JP2003187541A - ディスク記憶装置及び同装置における制御信号転送方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及び同装置における制御信号転送方法

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JP2003187541A JP2001383378A JP2001383378A JP2003187541A JP 2003187541 A JP2003187541 A JP 2003187541A JP 2001383378 A JP2001383378 A JP 2001383378A JP 2001383378 A JP2001383378 A JP 2001383378A JP 2003187541 A JP2003187541 A JP 2003187541A
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第2の増幅器から第1の増幅器への制御信号の
転送により、サーボデータの読み取りミスが発生するの
を防止する。 【解決手段】ヘッド12により読み取られた微弱なリー
ド信号を増幅する第1の増幅器17と当該第1の増幅器
で増幅された信号を更に増幅する第2の増幅器19とを
接続する信号線18を、第1の増幅器17から第2の増
幅器19へのリード信号の転送だけでなく、第2の増幅
器19から第1の増幅器17への制御信号の転送にも用
いる。コントローラ24は、第2の増幅器19から第1
の増幅器17への制御信号の転送が許される期間を、例
えばサーボデータからのサーボマークの検出タイミング
を基準に、当該サーボデータの読み出し期間とは異なる
タイミングに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク媒体から
ヘッドにより読み取られた信号を増幅する第1の増幅器
と当該第1の増幅器で増幅された信号を更に増幅する第
2の増幅器とを備えたディスク記憶装置に係り、特に第
1の増幅器で増幅された信号を第2の増幅器に伝達する
信号線を第2の増幅器から第1の増幅器に制御信号を伝
達するのに兼用するディスク記憶装置及び同装置におけ
る制御信号転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク媒体に記録されたデータをヘッ
ドにより読み取るディスク記憶装置として磁気ディスク
装置が知られている。この磁気ディスク装置において
は、磁気ディスク(磁気ディスク媒体)に磁気記録され
たデータが磁気ヘッドにより読み取られる(再生され
る)。磁気ヘッドによる読み取りにより当該ヘッドから
出力される微弱な信号(リード信号)は、1チップ化さ
れたヘッドアンプ回路、いわゆるヘッドIC内の増幅器
(リードアンプ)で増幅されて、リード/ライトチャネ
ルICに送られる。リード/ライトチャネルICは、増
幅器で増幅された信号からデータを検出し復号する。
【0003】さて、ヘッドICは短冊状のフレキシブル
プリント基板(FPC)の固定部に実装されるのが一般
的である。このような構造では、磁気ヘッドとヘッドI
Cとの間の配線(配線パターン)が長く、当該配線のイ
ンダクタンス及びキャパシタンスが大きくなるため、磁
気ヘッドから出力される微弱なリード信号はノイズの影
響を受けやすい。
【0004】そこで最近は、例えば特開2001−18
4619号公報に記載されているように、磁気ヘッドを
支持するサスペンション上にヘッドICを実装すること
により、磁気ヘッドとヘッドICとの間の配線の長さを
短くして、当該配線のインダクタンス、キャパシタンス
を減らすことが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘッド
ICをサスペンション上に実装することは、現状のヘッ
ドICのサイズでは実現が困難である。
【0006】そこで、ヘッドICに含まれている増幅器
に代えて、磁気ヘッドにより読み取られた微弱な信号を
増幅する第1の増幅器と当該第1の増幅器で増幅された
信号を更に増幅する第2の増幅器とを用いると共に、第
1の増幅器をヘッドICから分離することが考えられ
る。この新規な構成では、第1の増幅器のサイズを小さ
くすることができるため、当該第1の増幅器を、磁気ヘ
ッドの近傍のキャリッジの固定部や、サスペンション等
の面積の小さい部分に実装することができる。しかも、
磁気ヘッドにより読み取られた微弱な信号は、まず当該
ヘッドの近傍に配置された第1の増幅器により増幅さ
れ、その増幅された信号(リード信号)が第2の増幅器
に伝達されるため、第1の増幅器と第2の増幅器との間
の配線が長くても、ノイズの影響を受けにくくなる。
【0007】さて、上述の新規な構成を適用した場合、
第1の増幅器を制御するために、第2の増幅器から当該
第1の増幅器に制御信号を転送する必要がある。しかし
ながら、制御信号の転送だけのために新たな信号線を配
置しようとすると、配線の本数が増えてしまうためレイ
アウトが困難になる。このため、第1の増幅器にて増幅
されたリード信号を第2の増幅器に転送するのに用いら
れる信号線を第2の増幅器から第1の増幅器への制御信
号の転送にも用いることが考えられる。
【0008】しかし、1つの信号線をリード信号の転送
用と制御信号の転送用とに兼用する構成では、制御信号
を転送している期間は、リード信号は転送できなくなっ
てしまう。このため、磁気ディスクに記録されているヘ
ッド位置決めのための位置情報を含むサーボデータをヘ
ッドにより読み出している最中に、制御信号の転送が発
生すると、正しい位置情報が取り込めなくなってしまう
ことが予測される。
【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、サーボデータの読み出し期間と、第2の
増幅器から第1の増幅器への制御信号の転送期間とが重
なるのを防止して、サーボデータの読み取りミスが発生
するのを防止できるディスク記憶装置及び同装置におけ
る制御信号転送方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、ディスク媒体に離散的に配置されたサーボ領域か
らヘッドにより読み取られたサーボデータをもとに当該
ヘッドを目標位置に位置決めする位置決め制御が行われ
るディスク記憶装置が提供される。このディスク記憶装
置は、ヘッドにより上記ディスク媒体から読み取られた
リード信号を増幅する第1の増幅器と、この第1の増幅
器により増幅されたリード信号を更に増幅する第2の増
幅器と、上記第1の増幅器から上記第2の増幅器へのリ
ード信号の転送と上記第2の増幅器から上記第1の増幅
器へ供給される当該第1の増幅器を制御するための制御
信号の転送との両方に用いられる信号線と、上記第2の
増幅器から上記第1の増幅器への制御信号の転送が許さ
れる期間を、サーボデータの読み取り期間とは異なるタ
イミングに設定する転送タイミング制御回路とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】このような構成のディスク記憶装置におい
ては、第2の増幅器から第1の増幅器への制御信号の転
送のタイミングが、サーボデータ読み取りのタイミング
とは異なるタイミングとなるように転送タイミング制御
回路により設定されるため、サーボデータ読み取り中
に、制御信号が第2の増幅器から第1の増幅器に転送さ
れることがなくなり、第1の増幅器から第2の増幅器へ
のサーボデータ転送と第2の増幅器から第1の増幅器へ
の制御信号転送とに共通の信号線を用いていながら、サ
ーボデータの読み取りミスが発生することが防止でき
る。
【0012】ここで、制御信号の転送が許される期間
を、サーボデータに含まれている当該サーボデータを識
別するための固有のサーボマークの位置を基準に、つま
りサーボマーク検出タイミングを基準に設定するとよ
い。
【0013】本発明の第2の観点に係るディスク記憶装
置は、サーボデータ中のサーボマークの検出に応じて実
行される割り込み処理プログラムに含まれている制御信
号の転送のための制御信号転送ルーチンが、サーボデー
タの読み取り期間とは異なるタイミングで実行されるよ
うに、当該割り込み処理プログラム上で配置されるプロ
グラム格納手段を備えたことを特徴とする。
【0014】この第2の観点に係るディスク記憶装置に
おいては、転送タイミング制御回路を設けることなく、
単にプログラムの配置を工夫するだけで、上記第1の観
点に係るディスク記憶装置におけるのと同等の効果を得
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を磁気ディスク装置
に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディ
スク装置(HDD)の構成を示すブロック図である。図
1において、ディスク(磁気ディスク媒体)11は上側
と下側の2つのディスク面を有している。ディスク11
の2つのディスク面の少なくとも一方のディスク面、例
えば両方のディスク面は、データが磁気記録される記録
面をなしている。ディスク11の各記録面に対応してそ
れぞれヘッド(磁気ヘッド)12が配置されている。ヘ
ッド12は、ディスク媒体11へのデータ書き込み(デ
ータ記録)及びディスク媒体11からのデータ読み出し
(データ再生)に用いられる。なお、図1の構成では、
単一枚のディスク11を備えたHDDを想定している
が、ディスク11が複数枚積層配置されたHDDであっ
ても構わない。
【0017】ディスク11の各記録面には、図2に示す
ように、同心円状の多数のトラック111が形成されて
いる。また、ディスク11の各記録面には、複数のサー
ボ領域(サーボセクタ)110がディスク11の内周か
ら外周に放射状に、且つディスク11の円周方向に等間
隔で離散的に配置されている。各サーボ領域110に
は、ヘッド12のシーク・位置決め制御等に用いられる
サーボデータが記録されている。サーボ領域110の間
は、ユーザデータ領域となっており、当該データ領域に
はデータセクタが複数個配置されている。
【0018】各サーボ領域110は、図2に示すよう
に、AGC(プリアンブル)部110aと、サーボマー
ク部110bと、サーボセクタ番号部110cと、シリ
ンダ番号部110dと、バースト部110eとから構成
される。
【0019】AGC部110aには、信号の振幅を安定
化するのに用いられる一定の周波数の信号(AGC信
号)が記録され、サーボマーク部110bには、サーボ
領域110(に記録されているサーボデータ)を識別す
るのに必要な固有のマーク(サーボマーク)が記録され
ている。このサーボマークは、サーボゲートSGを生成
するのに用いられる。
【0020】サーボセクタ番号部110cには、該当す
るサーボ領域110が同一トラック上の何番目のサーボ
領域(サーボセクタ)であるかを示すサーボセクタ番号
が記録されている。このサーボセクタ番号は、トラック
上の該当するサーボ領域110と次のサーボ領域110
との間(ユーザデータ領域)に配置される複数のデータ
セクタのデータセクタ番号を特定するのに用いられる。
【0021】シリンダ番号部110dには、該当するサ
ーボ領域110が位置するトラック(シリンダ)のシリ
ンダ位置を示すシリンダ番号(シリンダコード)が記録
されている。バースト部110eには、該当するサーボ
領域110が位置するシリンダ内の位置誤差を波形の振
幅で示すための位置誤差信号であるバーストデータが記
録されている。このシリンダ番号及びバーストデータ
は、ヘッド12を目標トラックにシーク・位置決めする
ための位置情報として用いられる再び図1を参照する
と、ディスク11はスピンドルモータ(以下、SPMと
称する)13により高速に回転する。ヘッド12はヘッ
ド移動機構としてのキャリッジ(アクチュエータ)14
に取り付けられている。更に具体的に述べるならば、ヘ
ッド12はキャリッジ14の先端、即ちキャリッジ14
のアーム14aから延出しているサスペンション14b
の先端に取り付けられている。ヘッド12は、キャリッ
ジ14の回動に従ってディスク11の半径方向に移動す
る。これにより、ヘッド12は、目標トラック上にシー
ク・位置決めされるようになっている。キャリッジ14
は、当該キャリッジ14の駆動源となるボイスコイルモ
ータ(以下、VCMと称する)15を有しており、当該
VCM15により駆動される。
【0022】SPM13及びVCM15は、ドライバI
C(Integrated Circuit)16からそれぞれ供給される
駆動電流により駆動される。ドライバIC16は1チッ
プ化されたモータドライバであり、SPMドライバ及び
VCMドライバを構成する。ドライバIC16からSP
M13及びVCM15にそれぞれ供給される駆動電流を
決定するための値(制御量)は、CPU25により決定
される。
【0023】ヘッド12は、当該ヘッド12の近傍、例
えばサスペンション14b上に実装された第1の増幅器
(ヘッドアンプ)17と接続されている。第1の増幅器
17は、ヘッド12によりディスク11から読み取られ
た微弱な信号(リード信号)を増幅するのに用いられ
る。
【0024】第1の増幅器17は、信号線18を介し
て、当該第1の増幅器17により増幅された信号を更に
増幅する第2の増幅器(ヘッドアンプ)19と接続され
ている。つまり第1の増幅器17及び第2の増幅器19
はヘッド12に対してカスケード接続されている。第2
の増幅器19はヘッドIC20に含まれている。ヘッド
IC20は図示せぬフレキシブルプリント基板(FP
C)の固定部に実装されている。第2の増幅器19は、
後述するコントローラ24から送られた第1の増幅器1
7宛ての制御信号を信号線18を介して当該第1の増幅
器17に転送する機能を有する。ヘッドIC20は、ラ
イトデータをヘッド12に対するライト電流に変換する
増幅器(ライトアンプ)も内蔵する。
【0025】第1の増幅器17及び第2の増幅器19
は、従来であればヘッドICに含まれている唯一のリー
ド信号用増幅器(ヘッドアンプ)に相当する。つまり従
来であれば、ヘッド12により読み取られた微弱な信号
を1つの増幅器で所定のレベルまで増幅していたのに対
し、本実施形態では当該信号を、カスケード接続された
2つの増幅器17,19により所定のレベルまで段階的
に増幅するようにしている。この場合、第1の増幅器1
7のサイズを、従来であればヘッドICに含まれている
1つの増幅器より十分小さくできるため、当該第1の増
幅器17をサスペンション14b上に実装できる。な
お、第1の増幅器17はヘッド12の近傍に配置されば
よく、アーム14a、或いはキャリッジ14の固定部な
どに配置される構成であっても構わない。
【0026】ヘッドIC17は、リード/ライトIC2
1と接続されている。リード/ライトIC21は第2の
増幅器19により増幅されたリード信号に対するA/D
(アナログ/ディジタル)変換処理、ライトデータの符
号化処理及びリードデータの復号化処理等の各種の信号
処理を実行する。リード/ライトIC21は、2値化さ
れたリード信号からサーボデータを検出してコントロー
ラ24に転送する機能を有している。なお図1では、リ
ード/ライトIC21からヘッドIC20を介してヘッ
ド12に至るまでのライトに関係する信号の経路につい
は省略されている。
【0027】リード/ライトIC21はディスクコント
ローラ(HDC)22と接続されている。ディスクコン
トローラ22は、図1のHDDを利用するホストとの間
のコマンド(ライトコマンド、リードコマンド等)及び
データの通信と、リード/ライトIC21を介して行わ
れるディスク11との間のデータ転送の制御等を司る。
【0028】ディスクコントローラ22は、ドライバI
C16、ヘッドIC20及びリード/ライトIC21と
共にコントロールIC23と接続されている。コントロ
ールIC23は、コントローラ24、CPU25、RO
M(Read Only Memory)26及びRAM(Random Acces
s Memory)27を含む。
【0029】コントローラ24は、CPU25からの指
示によりドライバIC16、ヘッドIC20及びリード
/ライトIC21を制御する。コントローラ24はま
た、リード/ライトIC21から転送されるサーボデー
タ中のサーボマークを検出して次のサーボデータのタイ
ミングを表すサーボゲートSGを生成する機能を有す
る。コントローラ24はまた、CPU25から要求され
た制御信号を第2の増幅器19から信号線18経由で第
1の増幅器17に転送するタイミングが、ディスク11
上のサーボ領域110からのサーボデータの読み取りの
期間に重ならないように制御する機能、つまり制御信号
の転送が許される期間をサーボデータの読み取り期間と
は異なるタイミングに設定する機能を有する。コントロ
ーラ24はまた、サーボマーク検出に応じてサーボセク
タパルスSSPを生成する機能も有する。このサーボセ
クタパルスSSPは、CPU25に対するサーボ(サー
ボ領域110)毎の割り込み信号として用いられる。ま
たコントローラ24は、リード/ライトIC21から転
送されたサーボデータを保持するレジスタ(図示せず)
を有する。コントローラ24は、例えばゲートアレイ等
のASIC(Application Specific Integrated Circui
t)により構成されている。
【0030】CPU25は、ROM26に格納されてい
る制御プログラムに従ってHDD内の各部を制御する。
このCPU25による制御には、ホストからのリード/
ライトコマンドに従うディスクコントローラ22による
リード/ライト制御、ヘッド12を目標トラックにシー
ク・位置決めする制御等を実行する。このシーク・位置
決め制御は、コントローラ24からサーボセクタパルス
SSPが出力される都度、当該コントローラ24内のレ
ジスタに保持されているサーボデータ中の位置情報(シ
リンダ番号及びバーストデータ)に基づいて行われる。
【0031】次に、図1に示したHDDの動作を説明す
る。まずヘッド12は、SPM13により回転させられ
るディスク11に記録されている情報を読み取る。これ
によりヘッド12から微弱な信号(リード信号)が出力
される。このヘッド12からの微弱なリード信号は、キ
ャリッジ14のサスペンション14b上に実装されてい
る第1の増幅器17に伝達されて、当該第1の増幅器1
7により増幅される。
【0032】第1の増幅器17により増幅されたリード
信号は信号線18を介してヘッドIC20内の第2の増
幅器19に伝達され、当該第2の増幅器19により更に
増幅される。第2の増幅器19により増幅されたリード
信号はリード/ライトIC21に伝達される。リード/
ライトIC21には、コントローラ24により生成され
る、サーボ領域110の位置に対応したタイミングのサ
ーボゲート(サーボゲート信号)SGも伝達されるリー
ド/ライトIC21は、コントローラ24からのサーボ
ゲートSGのタイミングで、第2の増幅器19により増
幅されたリード信号中のAGC部110aの信号(AG
C信号)に基づくゲインコントロール及び位相引き込み
を行った後、後続の信号を2値化し、その2値化された
信号からAGC部110aに後続するサーボマーク部1
10b、サーボセクタ番号部110c、シリンダ番号部
110d、及びバースト部110eの情報、つまりサー
ボマーク(SM)、サーボセクタ番号、シリンダ番号、
及びバーストデータを順に検出する。リード/ライトI
C21は、検出したサーボマーク、サーボセクタ番号、
シリンダ番号、及びバーストデータからなるサーボデー
タをコントローラ24に例えばシリアル転送する。
【0033】コントローラ24は、リード/ライトIC
21から転送されるサーボデータからサーボマークを検
出し、このサーボマーク検出に応じてサーボゲートSG
を生成する。また、上記サーボデータは、コントローラ
24内のレジスタに、後続のサーボデータが転送される
まで保持される。
【0034】コントローラ24は、サーボマーク検出タ
イミングを基準に第1の設定時間後にサーボセクタパル
スSSPを生成すると共に、第2の設定時間を経過する
までにサーボマークが検出されなかった場合に、その第
2の設定時間経過時のタイミングで擬似的にサーボセク
タパルスSSPを生成する。このサーボセクタパルスS
SPは、CPU25に対する割り込み信号(サーボ割り
込み信号)として、当該CPU25に入力される。
【0035】CPU25は、コントローラ24からサー
ボセクタパルスSSPが入力される都度、割り込み処理
(サーボ割り込み)を開始し、当該コントローラ24内
のレジスタに保持されているサーボデータ中の位置情報
(シリンダ番号及びバーストデータ)に基づいて、ヘッ
ド12を目標トラックの目標位置に位置決めするシーク
・位置決め制御等を行う。
【0036】一方、第1の増幅器17を制御するための
制御信号は、コントローラ24からヘッドIC20内の
第2の増幅器19を経由して、第1の増幅器17へと転
送される。本実施形態では、第2の増幅器19から第1
の増幅器17に制御信号を転送するのに、ヘッド12か
らのリード信号を第1の増幅器17から第2の増幅器1
9に転送するのと同一の信号線18が用いられる。した
がって、第1の増幅器17から第2の増幅器19へのリ
ード信号の転送と、第2の増幅器19から第1の増幅器
17への制御信号の転送とを、それぞれ異なる専用の信
号線を用いて行うのに比べて、配線の本数が減少するた
め、信号線のレイアウトが容易となる。
【0037】しかしながら、例えば第2の増幅器19か
ら第1の増幅器17へ制御信号を送信している間は、ヘ
ッド12からのリード信号を第1の増幅器17から第2
の増幅器19へと送信できなくなってしまう。このた
め、ヘッド12がサーボデータを読み取っているとき
に、制御信号の転送が行われると、コントローラ24は
ヘッドの位置決めに必要なデータを正常に取り込むこと
ができなくなってしまう。
【0038】そこで本実施形態では、このような不具合
が発生しないように、CPU25からコントローラ24
への第1の増幅器17への制御信号転送要求に対し、デ
ィスク11上のサーボ領域110からのヘッド12によ
るサーボデータ読み取りが行われない、ある決められた
範囲の期間内でのみ、当該第1の増幅器17への制御信
号転送をコントローラ24が許可する構成を適用してい
る。
【0039】以下、コントローラ24による制御信号転
送の許可制御の具体例について、図3のブロック構成図
及び図4のタイミングチャートを参照して説明する。図
3は、コントローラ24の本発明に関係する部分の構成
の一例を示すブロック図である。
【0040】図3において、サーボマーク検出器31は
リード/ライトIC21から転送されるサーボデータか
らサーボマークを検出し、その検出時から一定時間だけ
高レベル(論理“1”)となるサーボマーク検出信号S
MDを出力する。つまりサーボマーク検出器31は、サ
ーボ情報中のサーボマークを検出する毎に、サーボマー
ク検出パルスを出力する。SSP生成器32及びサーボ
ゲート生成器33は、サーボマーク検出器31からのサ
ーボマーク検出信号SMDに応じて、それぞれサーボセ
クタパルスSSP及びサーボゲートSGを生成する。
【0041】転送タイミング制御回路30は、カウンタ
34と、T1検出器35と、転送許可回路36と、T2
検出器37とから構成される。カウンタ34は、サーボ
マーク検出器31からのサーボマーク検出信号SMDが
高レベルとなると、つまりサーボマーク検出器31から
サーボマーク検出パルスが出力されると、カウントイネ
ーブル状態となり、所定周波数の内部クロックCLKの
タイミングでカウント動作を行う。
【0042】T1検出器35は比較器(図示せず)を内
蔵しており、カウンタ34のカウント値を予め設定され
ている値(時間)T1と比較する。T1検出器35は、
カウンタ34のカウント値がT1に一致した場合、つま
りサーボマーク検出器31によるサーボマーク検出時よ
り時間T1が経過した場合、その旨のT1検出信号30
1を出力する。転送許可回路36は、T1検出器35か
らのT1検出信号301に応じて、図4に示すように、
サーボマーク検出器31によるサーボマーク検出時より
時間T1が経過したタイミングで、高レベル(論理
“1”)の制御信号許可信号TPを出力する。これによ
り、第1の増幅器17への制御信号転送が許可される。
【0043】一方、T2検出器37はT1検出器35と
同様に比較器(図示せず)を内蔵しており、カウンタ3
4のカウント値を予め設定されている値(時間)T2
(T2>T1)と比較する。T2検出器37は、カウン
タ34のカウント値がT2に一致した場合、つまりサー
ボマーク検出器31によるサーボマーク検出時より時間
T2が経過した場合、その旨のT2検出信号302を出
力する。転送許可回路36は、T2検出器37からのT
2検出信号302に応じて、図4に示すように、サーボ
マーク検出器31によるサーボマーク検出時より時間T
2が経過したタイミングで、制御信号許可信号TPを低
レベル(論理“0”)に戻す。
【0044】この制御信号許可信号TPが高レベルの期
間、即ちサーボマーク検出器31によるサーボマーク検
出時よりT1経過時点からT2経過時点までのT1〜T
2の期間に、CPU25からコントローラ24に第1の
増幅器17への制御信号転送が要求された場合、コント
ローラ24は要求された制御信号を第2の増幅器19に
出力(例えばシリアル出力)し、当該第2の増幅器19
から信号線18経由で第1の増幅器17に転送させる。
これに対し、制御信号許可信号TPが低レベルの期間
に、CPU25からコントローラ24に第1の増幅器1
7への制御信号転送が要求された場合には、コントロー
ラ24は次に制御信号許可信号TPが高レベルとなるま
で、CPU25から要求された制御信号の転送を禁止
(WAIT)する。
【0045】このように本実施形態では、第1の増幅器
17への制御信号転送を許可する期間(T1〜T2)を
予め設定しておき、サーボマーク検出器31によるサー
ボマーク検出時を基準に、カウンタ34により時間T1
がカウントされた時点から、同じく時間T2がカウント
された時点までの期間だけ、高レベルの制御信号許可信
号TPが出力されて、第1の増幅器17への制御信号転
送が許可される。ここで、T1,T2は、当該T1,T
2で決定される制御信号転送が許可される期間が、ディ
スク11上のサーボ領域110からのヘッド12による
サーボデータ読み取りの期間と重ならない期間となるよ
うに設定される。これにより、サーボデータの読み取り
中に、制御信号が第2の増幅器19から第1の増幅器1
7へ転送されることが防止でき、サーボデータの読み取
りが行われない期間だけ、第2の増幅器19から第1の
増幅器17への制御信号の転送が行われる。つまり本実
施形態においては、第1の増幅器17と第2の増幅器1
9とを接続する信号線18をリード信号転送と制御信号
転送の両方に利用しながら、制御信号転送のために、ヘ
ッド12の位置決めに必要なサーボデータをコントロー
ラ24が正常に取り込めなくなる不具合の発生を防止で
きる。
【0046】[第1の変形例]次に、コントローラ24
による制御信号転送の許可制御の第1の変形例につい
て、図5のブロック構成図及び図6のタイミングチャー
トを参照して説明する。なお、図3と同一部分には同一
符号を付してある。
【0047】第1の変形例において、コントローラ24
内の転送タイミング制御回路50は、図3中の転送タイ
ミング制御回路30に相当しており、カウンタ54と、
転送許可回路56と、T2a検出器57とから構成され
る。
【0048】カウンタ54は、サーボゲート生成器33
から出力されるサーボゲートSGが高レベルから低レベ
ルに遷移するタイミング、つまりサーボ領域110の終
端に対応するサーボゲートSGの後縁で(立ち下がり)
で、カウントイネーブル状態となる。また転送許可回路
56は、図6に示すように、サーボゲートSGの後縁の
タイミングで高レベルの制御信号許可信号TPを出力す
る。
【0049】T2a検出器57は比較器(図示せず)を
内蔵しており、カウンタ34のカウント値を予め設定さ
れている値(時間)T2aと比較する。T2a検出器2
7は、カウンタ54のカウント値がT2aに一致した場
合、つまりサーボゲートSGの後縁のタイミングより時
間T2aが経過した場合、その旨のT2a検出信号50
1を出力する。転送許可回路56は、T2a検出器57
からのT2a検出信号501に応じて、図6に示すよう
に、サーボゲートSGの後縁のタイミングより時間T2
aが経過したタイミングで、制御信号許可信号TPを低
レベルに戻す。
【0050】このように第1の変形例では、サーボゲー
トSGの後縁のタイミングで制御信号の転送が許可さ
れ、そのタイミングからカウンタ54により時間T2a
がカウントされた時点で制御信号の転送が禁止される。
ここでT2aは、サーボゲートSGの後縁と当該T2a
とで決定される制御信号転送が許可される期間が、ディ
スク11上のサーボ領域110からのヘッド12による
サーボデータ読み取りの期間と重ならない期間となるよ
うに設定される。明らかなように、本実施形態の第1の
変形例においても、上記実施形態と同様に、サーボデー
タの読み取り中に、制御信号が第2の増幅器19から第
1の増幅器17へ転送されることが防止できる。しか
も、サーボゲートSGの後縁を制御信号許可の開始タイ
ミングとしているため、図3中のT1検出器35に相当
する検出器を必要としない。
【0051】[第2の変形例]次に、コントローラ24
による制御信号転送の許可制御の第2の変形例につい
て、図7のブロック構成図及び図8のタイミングチャー
トを参照して説明する。なお、図3と同一部分には同一
符号を付してある。
【0052】第2の変形例において、コントローラ24
内の転送タイミング制御回路70は、図3中の転送タイ
ミング制御回路30に相当しており、T11カウンタ7
1とT12カウンタ72と、転送許可回路76とから構
成される。
【0053】T11カウンタ71は、サーボマーク検出
器31からのサーボマーク検出信号SMDが高レベルと
なると、つまりサーボマーク検出器31によるサーボマ
ーク検出によりカウントイネーブル状態となり、予め設
定されている値(時間)T11をカウントする動作を開
始する。T11カウンタ71はT11をカウントする
と、その旨を示す高レベルのT11カウント信号701
を一定期間だけ出力する。転送許可回路76は、T11
カウンタ71からT11カウント信号701が出力され
たタイミング、つまりサーボマーク検出器31によるサ
ーボマーク検出時より時間T11が経過したタイミング
で、図8に示すように、高レベルの制御信号許可信号T
Pを出力する。また、このタイミングで、T11カウン
タ71にT11がプリセットされる。
【0054】一方、T12カウンタ72は、T11カウ
ンタ71からのT11カウント信号701のタイミング
でカウントイネーブル状態となり、予め設定されている
値(時間)T12をカウントする動作を開始する。T1
2カウンタ72はT12をカウントすると、その旨を示
す高レベルのT12カウント信号702を一定期間だけ
出力する。転送許可回路76は、T12カウンタ72か
らT12カウント信号702が出力されたタイミング、
つまりサーボマーク検出器31によるサーボマーク検出
時より時間T11+T12が経過したタイミングで、図
8に示すように、制御信号許可信号TPを低レベルに戻
す。
【0055】このように第2の変形例では、サーボマー
ク検出器31によるサーボマーク検出時からT11カウ
ンタ71により時間T11がカウントされたタイミング
で制御信号の転送が許可され、そのタイミングからT1
2カウンタ72により時間T12がカウントされた時点
で制御信号の転送が禁止される。ここでT11,T12
は、当該T11,T12で決定される制御信号転送が許
可される期間が、ディスク11上のサーボ領域110か
らのヘッド12によるサーボデータ読み取りの期間と重
ならない期間となるように設定される。明らかなよう
に、本実施形態の第2の変形例においても、上記実施形
態と同様に、サーボデータの読み取り中に、制御信号が
第2の増幅器19から第1の増幅器17へ転送されるこ
とが防止できる。しかも、T11,T12をカウントす
るカウンタ71,72を用いているため、図3の構成に
比べてカウンタ数は1つ増加するものの、図3中の検出
器35,37に相当する検出器を必要としない。
【0056】なお、T12カウンタ72に代えて、サー
ボマーク検出器31によるサーボマーク検出によりカウ
ントイネーブル状態となって、T11+T12をカウン
トするカウンタを用いることも可能である。
【0057】[第3の変形例]次に、本実施形態の第3
の変形例について説明する。上記実施形態及びその第1
乃至第2の変形例では、制御信号が第1の増幅器17に
転送される期間を、サーボデータ読み取りの期間と重な
らないように設定するのに、いずれもコントローラ24
の制御により行っている。これに対して第3の変形例
は、このような設定を、ROM26に格納されているプ
ログラム(処理ルーチン)の配置によって実現している
点に特徴がある。
【0058】以下、第3の変形例について図9のフロー
チャート及び図10のタイミングチャートを参照して説
明する。まずCPU25は、前記したようにSSP生成
器32からのサーボセクタパルスSSPを割り込み信号
として割り込み処理(サーボ割り込み処理)を開始す
る。サーボセクタSSPは、サーボマーク検出器31か
らのサーボマーク検出信号SMDに応じて生成されるこ
とから、サーボ割り込み処理は、サーボマーク検出器3
1によるサーボマーク検出に応じて実行されるというこ
ともできる。サーボ割り込み処理は、サーボデータ中の
位置情報に基づくヘッド位置決め制御処理、及び第1の
増幅器17及び第2の増幅器19等を制御するため制御
信号の転送処理等を含む。
【0059】ここでは、サーボ割り込み処理で実行され
る処理ルーチンが、図9のフローチャートに示すよう
に、処理ルーチン(A)91、処理ルーチン(B)9
2、制御信号転送ルーチン93及び処理ルーチン(C)
94であるものとする。制御信号転送ルーチン93は、
制御信号の転送を司る処理ルーチンである。また説明の
簡略化のために、サーボセクタパルスSSPのタイミン
グが、サーボマーク検出器31によるサーボマーク検出
タイミングと同一であるものとする。実際は、サーボセ
クタパルスSSPのタイミングは、サーボマーク検出タ
イミングとサーボゲートSGの後縁との間となるのが一
般的である。更に処理ルーチン(A)91、処理ルーチ
ン(B)92、制御信号転送ルーチン93の処理時間
が、それぞれTA、TB、TXであり、T1<TA+TBで
且つTA+TB+TX<T2、つまりT1<TA+TB<T
2−TXであるものとする。ここでT1,T2は上記実
施形態で定義された時間である。
【0060】この場合、第3の変形例では、サーボ割り
込み処理が、図9のフローチャートに示すように、処理
ルーチン(A)91、処理ルーチン(B)92、制御信
号転送ルーチン(X)93及び処理ルーチン(C)94
の順に実行されるように、ROM26上でのプログラム
の配置がなされている。図10のタイミングチャートか
ら明らかなように、制御信号転送ルーチン(X)93が
実行されている期間はT1とT2との間であり、サーボ
データ読み取りの期間と重なることはない。このように
第3の変形例では、サーボ割り込み処理で実行されるプ
ログラムを構成する各処理ルーチンの配置(実行順)、
特に制御信号転送ルーチン93の配置を工夫するだけ
で、制御信号が第1の増幅器17に転送される期間を、
サーボデータ読み取りの期間と重ならないように設定す
ることができる。
【0061】以上は、本発明を磁気ディスク装置に適用
した場合について説明したが、本発明は、ディスク媒体
上に離散的に配置されたサーボ領域からヘッドにより読
み取られたサーボデータをもとに当該ヘッドを目標位置
に位置決めする位置決め制御が行われるディスク記憶装
置であれば、光磁気ディスク装置など、磁気ディスク装
置以外のディスク記憶装置にも同様に適用できる。
【0062】なお、本発明は、上記実施形態またはその
変形例に限定されるものではなく、実施段階ではその要
旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能であ
る。更に、上記実施形態またはその変形例には種々の段
階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得
る。例えば、実施形態またはその変形例に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ヘ
ッドにより読み取られた微弱なリード信号を増幅する第
1の増幅器と当該第1の増幅器で増幅された信号を更に
増幅する第2の増幅器とを接続する信号線を、第1の増
幅器から第2の増幅器へのリード信号の転送と、第2の
増幅器から第1の増幅器への制御信号の転送との両方に
利用する場合に、第2の増幅器から第1の増幅器への制
御信号の転送が許される期間を、サーボデータの読み出
し期間とは異なるタイミングに設定するようにしたの
で、制御信号の転送タイミングとサーボデータ読み出し
タイミングとが重なるのを防止することができ、これに
より制御信号の転送にも用いられる信号線を介して転送
されるサーボデータの読み取りミスが、制御信号の転送
のために発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置
(HDD)の構成を示すブロック図。
【図2】図1中のディスク11のフォーマットとディス
ク11上に配置されているサーボ領域のフォーマットと
を示す図。
【図3】同実施形態におけるコントローラ24のブロッ
ク構成図。
【図4】同実施形態におけるコントローラ24による制
御信号転送の許可制御を説明するためのタイミングチャ
ート。
【図5】同実施形態の第1の変形例におけるコントロー
ラ24のブロック構成図。
【図6】同第1の変形例におけるコントローラ24によ
る制御信号転送の許可制御を説明するためのタイミング
チャート。
【図7】同実施形態の第2の変形例におけるコントロー
ラ24のブロック構成図。
【図8】同第2の変形例におけるコントローラ24によ
る制御信号転送の許可制御を説明するためのタイミング
チャート。
【図9】同実施形態の第3の変形例におけるサーボ割り
込み処理での制御信号転送ルーチンを含む各処理ルーチ
ンの実行順を説明するためのフローチャート。
【図10】同第3の変形例における制御信号転送ルーチ
ンの実行タイミングと当該制御信号転送ルーチンに先行
する処理ルーチンの実行タイミングとの関係を説明する
ためのタイミングチャート。
【符号の説明】
11…ディスク(ディスク媒体) 12…ヘッド 14…キャリッジ 14a…アーム 14b…サスペンション 17…第1の増幅器 18…信号線 19…第2の増幅器 20…ヘッドIC 21…リード/ライトIC 23…コントロールIC 24…コントローラ 25…CPU 26…ROM(プログラム格納手段) 110…サーボ領域 110b…サーボマーク部 30,50,70…転送タイミング制御回路 31…サーボマーク検出器 32…SSP(サーボセクタ)生成器 33…サーボゲート生成器 34,54…カウンタ 35…T1検出器(第1のタイミング検出器) 36,56,76…転送許可回路 37…T2検出器(第2のタイミング検出器) 57…T2a検出器(タイミング検出器) 71…T11カウンタ(第1のカウンタ) 72…T12カウンタ(第2のカウンタ) 91…処理ルーチンA 92…処理ルーチンB 93…制御信号転送ルーチンX 94…処理ルーチンC

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体に離散的に配置されたサー
    ボ領域からヘッドにより読み取られたサーボデータをも
    とに前記ヘッドを目標位置に位置決めする位置決め制御
    が行われるディスク記憶装置において、 前記ヘッドにより前記ディスク媒体から読み取られたリ
    ード信号を増幅する第1の増幅器と、 前記第1の増幅器により増幅されたリード信号を更に増
    幅する第2の増幅器と、 前記第1の増幅器から前記第2の増幅器への前記リード
    信号の転送と前記第2の増幅器から前記第1の増幅器へ
    供給される当該第1の増幅器を制御するための制御信号
    の転送との両方に用いられる信号線と、 前記第2の増幅器から前記第1の増幅器への制御信号の
    転送を、前記サーボデータの読み取り期間とは異なる期
    間に許可する転送タイミング制御回路とを具備すること
    を特徴とするディスク記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記サーボデータは当該サーボデータを
    識別するためのサーボマークを含んでおり、 前記転送タイミング制御回路は、前記サーボマークの位
    置を基準に前記制御信号の転送が許される期間を設定す
    ることを特徴とする請求項1記載のディスク記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記サーボデータ中の前記サーボマーク
    を検出するサーボマーク検出器を更に具備すると共に、 前記転送タイミング制御回路は、前記サーボマーク検出
    器によるサーボマーク検出タイミングで時間カウントを
    開始するカウンタと、前記サーボマーク検出器により検
    出されたサーボマークを含むサーボデータの読み取り完
    了後の予め定められた第1のタイミングまで、前記カウ
    ンタにより時間カウントが行われたことを検出する第1
    のタイミング検出器と、前記第1のタイミング後に次の
    サーボデータ読み取りが開始されるまでの間の予め定め
    られた第2のタイミングまで、前記カウンタにより時間
    カウントが行われたことを検出する第2のタイミング検
    出器と、前記第1のタイミング検出器により検出された
    第1のタイミングで前記制御信号の転送が許される期間
    の開始タイミングを設定し、前記第2のタイミング検出
    器により検出された第2のタイミングで前記制御信号の
    転送が許される期間の終了タイミングを設定する転送許
    可回路とを備えていることを特徴とする請求項2記載の
    ディスク記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記サーボデータ中の前記サーボマーク
    を検出するサーボマーク検出器と、 前記サーボマーク検出器によるサーボマーク検出に応じ
    て、次のサーボデータのタイミングを表すサーボゲート
    を生成するサーボゲート生成器とを更に具備すると共
    に、 前記転送タイミング制御回路は、前記サーボゲート生成
    器により生成されたサーボゲートの後縁のタイミングで
    時間カウントを開始するカウンタと、前記サーボゲート
    の後縁から次のサーボデータ読み取りが開始されるまで
    の間の予め定められたタイミングまで、前記カウンタに
    より時間カウントが行われたことを検出するタイミング
    検出器と、前記サーボゲート生成器により生成されたサ
    ーボゲートの後縁のタイミングで前記制御信号の転送が
    許される期間の開始タイミングを設定し、前記タイミン
    グ検出器により検出されたタイミングで前記制御信号の
    転送が許される期間の終了タイミングを設定する転送許
    可回路とを備えていることを特徴とする請求項2記載の
    ディスク記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記サーボデータ中の前記サーボマーク
    を検出するサーボマーク検出器を更に具備すると共に、 前記転送タイミング制御回路は、前記サーボマーク検出
    器によるサーボマーク検出タイミングから、前記サーボ
    マーク検出器により検出されたサーボマークを含むサー
    ボデータの読み取り完了後の予め定められた第1のタイ
    ミングまで時間カウントを行う第1のカウンタと、前記
    第1のカウンタによる時間カウント終了のタイミングか
    ら、次のサーボデータ読み取りが開始されるまでの間の
    予め定められた第2のタイミングまで時間カウントを行
    う第2のカウンタと、前記第1のカウンタによる時間カ
    ウント終了のタイミングで前記制御信号の転送が許され
    る期間の開始タイミングを設定し、前記第2のカウンタ
    による時間カウント終了のタイミングで前記制御信号の
    転送が許される期間の終了タイミングを設定する転送許
    可回路とを備えていることを特徴とする請求項2記載の
    ディスク記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記サーボデータ中の前記サーボマーク
    を検出するサーボマーク検出器を更に具備すると共に、 前記転送タイミング制御回路は、前記サーボマーク検出
    器によるサーボマーク検出タイミングから、前記サーボ
    マーク検出器により検出されたサーボマークを含むサー
    ボデータの読み取り完了後の予め定められた第1のタイ
    ミングまで時間カウントを行う第1のカウンタと、前記
    サーボマーク検出器によるサーボマーク検出タイミング
    から、次のサーボデータ読み取りが開始されるまでの間
    の予め定められた第2のタイミング(但し、第2のタイ
    ミング>第1のタイミング)まで時間カウントを行う第
    2のカウンタと、前記第1のカウンタによる時間カウン
    ト終了のタイミングで前記制御信号の転送が許される期
    間の開始タイミングを設定し、前記第2のカウンタによ
    る時間カウント終了のタイミングで前記制御信号の転送
    が許される期間の終了タイミングを設定する転送許可回
    路とを備えていることを特徴とする請求項2記載のディ
    スク記憶装置。
  7. 【請求項7】 ディスク媒体に離散的に配置されたサー
    ボ領域からヘッドにより読み取られたサーボデータであ
    って、当該サーボデータを識別するためのサーボマーク
    を含むサーボデータをもとに、前記ヘッドを目標位置に
    位置決めする位置決め制御が行われるディスク記憶装置
    において、 前記ヘッドにより前記ディスク媒体から読み取られたリ
    ード信号を増幅する第1の増幅器と、 前記第1の増幅器により増幅されたリード信号を更に増
    幅する第2の増幅器と、 前記第1の増幅器から前記第2の増幅器への前記リード
    信号の転送と前記第2の増幅器から前記第1の増幅器へ
    供給される当該第1の増幅器を制御するための制御信号
    の転送との両方に用いられる信号線と、 前記サーボデータ中の前記サーボマークを検出するサー
    ボマーク検出器と、 前記サーボマーク検出器によるサーボマーク検出に応じ
    て前記制御信号の転送のための制御信号転送ルーチンを
    含む割り込み処理のためのプログラムを実行するプログ
    ラム実行手段と、 前記プログラム実行手段により実行される前記割り込み
    処理プログラムを含むプログラムを格納するプログラム
    格納手段であって、前記割り込み処理プログラム中の前
    記制御信号転送ルーチンが、前記サーボデータの読み取
    り期間とは異なるタイミングで実行される順番に配置さ
    れたプログラム格納手段とを具備することを特徴とする
    ディスク記憶装置。
  8. 【請求項8】 ディスク媒体に離散的に配置されたサー
    ボ領域からヘッドにより読み取られたサーボデータをも
    とに前記ヘッドを目標位置に位置決めする位置決め制御
    が行われるディスク記憶装置における制御信号転送方法
    であって、 前記ヘッドにより前記ディスク媒体から読み取られたリ
    ード信号を増幅する第1の増幅器から当該第1の増幅器
    により増幅されたリード信号を更に増幅する第2の増幅
    器に対して当該リード信号を転送するのに用いられる信
    号線を介して、前記第2の増幅から前記第1の増幅器に
    当該第1の増幅器を制御するための制御信号を転送する
    ステップと、 前記制御信号転送ステップの実行タイミングを、前記サ
    ーボデータの読み取り期間とは異なるタイミングに設定
    するステップとを具備することを特徴とするディスク記
    憶装置における制御信号転送方法。
  9. 【請求項9】 前記サーボデータから当該サーボデータ
    を識別するためのサーボマークを検出するステップを更
    に具備し、 前記タイミング設定ステップでは、前記サーボマーク検
    出ステップで前記サーボマークが検出されるタイミング
    を基準に前記制御信号転送ステップの実行タイミングを
    設定することを特徴とする請求項8記載のディスク記憶
    装置における制御信号転送方法。
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