JP2003186022A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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JP2003186022A
JP2003186022A JP2001385233A JP2001385233A JP2003186022A JP 2003186022 A JP2003186022 A JP 2003186022A JP 2001385233 A JP2001385233 A JP 2001385233A JP 2001385233 A JP2001385233 A JP 2001385233A JP 2003186022 A JP2003186022 A JP 2003186022A
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Masanori Ando
雅徳 安藤
Akira Yoshida
昌 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向基板にスペーサ突起を備える液晶表示
装置及びその製造方法において、外周部及び画素領域で
の基板間の間隔の不均一や歪みを防止できるものを提供
する。 【解決手段】切り出し前の対向原基板200には、同一
の工程で作製された画素領域スペーサ突起210及び外
周部スペーサ突起211が備えられている。画素領域1
8にはカラーフィルタ層201,202が形成されてい
るが、対向電極205形成のためのプロセス上の要求か
ら外周部19には、カラーフィルタ層201,202が
配されていない。外周部スペーサ突起211の突出高さ
は、このカラーフィルタ層201,202の分だけ画素
領域スペーサ突起210の突出高さよりも小さくなって
しまうので、画素領域スペーサ突起210に突き当てら
れる個所に、厚型樹脂膜150の凹部12または抜き部
13を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の透過または反
射の状態を調整・制御するための液晶層が一対の基板の
間に保持された液晶表示装置及びその製造方法に関す
る。特には、一方の基板に厚型の樹脂膜が備えられ、他
方の基板にスペーサ突起が備えられる液晶表示装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CRTディスプレイに代わる表示
装置として、平面型の表示装置が盛んに開発されてお
り、中でも液晶表示装置は、軽量、薄型、低消費電力等
の利点から注目を集めている。特には、各画素電極にス
イッチ素子が電気的に接続されて成るアクティブマトリ
クス型液晶表示装置は、隣接画素間でクロストークのな
い良好な表示画像を実現できることから、液晶表示装置
の主流となっている。
【0003】以下に、TFT(Thin Film Transistor)を
スイッチ素子とする光透過型のアクティブマトリクス型
液晶表示装置を例にとり説明する。
【0004】アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
アレイ基板と対向基板との間に配向膜を介して液晶層が
保持されて成っている。アレイ基板においては、ガラス
や石英等の透明絶縁基板上に、複数本の信号線と複数本
の走査線とが絶縁膜を介して格子状に配置され、格子の
各マス目に相当する領域にITO(Indium-Tin-Oxide)等
の透明導電材料からなる画素電極が配される。そして、
格子の各交点部分には、各画素電極を制御するスイッチ
ング素子としてのTFTが配置される。TFTのゲート
電極は走査線に、ドレイン電極は信号線にそれぞれ電気
的に接続され、さらにソース電極は画素電極に電気的に
接続されている。
【0005】対向基板は、ガラス等の透明絶縁基板上に
ITOから成る対向電極が配置され、またカラー表示を
実現するのであればカラーフィルタ層が配置されて構成
されている。
【0006】液晶表示装置の外周部では、アレイ基板が
対向基板から突き出して棚状の接続領域をなしており、
この接続領域に配列される接続パッドと、外部駆動系統
からの入力を行うための端子とが接続される。また、対
向基板の端縁の部分とアレイ基板との間にシール材が配
置されて、液晶層の四周を封止している。
【0007】液晶層の配置領域内には、液晶層の厚みを
均一にするための多数のスペーサが配されている。スペ
ーサは、いずれかの基板に散布される非固定の球状タイ
プが用いられていたが、最近は、いずれかの基板上に成
膜及びパターニングにより形成された柱状スペーサや、
散布後に融着により位置が固定される球状タイプなども
用いられている。
【0008】例えば、特願平10−193303におい
ては、対向基板上に、樹脂層を領域ごとに染色してなる
カラーフィルタ層と、このカラーフィルタ層の上に配置
されるスペーサ突起とを備えるものが開示されている。
これにより、液晶層の厚さのばらつきを低減することが
でき、これにより、局所的なコントラスト比のずれ等に
起因する表示画像の劣化を防止することができる。
【0009】ところが、柱状スペーサを画像表示領域内
にのみ配列した場合には、基板間の間隔が不均一とな
り、液晶層の厚みの不均一に起因する表示不良を引き起
こすことがあった。これは、液晶表示装置を組み立てる
ための圧着の工程、または2枚重ねの大判の原基板から
各液晶表示装置に相当する部分を切り出す工程におい
て、周縁部にスペーサ等を配することなしに押圧を行う
と周縁部での基板間の間隔が小さくなる結果、基板に歪
みが生じ、シール材より内側の画像表示領域内において
もシール材に近接した個所では基板間の間隔が小さくな
るなど、基板間間隔の不均一に起因する画像品位の低下
を招く。
【0010】そこで、周辺領域にも画像表示領域内と同
一の高さの柱状スペーサを配置することが行われている
(例えば特願平10−193304)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一方、対向基板または
アレイ基板上の成膜パターンの中には、シール材より内
側の領域にのみ設けられるものもある。
【0012】例えば、対向電極をなすITO膜は、対向
電極のシール材より内側にのみ設けられて、特定の給電
経路を通じて外部からの給電が行われる。対向電極をな
すITO膜は、対向電極の周縁部を遮蔽する金属板パタ
ーンの存在下に、ITOのスパッタリングを行って作製
している。
【0013】また、このとき、対向基板上に設けられる
カラーフィルタ層もシール材より内側の領域にのみ配置
することが行われている。これは、カラーフィルタ層が
周縁部に配置されたままで上記金属板パターンをセット
した場合に、該金属板パターンにカラーフィルタ層の材
料が付着し汚染の原因となるためである。
【0014】ところが、このようにカラーフィルタ層と
いった、ある程度の厚みのある層を周縁部で省くとする
と、この上に設ける柱状スペーサ突起の寸法が同じで
も、実際上の突出高さは、周縁部において、画像表示領
域におけるよりも小さくなってしまう。
【0015】そのため、やはり、基板に歪みが生じ、シ
ール材より内側の画像表示領域内においてもシール材に
近接した個所では基板間の間隔が小さくなるなど、基板
間間隔の不均一、すなわち液晶層の厚みの不均一を引き
起こし、これが画像品位の低下を招く。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、一対の基板間に液晶材料が保持され、スペーサ
突起が少なくとも一方の基板に設けられた液晶表示装置
及びその製造方法において、外周部及び画素領域での基
板間の間隔の不均一や歪みを防止することのできるもの
を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、液晶層と、この液晶層を挟み込んで保持する第1及
び第2の基板と、前記液晶層を四周から封止するととも
にこれら第1及び第2の基板を貼り合わせるシール材
と、前記第1基板上にて前記シール材より内側の画素領
域、及び前記シール材より外側の外周部にそれぞれ設け
られる画素領域スペーサ突起、及び外周部スペーサ突起
と、前記第1基板上にあって、前記画素領域スペーサ突
起に重ね合わされて前記画素領域における基板間間隔を
規制するとともに、前記外周部スペーサ突起を含む領域
にて省かれる第1の成膜パターンと、前記第2基板上に
あって、画素領域及び外周部に配される第2の成膜パタ
ーンとを備える液晶表示装置において、前記第2の成膜
パターンが、前記外周部スペーサ突起に重ね合わされて
前記外周部における基板間隔を規制しており、前記画素
領域スペーサ突起に突き当てられる個所には凹部又は抜
き部を備えることを特徴とする。
【0018】上記構成により、外周部及び画素領域での
基板間の間隔の不均一や歪みを防止することができる。
【0019】本発明の具体的な態様においては、前記第
2の成膜パターンが厚さ1μm以上の樹脂膜からなる。
【0020】また、さらなる具体的な態様においては、
前記抜き部または凹部が、前記一対の基板を重ね合わせ
る際の位置合わせマージンを吸収する寸法だけ、例えば
4〜8μmだけ、前記画素領域スペーサ突起の先端部よ
りも大きい寸法に形成される。
【0021】
【発明の実施の形態】実施例1の液晶表示装置及びその
製造方法について図1〜2を用いて説明する。
【0022】図1は、個々の液晶表示装置を切り出す前
であって周辺の不要部を切り落とす前の貼り合わせ後の
大判基板300について示す積層断面図である。すなわ
ち、アレイ原基板100と対向原基板200とをそれぞ
れ作製した後、シール材400を介して貼り合わせた際
の様子を模式的に示す。
【0023】図1に示すように、対向原基板200に、
画素領域スペーサ突起210及び外周部スペーサ突起2
11が設けられている。これらは、同一の工程で形成さ
れ、基板の厚さ方向の寸法が等しい。
【0024】シール材400より内側の画素領域18、
及び、シール材400より外側の外周部19のいずれに
おいても、対向原基板300上のスペーサ突起210ま
たは211と、アレイ原基板100上の厚型樹脂膜15
0とが重ねられることにより、アレイ原基板100と対
向原基板300との間の間隔を規制している。
【0025】対向原基板300上にあって画素領域で
は、カラーフィルタ層202または203と、対向電極
をなすITO膜205とが設けられ、さらには遮光層2
01が設けられるのに対し、外周部ではこれらが設けら
れない。そのため、絶縁基板からの画素領域スペーサ突
起210の突出高さは、これらの分だけ、外周部スペー
サ突起211の突出高さよりも大きい。
【0026】このため、実施例1においては、この突出
高さを打ち消すように、アレイ原基板100上の厚型樹
脂膜150のパターンにスペーサ突起受け入れ用凹部1
2が設けられている。スペーサ突起受け入れ用凹部12
の左右及び前後の寸法は、例えば、画素領域スペーサ突
起210の先端部の対応する寸法よりも、4〜8μmだ
け、より詳しくは約6μmといった寸法だけ大きく形成
される。このようにすることで、アレイ原基板100と
対向原基板300との位置合わせズレを吸収する位置合
わせマージンdを設ける。
【0027】図示の例で、外周部スペーサ突起211
は、アレイ基板の端縁に相当するスクライブ切断線16
よりも内側であって、対向基板の端縁に相当するスクラ
イブ切断線17よりも外側にある。
【0028】以下に、実施例1の液晶表示装置の製造方
法について詳細に説明する。
【0029】まず、アレイ原基板100の製造工程につ
いて図2を用いて説明する。
【0030】(1) 第1のパターニング ガラス基板118上に、スパッタ法によりモリブデン−
タングステン合金膜(MoW膜)を230nm堆積させ
る。そして、第1のマスクパターンを用いるパターニン
グにより、対角寸法2.2インチ(56mm)の長方形
領域ごとに、176本の走査線111、その延在部から
なるゲート電極111a、及び、走査線111と略同数
の幅の広い補助容量線を形成する。
【0031】(2) 第2のパターニング まず、ゲート絶縁膜115をなす350nm厚の酸化・
窒化シリコン膜(SiONx膜)を堆積する。表面をフ
ッ酸で処理した後、さらに、TFT107の半導体膜1
36を作成するための50nm厚のアモルファスシリコ
ン(a-Si:H)層、及び、TFT107のチャネル保
護膜121等を形成するための膜厚200nmの窒化シ
リコン膜(SiNx膜)を、大気に曝すことなく連続し
て成膜する。
【0032】レジスト層を塗布した後、第1のパターニ
ングにより得られた走査線111等のパターンをマスク
とする裏面露光技術により、各ゲート電極111a上に
チャネル保護膜21を作成する。
【0033】(3) 第3のパターニング 良好なオーミックコンタクトが得られるように、アモル
ファスシリコン(a-Si:H)層の露出する表面をフッ
酸で処理した後、低抵抗半導体膜137を作成するため
の50nm厚のリンドープアモルファスシリコン(n
a-Si:H)層を上記と同様のCVD法により堆積す
る。
【0034】この後、スパッタ法により、25nm厚の
ボトムMo層、250nm厚のAl層、及び、50nm
厚のトップMo層からなる三層金属膜(Mo/Al/Mo)を
堆積する。
【0035】そして、第2のマスクパターンを用いて、
レジストを露光、現像した後、a-Si:H層、na-
Si:H層、及び三層金属膜(Mo/Al/Mo)を一括して
パターニングする。この第3のパターニングにより、対
角寸法2.2インチ(56mm)の長方形領域ごとに、
220×3本の信号線131と、各信号線131から延
在するドレイン電極132と、ソース電極133とを作
成する。
【0036】(4) 第4のパターニング 上記のように得られた多層膜パターンの上に、200n
m厚の窒化シリコン膜からなる層間絶縁膜140を堆積
した後、ソース電極133上の層間絶縁膜140を除去
してコンタクトホール142を作成する。
【0037】(5) 第5のパターニング 上記第4のパターニングに用いたレジストパターンを剥
離した後、アクリル樹脂からなるポジ型の感光性の硬化
性樹脂液150aを、コーターにより、乾燥後膜厚が2
μmとなるよう均一に塗布する。そして、以下に説明す
るような露光操作を行った後、現像、ポストベーク、及
び未硬化樹脂を除去する洗浄操作を行う。
【0038】図2に示すように、所定の領域にて、画素
電極用凹部156やスペーサ突起用凹部12を設けるた
めの弱い露光を行う。
【0039】露光走査の際に、例えば、2枚重ねのマス
クパターンを用い、ある露光時間の経過後に一方のマス
クパターンを外すことにより、所定の領域で一方のマス
クパターンを外したときから露光が開始するようにする
ことができる。このように所定領域弱い露光を行うこと
により、例えば1μmの深さをもつ、画素電極用凹部1
56及びスペーサ突起用凹部12が設けられる。
【0040】上記コンタクトホール142に連続するコ
ンタクトホール152を設ける個所等では強い露光が行
われて、樹脂層が残らないこととなる。
【0041】画素電極161を配置する領域では、多数
の画素電極用凹部156が設けられることにより、反射
型の画素電極161に光散乱機能をもたせるための凹凸
パターンが形成される。
【0042】この厚型樹脂膜150は、図示の例で、液
晶表示装置に組み立てられた場合に液晶層の厚さを略均
一にする平坦化膜の役割を果たすとともに、画素電極を
信号線等に重ねられるようにすることで、光利用効率を
向上させる役割を果たす。
【0043】上記の説明において、厚型樹脂膜150が
ポジ型の感光性樹脂により形成されるとして説明した
が、ネガ型の感光性樹脂を用いることも可能である。こ
の場合、露光を行わない領域と、強い露光を行う領域と
が入れ替わるが、弱い露光を行う領域は全く同様であ
る。
【0044】また、上記の説明においては、2枚のマス
クパターンを用いることにより積算露光量に段差を設け
たが、所定領域にメッシュパターンを有するマスクパタ
ーンを用いる、いわゆるハーフトーンパターニングを採
用することにより積算露光量に段差を設けることもでき
る。
【0045】(6) 第6のパターニング スパッタ法により100nm厚のアルミニウム(Al)
層を堆積した後、第5のマスクパターンを用いてレジス
トパターンを形成後、アッシングによりレジストパター
ンを除去する。そして、ドライエッチングによるパター
ニングにより、画素電極161を作成する。
【0046】次ぎに、対向原基板200の製造工程につ
いて簡単に説明する。
【0047】(2-1) ブラックマトリクスの形成 まず、遮光層201のパターンが形成される。遮光層2
01は、シール材400パターン内にあって各TFT1
07を遮光する個所と、柱状スペーサ201を設ける個
所とに設けられる。
【0048】(2-2) カラーフィルタ層の形成 次いで、各画素ドットにレッド(R)、ブルー(B)、
グリーン(G)の原色を割り当てて配置するための堆積
及びパターニングが繰り返されて、各色のカラーフィル
タ層202,203が形成される。
【0049】(2-3) 対向電極をなすITO膜の形成 この後、シール材400パターンの内側で対向電極をな
すITO膜205が設けられる。この際、金属板パター
ンからなるマスクを、直接、基板上の所定個所に載置し
て、スパッタリングによるITO膜205の堆積を行
う。この際、金属板パターンからなるマスクは、カラー
フィルタ層202,203の配置領域より外の個所を覆
うように載置されるので、カラーフィルタ層の材料によ
りマスクが汚染されるおそれがない。
【0050】(2-4) スペーサ突起の形成 スピンコータまたはカーテンコーターを用いて、アクリ
ル系樹脂等の光硬化性樹脂を約3μmの均一な厚さに塗
布する。そして、マスクパターンを用いる露光及び現像
の操作により、画素領域スペーサ突起210及び外周部
スペーサ突起211を形成する。
【0051】このようにしてアレイ原基板100及び対
向原基板200を作成した後、いずれかの原基板にシー
ル材が塗布されて圧着、硬化を行った後、上記のような
スクライブによる切り出しが行われる。切り出しの後、
液晶材料の注入及び注入口の封止により表示パネル本体
10が作成してから、TCP及び駆動回路基板の装着、
及びフロントライト装置の組み付けを経て液晶表示装置
が完成される。
【0052】次ぎに、図3を用いて実施例2について説
明する。
【0053】実施例2においては、膜厚の大きいカラー
フィルタ層202’,203’が対向原基板200に備
えられる。また、図示の例で、膜厚の、より大きい遮光
層201’が設けられている。そのため、画素領域スペ
ーサ突起210の突出寸法と、外周部スペーサ突起21
1の突出寸法との差は、厚型樹脂膜150の厚みに略等
しい。
【0054】そこで、画素領域スペーサ突起210が突
き当てられる個所には、実施例1の凹部12に代えて、
樹脂膜が完全に省かれた抜き部13が設けられている。
実施例2のように抜き部13とする場合には、アレイ原
基板100の製造工程において画素電極用凹部156を
設ける必要のない場合にも、工程負担を増加させること
がない。
【0055】図4には比較例について示す。比較例で
は、実施例2と同様の構成において、抜き部12が設け
られていない。そのため、外周部スペーサ突起211
と、厚型樹脂膜150との間には、比較的大きなギャッ
プGが形成されている。
【0056】実際に液晶表示装置を作成した場合にも、
実施例1及び実施例2では、基板間間隔の不均一に起因
する表示不良が全く見られなかったのに対し、比較例で
は、シール材の近傍で表示不良が認められた。
【0057】以上に説明した実施例によると、外周部に
おける基板間隔保持構造と画素領域における基板間隔保
持構造とで、保持する間隔を等しくすることができる。
そのため、基板の歪み、及び液晶層の厚さのばらつきに
起因する表示性能の劣化を防止することができる。しか
も、製造工程を何ら増加させるものでないため、工程負
担や製造コストを何ら増大させるものでない。
【0058】上記実施例において、外周部スペーサ突起
211は、スクライブ除去される部分に設けられるもの
として説明したが、製品中に残留するものであっても全
く同様である。
【0059】
【発明の効果】外周部及び画素領域での基板間の間隔の
不均一や歪みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の液晶表示装置の製造方法について説
明するための、アレイ原基板と対向原基板とを貼り合わ
せた大判基板の模式的な積層断面図である。
【図2】実施例1の液晶表示装置の製造方法における、
厚型樹脂膜の形成工程について示す模式的な積層断面図
である。
【図3】実施例2の液晶表示装置の製造方法について説
明するための、図1に対応する積層断面図である。
【図4】比較例の液晶表示装置の製造方法について説明
するための、図1に対応する積層断面図である。
【符号の説明】
12 厚型樹脂膜のスペーサ突起受け入れ用凹部 13 厚型樹脂膜の抜き部 18 画素領域 19 外周部 150 厚型樹脂膜 210 画素領域スペーサ突起 211 外周部スペーサ突起 400 シール材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶層と、この液晶層を挟み込んで保持す
    る第1及び第2の基板と、前記液晶層を四周から封止す
    るとともにこれら第1及び第2の基板を貼り合わせるシ
    ール材と、 前記第1基板上にて前記シール材より内側の画素領域、
    及び前記シール材より外側の外周部にそれぞれ設けられ
    る画素領域スペーサ突起、及び外周部スペーサ突起と、 前記第1基板上にあって、前記画素領域スペーサ突起に
    重ね合わされて前記画素領域における基板間間隔を規制
    するとともに、前記外周部スペーサ突起を含む領域にて
    省かれる第1の成膜パターンと、 前記第2基板上にあって、画素領域及び外周部に配され
    る第2の成膜パターンとを備える液晶表示装置におい
    て、 前記第2の成膜パターンが、前記外周部スペーサ突起に
    重ね合わされて前記外周部における基板間隔を規制して
    おり、前記画素領域スペーサ突起に突き当てられる個所
    には凹部又は抜き部を備えることを特徴とする液晶表示
    装置。
  2. 【請求項2】前記第2の成膜パターンが厚さ1μm以上
    の樹脂膜からなることを特徴とする請求項1記載の液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】前記抜き部または凹部が、前記一対の基板
    を重ね合わせる際の位置合わせマージンを吸収する寸法
    だけ、前記画素領域スペーサ突起の先端部よりも大きい
    寸法に形成されることを特徴とする請求項1記載の液晶
    表示装置。
  4. 【請求項4】第1の絶縁基板上に、走査線、信号線及び
    画素電極を含む導電層パターンを形成する一連の工程
    と、 前記第1の絶縁基板上に、前記一連の工程の途中または
    終了後に厚さ1μm以上の樹脂膜を形成する工程と、 第2の絶縁基板上の画素領域にカラーフィルタをなす着
    色膜のパターンを形成する工程と、 前記着色膜のパターンより外の個所に金属板パターンの
    マスクをあてがうことにより周縁部以外にて対向電極を
    なす導電膜を堆積する工程と、 前記第2の絶縁基板上に、前記着色膜に積層される画素
    領域スペーサ突起、及び前記着色膜のパターンの外に位
    置する外周部スペーサ突起を同時に形成する工程と、 これらの工程の後に、シール材を介して前記第1及び第
    2の絶縁基板を貼り合わせる工程とを含む液晶表示装置
    の製造方法において、 前記樹脂膜が、前記画素領域スペーサ突起に突き当てら
    れる個所に抜き部または凹部を備えることを特徴とする
    液晶表示装置の製造方法。
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