JP2003187897A - 露出コンセント - Google Patents

露出コンセント

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JP2003187897A JP2001386073A JP2001386073A JP2003187897A JP 2003187897 A JP2003187897 A JP 2003187897A JP 2001386073 A JP2001386073 A JP 2001386073A JP 2001386073 A JP2001386073 A JP 2001386073A JP 2003187897 A JP2003187897 A JP 2003187897A
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泰三 川尻
Masuo Kitamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】結線作業が容易で、プラグの脱落を防止できる
露出コンセントを提供する。 【解決手段】露出コンセントAは、プラグの栓刃が夫々
挿入される栓刃挿入口5a,5bが前面に設けられ、施
工面に露出した状態で取り付けられる器体1と、器体1
内に納装され、各栓刃挿入口5a,5bから差し込まれ
る栓刃にそれぞれ電気的に接続する複数の刃受部21
A,21Bと、器体1内に納装され各刃受部21A,2
1B及び接地端子板24にそれぞれ電気的に接続される
と共に外部から挿入される電線を機械的且つ電気的に接
続する速結端子構造の複数の端子部22A〜22Cとを
備える。各刃受部21A,21Bは、対向配置された円
弧状の一対の刃受ばね21a,21bを有し、一方の刃
受ばね21bには栓刃が接続した状態で栓刃の透孔と係
合して栓刃の抜け止めを行う係合突起が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工事現場などに仮
設して用いられる露出コンセントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の露出コンセントとしては、それ
ぞれ平板状に形成され、互いに平行に配設された一対の
平行栓刃がそれぞれ挿入される栓刃挿入口が器体の前面
に開口し、この栓刃挿入口に臨むようにして刃受部を器
体内部に収納したものが従来より提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の露出コンセント
では、栓刃挿入口に対して平行栓刃をまっすぐに抜き差
しするようになっており、平行栓刃の抜け止めがされて
いなかったため、仮設現場などで使用する場合に、足で
コードを引っ掛かけるなどしてコードに引っ張り力が加
わると、露出コンセントからプラグが抜けてしまうとい
う問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、誤ってプラグが抜け
るのを防止した露出コンセントを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、プラグの栓刃がそれぞれ挿入
される複数の栓刃挿入口が前面に設けられ、施工面に露
出した状態で取り付けられる器体と、器体の内部に納装
され各栓刃挿入口から差し込まれる栓刃にそれぞれ電気
的に接続する複数の刃受部と、少なくとも一つの刃受部
に設けられ栓刃が接続した状態で栓刃と係合してプラグ
の抜け止めを行う抜止部と、器体の内部に納装され各刃
受部にそれぞれ電気的に接続される複数の端子板及び各
端子板に外部から挿入される外部電線を弾接させる複数
の鎖錠ばねからなる速結端子構造の端子と、を備えたこ
とを特徴とし、端子板と鎖錠ばねとで構成される速結端
子構造の端子を備えているので、特別な工具を用いるこ
となく外部電線を端子部に容易に接続することができ、
しかも抜止部で栓刃の抜け止めを行っているので、電源
コードに足が引っ掛かかるなどしてプラグに力が加わっ
たとしても栓刃が抜けるのを防止できる。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、刃受部は端子板にかしめ固定されており、器体は
ボディとカバーとを結合して構成され、ボディ及びカバ
ーの結合状態において、ボディ又はカバーの内の一方と
の間で、刃受部と端子板とのかしめ部を挟持する第1の
押さえリブを、ボディ又はカバーの内の他方に設けたこ
とを特徴とし、電源コードに足を引っ掛けるなどしてプ
ラグに力が加わった場合、抜止部で抜け止めを行ってい
るために刃受部に外力が加わるが、刃受部と端子板との
かしめ部を第1の押さえリブとボディ又はカバーとの間
で挟持しているので第1の押さえリブでプラグに加わる
外力を受けることができ、かしめ部に外力が加わってか
しめが外れるのを防止できる。
【0007】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、器体はボディとカバーとを結合して構成され、ボ
ディ及びカバーの結合状態において、ボディ又はカバー
の内の一方との間で、鎖錠ばねと対向する端子板の部位
を挟持する第2の押さえリブを、ボディ又はカバーの内
の他方に設けたことを特徴とし、電源コードに足を引っ
掛けるなどしてプラグに力が加わった場合、抜止部で抜
け止めを行っているために刃受部に外力が加わり、刃受
部に加わった外力によって端子板が変形する虞がある
が、端子板を第2の押さえリブとボディ又はカバーとの
間で挟持しているので第2の押さえリブで端子板に加わ
る外力を受けることができ、端子板が変形して電線の抜
けや接触不良が発生するのを防止できる。
【0008】請求項4の発明では、請求項1乃至3の何
れかの発明において、刃受部は、栓刃に電気的に接続さ
れる刃受ばねと、該刃受ばねから連続一体に延設され端
子板にかしめ固定される取付片とを有し、取付片を、刃
受ばねよりも、端子板における鎖錠ばねとの対向部位か
らより遠い位置に配置したことを特徴としている。取付
片が、刃受ばねよりも、端子板における鎖錠ばねとの対
向部位からより近い位置に配置されていると、プラグに
引っ張り力が加わって刃受ばねに外力が加わった場合、
刃受ばねに加わった外力の影響で端子板における鎖錠ば
ねとの対向部位が変形する虞があるが、取付片を、刃受
ばねよりも、端子板における鎖錠ばねとの対向部位から
より遠い位置に配置しているので、鎖錠ばねとの対向部
位からより遠い位置で刃受部をかしめ固定することがで
き、刃受ばねに加わった外力の影響を端子板における鎖
錠ばねとの対向部位が受けにくくなるから、鎖錠ばねと
の対向部位が変形して外部電線の脱落や接触不良などの
不具合が発生するのを防止できる。
【0009】請求項5の発明では、請求項1又は3の発
明において、刃受部と端子板とを連続一体に形成したこ
とを特徴とし、刃受部と端子板とをかしめ固定する場合
に比べて、組立作業の手間が少なくなり、しかも部品点
数が少なくなるので、コストダウンを図ることができ
る。
【0010】請求項6の発明では、請求項1乃至5の何
れかの発明において、栓刃挿入口は、電源用の栓刃が挿
入される電源側栓刃挿入口と、接地極用の栓刃が挿入さ
れる接地側栓刃挿入口とで構成され、刃受部は、電源側
栓刃挿入口から挿入される電源用の栓刃に接続される電
源側刃受部と、接地側栓刃挿入口から挿入される接地極
用の栓刃に接続される接地側刃受部とで構成されること
を特徴とし、接地極が設けられていないプラグと、接地
極付きのプラグの両方を接続することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0012】(実施形態1)本発明の実施形態1を図1
乃至図6を参照して説明する。尚、以下に説明する各実
施形態では、特にことわりがなければ、図2(a)の向
きにおいて上下左右の方向を規定し、また図2(a)に
おける正面を前面という。したがって、図2(b)にお
ける上端は後端になる。
【0013】露出コンセントAの器体1は合成樹脂製の
ボディ2及びカバー3から構成される。ボディ2の四隅
近傍にはタッピングねじからなる組立ねじ14を挿通す
る挿通孔2aが形成されており、この挿通孔2aに挿通
した組立ねじ14を挿通孔2aに対応してカバー3の背
面側に形成されたねじ穴(図示せず)に螺着すること
で、ボディ2とカバー3とが結合される。
【0014】ボディ2は前面が開口する略矩形箱状に形
成され、四隅には器体1を施工面に取り付けるための取
付ねじ(図示せず)を挿通する長孔状のねじ挿通孔2b
が形成されている。ボディ2前面の略中央部には複数の
隔壁8が底面より立設されており、これら隔壁8によっ
て電源用の端子板20A,20Bと接地極用の端子板2
0Cとを各々収納する収納部9a,9b,9cが形成さ
れている。
【0015】ボディ2の長手方向の一端側の内部空間
は、ボディ2の長手方向に沿って走る2条の隔壁10で
3つの収納空間に分離され、各収納空間に3つの端子部
(電源用の端子部22A,22B、接地極用の端子部2
2C)が収納される。また、このボディ2の端部にはカ
バー3と組み合わせた状態で電線挿入口11となる3つ
の凹部11aが形成してある。なお、これらの凹部11
aは、電線挿入口11の内部が奧に行くほど細径とな
り、電線の芯線が後述する端子部22A〜22Cの接触
片22bと鎖錠ばね15との間に確実に位置決めされる
形状に形成してある。
【0016】ここで、電源用の一方の端子板20Aは、
図1、図3及び図5に示すように、外部電線が接続され
る端子部22Aと、一対の刃受部21A,21Aがかし
め等により固定される接続片23Aとで構成され、端子
部22Aと接続片23Aとは導電材料の板金に折曲加工
を施すことによって連続一体に形成してある。
【0017】端子部22Aは断面コ字形に形成されてお
り、中央片22aを収納空間の一内側面に当接させ、こ
の中央片22aのカバー3側から横向きに、内側面に外
部電線の芯線が接触する接触片22bを延設するととも
に、中央片22aのボディ2側から横向きに、内側面に
鎖錠ばね15が当接する当接片22cを延設している。
尚、当接片22cの中央寄りの端部は内側に折曲され、
鎖錠ばね15の移動を規制する規制片22dが形成され
ている。さらに、中央片22aと当接片22cとの角部
には、鎖錠ばね15を押さえる押さえ片22eが切り起
こしにより形成されている。また、中央片22aの中央
寄りの端部からは接続片23Aが連続一体に延設されて
おり、この接続片23Aの略中央部のボディ2側には、
ボディ2の隔壁12と嵌合してボディ2に位置決めして
仮止めするための位置決め溝23aが形成してある。
【0018】刃受部21Aは、互いに対向配置されて平
板状の栓刃を挟持する円弧状の一対の刃受ばね21a,
21bと、刃受ばね21a,21bの基端縁同士を連続
一体に連結する連結片21cとが、弾性を有する導電性
金属材料によって一体に形成されたもので、一方の刃受
ばね21aの基部からは接続片23Aにかしめ固定され
る取付片21dが連続一体に延設されている。なお、一
対の刃受ばね21a,21bは、それぞれ先端側が幅広
に形成され、刃受ばね21a,21bの間に栓刃を挿入
し易くなっている。また、他方の刃受ばね21bには、
一方の刃受ばね21aと対向する部位に、平行栓刃に形
成されている透孔(図示せず)と係合して、両刃受ばね
21a,21bの間に挟持された平行栓刃を抜け止めす
る抜止部としての係合突起21eが突設されている(図
3及び図6参照)。また、取付片21dには、接続片2
3Aに突設された突起23cに嵌合する嵌合孔21gが
設けられており、かしめ鋲26を接続片23Aに設けた
挿通孔23bと取付片21dに設けた挿通孔21fとに
通してかしめ固定するとき、嵌合孔21gに突起23c
を嵌合させることにより、取付片21d(すなわち刃受
部21A)と接続片23Aとの位置合わせが行えるよう
にしている。
【0019】また、電源用のもう一方の端子板20B
も、上述した端子板20Aと同様、外部電線が接続され
る端子部22Bと、一対の刃受部21B,21Bがかし
め等により固定される接続片23Bとで構成され、端子
部22Bと接続片23Bとは導電材料の板金に折曲加工
を施すことによって連続一体に形成してある。刃受部2
1B及び端子部22Bは、上述した端子板20Aの端子
部22A及び刃受部21Aと同様の構造を有しているの
で、共通する構成には同一の符合を付してその説明は省
略する。また、接続片23Bの略中央部のボディ2側に
は、ボディ2の隔壁12′と嵌合することによりボディ
2に位置決めして仮止めするための位置決め溝23a′
が形成してある。
【0020】一方、接地極用の端子板20Cは、図1及
び図3に示すように、導電材料により帯板状に形成され
た接続片23Cの一方の端部から接地端子板24を連続
一体に延設するとともに、他方の端部から断面コ字形の
端子部22Cを連続一体に延設してある。尚、端子部2
2Cは、上述した端子板20Aの端子部22Aと同様の
構造を有しているので、共通する構成には同一の符合を
付してその説明は省略する。
【0021】接地端子板24の略中央には、端子ねじ2
5が螺合するねじ孔24aが設けられ、接地端子板24
の前面には複数の突条24bが突設されている。また、
端子ねじ25のねじが形成されていない軸部には接地端
子板24との間で接地線の芯線を狭持する平板状の狭持
板25aが取り付けてある。そして、ボディ2の凹部1
1aが設けられている側と反対側の長手方向端部には接
地端子板24を載置するコ字形の載置台13が突設され
ており、載置台13の各片で囲まれる空間に端子ねじ2
5が配置されている。また、接続片23Cの略中央部の
ボディ2側には、ボディ2の隔壁12″と嵌合してボデ
ィ2に位置決めして仮止めするための位置決め溝23
a″が形成してある。
【0022】各端子部22A〜22Cの接触片22bと
当接片22cとの間にそれぞれ配置する鎖錠ばね15
は、弾性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成するこ
とで中央片15cの両端部に鎖錠片15a及び接触片1
5bが互いに対向するように形成されている。鎖錠片1
5aは中央片15cとの連結部位から先端縁に向かって
接触片22bに近づく向きに傾斜し、接触片15bは略
S字形に曲成されている。また、中央片15cは略平板
状に形成されていて当接片22cに当接する。而して、
電線挿入口11を通して電線の芯線が鎖錠ばね15の鎖
錠片15a及び接触片15bと端子部22A〜22Cの
接触片22bとの間に挿入されると、鎖錠片15aの先
端が芯線に食い込んで抜け止めが為されるとともに、鎖
錠片15a及び接触片15bと端子部22A〜22Cの
接触片22bとの間に芯線が弾性狭持されて端子部22
A〜22Cに電線の芯線が機械的且つ電気的に接続され
る。
【0023】このように端子部22A〜22Cを速結端
子構造とすることで、ねじ締め式の場合に比較して電線
の結線作業が容易に行え、しかもねじ締め式に比較して
端子部22A〜22Cが小型化できるため、器体1の前
後方向の厚み寸法を小さくすることができる。
【0024】一方、カバー3は背面が開口する略十字形
の箱状に形成され、内部の構造はボディ2と略同じ構造
に形成されている。カバー3の前面略中央には平面視略
矩形のボス部3aが突設されている。このボス部3aに
はプラグの差込口5が上下に並べて2口設けられ、各差
込口5には円弧状の2つの栓刃挿入口5a,5bが開口
している。各差込口5の栓刃挿入口5a,5bは同一円
周上にあり、ボディ2とカバー3とを結合した完成状態
において各栓刃挿入口5a,5bが器体1内に収納され
た各刃受部21A,21Bに対向している。なお、栓刃
挿入口5a,5bの配置は、定格15A、125Vの極
配置(JIS C 8303参照)のプラグに対応して
おり、このプラグでは互いに平板状に形成された一対の
栓刃が平行に配設されている。
【0025】カバー3の背面側には、図4及び図6に示
すように、ボディ2とカバー3とを結合した完成状態に
おいて、各一対のかしめ鋲26がかしめ固定された接続
片23A,23Bの部位(かしめ部)をボディ2の底壁
との間で挟持する押さえリブ3g(第1の押さえリブ)
と、各端子板20A〜20Cの鎖錠ばね15と対向する
部位(すなわち接触片22b)に当接して各接触片22
bをボディ2の底壁との間で挟持する押さえリブ3h
(第2の押さえリブ)とが突設されている。而して、露
出コンセントにプラグの栓刃が差し込まれ、抜け止めさ
れている状態で、プラグのコードを足で引っ掛けるなど
してプラグに引っ張り力が加わると、プラグの栓刃と係
合した刃受部21A,21Bのかしめ部や端子板20
A,20Bに大きな力が加わって、かしめ部が外れた
り、刃受部21A,21B或いは端子板20A,20B
が変形したり、端子板20A,20Bの変形によって電
線の外れや接触状態が不安定になるといった不具合が発
生する虞があるが、本実施形態では、カバー3の押さえ
リブ3gとボディ2の底壁との間で、かしめ鋲26によ
りかしめ固定される接続片23A,23Bの部位を挟持
するとともに、カバー3の押さえリブ3hとボディ2の
底壁との間で各端子板20A…の接触片22bを挟持し
ているので、刃受部21A,21Bや端子板20A…に
加わった力を押さえリブ3g,3hで受けることがで
き、かしめ部の外れや、刃受部21A,21B及び端子
板20A…の変形や、電線の外れなどを防止できる。
【0026】また、カバー3の長手方向の一端側には、
接地端子板24を前面側に露出する開口部3bがボス部
3aの下側に形成されている。このように開口部3bを
ボス部3aと分離して形成することで外観上の見栄えを
良くすることができる。また、開口部3bのボス部3a
側の端縁には扉16の支持片16cが嵌合する嵌合溝3
cが形成されている。この扉16は弾性を有する合成樹
脂成型品からなり、支持片16cの一端縁に薄肉の可撓
部16bを介して主片16aが一体に形成されている。
而して、支持片16cを開口部3bの嵌合溝3cに嵌合
することで扉16がカバー3の前面に取り付けられ、可
撓部16bを撓ませることで主片16aが開口部3bを
開閉自在に塞ぐものである。なお、主片16aの自由端
縁には扉16(主片16a)を開く際に指や工具等を挿
入するための凹部16dが設けてある。
【0027】ところで、カバー3をボディ2に結合する
際には、図4に示すように各端子板20A〜20Cの端
子部22A〜22Cに対応する箇所に解除釦17が収め
られる。この解除釦17は、3個の鎖錠ばね15の鎖錠
片15aを接触片22bから同時に押し離して、電線の
芯線の弾性接続状態を同時に解除するもので、解除釦1
7の背面からは各鎖錠ばね15の鎖錠片15aの一端を
それぞれ押圧する押圧部17aが突設される。また、解
除釦17の前面からは解除釦17を操作するための操作
ハンドル17bが延設されている。操作ハンドル17b
は手で操作可能な大きさに形成されており、カバー3の
長手方向の他端側に設けた開口3dからカバー3の前面
に露出しているので、特別な工具を用いることなく、手
操作によって電線の芯線の弾性接続状態を解除すること
ができ、電線の取り外しを簡単に行うことができる。こ
こで、操作ハンドル17bを押し下げると、解除釦17
が支点部17cを支点にして回動し、鎖錠ばね15の鎖
錠片15aを接触片22bから離れる方向に撓ませ、芯
線の弾性接続状態を解除することができる。なお、操作
ハンドル17bの前面端部には器体1の幅方向に沿って
走る2条のリブ17dが突設され、このリブ17dが操
作ハンドル17bを操作する操作部位の目印となってい
る。
【0028】この器体1を組み立てる際には、先ず端子
板20A,20Bの接続片23A,23Bに各一対の刃
受部21A,21Bをかしめ固定し、端子板20Cの接
地端子板24に端子ねじ25を取り付ける。そして、端
子部22A〜22Cに鎖錠ばね15を納めた端子板20
A〜20Cをボディ2の各収納部9a〜9cに納めて、
各接続片23A〜23Cに設けた位置決め溝23a,2
3a′,23a″をボディ2の隔壁12,12a′,1
2a″と嵌合させることによりボディ2に位置決めして
仮止めする。その後、支持片16cを開口部3bの嵌合
溝3cに嵌合することで扉16が取り付けられ、開口3
dに解除釦17が納められたカバー3をボディ2の前面
に被せて、ボディ2の挿通孔2aに挿通した組立ねじ1
4をカバー3のねじ穴に螺合することで、ボディ2とカ
バー3とが結合され、器体1の組立が完了する。
【0029】上述のように構成される器体1の前面は化
粧カバー4で被われる。化粧カバー4は背面が開口する
略矩形箱状に形成され、前面の略中央部にはボス部3a
が嵌入されてボス部3aに設けられた差込口5,5を露
出する露出窓4aが設けられている。また、化粧カバー
4の長手方向の一端部には扉16の主片16aを挿通す
る挿通窓4bが開口してあり、この挿通窓4bを通して
化粧カバー18の前面側から扉16を開閉可能としてあ
る。
【0030】また、化粧カバー4の長手方向に沿った内
壁面の両端部には前後方向に一対の突条4c,4dが突
設されており、これらの突条4c,4dの間に形成され
る凹所4eにカバー3の係合突部3eを凹凸係合するこ
とで器体1(カバー3)の前面に化粧カバー4が着脱自
在に被着される。なお、係合突部3eはカバー3の長手
方向に沿った両側面の両端部に突設され、係合突部3e
の前後には化粧カバー4の突条4c,4dを逃がすため
の凹部3f,3fが凹設されている。而して、化粧カバ
ー4を前方からカバー3に押しつければ、一方の突条4
dが係合突部3eと当接して化粧カバー4の側壁が撓
み、やがて突条4dが係合突部3eを乗り越え、2つの
突条4d,4cの間の凹所4eに係合突部3eが嵌合す
ることにより化粧カバー4がカバー3に固定される。こ
こで、突条4dの前面及び後面には係合突部3eを案内
する傾斜面が形成され、係合突部3eの後面にも後方に
向かって側面に近づく向きの傾斜面が形成されているの
で、カバー3に対する化粧カバー4の着脱を容易にして
いる。
【0031】そして、化粧カバー4を器体1の前面に被
着した状態では化粧カバー4によって解除釦17の操作
ハンドル17bが被われるから、操作ハンドル17bが
不用意に操作されて芯線の弾性接続状態が誤って解除さ
れるのを防止できる。また、化粧カバー4は器体1の前
面を全体的に被うものであり、壁面のような施工面に器
体1を取り付ける場合には器体1を壁面に取り付けた後
に器体1前面に取り付けられ、器体1の四隅に設けられ
たねじ挿通孔2bを被って外観上の見栄えを良くしてい
る。
【0032】この露出コンセントを壁面のような施工面
に施工する場合の手順について以下に説明する。まず、
器体1の長手方向に沿った一端部の側面に開口する電線
挿入口11に電線の被覆が剥かれた芯線を挿入して、電
線の芯線を対応する端子部22A〜22Cに結線する。
それから、ボディ2の四隅に設けたねじ挿通孔2bに取
付ねじを挿通して器体1を施工面に固定し、器体1の前
面に化粧カバー4を取り付けて施工が完了する。また、
接地端子板24に接地線を接続する場合は、扉16の主
片16aに設けた凹部16dから指あるいはドライバ等
を挿入して主片16aを開き、被覆を剥いて露出した接
地線の芯線を凹部(カバー3の開口部3b)の底に配置
されている接地端子板24と狭持板25aとの間に挟み
込み、端子ねじ25を締め付けることで接地端子板24
と狭持板25aとで接地線の芯線を強固に狭持させる。
そして、凹部16dから接地線を引き出すようにして扉
16の主片16aを閉じると、接地端子板24が扉16
で隠されるために外観上の見栄えを良くすることができ
る。また、接地線を外す際にも扉16を開けば直ちに接
地端子板24を露出させることができ、接地線の結線作
業が容易に行えるものである。
【0033】また、この露出コンセントにプラグを差し
込む場合には、プラグの栓刃を、カバー3の栓刃挿入口
5a,5bの係合突起21eが配置されている側と反対
側の端に挿入した後、各栓刃を各栓刃挿入口5a,5b
に沿って他方の端まで回転させると、刃受部21A,2
1Bの係合突起21e,21eが栓刃の透孔と係合し
て、プラグの抜け止めが行われる。また、プラグを逆方
向に回転させれば、栓刃の透孔と係合突起21e,21
eとの係合が解除されて、プラグを引き抜くことができ
る。
【0034】(実施形態2)本実施形態の露出コンセン
トを図7を参照して説明する。尚、刃受ばね21B′以
外の構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成
には同一の符合を付して説明を省略し、本実施形態の特
徴となる構成についてのみ説明する。
【0035】実施形態1では、刃受部21Aと刃受部2
1Bとを同一の形状に形成しているので、各一対の刃受
部21A,21Bを、それぞれ、端子板20A,20B
の接続片23A,23Bにかしめ固定した場合、刃受部
21Aの取付片21dは下側に突出しているのに対し、
刃受部21Bの取付片21dは上側に突出している。
【0036】したがって、2口分の刃受部21A,21
Bの内、端子部22A,22Bに近い側(上側)に位置
する刃受部21A,21Bでは、刃受部21Bに設けた
取付片21dが刃受ばね21a,21bよりも端子部2
2Bに近い側に位置し、端子部22Bに近い部位で接続
片23Bにかしめ固定されているので、かしめ固定する
際に端子板20Bが変形したり、プラグに力が加わって
端子板20Bが変形したりすると、端子板20Bの変形
によって端子部22Bの接触片22bが浮き上がるなど
して電線の抜けや、接触不良が発生する虞がある。
【0037】それに対して、本実施形態では、端子部2
2Bに近い側(上側)に位置する刃受ばね21B′の取
付片21dを、刃受ばね21aの下側縁から下方に向か
って突設しており、刃受ばね21a,21bに対して端
子部22Bと反対側に位置させている。
【0038】このように、刃受ばね21B′の取付片2
1dを、刃受ばね21a,21bよりも、端子板20B
における鎖錠ばね15との対向部位(端子部22B)か
らより遠い位置に配置しているので、実施形態1に比べ
て端子部22Bからより遠い部位で接続片23Bにかし
め固定することができ、かしめ固定による端子板20B
の変形や、プラグに加わった外力による端子板20Bの
変形によって、接触片22bの浮き上がり等の端子部2
2Bの変形を少なくして、電線の外れや接触不良の発生
を防止することができる。
【0039】(実施形態3)本実施形態の露出コンセン
トを図8を参照して説明する。実施形態1では、端子板
20A,20Bと刃受部21A,21Bとを別体とし、
端子板20A,20Bに各一対の刃受部21A,21B
をかしめ固定しているのに対して、本実施形態では、一
対の刃受部21A,21Aと端子部22Aと接続片23
Aとを同一の板ばね材から折り曲げ形成して端子板20
A′を一体構成するとともに、一対の刃受部21B,2
1Bと端子部22Bと接続片23Bとを同一の板ばね材
から折り曲げ形成して端子板20B′を一体構成してい
る。尚、端子板20A′,20B′以外の構成は実施形
態1と同様であるので、共通する構成には同一の符合を
付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成につ
いてのみ説明する。
【0040】上述のように、本実施形態では一対の刃受
部21A,21Aと端子部22Aと接続片23Aとを同
一の板ばね材から折り曲げ形成して端子板20A′を一
体構成するとともに、一対の刃受部21B,21Bと端
子部22Bと接続片23Bとを同一の板ばね材から折り
曲げ形成して端子板20B′を一体構成しているので、
実施形態1のようにかしめ鋲26を用いて刃受部21
A,21Bと端子板20A,20Bとを結合する必要が
なく、組立作業が容易になり、また構成部品数を削減で
きるから、コストダウンを図ることができる。さらに、
刃受部21A,21Bと接続片23A,23Bとのかし
め部がなくなるから、刃受部21A,21Bと接続片2
3A,23Bとの連結部位の機械的強度が向上するとと
もに、刃受部21A,21Bと端子部22A,22Bと
の電気的接続を確実にできる。
【0041】(実施形態4)本実施形態の露出コンセン
トを図9及び図10を参照して説明する。実施形態1で
は、電源用の栓刃がそれぞれ挿入される一対の栓刃挿入
口5a,5bからなる差込口5をカバー3の前面に2口
分設けるとともに、器体1の内部に各栓刃挿入口5a,
5bに対応して刃受部21A,21Bを納装しており、
接地極用の栓刃を備えていないプラグのみが接続される
のに対して、本実施形態では、電源用の栓刃がそれぞれ
挿入される一対の栓刃挿入口5a,5b(電源側栓刃挿
入口)と、接地極用の栓刃が挿入される栓刃挿入口5c
(接地側栓刃挿入口)とからなる差込口5′をカバー3
の前面に2口分設け、器体1の内部に各栓刃挿入口5
a,5bに対応して刃受部21A,21B(電源側刃受
部)を納装するとともに、栓刃挿入口5cに対応して刃
受部21C(接地側刃受部)を納装しており、電源用の
一対の平行栓刃を備えたプラグと、電源用の一対の平行
栓刃と接地極用の栓刃とを備えた接地極付きのプラグの
両方を接続できるようになっている。尚、差込口5′及
び刃受部21C以外の構成は実施形態1と同様であるの
で、共通する構成には同一の符合を付して説明を省略
し、本実施形態の特徴となる構成についてのみ説明す
る。
【0042】接地極用の刃受部21Cは、電源用の刃受
部21A,21Bの刃受ばね21a,21bよりも広い
間隔で互いに対向配置されて丸ピン型又は逆U型の栓刃
を挟持する円弧状の一対の刃受ばね21a′,21b′
と、刃受ばね21a′,21b′の基端縁同士を連続一
体に連結する連結片21cとが、弾性を有する導電性金
属材料によって一体に形成されたもので、接地極用の端
子板20Cの接続片23Cにかしめ等により機械的及び
電気的に接続される。一対の刃受ばね21a′,21
b′はそれぞれ先端側が幅広に形成され、刃受ばね21
a′,21b′の間に栓刃を挿入し易くなっている。な
お、刃受部21Cを端子板20Cと一体に形成しても良
いことは勿論のことである。
【0043】一方、カバー3に形成された電源用の栓刃
挿入口5a,5b及び接地極用の栓刃挿入口5cはそれ
ぞれ略円弧状に形成されている。一対の電源用の栓刃挿
入口5a,5bは、それぞれ略同一円周上にあって、カ
バー3の長手方向と直交する方向の両側部に配置されて
いる。また、接地極用の栓刃挿入口5cは、一対の電源
用の栓刃挿入口5a,5bと同心の円周上にあって、両
栓刃挿入口5a,5bの長手方向一端側に配置されてお
り、ボディ2とカバー3とを結合した完成状態において
栓刃挿入口5a,5b,5cが器体1内に収納された刃
受部21A,21B,21Cにそれぞれ対向している。
なお、栓刃挿入口5a,5b,5cの配置は、定格15
A、125Vの極配置(JIS C 8303参照)の
接地極付き差込プラグに対応しており、この差込プラグ
では互いに平板状に形成された電源用の一対の栓刃が平
行に配設され、一対の栓刃の略中間部の一側に接地極用
の栓刃が配置されている。
【0044】ここで、この露出コンセントにプラグを差
し込む場合には、プラグの電源用の平行栓刃が、電源用
の刃受部21A,21Bにそれぞれ形成された係合突起
21e,21eと当接しないように、各栓刃をカバー3
の電源用の栓刃挿入口5a,5b及び接地極用の栓刃挿
入口5cの一端側に挿入し、その後各栓刃を栓刃挿入口
5a,5b,5cに沿って他端側へ回転させると、刃受
部21A,21Bの係合突起21e,21eが電源用の
栓刃の透孔と係合して、プラグの抜け止めが行われる。
また、プラグを逆方向に回転させれば、電源用の栓刃の
透孔と係合突起21e,21eとの係合が解除されて、
プラグを引き抜くことができる。
【0045】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、プラ
グの栓刃がそれぞれ挿入される複数の栓刃挿入口が前面
に設けられ、施工面に露出した状態で取り付けられる器
体と、器体の内部に納装され各栓刃挿入口から差し込ま
れる栓刃にそれぞれ電気的に接続する複数の刃受部と、
少なくとも一つの刃受部に設けられ栓刃が接続した状態
で栓刃と係合してプラグの抜け止めを行う抜止部と、器
体の内部に納装され各刃受部にそれぞれ電気的に接続さ
れる複数の端子板及び各端子板に外部から挿入される外
部電線を弾接させる複数の鎖錠ばねからなる速結端子構
造の端子と、を備えたことを特徴とし、端子板と鎖錠ば
ねとで構成される速結端子構造の端子を備えているの
で、特別な工具を用いることなく外部電線を端子部に容
易に接続することができ、しかも抜止部で栓刃の抜け止
めを行っているので、電源コードに足が引っ掛かかるな
どしてプラグに力が加わったとしても栓刃が抜けるのを
防止できるという効果がある。
【0046】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、刃受部は端子板にかしめ固定されており、器体はボ
ディとカバーとを結合して構成され、ボディ及びカバー
の結合状態において、ボディ又はカバーの内の一方との
間で、刃受部と端子板とのかしめ部を挟持する第1の押
さえリブを、ボディ又はカバーの内の他方に設けたこと
を特徴とし、電源コードに足を引っ掛けるなどしてプラ
グに力が加わった場合、抜止部で抜け止めを行っている
ために刃受部に外力が加わるが、刃受部と端子板とのか
しめ部を第1の押さえリブとボディ又はカバーとの間で
挟持しているので第1の押さえリブでプラグに加わる外
力を受けることができ、かしめ部に外力が加わってかし
めが外れるのを防止できるという効果がある。
【0047】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、器体はボディとカバーとを結合して構成され、ボデ
ィ及びカバーの結合状態において、ボディ又はカバーの
内の一方との間で、鎖錠ばねと対向する端子板の部位を
挟持する第2の押さえリブを、ボディ又はカバーの内の
他方に設けたことを特徴とし、電源コードに足を引っ掛
けるなどしてプラグに力が加わった場合、抜止部で抜け
止めを行っているために刃受部に外力が加わり、刃受部
に加わった外力によって端子板が変形する虞があるが、
端子板を第2の押さえリブとボディ又はカバーとの間で
挟持しているので第2の押さえリブで端子板に加わる外
力を受けることができ、端子板が変形して電線の抜けや
接触不良が発生するのを防止できるという効果がある。
【0048】請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れ
かの発明において、刃受部は、栓刃に電気的に接続され
る刃受ばねと、該刃受ばねから連続一体に延設され端子
板にかしめ固定される取付片とを有し、取付片を、刃受
ばねよりも、端子板における鎖錠ばねとの対向部位から
より遠い位置に配置したことを特徴としている。取付片
が、刃受ばねよりも、端子板における鎖錠ばねとの対向
部位からより近い位置に配置されていると、プラグに引
っ張り力が加わって刃受ばねに外力が加わった場合、刃
受ばねに加わった外力の影響で端子板における鎖錠ばね
との対向部位が変形する虞があるが、取付片を、刃受ば
ねよりも、端子板における鎖錠ばねとの対向部位からよ
り遠い位置に配置しているので、鎖錠ばねとの対向部位
からより遠い位置で刃受部をかしめ固定することがで
き、刃受ばねに加わった外力の影響を端子板における鎖
錠ばねとの対向部位が受けにくくなるから、鎖錠ばねと
の対向部位が変形して外部電線の脱落や接触不良などの
不具合が発生するのを防止できるという効果がある。
【0049】請求項5の発明は、請求項1又は3の発明
において、刃受部と端子板とを連続一体に形成したこと
を特徴とし、刃受部と端子板とをかしめ固定する場合に
比べて、組立作業の手間が少なくなり、しかも部品点数
が少なくなるので、コストダウンを図ることができると
いう効果がある。
【0050】請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れ
かの発明において、栓刃挿入口は、電源用の栓刃が挿入
される電源側栓刃挿入口と、接地極用の栓刃が挿入され
る接地側栓刃挿入口とで構成され、刃受部は、電源側栓
刃挿入口から挿入される電源用の栓刃に接続される電源
側刃受部と、接地側栓刃挿入口から挿入される接地極用
の栓刃に接続される接地側刃受部とで構成されることを
特徴とし、接地極が設けられていないプラグと、接地極
付きのプラグの両方を接続することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の露出コンセントの分解斜視図であ
る。
【図2】同上を示し、(a)は正面図、(b)は上面
図、(c)は裏面図である。
【図3】同上のカバーと化粧カバーを外した状態を前面
側から見た図である。
【図4】同上の一部破断せる側面図である。
【図5】同上に用いる端子板の分解斜視図である。
【図6】同上の露出コンセントの要部断面図である。
【図7】実施形態2の露出コンセントを示し、カバーと
化粧カバーを外した状態を前面側から見た図である。
【図8】実施形態3の露出コンセントに用いる端子板の
斜視図である。
【図9】実施形態4の露出コンセントを示し、(a)は
正面図、(b)は上面図、(c)は裏面図である。
【図10】同上のカバーと化粧カバーを外した状態を前
面側から見た図である。
【符号の説明】
A 露出コンセント 1 器体 5a,5b 栓刃挿入口 21A,21B 刃受部 21a,21b 刃受ばね 22A〜22C 端子部 24 接地端子板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 満寿雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE02 EE10 FF02 FF06 FF16 FF17 GG12 HH01 JJ05 QQ03 RR25 RR26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラグの栓刃がそれぞれ挿入される複数の
    栓刃挿入口が前面に設けられ、施工面に露出した状態で
    取り付けられる器体と、器体の内部に納装され各栓刃挿
    入口から差し込まれる栓刃にそれぞれ電気的に接続する
    複数の刃受部と、少なくとも一つの刃受部に設けられ栓
    刃が接続した状態で栓刃と係合してプラグの抜け止めを
    行う抜止部と、器体の内部に納装され各刃受部にそれぞ
    れ電気的に接続される複数の端子板、及び、各端子板に
    外部から挿入される外部電線を弾接させる複数の鎖錠ば
    ねからなる速結端子構造の端子と、を備えたことを特徴
    とする露出コンセント。
  2. 【請求項2】前記刃受部は前記端子板にかしめ固定され
    ており、前記器体はボディとカバーとを結合して構成さ
    れ、ボディ及びカバーの結合状態において、ボディ又は
    カバーの内の一方との間で、前記刃受部と前記端子板と
    のかしめ部を挟持する第1の押さえリブを、ボディ又は
    カバーの内の他方に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の露出コンセント。
  3. 【請求項3】前記器体はボディとカバーとを結合して構
    成され、ボディ及びカバーの結合状態において、ボディ
    又はカバーの内の一方との間で、前記鎖錠ばねと対向す
    る前記端子板の部位を挟持する第2の押さえリブを、ボ
    ディ又はカバーの内の他方に設けたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の露出コンセント。
  4. 【請求項4】前記刃受部は、栓刃に電気的に接続される
    刃受ばねと、該刃受ばねから連続一体に延設され前記端
    子板にかしめ固定される取付片とを有し、取付片を、刃
    受ばねよりも、端子板における鎖錠ばねとの対向部位か
    らより遠い位置に配置したことを特徴とする請求項1乃
    至3の何れかに記載の露出コンセント。
  5. 【請求項5】前記刃受部と前記端子板とを連続一体に形
    成したことを特徴とする請求項1又は3記載の露出コン
    セント。
  6. 【請求項6】前記栓刃挿入口は、電源用の栓刃が挿入さ
    れる電源側栓刃挿入口と、接地極用の栓刃が挿入される
    接地側栓刃挿入口とで構成され、前記刃受部は、電源側
    栓刃挿入口から挿入される電源用の栓刃に接続される電
    源側刃受部と、接地側栓刃挿入口から挿入される接地極
    用の栓刃に接続される接地側刃受部とで構成されること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の露出コン
    セント。
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