JP2003188248A - ウェハ支持部材 - Google Patents
ウェハ支持部材Info
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Abstract
した際に給電端子が発熱し難いウエハ支持部材を提供す
る。 【解決手段】内部電極3を埋設する板状セラミック体2
の表面に上記内部電極3を貫通する凹部14を穿孔して
凹部内壁面14aに上記内部電極3を露出させ、この凹
部14にタングステン、モリブデン、タンタルのうちい
ずれか一種の金属又はFe−Ni−Co合金を主成分と
する給電端子5の一部を挿入してロウ材層15を介して
ロウ付け固定するとともに、給電端子5の突出部5aの
表面に、銀、金、銅、アルミニウムのいずれか一種の金
属を主成分とする導体層6を被着してウエハ支持部材1
を構成する。
Description
などの製造工程において、半導体ウエハや液晶用ガラス
基板などのウエハを保持し、かつ高周波を印加してプラ
ズマを発生させる機能を有するセラミック製サセプタ、
セラミック製静電チャック、セラミック製ヒーター等の
如きウエハ支持部材に関するものである。
のうち、半導体ウエハや液晶用ガラス基板などのウエハ
上へ薄膜を形成するCVD等の成膜工程や、上記ウエハ
に微細加工を施すドライエッチング工程ではプラズマ発
生機構を備えた装置が用いられており、プラズマを発生
させる一対の電極のうち、一方の電極を板状セラミック
体中に埋設し、板状セラミック体の表面をウエハを載せ
る載置面としたウエハ支持部材が用いられている。
してウエハ支持部材を用いたプラズマ発生機構を備える
装置の概略断面図を示すように、真空処理室39内に、
筒状支持体37を介して設置されたウエハ支持部材31
と、このウエハ支持部材31に対向配置されたプラズマ
発生用電極38とを備えている。
3を有する板状セラミック体32の一方の主面をウエハ
Wを載せる載置面34とするとともに、他方の主面側に
上記内部電極33と電気的に接続される給電端子35を
備えたもので、給電端子35に接続されたリード線36
を筒状支持体37内より真空処理室39外へ取り出すよ
うになっている。
上にウエハWを載せた状態で、ウエハ支持部材31中の
一対の内部電極33とプラズマ発生用電極38との間に
高周波電力を供給して両者間にプラズマを発生させると
ともに、真空処理室39内に成膜ガスやエッチングガス
を供給することにより、ウエハWに対して成膜加工やエ
ッチング加工を施すようになっていた。
ク体32中に静電吸着用電極やヒータ電極を埋設するこ
とにより、静電吸着機能や加熱機能を持たせたものもあ
った。
極33は、板状セラミック体32中に埋設してあること
から、内部電極33へ通電するための給電端子35は、
図4(a)に示すように、板状セラミック体32の他方
の主面に内部電極33を貫通する凹部41を形成して凹
部内壁面41aに内部電極33を露出させ、給電端子3
5の一部を凹部41中に挿入し、ロウ材層42を介して
接合するか、あるいは図4(b)に示すように、板状セ
ラミック体32の他方の主面側の凹部41中に給電端子
35の一部を埋設することにより接合するようにしたも
のが提案されている。
電端子35を板状セラミック体32に接合する場合、ロ
ウ付け時の熱や使用時の熱サイクルによる板状セラミッ
ク体32の破損を防止するため、給電端子35には板状
セラミック体32の熱膨張係数に近似したタングステン
やモリブデンあるいはFe−Ni−Co合金により形成
したものが用いられていた。
発生させるためにウエハ支持部材31の給電端子35に
高周波電力を印加すると、給電端子35が発熱するとい
った課題があった。
易いのであるが、板状セラミック体32との熱膨張差を
近似させるために使用したタングステンやモリブデンあ
るいはFe−Ni−Co合金等の給電端子35は高周波
に対する抵抗が大きいために発熱し易いものであった。
と、給電端子35の上方に位置する載置面34の温度が
部分的に高くなるホットスポットが発生するため、載置
面34上に載せたウエハWの温度も載置面34の温度分
布に倣って部分的に高くなり、ウエハWの温度分布を均
一にすることができず、その結果、成膜精度やエッチン
グ精度に悪影響を与えるといった課題があった。
して大気に曝されているため、発熱すると酸化して抵抗
値が大きくなり、所望のプラズマを発生させることがで
きなくなることにより、均一でかつ均質な成膜加工やエ
ッチング加工を施すことができなくなるといった恐れも
あった。
題に鑑み、内部電極を埋設した板状セラミック体の一方
の主面をウエハを載せる載置面とし、他方の主面側に備
える凹部に、タングステン、モリブデン、タンタルのう
ちいずれか一種の金属又はFe−Ni−Co合金を主成
分とする給電端子の一部を埋設又は挿入固着するととも
に、上記内部電極と上記給電端子とを電気的に接続して
なるウエハ支持部材において、上記給電端子の少なくと
も突出部に、銀、金、銅、アルミニウムのいずれか一種
の金属を主成分とする導体層を被着したことを特徴とす
る。
mとすることが好ましい。
説明する。
す図で、(a)はその斜視図、(b)は(a)のX−X
線断面図である。また図2(a)は図1に示すウエハ支
持部材の給電構造の一例を示す部分拡大断面図である。
状セラミック体2の一方の主面を、ウエハWを載せる載
置面4とし、板状セラミック体2中に高周波電力が印加
される一対の内部電極3を埋設するとともに、板状セラ
ミック体2の他方の主面側に上記各内部電極3と電気的
に接続される給電端子5を備えたものである。
は、アルミナ質焼結体、窒化珪素質焼結体、窒化アルミ
ニウム質焼結体、窒化硼素質焼結体、チタン酸バリウム
質焼結体、チタン酸カルシウム質焼結体、イットリウム
−アルミニウム−ガーネット質焼結体、イットリア質焼
結体等のセラミック焼結体を用いることができ、これら
の中でもハロゲン系の腐食性ガスに対する耐食性の点で
アルミナ質焼結体又は窒化アルミニウム質焼結体を用い
ることが好ましく、さらに載置面4に保持したウエハW
がプラズマガスから受ける熱を速やかに外部に逃がし、
ウエハWの温度分布を均一にする観点から高熱伝導率を
有する窒化アルミニウム質焼結体を用いることが望まし
い。
部電極3としては、熱膨張差により発生する応力によっ
て板状セラミック体2にクラックが発生したり、破損す
ることを防止するため、板状セラミック体2との熱膨張
差ができるだけ近似した材料を用いることが良く、例え
ば、タングステン、モリブデン、タンタルのうちいずれ
か一種の金属又はこれらの合金を用いることが好まし
い。
うに、板状セラミック体2の他方の主面に、各内部電極
3を貫通するように穿孔した凹部14内にロウ材層15
を介してロウ付けすることにより接合してあり、凹部内
壁面14aに露出する内部電極3と給電端子5とをロウ
材層15を介して電気的に接続してある。
主面に内部電極3を貫通して凹部14を穿設し、凹部内
壁面14aに内部電極3を露出させるとともに、この内
部電極3を含む凹部内壁面14aにメタライズ層16を
形成する。メタライズ層16の厚みは数十μm程度あれ
ば良い。
塗布しつつ給電端子5を挿入し、所定の高温雰囲気で加
熱することでロウ付け固定してある。
5に熱が作用する場合、板状セラミック体2との間に大
きな熱膨張差があると、その間に発生する熱応力によっ
て板状セラミック体2にクラックが発生したり、破損す
る。また、大気中で加熱されると、酸化し易い材料であ
ると抵抗値が大きくなり、高周波電力が流れ難くなる。
その為、給電端子5は、前述した板状セラミック体2と
の熱膨張差が近似し、かつ高い耐熱性を有する材質、特
に500℃程度の高温下でも耐熱性に優れる材質により
形成することが好ましく、例えば、タングステン、モリ
ブデン、タンタルのうちいずれか一種の金属又はFe−
Ni−Co合金を用いることができる。
7×10-6/℃と、前述した板状セラミック体2を形成
するセラミック焼結体の熱膨張係数(3〜7.8×10
-6/℃)と近似させることができるため、板状セラミッ
ク体2の破損を効果的に防止することができる。
て、タングステン、モリブデン、タンタルのうちいずれ
か一種の金属又はFe−Ni−Co合金を主成分とし、
板状セラミック体2との熱膨張差が2×10-7/℃以下
である焼結合金を用いることもでき、このような焼結合
金を用いる場合、副成分として耐酸化性を増強させる作
用を有するCrやCoを含有したものを用いることが好
ましい。
電端子5の少なくとも突出部5aに、銀、金、銅、アル
ミニウムのいずれか一種の金属又はこれらの合金を主成
分とする導体層6を被着してある。
に示すプラズマ発生機構を有する装置の一方の電極とし
て組み込み、プラズマ発生用電極38との間に例えば1
3.56MHz、1kWの高周波電力を印加すれば、給
電端子5の発熱を抑えることができるため、給電端子5
の酸化を防いで抵抗値が大きくなることを防止し、均一
なプラズマを長期間にわたって発生させることができ
る。
きるため、給電端子5の上方に位置する載置面4の温度
が部分的に高くなるホットスポットの発生を防ぐことが
できるため、載置面4の温度分布を±5℃以下に抑える
ことができ、ウエハWの温度分布を載置面4の温度分布
に倣って均一にすることができる。
いれば、ウエハWへ均質でかつ均一な薄膜を被着した
り、微細加工を施すことができ、成膜精度やエッチング
精度を向上させることができる。
導体表面の電流密度(δ)が大きくなり、その大きさ
(δ)は数1で示される。 (数1) 導体表面の電流密度δ=(2/ωσμ)1/2 但し、ω=2πf(f:周波数)、σ:導電率、μ:透
磁率 そして、高周波をスムーズに流すためには導体の導電率
ができるだけ小さい方が良いのであるが、例えば、給電
端子5を形成するタングステン、モリブデン、タンタ
ル、Fe−Ni−Co合金(コバール)、Fe−Ni−
Co−Cr合金(Fe:55重量%、Ni:28重量
%、Co:16重量%、Cr:1重量%)は、その体積
固有抵抗値がそれぞれ0.55mΩ・m、0.58mΩ
・m、1.36mΩ・m、4.8mΩ・m、4.9mΩ
・mと大きく、給電端子5の抵抗が大きくなるため、高
周波電流を流すと給電端子5が発熱するのであるが、本
発明のウエハ支持部材1は、給電端子5の突出部5aの
表面に、給電端子5を形成する材質よりも抵抗値が小さ
く、かつ高周波に対する抵抗の小さな、銀(0.16m
Ω・m)、金(0.24mΩ・m)、銅(0.16mΩ
・m)、アルミニウム(0.27mΩ・m)のいずれか
一種の金属又はこれらの合金あるいはこれらの金属を主
体とするロウ材からなる導体層6を被着してあることか
ら、給電端子5に高周波電力を印加すれば、給電端子5
表面に被着した導体層6に高周波電流が流れ易くなり、
また導体層6は上述したように抵抗値が小さく電流密度
(δ)を大きくすることができるため、高周波電流をス
ムーズに流すことができる。
あるいはこれらの金属を主体とするロウ材を用いる場
合、上述した効果を奏するためには、電気抵抗が0.5
mΩ・m以下であるものを用いることが好ましい。な
お、主成分以外の副成分としてはZn、Cd、Siを用
いることができる。
ば、板状セラミック体2の凹部14に挿入する給電端子
5の挿入部5b周囲には、板状セラミック体2と接合す
るための電気抵抗の小さなロウ材層15を設けてあるこ
とから、導体層6を流れた高周波はロウ材層15を流
れ、内部電極3に供給することができる。
電流は内部電極へ大きな抵抗を受けることなくスムーズ
に流すことができるため、給電端子5の発熱を大幅に低
減することができる。
えるためには高周波電流が導体層6中を流れ易くするこ
とが重要であり、そのためには導体層6の層厚みTを1
μm以上、好ましくは3μm以上、望ましくは5μm以
上とすることが良く、実用的な範囲である200μm以
下の範囲で形成すれば良い。さらに耐酸化性の観点から
導体層6として、金(0.24mΩ・m)又はアルミニ
ウム(0.27mΩ・m)を用いることが良い。
D法やPVD法等の薄膜形成手段、メッキ法、あるいは
銀、金、銅、アルミニウムのいずれか一種の金属又はこ
れらの合金を含むロウ材を塗布し焼き付けしたものを用
いることができ、できるだけ緻密なものを用いることが
好ましい。
を基に説明する。
ス等によって板状セラミック体2を製作する際に、板状
セラミック体2の他方の主面側の凹部14内に給電端子
5の一部を埋設したもので、給電端子5の埋設部5cの
表面積を、給電端子5の突出部5aの表面積より大きく
してある。なお、内部電極3と給電端子5とは導線を介
して電気的に接続してある。
に、銀、金、銅、アルミニウムのいずれか一種の金属又
はこれらの合金あるいはこれらの金属を主成分とするロ
ウ材からなる導体層6を1μm以上の層厚みTで被着し
たものである。
周波電力を印加すれば、給電端子5表面に被着した導体
層6に高周波電流が流れ易くなり、また導体層6は上述
したように抵抗値が小さく電流密度(δ)を大きくする
ことができるため、高周波電流をスムーズに流すことが
できる。
表面積を突出部5aの表面積より大きくして突出部5a
より抵抗値を小さくして高周波が流れ易くしてあること
から、導体層6を流れた高周波は給電端子5の埋設部5
cをスムーズに流れて内部電極3へ供給することができ
る。
も給電端子5に供給された高周波電流を内部電極3へ大
きな抵抗を受けることなくスムーズに流すことができる
ため、給電端子5の発熱を大幅に低減することができ
る。
が、本発明はこれらの実施形態だけに限定されるもので
はなく、例えば、図2(a)(b)では、給電端子5の
突出部5aの表面にのみ導体層6を設けた例を示した
が、給電端子5の全体を導体層6で被覆したものでも構
わない。
電極3のみを備えたウエハ支持部材1を示したが、板状
セラミック体2中に静電吸着用電極を埋設し、この静電
吸着用電極とウエハWとの間に通電して静電吸着力を発
生させることによりウエハWを載置面3に強制的に吸着
させるようにしたり、あるいは板状セラミック体2中に
加熱用電極を埋設し、この加熱用電極を発熱させてウエ
ハ支持部材1を加熱することにより、載置面4上のウエ
ハWを各種加工温度に加熱するようにしても構わない。
極3に高周波電力とともに、直流電圧を印加し、プラズ
マ発生用としての内部電極3に静電吸着用電極として機
能を持たせるようにしたものでも構わない。
ない範囲で改良や変更したものにも適用できることは言
う迄もない。
構造を有する本発明のウエハ支持部材1と、図4(a)
に示す給電構造を有する従来のウエハ支持部材31をそ
れぞれ試作し、各ウエハ支持部材1,31の内部電極
3,33に高周波電力を印加した時の給電端子5,35
の発熱具合について調べる実験を行った。
は、まず、平均粒子径が1.2μm程度である純度9
9.0%のAlN粉末にバインダーと溶媒のみを添加混
合して泥漿を製作し、ドクターブレード法により厚さ
0.4mm程度のグリーンシートを複数枚成形した。こ
のうち2枚のグリーンシートにAlN粉末を混ぜたタン
グステン(W)のペーストをスクリーン印刷機でもって
敷設して電極をなす金属ペースト膜を印刷した。そし
て、各金属ペースト膜を敷設したグリーンシートと残り
のグリーンシートを積層して80℃、4.9MPaの圧
力で熱圧着してグリーンシート積層体を形成した後、切
削加工を施して円板状とし、円板状のグリーンシート積
層体を真空脱脂し、しかる後、真空雰囲気にて2000
℃程度の温度で5時間焼成して、外径200mm、板厚
10mmで、かつ内部に膜厚15μm程度の内部電極
3,33を埋設したセラミック体2,32を製作し、内
部電極3,33が埋設されている側の板状セラミック体
2,32の表面に研磨加工を施してウエハWを載せる載
置面4,34を形成した。
4,34と反対側の表面に、内部電極3,33を貫通す
る凹部14,41を穿設し、凹部内壁面14a,41a
にメタライズ層16を形成した後、モリブデンからなる
給電端子5,35をロウ付け固定することによりウエハ
支持部材1,31を製作した。
は、給電端子5の突出部5aの表面に別途銀銅ロウ材を
塗布した後、焼き付けることにより層厚みTが20μm
の導体層6を被着した。
外径8mmの円柱状をしたものを使用した。また、メタ
ライズ層16を構成する金属には、銀、銅、チタンの合
金を、ロウ材には銅と銀を重量比で8:2の割合で含有
してなる銀銅ロウを使用し、それぞれ900℃の温度で
ロウ付け固定した。
を図3に示すプラズマ発生機構を有する装置の真空処理
室39内に設置し、載置面4,34にウェハWを載せて
給電端子5,35間に500Vの直流電圧を加えること
により静電吸着力を発生させてウェハWを載置面4,3
4に吸着させるとともに、真空処理室39に備えるプラ
ズマ発生用電極38とウエハ支持部材1,31の給電端
子5,35との間に、13.56MHz、2kWの高周
波電力を3分間印加した後のウエハWの温度分布を測定
し、ウェハの温度分布が±5℃未満であるものについて
は大きなホットスポットはないとし良好と判断した。
電端子35が発熱し、また、この発熱によって給電端子
35の上方に位置するウエハWの温度が部分的に高くな
り、ウェハWの温度分布が±8℃と、±5℃を越え悪か
ったのに対し、本発明のウェハ支持部材1は、給電端子
5の発熱が殆どないため、載置面4上にウエハWの温度
に悪影響を与えるようなことがなく、その結果、ウェハ
Wの温度分布を±5℃以内とほぼ均一に保つことができ
優れていた。
材1における導体層6の層厚みTを異ならせ、実施例1
と同様にウエハWの温度分布を測定する実験を行った。
ハWの面内の温度分布が±5℃以上のものをウェハの温
度分布が悪いとし、「×」として示し、±5℃未満であ
るものを良好とし、そのうち±5℃未満、±3℃以上で
あるものを△、±3℃未満、±1℃以上であるものを
○、±1℃未満であるものを◎で表示した。
上とすることにより給電端子5の発熱を抑え、ウェハW
の温度バラツキを±5℃未満とすることができた。
には、導体層6の層厚みTを1μm以上とすれば良いこ
とが判る。特に、導体層6の層厚みTを5μm以上とす
れば、給電端子5の発熱をさらに抑え、ウェハWの温度
バラツキを±3℃未満とすることができ、さらに導体層
6の層厚みTを10μm以上とすることにより、給電端
子5の発熱をさらに抑え、ウェハWの温度バラツキを±
1℃未満とすることができ、優れていた。
の層厚みTを2μmに固定し、導体層6の材質を異なら
せてウエハ支持部材1を製作し、このウエハ支持部材1
の給電端子5と高周波印加用電極38との間に、13.
56MHz、2kWの高周波電力を印加し、この高周波
電力の供給と停止をそれぞれ5分単位で行う通電サイク
ル試験を実施した。そして、この通電サイクル試験を1
万回繰り返した後のウェハWの温度分布を測定し、ウェ
ハWの面内の温度分布が±5℃以上であるものはウェハ
Wの温度分布が悪いため不良とし、±5℃未満のものを
良好として評価した。
ミニウムの金属又はこれらの金属を主成分とするロウ材
を用いれば、1万回の通電後でも給電端子5の発熱を生
じることがなく、ウェハWの温度分布も均一であり、長
期間にわたってウェハ支持部材1を安定して使用でき
た。
極を埋設した板状セラミック体の一方の主面をウエハを
載せる載置面とし、他方の主面側に備える凹部に、タン
グステン、モリブデン、タンタルのうちいずれか一種の
金属又はFe−Ni−Co合金を主成分とする給電端子
の一部を埋設又は挿入固着するとともに、上記内部電極
と上記給電端子とを電気的に接続してなるウエハ支持部
材において、上記給電端子の少なくとも突出部に、銀、
金、銅、アルミニウムのいずれか一種の金属を主成分と
する導体層を被着したことによって、給電端子に高周波
電力を印加しても給電端子の発熱を抑えることができ、
酸化を防止して抵抗値の増大を防止することができると
ともに、給電端子の上方に位置する載置面にホットスポ
ットを発生させることがないため、載置面の温度分布を
±5℃以下に均熱化することができる。
ことで給電端子の発熱をより効果的に防止することがで
きる。
ば、他方のプラズマ発生用電極との間で均一なプラズマ
を発生させることができるとともに、ウエハの温度分布
を均一に保つことができるため、成膜ガスやエッチング
ガスを供給すればウエハに対して精度の高い成膜加工や
エッチング加工を施すことができる。
(a)はその斜視図、(b)は(a)のX−X線断面図
である。
の一例を示す部分拡大断面図であり、(b)は図1に示
すウエハ支持部材の給電構造の他の例を示す部分拡大断
面図である。
概略断面図である。
例を示す部分拡大断面図であり、(b)は従来のウエハ
支持部材の給電構造の他の例を示す部分拡大断面図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】内部電極を埋設した板状セラミック体の一
方の主面をウエハを載せる載置面とし、他方の主面側に
備える凹部に、タングステン、モリブデン、タンタルの
うちいずれか一種の金属又はFe−Ni−Co合金を主
成分とする給電端子の一部を埋設又は挿入固着してな
り、上記内部電極と上記給電端子とを電気的に接続した
ウエハ支持部材において、上記給電端子の少なくとも突
出部に、銀、金、銅、アルミニウムのいずれか一種の金
属を主成分とする導体層を被着したことを特徴とするウ
エハ支持部材。 - 【請求項2】上記導体層の層厚みを1〜200μmとし
たことを特徴とする請求項1に記載のウエハ支持部材。
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