JPH07147059A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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Publication number
JPH07147059A
JPH07147059A JP29206993A JP29206993A JPH07147059A JP H07147059 A JPH07147059 A JP H07147059A JP 29206993 A JP29206993 A JP 29206993A JP 29206993 A JP29206993 A JP 29206993A JP H07147059 A JPH07147059 A JP H07147059A
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JP
Japan
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data
magnetic disk
servo
sector
servo sector
Prior art date
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Pending
Application number
JP29206993A
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English (en)
Inventor
Munehisa Haitani
宗久 灰谷
Makoto Moriya
誠 森谷
Daisaku Sugawara
大作 菅原
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスク1のフォーマットに係りなく、
複雑な回路構成を用いずにデータセクタパルスを発生さ
せることが可能な磁気ディスク装置を提供する。 【構成】 複数ゾーン及び中心から各ゾーンを通して略
放射状に延びる複数サーボセクタ領域を有し、各ゾーン
毎に1トラック当たりのデータセクタ数が異なる磁気デ
ィスクと、磁気ディスクにデータの記録/再生を行うヘ
ッドとを備える磁気ディスク装置において、複数サーボ
セクタ領域の内、ヘッドが通過したサーボセクタ領域を
特定するサーボセクタ特定手段38、39と、ヘッドが
サーボセクタ領域を検出した後に各データセクタに達す
るまでの時間をゾーン毎に記憶した記憶手段28、30
と、サーボセクタ特定手段38、39で特定されたサー
ボセクタ領域と記憶手段15Aに記憶された時間に基づ
き、データセクタパルスを生成するデータセクタパルス
生成手段34とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転磁気ディスクとそ
の磁気ディスクに対してデータの記録/再生を行うヘッ
ドとを有する磁気ディスク装置に係わり、特に、磁気デ
ィスクにおけるデータセクタの配置形式に係りなく、正
確にデータセクタパルス及びインデックス信号を発生さ
せるようにした磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるデータ面サーボ方式の磁
気ディスク装置で使用される磁気ディスクには、大別し
て2種のフォーマットのものが知られている。
【0003】その1つのものは、後に述べるZBR(ゾ
ーンビット記録)方式に対応させて非ZBR方式と呼ば
れるもので、図7(a)に示されるように、磁気ディス
クの中心からほぼ放射状に延びる複数のサーボセクタ領
域(サーボデータが記録されている領域)Sを等間隔に
配置し、隣り合うサーボセクタ領域Sとの間にそれぞれ
1つのデータセクタ(データが記録される領域)Dを形
成することにより、磁気ディスクが回転する際に、ヘッ
ドがそれぞれのデータセクタDを捕捉する前に、必ずサ
ーボセクタ領域Sを捕捉できるように構成したものであ
る。
【0004】また、他の1つのものは、ZBR方式と呼
ばれるもので、図8(a)に示されるように、磁気ディ
スクの径方向に分割された複数のゾーンZ1 乃至Z3
設けるとともに、磁気ディスクの中心から放射状に延び
る複数のサーボセクタ領域Sを等間隔に配置し、各ゾー
ンZ1 乃至Z3 別にそれぞれ異なる数のデータセクタD
を配置することにより、各ゾーンZ1 乃至Z3 毎の1ト
ラック当たりのデータセクタ数が異なるように配置構成
したものである。
【0005】そして、磁気ディスクのフォーマットが非
ZBR方式またはZBR方式のいずれであったとして
も、磁気ディスク装置は、ヘッドが誤って各サーボセク
タ領域S内に記録されているサーボデータを消してしま
うことがないように、サーボセクタ領域Sをマスク(保
護)するためのサーボセクタパルスSPを発生させ、同
時に、各データセクタDの始まり部分を表すデータセク
タパルスDPを発生させるようにしている。
【0006】また、図7(b)は、非ZBR方式にフォ
ーマットされた磁気ディスクを使用した磁気ディスク装
置(以下、これを非ZBR磁気ディスク装置という)に
おけるサーボデータ、データ、サーボセクタパルスS
P、データセクタパルスDPの時間的関係を示した説明
図である。
【0007】図7(b)に示されるように、非ZBR磁
気ディスク装置は、ヘッドがサーボデータが記録されて
いるサーボセクタ領域Sを捕捉するタイミングで、サー
ボセクタ領域Sをマスクする負論理のサーボセクタパル
スSPを発生させ、このサーボセクタパルスSPの立上
りに一致したタイミングで、各データセクタDの始まり
部分を表すデータセクタパルスDPを発生させている。
この場合、前記データセクタパルスDPは、その立上り
エッジだけを利用し、そのパルス幅は利用されないの
で、通常、サーボセクタパルスSPと兼用されている。
【0008】続く、図8(b)は、ZBR方式にフォー
マットされ、かつ、整数個のデータセクタDがサーボセ
クタ領域S間に配置された磁気ディスクを使用した磁気
ディスク装置(以下、これをZBR磁気ディスク装置と
いう)におけるサーボデータ、データ、サーボセクタパ
ルスSP、データセクタパルスDPの時間的関係を、各
ゾーンZ1 乃至Z3 別に示した説明図である。
【0009】図8(b)に示されるように、ZBR磁気
ディスク装置は、各ゾーンZ1 乃至Z3 別に、ヘッドが
サーボセクタ領域Sを捕捉するタイミングで、負論理の
サーボセクタパルスSPを発生させ、ヘッドが各データ
セクタDの始めの部分を捕捉するタイミングで、データ
セクタパルスDPを発生させている。この場合、各サー
ボセクタ領域S間の最初のデータDの始まりを表すデー
タセクタパルスDPは、サーボセクタパルスSPの立上
りと一致している。
【0010】ここで、非ZBR磁気ディスク装置に使用
される磁気ディスクは、各サーボセクタ領域Sの間隔と
1つのデータセクタDの長さが一致しているのに対し、
ZBR磁気ディスク装置に使用される磁気ディスクは、
各サーボセクタ領域Sの間隔と1つのデータセクタDの
長さが必ずしも一致していない。このため、ZBR磁気
ディスク装置においては、非ZBR磁気ディスク装置の
ように、サーボセクタパルスSPとデータセクタパルス
DPとを兼用することができず、サーボセクタパルスS
PとデータセクタパルスDPを各別に形成させる必要が
ある。
【0011】ところで、ZBR方式を採用している磁気
ディスク装置におけるデータセクタパルスDPを生成さ
せる方法の一例として、特開平4−125859号公報
に開示のものが提案されている。
【0012】前記開示による磁気ディスク装置は、径方
向に分割された複数のゾーンを有し、各ゾーン毎に1ト
ラック当たりのセクタ数が異なるように配置された回転
磁気ディスクと、前記磁気ディスクに対してデータの記
録/再生等を行うヘッドとを備え、また、前記磁気ディ
スクの回転に同期して発生されるクロック信号に基づい
て自ゾーンのデータセクタ配置周期に対応したデータセ
クタパルスを形成させるセクタパルス生成回路と、前記
セクタパルス生成回路から出力されたデータセクタパル
スを計数するセクタパルスカウンタとが、各ゾーン別に
個別に配置されており、さらに、前記複数のセクタパル
ス生成回路及びセクタパルスカウンタの中の、所望のゾ
ーンに対応したセクタパルス生成回路及びセクタパルス
カウンタからのデータセクタパルス及びカウンタ出力を
選択的に取り出す選択回路を具備している。
【0013】前記構成の磁気ディスク装置によれば、各
ゾーン別にそれぞれ固有の周期を持っているデータセク
タパルスが、各ゾーンに対して個別に、かつ、同時に形
成させることができ、セクタパルスの計数値も、各ゾー
ンに対して個別に、かつ、同時に形成させることができ
る。また、あるゾーンから他のゾーンへシークを行う場
合、シーク先のゾーンのデータセクタパルスとそのデー
タセクタパルスの計数値とを前記選択回路で選択すれば
足りるので、ゾーンが切り替わってもインデックス信号
に対する時間待ちをなくすことができるようになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記開示に
よる磁気ディスク装置は、データセクタパルスカウンタ
の読み込み時間が短縮され、高性能の磁気ディスク装置
を形成することができるものの、各ゾーン別に、それぞ
れセクタパルス生成回路とセクタパルスカウンタとを配
置した構成であるため、磁気ディスク装置の回路構成が
全体的に複雑になり、ゾーンの数が増えるにつれて磁気
ディスク装置の全容積が大きくなるばかりか、製造コス
トが上昇するという問題を有している。
【0015】また、前記開示による磁気ディスク装置
は、図7(a)に図示のフォーマットを有する磁気ディ
スク、即ち、各データセクタDの前にそれぞれサーボセ
クタ領域Sが配置されている磁気ディスクに対しては容
易に適用可能であるとしても、図8(a)に図示のフォ
ーマットを有する磁気ディスク、即ち、各データセクタ
Dの前に必ずしもサーボセクタ領域Sが配置されていな
い磁気ディスクに対して適用することは難しいという問
題がある。
【0016】これを具体的に述べると、ZBR方式にフ
ォーマットされた磁気ディスクは、図8(a)に図示の
ように、各ゾーン毎に、等間隔に配置された複数のサー
ボセクタ領域Sに対し、各サーボセクタ領域Sの間に整
数個のデータセクタDが設けられるものであって、1つ
のデータセクタDの始めの部分から次のデータセクタD
の始めの部分までのデータセクタ間隔が、トラックの全
周にわたって必ずしも等しくない。この場合、図7
(a)に図示されたように、非ZBR方式にフォーマッ
トされた磁気ディスクを使用する非ZBR磁気ディスク
装置は、磁気ディスクの回転速度に同期したクロック信
号を所定の分周比で分周することによってデータセクタ
パルスDPを形成できるので、前記開示による磁気ディ
スク装置をそのまま適用することが可能である。しかし
ながら、図8(a)に図示されたように、ZBR方式に
フォーマットされた磁気ディスクを使用するZBR磁気
ディスク装置は、磁気ディスクの回転速度に同期したク
ロック信号を所定の分周比で分周し、データセクタパル
スDPを形成させた場合に、データセクタパルスDPの
発生周期が一定となってしまい、実際のデータセクタD
の間隔が、サーボセクタ領域Sの介在で必ずしもトラッ
ク全周にわたって等しくならないため、前記開示による
磁気ディスク装置の技術をそのまま適用することができ
ないことになる。
【0017】さらに、図8(a)に図示されたように、
ZBR方式にフォーマットされた磁気ディスクは、図7
(a)に図示されたように、非ZBR方式にフォーマッ
トされた磁気ディスクに比べデータ記憶容量を増大でき
ることは既知である。ところが、ZBR方式にフォーマ
ットされた磁気ディスクは、隣り合うサーボセクタ領域
S間に、それぞれ整数個のデータセクタDを配置してい
るので、データセクタの長さに端数(余り)が生じたと
きにも、その端数の処理を隣合うサーボセクタ領域S間
のうちで行わねばならないという制約が生じる。このた
め、図8(a)に図示されたように、ZBR方式にフォ
ーマットされた磁気ディスクを使用するZBR磁気ディ
スク装置は、前記制約によって、磁気ディスクを有効活
用させ、データ記憶容量を増大させる点において必ずし
も充分な利用が計られていないという課題を有してい
る。
【0018】この他、前述の各問題とは別に、磁気ディ
スク装置においては、トラックの開始位置を示す信号と
して、磁気ディスクが1回転する毎に発生されるインデ
ックス信号が使用されている。このインデックス信号
は、例えば、前記公報に記載されているように、磁気デ
ィスク等に設けられたインデックスホール等の検出によ
って発生させているが、近年、磁気ディスクのデータ記
録密度の増大の要求に伴って、インデックス信号の発生
タイミングも高精度が要求されるようになっている。し
かるに、磁気ディスク等に設けられているこの物理的な
インデックスホールを、光学的あるいは磁気的に検出す
るように構成した既知の検出手法は、高精度化に自ずと
限界があることが判明している。そこで、最近になっ
て、磁気ディスク上にインデックス情報を磁気的に記録
させ、このインデックス情報をヘッドで検出するように
し、前記高精度化の限界を高めるようにした検出手法が
開発されるようになった。
【0019】このような検出手法によれば、一応、イン
デックス信号を高精度で検出することができるが、一方
では、磁気ディスクにインデックス情報を磁気的に記録
させる手段を用いているため、磁気ディスクに傷(ディ
フェクト)があったり、あるいはインデックス情報を磁
気的に検出する際に電気的ノイズ等の影響を受けると、
インデックス情報を検出することができず、そのために
インデックス信号が発生できないという問題が依然とし
て残されている。
【0020】本発明は、前記各問題点を除去するもので
あって、その第1の目的は、磁気ディスクのフォーマッ
トに係わりなく、複雑な回路構成を用いずにデータセク
タパルスを発生させることが可能な磁気ディスク装置を
提供することにある。
【0021】また、本発明の第2の目的は、磁気ディス
クを有効に活用し、データ記憶容量を増大させることが
可能な磁気ディスク装置を提供することにある。
【0022】さらに、本発明の第3の目的は、インデッ
クス信号を、高精度でかつ確実に発生させることが可能
な磁気ディスク装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的の達成の
ために、本発明は、径方向に分割された複数のゾーンを
有し、中心から各ゾーンを通して略放射状に延びる複数
のサーボセクタ領域が設けられ、かつ、各ゾーン毎に1
トラック当たりのデータセクタ数が異なるように配置さ
れた回転磁気ディスクと、前記磁気ディスクに対してデ
ータの記録/再生を行うヘッドとを有する磁気ディスク
装置において、前記複数のサーボセクタ領域の内で、前
記ヘッドが通過したサーボセクタ領域を特定するサーボ
セクタ特定手段と、前記ヘッドがサーボセクタ領域また
はこのサーボセクタ領域に同期した信号を検出した後に
データセクタに到達するまでの時間をゾーン毎に記憶し
た記憶手段と、少なくとも前記サーボセクタ特定手段に
よって特定されたサーボセクタ領域と前記記憶手段に記
憶された時間とに基づいて、データセクタの始めの部分
を表すデータセクタパルスを生成するデータセクタパル
ス生成手段とを備えた第1の手段を具備する。
【0024】また、前記第2の目的を達成するために、
本発明は、径方向に分割された複数のゾーンを有し、中
心から各ゾーンを通して略放射状に延びる複数のサーボ
セクタ領域が設けられ、かつ、各ゾーン毎に1トラック
当たりのデータセクタ数が異なるように配置された回転
磁気ディスクと、前記磁気ディスクに対してデータの記
録/再生を行うヘッドとを有する磁気ディスク装置にお
いて、前記データセクタの一部は前記サーボセクタ領域
をまたぐように配置され、前記サーボセクタ領域に記録
されるサーボデータは前記複数のゾーンに係りなく一定
周期の第1のクロック信号に基づいて予め記録され、か
つ、前記データセクタに記録されるデータはゾーンによ
ってそれぞれ異なる周期の第2のクロック信号に基づい
て記録される第2の手段を具備する。
【0025】さらに、前記第3の目的を達成するため
に、本発明は、回転磁気ディスクと、前記磁気ディスク
に対してデータの記録/再生を行うヘッドと、前記磁気
ディスクが1回転する毎にインデックス信号を発生する
インデックス信号発生手段を有する磁気ディスク装置に
おいて、前記インデックス信号発生手段は、前記磁気デ
ィスク上に記録されたインデックス情報を検出するイン
デックス情報検出手段と、このインデックス情報検出手
段の検出結果に基づいて第1のインデックス信号を生成
させる第1のインデックス信号生成手段と、前記インデ
ックス情報検出手段がインデックス情報を検出した後
で、前記磁気ディスク上に記録されたインデックス情報
に依存することなく第2のインデックス信号を生成させ
る第2のインデックス信号生成手段と、前記第1のイン
デックス信号生成手段の出力と第2のインデックス信号
生成手段の出力を選択する出力選択手段とを有する第3
の手段を具備する。
【0026】
【作用】前記第1の手段によれば、磁気ディスクに対す
る記録情報の読み出し、あるいは書き込みを行うに当た
り、データセクタを特定するに際して、サーボセクタ特
定手段によって特定された直前のサーボセクタ領域と、
記憶手段に記憶された時間、すなわち、ヘッドが前記サ
ーボセクタ領域またはサーボセクタ領域に同期した信号
を検出してからデータセクタに達するまでの時間とに基
づいてデータセクタパルスを発生させている。
【0027】このため、磁気ディスクの回転によって、
各サーボセクタ領域に続いて到来するデータセクタの配
置状態、すなわち、磁気ディスクのフォーマットの如何
に係りなく、例えば、サーボセクタ領域の終了位置とデ
ータセクタの始まりが一致しない場合であっても、正確
なサーボセクタパルスを発生させることができ、かつ、
既知の磁気ディスク装置のように複雑な回路構成を用い
なくても、容易にデータセクタパルスを発生させること
ができるようになる。
【0028】また、前記第2の手段によれば、データセ
クタの一部はサーボセクタ領域をまたいで配置され、磁
気ディスクにデータを記録する際に、各データセクタに
記憶されるデータは、ゾーン別にそれぞれ異なる周期を
持つ第2のクロック信号に基づいて記録されている。
【0029】このため、データセクタの長さに端数(余
り)が生じた場合には、その端数の処理を1トラック内
で行えばよく、これにより、各ゾーン毎の記録密度をよ
り一定に近付けることが可能となり、磁気ディスクを有
効に活用させて、データ記憶容量を増大させることがで
きるようになる。
【0030】さらに、前記第3の手段によれば、インデ
ックス信号を発生する際に、磁気ディスク上に記録され
たインデックス情報の検出によって第1のインデックス
信号を発生させ、この第1のインデックス情報を検出し
た後に、この第1のインデックス情報に依存しない第2
のインデックス信号を発生させ、これら第1及び第2の
インデックス信号のいずれかをインデックス信号として
出力するための選択を行っている。
【0031】このため、磁気ディスク上に記録されてい
るインデックス情報の検出が、何等かの理由で一時的に
中断したとしても、それによりインデックス信号の出力
が中断されることがなく、確実にインデックス信号を発
生させることができるようになる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0033】図1は、本発明に係わる磁気ディスク装置
の一実施例の構成を示すブロック構成図、図6(a)
は、図1の磁気ディスク装置に備えられる磁気ディスク
フォーマットを表す説明図、図6(b)は図1の磁気デ
ィスク装置における各種の信号時間的関係をゾーン別に
表す説明図である。
【0034】図1において、1はハードディスク(磁気
ディスク)、2はスピンドルモータ(SPM)、3はヘ
ッド(磁気ヘッド)、3Aはヘッド移送機構、4はボイ
スコイルモータ(VCM)、5はVCMドライバ、6は
SPMドライバ、7は記録/再生(R/W)用増幅器、
8はパルス検出器、8Aはアンプリフィルタ、8Bはパ
ルス検出部、9はシンセサイザを内蔵したデータエンコ
ーダ/デコーダ(ENDEC)、10はハードディスク
コントローラ(HDC)、11はバッファ用ランダムア
クセスメモリ(バッファRAM)、12はゲートアレイ
(GA)、13はピーク検出器(P/H)、14は発振
器、15は中央制御ユニット(CPU)、15Aはリー
ドオンリメモリ(ROM)、15Bはランダムアクセス
メモリ(RAM)、16はアナログ−デジタル変換器
(A/D)、17はデジタル−アナログ変換器(D/
A)、18はフィルタ、19は磁気ディスクに接続され
るホスト制御装置(HOST)であり、図1の中で、大
きな四角で囲った部分は、ディスク駆動装置の構成部分
を示している。
【0035】そして、ハードディスク1は、スピンドル
モータ2の図示せぬモータハブと同じく図示せぬクラン
プ体により固定されており、スピンドルモータ2によっ
て一定速度で高速回転可能に構成されている。ヘッド3
は、ボイスコイルモータ4により回転駆動されるヘッド
移送機構3Aの自由端に取付けられ、ヘッド移送機構3
Aの回転によりハードディスク1の径方向に移動可能に
構成されている。VCMドライバ5及びSPMドライバ
6は、それぞれボイスコイルモータ3及びスピンドルモ
ータ2を回転駆動させる。この場合、これら各構成部分
及びその動作は、いずれもよく知られているので、これ
以上の詳細な説明は省略する。
【0036】また、記録/再生用増幅器7は、データを
増幅するもので、ヘッド3によりハードディスク1から
読み出されるデータ(再生データ)を増幅するととも
に、ハードディスク1にデータ(記録データ)を書き込
むためにヘッド3に電流を供給する。パルス検出器8
は、アンプ/フィルタ8Aとパルス検出部8Bとからな
っており、アンプ/フィルタ8Aは再生データの中のバ
ースト信号をピーク検出器13に供給し、パルス検出部
8Bは再生データの中のデータ信号をデータエンコーダ
/デコーダ9に、サーボ信号をゲートアレイ12にそれ
ぞれ供給する。データエンコーダ/デコーダ9は、ゲー
トアレイ12より入力された信号に基づいて、各ゾーン
に応じた周波数のクロック信号(第2のクロック信号S
CLK2)を内蔵のシンセサイザで生成し、パルス検出器8
から印加された再生データをこの第2のクロック信号S
CLK2に基づいてデコードしてハードディスクコントロー
ラ10に供給するとともに、ハードディスクコントロー
ラ10から供給される記録データを第2のクロック信号
CLK2に基づいてエンコードして直接、記録/再生用増
幅器7に供給する。ハードディスクコントローラ10
は、ホスト制御装置19との間のインターフェイスを行
うもので、バッファ用ランダムアクセスメモリ11を用
いて、各種のデータやコマンドをホスト制御装置19か
ら受けたり、ホスト制御装置19に伝送させたりする。
【0037】さらに、ゲートアレイ12は、図2におい
て詳しく述べるように、各種の構成要素から成り立って
いるもので、中央制御ユニット15の制御の基に、種々
の信号やデータの処理を行なうところである。ピーク検
出器13は、アンプ/フィルタ8Aから印加されるバー
スト信号のピーク値を検出し、そのアナログ検出出力を
アナログ−デジタル変換器16に供給する。発振器14
は、基本クロック信号を発生し、ゲートアレイ12に供
給する。中央制御ユニット15は、内部に、動作プログ
ラムを収納するリードオンリメモリ(ROM)15A
と、データ等を一時的に記憶させるためのランダムアク
セスメモリ(RAM)15Bとを備え、ホスト制御装置
19の管理の基に、所定順序で各構成部分の制御動作を
実行する。アナログ−デジタル変換器16は、ピーク検
出器13からのアナログ検出出力をデジタル変換し、中
央制御ユニット15に供給する。デジタル−アナログ変
換器17は、中央制御ユニット15から供給されたデジ
タル電圧をアナログ電圧に変換する。フィルタ18は、
このアナログ電圧の中の不要周波数成分を除去し、ボイ
スコイルモータ4の回転駆動電圧としてVCMドライバ
5に供給される。
【0038】ここで、ハードディスク1は、図6(a)
に示すように、全有効トラックを複数ゾーンに分割、す
なわち、磁気ディスクを径方向に分割した複数のゾーン
1乃至Zm (この場合にはm=3)を設けるととも
に、磁気ディスクの中心から略放射状に延びる複数のサ
ーボセクタ領域Sを等間隔に配置し、各ゾーンZ1 乃至
m にそれぞれ異なる数のデータセクタDを配置するこ
とにより、各ゾーンZ1乃至Zm 毎の1トラック当たり
のデータセクタ数が異なる配置構成されたZBR方式に
フォーマットされている。さらに、このハードディスク
1のフォーマットにおいては、一部のデータセクタDが
サーボセクタ領域Sをまたいで配置されており、最も内
側のゾーンZ3 では、1トラック当たりのデータセクタ
数が、1トラック当たりのサーボセクタ領域の数よりも
少なくなるように設定されている。
【0039】そして、ハードディスク1のサーボセクタ
領域Sに記録されるサーボデータは、複数のゾーンに係
りなく、一定周期を有する第1のクロック信号SCLK1
基づいて記録されており、この第1のクロック信号S
CLK1は、ハードディスク1の全有効トラックにわたって
同一位相になるように設定されている。一方、ハードデ
ィスク1のデータセクタDに記録される各データは、そ
れぞれのゾーンに応じて異なる周期を有する第2のクロ
ック信号SCLK2に基づいて記録されるもので、この第2
のクロック信号SCLK2の周期は、ハードディスク1の中
心から対応するゾーンまで距離に反比例するように、具
体的に、ハードディスク1の内側に有るゾーンほど長い
周期の第2のクロック信号SCLK2が用いられ、ハードデ
ィスク1の外側に有るゾーンほど短い周期の第2のクロ
ック信号SCLK2が用いられるようになっている。この第
2のクロック信号SCLK2は、前述したように、データエ
ンコーダ/デコーダ9のシンセサイザ部により生成され
る。すなわち、中央制御ユニット15は、後述するよう
に、ゲートアレイ12内のトラックアドレスレジスタ2
2の内お湯を読み取ることにより、ヘッド3が位置する
ゾーンをトラックアドレスから特定することができ、ゾ
ーンを特定すると、ゾーン毎に異なる周期(周波数)の
第2のクロック信号SCLK2の基となるデータがROM1
5A内の動作プログラムにより作られる。そして、中央
制御ユニット15は、このデータ(信号)に基づいて、
ヘッド3が位置するゾーンに応じた周期の第2のクロッ
ク信号SCL K2を内蔵するシンセサイザ部で生成する。こ
のように生成された第2のクロック信号SCLK2に基づい
て、データエンコーダ/デコーダ9は、ハードディスク
1にデータを記録する際には、ハードディスクコントロ
ーラ10から供給される記録データをエンコードして記
録/再生用増幅器7に供給し、データ再生の際には、パ
ルス検出器8から印加される再生データをハードディス
クコントローラ10に供給している。
【0040】前記構成による本実施例の動作は、概略、
次のとおりである。
【0041】データ等の読み出しを行う際には、ハード
ディスク1に記録されているデータ等はヘッド3により
読み出され、この読み出されたデータ等は記録/再生用
増幅器7で増幅された後、パルス検出器8に供給され
る。パルス検出器8は、このデータ等を受けると、デー
タ信号をデータエンコーダ/デコーダ9に、インデック
ス信号、トラックアドレスマーク(TAM)、トラック
アドレス信号等のサーボ信号をゲートアレイ12に、バ
ースト信号をピーク検出器13にそれぞれ供給する。次
いで、データエンコーダ/デコーダ9は、供給されたデ
ータ信号をデコードしてハードディスクコントローラ1
0に伝送し、ハードディスクコントローラ10は、入力
されたデータ信号をバッファRAM11を介してホスト
制御装置19等に伝送させる。ゲートアレイ12は、図
2において詳しく述べるように、入力されたサーボ信号
に基づいて、種々の信号及びデータ処理を実行する。ピ
ーク検出器13は、入力されたヘッド3の位置決めのた
めのバースト信号(一般的には、Aバースト、Bバース
トの2つのバースト信号)のピーク値を検出し、その検
出出力はアナログ−デジタル変換器16でデジタル変換
された後に、中央制御ユニット15に伝送されるもので
ある。
【0042】一方、データ等の書き込みを行う際には、
ホスト制御装置19等からハードディスクコントローラ
10にデータ信号が供給され、ハードディスクコントロ
ーラ10はこの入力されたデータ信号をデータエンコー
ダ/デコーダ9に伝送する。データエンコーダ/デコー
ダ9は、入力されたデータ信号をエンコードし、パルス
検出器8を介さずに直接記録/再生用増幅器7に供給す
る。記録/再生用増幅器7は、入力されたデータ信号を
ヘッド3に供給する。このとき、ヘッド3は、ハードデ
ィスク1上の所定トラック位置に移行されており、それ
によりハードディスク1上のその所定トラック上の所定
の位置にデータ信号の書き込みが行われるものである。
【0043】続いて、図2は、図1に図示されたゲート
アレイ12の種々の信号を生成する部分の内部構成の一
例を示すブロック構成図であり、図3は、ハードディス
ク1上の各位置における種々の信号発生のタイミングを
示す説明図であり、図4は、ハードディスク1上の各位
置における中央制御ユニット15の動作タイミング、デ
ータセクタパルスの信号発生のタイミング等を示す説明
図であり、図5は、中央制御ユニット15に内蔵のRO
Mテーブルの一例を示す説明図である。
【0044】図2において、20はクロックカウンタ、
21はサーボデータデコーダ、22はトラックアドレス
レジスタ、23はクロックカウンタ設定用レジスタ、2
4はクロックカウンタ監視用レジスタ、25は第1の比
較器、26はサーボセクタパルスタイミング設定用レジ
スタ、27は第2の比較器、28は第1のデータセクタ
パルスタイミング設定用レジスタ、29はレジスタ内容
更新信号発生器、30は第2のデータセクタパルスタイ
ミング設定用レジスタ、31は第3の比較器、32はサ
ーボ割込みタイミング設定用レジスタ、33は第4の比
較器、34はデータセクタパルス生成回路、35はサー
ボ割込み信号生成回路、36はサーボセクタ数レジス
タ、37はインデックス信号生成回路、38はサーボセ
クタパルスカウンタ、39は第5の比較器兼インデック
ス生成回路、40は選択器、41はサーボセクタパルス
生成回路、42はインデックスパルス送出回路であり、
その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素には同
じ符号を付けている。
【0045】ここで、サーボセクタパルスカウンタ38
及び第5の比較器兼インデックス生成回路39は、請求
項1及び2に記載のサーボセクタ特定手段を構成してい
る。
【0046】次に、図3において、(a)は、ハードデ
ィスク1上のトラック上の位置に対応したサーボ割込み
信号及びサーボセクタパルスSPの発生タイミングを示
し、(b)は、ハードディスク1の1回転毎に発生され
るインデックス信号の発生タイミングを示している。ま
た、図4において、(a)及び(b)は、ハードディス
ク1上のトラック上の位置に対応した中央制御ユニット
15のプログラム動作タイミング及びデータセクタパル
スタイミング設定用レジスタ28を書き換えるタイミン
グの第1及び第2の例を示し、(c)はハードディスク
1上のトラック上の位置に対応したデータセクタパルス
DPの発生タイミングを示している。
【0047】ところで、ハードディスク1のサーボセク
タ領域Sには、トラックアドレスの始まりを表すトラッ
クアドレスマーク(TAM)や、トラックアドレスを示
すトラックアドレス信号や、インデックス信号(ビッ
ト)等からなるサーボ信号が記録されている。そして、
ヘッド3がこのサーボセクタ領域を横切る際に、図3
(a)及び図6(b)に図示のように、サーボ信号の消
去を防ぐために負論理のサーボセクタパルスSPが発生
される。このサーボ信号の中で、トラックアドレスマー
クは、サーボセクタ領域内の定められた位置に設けられ
ており、このトラックアドレスマークを示す信号は、サ
ーボセクタ領域に同期した信号となっているため、時間
の基準となる信号として使われている。すなわち、サー
ボ割込み信号やサーボセクタパルスSP等のサーボセク
タ領域に同期した信号は、図3(a)に図示のように、
トラックアドレスマークを基準にしてレジスタに格納さ
れている各値Ti 、TSP1 、TSP2 に基づいて生成され
る。同じサーボ信号の中で、インデックスビットは、複
数ビットからなるが、便宜上、インデックスビットと呼
んでおり、各周のトラック毎にサーボセクタ領域の中の
1つのもの、すなわち、1トラックの最初のサーボセク
タ領域にあるものだけがビット1を持つように構成さ
れ、残りのサーボセクタ領域中のものは全てビット0を
持つように構成されるもので、図3(b)に図示のイン
デックス信号は、このビット1を検出した際に、後述す
るインデックスパルス送出回路42より発生されるもの
である。また、図4(a)、(b)に図示のように、中
央制御ユニット15は、サーボ割込み信号が供給される
と、実行プログラムがそれまでのメインルーチンからサ
ーボ割込みルーチンの制御動作に変更され、そのサーボ
割込みルーチンの制御動作が終了すると、再び、メイン
ルーチンの制御動作に戻るものである。
【0048】さらに、図2において、クロックカウンタ
設定用レジスタ23、クロックカウンタ監視用レジスタ
24、サーボセクタパルスタイミング設定用レジスタ2
6、サーボ割込みタイミング設定用レジスタ32、サー
ボセクタ数レジスタ36は、中央制御ユニット15の制
御によって、それぞれ予め決められた値に保持設定され
ている。また、第1のデータセクタパルスタイミング設
定用レジスタ28及び第2のデータセクタパルスタイミ
ング設定用レジスタ30は、後で詳しく述べるように、
中央制御ユニット15に内蔵のROM15Aに記憶され
たROMテーブル(図5参照)から、各ゾーン(m)の
各サーボセクタ(n)のそれぞれに対する、トラックア
ドレスマーク(TAM)検出時から最初のデータセクタ
パルスDPの発生までの時間Tamn、データセクタパル
スDP相互のパルス間隔Tbmn、サーボセクタ(n)
内、すなわち、サーボセクタ領域と次のサーボセクタ領
域との間に含まれるデータセクタパルス数Ncmnを示す
データが所定の順番及び所定のタイミングによって供給
され、それらのデータは、第1のデータセクタパルスタ
イミング設定用レジスタ28及び第2のデータセクタパ
ルスタイミング設定用レジスタ30内に保持設定され
る。クロックカウンタ20は、発振器14からの基本ク
ロック信号を受領し、サーボデータデコーダ21は、パ
ルス検出部8Bからのサーボ信号を受領するようにそれ
ぞれ構成されている。
【0049】ここにおいて、前記構成によるゲートアレ
イ12の動作を、図3乃至図5を併用して説明する。
【0050】最初に、ゲートアレイ12において、サー
ボセクタパルスSPを発生する場合について述べる。
【0051】サーボデータデコーダ21は、入力された
サーボ信号をデコードし、その中に含まれる、トラック
アドレスマークをクロックカウンタ20に、トラックア
ドレス信号をトラックアドレスレジスタ22に、前記イ
ンデックスビットに基づいた原インデックス信号をイン
デックス信号生成回路37にそれぞれ供給する。このと
き、サーボデータデコーダ21は、サーボ信号の中のイ
ンデックスビットを受けたとき、ビット1が有ることを
検出すると、その検出のタイミングによって原インデッ
クス信号を発生する。トラックアドレスレジスタ22
は、デコードされたトラックアドレス信号を一時的に記
憶し、適宜のタイミングで中央制御ユニット15が必要
に応じてこのトラックアドレスレジスタ22の内容を読
み取る。インデックス信号生成回路37は、入力される
原インデックス信号に基づいて、図3(b)に図示の信
号とほぼ同等の第1のインデックス信号を発生する。一
方、クロックカウンタ20は、トラックアドレスマーク
の供給によってリセットされ、そのリセット時点から基
本クロック信号のカウントを開始し、そのカウント値N
20を出力する。ここで、クロックカウンタ20が何等か
の理由によってトラックアドレスマークの信号の供給を
受けることができなかったとき、すなわち、トラックア
ドレスマークが本来供給されるべき時期を過ぎても、未
だトラックアドレスマークの到来がなかったときは、第
1の比較器25において、出力カウント値N20とクロッ
クカウンタ監視用レジスタ24に予め設定されている設
定値との比較が行われ、それらの値が一致すると、第1
の比較器25は、一致出力をクロックカウンタ20の端
子R2 に供給し、クロックカウンタ設定用レジスタ23
にやはり予め設定されている設定値を取り込み、この設
定値から引き続き基本クロック信号のカウントを行うよ
うにしている。
【0052】サーボセクタパルスタイミング設定用レジ
スタ26には、図3(a)に図示のように、トラックア
ドレスマークが供給されてからサーボセクタパルスSP
の立ち上り及び立ち下がりが得られるまでの時間T
SP1 、TSP2 に相当するカウント値NU26 、ND26 が予
め設定されており、第2の比較器27は、クロックカウ
ンタ20の出力カウント値N20と設定カウント値
U26 、ND26 との比較を行い、それらの値が一致する
と、リセット(立ち上り)信号とセット(立ち下がり)
信号をサーボセクタパルス生成回路41に供給する。サ
ーボセクタパルス生成回路41は、これらの信号の供給
により、図3(a)に図示のようなサーボセクタパルス
SPを発生し、サーボセクタパルスカウンタ38、イン
デックスパルス送出回路42、ハードディスクコントロ
ーラ10にそれぞれ供給する。なお、サーボセクタパル
スSPの発生のタイミングの基準として、本実施例がト
ラックアドレスマークを用いている理由は、このトラッ
クアドレスマークは全てのサーボセクタ領域に存在し、
しかも、ハードディスク1の記録データの中で最も信頼
できるマークであるためであって、その他に、ハードデ
ィスク1の記録データの中に、このトラックアドレスマ
ークに匹敵する高信頼データが存在すれば、そのデータ
を前記タイミングの基準に用いるようにしてもよい。
【0053】次に、ゲートアレイ12において、サーボ
割込み信号を発生する場合について述べる。
【0054】サーボ割込みタイミング設定用レジスタ3
2には、図3(a)に図示のように、トラックアドレス
マークが供給されてからサーボ割込み信号を発生させる
までの時間Tiに相当するカウント値N32が中央制御ユ
ニット15により予め設定されており、第4の比較器3
3は、クロックカウンタ20の出力カウント値N20と設
定カウント値N32との比較を行い、両者の値が一致する
と、一致信号をサーボ割込み信号生成回路35に供給す
る。サーボ割込み信号生成回路35は、この一致信号の
供給を受けると、図3(a)に図示のようなサーボ割込
み信号を発生し、この信号を中央制御ユニット15の割
込み端子に供給する。中央制御ユニット15は、サーボ
割込み信号が供給されると、前述のように、サーボ割込
みルーチンを実行し、このルーチンにおいて、次に述べ
るように、第1のデータセクタパルス設定用レジスタ2
8の設定値の書き換え作業が行われる。
【0055】続いて、ゲートアレイ12において、デー
タセクタパルスDPを発生する場合について述べる。
【0056】第1のデータセクタパルスタイミング設定
用レジスタ28及び第2のデータセクタパルスタイミン
グ設定用レジスタ30に設定される各データ、即ち、そ
れぞれのゾーン(ゾーン数;m)のそれぞれのサーボセ
クタ(セクタ数;n)に対応した最初のデータセクタパ
ルスDP発生までの時間Tamn、データセクタパルスD
P相互のパルス間隔Tbmn、サーボセクタ内に含まれる
データセクタパルス数Ncmn(ただし、m=1、2、
3、… …、n=1、2、3、… …)は、図5に示す
ように、予め中央制御ユニット15内のROMテーブル
(ROM15内)に予め書き込まれており、ヘッド3に
よってアクセスされるゾーン及びサーボセクタが順次変
更される度ごとに、この変更されたゾーン及びサーボセ
クタに対応するデータが中央制御ユニット15により第
1のデータセクタパルスタイミング設定用レジスタ28
に供給され、そこに書き込まれる。このとき、第1のデ
ータセクタパルスタイミング設定用レジスタ28にデー
タの書き込みが行なわれた後、所期の時間が経過する
と、次のサーボセクタ内に存在するデータセクタに備え
て、それまで第1のデータセクタパルスタイミング設定
用レジスタ28に書き込まれていたデータは、第2のデ
ータセクタパルスタイミング設定用レジスタ30に転送
され、新たに、第1のデータセクタパルスタイミング設
定用レジスタ28には、中央制御ユニット15からさら
にその次のサーボセクタに対応するデータ、より具体的
には、その次のサーボセクタ内に存在するデータセクタ
に対応するデータが供給され、そこに書き込まれる。即
ち、第2のデータセクタパルスタイミング設定用レジス
タ30は、クロックカウンタ20の出力カウント値N20
を監視しているレジスタ内容更新信号発生器29から更
新信号が供給されると、それまで第1のデータセクタパ
ルスタイミング設定用レジスタ28に書き込まれていた
データを取り込んで、データの書き換えを行ない、第1
のデータセクタパルスタイミング設定用レジスタ28
は、新たに中央制御ユニット15から次のデータの供給
を受け、同様にデータの書き換えを行なっている。
【0057】ここで、第1のデータセクタパルスタイミ
ング設定用レジスタ28において、データを書き換える
タイミングとしては、図4(a)に実行プログラムとし
て示すように、サーボ割込み信号の供給によって始まる
サーボ割込みルーチンの開始直後の、トラックアドレス
マークの供給以前に、当該サーボセクタに対応したデー
タの書き換えを行う手段、または、図4(b)に実行プ
ログラムとして示すように、サーボ割込みルーチンが終
了する直前に、次のサーボセクタに対応したデータの書
き換えを行う手段の2つがあるが、図2に図示の例は、
図4(b)に図示されたタイミングのデータの書き換え
手段が用いられている。
【0058】そして、図4(b)に図示のタイミング
で、データの書き換えを行なう手段を採用した場合は、
データセクタパルスタイミング設定用レジスタ30に設
定された当該データの読み出し(供給)が完了する前
に、次に設定されるべきデータの取り込みがほぼ同時に
行なわれることがあるため、第1と第2のデータセクタ
パルスタイミング設定用レジスタ28、30を設けて、
第1のデータセクタパルスタイミング設定用レジスタ2
8に次に設定されるべきデータを取り込んでおき、当該
データの読み出しと次のデータの取り込みとが支障なく
行なれるようにしているもので、いわゆるレジスタの2
重化を行っている。そして、レジスタの内容更新信号発
生器29は、クロックカウンタ20の出力カウント値N
20を監視しており、第2のデータセクタパルスタイミン
グ設定用レジスタ30に設定されたデータの読み出しが
完了し、次のサーボセクタが始まる寸前のタイミングに
なると、更新信号を発生し、この更新信号の供給によ
り、第2のデータセクタパルスタイミング設定用レジス
タ30は、第1のデータセクタパルスタイミング設定用
レジスタ28に設定されているデータ(設定値)を取り
込む。
【0059】また、図4(a)に図示されたタイミング
でデータの書き換えを行う場合には、データセクタパル
スタイミング設定用レジスタを2つ持つ必要はなく、当
然レジスタ内容更新信号発生器29も不要である。
【0060】第2のデータセクタパルスタイミング設定
用レジスタ30に保持された当該データは、第3の比較
器31に供給され、第3の比較器31は、当該データと
クロックカウンタ20から供給される出力カウント値N
20とを比較する。図4(c)に示されるように、この比
較において、始めに、第3の比較器31は、トラックア
ドレスマークが供給された時点、即ち、出力カウント値
20のカウントが始められた時点から最初のデータセク
タパルスDPの発生までの時間Tamnが経過したことを
検出すると、第1の一致出力を発生してデータセクタパ
ルス生成回路34をトリガし、データセクタパルス生成
回路34は、データセクタパルスを生成し、最初のデー
タセクタパルスDPを発生させる。次に、第3の比較器
31は、最初のデータセクタパルスDPの発生時点から
データセクタパルスDP相互のパルス間隔Tbmnが経過
したことを出力カウント値N20を基に算定すると、第2
の一致出力を発生してデータセクタパルス生成回路34
をトリガし、データセクタパルス生成回路34から第2
のデータセクタパルスDPを発生させる。続いて、第3
の比較器31は、第2のデータセクタパルスDPの発生
時点からデータセクタパルスDP相互のパルス間隔Tb
mnが経過したことを出力カウント値N20を基に算定する
と、第3の一致出力を発生してデータセクタパルス生成
回路34をトリガし、データセクタパルス生成回路34
から第3のデータセクタパルスDPを発生させる。以下
同様にして、データセクタパルス生成回路34から第
4、第5、… …のデータセクタパルスDPを発生させ
る。ここで、第2のデータセクタパルスタイミング設定
用レジスタ30には、前述したように、サーボセクタ内
に含まれるデータセクタの始めの部分の数もデータセク
タパルス数Nmnとして保持されており、このデータセク
タパルス数Nmnだけデータセクタ生成回路34からデー
タセクタパルスDPが発生されると、データセクタパル
スDPの発生のトリガとなる一致出力が第3の比較器3
1より発生されないように構成されている。具体的に
は、第3の比較器31がデータセクタパルス数Nmnの値
と送出した一致出力とを比較し、両者が一致した以降
は、一致出力の送出をマスクするようにしている。そし
て、再び、第2のデータセクタパルスタイミング設定用
レジスタ30のデータの内容更新が行われ、次のサーボ
セクタに移ると、第3の比較器31の一致出力のマスク
が解除され、以下同様にして、データセクタパルス生成
回路34から内容更新されたデータに基づくタイミング
で、データセクタパルスDPが発生されるものである。
【0061】ここで、中央制御ユニット15により第1
のデータセクタパルスタイミング設定用レジスタ28に
書き込まれるデータについて詳しく述べる。この書き込
まれるデータTamn 、Tbmn 、NCmnは、図6(a)の
ようにフォーマットされている磁気ディスクにあって
は、ヘッド3が位置するゾーン及びサーボセクタにより
異なり、そのデータは図5を用いて前述したようにRA
M15Aにテーブル形式で記憶されている。そして、適
切なデータを第1のデータセクタパルスタイミング設定
用レジスタ28に設定するためには、中央制御ユニット
15が、ヘッド3の位置すゾーン及びサーボセクタを特
定する必要がある。すなわち、中央制御ユニット15
は、トラックアドレスレジスタ22の内容を読み取るこ
とによりヘッド3が位置するトラックを読み取ることが
でき、例えば、0乃至500トラックであれば、ゾーン
1 、501乃至1000トラックであれば、ゾーンZ
2 …、…というように、トラックアドレスからゾーンを
特定する。また、後述するように、サーボセクタパルス
カウンタ38は、サーボセクタパルスSPをカウントす
るカウンタであり、中央制御ユニット15は、このサー
ボセクタパルスカウンタ38のカウント値N38を読むこ
とにより、サーボセクタを特定することができる。この
ように、ゾーン及びサーボセクタが特定できれば、RO
Mテーブル内のデータが一義的に定まり、このデータを
中央制御ユニット15が前述したタイミングで第1のデ
ータセクタパルスタイミング設定用レジスタ28に供給
するようになっている。
【0062】このように、本実施例によれば、ハードデ
ィスク1における各サーボセクタ領域Sに続く各データ
セクタがどのように配置されているかに係りなく、即
ち、ハードディスク1のフォーマットの如何に係りな
く、常時、正確なサーボセクタパルスSPを発生させる
ことができるだけでなく、既知の磁気ディスク装置のよ
うに複雑な回路構成を用いることなしに、容易にデータ
セクタパルスDPを発生させることができる。また、デ
ータセクタパルスDPの基になるデータは、ゾーン及び
サーボセクタで一義的に定まるので、ヘッド3がシーク
して、ゾーンが切り替わった場合でも、その次のサーボ
セクタから切り替わったゾーンに対応するサーボセクタ
パルスSPを発生させることができ、インデックス信号
に対する時間待ちもなくすことができる。
【0063】なお、本実施例では、ROM15Aにトラ
ックアドレスマーク検出時から最初のデータセクタパル
スDPの発生までの時間Tamn 、データセクタパルスD
P相互のパルス間隔Tbmn 、サーボセクタ内に含まれる
データセクタパルス数Nmnを示すデータを記憶させてい
るが、これらの代わりに、サーボセクタ内に含まれるト
ラックアドレスマーク検出時から全てのデータセクタパ
ルスDPの発生までの時間を示すデータを記憶させ、こ
の時間をサーボセクタ及びゾーンが変更される度にレジ
スタを設定し、そのレジスタの内容に基づいてデータセ
クタパルスDPを発生させるように構成することもでき
る。
【0064】また、本実施例においては、図6(a)に
示すように、データセクタDの一部はサーボセクタ領域
Sをまたいで磁気ディスクがフォーマットされており、
各データセクタに記録されるデータは、ゾーン別にそれ
ぞれ異なる周期であって、外側にあるゾーンほど短い周
期の第2のクロック信号SCLK2が用いられている。その
ため、データセクタの長さに端数(余り)が生じた場合
でも、その端数の処理を1トラック内で行うことがで
き、これにより、各ゾーン毎の記録密度をより一定に近
付けることが可能となり、したがって、磁気ディスクに
記憶容量を増大させることができる。
【0065】次いで、ゲートアレイ12において、イン
デックス信号を発生する場合について述べる。
【0066】サーボセクタ数レジスタ36には、ハード
ディスク1の1トラック(1周分)に記録されているサ
ーボセクタ数N36が中央制御ユニット15により予め設
定されており、サーボセクタパルスカウンタ38は、サ
ーボセクタパルス生成回路41が発生するサーボセクタ
パルスSPをカウントし、そのカウント値N38を出力す
る。第5の比較器兼インデックス生成回路39は、サー
ボセクタ数レジスタ36に設定されているサーボセクタ
数N36とサーボセクタパルスカウンタ38の出力カウン
ト値N38との比較を行ない、それらの値が一致すると、
インデックス信号生成回路37が発生する第1のインデ
ックス信号と同じパルス幅を持った第2のインデックス
信号を発生し、同時に、リセット信号をサーボセクタパ
ルスカウンタ38に供給して、サーボセクタパルスカウ
ンタ38をリセットする。次いで、選択器40は、中央
制御ユニット15から供給される切換制御信号に基づい
て、スピンドルモータ2の回転速度が定常値に達するま
では第1のインデックス信号を伝送させ、一方、スピン
ドルモータ2の回転速度が定常値に達した後は、第2の
インデックス信号を伝送させるように切り換えられる。
このとき、スピンドルモータ2の回転速度が定常値に達
するまでは、サーボセクタパルスカウンタ38及び第5
の比較器兼インデックス生成回路39のイネーブル端子
Eにも中央制御ユニット15からの制御信号が供給さ
れ、それらの回路が動作しないように設定している。
【0067】ところで、スピンドルモータ2の回転速度
が定常値に達したか否かの判断は、SPMドライバ6か
ら中央制御ユニット15に供給される信号に基づいて、
中央制御ユニット15において行う。これを具体的に述
べると、3相直流モータであるスピンドルモータ2の相
の切換え時に、SPMドライバ6がこのスピンドルモー
タ2が発生する逆起電力を検出し、その検出時を示す検
出パルスを中央制御ユニット15に供給する。この検出
パルスは、スピンドルモータ2の1回転により決められ
た数(例えば、12個)だけ発生されるので、中央制御
ユニット15が、所定時間に供給される検出パルス数、
または、その決められた数が供給されるのに要する時間
を測定すれば、スピンドルモータ2の回転速度が定常値
に達したか否かを判断することができる。そして、中央
制御ユニット15は、スピンドルモータ2の回転速度が
定常値に達したと判断すると、原インデックス信号に基
づいて、インデックスパルス送出回路42から中央制御
ユニット15に供給されるインデックス信号とのタイミ
ングを計って、即ち、中央制御ユニット15にインデッ
クス信号が供給された直後に、選択器40に切換制御信
号を供給し、選択器40の入力信号源を第5の比較器兼
インデックス生成回路39側に切り換えるようにしてい
る。なお、インデックスパルス送出回路42は、図3
(b)に示すように、中央制御ユニット15に供給され
るインデックスパルス信号のパルス幅をサーボセクタパ
ルスSPに合わせるための回路で、ANDゲート等によ
って構成されている。
【0068】このように、本実施例によれば、ハードデ
ィスク1上に記録されているインデックス情報の検出
が、何等かの理由で一時的に中断したとしても、それに
よりインデックス信号の出力が中断されることがなくな
り、確実にインデックス信号を発生させることができ
る。
【0069】なお、本実施例では、このインデックス信
号発生方法をデータ面サーボ方式のZBR方式の磁気デ
ィスク装置で説明したが、他の方式、すなわち、サーボ
面サーボ方式や非ZBR方式の磁気ディスク装置に本発
明のインデックス信号発生方法を適用することもでき
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気ディスク、例えば、ハードディスク1に対する記録
情報の読み出しあるいは書き込みを行うに当たり、デー
タセクタを特定するに際して、サーボセクタ特定手段に
よって特定されたサーボセクタ領域と、記憶手段に記憶
された時間、すなわち、ヘッド3が該サーボセクタ領域
またはサーボセクタ領域に同期した信号、例えば、サー
ボトラックアドレスマーク(TAM)を検出してから、
それに続く少なくとも最初のデータセクタの始めの部分
に到達するまでの時間を示すデータとに基づいてデータ
セクタパルスDPを発生させている。
【0071】このため、ハードディスクにおいて各サー
ボセクタ領域に続く各データセクタの配置状態、即ち、
ハードディスク1のフォーマットの如何に係りなく、正
確なサーボセクタパルスSPを発生させることができ、
かつ、既知の磁気ディスク装置のように複雑な回路構成
を用いなくても、容易にデータセクタパルスDPを発生
させることができるという効果がある。
【0072】また、本発明によれば、ハードディスク1
は、データセクタの一部がサーボセクタ領域をまたぐ形
でフォーマットされている。そして、各サーボセクタ領
域内に記憶されるサーボデータは、全て第1の(一定
の)周期を持つ第1のクロック信号に基づいて記録し、
各データセクタに記録されるデータは、ゾーン別にそれ
ぞれ異なる周期を持つ第2のクロック信号に基づいて記
録している。
【0073】このため、データセクタの長さに端数(余
り)が生じた場合には、その端数の処理をトラック単位
で行えばよく、これにより、サーボセクタ領域間に整数
個のデータセクタを配置する場合に比べ、各ゾーン毎の
記憶密度をより一定に近付けることが可能となり、ハー
ドディスク1を有効に活用させて、そのデータ記憶容量
を増大させることができるという効果がある。
【0074】さらに、本発明によれば、ハードディスク
1に記録された情報を読み出してインデックス信号を発
生する際に、ハードディスク1上に記録されたインデッ
クス情報の検出によって第1のインデックス信号を発生
させ、この第1のインデックス情報を検出した後に、こ
の第1のインデックス情報に依存しない第2のインデッ
クス信号を発生させ、これら第1及び第2のインデック
ス信号のいずれかをインデックス信号として出力するた
めの選択を行っている。
【0075】このため、ハードディスク1上に記録され
ているインデックス情報の検出が、何等かの理由で一時
的に中断したとしても、それによりインデックス信号の
出力が中断されることがなくなり、確実にインデックス
信号を発生させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる磁気ディスク装置の一実施例の
構成を示すブロック構成図である。
【図2】図1に図示の実施例におけるゲートアレイの種
々の信号を生成する部分の内部構成の一例を示すブロッ
ク構成図である
【図3】ハードディスク上の各位置における種々の信号
発生のタイミングを示す説明図である。
【図4】ハードディスク上の各位置における中央制御ユ
ニットの動作タイミング、データセクタパルスの信号発
生のタイミング等を示す説明図である。
【図5】中央制御ユニットに内蔵のROMテーブルの一
例を示す説明図である。
【図6】図1に図示の実施例における磁気ディスクのフ
ォーマットと、その磁気ディスクを用いる磁気ディスク
装置における各種信号の時間的関係をゾーン別に示す説
明図である。
【図7】非ZBR方式にフォーマットの磁気ディスク
と、その磁気ディスクを用いるZBR磁気ディスク装置
における各種信号の時間的関係を示す説明図である。
【図8】ZBR方式にフォーマットの磁気ディスクと、
その磁気ディスクを用いる従来のZBR磁気ディスク装
置における各種信号の時間的関係をゾーン別に示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ハードディスク(磁気ディスク) 2 スピンドルモータ(SPM) 3 ヘッド 3A ヘッド移送機構 4 ボイスコイルモータ(VCM) 5 VCMドライバ 6 SPMドライバ 7 記録/再生用(R/W)増幅器 8 パルス検出器 8A アンプ/フィルタ 8B パルス検出部 9 シンセサイザを内蔵したデータエンコーダ/デコー
ダ(ENDEC) 10 ハードディスクコントローラ(HDC) 11 バッファ用ランダムアクセスメモリ(バッファR
AM) 12 ゲートアレイ(GA) 13 ピーク検出器(P/H) 14 発振器 15 中央制御ユニット(CPU) 15A リードオンリメモリ(ROM) 15B ランダムアクセスメモリ(RAM) 16 アナログ−デジタル変換器(A/D) 17 デジタル−アナログ変換器(D/A) 18 フィルタ 19 ホスト制御装置(HOST) 20 クロックカウンタ 21 サーボデータデコーダ 22 トラックアドレスレジスタ 23 クロックカウンタ設定用レジスタ 24 クロックカウンタ監視用レジスタ 25 第1の比較器 26 サーボセクタパルスタイミング設定用レジスタ 27 第2の比較器 28 第1のデータセクタパルスタイミング設定用レジ
スタ 29 レジスタ内容更新信号発生器 30 第2のデータセクタパルスタイミング設定用レジ
スタ 31 第3の比較器 32 サーボ割込みタイミング設定用レジスタ 33 第4の比較器 34 データセクタパルスサーボ生成回路 35 サーボ割込み信号生成回路 36 サーボセクタ数レジスタ 37 インデックス信号生成回路 38 サーボセクタパルスカウンタ 39 第5の比較器兼インデックス生成回路 40 選択器 41 サーボセクタパルス生成回路 42 インデックスパルス送出回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に分割された複数のゾーンを有
    し、中心から各ゾーンを通して略放射状に延びる複数の
    サーボセクタ領域が設けられ、かつ、各ゾーン毎に1ト
    ラック当たりのデータセクタ数が異なるように配置され
    た回転磁気ディスクと、前記磁気ディスクに対してデー
    タの記録/再生を行うヘッドとを有する磁気ディスク装
    置において、前記複数のサーボセクタ領域の内で、前記
    ヘッドが通過したサーボセクタ領域を特定するサーボセ
    クタ特定手段と、前記ヘッドがサーボセクタ領域または
    このサーボセクタ領域に同期した信号を検出した後にデ
    ータセクタに到達するまでの時間をゾーン毎に記憶した
    記憶手段と、少なくとも前記サーボセクタ特定手段によ
    って特定されたサーボセクタ領域と前記記憶手段に記憶
    された時間とに基づいて、データセクタの始めの部分を
    表すデータセクタパルスを生成するデータセクタパルス
    生成手段とを備えていることを特徴とする磁気ディスク
    装置。
  2. 【請求項2】 前記サーボセクタ特定手段は、少なくと
    も前記磁気ディスクが1回転する毎にインデックス信号
    を発生するインデックス信号発生手段と、このインデッ
    クス信号発生手段がインデックス信号を発生した後、前
    記ヘッドが通過したサーボセクタ領域の数をカウントす
    る計数手段とを備えていることを特徴とする請求項1記
    載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 径方向に分割された複数のゾーンを有
    し、中心から各ゾーンを通して略放射状に延びる複数の
    サーボセクタ領域が設けられ、かつ、各ゾーン毎に1ト
    ラック当たりのデータセクタ数が異なるように配置され
    た回転磁気ディスクと、前記磁気ディスクに対してデー
    タの記録/再生を行うヘッドとを有する磁気ディスク装
    置において、前記データセクタの一部は前記サーボセク
    タ領域をまたぐように配置され、前記サーボセクタ領域
    に記録されるサーボデータは前記複数のゾーンに係りな
    く一定周期の第1のクロック信号に基づいて予め記録さ
    れ、かつ、前記データセクタに記録されるデータはゾー
    ンによってそれぞれ異なる周期の第2のクロック信号に
    基づいて記録されることを特徴とする磁気ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1のクロック信号は、全トラック
    にわたって、同一位相であることを特徴とする請求項3
    に記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のクロック信号は、各ゾーンの
    配置位置の径長が長くなるにしたがって、短い周期とな
    っていることを特徴とする請求項3に記載の磁気ディス
    ク装置。
  6. 【請求項6】 回転磁気ディスクと、前記磁気ディスク
    に対してデータの記録/再生を行うヘッドと、前記磁気
    ディスクが1回転する毎にインデックス信号を発生する
    インデックス信号発生手段を有する磁気ディスク装置に
    おいて、前記インデックス信号発生手段は、前記磁気デ
    ィスク上に記録されたインデックス情報を検出するイン
    デックス情報検出手段と、このインデックス情報検出手
    段の検出結果に基づいて第1のインデックス信号を生成
    させる第1のインデックス信号生成手段と、前記インデ
    ックス情報検出手段がインデックス情報を検出した後
    で、前記磁気ディスク上に記録されたインデックス情報
    に依存することなく第2のインデックス信号を生成させ
    る第2のインデックス信号生成手段と、前記第1のイン
    デックス信号生成手段の出力と第2のインデックス信号
    生成手段の出力を選択する出力選択手段とを有すること
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のインデックス信号生成手段
    は、前記インデックス情報検出手段が磁気ディスク上の
    インデックス情報を検出した後、前記磁気ディスクに設
    けられたサーボセクタ領域の数を計数する計数手段と、
    この計数手段の計数値が所定の値に達したか否かを判定
    する計数値監視手段とを有し、この計数監視手段の判定
    結果に基づいて第2のインデックス信号を生成させるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気ディスク装置は、磁気ディスク
    が定常回転に達したか否かを検出する回転状態検出手段
    をさらに有し、前記出力選択手段は、この回転状態検出
    手段の検出結果に基づき、前記磁気ディスクが定常回転
    に達した場合に、第1のインデックス信号生成手段の出
    力の選択から第2のインデックス信号生成手段の出力の
    選択に切換えることを特徴とする請求項6に記載の磁気
    ディスク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6178057B1 (en) 1997-06-27 2001-01-23 International Business Machines Corporation Disk unit and read/write control method
US7339873B2 (en) 2003-07-07 2008-03-04 Sony Corporation Data recording/reproducing apparatus, data recording/reproducing method, program, and recording medium
JP2012119028A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toshiba Corp 磁気ディスク装置、信号処理回路及び信号処理方法

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