JP2003187963A - エレクトロルミネッセント素子 - Google Patents

エレクトロルミネッセント素子

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JP2003187963A
JP2003187963A JP2001381941A JP2001381941A JP2003187963A JP 2003187963 A JP2003187963 A JP 2003187963A JP 2001381941 A JP2001381941 A JP 2001381941A JP 2001381941 A JP2001381941 A JP 2001381941A JP 2003187963 A JP2003187963 A JP 2003187963A
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electrode
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    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
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    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K50/841Self-supporting sealing arrangements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、可撓性を有するフィルムからなる
封止基材を用い、基体に対して所定の圧力下で貼り合せ
た場合でも、有機EL層に傷やクラックが生じることが
なく、均一な発光が得られるEL素子を提供することを
主目的とするものである。 【解決手段】 上記目的を達成するために、本発明は、
基体と、基体表面上に形成された第1電極層と、上記第1
電極層上に形成された少なくとも発光層を有する有機E
L層と、この有機EL層を上記第1電極層と挟むように
形成された第2電極層と、上記第1電極層、有機EL
層、および第2電極層を封止する封止基材とを有するエ
レクトロルミネセント素子において、上記封止基材が可
撓性を有するフィルムであり、かつ前記第2電極層上に
ユニバーサル硬度が110N/mm 以上の貼り合せ衝
撃緩和層が形成されていることを特徴とするEL素子を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓性を有するフ
ィルムを封止基材として用いて封止されるエレクトロル
ミネッセント(以下ELと略す場合がある)素子に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大きな占有面積と大きな重量を有
するCRT(Cathode-Ray-Tube)ディスプレイに代わる
ディスプレイとして、フラットパネルディスプレイ(F
PD)が実用化されている。そして、FPDとしては、
例えば、液晶ディスプレイ(LCD)が各種携帯型電子
機器やノート型パソコンや小型テレビのディスプレイと
して一般に広く普及しているとともに、プラズマディス
プレイパネル(PDP)等のLCD以外のFPDも実用
化されている。
【0003】そのようなFPDの一つとして、ELディ
スプレイがあり、このELディスプレイは、比較的古く
から開発が進められているが、フルカラー化や輝度や寿
命などの点に課題があり、未だあまり普及していない。
【0004】また、ELディスプレイとなるEL素子の
発光層としては、従来、無機化合物薄膜が用いられてい
たが、無機化合物薄膜を用いたEL素子は、駆動電圧が
高いとともに発光効率が低く、低輝度の表示しかできな
かった。それに対して、近年、EL素子の発光層とし
て、駆動電圧が低く、かつ、発光効率が高い有機化合物
薄膜を用いたものが使われるようになった。また、有機
化合物薄膜を用いた有機EL素子(有機電界発光素子)
は、寿命の点で問題があったが、長寿命化が可能な有機
発光層用の材料の開発が進められ、LCDに対抗可能な
レベルでの実用化も可能となった。
【0005】一方、近年、EL素子の薄膜化やフレキシ
ブル化が望まれるようになってきた。このようなEL素
子とするためには、例えば封止基材に可撓性を有するフ
ィルムを用い、この封止基材を基体に対して所定の圧力
下で貼り合せる(以下、ラミネートとする場合があ
る。)ことによりEL素子とする方法が考えられる。
【0006】しかしながら、このような方法でEL素子
を製造した場合、有機EL層の強度がそれほど高くない
ことから、ラミネート時に生じる小さな衝撃や歪により
有機EL層に傷やクラックが生じてしまい、均一な発光
が得られない場合があるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、可撓性を有するフィルム
からなる封止基材を用い、基体に対して所定の圧力下で
貼り合せた場合でも、有機EL層に傷やクラックが生じ
ることがなく、均一な発光が得られるEL素子を提供す
ることを主目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1に記載するように、基体と、基
体表面上に形成された第1電極層と、上記第1電極層上に
形成された少なくとも発光層を有する有機EL層と、こ
の有機EL層を上記第1電極層と挟むように形成された
第2電極層と、上記第1電極層、有機EL層、および第
2電極層を封止する封止基材とを有するエレクトロルミ
ネセント素子において、上記封止基材が可撓性を有する
フィルムであり、かつ前記第2電極層上にユニバーサル
硬さ値が110N/mm以上の貼り合せ衝撃緩和層が
形成されていることを特徴とするEL素子を提供する。
【0009】本発明においては、第2電極層上に上述し
たような硬度の高い貼り合せ衝撃緩和層が形成されてい
ることから、可撓性を有するフィルムを基体に対して所
定の圧力下で貼り合せて封止する場合、貼り合せ時に押
圧体から加わる多少の歪があっても上記貼り合せ衝撃緩
和層により緩和され、有機EL層に傷やクラックが生じ
ることを防止することができる。したがって、均一な発
光を有するEL素子とすることができる。
【0010】本発明はまた、請求項2に記載するよう
に、基体と、基体表面上に形成された第1電極層と、上
記第1電極層上に形成された少なくとも発光層を有する
有機EL層と、この有機EL層を上記第1電極層と挟む
ように形成された第2電極層と、上記第1電極層、有機
EL層、および第2電極層を封止する封止基材とを有す
るエレクトロルミネセント素子において、上記基体およ
び封止基材が可撓性を有するフィルムであり、かつ上記
第2電極層上に貼り合せ衝撃緩和層が形成されているこ
とを特徴とするEL素子を提供する。
【0011】このように、基体および封止基材がフィル
ムである場合においては、第2電極層上に貼り合せ衝撃
緩和層が形成されていることから、貼り合せ時に押圧体
から加わる多少の衝撃や歪があっても、上記貼り合せ衝
撃緩和層がこれら衝撃や歪を緩和することから、有機E
L層に傷やクラックが生じることがない。よって、発光
不良等の不具合が生じる可能性を低減させることができ
る。
【0012】上記請求項2に記載された発明において
は、請求項3に記載するように、前記貼り合せ衝撃緩和
層のユニバーサル硬さ値が、110N/mm以上であ
ることが好ましい。貼り合せ衝撃緩和層が、上述したよ
うな硬度の部材とすることにより、特に貼り合せ時に押
圧体から加わる歪を防止することが可能であり、有機E
L層の傷、クラック等を低減させる効果が高くなるから
である。
【0013】上記請求項1から請求項3までのいずれか
の請求項に記載された発明においては、請求項4に記載
するように、貼り合せ衝撃緩和層の膜厚が0.6μm以
上であることが好ましい。貼り合せ衝撃緩和層の膜厚
が、上記範囲より薄い場合は、材料によっては貼り合せ
衝撃緩和層が発揮する衝撃緩和機能が十分で無い場合が
あり、ラミネート時に有機EL層に傷やクラックが生じ
る可能性があるからである。
【0014】上記請求項1から請求項4までのいずれか
の請求項に記載された発明においては、請求項5に記載
するように、上記可撓性を有するフィルムが、ガスバリ
ア性を有するガスバリア層が形成されたフィルムである
ことが好ましい。有機EL層や電極層は水分や酸素の存
在により大きく劣化し、寿命が大幅に低下してしまう。
したがって、フィルムを用いる場合、フィルム自体にガ
スバリア性を付与することが好ましいからである。
【0015】上記請求項1から請求項5までのいずれか
の請求項に記載された発明においては、請求項6に記載
するように、上記貼り合せ衝撃緩和層を形成する材料
が、金属、金属酸化物、または重合性樹脂であることが
好ましい。本発明においては、貼り合せ衝撃緩和層の材
料として、ガス発生量の少ない材料がこのましく、よっ
て無溶媒で薄膜が形成可能である必要がある。このよう
な材料としては、上述した材料を挙げることができる。
【0016】上記請求項1から請求項6までのいずれか
の請求項に記載された発明においては、請求項7に記載
するように、上記貼り合せ衝撃緩和層が、吸湿剤を有す
ることが好ましい。有機EL層や電極層は水分による劣
化が激しいことから、第2電極層上に形成される貼り合
せ衝撃緩和層が吸湿剤を有することにより、第2電極層
を水分の劣化から保護することができ、EL素子の高寿
命化が図れるからである。
【0017】上記請求項1から請求項7までのいずれか
の請求項に記載された発明においては、請求項8に記載
するように、上記貼り合せ衝撃緩和層が、接着層と同一
の材料で形成されていることが好ましい。本発明におい
ては、封止基材が可撓性を有するフィルムであるので、
基体に対しては接着剤を用いて接着して封止する必要が
あるが、この接着層と貼り合せ衝撃緩和層とを同一の材
料とすることにより、これらの層を形成する工程の簡略
化が図れるからである。
【0018】本発明においては、請求項9に記載するよ
うに、上記請求項8記載のEL素子の製造方法であっ
て、上記貼り合せ衝撃緩和層および接着層の材料を、封
止基材上および第2電極層上に塗布し、第2電極層上の
材料を最初に硬化させて貼り合せ衝撃緩和層とし、次い
で封止基材を基体と貼り合せた後、接着層材料を硬化さ
せることを特徴とするEL素子の製造方法を提供する。
【0019】請求項8に記載されたように、接着層と貼
り合せ衝撃緩和層とが同一の材料で形成されている場
合、ラミネート時には貼り合せ衝撃緩和層が硬化してい
る必要がある。したがって、同一の材料を用いる場合で
あっても、貼り合せ衝撃緩和層をラミネート前に硬化さ
せ、その後ラミネートした後、接着層を硬化させる必要
があるのである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のEL素子について
説明する。図1は、本発明のEL素子の一例を示すもの
である。この例においては、基体1上に第1電極層2が
形成されており、この第1電極層2上には少なくとも発
光層を有する有機EL層3が形成されている。そして、
この有機EL層3上には第2電極層4が形成されてお
り、この第2電極層4上には貼り合せ衝撃緩和層5が形
成されている。これら第1電極層2、有機EL層3、第
2電極層4および貼り合せ衝撃緩和層5は、可撓性を有
するフィルムである封止基材6により覆われており、封
止されている。
【0021】本発明においては、第1電極層2、有機E
L層3、第2電極層4、および貼り合せ衝撃緩和層5が
この順に積層された上記基体1と、封止基材6とを所定
の圧力下で貼り合せる際、例えば圧力を加えるロール表
面に多少の凹凸があった場合でも、この貼り合せ衝撃緩
和層5が第2電極層4上、すなわち有機EL層3上に存
在するので、有機EL層3に対し直に歪が加わらない。
したがって、有機EL層3に傷や亀裂が入り難い。よっ
て、均一な発光が得られる高品質なEL素子とすること
ができるのである。
【0022】以下、このような本発明のEL素子を構成
する各要素について具体的に説明する。
【0023】1.貼り合せ衝撃緩和層 本発明の特徴は、上述したように第2電極層上に貼り合
せ衝撃緩和層が形成さている点にある。
【0024】本発明において、この貼り合せ衝撃緩和層
に求められる特性は、可撓性を有するフィルムを貼り合
せて封止する際、押圧体から加わる衝撃や歪を緩和させ
る点にある。この内、歪を防止するためには、硬度の高
い貼り合せ衝撃緩和層を配置し、押圧体からフィルムを
介して加わる歪をこの貼り合せ衝撃緩和層で遮断するこ
とが考えられる。このような点から、本発明において
は、貼り合せ衝撃緩和層の硬度が、ユニバーサル硬さ値
で測定した場合に、110N/mm以上であることが
好ましい。
【0025】硬度が上記範囲より低い場合は、ラミネー
トの際に加わる局所的な歪に対して対応することができ
ず、有機EL層に傷や亀裂を生じさせる可能性が高いか
らである。
【0026】本発明におけるユニバーサル硬度とは、
(株)フィッシャー・インストルメンツ社製、フィッシ
ャースコープH100V(微小硬さ測定装置)を用い、
F=100,000mN/30sの条件下において測定を行った場合
の4回の平均値とする。
【0027】ここで、測定値の規定は以下の通りであ
る。すなわち、圧子は四角錘の先端の対面角度(136
°)のダイアモンド圧子(ビッカース圧子)を使用し、
試験荷重下での押し込み深さを測定する。ユニバーサル
硬さ値は試験荷重をその試験荷重で生じた圧痕(圧子の
幾何学形状から計算された)の表面積で除した比率で表
示される。
【0028】HU=試験荷重(N)/試験荷重下でのビ
ッカース圧子の表面積(mm) =F/26.43h N/mm (HU:ユニバーサル硬さ値(N/mm)、F:試験
荷重(N)、h:試験荷重下での押し込み深さ) また、本発明においては、この貼り合せ衝撃緩和層の膜
厚が、0.6μm〜100μmの範囲内、特に0.8μ
m〜50μmの範囲内であることが好ましい。上記範囲
より膜厚が薄い場合は、貼り合せ衝撃緩和層のラミネー
ト時の衝撃緩和能が低下し、有機EL層に対する傷や亀
裂の発生を防止する効果が低減することから好ましくな
い。一方、上記範囲を越える場合は、EL素子としての
膜厚が厚くなることから、薄膜化の要請等に反する点で
好ましくない。
【0029】本発明における貼り合わせ衝撃緩和層を形
成する材料としては、貼り合せ衝撃緩和層形成時に電極
層や有機EL層に対して悪影響を与えるガス等が生じな
い材料であることが好ましい。
【0030】本発明における貼り合わせ衝撃緩和層を形
成する材料として、具体的には、重合性樹脂等の有機
物、無機酸化物、金属等の無機物を挙げることができ
る。
【0031】上記貼り合せ衝撃緩和層を有機物材料で形
成する場合は、このように重合性樹脂を用いることが好
ましい。ここで、本発明でいう「重合性樹脂」とは、複
数の官能基を有するモノマーもしくはオリゴマーを液状
の塗工液として用い、これらを被塗工物上で重合させて
硬化させる樹脂をいい、2液硬化型樹脂、光硬化型樹
脂、電子線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂等を含む概念であ
る。
【0032】本発明に用いられる重合性樹脂としては、
好ましくは無溶媒の塗工液を用い、第2電極層上に塗布
した後硬化させることができるものであれば特に限定さ
れるものではない。好ましい樹脂としては、2液硬化型
樹脂やUV硬化型樹脂を挙げることができる。
【0033】具体的には、スリーボンド社製 2液製エ
ポキシ樹脂(20X−325)等を挙げることができ
る。
【0034】一方、無機材料としては、無機酸化物、金
属等を挙げることができる。無機酸化物は、いわゆるゾ
ル−ゲル法を用いた塗工液による方法と、真空成膜法に
よる方法とにより形成される。また、金属の場合は、真
空成膜法により形成される。
【0035】具体的に用いることができる無機酸化物と
しては、SiO、SiO等を挙げることができ
る。
【0036】また、金属としては、蒸着できる金属であ
れば特に限定されるものではないが、例えば、第2電極
層に用いられる金属と同一の金属を用いることが好まし
い。蒸着に際して材料を変更することがなく、工程上有
利だからである。このような材料としては、銀、アルミ
ニウム等が挙げられる。本発明においては、特に銀が好
適に用いられる。
【0037】本発明における貼り合わせ衝撃緩和層は、
防湿剤を添加することにより防湿層として機能させたも
のであってよい。ここで添加することができる防湿剤と
しては、酸化バリウム、酸化カルシウム等を挙げること
ができる。また、防湿機能を有する金属を第2電極層上
に蒸着させることにより、貼り合せ衝撃緩和層とするよ
うにしてもよい。
【0038】さらに、本発明における貼り合わせ衝撃緩
和層は、接着層と同一の材料で形成されたものであって
もよい。接着層と同一の材料で形成することにより、E
L素子の製造工程を簡略化することができるからであ
る。
【0039】図2は、本発明のEL素子における他の例
を示すものであり、接着層と貼り合せ衝撃緩和層とが同
一の材料で形成された例を示すものである。この例にお
いても、上記図1に示す例と同様に、基体1上に第1電
極層2、有機EL層3、および第2電極層4がこの順で
積層されている。この例では、可撓性を有するフィルム
である封止基材6の内面に接着層7が一面に塗布されて
いる。この際、第2電極層上の接着剤は貼り合せ衝撃緩
和層5としての機能を有することになる。
【0040】本発明において、このように貼り合せ衝撃
緩和層と接着層とを同一材料で形成した場合に用いるこ
とができる材料としては、上述した重合性樹脂が好適に
用いることができ、中でも2液性熱硬化樹脂、UV硬化
性樹脂等を挙げることができる。
【0041】なお、このように貼り合せ衝撃緩和層と接
着層とを同一の材料とした場合の製造工程においては、
最初に貼り合せ衝撃緩和層5として機能する第2電極層
上の部分のみ硬化させる。そして、この封止基材6をラ
ミネートした後、他の接着部全体を硬化させるようにし
てEL素子を製造する。
【0042】また、本発明における貼り合わせ衝撃緩和
層は、ガスバリア性を有することが好ましい。この貼り
合せ衝撃緩和層は第2電極層上に形成されるものである
ことから、第2電極層およびその下に形成されている有
機EL層を酸素や水分から保護する機能を付与すること
が望まれるからである。
【0043】このような観点からは、真空製膜法により
形成された金属や無機酸化物をこの貼り合せ衝撃緩和層
に用いることが好ましいといえる。
【0044】本発明において、上記貼り合せ衝撃緩和層
の第2電極層上の形成位置は、基本的には有機EL層が
形成されている位置に相当する第2電極層上の全面であ
るが、本発明は特にこれに限定されるものではなく、ラ
ミネート時の衝撃を有機EL層に伝えないように形成さ
れるのであれば、パターン状に形成されたものであって
もよい。
【0045】2.封止基材 本発明においては、封止基材として可撓性を有するフィ
ルムが用いられる。本発明において、「可撓性を有する
フィルム」とは、基体上において、所定の圧力を加える
ことにより基体と貼り合せて封止ができる程度の柔軟性
を有するフィルムである。
【0046】封止基材として用いられる可撓性を有する
フィルムの膜厚は、通常5μm〜1000μmの範囲内
であり、好ましくは20μm〜500μmの範囲内、特
に200μm〜400μmの範囲内であることが好まし
い。上記範囲より膜厚が厚い場合は、可撓性を有さない
可能性が高く、またEL素子自体の厚みを増加させてし
まい薄膜化の要請に反するものであることから好ましく
なく、上記範囲より薄い場合は、フィルムを構成する材
料にもよるが、強度面で問題が生じる可能性があること
から好ましくない。
【0047】このようなフィルムの材料としては、フィ
ルム化することが可能な材料であれば特に限定されるも
のではなく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、ポリ
メチルアクリレート、ポリエステル、ポリカーカーボネ
ート、フッ素系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニ
ル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリアミド、ポリアセ
タール、変性ポリフェニレンエーテル、ポリスルホン、
ポリアリレート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサ
ルフォン、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリフェニ
レンスルフィド、液晶性ポリエステル、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリミクロ
イキシレンジメチレンテレフタレート、ポリオキシメチ
レン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリアクリレート、アクリロニトリル−スチレン
樹脂、ABS樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン、シリコーン樹脂、非晶質ポリオレフィン、無
機物の薄膜フィルム等を挙げることができる。
【0048】本発明においては、中でもポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホ
ンを用いることが好ましい。
【0049】本発明においては、上記可撓性を有するフ
ィルムに、ガスバリア性を有するガスバリア層が形成さ
れたものであることが好ましい。有機EL層や電極層は
水分や酸素の存在により大きく劣化し、寿命が大幅に低
下してしまう。したがって、フィルムを用いる場合、フ
ィルム自体にガスバリア性を付与することが好ましい。
この場合、封止基材に用いられるフィルム自体がガスバ
リア性を有するものであってもよいが、一般的に樹脂製
フィルムはガスバリア性が悪いことから、樹脂製フィル
ム上にガスバリア層が形成されたものが好適に用いられ
るのである。
【0050】このようなガスバリア層は、ガスバリア性
を有するものであれば特に限定されるものではなく、有
機EL層からの発光の方向によっては不透明であっても
よい。また、このガスバリア層は単層であっても複数層
が積層されたものであってもよい。さらに、その形成方
法は、湿式法によるものであってもよいが、一般的には
真空成膜法により形成されたガスバリア層が好適に用い
られる。
【0051】本発明におけるバリア層を構成する材料と
して、好ましいものは、SiO、SiOを挙げ
ることができる。
【0052】なお、本発明においては、樹脂製のフィル
ムが一般的に用いられることから、このガスバリア層を
形成する際に、フィルム自体の耐熱性を考慮する必要が
ある。この点を考慮すると、プラズマCVD法により形
成された膜であることが好ましく、特にプラズマCVD
法により形成された酸化珪素膜あるいは、SiO
であることが好ましい。
【0053】このようなガスバリア性フィルムに要求さ
れるガスバリア性としては、特に限定されるものではな
いが、一般には酸素透過率が10−3cc/m/da
y以下で、水蒸気透過率が10−6g/m/day以
下であることが好ましい。
【0054】なお、一般的には、有機EL層から発光さ
れた光は基体側に導出されるものであるので、封止基材
には透明性は要求されない。しかしながら、場合によっ
ては封止基材側に有機EL層からの光を導出する場合が
あり、この場合は封止基材に透明性が要求される。な
お、この場合は、同様に上記貼り合せ衝撃緩和層および
第2電極層も透明である必要がある。
【0055】3.基体 本発明に用いられる基体としては、有機EL素子を強度
的に支持するものであれば特に限定されるものではな
く、第1電極層に必要な強度があれば第1電極層を兼ね
るように形成されたものであってもよい。
【0056】基体の材質としては、用途に応じて、例え
ばフレキシブルな材質であっても、硬質な材質であって
もよい。具体的に用いることができる材料としては、例
えば、ガラス、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、ポ
リメチルアクリレート、ポリエステル、ポリカーボネー
ト等を挙げることができる。
【0057】これらの基体の材料は、有機EL層で発光
された光がいずれの方向に取り出されるかにより透明性
が必要か否かが決定される。一般的には、基体側に有機
EL層からの光が導出されることが好ましい点から、基
体は透明な材料で形成されることが好ましい。
【0058】本発明においては、さらに基体が可撓性の
あるフィルムであることが好ましい。基体に可撓性のあ
るフィルムを用いれば、封止基材も上述したように可撓
性を有するフィルムであることから、EL素子全体とし
て可撓性のあるフィルム状とすることができる。このよ
うに可撓性のあるEL素子は、種々の用途に応用するこ
とが可能となるからである。
【0059】基体に用いることができる可撓性のあるフ
ィルムとしては、上記封止基材の項で説明したものと全
く同様であるので、ここでの説明は省略する。またガス
バリア層が形成されていることが好ましい点も同一であ
るので、この点についての説明も省略する。
【0060】なお、基体の形状としては、枚葉状でも連
続状でもよく、具体的な形状としては、例えば、カード
状、フィルム状、ディスク状、チップ状等を挙げること
ができる。
【0061】4.第1電極層および第2電極層 上記基体上に形成される第1電極層および第2電極層
は、例えば真空スパッタリング、真空蒸着といった方法
や、塗工液を塗布することにより形成する方法等により
形成され、その製造方法は特に限定されるものではな
い。
【0062】本発明に用いられる第1電極層は、基体側
から光が導出される場合は透明性が要求される。一方、
上述したように封止基材側から光が導出される場合は、
第2電極層に透明性が要求されることになる。
【0063】上記第1電極層および第2電極層は、いず
れが陽極であってもよいが、通常は第1電極層が陽極と
して形成され、第2電極層が陰極として形成される。こ
のような陽極として形成される場合の電極層の材料とし
ては、例えば、酸化インジウム錫(ITO)、酸化イン
ジウム、金のような仕事関数の大きな金属、ポリアニリ
ン、ポリアセチレン、ポリアルキルチオフェン誘導体、
ポリシラン誘導体のような導電性高分子等を挙げること
ができる。一方、電極層が陰極として形成される場合に
用いられる材料としては、MgAg等のマグネシウム合
金、AlLi、AlCa、AlMg等のアルミニウム合
金、Li、Caをはじめとするアルカリ金属類およびア
ルカリ土類金属類、それらアルカリ金属類およびアルカ
リ土類金属類の合金のような仕事関数の小さな金属等を
挙げることができる。
【0064】5.有機EL層 本発明においては、上述したような第1電極層と第2電
極層との間に有機EL層が形成される。この有機EL層
の膜厚は、通常1nm〜2μm、好ましくは10nm〜
200nm程度であるので、上記フィルム状の封止基材
と所定の圧力で貼り合わされる際に、傷や亀裂が生じや
すい。このため、本発明の特徴でもある貼り合せ衝撃緩
和層が必要とされるのである。
【0065】本発明でいう有機EL層とは、発光層を含
む1層もしくは複数層の有機層から形成されるものであ
る。すなわち、有機EL層とは、少なくとも発光層を含
む層であり、その層構成が有機層1層以上の層をいう。
通常、塗布による湿式法で有機EL層を形成する場合
は、溶媒との関係で多数の層を積層することが困難であ
ることから、1層もしくは2層の有機層で形成される場
合が多いが、有機材料を工夫したり、真空蒸着法を組み
合わせたりすることにより、さらに多数層とすることも
可能である。
【0066】発光層以外に有機EL層内に形成される有
機層としては、正孔注入層や電子注入層といったキャリ
ア注入層を挙げることができる。さらに、その他の有機
層としては、正孔輸送層、電子輸送層といったキャリア
輸送層を挙げることができるが、通常これらは上記キャ
リア注入層にキャリア輸送の機能を付与することによ
り、キャリア注入層と一体化されて形成される場合が多
い。その他、EL層内に形成される有機層としては、キ
ャリアブロック層のような正孔あるいは電子の突き抜け
を防止し、再結合効率を高めるための層等を挙げること
ができる。
【0067】本発明における有機EL層に必須である発
光層に用いられる発光材料としては、例えば以下のもの
を挙げることができる。
【0068】色素系発光材料としては、シクロペンタジ
エン誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導体、トリフ
ェニルアミン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ピラゾ
ロキノリン誘導体、ジスチリルベンゼン誘導体、ジスチ
リルアリーレン誘導体、シロール誘導体、チオフェン環
化合物、ピリジン環化合物、ペリノン誘導体、ペリレン
誘導体、オリゴチオフェン誘導体、トリフマニルアミン
誘導体、オキサジアゾールダイマー、ピラゾリンダイマ
ーなどを挙げることができる。
【0069】また、金属錯体系発光材料としては、アル
ミキノリノール錯体、ベンゾキノリノールベリリウム錯
体、ベンゾオキサゾール亜鉛錯体、ベンゾチアゾール亜
鉛錯体、アゾメチル亜鉛錯体、ポルフィリン亜鉛錯体、
ユーロピウム錯体等、中心金属に、Al、Zn、Be
等、またはTb、Eu、Dy等の希土類金属を有し、配
位子にオキサジアゾール、チアジアゾール、フェニルピ
リジン、フェニルベンゾイミダゾール、キノリン構造等
を有する金属錯体等を挙げることができる。
【0070】さらに、高分子系発光材料としては、ポリ
パラフェニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導
体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリシラン誘導体、ポ
リアセチレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリフ
ルオレノン誘導体、ポリフルオレン誘導体、ポリキノキ
サリン誘導体、およびそれらの共重合体等を挙げること
ができる。
【0071】上記発光層中には、発光効率の向上、発光
波長を変化させる等の目的でドーピング剤を添加しても
よい。このようなドーピング剤としては、例えば、ペリ
レン誘導体、クマリン誘導体、ルブレン誘導体、キナク
リドン誘導体、スクアリウム誘導体、ポルフィリン誘導
体、スチリル色素、テトラセン誘導体、ピラゾリン誘導
体、デカシクレン、フェノキサゾン、キノキサリン誘導
体、カルバゾール誘導体、フルオレン誘導体等を挙げる
ことができる。
【0072】上記正孔注入層の形成材料としては、発光
層の発光材料に例示した化合物の他、フェニルアミン
系、スターバースト型アミン系、フタロシアニン系、酸
化バナジウム、酸化モリブデン、酸化ルテニウム、酸化
アルミニウムなどの酸化物、アモルファスカーボン、ポ
リアニリン、ポリチオフェンなどの誘導体等を挙げるこ
とができる。
【0073】また、上記電子注入層の形成材料として
は、発光層の発光材料に例示した化合物の他、アルミニ
ウム、フッ化リチウム、ストロンチウム、酸化マグネシ
ウム、フッ化マグネシウム、フッ化ストロンチウム、フ
ッ化カルシウム、フッ化バリウム、酸化アルミニウム、
酸化ストロンチウム、カルシウム、ポリメチルメタクリ
レートポリスチレンスルホン酸ナトリウム、リチウム、
セシウム、フッ化セシウム等のようにアルカリ金属類、
およびアルカリ金属類のハロゲン化物、アルカリ金属の
有機錯体等を挙げることができる。
【0074】6.接着層 本発明においては、封止基材として可撓性を有するフィ
ルムを用いるものであることから、この封止基材を基体
上に接着させて封止するための接着層が形成される。こ
の接着層は、フィルム状の封止基材が基体と接触する部
分等にパターン状に形成される場合と、封止基材の内面
全面にわたって形成される場合と、周辺部のみに形成さ
れる場合とがある。
【0075】このような接着層に用いられる材料として
は、エポキシ系樹脂(スリーボンド社製、2液製エポキ
シ樹脂;20X−325)等を挙げることができる。
【0076】上述したように、本発明においては、貼り
合せ衝撃緩和層とこの接着層とを同一の材料で形成する
ことも可能であり、この場合は上述した貼り合せ衝撃緩
和層と同一の材料が用いられる。
【0077】この接着層の形成方法は、従来より行われ
ている方法により形成することができ、例えば真空スパ
ッタリング、真空蒸着、スピンコート、ブレードコー
ト、バーコート、印刷法により全面に形成する方法や、
ディスペンサー、インクジェット、印刷法によりパター
ン状に形成する方法等を挙げることができる。また、こ
れらの方法を用い、封止基材側または基体側のいずれに
塗布してもよい。
【0078】7.その他 本発明の有機EL素子においては、上述した部材以外に
も、例えば、第2電極層上に形成される保護層等、必要
に応じて種々の部材を形成するようにしてもよい。
【0079】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の
特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一
な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかな
るものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0080】例えば、上記実施形態において、貼り合せ
衝撃緩和層が第2電極層上に形成する例を示したが、例
えば基体が可撓性のあるフィルムで構成されている場合
は例えば基体と第1電極層の間であって、有機EL層が
形成されている領域に張り合わせ衝撃緩和層が形成され
ていてもよい。
【0081】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をさらに説明す
る。
【0082】[実施例1]バリア層を設けた、ポリエチ
レンテレフタレート製の平滑基体上を洗浄後、膜厚15
0nmの酸化インジウム錫(ITO)電極層を形成し、
その後、UV照射洗浄機で洗浄した。
【0083】次いで、このようにして形成したITO電
極(アノード電極)上に、正孔輸送材料ポリ3,4−エ
チレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホネート
水分散液(PEDOT/PSS、商品名:Baytro
n PTPAI4083、バイエル社)を用い、スピン
コート法により厚み80nmの正孔輸送層を形成した。
その後、110℃の真空中で少なくとも1時間加熱乾燥
を行った。
【0084】次に、この正孔輸送層上に、 ・ポリビニルカルバゾール(アナン(株)製、Lot,k81127) 70重量部 ・オキサジアゾール化合物(和光純薬工業(株)製) 30重量部 ・クマリン6(Aldrich,Chem.Co製) 1重量部 ・キシレン 3367重量部 の混合物を用い、厚み60nmに成形して発光層とし
た。
【0085】次いで、上記のように形成した発光層上
に、CaおよびAgを1×10−6torrの真空度で
0.1nm/秒の速度で蒸着して、厚み200〜300
nmのカソード電極を形成した。
【0086】基材上に形成したアノード電極/EL層/
カソード電極からなる積層上に、SiOを膜厚0.6
μmとなるようにスパッタリングした。
【0087】次に、封止基材としてバリア層を設けたポ
リエチレンテレフタレートを用い、これをUV照射洗浄
機で洗浄し、バリア層を有し、脱ガスの少ないエポキシ
系樹脂(スリーボンド社製、2液製エポキシ樹脂;20
X−325)を遠心脱泡により脱気後、スピンコート法
により膜厚5μm塗布して、EL素子上に重ね、室温で
圧着することにより、貼り合せた。その後、熱により樹
脂を硬化させ、EL素子とした。
【0088】[実施例2]実施例1と同様にして形成し
たアノード電極/EL層/カソード電極からなる積層体
上に、バリア性を有し、脱ガスの少ないエポキシ系樹脂
(スリーボンド社製、2液製エポキシ樹脂;20X−3
25)を遠心脱泡により脱気後、スピンコート法により
塗布し、熱によりユニバーサル硬さ値(HU)=110
N/mm(F=100N/30s)の硬度となるよう
に硬化した。
【0089】次に、封止基材としてバリア層を設けたポ
リエチレンテレフタレートフィルムをUV照射洗浄機で
洗浄し、カソード電極上に塗布したものと同様のエポキ
シ樹脂(スリーボンド社製、2液製エポキシ樹脂;20
X−325)を遠心脱泡により脱気後、スピンコート法
により膜厚5μm塗布して、EL素子上に重ね、室温で
圧着することにより、貼り合せた。
【0090】その後、保護層を形成したときよりも高い
熱によって樹脂を密に硬化させ、EL素子とした。
【0091】[実施例3]実施例1と同様な方法によっ
て、基材上に形成したアノード電極/EL層/カソード
電極からなる積層体上に、真空蒸着法により銀を膜厚
0.6μmとなるように蒸着した。
【0092】次に、封止基材として、バリア層を設けた
ポリエチレンテレフタレートフィルムをUV照射洗浄機
で洗浄し、バリア性を有し脱ガスの少ないエポキシ系樹
脂(スリーボンド社製、2液製エポキシ樹脂;20X−
325)を遠心脱泡により脱気後、スピンコート法によ
り膜厚5μm塗布して、EL素子上に重ね、室温で圧着
することにより、貼り合せた。その後、熱によって樹脂
を硬化させ、EL素子とした。
【0093】[評価]実施例1〜実施例3で得られた素
子は、ショートやクラックがなく均一に発光した。
【0094】[比較例1]実施例1と同様な方法によっ
て、基材上に形成したアノード電極/EL層/カソード
電極からなる積層体を形成した。
【0095】次に、封止基材として、バリア層を設けた
ポリエチレンテレフタレートフィルムをUV照射洗浄機
で洗浄し、バリア性を有し脱ガスの少ないエポキシ系樹
脂(スリーボンド社製、2液製エポキシ樹脂;20X−
325)を遠心脱泡により脱気後、スピンコート法によ
り膜厚5μm塗布して、EL素子上に重ね、室温で圧着
することにより、貼り合せた。その後、熱により樹脂を
硬化させ、EL素子とした。適切な駆動方法によって素
子に電圧を加えたところ、クラックが入ったところより
ショートしてしまい、発光が確認できなかった。
【0096】[比較例2]実施例1と同様な方法によっ
て、基材上に形成したアノード電極/EL層/カソード
電極からなる積層体を形成した。バリア性を有し、脱ガ
スの少ないエポキシ系樹脂(スリーボンド社製、2液製
エポキシ樹脂;20X−325)を遠心脱泡により脱気
後、スピンコート法により塗布し、実施例2で行った硬
化温度より低い温度で、ユニバーサル硬さ値(HU)=
50N/mm(F=100N/30s)となるように
硬化した。
【0097】次に、封止基材として、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムをUV照射洗浄機で洗浄し、カソー
ド電極上に塗布したものと同じエポキシ系樹脂(スリー
ボンド社製、2液製エポキシ樹脂;20X−325)を
遠心脱泡により脱気後、スピンコート法により膜厚5μ
m塗布して、EL素子上に重ね、室温で圧着することに
より、貼り合せた。その後、熱により樹脂を硬化させ、
EL素子とした。適切な駆動方法によって素子に電圧を
加えたところ、クラックが入ったところよりショートし
てしまい、発光が確認できなかった。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、第2電極層上に上述し
たような硬度の高い貼り合せ衝撃緩和層が形成されてい
ることから、可撓性を有するフィルムを基体に対して所
定の圧力下で貼り合せて封止する場合、貼り合せ時に押
圧体から加わる多少の歪があっても上記貼り合せ衝撃緩
和層により緩和され、有機EL層に傷やクラックが生じ
ることを防止することができる。したがって、均一な発
光を有するEL素子とすることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEL素子の一例を示す概略断面図であ
る。
【図2】本発明のEL素子の他の例を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 … 基体 2 … 第1電極層 3 … 有機EL層 4 … 第2電極層 5 … 貼り合せ衝撃緩和層 6 … 封止基材 7 … 接着層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、基体表面上に形成された第1電
    極層と、前記第1電極層上に形成された少なくとも発光
    層を有する有機エレクトロルミネッセント層と、この有
    機エレクトロルミネッセント層を前記第1電極層と挟む
    ように形成された第2電極層と、前記第1電極層、有機
    エレクトロルミネッセント層、および第2電極層を封止
    する封止基材とを有するエレクトロルミネセント素子に
    おいて、前記封止基材が可撓性を有するフィルムであ
    り、かつ前記第2電極層上にユニバーサル硬さ値が11
    0N/mm以上の貼り合せ衝撃緩和層が形成されてい
    ることを特徴とするエレクトロルミネッセント素子。
  2. 【請求項2】 基体と、基体表面上に形成された第1電
    極層と、前記第1電極層上に形成された少なくとも発光
    層を有する有機エレクトロルミネッセント層と、この有
    機エレクトロルミネッセント層を前記第1電極層と挟む
    ように形成された第2電極層と、前記第1電極層、有機
    エレクトロルミネッセント層、および第2電極層を封止
    する封止基材とを有するエレクトロルミネセント素子に
    おいて、前記基体および封止基材が可撓性を有するフィ
    ルムであり、かつ前記第2電極層上に貼り合せ衝撃緩和
    層が形成されていることを特徴とするエレクトロルミネ
    ッセント素子。
  3. 【請求項3】 前記貼り合せ衝撃緩和層のユニバーサル
    硬さ値が、110N/mm以上であることを特徴とす
    る請求項2に記載のエレクトロルミネッセント素子。
  4. 【請求項4】 貼り合せ衝撃緩和層の膜厚が0.6μm
    以上であることを特徴とする請求項1から請求項3まで
    のいずれかの請求項に記載のエレクトロルミネッセント
    素子。
  5. 【請求項5】 前記可撓性を有するフィルムが、ガスバ
    リア性を有するガスバリア層が形成されたフィルムであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれ
    かの請求項に記載のエレクトロルミネッセント素子。
  6. 【請求項6】 前記貼り合せ衝撃緩和層を形成する材料
    が、金属、金属酸化物、または重合性樹脂であることを
    特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの請求
    項に記載のエレクトロルミネッセント素子。
  7. 【請求項7】 前記貼り合せ衝撃緩和層が、吸湿剤を有
    することを特徴とする請求項1から請求項6までのいず
    れかの請求項に記載のエレクトロルミネッセント素子。
  8. 【請求項8】 前記貼り合せ衝撃緩和層が、接着層と同
    一の材料で形成されていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項7までのいずれかの請求項に記載のエレクトロ
    ルミネッセント素子。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のエレクトロルミネッセン
    ト素子の製造方法であって、前記貼り合せ衝撃緩和層お
    よび接着層の材料を、封止基材上および第2電極層上に
    塗布し、第2電極層上の材料を最初に硬化させて貼り合
    せ衝撃緩和層とし、次いで封止基材を基体と貼り合せた
    後、他の部分の接着層材料を硬化させることを特徴とす
    るエレクトロルミネッセント素子の製造方法。
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