JP2003186182A - レーザー製版方法 - Google Patents
レーザー製版方法Info
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Abstract
光線によって画像露光させることにより、画像形成済み
の画像形成材料を作製するレーザー製版方法であって、
支持体上に感光性層を形成する際、塗布した感光性層溶
液だけを短時間で乾燥させ、効率的に画像形成材料を作
製できるレーザー製版方法を提供する。 【解決手段】 レーザー製版方法は、感光性画像形成材
料を構成するにあたり、近赤外吸収色素含有の感光性層
を支持体上に設け且つ光強度密度100Wcm-2以下の
近赤外光を0.1秒以上照射して感光性層を熱乾燥させ
る。そして、レーザー光線により毎秒0.1m以上の走
査速度で走査画像露光を行い、次いで、製版処理を施し
て感光性層により画像形成する。
Description
装置において好適に実施し得るレーザー製版方法であっ
て、支持体上に塗布形成した感光性層をレーザー光線に
よって画像露光させることにより、画像形成済みの画像
形成材料を作製するレーザー製版方法に関し、更に詳し
くは、支持体上に感光性層を形成する際に特定の光強度
密度で特定の時間だけ近赤外光を照射することによって
加熱処理を施すレーザー製版方法に関する。斯かるレー
ザー製版方法は、平版印刷版、配線板レジスト、校正用
カラープルーフ、グラビア用銅レジスト、カラーフィル
ター、プラズマディスプレー等に使用される画像形成材
料の作製に好適である。
歩に伴い、デジタル画像情報から、銀塩マスクフィルム
への出力を行わずに、レーザー光により直接画像を形成
するCTP(Computer to Plate)シ
ステムが注目されており、特に、高出力の半導体レーザ
ーやYAGレーザー等を使用するCTPシステムは、製
版工程の短縮化、作業時の環境光、製版コスト等の面か
ら、その実用化が急速に進みつつある。
版としては、近年、赤外レーザー光を用い、露光部の現
像液に対する溶解性を変化させることによって画像形成
可能な感光性組成物の層(感光性層)を支持体表面に有
する感光性平版印刷版が提案されている(例えば、特開
平9−43847号、特開平10−268512号、特
開平11−84657号、特開平11−174681
号、特開平11−194504号、特開平11−223
936号等の各公報、WО97/39894号、WО9
8/42507号等の各明細書参照)。
平版印刷版がo−キノンジアジド化合物などの光分解と
いう化学的変化により現像液に対する露光部の溶解性を
増大させることによって画像を形成していたのに対し、
例えば赤外吸収色素などの赤外光を吸収して熱に変換す
る物質とノボラック樹脂等のアルカリ可溶性樹脂とを主
な感光性成分とし、赤外レーザー光の露光で発生する熱
による樹脂の構造転移などの物理的変化によって現像液
に対する露光部の溶解性を増大させるものであり、斯か
る感光性平版印刷版は、o−キノンジアジド化合物の様
な白色光に感光する物質を含有させる必要がないことか
ら、白色灯下でも取り扱えるという利点を有する。
製するレーザー製版装置としては、機上において印刷版
支持体上に感光性層溶液を塗布し、加熱処理を施して感
光性層を形成した後、レーザー光線による画像露光を行
い、次いで、アルカリ現像を施して画像形成するレーザ
ー製版装置、更には、前記の機能に加え、印刷に使用済
みの平版印刷版の感光性層を機上で除去した後、印刷版
支持体を再生し、次いで、再生した支持体上に再び感光
性層を塗布形成することにより、平版印刷版を再生する
レーザー製版装置が注目されている。
レーザー製版装置は、支持体上に感光性層を形成する
際、レーザー製版機の画像形成材料固定用ドラム(版
胴)上にてドライヤー等の加熱装置により乾燥処理を行
った場合、熱風の一部しか加熱に利用できないため、製
版効率が極めて低いと言う問題がある。他方、大型の加
熱装置を使用した場合には、装置内での配置上の制約に
加え、実際、乾燥処理によりドラム支持体の温度が著し
く上昇し、ドラムの支持体が変形すると言う問題があ
る。従って、上記のレーザー製版装置においては、装置
本体の温度を上昇させることなく、感光性層のみを高温
加熱し得る手段が強く望まれている。
のであり、その目的は、支持体上に塗布形成した感光性
層をレーザー光線によって画像露光させることにより、
画像形成済みの画像形成材料を作製するレーザー製版方
法であって、支持体上に感光性層を形成する際、塗布し
た感光性層溶液だけを短時間で乾燥させ、効率的に画像
形成材料を作製できるレーザー製版方法を提供すること
にある。
め、本発明のレーザー製版方法は、近赤外吸収色素含有
の感光性層を支持体上に設け且つ光強度密度100Wc
m-2以下の近赤外光を0.1秒以上照射して感光性層を
熱乾燥させることにより感光性画像形成材料を構成した
後、レーザー光線により毎秒0.1m以上の走査速度で
走査画像露光を行い、次いで、製版処理を施して感光性
層により画像形成することを特徴とする。
支持体上に設けた際、近赤外吸収色素を含有する感光性
層に対し、100Wcm-2、好ましくは10Wcm-2以
下の比較的低い光強度密度にて近赤外光を0.1秒以上
の比較的長い時間照射し、感光性層中の近赤外吸収色素
によって光を熱に変換することにより、感光性層を加熱
処理する。その結果、感光性層の構成においては、感光
性層のみが発熱加熱されるため、画像形成材料のドラム
支持体の大きな温度上昇を惹起することなく、かつ、通
常の熱乾燥機を使用したのと同様の加熱効果が得られ
る。
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のレーザー製
版方法の実施に好適な一例としてのレーザー製版装置の
概念を示す縦断面図である。
外吸収色素含有の感光性層を支持体上に設け且つ近赤外
光を照射して感光性層を熱乾燥させることにより感光性
画像形成材料を構成した後、レーザー光線により走査画
像露光を行い、次いで、製版処理を施して感光性層によ
り画像形成する製版方法である。そして、本発明のレー
ザー製版方法は、図1に示す様なレーザー製版装置、す
なわち、例えば平版印刷版(画像形成材料)を機上製版
して印刷する平版印刷機としてのレーザー製版装置であ
って、画像形成材料固定用ドラム、版材供給機構、製版
処理剤供給機構および露光機構を少なくとも有するレー
ザー製版装置において好適に実施される。
ラムとしての版胴(21)、ブランケット胴(22)及
び圧胴(23)の各胴間を離間可能にすると共に圧胴
(23)への紙の送給停止制御を可能とし、版胴(2
1)に対し、インク着肉装置(6)のインク付けローラ
ー及び湿し装置(7)の水付けローラーを離間可能に
し、そして、支持体固定手段(31)、版材供給機構
(4)、光加熱式乾燥機構(9)、露光機構(5)の他
に、後述する版材除去機構などを配置し、更に、前面が
開放されたスライド可能なケーシング(1)に全体を収
容した点を除き、従来公知の平版印刷機と同じである。
ット胴(22)及び圧胴(23)に偏芯ブッシュを使用
する等の適宜の機械的手段により、また、版胴(21)
に対する着肉装置(6)のインク付けローラー及び湿し
装置(7)の水付けローラーの離間は、版胴(21)に
設けられたカムと各ローラーに設けられたリンク等の適
宜の機械的手段により行うことが出来る。上記の支持体
固定手段(31)は、例えば、版胴(21)上の溝内に
支持体(3)の両端部を挿入してクサビ止めする構造の
手段により行うことが出来る。
液供給機構(81)、必要に応じて設けられる版材剥離
ローラー(82)、洗浄水供給機構(83)、廃液回収
機構(84)及びエアー式乾燥機構(85)から成る。
そして、図1に例示する装置においては、版材供給機構
(4)、版材溶解液供給機構(81)及び洗浄水供給機
構(83)は、何れも、受液バケットと当該受液バケッ
ト内に部分的に挿入配置されたローラーにて構成され、
廃液回収機構(84)は、受液バケットと当該受液バケ
ット内に部分的に挿入配置され且つ必要に応じて吸引可
能になされたローラー(支持体(3)と略同一長さのロ
ーラー)にて構成され、また、エアー式乾燥機構(8
5)はブロー用ファンにて構成される。
(81)及び洗浄水供給機構(83)は、上記のローラ
ー機構の他、スプレー装置によって構成することが出来
る。また、版材剥離ローラー(82)は、例えば、ロー
ラー表面に適当な摩擦抵抗性あるいは粘着性を付与して
構成することも出来る。
(81)、版材剥離ローラー(82)、洗浄水供給機構
(83)、廃液回収機構(84)及びエアー式乾燥機構
(85)は、例えば、版胴(21)に対向して配置され
たラック状架台に搭載され且つラック・ピニオンの歯車
機構により上昇下降可能に構成することが出来る。斯か
る構成により、製版、印刷、再生の各工程に必要な要素
がその都度に版胴(21)に近接配置される。
ーに基づき、感光性版材を構成するポジ感光性組成物の
硬化反応に適応した波長の光を照射する光学機器にて構
成される。露光機構(5)光源としては、好ましくは、
アルゴンイオンレーザー、He−Neレーザー、He−
Cdレーザー、ルビーレーザー、YAGレーザー、半導
体レーザー等の300〜1300nmに発光波長を有す
るレーザーを適宜使用することが出来る。特に、発光波
長が400〜420nmの青紫外光源としては、5〜1
00mWの半導体レーザーが挙げられ、発光波長が70
0〜1300nmの近赤外光源としては、30mW〜4
0Wの半導体レーザー、YAGレーザーが挙げられる。
露光機構(5)による露光操作においては、通常、5〜
20μmのスポット径にレーザービームを集光し、0.
1〜500m/秒のスポット速度で走査する。
ケット胴(22)との間に汚染防止トレー(86)をス
ライド可能に配置させることが出来る。また、斯かる汚
染防止トレー(86)は、ブランケット胴(22)と圧
胴(23)との間に配置させることも出来る。汚染防止
トレー(86)のスライド機構は、例えば、ラック・ピ
ニオンの歯車機構により構成することが出来る。
のスライドは、例えば、床に設置された案内レール(図
示せず)によって容易に行うことが出来る。また、ケー
シング(1)の天井部に設置された除塵フイルター(1
1)としては、適宜の市販品を使用することが出来る。
なお、図1中の符号(12)は、必要に応じてケーシン
グ(1)の底部に設けられた排気ダクトである。
各手段および機構などは当業者にとっては、周知・慣用
手段に基づいて容易に構築することが出来る。本発明に
おいては、支持体(3)上に感光性層を設けて感光性画
像形成材料を構成する際、所定波長の近赤外光を照射し
て熱乾燥させることが重要である。上記のレーザー製版
装置においては、上記の光加熱式乾燥機構(9)によっ
て感光性層の熱乾燥を行う様になされている。
とも700〜1300nmの発光波長を有し、光強度密
度が100Wcm-2以下、好ましくは50Wcm-2以
下、更に好ましくは10Wcm-2以下である限り、各種
の光源を使用することが出来る。好ましい光源として
は、ハロゲンランプ、キセノンランプ、高圧水銀灯、低
圧水銀灯、超高圧水銀灯、タングステンランプ等のラン
プ光源、半導体レーザー、YАGレーザー等のレーザー
光源を挙げることが出来る。上記の光源の中では、特
に、近赤外光の発光効果に優れるハロゲンランプが好ま
しく、更には、1200nmに発光ピークを有するハロ
ゲンランプが好ましい、また、これらの光源は必要に応
じ、UV−可視光領域をフィルターにより遮光すること
が出来る。
の様な発光波長で且つ光強度密度の光源を使用する理由
は次の通りである。すなわち、画像形成材料(例えば平
版印刷版)の加熱処理において著しく光強度密度が高い
場合は感光性層の変化を生じ易い。また、光照射時間が
著しく短い場合は十分な加熱効果が得られない。更に、
短時間の照射で高い光強度密度の光照射を行った場合に
は、感光性層の画像形成作用が発現するため、ポジ型感
光性層であれば、感光性画像の膜べりを生じ易く、ま
た、ネガ型感光性層であれば、非画像部の感光性層の残
留を生じ、何れの方式の感光性層においても好ましくな
い。
1)、ブランケット胴(22)および圧胴(23)から
成る印刷部を備え、製版、印刷、再生の各工程を繰り返
し行うレーザー製版装置としての上記の平版印刷機上に
おいて好適に実施される。以下、上記の平版印刷機の各
工程と共に、本発明のレーザー製版方法を説明する。
1)、ブランケット胴(22)および圧胴(23)の各
胴間を離間状態にし且つ圧胴(23)への紙の送給を停
止した状態とした後、(A):画像形成材料固定用ドラ
ムとしての版胴(21)上に固定した支持体(3)上に
版材供給機構(4)からポジ感光性組成物から成る感光
性版材を供給塗布し、塗布した感光性版材に対して光加
熱式乾燥機構(9)により上記の特定波長の近赤外光を
上記の光強度密度で照射することにより熱乾燥させ、そ
して、感光性平版印刷版(画像形成材料)を構成する。
されたアルミニウム板を使用することが出来る。感光性
版材を構成するポジ感光性組成物としては、画像露光光
源の光を吸収して熱に変換する光熱変換物質(a)とア
ルカリ可溶性樹脂(b)を含有するものであれば特に制
限されず、従来公知のこの様なポジ感光性組成物を制限
なく使用することが出来る。
熱変換物質が画像露光光源の光を吸収して発生する熱の
作用により分解する熱分解性物質(以下、「熱分解性物
質」と称することがある)を含有しないことが好まし
い。上記の熱分解性物質は、特開平7−28527号公
報に記載されている様なオニウム塩、ジアゾニウム塩お
よびキノンジアジド化合物である。斯かる熱分解性物質
を含有しない感光性組成物は、紫外線領域の光に実質的
に感受性を有さず、白色灯下で取り扱うことが可能とな
る。
感受性を有さないとは、360〜450nmの波長の光
による照射の前後で、アルカリ現像液に対する溶解性に
実質的有意差を生じず、実用的な意味での画像形成能を
有さないことを意味する。例えば、白色蛍光灯(三菱電
機社製36W白色蛍光灯「ネオルミスーパーFLR40
S−W/M/36」)の400ルクスの光強度照射下に
10時間放置した後の組成物のアルカリ現像液に対する
溶解性が放置前に比して実質的変化を生じない結果を示
すことを言う。
露光光源の光を吸収して熱に変換する光熱変換物質とし
ては、例えば、波長域が通常650〜1300nm、好
ましくは800〜1300nmの近赤外線領域の一部ま
たは全部に吸収帯を有する有機または無機の顔料、染
料、有機色素、金属、金属酸化物、金属炭化物、金属硼
化物などが挙げられる。これらの中では光吸収色素が特
に有効である。斯かる光吸収色素は、前記波長域の光を
効率よく吸収する一方、紫外線領域の光は殆ど吸収しな
いか、吸収しても実質的に感応せず、白色灯に含まれる
様な弱い紫外線によっては感光性組成物を変成させる作
用のない化合物である。なお、本発明では、後述する様
に、感光性層を熱乾燥させるために近赤外吸収色素を用
いる。そのため、光熱変換物質としても近赤外吸収色素
を用いることが好ましい。
素原子、硫黄原子などを含む複素環などがポリメチン
(−CH=)n で結合された、広義の所謂シアニン系色
素が代表的なものとして挙げられる。具体的には、例え
ば、キノリン系(所謂、狭義のシアニン系)、インドー
ル系(所謂、インドシアニン系)、ベンゾチアゾール系
(所謂、チオシアニン系)、アミノベンゼン系(所謂、
ポリメチン系)、ピリリウム系、チアピリリウム系、ス
クアリリウム系、クロコニウム系、アズレニウム系など
が挙げられる。これらの中では、キノリン系、インドー
ル系、ベンゾチアゾール系、アミノベンゼン系、ピリリ
ウム系またはチアピリリウム系が好ましい。その他に、
アミニウム系、イモニウム系、フタロシアニン系、アン
トラキノン系などの各色素も代表的なものとして挙げら
れる。これらの中では、アミニウム系またはイモニウム
系色素が好ましい。
基本的には、光熱変換物質との組合せにおいて、露光部
と未露光部とが主として化学変化以外の変化によって、
アルカリ現像液に対する溶解性に差を生じる高分子であ
り、当然ながら、高分子自体が、主として化学変化以外
の変化によって、アルカリ現像液に対する溶解性が変化
する高分子化合物である場合を含む。斯かる高分子とし
ては、ノボラック樹脂、レゾール樹脂、ポリビニルフェ
ノール樹脂、アクリル酸誘導体の共重合体などのアルカ
リ可溶性樹脂などが挙げられる。これらの中では、フェ
ノール性水酸基を有する樹脂、特に、ノポラック樹脂お
よび/またはフェノール樹脂を含有する高分子が好まし
い。
ジ感光性組成物は好適な例である。
ン鎖を介して複素環が結合した構造のシアニン系、アミ
ニウム系またはイモニウム系の光熱変換物質(b)に感
光性層の表面硬度を高めるため、(c)成分としてビニ
ルオキシ化合物(特開平11−231515号公報)又
はアシルオキシアルコキシ化合物(特開平11−231
513号公報)を含有させたポジ感光性組成物。
ン鎖を介して複素環が結合した構造のシアニン系、アミ
ニウム系またはイモニウム系光熱変換物質(b)に画像
再現性を高めるため、(c)成分として酸発色性色素
(特開平11−190903号公報)又は塩基発色性色
素(特開平11−143076号公報)を含有させたポ
ジ感光性組成物。
ン鎖を介して複素環が結合した構造のシアニン系、アミ
ニウム系またはイモニウム系光熱変換物質(b)に耐印
刷性を向上させるため、(c)成分としてエステル化合
物含有させたポジ感光性組成物(特開平11−2880
89号公報)。
及び(3)が耐刷性および画像形成に優れて好ましい。
更に、ポジ型感光性組成物は熱架橋性化合物を含有して
いてもよい。斯かる熱架橋性化合物としては、架橋性を
有する窒素化合物が挙げられ、好ましくはアミノ基を有
する化合物であり、より具体的には、例えば、官能基と
して、メチロール基、それのアルコール縮合変性したア
ルコキシメチル基、アセトキシメチル基などを2個以上
有するアミノ化合物が挙げられる。アミノ基を有する化
合物の中でも、複素環構造、特に含窒素複素環構造を有
する化合物が好ましく、特にメラミン骨格を有する化合
物が好ましい。斯かる熱架橋性化合物としては、特開平
11−202481号公報に記載の熱架橋性化合物など
が挙げられる。
感光性版材を供給塗布して感光性層を構成する際、塗布
した感光性版材に対して光加熱式乾燥機構(9)により
上記の特定波長の近赤外光を100Wcm-2、好ましく
は10Wcm-2以下の光強度密度で0.1秒以上、好ま
しくは1秒以上照射することにより熱乾燥させる。すな
わち、本発明においては、近赤外吸収色素を含有する感
光性層に対し、上記の様な比較的低い光強度密度にて近
赤外光を比較的長い時間照射し、感光性層中の近赤外吸
収色素によって光を熱に変換することにより、感光性層
を加熱処理する。その結果、感光性層の構成において
は、感光性層のみが発熱加熱されるため、画像形成材料
のドラム支持体の大きな温度上昇を惹起することなく、
かつ、通常の熱乾燥機を使用したのと同様の加熱効果を
得ることが出来る。
光性平版印刷版(画像形成材料)を画像露光した後、
(C):画像露光済み感光性平版印刷版上に製版処理剤
供給機構から製版処理剤を供給し、更に、必要に応じて
物理的刺激を与え、そして、画像を形成する。
印刷版の感光層の種類によっては、版胴(21)とブラ
ンケット胴(22)を接触回転させる様な物理的刺激を
与える必要はなく、版胴(21)とブランケット胴(2
2)とを離間状態にしたまま版胴(21)を回転させる
だけでもよい場合がある。また、製版処理剤としては、
露光部に浸透して当該露光部おける支持体と感光層との
接着強度を低下させる様な親水化剤(浸透剤)、例え
ば、水、湿し水、界面活性剤、有機溶剤、アルカリ剤な
どを使用することが出来るが(特開平11−10827
号公報参照)、特にアルカリ剤が好ましい。通常、これ
ら製版処理剤は、画像形成後、水洗処理または印刷によ
り除去される。
(D):上記の様に画像形成された感光性平版印刷版
(画像形成材料)上の画像表面に製版処理剤供給機構の
インク着肉装置(6)及び湿し装置(7)からそれぞれ
印刷インキ及び湿し水を供給し、そして、画像形成材料
固定用ドラムとしての版胴(21)、ブランケット胴
(22)および圧胴(23)を接触回転させると共にブ
ランケット胴(22)と圧胴(23)との間に印刷紙を
供給して印刷する。斯かる操作は、従来公知の方法に従
って行うことが出来る。
度、各胴間を離間状態にし且つ圧胴(23)への紙の送
給を停止した状態とした後、(E):版材除去機構によ
り支持体(3)上の画像部分を除去して支持体(3)を
再生する。
ト胴(22)と圧胴(23)との間に汚染防止トレー
(86)配置をした後、版胴(21)を回転させなが
ら、版胴(21)上の感光性平版印刷版上の画像表面に
版材溶解液供給機構(81)から版材溶解液(例えばア
ルカリ水溶液または有機溶剤)を供給する。この操作に
より、画像が溶解し、支持体(3)が再生する。画像が
溶解せずに膨潤する様な場合は、版材剥離ローラー(8
2)によって膨潤した画像に物理刺激を与える、また
は、当該画像を付着させて除去する。
洗浄水供給機構(83)から洗浄水を供給する。この操
作により、支持体(3)の表面の版材溶解液が除去され
る。そして、廃液回収機構(84)により支持体(3)
の表面の残存する液体を拭き取るか又は吸引除去した
後、エアー式乾燥機構(85)により支持体(3)の表
面を乾燥する。
前記の製版工程(A〜C)に戻って同一の操作を繰り返
し行なう。従って、本発明においては、印刷機上で、製
版、印刷、再生の各工程が行われるため、作業が大幅に
効率化される。しかも、本発明においては、版胴(2
1)の上に固定された支持体(3)の上に製版を行なう
ため、版胴(21)に特別大きな改造を加える必要がな
く、しかも、支持体(3)の交換は安価かつ容易に行な
うことが出来るため、本発明の方法は経済的にも有利で
ある。
前記の各工程は、ケーシング(1)をスライドさせ、製
版装置の全体をケーシング(1)に収容して行われる。
斯かる態様において、ケーシング(1)は次の様に作用
する。すなわち、図1に示す装置(平版印刷機)は印刷
室内に配置される。一方、本発明においては、感光性版
材としては、前述の通り各種のポジ感光性組成物を使用
することが出来る。ケーシング(1)は、使用するポジ
感光性組成物に不適切な照明光を遮断する作用を奏す
る。
れた除塵フイルター(11)は次の様に作用する。すな
わち、上記の印刷室内は、通常、天井付近に給気口が配
置され且つ床付近に排気口が設けられた換気可能になさ
れている。この場合、除塵フイルター(11)を通過し
てケーシング(1)の開放された前面に向かう換気空気
流が形成される。その結果、製版、印刷、再生の各工程
で発生するミストが効率的に除去される。上記のミスト
は、上記の排気口に排気ダクト(12)を導通すること
により一層効率的に除去される。
(A)の感光性層の構成において、支持体上の感光性層
(塗布した感光性層溶液)を乾燥させる際、近赤外吸収
色素を含有する感光性層に対し、特定の光強度密度にて
近赤外光を特定時間照射し、感光性層中の近赤外吸収色
素によって光を熱に変換することにより、感光性層のみ
を発熱加熱して乾燥させるため、画像形成材料のドラム
支持体の大きな温度上昇を惹起することなく、しかも、
塗布した感光性層溶液だけを短時間で乾燥させることが
出来、効率的に画像形成材料を作製できる。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
mm)を5重量%の水酸化ナトリウム水溶液中で60℃
で1分間脱脂処理した後、0.5モル/リットルの濃度
の塩酸水溶液中において、温度25℃、電流密度60A
/dm2、処理時間30秒の条件で電解エッチング処理
を行った。次いで、5重量%水酸化ナトリウム水溶液中
で60℃、10秒間のデスマット処理を施した後、20
重量%硫酸溶液中において、温度20℃、電流密度3A
/dm2、処理時間1分の条件で陽極酸化処理を行っ
た。そして、80℃の熱水で20秒間熱水封孔処理を行
い、平版印刷版支持体用のアルミニウム板を作製した。
表面粗度計(小坂研究所社製、「SE−3DH」)によ
り上記のアルミニウム板の表面粗さを測定したところ、
平均粗さRaの値は0.60μmであった。
様に、三菱重工社製平版印刷機「1型ダイヤF−2」の
版胴上にアルミニウム板支持体を固定した後、アルミニ
ウム板支持体表面にワイヤーバーを使用して感光性版材
としての塗布液を塗布した。塗布液は、(A)成分の光
熱変換物質として、下記のインドール系色素3重量部、
(B)成分のアルカリ可溶性樹脂として、フェノール:
m−クレゾール:p−クレゾールの混合割合がモル比で
50:30:20の混合フェノール類と、ホルムアルデ
ヒドとの重縮合体から成るノボラック樹脂(Mw 9,
400)100重量部、および、クリスタルバイオレッ
トラクトン3重量部をメチルセロソルブ1000重量部
に対して室温で攪拌することにより調液した。
光性版材を塗布した後、版胴を周速毎分2mで回転し、
オリエンタルモーター社製送風機「MF930−BC」
を用い、回転するアルミニウム支持体上に、支持体から
25cm離間させた位置より25℃の空気を5分間送風
した。その際、版胴の表面から3cm離間した位置に光
加熱式乾燥機構として2本のハロゲンランプ(出力10
00W、発光効率85%、発光光ピーク1200nm、
照射面積250mm×60mmのウシオ電機社ハロゲン
ランプ)を配置し、アルミニウム板支持体表面の感光性
版材を2分間加熱乾燥した。ハロゲンランプの配置は、
その長方形照射面の長軸(250mm)が版胴の軸と平
行で且つ短軸(60mm)が版胴の円周方向となる様な
配置とした。そして、斯かる加熱乾燥により、乾燥膜厚
2.4μmの感光性層を有するポジ型感光性平版印刷版
を得た。上記の加熱乾燥時の照射光強度密度は、上記の
ランプの仕様から算出して5.7W/cm2であった。
に対し、版胴上に近接固定した露光装置(波長830n
m、30mWのアプライドテクノ社製の半導体レーザー
を光源とする露光装置)を使用し、各種の露光エネルギ
ーで20μm幅の細線画像を走査露光した。次いで、版
材溶解液供給機構の版材溶解液をアルカリ現像液に変更
し、版胴を毎時13000回転で回転させた状態におい
て、湿し水供給機構よりアルカリ現像液(富士写真フィ
ルム社製「DP−4」の12倍希釈液)を28℃で60
分間供給した。そして、洗浄水供給機構から版上に水を
供給して水洗することにより、細線画像を再現させたポ
ジ型平版印刷版を作製した。露光の際の感度は、20μ
幅の細線が再現する最小露光エネルギーとして200m
J/cm 2であった。
ジ型平版印刷版を平版印刷機(三菱重工業社製「1型ダ
イヤF−2」)の版胴に着脱自在に固定した後、その版
面に対し、湿し装置より湿し水(日研化学社製「アスト
ロNo.1 マークII」)を供給し、インキ着肉装置
より印刷インキ(東洋インキ社製「ハイエコーマゼン
タ」)を供給することにより、1,000枚の印刷を行
ったところ、良質な印刷物が得られた。
状態において、版面上の印刷インキを洗浄、除去した
後、付設した版材除去機構のローラにより版材溶解液と
してのプロピレングリコールモノメチルエーテルを版面
上に塗布してポジ画像を溶解させ、ガーゼで拭き取って
除去し、次いで、水洗することにより、アルミニウム板
支持体を再生した。
面に対し、版材供給機構のローラにより上記と同様のポ
ジ型感光性組成物塗布液を再度塗布し、上記の操作と同
様に加熱、乾燥させて感光性層を形成することによりポ
ジ型感光性平版印刷版を作製した後、引き続いて、露光
機構のレーザー光源により感光性層を走査露光し、版材
溶解液供給機構のローラによって上記と同様の現像液を
感光層上に供給して現像処理することにより、ポジ画像
を現出させて画像形成済みのポジ型平版印刷版を作製し
た。露光時の感度は、20μ幅の細線画像が再現する露
光エネルギーとして求めたところ、再生前と同様に20
0mJ/cm2であった。そして、斯かる露光エネルギ
ーで露光、現像処理したポジ型平版印刷版を使用し、2
回目の印刷として上記と同様に10,000枚の印刷を
行ったところ、高品質の印刷物が得られた。
を毎時100mにした以外は実施例1と同様の条件でレ
ーザー露光、アルカリ現像処理を施したところ、全く画
像が形成されなかった。
ンプのかわりに三菱電機社製ドライヤー「HD−95
0」(1200W)を使用し、版胴から1cm離間した
位置から幅3cm、140℃の温風を10分間送風して
温風加熱を行った後、実施例1と同様の条件でレーザー
露光、アルカリ現像処理を施したところ、全く画像が形
成されなかった。
版方法によれば、画像形成材料の感光性層の構成におい
て、支持体上の感光性層を乾燥させる際、近赤外吸収色
素を含有する感光性層に対し、特定の光強度密度にて近
赤外光を特定時間照射し、感光性層のみを発熱加熱して
乾燥させるため、画像形成材料のドラム支持体の大きな
温度上昇を惹起することなく、かつ、感光性層だけを短
時間で乾燥させることが出来、効率的に画像形成材料を
作製できる。
としてのレーザー製版装置の概念を示す縦断面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 近赤外吸収色素含有の感光性層を支持体
上に設け且つ光強度密度100Wcm-2以下の近赤外光
を0.1秒以上照射して感光性層を熱乾燥させることに
より感光性画像形成材料を構成した後、レーザー光線に
より毎秒0.1m以上の走査速度で走査画像露光を行
い、次いで、製版処理を施して感光性層により画像形成
することを特徴とするレーザー製版方法。 - 【請求項2】 画像形成材料固定用ドラム、版材供給機
構、製版処理剤供給機構および露光機構を少なくとも有
するレーザー製版装置を使用すると共に、(A):画像
形成材料固定用ドラム上に固定した支持体上に版材供給
機構から感光性版材を供給塗布して画像形成材料とな
し、次いで、(B):露光機構により画像形成材料を画
像露光した後、(C):画像露光済み画像形成材料上に
製版処理剤供給機構から製版処理剤を供給し、更に、必
要に応じて物理的刺激を与えることにより画像形成する
請求項1に記載のレーザー製版方法。 - 【請求項3】 (D):画像形成された画像形成材料の
画像表面にインキ着肉装置から印刷インキを供給し、そ
して、画像形成材料固定用ドラムを回転させると共に印
刷紙を供給して印刷した後、(E):版材除去機構によ
り支持体上の画像部分を除去して支持体を再生する請求
項2に記載のレーザー製版方法。 - 【請求項4】 画像形成材料が、700〜1300nm
の近赤外レーザー露光用光重合性画像形成材料、また
は、400〜420nmの青紫レーザー露光用光重合性
画像形成材料である請求項1〜3の何れかに記載のレー
ザー製版方法。 - 【請求項5】 画像形成材料が、画像露光用光源の光を
吸収して熱に変換する光変換物質(A)とノボラック樹
脂(B)を含有するポジ感光性組成物から成る700〜
1300nmの近赤外レーザー露光用ポジ型感光性版材
である請求項1〜3の何れかに記載のレーザー製版方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001382285A JP2003186182A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | レーザー製版方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001382285A JP2003186182A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | レーザー製版方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003186182A true JP2003186182A (ja) | 2003-07-03 |
JP2003186182A5 JP2003186182A5 (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=27592702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001382285A Pending JP2003186182A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | レーザー製版方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003186182A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006098100A1 (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 平版印刷版の製版方法及び画像露光装置 |
-
2001
- 2001-12-14 JP JP2001382285A patent/JP2003186182A/ja active Pending
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WO2006098100A1 (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 平版印刷版の製版方法及び画像露光装置 |
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