけ配線パターン89a
から浮いているため、半田付け作業に手間を取られると
ともに、半田付けの品質が一定にならず、作業者の技量
によっては半田付け不良となる場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、リード線の芯線を配線基板の配線パター
ンに確実に接触させるとともに、リード線を配線基板に
容易に固定できるブッシングを備えた電動機を提供する
ことを目的としている。
題点を解決し、リード線の芯線を配線基板の配線パター
ンに確実に接触させるとともに、リード線を配線基板に
容易に固定できるブッシングを備えた電動機を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、固定子鉄心の継鉄部の内周に設けた複数
の歯部の両側に形成したスロットに巻線を巻装した固定
子と、同固定子の一側に配設され、複数のリード線の芯
線が半田接続されるとともに、前記リード線を固定する
ためのブッシングが装着された基板と、中心に回転軸を
備えた回転子と、同回転子の前記回転軸を軸支する軸受
を備え、前記リード線を挿通する取付孔を備え、前記固
定子の両面方向より取付られたブラケットとを備えた電
動機において、前記ブッシングは合成樹脂からなり、前
記基板の面に当接するその下面側に係止爪と、挿通され
た前記リード線が引き出される上面または背面側から前
記リード線の芯線が前記基板と接続される前面側に向か
うに従って前記基板面に近づくように傾斜した挿通孔と
を備え、前記基板に前記係止爪と対応する係合孔を設け
る。
解決するため、固定子鉄心の継鉄部の内周に設けた複数
の歯部の両側に形成したスロットに巻線を巻装した固定
子と、同固定子の一側に配設され、複数のリード線の芯
線が半田接続されるとともに、前記リード線を固定する
ためのブッシングが装着された基板と、中心に回転軸を
備えた回転子と、同回転子の前記回転軸を軸支する軸受
を備え、前記リード線を挿通する取付孔を備え、前記固
定子の両面方向より取付られたブラケットとを備えた電
動機において、前記ブッシングは合成樹脂からなり、前
記基板の面に当接するその下面側に係止爪と、挿通され
た前記リード線が引き出される上面または背面側から前
記リード線の芯線が前記基板と接続される前面側に向か
うに従って前記基板面に近づくように傾斜した挿通孔と
を備え、前記基板に前記係止爪と対応する係合孔を設け
る。
【0007】また、前記リード線が引き出される前記挿
通孔の開口孔を前記ブッシング上面に設け、前記ブッシ
ング上面の背面側より上方に壁を突設し、同壁に前記リ
ード線を上方より差し入れて固定するための切欠きを設
ける。
通孔の開口孔を前記ブッシング上面に設け、前記ブッシ
ング上面の背面側より上方に壁を突設し、同壁に前記リ
ード線を上方より差し入れて固定するための切欠きを設
ける。
【0008】また、前記ブッシングを前記挿通孔を中心
として上下のブッシングに分割する。
として上下のブッシングに分割する。
【0009】また、前記上ブッシングは、その下面両側
に前記係止爪を備え、前記下ブッシングに前記係止爪を
挿通する孔を設け、前記上ブッシングと前記下ブッシン
グとで前記リード線が挟持されるとともに、前記上下の
ブッシングが前記基板に固定される。
に前記係止爪を備え、前記下ブッシングに前記係止爪を
挿通する孔を設け、前記上ブッシングと前記下ブッシン
グとで前記リード線が挟持されるとともに、前記上下の
ブッシングが前記基板に固定される。
【0010】また、前記ブッシングを上下のブッシング
に分割し、前記上ブッシングの下面に凸部と、下面両側
に前記係止爪とを備え、前記挿通孔を備えた下ブッシン
グに上面から前記挿通孔まで前記凸部に対応する切欠き
孔と、前記係止爪を挿通する孔とを設け、前記上ブッシ
ングの凸部が前記切欠き孔内の前記リード線を押圧して
保持するとともに、前記上下のブッシングが前記基板に
固定される。
に分割し、前記上ブッシングの下面に凸部と、下面両側
に前記係止爪とを備え、前記挿通孔を備えた下ブッシン
グに上面から前記挿通孔まで前記凸部に対応する切欠き
孔と、前記係止爪を挿通する孔とを設け、前記上ブッシ
ングの凸部が前記切欠き孔内の前記リード線を押圧して
保持するとともに、前記上下のブッシングが前記基板に
固定される。
【0011】また、前記ブッシングの前面側の挿通孔開
口孔は、前記リード線の芯線のみが挿通できる大きさに
する。
口孔は、前記リード線の芯線のみが挿通できる大きさに
する。
【0012】また、上下に分割された前記挿通孔内部の
上下または上下いずれか一方に突部を設ける。
上下または上下いずれか一方に突部を設ける。
【0013】また、前記ブッシングの背面側の挿通孔開
口孔の直径は、前記挿通孔の直径より大きくする。
口孔の直径は、前記挿通孔の直径より大きくする。
【0014】また、前記ブッシングの上面および、また
は両側面に前記基板と前記ブッシングの前面側をモール
ド樹脂で覆った場合に、同モールド樹脂が流れ込むため
の凹部を設ける。
は両側面に前記基板と前記ブッシングの前面側をモール
ド樹脂で覆った場合に、同モールド樹脂が流れ込むため
の凹部を設ける。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明によ
るブッシングを備えた電動機を詳細に説明する。なおブ
ッシングの構造以外は従来例と同じ構造であるため説明
を省略し、本発明の特徴部分であるブッシングの構造に
ついてのみ説明を行なう。図1は本発明による第一の実
施例を示すブッシングであり、(A)は斜視図、(B)
は断面図である。ブッシング1は下面を基板2に当接す
るプラスチックで形成された矩形であり、リード線3が
挿通される挿通孔4をリード線3が引き出される背面側
からリード線3が基板2と接続される前面側に向かうに
従って基板2の面に近づくように設けられている。この
挿通孔4のブッシング1の背面側の挿通孔4の開口孔5
の直径は、挿通孔4の直径より大きくなっているため、
リード線3を挿通孔4に差し入れる作業が容易になると
ともに、リード線3の折り曲げ負荷を軽減することがで
きる。さらに、ブッシング1の前面側の挿通孔4の開口
孔6の直径は、リード線3の芯線7のみが挿通できる大
きさに形成されているため、リード線3をブッシング1
の所定の場所に配置するための作業が、リード線3を挿
通孔4に突き当たりまで差し入れる作業のみですむため
作業性が向上する。また、ブッシング1の下面両側より
係止爪8を突設し、基板2に係止爪8と対応する係合孔
9を設けており、ブッシング1を基板2に固定する作業
が容易に行なえる構造となっている。
るブッシングを備えた電動機を詳細に説明する。なおブ
ッシングの構造以外は従来例と同じ構造であるため説明
を省略し、本発明の特徴部分であるブッシングの構造に
ついてのみ説明を行なう。図1は本発明による第一の実
施例を示すブッシングであり、(A)は斜視図、(B)
は断面図である。ブッシング1は下面を基板2に当接す
るプラスチックで形成された矩形であり、リード線3が
挿通される挿通孔4をリード線3が引き出される背面側
からリード線3が基板2と接続される前面側に向かうに
従って基板2の面に近づくように設けられている。この
挿通孔4のブッシング1の背面側の挿通孔4の開口孔5
の直径は、挿通孔4の直径より大きくなっているため、
リード線3を挿通孔4に差し入れる作業が容易になると
ともに、リード線3の折り曲げ負荷を軽減することがで
きる。さらに、ブッシング1の前面側の挿通孔4の開口
孔6の直径は、リード線3の芯線7のみが挿通できる大
きさに形成されているため、リード線3をブッシング1
の所定の場所に配置するための作業が、リード線3を挿
通孔4に突き当たりまで差し入れる作業のみですむため
作業性が向上する。また、ブッシング1の下面両側より
係止爪8を突設し、基板2に係止爪8と対応する係合孔
9を設けており、ブッシング1を基板2に固定する作業
が容易に行なえる構造となっている。
【0016】つぎにその動作を説明する。先端を所定の
長さだけ被覆を剥いだリード線3を、ブッシング1の背
面側の挿通孔4の開口孔5より突き当たりまで挿入す
る。そして、そのまま係止爪8を基板2の係合孔9に差
し込む。リード線3の先端の被覆を剥がされた芯線7は
基板2の面に対して傾斜しており、ブッシング1を基板
2に固定することにより、芯線7は基板2の配線パター
ン10と平行となるように強制的に折り曲げられる。従
って、ブッシング1を取付後は芯線7の先端と配線パタ
ーン10は密着することになる。この状態で芯線7を配
線パターン10に半田付けすれば、半田付け作業が容易
に行なえるだけでなく、半田品質を向上させることがで
きる。また、基板2とブッシング1の前面側をモールド
樹脂で覆った場合に、同モールド樹脂が流れ込むための
凹部11をブッシング1の上面に設けているため、モー
ルド樹脂が硬化したときにリード線3およびブッシング
1を確実にモールド樹脂と一体化することができる。当
然のことながら、この凹部11はブッシング1の側面に
設けても同様な効果を得ることができる。
長さだけ被覆を剥いだリード線3を、ブッシング1の背
面側の挿通孔4の開口孔5より突き当たりまで挿入す
る。そして、そのまま係止爪8を基板2の係合孔9に差
し込む。リード線3の先端の被覆を剥がされた芯線7は
基板2の面に対して傾斜しており、ブッシング1を基板
2に固定することにより、芯線7は基板2の配線パター
ン10と平行となるように強制的に折り曲げられる。従
って、ブッシング1を取付後は芯線7の先端と配線パタ
ーン10は密着することになる。この状態で芯線7を配
線パターン10に半田付けすれば、半田付け作業が容易
に行なえるだけでなく、半田品質を向上させることがで
きる。また、基板2とブッシング1の前面側をモールド
樹脂で覆った場合に、同モールド樹脂が流れ込むための
凹部11をブッシング1の上面に設けているため、モー
ルド樹脂が硬化したときにリード線3およびブッシング
1を確実にモールド樹脂と一体化することができる。当
然のことながら、この凹部11はブッシング1の側面に
設けても同様な効果を得ることができる。
【0017】図2は本発明による第二の実施例を示すブ
ッシングであり、(A)は斜視図、(B)は断面図であ
る。第一の実施例との違いは、リード線3が引き出され
る挿通孔20の開口孔21をブッシング22の上面に設
け、ブッシング22の上面背面側より壁23を突設し、
壁23にリード線3を上方より差し入れて固定するため
の切欠き24を設けたことである。リード線3を差し入
れるための切欠き24の溝25はリード線3の直径より
やや小さくなっており、リード線3を確実にブッシング
22に固定する構造となっている。
ッシングであり、(A)は斜視図、(B)は断面図であ
る。第一の実施例との違いは、リード線3が引き出され
る挿通孔20の開口孔21をブッシング22の上面に設
け、ブッシング22の上面背面側より壁23を突設し、
壁23にリード線3を上方より差し入れて固定するため
の切欠き24を設けたことである。リード線3を差し入
れるための切欠き24の溝25はリード線3の直径より
やや小さくなっており、リード線3を確実にブッシング
22に固定する構造となっている。
【0018】図3は本発明による第三の実施例を示すブ
ッシングであり、(A)は斜視図、(B)は断面図であ
る。プラスチックからなるブッシング30を挿通孔を中
心として、断面が半円状の溝31a、溝32aをそれぞ
れ備えた上下のブッシング30に分割される構造とし、
上ブッシング31の下面両側より係止爪31bを突設
し、下ブッシング32に係止爪31bを挿通する孔32
bを設け、基板33に係止爪31bと対応する係合孔3
3aを設ける。上ブッシング31と下ブッシング32と
で、挿通孔を形成する上下の溝31a、溝32aにリー
ド線3が挟持されるとともに、上下のブッシング30が
基板33に固定される。この構造により、リード線3の
ブッシング30への固定と、ブッシング30の基板33
への固定を同時に行なうことができ、作業性が向上す
る。また、上ブッシング31と下ブッシング32とでリ
ード線3を挟持できるため、例えばリード線3が複数の
ケーブルを一体化したフラットケーブルである場合に、
複数のケーブルを同時に上下の溝31a、溝32aに装
着できるため作業性が向上する。さらに、上ブッシング
31の溝31aの内部に突部31cを設けているため、
上下のブッシング30でリード線3を挟持した時に、突
部31cがリード線3を押圧してリード線3を確実に保
持できる。当然のことながら、この突部31cは下ブッ
シング32の溝32aに設けてもよいし、上下のブッシ
ング30の溝31a、溝32aに両方設けてもよい。
ッシングであり、(A)は斜視図、(B)は断面図であ
る。プラスチックからなるブッシング30を挿通孔を中
心として、断面が半円状の溝31a、溝32aをそれぞ
れ備えた上下のブッシング30に分割される構造とし、
上ブッシング31の下面両側より係止爪31bを突設
し、下ブッシング32に係止爪31bを挿通する孔32
bを設け、基板33に係止爪31bと対応する係合孔3
3aを設ける。上ブッシング31と下ブッシング32と
で、挿通孔を形成する上下の溝31a、溝32aにリー
ド線3が挟持されるとともに、上下のブッシング30が
基板33に固定される。この構造により、リード線3の
ブッシング30への固定と、ブッシング30の基板33
への固定を同時に行なうことができ、作業性が向上す
る。また、上ブッシング31と下ブッシング32とでリ
ード線3を挟持できるため、例えばリード線3が複数の
ケーブルを一体化したフラットケーブルである場合に、
複数のケーブルを同時に上下の溝31a、溝32aに装
着できるため作業性が向上する。さらに、上ブッシング
31の溝31aの内部に突部31cを設けているため、
上下のブッシング30でリード線3を挟持した時に、突
部31cがリード線3を押圧してリード線3を確実に保
持できる。当然のことながら、この突部31cは下ブッ
シング32の溝32aに設けてもよいし、上下のブッシ
ング30の溝31a、溝32aに両方設けてもよい。
【0019】図4は本発明による第四の実施例を示すブ
ッシングであり、(A)は斜視図、(B)は断面図であ
る。プラスチックからなるブッシング40を、上下のブ
ッシングに分割される構造とし、下ブッシング42に挿
通孔42aを設け、下ブッシング42の上面から挿通孔
42aまで切欠き孔42bを設ける。また、上ブッシン
グ41の下面に切欠き孔42bと対応する凸部41aを
設け、さらに、上ブッシング41の下面両側より係止爪
41bを突設し、また、下ブッシング42に係止爪41
bを挿通する孔42cを設ける。基板43には係止爪4
1bと対応する係合孔43aを設けている。従って、下
ブッシング42の背面側の挿通孔42aからリード線3
を差し入れ、上ブッシング41の係止爪41bを下ブッ
シング42の孔42cに挿通してから基板43の係合孔
43aに差し込むことにより、上ブッシング41の凸部
41aと下ブッシング42とでリード線3が挟持される
とともに、上下のブッシング40が基板43に固定され
る。このように、リード線3のブッシング40への固定
と、ブッシング40の基板43への固定を同時に行なう
ことができ、作業性が向上する。さらに、下ブッシング
42の孔42cを係止爪41bと対応させることによ
り、上ブッシング41と下ブッシング42とでリード線
3を基板43の板厚の寸法だけ余裕を持って挟持できる
ため、リード線3をブッシング40に仮固定することが
できる。このため、ブッシング40の取扱が容易とな
る。
ッシングであり、(A)は斜視図、(B)は断面図であ
る。プラスチックからなるブッシング40を、上下のブ
ッシングに分割される構造とし、下ブッシング42に挿
通孔42aを設け、下ブッシング42の上面から挿通孔
42aまで切欠き孔42bを設ける。また、上ブッシン
グ41の下面に切欠き孔42bと対応する凸部41aを
設け、さらに、上ブッシング41の下面両側より係止爪
41bを突設し、また、下ブッシング42に係止爪41
bを挿通する孔42cを設ける。基板43には係止爪4
1bと対応する係合孔43aを設けている。従って、下
ブッシング42の背面側の挿通孔42aからリード線3
を差し入れ、上ブッシング41の係止爪41bを下ブッ
シング42の孔42cに挿通してから基板43の係合孔
43aに差し込むことにより、上ブッシング41の凸部
41aと下ブッシング42とでリード線3が挟持される
とともに、上下のブッシング40が基板43に固定され
る。このように、リード線3のブッシング40への固定
と、ブッシング40の基板43への固定を同時に行なう
ことができ、作業性が向上する。さらに、下ブッシング
42の孔42cを係止爪41bと対応させることによ
り、上ブッシング41と下ブッシング42とでリード線
3を基板43の板厚の寸法だけ余裕を持って挟持できる
ため、リード線3をブッシング40に仮固定することが
できる。このため、ブッシング40の取扱が容易とな
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電動
機によれば、ブッシングは合成樹脂からなり、基板面に
当接するその下面側に係止爪と、挿通されたリード線が
引き出される上面または背面側からリード線の芯線が基
板と接続される前面側に向かうに従って基板面に近づく
ように傾斜した挿通孔とを備え、基板に係止爪と対応す
る係合孔を設けることにより、リード線の芯線が基板の
配線パターンと平行となるように強制的に折り曲げら
れ、ブッシングの取付後は芯線の先端と配線パターンと
が密着するため、半田付け作業を容易に行なうことがで
きる。
機によれば、ブッシングは合成樹脂からなり、基板面に
当接するその下面側に係止爪と、挿通されたリード線が
引き出される上面または背面側からリード線の芯線が基
板と接続される前面側に向かうに従って基板面に近づく
ように傾斜した挿通孔とを備え、基板に係止爪と対応す
る係合孔を設けることにより、リード線の芯線が基板の
配線パターンと平行となるように強制的に折り曲げら
れ、ブッシングの取付後は芯線の先端と配線パターンと
が密着するため、半田付け作業を容易に行なうことがで
きる。
【図1】本発明による電動機のブッシングの第一の実施
例を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。
例を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図2】本発明による電動機のブッシングの第二の実施
例を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。
例を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図3】本発明による電動機のブッシングの第三の実施
例を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。
例を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図4】本発明による電動機のブッシングの第四の実施
例を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。
例を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図5】(A)は従来の電動機を示す断面図、(B)は
従来のブッシングの取付構造を示す斜視図、(C)は従
来のブッシングの構造を示す斜視図である。
従来のブッシングの取付構造を示す斜視図、(C)は従
来のブッシングの構造を示す斜視図である。
1 ブッシング
2 基板
3 リード線
4 挿通孔
5 開口孔
6 開口孔
7 芯線
8 係止爪
9 係合孔
10 配線パターン
11 凹部
20 挿通孔
21 開口孔
22 ブッシング
23 壁
24 切欠き
25 溝
30 ブッシング
31 上ブッシング
31a 溝
31b 係止爪
31c 突部
32 下ブッシング
32a 溝
32b 孔
33 基板
33a 係合孔
40 ブッシング
41 上ブッシング
41a 凸部
41b 係止爪
42 下ブッシング
42a 挿通孔
42b 切欠き孔
42c 孔
43 基板
43a 係合孔
Claims (9)
- 【請求項1】 固定子鉄心の継鉄部の内周に設けた複数
の歯部の両側に形成したスロットに巻線を巻装した固定
子と、同固定子の一側に配設され、複数のリード線の芯
線が半田接続されるとともに、前記リード線を固定する
ためのブッシングが装着された基板と、中心に回転軸を
備えた回転子と、同回転子の前記回転軸を軸支する軸受
を備え、前記リード線を挿通する取付孔を備え、前記固
定子の両面方向より取付られたブラケットとを備えた電
動機において、 前記ブッシングは合成樹脂からなり、前記基板面に当接
するその下面側に係止爪と、挿通された前記リード線が
引き出される上面または背面側から前記リード線の芯線
が前記基板と接続される前面側に向かうに従って前記基
板面に近づくように傾斜した挿通孔とを備え、前記基板
に前記係止爪と対応する係合孔を設けてなることを特徴
とする電動機。 - 【請求項2】 前記リード線が引き出される前記挿通孔
の開口孔を前記ブッシング上面に設け、前記ブッシング
上面の背面側より上方に壁を突設し、同壁に前記リード
線を上方より差し入れて固定するための切欠きを設けて
なることを特徴とする請求項1記載の電動機。 - 【請求項3】 前記ブッシングを前記挿通孔を中心とし
て上下のブッシングに分割してなることを特徴とする請
求項1記載の電動機。 - 【請求項4】 前記上ブッシングは、その下面両側に前
記係止爪を備え、前記下ブッシングに前記係止爪を挿通
する孔を設け、 前記上ブッシングと前記下ブッシングとで前記リード線
が挟持されるとともに、前記上下のブッシングが前記基
板に固定されてなることを特徴とする請求項3記載の電
動機。 - 【請求項5】 前記ブッシングを上下のブッシングに分
割し、前記上ブッシングの下面に凸部と、下面両側に前
記係止爪とを備え、前記挿通孔を備えた下ブッシングに
上面から前記挿通孔まで前記凸部に対応する切欠き孔
と、前記係止爪を挿通する孔とを設け、 前記上ブッシングの凸部が前記切欠き孔内の前記リード
線を押圧して保持するとともに、前記上下のブッシング
が前記基板に固定されてなることを特徴とする請求項1
記載の電動機。 - 【請求項6】 前記ブッシングの前面側の挿通孔開口孔
は、前記リード線の芯線のみが挿通できる大きさにして
なることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか
に記載の電動機。 - 【請求項7】 上下に分割された前記挿通孔内部の上下
または上下いずれか一方に突部を設けてなることを特徴
とする請求項3または請求項4に記載の電動機。 - 【請求項8】 前記ブッシングの背面側の挿通孔開口孔
の直径は、前記挿通孔の直径より大きくしてなることを
特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の電
動機。 - 【請求項9】 前記ブッシングの上面および、または両
側面に前記基板と前記ブッシングの前面側をモールド樹
脂で覆った場合に、同モールド樹脂が流れ込むための凹
部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項5
のいずれかに記載の電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001387156A JP2003189536A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001387156A JP2003189536A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003189536A true JP2003189536A (ja) | 2003-07-04 |
Family
ID=27596077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001387156A Pending JP2003189536A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003189536A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7025606B2 (en) | 2004-06-25 | 2006-04-11 | Funai Electric Co., Ltd. | Connecting structure for power cord |
US7052317B2 (en) | 2004-03-30 | 2006-05-30 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Connector capable of being firmly fixed to an object and a fixing member used in the connector |
-
2001
- 2001-12-20 JP JP2001387156A patent/JP2003189536A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7052317B2 (en) | 2004-03-30 | 2006-05-30 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Connector capable of being firmly fixed to an object and a fixing member used in the connector |
US7025606B2 (en) | 2004-06-25 | 2006-04-11 | Funai Electric Co., Ltd. | Connecting structure for power cord |
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