JP2008034068A - 磁気ディスク装置、およびその制御方法 - Google Patents

磁気ディスク装置、およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サーボ検出のロバスト性が損なわれることを防止すること。
【解決手段】 位置情報および固有のサーボマークがプリサーボ方法により記録されている磁気ディスクと、リード/ライトに用いられるヘッドと、前記磁気ディスクのサーボパターン位相情報を格納する記憶装置と、シーク中に、前記サーボマークの間隔を検出する手段と、前記サーボパターン位相情報に基づいて現在のサーボ間隔位相を求める手段と、現在のシリンダアドレスから前記磁気ヘッドの移動速度と次にサーボマークを検出するシリンダアドレスを推定する手段と、推定したシリンダアドレスと前記サーボパターン位相情報とに基づいて、次のサーボ間隔位相を求める手段と、前記現在のサーボ間隔位相と前記次のサーボ間隔位相との差分と前記サーボマークの間隔とに応じて次のシリンダアドレスにおけるサーボゲートを立ち上げるタイミングを調整する手段とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリサーボ方法により磁気ディスクにサーボ情報が書き込まれた磁気ディスク装置、およびその制御方法に関する。
記憶メディアにディスクを用いたディスク記憶装置、例えば磁気ディスク装置では、当該ディスクに予め記録されたサーボ情報に基づいてヘッドを目標トラックにシークして当該トラックの目標範囲内に位置決めするのが一般的である(特許文献1)。
従来、ディスクへのサーボ情報書き込みは、ヘッド及びディスクを搭載したヘッドディスクアセンブリ(以下、HDAと称する)への組み立て後に、当該HDAをサーボトラックライタ(STW)と呼ばれるサーボ書き込み装置にセットして、当該HDA自身が有するヘッドを用いて行われていた。しかし、この方法は効率が悪い。
そこで近年のサーボ書き込み装置では、複数の磁気ディスク装置(HDA)分のディスクをスタックして、当該各ディスクに対し、各スタック位置毎に対向して設けられたサーボ情報書き込み専用のヘッドによりそれぞれサーボ情報を書き込むようになっている。このサーボ情報書き込み方法(以下、プリサーボ方法と称する)の適用により、各ディスクへのサーボ情報書き込みの効率が向上する。
ところで磁気ディスク装置には、ヘッドによるリード信号に対するA/D(アナログ/ディジタル)変換処理、ライトデータの符号化処理及びリードデータの復号化処理等の各種の信号処理を実行するリード/ライト(R/W)IC(R/Wチャネル)が設けられる。このリード/ライトICはサーボ情報の読み取り(検出)機能を有している。サーボ情報には、サーボマーク、サーボセクタアドレス、シリンダアドレス(シリンダコード)、及びバーストデータなどの各データが含まれている。したがって従来は、リード/ライトICでのサーボ情報読み取りのために、当該リード/ライトICに対して種々のタイミング信号を与える必要があった。
そこで最近のリード/ライトICは、集積回路技術の向上に伴う高機能化により、サーボゲートのタイミングが与えられるだけで、当該サーボゲートのタイミングに同期してサーボ情報読み取りに必要な各種タイミングを全て内部で生成できるようになっている。このような、サーボゲートのタイミングのみでリード/ライトICにてサーボ情報読み取りが可能な方式はシンクロナスサーボ方式と呼ばれる。シンクロナスサーボ方式を適用する磁気ディスク装置では、リード/ライトICに与えられるサーボゲートは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されたサーボ処理回路にて生成される。
特許第3695976号
サーボデータ書き込み装置によってサーボデータを書き込まれたディスク単板を磁気ディスク装置に組み込むと、シーク動作を行う場合にサーボ間隔の変動が生じ、サーボパターンに対するサーボゲートのタイミングが変動してサーボ検出のロバスト性が損なわれることがある。
本発明の目的は、サーボ検出のロバスト性が損なわれることを防止することが可能な磁気ディスク装置、およびサーボ検出方法を提供することにある。
本発明の一例に係わる磁気ディスク装置は、位置情報および固有のサーボマークを含むサーボ情報が予め同一円周上に等間隔でプリサーボ方法により記録されている記録面を備えた磁気ディスクと、前記磁気ディスクの記録面に対応して設けられ、対応するディスクを対象とするリード/ライトに用いられるヘッドと、前記磁気ディスクのサーボパターン位相情報を格納する記憶装置と、シーク中に、前記サーボマークの間隔を検出する手段と、前記サーボパターン位相情報に基づいて現在のサーボ間隔位相を求める手段と、現在のシリンダアドレスから前記磁気ヘッドの移動速度と次にサーボマークを検出するシリンダアドレスを推定する手段と、推定したシリンダアドレスと前記サーボパターン位相情報とに基づいて、次のサーボ間隔位相を求める手段と、前記現在のサーボ間隔位相と前記次のサーボ間隔位相との差分と前記サーボマークの間隔とに応じて次のシリンダアドレスにおけるサーボゲートを立ち上げるタイミングを調整する手段とを具備することを特徴とする。
サーボ検出のロバスト性が損なわれることを防止することが可能になる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる磁気ディスク装置およびサーボライト装置の概略構成を示す図である。
図1の磁気ディスク装置(以下、HDDと称する)において、11はデータが磁気記録される記録媒体としてのディスク(磁気ディスク)である。ディスク11の各記録面側には、当該ディスク11へのデータ書き込み(データ記録)及び当該ディスク11からのデータ読み出し(データ再生)に用いられるヘッド(磁気ヘッド)12がそれぞれ設けられている。ここでは、2枚のディスク11には、プリサーボ方法により予めサーボ情報が記録されているものとする。なお、ディスクは2枚である必要はなく、1枚以上のディスクが配置されたHDDであればよい。
各ディスク11の各記録面には、図2(a)に示すように、複数のサーボ領域110がディスク中心から放射状に且つディスク円周方向に等間隔で配置されている。サーボ領域110には、ヘッド12のシーク・位置決め制御等に用いられるサーボ情報が記録されている。ディスク11の各記録面にはまた、同心円状の多数のトラック111が形成されている。サーボ領域110の間は、ユーザデータ領域112となっており、当該データ領域112にはデータセクタが複数個配置されている。
サーボ領域110は、図2(b)に示すように、プリアンブル領域113と、サーボマーク領域114と、グレイコード領域115と、バースト領域116とを有している。プリアンブル領域113は、信号の振幅を安定化するのに用いられる一定の周波数の信号が記録されたAGC(Automatic Gain Controll)領域及びイレーズ部を含む。サーボマーク領域114には、サーボ領域(に記録されているサーボ情報)識別用の固有のマーク(サーボマーク)が記録されている。ここでは、サーボマークは、“14h”(末尾のhは16進表現であることを示す)である。グレイコード領域115には、該当するサーボ領域に固有のアドレス(サーボセクタアドレス)及び該当するトラックのシリンダアドレス(シリンダコード)がグレイコードで記録されている。バースト領域116には、グレイコード領域115中のシリンダアドレスの示すシリンダ内の位置誤差を波形の振幅で示すための位置誤差信号(Positional Error Signal)であるバーストデータ(PES情報)が記録されている。つまり、サーボ領域110に記録されるサーボ情報は、サーボマークと、サーボセクタアドレスと、位置情報としてのシリンダアドレス及びバーストデータとを含んでいる。
再び図1を参照すると、ディスク11はスピンドルモータ(以下、SPMと称する)13により高速に回転する。ヘッド12はヘッド移動機構としてのアクチュエータ(ロータリ型ヘッドアクチュエータ)14に取り付けられており、当該アクチュエータ14の回動(角度回転)に従ってディスク11の半径方向に移動する。これにより、ヘッド12は、目標トラック上にシーク・位置決めされるようになっている。アクチュエータ14は、当該アクチュエータ14の駆動源となるボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)15を有しており、当該VCM15により駆動される。ディスク11の最外周側には、HDDのアイドル状態への遷移時に、各ヘッド12をリトラクトさせておくためのヘッド退避領域(パーキング領域)を各記録面毎に有するランプ機構(図示せず)が配置されている。
SPM13は、SPMドライバ16から供給される駆動電流(SPM電流)により駆動される。VCM15は、VCMドライバ17から供給される駆動電流(VCM電流)により駆動される。本実施形態において、SPMドライバ16及びVCMドライバ17は、1チップに集積回路化されたドライバIC18によって実現されている。SPMドライバ16からSPM13に、VCMドライバ17からVCM15に、それぞれ供給される駆動電流を決定するための値(操作量)は、CPU24により決定されて、D/A(ディジタル/アナログ)コンバータ(D/A)18a、D/Aコンバータ18bを介して与えられる。
ヘッド12はフレキシブルプリント配線板(FPC)に実装されたヘッドIC19と接続されている。ヘッドIC19はヘッド12により読み出されたリード信号を増幅するリードアンプ、及びライトデータをライト電流に変換するライトアンプを有する。ヘッドIC19は、リード/ライトIC(以下、R/Wチャネルと称する)20と接続されている。
R/Wチャネル20は、リード信号に対するA/D(アナログ/ディジタル)変換処理、ライトデータの符号化処理及びリードデータの復号化処理等の各種の信号処理を実行する。
R/Wチャネル20は、サーボ処理回路21からのサーボゲートSVGATEの立ち上がり(前縁)のタイミングに応じてサーボ情報を構成する各データを検出するための内部タイミング信号を生成する機能と、この内部タイミング信号に応じてサーボ情報を構成する各データ、つまりサーボマーク、グレイコード、及びバーストデータを検出する機能とを有している。
またR/Wチャネル20は、自身が検出したサーボマークを、その検出レベルに応じて、つまり完全にサーボマークとして認められるか、或いはほぼサーボマークとして認められるかなどに応じて品質分けし、その品質を表すサーボマーク品質情報をサーボマーク検出に同期してサーボ処理回路21にシリアル転送すると共に、サーボマークに続いて検出されたグレイコード及びバーストデータ(但しA/D変換後のバーストデータ)もサーボ処理回路21にシリアル転送する機能を有している。ここで、R/Wチャネル20からサーボ処理回路21に転送されるサーボマーク品質情報は4ビットで構成され、先頭ビットは“1”である。この先頭ビット“1”により、R/Wチャネル20からサーボ処理回路21へのサーボ情報の転送(ここでは、サーボマークに後続するグレイコード及びバーストデータ)の開始が示される。
サーボ処理回路21は、R/Wチャネル20から転送されるサーボマーク品質情報の先頭ビット“1”によりサーボ情報の転送開始を判断して、当該先頭ビットから始まる4ビットの品質情報をデコードし、R/Wチャネル20にてサーボマーク(AGC数ビットから続く“14h”)が正しく検出されたことが示されている場合、サーボ領域の基準位置を表すスタートビットSBを出力する機能と、このスタートビットSBのタイミングで開始される時間計測の結果に基づいてサーボゲートSVGATEを生成する機能とを有する。サーボ処理回路21はまた、R/Wチャネル20から転送されるグレイコードをデコードしてサーボセクタアドレス及びシリンダアドレスに変換すると共に、これらのサーボセクタアドレス、シリンダアドレス及びバーストデータを後述するサーボレジスタに保持する機能を有する。
ディスクコントローラ23は、ホストとの間のコマンド(ライトコマンド、リードコマンド等)、データの通信と、バッファメモリ22の制御と、ディスク11との間のデータ転送制御等を司る。
CPU24は、例えば書き換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ(以下、FLASHと称する)25に格納されている制御プログラム(以下、FW(Firmware)と称する)に従って装置(HDD)全体の制御、ホストからのリード/ライトコマンドに従うディスクコントローラ23によるリード/ライト制御、ヘッド12を目標トラックにシーク・位置決めする制御等を実行する。このシーク・位置決め制御のために、CPU24はサーボ処理回路21のサーボレジスタに保持されたシリンダアドレス及びバーストデータをレジスタ読み込みで取得する。FLASH25には、FWの他に、へッド切り替え時におけるヘッド位置の予測値の適用判定に必要な後述するパラメータ値が予め格納されている。CPU24には、当該CPU24の作業領域等を提供するRAM26が接続されている。なお、FLASH25及びRAM26がCPU24に内蔵された構成とすることも可能である。
次に図1のHDDの動作を説明する。まず、図1のHDDにおけるサーボゲート制御の概要について説明する。
本実施形態では、図1のHDDに搭載されたディスク11には、サーボ情報がサーボトラックライタを用いたプリサーボ方法により記録されている。ここで、図3に、サーボトラックライタのヘッドのピボットと磁気ディスク装置でヘッドのピボットとの間の距離が違う場合に発生する半径位置によるヘッド軌跡の差を示す。
通常、サーボトラックライタは半径位置にかかわらず固定のタイミングでサーボパターンを書き込んでいるため、図4に示すように、半径位置によりスピンドルモータの回転軸が一周する度に発生するSPDTACH信号とセクタ0のサーボ検出信号の間隔T1、T2、T3は変動する。
つまり、シーク動作中にサーボゲートタイミングが同期していなくなる可能性がある。そこで本実施形態では、シーク時のサーボ間隔を推定して補正するためのサーボゲート制御を行う。このコントロールは、基本的にサーボ処理回路21(を実現するASIC)により行われる。
図5はHDDで求めたサーボパターンの位相ずれのデータである。ヘッドが特定のシリンダに追従しているトラッキング制御では、サーボとサーボの間隔は偏心や回転変動の影響を除けば一定であるが、半径位置を変えるシーク動作では特定セクタNから次のセクタN+1までの時間はセクタNの半径位置とセクタN+1の半径位置に依存する。この時間の変動はシーク中のサーボパターンのタイミング変動になる為、特定のタイミングでのサーボパターンを期待しているシンロナスサーボ方式でははサーボ検出のロバスト性が損なわれる。
そこで、本装置ではシーク時にサーボゲートSVGATEを立ち上げるタイミングをシリンダに応じて調整している。以下の処理はサーボパターン情報検出部としてのサーボ処理回路21によって行われる。なお、FLASH25に格納されたプログラムをCPU25が実行することによってサーボパターン情報検出部の機能を実現しても良い。
サーボゲートSVGATEの調整法を説明する前に、調整を行うのにサーボ間隔ずれのタイミングを測定する必要がある。このサーボ間隔ずれのタイミング測定方法を図6を参照して説明する。まず、シークするシリンダNとしてシリンダ0を指定する(ステップS11)。シリンダ0にシークして(ステップS12)、1周に1回発生するSPM13の逆起電圧検出信号SPDTACHを検出した時刻Sを測定する(ステップS13)。
次にセクタ0でのサーボ検出信号を検出した時刻Tを測定する(ステップS14)。二つの時刻の差分(T−S、セクタ位相時間)とシークしているシリンダ番号とのペアをディスク装置のFLASH25に保存する(ステップS15)。この動作を繰り返し(ステップS16,S17、ステップS12〜ステップS15)、外周から内周までSPDTACHを検出してからセクタ0を検出するまでの時間をそれぞれ測定することによってサーボパターン位相情報が得られる。
次に、実際のサーボゲートSVGATEを開けるタイミングの調整方法について図7および図8を参照して説明する。以下の処理はサーボ処理回路21によって行われる。
現在のサーボマーク間隔SVINT(=SYNC_SGLOW+SGLOW_SGHIGH+SGHIGH_SYNC)を測定する(ステップS21)。その後、現在シーク中であるか否かを判別する(ステップS22)。シーク中であると判別した場合、現在のシリンダアドレスから現在のゾーンを求める(ステップS23)。ついで、FLASH25に格納されているサーボパターン位相情報から現在のサーボ間隔位相CURRENT_PHASEを求める(ステップS24)。前回のシリンダアドレスからヘッド12の移動速度と次回のシリンダアドレスを推定する(ステップS25)。推定したシリンダアドレスのサーボ間隔位相NEXT_PHASEをサーボパターン位相情報から求める(ステップS26)。
つぎに、新しいサーボ間隔NEW_SGLOW_COUNTを次式で求める(ステップS27)。
NEW_SGLOW_COUNT=SVINT−SYNC_SGLOW−SGHIGH_SYNC_IDEAL−(CURRENT_PHASE−NEXT_PHASE)
なお、SGHIGH_SYNC_IDEALは設計値である。
そして、NEW_SGLOW_COUNTに基づいてサーボゲートの立ち上がりの立ち上がり(前縁)のタイミングを修正して、サーボゲートを生成する。
実際、SYNC_SGLOWおよびSGHIGH_SYNCは固定値なので、NEW_SGLOW_COUNTとなるように、SGLOW_SGHIGHを調整する。
ステップS22において、シーク中ではないと判別した場合、NEW_SGLOW_COUNTを次式で求める(ステップS28)。
NEW_SGLOW_COUNT=SVINT−SYNC_SGLOW−SGHIGH_SYNC_IDEAL
そして、NEW_SGLOW_COUNTに基づいてサーボゲートの立ち上がりの立ち上がり(前縁)のタイミングを修正して、サーボゲートを生成する。
上述したように、サーボパターン軌跡とヘッド軌跡の差によるシーク時のサーボ間隔を推定して補正することにより、プリアンブル信号の時間の変動を無くし、サーボ検出のタイミングマージンを上げて偏心やスピンドルモータによる回転変動に対してより安定したシーク動作が実現できる。
なお、サーボパターン位相情報は、HDD毎に求めてFLASH25に格納しても良いが、複数のHDDで求められたサーボパターン位相情報の推定値を格納しても良い。この場合、サーボパターン情報検出部は必要ない。また、サーボパターン情報をシミュレーションによって求めても良い。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図。 図1中のディスクのフォーマットの概念と、ディスクに記録されているサーボ領域と、サーボ領域のデータフォーマットの概念とを示す図。 サーボトラックライタのヘッドのピボットと磁気ディスク装置でヘッドのピボットとの間の距離が違う場合に発生する半径位置によるヘッド軌跡の差を示す図。 半径位置によりスピンドルモータの回転軸が一周する度に発生するSPDTACH信号とセクタ0のサーボ検出信号の間隔T1、T2、T3が変動する様子を示す図。 HDDで求めたサーボパターンの位相ずれを示す図。 サーボ間隔ずれのタイミング測定方法の処理の手順を示すフローチャート。 サーボゲートを開けるタイミングの調整方法の処理の手順を示すフローチャート。 サーボゲートタイミングの演算を説明するための図。
符号の説明
11…ディスク,12…ヘッド,13…スピンドルモータ,14…アクチュエータ,20…リード/ライトIC,21…サーボ処理回路,22…バッファメモリ,23…ディスクコントローラ,24…CPU,25…フラッシュROM,26…RAM,110…サーボ領域,111…トラック,112…ユーザデータ領域,114…サーボマーク領域,115…グレイコード領域,116…バースト領域

Claims (4)

  1. 位置情報および固有のサーボマークを含むサーボ情報が予め同一円周上に等間隔でプリサーボ方法により記録されている記録面を備えた磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクの記録面に対応して設けられ、リード/ライトに用いられるヘッドと、
    前記磁気ディスクのサーボパターン位相情報を格納する記憶装置と、
    シーク中に、前記サーボマークの間隔を検出する手段と、
    前記サーボパターン位相情報に基づいて現在のサーボ間隔位相を求める手段と、
    現在のシリンダアドレスから前記磁気ヘッドの移動速度と次にサーボマークを検出するシリンダアドレスを推定する手段と、
    推定したシリンダアドレスと前記サーボパターン位相情報とに基づいて、次のサーボ間隔位相を求める手段と、
    前記現在のサーボ間隔位相と前記次のサーボ間隔位相との差分と前記サーボマークの間隔とに応じて次のシリンダアドレスにおけるサーボゲートを立ち上げるタイミングを調整する手段とを具備することを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 前記サーボパターン情報を求めるためのサーボパターン情報検出部を更に有し、
    前記サーボパターン情報検出部は、シリンダアドレス毎にスピンドルモータが逆起電圧検出信号を出力してから基準セクタを検出するまでの時間を測定することを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 位置情報および固有のサーボマークを含むサーボ情報が予め同一円周上に等間隔でプリサーボ方法により記録されている記録面を備えた磁気ディスクを有する磁気ディスク装置の制御方法であって、
    シーク中に、サーボパターン位相情報に基づいて現在のサーボ間隔位相を求め、
    現在のシリンダアドレスから前記磁気ヘッドの移動速度と次にサーボマークを検出するシリンダアドレスを推定し、
    推定したシリンダアドレスとサーボパターン位相情報とに基づいて次のサーボ間隔位相を求め、
    前記現在のサーボ間隔位相と前記次のサーボ間隔位相との差分に応じて次のシリンダアドレスにおけるサーボゲートを開けるタイミングを調整することを特徴とする磁気ディスク装置の制御方法。
  4. 前記サーボパターン情報を求めるために、シリンダアドレス毎に、スピンドルモータが逆起電圧検出信号を出力してから基準セクタを検出するまでの時間を測定することを特徴とする請求項3記載の磁気ディスク装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010098207A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Nippon Soken Inc トランス

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