JP3904999B2 - ディスク装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク媒体を再生するためのディスク装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク媒体を再生するためのディスク装置、例えば磁気ディスク装置では、磁気ヘッドにより磁気ディスクから読み取られたサーボ情報に基づいて、磁気ヘッドを磁気ディスク上の目標位置にシーク・位置決めするサーボを行うことが一般的である。
【0003】
そこで、磁気ディスク装置では、通常、磁気ヘッドを通じて磁気ディスクから読み出されるリード信号からサーボ情報を抽出するために、サーボ情報の読み取り用のタイミングを生成する必要がある。磁気ディスク装置では、このタイミング信号として例えばサーボゲート信号を生成し、セクタ毎のサーボエリアに記録されたサーボ情報の読み出しを行っている。
【0004】
ここで、図6に示すように、従来、サーボゲート信号がパルス出力されている期間を決めるタイミングの生成、つまりサーボゲート信号の立下りのタイミングの生成は、サーボエリアに予め記録されたサーボマークを検出し、この検出時点を基準として一定時間T0を計測することにより行われている。なお、サーボエリアにおけるサーボマークよりも前段に位置するプリアンブルなどのデータ部分に対応する読み取りタイミングの生成、つまりサーボゲート信号の立上がりのタイミングの生成は、例えば、1サイクル(1サーボセクタ)前のサーボマークの検出時点を基準とし、T0と異なる他の一定時間(図示せず)を計測すること等により行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような方法では、サーボゲート信号のタイミング、つまり例えばサーボゲート信号の出力期間(立下りのタイミング)は、上述したようにサーボマーク検出時点を基準とした固定的な時間T0の計測により定まるため、磁気ディスクの偏心及び回転ムラや、基準クロックのロングタイムジッタの影響で大きく変動することになる。
【0006】
したがって、このようにして生成されるサーボゲート信号のタイミングのばらつきを吸収するために、磁気ディスクにおけるギャップ長(サーボエリアとユーザデータエリアと間に配置されるデータ以外の無効部分の長さ)を敢えて長くとる必要性が生じる。このことは、磁気ディスクのフォーマット効率、つまりディスク面全体に対しデータ領域として実際に使用できる有効部分の割合を低下させることにつながる。
【0007】
すなわち、磁気ディスク装置で用いられるサーボでは、サーボ情報の読み出し用のタイミングの最適化を図るために、ディスク側から得られる時間的なパラメータの変動を如何にして吸収するかが重要となる。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、サーボを行うために必要なパラメータの時間的な変動に応じて、ディスク媒体上のサーボ情報の読み出し用のタイミングを動的に設定することで、常に最適な状態でディスク媒体からサーボ情報を読み出することができるディスク装置及びその制御方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のディスク装置は、サーボマークを含むサーボ情報が所定の間隔を置いて記録されたディスク媒体を駆動するためのディスク媒体駆動手段と、前記ディスク媒体駆動手段によって駆動された前記ディスク媒体から情報を読み出すヘッドと、前記ディスク媒体より前記ヘッドを通じて読み出されたリード情報から前記サーボマークを検出するマーク検出手段と、前記マーク検出手段によって検出された所定のサーボマーク間の時間間隔を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段によって計測された前記所定のサーボマーク間の前記時間間隔に基づいて、前記ヘッドのリード情報から前記サーボ情報を抽出するタイミングを得るためのサーボゲート信号を生成するサーボゲート信号生成手段とを具備し、前記サーボゲート信号生成手段によって、任意の第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応する前記サーボゲート信号が生成される場合、前記第1のサーボマークよりも1サイクル前の第2のサーボマークの検出時点を基準とし、この基準となる時点より一定時間を計測したタイミングで、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応した前記サーボゲート信号の出力が開始される該信号の立ち上がりのタイミングが設定され、さらに、前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークと前記第2のサーボマークよりも1サイクル前のn−1番目の前記第3のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTS n-1 、前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークとn+1番目の前記第1のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTS n 、前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークが検出されるタイミングと、n番目の前記第2のサーボマークを含むサーボ情報に対応したサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔をT n とすると、前記ディスク媒体上におけるn+1番目の前記第1のサーボマークが検出されたタイミングと、n+1番目の前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応するサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔T n+1 は、演算式:T n+1 =T n ・TS n /TS n-1 で与えられ、この演算式に基づいて、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応した前記サーボゲート信号の出力が停止される該信号の立ち下がりのタイミングが設定
されることを特徴とする。
【0010】
この発明のディスク装置によれば、サーボ情報の抽出タイミングを決めるためのサーボゲート信号を出力させるべき期間を、ディスク媒体上の所定のサーボマーク間の検出タイミングの時間間隔を反映させるかたちで動的に設定するので、ディスク媒体の偏心及び回転ムラや、装置側の基準クロックのロングタイムジッタ等の影響を極力抑えて、ディスク媒体からサーボ情報を常に最適な状態で読み出すことができる。
【0011】
また、この発明のディスク装置では、サーボを行うために必要なパラメータの時間的な変動に対応して、サーボゲート信号の出力を停止させる立ち下がりのタイミングの最適化が図られていることになるので、サーボ情報とユーザが使用するユーザデータエリアとの間に一般に配置されるデータ以外の無効部分の長さの短縮化を図ることが可能である。これにより、ディスク媒体全体に対しデータ領域として実際に使用できる有効部分の割合、すなわちディスクのフォーマット効率を向上させることができる。
【0014】
また、本発明に係るディスク装置は、前記所定のサーボマーク間の時間間隔に相当する固定的な第1の基準時間間隔と、前記ディスク上における前記第1のサーボマークが検出されるタイミングと、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応したサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔に相当する固定的な第2の基準時間間隔と、を記憶する記憶手段をさらに具備することを特徴とする。
この発明のディスク装置によれば、ディスク媒体の駆動を開始してから直ちに、サーボゲート信号の出力期間を動的に設定することが可能になるので、ディスク媒体の起動時においも最適な状態でディスク媒体からサーボ情報を読み出すことができる
【0016】
また、本発明に係るディスク装置の制御方法は、サーボマークを含むサーボ情報が所定の間隔を置いて記録されたディスク媒体を駆動する工程と、前記駆動された前記ディスク媒体からヘッドを通じて情報を読み出す工程と、前記ディスク媒体より前記ヘッドを通じて読み出されたリード情報から前記サーボマークをタイミング的に検出する工程と、前記検出された所定のサーボマーク間の時間間隔を計測する工程と、前記計測された前記所定のサーボマーク間の前記時間間隔に基づいて、前記ヘッドのリード情報から前記サーボ情報を抽出するタイミングを得るためのサーボゲート信号を生成するサーボゲート信号生成工程とを有し、前記サーボゲート信号生成工程によって、任意の第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応する前記サーボゲート信号が生成される場合、前記第1のサーボマークよりも1サイクル前の第2のサーボマークの検出時点を基準とし、この基準となる時点より一定時間を計測したタイミングで、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応した前記サーボゲート信号の出力が開始される該信号の立ち上がりのタイミングが設定され、さらに、前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークと前記第2のサーボマークよりも1サイクル前のn−1番目の前記第3のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTS n-1 、前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークとn+1番目の前記第1のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTS n 、前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークが検出されるタイミングと、n番目の前記第2のサーボマークを含むサーボ情報に対応したサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔をT n とすると、前記ディスク媒体上におけるn+1番目の前記第1のサーボマークが検出されたタイミングと、n+1番目の前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応するサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔T n+1 は、演算式:T n+1 =T n ・TS n /TS n-1 で与えられ、この演算式に基づいて、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応した前記サーボゲート信号の出力が停止される該信号の立ち下がりのタイミングが設定されることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を機能的に示すブロック図である。
同図に示すように、この磁気ディスク装置1には、ディスク媒体として2枚の磁気ディスク11が積層配置されるかたちで搭載されている。磁気ディスク装置1は、これら磁気ディスク11へのデータの書き込み及び磁気ディスク11からのデータ読み出しに用いられる磁気ヘッド12を備えている。磁気ヘッド12は、ディスク媒体11の各面に対向するように複数設けられている。
【0018】
磁気ディスク11の両記録面には、図2に示すように、同心円状の多数のトラックが形成されている。磁気ディスク11のフォーマットには、いわゆるセクタサーボ方式(埋め込みサーボ方式)のフォーマットが適用されており、各トラックは複数のセクタ(サーボセクタ)31に等分割されている。各サーボセクタ31は、サーボデータが記録されたサーボエリア(SVエリア)32と、ユーザーデータが記録される(複数のデータセクタを構成する)データエリア(Dataエリア)33とから構成されている。サーボエリア32は、磁気ディスク11上では中心から各トラックをわたって放射状に等間隔で配置されている。また、サーボエリア32とデータエリア33と間には、サーボ情報の読み取りタイミングのばらつきを吸収するために、データ以外の無効部分であるギャップ30が設けられている。
【0019】
サーボエリア32には、信号の振幅を安定化するために一定の周波数のデータが記録されたAGCエリア35と、イレーズエリア36と、サーボエリア32の識別と当該サーボエリアの基準位置決定に用いられるマーク基準信号が記録されたマーク信号エリア37と、シリンダ番号を示すシリンダアドレス(シリンダコード)、当該シリンダアドレスの示すシリンダ内でのヘッド位置(位置誤差)を検出するためのバーストデータが記録されたアドレス/バーストエリア39とからなるサーボ情報が記録されている。上記イレーズエリア36及びマーク信号エリア37は、いわゆるサーボマーク38としてディスク上に埋め込まれている。磁気ヘッド12によるリード中にこのサーボマーク37のマーク基準信号が検出されるとスタートビットとしてのサーボマーク信号が生成される。
【0020】
以下、さらに、本実施形態の磁気ディスク装置1を構成するハードウェアについての説明を行う。
磁気ヘッド12は、ロータリ型ヘッドアクチュエータ13に取り付けられており、当該ヘッドアクチュエータ13の回動(角度回転)に伴って、図2に示すように磁気ディスク11の半径方向に円弧34を描くように移動する。これにより、磁気ヘッド12は、目標トラック上にシーク・位置決めされるようになっている。
【0021】
磁気ディスク11は、ディスク媒体駆動手段であるスピンドルモータ(以下、SPMと称する)14により高速に回転駆動される。ヘッドアクチュエータ13は、基部に駆動源となるボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)15を備えており、このVCM15により駆動される。
【0022】
SPM14は、SPMドライバ16から供給される制御電流(SPM電流)により駆動される。VCM15(を有するヘッドアクチュエータ13)は、VCMドライバ17から供給される制御電流(VCM電流)により駆動される。SPMドライバ16からSPM14に、VCMドライバ17からVCM15に、それぞれ供給される制御電流を決定するための値(制御量)は、CPU25により決定されて、D/Aコンバータ18a、D/Aコンバータ18bを介して与えられる。
【0023】
磁気ヘッド12は、目標トラック上にシーク・位置決めされた後、磁気ディスク11の回転動作により、そのトラック上を走査する。また磁気ヘッド12は、その走査によりそのトラック上に等間隔を保って配置されたサーボエリア32のサーボデータを順に読み込む。またヘッド12は、その走査により目標データセクタに対するデータの読み書きを行う。
【0024】
磁気ヘッド12は、フレキシブルプリント配線板に実装されたヘッドアンプ回路19と接続されている。ヘッドアンプ回路19は、(CPU25からの制御下で)磁気ヘッド12の切り替え、磁気ヘッド12との間のリード/ライト信号の入出力等を司る。ヘッドアンプ回路19は、ヘッド12で読み取られたアナログ出力(ヘッド12のリード信号)を増幅すると共に、リード/ライトチャネル回路(以下、R/W回路と称する)20から送られるライトデータに所定の信号処理を施してこれを磁気ヘッド12に送る。
【0025】
R/W回路20は、磁気ヘッド12によりディスク媒体11から読み出されてヘッドアンプ回路19で増幅されたリード信号(ヘッド読み出し波形)をAGC(自動利得制御)アンプ(図示せず)により一定の電圧に増幅するAGC機能と、このAGC機能により増幅されたリード信号から例えばNRZコードのデータに復号するのに必要な信号処理を行うデコード機能(リードチャネル)と、磁気ディスク11へのデータ記録に必要な信号処理を行うエンコード機能(ライトチャネル)と、上記リード信号からのサーボデータ抽出を可能とするために当該リード信号をパルス化してパルス化リードデータとして出力するパルス化機能と、後述するサーボ処理回路21からの所定タイミング信号(バーストタイミング信号)に応じてサーボデータ中のバーストデータを抽出する機能とを有している。このバーストデータは、A/Dコンバータ24を介してCPU25に送られ、磁気ヘッド12を目標トラックの目標位置に位置決めするための位置決め制御に用いられる。
【0026】
サーボ処理回路21は、例えばハードディスクコントローラ(以下、HDCと称する)23の一部を構成しており、R/W回路20から出力されるリードパルスよりイレーズエリア36に続く基準信号を検出してスタートビットを発生し、そのスタートビットを基準にサーボ情報を取得するための各種タイミング信号を生成する機能と、サーボ情報中のシリンダアドレスを抽出してCPU25によるシーク制御に供する機能とを有している。上記各種タイミング信号には、サーボエリア32とデータエリア33とを区別するための信号として、磁気ヘッド12から読み出された信号に基づいて、サーボ情報を抽出するためのタイミングを生成するサーボゲート信号や、サーボ情報の読み込みに適したR/W回路20のAGCアンプゲインを設定するためのAGC機能をON/OFFする信号であるAGC/HOLD信号、バーストデータの読み取りタイミングを示すバーストタイミング信号等がある。
【0027】
バッファメモリ22は、ホスト(ホストシステム)から転送されて磁気ディスク11に書き込むべきライトデータ及び磁気ディスク11から読み出されてホストに転送されるリードデータを一時格納するのに用いられる。
【0028】
上記HDC23は、ホストとの間のコマンド(ライトコマンド、リードコマンド等)、データの通信と、バッファ制御と、磁気ディスク11との間のデータ転送制御等を司る。
【0029】
CPU25は、書き換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュROM26に格納されている制御プログラムに従って磁気ディスク装置(HDD)1全体の制御、サーボ処理回路21により抽出されたシリンダアドレス及びR/W回路20により抽出されたバーストデータに基づくヘッド12のシーク・位置決め制御、ホストからのリード/ライトコマンドに従うHDC23によるリード/ライト制御等を実行する。CPU25には、当該CPU25の作業領域等を提供する、例えばHDC23に内蔵されたRAM27が接続されている。なお、フラッシュROM(以下、FROMと称する)26やRAM27がCPU25に内蔵された構成とすることも可能である。また、サーボ処理回路21などをHDC23とは別のハードウェアで構成してもよい。
【0030】
次に、本実施形態の磁気ディスク装置1が備える、磁気ディスク11上のサーボエリア32からサーボ情報を抽出するタイミング信号としてのサーボゲート信号を生成のための回路構成について詳述する。
図3に示すように、FROM26には、磁気ディスク11のフォーマット情報として、セクタ長、スプリット情報、ギャップ長、ギャップ計算パラメータ等が記憶されている。
【0031】
HDC23内には、CPU25による制御下で、FROM26内からRAM27に展開されたフォーマット情報に基づいて、磁気ディスク11上のギャップ30の長さをタイミング的に演算するギャップ長演算回路42と、ギャップ長演算回路42の演算結果からユーザデータ長を求めるデータ長生成回路43と、サーボゲート信号を出力させるタイミングに関する演算を行うサーボゲートタイミング演算回路41と、サーボゲートタイミング演算回路41及びギャップ長演算回路42の演算結果に基づいて、サーボゲート信号を出力させるべきタイミングとその出力期間を設定し当該サーボゲート信号を生成するサーボゲート信号生成回路44と、サーボゲート信号生成回路44及びデータ長生成回路43で生成された信号を、リードゲート信号、ライトゲート信号及びサーボゲート信号としてR/W回路20に出力するシーケンス45とが設けられている。本実施形態では、上記ヘッドアンプ回路19、CPU25、RAM27及びサーボゲートタイミング演算回路41等がマーク検出手段や時間計測手段として機能する。
【0032】
ここで、FROM26には、サーボゲート信号を生成するために、次のような演算式が予め記憶されている。図4及び図5は、その演算式の内容を説明するためのフローチャート及びタイミングチャートである。
すなわち、FROM26には、
磁気ディスク11上におけるn−1番目の(サーボエリアSVの)サーボマークとn番目のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTSn-1
磁気ディスク11上におけるn番目のサーボマークとn+1番目のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTSn
磁気ディスク11上におけるn番目のサーボマークが検出されるタイミングと、n番目のサーボマークを含むサーボ情報に対応したサーボゲート信号の出力停止のタイミング(サーボゲート信号の立下り)との時間間隔をTnとした場合、
磁気ディスク11上におけるn番目のサーボマークが検出されたタイミングと、n+1番目のサーボマークを含むサーボ情報に対応するサーボゲート信号の出力停止のタイミング(サーボゲート信号の立下り)との時間間隔Tn+1を、求めるために、
演算式:Tn+1=Tn・TSn/TSn-1
が記憶されている。
【0033】
さらに、FROM26には、
n+1を求める場合の補助的な演算式として
演算式:Tn+1=T・TSn/TS0
が記憶されている。
すなわち、この演算式は、n番目のサーボマークが検出される直前のタイミングで、磁気ディスク11の駆動(起動)が開始がされること、すなわち磁気ディスク装置11の起動時を考慮したものである。
TS0は、隣り合うサーボマーク間の時間間隔に相当する固定的な第1の基準時間間隔である。
Tは、磁気ディスク上における任意のサーボマークが検出されるタイミングと、前記任意のサーボマークを含むサーボ情報に対応したサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔に相当する固定的な第2の基準時間間隔である。
【0034】
これにより、磁気ディスク11の駆動を開始してから直ちに、サーボゲート信号の出力期間を動的に設定することが可能になるので、ディスク媒体の起動時においも最適な状態でディスク媒体からサーボ情報を読み出すことができる。
【0035】
次に、このように構成された磁気ディスク装置1により、上記時間間隔Tn+1を求めるための方法を図4、図5に基づいて説明する。
まず、n−1の番目のサーボマーク、及びn番目のサーボマークを順にタイミング的に検出する(S1,S2)。次に、時間間隔TSn-1を計測する(S3)。TSn-1は、n+1番目のサーボマークを基準にすると2サイクル前のサーボマーク間の時間間隔である。続いて、n+1の番目のサーボマークをタイミング的に検出し(S4)、さらに時間間隔TSnを計測する(S5)。TSnは、n+1番目のサーボマークを基準にすると1サイクル前のサーボマーク間の時間間隔である。次に、n+1番目のサーボマークを基準にして1サイクル前に本工程と同一方法で算出されたTnを取得する(S6)。
【0036】
さらに、このようにして取得したサーボを行うためのパラメータを基に、前記演算式により時間間隔Tn+1を求める(S7)。すなわち、時間間隔Tn+1は、n+1番目のサーボマークを基準にすると、実質的に、1サイクル前のサーボマーク間の時間間隔と2サイクル前のサーボマーク間の時間間隔との比から、サーボゲート信号の出力停止のタイミング(サーボゲート信号の立下り)を動的に補正することが可能となる。
【0037】
したがって、本実施形態の磁気ディスク装置1では、任意のサーボマークから、1及び2サイクル前のサーボマーク間の検出タイミングの時間間隔の比を反映させたかたちで、当該任意のサーボマークを含むサーボ情報に対応するサーボゲート信号の出力期間(出力停止のタイミング)を動的に設定するので、磁気ディスク11の偏心及び回転ムラや、基準クロックのロングタイムジッタ等の影響を極力抑えることができ、磁気ディスク11からサーボ情報を常に最適な状態で読み出すことができる。
【0038】
また、本実施形態のディスク装置1では、サーボを行うために必要なパラメータの時間的な変動に対応して、サーボゲート信号をOFFにするタイミングの最適化が図られていることになるので、サーボエリア32とデータエリア33と間のギャップ30の長さを短縮させることが可能である。これにより、磁気ディスク11全体に対しデータ領域として実際に使用できる有効部分の割合、つまり磁気ディスクのフォーマット効率を向上させることができる。
【0039】
以上、本発明を実施の形態により具体的に説明したが、本発明は前記実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば上記実施形態では、サーボエリア32上でサーボマーク38よりも前段に位置するAGCエリア等に対応する読み取りタイミングの生成、つまりサーボゲート信号の立上がりのタイミングの生成については、特に説明しなかったが、例えば、1サイクル(1サーボセクタ)前のサーボマークの検出時点を基準とし、一定時間を計測することによりこれを行ってもよい。また、これに代えて、上記実施形態と同様に、サーボゲート信号の立上がりのタイミングの設定にも、任意のサーボマークから、1及び2サイクル前のサーボマーク間の検出タイミングの時間間隔の比を反映させてサーボゲート信号のタイミングを動的に設定するようにしてもよい。
【0040】
また、前述した実施形態では、本発明を磁気ディスク装置に適用した場合について説明したが、磁気ディスクとほぼ同様のフォーマット構造を採るディスク媒体のドライブ装置に本発明を適用してもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ディスク媒体上の所定のサーボマーク間の検出タイミングの時間間隔を反映させて、サーボ情報の抽出タイミングを決めるためのサーボゲート信号の出力期間を動的に設定するので、ディスク媒体の偏心及び回転ムラ等の影響を抑えたかたちで、ディスク媒体からサーボ情報を常に最適な状態で読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置を概略的に示す機能ブロック図である。
【図2】図1の磁気ディスク装置に搭載された磁気ディスクのフォーマットを模式的に示す図である。
【図3】図1の磁気ディスク装置においてサーボゲート信号を生成するための回路構成を示すブロック図である。
【図4】図3の回路構成により得られるサーボゲート信号の生成方法を説明するためのフローチャートである。
【図5】図3の回路構成により得られるサーボゲート信号の生成方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】従来の磁気ディスク装置によるサーボゲート信号の生成方法を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…磁気ディスク装置、12…磁気ヘッド、14…スピンドルモータ(SPM)、21…サーボ処理回路、23…ハードディスクコントローラ(HDC)、25…CPU、26…フラッシュROM、27…RAM、30…ギャップ、32…サーボエリア(SVエリア)、33…データエリア(Dataエリア)、38…サーボマーク、41…サーボゲートタイミング演算回路、44…サーボゲート信号生成回路。

Claims (3)

  1. サーボマークを含むサーボ情報が所定の間隔を置いて記録されたディスク媒体を駆動するためのディスク媒体駆動手段と、
    前記ディスク媒体駆動手段によって駆動された前記ディスク媒体から情報を読み出すヘッドと、
    前記ディスク媒体より前記ヘッドを通じて読み出されたリード情報から前記サーボマークを検出するマーク検出手段と、
    前記マーク検出手段によって検出された所定のサーボマーク間の時間間隔を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段によって計測された前記所定のサーボマーク間の前記時間間隔に基づいて、前記ヘッドのリード情報から前記サーボ情報を抽出するタイミングを得るためのサーボゲート信号を生成するサーボゲート信号生成手段とを具備し、
    前記サーボゲート信号生成手段によって、任意の第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応する前記サーボゲート信号が生成される場合、
    前記第1のサーボマークよりも1サイクル前の第2のサーボマークの検出時点を基準とし、この基準となる時点より一定時間を計測したタイミングで、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応した前記サーボゲート信号の出力が開始される該信号の立ち上がりのタイミングが設定され、
    さらに、前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークと前記第2のサーボマークよりも1サイクル前のn−1番目の前記第3のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTS n-1
    前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークとn+1番目の前記第1のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTS n
    前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークが検出されるタイミングと、n番目の前記第2のサーボマークを含むサーボ情報に対応したサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔をT n とすると、
    前記ディスク媒体上におけるn+1番目の前記第1のサーボマークが検出されたタイミングと、n+1番目の前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応するサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔T n+1 は、
    演算式:T n+1 =T n ・TS n /TS n-1 で与えられ、
    この演算式に基づいて、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応した前記サーボゲート信号の出力が停止される該信号の立ち下がりのタイミングが設定されることを特徴とするディスク装置。
  2. 前記所定のサーボマーク間の時間間隔に相当する固定的な第1の基準時間間隔と、
    前記ディスク上における前記第1のサーボマークが検出されるタイミングと、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応したサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔に相当する固定的な第2の基準時間間隔と
    を記憶する記憶手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. サーボマークを含むサーボ情報が所定の間隔を置いて記録されたディスク媒体を駆動する工程と、
    前記駆動された前記ディスク媒体からヘッドを通じて情報を読み出す工程と、
    前記ディスク媒体より前記ヘッドを通じて読み出されたリード情報から前記サーボマークをタイミング的に検出する工程と、
    前記検出された所定のサーボマーク間の時間間隔を計測する工程と、
    前記計測された前記所定のサーボマーク間の前記時間間隔に基づいて、前記ヘッドのリード情報から前記サーボ情報を抽出するタイミングを得るためのサーボゲート信号を生成するサーボゲート信号生成工程とを有し、
    前記サーボゲート信号生成工程によって、任意の第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応する前記サーボゲート信号が生成される場合、
    前記第1のサーボマークよりも1サイクル前の第2のサーボマークの検出時点を基準とし、この基準となる時点より一定時間を計測したタイミングで、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応した前記サーボゲート信号の出力が開始される該信号の立ち上がりのタイミングが設定され、
    さらに、前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークと前記第2のサーボマークよりも1サイクル前のn−1番目の前記第3のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTS n-1
    前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークとn+1番目の前記第1のサーボマークとが各々検出されるタイミングの時間間隔をTS n
    前記ディスク媒体上におけるn番目の前記第2のサーボマークが検出されるタイミングと、n番目の前記第2のサーボマークを含むサーボ情報に対応したサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔をT n とすると、
    前記ディスク媒体上におけるn+1番目の前記第1のサーボマークが検出されたタイミングと、n+1番目の前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応するサーボゲート信号の出力停止のタイミングとの時間間隔T n+1 は、
    演算式:T n+1 =T n ・TS n /TS n-1 で与えられ、
    この演算式に基づいて、前記第1のサーボマークを含むサーボ情報に対応した前記サーボゲート信号の出力が停止される該信号の立ち下がりのタイミングが設定されることを特徴とするディスク装置の制御方法。
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